JP4853077B2 - 電動コンプレッサ - Google Patents

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Description

この発明は、電動コンプレッサに係り、とくに電動モータを駆動するインバータの取り付け構造に関する。
圧縮機構部を有する電動コンプレッサは、圧縮機構部を駆動する電動モータを備え、さらにこの電動モータを制御および駆動するインバータを備える構成としたものが知られている。
このようなインバータ式の電動コンプレッサでは、インバータもしくはその構成部材を電動コンプレッサに固定するために、インバータ室にゲルを充填し、封入する。こうした電動コンプレッサの例は、特許文献1に開示される。
特開2003−222078号公報
しかしながら、従来の電動コンプレッサでは、インバータが、封入されたゲルによって電動コンプレッサのハウジング等と固定されるため、インバータを電動コンプレッサから取り外すことができないか、あるいは取り外すのが困難であるという問題があった。
このため、従来の電動コンプレッサでは、インバータの交換等のメンテナンスができないか、または困難である。また、インバータのみが故障したような場合でもインバータのみの交換ができず、電動コンプレッサ全体の交換が必要になる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、インバータアセンブリを容易に取り外すことができる電動コンプレッサを提供することを目的とする。
上述の問題点を解決するため、この発明に係る電動コンプレッサは、圧縮機構部と、圧縮機構部を駆動する電動モータと、圧縮機構部および電動モータを収容するハウジングと、直流電力を多相交流電力に変換して電動モータに供給するとともに、電動モータの回転数を制御するインバータアセンブリと、ハウジングの少なくとも一部が窪んで設けられ、インバータアセンブリを収容するインバータ収容室とを備えた電動コンプレッサにおいて、インバータアセンブリは、スイッチング素子を含む電気回路を有する基板と、コンデンサまたはコイルの少なくとも一方を含む部品と、基板および部品を支持するベースとを有し、インバータアセンブリは、ハウジングのインバータ収容室内に脱着可能に固定され、ベースは、少なくとも1つの部品の外表面の少なくとも一部を覆う受け部を備えることを特徴とする。
インバータアセンブリは、ベースが部品および基板を支持する構成を含み、さらに、インバータアセンブリはハウジングに脱着可能に固定され、取り外しが容易となる。
インバータアセンブリは、部品として、コンデンサ、コイル、およびバリスタを含んでもよい。
インバータアセンブリとハウジングとの脱着可能な固定は、ベースをハウジングに固定することによって行われてもよい。
インバータアセンブリとハウジングとの脱着可能な固定は、螺合部材によるものであってもよい。
インバータアセンブリとハウジングとの脱着可能な固定は、螺合部材のみによるものであってもよい。
部品は、ベースに接着固定されてもよい
品は、受け部に接着固定されてもよい。
電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、少なくとも1つの受け部について、受け部の外表面の重力方向側にクリアランスが形成されてもよい。
電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、少なくとも1つの受け部の重力方向側の外表面は、その外表面と対向して配置されているハウジングの一部と、離間して配置されてもよい。
電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、少なくとも1つの部品について、部品の外表面の重力方向側にクリアランスが形成されてもよい。
電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、少なくとも1つの部品の重力方向側の外表面は、その外表面と対向して配置されている、ハウジングの一部と、離間して配置されてもよい。
部品の少なくとも1つには複数のコンデンサが含まれ、複数のコンデンサは、一体化されていてもよい。
一体化されている複数のコンデンサは、樹脂成形された収納容器に収納されてもよい。
一体化されている複数のコンデンサを含む部品は、ベースに支持される取り付け部を有してもよい。
一体化されている複数のコンデンサを含む部品は、ベースに接着固定されてもよい。
一体化されている複数のコンデンサは、それぞれ、基板の電気回路と電気的に接続される端子を有し、基板の電気回路は、端子が電気的に接続される接合部を有し、基板の端部から接合部までスリットが形成され、このスリットによって、端子が基板の端部から接合部に挿入されてもよい。
スリットは、端部から接合部に向かって連続的に狭くなってもよい。
この発明によれば、電動コンプレッサのハウジングとインバータアセンブリとが、脱着可能に固定されるので、電動コンプレッサからインバータアセンブリを容易に取り外すことができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る電動コンプレッサ10を示す。
電動コンプレッサ10は、第1ハウジング24および第2ハウジング25を備える。第1ハウジング24および第2ハウジング25は、ボルト16によって互いに固定される。第1ハウジング24は、筒状部24fおよび底部24gを含む有底筒形状であり、底部24gには円筒状の軸支持部24hが設けられる。
なお、図1において、図面右側すなわち第2ハウジング25側を前とし、図面左側すなわち第1ハウジング24の底部24g側を後ろと規定する。
電動コンプレッサ10は、固定スクロール11と、旋回スクロール12と、固定スクロール11および旋回スクロール12により形成された圧縮室13とを備える。固定スクロール11は、円盤状の固定基盤11aと、固定基盤11aから立設される渦巻状の固定ラップ11bと、固定ラップ最外壁11cとを備える。固定基盤11aの中央には吐出口47が設けられている。電動コンプレッサ10において、圧縮機構部は、固定スクロール11と、旋回スクロール12と、圧縮室13とからなる。
旋回スクロール12は、円盤状の旋回基盤12aと、この旋回基盤12aから立設される渦巻状の旋回ラップ12bとからなり、旋回基盤12aの背面側中央には、ボールベアリング17を保持する有底円筒状の保持部12cが設けられる。
さらに電動コンプレッサ10は、旋回スクロール12に旋回運動(公転運動)を行わせる駆動クランク機構19と、旋回スクロール12の自転を防止するピン20とを備える。ピン20は、軸支持部材15に取り付けられるとともに、旋回スクロール12の環状凹部12dに遊嵌するように設けられる。
駆動クランク機構19は、保持部12cと、駆動軸22のクランクピン22aと、このクランクピン22aをブッシュ18を介して支承するボールベアリング17とにより構成される。
駆動軸22は、電動モータ26の中央を貫通する。電動モータ26は、圧縮機構部を駆動するものであり、駆動軸22と、この駆動軸22に嵌入されたロータ28と、さらにその外周側に設けられ、コイル29が巻回されたステータ30とを備える三相同期モータである。
第1ハウジング24の後方寄りの外表面に、第1ハウジング24の一部が窪んでインバータ収容室101が設けられ、インバータ収容室101の内部にインバータアセンブリ100が収容される。このインバータアセンブリ100は、第1ハウジング24に設けられた気密端子(図示せず)を介して、電動モータ26と電気的に接続されている。
インバータアセンブリ100は、外部から供給される直流電力を多相交流電力に変換して電動モータ26に供給するとともに、電動モータ26の回転数を制御する。
また、第1ハウジング24には、インバータアセンブリ100を覆うようにカバー190が取り付けられ、このカバー190がインバータ収容室101を外部から隔絶する。ここで、カバー190は電動コンプレッサ10の外壁を構成するものである。すなわち、カバー190、第1ハウジング24、および第2ハウジング25が、電動コンプレッサ10の内部を外部から隔絶する。また、電動コンプレッサ10の内部に、カバー190と第1ハウジング24との間の空間であるインバータ収容室101が形成される。
なお、電動コンプレッサ10が使用される際は、図1において駆動軸22からインバータアセンブリ100を見た方向が上となるように配置される。すなわち、インバータアセンブリ100は第1ハウジング24の上方に配置される。
駆動軸22の、駆動クランク機構19側の端は、ボールベアリング22eを介して軸支持部材15によって支持され、その後端は、ボールベアリング22fを介して第1ハウジング24の軸支持部24hにより支持される。また、ボールベアリング22eの後側にはシール22gが設けられ、駆動軸22および軸支持部材15の間をシールする。
上述した第1ハウジング24と、第2ハウジング25とにより覆われた空間を、冷媒である流体が流通する。この空間において、第1ハウジング24と軸支持部材15とによって画定される部分がモータ室27であり、また、第1ハウジング24、第2ハウジング25、および軸支持部材15によって画定される部分がクランク室21である。モータ室27とクランク室21とは、図示されない吸入通路によって連通する。
吐出口47に関して圧縮室13と反対側には、固定スクロール11および第2ハウジング25によって画定される吐出室32が設けられ、圧縮室13で圧縮された冷媒は吐出口47を介して吐出室32へと吐出される。吐出室32にはリード弁34およびリテーナ36が設けられ、冷媒の逆流すなわち吐出室32から吐出口47に向かう流れの発生を防止する。また、吐出室32は外部と連通する外部開口32aを有する。この外部開口32aによって、電動コンプレッサ10の内部と外部とが連通する。
以上のように構成される電動コンプレッサ10において、冷媒は、外部から、図示されない吸入口を介して、モータ室27に流入する。さらに冷媒は、モータ室27から、図示されない吸入通路を介してクランク室21およびクランク室と連通する圧縮室13に流入する。圧縮室13内において、駆動軸22の回転に伴う旋回スクロール12の旋回によって、冷媒は圧縮され、吐出口47から吐出室32へと流入し、さらに外部開口32aを介して外部へと吐出される。
図2および3に、この発明の実施の形態1に係るインバータアセンブリ100の構造を示す。
図2はインバータアセンブリ100が組み立てられた状態を示す図であり、図3はインバータアセンブリ100の組み付け方法を示す図である。なお、後述するように、インバータアセンブリ100の組み立てにはネジが使用されるが、図2および図3においては簡明のためこのネジの図示を省略する。
インバータアセンブリ100は、トランジスタ等のスイッチング素子を含む電気回路を有する基板110と、基板110および後述するその他の部材を固定支持するベース150とを含む。この基板110およびベース150により、コンデンサアセンブリ120と、コイル130と、バリスタ140とが固定支持される。
図4は、コンデンサアセンブリ120の構造を説明する図である。コンデンサアセンブリ120は、樹脂成形された収納容器であるケース123の中に、4つのコンデンサ121を配置し、さらに隙間に樹脂を充填して固定し一体化したものである。コンデンサ121は、たとえば電解コンデンサであり、それぞれ2本の端子122を有し、この端子122を介して基板110の電気回路と電気的に接続される。
また、コンデンサアセンブリ120は、ベース150がコンデンサアセンブリ120を支持するための取り付け部124を有する。2つの取り付け部124がケース123に一体的に形成されている。取り付け部124は、それぞれ、取り付け部124を上下方向に貫通して設けられるネジ取り付け穴125を含み、ネジ取り付け穴125を周方向において取り囲むようにケース123から突出する。また、また取り付け部124の上面はケース123の上面と面一である。
図2および図3に示すように、基板110は、端子122と一対一に対応する接合部112を有する。基板110と端子122とは、接合部112においてはんだ付けされ、これによって基板110と端子122とが電気的に接続される。また、基板110には、基板110をベース150に固定するための複数のネジ取り付け穴が設けられる。このネジ取り付け穴は、基板110、ベース150、およびコンデンサアセンブリ120を共締め固定するための2つのネジ取り付け穴115と、基板110およびベース150のみを固定する3つのネジ取り付け穴116とを含む。
また、コイル130およびバリスタ140は、図3に示すように、基板110がベース150に固定されるより前の組み立て段階において、基板110に固定されるとともに基板110と電気的に接続される。
上記のコンデンサ121、コイル130、およびバリスタ140は、インバータアセンブリ100の部品であるが、インバータアセンブリ100の他の部品と比較して大きいため、大型部品と呼ばれる。これらは、とくに上下方向、すなわち基板の厚さ方向の寸法が、他の部品と比較して大きい。
ベース150には、コイル130およびバリスタ140の外表面の一部を覆う受け部152が一体的に形成されている。コイル130およびバリスタ140は、並置されて1つの直方体状となっているが、受け部152はこの直方体が有する6面のうち2面を除いた4面を覆う。受け部152が覆わない2面とは、基板110によって覆われる面、および、コイル130の面のうちバリスタ140と接する面と反対側の面である。また、受け部152が覆う4面のうち、基板と垂直な3面のそれぞれにおいて、基板110に近い部分は、受け部152によって覆われず露出している。
図2に示すように、コイル130およびバリスタ140は、樹脂製の接着剤によって受け部152に接着され固定される。すなわち、コイル130およびバリスタ140と、受け部152とは、ポッティング加工によって固定される。
また、その際、コイル130およびバリスタ140を覆う受け部152の下側、すなわち電動コンプレッサ10が運転される状態に配置された場合の重力方向側において、受け部152の外表面にクリアランスが形成される。
ここで、このクリアランスは、受け部152の外表面と、その外表面を覆う構造すなわち第1ハウジング24との間の、固体および液体が存在しない空間である。受け部152の下側の外表面の一部は、接着剤や他の部材とは接触せず、この空間に対して露出している。すなわち、受け部152について、重力方向側の外表面は、その外表面と対向して配置されている、第1ハウジング24と、離間して配置される。
また、ベース150には複数のネジ穴およびネジ取り付け穴が設けられる。このネジ穴は、基板110、ベース150、およびコンデンサアセンブリ120を共締め固定するための2つのネジ穴155と、基板110およびベース150のみを固定する3つのネジ穴156(2つのみ図示)と、ベース150、カバー190、および第1ハウジング24を共締め固定するための3つのネジ取り付け穴157とを含む。
図5は、図2のV1−V2−V3−V4線に沿う変位図示断面図であり、インバータアセンブリ100およびその周辺の取り付け構造を示すものである。断面に含まれ、かつ基板110と平行な直線、すなわち直線V1−V2およびV3−V4の向きのうち、互いに反対方向の向きを矢印AおよびBとして示す。
図5は、図1の駆動軸22に垂直な平面による断面図であるが、断面の軸方向の位置は部位によって変位し、コンデンサ121およびそれより矢印A方向の部分では端子122の1つを含む位置(図2におけるV1−V2線)の断面図であるが、取り付け部124およびそれより矢印B方向の部分では、ネジ取り付け穴115、ネジ取り付け穴125、およびネジ穴155の軸を含む位置(図2におけるV3−V4線断面)の断面図である。
図5に示すように、カバー190と第1ハウジング24とがOリング192を挟持し、これによってインバータ収容室101が外部から隔絶される。
第1ハウジング24の外表面は、ベース150を支持する平面部24aと、平面部24aよりも下方に向けて陥没し、コンデンサアセンブリ120を収納するとともにその下側を覆う凹部24bとを有する。
第1ハウジング24とステータ30との間には冷媒通路31が形成され、ここを冷媒が流通する。この冷媒は、第1ハウジング24を介してインバータアセンブリ100を冷却し、また、ステータ30を介して電動モータ26を冷却する。
コンデンサアセンブリ120およびこれに含まれるコンデンサ121は、駆動軸22から離れた位置、すなわちベース150の矢印A側端に配置される。図5に示されるように、基板110と第1ハウジング24の平面部24aとの距離は、大型部品であるコンデンサアセンブリ120の上下方向寸法よりも小さい。しかし、ステータ30の外周面は円筒面状であるので、駆動軸22から離れる、すなわち矢印A方向に向かうにつれて下方に湾曲する。この湾曲に合わせて第1ハウジング24の凹部24bが形成され、この凹部24bによってコンデンサアセンブリ120を収納する空間が確保される。
なお、図2に示すように、ベース150に関してコンデンサアセンブリ120と対向する位置にコイル130およびバリスタ140が配置されているが、第1ハウジング24は、コイル130およびバリスタ140についても、凹部24bと同様に、これらを収容する凹部(図示せず)を有する。この凹部は、図5における矢印B方向の、凹部24bと対向する位置に設けられる。
コンデンサアセンブリ120がベース150と近接する部分(突出した取り付け部124を形成する部分を除く)において、コンデンサアセンブリ120の外表面120aと、ベース150の外表面150aとは、樹脂製の接着剤180によって接着され固定される。
また、上述のように、基板110と、コンデンサアセンブリ120の端子122とは、接合部112においてはんだ付けされているので、この接合部112によってもコンデンサアセンブリ120と基板110とは固定される。
インバータアセンブリ100の組み付けには螺合部材であるネジ160が使用される。ネジ160は、ネジ取り付け穴115およびネジ取り付け穴125を貫通するとともにネジ穴155と螺合し、これによって基板110、コンデンサアセンブリ120、およびベース150を固定する。
このように、コンデンサアセンブリ120は、接合部112を介して基板110に支持されるとともに、取り付け部124および外表面120aを介してベース150に支持される。
コンデンサアセンブリ120は、カバー190にも第1ハウジング24にも接触しない。コンデンサアセンブリ120の外表面のうち一部は、基板110、ネジ160、およびベース150と接触するが、その他の部分はどの部材にも接触せず、その外側にはクリアランス153が形成される。ここで、クリアランス153は、コンデンサアセンブリ120の外表面と、その外表面を覆う構造すなわち凹部24bとの間の、固体および液体が存在しない空間である。コンデンサアセンブリ120の外表面の一部は、接着剤180や他の部材とは接触せず、この空間に対して露出している。このクリアランス153は、少なくともコンデンサ121の下側、すなわち電動コンプレッサ10が運転される状態に配置された場合の重力方向側に形成される。
このようにして基板110、コンデンサアセンブリ120、コイル130、およびバリスタ140がベース150に支持され、図2のようにインバータアセンブリ100が組み立てられる。このインバータアセンブリ100の、第1ハウジング24への固定は、3つのネジ穴取り付け157を螺合部材であるネジ(図示せず)が貫通し、さらにこのネジが第1ハウジングのネジ穴(図示せず)と螺合することにより、ベース150が第1ハウジング24に脱着可能に固定されることによって行われる。ここで、この脱着可能な固定は、ネジのみによるものである。すなわち、ネジを外す作業のみによって、インバータアセンブリ100を第1ハウジング24から取り外すことができる。
なお、電動コンプレッサ10において、インバータ収容室101には、インバータアセンブリ100を第1ハウジング24に固定するためのゲルは封入されない。
以上のように構成されるインバータアセンブリ100の組み立て方法、および、インバータアセンブリ100の電動コンプレッサ10への組み込み方法を以下に説明する。
まず、図3に示すように、基板110に、コイル130とバリスタ140とが取り付けられる。
次に、基板110に、コンデンサアセンブリ120が取り付けられる。この際、端子122がそれぞれ対応する接合部112を貫通するように配置され、接合部112においてはんだ付けがなされる。
次に、基板110およびすでに取り付けられた大型部品が、ベース150に取り付けられる。この際、図2に示すように、コイル130およびバリスタ140は、受け部152に接着される。図5に示すように、コンデンサアセンブリ120の外表面120aは、ベース150の外表面150aに接着される。さらに、ネジ160によって、基板110、コンデンサアセンブリ120、およびベース150の共締めがなされる。
最後に、ネジ取り付け穴157と螺合するネジ(図示せず)によって、ベース150と第1ハウジング24とが脱着可能に固定される。
実施の形態1に係る電動コンプレッサ10は、上述のように構成されているので、以下のような効果を得ることができる。
電動コンプレッサ10の第1ハウジング24とインバータアセンブリ100との固定には、ゲル等が使用されない。このため、ゲル等を封入して固定する方法に比較して、交換等のメンテナンス作業の際の自由度が向上する。たとえば、電動コンプレッサ10の使用中にインバータアセンブリ100のみが動作不良となり、その他の部材は正常であると考えられる場合には、第1ハウジング24からインバータアセンブリ100を取り外し、新たな同型のインバータアセンブリと交換することによって、簡単に電動コンプレッサ10の修理を行うことができる。
とくに、電動コンプレッサ10が車両に搭載されるものである場合には、電動コンプレッサ10を車載したまま、電動コンプレッサ10の本体をそのままにしてインバータアセンブリ100のみの交換を行うことができ、簡単に電動コンプレッサ10の修理を行うことができる。
また、この脱着可能な固定にはネジを使用するので、電動コンプレッサ10製造時の組み立てもしくはメンテナンス時等の分解において、インバータアセンブリ100の第1ハウジング24への取り付けもしくは取り外し作業が容易になる。
さらに、インバータ収容室101は、電動コンプレッサ10に外付けされるのではなく、第1ハウジング24の一部が窪むことにより、電動コンプレッサ10の内部に形成される。このため、インバータ収容室101の形状を考慮して電動コンプレッサ10の設計を行うことができるので、インバータ収容室101を外付けとする構成に比較して、電動コンプレッサ10全体を小型化することができる。
大型部品であるコンデンサ121、コイル130、およびバリスタ140は、電動コンプレッサ10の駆動軸22から離れた位置に配置され、それぞれ第1ハウジング24の凹部24bおよび第1ハウジング24の図示されない凹部に収容される。このため、各部材の下端を揃える必要がなく、基板110と第1ハウジング24の平面部24aとの距離、すなわち上下方向の間隔を、大型部品の上下方向寸法よりも小さく構成することができる。これによって、電動コンプレッサ10全体を小型化することができる。
また、単一の部材であるベース150によって基板110および大型部品を支持するので、支持構造が簡素になり、電動コンプレッサ10全体を小型化することができる。
コイル130およびバリスタ140は、基板110に固定されるとともに、ベース150の受け部152にも接着固定されるので、より確実に固定され、耐振性が向上する。
また、接着固定によって、工数およびコストのかかるゲル封入作業が廃止され、工数およびコストを削減できる。
結露、または、インバータ収容空間のシールが不完全であることによる外部からの水分の浸入、等の理由で、インバータ収容空間の内部に水が発生する場合がある。従来の電動コンプレッサでは、大型部品を、その周囲にゲルを封入することによって固定しているため、水の逃げ場がなく、回路の短絡を発生するおそれがあった。
本発明の実施の形態1に係る電動コンプレッサ10では、インバータ収容室101の内部に水が発生した場合であっても、コンデンサアセンブリ120の重力方向にはクリアランス153が、コイル130およびバリスタ140を覆う受け部152の重力方向にはクリアランス(図示せず)が、それぞれ設けられているので、水分は重力によってこれらのクリアランスに溜まる。これによって、回路の短絡を回避することができる。
複数のコンデンサ121がコンデンサアセンブリ120に一体化されているので、ベース150には単一の部品であるコンデンサアセンブリ120を固定するだけでよく、コンデンサ121を個別に固定する構成と比較して作業工数を削減することができる。
また、複数のコンデンサ121をコンデンサアセンブリ120として一体化する際に、収納容器としてケース123を使用するので、コンデンサ121を互いに連結する作業が省略でき、一体化作業が容易になるので、作業効率を向上することができる。
コンデンサアセンブリ120が、ケース123から突出した取り付け部124を有するので、取り付け作業が容易になり、作業効率を向上することができる。また、コンデンサアセンブリ120のベース150への取り付けには螺合部材であるネジ160が使用されるので、取り付け作業が容易になり、作業効率を向上することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1における基板110の、接合部112周辺の構造を、図6に示すように変更したものである。
図6および7に、実施の形態2に係る電動コンプレッサに使用されるインバータアセンブリ200の構造を示す。図6はインバータアセンブリ200の組み付け方法を示す図であり、図7はインバータアセンブリ200が組み立てられた状態を示す図である。インバータアセンブリ200の組み立てにはネジが使用されるが、このネジの図示は省略する。なお、実施の形態2において、実施の形態1の図1〜5と同一の符号は、同一または同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
以下、実施の形態1と異なる点を説明する。
図6に示すように、基板210は、接合部212(実施の形態1における図2等に示される接合部112に対応する部分)のそれぞれに対応するスリット214を備える。接合部212は、それぞれコンデンサアセンブリ120の端子122と一対一に対応しているので、スリット214も同様に端子122と一対一に対応することになる。
スリット214は、端部210a側に形成される入口部分214aと、接合部212側に形成される直線部分214bとを含む。
入口部分214aの幅は、端部210a側において広く、直線部分214b側に向かって狭くなる。直線部分214bの幅は、入口部分214a側から接合部212側まで一定である。すなわち、スリット214は、幅が一定である直線部分214bも含めて全体としてみると、端部210aから接合部212に向かって連続的に狭くなっている。
以上のように構成されるインバータアセンブリ200の組み立て方法を以下に説明する。
まず、図3に示す実施の形態1と同様にして、基板210に、コイル130とバリスタ140とが取り付けられる。
次に、図6に示すように、基板210と、すでに取り付けられたコイル130およびバリスタ140とが、ベース150に取り付けられる。実施の形態1と異なり、基板210のベース150への取り付けは、コンデンサアセンブリ120の取り付け前に行われる。
次に、基板210に、コンデンサアセンブリ120が取り付けられる。この際、ベース150のうちコンデンサアセンブリ120と接する部分に接着剤が塗布される。そして、端子122のそれぞれが、基板210の端部210a側に形成された、比較的幅が広い入口部分214aと位置合わせされ、その後、連続的に狭くなるスリット214に沿って、すなわち図6の矢印Cの向きに、押し込まれて接合部212に至る。この際、コンデンサアセンブリ120とベース150とが接し、塗布されていた接着剤によって接着される
このようにしてコンデンサアセンブリ120が配置された後、接合部212での基板210と端子122とのはんだ付けと、ネジ160(図3参照。図6および図7には示さず)の螺合が行われる。
こうして、基板210、コンデンサアセンブリ120、コイル130、バリスタ140、およびベース150が互いに固定され、インバータアセンブリ200が組み立てられる。
その後、実施の形態1に係るインバータアセンブリ100と同様に、ネジ取り付け穴157を貫通するネジ(図示せず)によって、ベース150と第1ハウジング24とが脱着可能に固定され、インバータアセンブリ200が電動コンプレッサに取り付けられる。
このように、実施の形態2に係るインバータアセンブリ200では、基板210の端部210aから接合部212までスリット214が連続しているので、端子122を接合部212に取り付ける際に、端子122の先端を接合部212の下から貫通させるという方法だけでなく、端子122の中間部分をスリット214に沿って押し込むという方法も可能になる。このように、組み立て方法において自由度を高くすることができる。
また、インバータアセンブリ200では、スリット214が連続的に狭くなるので、端子122の位置合わせに要求される精度を低くし、取り付け作業を容易なものとすることができ、作業効率を向上することができる。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1において、コンデンサアセンブリ120の取り付け方法およびその他の点について変更を加えるものである。
図8に、実施の形態3に係る電動コンプレッサに使用されるインバータアセンブリ300を含む構造を示す。なお、実施の形態3において、実施の形態1の図1〜5と同一の符号は、同一または同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
以下、実施の形態1と異なる点を説明する。
ベース350は、コンデンサアセンブリ320の外表面の一部を覆う受け部352が一体的に形成されている。この受け部352と、コンデンサアセンブリ320のベース350側の表面および下側の表面とは、樹脂製の接着剤321を使用して、ポッティング加工によって固定される。
ネジ360は、基板310をベース350に固定するものであるが、実施の形態1と異なり、コンデンサアセンブリ320は基板310およびベース350とは共締めされない。
ベース350は、ネジ370によって第1ハウジング24に固定され、これによってインバータアセンブリ300が電動コンプレッサに固定される。このネジ370は、実施の形態1および2においては図示されないものであるが、ベース350と第1ハウジング24とがネジ370によって固定されるという構成は、実施の形態1および2と同様である。
また、実施の形態3においても、実施の形態1および2と同様に、ネジ370はカバー390を貫通し、カバー390、ベース350、および第1ハウジング24を共締めする。
また、ベース350には、気密端子330および2つのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)340が固定される。ここでIGBT340の固定はネジ380による。気密端子330およびIGBT340は、それぞれ基板310と電気的に接続される。また、気密端子330は、インバータアセンブリ300と、第1ハウジング24内の電動モータ(図示せず)とを電気的に接続しつつ、インバータ収容室301と電動モータ26が収容される空間とを気密に隔絶する。
上述の実施の形態1〜3において、以下のような変形を加えることができる。
大型部品、すなわちコンデンサアセンブリ120および320、コイル130、ならびにバリスタ140がベースに固定支持される構造は、上記のものに限らず、要求に応じて適宜変更することができる。
たとえば、実施の形態1のコンデンサアセンブリ120(図5等)のように、ネジ160と接着剤180とを併用して固定することにより、大型部品を強固に固定することができる。また、実施の形態3のコンデンサアセンブリ320(図8)のように、ネジを使用せず接着剤のみによって固定することにより、大型部品にネジ取り付け穴を形成する工程を省略することができる。
実施の形態1および2のインバータアセンブリ100および200は、図2および図7に示すようにバリスタ140を含むものであるが、バリスタ140が要求されない状況においては、これを含まないものであってもよい。
この発明の実施の形態1に係る電動コンプレッサ10の構成を示す図である。 実施の形態1に係る電動コンプレッサ10に含まれるインバータアセンブリ100の構成を示す図である。 図2のインバータアセンブリ100の組み付け方法を示す図である。 実施の形態1および2に係るコンデンサアセンブリ120の構成を示す図である。 図2のV1−V2−V3−V4線に沿う変位図示断面図である。 実施の形態2に係るインバータアセンブリ200の組み付け方法を示す図である。 図6のインバータアセンブリ200の構成を示す図である。 実施の形態3に係るインバータアセンブリ300を含む構成を示す図である。
符号の説明
10 電動コンプレッサ、24 第1ハウジング(ハウジング)、24b 凹部(重力方向側の外表面を覆う構造)、25 第2ハウジング(ハウジング)、26 電動モータ、100、200、300 インバータアセンブリ、101、301 インバータ収容室、110、210、310 基板、112、212 接合部、120、320 コンデンサアセンブリ(一体化されている複数のコンデンサ)、121 コンデンサ(部品)、122 端子、123 ケース(収納容器)、124 取り付け部、130 コイル(部品)、140 バリスタ(部品)、150、350 ベース、153 クリアランス(固体および液体が存在しない空間)、152、352 受け部(重力方向側の外表面を覆う構造)、160、360、370、380 ネジ(螺合部材)、190、390 カバー、210a 基板の端部、214 スリット、340 IGBT(スイッチング素子)。

Claims (17)

  1. 圧縮機構部と、
    前記圧縮機構部を駆動する電動モータと、
    前記圧縮機構部および前記電動モータを収容するハウジングと、
    直流電力を多相交流電力に変換して前記電動モータに供給するとともに、前記電動モータの回転数を制御するインバータアセンブリと、
    前記ハウジングの少なくとも一部が窪んで設けられ、前記インバータアセンブリを収容するインバータ収容室と
    を備えた電動コンプレッサにおいて、
    前記インバータアセンブリは、
    スイッチング素子を含む電気回路を有する基板と、
    コンデンサまたはコイルの少なくとも一方を含む部品と、
    前記基板および前記部品を支持するベースと
    を有し、
    前記インバータアセンブリは、前記ハウジングの前記インバータ収容室内に脱着可能に固定され
    前記ベースは、少なくとも1つの前記部品の外表面の少なくとも一部を覆う受け部を備え
    ことを特徴とする、電動コンプレッサ。
  2. 前記インバータアセンブリは、前記部品として、前記コンデンサ、前記コイル、およびバリスタを含む、請求項1に記載の電動コンプレッサ。
  3. 前記インバータアセンブリと前記ハウジングとの前記脱着可能な固定は、前記ベースを前記ハウジングに固定することによって行われる、請求項1または2に記載の電動コンプレッサ。
  4. 前記インバータアセンブリと前記ハウジングとの前記脱着可能な固定は、螺合部材によるものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  5. 前記インバータアセンブリと前記ハウジングとの前記脱着可能な固定は、螺合部材のみによるものである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  6. 前記部品は、前記ベースに接着固定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  7. 記部品は、前記受け部に接着固定される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  8. 前記電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、
    少なくとも1つの前記受け部について、前記受け部の外表面の重力方向側にクリアランスが形成される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  9. 前記電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、
    少なくとも1つの前記受け部の重力方向側の外表面は、その外表面と対向して配置されている前記ハウジングの一部と、離間して配置される
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  10. 前記電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、
    少なくとも1つの前記部品について、前記部品の外表面の重力方向側にクリアランスが形成される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  11. 前記電動コンプレッサが運転される状態に配置された場合、
    少なくとも1つの前記部品の重力方向側の外表面は、その外表面と対向して配置されている、前記ハウジングの一部と、離間して配置される
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  12. 前記部品の少なくとも1つには複数のコンデンサが含まれ、
    前記複数のコンデンサは、一体化されている
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  13. 前記一体化されている複数のコンデンサは、樹脂成形された収納容器に収納される、請求項12に記載の電動コンプレッサ。
  14. 前記一体化されている複数のコンデンサを含む前記部品は、
    前記ベースに支持される取り付け部を有する
    請求項12または13に記載の電動コンプレッサ。
  15. 前記一体化されている複数のコンデンサを含む前記部品は、前記ベースに接着固定される、請求項12〜14のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  16. 前記一体化されている複数のコンデンサは、それぞれ、前記基板の前記電気回路と電気的に接続される端子を有し、
    前記基板の前記電気回路は、前記端子が電気的に接続される接合部を有し、
    前記基板の端部から前記接合部までスリットが形成され、このスリットによって、前記端子が前記基板の端部から前記接合部に挿入される
    請求項12〜15のいずれか一項に記載の電動コンプレッサ。
  17. 前記スリットは、前記端部から前記接合部に向かって連続的に狭くなる、請求項16に記載の電動コンプレッサ。
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