JP2015127754A - 画像形成装置及びその調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体上に形成される画像の濃度が記録媒体によって変化することがある。それを補正し同一濃度にするためには、同一画像を出力した際に記録媒体ごとに異なる使用トナー量になるため記録媒体によってトナーを使用しすぎる事があり、定着不良が飛び散り等の画質劣化を引き起こす。【解決手段】中間転写体で取得した記録媒体非依存の濃度と記録媒体上で取得した記録媒体依存の濃度から使用トナー量を推定し、そのトナー量となるプロセス条件と、それを基準としてトナー量を変化させたプロセス条件で、それぞれパッチをターゲットの印刷媒体に形成する。そのパッチの濃度を測定し、ターゲット濃度となったプロセス条件を特定し、その条件で画像を形成する共に、その条件でのターゲット濃度のトナー消費量を1色成分あたりの最大トナー量として、上限のトナー載り量を、濃度の尺度に変換する。【選択図】図6

Description

本発明は、感光体、中間転写体等像担持体にトナーを付着させ用紙表面に転写することで出力画像を得る画像形成装置において、トナー像の画像濃度に影響を与える濃度制御因子を変化させながら最適値を調整する画像形成装置及びその調整方法に関するものである。
プリンタあるいは複写機等の画像形成装置に用いられる画像記録方式として、電子写真方式が知られている。電子写真方式は、主にレーザービームを利用して感光ドラム上に潜像を形成して、帯電した記録剤(以下、トナーと称する)により現像するものである。画像の記録は、現像されたトナーによる画像を転写して定着させることにより行う。このトナーをCyan、Magenta、Yellow、Black(以降これらの色をまとめてCMYKと称する)の4色用いる事でフルカラー画像を形成する事が可能になる。
このカラー画像形成装置においては、画像濃度の安定性を向上させるためのキャリブレーション処理がいくつか実行される。
具体的なキャリブレーション処理の方法について説明する。まず、階調パターンなどの特定パターンを紙等の記録媒体上に印字し、その階調パターンをリーダースキャナなどの画像読取装置で読み取る方法がある。この方法の場合、読み取った結果得られる情報をプリンタ等の画像形成装置の階調性を補正するγ補正などの画像形成条件にフィードバックさせることで、キャリブレーションを実行する。
また、他の方法として、装置内で所定濃度レベルのパッチパターンをトナー像として中間転写体に複数点形成し、装置内に設けられたセンサによってそれらのパッチパターンの濃度を測定する方法もある。この場合、測定結果に基づいて入力レベルに対する濃度特性を算出し、印刷データにおける入力濃度レベルが所定の標準濃度値になるように濃度補正テーブルを生成し画像形成条件にフィードバックさせることで、キャリブレーションを実行する。これらの処理により出力画像の濃度の安定性を維持している。
しかし、上記画像形成装置から得られた出力画像の品質は、記録媒体表面における繊維の凹凸や、生成過程に起因する表面平滑性(以降これらを表面性と称する)に大きく依存する。すなわち表面性が粗い記録媒体を用いた場合と、表面性が滑らかな記録媒体を用いた場合とでは、同一条件でプリントしても出力画像濃度に違いが出てくる。具体的には、表面性が粗い記録媒体の場合、記録媒体の繊維の隙間にトナーが入り込み薄く見えてしまう。この結果画像の濃度が薄く見えるだけでなく細線の描画が途切れて見えてしまう事もあり出力画像の品位が低下する。これら課題に対しては記録媒体表面性に応じた使用トナー量を制御する技術が開示されている(例えば特許文献1)。
特開2000−89532号公報
しかしながら上述の記録媒体に応じたトナー量制御技術においてはその記録媒体の表面性が既知である必要がある。しかし、ユーザーによって多種多様な記録媒体が用いられる可能性があるため、それらすべてに対応するのは困難である。
またスキャナなどの画像読取装置で記録媒体に印字されたパターンを読み取り、その記録媒体に応じた適切な濃度の画像を再現するように制御する場合、記録媒体の表面性が未知であると、所望の濃度の画像を再現するためのトナー使用量がわからない。このため特に表面性の粗い記録媒体では、所望の濃度の画像を再現するために多量のトナーを使用してしまうことがある。これにより、画像を定着する時にトナー圧着できず定着不良を起こしたり、トナーの飛び散りを起こしたりしてしまう。
このように、記録媒体の性質について未知の状態のまま使用トナー量を推定し、所望の濃度の画像を再現させながら、画像定着時に定着不良を起こさないトナー総量に制限する制御が困難であった。
上記課題を解決すべく、本発明の画像形成装置は、以下の構成を有する。
画像形成に用いる単位面積当たりの記録剤の量の上限値が予め定められた画像形成装置であって、
形成される濃度が異なる複数とおりの条件で、印刷媒体として使用しない媒体にパッチを形成し、各パッチに対応する記録剤の使用量を算出する算出手段と、
算出した前記記録剤の使用量に基づいて、複数の異なる条件により記録剤の使用量の異なる複数のパッチをターゲットの印刷媒体に形成する形成手段と、
前記ターゲットの印刷媒体に形成した前記複数のパッチの濃度を測定し、ターゲット濃度のパッチを特定する手段と、
前記複数の異なる条件のうち、前記ターゲット濃度のパッチに対応した条件を画像形成の条件として記憶する手段と、
前記ターゲット濃度のパッチに対応した記録剤の使用量に基づいて、前記上限値を濃度値の総和に換算する手段とを有する。
本発明によって、記録媒体の表面性が未知であっても所望の濃度を再現するために使用するトナー量を推定し、目標となる単色階調性を再現しながら、画像定着時に定着不良を起こさないトナー総量に制限する制御が可能になる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 画像形成装置におけるプリントエンジンの詳細構成図である。 実施形態1におけるプリント画像処理のフロー図である。 実施形態1におけるトナー総量制御の詳細説明フロー図である。 実施形態1における入力と出力濃度の関係およびγ補正を示した図である。 実施形態1におけるキャリブレーション処理のフロー図である。 実施形態1における中間転写体上のパッチのイメージ図である。 実施形態2におけるキャリブレーション処理のフロー図である。 実施形態2における記録媒体上のパッチのイメージ図である。 実施形態2における入力と出力濃度の関係およびγ補正を示した図である。 実施形態3におけるプリント画像処理のフロー図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
<画像形成装置の構成>
図1は実施例の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置は、画像読取部101、画像処理部102、記憶部103、CPU 104および画像出力部105およびUI部106および受信部107を備える。なお、画像形成装置は、画像データを管理するサーバ、プリントの実行を指示するパーソナルコンピュータ(PC)などにネットワークなどを介して接続可能である。
画像読取部101は、原稿となる用紙を原稿台に置き、スキャン走査をして読み取り、画像データを出力するリーダーデバイスである。Red Green Blueの3ラインのセンサを有しており、画像データとしてRGBそれぞれ8bitのデータを取得することができる。
画像処理部102は、画像読取部101や送受信部107等より外部から入力される画像データを含む印刷情報を中間情報(以下「オブジェクト」と呼ぶ)に変換し、記憶部103のオブジェクトバッファに格納する。さらに、バッファしたオブジェクトに基づきビットマップデータを生成し、記憶部103のバッファに格納する。その際、CMYKへの色変換処理や、γ補正処理等を行う。詳細に関しては後述する。
記憶部103は、ROM、RAM、ハードディスク(HD)などから構成される。ROMは、CPU104が実行する各種の制御プログラムや階調制御プログラム、画像処理プログラムを格納する。RAMは、CPU104がデータや各種情報を格納する参照領域や作業領域として用いられる。また、RAMとHDは、上記のオブジェクトバッファの記憶などに用いられる。また、画像処理に必要な処理パラメータ(ルックアップテーブル等)も併せて記憶しておく。このRAMとHD上で画像データを蓄積し、ページのソートや、ソートされた複数ページにわたる原稿を蓄積し、複数部プリント出力を行う。
画像出力部105は、記録紙などの記録媒体にカラー画像を形成して出力するプリンタエンジンである。詳細の構成は後述する。UI部106は、画像処理部での画像処理の種類やレベル調整等を装置へ指示するための操作を行う。例えば前述の画像調整処理の調整量等の設定を行う。送受信部107は、外部からプリント用の画像データを受け取り記憶部103への保存や出力部105への出力を行う。また記憶部103内に蓄積されている画像データを機器の外へ送信出力する。
<プリンタエンジンの構成>
図2は画像出力部105のプリンタエンジンをより詳細に記載したもので、本実施形態に係る電子写真方式のカラー画像処理装置であるプリンタエンジンの詳細な構成を示す図である。この構成では色の構成順序がイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)、ブラック(Black)の順になっているためこの図の説明ではYMCKと表現する。
帯電手段は、YMCKの色毎に感光体201Y、201M、201C、201Kを帯電させるための4個の注入帯電器202Y、202M、202C、202Kを備える構成である。各注入帯電器にはスリーブ202YS、202MS、202CS、202KSを備えている。
感光体201Y、201M、201C、201Kは、駆動モータ203Y、203M、203C、203Kの駆動力が伝達されて回転するもので、駆動モータは感光体201Y、201M、201C、201Kを画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。
露光手段は、感光体201Y、201M、201C、201Kへスキャナ部204Y、204M、204C、204Kより露光光を照射する。そして、感光体201Y、201M、201C、201Kの表面を選択的に露光することにより、静電潜像を形成するように構成されている。ここでスキャナ部204Y、204M、204C、204Kは複数の露光光を照射できるマルチレーザービームを備えている。このレーザービームの光量や感光体の露光電位を調整することで静電潜像の電位差が大きくなり、以降続く現像手段でのトナー像の濃度を調整することが可能になる。レーザービームの光量及び感光体の電位を含むこれらの設定条件を総称してプロセス条件と呼ぶことにし、目標とする出力濃度を出すためのプロセス条件決定の詳細フローに関しては後述する。
現像手段は、前記静電潜像を可視化するために、YMCKの色毎に現像を行う4個の現像器205Y、205M、205C、205Kを備える構成で、各現像器には、スリーブ205YS、205MS、205CS、205KSが設けられている。尚、各々の現像器205Y、205M、205C、205Kは脱着が可能である。
転写手段は、感光体201Y、201M、201C、201Kから中間転写体206へ単色トナー像を転写するために、中間転写体206を時計周り方向に回転させる。そして感光体201Y、201M、201C、201Kとその対向に位置する一次転写ローラ207Y、207M、207C、207Kの回転に伴って、単色トナー像を転写する。一次転写ローラ207に適当なバイアス電圧を印加すると共に感光体201Y、201M、201C、201Kの回転速度と中間転写体206の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写体206上に転写する。これを一次転写という。
更に転写手段は、ステーション毎に単色トナー像を中間転写体206上に重ね合わせ、重ね合わせた多色トナー像を中間転写体206の回転に伴い二次転写ローラ208まで搬送する。
更に記録媒体209を給紙トレイ210aあるいは給紙トレイ210bから二次転写ローラ208へ狭持搬送し、記録媒体209に中間転写体206上に形成された多色トナー像を転写する。この二次転写ローラ208に適当なバイアス電圧を印加し、静電的にトナー像を転写する。これを二次転写という。二次転写ローラ208は、記録媒体209上に多色トナー像を転写している間、位置208aで記録媒体209に当接し、印字処理後は位置208bに離間する。
定着装置215は、記録媒体209に転写された多色トナー像を記録媒体209に溶融定着させるために、記録媒体209を加熱する定着ローラ211と記録媒体209を定着ローラ211に圧接させるための加圧ローラ212を備えている。定着ローラ211と加圧ローラ212は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ213、214が内蔵されている。定着装置215は、多色トナー像を保持した記録媒体209を定着ローラ211と加圧ローラ212により搬送するとともに、熱および圧力を加え、トナーすなわち記録剤を記録媒体209に定着させる。
トナー定着後の記録媒体209は、その後排出ローラ(不図示)によって排紙トレイ(不図示)に排出して画像形成動作を終了する。クリーニング部216は、中間転写体206上に残ったトナーをクリーニングするものであり、中間転写体206上に形成された4色の多色トナー像を記録媒体209に転写した後に残った廃トナーは、廃トナーボトル(不図示)に蓄えられる。濃度補正の際、非画像形成領域に形成されたパッチパターンに使用したトナーも、このクリーニング手段216により、廃トナーとして処理される。
また使用したトナー量を、形成された画像毎にYMCKそれぞれについて推定し、現像器205Y、205M、205C、205Kに対して使用したトナーの補給を補給機構220Y、220M、220C、220K、にて行う。この画像毎の使用トナー量(すなわち記録剤の使用量)は出力する画像の中身によって異なるため、出力する毎にCPU104からその値の通知を受け補給動作を行う。
濃度補正のために中間転写体206に生成したパッチパターンは、中間転写体上のトナー像をLED217とフォトダイオード218から構成されたフォトセンサ219で電気信号に変換しA/D変換された後、CPU104に通知され制御に用いられる。このセンサ値を用いた濃度補正に関しても詳しくは後述する。
<画像出力処理>
図3を用いて画像処理部102におけるプリント画像を得るためのプリント画像出力の処理のフローについて説明する。このプリント処理への入力画像は、ユーザーがコピーを指示した場合のプリントであれば画像読取部101からの、外部からのプリントであれば送受信部107にて受け取るRGB画像になる。
S301において画像読取部101や送受信部107等より外部から入力される画像データをプリンタデバイスに応じたCMYKの色空間のCMYK画像データに変換する。通常入力画像はRGBで構成されているため、CMYK色空間への変換には公知の三次元ルックアップテーブルを用いる事で非線形な変換を実現する。このテーブルは記憶部103に保存されており、出力の値は画素単位に0〜255の8ビット(bit)で表現されているものとする。各色成分の値は、各色0であればトナー未使用(白)を示し、値が大きくなるにつれて濃度は濃くなり、255でターゲットとしている最大の濃さを意味する。
続くS302で画像処理部102は前処理で得られたCMYKの信号に対して各色に対して濃度の調整を行う。信号が各色濃度に対応しているため、この調整で信号を増やせば濃く、減らせば薄くなるよう調整される。この処理に対してもっとも簡単な処理としては入力に対してゲイン(gain)を掛けてオフセット(ofst)を加える事が考えられ、例えば入力Cに対して出力C'はC' = C × gain + ofstで示される。濃くする場合にはgainの値は1より大きな値になり、ofstも0より大きい値にする。逆に薄くする場合にはgainは1より小さな正の値になり、ofstも0より小さい値にする。なにも調整しない場合にはgain=1、ofst=0となる。なお前述のように各色成分値は0〜255の間で値を取る8bitデータなので、0を下回る値は0へ、255を上回る値は255へクリップする。この調整指示はUI部106から行われ、ユーザーの好みを反映させ事が可能になる。
続くS303で画像処理部102は前処理で処理されたCMYKの信号に対してトナー総量規制の処理を行う。これはある単位面積の中での4色合計使用トナー量が規定量を超えると定着に必要な熱容量が足りず定着不良を起こしてしまう場合があるため、定着可能な量に規制するための処理である。この工程の詳細は図4を参照して詳述する。
続くS304で画像処理部102は前処理で得られたCMYKの信号(色成分値)に対して出力部105の濃度階調特性に応じたγ補正処理を行う。図5にその代表的な濃度階調特性例を示す。通常続くディザ処理の結果、出力部105は濃度に対して線形な反応をしない。図5の特性曲線501が入力に対する出力の階調性(濃度)の例を示している。例えばハイライト部(出力濃度が低い部分)においては入力に対してなかなか濃度が立ち上がらず逆にダーク部(出力濃度が高い部分)においては入力に対して階調がつぶれて(すなわち飽和して)しまっている。これを補正するためにターゲットとなる階調性502に対して対称な形を持つ補正曲線503の様な補正テーブルを適用することで入力信号に対してリニアに出力濃度が出る様に補正する。補正前の入出力の関係は非線形な特性を持つことが多いのでこの処理は入力に対して出力が1対1の関係を持つ1次元ルックアップテーブルを用いた変換により実現する。この処理はCMYKの色ごとにディザマトリクスが異なる事を考慮し、CMYK独立に異なるルックアップテーブルを用いて処理を行う。なおこの処理におけるテーブルも記憶部103に保存されており、出力も1画素単位8bitデータとなる。
続くS305で画像処理部102は前処理で得られた8bitのCMYKの信号に対してディザ処理を施し画像を2値化する。この処理も公知のディザマトリクスを用いたディザ法を用いてパターン変換を行う事で実現する。ディザ法では色毎に異なるスクリーン角度を持たせたパターンを用いる事で4色の混色モアレを軽減させるため、通常色によって異なるディザマトリクスを用いる。これに大きく起因し各色それぞれ階調性が異なってしまい、前述のγ補正処理は色ごとに異なるテーブルを用いる必要がある。なおこの処理におけるディザマトリクスも記憶部103に保存されており、この処理の出力は1画素単位1bitデータとなる。
こうして得られた1bitのCMYK各色のパターンデータを出力部105のプリンタエンジンに渡すことで良好な画質を得る事が可能になる。
<トナー総量規制処理(S303)>
図3のステップS303の処理の詳細フローを、図4を用いて説明する。
処理の流れは画素単位で、濃度調整がされた後の画像のCMYK全色参照しながら行う。入力されたCMYK(C1、M1、Y1、K1)401に対してステップS402で合計値SUM1を算出する。ここでCMYK(C1、M1、Y1、K1)401とは前処理であるS302にて生成されたCMYK画像の1画素単位のデータである。次に、ステップS403にてLIMIT(制限値)404を読み込みSUM1と比較する。LIMIT(制限値)404とは定着可能なトナー量の制限値であり、例えば各色の最大値(=255)を100%とした時、「240%」といった、1色のトナー載り量の最大数に対する比率で定義された所定値である。ただし、本例では、比較や演算のために、制限値LIMITは、100パーセントを各色の最大値(たとえば)255に換算した値で示されている。例えば240パーセントは612と、トナー載り量の上限値を、濃度値の総和に換算して示される。この値も記憶部103に保存されている。次にステップS403にてSUM1がLIMIT(制限値)404以下である場合、ステップS413にてCMYK(C1、M1、Y1、K1)401をCMYK(C3、M3、Y3、K3)414として出力する。ここで、CMYK(C3、M3、Y3、K3)414とは、本トナー総量制御処理の出力CMYK画像の1画素単位のデータである。
ステップS403にてSUM1がLIMIT(制限値)404より大きい場合、ステップS405に示す式でUCR値を算出する。ここでUCR値とはCMYのトナーの削減値及びKの増加値に影響する。トナー総量制御S303ではトナー量の削減値を最小にするため、制限値を超えた量の半分((SUM1−LIMIT)/2)、またはC1、M1、Y1の中で最も小さい値をUCR値とする。次にステップS406にて画像処理部102は第1のトナー総量制限後の値であるC2、M2、Y2、K2の中のK2を算出する。K1にUCR値を足した値を基本的には用いるが、K2単体で100%(=255)を超えた値は設定できないため、100%を超えた場合は100%の値すなわち255をK2に設定する。図4のS406ではK2の値をパーセントで示しているが、これは濃度が8ビットであるとは限らないためで、最大濃度値であることを意味している。次にステップS407にて画像処理部102はC1、M1、Y1の値を削減し、C2、M2、Y2の値を算出する。ここではステップS406で算出したK2の値とK1の値の差分を削減値とする。以上の処理の流れでトナー総量を削減したCMYK(C2、M2、Y2、K2)408を算出する。
次にステップS409にて画像処理部102はC2、M2、Y2、K2を合計してSUM2を算出する。次にステップS410にて画像処理部102はLIMIT(制限値)404を読み込みSUM2と比較する。ここでSUM2がLIMIT(制限値)404以下である場合、画像処理部102はステップS412にてCMYK(C2、M2、Y2、K2)408をCMYK(C3、M3、Y3、K3)414として出力する。SUM2がLIMIT(制限値)404よりも大きい場合、ステップS411にて画像処理部102はK2の値はそのままK3として設定し、LIMIT(制限値)404からK2を引いた値をC2、M2、Y2の合計値で除算して係数を算出する。すなわちこの係数は、黒以外の色成分の現在の合計値C2+M2+Y2を、制限値LIMITから黒成分K2を除いた値に収めるための圧縮率を示している。そしてC2、M2、Y2それぞれに算出した係数をかけることでトナー量が削減されたC3、M3、Y3を算出し、CMYK(C3、M3、Y3、K3)414を出力する。この出力も1画素単位8bitデータとなる。なおこの処理は一例であり,トナー総量規制の処理はこれに限るものではない。
以上、図3、図4の手順により、トナー総量が制限され、ガンマ補正及び二値化処理が施された出力データが得られる。
しかしながら使用する記録紙等の記録媒体によって、出力される画像の濃度が異なる場合がある。これは記録媒体の表面性に起因し、表面性が粗い記録媒体を用いた場合と、表面性が滑らかな記録媒体を用いた場合に、同一条件でプリントした場合に出力画像濃度に違いが出てくる。具体的には表面性が粗い記録媒体の場合記録媒体の繊維の隙間にトナーが入り込み薄く見えてしまう。この結果画像の濃度が薄く見えるだけでなく細線の描画が途切れて見えてしまう事もあり出力画像の品位が低下する。この変化を吸収するために、図2で説明したプロセス条件およびS303で説明したトナー量制御処理に用いる制限値の2つを記録媒体に応じてキャリブレーションする。
<キャリブレーション手順>
図6を用いてこれらのキャリブレーションのフローを説明する。このキャリブレーション処理はプリント出力を行う前にユーザーからの指示により実施され、使用する記録媒体に最適化した調整値を得るものであり、その後のプリント時にその調整値を用いてプリントされる。
S601において画像処理部102は複数のプロセス条件にてCMYKのパッチを生成し中間転写体206にトナー像を転写させる。以降を含めパッチとは特別な記載をしない限りディザ等の中間調処理がされていないベタ100%で形成したものとする。前述したようにプロセス条件とは、レーザービームの光量や感光体の露光電位等のパラメータを含み、それを複数組み合わせて変化させることにより異なるパッチ濃度を出力させる。図7に中間転写体上のパッチのイメージを示す。この図ではCMYKそれぞれのパッチを5種類のプロセス条件でフォトセンサ219の設置位置706に合わせて転写している。5種類のプロセス条件で形成したパッチ701〜705は、それぞれがCMYK各色成分のパッチを含み、その順序で(すなわち図の下方に向けて)段階的に濃く変化するようにプロセス条件を変化させている。この中間転写体が回転し(図上パッチは上方向に進むことで)パッチがセンサを横切り、各パッチの測定値を取得することが可能になる。
S602においてフォトセンサ219では中間転写体206上のパッチのトナー像をLED217とフォトダイオード218から電気信号に変換しA/D変換する。このデジタル値(以降センサ値と称する)の変化を検出しパッチの位置を特定する。具体的には最初読み取り開始位置では中間転写体そのものの読み取り値が取得される。その後値の急峻な変化があった場所にパッチが存在する事がわかり、そこから同一のプロセス条件で形成されたパッチ像が等時間単位でCMYKの4パッチ連続する。この時間は中間転写体の回転速度から得る事が可能である。またその後一定の時間経過の後に次のプロセス条件で転写されたトナー像が同様にCMYK連続し、図7のように転写したパッチの場合には5回繰り返される事になる。こうして得られた中間転写体上でのパッチのセンサ値が求まる。
S603においてCPU104にてS602で得られた複数のプロセス条件でのパッチのセンサ値それぞれをトナー量に変換する。センサの特性や中間転写体そのものの濃度、パッチの色(CMYKのいずれか)によって値は異なる。そのためそれぞれの色に対してセンサ値とトナー量の関係を1次元のルックアップテーブルとしてあらかじめ記憶部103で持っておきトナー量へ変換する。この時のトナー量の単位は単位面積当たりのトナー質量になり、mg/cm2がその具体的な単位になる。この処理により中間転写体上でのそれぞれのプロセス条件での使用トナー量を得る事が可能になる。またこのように得られた5つの離散的なプロセス条件での使用トナー量から間の条件での使用トナー量も推定することが可能になる。ここで、プロセス条件とトナーの載り量との関連は例えば以下のようになる。レーザービームの輝度を上げて光量を増加させれば、感光体表面の露光部分の電荷がより弱まり、トナーが付着しやすくなる。一方、感光体表面を帯電させる電位を上げれば、露光後の残留電荷が大きくなってトナーは付着しにくくなる。したがって、例えばレーザービームの光量と感光体の電位とをパラメータとする場合、それぞれを5段階に変化させれば、組み合わせにより25通りのプロセス条件が得られる。これらのうちから、例えばトナーが薄い方から4段階おきに5通りのプロセス条件を選択してS601で用い、そのプロセス条件で形成されたパッチがS602で測定され、S603でトナー量に変換される。S601で用いるプロセス条件は、理論的あるいは実験的に幾通りかのパラメータの組み合わせを予め定めておけばよい。もちろんパラメータの組み合わせは図7のように5通りでなくともよく、さらに多くのプロセス条件でパッチを形成してもよい。
S604において画像処理部102は、複数のプロセス条件にてCMYKのパッチを生成しそのパッチをターゲットとしている記録紙等の記録媒体上にプリントする。ターゲットとする記録媒体(ターゲット印刷媒体とも呼ぶ)は、印刷に用いることができる複数種類の媒体のうち、まさに印刷しようとする種類の媒体である。このパッチのイメージは図示しないが、先の中間転写体へのパッチと同様CMYKそれぞれ5種類のプロセス条件でプリントし、ベタ100%のターゲットとなる濃度(以降ターゲット濃度と称する)を求められるようにする。S604では、まず最も表面性の滑らかな、少ないトナーで濃度が出る記録媒体に対してターゲット濃度が出るプロセス条件を先のS603において求められた使用トナー量から算出する。最も表面性の滑らかな媒体は、濃度に対する使用トナー量が最も少ない媒体である。印刷媒体ここで最も表面性の滑らかな記録媒体においてターゲット濃度を再現するためのトナー量はS603で予め決定され記憶されている。そこで、この記憶されているトナー量に最も近似したトナー量を、S603で得たトナー量のうちから特定し、特定したトナー量に対応したプロセス条件を第1の基準プロセス条件として決定する。S604では、そのプロセス条件を基準に、さらに数段階、例えば5段階にわたって濃く変化させた、すなわち使用トナー量を増大させた複数のプロセス条件を用いる。この第1の基準プロセス条件から順に使用トナー量が段階的に多くなる複数のプロセス条件、例えば5つのプロセス条件を選定する。この複数のプロセス条件としては、まず最も使用トナー量の少ないプロセス条件として第1の基準プロセス条件が選択される。そして、上述したパッチの濃度の範囲で最も使用トナー量が多いプロセス条件として、最も表面性の粗い記録媒体においてターゲット濃度を再現するための使用トナー量に対応するプロセス条件を、S603で算出したトナー量に基づいて選択する。これを第2の基準プロセス条件とする。なお第2の基準プロセス条件としては、最も表面性の粗い記録媒体においてターゲット濃度を再現するための使用トナー量と同じかそれよりも使用トナー量が多いプロセス条件を、S601でパッチを形成したプロセス条件のうちから選択する。なお最も表面性の粗い記録媒体においてターゲット濃度を再現するためのトナー量は予め測定され記憶されているものとする。そしてこの第1の基準プロセス条件と第2の基準プロセス条件との間で段階的に使用トナー量が変わる各段階のパッチを形成するためのそれぞれのプロセス条件を決定する。ただし、第1及び第2の基準プロセス条件は既に決定済みであるので、その間の各段階についてプロセス条件を決定すればよい。そしてS604では、決定した所定数通りのプロセス条件でターゲットの記録媒体にパッチを形成する。
ここで、S604で形成するパッチの使用トナー量の段階は、S601で形成したパッチのそれよりも細かくなる可能性がある。そこで、そのようなより細かい段階の使用トナー量に対応したプロセス条件は、S601でパッチ形成しないまでも、予め決めておく。例えば、レーザービームの輝度と感光体を帯電させる電位とがプロセス条件であれば、それぞれ5つの段階に区分し、それらを組み合わせて25通りのプロセス条件を決める。そしてこれらのプロセス条件で形成されるパッチの使用トナー量について予め順序をきめておく。ここでは使用トナー量が同一になる組み合わせはないものとする。S601では、たとえばその25通りのプロセス条件のうち、最も少ないトナー使用量でターゲット濃度を形成するプロセス条件から5段階おきのプロセス条件を用いてパッチを形成する。一方S604では、25通りのプロセス条件のうち、決定した第1の基準プロセス条件と第2の基準プロセス条件との間のプロセス条件を用いてパッチを形成する。そして、S604で形成される複数のパッチのプロセス条件での使用トナー量のうち、最低と最高の使用トナー量は先のS603にて求められており、既知となっている。こうすることで、表面性が滑らかな、濃度を出すために必要なトナー量の少ない記録媒体に対してターゲット濃度が出るプロセス条件と、表面性が粗い、濃度を出すために必要なトナー量の多い記録媒体に対してもターゲット濃度が出るプロセス条件とが、S604でパッチを形成したプロセス条件に含まれることになる。このため、S604で形成したパッチのいずれかが、ターゲット印刷媒体でターゲット濃度(あるいはその近似値)を再現することとなる。
S605において先のS604にてプリント出力された記録媒体を画像読取部101のスキャナを用いて読み込みRGBの画像データに変換する。記録媒体上のパッチの位置及び各パッチに対応したプロセス条件は既知であるため、画像データ上でどの位置にどのプロセス条件のパッチが存在するかは特別な演算は不要であり、各プロセス条件での各色のパッチのRGB値を得る事が可能になる。
S606においてCPU104で先のS605で得られた各パッチのRGBの値を濃度に変換する。なおこの時各パッチの色に対して補色のRGB値、すなわちCyanのパッチに対してはRedの信号を、同様にMagentaに対してはGreen、同Yellowに対してはBlueの信号を用いる事で、パッチ濃度の高低に対して細かい検出が可能になる。なおBlackのパッチに対してはGreenを使うこととする。この変換も先のセンサ値同様リーダー特性によって必ずしも線形な関係でないためルックアップテーブルとしてあらかじめ記憶部103で持っておきRGB値から各色濃度へ変換する。
S607においてCPU104にて先のS606にて求められた各色の濃度から、ターゲット濃度にもっとも近いパッチを検出する。この検出処理によって記録媒体に依存した濃度のパッチを検出する事が可能になる。
S608において、使用する記録媒体に対してターゲット濃度を出すために必要なトナー量を算出する。先のS607にて検出したターゲット濃度を出したパッチのプロセス条件は既知なので、そのプロセス条件での使用トナー量はS603で算出されているか、あるいはS603で算出された値から推定可能である。たとえば、S604で形成したパッチのうち、最高濃度のパッチと最低濃度のパッチは、S601で用いたプロセス条件で形成されているから、S603でトナー量が算出されている。その中間のノードのパッチについては、S604で形成した最高濃度と最低濃度の中間なので、たとえば微小な濃度差については濃度とトナー量とが線形の関係にあると仮定すれば、それぞれのトナー使用量を推定できる。あるいは、S601で、S604で用いる可能性のあるすべてのプロセス条件でパッチを形成し、S603でそれぞれのトナー使用量を算出しておけば、S608では、S603で算出したトナー使用量のうちから、ターゲット濃度に相当するトナー使用量及びプロセス条件を特定することができる。ここの処理まででターゲットとしている記録媒体上でターゲット濃度を出すためのプロセス条件とその時の使用トナー量Mが確定することになりその値を記憶部103に保持する。
最後にS609において先の処理(S608)で確定したプロセス条件での記録媒体上のトナーを定着装置215にて定着可能なトナー総量に規制するための制限値を求める。これは先のフローで説明したS303のトナー総量規制の処理で用いるLIMIT値になる。一般的に定着装置で定着可能な単位面積当たりのトナー量の上限は、トナーの融点、その定着装置の熱量、圧力、搬送速度によって一意に決まりそれを超えるトナー量は定着不良を起こす危険がある。すなわち締約可能なトナー量の上限Nはプリンタエンジンによって決まっており、その仕様により与えられる。定着可能なトナー量をNmg/cm2、先のプロセス条件での使用トナー量をMmg/cm2とするとこの制限値は(M*100)/N%と求まる。この値を記憶部103に保持し、画像出力時にフローS303にて用いる。
以上の手順により、印刷に用いる媒体(ターゲットの媒体)に応じたプロセス条件及びトナー総量の上限値を決定することができる。
<具体例>
具体的を数字を例示しながら再度説明する。S601ではA、B、C、D、Eの5通りのプロセス条件でベタを出力する。AからEに向けて使用トナーが多くなる設定とする。続いてS602でそれぞれのプロセス条件で50、40、30、20、10というセンサ値が取れ、その値を受けてS603ではそれぞれトナー量を0.2mg/cm2、0.3mg/cm2、0.4mg/cm2、0.5mg/cm2、0.6mg/cm2と変換されたものとする。表面性のよい記録媒体の場合0.4mg/cm2でターゲット濃度である濃度1.5がでるとすると、S604では、C、C1、C2、C3、Dというプロセス条件でパッチを記録媒体に出力する。これもC〜Dの間の条件を細分化したものであり、使用トナー量は0.4mg/cm2〜0.5mg/cm2の間になる事が判断できる。S605でその出力をスキャナで読んだところ、50、40、30、20、10というRGB値が取れ、その値を受けてS606での変換の結果、濃度1.3、1.4、1.5、1.6、1.7を取得できる。結果としてターゲット濃度1.5を得るためにはC2のプロセス条件が必要であり、その時のトナー量は0.45mg/cm2という値になることがS608で判断できる。最後にS609において定着可能トナー量を1.00mg/cm2とするとその割合を計算し、1.00*100/0.45 = 222%と求める事が可能になる。この一連の流れにおいて、表面性の滑らかな記録媒体において0.4mg/cm2のトナー量でターゲット濃度1.5が出る事、1.00mg/cm2のトナー量が定着限界である事はあらかじめ決まった定数とみなし記憶部に記憶しておく。
このフローにより、ターゲットの記録媒体を用いてターゲット濃度を出すためのプロセス条件およびその時のトナー総量制限値を求める事が可能になり、この条件でプリント出力することで記録媒体の表面性によらず各色のターゲット濃度が出力可能になる。
以上の通り、本実施形態では、所定のターゲット濃度でパッチ画像を形成するために最も少ないトナー量を使用する印刷媒体から、最も多くのトナー量を使用する印刷媒体まで、その範囲を複数の段階に区切ってそれぞれの段階に対応したプロセス条件で、ターゲットの印刷媒体にパッチ画像を形成する。形成したパッチ画像の濃度を測定して、ターゲット濃度に最も近いパッチを特定し、該当するプロセス条件を画像形成に用いるプロセス条件として決定する。また、そのプロセス条件でパッチ画像を形成した際に使用されるトナー量を、当該プロセス条件化における一色成分あたりの最大の消費トナー量と決定する。その消費トナー量を一色成分あたりの最大濃度値に対応付け、印刷エンジンによって定まる定着可能な最大のトナー載り量を濃度値に換算することで、許容されるトナー載り量の上限を濃度値として把握できるため、画像形成にあたり、画像形成プロセスの実行前に、印刷媒体の種類ごとにトナー載り量を調整可能となる。
[実施形態2]
先の実施形態1においてはキャリブレーションで得られるパラメータとしてプロセス条件と、トナー量制御処理に用いる制限値との2つを記録媒体に応じてキャリブレーションするものについて説明した。このキャリブレーションによりパッチ形成したベタ濃度に関しては記録媒体に最適化されているが、ディザ処理を必要とする中間調に関してはターゲットとしている濃度が出ている保障は無かった。
そこで本実施形態においては、プロセス条件とトナー量制御処理に用いる制限値とに加え、γ補正テーブルも含めた3つのパラメータを調整するキャリブレーションに関して説明を行う。この実施形態によって最大濃度の他に中間調濃度も含めて記録媒体に最適化させる事が可能になる。
なお、実施形態1と同様である画像形成装置の構成に関しての記載および重複するフローの説明は割愛し、ポイントとなるγ補正テーブルを含めたキャリブレーションのフローを説明する。
<キャリブレーション手順その2>
図8を用いてこれらのキャリブレーションのフローを説明する。このキャリブレーション処理はプリントを行う前にユーザーからの指示により実施され、使用する記録媒体に最適化した調整値を得るものであり、その後のプリント時にその調整値を用いてプリントされる。なおプリント時のフローに関しては先の実施形態1にて図3を用いて説明したものと同様であり説明は割愛する。
S801〜S803までのフローに関してはS601〜S603までと同様の処理になるため詳細説明は割愛するが、この処理までで中間転写体上での各種プロセス条件での使用トナー量を得る事が可能になる。この複数のプロセス条件とその使用トナー量から想定内の最も表面性の粗い(濃度を出すために必要なトナー量の多い)記録媒体に対してターゲット濃度が出るプロセス条件を決定させ、その条件で最適な階調性、濃度を出力するγ補正テーブルを算出する。最も表面性の粗い記録媒体でターゲット濃度を再現するための使用トナー量は予め測定し記憶しておくことで、当該使用トナー量に対応したプロセス条件を、S803で算出したトナー量から決定できる。なお、使用するガンマ補正テーブルをここで決定する場合には、S807で作成するガンマ補正テーブルは、ここで決定したガンマ補正テーブルと合成されたものとするのが望ましい。
S804において画像処理部102は、S803で決定したプロセス条件で複数の階調のCMYKのパッチを生成しそのパッチをターゲットとしている記録紙等の記録媒体上にプリントする。図9にその画像データの様子を示す。この図では1色あたり32階調のパッチをCMYK各色繰り返し配置している。それぞれのパッチの値は0〜255までの値を等分に分割しているので、7、15、...247、255の様に8刻みでレイアウトされている。このデータに対して画像処理部102にて、図3で説明した画像出力フロー中のS305のディザ処理を行い2値化し画像出力部105から出力する。
S805において先のS804にてプリント出力された記録媒体を画像読取部101のスキャナを用いて読み込みRGBの画像データに変換する。記録媒体上のパッチの位置は既知であるため、各パッチと入力画像データおよびプロセス条件との対応はパッチの位置により特定できるため、各階調での各色のパッチのRGB値を得る事が可能になる。
S806においてCPU104で先のS805で得られた各パッチのRGBの値を濃度に変換する。なお先の実施形態同様この時各パッチの色に対して補色のRGB値を用いる。この変換も先の実施形態同様スキャナ特性によって必ずしも線形な関係でないためルックアップテーブルとしてあらかじめ記憶部103で持っておきRGB値から各色濃度へ変換する。
S807においてCPU104にて先のS806にて求められた各色の濃度から、ターゲットとなる階調特性になる様にγ補正テーブルを作成する。その様子を図10を用いて説明する。図10(A)のカーブは64階調の離散的な入力に対してS806で得られた出力の濃度の関係を線形につないだカーブを示している。なお図中では表現をシンプルにするために離散点は12点としている。曲線1002aはターゲットの階調性を示しており、この場合結果として入力の最大値に対してターゲット濃度ちょうどが出力されている。すなわち先のS804で決定させたプロセス条件でターゲット濃度が出ているということになるので、使用された記録媒体としては表面性の粗いものである事がこの結果から推定できる。結果として計算されるγ補正テーブルは特性曲線1003aの様な特性を持つことになる。同様に図10(B)のカーブが得られた場合には入力の最大値に対して得られる出力濃度がターゲット濃度を大きく超えていることになる。すなわちこの場合先のS804で決定されたプロセス条件では濃度が出すぎているので、使用された記録媒体としては表面性のよいものである事がこの結果から推定できる。ターゲット階調性1002bに乗せるためのγ補正テーブルとしては曲線1003bの様なカーブになる。このγ補正テーブルでは最大値を入力しても出力値は最大値を下回る値にクリップされている。この様にして得られたカーブはルックアップテーブルとして記憶部103に保持し、画像出力時にフローS304のγ補正処理にて用いる。
S808において使用する記録媒体に対してターゲット階調性を出すために必要なトナー量を算出する。これは先に得られたγ補正テーブルの最大入力値の時の出力の値によって演算することで求める。具体的にはS304のγ補正処理では8bitの入力に対して8bitの出力を行う処理であり、そのルックアップテーブルも同様に8bit入力8bit出力になっている。つまり図10(A)に関しては最大値255の入力に対して、同255が出力されることになる。S803のトナー量変換処理においてこのプロセス条件での使用トナー量は既知なのでこの値をMとするとMそのものが使用トナー量となる。一方図10(B)の様なカーブを描いていた場合には最大値255の出力に対して、それより小さい値例えば200などが入力されている。つまり使用トナー量Mよりも少ない量でターゲット濃度が出ている事になる。ターゲット濃度に対応する使用トナー量M'は線形の関係を仮定するとM'=M×200/250のように演算で求める事が可能になる。このM'を使用トナー量として記憶部103に保持する。ここでは線形を仮定したがルックアップテーブルを用いた変換で実施する事も可能である。
最後にS809において先の処理で確定したγ補正テーブルにて記録媒体上のトナーを定着装置215にて定着可能なトナー総量に規制するための制限値を求める。詳細な演算に関してはS609にて詳細説明したものと同様になるため説明は割愛する。
このフローにより、ターゲットの記録媒体を用いてターゲット濃度を出すためのプロセス条件、その時のトナー総量制限値、およびγ補正テーブルを求める事が可能になる。このパラメータを用いてプリント出力することで記録媒体の表面性によらず各色のターゲット濃度が出るだけでなく中間調の階調性もターゲットに乗った出力可能になる。
[実施形態3]
先の実施形態1および2に関してはキャリブレーションにより、プリント出力物が記録媒体によらず適切な濃度および階調性が再現できる構成に関して説明した。しかしながらこのキャリブレーションの結果、記録媒体によって同一画像を出力した際に使用される総使用トナー量が異なる事に関して言及しておらず、補給機構へのトナー補給量に関して適切な制御ができていない場合がある。
そこで本実施形態においては記録媒体毎に異なる総使用トナー量を制御する構成に関して説明する。この実施形態によって出力画像の階調性だけでなく、その時のトナー補給量も含めて記録媒体に最適化させる事が可能になる。
なお、実施形態1と同様である画像形成装置の構成に関しての記載および重複するフローの説明は割愛し、ポイントとなるキャリブレーションの結果に基づいた補給量決定を含めたフローを説明する。
図11を用いて画像処理部102におけるプリント画像を得るためのプリント画像処理のフローについて説明する。このフローは図3で説明したものに加え総使用トナー量算出のフローが加わったものになっており、重複する説明は割愛する。
S1101〜S1103の処理に関してはS301〜S303の処理と同様なので説明は割愛する。
S1104においては画像処理部102は画像の総使用トナー量の算出処理を行う。この処理への入力はCMYK8bitの値であり、この値を画像を構成する全画素に対してCMYKそれぞれ累積加算していき累積値を求める。真っ白の画像であればその累積値は全色0になり、またモノクロ画像であればCMYの累積は0でKのみ値を持つ事になる。全画素数がN画素ある場合この累積値の最大値は255×Nになる。
この累積値に対してCPU104にて使用した記録媒体に応じた係数を乗じる。具体的にはその記録媒体でターゲット濃度を出力するために必要な使用トナー量Mを記憶部103から読みだし、単位系をそろえて係数とする。このトナー量Mの単位は前述したようにmg/cm2なのでこの単位面積1cm2を画素数に置き換える。1cmを構成する画素数をKとするとK^2(^2は二乗を表す)が1cm2を構成する画素数となる。つまりその画像全体の総使用トナー量は累積値に対してM/(255×K^2)を乗じる事でmgの単位で求める事が可能になる。この値を補給機構220Y、220M、220C、220Kに通知する。
S1105、S1106の処理に関してはS304、S305の処理と同様なので説明は割愛する。
先のS1104で用いた使用トナー量Mの算出に関しては先の実施例にて用いたフロー図6および図8におけるS608およびS808での使用トナー量算出処理にて求める事が可能であるため、詳細の説明は割愛する。
この構成を取ることで画像出力時に使用した総使用トナー量を使用する記録媒体に応じて精度よく求める事が可能になりトナー補給の精度を向上させる事が可能になる。
なお本実施形態では単位系の変換には線形の乗除算を用いたが、非線形性を考慮してルックアップテーブルを用いる構成を取る事も可能である。
また本実施形態では画像出力時に使用した総使用トナー量をトナー補給の制御に反映させる構成で説明したが、例えば装置内のトナー量の残量検出や、総使用トナー量に応じたプリント料金課金等に反映させる事も可能である。
(その他の実施例)
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (10)

  1. 画像形成に用いる単位面積当たりの記録剤の量の上限値が予め定められた画像形成装置であって、
    形成される濃度が異なる複数とおりの条件で、中間転写体にパッチを形成し、各パッチに対応する記録剤の使用量を算出する算出手段と、
    算出した前記記録剤の使用量に基づいて、複数の異なる条件により記録剤の使用量の異なる複数のパッチをターゲットの印刷媒体に形成する形成手段と、
    前記ターゲットの印刷媒体に形成した前記複数のパッチの濃度を測定し、ターゲット濃度のパッチを特定する手段と、
    前記複数の異なる条件のうち、前記ターゲット濃度のパッチに対応した条件を画像形成の条件として記憶する手段と、
    前記ターゲット濃度のパッチに対応した記録剤の使用量に基づいて、前記上限値を取得する手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記形成手段は、画像形成のために使用する複数種類の印刷媒体のうち、濃度に対する使用トナー量が最も少ない印刷媒体に前記ターゲット濃度のパッチを形成するための記録剤の使用量に対応した条件を、前記算出手段で算出した各パッチの記録剤の使用量から特定し、該条件を第1の基準として、段階的に記録剤の使用量が多くなる複数の条件を前記複数の異なる条件として前記複数のパッチを形成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記形成手段は、画像形成のために使用する複数種類の印刷媒体のうち、濃度に対する記録剤の使用量が最も多い印刷媒体に前記ターゲット濃度のパッチを形成するための記録剤の使用量に対応した条件を、前記算出手段で算出した各パッチの記録剤の使用量から特定し、該条件を第2の基準として、前記第1の基準の条件から第2の基準の条件に対して段階的に記録剤の使用量が多くなる複数の条件を前記複数の異なる条件として前記複数のパッチを形成することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 画像データに基づいた画像の形成を行う際には、記憶した前記条件で画像形成を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 画像データに基づいた画像の形成を行う際には、前記上限値を超えないように、画素あたりの濃度の総和を制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記形成手段は、前記パッチを色成分ごとに最高濃度で形成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記形成手段は、前記パッチを色成分ごとに複数の濃度で、ディザ処理を施して形成し、
    前記画像形成装置は、前記ディザ処理の前の画像データにガンマ補正を施す手段を更に有し、
    前記形成手段はさらに、画像形成のために使用する複数種類の印刷媒体のうち、濃度に対する記録剤の使用量が最も多い印刷媒体に前記ターゲット濃度のパッチを形成するための記録剤の使用量に対応した条件を、前記算出手段で算出した各パッチの記録剤の使用量から特定し、
    前記画像形成装置は、特定された前記条件で形成した前記複数の濃度のパッチの濃度を測定して、前記ガンマ補正の特性を決定する手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 一つの画像を形成するために消費した記録剤の総量を求める手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記画像形成装置は、電子写真方式により前記記録剤としてトナーを用いて画像を形成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 画像形成に用いる単位面積当たりの記録剤の量の上限値が予め定められた画像形成装置の調整方法あって、
    形成される濃度が異なる複数とおりの条件で、中間転写体にパッチを形成し、各パッチに対応する記録剤の使用量を算出し、
    算出した前記記録剤の使用量に基づいて、複数の異なる条件により記録剤の使用量の異なる複数のパッチをターゲットの印刷媒体に形成し、
    前記ターゲットの印刷媒体に形成した前記複数のパッチの濃度を測定し、ターゲット濃度のパッチを特定し、
    前記複数の異なる条件のうち、前記ターゲット濃度のパッチに対応した条件を画像形成の条件として記憶し、
    前記ターゲット濃度のパッチに対応した記録剤の使用量に基づいて、前記上限値を取得することを特徴とする画像形成装置の調整方法。
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