JP5157304B2 - 車両用走行制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者による設定等される設定車速又はナビゲーション情報等として得られる走行路の制限車速に基づいて、自車速を制御する車両用走行制御装置に関する。
特許文献1には、設定した車速をシステムが自動的に保つ走行制御と、先行車両が存在する場合に該先行車両と一定の車間距離を保つ走行制御と、ナビゲーション装置からの道路情報により適切な車速で道路を走行する走行制御と、を行うクルーズ走行制御装置が開示されている。このクルーズ走行制御装置は、設定車速が制限車速を超過している場合、そのことを運転者に情報伝達し、それから一定時間経過後、運転者が設定車速を変更しない場合、自動的に設定車速を制限車速に変更している。
特開2005−146199号公報
前述のクルーズ走行制御装置では、自動的に設定車速を制限車速に変更するまで、設定車速が制限車速を超過してから一定時間待つ必要があり、その待機時間が運転者に違和感を与えるという課題があった。また、システムが検出した制限車速情報が誤ったものであった場合でも、自動的に設定車速をその制限車速に設定するため、それが運転者に違和感を与えるという課題があった。
以上のように、設定車速を制限車速に設定(変更)することが、運転者に違和感を与えてしまうという課題があった。
本発明の課題は、運転者の意思に合致させて、自車両を制限車速で走行させることである。
前記課題を解決するために、本発明は、設定車速を目標車速として、自車速を制御するとともに、設定車速の下方変更を検出した後に制限車速が減少変化た場合には、その下方変更後の設定車速が減少変化後の制限車速より高くなったときに減少変化後の制限車速を自車両の目標車速として設定することで、減少変化後の制限車速を自車両の目標車速として自車速を制御する。
本発明によれば、目標車速を制限車速にする運転者の設定操作を基に、制限車速を目標車速として自車速を制御することで、運転者の意思に合致させて、自車両を制限車速で走行させることができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
先ず第1の実施形態を説明する。
(構成)
第1の実施形態は、車両の走行制御をする走行制御システムである。
図1は、走行制御システムの構成を示す。
図1に示すように、走行制御システムは、GPS1、進路推定部2、加減速制御装置3、自車速取得部10、ナビゲーション装置20、先行車情報取得部30及びクルーズ車速設定部40を備える。
自車速取得部10は、車輪速センサ11及び自車速演算部12を備える。自車速演算部12は、車輪速センサ11からの車輪速信号を基に、自車速を算出する。自車速演算部12は、算出した自車速を進路選択部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。
図2は、自車速取得部10における処理手順を示す。自車速取得部10は、図2に示す処理を所定のサンプリング時間毎に行う。
図2に示すように、先ずステップS1において、自車速演算部12は、車輪速を読み込む。具体的には、自車速演算部12は、車輪速センサ11から車輪速信号を読み込む。例えば、後輪駆動の車両の場合は、前輪の車輪速VW1,VW2を読み込む。
続いてステップS2において、自車速演算部12は、前記ステップS1で読み込んだ車輪速信号を基に、自車速を算出する。具体的には、自車速演算部12は、後輪駆動の車両の場合、下記(1)式により前輪の車輪速VW1,VW2の平均値として自車速Vを算出する。
V=(VW1+VW2)/2 ・・・(1)
続いてステップS3において、自車速演算部12は、前記ステップS2で算出した自車速Vを進路選択部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。そして、該図2に示す処理を終了する。
以上のように、自車速取得部10では、車輪速を基に、自車速Vを算出し、算出した自車速Vを進路選択部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。
ナビゲーション装置20は、地図DB(データベース)21、道路情報取得部22、プレビューデータ作成部23及び制御目標車速演算部24を備える。道路情報取得部22は、地図DB21からの地図データ(電子地図データ)、GPS1からの自車位置情報、及び車輪速センサ11からの車輪速信号を基に、地図データ上の自車位置を特定する。道路情報取得部22は、特定した自車位置及び地図DB21からの地図データを基に、現在の自車位置を含めて自車位置前方の道路情報をプレビュー情報として取得する。道路情報取得部22は、取得したプレビュー情報をプレビューデータ作成部23に出力する。
プレビューデータ作成部23は、道路情報取得部22で得たプレビュー情報を基に、前方道路について、道路種別、ノード点座標、リンク種別、道路幅員、車線数、分岐の有無、誘導経路情報及び制限車速を検出する。プレビューデータ作成部23は、それら検出情報を基に、所定のフォーマットに基づいたプレビューデータを作成する。プレビューデータ作成部23は、作成したプレビューデータを、制御目標車速演算部24及び進路推定部2に出力する。
制御目標車速演算部24は、プレビューデータ作成部23が作成したプレビューデータを基に、プレビュー範囲の各点における制御目標車速を算出する。制御目標車速演算部24は、算出した制御目標車速を、進路推定部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。また、ナビゲーション装置20は、制御目標車速を含め、進路推定部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)で必要となる各種情報を該進路推定部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。
図3は、ナビゲーション装置20における処理手順を示す。ナビゲーション装置20は、図3に示す処理を所定のサンプリング時間毎に行う。
図3に示すように、先ずステップS11において、道路情報取得部22は、自車位置情報を読み込む。具体的には、道路情報取得部22は、GPS1から自車位置緯度経度情報を読み込む。
続いてステップS12において、道路情報取得部22は、車輪速を読み込む。具体的には、道路情報取得部22は、車輪速センサ11から車輪速信号を読み込む。
続いてステップS13において、道路情報取得部22は、地図データを読み込む。具体的には、道路情報取得部22は、地図DB21から、自車両からの距離が一定範囲内の地図データを読み込む。
続いてステップS14において、道路情報取得部22は、自車位置を推定する。具体的には、道路情報取得部22は、前記ステップS11〜ステップS13で読み込んだ自車位置緯度経度情報、車輪速信号及び地図データを基に、自車位置を推定する。
続いてステップS15において、プレビューデータ作成部23は、プレビューデータを作成する。具体的には、プレビューデータ作成部23は、前記ステップS13及びステップS14で得た地図データ及び自車位置情報に基づいて、自車位置前方の一定範囲内の道路に関する情報を検出し、現在の自車位置を含めて自車位置前方の道路についてのプレビューデータを作成する。例えば、プレビューデータ作成部23は、前方道路に関し、道路種別、分岐角度、分岐先距離、GPS情報、点種別、移行距離、制限車速、ノード点座標、リンク種別、リンク角、分岐数及び各ノード点のリンク関係を検出して、所定のフォーマットに基づいたプレビューデータを作成する。
続いてステップS16において、プレビューデータ作成部23は、前記ステップS15で作成したプレビューデータを制御目標車速演算部24及び進路選択部2に出力する。そして、該図3に示す処理を終了する。
以上のように、ナビゲーション装置20は、地図データ及び自車位置情報を基に、プレビューデータを作成し、作成したプレビューデータを制御目標車速演算部24及び進路選択部2に出力する。また、制御目標車速演算部24がプレビューデータを基に算出したプレビュー範囲の各点における制御目標車速を含め各種情報を、進路推定部2、加減速制御装置3及びクルーズ車速設定部40(クルーズ車速選択部43)に出力する。
先行車情報取得部30は、レーザーレーダ31及び先行車情報処理部32を備える。先行車情報取得部30は、レーザーレーダ31からの出力信号を基に、先行車両を検出する。そして、先行車情報処理部32は、先行車両を検出した場合、該先行車両と自車両との車間距離及び車速差(相対速度)を算出する。先行車情報取得部30は、算出した車間距離及び車速差を、進路推定部2及び加減速制御装置3に出力する。
図4は、先行車情報取得部30における処理手順を示す。先行車情報取得部は、図4に示す処理を所定のサンプリング時間毎に行う。
図4に示すように、先ずステップS21において、先行車情報処理部32は、レーザーレーダ31からの出力信号を基に、先行車情報を得る。具体的には、先行車情報は、自車両と同一車線を走行している先行車両についての、先行車捕捉フラグ、先行車車速V、先行車両と自車両との車速差V及び車間距離Dである。
続いてステップS22において、先行車情報処理部32は、前記ステップS21で得た先行車捕捉フラグ、車速差V及び車間距離Dを、進路選択部2及び加減速制御装置3に出力する。そして、該図4に示す処理を終了する。
以上のように、先行車情報取得部30は、レーザーレーダ31を用いて先行車捕捉フラグ、車速差V及び車間距離Dを得て、それら情報を、進路選択部2及び加減速制御装置3に出力する。
進路推定部2は、自車速取得部10から得た自車速、ナビゲーション装置20から得た道路種別、本線情報、道路幅員、車線数、分岐の有無、誘導経路情報、制限車速及び制御目標車速、並びに先行車情報取得部30から得た先行車両の有無、先行車両と自車両の車間距離及び車速差に基づいて進路を推定する。進路推定部2は、推定した進路情報(進路推定結果)を加減速制御装置3に出力する。
クルーズ車速設定部40は、設定車速セットスイッチ41、推奨車速設定スイッチ42及びクルーズ車速設定処理部43を備える。
設定車速セットスイッチ(含む操作検出信号出力部)41は、自車速セット操作(自車速設定操作)、前回設定車速セット操作(前回設定車速設定操作)、設定車速増加操作及び設定車速減速操作等の、運転者による設定車速セットスイッチの操作情報を、クルーズ車速選択部43に出力する。ここで、自車速セット操作は、クルーズ走行制御機能の設定車速を現在の自車速に設定する運転者による操作である。また、前回設定車速セット操作は、クルーズ走行制御機能が復帰した場合等における設定車速を、前回設定されていた設定車速に設定する運転者による操作である。また、設定車速増加操作は、クルーズ走行制御機能の設定車速を増加させる運転者による操作であり、設定車速減速操作は、クルーズ走行制御機能の設定車速を減速させる運転者による操作である。
推奨車速設定スイッチ(含む操作検出信号出力部)42は、運転者の該推奨車速設定スイッチ42の操作情報をクルーズ車速選択部43に出力する。例えば、推奨車速設定スイッチ42は、ボタン、レバー又はナビゲーション情報を表示するモニタのタッチパネル部により構成されている。
クルーズ車速設定処理部43は、設定車速セットスイッチ41からの設定車速セットスイッチ操作情報(操作信号)、及び推奨車速設定スイッチ42からの推奨車速設定スイッチ操作情報(操作信号)に基づいて、クルーズ走行制御(クルーズ走行制御機能)の設定車速を設定する。クルーズ車速設定処理部43は、設定車速情報を加減速制御装置3に出力する。
図5は、クルーズ車速設定部40(特にクルーズ車速設定処理部43)における処理手順を示す。クルーズ車速設定部40は、図5に示す処理を所定のサンプリング時間毎に行う。ここで示す処理手順は、クルーズ走行制御機能を実現するための基本的な処理内容である。
図5に示すように、先ずステップS31において、クルーズ走行制御機能のON/OFF判断(クルーズ走行制御機能がONになっているか否か)を行う。ここで、クルーズ走行制御機能がON状態の場合、ステップS32に進み、クルーズ走行制御機能がOFF状態の場合、ステップS36に進む。
ステップS32では、運転者による設定車速セットスイッチ41の操作の有無を判定する。ここで、運転者が設定車速セットスイッチ41を操作して、前回設定車速設定操作を行った場合、ステップS33に進み、運転者が設定車速セットスイッチ41を操作して、自車速設定操作を行った場合、ステップS34に進み、運転者が何も操作していない場合、該図5に示す処理を終了する。
ステップS33では、前回クルーズ走行制御機能がONであったときに設定されていた設定車速を読み込み、その設定車速(前回設定車速)をクルーズ走行制御機能の設定車速に設定する。そして、ステップS35に進む。
ステップS34では、自車速取得部10から得た現在の自車速をクルーズ走行制御機能の設定車速に設定する。そして、ステップS35に進む。
ステップS35では、クルーズ走行制御機能をONにする。そして、該図5に示す処理を終了する。
ステップS36では、運転者によるクルーズ走行制御機能のキャンセル操作の有無を判定する。例えば、運転者がブレーキ操作を行った場合や運転者がクルーズ走行制御機能そのものをキャンセル操作した場合等、クルーズ走行制御機能をOFFにする条件を満たした場合、ステップS37に進む。それ以外の場合、ステップS38に進む。
ステップS37では、クルーズ走行制御機能をOFFにする。そして、該図5に示す処理を終了する。
ステップS38では、運転者による設定車速の変更操作の有無を判定する。ここで、運転者が設定車速セットスイッチ41を操作して、設定車速を上方に変更する操作(設定車速上方変更操作、設定車速増加操作)を行った場合、ステップS39に進み、運転者が設定車速を下方に変更する操作(設定車速下方変更操作、設定車速減少操作)を行った場合、ステップS40に進み、それ以外の場合、ステップS41に進む。
ステップS39では、クルーズ走行制御機能の設定車速を一定量Vup、上方に変更し、ステップS41に進む。Vupは例えば5km/hである。
ステップS40では、クルーズ走行制御機能の設定車速を一定量(Vdown)、下方に変更し、ステップS41に進む。Vdownは例えば5km/hである。
ステップS41では、ナビゲーション装置20から制限車速情報(制御目標車速として制限車速情報)を取得する。そして、ステップS42に進む。
ステップS42では、自車速取得部10から得た自車速及び前記ステップS41で得た制限車速情報に基づいて、制限車速の超過時間を判定する。制限車速を超過する状態が一定時間Tover以上継続した場合、ステップS43に進む。Toverは例えば10秒である。
なお、このステップS42の処理は、本発明との比較のために示す従来例の処理であり、後述するように、本発明では、ここでの処理内容を変更している(後述の図6のステップS64)。
ステップS43では、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する。そして、該図5に示す処理を終了する。
以上の処理により、クルーズ走行制御機能がOFF状態にあり、運転者が設定車速セットスイッチ41により前回設定車速設定操作を行った場合、前回クルーズ走行制御機能がONであったときに設定していた設定車速を現在のクルーズ走行制御機能の設定車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(ステップS31→ステップS32→ステップS33→ステップS35)。また、クルーズ走行制御機能がON状態であり、運転者が設定車速セットスイッチに41より自車速設定操作を行った場合、現在の自車速を現在のクルーズ走行制御機能の設定車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(ステップS31→ステップS32→ステップS34→ステップS35)。一方、クルーズ走行制御機能がOFF状態であるが、運転者が何も操作していない場合、以上のような設定車速の設定処理を行うことはない(ステップS31→ステップS32→該図5の処理の終了)。
また、クルーズ走行制御機能がON状態であり、クルーズ走行制御機能をOFFにする条件を満たした場合、該クルーズ走行制御機能をOFFする(ステップS31→ステップS36→ステップS37)。また、クルーズ走行制御機能がON状態であり、運転者が設定車速セットスイッチ41により設定車速の変更操作を行った場合、それに応じて設定車速を変更する(ステップS31→ステップS36→ステップS38〜ステップS40)。そして、制限車速情報を取得した場合、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する(ステップS41〜ステップS43)。
加減速制御装置3は、自車速取得部10から得た自車速、ナビゲーション装置20から得た制御目標車速、クルーズ車速設定部40から得たクルーズ走行制御機能の設定車速、先行車情報取得部30から得た先行車との車速差、及び進路選択部2から得た進路推定結果に基づいて、自車両を加減速制御する。
図6は、前記図5に示す処理の内容を一部変更しており、本発明を実現する処理内容を示す。
図6に示すように、ステップS62、ステップS63及びステップS64の処理を追加するとともに、ステップS32の処理内容を変更したステップS61の処理を設けている。他のステップの処理については、特に言及しない限り、図5を用いて説明した処理内容と同じである。
ステップS61では、運転者による設定車速セットスイッチ41及び推奨車速選択スイッチ42の操作の有無を判定する。運転者が設定車速セットスイッチ41により前回設定車速設定操作を行った場合、ステップS33に進み、運転者が設定車速セットスイッチ41により自車速設定操作を行った場合、ステップS34に進み、運転者が推奨車速選択スイッチを操作した場合、ステップS62に進む。運転者が何も操作していない場合、該図6に示す処理を終了する。
ステップS62では、ナビゲーション装置20が検出した走行路の制限車速(現在走行中の走行路の制限車速)にクルーズ走行制御機能の設定車速を設定する。そして、ステップS35に進む。ステップS35では、クルーズ走行制御機能をONにする。
これにより、クルーズ走行制御機能がOFF状態にあり、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合、現在のクルーズ走行制御機能の設定車速を走行路の制限車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(ステップS31→ステップS61→ステップS62→ステップS35の処理手順)。
一方、ステップS43の後にステップS63の処理を行っている。ステップS63では、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作の有無を判定する。ここで、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合、ステップS43に進み、運転者による奨車速選択スイッチ42の操作がない場合、ステップS64に進む。
ステップS64では、制限車速に設定する判定をする。ここで、クルーズ走行制御機能の設定車速を、システムが検出した制限車速(現在走行中の走行路の制限車速)に設定する条件を満たした場合、ステップS43に進み、そうでない場合、該図6に示す処理を終了する。ステップS43では、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する。
ステップS43では、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する。すなわち、前記ステップS63にて運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合には、その推奨車速選択スイッチ42を操作したときにシステムが検出している制限車速を設定車速に設定する。また、前記ステップS63にて運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作していないが、前記ステップS64にて設定車速を制限車速に設定する条件を満たしている場合には、そのときシステムが検出している制限車速を設定車速に設定する。
前記ステップS64にて判定に用いるクルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件を、該条件により実現される動作例を図7〜図9に示しつつ説明する。
(1)クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件(第1例)
i)推奨車速選択スイッチ42が操作されていないが、以前の推奨車速選択スイッチ42の操作により、クルーズ走行制御機能の現在の設定車速が制限車速に設定されている場合。
ii)制限車速の変化(現在走行中の走行路の制限車速の変化)を検出し、その検出した制限車速が、変化前の制限車速よりも小さい場合(制限車速が減少する方向に変化した場合)。
(1−1)図7のポイント1−1
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がOFF状態にある場合に、運転者による設定車速セットスイッチ41の自車速セット操作を検出したため、クルーズ走行制御機能の設定車速を自車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(前記ステップS31→ステップS34→ステップS35)。
このとき、設定車速(クルーズ走行制御機能のON時の自車速相当)は、ナビゲーション装置20で検出した制限車速よりも大きい値になっている。しかし、推奨車速選択スイッチ42を操作しなければ、設定車速は、自車速セット操作時の値に維持される。これにより、運転者は、クルーズ走行制御機能において、制限車速よりも大きい設定車速で走行することを希望する場合、推奨車速選択スイッチ42を操作しなければ、設定車速で走行することを維持できる。
ここで、走行制御では、設定車速と一致するように自車速を制御するのであるが、実際の走行制御処理(車速制御処理)では、加減速制御装置3が、クルーズ車速設定部40で得た設定車速に制御目標車速を設定して、該制御目標車速に一致するように、自車速を制御している。これは以下の説明でも同様である。
なお、従来であれば、クルーズ走行制御機能がON状態のときに、走行路の制限車速を検出したときには、設定車速は、その制限車速に自動的(一定時間経過後)に設定される(前記ステップS42→ステップS43)。すなわち、運転者の意思に関係なく、設定車速が制限車速に設定される。
(1−2)図7のポイント1−2
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
これにより、運転者は、制限車速で自車両を走行させた場合、推奨車速選択スイッチ42を操作することで、設定車速を制限車速にして走行することができる。すなわち、推奨車速選択スイッチ42の操作の検出を前提に、設定車速を制限車速に設定することで、設定車速を制限車速にする設定を運転者の意思に合致させることができる。
ここで、走行制御では、制限車速である設定車速に一致するように自車速を制御するのであるが、実際の走行制御処理(車速制御処理)では、加減速制御装置3が、設定車速に設定(クルーズ車速設定部40において設定)するものとして説明した制限車速に制御目標車速を設定して、該制御目標車速に一致するように、自車速を制御している。これは以下の説明でも同様である。
(1−3)図7のポイント1−3
走行制御システムは、設定車速を制限車速に設定している状態で、該制限車速の減少を検出したため、設定車速を、そのように減少する制限車速に設定する(前記ステップS64→ステップS43)。すなわち、走行制御システムは、設定車速を制限車速に追従させて、減少させる。
ここで、制限車速が変化する以前に運転者自身の操作により設定車速を制限車速に設定していることから、運転者が制限車速を超過した設定車速にすることを希望していない可能性が高い。すなわち、運転者が制限車速を超過した速度で走行することを希望していない可能性が高い。このような事情を考慮し、運転者に特に操作を要求することなく、運転者の意思に合致させて、変化する制限車速に設定車速を設定(追従)させることができる。
(1−4)図7のポイント1−4
走行制御システムは、設定車速を制限車速に設定している状態で、該制限車速の変化を検出したが、その変化が増加する方向のものであるため、設定車速を変化前の制限車速に維持(設定)する(前記ステップS64→ステップS43)。すなわち、走行制御システムは、制限車速が増加する場合には、設定車速を、その制限車速に追従させることなく、維持する。
ここで、設定車速が自動的に減少する場合(ポイント(1−3))と異なり、設定車速が自動的に増加する場合、その増加による自車両の加速が運転者に違和感を与える可能性が高くなる。このようなことから、走行制御システムは、制限車速が変化する以前に設定車速が制限車速に設定されている場合でも、制限車速が増加するときには、設定車速をその制限車速に設定しない(追従させない)ようにして、運転者に違和感を与えるのを防止している。
(1−5)図7のポイント1−5
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
これにより、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作することで、設定車速を制限車速に設定できる。すなわち、制限車速が増加した場合でも、推奨車速選択スイッチ42を操作した場合にはその操作を優先させることで、制限車速で自車両を走行させたいといった運転者の意思に合致させて、設定車速を制限車速に設定する。
(2)クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件(第2例)
i)今回は推奨車速選択スイッチ42が操作されていないが、以前の推奨車速選択スイッチ42の操作により、現在の設定車速が制限車速に設定されている場合。
ii)設定車速上方変更操作がなされた場合、設定車速を制限車速に設定しない(設定車速を制限車速に設定する処理を解除する)。
(2−1)図8のポイント2−1(前記図7のポイント1−1と同様)
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がOFF状態にある場合に、運転者による設定車速セットスイッチ41の自車速セット操作を検出したため、設定車速を自車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(前記ステップS31→ステップS34→ステップS35)。
このとき、設定車速(クルーズ走行制御機能のON時の自車速相当)は、走行制御システムが検出した制限車速よりも小さい値になっている。しかし、推奨車速選択スイッチ42を操作しなければ、設定車速は、自車速セット操作時の値に維持される。これにより、運転者は、クルーズ走行制御機能において、制限車速よりも小さい設定車速で走行することを希望する場合、推奨車速選択スイッチ42を操作しなければ、設定車速で走行することを維持できる。
(2−2)図8のポイント2−2
走行制御システムは、制限車速の減少を検出したが、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を未だ検出していないため、設定車速(例えばクルーズ走行制御機能のON時の自車速相当)に維持する(前記ステップS63→ステップS64→該図6の処理を終了)。
ここで、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作していないのであるから、制限車速の変化を検出したことを理由に、設定車速を該制限車速に設定するのは好ましくない。これにより、設定車速を運転者の意思に合致させることができる。
(2−3)図8のポイント2−3
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
これにより、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作することで、設定車速を制限車速に設定できる。すなわち、制限車速が設定車速よりも大きい場合でも、推奨車速選択スイッチ42を操作した場合にはその操作を優先させることで、運転者の意思に合致させて、設定車速を制限車速に設定する。
(2−4)図8のポイント2−4
走行制御システムは、設定車速を制限車速に設定している状態で、運転者による設定車速上方変更操作を検出したため、設定車速を、それまで設定していた制限車速から設定車速上方変更操作に応じた値に増加させる(前記ステップS64→該図6の処理を終了)。
これにより、運転者は、設定車速上方変更操作だけで、設定車速が制限車速に設定されている場合でも、設定車速を制限車速よりもさらに大きい値に設定できる。
(2−5)図8のポイント2−5
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
これにより、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作することで、設定車速を制限車速に設定できる。すなわち、設定車速上方変更操作により設定車速を制限車速よりも大きくした場合でも、推奨車速選択スイッチ42を操作した場合にはその操作を優先させることで、運転者の意思に合致させて、設定車速を制限車速に設定する。
例えば、先行車両を追い抜く場合等、設定車速を一時的に増加させた後、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作するだけで、設定車速を制限車速に再び設定(自車両を減速)できる。
なお、前記例では、運転者による設定車速上方変更操作を検出した場合、設定車速を、その設定車速上方変更操作に応じた値に増加させている。これに対して、設定車速を制限車速に設定している状態で、運転者による設定車速下方変更操作を検出した場合、設定車速を、その設定車速下方変更操作に応じた値に減少させることもできる。
(3)クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件(第3例)
i)設定車速を制限車速に設定していないが、制限車速の変化(現在走行中の走行路の制限車速の変化)を検出し、その検出した制限車速が、変化前の制限車速よりも小さい場合(制限車速が減少する方向に変化した場合)。
ii)運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強いと判断できる場合。
(3−1)図9のポイント3−1(前記図7のポイント1−1と同様)
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がOFF状態にある場合に、運転者による設定車速セットスイッチ41の自車速セット操作を検出したため、設定車速を自車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(前記ステップS31→ステップS34→ステップS35)。
(3−2)図9のポイント3−2(前記図7のポイント1−2と同様)
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を走行制御システムが検出した制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
(3−3)図9のポイント3−3
走行制御システムは、設定車速を制限車速に設定していない状態で制限車速の減少を検出した場合において、運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強いときには、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS64→ステップS43)。
例えば、図9に示すように、設定車速を制限車速に設定していない状態で、制限車速の減少を検出(ポイント3−3の時点)した直前に、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作して、設定車速を一時的ではあるが制限車速に設定しているような場合、運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強いと判断する。なお、運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強いとの判断基準はこれに限定されるものではない。
このように、運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強い場合には、運転者が制限車速を超過した設定車速にすることを希望していない可能性が高い。すなわち、運転者が制限車速を超過した速度で走行することを希望していない可能性が高い。このようなことから、運転者が設定車速を制限車速に設定する意思が強い場合には、制限車速が変化し、設定車速よりも小さくなったときに、自動的に設定車速を制限車速に設定する。これにより、運転者に、特に操作を要求することなく、運転者の意思に合致させて、設定車速を制限車速に設定できる。すなわち、運転者の意思に合致させて、制限車速を超過しない速度で走行させることができる。
(3−4)図9のポイント3−4
走行制御システムは、設定車速を制限車速に設定している状態で、運転者による設定車速上方変更操作等に応じて設定車速を増加させる(前記ステップS64→該図6の処理を終了)。
(3−5)図9のポイント3−5
走行制御システムは、制限車速の増加を検出したが、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を未だ検出していないため、設定車速を維持する(前記ステップS63→ステップS64→該図6の処理を終了)。
ここで、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作していないのであるから、制限車速の変化を検出したことを理由に、設定車速を該制限車速に設定するのは好ましくない。これにより、設定車速を運転者の意思に合致させることができる。
(3−6)図9のポイント3−6
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、クルーズ走行制御機能の設定車速を走行制御システムが検出した制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
なお、前記第1の実施形態の説明において、クルーズ車速設定部40のステップS32の処理は、設定車速を検出する設定車速検出手段を実現している。また、クルーズ車速設定部40のステップS41の処理は、自車両の走行路の制限車速を検出する制限車速検出手段を実現している。また、推奨車速選択スイッチ42は、運転者が操作して目標車速を制限車速に設定するための操作手段を実現している。また、加減速制御装置3は、目標車速に一致するように自車速を制御する制御手段を実現している。また、クルーズ車速設定部40のステップS63の処理は、前記操作手段の操作を検出する操作検出手段を実現している。また、クルーズ車速設定部40のステップS33、ステップS34及びステップS64の処理は、前記目標車速を前記設定車速検出手段が検出した設定車速に設定するとともに、前記制限車速検出手段が前記制限車速を検出した場合には、前記操作検出手段による前記操作手段の操作検出結果を基に、前記目標車速を前記制限車速に設定する目標車速設定手段を実現している。
また、前記第1の実施形態は、設定車速を目標車速として、自車速を制御するとともに、自車両の走行路の制限車速を検出した場合には、運転者が目標車速を制限車速にする設定操作したときに、前記制限車速を目標車速として自車速を制御する車両用走行制御方法を実現している。
(作用及び効果)
(1)制御目標車速を設定車速に設定するとともに、自車両の走行路の制限車速を検出した場合、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作したときに、制御目標車速を制限車速に設定(制御目標車速を設定車速から制限車速に変更して設定)している。これにより、運転者の意思に合致させて、制御目標車速を制限車速に設定でき、自車両を制限車速で走行させることができる。ここで、自車速セット操作や前回設定車速セット操作によるものに限らず、設定車速上方変更操作や設定車速下方変更操作により制御目標車速(設定車速)が変更された後でも、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作したときには、制御目標車速を制限車速に設定できる。
(2)運転者が推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したタイミングで、制御目標車速を制限車速に設定している。これにより、運転者の意思に合致したタイミングで、待機時間もなく、制御目標車速を制限車速に設定でき、自車両を制限車速で走行開始させることができる。
(3)制御目標車速を制限車速に設定している場合(設定車速を制限車速に設定している場合)において、制限車速が減少するときには、該減少する制限車速に制御目標車速を追従させて設定している。これにより、運転者に何ら操作を要求することなく、減少する制限速度に制御目標車速を追従させることができる。さらに、制限車速が減少する場合にのみ、該減少する制限車速に制御目標車速を追従させることを許容することで、増加する制限車速に制御目標車速が追従してしまい、自車両の加速が運転者に違和感を与えてしまうのを防止できる。
(4)推奨車速選択スイッチ42が操作されて制御目標車速を制限車速に一端設定した後、制御目標車速を設定車速に設定している場合において、該設定車速を制限車速が下回ったときには、該制限車速に制御目標車速を設定している。すなわち、過去に運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作して制御目標車速を制限車速に設定したことを、運転者が制限車速で走行したいとの強い意思の現われと判断し、現時点では推奨車速選択スイッチ42が操作されていなくとも、現在の設定車速を制限車速が下回ったときには、制御目標車速を該制限車速に設定している。これにより、運転者に、特に操作を要求することなく、運転者の意思に合致させて、制御目標車速を制限車速に設定できる。また、現在の設定車速を制限車速が下回ったことを条件とすることで、制限車速を超過しない速度で自車両を走行させることができる。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態を説明する。
(構成)
第2の実施形態は、車両を走行制御する走行制御システムである。
第2の実施形態では、前記図6に示す処理内容の一部を変更している。すなわち、図10に示すように、前記図6に示す処理内容に対して、ステップS71〜ステップS74の処理を追加するとともに、前記ステップS64の処理内容を変更したステップS75の処理を設けている。他のステップの処理については、特に言及しない限り、図5及び図6を用いて説明した処理内容と同じである。
前記ステップS41の後に設けたステップS71では、自車両が走行する道路の前方の一定距離Lの範囲(以下、その範囲内の走路を前方走行路という。)における、制限車速の変化の有無を判定する。ここで、前方走行路で制限車速が変化するものであり、変化後の制限車速が現在の設定車速(現在走行中の走行路の制限車速)よりも大きい場合、ステップ73に進み、それ以外の場合、前記ステップS63に進む。一定距離Lは例えば500mである。
なお、このステップS71にて変化後の制限車速が現在の設定車速よりも大きいと判定する限り、前記ステップS72に進むのであるが、変化後の制限車速が現在の設定車速よりも大きい場合でも、後述のステップS73にて設定車速を制限車速に設定する予約をした場合(ステップS73にて推奨車速選択スイッチ42の操作を検出した場合)には、ステップS63に進むようにする。また、変化後の制限車速が現在の設定車速よりも大きく、後述のステップS73にて設定車速を制限車速に設定する予約をしない場合(ステップS73にて推奨車速選択スイッチ42の操作を検出できない場合)でも、後述のステップS72における報知を何度か実施した場合には、ステップS63に進むようにする。
ステップS72では、前方走行路で制限車速が変化することを運転者に報知する。
図11は、その報知形態を示す。
図11に示すように、車載のモニタ100内に、ナビゲーション情報(地図情報)100aとともに、前方走行路の制限車速情報100bを表示する。
続いてステップS73において、前記ステップS72で制限車速の変化を報知した後、その報知に対応して、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作したか否かを判定する。ここで、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作があった場合、ステップS74に進み、それ以外の場合、該図10に示す処理を終了する。例えば、制限車速の変化を報知してから一定時間内(例えば数秒以内)に推奨車速選択スイッチ42が操作された場合、その報知に対応して運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作したと判定する。また、制限車速の変化を表示するモニタをタッチパネル式のモニタで構成し、該モニタ内に表示した制限車速の表示部の押圧操作を、推奨車速選択スイッチの操作として検出することもできる。
ステップS74では、設定車速を制限車速に設定する予約をする。そして、該図10(図6)に示す処理を終了する。
一方、前記ステップS71にて変化後の制限車速が現在の設定車速よりも大きくないと判定した場合等に進むステップS63では、前記第1の実施形態と同様、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作の有無を判定する。ここで、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合、前記ステップS43に進み、運転者による奨車速選択スイッチ42の操作がない場合、ステップS75に進む。
ステップS75では、制限車速に設定する判定をする。ここで、設定車速を制限車速に設定する条件を満たした場合、前記ステップS43に進み、そうでない場合、該図10(図6)に示す処理を終了する。ステップS43では、前記第1の実施形態と同様、設定車速を制限車速に設定する。
前記ステップS75にて判定に用いる設定車速を制限車速に設定する条件を、該条件により実現される動作例を図12に示しつつ説明する。
(4)クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件(第1例)
i)今回は推奨車速選択スイッチ42が操作されていないが、以前の推奨車速選択スイッチ42の操作により、クルーズ走行制御機能の現在の設定車速が制限車速に設定されている場合。
ii)前方走行路の制限車速が変化(ここでは増加)する報知に対応して、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作し、設定車速を変更する予約(前記ステップS74にて予約)を行っている場合。
iii)現在地の走行路の制限車速の増加を検出した場合(制限車速が変化するとされた走行路を自車両が走行開始した場合)。
(4−1)図12のポイント4−1
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がOFF状態にある場合に、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を制限車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(前記ステップS61→ステップS62→ステップS35)。
これにより、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作するだけで、クルーズ走行制御機能をOFFからONにするとともに、ONした直後の設定車速を制限車速にすることができる。
(4−2)図12のポイント4−2
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がONになっている状態で、前方走行路で制限車速が増加することを検出したため、該増加後の制限車速をモニタ等を介して運転者に報知する(前記ステップS36→ステップS71→ステップS72)。
(4−3)図12のポイント4−3
走行制御システムは、制限車速が変化する旨の報知に対応し、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作したことを検出したため、設定車速を制限車速(変化後の制限車速)に変更する予約をする(前記ステップS73→ステップS74)。
(4−4)図12のポイント4−4
走行制御システムは、設定車速を制限車速に変更する予約をした後、実際に制限車速の増加を検出したため(制限車速が増加するとされた走行路を自車両が走行開始したため)、設定車速にその増加後の制限車速を設定する(前記ステップS75→ステップS43)。
すなわち、運転者が事前に予約操作した場合のみ、制限車速とともに設定車速を変化させる。言い換えれば、運転者が事前の予約操作をしていない場合、運転者が設定車速を変更すること、又は運転者が制限車速とともに設定車速を変化させることを希望していないと判断し、変化する制限車速に設定車速を追従させないようにする。このようにすることで、運転者の意思に合致させて、変化する制限車速に設定車速を自動的に追従させることができる。
以上のように、前記第1の実施形態では、実時間で自車両が現在走行中の走行路の制限車速に設定車速を運転者が設定できるようにしていたのに対して、第2の実施形態では、運転者が事前に自車両が将来通過する走行路の制限車速に設定車速を設定できるようにしている。
なお、前記第2の実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、前記第2の実施形態では、変化後の制限車速が現在の設定車速(現在の制限車速)よりも大きい場合に、前方走行路の制限車速を報知し、設定車速の変更を予約できるようにしている。これに対して、変化後の制限車速が現在の設定車速(現在の制限車速)よりも小さい場合でも、前方走行路の制限車速を報知し、設定車速の変更を予約することもできる。この場合、前記図11に示すように、車載のモニタ100内に、ナビゲーション情報(地図情報)100aとともに、前方走行路の制限車速情報100cを表示する。また、制限車速が変化するのであれば、その制限車速と現在の設定車速(現在の制限車速)との間の大小関係にかかわらず、前方走行路の制限車速を報知し、設定車速の変更を予約することもできる。この場合、前記図11に示すように、前方走行路で制限車速が増加する場合には、モニタ100の画面上側に、その制限車速情報100bを表示し、前方走行路で制限車速が減少する場合には、モニタ100の画面下側に、その制限車速情報100cを表示する。このとき、矢印のような図形100dを用いて運転者が理解し易い形態で表示することもできる。また、色、音等を適宜用いることで、制限車速の変化を運転者に報知することもできる。
また、前記第2の実施形態では、前記図12に示すように、運転者により推奨車速選択スイッチ42が操作されていることを前提として、すなわち、設定車速が既に制限車速に設定されていることを前提として(ポイント4−1)、設定車速の変更の予約を実行する場合を説明している。これに対して、設定車速が制限車速に既に設定されていることを前提とせず、設定車速の変更を予約し、その予約を実行することもできる。この場合、走行制御システムは、少なくともクルーズ走行制御機能がONであることを前提として、制限車速が変化する旨の報知に対応して、運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合、設定車速の変更を予約する(前記ステップS71〜ステップS74)。この予約の時点では、設定車速は、例えば前回車速やクルーズ走行制御機能のON時の自車速に設定されている。そして、走行制御システムは、実際に制限車速の変化を検出したとき、設定車速を前記前回車速や自車速から、その変化後の制限車速に変更する(前記ステップS75→ステップS43)。
(作用及び効果)
(1)自車両前方の走行路における制限車速が、現在走行中の走行路の制限車速から変化する場合、その旨を報知する。そして、その報知に対応して運転者が推奨車速選択スイッチ42を操作した場合、自車両が前記自車両前方の走行路を実際に走行開始したときに、該走行路で変化する制限車速に制御目標車速を追従させて設定している。これにより、運転者の意思に合致させて、変化する制限車速に制御目標車速を自動的に追従させて設定できる。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態を説明する。
(構成)
第3の実施形態は、車両を走行制御する走行制御システムである。
第3の実施形態では、先行車両の検出情報を参照して、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定している。
具体的には、先行車両を検出した場合、又は自車両が先行車両に追従している場合には、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したときでも、そのときの状況によって、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速にする設定を禁止する。
例えば、制限車速が、現在の設定車速(例えばクルーズ走行制御機能のON時の自車速)よりも大きい場合、設定車速を、制限車速に設定することなく、現在の値に維持する。これにより、図13(a)に示すように、制限車速が現在の設定車速よりも大きく、かつ先行車両を検出している場合、又は自車両が先行車両に追従している場合には、運転者が推奨車速選択スイッチ42の操作をした場合でも、その操作を無効にして、設定車速を、制限車速に設定することなく、現在の値に維持する。
また、現在の設定車速を制限車速に設定している場合において、その制限車速が増加するようなときには、制限車速の増加に設定車速を追従させることなく、設定車速を現在の値に維持する。これにより、図13(b)に示すように、現在の設定車速を制限車速に設定しており、その制限車速が増加する場合で、かつ先行車両を検出している場合、又は自車両が先行車両に追従している場合には、その制限車速の増加に設定車速に追従させることなく、設定車速を現在の値に維持する。
例えば、先行車両の有無、先行車両と自車両の車間距離及び車速差を基に、設定車速を制限速度に設定することなく、現在の値に維持する。具体的には、先行車両が存在し、その先行車両と自車両の車間距離が所定のしきい値よりも小さい場合、設定車速を現在の値に維持する。また、先行車両が存在し、その先行車両と自車両の車速差を基に、自車両が先行車両と同じ速度で走行していると判断できる場合、又は自車両が先行車両に接近していると判断できる場合、設定車速を現在の値に維持する。
また、以上の処理は、前記ステップS64やステップS75における制限車速を設定する判定処理において実施される。
以上のような処理により、先行車両を検出した場合、又は自車両が先行車両に追従している場合には、自車速が増加するような制限車速への設定車速の設定を禁止することで、自車両が先行車両に接近してしまうのを防止できる。これにより、クルーズ走行制御機能が運転者に違和感を与えてしまうのを防止できる。
(作用及び効果)
(1)制御目標車速を制限車速に設定するとした場合に、自車両が先行車両に接近する場合、制御目標車速を該制限車速にする設定を禁止している。これにより、先行車両を検出した場合、又は自車両が先行車両に追従している場合には、自車速を加速させてしまう制限車速となるように自車速を制御してしまうのを抑制し、自車両が先行車両に接近してしまうのを防止できる。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態を説明する。
(構成)
第4の実施形態は、車両を走行制御する走行制御システムである。
第4の実施形態では、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作があった時点の設定車速を記憶する。すなわち、制限車速に設定する直前の設定車速として、例えば前回車速やクルーズ走行制御機能のON時の自車速を記憶する。そして、後に制限車速に制限車速を設定する際に、その記憶した設定車速を参照して、その設定を行う。
図14を用いて、第4の実施形態において、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する処理を説明する。
(5−1)図14のポイント5−1(前記図7のポイント1−1と同様)
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能がOFF状態にある場合に、運転者による設定車速セットスイッチ41の自車速セット操作を検出したため、設定車速を自車速に設定するとともに、クルーズ走行制御機能をONにする(前記ステップS31→ステップS34→ステップS35)。
(5−2)図14のポイント5−2
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。このとき、特に第4の実施形態では、そのように制限車速に変更する前の設定車速(例えば自車速セット操作により設定された自車速相当)をメモリ等の記憶手段に記憶(保持)しておく。例えば、この記憶処理を前記ステップS43の処理内で行う。
(5−3)図14のポイント5−3(前記図7のポイント1−4と同様)
走行制御システムは、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定している状態で、該制限車速の変化を検出したが、その変化が増加する方向のものであるため、設定車速を維持する(前記ステップS64→ステップS43)。すなわち、走行制御システムは、制限車速が増加する場合、設定車速をそれに追従させることなく、現在の値に維持する。
(5−4)図14のポイント5−4
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したため、設定車速を変更する(前記ステップS63→ステップS43)。このとき、特に第4の実施形態では、先に記憶した設定車速記憶値よりも、制限車速が大きい場合には、設定車速を前記設定車速記憶値に設定する。
運転者が自らの操作で設定した設定車速は、運転者の意思に合致していると言える。このようなことから、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作を検出した場合、運転者が以前、設定していた値に設定車速を設定することで、再び運転者の意思に合致させた車速で走行させることができる。
なお、設定車速記憶値と制限車速のうち、小さい方の値に設定車速を設定(セレクトローによる設定)することもできる。すなわち、制限車速が増加した場合でも、制限車速が設定車速記憶値よりも未だ小さいままであれば、設定車速を制限車速に設定する。
(5−5)図14のポイント5−5(前記図7のポイント1−5と同様)
走行制御システムは、運転者による推奨車速選択スイッチ42の操作をさらに検出したため、設定車速を制限車速に設定する(前記ステップS63→ステップS43)。
これにより、前述のように、設定車速を前記設定車速記憶値に設定した場合でも(図14のポイント5−4)、運転者は、推奨車速選択スイッチ42を操作することで、設定車速を前記設定車速記憶値から制限車速に変更できる。
(作用及び効果)
(1)制御目標車速を設定車速から該設定車速よりも小さい制限車速に変更して設定した場合、該設定車速を記憶する。そして、制限車速が増加して記憶した設定車速よりも大きくなった場合において、推奨車速選択スイッチ42の操作を検出したとき、制御目標車速を前記記憶した設定車速に設定し、推奨車速選択スイッチ42の操作をさらに検出したとき、制御目標車速を増加後の制限車速に設定している。これにより、運転者の意思に合致させて、制御目標車速を設定できる。
本発明の第1の実施形態の走行制御システムの構成を示すブロック図である。 走行制御システムの自車速取得部の処理手順を示すフローチャートである。 走行制御システムのナビゲーション装置の処理手順を示すフローチャートである。 走行制御システムの先行車情報取得部の処理手順を示すフローチャートである。 走行制御システムのクルーズ車速設定部の処理手順を示すフローチャートである。 走行制御システムのクルーズ車速設定部の処理手順であって、本発明を適用した処理手順を示すフローチャートである。 クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた第1例の図である。 クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた第2例の図である。 クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた第3例の図である。 第2の実施形態における、クルーズ車速設定部の処理手順を示すフローチャートである。 前方走行路で制限車速が変化することを運転者に報知する形態の例を示す図である。 第2の実施形態において、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた図である。 第3の実施形態において、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた図である。 第4の実施形態において、クルーズ走行制御機能の設定車速を制限車速に設定する条件の説明に用いた図である。
符号の説明
1 GPS、2 進路推定部、3 加減速制御装置、10 自車速取得部、20 ナビゲーション装置、30 先行車情報取得部、40 クルーズ車速設定部、41 設定車速セットスイッチ、42 推奨車速設定スイッチ

Claims (6)

  1. 自車両の走行路の制限車速を検出する制限車速検出手段と、
    運転者が操作して前記制限車速を設定車速として設定する推奨車速選択スイッチを含む操作手段と、
    前記操作手段の操作により前記設定車速の下方変更を検出する設定車速変更操作検出手段と、
    前記設定車速変更操作検出手段が、前記推奨車速選択スイッチが操作されて前記設定車速の下方変更を検出した後に、前記制限車速検出手段が検出した前記制限車速が減少変化した場合には、前記下方変更後の前記設定車速が前記減少変化後の前記制限車速より高くなったときに、前記設定車速検出手段が検出した前記減少変化後の前記制限車速を自車両の目標車速として設定する目標車速設定手段と、
    前記目標車速設定手段で設定した前記目標車速に一致するように自車速を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 前記操作手段は、前記推奨車速選択スイッチの他に、任意の車速を前記設定車速として設定する設定車速セットスイッチを有するとともに、それら設定車速セットスイッチ推奨車速選択スイッチとのいずれか一方の操作に基づいて前記設定車速を設定することを特徴とする請求項1に記載の車両用走行制御装置。
  3. 前記設定車速変更操作検出手段は、さらに、前記設定車速の上方変更を検出し、
    前記目標車速設定手段は、前記制限車速検出手段が検出した前記制限車速が増加変化する前に、前記設定車速変更操作検出手段が前記設定車速セットスイッチによって前記制限車速が増加変化した後の前記制限車速を上回る前記設定車速の前記上方変更を検出した場合、前記設定車速セットスイッチによって前記上方変更された後の前記設定車速を目標車速として設定することを特徴とする請求項2に記載の車両用走行制御装置。
  4. 前記制限車速検出手段は、自車両前方の走行路における制限車速をも検出するものであり、前記制限車速検出手段が検出した前記自車両前方の走行路における制限車速が、自車両が現在走行中の走行路の制限車速から変化する場合に、その旨を報知する報知手段を備え、前記目標車速設定手段は、前記報知手段による報知に対応して運転者が前記操作手段を操作したときには、自車両が前記自車両前方の走行路に実際に走行開始したときに、前記目標車速を該走行路で変化する制限車速に追従させて設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  5. 前記操作手段の操作を検出する操作検出手段をさらに備え、
    前記制限車速検出手段は、前記制限車速検出手段が前記制限車速を検出し、かつ前記操作検出手段が前記操作手段の操作を検出することで、前記目標車速を設定車速から該設定車速よりも小さい制限車速に変更して設定した場合、該設定車速を記憶するとともに、その後、前記制限車速が増加して前記記憶した設定車速よりも大きくなったときには、前記操作検出手段が前記操作手段の操作を検出した場合、前記目標車速を前記記憶した設定車速に設定し、前記操作検出手段が前記操作手段の操作をさらに検出した場合、前記目標車速を前記増加後の制限車速に設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用走行制御装置。
  6. 前記目標車速設定手段は、前記目標車速を前記制限車速に設定するとした場合に、自車両が先行車両に接近する場合、前記目標車速を該制限車速にする設定を禁止することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の車両用走行制御装置。
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