JP5757426B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5757426B2
JP5757426B2 JP2012073171A JP2012073171A JP5757426B2 JP 5757426 B2 JP5757426 B2 JP 5757426B2 JP 2012073171 A JP2012073171 A JP 2012073171A JP 2012073171 A JP2012073171 A JP 2012073171A JP 5757426 B2 JP5757426 B2 JP 5757426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lance
terminal
accommodating chamber
pair
terminal fitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012073171A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013206668A (ja
Inventor
貴弘 千種
貴弘 千種
真治 飯星
真治 飯星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012073171A priority Critical patent/JP5757426B2/ja
Priority to US13/795,447 priority patent/US8845362B2/en
Priority to CN201310104764.0A priority patent/CN103367971B/zh
Publication of JP2013206668A publication Critical patent/JP2013206668A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5757426B2 publication Critical patent/JP5757426B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6275Latching arms not integral with the housing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、端子収容室が形成されたハウジングと、端子収容室の内壁面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態の弾性撓み可能なランスと、後方から端子収容室内に挿入される端子金具とを備えたコネクタが開示されている。端子金具は係止孔を有し、ランスは係止突起を有している。端子収容室に挿入された端子金具は、係止突起が、係止孔内に進入して係止孔の孔縁に係止することで、後方への移動を規制された状態に抜止めされる。
特許第4762966号公報
上記のようなコネクタでは、ランスによって抜止めされている端子金具が後方へ引っ張られると、係止突起の係止孔内への進入深さが増大して、ランスがその前端側を端子収容室側へ変位させるように反り返る。そして、ランスの反り返りが大きくなるほど、係止突起の剪断強度が低下し、ランスによる端子金具の抜止め機能の信頼性が低下していく。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ランスによる抜止め機能の信頼性低下を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、端子収容室が形成された合成樹脂製のハウジングと、前記端子収容室の内壁面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態であって、前記端子収容室に対して接近・離間する方向へ弾性撓み可能なランスと、前記ランスに一体に形成され、前記端子収容室側へ突出した形態の係止突起と、後方から前記端子収容室内に挿入される端子金具と、前記端子金具に形成され、前記端子金具が前記端子収容室に挿入した状態では、前記係止突起に係止することで前記端子金具を抜止めする係止孔とを備えたコネクタにおいて、前記ランスに一体に形成され、且つ前記ランスの弾性撓み方向と交差する幅方向における両側縁部に沿って配され、前記ランスの弾性撓み方向において前記端子収容室とは反対方向へリブ状に突出する一対の補強部と、前記ハウジングに形成され、前記ランスをその弾性撓み方向と交差する幅方向に挟むように位置する一対の受け部と、前記ランスの前記幅方向における両外側面に一体に形成され、前記ランスの弾性撓み方向においては前記受け部を挟んで前記端子収容室とは反対側に位置する一対の規制部とを備え、前記一対の規制部が、前記一対の補強部に繋がった形態であるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前後方向における前記補強部の形成領域は、前記ランスの前端から後端に亘って連続しているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のものにおいて、前記ハウジングには、前記端子金具の挿入過程で前記ランスが前記端子収容室から遠ざかる方向へ弾性撓みするのを許容する撓み空間が、前記ハウジングの前端面に開放された形態で形成され、前記撓み空間内には、前記端子金具の挿入状態を検知するための検知部材が前方から進入するようになっており、前記補強部は、前記撓み空間側へ突出した形態であり、前記ランスの弾性撓み方向と交差する幅方向に間隔を空けて一対形成されており、前後方向における前記一対の補強部の形成領域は、少なくとも前記ランスの前端部を含む範囲とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ランスは、補強部によって剛性が高められているので、ランスの反り返りを防止することができる。
また、補強部は、ランスの幅方向における両側縁部に沿って一対設けられているので、幅方向中央部の1箇所だけに設けられている場合に比べると、ランスの剛性が高い。また、端子金具に後方への引張力が作用すると、一対の規制部が一対の受け部に係止することによってランスの反り返りが規制される。一対の規制部は、一対の補強部に繋がっているので、剛性が高い。したがって、規制部によるランスの反り返り防止効果が高い。
<請求項2の発明>
補強部は、ランスの前端から後端に亘って連続して形成されているので、ランスが全長に亘って補強され、ランスの反り返りが確実に防止される。
請求項3の発明>
一対の補強部はランスの前端部に位置しているので、前方から撓み空間内に進入する検知部材を、ガイドする機能を発揮する。
実施形態1の正面図 図1のA−A線断面図 図2の部分拡大図 端子金具が半挿入の状態をあらわす側断面図 図2のB−B線断面図 端子金具がランスによって抜止めされている状態をあらわす正断面図 ランスの反り返りが第1規制部と受け部によって規制されている状態をあらわす正断面図 ランスの反り返りが第2規制部によって規制されている状態をあらわす正断面図 検知部材によって端子金具の挿入状態を検知している状態をあらわす正断面図 治具によってランスによる端子金具の抜止めを解除している状態をあらわす正断面図 ランスの形状をあらわす一部切欠斜視図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図11を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製のハウジング10と、ハウジング10内に後方から挿入される端子金具30とを備えて構成されている。尚、以下の説明において、便宜上、幅方向と左右方向は同義で用いる。また、ランス12の弾性撓み方向と上下方向は同義で用いる。
図1〜5に示すように、ハウジング10の内部には複数室の端子収容室11が形成されている。端子収容室11内には、ハウジング10の後方(図2〜図4の左方)から端子金具30が挿入される。図2〜4に示すように、端子金具30は、全体として前後方向に細長い雌形の端子である。端子金具30の前端部には、角筒部31が形成されている。角筒部31の外面のうち底面32には、その幅方向中央部を方形に開口させた係止孔33が形成されている。また、係止孔33の孔縁部のうち前端縁部は、下方(角筒部31の外面側)へ膨出させた形態の係止突部34となっている。係止孔33の幅寸法は、角筒部31の幅寸法よりも小さい。したがって、角筒部31の底面32のうち、幅方向において係止孔33を左右両側から挟む領域(つまり、底面32の左右両側縁部)は、一対の受け面35となっている。
ハウジング10には、端子収容室11に正規挿入された端子金具30を抜止めする手段として、端子収容室11の下壁面(内壁面)に沿って前方へ片持ち状に延出した形態のランス12が、一体に形成されている。ランス12は、その後端部(端子収容室11の下壁部に連なる基端部)を支点として、上下方向(端子収容室11に対する端子金具30の挿入方向と交差する方向)へ揺動するように弾性撓みし得るようになっている。弾性撓みするときのランス12の変位量は、ランス12の前端部が最大となる。また、端子収容室11の下方には、ランス12が下方(端子収容室11から遠ざかる方向)へ弾性撓みすることを許容するための撓み空間13が形成されている。撓み空間13は、ハウジング10の前端面に開放されている。
次に、ランス12について説明する。尚、以下の説明における位置関係については、ランス12が弾性撓みしない状態(自由状態)を基準とする。図6〜10に示すように、ランス12は、幅方向(即ち、端子金具30の挿入方向及びランス12の弾性撓み方向の両方向に対して交差する左右方向)に関して左右対称な形態であり、端子収容室11の幅方向中央に配置されている。ランス12は、本体部14と、係止突起15とを備えて構成されている。本体部14は、上下方向の寸法(厚さ寸法)に比べて幅方向の寸法の大きい板状をなす。図6に示すように、ランス12が弾性撓みしていない自由状態では、本体部14の上面(端子収容室11との対向面)は、上下方向において端子収容室11の下壁面より低い高さに位置する。
係止突起15は、本体部14の上面から端子収容室11側(上方)へ突出した形態で一体形成されている。前後方向における係止突起15の形成領域は、本体部14の前端(つまり、弾性撓み時に変位量が最大となる部位)から、本体部14の前後方向における略中央部に至る範囲となっている。つまり、係止突起15は、ランス12の撓みの支点よりも前方に配置され、係止突起15の前端面と本体部14の前端面とはほぼ面一状に繋がっている。また、係止突起15の幅寸法は、係止孔33の幅寸法よりも僅かに小さい寸法である。
図3に示すように、本体部14の上面を基準とする係止突起15の高さ寸法は、係止突起15の前端において最大である。係止突起15の上面は、係止突起15の前端から後端に向かって下り勾配となるように傾斜している。ランス12が端子金具30を抜止めしている状態では、係止突起15の前端面が係止突部34に対して後方から係止可能となる。この係止作用により、端子金具30が後方へ引っ張られても、抜止めされる。
係止突起15が端子金具30に係止しているときの抜止め強度は、係止突起15における端子金具30との係止位置から、端子収容室11の下壁面及び本体部14の上面と平行(つまり、端子収容室11に対する端子金具30の挿抜方向と平行)に延ばした剪断面の面積が大きいほど強い。したがって、剪断面の面積(つまり、剪断強度)は、角筒部31が端子収容室11の下壁面に当接し、ランス12が自由状態であるときが最も大きい。
端子金具30が後方へ引っ張られた場合、係止突起15と係止突部34との係止により、ランス12が、その前端側を上方へ変位させるように反り返ることがある。このとき、反り返りの度合いが大きいほど係止突起15の後傾の度合いが強くなるため、剪断強度(剪断面の面積)が小さくなる。この対策として、本実施形態では、次のような手段によりランス12の反り返りを抑制している。
ランス12の反り返り抑制手段として、図6〜9に示すように、ハウジング10に左右対称な一対の受け部16が形成され、ランス12には、一対の第1規制部17(本発明の構成要件である規制部)と、一対の第2規制部18と、一対の補強部20とが形成されている。さらに、端子収容室11の上壁面と、端子金具30の角筒部31及び左右一対の受け面35も、反り返り抑制手段として機能する。
本体部14の左右両外側面には、幅方向外方へリブ状に突出する一対の第1規制部17が形成されている。上下方向における第1規制部17の形成位置は、本体部14の下端部である。前後方向における第1規制部17の形成領域は、本体部14(ランス12)の前端から後端までの全長に亘っている。第1規制部17の上面は、本体部14側から幅方向外側に向かって下り勾配となるように傾斜している。
一方、ハウジング10には、一対の受け部16が形成されている。端子収容室11を構成する下壁部のうち、幅方向において本体部14と対応する領域は、端子収容室11と撓み空間13とを連通させる連通空間19となっている。そして、端子収容室11を構成する下壁部の左右両側縁部(つまり、連通空間19内に位置するランス12を左右両側から挟む部分)が、端子収容室11の内壁面から幅方向中央(連通空間19側)に向かってリブ状に突出する形態の一対の受け部16となっている。
前後方向における受け部16の形成領域は、少なくともランス12(第1規制部17)の前端部と対応する範囲(重なる範囲)であり、受け部16の前端はランス12の前端よりも前方に位置する。また、幅方向における受け部16の形成領域は、第1規制部17の幅方向外縁部と対応する範囲(重なる範囲)である。受け部16の下面は、第1規制部17の上面と同様、幅方向外側に向かって下り勾配となるように傾斜している。受け部16の上面は端子収容室11に臨んでおり、受け部16の上面には、端子金具30の底面32が当接し得るようになっている。上下方向において、第1規制部17は、受け部16の下方に位置する。換言すると、ランス12の弾性撓み方向において、第1規制部17は、受け部16を挟んで端子収容室11とは反対側(撓み空間13側)に位置している。
ランス12における係止突起15の幅寸法は、本体部14の幅寸法よりも小さく設定されている。これにより、本体部14のうち係止突起15を左右から挟む両側縁部が、一対の第2規制部18となっている。第2規制部18の上下寸法は、本体部14と同じ寸法であり、第1規制部17の上下寸法よりも大きい。また、ランス12の前端部における幅寸法は、下端部(第1規制部17の形成領域)において最大であり、上端部(係止突起15)において最小である。つまり、ランス12の左右両側面は、第1規制部17、第2規制部18及び係止突起15によって、階段状をなしている。
図6に示すように、第2規制部18の上面(端子収容室11に臨む面)は、受け部16の上面よりも下方に位置する。また、端子収容室11の下壁面に端子金具30の受け面35が載置(当接)している状態では、第2規制部18の上面は、空け面に対して所定の第1隙間Scを空けて対向している。同じく受け面35が端子収容室11の下壁面に当接している状態では、端子金具30(角筒部31)の上面と端子収容室11の上壁面との間に、所定の第2隙間Sdが空いている。この第2隙間Sdは、端子収容室11に対する端子金具30の挿抜を円滑に行わせるために確保されたクリアランスである。この第1隙間Scと第2隙間Sdを併せた第2間隙Sbの寸法は、第1規制部17の上面と受け部16の下面との間の最小寸法である第1間隙Saよりも大きい寸法とされている。
ランス12には、本体部14の左右両側縁部に沿うように、且つ両側縁部から下方(撓み空間13側)へリブ状に突出した形態一対の補強部20が一体に形成されている。一対の補強部20は、ランス12の剛性を高めるために形成されたものであり、前後方向における補強部20の形成領域は、ランス12の前端から後端に至る全長に亘っている。また、幅方向における補強部20の形成領域は、第1規制部17の形成領域と同じである。したがって、補強部20と第1規制部17とは上下方向(ランス12の弾性撓み方向)に繋がった形態である。補強部20を形成したことにより、第1規制部17の剛性も高められている。図9に示すように、一対の補強部20の間には、検知部材22を進入させるための検知空間21が形成されている。検知空間21は、撓み空間13と直接、連通している。
次に、本実施形態の作用を説明する。端子金具30を端子収容室11に挿入する過程では、図4に示すように、端子金具30の係止突部34がランス12の係止突起15に当接することにより、ランス12が撓み空間13側の解除姿勢へ弾性撓みする。そして、端子金具30が正規挿入位置に到達すると、係止突部34が係止突起15を通過するので、図2,3に示すように、ランス12が係止位置へ弾性復帰して自由状態に戻る。この状態では、係止突起15が係止突部34に係止することにより、端子金具30が抜止めされる。
この状態では、図6に示すように、第1規制部17の上面が、撓み空間13側から受け部16の下面に対して第1間隙Saを空けて対向している。また、第2規制部18の上面が、端子金具30の受け面35とに対して第1隙間Scを空けて対向しているとともに、角筒部31の正面と端子収容室11の上壁面との間に第2隙間Sdが空いている。
端子金具30がランス12の係止作用によって抜止めされている状態で、端子金具30に後方への引張力が作用すると、係止突起15が係止突部34によって後方へ押されるため、ランス12が、その前端側を上方(端子収容室11側)へ変位させつつ、上面側を凹ませるような形態で反り返るように弾性変形することが懸念される。しかし、本実施形態では、第1規制部17が、ランス12の弾性撓み方向(上下方向)において端子収容室11とは反対方向(撓み空間13側)へリブ状に突出する補強部20に繋がった形態であるから、第1規制部17自体の剛性が高く、ひいては、ランス12全体の強度が第1規制部17によって高められている。したがって、ランス12は、反り返るような弾性変形を生じ難くなっている。
しかし、端子金具30に対する引張力が強い場合は、ランス12は反り返るような弾性変形を生じるのであるが、ランス12の弾性変形に伴い、図7に示すように、第1規制部17が上方へ変位して受け部16に対して下から当接するので、第1規制部17のそれ以上の上方変位が規制され、これにより、ランス12の反り返りが規制される。第1規制部17が受け部16に当接した時、第2規制部18の上面は、端子金具30の受け面35に当接するか、受け面35に当接した上で更に角筒部31を上方へ僅かに押し上げるか、受け面35との間に僅かな隙間を空けて対向するか、のいずれかの状態となる。
第1規制部17と受け部16によってランス12の反り返りが規制されている状態から、端子金具30に作用する後方への引張力が増大すると、受け部16が第1規制部17側からの押圧力(押し上げ力)によって端子収容室11側へ弾性変形しつつ、ランス12の弾性変形量が増大する。ランス12の弾性変形が増大するのに伴い、第2規制部18が、第1規制部17と一体に上方変位して端子金具30の受け面35を押し、角筒部31を押し上げる。そして、ランス12の弾性変形が僅かに増したところで、図8に示すように、角筒部31の上面が端子収容室11の上壁面に突き当たる。これにより、それ以上の角筒部31の上方変位が規制され、角筒部31に対して下から当接している第2規制部18の上方変位も規制される。つまり、ランス12のそれ以上の上方変位と反り返りが確実に規制される。
本実施形態のコネクタは、ハウジング10に、ランス12をその弾性撓み方向と交差する幅方向に挟むように位置する一対の受け部16を形成している。また、ランス12の幅方向における左右両外側面に、ランス12の弾性撓み方向において受け部16を挟んで端子収容室11とは反対側に位置し、且つランス12が弾性撓みしていない状態では受け部16と非接触である一対の第1規制部17を一体形成している。さらに、ランス12の左右両外側面に、端子金具30の外面のうち係止孔33が開口する底面32と対向するように位置し、且つランス12が弾性撓みしていない状態では底面32と非接触である一対の第2規制部18を一体形成する構成としている。
この構成によれば、係止突起15と係止孔33が係止している抜止め状態で端子金具30が後方へ引っ張られて、ランス12が端子収容室11側へ変位しながら反り返ったとき、第1規制部17が受け部16に係止するとともに第2規制部18が端子金具30の底面32(受け面35)に係止することにより、ランス12のそれ以上の反り返りが阻止される。したがって、本実施形態によれば、第1と第2の2つの規制部17,18によって、ランス12の反り返りに起因する抜止め機能の低下を確実に防止することができる。
また、ランス12の左右両外側面においては、第1規制部17と第2規制部18とが階段状に連なっている。つまり、ランス12の弾性撓み方向における第2規制部18の厚さ寸法は、第1規制部17の下面から第2規制部18の上面までの寸法となる。このように、本実施形態では、第1規制部よりも上方の位置から第2規制部を幅方向側方へ突出させた形態(第1規制部と第2規制部が互いに独立した突起状の場合)に比べて、第2規制部18の厚さ寸法を大きく確保できるので、第2規制部18の剛性が高い。
また、ランス12が反り返るときには、ランス12の変位量はその前端部で最大となる。この点に鑑み、本実施形態では、第1規制部17における受け部16への係止位置と、第2規制部18における開口外面への係止位置を、両方共に、ランス12の前端部に設定した。これにより、ランス12の反り返りを効果的に抑制することができる。
また、前後方向(ランス12の延出方向)における補強部20の形成領域は、ランス12の前端から後端に亘って連続している。これにより、ランス12は、その全長に亘って補強されるので、ランス12の反り返りが確実に防止される。また、補強部20は、ランス12の弾性撓み方向と交差する幅方向における両側縁部に沿うように一対配されているので、補強部が幅方向中央部の1箇所だけに設けられている場合に比べると、ランス12の剛性が高い。
また、端子収容室11に端子収容室11を挿入した後は、端子金具30が正規挿入されているか否かを検知するため、図9に示すように、ハウジング10の前方から撓み空間13及び検知空間22内に検知部材22が挿入される。端子金具30が正規挿入されていれば、検知部材22は、ランス12と干渉することなく撓み空間13及び検知空間22内に進入することができる。しかし、端子金具30が半挿入状態の場合には、図4に示すように、ランス12が端子金具30の係止突部34により撓み空間13内へ押し下げられているので、検知部材22は、ランス12と干渉し、撓み空間13及び検知空間22内に深く進入することができない。
本実施形態では、検知部材22による検知作業の円滑化を図るために、図9に示すように、リブ状に突出する補強部20を、撓み空間13側へ突出した形態とするとともに、ランス12の弾性撓み方向と交差する幅方向に間隔を空けて一対形成し、さらに、前後方向(撓み空間13に対する検知部材22の進入方向)における一対の補強部20の形成領域を、少なくともランス12の前端部を含む範囲としている。この構成によれば、ランス12の前端部に位置する一対の補強部20により、前方から撓み空間13内に進入する検知部材22を、幅方向にぶれないようにガイドすることができる。
また、端子金具30を端子収容室11内から抜き取る際には、図10に示すように、ハウジング10の前方から二股状の治具23を挿入して第1規制部17の上面に宛てて、ランス12を下方(撓み空間13)側へ押し下げる。これにより、係止突起15が係止突部34から外れて、ランス12による端子金具30の抜止め状態が解除されるので、あとは、端子金具30を後方へ引き抜けばよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、補強部をランスの前端から後端に亘って連続する形態としたが、前後方向における補強部の形成領域は、ランスの全長よりも短い範囲であってもよい。
(2)上記実施形態では、規制部における受け部への係止位置を、ランスの前端部に設定したが、この係止位置は、ランスの前後方向における中央の位置に設定してもよい。
<参考例>
(1)上記実施形態では、補強部を、ランスの幅方向における両側縁部に沿って一対設けたが、補強部は、幅方向両側縁よりも中央寄りの位置に一対設けてもよく、幅方向中央の1箇所だけに設けてもよい。
(2)上記実施形態では、規制部を、ランスの弾性撓み方向において端子収容室とは反対方向へリブ状に突出する補強部に繋がる形態としたが、規制部は、補強部から独立して突出する形態としてもよい。
10…ハウジング
11…端子収容室
12…ランス
13…撓み空間
15…係止突起
16…受け部
17…第1規制部(規制部)
20…補強部
22…検知部材
30…端子金具
33…係止孔

Claims (3)

  1. 端子収容室が形成された合成樹脂製のハウジングと、
    前記端子収容室の内壁面に沿って前方へ片持ち状に延出した形態であって、前記端子収容室に対して接近・離間する方向へ弾性撓み可能なランスと、
    前記ランスに一体に形成され、前記端子収容室側へ突出した形態の係止突起と、
    後方から前記端子収容室内に挿入される端子金具と、
    前記端子金具に形成され、前記端子金具が前記端子収容室に挿入した状態では、前記係止突起に係止することで前記端子金具を抜止めする係止孔とを備えたコネクタにおいて、
    前記ランスに一体に形成され、且つ前記ランスの弾性撓み方向と交差する幅方向における両側縁部に沿って配され、前記ランスの弾性撓み方向において前記端子収容室とは反対方向へリブ状に突出する一対の補強部と、
    前記ハウジングに形成され、前記ランスをその弾性撓み方向と交差する幅方向に挟むように位置する一対の受け部と、
    前記ランスの前記幅方向における両外側面に一体に形成され、前記ランスの弾性撓み方向においては前記受け部を挟んで前記端子収容室とは反対側に位置する一対の規制部とを備え、
    前記一対の規制部が、前記一対の補強部に繋がった形態であることを特徴とするコネクタ。
  2. 前後方向における前記補強部の形成領域は、前記ランスの前端から後端に亘って連続していることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングには、前記端子金具の挿入過程で前記ランスが前記端子収容室から遠ざかる方向へ弾性撓みするのを許容する撓み空間が、前記ハウジングの前端面に開放された形態で形成され、
    前記撓み空間内には、前記端子金具の挿入状態を検知するための検知部材が前方から進入するようになっており、
    前記補強部は、前記撓み空間側へ突出した形態であり、前記ランスの弾性撓み方向と交差する幅方向に間隔を空けて一対形成されており、
    前後方向における前記一対の補強部の形成領域は、少なくとも前記ランスの前端部を含む範囲とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
JP2012073171A 2012-03-28 2012-03-28 コネクタ Active JP5757426B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073171A JP5757426B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 コネクタ
US13/795,447 US8845362B2 (en) 2012-03-28 2013-03-12 Connector having a housing with a locking lance with reinforcement ribs
CN201310104764.0A CN103367971B (zh) 2012-03-28 2013-03-28 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012073171A JP5757426B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013206668A JP2013206668A (ja) 2013-10-07
JP5757426B2 true JP5757426B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=49235605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012073171A Active JP5757426B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8845362B2 (ja)
JP (1) JP5757426B2 (ja)
CN (1) CN103367971B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5737216B2 (ja) * 2012-03-28 2015-06-17 住友電装株式会社 コネクタ
JP2014160545A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雌端子金具
JP2014170709A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Sumitomo Wiring Syst Ltd 雌端子金具
US9634417B2 (en) * 2013-08-02 2017-04-25 Molex, Llc Power connector
JP6380241B2 (ja) * 2015-06-09 2018-08-29 住友電装株式会社 コネクタ
JP6296358B2 (ja) * 2015-08-19 2018-03-20 住友電装株式会社 雌端子金具
JP6722607B2 (ja) * 2017-02-28 2020-07-15 三桜工業株式会社 配管継手
JP6919598B2 (ja) * 2018-03-05 2021-08-18 住友電装株式会社 コネクタ
JP6782735B2 (ja) * 2018-06-26 2020-11-11 矢崎総業株式会社 端子金具、及び、端子金具とハウジングとの係合構造
JP7089674B2 (ja) * 2018-12-28 2022-06-23 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付き電線およびコネクタ
JP7424247B2 (ja) * 2020-08-26 2024-01-30 住友電装株式会社 コネクタ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1030411A1 (en) * 1999-02-16 2000-08-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. A joint connector
JP3539672B2 (ja) * 1999-04-05 2004-07-07 矢崎総業株式会社 コネクタの端子係止解除構造
JP2002100432A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP2002124355A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Yazaki Corp コネクタハウジングとその製造方法
JP3855748B2 (ja) * 2001-11-29 2006-12-13 住友電装株式会社 コネクタ
JP3783854B2 (ja) * 2002-02-19 2006-06-07 住友電装株式会社 コネクタ
JP4254482B2 (ja) * 2003-10-28 2009-04-15 住友電装株式会社 コネクタ
JP4498721B2 (ja) * 2003-11-05 2010-07-07 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタの製造方法
JP4762966B2 (ja) 2007-10-23 2011-08-31 古河電気工業株式会社 メスコネクタ
JP2010049896A (ja) * 2008-08-20 2010-03-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP5161004B2 (ja) * 2008-08-27 2013-03-13 矢崎総業株式会社 コネクタハウジング及びコネクタ
JP5454121B2 (ja) * 2009-12-16 2014-03-26 住友電装株式会社 コネクタ
JP5446948B2 (ja) * 2010-02-02 2014-03-19 住友電装株式会社 端子金具

Also Published As

Publication number Publication date
US20130260598A1 (en) 2013-10-03
JP2013206668A (ja) 2013-10-07
US8845362B2 (en) 2014-09-30
CN103367971B (zh) 2016-03-23
CN103367971A (zh) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5757426B2 (ja) コネクタ
JP5737216B2 (ja) コネクタ
JP5751196B2 (ja) コネクタ
JP5810980B2 (ja) コネクタ
JP5768802B2 (ja) コネクタ
JP5831818B2 (ja) コネクタ
JP6004278B2 (ja) コネクタ
JP6548038B2 (ja) コネクタ
JP5552951B2 (ja) コネクタ
JP5111995B2 (ja) コネクタ
JP2009123373A (ja) コネクタ
JP4385984B2 (ja) コネクタ
JP2009043648A (ja) コネクタ
JP3896896B2 (ja) コネクタ
JP4857899B2 (ja) コネクタ
JP2010287464A (ja) コネクタ
JP2011070896A (ja) 分割コネクタ
JP6597434B2 (ja) コネクタ
JP2005216810A (ja) コネクタ
JP2008235050A (ja) コネクタ
JP5565184B2 (ja) コネクタ
JP5505288B2 (ja) 端子金具
JP2009231077A (ja) コネクタ
JP2011018567A (ja) コネクタ
JP4428348B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150508

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5757426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150