JP4837782B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環状母線方式のガス絶縁開閉装置に関するものである。
変電所および発電所等の電気所で使用されるガス絶縁開閉装置は、絶縁性能および消弧性能に優れたSF6(六フッ化硫黄)等の消弧性ガスを充填密封した金属容器内に開閉装置、母線、変流器、断路器、および変圧器等の所要機器を配置して構成される。ガス絶縁開閉装置は、気中絶縁方式の開閉装置に比べて据付面積の縮小を図ることができるという利点を有するが、地価の高騰などの理由から、その構成機器をより合理的に配置し、据付面積を更に縮小化することが求められている。
ガス絶縁開閉装置の母線方式の一つに、環状(リング)母線方式と呼ばれるものがある。環状母線方式は、遮断器の両側に計器用変流器、断路器を設けたユニットを複数直列に接続し、各ユニット間から線路側機器を分岐させると共に、これらの直列に接続された複数のユニットの両端を母線で接続して全体を環状構造に構成するものである。環状母線方式は、いずれかのユニットで事故が発生した場合、当該ユニットにつながる送受電線のみを停止すれば良く、他のユニットからは送受電を継続することができるので、電力供給の信頼度に優れている。
特許文献1に記載の環状母線方式のガス絶縁開閉装置では、縦形の遮断器と、その上部に設けられた水平分岐(T分岐)を介して両側に接続された変流器および断路器と、を備えた遮断器ユニットを構成し、このような遮断器ユニットをT分岐方向に対して直角な方向に複数配列している。さらに、T分岐部分とほぼ同一の高さの水平面上において、これら複数の遮断器ユニットを第1の接続母線ユニットと第2の接続母線ユニットとによって交互に矩形波状に直列接続し、これら複数の遮断器ユニットの配列方向両端に位置する遮断器ユニット間を回帰母線ユニットによって接続している。また、遮断器ユニット間を接続する第1および第2の接続母線ユニットには、それぞれ線路側ユニットが接続されている。
また、特許文献2では、縦形の遮断器およびその両端に接続される断路器からなる遮断器ユニットと、線路側機器を含む引出し回線ユニットとを交互に接続して矩形状に構成した環状母線方式のガス絶縁開閉装置において、遮断器ユニットおよび引出し回線ユニットを矩形線の外側に配置する構成としている。
国際公開第01/024333号パンフレット 特開平2−254908号公報
しかしながら、上記従来の技術には、以下に示すような問題点がある。
すなわち、特許文献1に記載のガス絶縁開閉装置においては、遮断器ユニットの中央に遮断器を配置しているため、遮断器の保守点検等のために遮断器ユニット間に余分なスペースを確保する必要があり、したがって設置スペースが増大するという問題点がある。また、複数の遮断器の配列方向に対して左右交互に線路側ユニットを配置しているため、左右のいずれか一方に配置した場合に比べてユニット長方向の寸法が増大し、したがって設置スペースが増大するという問題点がある。また、母線位置を上方としているため、支持架台が多数必要となりコストが増大すると共に、耐震設計上不利になるという問題点がある。さらにまた、遮断器を縦形とし遮断器内部で導体を折り返してT分岐構造を設けているため、遮断器内部の構造が複雑化し、遮断器タンクの径が増大すると共に、製造コストも増大するという問題点がある。
また、特許文献2に記載のガス絶縁開閉装置においては、矩形に構成された母線の外側に遮断器ユニットおよび引出し回線ユニットを交互に配置する構成としている。すなわち、引出し回線ユニットを折り返して遮断器ユニット間に配置する構成としているため、ユニット間方向に実質的に2ユニット分のスペースを必要とし、したがって設置スペースが増大するという問題点がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、保守点検性を確保しつつ設置スペースの縮小化が可能であり、さらにコストも低減可能な環状母線方式のガス絶縁開閉装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、水平かつ同一方向に側面から分岐した上側および下側からなる2つの分岐引出し口を有する縦形の遮断器と、前記2つの分岐引出し口のそれぞれに順に接続された計器用変流器および断路器と、を有する遮断器ユニットを複数直列に接続して環状の母線形成され、前記各遮断器ユニット間からそれぞれ線路側機器が分岐してなるガス絶縁開閉装置であって、
前記複数の遮断器ユニットは、それぞれ前記2つの分岐引出し口を同一方向に向け、前記同一方向に対して直交する方向に直線的に配列されるとともに、相互に隣接する遮断器ユニットに対して上側の断路器同士または下側の断路器同士接続母線により接続され、前記接続母線が前記遮断器ユニットの配列方向に対して上下交互に配置されるように構成され、前記配列方向の一端に位置する遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち当該遮断器ユニットに隣接する遮断器ユニットの断路器接続されていない方の断路器と、前記配列方向の他端に位置する遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち当該遮断器ユニットに隣接する遮断器ユニットの断路器接続されていない方の断路器とを連絡母線により相互に接続することで、前記配列方向の両端に位置する遮断器ユニット間連絡され、前記各遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち少なくともいずれか一方には前記線路側機器が接続され、前記線路側機器は前記断路器を挟んで前記各遮断器ユニットと対向するように設けられ、前記複数の遮断器ユニットは、隣接する遮断器ユニット間の間隔が前記配列方向に対して長短交互となるように配置され少なくとも前記配列方向の両端に位置する遮断器ユニット以外の各遮断器ユニットでは、上方から平面視した場合に、前記2つの分岐引出し口にそれぞれ接続された前記各断路器の操作装置は、前記各断路器と重なる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明においては、複数の遮断器ユニットに対して、それぞれ2つの分岐引出し口を同一方向に向けるとともに、この同一方向に対して直交する方向に直線的に配列し、さらに、線路側機器を、断路器を挟んで各遮断器ユニットと対向するように設けることで、遮断器ユニットの前後面に機器を集約することとなる。すなわち、遮断器ユニットの前面側には主に遮断器を、遮断器ユニットの後面側には主に線路側機器を配置する構成としているため、これらを含む機器に容易に到達することが可能となり、保守点検作業に必要なスペースが構成上自然に確保されることとなる。そのため、機器の保守点検スペースを別に設ける必要がなく、設置スペースの縮小化が可能になる。また、遮断器ユニットおよびこれに接続される線路側機器からなるユニットを並列配置することにより、ユニット間およびユニット長方向の寸法を縮小することが可能となり、ガス絶縁開閉装置が設置される電気所全体のレイアウトを集積化することができ、省スペース化が容易になるという効果がある。
また、本発明によれば、上下に間隔をおいて設けられた2つの分岐引出し口を有する縦形の遮断器を利用し、この遮断器に計器用変流器を介して接続された断路器に接続母線を接続する構成としているため、縦形の遮断器の上部に設けられた水平分岐(T分岐)に変流器および断路器を接続するというような従来の技術に比べて、母線を上方に配置することがなく、したがって機器の低層配置が可能となり、支持架台を大幅に削減することが可能となる。そのため、コストを低減することができるとともに、耐震性も向上する。また、このような縦形の遮断器を利用しているため、遮断器内部で導体の折り返し構造等を設ける必要がなく、導体の引き回し構造が簡素化されるため、遮断器の細径化が可能となる。そのため、ユニット間の間隔を縮小することができ、設置スペースをより縮小化することができる。
以下に、本発明に係るガス絶縁開閉装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成について、図1〜図7を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図、図2は、図1に対応する上面図、図3は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(I)の構成を示す断面図であり、図1におけるA−A矢視図、図4は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(II)の構成を示す断面図であり、図1におけるB−B矢視図、図5は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(III)の構成を示す断面図であり、図1におけるC−C矢視図、図6は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(IV)の構成を示す断面図であり、図1におけるD−D矢視図、図7は、本実施の形態の単線結線図である。
まず、図3〜図6を順次参照して、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(I)〜(IV)の構成を詳細に説明し、次に、図1、図2および図7を参照して、全体のレイアウトについて説明する。
まず、ユニット(I)の構成について説明する。図3に示すように、その操作装置2を下部に備えた円筒状の遮断器1が軸線を設置面100に対して垂直にして立設されている。すなわち、遮断器1は縦形の遮断器であり、SF6等の絶縁消弧性ガスが充填された内部には遮断部(図示せず)が設けられている。なお、操作装置2は遮断器1の上部に備えても良く、後述するすべての遮断器1及びその操作装置2についても同様である。
遮断器1の側面には上下に間隔をおいて2つの分岐引出し口、すなわち下側に設けられた分岐引出し口3と上側に設けられた分岐引出し口7とが設けられており、これらの分岐引出し口3,7は水平かつ同一方向に遮断器1の側面から分岐し引出されている。
分岐引出し口3には、計器用変流器4と遮断器点検用接地開閉器付の断路器5とが、この順に直列接続されている。断路器5には、遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に延設された接続母線6が接続されている。また、断路器5の上部には、操作用の操作装置20が設けられている。
分岐引出し口7には、計器用変流器8と遮断器点検用接地開閉器付の断路器9とがこの順に直列接続されている。断路器9には、遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に延設された接続母線10が接続されている。また、断路器9の上部には、操作用の操作装置21が設けられている。なお、後述するように、図3における接続母線6と接続母線10の延伸方向は互に反対方向である。
断路器5,9を挟んで遮断器1と対向するように、支持架台12上に設けられたケーブルヘッド13、このケーブルヘッド13の上部に接続された接続母線接地用接地開閉器付の線路側断路器14、この線路側断路器14の側面に設けられた線路側断路器14用の操作装置35、線路側断路器14の上部に設けられた計器用変圧器15、線路側断路器14に接続され線路側断路器14における遮断器1側とは反対側の側面に設けられた線路側接地用の接地開閉器16、およびこの接地開閉器16を操作するための操作装置22が設けられている。さらに、線路側断路器14は遮断器1に接続された断路器9と接続しており、断路器9におけるその接続部は、断路器9と計器用変流器8との接続部と対向するように計器用変流器8側とは反対側に設けられている。つまり、断路器9はT分岐構造を有し、計器用変流器8が接続されている分岐部と線路側断路器14が接続されている分岐部とが対向し、これらの対向する分岐と直交する分岐部には接続母線10が接続されている。また、各分岐部には接続端子が設けられている。このように、断路器9は、設置面100に平行な水平面内でT分岐している。また、断路器5も同様にT分岐構造を有している。ただし、断路器5に対しては、T分岐部の2箇所のみが機器と接続されており、計器用変流器4および接続母線6が接続されている。
断路器9の上方には、遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に延設された連絡母線11が配置されている。
以上のようにユニット(I)では、分岐引出し口3、7が設けられた縦形の遮断器1、計器用変流器4,8、および遮断器点検用接地開閉器付の断路器5,9が遮断器ユニットを構成し、この遮断器ユニットと断路器5,9を挟んで対向するように、ケーブルヘッド13、線路側断路器14、計器用変圧器15等の線路側機器が接続されている。
続いて、ユニット(II)の構成について説明する。図4に示すように、縦形の遮断器1、この遮断器1の操作装置2、遮断器1の側面に設けられた分岐引出し口3,7、分岐引出し口3に順に直列接続された計器用変流器4、遮断器点検用接地開閉器付の断路器5、この断路器5に接続された接続母線6、断路器5の操作装置20の配置構成は、ユニット(I)と同様である。また、遮断器1の上側の分岐引出し口である分岐引出し口7には、計器用変流器8と遮断器点検用接地開閉器付の断路器17とが順に直列接続されている。断路器17の側面には断路器17用の操作装置80が取り付けられている。
断路器17はT分岐構造を有し、計器用変流器8が接続されている分岐部、この分岐部に対向する分岐部であって機器の接続されていない分岐部、および上方を向いた分岐部を有している。そして、上方を向いた分岐部の接続端子18には連絡母線11から下方に分岐した分岐引出し口30が接続されている。すなわち、断路器17は連絡母線11と接続されている。このように、断路器17は、設置面100に垂直な面内でT分岐している。
遮断器点検用接地開閉器付の断路器5,17を挟んで遮断器1と対向するように、設置面上に配置されたケーブルヘッド23、このケーブルヘッド23の上部に接続された接続母線接地用接地開閉器付の線路側断路器24、この線路側断路器24の側面に設けられた線路側断路器24用の操作装置36、線路側断路器24の上部に設けられた計器用変圧器25、線路側断路器24に接続され線路側断路器24における遮断器1側とは反対側の側面に設けられた線路側接地用の接地開閉器26、およびこの接地開閉器26を操作するための操作装置27が設けられている。さらに、線路側断路器24は遮断器1に接続された断路器5と接続されており、断路器5におけるその接続部は、断路器5と計器用変流器4との接続部と対向するように計器用変流器4側とは反対側に設けられている。つまり、断路器5はT分岐構造を有し、計器用変流器4が接続される分岐部と線路側断路器24が接続される分岐部とが対向し、これらの対向する分岐と直交する分岐部には接続母線6が接続されている。このように、断路器5は、設置面100に平行な水平面内でT分岐している。
以上のようにユニット(II)では、分岐引出し口3、7が設けられた縦形の遮断器1、計器用変流器4,8、および遮断器点検用接地開閉器付の断路器5,17が遮断器ユニットを構成し、この遮断器ユニットと断路器5,17を挟んで対向するように、ケーブルヘッド23、線路側断路器24、計器用変圧器25等の線路側機器が接続されている。
続いて、ユニット(III)の構成について説明する。なお、ユニット(III)の構成を示す図5では、図4と同一の構成要素には同一の符号を付しているため、以下では図4と相違する構成要素を中心に説明を行う。図5に示すように、遮断器1の上側の分岐引出し口7には、計器用変流器8と遮断器点検用接地開閉器付の断路器9とが順に直列接続されている。また、断路器9はユニット(I)と同様にT分岐構造を有しており、遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に延設された接続母線10が設けられている。さらに、断路器9の上部には、操作用の操作装置21が設けられている。また、断路器9の上方には、遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に延設された連絡母線11が配置されている。なお、遮断器1の下側の分岐引出し口3に計器用変流器4を介して接続された遮断器点検用接地開閉器付の断路器5と、この断路器5に接続された線路側機器、すなわち、ケーブルヘッド23、接続母線接地用接地開閉器付の線路側断路器24、操作装置36、計器用変圧器25、線路側接地用の接地開閉器26、および操作装置27との配置構成については、図4と同様である。また、後述するように、図5における接続母線6と接続母線10の延伸方向は互に反対方向である。
以上のようにユニット(III)では、分岐引出し口3,7が設けられた縦形の遮断器1、計器用変流器4,8、および遮断器点検用接地開閉器付の断路器5,9が遮断器ユニットを構成し、この遮断器ユニットと断路器5,9を挟んで対向するように、ケーブルヘッド23、線路側断路器24、計器用変圧器25等の線路側機器が接続されている。
次に、ユニット(IV)の構成について説明する。図6に示すように、遮断器1の上側の分岐引出し口7には、計器用変流器8と遮断器点検用接地開閉器付の断路器28とが順に直列に接続されている。断路器28の側面には断路器28用の操作装置81が取り付けられている。また、断路器28はT分岐構造を有しており、計器用変流器8が接続されている分岐部、この分岐部に対向する分岐部であって接続母線接地用接地開閉器付の線路側断路器14が接続されている分岐部、および上方を向いた分岐部を有している。そして、上方を向いた分岐部の接続端子29には連絡母線11から下方に分岐した分岐引出し口31が接続されている。すなわち、断路器28は連絡母線11と接続されている。このように、断路器28は、設置面100に垂直な面内でT分岐している。
また、前述のように接続母線接地用接地開閉器付の線路側断路器14は断路器28と接続されており、断路器28におけるその接続部は、断路器28と計器用変流器8との接続部と対向するように計器用変流器8側とは反対側に設けられている。なお、図6におけるその他の配置構成は、図1と同様であり、そのため同一の構成要素には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
以上のようにユニット(IV)では、分岐引出し口3、7が設けられた縦形の遮断器1、計器用変流器4,8、および遮断器点検用接地開閉器付の断路器5,28が遮断器ユニットを構成し、この遮断器ユニットと断路器5,28を挟んで対向するように、ケーブルヘッド13、線路側断路器14、計器用変圧器15等の線路側機器が接続されている。
次に、本実施の形態の単線結線図について説明する。図7に示すように、遮断器(CB)の両側にそれぞれ計器用変流器と接地開閉器付の断路器(DS/ES)とを順に備えた遮断器ユニットが例えば8つ直列に接続されている。また、各遮断器ユニット間は、断路器(DS/ES)同士を接続する接続線により接続されている。これらの8つの遮断器ユニットは、直列に接続されたユニット(II)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、およびユニット(IV)から構成されている。また、接続方向両端に位置する遮断器ユニット、すなわち、ユニット(II)の遮断器ユニットとユニット(IV)の遮断器ユニットとが連絡母線(BUS)を介して接続され、環状母線構造が形成されている。また、各遮断器ユニット間を接続する接続線からはそれぞれ分岐線が引き出されており、各分岐線は接地開閉器付の線路側断路器(LINE−DS/ES)を介してケーブルヘッド(CHD)に接続されている。さらに、接地開閉器付の線路側断路器(LINE−DS/ES)とケーブルヘッド(CHD)とを接続する接続線には、線路側接地用の接地開閉器(ES)と計器用変圧器(VT)とがそれぞれ接続されている。なお、本実施の形態では、一例としてユニットの個数を8として説明するが、これに限定されず、ユニット(III)および(I)を適宜追加または除去することで、他のユニット数からなるガス絶縁開閉装置を構成することができる。
次に、図1〜図6を参照して、本実施の形態のレイアウトについて詳細に説明する。まず、図1および図2に示すように、本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置は、図中左から右へ順に直線的に並列されたユニット(II)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(IV)を備えている。これらの8つのユニットにそれぞれ備えられた各遮断器に対応して、8つの遮断器1が配置されており、さらに、8つの遮断器1の分岐引出し口3,7はすべて同一の方向に向けられている。つまり、8つのユニットは、分岐引出し口3,7の分岐方向を揃えることで、互いに平行になるようにして配列されている。また、8つのユニットは、分岐引出し口3,7の分岐方向に対して直交する方向、すなわち遮断器1、計器用変流器4,8の長手方向と直交する方向に直線的に配列されている。なお、ユニット間の配置関係について、ユニットと遮断器ユニットとを区別する必要がない場合には、ユニットについての記述は遮断器ユニットについての記述に置き換えることができる。例えば、前述のユニット配列についての説明は、ユニットをその構成要素である遮断器ユニットに置き換えて説明しても内容は同じである。
ここでユニット間の接続形態について詳述するために、図1および図2において、図中左から右へ順にユニット間の接続について説明する。まず、ユニット(II)とこれに隣接するユニット(I)とは、接続母線6により接続されている。具体的には、ユニット(II)における断路器5と、ユニット(I)における断路器5とが、接続母線6により接続されている。前述のように、断路器5は、遮断器1の下側の分岐引出し口3に接続された断路器である。したがって、下側の断路器5同士を接続母線6で接続することで、ユニット(II)とこれに隣接するユニット(I)とが接続されることになる。
続いて、ユニット(I)とこれの右側に隣接するユニット(III)とは、接続母線10により接続されている。具体的には、ユニット(I)における断路器9と、ユニット(III)における断路器9とが、接続母線10により接続されている。前述のように、断路器9は、遮断器1の上側の分岐引出し口7に接続された断路器である。したがって、上側の断路器9同士を接続母線10で接続することで、ユニット(I)とこれの右側に隣接するユニット(III)とが接続されることになる。
続いて、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(I)とは、接続母線6により接続されている。具体的には、ユニット(III)における断路器5と、ユニット(I)における断路器5とが、接続母線6により接続されている。したがって、この場合は、下側の断路器5同士を接続母線6で接続することで、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(I)とが接続されることになる。
続いて、ユニット(I)とこれの右側に隣接するユニット(III)とが接続母線10で、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(I)とが接続母線6で、さらに、ユニット(I)とこれの右側に隣接するユニット(III)とが接続母線10で接続されている。これらの具体的内容は、それぞれ上記と同様である。
さらに、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(IV)とは、接続母線6により接続されている。具体的には、ユニット(III)における断路器5と、ユニット(I)における断路器5とが、接続母線6により接続されている。したがって、この場合は、下側の断路器5同士を接続母線6で接続することで、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(IV)とが接続されることになる。
このように、相互に隣接するユニットに対して上側の断路器同士または下側の断路器同士を接続母線10または6により接続するとともに、ユニットの配列方向に対して全体として接続母線10および6が交互に配置されるように構成されている。接続母線10は接続母線6よりも上方に配置されているため、換言すれば、接続母線は配列方向に対して上下交互に配置されるように構成されている。したがって、ユニット間を接続する母線経路は上下にジグザクになっている。
また、8つのユニットは、隣接するユニット間の間隔が配列方向に対して長短交互となるように配置されている。例えば、図1および図2における左端から3つのユニット:ユニット(II)、ユニット(I)、ユニット(III)に対しては、ユニット(II)とユニット(I)との間隔aは、ユニット(I)とユニット(III)との間隔bよりも短い(a<b)。そして、図1および図2では、図中左から右へ順に、ユニット間の間隔が、a,b,a,b,a,b,aのように短長交互に繰り返している。このユニット間の間隔の態様に対応して、接続母線10の長さは接続母線6の長さよりも長くなるように構成されている。このように、隣接する2つのユニットを組とし、1つの組とこれに隣接する別の組との間隔を、組を構成するユニット間の間隔よりも長くしている。
配列方向の左端に位置するユニット(II)における断路器17は、連絡母線11に設けられた分岐引出し口30を介して連絡母線11に接続されている。また、配列方向の右端に位置するユニット(IV)における断路器28は、連絡母線11に設けられた分岐引出し口31を介して連絡母線30に接続されている。なお、前述のように、ユニット(II)における断路器17は、これに隣接するユニット(I)における断路器と接続母線を介して接続しておらず、また、ユニット(IV)における断路器28は、これに隣接するユニット(III)における断路器と接続母線を介して接続していない。連絡母線11は、8つのユニットを横断するようにして、配列方向と平行かつ直線的に配置されている。
本実施の形態においては、複数の遮断器ユニットに対して、それぞれ2つの分岐引出し口3,7を同一方向に向けるとともに、この同一方向に対して直交する方向にユニットを直線的に配列し、さらに、線路側機器を、断路器5,9,17,28を挟んで各遮断器ユニットと対向するように設けることで、遮断器ユニットの前後面に機器を集約することとなる。すなわち、遮断器ユニットの前面側には主に遮断器1を、遮断器ユニットの後面側には主に線路側機器を配置する構成としているため、これらを含む機器に容易に到達することが可能となり、保守点検作業に必要なスペースが構成上自然に確保されることとなる。例えば、図2において、遮断器1、接地開閉器16,26に対して特別に保守点検用のスペースを設ける必要が無く、これらを操作するための操作装置2,22,27に容易に到達することができる。このように、本実施の形態によれば、ユニットの前後面に機器を集約することで、機器の保守点検スペースを別に設ける必要がなく、設置スペースの縮小化が可能になる。
また、本実施の形態によれば、ユニットを並列配置することにより、ユニット間およびユニット長方向の寸法を縮小することが可能となり、ガス絶縁開閉装置が設置される電気所全体のレイアウトを集積化することができ、省スペース化が容易になるという効果がある。これは、特に、線路側がケーブル接続の場合に効果的となる。
また、本実施の形態によれば、上下に間隔をおいて設けられた2つの分岐引出し口3,7を有する縦形の遮断器1を利用し、この遮断器1に計器用変流器4,8を介して接続された断路器5,9,17,28に接続母線6,10を接続する構成としている。そのため、縦形の遮断器1の上部に設けられた水平分岐(T分岐)に変流器および断路器を接続するというような従来の技術に比べて(特許文献1参照)、母線を上方に配置することがなく、したがって機器の低層配置が可能となり、支持架台を大幅に削減することが可能となる。そのため、コストを低減することができるとともに、耐震性も向上する。また、このような遮断器1の構造により、遮断器1内部で導体の折り返し構造等を設ける必要がなく、導体の引き回し構造が簡素化されるため、遮断器の細径化が可能となる。そのため、ユニット間の間隔を縮小することができ、設置スペースをより縮小化することができる。
本実施の形態では、断路器5,9,17,28をT分岐構造としている。そのため、機器を接続するためのタンク、スペーサ数を削減することができ、設置スペースの縮小化とともに、コストの低減を図ることができる。
また、本実施の形態では、連絡母線11は各ユニットを横切って一直線上に配置している。これにより、連絡母線11の長さを最小化することができ、連絡母線11用のタンク、スペーサ数を削減することができるので、設置スペースの縮小化とコストの低減を図ることができる。なお、連絡母線11を断路器5,9,17,28の上方に配置する構成としたが、断路器5,9,17,28の下方に配置する構成とすることもできる。この場合、配列方向の両端に位置するユニット(II)およびユニット(IV)がそれぞれ有する下方の断路器と、断路器5,9,17,28の下方に配置される連絡母線とを接続することが好ましい。連絡母線11を断路器5,9,17,28の上方に配置する構成とした場合には、例えば機器の据付性やユニットの増設作業等が容易となる。他方、連絡母線11を断路器5,9,17,28の下方に配置する構成とした場合には、耐震性が向上する。
また、本実施の形態では、線路側機器は各ユニットごとに1つずつ接続している。これにより、ユニット長寸法を縮小化することができる。なお、1つのユニットに例えば2つの線路側機器を接続する構成も可能である。
さらにまた、本実施の形態では、複数のユニットは、隣接するユニット間の間隔が配列方向に対して短長または長短交互となるように配置されている。例えば、図1および図2において、ユニット(I)とユニット(III)との間(3箇所)の距離が、他のユニット間の距離よりも大きくなっている。そのため、例えば、図2のユニット(II)に隣接するユニット(I)と、これの右側に隣接するユニット(III)との間のスペースを利用することで、ユニット(I)の例えば断路器9とユニット(III)の例えば断路器9の両方の操作装置に容易に到達することができ、保守点検性が向上する。特に、隣接する2つの断路器の保守点検用スペースを効果的に共有化する形となっているので、電気所全体のユニット間方向の寸法を縮小することができる。なお、断路器5,9,17,28の操作装置20,21,80,81を連結機構によりユニットの前後面に引き出すか、または断路器5,9,17,28と線路側機器との間に保守点検スペースを設けて、本実施の形態で用いた2ユニットごとの点検スペースを利用しない構成も可能である。
実施の形態2.
本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成について、図8〜図14を参照して説明する。本実施の形態は、ユニットを増設するのに好適な構造を備えたガス絶縁開閉装置である。
図9は、本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図であり、増設前の配置構成を示す図である。また、図10は、図9に対応する上面図である。図8は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(V)の構成を示す断面図であり、図9におけるE−E矢視図である。図8に示すように、ユニット(V)は、遮断器ユニットを有さない接続ユニットである。
図9および図10に示すように、本実施の形態は、ユニット(V)を配列方向の両端に配置しており、図中左から右へ順に、ユニット(V)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(V)を配列した構成である。ここで、ユニット(III)およびユニット(I)の構成は、実施の形態1と同様である。また、図9および図10では、図1〜図6の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、以下ではその詳細な説明を省略する。
ユニット間の接続形態は、実施の形態1と同様である。例えば、ユニット(III)とこれの右側に隣接するユニット(I)とは接続母線6で接続され、ユニット(I)とこれの右側に隣接するユニット(III)とは接続母線10で接続されており、配列方向に対して接続母線6、10が上下交互に配置されるように構成されている。
次に、図8〜図10に示すように、ユニット配列の左端に位置するユニット(V)と、これに隣接するユニット(III)とが、ユニット(V)の構成要素である接続母線37を介して接続されている。具体的には、ユニット(III)の有する上側の断路器9には、ユニット(V)側(すなわち、ユニット(III)の右に隣接するユニット(I)と反対側)に向かう接続端子40が設けられており、断路器9と接続母線37とが接続端子40を介して接続されている。接続母線37は、図に示すように、断路器9と連絡母線11との接続用の接続母線であり、接続端子40からユニット(III)の右に隣接するユニット(I)と反対方向に必要最小限延設され、さらに、その上面には上方に引出された分岐引出し口38を備えている。一方、連絡母線11は、接続母線37の位置まで延設されており、連絡母線11に設けられ下方に引出された分岐引出し口39と、接続母線37に設けられた分岐引出し口38とを接続することで、断路器9と連絡母線11とが接続されている。このように、左端のユニット(V)に隣接するユニット(III)の遮断器ユニットに対して、この遮断器ユニットの有する2つの断路器のうち隣接する遮断器ユニットの断路器に接続されていない方の断路器(断路器9)は、隣接する遮断器ユニットと反対側に接続端子40を備えている。なお、同様にして、ユニット配列の右端に位置するユニット(V)と、これに隣接するユニット(I)との接続構成についても説明することができる。
次に、図9および図10に示すガス絶縁開閉装置をユニット増設前の構成とし、これにユニットを追加してユニット増設する場合について説明する。図11は、本実施の形態に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図であり、増設後の配置構成を示す図である。また、図12は、図11に対応する上面図である。
図11および図12に示す増設例では、増設前の構成と比較して、隣接するユニット(III)およびユニット(I)の組が2組増設されている。すなわち、図示例では、ユニット(V)を配列方向の両端に配置して、図中左から右へ順に、ユニット(V)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(III)、ユニット(I)、ユニット(V)と配列した構成であり、増設前の構成と比較して、4ユニット分増設されている。
増設の手順としては、図9および図10に示す構成において、まず、ユニット配列方向の両端にそれぞれ位置するユニット(V)の接続母線(左端では、接続母線37)を取り外し、既に配列されている複数のユニットの配列方向両側に、それぞれ1組のユニット(III)およびユニット(I)を配列させる。続いて、図11および図12に示すように、再び接続母線を取り付け、ユニット配列方向の両端にユニット(V)を設け、環状構造を構成する。
なお、ユニット配列方向の両端にユニット(V)を設ける構成とせず、いずれか一方にユニット(V)を設け、他方に対しては実施の形態1と同様に断路器の接続端子を上方または下方に向ける構成とすることもできる。この場合は、ユニット(V)が設けられた方向へのユニット増設が容易となり、ユニット増設方向は一方向となる。
図13は、本実施の形態におけるユニット増設前の単線結線図であり、増設前(図中、「既設」)を実線で表し、これとの比較のために増設後(図中、「増設」)を点線で示している。図13では、既設ユニットの両側にそれぞれユニット(III)およびユニット(I)の組を増設した例を示している。また、図14は、本実施の形態におけるユニット増設後の単線結線図である。図13および図14における記号等は、図7と同様であるため詳細な説明は省略する。
本実施の形態によれば、ユニットを並列配置し、かつ、配列方向の両端に位置する遮断器ユニットの少なくともいずれか一方に対して、当該端に位置する遮断器ユニットの有する断路器において、隣接する遮断器ユニットと反対側に向けて接続端子を設けるようにしたことで、ユニット(V)の着脱が容易となり、ユニットの増設を容易に行うことが可能となる。なお、本実施の形態のその他の効果は実施の形態1の効果と同様である。
以上では、三相一括型の場合を例に説明したが、これに限定されず、相分離型に対しても同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係るガス絶縁開閉装置は、発電所および変電所等の電気所における設置スペースの削減に適している。
図1は、実施の形態1に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図である。 図2は、図1に対応する上面図である。 図3は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(I)の構成を示す断面図であり、図1におけるA−A矢視図である。 図4は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(II)の構成を示す断面図であり、図1におけるB−B矢視図である。 図5は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(III)の構成を示す断面図であり、図1におけるC−C矢視図である。 図6は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(IV)の構成を示す断面図であり、図1におけるD−D矢視図である。 図7は、実施の形態1の単線結線図である。 図8は、ガス絶縁開閉装置の構成単位であるユニット(V)の構成を示す断面図であり、図9におけるE−E矢視図である。 図9は、実施の形態2に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図であり、増設前の配置構成を示す図である。 図10は、図9に対応する上面図である。 図11は、実施の形態2に係る環状母線方式のガス絶縁開閉装置の配置構成の一例を示す正面図であり、増設後の配置構成を示す図である。 図12は、図11に対応する上面図である。 図13は、実施の形態2におけるユニット増設前の単線結線図である。 図14は、実施の形態2におけるユニット増設後の単線結線図である。
1 遮断器
2,20,21,22,27,35,36,80,81 操作装置
3,7,30,31,38,39 分岐引出し口
4,8 計器用変流器
5,9,17,28 断路器
6,10,37 接続母線
11 連絡母線
12 支持架台
13,23 ケーブルヘッド
14,24 線路側断路器
15,25 計器用変圧器
16,26 接地開閉器
18,29,40 接続端子
100 設置面

Claims (3)

  1. 水平かつ同一方向に側面から分岐した上側および下側からなる2つの分岐引出し口を有する縦形の遮断器と、前記2つの分岐引出し口のそれぞれに順に接続された計器用変流器および遮断器点検用接地開閉器付の断路器と、を有する遮断器ユニットを複数直列に接続して環状の母線が形成され、前記各遮断器ユニット間からそれぞれ線路側機器が分岐してなるガス絶縁開閉装置であって、
    前記複数の遮断器ユニットは、それぞれ前記2つの分岐引出し口を同一方向である第1の方向に向け、前記第1の方向に対して直交する第2の方向に直線的に配列されるとともに、相互に隣接する遮断器ユニットに対して上側の断路器同士または下側の断路器同士が直接かつ同じ高さで水平かつ前記第2の方向にのみ延伸する直線状の接続母線により接続され、前記接続母線が前記遮断器ユニットの配列方向に対して上下交互に配置されるように構成され、
    前記配列方向の一端に位置する遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち当該遮断器ユニットに隣接する遮断器ユニットの断路器に接続されていない方の断路器と、前記配列方向の他端に位置する遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち当該遮断器ユニットに隣接する遮断器ユニットの断路器に接続されていない方の断路器とを連絡母線により相互に接続することで、前記配列方向の両端に位置する遮断器ユニット間が連絡され、
    前記各遮断器ユニットにおける前記2つの断路器のうち少なくともいずれか一方には前記線路側機器が接続され、前記線路側機器は前記断路器を挟んで前記各遮断器ユニットと対向するように設けられ、
    前記複数の遮断器ユニットは、隣接する遮断器ユニット間の間隔が前記配列方向に対して長短交互となるように配置され、
    少なくとも前記配列方向の両端に位置する遮断器ユニット以外の各遮断器ユニットでは、上方から平面視した場合に、前記2つの分岐引出し口にそれぞれ接続された前記各断路器の操作装置が、前記各断路器と重なる位置に配置され、かつ、前記接続母線の軸線よりも前記遮断器の側に配置され、
    前記各断路器はそれぞれ4つの接続端子のみを有し、
    前記配列方向の両端に位置する遮断器ユニット以外の各遮断器ユニットでは、前記断路器の4つの接続端子のうちの2つが前記第1の方向において互いに対向するとともに残りの2つが前記第2の方向において互いに対向し、
    前記配列方向の両端に位置する各遮断器ユニットでは、前記連絡母線に接続された断路器の4つの接続端子のうちの2つが前記第1の方向において互いに対向するとともに残りの2つが前記第1および第2の方向と直交する第3の方向において互いに対向し
    前記連絡母線に接続されていない断路器の4つの接続端子のうちの2つが前記第1の方向において互いに対向するとともに残りの2つが前記第2の方向において互いに対向し、
    前記線路側機器が接続された断路器は前記4つの接続端子のうちの3つの接続端子により構成されたT分岐構造を有し、前記計器用変流器が接続される分岐部と前記線路側機器が接続可能な分岐部とが対向するとともに、これらの対向する分岐部と直交する分岐部には接続母線が接続可能であり、
    前記断路器内の開閉部である断路部は、前記T分岐構造のT分岐点に対して、前記遮断器側に設けられていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記連絡母線は、前記複数の遮断器ユニットを横断するようにして、前記配列方向と平行に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記線路側機器は、前記各遮断器ユニットごとに1つずつ接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガス絶縁開閉装置。
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