JP4961892B2 - 回転シートのロック解除機構 - Google Patents
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Description
まず、図3を用いてベース部材30について説明する。ベース部材30は、上記のように車両の基部100Bに固定されているもので、金属板の打ち抜き及び折り曲げ加工による形成された板状部材である。ベース部材30の両側付近(図3の左右)には、当接部34a、34bが形成されている。また、当接部34a、34bには、ボルト等を用いて、ベース部材30を車両の基部100Bに対して固定するための固定用孔30hが形成されている。当接部34a、34bの間には、当接部34a、34bの高さよりも僅かに高くなった水平部34cが形成され、水平部34cの上面は平坦面となっている。また、水平部34cの前方には、ベース部材30に対してプレート部材20を回転自在に支持する回転軸50が、水平面34cに対して垂直に設置されている。
次に、図4、図5を用いつつ、プレート部材20について説明する。プレート部材20は、回転軸50を介してベース部材30に回転可能に支持される板状部材である。図4に示すように、プレート部材20は、シート台座部24aと、シート台座部24aよりも一段低くなっている低面部24b、24cとを含んで構成されている。
揺動レバー40のレバー本体45の中間部には、揺動軸25が挿通される軸孔40hが形成されており、揺動レバー40は、揺動軸25によりプレート部材20に揺動可能に取り付けられている。揺動レバー40において、揺動軸25に挿通されたレバー本体45の一方の端部は、プレート部材20の右側へ延出しており、その先端部には、ワイヤ接続部45hが形成されており、ワイヤ接続部45hにワイヤ80が接続されている。また、レバー本体45の他方の端部はストッパ支持溝21の上に重なるように配置され、この他方の端部にはストッパ支持溝21に挿入されるストッパ部材41が設けられている。ストッパ部材41は、プレート部材20のストッパ支持溝21を貫通し、図5に示すように、ベース部材30の案内溝31(又は係止溝31a、31b)に挿入されている。また、ストッパ部材41の移動に係る中心軸方向は揺動レバー40の揺動方向とほぼ一致している。
次に、グリップ操作部270について、図7を用いて説明する。上記のように、グリップ操作部270は、右後方ピラー110Cに取り付けられている。本実施形態では、グリップ操作部270は、右後方ピラー110Cと別体として設けられているが、右後方ピラー110Cと一体形成されていてもよい。また、グリップ操作部270の高さ方向位置は、着座した運転者の肩の高さ程度になるように設定されている。また、グリップ操作部270は、手で把持するためのグリップ部271と、ワイヤ80と連結したロック解除レバー272とを有して構成されている。
次に、本実施形態に係る回転シート110の動作について説明する。まず、回転シート110が正面を向いた通常の運転時の状態であるとする(図2(a)の状態)。このとき、ストッパ部材41が係止溝31bに係止されているため(図8(a)参照)、プレート部材20の回転方向への動きが抑制され、ベース部材30に対してプレート部材20は回転できないロック状態になっている。さらに、コイルばね43の弾性力が、ストッパ部材41を常に係止溝31bへ係止させる方向に付勢する。従って、揺動レバー40が操作されない状態では、係止溝31aに対するストッパ部材41の係止が維持される。また、ここで、揺動軸26に対して揺動レバー40が軸孔40hにおける隙間に相当する分の移動が可能である。また、ストッパ部材41及び係止溝31bの形状が、係止溝31b側の先端に向けて幅狭になった楔状であるために、案内溝31に沿って移動してきたストッパ部材41が係止溝31bに進入し易い。
次に、本実施形態の第1変形例について、図9を用いつつ、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本変形例に係る回転シートのロック解除機構3において、グリップ操作部370は、産業車両ヘッドガード130に取り付けられている。このような構成によっても、グリップ操作部370が安定した位置に固定されることで、回転シート110をより容易に回転させることができる。
次に、本実施形態の第2変形例について、図10を用いつつ、上記の実施形態と異なる部分を中心に説明する。なお、上記の実施形態と同様の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。上記の実施形態では、回転シート110を左へ回転させているが、運転者が運転座席エリア100から降車する場合に、回転シート110を右へ回転させると、運転者の体が車体の降車側である左側を向くことになり、降車に都合がよい(図2(c)の状態)。そこで、本変形例に係る回転シートのロック解除機構4において、グリップ操作部470は、左前方ピラー120Aに取り付けられている。このような構成により、グリップ操作部470が、安定した位置に固定され、且つ、運転者が左を向く方向へ回転シート110を回転させたいときに把持し易い位置にあるために、降車時に、回転シート110を迅速且つ容易に回転させることができる。なお、回転シート110(プレート部材20)を右方向へ回転させる場合、案内溝31の右回転に対応する部位には係止溝が形成されていないので(図8の31c部分参照)、プレート部材20が右へ回転した位置ではロック状態にはならない。
2、3、4 回転シートのロック解除機構
80 ワイヤ
110 回転シート
110C 右後方ピラー
120A 左前方ピラー
130 ヘッドガード
270、370、470 グリップ操作部
271 グリップ部
272 ロック解除レバー
Claims (3)
- 産業車両に用いられる回転シートのロック解除機構であって、
前記産業車両の基部に回転可能に設置された回転シートと、
前記回転シートを前記基部に対して回転不可能なロック状態にするロック機構と、
前記産業車両の少なくともピラー若しくはヘッドガードに取り付けられてグリップ部とロック解除レバーとを有し、前記回転シートに着座した作業者が手で把持することが可能で且つ前記ロック状態の解除が可能なグリップ操作部と、を有し、
前記回転シートは、前記グリップ操作部を把持している手の腕力による回転操作が可能であり、
前記グリップ部は、前記ピラー又は前記ヘッドガードに支持されており、
前記ロック解除レバーは、前記ピラー又は前記ヘッドガードと前記グリップ部との間において、前記グリップ部に取り付けられていることを特徴とする回転シートのロック解除機構。 - 前記グリップ操作部は、右後方ピラーに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転シートのロック解除機構。
- 前記ロック機構と前記グリップ操作部とはワイヤで連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転シートのロック解除機構。
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JP2006219327A JP4961892B2 (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 回転シートのロック解除機構 |
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Family
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Family Applications (1)
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