JP4703133B2 - 内部電圧発生回路および半導体集積回路装置 - Google Patents

内部電圧発生回路および半導体集積回路装置 Download PDF

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Description

この発明は内部電圧発生回路およびこれを用いた半導体集積回路装置に関し、特に、低電源電圧下においても、安定に所望の温度特性を有する内部電圧を高精度で生成することのできる内部電圧発生回路およびこの内部電圧発生回路を面積利用効率よく配置して安定にチップ上各素子に伝達することのできる半導体集積回路装置に関する。
近年、半導体微細化技術の進展に伴って、素子の微細化が進み、高集積化が可能となっている。このような高集積化により、1つのチップ上に複数の機能回路を形成して1つのシステムを形成するシステム・オン・チップ(SOC)またはシステムLSI(大規模集積回路)と呼ばれる集積回路装置が実現されている。このようなシステムLSIの用途のうち、ニーズの高い用途である移動通信端末機器、動画像処理および通信ネットワークなどの用途においては、高い動作周波数および低消費電力が要求されている。このような用途においては、高速動作による消費電流の増大に対応することのできる電源の実現、オフ状態時におけるMOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を流れるリーク電流(オフリーク電流)の低減、および低電源電圧化などによる消費電流の低減が必要となる。
たとえば、プロセサなどのロジックと同一チップ上に搭載される混載メモリの1つであるeDRAM(エンベッデッド・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ:embedded Dynamic Random Access Memory)においては、従来の画像処理の用途では画像データがシーケンシャルに転送されるため、メモリセル列の選択に関連するコラム系回路の高速化のみが要求されており、消費電流は、高速動作時においてもそれほど大きくはなかった。しかしながら、動画像処理および通信ネットワークなどにおいては、データがランダムにアクセスされることが多く、このランダムアクセスの高速動作のために、メモリセル行を選択するロウ系回路も高速動作させる必要があり、高速動作時における消費電流が増大する。したがって、このような用途においては、安定に動作電流を供給することに加えて、オフリーク電流の低減および低電源電圧化などにより消費電流を少しでも抑制することが要求される。このような要求を実現するためには、高い動作周波数に対応することができ、かつ低電源電圧下においても精度よく安定した内部電圧および内部電源電圧を供給することのできる内部電圧発生回路が必要となる。
たとえば、従来のメモリとロジックとが同一半導体チップ上に混載されるシステム・オン・チップでは、メモリコア回路およびロジックコア回路それぞれに対して電源回路が設けられる。メモリコア回路について、たとえば、DRAMの場合、メモリセルデータを検知するセンスアンプ電源電圧を生成するために利用される定電圧を高精度で発生する定電圧発生回路、メモリセルトランジスタのバックゲートにバイアス電圧として印加される負電圧を発生する回路、ワード線に伝達される昇圧電圧を発生する回路、およびビット線をスタンバイ状態時プリチャージするための分圧電圧を発生する回路などが必要となる。また、ロジックコア回路に関しては、トランジスタのオフリーク電流成分を抑制するために、トランジスタのバックゲートバイアス電圧を供給する回路およびトランジスタのゲートをオフ時負電圧に維持するための回路が必要となる場合がある。これらの電圧を発生するために、すべての基準となる基準電圧を発生する回路および定電流を発生する回路が必要となる。
しかしながら、電源電圧が低消費電力化のために低くされると、これらの基準電圧発生回路および定電流発生回路において、回路動作領域が、トランジスタのしきい値電圧近傍領域となり、MOSトランジスタを安定に動作させるのが困難となり、また回路動作特性の調整が困難となる。特に、温度特性調整する場合、回路内に直列に、複数の温度特性を補償するための素子が接続され、これらの素子を選択的に活性/非活性状態に設定するために、比較的大きな電圧差が要求され、低電源電圧下においても十分に温度特性を調整するのが困難となる。
負電圧レベルを正確に設定することを図る構成が、特許文献1(特開平10−239357号公報)に示されている。この特許文献1においては、温度依存性の小さな基準電圧を生成し、この基準電圧をゲートに受けるMOSトランジスタと負電圧ノードとの間に直列に抵抗接続されるMOSトランジスタを接続するとともに、基準電圧をゲートに受けかつソースが接地ノードに結合される参照トランジスタとを設け、これらにカレントミラーからの電流を供給する。抵抗接続されたMOSトランジスタおよび基準電圧をゲートに受ける直列MOSトランジスタに、同じゲート−ソース間電圧差が生じるのを利用して、基準電圧Vrefの整数倍の負電圧のレベルを検出することを図る。
また、低電源電圧下においても、安定に内部電圧を生成することを図る内部降圧回路が、特許文献2(特開2003−168290号公報)に示されている。この特許文献2に示される構成においては、NMOSトランジスタで構成される差動段を2つ並列に設け、これらの2つの比較器において、内部電源電圧と互いに電圧レベルの異なる基準電圧とを比較する。これらの比較回路の出力信号に従って内部電圧線に対する電荷の供給および電荷の引抜きを行なう。差動段をNMOSトランジスタで構成することにより、低電源電圧下においても、安定に差動増幅動作を行なうことを図る。
また、メモリチップ内の各回路に内部電圧を長距離にわたって安定に伝達することを図る構成が特許文献3(特開2000−353785号公報)に示されている。この特許文献3に示される構成においては、内部電圧伝達線に、接地電位に固定されるシールド配線を、内部電圧伝達線を取囲むように左右および上下層に配置する。
特開平10−239357号公報 特開2003−168290号公報 特開2000−353785号公報
特許文献1に示される構成においては、温度依存性の小さな基準電圧を利用して負電圧のレベル検知を行なっている。しかしながら、この基準電圧の温度特性をどのように調整するのかおよび低電源電圧条件下でどのように安定に基準電圧を生成するのかについては何ら考慮していない。
また、特許文献2に示される構成においては、低電源電圧条件下においても、カレントミラー型比較回路を動作させて、内部降圧電圧のレベルを調整することを図る。しかしながら、この比較回路へ与えられる基準電圧が、温度に依存しない基準電圧に基づいて生成されていることが前提とされているものの、この温度依存性のない基準電圧をどのように生成するかについては、何ら考慮していない。
また、特許文献3においては、1つのメモリチップ内における内部電圧伝達線をシールド配線で囲む構成を示しているものの、システムLSIなどの複数のコア回路が配置される場合の電源回路の配置などについては何ら考慮していない。
それゆえ、この発明の目的は、低電源電圧条件下でも、容易に温度特性の調整を行なって高精度の基準電圧を発生することのできる内部電圧発生回路を提供することである。
また、この発明の他の目的は、この基準電圧を利用して高速動作時においても、低消費電流で内部電圧を生成することのできる内部電圧発生回路を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、システムLSIにおいても、低消費電流で内部電圧を生成することのできる電源回路を備える半導体集積回路装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、複数のコア回路に対し、低電源電圧下でも低消費電力で安定に内部電圧を供給することのできる半導体集積回路装置を提供することである。
この発明に従う内部電圧発生回路は、そのソース電極に定電圧を受け、そのドレインが第1のノードに接続され、これらのソース電極とドレイン電極との間に電流を流す第1のMOSトランジスタと、第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続され、それぞれのゲート電極が第2のノードに共通に接続される複数の第2のMOSトランジスタと、第1のノードから供給される第1の基準電圧を受ける、ボルテージフォロワ接続された差動増幅器と、この差動増幅器の出力電圧を分圧して第2の基準電圧を生成して出力する分圧出力回路を備える。
この発明の1つの観点に係る内部電圧発生回路は、さらに、第2の基準電圧に従って内部電圧のレベルを検出するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力信号に従って選択的に活性化され、活性化時、ポンプ動作により該内部電圧を生成するポンプ電圧発生回路を備える。レベル検出回路は、第2の基準電圧を分圧する抵抗分割型検知レベル発生回路と、第2の基準電圧と抵抗分割型検知レベル発生回路の出力電圧との差に応じた電流量を駆動する第1の電流駆動トランジスタと、抵抗分割型検知レベル発生回路の出力電圧と内部電圧との差に応じた電流量を駆動する第2の電流駆動トランジスタと、第2の電流駆動トランジスタと直列に接続されかつ第2の基準電圧を制御電極に受け、第2の電流駆動トランジスタと同じ大きさの電流を駆動する第3の電流駆動トランジスタと、第1および第3の電流駆動トランジスタに同じ大きさの電流を供給する電流源とを備える。
この発明の別の観点に係る内部電圧発生回路は、この発明に従う内部電圧発生回路の構成に加えてさらに、第2の基準電圧を分圧して分圧電圧を生成する分圧電圧生成回路を備える。該分圧電圧生成回路は、第2の基準電圧を抵抗分割する抵抗分割回路と、抵抗分割回路の出力電圧をさらに分圧して第3の基準電圧を生成する第2の分圧回路と、第2の分圧回路からの第3の基準電圧と内部電圧とを比較し、該比較結果に従って内部電圧のレベルを調整して前記内部電圧を生成する電圧ドライブ回路とを備える。
この発明のさらに他の観点に係る内部電圧発生回路は、この発明に従う内部電圧発生回路の構成に加えて、さらに、第2の基準電圧を分圧して分圧電圧を生成する分圧電圧生成回路を備える。分圧電圧生成回路は、第2の基準電圧を抵抗分割して出力する抵抗分割回路と、抵抗分割回路の出力電圧をレベルシフトする第1のレベルシフタと、分圧電圧をレベルシフトする第2のレベルシフタと、第2のレベルシフタの出力電圧と前記第1のレベルシフタの出力電圧とを比較し、該比較結果に従って前記分圧電圧を生成するドライブ回路とを備える。
この発明の第1の観点に係る内部電圧発生回路においては、第1の基準電圧をボルテージフォロワ接続される差動増幅器で受け、この差動増幅器の出力電圧を分圧して第2の基準電圧を生成する。この第2の基準電圧を目標電圧レベルに設定する。したがって、第1の基準電圧は、所望電圧レベルよりも高い電圧レベルに設定することができ、この第1の基準電圧の温度特性の制御を低電源電圧下でも行なうことができ、高精度で温度特性が調整された所望の電圧レベルの基準電圧を生成することができる。また、この基準電圧に基づいて所定の電圧レベルの内部電圧を高精度で生成することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明に従う内部電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。図1において、内部電圧発生回路は、外部電源電圧VEXから、温度特性が補償された基準電圧VREFを生成する基準電圧発生回路1と、この基準電圧VREFを利用して、所望の電圧レベルの内部電圧VINを外部電源電圧VEXから生成する内部電圧生成回路2を含む。
この基準電圧発生回路1は、目標電圧レベルよりも高い第1の基準電圧を抵抗分割して、基準電圧VREFを生成する。第1の基準電圧において温度補償を行ない、これにより、基準電圧VREFの温度特性を調整する。
内部電圧生成回路2が生成する内部電圧VINは、この内部電圧発生回路が利用される半導体装置の構成に応じて、その種類が決定される。この内部電圧VINは、負電圧VBB、内部電源電圧Vccs、内部電源電圧Vccsの中間電圧Vccs/2、内部電源電圧Vccsよりも高い昇圧電圧VPPを含む。この温度補償された基準電圧を利用することにより、高精度に電圧レベルが調整されかつ温度特性が補償された安定な内部電圧VINを生成する。この内部電圧VINの温度特性は、広い温度範囲にわたって一定の電圧レベルに維持される温度特性であってもよく、温度上昇とともに電圧レベルが低下する負の温度特性を有していてもよい。内部電圧VINの利用される用途に応じて適当な温度特性に設定される。
図2は、図1に示す基準電圧発生回路1の構成を概略的に示す図である。図2において、基準電圧発生回路1は、定電流Icstを生成する定電流発生回路10と、この定電流Icstを電圧に変換して第1の基準電圧Vref0を生成する基準電圧I/V変換回路12と、この第1の基準電圧Vref0を分圧して第2の基準電圧Vrefを生成する分圧回路14を含む。
定電流発生回路10は、また、内部で定電圧VIIおよびバイアス電圧BiasLを生成する。これらの電圧VIIおよびBiasLは、定電流Icst生成時に、この定電流Icstに基づいて生成される。
基準電圧I/V変換回路12は、定電流発生回路10の生成する定電流Icstの温度特性を補償して、目標電圧レベルよりも高い電圧レベルの第1の基準電圧Vref0を生成する。
分圧回路14は、第1の基準電圧Vref0を抵抗分割して抵抗分割電圧Vref1を生成する抵抗分割型中間電圧分圧回路15と、この抵抗分割された電圧Vref1を目標値の電圧レベルに微調整し、かつ大きな電流駆動能力で基準電圧Vrefを伝達する電圧変換回路17とを含む。
抵抗分割型中間電圧分圧回路15は、直列抵抗体により構成され、基準電圧Vref0を抵抗分割して分圧電圧Vref1を生成する。従って、抵抗分割型中間電圧分圧回路15においては、温度特性の調整は行なわれず(抵抗分割では温度特性は変化しない)、単に第1の基準電圧Vref0の電圧レベルの変換が行なわれる。基準電圧I/V変換回路12および/または電圧変換回路17において、この生成する基準電圧Vref0および/またはVREFの温度特整を調整する。
図3は、図2に示す基準電圧発生回路1の具体的構成を示す図である。図3において、基準電圧I/V変換回路12は、定電流発生回路10からの内部電圧VIIを電源電圧として受け、定電流Icstに従って定電流をノードND1に供給するPチャネルMOSトランジスタQ1と、ノードND1と接地ノードの間に直列に接続されるとともにそれぞれのゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタQ2−Q5を含む。これらのMOSトランジスタQ2−Q5それぞれに対しては、溶断可能なリンク素子などのプログラマブル短絡素子FL2−FL5が設けられており、MOSトランジスタQ2−Q5を選択的に短絡することにより、その合成抵抗値を調整して、ノードND1に生成される第1の基準電圧Vref0の電圧レベルを設定する。
また、これらのMOSトランジスタQ2−Q5は、各々、チャネル抵抗が温度特性を有しており、温度の上昇とともに、そのチャネル抵抗が上昇する正の温度特性を有している。一方、定電流発生回路10からの定電流Icstは、温度上昇とともに、その電流値が減少する負の温度特性を示している。これらのMOSトランジスタQ2−Q5を利用することにより、基準電圧Vref0の温度特性を調整する。
抵抗分割型中間電圧分圧回路15においては、この基準電圧Vref0の電流駆動力をできるだけ小さくして、基準電圧I/V変換回路12の消費電流を低減するために、前処理回路として、第1の基準電圧Vref0を受けるカレントミラー型ボルテージフォロワ回路18が設けられる。抵抗分割処理は、このカレントミラー型ボルテージフォロワ回路18の出力電圧Vref0aを抵抗により分圧する抵抗分割部19により行われる。
カレントミラー型ボルテージフォロワ回路18は、外部電源ノードとノードND2の間に接続されかつそのゲートがノードND2に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ6と、外部電源ノードとノードND3の間に接続されかつそのゲートがノードND2に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ7と、ノードND2とノードND4の間に接続されかつそのゲートに第1の基準電圧Vref0を受けるNチャネルMOSトランジスタQ8と、ノードND3とノードND4の間に接続されかつそのゲートがノードND3に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ9と、ノードND4と接地ノードの間に接続されかつそのゲートにバイアス電圧BiasLを受けるNチャネルMOSトランジスタQ10を含む。
MOSトランジスタQ6およびQ7がカレントミラー段を構成し、MOSトランジスタQ8およびQ9が差動段を構成する。このMOSトランジスタQ9が、ゲートおよびドレインがともにノードND3に接続され、MOSトランジスタQ7から供給される電流を電圧に変換して中間基準電圧Vref0aを生成する。
このカレントミラー型ボルテージフォロワ回路18は、差動増幅器において出力と負入力とが相互接続されるボルテージフォロア接続される差動増幅器により構成されており、Aを、このカレントミラー型ボルテージフォロワ回路(差動増幅器)18の利得とすると、次式で表わされる関係を有する中間基準電圧Vref0aを生成する。
Vref0a=A・Vref0
抵抗分割部19は、ノードND3と接地ノードの間に直列に接続される抵抗素子R1およびR2を有し、これらの接続ノードND5から、基準電圧Vref1が生成される。抵抗素子R1およびR2は、MOSトランジスタのチャネル抵抗、ポリシリコン抵抗、拡散抵抗などの抵抗材料で構成される。抵抗素子R1は、単位抵抗をRとして、m・Rの抵抗値を有し、抵抗素子R2は、抵抗値n・Rを有する。したがって、この基準電圧Vref1と中間基準電圧Vref0aとの間には、次式で示される関係が成立する。
Vref1=n・Vref0a/(m+n)
=n・A・Vref0/(m+n)
抵抗分割部19においては、抵抗素子R1およびR2の抵抗値の温度依存性が相殺されるため、基準電圧Vref1は、第1の基準電圧Vref0と同じ温度特性を有する。
電圧変換回路17は、カレントミラー型ボルテージフォロワ回路、すなわちボルテージフォロワ接続された差動増幅器で構成される。すなわち、この電圧変換回路17は、外部電源ノードとノードND7の間に接続されかつそのゲートがノードND6に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ11と、外部電源ノードとノードND7との間に接続されかつそのゲートがノードND6に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ12と、ノードND6およびND8の間に接続されかつそのゲートに基準電圧Vref1を受けるNチャネルMOSトランジスタQ13と、ノードND7とノードND8との間に接続されかつそのゲートがノードND7に接続されて、基準電圧VREFを生成するNチャネルMOSトランジスタQ14と、ノードND8と接地ノードの間に接続されかつそのゲートにバイアス電圧BiasLを生成するNチャネルMOSトランジスタQ15を含む。
MOSトランジスタQ11およびQ12がカレントミラー段を構成し、MOSトランジスタQ13およびQ14が差動段を構成する。MOSトランジスタQ14が電流/電圧変換素子として機能し、MOSトランジスタQ12から供給される電流を電圧に変換して基準電圧VREFを生成する。
この電圧変換回路17は、基準電圧Vref1のレベル調整および/または温度特性調整を行なって最終的な基準電圧VREFを生成し、かつこの基準電圧VREFの電流駆動供給能力を大きくするために設けられる。
消費電流に関して、基準電圧I/V変換回路12においては、定電流発生回路10の生成する定電流Icstが数μA(マイクロアンペア)の大きさであり、この基準電圧I/V変換回路12における消費電流は極めて小さい。
抵抗分割型中間電圧分圧回路15においては、数μAの電流が抵抗分割部19に流れ、カレントミラー型ボルテージフォロワ回路18は、その数倍程度の電流値で安定に動作して出力電圧レベルを制御することができる。たとえば、図3に示すように、MOSトランジスタQ6およびQ8を介して流れる電流をI1、MOSトランジスタQ7を介して流れる電流をI2、抵抗分割部19に流れる電流をI3とする。第1の基準電圧Vref0に対して、中間基準電圧Vref0aが0.1V低下したときを考える。MOSトランジスタQ8およびQ9のSファクタ(サブスレッショルド係数)が0.1V/decadeとする。ここで、Sファクタは、ドレイン電流が1桁変化するのに必要とされるゲート電圧であり、通常、次式で表わされる。
S=d(Vg)/d(logId)
ここで、Vgはゲート電圧を示し、logは常用対数を示し、Idはドレイン電流を示す。したがって、この場合、中間基準電圧Vref0aが、0.1V低下しており、そのドレイン電流が1桁変化する状態となっており、MOSトランジスタQ8およびQ9を流れる電流比が10:1であり、従って、次式が成立する。
I1=10・I2
I3=9・I2
カレントミラー型ボルテージフォロワ回路18を流れる電流は、I1+I2であり、従って、次式が満たされる。
I1+I2=11・I2
したがって、分割抵抗部19に流れる電流I3の約1.3倍(=11/9倍)の電流をカレントミラー型ボルテージフォロア回路18に流すことにより、この中間基準電圧Vref0aの電圧レベル低下を補償して、第1の基準電圧Vref0および中間基準電圧Vref0aの電圧レベルを等しくすることができる(カレントミラー型ボルテージフォロワ回路18がレシオレス回路であり、利得1であり、MOSトランジスタQ8およびQ9のサイズ(チャネル幅とチャネル長の比)が等しく、またカレントミラー段のMOSトランジスタQ6およびQ7のサイズが同じとき)。
したがって、定電流発生回路10の生成する定電流Icstを十分小さくすることにより、バイアス電圧BiasLの電圧も低く、これらのカレントミラー型ボルテージフォロワ回路18および17の駆動電流量を小さくすることができ、消費電流を低減することができる。
また、基準電圧VREFの温度特性の制御としては、種々の手法に従って温度特性調整を行なうことができる。たとえば、定電流発生回路10としてしきい値電圧差型カレントミラー回路を用いて定電流Icstを生成する場合を考える。しきい値電圧差方カレントミラー回路においては、しきい値電圧の異なるMOSトランジスタの一方のソースを電源ノードに接続し、他方のMOSトランジスタのソースを抵抗素子を介して電源ノードに接続する。これらのMOSトランジスタ対をカレントミラー型に接続しかつさらにカレントミラー型電流源を結合する。この構成の場合、定電流Icstは、次式で表わされる。
Icst=ΔVth/Zr
ここで、ΔVthは、抵抗素子Zrに電流を供給するためのカレントミラー型のMOSトランジスタのしきい値電圧の絶対値の差を示す。Zrは、抵抗素子の抵抗値を示す。
しきい値電圧差ΔVthは、その温度依存性が相殺されるため、この定電流発生回路10からの定電流Icstは、抵抗素子の抵抗値Zrの温度依存性を有し、この抵抗素子が、ポリシリコンまたは拡散抵抗などを用いて形成される場合、正の温度特性を有するため、定電流Icstは、温度上昇とともに低減する。一方、この基準電圧I/V変換回路12におけるMOSトランジスタQ2−Q5の合成抵抗値をZRとすると、第1の基準電圧Vref0は、次式で表わされる。
Vref0=ΔVth・ZR/Zr
したがって、この場合、抵抗ZRおよびZrの温度依存性が相殺されるように、基準電圧I/V変換回路12において合成抵抗ZRの値を調整すれば、電圧変換回路17においては、特に温度特性は調整されない。すなわち、レシオレス回路として、MOSトランジスタQ11およびQ12のサイズを同じとし、またMOSトランジスタQ13およびQ14のサイズを同じとすることにより、この電圧変換回路17では、温度特性の変更は行なわれない。抵抗分割型中間電圧分圧回路15においても、温度特性の調整は行なわれないため、最終的な基準電圧VREFの温度特性は、この基準電圧I/V変換回路12における温度特性調整により実現することができる。この場合、第1の基準電圧Vref0は、目標電圧よりも高い電圧レベルに設定しているため、MOSトランジスタQ2−Q5の合成抵抗ZRを、MOSトランジスタQ2−Q5の数を多く用いて調整することができ、高精度で温度特性の調整を行なうことができる。
また、基準電圧I/V変換回路12における温度調整と電圧変換回路17における温度特性調整を行なって、この温度特性の相殺を行なうこともできる。すなわち、電圧変換回路17において、MOSトランジスタQ13およびQ14のサイズ比を変更する(レシオを変更する)ことにより、最終基準電圧VREFにおいては、これらのMOSトランジスタQ13およびQ14のしきい値電圧Vthnがその電圧レベル決定係数として含まれる。このしきい値電圧Vthnは、温度上昇とともに、その絶対値が小さくなる負の温度係数を有している。したがって第1の基準電圧Vref0に対し正の温度依存性を持たせても、この電圧変換回路17における発生電圧の負の温度依存性により、最終基準電圧VREFの温度依存性を調整することができる。
このサイズ調整時においては、MOSトランジスタQ13およびQ14をそれぞれ、互いに並列に接続される単位トランジスタで構成し、これらの単位トランジスタの電流経路にヒューズ素子を設ける(単位トランジスタと直列にヒューズ素子を接続する)ことにより、選択的に、機能する単位トランジスタの数を調整して、MOSトランジスタQ13およびQ14のサイズ比を調整する。
なお、定電流発生回路10の構成としては、従来のしきい値電圧基準型定電流発生回路が用いられてもよく、またバンドギャップ基準電圧発生回路に利用される定電流発生回路が用いられてもよい。電圧VII、外部電源電圧VDDH(=VEX)と異なる内部の定電流Icstを利用して生成される安定な、第1の基準電圧Vrefよりも高い電圧レベルの内部電圧である。従って、基準電圧の温度特性の補償態様に応じて生成される停電竜Icstの温度特性が決定されればよく、温度依存性がない定電流が生成されても、後段の回路で温度特性の補償ができれば特に問題は生じない。目標電圧レベルよりも高い参照電圧を生成してこの温度特性が低電源電圧下においても行うことができればよい。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、定電流発生回路の定電流を用いて、目標電圧レベルよりも高い電圧レベルの基準電圧を生成し、これを抵抗分割した後、ボルテージフォロワで最終基準電圧Vrefを生成している。したがって、目標基準電圧レベルよりも高い電圧レベルの第1の基準電圧の温度特性を、低電源電圧下においても高精度で調整することができ、低電源電圧下においても、安定な電圧レベルの基準電圧を生成することができる。特に定電流が温度特性を有する場合には、レベル変換回路および最終のボルテージフォロアを用いて様々な態様で温度特性を調整することができる。
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2に従う内部電圧発生回路の構成を示す図である。図4においては、内部電圧生成回路2として、負電圧VBBを発生する回路が示される。この負電圧VBBは、対応のコア回路が、DRAMの場合、メモリセルアレイの基板へ印加され、また、負電圧ワード線構成の場合には、非選択ワード線または選択メインワード線(階層ワード線構成の場合)に伝達される。フラッシュメモリの場合には、この負電圧VBBは、消去または書込時に利用される。
図4において、内部電圧生成回路2は、基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFを抵抗分割する抵抗分割型検知レベル発生回路22と、抵抗分割型検知レベル発生回路22からの分割電圧VrefBと基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFとに従って、負電圧VBBのレベルを検出するレベル検知回路20と、レベル検知回路20の出力信号に従って選択的に内部クロック信号CLKを生成する内部クロック発生回路24と、内部クロック発生回路24からの内部クロック信号CLKに従って容量素子を用いたチャージャポンプ動作を行なって負電圧VBBを生成するポンプ回路26を含む。
抵抗分割型検知レベル発生回路22は、基準電圧VREFを受けるノードと接地ノードの間に直列に接続される抵抗素子R3およびR4を含む。これらの抵抗素子R3およびR4の接続ノードND23から、バイアス電圧VrefBが出力される。抵抗分割型検知レベル発生回路22においては、単に抵抗素子を用いて基準電圧VREFを分圧しており、この分割電圧VrefBは、基準電圧VREFと同じ温度特性を有し、したがって、基準電圧VREFが温度に依存しない場合には、同様、このバイアス電圧VrefBも、温度に依存しない電圧レベルとなる。
レベル検知回路20は、外部電源ノードとノードND20の間に接続されかつそのゲートがノードND20に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ20と、外部電源ノードとノードND21の間に接続されかつそのゲートがノードND20に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ21と、ノードND20と負電圧ノードとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ22およびQ24と、ノードND21およびND23の間に接続されかつそのゲートに基準電圧VREFを受けるNチャネルMOSトランジスタQ23を含む。
MOSトランジスタQ22は、そのゲートに基準電圧VREFを受け、MOSトランジスタQ24は、そのゲートにバイアス電圧VrefBを受ける。
外部電源ノードには、外部電源電圧VDDH(=VEX)が供給される。
このレベル検知回路20においては、MOSトランジスタQ20およびQ21がカレントミラー回路を構成しており、外部電源ノードから同じ大きさの電流を流す。直列接続されるMOSトランジスタQ22およびQ24には、同じ大きさの電流が流れる。MOSトランジスタQ24において、そのゲート−ソース間電圧(VrefB−VBB)が、MOSトランジスタQ23のゲート−ソース間電圧(VREF−VrefB)よりも大きい場合には、MOSトランジスタQ24にはMOSトランジスタQ23よりも大きな電流が流れる。同様、MOSトランジスタQ22のゲート−ソース間電圧が、MOSトランジスタQ23のゲート−ソース間電圧よりも大きい場合には、MOSトランジスタQ22には、MOSトランジスタQ23よりも大きな電流が流れる。したがって、MOSトランジスタQ22およびQ24のゲート−ソース間電圧が、ともに、MOSトランジスタQ23のゲート−ソース間電圧よりも大きい場合には、このレベル検知回路20の出力信号がHレベルとなり、逆の場合には、レベル検知回路20の出力信号はLレベルとなる。したがって、このレベル検知回路20の負電圧VBBの検出レベルは、次式で表わされる。
VREF−VrefB=VrefB−VBB
VBB=2・VrefB−VREF…(1)
抵抗分割型検知レベル発生回路22の分圧比をnとすると、バイアス電圧VrefBは、次式で与えられる。
VrefB=n・VREF…(2)
ただし、
n=R4/(R3+R4),0<n<1
上式(1)および(2)から、負電圧VBBは、次式(3)で与えられる。
VBB=(2n−1)VREF…(3)
したがって、負電圧VBBの電圧レベルは、基準電圧VREFおよび分圧比nで決定される。負電圧VBBの発生可能電圧範囲は、MOSトランジスタQ22−Q24のしきい値電圧をVthnとすると、次式で表わされる。
−VREF<VBB<VrefB−Vthn<VREF−Vthn
負電圧VBBに、温度特性を持たせる場合には、基準電圧VREFに、温度特性を持たせることにより、上式(3)に従って、負電圧VBBにも、同様の温度特性を持たせることができる。
この負電圧VBBの電圧レベルは、適用用途に応じて、抵抗分割型検知レベル発生回路22における分圧比nを調整することにより設定される。
図5(A)は、抵抗分割型検知レベル発生回路22の分圧比を調整する構成の一例を示す図である。図5(A)においては、抵抗素子R3およびR4を構成する単位抵抗素子Rを代表的に示す。抵抗素子R3およびR4においては、単位抵抗素子が直列に接続される。この単位抵抗素子Rと並列に、溶断可能なリンク素子LKが接続される。リンク素子LKの非溶断時、単位抵抗素子Rが短絡され、実質的に抵抗値0となる。一方、このリンク素子LKが溶断されると、抵抗素子Rが機能し、抵抗値Rが付加される。したがって、リンク素子LKを選択的に溶断/非溶断状態に設定することにより、これらの抵抗素子R3およびR4それぞれの抵抗値を調整することができ、応じて分圧比nを調整することができる。
図5(B)は、抵抗分割型検知レベル発生回路22の分圧比調整のための他の構成を示す図である。図5(B)においても、抵抗素子R3およびR4それぞれを構成する単位抵抗素子Rを代表的に示す。この単位抵抗素子Rと並列に、ゲートに制御信号CTLを受けるスイッチングトランジスタTRが接続される。スイッチングトランジスタTRのオン抵抗は、単位抵抗素子Rに比べて十分小さい。したがって、制御信号CTLに従って選択的にスイッチングトランジスタTRを導通状態/非導通状態に設定することにより、この単位抵抗素子Rの付加および削除の状態を実現でき、応じて抵抗素子R3およびR4の抵抗値を調整することができる。
制御信号CTLは、ヒューズプログラム回路によりプログラムされた信号をデコードして生成されてもよく、また、モードレジスタに固定的に、この制御信号が格納されてもよい。
図6は、図4に示すレベル検知回路20のMOSトランジスタQ22−Q24の平面レイアウトを概略的に示す図である。MOSトランジスタQ22は、N型のボトムウェル30a表面に形成されるP型ウェル31a表面に形成される。このMOSトランジスタQ22は、Pウェル31a表面に形成される活性領域32aと、この活性領域32aのソース/ドレイン不純物領域の間の領域上に活性領域32aを横切るように形成されるゲート電極33aを含む。活性領域32aは、ソース不純物領域、ドレイン不純物領域およびゲート電極33a下のチャネル形成領域を含む。
MOSトランジスタQ23も、同様、N型ボトムウェル30b表面に形成されるP型ウェル31b内に形成される。このMOSトランジスタQ23は、P型ウェル31b表面に形成される活性領域32bと、この活性領域32b横切るようにソース/ドレイン不純物領域の間の領域に形成されるゲート電極33bを含む。この活性領域32bのゲート電極33bの両側にソース不純物領域およびドレイン不純物領域が形成される。
MOSトランジスタQ24は、同様、N型ボトムウェル30c表面に形成されるP型ウェル31c表面に形成される。このMOSトランジスタQ24は、活性領域32cと、この活性領域32cを横切るように配置されるゲート電極33cを含む。活性領域32cにおいてゲート電極33cの両側にそれぞれソース不純物領域およびドレイン不純物領域が形成される。
これらのMOSトランジスタQ22−Q24を、N型ボトムウェル30a、30b、および30cで互いに分離し、個々の、P型ウェル31a、31bおよび31c内に形成することにより、これらのMOSトランジスタQ22−Q24のバックゲート電位をソース電位と異ならせることができ、基板効果(バックゲートバイアス効果)を生じさせることなく、正確なレベル検出を行なう。
また、これらのN型ボトムウェル30a、30bおよび30cは、それぞれ幅がWbtm、長さがLbtmで等しく、またP型ウェル31a、31bおよび31cの幅および長さは、それぞれ、WnwlおよびLnwlに等しくし、また、トランジスタQ22−Q24それぞれについても、チャネル幅およびチャネル長を、それぞれ、WおよびLに等しくする。これらのMOSトランジスタQ22−Q24は、P型半導体基板上に、同じ方向を向いて整列して配置され、したがって、平面レイアウトとしては、これらのトランジスタQ22−Q24は、互いに平行移動したレイアウトを有し、基板からのノイズの影響を同じとする。
図7は、図6に示すMOSトランジスタQ22−Q24の各々の断面構造を概略的に示す図である。図7において、P型半導体基板35表面に、N型ボトムウェル30が形成され、このN型ボトムウェル30表面に、P型ウェル31が形成される。このP型ウェル31表面に、N型不純物領域32−1および32−2が形成され、これらの不純物領域32−1および32−2の間のチャネル領域上にゲート電極33が形成される。このP型ウェル31は、MOSトランジスタ(Q22−Q24)のバックゲートを構成し、P型不純物領域36を介して、ソースノードSおよび不純物領域32−1に接続される。ゲート電極33へは、そのゲートノードGを介して図4に示す基準電圧VREFまたはバイアス電圧VrefBが与えられ、不純物ノード32−2は、ドレインノードDを介して対応の内部ノードに接続される。この図7に示す構造が、MOSトランジスタQ22-Q24それぞれに対して設けられる。
Nウェル30を利用することにより、MOSトランジスタQ22−Q24各々を分離して、MOSトランジスタQ22−Q24のバックゲート領域(Pウェル31)をソース領域と接続して、バックゲートバイアス効果(基板効果)をなくすことができる。
N型ボトムウェル30、P型ウェル31のサイズおよびMOSトランジスタQ22−Q24のサイズ(チャネル幅とチャネル長との比)をすべて同じとすることにより、P型半導体基板35で生成されたノイズが、これらのMOSトランジスタQ22−Q24へ及ぼす影響を同じとすることができ、ノイズの影響を相殺することができる。
[変更例]
図8は、この発明の実施の形態2の変更例の構成を概略的に示す図である。図8に示す構成においては、負電圧VBBが、ローパスフィルタ40を介してレベル検知回路20へ伝達される。このレベル検知回路20は、図4に示すレベル検知回路20と同じ構成を備える。ローパスフィルタ40は、たとえば、抵抗および容量素子で構成され、負電圧VBBの変動およびノイズ成分を除去する。これにより、レベル検知回路20において、安定に、負電圧VBBのレベルを検出することができ、不必要に、ポンプ回路26(図4参照)のポンプ動作の活性/非活性を制御することが抑制され、負電圧VBBを安定に所望の電圧レベルに維持することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、基準電圧を抵抗分割し、基準電圧と抵抗分割電圧とに基づいて負電圧のレベルを検出して、負電圧発生動作を制御している。したがって、所望の温度特性を有する所望の電圧レベルの負電圧を、安定に生成することができる。
[実施の形態3]
図9は、この発明の実施の形態3に従う内部電圧生成回路2の構成を概略的に示す図である。図9において、内部電圧生成回路2は、基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFに基づいて昇圧電圧VPPのレベルを検出するレベル検出回路50と、レベル検出回路50の出力信号に従って選択的に活性化され、活性化時、所定の周期の内部クロック信号を発生する内部クロック発生回路52と、内部クロック発生回路52からの内部クロック信号に従って容量素子のチャージャポンプ動作を利用して昇圧電圧VPPを生成する昇圧ポンプ回路54を含む。
この昇圧電圧VPPは、外部から供給される電源電圧VDDH(=VEX)よりも高い電圧レベルである。内部クロック発生回路52が活性化時生成するクロック信号は、周波数がたとえば250MHzと高い周波数である。
図10は、図9に示すレベル検出回路50の構成の一例を示す図である。図10において、レベル検出回路50は、昇圧電圧VPPを抵抗分割する抵抗分割回路55と、この抵抗分割回路55の出力電圧DVPPと基準電圧VREFとを比較する比較回路57を含む。
抵抗分割回路55は、昇圧電圧ノードと接地ノードの間に直列に接続される抵抗素子R5およびR6を含む。比較回路57は、基準電圧VREFが、この抵抗分割電圧DVPPよりも高いときには、その出力信号OUTをHレベルに駆動し、基準電圧VREFよりも抵抗分割電圧DVPPが高い場合には、出力信号OUTをLレベルに設定する。
この図10に示す構成の場合、抵抗分割回路55の分圧比を1/m(m>1)とすると、昇圧電圧VPPは、次式で示される電圧レベルに維持される。
VPP=m・VREF、
1/m=R6/(R5+R6)
したがって、抵抗素子R5およびR6の抵抗比を適当な値に設定することにより、所望の電圧レベルの昇圧電圧を生成することができる。また、抵抗分割回路55は、温度特性の変更は行なわないため、基準電圧VREFと同様の温度特性を有する昇圧電圧を生成することができる。抵抗分割回路55における抵抗分割比の調整のための構成としては、図5(A)および(B)に示す構成を利用することができる。
内部クロック発生回路52は、例えばリングオシレータで構成され、レベル検出回路50の出力信号に従って選択的に発振動作が活性/非活性化される。
図11は、図9に示す昇圧ポンプ回路54の構成を示す図である。図11において、昇圧ポンプ回路54は、内部クロック発生回路52からの内部クロック信号CLKに従って3相のポンプ制御信号GTE、PRG、およびSRCを生成する遅延制御回路60と、ポンプ制御信号GTEに従ってノードND30へチャージャポンプ動作を行なう容量素子C1と、ポンプ制御信号PRGに従って、ノードND32に対するチャージャポンプ動作を行なう容量素子C2と、ポンプ制御信号SRCに従ってノードND34に対してチャージャポンプ動作を行なう容量素子C3と、ノードND32の電圧レベルに従って選択的に導通し、導通時、外部電源電圧VDDHをノードND30へ伝達するNチャネルMOSトランジスタQ30と、ダイオード接続されて、ノードND32の下限電圧レベルを電圧VDDH−VTHNの電圧レベルにクランプするNチャネルMOSトランジスタQ32と、ノードND32の電圧レベルに従って選択的に導通し、導通時、ノードND34へ外部電源電圧VDDHを伝達するNチャネルMOSトランジスタQ34と、ノードND30の電圧レベルに従って選択的に導通し、導通時、ノードND34から出力ノードへ正電荷を伝達して昇圧電圧VPPを生成するNチャネルMOSトランジスタQ36を含む。ここで、VTHNは、MOSトランジスタQ32のしきい値電圧を示す。
容量素子C1−C3は、それぞれ、MOSキャパシタで構成される。高速でチャージャポンプ動作を行なうため、これらの容量素子C1−C3は、それぞれ、そのゲート容量を小さくし、また、高速でチャネルを形成するため、チャネル長さLが、たとえば2μmと小さくされる。MOSキャパシタで構成される容量素子C1−C3それぞれのチャネル長さLを、2μm以下に設定することにより、たとえば250MHz程度の高速クロック信号に従ってチャージャポンプ動作を行なう場合においても、高速クロック信号に追随してチャネルを形成することができる。
また、MOSトランジスタQ34は、そのバックゲートが、接地ノードに接続される。これにより、後に詳細に説明するようにオフ状態時において、外部電源電圧VDDHがさらに上昇しても、外部電源電圧VDDHの上昇が、オフ状態のMOSトランジスタQ34を介してノードND34へ伝達され、昇圧電圧VPPの電圧レベルがさらに上昇するのを防止することができる。
図12は、図11に示す昇圧ポンプ回路54の動作を示すタイミング図である。以下、図12を参照して、この図11に示す昇圧ポンプ回路54の動作について説明する。
遅延制御回路60は、内部クロック発生回路52からの内部クロック信号CLKに従って、振幅VDDHのポンプ制御信号PRG、SRCおよびGTEを生成する。この遅延制御回路60は、内部クロック信号CLKの立上がりおよび立下がりに対する遅延時間を調整して、これらのポンプ制御信号PRG、SRCおよびGTEを生成する。
時刻t0において、ポンプ制御信号SRCおよびGTEがともにLレベルのときに、ポンプ制御信号PRGがHレベルからLレベルに低下する。このポンプ制御信号PRGの立下がりに応答して、容量素子C2のチャージャポンプ動作によりノードND32の電圧レベルがVDDH低下する。しかしながら、このノードND32は、MOSトランジスタQ32により、電圧VDDH−VTHNの電圧レベルに維持される。
MOSトランジスタQ32においてバックゲートが、外部電源ノードに接続されていても、しきい値電圧VTHNは、PN接合における順方向降下電圧以下の電圧レベルであり、MOSトランジスタQ32のバックゲートからノードND32へ電荷が流出するのは、確実に防止される。
ポンプ制御信号SRCおよびGTEは、それぞれ、Lレベルであり、ノードND34およびND30は、それぞれ、先のサイクル完了時においてプリチャージされた外部電源電圧VDDHレベルに維持される。
また、ノードND32の電圧レベルが、電圧VDDH−VTHNに低下すると、MOSトランジスタQ30がオフ状態となる。同様、MOSトランジスタQ34も、オフ状態となる。
時刻t1において、ポンプ制御信号SRCがLレベルからHレベルに立上がると、容量素子C3のチャージポンプ動作により、ノードND34の電圧レベルが、電圧VDDH上昇し、電圧2・VDDHレベルとなる。
次いで、時刻t2において、ポンプ制御信号GTEがHレベルに立上がると、容量素子C1のチャージポンプ動作により、ノードND30の電圧レベルが、電圧VDDHから高電圧2・VDDHレベルとなり、MOSトランジスタQ36が導通し、ノードND34から、出力ノードへ正電荷が伝達される。この正電荷の移動に伴って、ノードND34の電圧レベルが低下し、出力ノードの電圧レベルとノードND34の電圧レベルが等しくなった時点で、正電荷の移動が停止する。
時刻t3において、ポンプ制御信号GTEがHレベルからLレベルに立下がり、容量素子C1のチャージポンプ動作により、ノードND30の電圧レベルが高電圧2・VDDHから電圧VDDHレベルに低下し、MOSトランジスタQ36がオフ状態となる。
時刻t4において、ポンプ制御信号SRCがHレベルからLレベルに低下し、容量素子C3のチャージポンプ動作により、ノードND34の電圧レベルが、電圧VDDH低下する。
時刻t5において、ポンプ制御信号PRGがHレベルに立上がると、容量素子C3のチャージポンプ動作により、ノードND32の電圧レベルが、2・VDDH−VTHNの電圧レベルに上昇し、MOSトランジスタQ30およびQ34が導通し、ノードND30およびND34がそれぞれ、外部電源電圧VDDHレベルにプリチャージされる。
以降、これらの一連の動作を繰返すことにより、昇圧電圧VPPとしては、最大2・VDDH−VTHNのレベルの電圧を発生することができる。ここで、VTHNは、MOSトランジスタQ36のしきい値電圧を示す。
図13は、図11に示すMOSトランジスタQ34の断面構造を概略的に示す図である。図13において、MOSトランジスタQ34は、半導体基板65表面に形成されるN型ボトムウェル66内のP型ウェル67内に形成される。MOSトランジスタQ34は、このPウェル67表面に間をおいて形成されるN型不純物領域68aおよび68bと、この不純物領域68aおよび68bの間の領域上に形成されるゲート電極70を含む。P型ウェル67は、その表面に形成されるP型不純物領域69を介して接地ノードに結合される。すなわち、MOSトランジスタQ34のバックゲートが、接地ノードに接続される。
不純物領域68bは、外部電源ノード(VDDH)に接続され、ゲート電極70が、ノードND32に接続され、不純物領域68aが、ノードND34に接続される。
P型ウェル67が、接地ノードに接続されており、不純物領域68bとP型ウェル67は、逆バイアス状態にあり、この不純物領域68bおよびP型ウェル67の間は常時非導通状態に維持される。したがって、ノードND32の電圧レベルがVDDH−VTHであり、MOSトランジスタQ34がオフ状態のとき、たとえ外部電源電圧VDDHの電圧レベルが上昇しても、外部電源電圧VDDHが、ノードND34へ伝達されるのが防止される。
すなわち、不純物領域69が外部電源ノードVDDHに接続されている場合、外部電源ノードの電圧VDDHがノイズなどの影響により上昇すると、MOSトランジスタQ34がオフ状態であっても、P型ウェル67と不純物領域68aの間のPN接合が順バイアス状態となり、この外部電源電圧VDDHの上昇した電圧レベルが、ノードND34へ伝達され、ノードND34の電圧レベルが上昇する。ノイズ成分などにより、ノードND34の電圧レベルが上昇した後にポンプ制御信号SRCに従って、ノードND34へチャージポンプ動作を行なった場合、ノード34の電圧レベルがさらに上昇し、応じて、昇圧電圧VPPの電圧レベルが上昇する。
この昇圧電圧VPPは、例えば、メモリ回路においてワード線駆動回路へ伝達される(DRAMの場合)。この状態において、ワード線駆動回路のMOSトランジスタに印加される電圧レベルが上昇し、このMOSトランジスタに絶縁破壊が生じる可能性がある。特に、加速テストなどにより、昇圧電圧VPPの電圧レベルを上昇させる場合、外部電源電圧VDDHの電圧レベルが上昇し、さらに高い電圧レベルに設定されるため、加速テスト時に、このような外部電源ノードのノイズなどにより昇圧電圧VPPの電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタの絶縁破壊が生じる可能性がある。内部ノードプリチャージ用のMOSトランジスタQ34のバックゲートを接地ノードに接続することにより、このような外部電源電圧VDDHにおけるノイズなどによる電圧上昇が内部ノードに伝達されるのを、確実に防止することができる。
[変更例]
図14は、この発明の実施の形態3に従う内部電圧生成回路の変更例の構成を概略的に示す図である。図14においては、昇圧ポンプ回路54−1〜54−kが並列に設けられ、これらの昇圧ポンプ回路54−1〜54−kは、それぞれ共通に昇圧電圧伝達線72に結合される。これらの昇圧ポンプ回路54−1〜54−kそれぞれに対応して、レベル検出回路50−1〜50−kが設けられる。また、これらのレベル検出回路50−1〜50−kそれぞれに対応して内部クロック発生回路52−1〜52−kが設けられる。レベル検出回路50−1〜50−kに対して共通に基準電圧VREFが供給される。
これらの昇圧ポンプ回路54−1〜54−kは、図11に示す昇圧ポンプ回路54と同一構成を有する。レベル検出回路50−1〜50−kは、それぞれ、図10に示すレベル検出回路50と同様の構成を有する。内部クロック発生回路52−1〜52−kは、それぞれ、内部クロック発生回路52と同様の構成を有し、例えばリングオシレータでそれぞれ構成される。
すなわち、図14に示す構成においては、図9に示すレベル検出回路50、内部クロック発生回路52および昇圧ポンプ回路54を1つのモジュールとして、複数のモジュールが並列に配置される。内部クロック発生回路52−1〜52−kが生成する内部クロック信号が高速のポンプクロック信号でも、昇圧電圧発生回路の系全体の応答を高速化する。すなわち、昇圧ポンプ回路54−1〜54−kそれぞれの出力ノードの電圧レベルを、対応のレベル検出回路50−1〜50−kで検出し、その検出結果に基づいて内部クロック発生回路52−1〜52−kのクロック発生動作を制御する。1つのレベル検出回路および内部クロック発生回路に対し複数の昇圧ポンプ回路を設ける構成に比べて、配線容量を低減することができ、ポンプ動作制御の応答速度を速くすることができる。また、レベル検出回路50−1〜50−kからそれぞれ対応の昇圧ポンプ回路54−1〜54−kまでの配線長を短くすることができ、応答時間を短くすることができる。
なお、レベル検出回路50−1〜50−kそれぞれにおいては、共通に基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFが与えられて、この基準電圧VREFに基づいて、昇圧電圧VPPのレベル検出が行なわれる。
[変更例2]
図15は、この発明の実施の形態3の変更例2に従う昇圧電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。図15においては、レベル検出回路50−1〜50−kそれぞれと対応の昇圧ポンプ回路54−1〜54−kの間に、内部クロック発生回路52からの内部クロック信号CLKと対応のレベル検出回路50−1〜50−kの出力信号とを受けるゲート回路74−1〜74−kが設けられる。これらのゲート回路74−1〜74−kの出力信号に従って、対応の昇圧ポンプ回路54−1〜54−kにおけるポンプ動作が制御される。この図15に示す昇圧電圧発生回路の他の構成は、図14に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参照符号を付し、その詳細説明は省略する。
この図15に示す構成の場合、レベル検出回路50−1〜50−kと対応の昇圧ポンプ回路54−1〜54−kの間には、1段のゲート回路74−1〜74−kが設けられるだけであり昇圧電圧VPPのレベル検出に対する、ポンプ動作の応答を速くすることができ、レベル検出結果に応じて、高速でポンプ動作の活性/非活性を制御することができる。
なお、図15に示す構成において、内部クロック発生回路52が、昇圧ポンプ回路54−1〜54−kに対し共通に設けられている。この内部クロック発生回路52からの内部クロック信号CLKの配線長が長くなる場合には、内部クロック信号CLKを受けるリピータがクロック信号線に設けられてもよい。内部クロック信号CLKの波形鈍りを生じさせることなく、ポンプクロック信号を、各ゲート回路74−1〜74−kへ正確に伝達することができる。
以上のように、この発明の実施の形態3に従えば、昇圧電圧を生成するポンプ回路のポンプキャパシタのチャネル長を短くし、また昇圧電圧ノードプリチャージ用のMOSトランジスタのバックゲートを接地ノードに接続しており、高速のポンプクロック信号に従って安定に、所望の電圧レベルの昇圧電圧VPPを生成することができる。
また、レベル検出回路および昇圧ポンプ回路をそれぞれ1対1の対応関係で配置しており、レベル検出に対する応答動作制御の応答を速くすることができ、高速クロック信号に動作して、所望の電圧レベルに昇圧電圧VPPのレベルを維持することができる。
[実施の形態4]
図16は、この発明の実施の形態4に従う内部電圧生成回路の構成の一例を示す図である。図16において、内部電圧生成回路2は、基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFを分圧して0.6Vから1,2Vの範囲の参照電圧VrefFを生成する分圧回路80と、分圧回路80からの参照電圧VrefFを、さらに、分圧する分圧回路82と、分圧回路82の出力電圧VrefF/2に従って低電圧VFBを生成するドライブ回路84を含む。低電圧VFBは、0、3Vから0.6Vの範囲のレベルの電圧である。
分圧回路80は、基準電圧VREを受ける直列に接続される抵抗素子R5およびR6と、抵抗素子R5およびR6の接続ノードの電圧をバッファ処理して参照電圧VrefFを生成するアナログバッファ81を含む。アナログバッファ81は、外部電源電圧VDDHと負電圧VBBを動作電源電圧として利用する。これにより、参照電圧VrefFが、たとえば0.4Vと低い場合においても、このアナログバッファ81において、確実に、内部のトランジスタを安定に動作させる。ここで、アナログバッファ81としては、たとえば、カレントミラー型差動増幅回路で構成される利得が1のボルテージフォロアが用いられてもよい。
分圧回路82は、参照電圧VrefFをその一方導通ノードおよびバックゲートに受け、そのゲートおよび他方導通ノードがノードN40に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ40と、ノードND40と接地ノードの間に接続されかつゲートが接地ノードに接続されかつバックゲートが接地ノードに接続されかつバックゲートがノードND40に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ41を含む。
これらのMOSトランジスタQ40およびQ41は、ゲート絶縁膜が薄いMOSトランジスタで構成され、そのしきい値電圧は十分低い値に設定される。
MOSトランジスタQ40およびQ41において、バックゲートをソースよりも高い電圧レベルに設定することにより、これらのMOSトランジスタQ40およびQ41のしきい値電圧をより低くすることができる。この状態においては、MOSトランジスタQ40およびQ41は、正のバックゲートバイアス状態であり、ゲート−ソース間電圧Vgsが0Vであっても、負または接地電圧レベルのバックゲートバイアス電圧印加状態に比べて、同じドレイン電圧条件下においてより多くの電流を流すことができる。この状態における電流は、サブスレッショルド電流であり、極めて小さな電流である。MOSトランジスタQ40およびQ41のこの状態における弱い反転状態のチャネル領域の抵抗値は互いに等しく、したがって、参照電圧VrefFを1/2倍した電圧(1/2)VrefFを、安定に低消費電流で、低い電圧レベルの参照電圧VrefFから生成することができる。
参照電圧VrefFが、たとえば0.6Vから1.2Vであれば、MOSトランジスタQ4によりQ41において、バックゲートバイアス電圧が、0.3Vから0.6Vであり、このバックゲートと不純物領域との間のPN接合は、その順方向降下電圧がたとえば0.6Vであり、十分オフ状態に維持される。
ドライブ回路84は、外部電源ノードとノードND41の間に接続されかつそのゲートがノードND40に接続されるPチャネルMOSトランジスタQ42と、外部電源ノードとノードND42の間に接続されかつそのゲートに低電圧VFBを受けるPチャネルMOSトランジスタQ43と、ノードND41と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND42に接続されるNチャネルMOSトランジスタQ44と、ノードND42と接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND42に接続されるNチャネルMOSトランジスタと、低電圧出力ノードと接地ノードの間に接続されかつそのゲートがノードND42に接続されるNチャネルMOSトランジスタ46を含む。
この低電圧出力ノードには、図示しない例えば抵抗接続されるPチャネルMOSトランジスタで構成される電流源または抵抗素子が接続され、電源ノードから電流が供給される。MOSトランジスタQ46は、電流/電圧変換素子として機能する。
このドライブ回路84においては、MOSトランジスタQ42およびQ43により分圧電圧VrefF/2と低電圧VFBが比較される。低電圧VFBの電圧レベルが、電圧VrefF/2よりも高い場合には、MOSトランジスタQ43を流れる電流量が低下し、応じてMOSトランジスタQ45を介して流れる電流が低下する。応じて、MOSトランジスタQ46を介して流れる電流量が低下し、そのドレイン−ソース間電圧が低下し、したがって、MOSトランジスタQ46のドレイン電位、すなわち低電圧VFBが低下する。
一方、低電圧VFBが、目標電圧VrefF/2よりも低い場合には、MOSトランジスタQ43を介して流れる電流が増加し、応じてMOSトランジスタQ45を介して流れる電流が増加する。応じて、ノードND42の電圧レベルが上昇し、MOSトランジスタQ46を介して流れる電流が増加し、MOSトランジスタQ46のドレイン電圧、すなわち低電圧VFBが上昇する。これにより、低電圧VFBを、目標電圧VrefF/2の電圧レベルに正確に維持することができる。
分圧回路80においては、基準電圧VREFの温度特性を変更することなく、参照電圧VrefFを生成しており、また分圧回路82においても、同様、その参照電圧VrefFの温度特性を変更することなく、目標電圧VrefF/2を生成している。したがって、基準電圧VREFと同じ温度特性を有する低電圧VFBを、安定に、低電源電圧下においても生成することができる。
[実施の形態5]
図17は、この発明の実施の形態5に従う内部電圧生成回路2の構成を概略的に示す図である。図17において、内部電圧生成回路2は、基準電圧VREFを分圧する抵抗分割回路90と、この抵抗分割回路90の出力する参照電圧VrefDを所定値±αシフトするレベルシフタ91と、最終分圧電圧Vdivを所定値±αシフトするレベルシフタ92と、これらのレベルシフタ91および92の出力電圧をそれぞれ比較する比較回路93および94と、比較回路93の出力信号に従って外部電源ノードから出力ノード97へ電流を供給するPチャネルMOSトランジスタ95と、比較回路94の出力信号に従って、出力ノード97から接地ノードへ電流を放電するNチャネルMOSトランジスタ96を含む。
抵抗分割回路90は、直列に接続される抵抗素子R7およびR8を含み、これらの抵抗素子R7およびR8の抵抗比に従って分圧動作を行なって、参照電圧VrefDを生成する。この抵抗分割回路90においても、抵抗素子R7およびR8の抵抗値は調整可能である(図5(A)および図5(B)参照)。
レベルシフタ91および92は、その構成は後に詳細に説明するが、ゲート絶縁膜の厚いMOSトランジスタで構成され、そのしきい値電圧の絶対値が比較的大きい値に設定される。これらのレベルシフタ91および92のレベルシフト動作により、比較回路93および94に与えられる電圧レベルを調整することにより、生成電圧Vdivが比較回路39および94の検知限界に近い電圧(差動段トランジスタのしきい値電圧付近)の電圧であっても、比較回路93および94を最も感度の高い領域で動作させることができ、参照電圧VrefDの電圧レベルを所望の電圧レベルに正確に設定することができる。この抵抗分割回路90の分圧比をn(0<n<1)とすると、参照電圧VrefDは、次式で与えられる。
VrefD=n・VREF
比較回路93および94としては、図16に示すPチャネルMOSトランジスタで差動段を形成する構成および図3に示すようにNチャネルMOSトランジスタで差動段を形成する構成が、その目標電圧レベルに応じて適宜選択して利用される。
比較回路93は、レベルシフタ92の出力電圧Vdiv±αが、レベルシフタ91の出力電圧VrefD±αよりも高いときには、MOSトランジスタ95をオフ状態とし、逆の場合には、MOSトランジスタ95のコンダクタンスを増大させて、分圧電圧Vdivの電圧レベルを上昇させる。一方、比較回路94は、同様、レベルシフタ92の出力電圧Vdiv±αが、レベルシフタ91の出力電圧VrefD±αよりも高い場合には、MOSトランジスタ96のコンダクタンスを増大させて、出力ノード97から接地ノードへ電流を放電し、分圧電圧Vdivの電圧レベルを低下させる。一方、レベルシフタ92の出力電圧Vdiv±αが、レベルシフタ91の出力電圧VrefD±αよりも低い場合には、比較回路94は、MOSトランジスタ96をオフ状態とする。
したがって、レベルシフタ91および92のシフト量が等しい場合、分圧電圧Vdivは、参照電圧VrefDの電圧レベルに維持される。すなわち、分圧電圧Vdivは、次式で表わされる。
Vdiv=VrefD=n・VREF
このレベルシフタ91および92が、レベルシフト量が異なる場合、分圧電圧Vdivは、この基準電圧に対して次式で示される関係を満たす。
Vdiv=n・VREF−β
ただし、βはレベルシフタ91および92のシフト電圧の差を示す。
抵抗分割回路90において、その分圧比nを調整することにより、参照電圧VrefDの電圧レベルを調整する。この分圧比nの調整は、先の実施の形態1と同様、ヒューズプログラムなどの方法を用いて、抵抗素子R7およびR8の抵抗値を調整する。
図18(A)は、レベルシフタ91および92の構成の一例を示す図である。図18(A)において、レベルシフタは、電源ノードと出力ノードの間に接続されかつそのゲートに入力電圧Vinを受けるNチャネルMOSトランジスタNQと、出力ノードと接地ノードの間に接続される電流源99aを含む。このMOSトランジスタNQは、ソースフォロアモードで動作し、出力電圧Voutを、次式で示される電圧レベルに設定する。
Vout=Vin−VTHN
このMOSトランジスタNQは、ゲート絶縁膜の厚いMOSトランジスタであり、このしきい値電圧VTHNを比較的大きな値に設定することができ、出力電圧VOUTの電圧レベルを、そのしきい値電圧調整により、比較的広い範囲にわたって設定することができる。
図18(B)は、レベルシフタ91および92の他の構成を示す図である。図18(B)において、レベルシフタ(91,92)は、電源ノードと出力ノードの間に接続される電流源99bと、出力ノードと接地ノードの間に接続されかつそのゲートに入力電圧Vinを受けるPチャネルMOSトランジスタPQを含む。このPチャネルMOSトランジスタPQもソースフォロアモードで動作し、出力電圧Voutを、次式で示される電圧レベルに維持する。
Vout=Vin+VTHP
ここで、VTHPは、MOSトランジスタPQのしきい値電圧の絶対値を表す。
このMOSトランジスタPQも、ゲート絶縁膜の厚いMOSトランジスタで構成され、比較的そのしきい値電圧の範囲を所望の値に設定することができる。これらのNチャネルMOSトランジスタNQおよびPチャネルMOSトランジスタPQを適当に組合せて用いることにより、参照電圧VrefDおよび分圧電圧Vdivを比較回路93および94を最適な感度の高い領域に設定して、比較動作を行うことにより、最終の分圧電圧を、所望の目標電圧レベルに維持することができる。
図19は、図17に示す分圧電圧Vdivの不感帯を模式的に示す図である。実動作時においては、分圧電圧Vdivは、理想値n・VrefDからずれた上限値および下限値の間で変動することが許容される。これらの上限値および下限値の間の電圧レベルに対しては、MOSトランジスタ95および96は、ともにオフ状態に維持される。これにより、必要以上に、MOSトランジスタ95および96のオン/オフ動作を行なって、電流を消費するのを防止する。上限値は、比較回路94の出力信号により決定され、また下限値は、比較回路93の出力信号により決定される。これらの上限値および下限値を調整する場合、これらの比較回路93および94の差動段のMOSトランジスタのサイズ比(チャネル幅とチャネル長の比)を調整することにより、不感帯を最適な範囲に調整することができる。
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、基準電圧を抵抗分割して、レベルシフタを用いて、分圧電圧および参照電圧をシフトした後、比較回路で比較動作を行なって分圧電圧の電圧レベルを調整している。したがって、比較回路(93,94)の検知レベル限界付近(トランジスタのしきい値電圧レベル付近)の分圧電圧を生成する場合においても、正確にかつ安定に比較動作を行なって所望の電圧レベルの分圧電圧を生成することができる。
[実施の形態6]
図20は、この発明の実施の形態6に従う半導体集積回路装置の電源の配置を概略的に示す図である。図20において、この半導体集積回路装置は、半導体チップ100上に配置される複数のコア♯1−♯jを含む。これらのコア♯1−♯jは、ロジック、DRAM、SRAMおよび/またはフラッシュメモリなどのメモリ回路を含み、それぞれ所定の機能を実現する。
コア♯1に対し、電源回路102が配置される。この電源回路102は、スタンバイモジュールSBMとアクティブモジュール系回路ACM1を含む。スタンバイモジュールSBMは、基準電圧、および定電流発生回路またはDRAMの場合、基板バイアス電圧VBBを発生する回路およびビット線プリチャージ電圧VHFを発生する回路など、スタンバイサイクル時およびアクティブサイクル時常時動作し、電圧/電流を生成する消費電流の小さな回路を含む。スタンバイモジュールSBMが生成する電圧が、コア#1−#jにおいて共通に利用される。
アクティブモジュール系回路ACM1−ACMjは、対応のコアのアクティブサイクル時に消費される電圧を生成する回路を含むアクティブモジュールと、このアクティブモジュールの電圧発生回路が生成する電圧のレベルの調整および回路の動作制御を行なう制御回路を含む。このアクティブモジュールは、たとえばDRAMの場合、昇圧電圧VPPを発生する回路、および内部電源電圧を生成する内部降圧回路などを含む。制御回路は、発生電圧のレベルを検出するレベル検出回路と、レベル検出回路の出力信号に従ってポンプ用のクロック信号を生成するクロック発生回路、および内部降圧電源回路の活性/非活性を制御する回路などを含む。このアクティブモジュールは、動作サイクル指定信号に従ってスタンバイ時に非活性状態に維持されても良い。
これらのコア♯1−♯Jそれぞれにおいて、アクティブモジュール系回路ACM1−ACMjを配置することにより、各コアにおいて必要とされる電圧レベルを最適値に設定する。これらのスタンバイモジュールおよびアクティブモジュールにおける電圧発生回路としては、これまでの実施の形態1から5までにおいて説明した回路が用いられる。
また、この図20に示す構成の場合、スタンバイモジュールSBMが、コア♯1−♯jに共通に設けられ、このスタンバイモジュールSBMが生成する基準電圧および定電流が、コア♯1−♯jにおいて共通に利用される。したがって、各コアにスタンバイモジュールSBMをそれぞれ設ける必要がなく、面積を低減することができる。また、電圧レベルの調整時に電圧レベル設定のためのテストを行なうチューニングテスト時においても、スタンバイモジュールSBMは1つであり、各コアごとにスタンバイモジュールが生成する電圧レベルのチューニングテストを行なう必要なく、テスト時間を短縮することができる。
また、スタンバイサイクル時の消費電流(スタンバイ電流)も、コア♯1に対して設けられたスタンバイモジュールSBMに対して行なうだけでよく、スタンバイ電流(スタンバイDC電流)のテスト時間を短縮することができる。また、スタンバイモジュールSBMが、このコア♯1に対する電源回路102において設けられているだけである。スタンバイサイクル時に動作する回路は、スタンバイモジュールSBMだけであり、スタンバイサイクル時の電流(電源DC電流)を低減することができる。すなわち、コア♯2からコア♯jにおいては、スタンバイ状態時においては、電流消費は生じないため、電源DC電流をなくすことができ、この半導体集積回路装置100におけるスタンバイ状態時の消費電流を低減することができる。
図21は、スタンバイモジュールからの内部電圧を伝達するコア間の配線の配置の一例を示す図である。図21においては、スタンバイモジュールSBM内の回路としては、基準電圧発生回路1と、外部からの電源電圧(VDDH)の投入を検出する電源投入検出回路105とが代表的に示される。基準電圧VREFおよび電源投入検出信号PORが、図20に示すコア♯1−♯jの各回路およびアクティブモジュール系回路ACM2−ACMjへ伝達される。
配線長が長くなるため、コア間の配線部において、ノイズを低減するためのローパスフィルタ(LPF)110aおよび110bと、電圧の立上がりを速くするためのアナログバッファ112aおよび112bが、それぞれ設けられる。図21においては、コア♯iおよびコア♯(i+1)の間の配線部に設けられるローパスフィルタおよびアナログバッファを示す。しかしながら、コア♯2−♯jそれぞれの間の配線において、これらのローパスフィルタおよびアナログバッファが配置される。これにより、スタンバイモジュールSBMがコア♯1においてのみ配置される場合においても、コア♯2−♯jそれぞれに対して、基準電圧VREFおよび電源投入検出信号POR等のスタンバイモジュールSBMが生成する電圧を安定に伝達することができる。
なお、スタンバイモジュールSBMに含まれる他の負電圧発生回路および中間電圧発生回路の出力電圧に対しても同様、ローパスフィルタおよびアナログバッファが設けられる。また、配線の電圧伝達特性に従って、各電圧に対して、ローパスフィルタおよびアナログバッファの一方のみが配置されても良い。
[変更例1]
図22は、この発明の実施の形態6の変更例1に従う配線の配置を概略的に示す図である。図22において、スタンバイモジュールSBMからの電圧V1、V2およびV3をそれぞれ伝達する電圧伝達線120、121および122が、それぞれ配設される。図22においては、これらの電圧伝達線120−122は同層の配線で形成される場合を一例として示す。これらの電圧伝達線120−122の両側に同層に、接地電圧GNDに固定される配線127および128が配置され、また上層および下層に、接地電圧GNDに維持される配線125および126が配置される。
すなわち、スタンバイモジュールSBMから伝達される電圧V1−V3は、上下左右に配置される配線125−128によりシールドされ、ノイズの影響を抑制して、安定にこのスタンバイモジュールSBMからの電圧を伝達する。電圧V1−V3は、たとえば、基準電圧、基準電圧を抵抗分割して生成される参照電圧、および中間電圧、および負電圧等の、スタンバイモジュールSBMが生成して各コアへ伝達する電圧である。
この図22に示すように、スタンバイモジュールからの電圧を伝達する電圧伝達線の上下左右を、接地電圧などの固定電位に維持される配線で取囲むことにより、安定に、スタンバイモジュールからの電圧を各コアに伝達することができる。また、参照電圧および基準電圧等の配線はすべてまとめて、シールドすることにより、各スタンバイモジュールが生成する電圧伝達線それぞれに対してシールドする構成に比べて、シールド配線の占有面積を低減することができる。
[変更例2]
図23は、この発明の実施の形態6の変更例2に従う電圧伝達線の配置を概略的に示す図である。図23において、図22に示すシールド配線127および128に相当するシールド配線130が、上層の配線132に複数箇所でコンタクトCNTにより電気的に接続される。この上層の配線132は、図22に示すシールド用の上層配線125と同一の配線であってもよく、また異なる配線であってもよい。これらの配線130および132は、接地電圧GNDに固定される。
この図22に示す電圧伝達線120−122の左右に配置されるシールド配線130を、複数箇所でコンタクトCNTにより上層の配線132に電気的に接続することにより、より安定にシールド配線の電圧を固定することができ、電圧伝達線120−122のノイズ耐性を高くすることができる。
なお、シールド配線130は、下層の固定電位に維持される配線に、コンタクトにより電気的に接続されても良い。
なお、図22および図23に示される配線の配置において、シールド用配線は、ゲート配線(MOSトランジスタのゲート形成用の配線)と同一層の同一材料の配線(同一製造工程で形成される配線)であってもよく、また、メタル配線であってもよい。また、電圧伝達線120−122または図23に示すシールド配線130は、ゲート配線であってもよい。
また、図22に示す構成において、電圧伝達線120−122がゲート配線であり、下層のシールド配線126に代えて、半導体基板領域が、対向のシールド線として利用されてもよい。ゲート配線を電圧伝達線120−122として利用する場合、これらの電圧V1−V3をゲートに受けるMOSトランジスタが接続され、その配線容量が大きくなるため、配線容量が大きく、この配線容量を安定化容量として利用することができ、ノイズ耐性を高くすることができる。
[変更例3]
図24は、この発明の実施の形態6の変更例3に従う半導体集積回路装置のチップレイアウトを概略的に示す図である。この図24に示す半導体集積回路装置100においては、チップ上に、スタンバイモジュールSBMa−SBMcが分散して配置される。このチップ上には、コア♯1−コア♯jそれぞれに対応して、アクティブモジュール系回路ACM1−ACMjが配置される。コア#1−#jは、対応のアクティブモジュール系回路ACM1−ACMjとともに、それぞれ、機能ブロック(マクロ)を構成し、各機能ブロック毎(アクティブモジュール系回路毎)に内部電圧の最適化が行われる。
この図24に示す構成の場合、スタンバイモジュールSBMa−SBMcを、コア♯1から分離して別モジュールとして配置することができ、チップ上のコア♯1−♯jのレイアウトの自由度が改善される。また、スタンバイモジュールSBMにおいても、内部電圧発生回路の配置のレイアウトが改善される。
また、この半導体集積回路装置100がシステムLSIを構成し、コア♯1−♯jが、ロジックおよび混載DRAMを含む場合、混載DRAMにおいては、メモリアレイ部では、メモリセルトランジスタの耐圧を保証するために、メモリセルのMOSトランジスタは、ロジック回路のMOSトランジスタおよび周辺回路のMOSトランジスタよりも設計ルールが大きい(ゲート絶縁膜が厚い)。したがって、スタンバイモジュールSBMa−SBMcには、ロジックおよび混載DRAMの周辺トランジスタと同一の設計ルールを適用することができ、スタンバイモジュールのレイアウト面積を低減することができる。
これらのスタンバイモジュールSBMa−SBMcは、それぞれ、別々の電圧を発生するモジュールであってもよく、また同一の電圧を発生するモジュールであってもよい。また、1つのスタンバイモジュールにおいて生成される基準電圧に従って他のスタンバイモジュールにおいて所定の電圧レベルの内部電圧が生成されても良い。
以上のように、この発明の実施の形態6に従えば、各コア回路に共通に利用される電圧を伝達するスタンバイモジュールをコア回路に共通に配置しており、チップレイアウト面積を低減することができ、またスタンバイ時の消費電流を低減することができる。
[実施の形態7]
図25は、この発明の実施の形態7に従う電源モジュールの構成を概略的に示す図である。図25においては、プロッセサなどの所定の処理を実行するロジックLGに対する電源モジュールの構成が示される。この図25において、電源モジュールは、基準電圧発生回路1からの基準電圧VREFに従って、負電圧VBNを生成する負電圧発生回路150と、この基準電圧VREFに従って分圧動作を行なって分圧電圧VBPを生成する分圧発生回路152を含む。
ロジックLGは、構成要素として、この負電圧発生回路150からの負電圧VBNをバックゲートに受けるNチャネルロジックトランジスタLQNと、分圧発生回路152の出力電圧VBPをバックゲートに受けるPチャネルロジックトランジスタLQPを含む。これらのロジックトランジスタLQNおよびLQPは、ロジックLGにおける論理処理を行なうトランジスタであってもよく、また、センスアンプなどの差動増幅器の構成要素であってもよい。
ロジックトランジスタLQNおよびLQPが論理処理を行なう場合(パストランジスタとして利用されるかまたは論理ゲートの構成要素として用いられる)、負電圧発生回路150の出力電圧VBNを、接地電圧よりも低い電圧レベルに設定し、分圧発生回路152の出力電圧VBPを、ロジック電源電圧(VDDL)よりも高い電圧レベルに設定する。ただし、これらのトランジスタの駆動信号は、ロジック電源電圧と接地電圧の間で変化するとする。これにより、ロジックトランジスタLQNおよびLQPが、ゲート絶縁膜が薄くしきい値電圧が低い場合でも、基板効果によりそのしきい値電圧の絶対値が大きくなり、オフリーク電流を低減することができ、低電源電圧および高速動作を実現することができる。
また、このロジックトランジスタLQNおよびLQPが、差動増幅器などにおいて用いられ、その感度を上げる場合には、しきい値電圧を低下する必要がある。この場合には、負電圧VBNの電圧レベルを接地電圧レベルに近い電圧レベルに設定し、また分圧電圧VBPを、ロジック電源電圧に近い電圧レベルに設定する。この場合、これに代えて、電圧VBNが正の電圧であり、電圧VBPが、ロジック電源電圧よりも低い電圧レベルであってもよい。すなわち、バックゲートバイアスが正の状態に設定されても良い。この場合には、負電圧発生回路150に代えて、図16に示す低電圧発生回路を用いて、ロジックトランジスタLQNに対する基板バイアス電圧VBNを生成する。したがって、負電圧発生回路150、および分圧発生回路152として、先の図4および図17に示す構成を用いて、または必要に応じて、図16に示す低電圧発生回路を利用することにより、高速でかつ低電源電圧下で動作するロジックに対する電源モジュールを実現することができる。
ロジックおよびメモリが混載される場合、基準電圧発生回路1をスタンバイモジュールとし、実際のバイアス電圧VBNおよびVPPを生成する回路を、ロジックコア回路およびメモリコア回路別々に設けることにより(スタンバイモジュールの分散配置を利用する)、容易にメモリコア回路およびロジックコア回路それぞれに対して異なる電圧レベルの基板バイアス電圧を生成することができる。
以上のように、この発明の実施の形態7に従えば、低電源電圧下でも、その温度特性を容易に調整することのできる基準電圧に基づいて、ロジックトランジスタのバックゲートバイアス電圧を生成しており、低電源電圧下で高速動作するロジック回路に対しても、安定に所望の電圧レベルの電圧を生成することができる。これにより、システムLSIにおいてもロジックおよびメモリ両者に対して共通の構成の電源モジュールを適用して、必要な内部電圧を生成することができ、設計効率が改善される。
この発明は、一般に、電源電圧と異なる電圧レベルの電圧を使用する半導体装置に対して適用可能である。特に、低電源電圧および低消費電力が要求されるシステム・オン・チップまたはシステムLSIにおいて電源モジュールとして本発明を利用することにより、安定に所望の温度特性を有する内部電圧を生成することができる。
この発明に従う内部電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。 図1に示す基準電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。 図2に示す基準電圧発生回路の構成を具体的に示す図である。 この発明の実施の形態2に従う負電圧発生回路の構成を示す図である。 (A)および(B)は、抵抗分割回路の抵抗値チューニングの構成例を示す図である。 図4に示すレベル検出回路のトランジスタの平面レイアウトを概略的に示す図である。 図6に示すトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態2の変更例の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3に従う昇圧電圧発生回路の構成を概略的に示す図である。 図9に示すレベル検出回路の構成の一例を示す図である。 図9に示す昇圧ポンプ回路の構成の一例を示す図である。 図11に示す昇圧ポンプ回路の動作を示すタイミング図である。 図11に示す昇圧ノードプリチャージ用トランジスタの断面構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3の変更例の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3の第2の変更例の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4に従う低電圧発生回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態5に従う分圧電圧発生回路の構成を示す図である。 (A)および(B)は、図17に示すレベルシフタの構成を示す図である。 図17に示す分圧電圧発生回路の出力電圧制御範囲を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う半導体集積回路装置のチップレイアウトを概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う半導体集積回路装置の電圧伝達線の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う電圧伝達線のシールドの構造を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う電圧伝達線のシールド構造の変更例を示す図である。 この発明の実施の形態6の変更例の半導体集積回路装置のチップレイアウトを概略的に示す図である。 この発明の実施の形態7に従う半導体集積回路装置の電源モジュールの構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1 基準電圧発生回路、2 内部電圧生成回路、 10 定電流発生回路、12 基準電圧I/V変換回路、14 基準電圧生成回路、15 抵抗分割型中間電圧分圧回路、17 電圧変換回路、20 レベル検知回路、22 抵抗分割型検知レベル発生回路、24 内部クロック発生回路、26 ポンプ回路、Q22−Q24 レベル検出用MOSトランジスタ、50 レベル検出回路、52 内部クロック発生回路、54 昇圧ポンプ回路、Q30,Q32,Q34,Q36 MOSトランジスタ、C1−C3 容量素子、50−1〜50−k レベル検出回路、52−1〜52−k 内部クロック発生回路、54−1〜54−k 昇圧ポンプ回路、72 昇圧電圧伝達線、80 参照電圧発生回路、82 分圧回路、84 ドライブ回路、90 抵抗分割回路、91,92 レベルシフタ、93,94 比較回路、95,56 MOSトランジスタ、102 電源回路、SBM スタンバイモジュール、ACM1−ACMj アクティブモジュール系回路、110a,110b ローパスフィルタ、112a,112b アナログバッファ、120−122 電圧伝達線、125−128,130,132 配線、SBMa−SBMc スタンバイモジュール、100 半導体集積回路装置、150 負電圧発生回路、152 分圧発生回路。

Claims (7)

  1. そのソース電極に定電圧を受け、そのドレインが第1のノードに接続され、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に電流を流す第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続され、それぞれのゲート電極が前記第2のノードに共通に接続される複数の第2のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードから供給される第1の基準電圧を受ける、ボルテージフォロワ接続された差動増幅器と、
    前記差動増幅器の出力電圧を分圧して第2の基準電圧を生成して出力する分圧出力回路と、
    前記第2の基準電圧に従って内部電圧のレベルを検出するレベル検出回路と、
    前記レベル検出回路の出力信号に従って選択的に活性化され、活性化時、ポンプ動作により前記内部電圧を生成するポンプ電圧発生回路を備え
    前記レベル検出回路は、
    前記第2の基準電圧を分圧する抵抗分割型検知レベル発生回路と、
    前記第2の基準電圧と前記抵抗分割型検知レベル発生回路の出力電圧との差に応じた電流量を駆動する第1の電流駆動トランジスタと、
    前記抵抗分割型検知レベル発生回路の出力電圧と前記内部電圧との差に応じた電流量を駆動する第2の電流駆動トランジスタと、
    前記第2の電流駆動トランジスタと直列に接続されかつ前記第2の基準電圧を制御電極に受け、前記第2の電流駆動トランジスタと同じ大きさの電流を駆動する第3の電流駆動トランジスタと、
    前記第1および第3の電流駆動トランジスタに同じ大きさの電流を供給する電流源とを備える、内部電圧発生回路。
  2. 前記第1ないし第3の電流駆動トランジスタは、互いに平行移動した同一のレイアウトを有する絶縁ゲート型電界効果トランジスタである、請求項記載の内部電圧発生回路。
  3. そのソース電極に定電圧を受け、そのドレインが第1のノードに接続され、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に電流を流す第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続され、それぞれのゲート電極が前記第2のノードに共通に接続される複数の第2のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードから供給される第1の基準電圧を受ける、ボルテージフォロワ接続された差動増幅器と、
    前記差動増幅器の出力電圧を分圧して第2の基準電圧を生成して出力する分圧出力回路と
    前記第2の基準電圧を分圧して分圧電圧を生成する分圧電圧生成回路を備え
    前記分圧電圧生成回路は、
    前記第2の基準電圧を抵抗分割する抵抗分割回路と、
    前記抵抗分割回路の出力電圧をさらに分圧して第3の基準電圧を生成する第2の分圧回路と、
    前記第2の分圧回路からの第3の基準電圧と内部電圧とを比較し、該比較結果に従って前記内部電圧のレベルを調整して前記内部電圧を生成する電圧ドライブ回路とを備える、部電圧発生回路。
  4. 前記第2の分圧回路は、ゲート絶縁膜の薄い薄膜トランジスタで構成される、請求項記載の内部電圧発生回路。
  5. そのソース電極に定電圧を受け、そのドレインが第1のノードに接続され、前記ソース電極と前記ドレイン電極との間に電流を流す第1のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードと第2のノードとの間に直列に接続され、それぞれのゲート電極が前記第2のノードに共通に接続される複数の第2のMOSトランジスタと、
    前記第1のノードから供給される第1の基準電圧を受ける、ボルテージフォロワ接続された差動増幅器と、
    前記差動増幅器の出力電圧を分圧して第2の基準電圧を生成して出力する分圧出力回路と
    前記第2の基準電圧を分圧して分圧電圧を生成する分圧電圧生成回路を備え
    前記分圧電圧生成回路は、
    前記第2の基準電圧を抵抗分割して出力する抵抗分割回路と、
    前記抵抗分割回路の出力電圧をレベルシフトする第1のレベルシフタと、
    前記分圧電圧をレベルシフトする第2のレベルシフタと、
    前記第2のレベルシフタの出力電圧と前記第1のレベルシフタの出力電圧とを比較し、該比較結果に従って前記分圧電圧を生成するドライブ回路とを備える、部電圧発生回路。
  6. 前記第1および第2のレベルシフタは、ソースフォロアモードで動作するゲート絶縁膜の厚い絶縁ゲート型電界効果トランジスタを備える、請求項記載の内部電圧発生回路。
  7. 前記ドライブ回路は、前記第1および第2のレベルシフタの出力電圧を受けかつレシオが調整可能な差動段と、前記差動段へ結合され、前記差動段の駆動電流を決定する電流源とを有する比較回路と、
    前記比較回路の出力信号に従って前記分圧電圧を生成するドライブ素子とを備える、請求項記載の内部電圧発生回路。
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