JP4889579B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両のシートベルト装置に関し、特に、車両走行中におけるベルトによる急拘束時など比較的に高速で巻取りを行う場合に過剰な張力の増大を抑制する車両のシートベルト装置に関する。
車両の座席に座った乗員を保護するために装備されたシートベルト装置について、近年、緊急時や走行状態の不安定時(挙動の異常時)等に、ベルトまたはウェビングによる乗員の拘束を早急に行うことにより、乗員の座乗姿勢の変化を抑止する技術が実用に供されている。
車両のシートベルト装置を開示する先行技術としては下記の特許文献1に記載された車両用乗員拘束制御装置がある。この車両用乗員拘束制御装置は、車輪速センサ、前後加速度センサ、横加速度センサ等の車両の走行状態を検出する検出手段の検出結果に基づいて、運転者が要求する車両状態を推定し、推定した車両状態と現在の車両状態との偏差を表す車両の横滑り状態量を算出し、車両横滑りの頻度と横滑り状態量の平均値を演算し、これらの値を用いて乗員の拘束力を高めるようシートベルト調整手段およびサイドサポートの動作を制御している。
特開2007−1423号公報
上記特許文献1に記載され車両用乗員拘束制御装置において、シートベルト装置に関係するベルト調整手段は、車両の走行状態に関して横滑りの頻度が高くなる場合にはシートベルトの巻取り量が常に加算されていく制御となっており、ベルトによって拘束される乗員に対して不快感を高めると共に、車両の運転操作で支障をきたすおそれが生じる。車両のシートベルト装置では、車両の走行状態に応じて適切な乗員拘束が行われることが望まれている。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、車両の走行状態に応じて乗員をベルトで急速に拘束する必要が生じたとき、危険度に応じてベルトの巻取り量を適切に変化させ、比較的に高速でベルト巻取りを行うとき或る一定以上の巻取りを規制し、過剰なベルト張力の増大を抑制することができる車両のシートベルト装置を提供することにある。
本発明に係る車両のシートベルト装置は、上記目的を達成するために、次のように構成される。
の車両のシートベルト装置(請求項に対応)は、ベルトを巻回するベルトリールと、ベルトリールを回転駆動するモータと、モータへの通電量を制御する制御手段と、ベルトリールの回転位置を検知する回転位置検知手段とを備え、さらに、制御手段は、車両の走行状態量が第1の状態に達している場合はベルトリールを第1の回転位置に保持するようにモータへの通電量の調整を継続して制御する手段と、車両の走行状態量が第2の状態に達している場合は車両の走行状態量が第2の状態に達したときから回転位置検知手段により検知した回転位置に基づきベルトリールが第1の回転位置よりも巻取り位置側の第2の回転位置に達するまで、モータへ所定の定電流に係る通電量を与える手段と、所定の定電流に係る通電量が与えられている最中に、回転位置検知手段により検知した回転位置に基づきベルトリールが第1の回転位置よりも巻取り位置側の第2の回転位置に達したと判断されたときから車両の走行状態量が第2の状態に達している場合は第2の回転位置を保持するようにモータへの通電量の調整を継続して制御する手段と、を備え、第1の状態は、車両の走行状態が基準となる正常状態から外れた場合に走行中の車両の挙動を安定化させるための車両挙動安定化手段により、車両の挙動の安定化が可能な場合を示し、第2の状態は、車両挙動安定化手段により、車両の挙動の安定化が不可能な場合を示すことを特徴とする。
第2の車両のシートベルト装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、制御手段は、車両の走行状態量が第2の状態に達している場合は車両がスピン状態に遷移する前に乗員拘束制御を行うことを特徴とする。
上記の構成の車両のシートベルト装置において、「第1の状態」は例えば「VSA作動(旋回中のスリップ発生時)/車間距離・相対速度所定以下」の状態であり、「第2の状態」は例えば「VSA作動かつヨーレートまたはスリップ角所定以上/衝突不可避」である。また「第1の回転位置」は例えば「ベルト装着時位置」であり、「第2の回転位置」は例えば「(装着時位置)+(80mm)」である。
かかる構成によれば、危険度の低い状態においては不要なベルト巻取りを行うことなく、かつ危険度が高くなった状態においては高速かつ連続的なベルト巻取りを行って所定の位置に乗員を拘束することができる。また、必要限度の巻取りを行うため、過剰な拘束による運転動作の阻害や圧迫をすることがない。
本発明によれば、走行中に車体横滑りを制御し未然に事項を防止する装置を搭載した車両において当該横滑りを検知して制御する場合に、横滑り予測制御に基づく不要な乗員拘束を行わず、或る一定以上のベルト巻取りを規制し、過剰な乗員へのベルト張力の増大を抑制し、過剰な拘束による不快感の抑制および運転操作に対する自由度を確保することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1は運転席等におけるシートベルト装置の装備状態を示し、図2はシートベルト用のリトラクタの要部構成を示し、図3は車両のシートベルト装置の制御システムの全体的な構成を示す。
図1において、シートベルト装置10は、乗員11の身体を座席12に拘束するベルト(ウェビング)13を備える。ベルト13は、乗員11の上体を拘束するベルト部分13aと、乗員11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、乗員11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はリトラクタ16のベルトリールに連結されている。ベルト13の他方の共通端部(折返し部)にはタングプレート17が取り付けられている。このタングプレート17は、座席12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。バックル18には、タングプレート17の連結を検出するバックルスイッチ19が設けられている。
図2に、シートベルト用のリトラクタ16の要部構成を模式的に示す。リトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール(スピンドル)22と、ベルトリール22を回転駆動する電気モータ23とを備える。ベルトリール22にはベルト13の上記ベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22で巻き取られる。ベルトリール22の軸22aには、動力伝達機構(ギヤ機構)24を介してモータ23の駆動軸23aに接続される。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。またリトラクタ16は、ベルトリール22の軸22aに接続された巻取り位置検知部25を備える。
巻取り位置検知部25は、好ましくは、回転角センサまたは回転位置センサを利用して構成される。当該回転角センサには、例えば、磁気ディスクと2個のホールICとを組み合わせて成る磁気センサが利用される。この回転角センサの最小分解角度は例えば4°であり、ベルトの長さに換算すると1.3〜1.6mm程度である。
リトラクタ16のベルト巻取り動作は、巻取り位置検知部25によりベルト巻取り位置に係る情報を通して検知される。巻取り位置検知部25によって検知されるベルト巻取り位置の検知情報に基づいて、制御装置26はベルトリール22の回転動作を制御する。
制御装置26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量(電流供給量)を通電量調整部28で制御することにより、リトラクタ16のベルト巻取り動作等を制御する。制御装置26により制御されるリトラクタ16は、乗員11の姿勢を保持するための電気式プリテンショナ機構部として構成されている。
上記のごとく、巻取り位置検知部25から出力される検知信号(パルス信号)は制御装置26に入力され、これらの検知信号を用いて最終的にベルト巻取り位置等のデータを取り出すために、制御装置26内では所要の演算処理が実行される。
リトラクタ16の動作は、制御装置26の各種の制御機能によって制御される。制御装置26は、電源27からモータ23へ供給される駆動電流I1の通電量を通電量調整部28で制御することにより、リトラクタ16のベルト引き込み(ベルト巻取り)または送り出し等の動作を制御する。
座席12に乗車した乗員11は、車両の緊急時や走行状態の不安定時に、ベルト13による保護・拘束を受け、姿勢や位置の変化を抑止され、望ましい安全状態に保持される。
以上の構成を有する上記のシートベルト装置10およびリトラクタ16等は運転席側の装置であったが、助手席側にも同様なシートベルト装置およびリトラクタ等が装備されている。以下において「R側」は運転席側、「L側」は助手席側とする。
次に、図3のブロック図を参照して、シートベルト装置10等の制御システムをハードウェアの観点から説明する。
図3において、制御装置26はCPUで構成される。制御装置26を含むブロック30は、シートベルトによって乗員11の姿勢を保持するための電気式プリテンショナユニットを示している。ブロック30では、制御装置(CPU)26の入力側に電源部31、車内ネットワーク(CAN)通信部32、回転角インターフェース(回転角I/F)部33、通信部34を備え、その出力側にR側モータ駆動制御部35、L側モータ駆動制御部36、記録部37を備えている。記録部37は、データや制御プログラムを格納するメモリである。
ブロック30の入力側には、シートベルト用リトラクタの一例として上記のリトラクタ16を示すブロックが設けられる。リトラクタ16は、前述した巻取り位置検知部25から出力される検知信号を制御装置26に送信するための回転角インターフェース(回転角I/F)部41を含む。回転角インターフェース部41は、ブロック30内の上記回転角インターフェース部33に接続され、回転角インターフェース部33に対して検知信号を送る。上記のリトラクタ16は運転席側および助手席側等のそれぞれについて設けられている。
ブロック30の入力側には、さらに、ACC(Adaptive Cruise Control)ユニット(障害物検知装置等の制御ユニット)42、VSA(Vehicle Stability Assist)ユニット(車両挙動安定化制御ユニット)43、FI/AT(Fuel Injection / Automatic Transmission)ユニット44、SRS(Supplement Restraint System)ユニット(補助拘束装置ユニット)45等が設けられている。これらの入力側要素の中には、車速センサ、車体前後方向加速度センサ、車体左右センサ(横方向)加速度センサ、舵角センサ、車輪速センサ、ロール角センサ、旋回方向センサ、レーダー装置等の車両の走行状態または挙動状態を検出する検出ユニット(車両走行状態検知部)が含まれる。ACCユニット42、VSAユニット43、FI/ATユニット44等は車内ネットワーク46を介してそれらの出力信号を車内ネットワーク通信部32に供給する。SRSユニット45は、R側バックル47RおよびL側バックル47Lからの各信号を受けるSRS制御部45aと、通信部45bとを有している。ここでR側バックル47Rは運転席側の上記バックル17に相当し、L側バックル47Lは助手席側に装備されたシートベルト装置のバックルである。R側バックル47RおよびL側バックル47Lから出力される各信号は、内蔵されるバックルスイッチの検知信号である。SRS制御部45aは、R側バックル47RまたはL側バックル47Lからの信号を受けると、通信部45bを介してその信号をブロック30の通信部32に送信する。またSRSユニット45は、車両走行時にシートベルトが正規に使用されていない場合には、警告灯48に対して警告信号を供給する。
ブロック30の出力側には、R側モータ51とL側モータ52が設けられる。R側モータ51は、運転席側のシートベルト装置の駆動用モータであり、R側モータ駆動制御部35に対応して配置されている。R側モータ駆動制御部35は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて上記の電源(+V)27からの通電量を制御してR側モータ51に対して駆動電流を供給する。なおブロック53は接地部である。またL側モータ52は、助手席のシートベルト装置の駆動用モータであり、L側モータ駆動制御部36に対応して配置されている。L側モータ駆動制御部36は、制御装置26からの制御指令信号に基づいて電源(+V)54からの通電量を制御してL側モータ52に対して駆動電流を供給する。またブロック55は接地部である。上記の接地部53,55は、車体の一部をなす接地端子である。
図4は、本実施形態に係るシートベルト装置10の制御システムの基本的な機能部の構成を概念的に示す機能ブロック図である。この制御システムは、主要素として、車両走行状態判定部61と、前述の巻取り位置検知部(回転角センサ)62と、シートベルト装置制御部63と、ベルト駆動部64とから構成されている。
車両走行状態判定部61は、前述した制御装置(CPU)26の演算処理機能により実現され、前述した車両走行状態検知部から供給される検知信号を、予め用意された基準値と比較することにより、自車の走行状態についての判定処理を行う。
シートベルト装置制御部63は、電気式プリテンショナとしての通常の乗員保護のための拘束制御(緊急時等の危険回避のための拘束制御)の機能と、車両の走行状態に応じて座席上で乗員の姿勢が変化するとき当該姿勢の変化を抑制する乗員保持制御の機能と、ベルト装着解除後にベルトを原点位置(ベルトを完全に収納する収納位置)に収納するための収納制御の機能と、収納制御を行う際の引掛り状態の検知機能等とを有している。シートベルト装置制御部63は、前述した制御装置(CPU)26の演算処理機能と、R側モータ駆動制御部35およびL側モータ駆動制御部36とから構成されるものである。
またベルト駆動部65は、前述のリトラクタ16に相当するものであり、より詳しくは前述のR側モータ51とL側モータ52である。
次に、図5〜図8に示すフローチャートに基づき、シートベルト装置制御部63等によって実施されるシートベルト装置10の特徴的な動作制御例を説明する。この例ではR側モータ51の例で説明する。
通常、車両(自車)を走行させるべく、乗員11が座席12に座り、ベルト13を体に巻き付け、タングプレート17をバックル18(R側バックル47R)に結合すると、ベルト13が乗員11の体に装着される。このとき、バックルスイッチ19がオン等してベルト装着状態が検知される。反対に、車両の走行が終了し、座席12に座乗中の乗員11がバックル18からタングプレート17を取り外すと、バックルスイッチ19はオフ等してベルトの非装着状態が検知される。
ベルト13が乗員11に装着された状態で車両を走行させると、車両の様々な走行状態が前述した車両走行状態検知部で検知され、さらに車両走行状態検知部から出力される検知信号に基づいて車両走行状態判定部61が車両の走行状態に関して判定を行う。この際に、前述したVSAユニット(車両挙動安定化制御ユニット)43は、車両の走行状態が基準となる正常状態から外れた場合には、走行中の車両の挙動を安定化させるための作動を行うことになる。
図5に示されたフローチャートは、本実施形態に係るシートベルト装置10の基本的な動作制御例を示している。
図5のフローチャートにおいて、シートベルト装置10の制御装置26、より詳しくはシートベルト装置制御部63は、最初の判定ステップS11でVSAユニット43が作動しているか否かを判定し、作動していないときにはいかなる制御処理も実行せず、制御フローを終了する。VSAユニット43が作動しているときには、次の判定ステップS12に移行する。次の判定ステップS12では、リカバリ不能予測があるか否かが判定される。ここで、「リカバリ不能状態」とは、例えば車両がスピン状態に遷移する場合に、当該遷移する前の状態である。このような場合には、判定ステップS12においてYESと判定され、「乗員拘束制御」の処理(ステップS13)が実行される。「リカバリ不能状態」と予測される場合には、例えば前述のごとくスピン状態になってからシートベルトを巻き取ることはできなくなる可能性が高くなるため、予測される前の段階で乗員拘束制御を実行するように構成されている。また判定ステップS12で、NOと判定された場合には、「乗員保持制御」の処理(ステップS14)が実行される。この場合には、リカバリが可能であるので、乗員の姿勢を支持する通常の乗員保持制御が実行される。
乗員拘束制御の処理または乗員保持制御の処理が実行された後、制御フローは終了することになる。
図6に示されたフローチャートは、本実施形態に係るシートベルト装置10の特徴的な動作例を示している。この動作制御例では、最初にベルトリール22のベルト巻取り位置に関して基準となる位置(基準位置)を設定し(ステップS21)、その後、レーダー情報や各種のセンサ情報、すなわち車両走行状態検知部からの検知情報を取り込む(ステップS22)。車両走行状態検知部から得られる各種の車両走行状態に係る情報に基づいて車両走行状態判定部61が車両の走行状態を判定する。この判定では、第1の走行状態であるか否か(判定ステップS23)または第2の走行状態であるか否かが判定される(判定ステップS25)。第1の走行状態であると判定されるときには、「第1の制御」のルーチン処理ステップS24が実行される。また第2の走行状態であると判定されるときには、「第2の制御」のルーチン処理ステップS26が実行される。上記において、第1の走行状態と制御に関するステップS23とS24が先に実行され、第2の走行状態と制御に関するステップS25とS26が後に実行される。最後の判定ステップS27では、車両の走行状態があるか否かが判定される。判定ステップS27においてNOであるときには前述のステップS22に戻り、YESであるときには制御フローを終了する。
上記の「第1の制御」のルーチン処理の内容は図7に示されており、「第2の制御」のルーチン処理の内容は図8に示される。第7に示した「第1の制御」のルーチン処理の内容は「乗員保持制御」の内容であり、図8に示した「第2の制御」のルーチン処理の内容は「乗員拘束制御」の内容である。
図7のフローチャートにおいて、最初の処理ステップS31で、車両の走行状態の変化に対応して予め設定されているシートベルト保持状態に対応する目標位置(X)の設定(X=X1)を行う。ステップS31で目標位置が設定されると、当該目標位置に対応するようにR側モータ51等の巻取り動作を制御する上でのモータ保持電流が決定される。次のステップS32では、R側モータ51等によるベルト巻取り量を変える保持電流の制御が開始される。
シートベルト装置10の基本的な動作例として、R側モータ51等は所要の通電量で駆動され、これによりベルトリール22がベルト13のベルト部分13aを巻取り、当該ベルト部分13aをリトラクタ16に引き込む。R側モータ51等の所要の通電量を保持電流として維持することにより、ベルト巻取り量が望ましい目標位置に設定される。
目標位置に設定するための保持電流の制御は、より詳しくは、図7に示すようにステップS33〜S38によって、制御対象である保持電流で決まる「現在値」が「目標位置」と安定した状態で一致するまで保持制御が継続される。すなわち、判定ステップS33において当該現在値が目標位置と一致しないときには、次の判定ステップS34で両者の差(ずれ)が所定以上であるか否かを判定する。判定ステップS34でYESの場合には、判定ステップS35に移行する。判定ステップS34でNOの場合には、判定ステップS38に移行する。
判定ステップS35では、現在値と目標位置との大小関係が判定される。現在値が目標位置よりも小さい場合にはモータ通電量を増加し(ステップS36)、現在値が目標値よりも大きい場合にはモータ通電量を減少する(ステップS37)。
その後、保持制御が終了したか否かが判定される(判定ステップS38)。保持制御が終了していない場合にはステップS33に戻り、上記のステップS33〜S38が繰り返される。保持制御が実行される間は、現在値と目標位置を一致させる制御が行われる。
判定ステップS33において現在値と目標位置とが一致したときには判定ステップS38に即座に移行する。
次に、図8のフローチャートにおいて、最初の処理ステップS41で、車両の走行状態の変化に対応して予め設定されているシートベルト保持状態に対応する目標位置(X)の設定(X=X2)を行うと共にフラグをOFFにセットする。ステップS41で目標位置が設定されかつフラグがOFFにセットされると、次のステップS42では、フラグがONであるか否かが判定される。この場合、フラグはOFFと判定され、ステップS49に移行する。
ステップS42でフラグがOFFであると判定されたときには、I=I0によるモータ通電が行われる(ステップS49)。このモータ通電量はシートベルト装置10による乗員拘束制御におけるモータトルクによる拘束力に対応する。すなわち、ベルト13を所定の拘束力で巻き取ることで、危険度に応じて確実にベルトの巻取りを実行する。
次のステップS50では現在値と目標位置の大小関係が判定され、現在値が目標位置以上であるときにはフラグONの処理(ステップS51)が継続された状態でステップS48へ移行し、そうでないときには何もせずに直接にステップS48に移行する。
図8のフローチャートでは、まず、ベルト巻取りのための通電開始(図示せず)の直後では、図8に示されるステップS49〜S51が実行される構成になっており、これによって目標位置に達した以後(ステップS50でYESとなる)に、ステップS42〜S47のフローが実行される形となっている。
ステップS50でYESとなると、フラッグがONになり(ステップS51)、次のステップS42でYESと判定され、次いでステップS43に移行する。
なお、ステップS41で目標位置(X2)が設定されると、当該目標位置に対応するようにR側モータ51等の巻取り動作を制御する上でのモータ保持電流が決定され、R側モータ51等によるベルト巻取り量を変える保持電流の制御が継続される。
目標位置に設定するための保持電流の制御は、図7の例と同様に、ステップS43〜S48によって、拘束制御の対象である保持電流で決まる「現在値」が「目標位置」と安定した状態で一致するまで拘束制御が継続される。すなわち、判定ステップS43において当該現在値が目標位置と一致しないときには、次の判定ステップS44で両者の差(ずれ)が所定以上であるか否かを判定する。判定ステップS44でYESの場合には、判定ステップS45に移行する。判定ステップS44でNOの場合には、判定ステップS48に移行する。
判定ステップS45では、現在値と目標位置との大小関係が判定される。現在値が目標位置よりも小さい場合にはモータ通電量を増加し(ステップS46)、現在値が目標値よりも大きい場合にはモータ通電量を減少する(ステップS47)。
その後、拘束制御が終了したか否かが判定される(判定ステップS48)。拘束制御が終了していない場合にはステップS42に戻り、上記のステップS42〜S48が繰り返される。拘束制御が実行される間は、現在値と目標位置を一致させる制御が行われる。
判定ステップS43において現在値と目標位置とが一致したときには判定ステップS48に即座に移行する。
図9に、上記の「第2の制御」に基づく乗員拘束制御の特性を示す。図9において、右縦軸では「回転角パルス数[数]」を示し、横軸は「時間[s(秒)]を示す。図9ではVSA連続作動時のシートベルト引込み量の2つのグラフA,Bを示している。図9で点P1は正規着座位置を示している。グラフAは、本実施形態に係る上記の「第2の制御」に基づく乗員拘束制御の特性を示し、リミッタ制御が存在する場合の制御特性を示している。グラフBは、リミッタ制御が存在しない場合の制御特性を示している。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
本発明は、車両のシートベルト装置で、過剰な拘束による不快感の抑制および運転操作に対する自由度を確保するのに利用される。
車両におけるシートベルト装置の装着状態を示す側面図である。 本発明の実施形態に係るシートベルト装置のリトラクタの要部構成を示す図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の制御システムの全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の制御システムの要部の機能構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係るシートベルト装置の特徴的な制御フローを示すフローチャートである。 本実施形態に係るシートベルト装置の特徴的な制御を説明するためのフローチャートである。 第1の制御に基づく動作手順を示すフローチャートである。 第2の制御に基づく動作手順を示すフローチャートである。 本実施形態の制御に基づくVSA連続作動時のシートベルト引込み量の変化特性を示すグラフである。
符号の説明
10 シートベルト装置
11 乗員
13 ベルト
16 リトラクタ
22 ベルトリール
23 モータ
25,62 巻取り位置検知部
26 制御装置
30 電気式プリテンショナユニット
61 車両走行状態判定部
63 シートベルト装置制御部

Claims (2)

  1. ベルトを巻回するベルトリールと、前記ベルトリールを回転駆動するモータと、前記モータへの通電量を制御する制御手段と、前記ベルトリールの回転位置を検知する回転位置検知手段とを備える車両のシートベルト装置において、
    前記制御手段は、
    前記車両の走行状態量が第1の状態に達している場合は前記ベルトリールを第1の回転位置に保持するように前記モータへの通電量の調整を継続して制御する手段と、
    前記車両の走行状態量が第2の状態に達している場合は前記車両の走行状態量が前記第2の状態に達したときから前記回転位置検知手段により検知した回転位置に基づき前記ベルトリールが前記第1の回転位置よりも巻取り位置側の第2の回転位置に達するまで、前記モータへ所定の定電流に係る通電量を与える手段と、
    前記所定の定電流に係る通電量が与えられている最中に、前記回転位置検知手段により検知した回転位置に基づき前記ベルトリールが前記第1の回転位置よりも巻取り位置側の前記第2の回転位置に達したと判断されたときから前記車両の走行状態量が前記第2の状態に達している場合は前記第2の回転位置を保持するように前記モータへの通電量の調整を継続して制御する手段と、
    を備え
    前記第1の状態は、前記車両の走行状態が基準となる正常状態から外れた場合に走行中の前記車両の挙動を安定化させるための車両挙動安定化手段により、前記車両の挙動の安定化が可能な場合を示し、
    前記第2の状態は、前記車両挙動安定化手段により、前記車両の挙動の安定化が不可能な場合を示すことを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記制御手段は、前記車両の走行状態量が第2の状態に達している場合は前記車両がスピン状態に遷移する前に乗員拘束制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト装置。
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