JP6255418B2 - 非作動になるラチェットを有するチェーン又はベルトテンショナ - Google Patents

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Description

本発明は、テンショナの分野に関する。より詳細には、本発明は、非作動になるラチェットを有するチェーン又はベルトテンショナに関する。
チェーン及びベルトテンショナでは、ピストンは、スプリング又はスプリング+油圧によってそれらのハウジングから付勢される。チェック弁は、加圧流体源と、ハウジングとピストンとの間の孔に形成された流体チャンバとの間のテンショナに加えられて、流体チャンバからの油圧流体の逆流を防止する。ピストンと孔との間の隙間を通した漏洩率は、補給流体が低下又は停止するときにピストンの後退を可能にする。漏洩率が増大するとき、ピストンの抵抗又は後退が減少し、漏洩率が減少するとき、ピストンの抵抗又は後退が増大する。チェーン負荷の突変的上昇又は流体圧力の損失が存在する場合、プランジャの後退が生じ、プランジャの後退が過度である場合、チェーン制御の喪失又は他の望ましくない効果が生じる。したがって、ピストンの後退量を制限することが望ましい。
流体漏洩率を変更することによってシステムに対してテンショナを調整する通常の方法は、場合により、所望の通常状態のピストン後退をもたらし、この後退は、始動又はエンジン作動及び停止中に望まれる程度を超える。システムダイナミクスを適切に制御するようにテンショナを調整することは、過度のピストン伸長又はポンプアップをもたらす可能性もあり、これが、高いチェーン負荷又はピストンの結合を引き起こす可能性がある。このことは、ピストンが許容可能な限界を越えて伸長することを防止するために、最適を下回るテンショナ調整をもたらすことが多い。
一実施形態では、テンショナは、外周に形成された複数の溝を有するピストン孔内に摺動可能に収容されたピストンを備え、ピストンは、ピストン孔を有する第1の圧力チャンバを形成する。テンショナは、流体圧力がエンジン停止中に第1の圧力チャンバで、しかしエンジンの再始動中にチェーンを非制御にするほどでなく低減されるときに、ピストンがハウジングに向かって移動して、チェーン負荷を低減することができるように、ピストンの溝に係合することから摺動つめ又は拡張可能なクリップを取り除くための機構を使用する。この機構は、例えば、流体によって付勢されるスプールピストンでもよく、このピストンは、拡張可能なクリップ、又は摺動つめに係合するつめピストンに係合する。
他の実施形態では、テンショナは、外周に形成された複数の溝を有するピストン孔内に摺動可能に収容されたピストンを備え、ピストンは、ピストン孔を有する第1の圧力チャンバを形成する。
スプールピストンスプリングの反対側の圧力チャンバに供給された流体の圧力の力が、スプールピストンスプリングよりも大きいとき、第2のスプールピストン肩部が、収縮可能な止め輪の脚部を係合解除し、収縮可能な止め輪のリング形状の本体を拡張させ、収縮可能な止め輪のリング形状の本体をピストンの外周の溝から係合解除し、この結果、エンジン停止中に第1の圧力チャンバで流体圧力が低減されるとき、ピストンはハウジングに向かって移動して、チェーン負荷を低減することができる。
第1の実施形態のテンショナの等角図である。 第1の実施形態の等角分解図である。 第1の実施形態のテンショナのピストンと係合されたラチェットを示すために区分された等角図である。 第1の実施形態のテンショナのピストンと係合されたラチェットを示すために区分された他の等角図である。 第2の実施形態のテンショナの等角図である。 第2の実施形態の等角分解図である。 第2の実施形態のテンショナのピストンと係合されたラチェットを示すために区分された等角図である。 第2の実施形態のテンショナのピストンと係合解除されたラチェットを示すために区分された等角図である。 第3の実施形態のテンショナのピストンと係合されたラチェットを示すために区分された等角図である。 第3の実施形態のテンショナのピストンと係合解除されたラチェットを示すために区分された等角図である。 第3の実施形態のテンショナのピストンと係合されたラチェットを示すために区分された他の等角図である。
本発明のテンショナシステムは、内燃機関に使用される閉ループチェーン駆動システム用のテンショナ2(以下にさらに詳細に説明する)を含む。本発明のテンショナシステムは、駆動シャフトと少なくとも1つのカムシャフトとの間の閉ループ動力伝達システムに、あるいは駆動シャフトとバランスシャフトとの間のバランスシャフトシステムに利用することが可能である。テンショナシステムは、オイルポンプを含み、燃料ポンプ駆動に使用してもよい。さらに、本発明のテンショナシステムは、ベルト駆動に使用してもよい。
本発明の実施形態は、テンショナのピストン後退の限界が、通常のエンジン運転状態中にあまりにも制約的であるとき、ラチェット装置、例えば拡張可能な止め輪又はつめプレートを係合解除するように設計される。
図1〜図4は、第1の実施形態のテンショナ2を示している。テンショナ2は、スプールピストン孔22bに接続されたピストン孔22aを有するハウジング22を有する。ハウジング肩部22cが、ピストン孔22aとスプールピストン孔22bとの間に存在する。ピストン孔22aは、ピストン14を摺動可能に受容する。ピストン14の外周は一連の溝16を有し、これらの溝の各々は、ピストン14の外周の少なくとも一部分の周りに又は交差して肩部16a及び傾斜面16bを有する。溝16の好ましくは少なくとも1つが、ハウジング22からのピストン14の抜出しを防止するのを補助するためにストッパ溝17として働く。ピストン孔22aは、入口チェック弁24を通して第1の供給部25と流体連通している。入口チェック弁24は、流体が第1の供給部25から、ピストン14とハウジング22のピストン孔22aとの間に形成された第1の圧力チャンバ19内に流れることを可能にする。
第1の脚部6b及び第2の脚部6cに接続された拡張可能なリング形状の本体6aを有する拡張可能な止め輪6が、ピストン14の溝16に係合する。拡張可能な止め輪6は、リング形状の本体6aがピストン14の複数の溝16と係合され、ハウジング22から外側方向へのピストン14の限定的移動を可能にする自由状態と、リング形状の本体6aが拡張され、ピストン14の複数の溝16から係合解除される拡張状態とを有する。拡張可能な止め輪6の拡張可能なリング形状の本体6aが溝16の肩部16aに係合するとき、ハウジング22から外側方向へのピストン14の伸長が制限される。拡張可能な止め輪6の拡張可能なリング形状の本体6aが溝16の傾斜面16bに係合するとき、拡張可能な止め輪6は、ハウジング22から外側方向へのピストン14の移動を可能にし、ハウジング22に向かうピストン14の移動を防止する。
ハウジング22から外側方向にベルト又はチェーン(図示せず)に向かってピストン14を付勢するためのピストンスプリング20が、ピストン14内にある。体積減少部18がピストン14とピストンスプリング20との間に存在してもよい。
スプールピストン孔22bは、第2の供給部26と流体連通している第1の端部を有する。スプールピストン孔22bは、スプールピストン8を受容する。スプールピストン8は、第2の供給部26からの流体圧力を方向力に変換する。第2の圧力チャンバ28が、スプールピストン孔22bとスプールピストン8との間に形成される。
スプールピストン8は、第1のスプールピストン肩部8b及び第2のスプールピストン肩部8cによって画定された長さLの切欠き部8aを有する。スプールピストン8は、スプールピストン孔22bの第2の端部において、スプールピストンスプリング12によってスプールピストン孔22bの第1の端部に向かって付勢される。スプールピストン8の行程は、ストッパとして働く止め輪10によってスプールピストン孔22b内で限定される。
したがって、図3では、スプールピストン8は、行程の終わりに完全に伸長したスプールピストン位置にあり、スプールピストン8は止め輪10と接触している。スプールピストン8が移動することができる合計移動距離は、Tによって示されている。
拡張可能な止め輪6の脚部6b、6cは、スプールピストン8の切欠き部8a内に受容され、第2の脚部6cはハウジング肩部22cに係合する。ハウジング肩部22cは、第2の脚部6cに固定してもよい。拡張可能な止め輪6のリング形状の本体6aを拡張させて、拡張可能な止め輪6をピストン14の溝16から係合解除するために力が第1の脚部6bに加えられたとき、拡張可能な止め輪6とハウジング肩部22cとの係合により、拡張可能な止め輪6の回転が防止される。
切欠き部8aの長さLは、止め輪6の拡張可能な本体6aが拡張して、ピストン14の溝16から係合解除するようにさせ得る何らの力も脚部6b、6cに適用することなく、拡張可能な止め輪6の脚部6b、6cを受け入れる程度に十分に長いことが好ましい。切欠き部8aの長さLはまた、組立中に拡張可能なクリップ6を受け入れる程度に十分な長さであるが、この理由は、拡張可能なクリップ6がピストン14の上方でいまだ拡張されていないので、拡張可能なクリップ6がその自由状態にあり、かつ脚部6b、6cが実際に遠く離れているからである。
第2の圧力チャンバ28は、付勢ばね12の反対側にあるスプールピストン8の端部におけるスプールピストン孔22bの部分として画定される。流体が第2の圧力チャンバ28に供給されるとき、流体の圧力は、スプールピストンスプリング12の力に対抗してスプールピストン8を付勢し、第2の供給部26からスプールピストン8を移動させ、この結果、スプールピストン8の切欠き部8aの第1のスプールピストンの肩部8bは、拡張可能な止め輪6の第1の脚部6bに力を及ぼし、そうすることにより、ハウジング肩部22cを通して、拡張可能な止め輪の第2の脚部6cにも力を及ぼす。拡張可能なクリップ6の脚部6b、6cの両方に対する反対方向からの力は、リング形状の本体6aを拡張させて、拡張状態にする。拡張可能な止め輪6のリング形状の本体6aの拡張により、リング形状の本体6aがピストン14の溝16から係合解除される。
拡張可能な止め輪本体6aが拡張状態にあり、かつピストン14の複数の溝16から係合解除されることにより、十分な圧力が第2の圧力チャンバ28に存在する限り、ピストン14がハウジング22に向かって後退するか又は移動することはもはや妨げられない。
このことは、流体圧力が、エンジン停止中に、しかしエンジンの再始動中にチェーンを非制御にするほどでなく低減されるとき、ピストン14が後退して、チェーン負荷を低減することを可能にする。このことはまた、高いエンジン速度で駆動を制御するが、低いエンジン速度でより小さい伸長に戻り、なおエンジン停止中に歯飛びを防止することをタイミング駆動が必要とする限り、ピストン14が伸長することを可能にする。ピストン14の後退は、拡張可能な止め輪6のバックラッシュの量によって制限される。しかし、第2の圧力チャンバ28の圧力が、スプールピストン8がスプールピストン孔22bの第1の端部に向かってスプリングによって付勢されることを防止する程度に十分であるとき、何もピストン14の後退を制限しないことを指摘したい。
第2の圧力チャンバ28の圧力が小さくなるとき、スプールピストンスプリング12は、スプールピストン8を第2の流体供給部26に向かって付勢し、拡張可能な止め輪6の脚部6b、6cに及ぼされる力を取り除き、止め輪6の拡張可能なリング形状の本体6aが、ピストン14の溝16に係合して、ハウジング22に向かうピストン14の移動を抑止することを可能にする。
ロックピン4は、出荷又は組立のためにスプールピストン8を適所にロックすることが可能であり、これらの工程中の任意の移動を防止する。
一実施形態において、第1の供給部25は第2の供給部26に接続される。代替実施形態では、第1の供給部25及び第2の供給部26は直接接続されない。
スプールピストン8は、ハウジング22bの半径方向に延びる孔内に受容されるものとして示されているが、ピストン14及び拡張可能な止め輪6に対するスプールピストン8の他の構造及び配置を使用して、拡張可能な止め輪6のリング形状の本体6aがピストン14の溝16に係合しないように、拡張可能な止め輪6の脚部6b、6cに力を適用することが可能である。
他の代替実施形態では、スプールピストン8の切欠き部8aの第1のスプールピストンの肩部8bが、拡張可能な止め輪6の第1の脚部6bに力を及ぼし、そうすることにより、ハウジング肩部22cを通して、拡張可能な止め輪の第2の脚部6cにも力を及ぼすように、スプールピストンスプリング12がスプールピストン8を付勢するであろう。止め輪6の脚部6b、6cに対する力は、流体圧力がテンショナの第1の圧力チャンバ19から第2の圧力チャンバに提供されたときに取り除かれるであろう。
図5〜図8は、本発明の第2の実施形態を示している。分かりやすくするために、つめピストンスプリング64が図8から省略されていることを指摘したい。テンショナ50は、つめ孔56bに接続されたピストン孔56a、ならびにピストンつめ孔56cを有するハウジング56を有する。ピストン孔56aは、ピストン54を摺動可能に受容する。ピストン54の外周は一連の溝55を有し、これらの溝の各々は、ピストン54の外周の少なくとも一部分の周りに又は交差して肩部55a及び傾斜面55bを有する。溝55の好ましくは少なくとも1つが、ハウジング56からのピストン54の抜出しを防止するのを補助するためにストッパ溝53として働く。
ピストン孔56aは、入口チェック弁72を通して第1の供給部74と流体連通している。入口チェック弁72は、流体が第1の供給部74から、ピストン54とハウジング56のピストン孔56aとの間に形成された第1の圧力チャンバ76内に流れることを可能にする。
ハウジング56から外側方向にベルト又はチェーン(図示せず)に向かってピストン54を付勢するためのピストンスプリング70が、ピストン54内にある。体積減少部68がピストン54とピストンスプリング70との間に存在してもよい。
つめ孔56bは、平坦なつめプレート58を受容する。平坦なつめプレート58は、ピストン54の外周の溝55と係合するための少なくとも1つの歯58aを有する第1の端部を有する。第1の端部の反対側の平坦なつめプレート58の第2の端部は、つめスプリング62によってピストン54に向かって付勢され、ピストン54の外周の溝55と接触する。つめスプリング62は板ばねであることが好ましい。平坦なつめプレート58はまた、その長さに沿って形成された穴60を有する。穴60は、以下に述べるように、つめピストン66によって係合されるとき、ピストン54の溝56が平坦なつめプレート58に係合することなく、ピストン54がピストン孔56a内で移動できるように、平坦なつめプレート58の長さに沿って形成されることが好ましい。
ピストンつめ孔56cは、つめピストン66を摺動可能に受容する。つめピストン66は、第2の供給部78からの流体圧力を方向力に変換する。つめピストン66は、つめピストンスプリング64によってハウジング56に向かって付勢される。つめピストン66は、第2の流体供給部78からの流体圧力によってハウジング56から外側方向に付勢される。
第2の圧力チャンバ79は、つめピストンスプリング64の反対側にあるつめピストン66の端部におけるピストンつめ孔55cの部分として画定される。第2の圧力チャンバ79の流体からの圧力がつめピストンスプリング64の力よりも大きいとき、つめピストン66の端部は、平坦なつめプレート58の穴60に係合し、平坦なつめプレート58の少なくとも1つの歯58がピストン54の外周の溝56に係合することを防止する。
平坦なつめ58の少なくとも1つの歯58aがピストン54の溝56から係合解除されることにより、十分な圧力が第2の圧力チャンバ79に存在する限り、ピストン54の後退はもはや妨げられない。このことは、流体圧力が、エンジン停止中に、しかしエンジンの再始動中にチェーンを非制御にするほどでなく低減されるとき、ピストン54が後退して、チェーン負荷を低減することを可能にする。ピストン54の後退は、平坦なつめプレート58の量だけ制限される。しかし、第2の圧力チャンバ79の圧力が、つめピストン64が平坦なつめプレート58の穴60からスプリングによって付勢されることを防止する程度に十分であるとき、何もピストン54の後退を制限しないことを指摘したい。
第2の圧力チャンバ79の圧力が小さくなるとき、つめピストンスプリング64は、つめピストン66をハウジング56に向かって付勢し、つめピストン66は、平坦なつめプレート58の穴60を係合解除して、つめスプリング62が平坦なつめプレート58の少なくとも1つの歯58aを付勢して、ピストン54の溝56に係合することを可能にし、ハウジング56に向かうピストン54の移動を抑止する。
テンショナ50が組み立てられるとき、カバー52は、つめ孔56b及びピストンつめ孔56cを覆って、平坦なつめ孔58がハウジングから除去されることを防止し、つめピストン66の力に耐える。
一実施形態では、平坦なつめプレート58の穴60に係合するつめピストン66の端部及び穴60それ自体は、円錐状に成形し得るが、他の形状も使用して、つめピストン66と平坦なつめプレート58の穴60との間にウェッジタイプの接触を確立してもよい。
他の実施形態では、第1の供給部74は第2の供給部78に接続される。代替実施形態では、第1の供給部74及び第2の供給部78は直接接続されない。
図9〜図11は、本発明の第3の実施形態を示している。テンショナ2は、スプールピストン孔22bに接続されたピストン孔22aを有するハウジング22を有する。ハウジング肩部122が、ピストン孔22aとスプールピストン孔22bとの間に存在する。ピストン孔22aは、ピストン14を摺動可能に受容する。ピストン14の外周は一連の溝16を有し、これらの溝の各々は、ピストン14の外周の少なくとも一部分の周りに又は交差して肩部16a及び傾斜面16bを有する。溝16の好ましくは少なくとも1つが、ハウジング22からのピストン14の抜出しを防止するのを補助するためにストッパ溝17として働く。ピストン孔22aは、入口チェック弁24を通して第1の供給部25と流体連通している。入口チェック弁24は、流体が第1の供給部25から、ピストン14とハウジング22のピストン孔22aとの間に形成された第1の圧力チャンバ19内に流れることを可能にする。
第1の脚部106b及び第2の脚部106cに接続された収縮可能なリング形状の本体106aを有する収縮可能な止め輪106が、ピストン14の溝16に係合する。収縮可能な止め輪106は、リング形状の本体106aが拡張され、ピストン14の複数の溝16から係合解除される自由状態と、リング形状の本体106aが収縮されて、ピストン14の複数の溝16と係合され、ハウジング22から外側方向のピストン14の限定的移動を可能にする非自由状態とを有する。これらの状態は、自由状態で止め輪がピストン14に係合し、拡張状態でピストン14から係合解除される第1の実施形態のテンショナの反対であることを指摘したい。
収縮可能な止め輪106の収縮可能なリング形状の本体106aが溝16の肩部16aに係合するとき、ハウジング22から外側方向へのピストン14の伸長が制限される。収縮可能な止め輪106の収縮可能なリング形状の本体106aが溝16の斜面16bに係合するとき、収縮可能な止め輪106は、ハウジング22から外側方向へのピストン14の移動を可能にし、ハウジング22に向かうピストン14の移動を防止する。
ハウジング22から外側方向にベルト又はチェーン(図示せず)に向かってピストン14を付勢するためのピストンスプリング20が、ピストン14内にある。体積減少部18がピストン14とピストンスプリング20との間に存在してもよい。
スプールピストン孔22bは、第2の供給部26と流体連通している第1の端部を有する。スプールピストン孔22bは、スプールピストン8を受容する。スプールピストン8は、第2の供給部26からの流体圧力を方向力に変換する。第2の圧力チャンバ28が、スプールピストン孔22bとスプールピストン8との間に形成される。
スプールピストン8は、第1のスプールピストン肩部8b及び第2のスプールピストン肩部8cによって画定された長さLの切欠き部8aを有する。スプールピストン8は、スプールピストン孔22bの第2の端部において、スプールピストンスプリング12によってスプールピストン孔22bの第1の端部に向かって付勢される。スプールピストン8の行程は、ストッパとして働く止め輪10によってスプールピストン孔22b内で限定される。
したがって、図9では、スプールピストン8は、行程の終わりに完全に伸長したスプールピストン位置にあり、スプールピストン8は止め輪10と接触している。スプールピストン8が移動することができる合計移動距離は、Tによって示されており、行程の終わりにおける異なる位置を示している。スプールピストン8の第2のピストン肩部8cが収縮可能なクリップ106の脚部106cから係合解除されるスプールピストン8の位置(図10)と、スプールピストンの第2のピストン肩部8cが収縮可能なクリップ106の脚部106cに係合する位置(図9)。
収縮可能な止め輪106の脚部106b、106cは、スプールピストン8の切欠き部8a内に受容され、第1の脚部106bはハウジング肩部122に係合する。ハウジング肩部122は、第1の脚部106bに固定してもよい。収縮可能な止め輪106のリング形状の本体106aが収縮して、収縮可能な止め輪106をピストン14の溝16と係合させることを可能にするために力が第2の脚部106cに加えられたとき、収縮可能な止め輪106とハウジング肩部122との係合により、収縮可能な止め輪106の回転が防止される。
切欠き部8aの長さLは、止め輪106の収縮可能な本体106aがピストン14の溝16に係合するようにさせ得る何らの力も脚部106b、106cに適用することなく、収縮可能な止め輪106の脚部106b、106cを受け入れる程度に十分に長いことが好ましい。切欠き部8aの長さLはまた、組立中に収縮可能なクリップ106を受け入れる程度に十分な長さであるが、この理由は、収縮可能なクリップ6がピストン14の上方でいまだ拡張されていないので、収縮可能なクリップ6がその自由状態にあり、かつ脚部6b、6cが実際に遠く離れているからである。
第2の圧力チャンバ28は、付勢ばね12の反対側にあるスプールピストン8の端部におけるスプールピストン孔22bの部分として画定される。流体が第2の圧力チャンバ28に供給されるとき、流体の圧力は、スプールピストンスプリング12の力に対抗してスプールピストン8を付勢し、第2の供給部26からスプールピストン8を移動させ、この結果、第2のスプールピストン肩部8cの任意の力が、図10に示したように収縮可能な止め輪106の脚部106b、106cに及ぼされることから取り除かれる。第2のスプールピストン肩部8cの力が、収縮可能な止め輪106の脚部106b、106cに及ぼされることから取り除かれることにより、リング形状の本体106aが拡張して、自由状態にある。収縮可能な止め輪106のリング形状の本体106aの拡張により、リング形状の本体106aがピストン14の溝16から係合解除される。
収縮可能な止め輪本体106aが自由状態にあり、かつピストン14の溝16から係合解除されることにより、十分な圧力が第2の圧力チャンバ28に存在する限り、ピストン14がハウジング22に向かって後退するか又は移動することはもはや妨げられない。
第2の圧力チャンバ28の圧力が小さくなるとき、スプールピストンスプリング12は、スプールピストン8を第2の流体供給部26に向かって付勢し、スプールピストン8の切欠き部8aの第2のピストン肩部8cは、収縮可能な止め輪106の第2の脚部106cに力を及ぼし、そうすることにより、ハウジング肩部122を通して、収縮可能な止め輪の第1の脚部106bにも力を及ぼす。収縮可能なクリップ106の脚部106b、106cの両方に対する反対方向からの力は、止め輪106の収縮可能なリング形状の本体106aが収縮して、ピストン14の溝16に係合し、エンジン停止時にハウジング22に向かうピストン14の移動を抑止することを可能にする。
スプールピストン8の第2のピストン肩部8cが、収縮可能なクリップ106(図10)の脚部106cから係合解除される位置と、スプールピストンの第2のピストン肩部8cが、収縮可能なクリップ106(図9)の脚部106cに係合する位置との間のスプールピストン8の行程の長さTは、流体圧力が、エンジン停止中に、しかしエンジンの再始動中にチェーンを非制御にするほどでなく低減されるとき、ピストン14が後退して、チェーン負荷を低減することを可能にする。このことはまた、高いエンジン速度で駆動を制御するが、低いエンジン速度でより小さい伸長に戻り、なおエンジン停止中に歯飛びを防止することをタイミング駆動が必要とする限り、ピストン14が伸長することを可能にする。ピストン14の後退は、収縮可能な止め輪106のバックラッシュの量によって制限される。しかし、第2の圧力チャンバ28の圧力が、スプールピストン8がスプールピストン孔22bの第1の端部に向かってスプリングによって付勢されることを防止する程度に十分であるとき、何もピストン14の後退を制限しないことを指摘したい。
ロックピン4(図1参照)は、出荷又は組立のためにスプールピストン8を適所にロックすることが可能であり、これらの工程中の任意の移動を防止する。
一実施形態において、第1の供給部25は第2の供給部26に接続される。代替実施形態では、第1の供給部25及び第2の供給部26は直接接続されない。
スプールピストン8は、ハウジング22bの半径方向に延びる孔内に受容されるものとして示されているが、ピストン14及び拡張可能な止め輪6に対するスプールピストン8の他の構造及び配置を使用して、収縮可能な止め輪106のリング形状の本体6aがピストン14の溝16に係合するように、収縮可能な止め輪106の脚部106b、106cに力を適用することが可能である。
第1の実施形態は、脚部6b、6cが交差する止め輪を示しているが、第3の実施形態に示した構造と同様に、脚部が交差しないクリップを使用してもよいことを指摘したい。同様に、交差しない脚部106b、106cを有する止め輪106を第3の実施形態に示したが、脚部が交差するクリップを使用してもよい。
なお、流体が前記第2の供給部から、前記スプールピストンスプリングの反対側の前記スプールピストンの前記端部における前記スプールピストン孔の前記第2の圧力チャンバに供給されるとき、前記第2の圧力チャンバの前記流体の圧力が、前記スプールピストンスプリングに対抗して前記スプールピストンを付勢し、前記第2のスプールピストン肩部が、前記第1の脚部に向かって前記収縮可能な止め輪の前記第2の脚部を押圧し、前記収縮可能な止め輪の前記リング形状の本体を収縮させ、前記リング形状の本体を前記ピストンの前記外周の前記溝と係合させるようにしてもよい。本明細書に記載した本発明の実施形態は、単に本発明の原理の適用の例示目的に過ぎないことを理解すべきである。例示した実施形態の詳細に対する本明細書の引例は、それら自体が本発明に本質的であると見なされるそれらの特徴を列挙する特許請求の範囲を限定するようには意図されない。

Claims (11)

  1. チェーン又はベルトと共に使用するためのテンショナであって、
    ピストン孔と、前記ピストン孔と流体連通しているスプールピストン孔と、前記ピストン孔と前記スプールピストン孔との間のハウジング肩部とを備えるハウジングと、
    前記ピストンの外周の少なくとも一部分に沿って形成された複数の溝を有するピストンであって、前記ピストン孔内に摺動可能に受容されて、前記ピストン孔内に第1の圧力チャンバを形成するピストンと、
    前記ハウジングから外側方向に前記ピストンを付勢するピストンスプリングと、
    スプールピストンスプリングによって前記スプールピストン孔内の第1の方向に付勢される、前記スプールピストン孔によって摺動可能に受容されたスプールピストンであって、第1のスプールピストン肩部及び第2のスプールピストン肩部によって画定された長さの切欠き部を有するスプールピストンと、
    第1の脚部及び第2の脚部に取り付けられたリング形状の本体を備える拡張可能な止め輪であって、前記リング形状の本体が前記ピストンの前記複数の溝と係合される自由状態と、前記第1の脚部及び前記第2の脚部が互いに向かって移動されるときに、前記リング形状の本体が拡張されて、前記ピストンの前記複数の溝から係合解除され、前記拡張可能な止め輪の前記第1の脚部及び前記第2の脚部が前記スプールピストンの前記切欠き部内に受容され、また前記第2の脚部が前記ハウジング肩部に接触する拡張状態とを有する拡張可能な止め輪とを備え、
    流体が第2の供給部から、前記スプールピストンスプリングの反対側の前記スプールピストンの端部における前記スプールピストン孔の第2の圧力チャンバに供給されるとき、第2の圧力チャンバの前記流体の圧力が、前記スプールピストンスプリングに対抗して前記スプールピストンを付勢し、前記第1のスプールピストン肩部が、前記第2の脚部に向かって前記拡張可能な止め輪の前記第1の脚部を押圧し、前記拡張可能な止め輪の前記リング形状の本体を拡張させ、前記拡張可能な止め輪の前記リング形状の本体を前記ピストンの前記外周の前記溝から係合解除し、この結果、前記第1の圧力チャンバで流体圧力が低減されるとき、前記ピストンが前記ハウジングに向かって移動して、チェーン負荷を低減することができる、テンショナ。
  2. 前記拡張可能な止め輪の前記第2の脚部が前記ハウジング肩部に固定される請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記スプールピストン孔が、前記第2の圧力チャンバに、前記スプールピストン孔内の前記スプールピストンの移動を制限するストッパとして働く止め輪を備える請求項1に記載のテンショナ。
  4. チェーン又はベルトと共に使用するためのテンショナであって、
    つめ孔及びピストンつめ孔に接続されたピストン孔を備えるハウジングと、
    前記ピストンの外周の少なくとも一部分に沿って形成された複数の溝を有するピストンであって、前記ピストン孔内に摺動可能に受容されて、前記ピストン孔を有する第1の圧力チャンバを形成するピストンと、
    前記ハウジングから外側方向に前記ピストンを付勢するピストンスプリングと、
    前記つめ孔内に摺動可能に受容された平坦なつめプレートであって、前記ピストンの前記溝と係合するための少なくとも1つの歯を有する第1のつめプレート端部と、スプリングによって前記ピストンに向かって付勢される第2のつめプレート端部と、前記第1の端部と前記平坦なつめプレートの前記第2の端部との間の穴とを備える平坦なつめプレートと、
    第1のつめピストン端部と第2のつめピストン端部とを備えるつめピストンであって、前記つめピストンが前記ピストンつめ孔内に摺動可能に受容されて、つめピストンスプリングによって前記ハウジングに向かって内側方向に付勢され、前記つめピストンの前記第2のつめピストン端部が、前記つめピストン孔に第2の圧力チャンバを形成し、この結果、前記第2の圧力チャンバの流体圧力が、前記つめピストンスプリング対抗して前記ハウジングから外側方向に前記第2のつめピストン端部を付勢するつめピストンとを備え、
    前記第1のつめピストン端部が前記平坦なつめプレートの前記孔に着座して、前記第2の圧力チャンバの圧力が前記つめピストンを前記ハウジングから外側方向に付勢するとき、少なくとも1つの歯を有する前記第1のつめプレート端部が前記ピストンの前記外周の前記溝から係合解除され、この結果、前記第1の圧力チャンバで流体圧力が低減されるとき、前記ピストンが前記ハウジングに向かって移動して、チェーン負荷を低減することができる、テンショナ。
  5. 前記第1の圧力チャンバに第1の供給部から流体が供給され、前記第2の圧力チャンバに第2の供給部から流体が供給される請求項4に記載のテンショナ。
  6. 前記第1の供給部が前記第2の供給部に接続される請求項5に記載のテンショナ。
  7. 前記第1の供給部及び前記第2の供給部が分離している請求項5に記載のテンショナ。
  8. 前記平坦なつめプレートの穴が円錐形状であり、前記つめピストンの円錐形状の第1の端部を受容する請求項4に記載のテンショナ。
  9. チェーン又はベルトと共に使用するためのテンショナであって、
    ピストン孔と、前記ピストン孔と流体連通しているスプールピストン孔と、前記ピストン孔と前記スプールピストン孔との間のハウジング肩部とを備えるハウジングと、
    前記ピストンの外周の少なくとも一部分に沿って形成された複数の溝を有するピストンであって、前記ピストン孔内に摺動可能に受容されて、前記ピストン孔内に第1の圧力チャンバを形成するピストンと、
    前記ハウジングから外側方向に前記ピストンを付勢するピストンスプリングと、
    スプールピストンスプリングによって前記スプールピストン孔内の第1の方向に付勢される、前記スプールピストン孔によって摺動可能に受容されたスプールピストンであって、第1のスプールピストン肩部及び第2のスプールピストン肩部によって画定された長さの切欠き部を有するスプールピストンと、
    第1の脚部及び第2の脚部に取り付けられたリング形状の本体を備える収縮可能な止め輪であって、前記収縮可能な止め輪の前記第1の脚部及び前記第2の脚部が前記スプールピストンの前記切欠き部内に受容され、前記第2の脚部が前記ハウジング肩部に接触し、前記リング形状の本体が前記ピストンの前記複数の溝から係合解除される自由状態と、前記リング形状の本体が前記ピストンの前記複数の溝と係合され、前記第1の脚部及び前記第2の脚部が互いに向かって移動される非自由状態とを有する前記収縮可能な止め輪とを備え、
    前記スプールピストンスプリングの力が、第2の供給部から、前記スプールピストンスプリングの反対側の前記スプールピストンの端部における前記スプールピストン孔の第2の圧力チャンバに供給される前記流体の圧力の力よりも小さくなると、前記第2のスプールピストン肩部が、前記収縮可能な止め輪の前記第2の脚部を係合解除し、前記収縮可能な止め輪の前記リング形状の本体を拡張させ、前記収縮可能な止め輪の前記リング形状の本体を前記ピストンの前記外周の前記溝から係合解除し、この結果、前記第1の圧力チャンバで流体圧力が低減されるとき、前記ピストンが前記ハウジングに向かって移動して、チェーン負荷を低減することができる、テンショナ。
  10. 前記収縮可能な止め輪の前記第1の脚部が前記ハウジング肩部に固定される請求項9に記載のテンショナ。
  11. 前記スプールピストン孔が、前記第2の圧力チャンバに、前記スプールピストン孔内の前記スプールピストンの移動を制限するストッパとして働く止め輪を備える請求項9に記載のテンショナ。
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