JP4951160B2 - テンショナ - Google Patents

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Description

本発明は、ピストン外周に形成された係合溝に係合するサークリップ部材を備えたラチェット機構付テンショナにおいて、チェーンやベルトからピストンに押付力が作用してピストンが縮退した際にラチェット機構に発生する衝撃荷重を緩和して衝突音を低減させるための構造の改良に関する。
一般に、内燃機関の動弁装置の駆動に用いられるタイミングチェーンやカムシャフト間を駆動連結するカムシャフトチェーン、さらにはバランサチェーンにおいて、運転中に生じるチェーンの弛みを除去してチェーンに張力を発生させるために、チェーンの弛み側スパンにテンショナが設けられている。
運転中には、テンショナのピストンからの押付力がチェーンに作用することにより、チェーンの張力が維持されるようになっている。その一方、運転中において、チェーンスパンの共振等によってチェーン張力が増大したときには、チェーンからの過大な衝撃荷重がテンショナのピストンに作用して、ピストンがハウジング内に押し込まれる場合がある。
そこで、このようなピストンの縮退を防止するために、特開2002−5250号公報に示すようなラチェット機構を備えたテンショナ装置が提供されている。
このラチェット機構は、上記公報の図3に示されるように、ピストン外周に形成された複数の係合溝と、係合溝に係合するレジスタリング(サークリップ)と、ハウジングのピストン穴の開口端近傍においてピストン穴内周面に形成されたガイド溝とから構成されている。各係合溝は、溝の最深部において曲面を介して接続された前側テーパ面および後側テーパ面から形成されている。ガイド溝は、ピストンの縮退時にレジスタリングが当接するテーパ状の第1のストッパと、ピストンの前進時にレジスタリングが当接する第2のストッパとから構成されている。また、当該公報の段落番号[0045]には、ピストンの縮退を確実に防止する観点から、ピストンの係合溝の前側テーパ面がガイド溝の第1のストッパのテーパ面と略平行とするのが好ましい旨記載されている。
この場合には、運転中において、ピストンの前進時には、ピストン外周のレジスタリングがガイド溝の第2のストッパに当接した状態で、ピストンの係合溝の後側テーパ面がレジスタリングを乗り越えて移動することにより、ピストンの前進方向の移動は許容されるが、ピストンの縮退時には、ピストン外周のレジスタリングがピストンの係合溝の前側テーパ面とガイド溝の第1のストッパとで挟持されてその移動が拘束されることにより、ピストンの縮退は防止されている。
前記従来のラチェット機構では、ピストンが縮退した際に、ピストン外周のレジスタリングがハウジングのガイド溝の第1のストッパに衝突して衝突音を発生させる。最近、当該テンショナの分野においては、このようなピストン縮退時に発生する衝突音を低減させたいとする要請がある。
特開2002−5250号公報(図3および段落[0045]参照)
本発明が解決しようとする課題は、ラチェット機構を備えたテンショナにおいて、ピストン縮退時に発生する衝撃荷重を緩和して衝突音を低減させようとしている。
請求項1の発明に係るテンショナは、外周に複数の係合溝を有するピストンと、係合溝に係合する拡径可能なサークリップ部材と、ピストンを軸方向移動自在に収容するピストン穴およびその内周面に沿って形成されたガイド溝を有するハウジングとを備えている。ガイド溝は、ピストンの移動によりサークリップ部材が当接し得る前側ストッパ面および後側ストッパ面を有している。係合溝は、当該係合溝の最深部においてサークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径を有しかつサークリップ部材が着座する円弧状着座部と、円弧状着座部の前側(つまりピストン先端に向かう側)に形成されるとともに、ピストンの縮退によりサークリップ部材が後側ストッパ面に当接したときに、サークリップ部材の後側ストッパ面に沿った前側への微小移動を許容してサークリップ部材の拡径を許容しつつピストンの縮退を規制するピストン縮退規制部と、円弧状着座部の後側(つまりピストン後端に向かう側)に形成されるとともに、ピストンの前進によりサークリップ部材が前側ストッパ面に当接したときにピストンの前進を許容し得るピストン前進許容部とから構成されている。
請求項1の発明によれば、運転中において、ピストンが前進(つまり突出方向に移動)する際には、ピストンの係合溝の円弧状着座部に着座したサークリップ部材がピストンとともに移動して、サークリップ部材がハウジングのガイド溝の前側ストッパ面に当接する。この状態からさらにピストンが前進すると、ピストンの係合溝の前進許容部がサークリップ部材を乗り越えて移動することにより、ピストンの前進が許容される。
その一方、ピストンが縮退する際には、ピストンの係合溝の円弧状着座部に着座したサークリップ部材がピストンとともに移動して、サークリップ部材がハウジングのガイド溝の後側ストッパ面に当接し、この状態から、サークリップ部材がピストンの係合溝のピストン縮退規制部上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝の後側ストッパ面に沿って前側に微小移動する。これにより、サークリップ部材が後側ストッパ面に衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
請求項2の発明では、請求項1において、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部が、サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の第1の円弧状面と、サークリップ部材の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の第2の円弧状面とから形成されている。第2の円弧状面は、ピストンの縮退規制時にサークリップ部材を保持しつつガイド溝のテーパ面との間でサークリップ部材を挟持してサークリップ部材の拡径を規制するように作用している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材がピストンの係合溝のピストン縮退規制部における第1の円弧状面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。その後、サークリップ部材は、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部における第2の円弧状面により確実に保持されることになるので、ピストンの縮退を確実に規制できる。
請求項3の発明では、請求項1において、ハウジングにおけるガイド溝の後側ストッパ面が、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されている。ピストンの係合溝におけるピストン縮退規制部は、円弧状着座部に連続して形成され、サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧状面と、これに接続され、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがいガイド溝の後側ストッパ面との間隔が徐々に狭まるようにまたはガイド溝の後側ストッパ面と平行に形成されたテーパ面とから形成されている。ピストン縮退規制部におけるテーパ面は、ピストン縮退規制時に、ガイド溝のテーパ面との間でサークリップ部材を挟持してサークリップ部材の拡径を規制するように作用している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材がピストンの係合溝のピストン縮退規制部における円弧状面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。その後、サークリップ部材は、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部におけるテーパ面とガイド溝のテーパ面とで挟持されることになるので、ピストンの縮退を確実に規制できる。
請求項4の発明では、請求項1において、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部が、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面と、サークリップ部材の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の円弧状面とから形成されている。円弧状面は、ピストン縮退規制時に、サークリップ部材を保持しつつガイド溝のテーパ面との間でサークリップ部材を挟持してサークリップ部材の拡径を規制するように作用している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材がピストンの係合溝のピストン縮退規制部におけるテーパ面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。その後、サークリップ部材は、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部における円弧状面により確実に保持されることになるので、ピストンの縮退を確実に規制できる。
請求項5の発明では、請求項1において、ハウジングにおけるガイド溝の後側ストッパ面が、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されている。ピストンの係合溝におけるピストン縮退規制部は、円弧状着座部に連続して形成され、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜する第1のテーパ面と、これに接続され、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがいガイド溝の後側ストッパ面との間隔が徐々に狭まるようにまたはガイド溝の後側ストッパ面と平行に形成された第2のテーパ面とから形成されている。第2のテーパ面は、ピストン縮退規制時に、ガイド溝のテーパ面との間でサークリップ部材を挟持してサークリップ部材の拡径を規制するように作用している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材がピストンの係合溝のピストン縮退規制部における第1のテーパ面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。その後、サークリップ部材は、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部における第2のテーパ面とガイド溝のテーパ面とで挟持されることになるので、ピストンの縮退を確実に規制できる。
請求項6の発明では、請求項1において、ハウジングにおけるガイド溝の後側ストッパ面が、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、ピストンの係合溝におけるピストン縮退規制部が、前方にいくにしたがいガイド溝のテーパ面との間隔が拡がるように、ガイド溝のテーパ面に対して傾斜したテーパ面を前側に有している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材が、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部におけるテーパ面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
請求項7の発明では、請求項1において、ハウジングにおけるガイド溝の後側ストッパ面が、前方にいくにしたがいピストン穴の軸線から離れつつピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、ピストンの係合溝におけるピストン縮退規制部が、前方にいくにしたがいガイド溝のテーパ面との間隔が拡がるように形成された、サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧状面を有している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材が、ピストンの係合溝のピストン縮退規制部における円弧状面上を移動することにより、サークリップ部材が拡径側に弾性変形しつつガイド溝のテーパ面に沿って前側に移動する。これにより、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
請求項8の発明では、請求項6または7において、ピストン縮退規制時にサークリップ部材を係合溝のピストン縮退規制部との間で挟持してサークリップ部材の拡径を規制する拡径規制面が、後側ストッパ面に接続してガイド溝に形成されている。
この場合、ピストンの縮退規制時には、ハウジングのガイド溝の拡径規制面がピストンの係合溝のピストン縮退規制部との間でサークリップ部材を挟持することにより、サークリップ部材の拡径を確実に規制でき、これにより、ピストンの縮退を確実に規制できる。
請求項9の発明では、請求項8において、拡径規制面がピストン穴の軸線と平行に延びる円筒面から形成されている。
請求項10の発明に係るテンショナは、ピストン外周に形成された係合溝に係合する拡径可能なサークリップ部材を有し、ピストンの縮退を規制するためのラチェット機構を備えており、係合溝が、その最深部においてサークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径を有するとともに、ピストンの縮退時にサークリップ部材を拡径させつつサークリップ部材のピストン先端側への微小移動を許容し得る形状を有している。
この場合、ピストンの縮退時には、サークリップ部材がピストンの係合溝上をピストン先端側に微小移動して拡径側に弾性変形する。これにより、サークリップ部材がハウジング側の面に衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
請求項11の発明では、請求項1または10において、サークリップ部材の微小移動にともなうピストンの移動量が0.1〜0.2mmである。
本発明によれば、ピストンの縮退時においてサークリップ部材がハウジングのガイド溝の後側ストッパ面に当接した際、サークリップ部材がガイド溝の後側ストッパ面に沿って係合溝のピストン縮退規制部上を前側に微小移動して拡径側に弾性変形するので、サークリップ部材が後側ストッパ面に衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図6は本発明の一実施例によるラチェット機構付テンショナを説明するための図であって、図1はラチェット機構付テンショナの縦断面図、図2ないし図4はラチェット機構の作動を説明するための図、図5はピストン係合溝およびサークリップ部材の拡大図、図6はピストン縮退規制時におけるラチェット機構の作動を説明するための図であって、図4(b)の一部拡大図に相当している。
図1に示すように、テンショナ1は、軸方向に延びかつ一端が開口するピストン穴2aを有するとともに、ピストン穴2aの開口端側においてピストン穴2aの内周面に沿って形成されたガイド溝20を有するハウジング2と、ピストン穴2aにスライド自在に支持され、外周に複数の係合溝3aが形成された中空のピストン3と、ピストン3の係合溝3aに係合するサークリップ部材5とから主として構成されている。
テンショナ1は、さらに、ハウジング2のピストン穴2a内に配設され、ピストン3をハウジング2から突出する方向に付勢するピストンスプリング4を備えている。なお、テンショナ1は、本実施例に示すような、外部からの油圧供給のない機械式のテンショナばかりでなく、外部の油圧源から油圧が供給される油圧式テンショナにも同様に適用可能である。また、テンショナ1は、チェーンのみならずベルトにも適用可能である。
ハウジング2においてピストン穴2aの開口端の一部には、ピストン穴2aに径方向に貫通する切欠き2bが形成されている。また、サークリップ部材5は、ピストン3の係合溝3aに係合し得る拡径可能なリング状本体部50と、操作者がリング状本体部50を拡径できるように、リング状本体部50の端部からX字状に延びる一対の操作部51とを有している。操作部51は、ハウジング2の切欠き2b内まで延設されている。
ハウジング2のガイド溝20は、ピストン3の移動によりサークリップ部材5が当接し得る前側ストッパ面20aおよび後側ストッパ面20bを有している。前側ストッパ面20aは、ハウジング2のピストン穴2aと略直交しており、後側ストッパ面20bは、前方(ピストン先端30に向かう側)にいくにしたがいピストン穴2aの軸線から離れつつピストン穴2aの軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されている。前側ストッパ面20aおよび後側ストッパ面20bは、ピストン穴2aの軸線方向に平行に延びる円筒面20cで接続されている(図2参照)。
ピストン2の係合溝3aは、図5に示すように、当該係合溝3aの最深部(すなわち係合溝3aにおける最小径部d)を含みかつ通常運転時においてサークリップ部材5が着座する円弧状着座部Sと、円弧状着座部Sの前側(図上側)に形成されたピストン縮退規制部Sと、円弧状着座部Sの後側(図下側)に形成されたピストン前進許容部Sとから構成されている。
ピストン前進許容部Sは、ピストン3の前進によりサークリップ部材5がガイド溝20の前側ストッパ面20aに当接したとき、ピストン3の前進を許容するような形状に形成されるとともに、この状態からピストン3がさらに前進する際には当該ピストン前進許容部Sがサークリップ部材5を乗り越え得るような形状に形成されている。
ピストン縮退規制部Sは、ピストン3の縮退によりサークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接したとき、サークリップ部材5の後側ストッパ面20bに沿った前側への微小移動を許容してサークリップ部材5の拡径を許容しつつピストン3の縮退を規制するような形状に形成されている。
より詳細に説明すると、ピストン縮退規制部Sは、円弧状着座部Sを通りまたはこれに連続して形成され、サークリップ部材5の略円形状の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の第1の円弧状面Sと、これに連続して形成され、サークリップ部材5の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の第2の円弧状面Cとから形成されている。
図5の一点鎖線に示すように、サークリップ部材5が第2の円弧状面Cと接触しているとき、係合溝3aの最深部である円弧状着座部Sとサークリップ部材5との間には、クリアランスΔが形成されている。これにより、サークリップ部材5が円弧状着座部Sの位置から第2の円弧状面Cと接触する位置まで移動したとき、サークリップ部材5は、クリアランスΔの分だけ拡径されることになる。また、第2の円弧状面Cは、ピストン縮退規制時に、サークリップ部材5を保持しつつガイド溝20のテーパ面20bとの間でサークリップ部材5を挟持してサークリップ部材5の拡径を規制するように作用する。
次に、上述のように構成されるテンショナの作動について、主に図2ないし図6を用いて説明する。
テンショナ1の通常運転時には、図2に示すように、サークリップ部材5がハウジング2のガイド溝20内に配置されており、サークリップ部材5は、図5の実線に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに接触(着座)した状態におかれている。この状態から、チェーンやベルトの弛みや張り具合に応じて、ピストン3がわずかに前進または後退すると、サークリップ部材5は、ピストン3とともに移動して、ガイド溝20内を前後方向に移動する。なお、図2ないし図4中の黒丸は、サークリップ部材5が最初に着座していた円弧状着座部Sの位置を示している。
図2に示す状態から、ピストン3が前進(つまり突出方向に移動)すると、図3(a)に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング2のガイド溝20の前側ストッパ面20aに当接する。次に、この状態からピストン3がさらに前進すると、図3(b)に示すように、ピストン3の係合溝3aの前進許容部S(図5参照)がサークリップ部材5を拡径させてこれを乗り越えて移動することにより、ピストン3の前進が許容される。
その一方、スパンの共振等によってチェーンやベルトの張力が増大したとき、チェーンやベルトからの過大な衝撃荷重がテンショナ1のピストン3に作用して、ピストン3が縮退する。
このようなピストン3の縮退時には、図4(a)に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング3のガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接する。
次に、この状態からピストン3がさらに縮退すると、図4(b)に示すように、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける円弧状面S(図5参照)上を移動することにより、サークリップ部材5が拡径側に弾性変形しつつガイド溝20の後側ストッパ面20bに沿って前側に微小移動する。
これにより、サークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
また、この場合において、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける円弧状面C(図5参照)まで移動すると、サークリップ部材5がこれと面接触する円弧状面Cにより確実に保持されることになるので(図6参照)、円弧状面Cとガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間でサークリップ部材5を確実に挟持することができ、これにより、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
〔他の実施例1〕
前記実施例では、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおいて、面Cが円弧状面である場合を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。
面Cは、円弧状面Sに接続され、前方にいくにしたがいピストン穴2aの軸線から離れつつピストン穴2aの軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が徐々に狭まるようにまたはガイド溝20の後側ストッパ面20bと平行に形成されたテーパ面から形成されていてもよい。
この場合には、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおけるテーパ面Cまで移動すると、サークリップ部材5は、テーパ面Cとガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間で挟持されることになるので、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
〔他の実施例2〕
前記実施例では、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおいて、面Sが円弧状面である場合を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。
面Sは、円弧状着座部Sおよび円弧状面Cの双方に連続して形成され、前方にいくにしたがいピストン穴2aの軸線から離れつつピストン穴2aの軸線方向に対して傾斜するテーパ面を有していてもよい。このテーパ面は、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が拡がるように、ガイド溝20の後側ストッパ面20bに対して傾斜している。
この場合には、ピストン3の縮退時において、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング3のガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接したとき、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける上記テーパ面上を移動することにより、前記第1の実施例と同様に、サークリップ部材5が拡径側に弾性変形しつつガイド溝20の後側ストッパ面20bに沿って前側に微小移動する。
これにより、サークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
また、この場合においても、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける円弧状面C(図5参照)まで移動すると、サークリップ部材5がこれと面接触する円弧状面Cにより確実に保持されることになるので、円弧状面Cとガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間でサークリップ部材5を確実に挟持することができ、これにより、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
〔他の実施例3〕
前記実施例ならびに前記他の実施例1および2では、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおいて、面Sおよび面Cの少なくともいずれか一方が円弧状面である場合を例にとって説明したが、本発明の適用はこれに限定されない。
面Sが、円弧状着座部Sに連続して形成され、前方にいくにしたがいピストン穴2aの軸線から離れつつピストン穴2aの軸線方向に対して傾斜する第1のテーパ面から形成されるとともに、面Cが、前方にいくにしたがいピストン穴2aの軸線から離れつつピストン穴2aの軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が徐々に狭まるようにまたはガイド溝20の後側ストッパ面20bと平行に形成された第2のテーパ面から形成されていてもよい。第1のテーパ面は、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が拡がるように、ガイド溝20の後側ストッパ面20bに対して傾斜している。
この場合には、ピストン3の縮退時において、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング3のガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接したとき、サークリップ部材5が、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける面Sの上記第1のテーパ面上を移動することにより、サークリップ部材5が拡径側に弾性変形しつつガイド溝20の後側ストッパ面20bに沿って前側に微小移動する。これにより、サークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに衝突した際の衝撃を緩和でき、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
次に、サークリップ部材5が、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける面Cの上記第2のテーパ面まで移動すると、サークリップ部材5が当該第2のテーパ面とガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間で確実に挟持され、これにより、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
〔他の実施例4〕
図7ないし図11は本発明のさらに他の実施例によるラチェット機構付テンショナを説明するための図であって、図7ないし図9はラチェット機構の作動を説明するための図、図10はピストン係合溝およびサークリップ部材の拡大図、図11はピストン縮退規制時におけるラチェット機構の作動を説明するための図であって、図9(b)の一部拡大図に相当している。なお、これらの図において、前記実施例と同一符号は同一または相当部分を示している。
前記実施例では、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける面Cが、サークリップ部材5の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の円弧状面から形成することにより、ピストン3の縮退規制時にサークリップ部材5が面Cと面接触するようにした例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
図10に示すように、面Cは、円弧状面Sと接する平坦面から形成するようにしてもよい。このとき、図11に示すように、面Cは、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が拡がるように、後側ストッパ面20bに対して傾斜したテーパ面を形成している。
ハウジング3のガイド溝20において前側ストッパ面20aおよび後側ストッパ面20bの間の円筒面20cには、ピストン3の縮退時にサークリップ部材5の拡径を規制するための拡径規制面20dが形成されている。拡径規制面20dは、後側ストッパ面20bに接続して形成されており、ピストン穴2aの軸線方向に平行に延びかつ円筒面20cよりも小径の円筒面から形成されている。
なお、前記実施例と同様に、ピストン2の係合溝3aにおいて円弧状着座部Sの後側に形成されたピストン前進許容部Sは、ピストン3の前進によりサークリップ部材5がガイド溝20の前側ストッパ面20aに当接したとき、ピストン3の前進を許容するような形状に形成されるとともに、この状態からピストン3がさらに前進する際には当該ピストン前進許容部Sがサークリップ部材5を乗り越え得るような形状に形成されている。
また、前記実施例と同様に、サークリップ部材5が点Cと接触しているとき、係合溝3aの最深部である円弧状着座部Sとサークリップ部材5との間には、クリアランスΔが形成されており、これにより、サークリップ部材5が円弧状着座部Sの位置から点Cと接触する位置まで移動したとき、サークリップ部材5は、クリアランスΔの分だけ拡径されている。
次に、上述のように構成されるテンショナの作動について、図7ないし図11を用いて説明する。
テンショナ1の通常運転時には、図7に示すように、サークリップ部材5がハウジング2のガイド溝20内に配置されており、サークリップ部材5は、図10の実線に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに接触(着座)した状態におかれている。この状態から、チェーンやベルトの弛みや張り具合に応じて、ピストン3がわずかに前進または後退すると、サークリップ部材5は、ピストン3とともに移動して、ガイド溝20内を前後方向に移動する。なお、図7ないし図9中の黒丸は、サークリップ部材5が最初に着座していた円弧状着座部Sの位置を示している。
図7に示す状態から、ピストン3が前進(つまり突出方向に移動)すると、図8(a)に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング2のガイド溝20の前側ストッパ面20aに当接する。次に、この状態からピストン3がさらに前進すると、図8(b)に示すように、ピストン3の係合溝3aの前進許容部S(図10参照)がサークリップ部材5を拡径させてこれを乗り越えて移動することにより、ピストン3の前進が許容される。
その一方、スパンの共振等によってチェーンやベルトの張力が増大したとき、チェーンやベルトからの過大な衝撃荷重がテンショナ1のピストン3に作用して、ピストン3が縮退する。
このようなピストン3の縮退時には、図9(a)に示すように、ピストン3の係合溝3aの円弧状着座部Sに着座したサークリップ部材5がピストン3とともに移動して、サークリップ部材5がハウジング3のガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接する。
次に、この状態からピストン3がさらに縮退すると、図9(b)に示すように、サークリップ部材5が、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける円弧状面S(図10参照)を通って移動することにより、サークリップ部材5が拡径側に弾性変形しつつガイド溝20の後側ストッパ面20bに沿って前側に微小移動する。
これにより、サークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
また、この場合において、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sにおける平坦面C(図10参照)まで移動すると、サークリップ部材5が、当該平坦面Cとガイド溝20の後側ストッパ面20bおよび拡径規制面20dとの間で挟持されて、サークリップ部材5の拡径を確実に防止できるので、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
〔他の実施例5〕
前記他の実施例4では、ピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部Sが、円弧状面Sおよびこれと接する平坦面Cから構成された例を示したが、本発明の適用はこれに限定されない。
ピストン縮退規制部Sは、前方にいくにしたがいガイド溝20の後側ストッパ面20bとの間隔が拡がるように形成された、サークリップ部材5の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧状面から形成されていてもよい。
また、ハウジング3のガイド溝20には、前記他の実施例4の場合と同様に、ピストン穴2aの軸線方向に平行に延びかつ円筒面20cよりも小径の円筒面からなり、ピストン3の縮退時にサークリップ部材5の拡径を規制するための拡径規制面20dが形成されているのが好ましい。
この場合においても、サークリップ部材5がピストン3の係合溝3aのピストン縮退規制部S上を前側に移動するにしたがって、サークリップ部材5と係合溝3aの最深部である円弧状着座部Sとの間に形成されるクリアランスが徐々に大きくなって、そのクリアランスの増加分だけサークリップ部材5が拡径されることになる。
これにより、ピストン3の縮退時には、サークリップ部材5がハウジング3のガイド溝20の後側ストッパ面20bに当接すると、サークリップ部材5が拡径側に弾性変形しつつガイド溝20の後側ストッパ面20bに沿って前側に微小移動する。その結果、サークリップ部材5がガイド溝20の後側ストッパ面20bに衝突した際の衝撃を緩和でき、その結果、ピストン縮退時の衝突音を低減できる。
また、この場合においても、サークリップ部材5の微小移動後は、サークリップ部材5が、ピストン縮退規制部Sとガイド溝20の後側ストッパ面20bおよび拡径規制面20dとの間で挟持されて、サークリップ部材5の拡径を確実に防止できるので、ピストン3の縮退を確実に規制できる。
なお、前記実施例および前記他の実施例の各々において、サークリップ部材5の微小移動にともなうピストン3の移動量は、約0.1〜0.2mmに設定されている。
本発明の一実施例によるテンショナの縦断面図である。 通常運転時におけるテンショナ(図1)のラチェット機構の作動を説明するための図である。 ピストン前進時におけるテンショナ(図1)のラチェット機構の作動を説明するための図である。 ピストン縮退時におけるテンショナ(図1)のラチェット機構の作動を説明するための図である。 テンショナ(図1)におけるピストン係合溝およびサークリップ部材の拡大図である。 ピストン縮退規制時におけるテンショナ(図1)のラチェット機構の作動を説明するための図であって、図4(b)の一部拡大図に相当する図である。 本発明のさらに他の実施例によるテンショナのラチェット機構の通常運転時における作動を説明するための図である。 ラチェット機構(図7)のピストン前進時における作動を説明するための図である。 ラチェット機構(図7)のピストン縮退時における作動を説明するための図である。 ラチェット機構(図7)におけるピストン係合溝およびサークリップ部材の拡大図である。 ピストン縮退規制時におけるラチェット機構(図7)の作動を説明するための図であって、図9(b)の一部拡大図に相当する図である。
1: テンショナ

2: ハウジング
2a: ピストン穴
20: ガイド溝
20a: 前側ストッパ面
20b: 後側ストッパ面

3: ピストン
3a: 係合溝
: 円弧状着座部
: ピストン縮退規制部
: 円弧状面
: 円弧状面
: ピストン前進許容部

5: サークリップ部材

Claims (11)

  1. チェーンに押付力を作用させるためのテンショナであって、
    外周に複数の係合溝を有するピストンと、
    前記係合溝に係合する拡径可能なサークリップ部材と、
    前記ピストンを軸方向移動自在に収容しかつ一端が開口するピストン穴と、前記ピストン穴の開口端側において前記ピストン穴の内周面に沿って形成され、前記ピストンの移動により前記サークリップ部材が当接し得る前側ストッパ面および後側ストッパ面を含むガイド溝とを有するハウジングとを備え、
    前記ピストンの前記係合溝は、
    当該係合溝の最深部において前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径を有し、前記サークリップ部材が着座する円弧状着座部と、
    前記円弧状着座部の前側に形成されるとともに、前記ピストンの縮退により前記サークリップ部材が前記ガイド溝の前記後側ストッパ面に当接したときに、前記サークリップ部材の前記後側ストッパ面に沿った前側への微小移動を許容して前記サークリップ部材の拡径を許容しつつ前記ピストンの縮退を規制するピストン縮退規制部と、
    前記円弧状着座部の後側に形成されるとともに、前記ピストンの前進により前記サークリップ部材が前記ガイド溝の前記前側ストッパ面に当接したときに前記ピストンの前進を許容し得るピストン前進許容部とから構成されている
    ことを特徴とするテンショナ。
  2. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前記円弧状着座部に連続して形成され、前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の第1の円弧状面と、これに連続して形成され、前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の第2の円弧状面とから形成されており、
    前記第2の円弧状面が、ピストン縮退規制時に、前記サークリップ部材を保持しつつ前記ガイド溝の前記テーパ面との間で前記サークリップ部材を挟持して前記サークリップ部材の拡径を規制するように作用している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  3. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前記円弧状着座部に連続して形成され、前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧状面と、これに接続され、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがい前記ガイド溝の前記後側ストッパ面との間隔が徐々に狭まるようにまたは前記ガイド溝の前記後側ストッパ面と平行に形成されたテーパ面とから形成されており、
    前記ピストン縮退規制部における前記テーパ面が、ピストン縮退規制時に、前記ガイド溝の前記テーパ面との間で前記サークリップ部材を挟持して前記サークリップ部材の拡径を規制するように作用している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  4. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前記円弧状着座部に連続して形成され、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面と、これに連続して形成され、前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径と実質的に等しい曲率半径の円弧状面とから形成されており、
    前記円弧状面が、ピストン縮退規制時に、前記サークリップ部材を保持しつつ前記ガイド溝の前記テーパ面との間で前記サークリップ部材を挟持して前記サークリップ部材の拡径を規制するように作用している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  5. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前記円弧状着座部に連続して形成され、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜する第1のテーパ面と、これに接続され、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するとともに、前方にいくにしたがい前記ガイド溝の前記後側ストッパ面との間隔が徐々に狭まるようにまたは前記ガイド溝の前記後側ストッパ面と平行に形成された第2のテーパ面とから形成されており、
    前記第2のテーパ面が、ピストン縮退規制時に、前記ガイド溝の前記テーパ面との間で前記サークリップ部材を挟持して前記サークリップ部材の拡径を規制するように作用している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  6. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前方にいくにしたがい前記ガイド溝のテーパ面との間隔が拡がるように、前記ガイド溝のテーパ面に対して傾斜したテーパ面を前側に有している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  7. 請求項1において、
    前記ハウジングにおける前記ガイド溝の前記後側ストッパ面が、前方にいくにしたがい前記ピストン穴の軸線から離れつつ前記ピストン穴の軸線方向に対して傾斜するテーパ面から形成されており、
    前記ピストンの前記係合溝における前記ピストン縮退規制部が、前方にいくにしたがい前記ガイド溝のテーパ面との間隔が拡がるように形成された、前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径の円弧状面を有している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  8. 請求項6または7において、
    前記ガイド溝には、前記後側ストッパ面に接続して形成されるとともに、ピストン縮退規制時に前記サークリップ部材を前記係合溝の前記ピストン縮退規制部との間で挟持して前記サークリップ部材の拡径を規制する拡径規制面が形成されている、
    ことを特徴とするテンショナ。
  9. 請求項8において、
    前記拡径規制面が、前記ピストン穴の軸線と平行に延びる円筒面から形成されている、
    ことを特徴とするテンショナ。
  10. ピストン外周に形成された係合溝に係合する拡径可能なサークリップ部材を有し、ピストンの縮退を規制するためのラチェット機構を備えたテンショナにおいて、
    前記係合溝が、その最深部において前記サークリップ部材の横断面形状の曲率半径よりも大きな曲率半径を有するとともに、前記ピストンの縮退時に前記サークリップ部材を拡径させつつ前記サークリップ部材のピストン先端側への微小移動を許容し得る形状を有している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  11. 請求項1または10において、
    前記サークリップ部材の前記微小移動にともなう前記ピストンの移動量が0.1〜0.2mmである、
    ことを特徴とするテンショナ。
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