JP2007131113A - 車両用シートベルト装置 - Google Patents
車両用シートベルト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007131113A JP2007131113A JP2005325156A JP2005325156A JP2007131113A JP 2007131113 A JP2007131113 A JP 2007131113A JP 2005325156 A JP2005325156 A JP 2005325156A JP 2005325156 A JP2005325156 A JP 2005325156A JP 2007131113 A JP2007131113 A JP 2007131113A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric motor
- seat belt
- control
- vehicle
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0132—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0134—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to imminent contact with an obstacle, e.g. using radar systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R2021/01204—Actuation parameters of safety arrangents
- B60R2021/01252—Devices other than bags
- B60R2021/01265—Seat belts
- B60R2021/01272—Belt tensioners
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R2022/4666—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up characterised by electric actuators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
【解決手段】車両用シートベルト装置30は、車両10のシート20に着座した乗員Maを拘束するシートベルト31と、このシートベルトの緩み部分を緊急時に巻き取るプリテンショナ36の電動モータ37と、この電動モータを制御する制御部41とを備える。制御部は、車両の緊急状態を予知したときには、電動モータをベルト巻き取り方向へ断続的に駆動するように制御するとともに、この断続的な駆動制御のうち、停止の制御状態へ移行したときには、電動モータが完全に停止する前に、巻き取り駆動の制御を再開するように構成したものである。
【選択図】図1
Description
また、拘束力の瞬間的な変化に「ばらつき」があった場合には、乗員が体感する刺激の大きさも変化する。刺激の変化も小さいことが好ましい。
従って、乗員に対し、より好適なベルト振動を与えることによって、乗員の注意を促すようにするには、更なる改良の余地がある。
さらに本発明は、乗員に、より好適なベルト振動を与えることによって、乗員の注意を促すことができる技術を、提供することを課題とする。
制御部は、車両の緊急状態を予知したときには、車両の緊急状態の内容に対応する複数の駆動制御モードの中から、現在の緊急状態の内容に応じた1つのモードを選択し、この選択された駆動制御モードに基づいて電動モータを駆動制御するように構成したものであり、
複数の駆動制御モードは、シートベルトを巻き取る方向にのみ電動モータを断続的に駆動制御する制御特性の基本駆動制御モードと、この基本駆動制御モードの制御特性に対して電動モータの断続時間特性、駆動トルク特性、回転方向特性のうち少なくとも1つが異なる、他の駆動制御モードとからなることを特徴とする。
さらには、ベルト張力を漸次増大させるようにしたので、緊急状態の予知段階から発生段階へ移行した場合に、緊急時でのシートベルトによる最適な拘束状態に、より迅速に移行させることができる。
一般に、電動モータは完全に停止した状態から始動するときに、大きい始動トルクを発生する。これに対して請求項1に係る発明では、電動モータを完全に停止させることなく、微速状態から高速状態に移行させるものである。電動モータは、大きい始動トルクを発生することなく、微速状態において始動トルクよりも小さい駆動トルクを発生するに過ぎない。このため、シートベルトの巻き取り作動によるベルト張力の初期的な増大を抑制することができる。この結果、ベルト振動に伴う拘束力の瞬間的な変化は緩やかになる。従って、乗員が体感するシートベルトによる打撃感を抑制することができる。
一般に、シートベルトの巻き取り作動が進むにつれて、ベルト張力は増大する。ベルト張力が増大した結果、巻き取り抵抗は増大する。最終的に、ベルト張力は電動モータの駆動トルクと釣り合う大きさに達する。このベルト張力は、電動モータが巻き取り駆動を繰り返す度に、段階的に増加するものであり、その段階的な増加度合いは比較的大きい。この結果、乗員はシートベルトの拘束力の増加度合いが過大であると、体感することがあり得る。
基本駆動制御モードは、シートベルトを巻き取る方向にのみ電動モータを断続的に駆動制御する制御特性を有する。他の駆動制御モードは、基本駆動制御モードの制御特性に対して電動モータの断続時間特性、駆動トルク特性、回転方向特性のうち少なくとも1つが異なる制御特性を有する。
また、予知の時点で電動モータが発生する駆動トルクを、予め小さく設定しておくことによって、予知された初期のベルト振動を弱くし、その後に漸次増大させることができる。このようにすることで、ベルト振動による報知に伴う乗員の煩わしさを解消することができる。
さらには、ベルト張力を漸次増大させるようにしたので、緊急状態の予知段階から発生段階へ移行した場合に、緊急時でのシートベルトによる最適な拘束状態に、より迅速に移行させることができる。
図1は本発明に係る車両及びシートベルト装置の模式図であり、車両10の室内に設置されたシート20及び車両用シートベルト装置30を正面から見て表したものである。シート20は、シートクッション21と、シートクッション21に起倒可能に設けたシートバック22とからなる。
検出部群50は加速度センサ51、車速センサ52、操舵角センサ53、アクセルセンサ54、ブレーキセンサ55、障害物検出センサ56、ヨーレイトセンサ57、ロール角センサ58、走行路情報検出部59、ベルト張力センサ61等の各種検出手段からなる。
このような障害物検出センサ56は、例えば車体11(図1参照)の前部に設置することにより、車両10の前方に存在する障害物(前方を走行している車両等の移動物体や、立木等の静止物体)を検出することができる。
ロール角センサ58は、車両10に発生するロール角を検出する検出手段である。ロール角とは、車体がロール運動(ローリング。重心を通る車体の前後方向軸まわりの回転運動。)をしたときの回転角である。
ベルト張力センサ61は、シートベルト31(図1参照)に加わるベルト張力を検出する検出手段であって、例えばシートベルト31に埋め込まれた歪みセンサからなる。
(1)車速センサ52で検出された車速が一定速度以上の場合に、制御部41は速度超過であると判断する(後述する「第2の緊急状態の予知」に相当する。)。
(2)一定時間内において、操舵角センサ53で検出された操舵角の変動幅及びアクセルセンサ54やブレーキセンサ55で検出された操作頻度が小さい場合に、制御部41は居眠り運転であると判断する(後述する「第3の緊急状態の予知」に相当する。)。
(3)車速センサ52で検出された車速において、障害物検出センサ56で検出された障害物までの距離が一定以下の場合に、接近し過ぎなので、制御部41は衝突の可能性ありと判断する(後述する「第3の緊急状態の予知」に相当する。)。
(4)ヨーレイトセンサ57及びロール角センサ58で検出された検出値が過大である場合に、制御部41は車両10の急激な姿勢変化を伴う過激な運転による横転の可能性ありと判断する(後述する「第2の緊急状態の予知」に相当する。)。
(5)走行路情報検出部59で検出された地図情報や走行路の情報により、車両10が急カーブ路や悪路等に差し掛かった場合に、制御部41は運転注意と判断する(後述する「第1の緊急状態の予知」に相当する。)。
先ず、図3において(a)は、車両10が走行路Raにおけるカーブ(コーナー)の入口に差し掛かったことを示す。このときに、制御部41(図2参照)は運転注意と判断する。このときにおける、予知された緊急状態の内容のことを「第1の緊急状態」と言うことにする。
ST01;各種検出部51〜61の検出信号を読み込んだ後に、ST02に進む。
ST02;検出信号に基づき、車両10の運転状況や車両10の周囲の状況(走行路の状況や周囲の障害物の状況など)を判断した後に、ST03に進む。
ST05;車両10が緊急状態に達したので、電動モータ37を正回転させるように駆動制御した後に、この制御フローに基づく制御を終了する。この結果、電動モータ37はシートベルト31の緩み部分を緊急に巻き取る。シート20に着座している乗員Maを保護することができる。
ST08;車両の緊急状態の内容に対応する複数のモータ制御マップの中から、第2の緊急状態に対応する第2モータ制御マップを選択した後に、ST10に進む。第2モータ制御マップ(図8参照)については後述する。
ST09;車両の緊急状態の内容に対応する複数のモータ制御マップの中から、第3の緊急状態に対応する第3モータ制御マップを選択した後に、ST10に進む。第3モータ制御マップ(図9参照)については後述する。
ST12;緊急度合いが中なので、電動モータ37に供給する駆動電流(目標電流)を中の値に設定した後に、ST14に進む。
ST13;緊急度合いが大なので、電動モータ37に供給する駆動電流(目標電流)を大の値に設定した後に、ST14に進む。
ST15;実際のベルト張力Btrが、予め設定された基準最大張力Btoを下回っているか否かを調べ、YESならST16に進み、NOなら基準最大張力Btoに達したと判断してST17に進む。
ST17;実際のベルト張力Btrが基準最大張力Btoに達したので、電動モータ37を停止させ又は停止状態を維持させた後に、ST01に戻る。
ST02及びST06〜ST09の集合体は、車両10の緊急状態の内容に対応する複数の駆動制御モードの中から、現在の緊急状態の内容に応じた1つのモードを選択する、駆動制御モード選択手段をなす。
ST02及びST10〜ST13の集合体は、予知した緊急度合いが高まるにつれて、電動モータ37が発生する駆動トルクを増大させる、モータ駆動トルク調整手段をなす。
ST16は、予知手段、駆動制御モード選択手段及びモータ駆動トルク調整手段の内容に基づいて、電動モータ37の駆動制御を実行するモータ駆動手段をなす。
図5は本発明に係る電動モータの特性図であり、横軸を時間(msec)とし縦軸を電動モータの回転速度として、電動モータの回転特性曲線を示す。
図5の回転特性曲線によれば、電動モータ37(図1参照)の回転速度Nmoは、始動した時点から急速に増大する(加速する)とともに、始動してから時間trが経過したときに定常の速度Nrに達し、その回転速度Nrを維持する特性を有していることが判る。時間trは数百msecである。
電動モータ37が完全に停止した状態から上限の回転速度Nu(上限値Nu)まで増速するのに、一定の始動立上がり時間tsを要する。モータ始動時点t2から始動立上がり時間tsを経過した時点を上限到達時点t3とする。
始動立上がり加速領域Msの特性を採用したので、電動モータ37に供給する電圧レベルに対して、上限値Nuまで増速する回転速度特性の依存度は、小さくてすむ。すなわち、電圧を大きくしても、電動モータ37の応答特性そのものは大きく変化しない。
なお、次の正転パルスPu2の発生開始時点から回転速度Nmoが再び増大し始めるまでの応答遅れ相当時間は数msecであり、極めて小さいので無視することができる。
次に、時点t4で回転速度Nmoが再び増大するので、ベルト張力Btrは、上限値Nuに達するまで大きく増大し、その後に下限値Ndに達するまで緩やかに増大し、下限値Ndに達した時点でシートベルト31のほぼ巻き取り停止により、維持する。
これに対して本発明では、上述のようにパルス停止時間t13を設定することによって、電動モータ37への通電を停止することにした。従って、制御部41やドライバ回路42の制御構成を簡略化して、コストを低減することができる。
図7(a)は、横軸を時間(msec)とし縦軸をモータ駆動信号とした、比較例のモータ駆動信号特性を示す。図7(b)は、横軸を時間とし縦軸を電動モータの回転速度Nmoとして、図7(a)のモータ駆動信号特性に対応する回転速度Nmoの変化を表した、回転速度特性曲線MiAを示す。図7(c)は、横軸を時間とし縦軸をベルト張力Btrとして、図7(b)の回転速度特性曲線MiAに対応するベルト張力Btrの変化を表した、ベルト張力特性曲線Ts1Aを示す。
このため、次の正転パルスPu2の発生が開始した時点t4Aよりも前に、電動モータ37の回転速度Nmoは0(零)まで低下してしまう。この結果、電動モータ37は完全に停止する。
図6(c)において、想像線にて示す曲線Ts1Aは、図7(c)に示す比較例のベルト張力特性曲線を転記して表したものである。上述のように、比較例のベルト張力特性曲線Ts1Aによれば、ベルト張力Btrの瞬間的な変化量が大きい(立ち上がり勾配が大きい特性である)。
図8(a),(b)は本発明に係る第2モータ制御マップ説明図である。図8(a)は、横軸を時間(msec)とし縦軸をモータ駆動信号とした、モータ駆動信号特性を示す。図8(b)は、横軸を時間とし縦軸をベルト張力Btrとして、図8(a)のモータ駆動信号特性に対応するベルト張力Btrの変化を表した、ベルト張力特性曲線Ts2を示す。
このように、シートベルト31の巻き取り作動によるベルト張力Btrの増大と、シートベルト31の巻き取り停止によるベルト張力Btrの維持とが、交互に繰り返される。この結果、シートベルト31は上記図6の振動特性とは異なる振動形態で振動する。つまり、休止時間帯t15を有した振動特性で振動する。この振動によって乗員Maに報知して、注意を促すことができる。
第2モータ制御マップは、シートベルト31を巻き取る方向にのみ電動モータ37を断続的に駆動制御する制御特性ではあるが、上記図6(a)の基本駆動制御モードの制御特性に対して、電動モータ37の断続時間特性が異なる制御特性を有する、他の駆動制御モードからなる。
図9(a),(b)は本発明に係る第3モータ制御マップ説明図である。図9(a)は、横軸を時間(msec)とし縦軸をモータ駆動信号とした、モータ駆動信号特性を示す。図9(b)は、横軸を時間とし縦軸をベルト張力Btrとして、図9(a)のモータ駆動信号特性に対応するベルト張力Btrの変化を表した、ベルト張力特性曲線Ts3を示す。
このようにモータ駆動信号は、駆動サイクルと休止サイクルとを交互に反復する、いわゆる間欠的な制御特性を有していることを特徴とする。
なお、第2・第3モータ制御マップは、第1モータ制御マップの制御特性に対して電動モータ37の断続時間特性、駆動トルク特性、回転方向特性のうち少なくとも1つが異なる制御特性を有するものであればよい。
制御部41は、車両10の緊急状態を予知したとき(図4のST03)に、基本駆動制御モード(図6の第1モータ制御マップ)と他の駆動制御モード(図8、図9の第2・第3モータ制御マップ)との中から、現在の緊急状態の内容に応じた1つを選択し(図4のST06〜ST09)、この選択された駆動制御モードに基づいて電動モータ37を駆動制御する(図4のST16)構成である。
詳しく述べると、基本駆動制御モードを選択した場合に、制御部41は、電動モータ37をベルト巻き取り方向へ断続的に駆動するように制御するとともに、この断続的な駆動制御のうち、停止の制御状態へ移行したときには、電動モータ37が完全に停止する前に、巻き取り駆動の制御を再開するように構成したものである。
さらには、ベルト張力Btrを漸次増大させるようにしたので、緊急状態の予知段階から発生段階へ移行した場合に、緊急時でのシートベルト31による最適な拘束状態に、より迅速に移行させることができる。
一般に、電動モータ37は完全に停止した状態から始動するときに、大きい始動トルクを発生する。これに対して基本駆動制御モードを選択した場合には、電動モータ37を完全に停止させることなく、微速状態から高速状態に移行させるものである。電動モータ37は、大きい始動トルクを発生することなく、微速状態において始動トルクよりも小さい駆動トルクを発生するに過ぎない。このため、シートベルト31の巻き取り作動によるベルト張力Btrの初期的な増大を抑制することができる。この結果、ベルト振動に伴う拘束力の瞬間的な変化は緩やかになる。従って、乗員Maが体感するシートベルト31による打撃感を抑制することができる。
図10(a),(b)は本発明に係る変形例の第1モータ制御マップ説明図である。図10(a)は、横軸を時間(msec)とし縦軸をモータ駆動信号とした、変形例のモータ駆動信号特性を示す。図10(b)は、横軸を時間とし縦軸をベルト張力Btrとして、図10(a)のモータ駆動信号特性に対応するベルト張力Btrの変化を表した、変形例のベルト張力特性曲線Ts1Bを示す。
また、制御部41は、車両10の緊急状態を予知したときには、基本駆動制御モード(図6又は図10の第1モータ制御マップ)だけを実行する構成であってもよい。その場合には、図4に示すST06〜ST09の集合体のうち、ST07だけを残せばよい。
Claims (4)
- 車両のシートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトの緩み部分を緊急時に巻き取るプリテンショナの電動モータと、この電動モータを駆動制御する制御部とを備えた車両用シートベルト装置において、
前記制御部は、前記車両の緊急状態を予知したときには、前記電動モータをベルト巻き取り方向へ断続的に駆動するように制御するとともに、この断続的な駆動制御のうち、停止の制御状態へ移行したときには、前記電動モータが完全に停止する前に、巻き取り駆動の制御を再開するように構成したことを特徴とする車両用シートベルト装置。 - 前記制御部は、前記予知した緊急状態の緊急度合いが大きいほど、前記電動モータが発生する駆動トルクを増大させるように、電動モータを駆動制御する構成であることを特徴とした請求項1記載の車両用シートベルト装置。
- 前記制御部は、前記電動モータの断続的な駆動制御を開始した時点から時間が経過するにつれて、前記電動モータが発生する駆動トルクを減少させるように、電動モータを駆動制御する構成であることを特徴とした請求項1又は請求項2記載の車両用シートベルト装置。
- 車両のシートに着座した乗員を拘束するシートベルトと、このシートベルトの緩み部分を緊急時に巻き取るプリテンショナの電動モータと、この電動モータを制御する制御部とを備えた車両用シートベルト装置において、
前記制御部は、前記車両の緊急状態を予知したときには、前記車両の緊急状態の内容に対応する複数の駆動制御モードの中から、現在の緊急状態の内容に応じた1つのモードを選択し、この選択された駆動制御モードに基づいて前記電動モータを駆動制御するように構成したものであり、
前記複数の駆動制御モードは、前記シートベルトを巻き取る方向にのみ前記電動モータを断続的に駆動制御する制御特性の基本駆動制御モードと、この基本駆動制御モードの制御特性に対して前記電動モータの断続時間特性、駆動トルク特性、回転方向特性のうち少なくとも1つが異なる、他の駆動制御モードとからなることを特徴とした車両用シートベルト装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005325156A JP2007131113A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 車両用シートベルト装置 |
US11/557,331 US7481460B2 (en) | 2005-11-09 | 2006-11-07 | Vehicle seat belt device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005325156A JP2007131113A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 車両用シートベルト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007131113A true JP2007131113A (ja) | 2007-05-31 |
Family
ID=38002970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005325156A Pending JP2007131113A (ja) | 2005-11-09 | 2005-11-09 | 車両用シートベルト装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7481460B2 (ja) |
JP (1) | JP2007131113A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023644A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 車両のシートベルト装置およびその制御方法 |
JP2011031644A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車両用シートベルトリトラクター制御装置 |
JP2013224052A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Honda Motor Co Ltd | シートベルト装置 |
JP2016210236A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | アスモ株式会社 | ブレーキ装置用のモータ、及びブレーキ装置 |
JP7396967B2 (ja) | 2020-07-30 | 2023-12-12 | 株式会社Subaru | 車両用乗員報知装置 |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006074675A1 (de) * | 2004-12-23 | 2006-07-20 | Daimlerchrysler Ag | Rückhaltevorrichtung für einen insassen eines fahrzeugs |
JP4975483B2 (ja) * | 2007-03-01 | 2012-07-11 | 本田技研工業株式会社 | シートベルト装置 |
JP4889579B2 (ja) * | 2007-06-26 | 2012-03-07 | 本田技研工業株式会社 | 車両のシートベルト装置 |
FR2918943B1 (fr) * | 2007-07-20 | 2009-10-09 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Dispositif d'avertissement d'un potentiel danger pour un passager installe sur un siege d'un vehicule automobile. |
DE102009049195A1 (de) * | 2009-10-13 | 2011-04-21 | Daimler Ag | Verfahren für eine fahrdynamische Adaption einer Insassenfixierung |
EP2492159B1 (en) * | 2011-02-28 | 2013-12-25 | Volvo Car Corporation | Method and system for seat belt retraction speed control |
US20180236959A1 (en) * | 2015-08-20 | 2018-08-23 | Schroth Safety Products Llc | Vehicular angle alert and safety system and method |
JP6451704B2 (ja) | 2016-08-02 | 2019-01-16 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用乗員保護装置 |
JP6802092B2 (ja) * | 2017-03-10 | 2020-12-16 | 本田技研工業株式会社 | 乗員保護装置、乗員保護装置の制御方法およびプログラム |
DE102018002559A1 (de) * | 2018-03-28 | 2019-10-02 | Daimler Ag | Verfahren zur dynamischen Fixierung |
DE102018002967A1 (de) * | 2018-04-12 | 2019-10-17 | Daimler Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Ansteuerung eines reversiblen Gurtstraffers sowie Fahrzeug |
DE102020006623A1 (de) | 2020-10-28 | 2022-04-28 | Daimler Ag | Verfahren zur dynamischen Fixierung eines mit einem Sicherheitsgurt auf einem Fahrzeugsitz angeschnallten Insassen |
JP2022148124A (ja) * | 2021-03-24 | 2022-10-06 | 本田技研工業株式会社 | 車両用シートベルト装置、張力制御方法、およびプログラム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06286581A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Nissan Motor Co Ltd | 乗物用シートベルト装置 |
JP2003312443A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-06 | Takata Corp | シートベルト巻き取り装置の制御方法 |
JP2004106786A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング巻取装置 |
JP2004276896A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | シートベルト装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000006759A (ja) | 1998-06-22 | 2000-01-11 | Nippon Seiko Kk | 車両用乗員拘束保護装置 |
US6485057B1 (en) * | 1997-12-16 | 2002-11-26 | Nsk Autoliv Co., Ltd. | Automotive passenger restraint and protection apparatus and seatbelt protraction and retraction amount-detecting device |
JP4644549B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-03-02 | タカタ株式会社 | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 |
-
2005
- 2005-11-09 JP JP2005325156A patent/JP2007131113A/ja active Pending
-
2006
- 2006-11-07 US US11/557,331 patent/US7481460B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06286581A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Nissan Motor Co Ltd | 乗物用シートベルト装置 |
JP2003312443A (ja) * | 2002-04-25 | 2003-11-06 | Takata Corp | シートベルト巻き取り装置の制御方法 |
JP2004106786A (ja) * | 2002-09-20 | 2004-04-08 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング巻取装置 |
JP2004276896A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | シートベルト装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010023644A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Honda Motor Co Ltd | 車両のシートベルト装置およびその制御方法 |
JP2011031644A (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-17 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 車両用シートベルトリトラクター制御装置 |
JP2013224052A (ja) * | 2012-04-19 | 2013-10-31 | Honda Motor Co Ltd | シートベルト装置 |
JP2016210236A (ja) * | 2015-04-30 | 2016-12-15 | アスモ株式会社 | ブレーキ装置用のモータ、及びブレーキ装置 |
JP7396967B2 (ja) | 2020-07-30 | 2023-12-12 | 株式会社Subaru | 車両用乗員報知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7481460B2 (en) | 2009-01-27 |
US20070102915A1 (en) | 2007-05-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007131113A (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
US7686118B2 (en) | Seatbelt apparatus | |
JP4714525B2 (ja) | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 | |
JP4773766B2 (ja) | シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両 | |
JP6364436B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
US7028802B2 (en) | Seatbelt apparatus for vehicle | |
EP2008885B1 (en) | Vehicular seatbelt apparatus | |
JP4726727B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP3951959B2 (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JP2004149044A (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JP2018138411A (ja) | シートベルト装置 | |
JP4856486B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP4886533B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP4775047B2 (ja) | 車両のシートベルト制御装置 | |
JP4984698B2 (ja) | 車両のシートベルト制御装置 | |
JP2007245855A (ja) | 車両のシートベルト制御装置 | |
JP4007245B2 (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JP3951958B2 (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JP4980083B2 (ja) | 車両のシートベルト装置 | |
JP2019166929A (ja) | 車酔い抑制装置 | |
JP3372888B2 (ja) | 車両用シートベルト装置 | |
JPH11170962A (ja) | 車両用エアバッグ制御装置 | |
JP2007331423A (ja) | 警告機構 | |
JP2017170994A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
KR20070006018A (ko) | 최적 신체 구속 로드를 갖는 차량용 시트벨트 장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100408 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20101130 |