JPS60213205A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はＳＦ６ガス等の絶縁性ガスを使用したガス絶縁
開閉装置に関するものである。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

大都市周辺とか臨海地区に設置される変電所或いは開閉
所においては、用地の入手難、塩害対策上の理由で、変
電所や開閉所を構成する電気機器を、ＳＦ６ガス等の絶
縁媒体で密封したガス絶縁開閉装置が使用される。そし
て、この種のガス絶縁開閉装置は、都市部における電力
需要の増加に伴ない、増々高磁圧、大容量化されてきて
おり、一層の小形化と信頼性の向上並びに保守の簡素化
が要求されている。その為、しゃ断器或いは断路器その
他の所要機器を立体的に配置し、各機器相互間の間隔を
狭め敷地面積の大幅な縮小を計る様にしている。

この様なガス絶縁開閉装置の一般的な構成を第１図の単
線結線図及び第２図、？Ｊ３図の配置図によって説明す
る。

第１図は複母線方式一回線分の単線結線図を示すもので
、主母線ＢＵＳ　１　、　ＢＵＳ　２にはそれぞれ断路
器ＤＳＩ，ＤＳ２が配置され、それらがしゃ断器ＣＢに
接続され、このしゃ断器ＣＢが計器用変流器ＣＴ，線路
用断路器ＤＳＪを介して線路用接地装置ＥＳ、計器用変
圧器ＰＴ及びケーブル接続部ＣＨに接続されている。

この様な単線結線図における一般的な配置構成例として
は、第２図に示す様なものが知られている。即ちしゃ断
器１は据付面に対して垂直に配設され、このしゃ断器１
には据付面に対して平行に上部口出し端子２及び下部口
出し端子３が設けられている。一方、据付面上に水平に
配置固定された主母線４，５はそれぞれ断路器６、７を
介してし中断器１の下部口出し端子３に接続されている
。しゃ断器１の上部口出し端子２は計器用変流器９、新
路器８、接地装置１０及び接続母線１ノを介して計器用
変圧器ｌ２及びケーブル接続部１３に接続されている。

上記の様な従来のガス絶縁開閉装置においては、ケーブ
ル接続部１３を配設する際、主母線４、５を避ける必要
があるため、接続母線Ｉノの軸長を長くしなければなら
ず据付面積が大きくなりがちであった。また、全体の構
成が上下２層配置となるため機器の高さ寸法Ｈｌが大き
くなり、耐震性を保持するためには上層部の機器を強固
な支持架台で支持しなければならず、多数の資材を必要
とし、その取付作業も多くの労力を必要としていた。さ
らに、機器の保守、点検を行なう際、上層部では転落な
どの危険を伴ない、望ましいものではなかった。

一方第３図は第１図の単線結線図における他の構成例を
示す。据付面上に水平に配置されたしゃ断器１には、そ
の容器軸方向の両端部に口出し端子２，３が設けられて
いる。口出し端子２は計器用変流器９、断路器８、接地
装置１。

及び接続母線１ノを介して計器用変圧器１２及びケーブ
ル接続部１３に接続されている。また、口出し端子３に
は主母線用断路器６，７が接続され、この主母線用断路
器６，７の下方には据付面上に水平固定された主母線４
，５が配設され、それぞれ断路器６．７に接続されてい
る。

この様な構成のガス絶縁開閉装置においても、しゃ断器
１の両側に他の機器を配置しているため、構成全体の長
さ寸法Ｌ１が大きくなるため、据付スに一層が大きくな
る欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記の様な欠点を解消するためになされたも
ので、支持架台を大幅に低減あるいは小形化すると共に
据付スペースを縮少して安価で耐震性のすぐれたガス絶
縁開閉装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

かかる目的を達成するために本発明のガス絶縁開閉装置
では、しゃ断器容器内部に配設されるし中断部を、その
動作軸がしゃ断器の容器軸に対して直交するように配置
し、このし中断部から導出する通電導体をしゃ断器の容
器側面あるいは容器軸方向に任意に設けられた２つ以上
の口出し端子から導出される構成とすることによシ、し
ゃ断器及びこれに接続される主母線及びケーブル接続部
などを効率良く配置したものである。

〔発明の実施例〕

以下、第１図の単線結線図における本発明の一実施例を
第４図に基づいて具体的に説明する。

本実施例において、しゃ断器２ノはその絶縁性ガスを封
入した容器２２の軸が据付面に対し水平になるように配
置されておシ、その容器２２内部に収納される接離自在
の固定側及び可動側電極を有するしゃ断部２３はその動
作軸がしゃ断器容器２２の軸線に対して直角になるよう
に配置され、しゃ断部２３の両端からは通電導体２４．
２５が導出されている。しゃ断器容器２２の外部下方の
しゃ断部動作方向延長部にはしゃ断部２３の操作装置２
６が取付けられており、シ中断部２３はこの操作装置２
６によシ操作される。し中断部２３から導出される２つ
の通電導体２４．２５のうち操作装置２６側から導出さ
れている通電導体２４はし中断器容器２２の内部にその
中心軸をしゃ断器容器２２の軸線と平行になるように配
設された計器用変流器２７を介してしゃ断器容器２２の
軸方向端部に設けられた口出し端子部２８から導出して
いる。この口出し端子部２８から導出された通電導体２
４は断路器３１及び接地装置３２を介してこの断路器３
ノ及び接地装置３２を同一容器内に収納配設したケーブ
ル接続部３３に接続されている。また、このケーブル接
続部３３にはその容器軸方向に計器用変圧器３４が配設
されている。しゃ断部２３から導出されているもう一方
の通電導体２５は、し中断器容器２２の内部で２つに分
岐されている。この分岐された通電導体２５ａ、２５ｂ
は、しゃ断器容器２２の上方に、この容器２２の軸方向
に７０って互に位置をずらして設けられた２つの口出し
端子部２９．３０から導出されている。この口出し端子
部２９．３０には、断路器３ｆｉ、３＆と１体化され、
かつしゃ断器容器２２の軸線と平行な平面上に配置され
た主母線３５．３６がそれぞれ接続されている。

尚前記各日出し端子部２Ｂ、２９．３０には夫々ガス区
画可能な絶縁スペーサを配し、これによってしゃ断器容
器２２とケーブル接続部３３の容器並びに主母線３５．
３６内をガス区画している。

この様な構成を有する本実施例のガス絶縁開閉装置にお
いては、し中断器２１に主母線３５゜３６及びケーブル
接続部３３を口出し端子部２Ｂ、２９．３０を介して接
続し、またケーブル接続部３３に計器用変圧器３４を直
接接続し、かつ計器用変流器２２をしゃ断器容器２２の
内部に収納したことによシ、接続母線を用いることなく
効率良く配置できる。また、主母線３５゜３６はしゃ断
器２１によシ支持され、さらにケーブル接続部３３及び
計器用変圧器３４はし中断器２ノによシ支持出来るため
、それぞれの支持架台は不要となり安定度の高いものと
なっている。

なお、本発明は第４図の実施例に限定されるものでなく
、第５図及び第６図に示す様な構成を採用することがで
きる。

第５図は第４図と同一構成のし中断器を使用した実施例
で、し中断器２１はその容器２２の軸線を据付面に対し
て水平になるように配置され、その容器２２の軸線に沿
った同一の下側面に、２つの口出し端子部２９．３０を
下向きに設けている。この口出し端子部２９．３０から
は動作軸をしゃ断器容器２２の軸線と直交するように配
置されたし中断部２３の一端から導出され、しゃ断器容
器２２内部で２つに分岐された通電導体２５ｈ、２５ｂ
がそれぞれ導出されている。また、この口出し端子部２
９．３０には断路器３７．３８と一体化された主母線３
５゜３６が接続され、据付面上に配置されている。

従ってし中断器２ノは主母線３５．３６上に配置される
ことになる。し中断器容器２２の上方であってし中断部
２３の動作軸方向延長部に、しゃ断部を動作させる操作
装置２６が設けられる。しゃ断部２３の操作装置２６側
から導出される通電導体２４は、しゃ断器容器２２の内
部に於て中心軸がしゃ断器容器２２の軸線と平行になる
よう配置された計器用変流器２７を介してしゃ断８１号
容器２２の軸方向端に設けられた口出し端子２８部から
導出している。この口出し端子部２８には第４図の実施
例と同様に同一容器内に収納して電気的に接続された断
路器３１、接地装置３２、ケーブル接続部３３及びこの
容器上に設けた３１器用変圧器３４が接続されている。

第５図の様な１１弯成のガス絶縁開閉装置においても、
第４図の実ｌ也例と同様に各機器を接続母線を用いるこ
となく効率良く配置でき、また本実ｂｍ例においてｔよ
、しゃ断器２１、ケーブル接続部３３及び計器用変圧器
３４が主母線３５゜３６により支持されているので第４
図の実施例と同様に支持架台はほとんど不要になってい
る。

第６図は復母ｉ、、Ｉｉ！方式の母線連絡用ガス絶縁開
閉装置に適した構成で、しゃ断５２１はその容器２２の
軸線を水平にして据付面上に配置されている。し中断器
容器２２の内部には動作軸をしゃ断器容器２２の軸線と
直交するようにしゃ断部２３が配置され、またしゃ断器
容器２２の下方にはしゃ断部２３を操作する操作装置２
６が配置されている。しゃ断部の両端から導出する通電
導体のうち操作装置２６側から導出する通電導体２４は
しゃ断器容器２２内部でその軸線と平行に配置されたの
ち、しゃ断器容器２２内部に中心軸をしゃ断部２３の動
作軸と平行に配置された計器用変流器２７を介してしゃ
断器容器２２の上方に設けられた口出し端子部２９から
導出している。し中断部２３から導出されるもう一方の
通電導体２５はしゃ断器容器２２の口出し端子部２９と
同一側面でその軸方向にずらした位置に設けられた口出
し端子部３０から導出している。この口出し端子部２９
　、３０には断路器３７．３８と一体化され、その容器
軸線がしゃ断器容器２２の軸線と平行な平面上に配置１
１°された主母線３５．３６が接続されている。

この様な１１り成（ｉ−有するガス絶縁開閉装置におい
ては、計器相変ｖＩｅ器２７をしゃ断器容器２２の内部
へ配設したため、接続母線がなくなり、最小限の機器で
構成でき、据付面積が大幅に縮　・小される。

そして以上の各実施例においては使用するしｔ−１す［
；）Ｋのべ詣内部に収納されているしゃ断部を、特にそ
の動作４Ｎ１１がしゃ断器容器軸と直交するように配置
したため、通′、Ｊ１．導体の配置及び計器用′０１Ｌ
器専の機器の収納がしゃ断器容器内部で容易にｒ−ｉな
え、しゃ断器に接続される主母線、ケーブル接続部等の
機器が効率良く配置できるので接続母線が不要となり、
機器全体の篩さ寸法Ｈ２、Ｉ（Ｊ及び長さ寸法Ｌ２．Ｌ
３が縮少される。さらに、構成される機器で構成全体を
支持することができるため、支持架台がほとんど不快と
なる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、機器全体の高さが低く
、耐震性や保守点検時の作業性に優れ、しかも据付１ｍ
槓の小さいガス絶縁開閉装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は変電所の一回線分の単線結線図、第２図及び第
３図はそれぞれ第１図に示した単線結線図における従来
のガス絶縁開閉装置の配置構成図、第４図は本発明のガ
ス絶縁開閉装置の一実施例を示す配置構成図、第５図及
び第６図は本発明の夫々他の実施例を示す配置構成図で
ある。 ２）・・・しや＠器、２２・・・しゃ断器容器、２３・
・・しゃ断部、２４．２５・・・通電導体、２６・・・
操作装置、２７・・・計器用変流器、２Ｂ、２９．３０
・・・口出し端子部、３１・・・断路器、３２・・・接
地装置、３３・・・ケーブル接続部、３４・・・計器用
変圧器、３５．３６・・・主母線、３７．３８・・・断
路器。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）　絶縁性ガスを封入した容器内部に収納される接
   離自在に動作される固定側及び可動側電極を有するしゃ
   断部をその動作軸が前記容器軸と直交するように配置さ
   れ、このしゃ断部の両端から導出する通電導体の少なく
   とも一方は前記容器内部で容器軸に平行に配置され、こ
   れらの通電導体は少なくとも１個が前記容器の側面に設
   けられた２つ以上の口出し端子部によシ他の機器と接続
   される構成のしゃ断器として形成されるとともに、一方
   の導体は変流器を介して前記口出し端子部から導出され
   るように形成し、このしゃ断器を、その容器軸が据付面
   と平行になるように配置し、前記しゃ断器容器の側面に
   設けられた口出し端子部に接続される主母線をその主母
   線の容器軸が前記しゃ断器の容器軸と平行な平面上に直
   交して置かれる様に配置したことを特徴とするガス絶縁
   開閉装置。
2. （２）シ中断部の両端から導出する通電導体の一方がし
   ゃ断器容器内部で２つに分岐され、この通電導体がし中
   断器容器の側面に設けられた２つの口出し端子部からそ
   れぞれ導出されている特許請求の範囲第１項記載のがス
   絶縁開閉装置。□
3. （３）シゃ断器を据付面上に配置し、しゃ断器容器の側
   面に設けられた口出し端子部に接続される主母線が前記
   しゃ断器の上方に配置され、この主母線は前記しゃ断器
   によシ支持されている特許請求の範囲第１項記載のガス
   絶縁開閉装置。
4. （４）シゃ断器容器の側面に設けられた口出し端子部に
   接続される主母線が前記しゃ断器の下方の据付面上に配
   置され、前記しゃ断器はこの主母線により支持されてい
   る特許請求の範囲第１項記載のガス絶縁開閉装置。
5. （５）断路器、接地装置を接続収納した外部引出し部容
   器がしゃ断器の容器軸方向にしゃ断器軸と直交するよう
   に配置されている特許請求の範囲第１　、Ａ記載のがス
   絶縁開閉装置。