JP5924174B2 - 電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮部、電動モータ及びモータ駆動回路がこの順序で回転軸の軸方向に沿って並んで配置される電動圧縮機に関する。
この種の電動圧縮機は、例えば特許文献1に開示されている。モータ駆動回路は、平板状の回路基板と、回路基板に実装された複数種類の電気部品等とから構成されている。電気部品としては、スイッチング素子、コンデンサ等が挙げられる。ここで、コンデンサとしては、一般に、電解コンデンサやフィルムコンデンサ等が挙げられるが、その中でも、フィルムコンデンサは、電解コンデンサに比べて内部抵抗が小さいため、スイッチング素子のスイッチング動作によって生じるリップル電流の影響を受けても発熱し難く、モータ駆動回路の長寿命化に寄与する。
ところで、一般に、フィルムコンデンサは、その外郭をなす直方体形状のケースと、ケース内に収容される誘電体とから構成されている。このようなフィルムコンデンサは、電動圧縮機のハウジングに対して組み付けられる金属材料製の取付ベースに対して、フィルムコンデンサを複数並べて取り付ける場合、フィルムコンデンサのケースが直方体形状であるため、取付ベースに対してそれぞれ並べ易く取付性に優れている。また、フィルムコンデンサが、車両の振動等で取付ベースから外れてしまうことが無いように、フィルムコンデンサのケースと取付ベースとの間には充填材が充填される。
例えば、図4に示すように、フィルムコンデンサ91が取り付けられる取付ベース92には、誘電体(図示せず)が収容されたケース91aを収容可能な収容孔92aが形成されている。収容孔92aは、ケース91aの形状に対応するように形成されている。収容孔92aの内縁には凹部92bが形成されている。そして、ケース91aが収容孔92aに収容された状態において、ケース91aと凹部92bとの間の隙間に充填材93を充填することで、ケース91aが充填材93を介して取付ベース92に固定される。また、収容孔92aにフィルムコンデンサ91が複数収容される場合、隣り合うフィルムコンデンサ91のケース91aとの間に隙間を形成するとともに、その隙間に充填材93を充填することで、隣り合うフィルムコンデンサ91のケース91a同士が固定される。
特開2005−201108号公報
しかしながら、電動圧縮機においては、車両に搭載するスペースの制約上、小型化が図られており、それに伴って、モータ駆動回路の搭載スペースも限られている。よって、図4に示すように、充填材93を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース92に凹部92bを形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ91のケース91aの間に隙間を形成したりすると、その分、フィルムコンデンサ91周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースが少なくなってしまう。その結果、フィルムコンデンサ91周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースを別途確保する必要があり、モータ駆動回路全体としての搭載スペースが大きくなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、モータ駆動回路の搭載スペースをコンパクトなものとすることができる電動圧縮機を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ハウジング内に収容されるとともに冷媒を圧縮する圧縮部、前記圧縮部を駆動する電動モータ、及び前記電動モータを駆動させるモータ駆動回路がこの順序で回転軸の軸方向に沿って並んで配置されており、前記モータ駆動回路はフィルムコンデンサを有しており、前記フィルムコンデンサは、略直方体形状のケースと、前記ケース内に収容される誘電体とから構成されており、前記フィルムコンデンサが前記ハウジングに取り付けられる取付ベースに対して取り付けられる電動圧縮機であって、前記ケースにおける前記取付ベースに対向する側の角部の少なくとも一つには、面取り部が形成されており、前記取付ベースと前記面取り部との間に形成される隙間に充填材が充填されていることを要旨とする。
この発明によれば、フィルムコンデンサのケースにおける取付ベースに対向する側の角部の少なくとも一つに面取り部を形成して、取付ベースと面取り部との間に充填材を充填するための隙間を形成している。よって、充填材を充填するためのスペースを確保するために、取付ベースに凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサのケースの間に隙間を形成したりする必要が無く、フィルムコンデンサ周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースが少なくなってしまうことを抑制することができる。したがって、充填材を充填するためのスペースを確保するために、取付ベースに凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサのケースの間に隙間を形成したりすることにより、フィルムコンデンサ周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースを別途確保しなければならないといったことが無くなる。その結果として、充填材を充填するためのスペースを確保するために、取付ベースに凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサのケースの間に隙間を形成したりする場合に比べると、モータ駆動回路の搭載スペースをコンパクトなものとすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記取付ベースには、前記モータ駆動回路を構成するスイッチング素子が取り付けられており、前記取付ベース及び前記ハウジングは金属材料により形成されており、前記取付ベースは、前記ハウジングに熱伝達可能に取り付けられていることを要旨とする。
この発明によれば、フィルムコンデンサ及びスイッチング素子から発生した熱を、取付ベースを介してハウジングに放熱することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記モータ駆動回路は、前記フィルムコンデンサを複数有しており、前記取付ベースに組み付けられるとともに前記複数のフィルムコンデンサを収容可能な収容ケースをさらに備えたことを要旨とする。
この発明によれば、複数のフィルムコンデンサを収容ケースに収容した状態で、収容ケースを取付ベースに組み付けることで、複数のフィルムコンデンサを取付ベースに取り付けることができる。よって、複数のフィルムコンデンサを、取付ベースに対してそれぞれ取り付ける手間を省くことができ、複数のフィルムコンデンサにおける取付ベースに対しての取り付け作業を簡素化することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ケースにおける前記収容ケースに対向する側の角部の少なくとも一つに面取り部がさらに形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、収容ケースと面取り部との間に充填材を充填するための隙間を形成することができ、その隙間に充填材を充填することで、フィルムコンデンサを、充填材を介して収容ケースに固定することができる。その結果、フィルムコンデンサにおける耐振動性を向上させることができる。
この発明によれば、モータ駆動回路の搭載スペースをコンパクトなものとすることができる。
(a)は実施形態における電動圧縮機を示す部分破断断面図、(b)はモータ駆動回路周辺を一部分拡大した断面図。 (a)はフィルムコンデンサの分解斜視図、(b)はフィルムコンデンサの斜視図。 複数のフィルムコンデンサ、収容ケース、及び取付ベースの斜視図。 従来例におけるフィルムコンデンサが取付ベースに対して取り付けられている状態を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1(a)に示すように、電動圧縮機10のハウジングHは、有蓋筒状をなすアルミニウム製(金属材料製)の吐出ハウジング11に、有底筒状をなすアルミニウム製(金属材料製)の吸入ハウジング12を接合して形成されている。吸入ハウジング12の周壁には、図示しない吸入ポートが形成されるとともに、吸入ポートは図示しない外部冷媒回路に接続されている。吐出ハウジング11には吐出ポート14が形成されるとともに、吐出ポート14は外部冷媒回路に接続されている。吸入ハウジング12内には、冷媒を圧縮するための圧縮部15(図1(a)において破線で示す)と、圧縮部15を駆動するための電動モータ16とが収容されている。なお、本実施形態では、特に図示は省略するが、圧縮部15は、吸入ハウジング12内に固定された固定スクロールと、固定スクロールに対向配置された可動スクロールとで構成されている。
吸入ハウジング12の内周面にはステータ17(固定子)が固定されるとともに、ステータ17は、吸入ハウジング12の内周面に固定されたステータコア17aのティース(図示せず)にコイル17bが巻回されて構成されている。また、吸入ハウジング12内には、回転軸19がステータ17内に挿通された状態で回転可能に支持されるとともに、この回転軸19には、ロータ18(回転子)が止着されている。
図1(b)に示すように、吸入ハウジング12の底壁12a(図1(b)の右側)には、有蓋筒状をなすアルミニウム製(金属材料製)のカバー部材13が取り付けられている。そして、底壁12a及びカバー部材13によって収容空間13aが区画されている。収容空間13a内には、電動モータ16を駆動させるためのモータ駆動回路20が収容されている。よって、本実施形態では、圧縮部15、電動モータ16及びモータ駆動回路20がこの順序で回転軸19の軸線Lが延びる方向(軸方向)に沿って並んで配置されている。
モータ駆動回路20によって制御された電力が電動モータ16に供給されることにより、制御された回転速度でロータ18と共に回転軸19が回転するとともに、圧縮部15が駆動されるようになっている。この圧縮部15の駆動により、外部冷媒回路から吸入ポートを介した吸入ハウジング12内への冷媒の吸入、吸入ハウジング12内に吸入された冷媒の圧縮部15による圧縮、及び圧縮された冷媒の吐出ポート14を介した外部冷媒回路への吐出が行われるようになっている。
モータ駆動回路20は、平板状の回路基板21を有している。回路基板21は、底壁12aに固定された基板支持部材12bによって底壁12aから離間した状態で底壁12aに支持されている。回路基板21は、回転軸19の軸方向に回路基板21の実装面が直交するように収容空間13aに収容されている。回路基板21には、電動モータ16の駆動制御回路(所謂インバータ回路)が設けられるとともに、複数のスイッチング素子20a(図3参照)及び複数のフィルムコンデンサ22が実装されている。
吸入ハウジング12の底壁12aにはアルミニウム製(金属材料製)の取付ベース31が取り付けられている。取付ベース31は、モータ駆動回路20を構成する駆動制御回路、複数のスイッチング素子20aが収容された筐体201(図3参照)、及び複数のフィルムコンデンサ22等が取り付けられた状態で、一つのユニットとして吸入ハウジング12の底壁12aに着脱可能に取り付けられている。そして、取付ベース31は、吸入ハウジング12に熱伝達可能に取り付けられている。
取付ベース31は板状であるとともに、吸入ハウジング12の底壁12aとは反対側の面は、複数のフィルムコンデンサ22の取付面31aを形成している。また、取付ベース31における吸入ハウジング12の底壁12aとは反対側の面には、ボス部31bが複数突設されている。さらに、取付ベース31における吸入ハウジング12の底壁12aとは反対側の面には、座部31cが突設されており、座部31c上には筐体201が接着剤により固着されている。
取付ベース31には樹脂材料製の収容ケース41が組み付けられている。収容ケース41にはフィルムコンデンサ22を収容可能な収容凹部41aが複数形成されている。また、収容ケース41には取付ベース31に組み付けるためのボルトB1が挿通可能なボス部41bが複数形成されている。
図2(a)に示すように、フィルムコンデンサ22は、その外郭をなす扁平略直方体形状のケース23と、ケース23内に収容される誘電体24とから構成されている。誘電体24は、帯状の誘電体フィルムに金属を蒸着した金属化フィルムを捲回するとともに、径方向両側から加圧することにより扁平状に形成される。なお、誘電体フィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)やポリプロピレン(PP)等のプラスチックフィルムが使用されるとともに、誘電体フィルムに蒸着される金属としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、又はそれらの混合金属等が用いられる。そして、金属化フィルムの両端面にメタリコン電極を形成するとともに、各メタリコン電極にリード24aをそれぞれ溶接する。
そして、一面が開口された樹脂材料製のケース23に誘電体24を収容するとともに、ケース23の開口側からリード24aの一部を突出させた状態で、ケース23内に樹脂を注入して硬化させることにより、図2(b)に示すように、扁平略直方体形状をなすケース23内に誘電体24が収容されたフィルムコンデンサ22が形成される。
ケース23におけるリード24aが突出している側の面とは反対側の面の両角部には面取り部23a,23bが形成されている。各面取り部23a,23bはテーパ状に形成されるとともに両角部全体に亘って形成されている。
図1(b)に示すように、フィルムコンデンサ22は、一方の面取り部23aが収容ケース41の収容凹部41a側に配置されるとともに、他方の面取り部23bが取付ベース31の取付面31a側に配置されるように収容凹部41aに収容されている。すなわち、一方の面取り部23aは、ケース23における収容ケース41に対向する側の角部に形成されているとともに、他方の面取り部23bは、ケース23における取付ベース31に対向する側の角部に形成されている。
また、一方の面取り部23aと収容凹部41aとの間に形成された隙間には充填材50が充填されるとともに、他方の面取り部23bと取付面31aとの間に形成された隙間には充填材51が充填されている。充填材50,51は、シリコーン系樹脂にアルミナ等のフィラーを混入した樹脂材である。よって、例えばポリイミド系樹脂やエポキシ系樹脂などの絶縁性樹脂材に比べると熱伝導率が高くなっている。
次に、複数のフィルムコンデンサ22を取付ベース31に対して取り付ける手順を説明する。
図3に示すように、まず、各フィルムコンデンサ22を、収容ケース41の各収容凹部41aに対して、一方の面取り部23aが収容凹部41a側に配置されるようにそれぞれ収容する。このとき、一方の面取り部23a上には充填材50が予め塗布されている。すると、収容ケース41の収容凹部41aと一方の面取り部23aとの間に形成された隙間に充填材50が充填された状態となり、各フィルムコンデンサ22は、充填材50を介して収容ケース41に固定された状態で収容される。
次に、各フィルムコンデンサ22が収容された収容ケース41を取付ベース31に組み付ける。このとき、他方の面取り部23bが取付ベース31の取付面31a側に配置されているとともに、他方の面取り部23b上には充填材51が予め塗布されている。そして、収容ケース41のボス部41bに挿通されたボルトB1を、取付ベース31のボス部31bにねじ込む。すると、各フィルムコンデンサ22のケース23における取付ベース31に対向する対向面23cが、取付ベース31の取付面31aに接触するとともに、取付ベース31の取付面31aと他方の面取り部23bとの間に形成された隙間に充填材51が充填された状態となる。そして、各フィルムコンデンサ22は、充填材51を介して取付ベース31の取付面31aに固定され、取付ベース31に取り付けられるとともに、各フィルムコンデンサ22及び収容ケース41が取付ベース31に組み付けられる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
各フィルムコンデンサ22のケース23における取付ベース31に対向する側の角部に面取り部23bを形成することで、取付ベース31と面取り部23bとの間に充填材51を充填するための隙間を形成している。よって、充填材51を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース31に凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ22のケース23の間に隙間を形成したりする必要が無く、フィルムコンデンサ22周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースが少なくなってしまうことが抑制されている。その結果として、充填材51を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース31に凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ22のケースの間に隙間を形成したりする場合に比べると、モータ駆動回路20の搭載スペースがコンパクトなものとなっている。そして、各フィルムコンデンサ22が充填材51を介して取付ベース31の取付面31aに固定されているため、車両の振動等で各フィルムコンデンサ22が振動したとしても、各フィルムコンデンサ22が取付ベース31から外れ難くなっている。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)フィルムコンデンサ22のケース23における取付ベース31に対向する側の角部に面取り部23bを形成し、取付ベース31と面取り部23bとの間に形成される隙間に充填材51を充填した。よって、充填材51を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース31に凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ22のケース23の間に隙間を形成したりする必要が無く、フィルムコンデンサ22周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースが少なくなってしまうことを抑制することができる。したがって、充填材51を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース31に凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ22のケース23の間に隙間を形成したりすることにより、フィルムコンデンサ22周りにおいて、その他の電気部品等の搭載スペースを別途確保しなければならないといったことが無くなる。その結果として、充填材51を充填するためのスペースを確保するために、取付ベース31に凹部を形成したり、隣り合うフィルムコンデンサ22のケース23の間に隙間を形成したりする場合に比べると、モータ駆動回路20の搭載スペースをコンパクトなものとすることができる。
(2)取付ベース31にスイッチング素子20aを取り付けた。さらに、取付ベース31を、吸入ハウジング12に熱伝達可能に取り付けた。よって、各フィルムコンデンサ22及び各スイッチング素子20aから発生した熱を、取付ベース31を介して吸入ハウジング12に放熱することができる。
(3)複数のフィルムコンデンサ22を収容ケース41に収容するとともに、収容ケース41を取付ベース31に組み付けた。よって、複数のフィルムコンデンサ22を収容ケース41に収容した状態で、収容ケース41を取付ベース31に組み付けることで、複数のフィルムコンデンサ22を取付ベース31に取り付けることができる。よって、複数のフィルムコンデンサ22を、取付ベース31に対してそれぞれ取り付ける手間を省くことができ、複数のフィルムコンデンサ22における取付ベース31に対しての取り付け作業を簡素化することができる。
(4)フィルムコンデンサ22のケース23における収容ケース41に対向する側の角部に面取り部23aを形成した。よって、収容ケース41と面取り部23aとの間に充填材50を充填するための隙間を形成することができ、その隙間に充填材50を充填することで、フィルムコンデンサ22を、充填材50を介して収容ケース41に固定することができる。その結果、フィルムコンデンサ22における耐振動性を向上させることができる。
(5)各フィルムコンデンサ22は、充填材51を介して取付ベース31の取付面31aに固定されている。よって、各フィルムコンデンサ22から発生した熱を充填材51を介して取付ベース31及び吸入ハウジング12へ放熱し易くすることができる。
(6)各フィルムコンデンサ22は取付ベース31に取り付けられている。よって、例えば、各フィルムコンデンサ22を取付ベース31から取り外したいときに、取付ベース31を吸入ハウジング12の底壁12aから取り外すことで、電動圧縮機10の搭載スペースとは別のスペースで各フィルムコンデンサ22を取付ベース31から取り外す作業を行うことができ、作業性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態において、収容ケース41を用いなくてもよく、各フィルムコンデンサ22を、充填材51を介して取付ベース31にそれぞれ取り付けるようにしてもよい。
○ 実施形態において、ケース23におけるリード24aが突出している側の面の両角部に面取り部をさらに形成してもよい。これによれば、充填材50,51を充填する隙間をさらに形成することができ、充填材50,51を充填するためのスペースをさらに確保することができる。
○ 実施形態において、面取り部23a,23bは、例えば、弧状に湾曲するように形成されていてもよい。
○ 実施形態において、充填材50,51は、例えば、アルミナ等のフィラーが混入されていないポリイミド系樹脂やシリコーン系樹脂などの絶縁性樹脂材であってもよい。
○ 実施形態において、フィルムコンデンサ22の数は、特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、ハウジングH及び取付ベース31は、アルミニウム以外の金属材料により形成されていてもよい。
○ 実施形態において、圧縮部15は、例えば、ピストンタイプやベーンタイプ等であってもよい。
H…ハウジング、10…電動圧縮機、15…圧縮部、16…電動モータ、19…回転軸、20…モータ駆動回路、20a…スイッチング素子、22…フィルムコンデンサ、23…ケース、23a,23b…面取り部、24…誘電体、31…取付ベース、41…収容ケース、50,51…充填材。

Claims (4)

  1. ハウジング内に収容されるとともに冷媒を圧縮する圧縮部、前記圧縮部を駆動する電動モータ、及び前記電動モータを駆動させるモータ駆動回路がこの順序で回転軸の軸方向に沿って並んで配置されており、前記モータ駆動回路はフィルムコンデンサを有しており、前記フィルムコンデンサは、略直方体形状のケースと、前記ケース内に収容される誘電体とから構成されており、前記フィルムコンデンサが前記ハウジングに取り付けられる取付ベースに対して取り付けられる電動圧縮機であって、
    前記ケースにおける前記取付ベースに対向する側の角部の少なくとも一つには、面取り部が形成されており、前記取付ベースと前記面取り部との間に形成される隙間に充填材が充填されていることを特徴とする電動圧縮機。
  2. 前記取付ベースには、前記モータ駆動回路を構成するスイッチング素子が取り付けられており、
    前記取付ベース及び前記ハウジングは金属材料により形成されており、
    前記取付ベースは、前記ハウジングに熱伝達可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記モータ駆動回路は、前記フィルムコンデンサを複数有しており、
    前記取付ベースに組み付けられるとともに前記複数のフィルムコンデンサを収容可能な収容ケースをさらに備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動圧縮機。
  4. 前記ケースにおける前記収容ケースに対向する側の角部の少なくとも一つに面取り部がさらに形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電動圧縮機。
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