JP4581218B2 - 遊技情報管理システムおよび中継機 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、例えば、パチンコ遊技場(遊技ホール)において、パチンコあるいはパチスロ(スロットルマシン)などの遊技機に使用されるパチンコ玉やメダルのような遊技動体を借り受ける時、代金をプリペード方式にしたカードやICコインを先に発行し、このカードやICコインで遊技動体を払出す場合に有効な遊技情報管理システムおよび中継機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技場では、現金の管理を容易化するために、プレーヤにプリペードカードを発行し、該カードを遊技機に隣設した台間機(遊技動体払出し機)に投入して、パチンコ玉やメダルなどの遊技動体を払出して遊技を行うシステムを導入している。
【0003】
上述のシステムにおいて、プリペードカードが偽造されて不正使用されることを未然に防止するために、プリペードカードに該カードが本物であることの認証を受けるためにシリアルデータ(ユニーク番号)、IDコード、ホールコードなどの被認証情報を記憶しておき、該プリペードカードが台間機に投入されると、上述の被認証情報を読取り、この情報をセンタの遊技情報管理装置(ホストコンピュータで構成)に送信して、該管理装置で真偽の判定を行って認証を行い、認証が受けられたとき該プリペードカードの使用が許容されるように構成している。
【0004】
上述の遊技情報管理装置は1台で全カードを統括して管理するようにシステムが構築されているので、例えば、遊技場の開店時、あるいは繁盛時に、多くのプレーヤ(遊技者)が集中してカードを投入すると、前述の認証処理が集中し、認証結果が返信されるまでに時間がかかり、プレーヤが待たされるという問題点が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上述したパチンコ玉やコインなどの遊技動体の払出しに使用する情報記録媒体に対する遊技情報を管理する管理装置の認証処理の処理負担を低減して、認証処理結果が速やかに得られて、プレーヤに認証処理時間待ちや違和感を感じさせることのない遊技情報管理システムおよび中継機の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、遊技動体の払出しに使用し、認証に必要な書き換えできない被認証情報と書き換えできる被認証情報とを記録した情報記録媒体に対して情報処理する情報記録媒体処理装置と、前記情報記録媒体の書き換えできない被認証情報と既登録の認証に必要な書き換えできない情報との比較判定に基づいて該情報記録媒体の認証可否を判定する認証処理を実行して該情報記録媒体を管理する情報管理装置とを、中継機を介して情報通信が可能に接続した遊技情報管理システムであって、前記中継機に、情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを登録する登録部と、該登録部に登録された書き換えできない情報及び書き換えできる情報に対する情報記録媒体の書き換えできない被認証情報及び書き換えできる被認証情報の比較判定に基づいて認証処理を実行する判定部を備え、前記情報記録媒体処理装置から中継機を介して送信された情報記録媒体の書き換えできない被認証情報に基づき情報管理装置が認証処理を実行して該情報記録媒体を認証したとき、該情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを中継した中継機の登録部に登録し、該情報記録媒体の2回目以降の使用時に該中継機で該情報記録媒体の認証処理を実行する遊技情報管理システムまたは中継機であることを特徴とする。
【0007】
前述情報記録媒体は、例えば、データ送受信用のアンテナ、モデム、データの記憶部を備えたICコインのような記録情報の書換えの情報処理が可能な媒体を使用し、2回目以降の使用では代金の投入に基づいて価値情報を更新し、再利用が可能な媒体で構成することができる。
【0008】
前記情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない被認証情報は、例えば、シリアルデータ(ユニーク番号、または固有情報)、遊技場を特定するホールコードなどであって、そのうちの1つあるいは複数の情報で構成することができる。
一方、前記情報記録媒体の認証に必要な書き換えできる被認証情報は、例えば、金額(度数)、日付、当日IDコード、書込み回数、島番号などであって、そのうちの1つあるいは複数の情報で構成することができる。
【0009】
前記情報記録媒体処理装置は、遊技機に隣設され遊技動体を払出す台間機、情報記録媒体を発行する発行機、さらに、記録媒体の価値を精算する精算機に備えることができる。
【0010】
情報管理装置における既登録の認証に必要な書き換えできない情報は、例えば、シリアルデータ(ユニーク番号、または固有情報)、遊技場を特定するホールコードなどであって、そのうちの1つあるいは複数の情報で構成することができる。
中継機に接続される情報記録媒体処理装置は1台または複数台、多数台で構成することができ、また、中継機に接続される情報管理装置は1台または複数台で構成することができる。
また、前記情報記録媒体の認証に必要な書き換えできる情報は、例えば、金額(度数)、日付、当日IDコード、書込み回数、島番号などであって、そのうちの1つあるいは複数の情報で構成することができる。
【0011】
この発明によれば、遊技動体の払出しに使用する情報記録媒体の初回の使用では、中継機に認証処理を実行するための必要な情報が登録されていないので、情報管理装置側で認証処理を実行するが、この処理で認証されると、認証した情報記録媒体の認証に必要な情報を中継した中継機の登録部に登録することによって、2回目以降の使用時には該中継機の判定部で認証処理して、情報管理装置での認証処理をなくすことができる。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、遊技動体の払出しに使用する情報記録媒体の認証処理を中継機で実行することにより、該認証処理が迅速化され、また、情報管理装置の処理負担を低減させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を以下図面と共に説明する。
図面は、遊技情報管理システムを示し、図1において、遊技情報を管理する遊技情報を管理するホストコンピュータ10に対して、複数の島A1,A2の遊技機11(パチンコ遊技台11a、スロットル(パチスロ)遊技台11b)の一側に隣設した台間機12(パチンコ用台間機12a、スロットル用台間機12b)がケーブル13、通信を中継する中継機14を介して、データの送受信が可能に接続し、また、ICコイン発行機15、およびICコイン精算機16もケーブル13、中継機14を介してデータの送受信が可能に接続している。また、上述のホストコンピュータ10は他のシステム、例えば、営業管理用のホストコンピュータに接続することができる。
【0014】
上述のパチンコ遊技台11aはパチンコ球を遊技動体として遊技し、また、スロットル遊技台11bはメダルを遊技動体として遊技することは周知の通りである。
【0015】
台間機12は、パチンコ球またはメダルなどの遊技機11(11a,11b)に対応した遊技動体を払出し、この遊技動体の払出し用媒体としてICコイン(後述する)を設定している。
【0016】
上述のICコインは台間機12に現金を投入することにより発行して、この発行したICコインを使用することができると共に、前述のICコイン発行機15で発行したICコインを使用することもできる。
【0017】
なお、島A1,A2の端部には、遊技機11に投入した現金(紙幣)を回収し、また、遊技機11にプールしたICコインがオーバフーロした場合、これを回収する回収機17を配設している。なお、上述した各島A1,A2の端部にも、前述のICコイン発行機15を設置することができる。
【0018】
前述のICコイン発行機15は、前述のICコイン、すなわち、遊戯機11における遊技動体(パチンコ球またはメダル)の払出し用媒体として使用するICコイン(後述する)を発行し、この発行は現金(貨幣)の投入に基づいて、該現金の金額(価値)に対応する金額(価値)のデータをICコインに記録して放出する。
【0019】
前述のICコイン精算機16は、プレーヤが遊技を止めた際、使用したICコインに残価値がある場合、ICコインを投入してその残価値分の現金(貨幣)を放出することにより、ICコインの価値を精算する。
【0020】
図2、図3に示すように、前述のICコイン20は、全体形状(外観)を合成樹脂で偏平な円盤状、つまりコイン状に形成し、表裏両面は印刷面に設定して、例えば、定額の「1000円」の金額価値を示す文字を印刷(または刻設)している。なお、金額価値はこれに限定されるものではない。
【0021】
また、ICコイン20の内部には、ICモジュウル21を内蔵している。
【0022】
図4は、上述のICモジュウル21に形成される回路構成を示し、CPU22はROM23に格納されたプログラムに沿って、各回路装置を駆動制御し、RAM24は動作に必要なデータを記憶する。不揮発性で消去・再書込み可能なEEPROM25は価値データなど必要なデータを記録する。また、モデム(変復調器)26とアンテナ27とにより通信手段を構成しており、この通信手段により台間機12、ICコイン発行機15,ICコイン精算機16に投入されたときそれぞれの本体側の通信手段(ICコンイリーダライタ)と非接触状態でデータの送受信が可能である。電源回路28はアンテナ27に信号を受信したときの起電力により電力を発生して、各回路に供給している。
【0023】
図5は、上述のEEPROM25の記録エリアに記録されるデータを示し、記録エリアはデータの書換えが不可能なシステムエリアと、データの書換えが可能なデータエリアとを設定し、
システムエリアには、 ユニーク番号、 ホール番号、
データエリアには、 金額(または度数)、日付(発行日)、
当日IDコード、 書込み回数、 島番号、
のデータを記録している。
【0024】
上述のシステムエリアのユニーク番号データは、各ICコインに割り当たられたシリアル番号で、大きな桁数で設定することができるので、他のICコインと番号が重合することが避けられ、このユニーク番号を固有情報として管理することで不正使用を防止することができる。また、システムエリアのホール番号データは、ICコイン20の使用を可能にした遊技ホールを示す番号(またはホールコトード)であって、これらの番号を遊技ホールごとに対応させて管理することにより信頼性のあるセキュリティが得られる。
【0025】
前述のデータエリアの金額は、発行時に投入された貨幣の金額データであり、日付データはICコイン20に金額データを記録して発行した発行日、当日IDコードは、当日のみ有効なIDコードであり、書込み回数データは、データを書込んだ回数データであり、島番号はICコイン20を販売した台間機12およびICコイン発行機15が存在する島A1,A2のコードであって、これらのデータは使用のたびに書換えられる。
【0026】
なお、金額のデータに替えて、可能な払出しの回数を示す度数データを価値データとすることもできる。当日IDコードを管理することにより不正使用を防止することができる。また、書込み回数はICコインの使用限界を設定したときこの回数で規制することができる。
【0027】
図6は、台間機12の制御回路ブロック図を示し、パチンコ用台間機12aとスロットル用台間機12bとは払出しの対象である遊技動体がパチンコ球とメダルとの違いであって、ICコイン20の処理は同一であるため、総合して説明する。
【0028】
すなわち、台間機12を駆動制御する制御部30は、各種の制御処理、演算処理を実行するCPU31、各種の制御処理を行わせるためのプログラム、当日IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデータなどの必要なデータを記憶し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM32、動作に必要なデータを記憶するRAM33、外部と通信可能に接続する通信インターフェース34、各回路装置に対して入出力を接続するI/Oインターフェース35により構成している。
【0029】
上述の制御部30には、次ぎの回路装置が接続される。すなわち、表示装置36は、使用されたICコイン20に記録されている価値データであり、金額または度数を表示する。ICコイン処理装置37はICコイン20の投入を受入れてこれを読取り位置で保持し、また、読取り位置で保持しているICコイン20の返却、回収動作、読取り位置にICコイン20がないときには、該読取り位置に装置内で貯留しているICコイン20を供給するなどの処理を実行する。
【0030】
ICコインリーダライタ38は、上述のICコイン処理装置37の読取り位置に設けられ、ICコイン20に対して非接触状態でデータの送受信を行って、ICコイン20のデータの読取りおよび書込みを実行する。
【0031】
玉貸しボタン39は、遊技動体の払出しを指示するためにプレーヤが操作し、操作されることにより、払出し信号を制御部30に出力する。
【0032】
返却ボタン40は、プレーヤがプレーを止めてICコイン20に残価値があるとき、該ICコイン20の返却を指示するときプレーヤが操作し、操作されることにより、返却信号を制御部30に出力する。
【0033】
エラーリセットスイッチ41は、台間機12がエラーで動作を停止したとき店員がリセット操作し、操作されることにより、リセット信号を制御部30に出力する。
【0034】
紙幣処理装置42は、ICコイン20を発行させるために投入された紙幣の真偽判別、金種判別を実行し、真紙幣であって取扱う紙幣、例えば、千円札のみの取り扱いであれば、千円札を判定することにより紙幣を取込むと同時に、その金額データを出力し、それ以外の紙幣であれば返却する。
【0035】
硬貨処理装置43は、ICコイン20を発行させるために投入された硬貨の真偽判別、金種判別を実行し、真硬貨であって取扱う硬貨、例えば、五百円硬貨のみの取り扱いであれば、五百円硬貨を判定することにより該硬貨を取込むと同時に、その金額データを出力し、それ以外の硬貨であれば返却する。
【0036】
遊技動体払出し装置44は、パチンコ玉またはメダルの払出しを実行する。 電源装置45は、外部から供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0037】
上述のように構成している台間機12の制御部30には、通信インターフェース34を介して中継機14が接続され、該中継機14を介して前述のホストコンピュータ10にデータの送受信が可能に接続している。
【0038】
さらに、制御部30には、I/Oインターフェース35を介して前述の遊技機11に接続し、該遊技機11には遊技動体の払出し情報が送信される。また、I/Oインターフェース35を介して貨幣搬送装置46が接続され、該貨幣搬送装置46は紙幣処理装置42および硬貨処理装置43に投入された紙幣や硬貨を回収機17に回収するために貨幣を回収搬送する。
【0039】
図7は、中継機14の制御回路ブロック図を示し、中継機14を駆動制御する制御部50は、各種の制御処理、演算処理、判定処理を実行するCPU51、各処理を行わせるためのプログラム、当日IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデータ、認証データなどの必要なデータを記憶し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM52、動作に必要なデータを記憶するRAM53、ホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14と通信可能に接続するホスト用通信インターフェース54、台間機12と通信可能に接続する台間機用通信インターフェース55、各回路装置に対して入出力を接続するI/Oインターフェース56、ログデータを記録するコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード57により構成している。
【0040】
上述の制御部50には、次ぎの回路装置が接続される。すなわち、表示装置58は、制御部50の処理状態を表示し、スイッチ操作部59は表示装置58の表示内容の指示や、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード57の操作を入力する。電源装置60は、外部から供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0041】
上述のように構成している中継機14の制御部50には、ホスト用通信インターフェース54を介してホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14が接続され、該中継機14を介して前述のホストコンピュータ10にデータの送受信が可能に接続している。
【0042】
さらに、制御部50には、台間機用通信インターフェース55を介して台間機12が接続され、該台間機12に対するデータの送受信が可能に接続している。 上述の中継機14の制御部50は、ICコイン20を認証する認証処理の機能を備えており、この認証処理を行うためにホストコンピュータ10から送信された認証データ(ユニーク番号、ホール番号、当日IDコードなど)をフラッシュROM52に登録する。すなわち、該ROM52を登録部として利用し、これに認証データを記憶する。
【0043】
図8は、ICコイン発行機15の制御回路ブロック図を示し、ICコイン発行機15を駆動制御する制御部70は、各種の制御処理、演算処理を実行するCPU71、各処理を行わせるためのプログラム、当日IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデータなどの必要なデータを記憶し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM72、動作に必要なデータを記憶するRAM73、ホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14と通信可能に接続する中継機用通信インターフェース74、各回路装置に対して入出力を接続するI/Oインターフェース75により構成している。
【0044】
上述の制御部70には、次ぎの回路装置が接続される。すなわち、表示装置76は操作案内や、ICコイン20の発行についての投入金額や釣り銭、発行したICコイン20の価値など発行についてプレーヤに通知するに必要なデータを表示する。ICコイン発行処理装置77は貯留しているICコイン20を1枚ごとに繰出して放出する。
【0045】
ICコインリーダライタ78は、上述のICコイン発行処理装置77の読取り位置に設けられ、発行されるICコイン20に対して非接触状態でデータの送受信を行って、ICコイン20のデータの読取りおよび書込みを実行する。
【0046】
金額選択・取消しボタン79は、発行するICコイン20に付与する金額の選択、および発行の取消しの各操作をプレーヤが選択して行う。
【0047】
紙幣処理装置80は、ICコイン20を発行させるために投入された紙幣の真偽判別、金種判別を実行し、真紙幣であれば発行を許容し、偽と判定した時はこれを返却し、さらに、釣り銭を必要とするときは釣り銭処理を実行する。
【0048】
硬貨処理装置81は、ICコイン20を発行させるために投入された硬貨の真偽判別、金種判別を実行し、真硬貨であれば発行を許容し、偽と判定した時はこれを返却し、さらに、釣り銭を必要とするときは釣り銭処理を実行する。
【0049】
電源装置82は、外部から供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0050】
上述のように構成しているICコイン発行機15の制御部70には、中継機用通信インターフェース74を介してホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14が接続され、該中継機14を介して前述のホストコンピュータ10にデータの送受信が可能に接続している。
【0051】
上述のように構成したICコイン発行機15で発行されるICコイン20は、発行前の貯留状態では、図5で説明した記録データのうち、データの書換え不可能なシステムエリアに、
ユニーク番号、ホール番号
が記録されており、該ICコイン20が発行されるとき、データの書換えが可能なデータエリアに、
金額(または度数)、日付(発行日)、当日IDコード、書込み回数、
発行機番号、
のデータのデータが記録され、これらのデータはICコインデータとしてホストコンピュータ10に中継機14を介して送信され、ホストコンピュータ10側ではこれを認証して登録し、さらに、このICコインデータをデータ送信を中継した中継機14に認証データとして登録して、この認証データをICコイン精算機16でICコイン20を精算するとき、その認証処理に利用することができる。
【0052】
図9は、ICコイン精算機16の制御回路ブロック図を示し、ICコイン精算機16を駆動制御する制御部90は、各種の制御処理、演算処理を実行するCPU91、各処理を行わせるためのプログラム、認証データ、当日IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデータなどの必要なデータを記憶し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM92、動作に必要なデータを記憶するRAM93、ホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14と通信可能に接続する中継機用通信インターフェース94、各回路装置に対して入出力を接続するI/Oインターフェース95により構成している。
【0053】
上述の制御部90には、次ぎの回路装置が接続される。すなわち、表示装置96は操作案内や、ICコイン20を精算した精算金額など精算についてプレーヤに通知するに必要なデータを表示する。ICコイン処理装置97は精算のために投入されたICコイン20を読取り位置に停止させて精算処理した後、回収部に回収する。
【0054】
ICコインリーダライタ98は、上述のICコイン処理装置97の読取り位置に設けられ、精算されるICコイン20に対して非接触状態でデータの送受信を行って、ICコイン20のデータの読取りおよび書込みを実行する。
【0055】
精算・取消しボタン99は、ICコイン20の精算処理、および該精算処理の取消しの各操作をプレーヤが選択して行う。
【0056】
硬貨処理装置100は、ICコイン20の精算金を硬貨で放出する。なお、紙幣でも精算が可能であれば紙幣処理装置を並設することもできる。
【0057】
電源装置101は、外部から供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0058】
上述のように構成したICコイン精算機16の制御部90には、中継機用通信インターフェース94を介してホストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる中継機14が接続され、該中継機14を介して前述のホストコンピュータ10にデータの送受信が可能に接続している。
【0059】
上述のように構成したICコイン精算機16でICコイン20の価値を精算する場合、精算処理前に、該ICコイン20が正規のICコインであるか否かの認証処理を実行する。
【0060】
ICコイン20の発行は、前述のICコイン発行機15と、台間機12での発行とがあり、いずれの発行においても、図5で示したように、
ユニーク番号、ホール番号
金額(または度数)、日付(発行日)、当日IDコード、書込み回数、
島番号または発行機番号、
のICコインデータが記録されているので、これらのデータに基づいて認証処理を実行される。
【0061】
精算するICコイン20がICコイン発行機15で発行されたものであれば、このICコイン精算機15と共用する中継機14を使用している場合は、ICコイン20の発行時に、ホストコンピュータ10から該中継機14に認証データが送信されて登録されているので、この認証データに基づいて中継機14が認証処理を実行する。
【0062】
しかし、精算するICコイン20が台間機12で発行されたものであれば、中継機14には認証データがホストコンピュータ10から送信されていないので、この分の認証処理はホストコンピュータ10側で実行する。
【0063】
図10は、図1で示したホストコンピュータ10による遊技データの管理処理の制御動作を示し、開店の準備として、記憶しているデータベースを最適化し(ステップn1)、各端末(各台間機12、中継機14、ICコイン発行機15、ICコイン精算機16など)の接続状態を確認し(ステップn2)、各端末に当日IDコードを配信する(ステップn3)。
【0064】
上述のような準備処理が完了すると、次いで端末からの認証要求に対して認証処理を実行する(ステップn4)。
【0065】
この認証処理では、データベースに、図5で示したICコイン20のEEPROM25のシステムエリアに記録されたユニーク番号、ホール番号と、データエリアの当日IDコードを登録して既に管理しているので、端末から認証要求があると、これらのデータベースに登録して管理されているか否かを判定し、登録が確認できた時は、認証要求のICコイン20が正規のICコインであることを認証し、また、データベースに登録されていないICコインであると判定したときは、これを認証しない。
【0066】
認証の結果は、認証要求があった端末に中継機14を介して送信され、該端末ではその結果に基づいて、処理を実行する。
【0067】
前述のホストコンピュータ10の認証処理で認証した場合は、その認証データ、すなわち、ユニーク番号、ホール番号と、データエリアの当日IDコードその他認証要求時に端末側から送信された金額、日付、書込み回数、島番号または発行機番号あるいは精算機番号を認証要求時に中継した中継機14に登録し、爾後の認証に使用させる(ステップn5)。
【0068】
このような認証処理が端末から要求がある都度実行し、閉店時刻になると管理データの集計処理、および、1日の締めである日次処理を行って(スイップn6,n7)、処理を終了する。
【0069】
図11は、システムにおけるICコイン20の認証処理を示し、各端末(各台間機12、中継機14、ICコイン発行機15、ICコイン精算機16など)、各中継機14およびホストコンピュータ10によって実行される。
【0070】
この例では、端末としては台間機12について説明する。遊技機11で遊技を実行する場合、ICコイン20を用いて遊技動体を払出すが、このICコイン20の使用には3つの例がある。
【0071】
その1つは、ICコイン発行機15で発行したICコイン20の使用、その2は、台間機12に貨幣を投入することに基づいて発行するICコイン20の使用、その3は、台間機12で既に使用したICコイン20の価値がなくなり貨幣を投入することに基づき価値を更新して引続き使用(再利用)するICコイン20であり、上述のいずれの使用状態でもICコイン20の使用に際しては認証処理を実行する。
【0072】
上述のICコイン20の初期状態では、最低限のICコインデータとして、
ユニーク番号、ホール番号、
がシステムエリア(図5参照)に記録されており、台間機12に貨幣が投入され、あるいは、ICコイン発行機15で発行したICコイン20が投入されると、ICコインリーダライタ38がICコインデータを読取る(ステップn11)。
【0073】
次にデータチェックを実行するが、このチェックは読取り可否と、ICコイン発行機15で発行したICコイン20の場合は当日IDコードが記録されているので、この当日IDコードに基づく判定処理を実行する(ステップn12)。
【0074】
上述のデータチェックでNGであれば、投入貨幣の返却、あるいは投入された時のICコイン20の返却といった返却処理が実行されるが、データチェックがOKであれば、該ICコイン20の認証要求を上位の機器に出力する(ステップn13)。
【0075】
上述の認証要求では、ICコインデータが編集され、このデータは既に読取ったデータを含めて、図5で示したICコインデータである。すなわち、
ユニーク番号、 ホール番号、
金額(または度数)、日付(発行日)、当日IDコード、
書込み回数、 島番号(または発行機番号)、
であり、編集されたICコインデータは認証要求と共に、中継機14に送信される。
【0076】
中継機14では、ICコインデータのユニーク番号で認証データが登録されているか検索する(ステップs11)。
【0077】
ICコイン20の使用が2回目以降であれば、ホストコンピュータ10からの認証データの登録はあるが、初回の使用では認証データの登録がないので、初回に使用のICコイン20に対しては上位機器に認証要求を行うと共に、該ICコイン20のICコインデータを送信する(ステップs12,s13)。
【0078】
一方、ICコイン20が同じ遊技機11で2回目以降の使用であれば(または、遊技機11が異なっていても、接続した中継機14が同一である場合も同じ)、ホストコンピュータ10で認証した認証データ、すなわち、認証したICコイン20のICコインデータが中継機14に登録されているので、この認証データと認証要求されたICコイン20のICコインデータとを比較して認証可否を判定して、認証処理を実行する(ステップs14,s15)
そして、その認証結果を端末に通知して、認証データを更新登録する(ステップs16,s17)。なお、認証データを更新した時は、この更新認証データを上位のホストコンピュータ10に送信し、該ホストコンピュータ10はデータ更新処理を行う(ステップc14)。
【0079】
前述のステップs13,s15の認証データなし、または、認証不可で上位機器に認証要求をしたとき、ホストコンピュータ10は該認証要求のICコイン20におけるICコインデータの中のユニーク番号によりデータベースを検索して、認証処理を実行する(ステップc11,c12)。
【0080】
この認証処理において、ユニーク番号に該当番号がないときは認証不可(NG)、該当番号があるときは認証OKであって、図5で説明したICコインデータを該当ユニーク番号に登録(記録)し、これを認証データとして認証結果と共に、中継した中継機14に送信する(ステップc13)。
【0081】
中継機14では、認証結果のNG、またはOKを送信し、認証結果がOKのときは、認証されたICコインデータを認証データとして登録し、2回目以降の使用時に認証データとして使用する。
【0082】
一方、端末の台間機12では、認証OKであるとき(ステッフn14)、次の処理が許容されて、ICコイン20にはICコインデータが記録され、さらに、遊技動体の払出し操作が許容される(ステップn15)。また、認証NGのときは、返却処理、例えば、貨幣の投入があれば貨幣の返却、ICコイン20の投入があれば、該ICコイン20の返却を行う(ステップn16)
上述のように、ICコイン20の認証は、初回ではホストコンピュータ10側で実行し、この時の認証データを中継機14に送信して登録し、2回目以降のICコイン20の使用では中継機14での認証処理が可能となる。
【0083】
このように中継機14で認証処理ができる時は、該認証処理が迅速化され、また、ホストコンピュータ10の処理負担を低減させることができる。
【0084】
図12は、図8で説明したICコイン発行機15の制御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照してICコイン発行機15のCPU71の制御処理を説明する。
【0085】
ICコイン20の状態をチェックするために、ICコイン発行処理装置77を呼出し、ICコイン20が貯留されているか否かをチェックして、ICコイン20の発行が可能かをチェックし、発行が可能なとき1枚のICコイン20をICコインリーダライタ78の読取り位置に繰出す(ステップn21,n22)。
【0086】
次いで、ICコイン20の認証処理を行う(ステップn23)。この認証処理は図11で説明した処理であって、認証不可であれば、該ICコイン20を回収し、次のICコイン20を繰出して再度認証処理を実行する(ステップn24,n25)。
【0087】
上述の認証処理がOKであれば、この状態でプレーヤが貨幣を投入するまで待機する(ステップn26)。
【0088】
紙幣処理装置80または硬貨処理装置81に貨幣が投入されて金額選択ボタン79が操作され(ステップn27)、投入金額が確定すると、ICコイン20のデータが編集されて、すなわち、
ユニーク番号、ホール番号、金額(または度数)、日付(発行日)、
当日IDコード、書込み回数、発行機番号、
のICコインデータはICコインリーダライタ78でICコイン20に書込み(ステップn28)、上述のICコインデータは中継機14、およびホストコンピュータ10に送信されて、ICコイン20の発行が通知される(ステップn29)。
【0089】
このようにして、ICコイン20に必要なデータが記録されると、該ICコイン20が放出され(ステップn30)、次の発行に待機する。
【0090】
図13は、図6で説明した台間機12の制御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照して台間機12CPU31の制御処理を説明する。
【0091】
ICコイン20の状態をチェックするために、ICコイン処理装置37を呼出し、ICコイン20が貯留されているか否かをチェックして、ICコイン20の処理が可能かをチェックし、処理行が可能なとき、貨幣の受付けを許容状態にする(ステップn41,n42)。
【0092】
台間機12に対するICコイン20の使用には、既に説明したように3つの例がある。
【0093】
その1つは、ICコイン発行機15で発行したICコイン20の使用、その2は、台間機12に貨幣を投入して発行したICコイン20の使用、その3は、台間機12で既に使用しているICコイン20の価値を更新して引続き使用(再利用)するICコイン20であり、先ず上述したその1の、ICコイン発行機15で発行したICコイン20の使用について説明する。
【0094】
ICコイン処理装置37にICコイン20が投入されると、ICコインリーダライタ38は、該ICコイン20のICコインデータを読取り、この読取りデータに基づいて、図11で既に説明した認証処理を実行する(ステップn43,n44)。
【0095】
上述の認証処理で、認証不可であれば(ステップn45)、ICコイン処理装置37は該ICコイン20を返却処理し(ステップn46)、上述の認証処理がOKであれば、遊技動体の払出しが許容されて玉貸しボタン39の操作が許容される(ステップn47)。
【0096】
上述のようにして玉貸しボタン39の操作が許容された状態で、返却ボタン40が操作されると、その時のICコイン20が返却されることを中継機14を介してホストコンピュータ10に通知してデータベースを更新すると共に、ICコイン処理装置37は、ICコイン20を返却処理する(ステップn48,n49,n50)。
【0097】
また、玉貸しボタン39が操作されると、ICコイン20のデータに対して玉貸し分の金額を減算する減算書込み処理をICコインリーダライタ38が実行し、該減算を行った減算処理データが中継機14を介してホストコンピュータ10に通知されててデータベースを更新し、遊技動体払出し装置44が遊技動体を払出す(ステップn51,n52,n53,n54)。
【0098】
遊技動体が払出されることにより、遊技機12による遊技が可能となり、さらに、ICコイン20の価値がなくなるまで可能となる。
【0099】
プレーヤの遊技によりICコイン20の価値、すなわち金額がなくなると(ステップn55)、次のICコイン20による使用を準備するために、ICコイン処理装置37におけるICコイン20の貯留が満杯か否かを判定し(ステップn56)、満杯が判定された時は、今まで使用していたICコイン20を回収する(ステップn57)。
【0100】
また、満杯でないときは、該ICコイン20をデータの読取り位置から貯留部に貯留して、次の処理に待機する(ステップn58)。
【0101】
次にICコイン20の使用の、前述したその2の、台間機12に貨幣を投入して発行するICコイン20の使用と、その3の、台間機12で既に使用したICコイン20の価値を更新して引続き該ICコイン20を使用する例についてについて説明する。
【0102】
すなわち、ICコインリーダライタ38の読取り位置にICコイン20がない状態で紙幣処理装置42、または硬貨処理装置43に貨幣が投入されると(ステップn59)、上述したその2、その3のICコイン20の使用であって、先に使用されたICコイン20がICコイン処理装置37の貯留部に存在するか否かを判定し、前回使用のICコイン20がない場合は、前述のその2の使用であって、台間機12でICコイン20を発行して使用する使用状態であり、また、前回使用のICコイン20がある場合は、前述その3の使用であって、既に使用したICコイン20に価値を更新して引続きICコイン20を使用する使用状態である(ステップn60)。
【0103】
上述の判定で貯留部に前回使用のICコイン20がないときは、ICコイン処理装置37は新たなICコイン20をICコインリーダライタ38の読取り位置に繰出し補充し(ステップn61)、また、前回使用のICコイン20があるときは該ICコイン20を読取り位置に移動させる。
【0104】
次いで上述の読取り位置にあるICコイン20に対して、図11で既に説明した認証処理を実行し(ステップn62)、認証OKであると、該認証時のデータすなわち、
ユニーク番号、ホール番号、金額(または度数)、日付(発行日)、
当日IDコード、書込み回数、島番号、
のICコインデータがICコインリーダライタ38でICコイン20に書込み(ステップn63)、上述のICコイン20の発行データは中継機14、およびホストコンピュータ10に送信されて、ICコイン20の発行が通知される(ステップn64)。
【0105】
上述の認証処理で、認証OKになれば遊技動体の払出しが許容されて玉貸しボタン39の操作が許容されて(ステップn65)、その後はステップn47に移行して処理される。
【0106】
しかし、上述の状態で、返却ボタン40が操作されると(ステップn66)、その時のICコイン20が返却されることを中継機14を介してホストコンピュータ10に通知してデータベースを更新すると共に、ICコイン処理装置37は、ICコイン20を返却処理する(ステップn67,n68)。
【0107】
なお、前述のステップn57で、使用済みのICコイン20をICコイン処理装置37の貯留部に貯留することなく、ICコインリーダライタ38の読取り位置に待機させ、ステップn60で、この読取り位置にICコイン20が存在するか否かを判定して処理することもできる。
【0108】
また、その3の価値を更新してICコイン20を使用する場合、1回目の認証処理で、中継機14に認証データが登録されているので、該中継機14で認証処理が実行される。
【0109】
図14は、図7で説明した中継機14の制御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照して中継機14のCPU51の制御処理を説明する。
【0110】
先ず、当日のデータ処理を可能にするためにデータベースを作成し、台間機12からの認証処理の要求、または、ホストコンピュータ10からのデータ更新を待機する(ステップn71,n72)。
【0111】
ホストコンピュータ10から認証データの更新があれば、該認証データの更新を登録する(ステップn73,n74)。
【0112】
台間機12からの認証要求を受信すると、認証要求のあったICコインデータが正常なデータであるか否かをチェックし(ステップn75)、さらに、該ICコイン20の認証データが登録されているかを検索判定して(ステップn76)、登録が判定された時は、図11で既に説明したように認証処理を実行し(ステップn77)、その認証結果を認証要求した台間機12に通知する(ステップn78)。
【0113】
一方、前述のステップn76で、認証データが登録されていないと判定した時、認証要求をホストコンピュータ10に行い、該ホストコンピュータ10から認証結果があれば、その認証データを登録して(ステップn79,n80,n81)、認証結果を認証要求のあった台間機12に通知する(ステップn78)。
【0114】
上述のように、台間機12から認証要求があった時、中継機14に認証データが登録されていると、該中継機14で認証処理を実行するので、ホストコンピュータ10の負担を低減することができる。
【0115】
図15は、図9で説明したICコイン精算機16の制御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照してICコイン精算機16のCPU91の制御処理を説明する。
【0116】
ICコインの状態をチェックするために、ICコイン処理装置97を呼出し、ICコイン20が回収可能か否かをチェックして、ICコイン20の回収が可能であれば、精算されるICコイン20の投入を待つ(ステップn91,n92)。
【0117】
次いで、精算のためにICコイン20がICコイン処理装置97に投入されると、該ICコイン20のICコインデータをICコインリーダライタ98が読取って、認証処理を行う(ステップn93)。この認証処理は図11で説明した処理であって、認証不可であれば、表示装置96に精算不可を表示して、該ICコイン20を返却する(ステップn95,n96)。
【0118】
上述の認証処理がOKであれば、精算ボタン99が操作されることで、ICコイン20の残価値を硬貨処理装置97により払出して精算し(ステップn98,n99)、次いでICコインリーダライタ98が価値を零にしてICコインデータを更新する(ステップn100)。
【0119】
精算した精算データは中継機14を介してホストコンピュータ10に通知して、そのデータベースを更新させ(ステップn101)、ICコイン処理装置97はICコイン20を回収して(ステッフn102)、精算処理を終了する。
【0120】
なお、精算されるICコイン20がその発行時に同じ中継機14を中継に使用しているときは、中継機14での認証処理が実行される。
【0121】
前述の台間機12の処理において、ICコイン20を再利用する場合、その認証処理を中継機14で実行しているが、他の例としては、1回目の使用時の認証処理の認証データを台間機12側にも保存(記憶)しておき、ICコイン20の再利用時には、保存した認証データに基づいて台間機12側で認証処理を実行することもできる。この場合は中継機14の認証処理を低減することができる。
【0122】
この発明の構成と、上述の実施例の構成との対応において、
この発明の情報記録媒体は、実施例のICコイン20に対応し、
以下同様に、
情報記録媒体処理装置は、台間機12のICコインリーダライタ38、ICコイン発行機15のICコインリーダライタ78、ICコイン精算機16のICコインリーダライタ98に対応し、
情報管理装置は、ホストコンピュータ10に対応し、
登録部は、中継機14のフラッシュROM52に対応し、
判定部は、中継機14のCPU51に対応するも、この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技情報管理システムを示す構成図。
【図2】 ICコインの平面図。
【図3】 ICコインの断面図。
【図4】 ICモジュールの回路構成を示すブロック図。
【図5】 ICコインに記録されたデータの説明図。
【図6】 台間機の制御回路ブロック図。
【図7】 中継機の制御回路ブロック図。
【図8】 ICコイン発行機の制御回路ブロック図。
【図9】 ICコイン精算機の制御回路ブロック図。
【図10】 ホストコンピュータの制御フローチャート。
【図11】 認証処理の制御フローチャート。
【図12】 ICコイン発行機の制御フローチャート。
【図13】 台間機の制御フローチャート。
【図14】 中継機の制御フローチャート。
【図15】 ICコイン精算機の制御フローチャート。
【符号の説明】
10…ホストコンピュータ
12…台間機
14…中継機
15…ICコイン発行機
16…ICコイン精算機
20…ICコイン
30,50,70,90…制御部
31,51,71,91…CPU
37,97…ICコイン処理装置
77…ICコイン発行処理装置
38,78,98…ICコインリーダライタ
Claims (4)
- 遊技動体の払出しに使用し、認証に必要な書き換えできない被認証情報と書き換えできる被認証情報とを記録した情報記録媒体に対して情報処理する情報記録媒体処理装置と、
前記情報記録媒体の書き換えできない被認証情報と既登録の認証に必要な書き換えできない情報との比較判定に基づいて該情報記録媒体の認証可否を判定する認証処理を実行して該情報記録媒体を管理する情報管理装置とを、
中継機を介して情報通信が可能に接続した遊技情報管理システムであって、
前記中継機に、情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを登録する登録部と、該登録部に登録された書き換えできない情報及び書き換えできる情報に対する情報記録媒体の書き換えできない被認証情報及び書き換えできる被認証情報の比較判定に基づいて認証処理を実行する判定部を備え、
前記情報記録媒体処理装置から中継機を介して送信された情報記録媒体の書き換えできない被認証情報に基づき情報管理装置が認証処理を実行して該情報記録媒体を認証したとき、該情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを中継した中継機の登録部に登録し、該情報記録媒体の2回目以降の使用時に該中継機で該情報記録媒体の認証処理を実行する
遊技情報管理システム。 - 遊技動体の払出しに使用し、認証に必要な書き換えできない被認証情報と書き換えできる被認証情報とを記録した情報記録媒体に対して情報処理する情報記録媒体処理装置と、
前記情報記録媒体の書き換えできない被認証情報と既登録の認証に必要な書き換えできない情報との比較判定に基づいて該情報記録媒体の認証可否を判定する認証処理を実行して該情報記録媒体を管理する情報管理装置とを、
情報通信が可能に介して接続する中継機であって、
前記中継機に、情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを登録する登録部と、該登録部に登録された書き換えできない情報及び書き換えできる情報に対する情報記録媒体の書き換えできない被認証情報及び書き換えできる被認証情報の比較判定に基づいて認証処理を実行する判定部を備え、
前記情報記録媒体処理装置から中継機を介して送信された情報記録媒体の書き換えできない被認証情報に基づき情報管理装置が認証処理を実行して該情報記録媒体を認証したとき、該情報記録媒体の認証に必要な書き換えできない情報と書き換えできる情報とを中継した中継機の登録部に登録し、該情報記録媒体の2回目以降の使用時に該中継機で該情報記録媒体の認証処理を実行する
中継機。 - 前記情報記録媒体処理装置を遊技動体を払出す台間機に備えた
請求項1または2に記載の遊技情報管理システムまたは中継機。 - 前記情報記録媒体処理装置を、情報記録媒体を発行する発行機または/および情報記録媒体の価値を精算する精算機に備えた
請求項1または2に記載の遊技情報管理システムまたは中継機。
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