JP5831818B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示されたコネクタは、ロック受け部を有する相手ハウジングと、相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、ハウジング本体の前端部から後方へ片持ち状に延出する形態であってロック受け部を弾性係止することでハウジング本体と相手ハウジングとを嵌合状態に保持するロックアームと、ハウジング本体に対して初期位置から待機位置を経て検知位置へと移動可能に組み付けられ、待機位置から検知位置への移動の可否によってハウジング本体に相手ハウジングが正規嵌合されたかどうかを検知する検知部材とを備えている。
検知部材の先端部には係止部が突出して形成されている。ロックアームの後端部には被係止部が形成されている。また、ロックアームには、ハウジング本体に連なる前端部から被係止部にかけて延出し、かつ高さ方向に貫通する貫通孔が形成されている。検知部材が検知位置に至ると、係止部が貫通孔に弾性的に嵌り込んで被係止部に前方から係止可能に配置されるようになっている。
特開2004−103551号公報
ところで、上記貫通孔は、被係止部の成形時に金型が前方へ引き抜かれるのに伴い、ロックアームの前端部に余儀なく開口するものである。しかし、ロックアームの前端部は撓み動作の支点部を構成するため、そこに貫通孔が開口していると、ロックアームの弾発力が減退するという事情がある。したがって、上記のような構成では、ロックアームの強度面での信頼性に欠けるきらいがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックの信頼性を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ロック受け部を有する相手ハウジングと、前記相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、前記ハウジング本体の前端部から後方へ片持ち状に延出し、前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとの嵌合方向と交差する高さ方向に撓み変形可能とされていて、前記ハウジング本体との間に撓み空間を有し、前記ロック受け部に弾性的に係止されて前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとを嵌合状態に保持するものであり、前記撓み空間側及び後方に開口する収容凹部を有するロックアームと、前記ハウジング本体に対して初期位置から待機位置を経て検知位置へと移動可能に組み付けられ、前記ハウジング本体が前記相手ハウジングに嵌合される前は、前記ロックアームに後方から当接することで前記初期位置において前方への移動を規制され、前記ハウジング本体が前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記初期位置における移動規制状態が解除されて、前記収容凹部に後方から臨む前記待機位置に留め置かれ、前記待機位置から前方への押し込み操作によって前記検知位置に至ることにより、前記収容凹部内に一部が挿入される検知部材とを備えたコネクタであって、
前記ロックアームには、正規嵌合時に前記ロック受け部に嵌るロック突起が形成され、前記ロック突起は、前記ロックアームにおいて前記撓み空間側とは反対側となる高さ方向に突出する形態とされ、前記収容凹部は、前記ロック突起の後面に開口する形態とされる一方、前記検知部材の前端部には、前記検知位置で前記収容凹部内に挿入される突部が高さ方向に突出して形成され、前記待機位置では、前記突部と前記ロック突起とが高さ方向に関して重なる位置に配置され、さらに、前記突部には、幅狭の補助突部が高さ方向に突出して形成され、前記収容凹部の内面の一部には、前記検知位置で前記補助突部が嵌る補助凹部が凹み形成され、前記突部の前面のうち幅方向において前記補助突部と対応する領域は、前後方向に対して傾斜し、前記補助突部の前面に対して面一状に連なった急傾斜面となっており、前記突部の前面のうち幅方向において前記補助突部と非対応の領域は、前後方向に対する傾斜角度が前記急傾斜面よりも小さくて前記急傾斜面よりも後退した緩傾斜面となっており、前記検知部材が前記待機位置から前記検知位置に至る過程では、前記緩傾斜面が、前記収容凹部の開口縁に摺接することにより、前記突部の前記収容凹部内への挿入動作が案内されるところに特徴を有する。
検知部材が検知位置に至ると、検知部材の一部がロックアームの収容凹部内に収容されるため、高さ方向に関してロックアームと検知部材とが重なる位置に配置されることになり、コネクタの低背化を図ることができる。この場合に、収容凹部が、ロックアームの撓み空間側及び後方に開口する形態とされ、ハウジング本体に連なる前端部には開口しないため、ロックアームの強度が減退するのが回避される。その結果、ロックアームによるロックの信頼性が高められる。
また、ロックアームにはロック突起が高さ方向に突出して形成され、収容凹部はロック突起の後面に開口する形態とされているから、ロック突起の高さ範囲で収容凹部の開口領域を高さ方向に大きく確保することができる。
さらに、待機位置では突部とロック突起とが高さ方向に関して重なる位置に配置されるため、コネクタのよりいっそうの低背化を図ることができる。
さらにまた、検知部材が待機位置にある状態では、突部と補助突部が、ロック突起に対して高さ方向に関して重なる位置に配置されるので、コネクタを十分に低背化することができる。また、検知部材が待機位置から検知位置に至る過程では、緩傾斜面が収容凹部の開口縁に摺接することにより、突部と補助突部が、案内されて収容凹部内に挿入する。
緩傾斜面の形成形態としては、突部の前面と補助突部の前面の全領域を寝かせるように傾斜角度を小さくすることが考えられる。しかし、この形態にすることは、補助突部の上端の高さを低くすることを意味するため、補助突部とロック突起との高さ方向の重なり代が減少して、コネクタを十分に低背化できない。しかし、本発明では、緩傾斜面の形成領域を、突部の前面のうち幅方向において補助突部と非対応の領域のみとしたので、緩傾斜面を形成しても、補助突部の上端の高さは変わらず、補助突部とロック突起との高さ方向の重なり代を減少させずに済む。したがって、コネクタの低背化を図る上で支障を来すことはない。
本発明の参考例1に係るコネクタにおいて、検知部材が初期位置に組み付けられたハウジングの平面図である。 検知部材が初期位置に組み付けられたハウジングの背面図である。 ハウジングの平面図である。 ハウジングの側面図である。 ハウジングの正面図である。 ハウジングの背面図である。 検知部材の平面図である。 検知部材の側面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の底面図である。 検知部材が初期位置に組み付けられ、ハウジング本体が相手ハウジングに浅く嵌合された状態をあらわす断面図である。 さらに嵌合が進み、干渉部の押さえ面にロック突起が押圧されてロックアームが大きく撓み変形した状態をあらわす断面図である。 ハウジング本体が相手ハウジングに正規嵌合されて、ロックアームがロック受け部に係止され、かつ検知部材が待機位置に留め置かれた状態をあらわす断面図である。 検知部材が検知位置に向かう過程で、ロック突起のガイド面が収容凹部の上端開口縁に摺接する状態をあらわす断面図である。 検知部材が検知位置に至り、突部は収容凹部に収容された状態をあらわす断面図である。 検知部材が初期位置でハウジング本体から抜け止めされた状態をあらわす要部断面図である。 検知部材が初期位置で検知位置への移動を規制された状態をあらわす要部断面図である。 検知部材が待機位置で初期位置への戻り移動を規制された状態をあらわす要部断面図である。 検知部材がハウジング本体に組み付けられる前の状態をあらわす要部破断側面図である。 検知部材がハウジング本体に組み付けられ、第1ガタ詰め部及び第2ガタ詰め部によって本体部のガタ付きが抑えられた状態をあらわす要部破断側面図である。 実施例1に係るコネクタにおいて、検知部材が初期位置に組み付けられた状態をあらわすハウジング本体の断面図である。 検知部材が検知位置に向かう過程で、ロック突起のガイド面が収容凹部の上端開口縁に摺接する状態をあらわす断面図である。 図22の部分拡大図である。 検知部材の側面図である。 検知部材の正面図である。 検知部材の平面図である。 図24の部分拡大図である。 実施例2に係るコネクタにおいて、検知部材が検知位置に向かう過程で、ロック突起のガイド面が収容凹部の上端開口縁に摺接する状態をあらわす部分拡大断面図である。
参考例1>
本発明の参考例1を図1ないし図20によって説明する。本参考例に係るコネクタAは、互いに嵌合可能なハウジング10及び相手ハウジング50と、ハウジング10に組み付けられる検知部材70とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング10、50の互いの嵌合面側を前方とする。
相手ハウジング50は合成樹脂製であって、図11に示すように、前方に開口する筒状のフード部51を有している。フード部51の上壁の前端部には、ロック受け部52が形成されている。ロック受け部52は、上壁を高さ方向(両ハウジング10、50の嵌合方向と交差する方向)に貫通する形態とされている。ロック受け部52の内前面は、前方へ向けてやや上向き勾配となる逆テーパ状の係止受け面53とされている。また、フード部51の上壁の前端部には、ロック受け部52の直前位置に、干渉部54が形成されている。干渉部54の前面下端部には、前方へ向けて上向き勾配となるテーパ状の斜面55が形成されている。また、干渉部54の下面は、斜面55からロック受け部52にかけて略水平に配置され、検知部材70の突部87(後述する)及びロックアーム12のロック突起24を上方から押さえ付けることが可能な押さえ面56とされている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図3及び図4に示すように、ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の上面に一体に連結される撓み変形可能な片持ち状のロックアーム12とからなる。ハウジング本体11の内部には、図示しない端子金具が挿入可能とされている。
ハウジング本体11の後端部の上面には、図5及び図6に示すように、ロックアーム12の後端部(後述する解除操作部28)の周りを取り囲むアーチ状の保護壁13が形成されている。保護壁13は、ハウジング本体11の上面の幅方向両端部から立ち上がる一対の外側壁14と、両外側壁14の内側に位置してハウジング本体11の上面から立ち上がる一対の内側壁15と、両内側壁15及び両外側壁14の各上端に連なってハウジング本体11の全幅に亘って架設される覆い壁16とで構成されている。そして、図19に示すように、保護壁13の内側空間は、後方から検知部材70が挿入される組み付け空間17になっている。
図3に示すように、覆い壁16には、その後端に開口する切欠部18が形成されている。ロックアーム12の解除操作部28は切欠部18を通して部分的に視認可能とされている。また、内側壁15の後端は、切欠部18で区画されることにより、外側壁14の後端より前方に位置している。
両外側壁14の下端部の内面には、図5及び図19に示すように、一対のガイド溝19が形成されている。両ガイド溝19は、断面角凹状をなし、前後方向に延出して両外側壁14の前後両端に開口する形態とされている。両ガイド溝19の後端下部の内面には、一対の第1抜け止め部21が内側に突出して形成されている。図16に示すように、第1抜け止め部21の後面は前方へ向けて内向き勾配となるテーパ状の形態とされ、第1抜け止め部21の前面は幅方向にほぼ沿った形態とされている。
両内側壁15の後端部の外面には、一対の第2抜け止め部22が外側に突出して形成されている。両第2抜け止め部22は、図5及び図6に示すように、ハウジング本体11の上面から上方へ向けて高さ方向に細長く延出するリブ状の形態とされている。そして、図16に示すように、第2抜け止め部22の後面は前方へ向けて外向き勾配となるテーパ状の形態とされ、両第2抜け止め部22の前面は前方へ向けてやや内向き勾配となる逆テーパ状の形態とされている。
また、両内側壁15の前端部の外面には、図17に示すように、一対の規制部23が外側に突出して形成されている。両規制部23は、図5及び図6に示すように、覆い壁16の下面から下方へ向けて高さ方向に細長く延出するリブ状の形態とされている。そして、規制部23は、第2抜け止め部22より小さい突出寸法を有するとともに、第2抜け止め部22より短い延出長さを有し、第2抜け止め部22よりも上方に配置されている。図17に示すように、規制部23の後面は、前方へ向けて外向き勾配となるテーパ状の形態とされ、規制部23の前面は、前方へ向けて内向き勾配となるテーパ状の形態とされている。
ロックアーム12は、図4に示すように、ハウジング本体11の前端部の上面から後方へ延出する形態とされている。ロックアーム12の前後方向略中央部には、ロック突起24が高さ方向に突出して形成されている。そして、ロックアーム12の下面とハウジング本体11の上面との間には、撓み空間25が形成されている。
また、図3に示すように、ロックアーム12は、ロック突起24よりも前方に、矩形板状の基端部26を有している。図4に示すように、基端部26の前端側は、ハウジング本体11の上面に連結され、ロックアーム12の撓み動作の支点を構成している。さらに、図3及び図4に示すように、ロックアーム12は、ロック突起24の両脇から後方へ延出する一対の連結部27と、両連結部27の後端に連なって幅方向に延出し、かつ一段高く配置される解除操作部28とを有している。ロック突起24の後面は、後方に開放された係止面29とされ、図11に示すように、ロック受け部52の係止受け面53と対向する上部側がやや逆テーパ状の形態とされ、検知部材70の移動規制面94(後述する)と対向する下部側がややテーパ状の形態とされている。
図13に示すように、両ハウジング10、50が正規嵌合されると、ロック突起24がロック受け部52に下方から弾性的に嵌り込み、係止面29が係止受け面53に当接可能に配置されて、両ハウジング10、50が嵌合状態に保持されるようになっている。一方、両ハウジング10、50が正規嵌合された状態で、解除操作部28を上方から押圧することにより、ロックアーム12が撓み空間25に撓み変形させられる。これにより、ロック受け部52からロック突起24が抜け出て、両ハウジング10、50を引き離すことが可能となる。
また、図11に示すように、ロックアーム12の下面には、収容凹部31が後方に開口して形成されている。収容凹部31は、検知部材70の突部87が適合可能な大きさ及び形状をなし、ロックアーム12の下面(撓み空間25側)及びロック突起24の後面に開口する形態とされている。収容凹部31の内上面は、ロックアーム12の基端部26の上面よりも上方に位置している。また、収容凹部31の内上面には、補助凹部32が部分的に凹み形成されている。図6に示すように、補助凹部32は、収容凹部31の内上面における幅方向中央部に配置され、収容凹部31の全幅の概ね1/3の幅寸法を有している。そして、補助凹部32の深さは、収容凹部31の深さよりも充分に小さくされている。
続いて、検知部材70について説明すると、検知部材70は同じく合成樹脂製であって、図7及び図8に示すように、本体部71と、本体部71の前端に一体に連結された弾性アーム部72とを有している。そして、検知部材70は、ハウジング本体11に対して初期位置から待機位置を経て検知位置へと移動可能に組み付けられる。
本体部71は、図2及び図9に示すように、幅方向及び高さ方向に延出する背部73を有している。背部73には、解除操作窓74が開口して形成されている。解除操作窓74は、背部73の上端縁の幅方向略中央部に略角U字形に大きく凹む形態とされている。検知部材70がハウジング本体11に組み付けられた状態で背面視すると、解除操作窓74を通してロックアーム12の解除操作部28を視認することが可能となっている。
また、背部73は、幅方向両端部で高さ方向に延出する一対の縦部75と、両縦部75の下端部に連なって幅方向に延出する横部76とを有している。解除操作窓74は、両縦部75及び横部76によって区画されている。両縦部75及び横部76の各後面は、高さ方向にほぼ沿って配置され、検知位置への移動時に後方から押圧可能となっている。そして、両縦部75の上端には、一対の引っ掛け部77が突出して形成されている。両引っ掛け部77には指又は治具が引っ掛けられ、その状態で両引っ掛け部77に後方への引き抜き力が作用することにより、検知部材70が検知位置から初期位置へと引き戻されるようになっている。
図8に示すように、両縦部75は、側面視略矩形状をなし、その両外面の下端部に、一対のガイド部78を有している。ガイド部78は、横部76の前後方向の全長に亘って延出するリブ状の形態とされている。両ガイド部78の略下半部には、図10に示すように、一対の第1止め部79が形成されている。第1止め部79の後面は幅方向に沿った形態とされている。そして、両ガイド部78は、両第1止め部79を挟んだ前後両側に、前後方向に延出して前後両端に開口する溝部81を有している。
両ガイド部78の後部の上面には、図8及び図9に示すように、両第1止め部79と前後方向で重なる位置に、一対の第1ガタ詰め部82が突出して形成されている。両第1ガタ詰め部82は、前後方向に延出する断面三角形のリブ状をなし、本体部71の幅方向両端部における下側後方に配置されている。
また、両縦部75の前部の上端面には、一対の第2ガタ詰め部83が突出して形成されている。第2ガタ詰め部83は、前後方向に延出する断面三角形のリブ状をなし、第1ガタ詰め部82より一回り小さいサイズで構成されている。そして、両第2ガタ詰め部83は、本体部71の幅方向両端部における上側前方に配置されている。検知部材70の移動過程では、両第1ガタ詰め部82が両ガイド溝19の内上面に圧潰状態で摺接するとともに、両第2ガタ詰め部83が覆い壁16の下面に圧潰状態で摺接することにより、検知部材70の移動姿勢が正規姿勢に矯正されるようになっている。
また、図7に示すように、両縦部75の前端には、一対の弾性片84が前方に突出して形成されている。両弾性片84は、図8に示すように、側面視略矩形の板状をなし、縦部75の前端を支点として幅方向に撓み変形可能とされている。そして、両弾性片84の前端部には、図9に示すように、一対の仮係止部85と一対の第2止め部86とが高さ方向に並んで形成されている。
仮係止部85は、弾性片84の前端部の略上半部から内側に突出するとともに高さ方向に延出する形態とされている。図7に示すように、仮係止部85の後面は、前方へ向けて内向き勾配となるテーパ状の形態とされ、仮係止部85の前面は、前方へ向けて外向き勾配となるテーパ状の形態とされている。図17に示すように、検知部材70が初期位置にあるときには、両仮係止部85の前面が両規制部23に後方からセミロック状態で当接することにより、検知部材70の検知位置への移動が副次的に規制されるようになっている。また、図18に示すように、検知部材70が検知位置にあるときには、両仮係止部85の後面が両規制部23に前方からセミロック状態で当接することにより、検知部材70の初期位置への戻り移動が副次的に規制されるようになっている。
第2止め部86は、図9に示すように、弾性片84の前端部の略下半部から内側に突出するとともに高さ方向に延出する形態とされている。図10に示すように、第2止め部86は、仮係止部85よりも一回り小さくされている。そして、第2止め部86の後面は、後方へ向けてやや内向き勾配となる逆テーパ状の形態とされている。図16に示すように、検知部材70が初期位置にあるときには、第1止め部79の後面が第1抜け止め部21に前方から当接するとともに、第2止め部86の後面が第2抜け止め部22に前方から当接することにより、検知部材70がハウジング本体11から抜け出るのが規制されるようになっている。
弾性アーム部72は、図8に示すように、本体部71の前端の幅方向略中央部から前方へ片持ち状に延出する形態とされている。そして、弾性アーム部72は、略角棒状をなし、本体部71の前端に連なる後端部を支点として高さ方向に撓み変形可能とされている。自然状態では、弾性アーム部72は後端から前端にかけてほぼ一定の傾斜角で上向きに傾斜する形態とされている。一方、図11から図13にかけて示すように、検知部材70が初期位置から待機位置へと変位するに従い、弾性アーム部72はその傾斜角を段々小さくするように撓み変形させられる。そして、図15に示すように、検知部材70が検知位置に至ると、弾性アーム部72が実質的に傾斜せずに略水平な姿勢をとるようになっている。このため、弾性アーム部72は、待機位置及び検知位置において弾発力を蓄勢した状態になる。
弾性アーム部72の前端部には、図8に示すように、略角ブロック状の突部87が上方に突出して形成されている。突部87の前面上端部には、後方へ向けて上向き勾配となるテーパ状のガイド面88が形成されている。図13に示すように、検知部材70が待機位置にあるときには、突部87のガイド面88がロック突起24の後面における収容凹部31の上端開口縁31Eに後方から対向して配置されるようになっている。また、図14に示すように、検知部材70が待機位置から検知位置に向かう過程では、突部87のガイド面88が収容凹部31の上端開口縁31Eに摺接し、それに伴って弾性アーム部72が弾性的に傾倒するようになっている。さらに、図15に示すように、検知部材70が検知位置に至ると、突部87が収容凹部31内に位置決め状態で挿入されるようになっている。収容凹部31の内面には、検知位置にて突部87のガイド面88と対向するテーパ状のガイド受け面34が形成されている。
また、図8及び図9に示すように、突部87の上端面には、補助突部91が部分的に突出して形成されている。補助突部91は、突部87の上端面の幅方向略中央部において、前後方向に延出するリブ状の形態とされている。補助突部91の突出寸法は、突部87の突出寸法よりも充分に小さくされている。そして、突部87が収容凹部31に挿入されたときに、補助突部91が補助凹部32内に嵌合して挿入されるようになっている。
補助突部91の前面は、後方へ向けて上向き勾配となるテーパ状の補助ガイド面92とされている。補助ガイド面92は、ガイド面88とほぼ面一で連なり、ガイド面88とほぼ同じ傾斜角を有している。検知部材70が待機位置から検知位置に向かう過程では、ガイド面88に続いて補助ガイド面92が収容凹部31の上端開口縁31Eに摺接するようになっている。このため、弾性アーム部72は、補助突部91の分、撓み量が増加させられる。なお、補助突部91の上面のうち、補助ガイド面92の後方領域は、後方へ向けて下向き勾配となるテーパ状をなしている。
また、突部87の前端下端部には、当接部93が前方に突出して形成されている。当接部93は、図7に示すように、平面視矩形状をなしている。検知部材70が初期位置にあるときには、当接部93の上面がほぼ水平に配置されて収容凹部31の内上面に下方から当接するようになっている。これにより、弾性アーム部72がロックアーム12にプリロードを付与した状態で少し撓み変形させられた状態になる。
また、図8に示すように、突部87の前面におけるガイド面88と当接部93との間には、移動規制面94が形成されている。移動規制面94は、弾性アーム部72が自然状態にあるときには、高さ方向にほぼ沿って配置される。また、図11に示すように、検知部材70が初期位置にあるときには、突部87の移動規制面94がロック突起24の係止面29に対して後方から対向して配置されるようになっている。
次に、本参考例1に係るコネクタAの作用を説明する。
組み付けに際し、まずハウジング本体11の組み付け空間17に後方から検知部材70が挿入される。組み付け過程では、第1ガタ詰め部82がガイド溝19の内上面に圧潰状態で摺接するとともに、第2ガタ詰め部83が覆い壁16の下面に圧潰状態で摺接することにより、検知部材70の組み付け姿勢の安定性が担保される。
また、組み付け過程では、両弾性片84が撓み変形し、図16に示すように、検知部材70が初期位置に至ることにより、両弾性片84が弾性復帰して第2止め部86が第2抜け止め部22に前方から係止可能に配置される。同時に、第1止め部79が第1抜け止め部21に前方から係止可能に配置される。これにより、検知部材70がハウジング本体11から後方へ抜け出るのが規制される。また、検知部材70が初期位置に至ると、図11に示すように、突部87の移動規制面94がロック突起24の係止面29に後方から係止可能に配置される。このため、初期位置で検知部材70を前方へ押し込もうとすると、移動規制面94が係止面29に当接して、検知部材70のそれ以上の前進が規制される。このとき、図17に示すように、仮係止部85が規制部23に後方から当接することによっても、初期位置における検知部材70の前進が二次的に規制される。かくして、図1に示すように、検知部材70は、ハウジング本体11に対して初期位置において前後方向への移動を規制された状態に保持される。
また、初期位置では、図11に示すように、弾性アーム部72の当接部93が収容凹部31の内上面に下方から当接して、弾性アーム部72がロックアーム12に対して弾発力を蓄勢しつつ保持される。そして、当接部93が収容凹部31の内上面に当接することにより、突部87の移動規制面94とロック突起24の係止面29とのラップ代も所定値に自動的に定まる。
続いて、相手ハウジング50のフード部51内にハウジング本体11が嵌合される。嵌合過程では、ロック突起24が、干渉部54の斜面55に摺接した後、図12に示すように、干渉部54の押さえ面56に押圧され、ロックアーム12が撓み空間25に撓み変形させられる。そして、ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合されると、ロック突起24に対する干渉部54からの押圧状態が解除され、図13に示すように、ロックアーム12が弾性的に復帰するとともに、ロック突起24がロック受け部52内に下方から嵌り込む。これにより、ロック突起24の係止面29の上部がロック受け部52の係止受け面53に係止可能に配置され、両ハウジング10、50が嵌合状態に保持される。
また、ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合されると、図13に示すように、突部87の上端面における補助突部91が干渉部54の押さえ面56によって下向きに押圧される。このとき、突部87はロックアーム12の復動変位に追従せずに干渉部54との当接状態を維持し、当接部93は収容凹部31から抜け出る。これにより、検知部材70は、弾性アーム部72がロックアーム12から解離して相手ハウジング50と当接する待機位置に留め置かれる。待機位置では、弾性アーム部72が干渉部54により撓み変形させられて水平に近い傾倒姿勢をとるようになる。
また、待機位置では、図13に示すように、ロック突起24の後面における収容凹部31の上端開口縁31Eに対して突部87のガイド面88が若干の隙間をあけつつ後方から対向して配置される。つまり、突部87のガイド面88の高さ範囲に収容凹部31の上端開口縁31Eが収まるように配置される。
続いて、背部73の後面が前方へ押圧され、検知部材70が検知位置に至らされる。待機位置における検知部材70に前方への押し込み力が加わることにより、仮係止部85と規制部23とのセミロック状態が解除され、弾性片84が撓み変形して規制部23に乗り上げられる。また、検知位置への移動過程では、図14に示すように、突部87のガイド面88及び補助突部91の補助ガイド面92が収容凹部31の上端開口縁31Eに順次摺接することにより、弾性アーム部72がより大きく撓み変形させられるとともに撓み空間25に深く挿入され、さらに、突部87が収容凹部31に後方から挿入される。
検知部材70が検知位置に至ると、図15に示すように、突部87の略全体が収容凹部31に嵌合して収容され、同じく補助突部91も補助凹部32に嵌合して収容される。突部87が収容凹部31の内前面に当接することにより、検知部材70のそれ以上の前進が規制される。また、検知位置では、図18に示すように、弾性片84が弾性復帰して、仮係止部85が規制部23に前方から当接することにより、検知部材70の後退が規制される。こうして検知部材70は検知位置に留め置かれる。
また、検知位置では、図15に示すように、弾性アーム部72がロックアーム12とハウジング本体11との間に弾発力を蓄勢させた状態でほぼ水平姿勢に保持される。そして、弾性アーム部72が撓み空間25に正規深さで挿入され、これによってロックアーム12の撓み動作が規制される結果、両ハウジング10、50の嵌合状態が強固に保持される。なお、検知部材70が初期位置から待機位置を経て検知位置に向かう過程では、第1ガタ詰め部82がガイド溝19の内上面に圧潰状態で摺接するとともに、第2ガタ詰め部83が覆い壁16の下面に圧潰状態で摺接することにより、本体部71が傾倒するのが回避され、検知部材70の移動姿勢の安定性が担保される。また、初期位置、待機位置及び検知位置の各位置では、図2及び図20に示すように、第1ガタ詰め部82及び第2ガタ詰め部83のガタ詰め作用によって本体部71のガタ付きが抑えられ、検知部材70がハウジング本体11に位置決め状態に保持される。
一方、ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合されずに半嵌合位置で留まっていると、図12に示すように、ロックアーム12が干渉部54の押さえ面56に押圧されて撓み空間25に撓み変形したままの状態となる。したがって、この状態で検知部材70を前方へ押し込もうとしても、突部87がロック突起24と干渉して、弾性アーム部72が撓み空間25に進入することができず、検知部材70の検知位置への移動が阻止される。したがって、検知部材70が検知位置に移動可能か否かによって、ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合されたかどうかを知ることが可能となっている。
また、両ハウジング10、50を離脱させる際には、まず引っ掛け部77に指又は治具をあてがい、その状態で検知部材70を後方へ引っ張るようにする。検知部材70に後方への引っ張り力が作用すると、弾性片84の撓み動作を伴いながら仮係止部85と規制部23との係止状態が解除され、検知部材70が初期位置に引き戻される。続いて、解除操作窓74に後方から指又は治具を挿入し、解除操作部28に指又は治具をあてがって解除操作部28を押し下げる。これにより、ロック突起24がロック受け部52から解離し、ロックアーム12とロック受け部52との係止状態が解除される。そして、解除操作部28を押し下げた状態で、ハウジング本体11を相手ハウジング50から引き離すことにより、両ハウジング10、50を互いに離脱させることが可能となる。この場合、解除操作部28の上方には覆い壁16が存在し、切欠部18は指又は治具の進入を許容するだけの開口面積を有していないため、上方からの指又は治具の進入は規制されることになる。
以上のように、本参考例1によれば、次の効果を奏することができる。
検知部材70が初期位置にあるときに、弾性アーム部72がロックアーム12に高さ方向から当接してプリロードを付与した状態になり、それに伴って弾性アーム部72がロックアーム12に後方から当接可能な位置に配置されてロックアーム12に対するラップ代も適正に定まるため、検知部材70の寸法を厳密に管理しなくても、検知信頼性の向上を図ることができる。
ここで、検知部材70が待機位置にあるときに、弾性アーム部72の突部87がロックアーム12と高さ方向で重なる位置に配置され、突部87のガイド面88が待機位置から検知位置への移動過程でロックアーム12に摺接するため、待機位置における突部87の位置精度の正確性が要求される。その点、本実施例によれば、弾性アーム部72が初期位置でロックアーム12に高さ方向から当接するため、突部87の位置精度を満足させることができる。
また、検知部材70が検知位置への移動時に押圧される本体部71を有し、ハウジング本体11には検知部材70の移動過程で本体部71が摺接するようになっており、本体部71とハウジング本体11の両摺接面のうち、本体部71の摺動面にはハウジング本体11の摺動面に対して高さ方向に圧潰され得る第1ガタ詰め部82及び第2ガタ詰め部83が設けられているため、検知部材70が高さ方向にがた付くのが防止される。その結果、検知部材70の検知信頼性がより高められる。
また、第1ガタ詰め部82及び第2ガタ詰め部83が、本体部71において前後方向に2つ並んで配置されているとともに、高さ方向に2つ並んで配置されているため、検知部材70が前後方向に傾動するのが防止され、検知部材70の姿勢の安定性が担保される。
また、検知部材70が検知位置に至ると、突部87がロックアーム12の収容凹部31内に収容されるため、高さ方向に関してロックアーム12と検知部材70とが重なる位置に配置されることになり、コネクタAの低背化を図ることができる。この場合に、収容凹部31が、ロックアーム12の撓み空間25側及び後方に開口する形態とされ、ハウジング本体11に連なる前端部には開口しないため、ロックアーム12の強度が減退するのが回避される。その結果、ロックアーム12によるロックの信頼性が高められる。
また、ロックアーム12にはロック突起24が高さ方向に突出して形成され、収容凹部31がロック突起24の後面に開口する形態とされているから、ロック突起24の高さ範囲で収容凹部31の開口領域を高さ方向に大きく確保することができる。
また、検知部材70が待機位置にあるときに、突部87とロック突起24とが高さ方向に関して重なる位置に配置されるため、コネクタAのよりいっそうの低背化を図ることができる。
また、検知部材70が待機位置から検知位置に至る過程で、突部87のガイド面88が収容凹部31の上端開口縁31Eに摺接することにより、突部87の収容凹部31への挿入動作が案内されるため、検知部材70の移動操作の安定性が担保される。
また、突部87の上端の一部には補助突部91が高さ方向に突出して形成され、補助突部91の前面にはガイド面88と連続する補助ガイド面92が形成されているため、高さ方向に関するガイド領域を大きく確保することでき、待機位置で収容凹部31の開口縁31Eに突部87を対向位置させる際の寸法管理が容易になる。また、収容凹部31には突部87に加えて補助突部91が挿入され、補助突部91の高さ分、収容凹部31の深さも増加してロックアーム12の強度が低下する懸念があるものの、本実施例によれば、収容凹部31の内上面の一部に、検知位置で補助突部91が嵌る補助凹部32が凹み形成されるに過ぎないため、収容凹部31全体の深さが増加することはなく、ロックアーム12の強度が低下するのを抑えることができる。
また、解除操作部28における撓み空間25に臨む面とは反対側の面が保護壁13によって覆われ、保護壁13によって解除操作部28への不用意な解除操作が規制される一方、ロックアーム12の係止状態を解除する際には検知部材70の背部73に開口する解除操作窓74を通して指や治具を解除操作部28にあてがって解除操作を行うことが可能となる。このため、ロックアーム12の係止状態を解除する操作を容易に行うことができる。
また、ハウジング本体11から相手ハウジング50を引き離す際には、背部73の引っ掛け部77に指や治具を引っ掛けて検知部材70を初期位置側へ引き戻し、その後、解除操作部28への解除操作を行うことが可能となる。この場合に、引っ掛け部77が背部73における解除操作窓74を挟んだ両側に対をなして配置されているため、背部73のスペース効率が良好となり、コネクタAの小型化に対応することができる。
実施例1
次に、本発明を具体化した実施例1を図21〜図27を参照して説明する。本実施例1のコネクタBは、検知部材100の一部の構成を上記参考例1の検知部材70とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記参考例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
合成樹脂製の検知部材100を構成する弾性アーム部101の前端部には、図24〜図27に示すように、参考例1の突部87とは一部形状を変更させた略角ブロック状の突部102が上方に突出して形成されている。突部102の上端面には、参考例1と同一形態の補助突部103が、部分的に上方へ突出した形態で形成されている。補助突部103は、突部102の上端面の幅方向略中央部において、前後方向に延出するリブ状の形態とされている。したがって、補助突部103は、突部102よりも幅狭である。
補助突部103の突部102からの高さ方向への突出寸法は、突部102の弾性アーム部101からの高さ方向への突出寸法よりも充分に小さくされている。また、補助突部103の上面は、後方へ向けて下向き勾配となるテーパ状をなしている。そして、突部102が収容凹部31に挿入されたときには、補助突部103が補助凹部32内に嵌合して挿入されるようになっている。
突部102の前面のうち幅方向において補助突部103と対応する中央領域は、前後方向(検知部材100が待機位置と検知位置との間で移動する方向)に対して傾斜し、補助突部103の前面に対して面一状に連なった急傾斜面104となっている。また、突部102の前面のうち幅方向において補助突部と非対応の領域(急傾斜面104以外の領域)は、前後方向に対する傾斜角度が急傾斜面104よりも小さく設定された左右一対の緩傾斜面105となっている。つまり、突部102の前面は、図23に示すように、急傾斜面104と、急傾斜面104を左右両側から挟むように位置する一対の緩傾斜面105とによって構成されている。そして、一対の緩傾斜面105は、急傾斜面104に対して段差状に後退した形態(つまり、急傾斜面104よりも後方へ寝かせた形態)となっている。
図22,図23に示すように、検知部材100が待機位置にあるときには、突部102の緩傾斜面105がロック突起24の後面における収容凹部31の上端開口縁31Eに後方から対向して配置されるようになっている。また、検知部材100が待機位置から検知位置に向かう過程では、図23に示すように、緩傾斜面105が収容凹部31の上端開口縁31Eに摺接し、それに伴って弾性アーム部101が弾性的に下方へ傾倒するようになっている。さらに、検知部材100が検知位置に至ると、突部102が収容凹部31内に位置決め状態で挿入されるようになっている。収容凹部31の内面には、検知位置にて突部102の急傾斜面104と対向するテーパ状のガイド受け面34が形成されている。
次に、本実施例1に係るコネクタBの作用を説明する。ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合されると、突部102の上端面から突出する補助突部103が干渉部54の押さえ面56によって下向きに押圧される。突部102はロックアーム12の復動変位に追従せずに干渉部54との当接状態を維持し、当接部93は収容凹部31から抜け出る。これにより、検知部材100は、弾性アーム部101がロックアーム12から解離して相手ハウジング50と当接する待機位置に留め置かれる。
検知部材100が待機位置にある状態では、図22,23に示すように、弾性アーム部101が干渉部54により撓み変形させられて水平に近い傾倒姿勢をとるようになる。また、待機位置では、ロック突起24の後面における収容凹部31の上端開口縁31Eに対して突部102の緩傾斜面105が若干の隙間をあけつつ後方から対向して配置される。つまり、突部102の緩傾斜面105の高さ範囲に収容凹部31の上端開口縁31Eが収まるように配置される。
ハウジング本体11が相手ハウジング50に正規嵌合された後は、検知部材100の背部73の後面を前方へ押して、検知部材100を検知位置に向かって前進させる。前進過程では、図22及び図23に示すように、突部102の緩傾斜面105が収容凹部31の上端開口縁31Eに摺接する。この摺接過程では、緩傾斜面105の前後方向に対する傾斜角度が、急傾斜面104に比べて小さいので、摺接に起因する抵抗が小さく抑えられる。
そして、緩傾斜面105と収容凹部31の上端開口縁31Eとの摺接により、弾性アーム部101がより大きく下方へ撓み変形させられるとともに撓み空間25に深く挿入され、さらに、突部102が後方から収容凹部31内に収容される。検知部材100が検知位置に至ると、突部102の略全体が収容凹部31に嵌合して収容され、同じく補助突部103も補助凹部32に嵌合して収容される。突部102が収容凹部31の内前面に当接することにより、検知部材100のそれ以上の前進が規制される。
実施例1のコネクタBは、突部102に、幅狭の補助突部103が高さ方向に突出して形成し、収容凹部31の内面の一部に、検知位置で補助突部103が嵌る補助凹部32を凹み形成し、突部102の前面のうち幅方向において補助突部103と対応する領域を、前後方向に対して傾斜し、補助突部103の前面に対して面一状に連なった急傾斜面104としている。また、突部102の前面のうち幅方向において補助突部103と非対応の領域を、前後方向に対する傾斜角度が急傾斜面104よりも小さくて急傾斜面104よりも後退した緩傾斜面105としており、検知部材100が待機位置から検知位置に至る過程では、緩傾斜面105が、収容凹部31の開口縁31Eに摺接することにより、突部102の収容凹部31内への挿入動作が案内されるようになっている。
この構成によれば、検知部材100が待機位置にある状態では、突部102と補助突部103が、ロック突起24に対して高さ方向に関して重なる位置に配置されるので、コネクタBを十分に低背化することができる。また、検知部材100が待機位置から検知位置に至る過程では、緩傾斜面105が収容凹部31の開口縁31Eに摺接することにより、突部102と補助突部103が、案内されて収容凹部31内に挿入する。
ところで、緩傾斜面105の形成形態としては、図27に想像線Lで示すように、突部102の前面の全領域と補助突部103の前面の全領域を寝かせるように傾斜角度を小さくすることが考えられる。しかし、このような形態にした場合、補助突部103の上面が後方に向かって下り勾配となるように傾斜しているため、補助突部103の上端の高さHbが、本実施例1の補助突部103の上端の高さHaよりも低くなってしまう。そのため、補助突部103とロック突起24との高さ方向の重なり代が減少して、コネクタBを十分に低背化することができなくなる。
しかし、本実施例1のコネクタBでは、緩傾斜面105の形成領域を、突部102の前面のうち幅方向において補助突部103と非対応の領域のみとしたので、緩傾斜面105を形成しても、補助突部103の上端の高さHaは変わらず、補助突部103とロック突起24との高さ方向の重なり代を減少させずに済む。したがって、コネクタBの低背化を図る上で支障を来すことはない。
実施例2
次に、本発明を具体化した実施例2を図28を参照して説明する。本実施例2のコネクタCは、上記実施例1のコネクタBにおいて、ロックアーム12の収容凹部31の内上面に形成されている補助凹部35の一部の構成を、実施例1の補助凹部32とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記参考例1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
実施例2の補助凹部35の後端部には、下面側及び後方に開放するように斜めに切欠された逃がし部36が形成されている。逃がし部36を形成したことにより、開口縁31Eが緩傾斜面105に摺接する過程で、補助突部103がロック突起24の下面後端部と干渉することが回避される。したがって、補助突部103の補助凹部35内への挿入動作(突部102の収容凹部31内への挿入動作)が完了するまで、開口縁31Eと緩傾斜面105の摺接によるガイド機能が継続して発揮される。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)検知部材が検知位置に至ったときに、検知部材がロックアームの撓み動作を規制することができない構成であってもよい。
(2)収容凹部は、突部が適合可能な大きさ及び形状に形成されていなくてもよく、突部が遊嵌される大きさに形成されるものであってもよい。
(3)収容凹部は、ロックアームにおけるロック突起以外の部分で後方に開口する形態であってもよい。
(4)ガタ詰め部は、ハウジング本体に形成され、本体部には形成されないものであってもよい。また、ガタ詰め部は、本体部とハウジング本体の双方に形成されるものであってもよい。
(5)ガタ詰め部は、前後方向及び高さ方向の同軸上に複数並んで配置されるものであってもよい。
(6)ガタ詰め部は、前後方向及び高さ方向に3つ以上並んで配置されるものであってもよい。
(7)補助突部は、突部の上端に複数形成されていてもよく、例えば、突部の上端の幅方向両側に対をなして形成されていてもよい。この場合、収容凹部には、補助突部と対応する位置に、複数の補助凹部が形成されていればよい。
(8)ガイド面及びガイド斜面は、曲面状の斜面として形成されるものであってもよい。
A…コネクタ
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…ロックアーム
13…保護壁
24…ロック突起
25…撓み空間
28…解除操作部
31…収容凹部
31E…収容凹部の開口縁
32…補助凹部
50…相手ハウジング
52…ロック受け部
70…検知部材
71…本体部
72…弾性アーム部
73…背部
74…解除操作窓
77…引っ掛け部
82…第1ガタ詰め部(ガタ詰め部)
83…第2ガタ詰め部(ガタ詰め部)
87…突部
88…ガイド面
91…補助突部
92…補助ガイド面
B…コネクタ
100…検知部材
102…突部
103…補助突部
104…急傾斜面
105…緩傾斜面
C…コネクタ
35…補助凹部

Claims (1)

  1. ロック受け部を有する相手ハウジングと、
    前記相手ハウジングに嵌合可能なハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の前端部から後方へ片持ち状に延出し、前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとの嵌合方向と交差する高さ方向に撓み変形可能とされていて、前記ハウジング本体との間に撓み空間を有し、前記ロック受け部に弾性的に係止されて前記ハウジング本体と前記相手ハウジングとを嵌合状態に保持するものであり、前記撓み空間側及び後方に開口する収容凹部を有するロックアームと、
    前記ハウジング本体に対して初期位置から待機位置を経て検知位置へと移動可能に組み付けられ、前記ハウジング本体が前記相手ハウジングに嵌合される前は、前記ロックアームに後方から当接することで前記初期位置において前方への移動を規制され、前記ハウジング本体が前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記初期位置における移動規制状態が解除されて、前記収容凹部に後方から臨む前記待機位置に留め置かれ、前記待機位置から前方への押し込み操作によって前記検知位置に至ることにより、前記収容凹部内に一部が挿入される検知部材とを備えたコネクタであって、
    前記ロックアームには、正規嵌合時に前記ロック受け部に嵌るロック突起が形成され、
    前記ロック突起は、前記ロックアームにおいて前記撓み空間側とは反対側となる高さ方向に突出する形態とされ、
    前記収容凹部は、前記ロック突起の後面に開口する形態とされる一方、
    前記検知部材の前端部には、前記検知位置で前記収容凹部内に挿入される突部が高さ方向に突出して形成され、
    前記待機位置では、前記突部と前記ロック突起とが高さ方向に関して重なる位置に配置され、
    さらに、
    前記突部には、幅狭の補助突部が高さ方向に突出して形成され、
    前記収容凹部の内面の一部には、前記検知位置で前記補助突部が嵌る補助凹部が凹み形成され、
    前記突部の前面のうち幅方向において前記補助突部と対応する領域は、前後方向に対して傾斜し、前記補助突部の前面に対して面一状に連なった急傾斜面となっており、
    前記突部の前面のうち幅方向において前記補助突部と非対応の領域は、前後方向に対する傾斜角度が前記急傾斜面よりも小さくて前記急傾斜面よりも後退した緩傾斜面となっており、
    前記検知部材が前記待機位置から前記検知位置に至る過程では、前記緩傾斜面が、前記収容凹部の開口縁に摺接することにより、前記突部の前記収容凹部内への挿入動作が案内されることを特徴とするコネクタ。
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