JP4464699B2 - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

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Description

この発明は、ICカードや磁気カードのようなデータの記憶が可能な記憶媒体を受け付けて所定の処理を実行するためのシステムに関し、特にこの発明は、パチンコホールなどの遊技場において、記憶媒体を利用してパチンコ球や遊技用メダルのような遊技媒体の貸出を行うための遊技媒体貸出システムに関する。
パチンコホールに導入されている遊技媒体の貸出システムは、パチンコ機やスロットマシンのような遊技機に隣接して「台間機」や「カードユニット」などと呼ばれる遊技媒体貸出装置を配置して構成されている。遊技機と遊技媒体貸出装置との間は相互に信号のやり取りが可能なように電気的に接続されている。遊技媒体貸出装置は金額価値を有するカード状の記憶媒体(以下、単に「カード」という。)を受け付けたときに貸出処理が可能となる。この状態下で遊技者が貸出操作を行うと、隣接する遊技機に遊技媒体の貸出を要求する貸出要求信号が送られる。遊技機では貸出要求信号を受けて貸出処理が実行される。例えば遊技機がパチンコ機であれば受け皿にパチンコ球が放出される。
最近のパチンコホールでは、不特定人を対象として貸与されるカード(以下、「一般カード」という。)だけでなく、特定人(会員)を対象として貸与されるカード(以下、「会員カード」という。)を発行して遊技媒体の貸出に利用できるようにした遊技媒体の貸出システムが導入されている。この貸出システムは、顧客の固定化と新たな客の取込みとを狙ったものであり、例えば、会員カードに遊技媒体の獲得数を記憶させて利用できる機能を持たせるなどして、会員に特別の便宜をはかっている。この種の遊技媒体の貸出システムでは、遊技媒体の貸出装置は一般カードを受け付けるカード受付口と会員カードを受け付けるカード受付口とが備えられている。
ところで、この種の遊技媒体の貸出システムについて、モデルチェンジやバージョンアップがなされると、機能やセキュリティアップのためにカードに記憶されるデータのデータ形式が変更される。ここで、データ形式の変更とは、例えば、データフォーマットの変更、データの種類、配列、個数などの変更を含む。このデータ形式の変更があると、一般的に従前のデータ形式でデータが記憶されているカード(以下、「旧カード」という。)は使用できなくなる。一般カードについては当日限りかまたは有効期限が短く設定されているので、顧客が旧カードを保持する可能性はそれ程高くはないが、会員カードについては、有効期限が長く設定されているので、会員が旧カードを保持している可能性は高い。
この種の遊技媒体の貸出装置では、旧カードを受け付けたとき、有効期限切れのカードの扱いと同様、貸出不可として旧カードを返却するのが一般的であり、カードの返却により遊技者にそのカードが旧カードであることを知らせている(例えば、特許文献1参照)。遊技者は、返却された旧カードをパチンコホール内のカウンターやカード更新機まで持参し、現行のデータ形式でデータが記憶されているカード(以下、「新カード」という。)の再発行を受ける。
特開平9−285619号公報
しかしながら、遊技者は旧カードの返却を受けたとき、返却の理由が理解できないことがあり、特に、旧カードに金額価値が残っていると、機械に対して不信感を抱いたり、パチンコホールとの間でトラブルを発生させたりするおそれがある。また、遊技者は新カードに交換するために、旧カードをカウンターやカード更新機まで持参する必要があり、余計な手数と時間がかかり、顧客サービスに欠けるという問題がある。
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、旧カードを受け付けたとき、これを返却せずに、旧カードを使用できるようにすることにより、顧客へ不信感を与えず、顧客サービスを向上させた遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
この発明による遊技媒体貸出システムは、データの記憶が可能な記憶媒体と、金額価値が付与された前記記憶媒体を受け付けて近傍位置の電気接続された特定の遊技機に遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機と、複数の遊技媒体貸出機と通信可能に接続された管理装置とで構成されている遊技媒体貸出処理システムであり、前記遊技媒体貸出機は、受け付けた記憶媒体に記憶されているデータを取り込む取込手段と、取込手段により取り込まれたデータのデータ形式が現行のデータ形式であるかどうかを判断する判断手段と、前記データのデータ形式が現行のデータ形式であると判断手段により判断されたとき当該データを読み取る読取手段と、前記データのデータ形式が現行のデータ形式でないと判断手段により判断されたとき当該データを前記管理装置へ送信する送信手段とを備え、前記管理装置は、遊技媒体貸出機より送信されてきたデータを取り込む取込手段と、取込手段により取り込まれたデータのデータ形式が従前のデータ形式であるかどうかを判断する判断手段と、前記データのデータ形式が従前のデータ形式であると判断手段により判断されたとき当該データを現行のデータ形式のデータに変換する変換手段と、前記データのデータ形式が従前のデータ形式でないと判断手段により判断されたときのその判断結果と前記変換手段による変換によって得られた現行のデータ形式のデータとのいずれかを遊技媒体貸出機へ送信する送信手段とを備えたものである。前記遊技媒体貸出機は、前記管理装置より現行のデータ形式のデータが送信されてきたとき記憶媒体に記憶されているデータに対応する現行のデータ形式のデータを記憶媒体に書き込む書込手段と、前記管理装置より前記判断結果が送信されてきたときエラー処理を行うエラー処理手段とをさらに備えており、前記読取手段は、前記書込手段により記憶媒体に現行のデータ形式のデータが書き込まれたとき、当該データを記憶媒体より読み取るようにしている。
上記した構成の遊技媒体貸出システムにおいて、記憶媒体が遊技媒体貸出機に受け付けられると、その記憶媒体に記憶されているデータが取り込まれる。取り込まれたデータのデータ形式が現行のものであるかどうかが判断され、現行のデータ形式であれば、当該データが読み取られる。現行のデータ形式でなければ、当該データは読み取ることができず、管理装置へ送信されて現行のデータ形式に変換される。その変換されたデータは管理装置から遊技媒体貸出機に送られてきて受信される。遊技媒体貸出機に取り込まれたデータのデータ形式が現行のデータ形式でないときは記憶媒体に記憶されているデータに対応する現行のデータ形式のデータが記憶媒体に書き込まれる。
この場合に、記憶媒体に記憶されているデータを現行のデータ形式のデータに書き替えてもよく、また、記憶媒体に記憶されているデータをそのままにして現行のデータ形式のデータを追加して書き込んでもよい。
この発明の上記した構成において、「記憶媒体」は典型的にはICカードや磁気カードのようなカード状の記憶媒体であるが、これに限らず、メモリスティック、円盤状のICチップなど、カード状でない記憶媒体を用いることも可能である。また、「記憶媒体」は不特定人を対象として貸与される一般カードと、特定人(会員)を対象として貸与される会員カードとを含んでいる。
また、上記した構成において、「記憶媒体を受け付ける」とは、一般的には遊技者によって記憶媒体がカード受付口に挿入された状態のことを指すが、必ずしも記憶媒体が機体内に取り込まれることを意味するものではない。要するに、記憶媒体からデータを取り込んだり、記憶媒体にデータを記憶させたりできる状態になっていればよい。記憶媒体が受け付けられると、ロック保持され、容易に抜き取れないようにする。
また、この発明の上記した構成において、遊技媒体貸出機の「取込手段」と「書込手段」とは、記憶媒体がICカードであれば、記憶媒体に埋設されたICチップと対向する位置に配置される送受信用のアンテナをもって構成される。記憶媒体が磁気カードであれば、記憶媒体に設けられた磁気塗膜と対向する位置に配置される磁気ヘッドをもって構成される。
また、遊技媒体貸出機の「読取手段」と管理装置の「変換手段」とは、プログラムされたコンピュータによって実現することができる他、専用のハードウェア回路によっても実現することができる。
前記の「貸出処理」とは、遊技媒体を放出して遊技者に貸し出す処理と、遊技媒体を特定の遊技機に貸し出す処理とを含むが、後者の具体的な実施態様としては、遊技機に貸出要求信号を送信することにより実現できる。貸出要求信号を受けた遊技機は、パチンコ機であれば所定数のパチンコ球を受け皿に払い出し、スロットマシンであれば、メダルを受け皿に払い出すか、電子データとしての貯留メダル数を所定数だけ加算する。
また、記憶媒体への金額価値の付与は、記憶媒体のデータ記憶部に金額や度数などデータ(以下、「金額価値データ」という。)を書き込むことにより実現し得るが、例えば、全ての記憶媒体を管理する管理装置を設けて管理装置と各遊技媒体貸出装置との間で通信を行うような遊技媒体の貸出システムであれば、必ずしも記憶媒体に金額価値データを記憶させる必要はない。各記憶媒体には固有の識別情報を記憶させ、管理装置には各記憶媒体の金額価値データを識別情報と対応付けて記憶することによって、記憶媒体への金額価値の付与を実現できる。このような貸出システムでは、記憶媒体を受け付けると、その記憶媒体の識別情報を管理装置に送信して金額価値データの返送を受けることになる。また、貸出処理に伴って記憶媒体の金額価値データを更新するときにも、同様に管理装置との間で通信を行うことになる。
この発明の好ましい一実施態様においては、前記記憶媒体処理装置は、近傍位置の特定の遊技機に遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機であって、貨幣を受け付けてその貨幣の金額に応じた金額価値が付与された記憶媒体を発行する機能と、発行した記憶媒体の金額価値データをその記憶媒体に付与した識別情報とともに記憶して管理する機能とを備えている。
この実施態様によると、各遊技媒体貸出機において、自装置で発行した各記憶媒体の金額価値データを識別情報と対応付けて記憶することによって、各記憶媒体への金額価値の付与を実現できる。このような貸出システムでは、記憶媒体を受け付けると、その記憶媒体の識別情報を記憶媒体の発行元の装置に送信して金額価値データの返送を受けることになる。また、貸出処理に伴って記憶媒体の金額価値データを更新するときにも、同様に遊技媒体の発行元との間で通信を行うことになる。
なお、金額価値データは記憶媒体と管理装置、記憶媒体と発行元の遊技媒体貸出機とに記憶させるのが望ましい。そのようにすれば、受け付けた記憶媒体に記憶されている金額価値データと管理装置または記憶媒体の発行元の装置に記憶されている金額価値データとが照合できるので、データの改ざんなどの不正行為を防止することができる。
この発明によれば、旧カードを受け付けたとき、これを返却せずに、旧カードをその場で使用できるようにするから、顧客へ不信感を与えるようなことがない。また、新カードに交換するために、旧カードをカウンターやカード更新機まで持参する必要がないので、余計な手数と時間がかからず、顧客サービスを向上できる。
図1は、この発明が適用された玉貸システムの構成を示している。
この玉貸システムは、パチンコホールにおいて、金額価値が付与された一般カードおよび会員カードによりパチンコ球の貸出処理を行うためのものであり、パチンコホール内の全てのパチンコ機2にそれぞれ隣接して配備された複数台の玉貸機1と、一般カードを発行するカード発行機3と、一般カードや会員カードに金額価値を付与する入金機4と、一般カードや会員カードの残った金額価値データを金額に精算するための精算機5とを含んでいる。
また、この玉貸システムは、パチンコホール内に設置される情報管理装置6と、パチンコホール外のシステム管理者(一般にカード管理会社である。)が保有するシステム管理装置7とを含んでいる。
各玉貸機1、カード発行機3、入金機4、精算機5、および情報管理装置6は、双方向性の通信回線10を介して相互に通信することが可能なように電気的に接続されている。また、各パチンコホールの情報管理装置6はISDNのような電話通信回線11を介してシステム管理装置7にそれぞれ接続されている。なお、各玉貸機1は島8毎に配備された中継装置60を介して前記通信回線10に接続されている。
前記情報管理装置6は、コンピュータにより構成され、各玉貸機1、カード発行機3、入金機4、および精算機5よりカードの販売状況や利用状況に関わる情報を受信して、パチンコホール内におけるカードの売上、カードの利用枚数、パチンコ球の貸出に消費された金額(または度数)などを集計する。
また、情報管理装置6は、詳細は後述するが、玉貸機1が旧カードを受け付けた場合において、その旧カードから取り込まれたデータを玉貸機1より受信し、そのデータのデータ形式を現行のデータ形式に変換した後、これを前記玉貸機1へ伝送する。
前記情報管理装置6による各種データの集計結果は閉店時などにシステム管理装置7へ送られる。システム管理装置7は、複数のパチンコホールからのデータ送信を受け付けることが可能なサーバー用コンピュータであり、送信を受けた日々のデータを用いて各パチンコホールに対する請求処理のためのデータを集計する。
パチンコホールでは、会員登録をした遊技者に対して球貸システムを利用するための会員カードを発行している。この会員カードは、遊技者に固有に付与されたID番号などを記憶させたICカードであって、所定の手続きを完了した会員に対して付与される。この会員カードには、初期設定時にゼロまたは所定の金額価値分の度数データが設定される。
パチンコホールでは、会員以外の遊技客も球貸システムを利用できるように、前記カード発行機3や玉貸機1によって一般カードを発行している。カード発行機3は貨幣を受け付けて前記会員カードと同一規格のICカードを一般カードとして発行する。一般カードには投入貨幣の金額に応じた金額価値分の度数データが書き込まれる。会員カードに書き込まれたカード情報は情報管理装置6に登録されて管理される。一方、一般カードに書き込まれたカード情報はそのカードを発行した装置に登録されて管理される。
各玉貸機1は、隣接する特定のパチンコ機2と電気接続され、両者間で相互に信号のやり取りを行っている。各玉貸機1には、一般カードや会員カードを受け付けて各カードに対するカード情報の読み書きを行うためのカード処理機と貨幣を取り込んで処理するための貨幣処理機とが組み込まれている。
玉貸機1は、カード処理機によってカードが受け付けられた状態で貨幣処理機が貨幣を受け付けたとき、前記カードに貨幣の金額に相当する金額価値データ(度数データ)が書き込まれる。この処理を「入金処理」という。この「入金処理」には一般カードに最初に金額価値を付与するときの「発券処理」と、発行済のカードに金額価値を追加して付与するときの「追加購入処理」とが含まれる。
また、カード処理機によってカードが受け付けられた状態で遊技者が貸出操作を行うと、カードより所定の度数データが引き落とされ、その引き落とした分のパチンコ球が隣のパチンコ機2に貸し出される。この処理を「貸出処理」といい、パチンコ機2に対して貸出要求信号を送出してパチンコ機2の側でパチンコ球を払い出させる。
上記した構成の玉貸システムにおいて、各玉貸機1や精算機5や入金機4がカードを受け付けると、会員カードについては情報管理装置6との間で交信し、一般カードについてはカード発行元の装置との間で交信し、受け付けたカードのカード情報を照合する。もし、カード情報が適正であれば、そのカードに対する貸出などの処理が進められる。また、貸出処理の過程で、金額価値データを書き換える際にも、情報管理装置6やカード発行元の装置との間で交信し、該当するカードについての書換えを行う。
さらに、玉貸機1での入金処理(追加購入処理)においても、情報管理装置6やカード発行元の装置との間で交信し、該当するカードについて金額価値データを書き換える。
さらにまた、玉貸機1が発券処理を行ったり、カード発行機3が一般カードを発行したりする際には、発行するカードに書き込むカード情報を自装置に登録する。
この実施例の球貸システムでは、会員カードについては情報管理装置6において、一般カードについてはカード発行元の装置において、それぞれカード情報を記憶して管理しているが、これに限らず、情報管理装置6が全てのカードのカード情報を一元管理してもよい。なお、前記した「追加購入処理」により追加された金額価値にかかわる金額価値データはカード発行元の装置において管理してもよく、追加購入処理が行われた装置において管理してもよい。
なお、この明細書では、玉貸機1以外の装置については、詳細な構成の説明を省略するが、いずれの装置も、上記した各処理を実行するためのプログラムが組み込まれたコンピュータを制御主体とするものである。
前記会員カードには、度数データの他、ID番号、カードの識別番号、有効期限などの各データがカード情報として書き込まれるが、パチンコ玉の獲得数(持玉数)を記憶させるようにしてもよい。一般カードには度数データやカードの識別番号などのデータが書き込まれる。
この実施例では、会員カードおよび一般カードにICカードを用いているので、上記したカード情報はICチップのメモリに記憶されるが、磁気カードを用いた場合は磁気塗膜に記憶される。
玉貸システムのモデルチェンジやバージョンアップが行われると、機能やセキュリティアップのために会員カードや一般カードに記憶されるデータのデータ形式(例えば、データフォーマットなど)が変更されるが、この発明による玉貸システムでは、データ形式の変更があっても、従前のデータ形式でデータが記憶されている旧カードについても返却せずに使用できるように構成されている。
この実施例では玉貸機1がカードを受け付けると、玉貸機1において、そのカードのデータのデータ形式が現行のものであるかどうかを判断し、もし、現行のデータ形式であれば当該データを読み取るが、もし、現行のデータ形式でなければ当該データを情報管理装置6へ送信する。情報管理装置6は受信したデータを現行のデータ形式に変換し、それを玉貸機1へ送信する。玉貸機1は旧カードに記憶されている従前のデータ形式のデータを、情報管理装置6より送られてきた現行のデータ形式のデータに書き替えた後、そのカードより書き替えられたデータを読み取る。
この実施例では、情報管理装置6にデータ形式を変換するためのプログラムを記憶させ、情報管理装置6においてデータ形式の変換を行うようにしているが、全ての玉貸機1にデータ形式の変換プログラムを記憶させ、各玉貸機1においてデータ形式の変換を行うような実施態様を採用することもできる。
そのような実施態様では、玉貸機1がカードを受け付けると、玉貸機1において、そのカードのデータのデータ形式が現行のものであるかどうかを判断し、もし、現行のデータ形式であれば当該データを読み取り、もし、現行のデータ形式でなければ当該データを現行のデータ形式に変換した後、カードに記憶されている従前のデータ形式のデータを、変換した現行のデータ形式のデータに書き替える。その後、カードより現行のデータ形式のデータを読み取る。
図2は、隣接する玉貸機1とパチンコ機2とを示している。
同図中、21はパチンコ機2の遊技盤、22はパチンコ球発射用の操作ハンドル、23,24は貸出用および入賞用の各パチンコ球の払出口、25,26は各払出口23,24から放出されたパチンコ球の受け皿である。
前記パチンコ球の受け皿25の前面には、残度数表示器31、貸出可表示ランプ32、貸出スイッチ33、返却スイッチ34が配備されている。
前記玉貸機1の前面には、貨幣受付口11、機械状態を知らせる表示ランプ12、リモコン受光部13、テンキー14、2個のカード受付口15,16、カード受付状態を知らせる表示ランプ17などが設けられている。
この実施例では、貨幣は貨幣受付口11において千円札、五千円札、および一万円札が受け付けられる。貨幣受付口11の内側には、図3に示すように、受け付けられた紙幣を識別して機械背後の紙幣回収路に導くための紙幣処理機50が組み込まれている。なお、紙幣回収路は島8に沿って延び、島8内の各玉貸機1で受け付けられた紙幣を島端の金庫まで搬送する。
2個のカード受付口15,16は、一般カードと会員カードとのいずれもをそれぞれ1枚だけ受け付けることが可能である。各カード受付口15,16の内側には、ICカード対応のカード処理機40がそれぞれ組み込まれている。各カード処理機40は、図4に示すように、カードを取り込んで保持するためのカード保持空間41を有している。カード受付口15,16からカード保持空間41への入口には一対のソレノイド42a,42bより成るロック機構43が設けられている。このロック機構43は、カード保持空間41に導入されたカードをロック保持する。カード保持空間41のカード通過路沿いには、受け付けたカードを検出する複数個の光センサ44a〜44dより成るカード検出器45と、非接触通信によってカードに対する情報の読み書きを行うためのアンテナコイルより成るカード読取器46とが配置されている。また、カード保持空間41の奥の位置には、カードをカード受付口15,16へ押し出すためのばね47が設けられている。
第1のカード受付口15のカード保持空間41内には、一般カードの発券に備えて、金額価値がゼロの一般カードをロック保持させている。従って、カード受付口15よりカードが抜き取られた場合には、係員は金額価値がゼロの一般カードを1枚補充する。
第1、第2の各カード受付口15,16に一般カードや会員カードが受け付けられた状態のとき、入金処理が実行可能な状態にある。そのカードの金額価値がゼロでない場合、または入金があった場合はさらに貸出処理が実行可能な状態となる。
この実施例では、カード受付口15,16の一方に一般カードが、他方に会員カードが、それぞれ受け付けられているとき、会員カードについての処理が優先される。また、各カード受付口15,16に同じ金額価値の一般カードがそれぞれ受け付けられているとき、第1のカード受付口15で受け付けられている一般カードについての処理が優先される。さらに、カード受付口15,16の一方に金額価値がゼロの一般カードが、他方に金額価値がゼロでない一般カードが、それぞれ受け付けられているとき、金額価値がゼロでない一般カードについての処理が優先される。
なお、図2,3において、リモコン受光部13は係員がリモコン操作する携帯送受信機からの光信号を受光する部分である。この送受信機のリモコン操作は、例えば、不要な一般カードを排出させるときに実行される。テンキー14は会員が会員カードを使用する際に本人認証のためにID番号を入力するのに用いられる。カード受付状態の表示ランプ17は2個のカード受付口15,16の中間位置にあり、各カード受付口15,16にカードが受け付けられているかどうかを点灯表示する。
また、パチンコ機2の側に設けられている残度数表示器31、貸出可表示ランプ32、貸出スイッチ33、および返却スイッチ34は、電気的には玉貸機1の側の制御装置9(図5に示す。)に接続されている。
残度数表示器31はカードが現在保有する金額価値を度数で表示するためのものである。貸出スイッチ33は遊技者がパチンコ玉の貸出を要求するのに操作される。返却スイッチ34は遊技者がカードの返却を要求するのに操作される。貸出可表示ランプ32はカード受付後に貸出処理が可能な状態になったときに点灯する。前記貸出スイッチ33の操作は貸出可表示ランプ32が点灯しているときのみ有効化される。
図5は、玉貸機1の電気的な構成例を示している。図中、9はマイクロコンピュータより成る制御装置であって、制御主体であるCPU90にROM91とRAM92とを含むメモリが接続されている。CPU90にはバス93を介して機械状態の表示ランプ12、カード受付状態の表示ランプ17、残度数表示器31、貸出可表示ランプ32、貸出スイッチ33、返却スイッチ34、テンキー14、紙幣処理機50、2個のカード処理機40などが接続されている。
前記紙幣処理機50には、図示しないが、紙幣識別器や紙幣搬送機構などが含まれている。各カード処理機40は各カード受付口15,16に対応して設けられるもので、ロック機構43、カード検出器45、およびカード読取器46を含んでいる。
CPU90にはさらに、情報管理装置6と通信を行うための通信インターフェース回路94やパチンコ機2との間の各種制御信号を中継するためのインターフェース回路95が接続されている。
制御装置9は、各カード処理機40のカード検出器45からの検出信号とカード読取器46からの読取信号とから各カード受付口15,16におけるカードの有無、カードの種別、およびカードの金額価値を判別し、その判別結果に基づいて、カード受付口15,16のいずれかで受け付けられているカードについて入金処理と貸出処理との少なくとも一方が実行可能な状態に設定する。
図6〜図8は、玉貸機1のカード受付口15,16のいずれかに新旧いずれかの一般カードまたは会員カードが外部より挿入された場合についての玉貸システムの動作を示しており、図6には玉貸機1の制御装置9による制御の流れが、図7には情報管理装置6の制御装置による制御の流れが、図8にはカード発行元の装置の制御装置による制御の流れが、それぞれ示されている。
なお、図中、「ST」は「STEP」の略であり、一連の制御の流れにおける各手順を示している。玉貸機1の制御装置9において、CPU90はROM91に記憶されたプログラムに従ってRAM92に対するデータの読み書きを実行しつつ入出力各部の動作を一連に制御する。なお、他の装置の制御装置においても、同様のCPU、ROM、およびRAMが備えられている。
いま、カード受付口15,16のいずれかにカードが挿入されると、図6のST1の判定が「YES」となってST2へ進み、CPU90はロック機構43を駆動させてカードをロック保持し、カード読取器46にカード情報を取り込ませる。つぎのST3では、挿入されたカードが現行のカード(新カード)であるかどうか、すなわち、取り込まれたデータが現在のデータ形式のデータであるかどうかがCPU90によって判断される。もし、現行のデータ形式でデータが読み取り可能であれば、ST3の判定が「YES」となってST9へ移行する。
もし、現行のデータ形式でデータが読み取り可能でなければ、ST3の判定は「NO」であり、CPU90はデータを情報管理装置6へ送信し(ST4)、情報管理装置6からの応答に待機する(ST5)。
情報管理装置6が玉貸機1よりデータ送信を受けると、図7のST1の判定が「YES」となり、受信したデータが取り込まれ、従前のデータ形式でデータの読取りが行われる(ST2)。もし、従前のデータ形式でデータが読取り可能であれば、ST3の判定は「YES」であり、従前のデータ形式のデータが現行のデータ形式のデータに変換される(ST4)。変換後のデータは玉貸機1へ送信される(ST5)。もし、従前のデータ形式でデータの読取りが可能でなければ、ST3の判定は「NO」であり、データの読取りが可能でないことが玉貸機1へ知らされる(ST6)。
玉貸機1において、情報管理装置6よりデータ送信があると、図6のST5の判定が「YES」であり、受信した内容が変換後のデータであれば、つぎのST6の判定も「YES」となり、CPU90はカード読取器46に対してカードに記憶されている従前のデータ形式のデータを変換後の現行のデータ形式のデータに書き替えさせた後、カードよりデータを再度取り込ませてデータの読取りを行う(ST7,8)。もし、受信した内容がデータの読取りが可能でないことを知らせるものであれば、ST6の判定は「NO」であり、エラー処理が行われる。
つぎのST9では、受け付けたカードが自装置で発行したものかどうかを判定しており、その判定が「YES」であれば、CPU90は登録データとの照合を行う(ST10)。もし照合結果がOKであれば、ST13の判定が「YES」であり、CPU90は残度数表示器31に残度数を表示させた後(ST14)、遊技者による操作に待機する(ST15)。
受け付けたカードが自装置で発行したものでなければ、ST9の判定が「NO」であり、CPU90はカード情報をカード発行元の装置へ送信し、その装置からの応答に待機する(ST12)。
カード発行元の装置が玉貸機1よりカード情報を受信すると、図8のST1の判定が「YES」となり、登録データとの照合が行われる(ST2)。照合結果がOKであれば、ST3の判定が「YES」であり、照合結果がOKである旨が玉貸機1へ知らされる(ST4)。もし、照合結果がOKでなければ、ST3の判定が「NO」であり、照合結果がOKでない旨が玉貸機1へ知らされる(ST5)。
玉貸機1において、カード発行元の装置より応答があると、図6のST12の判定が「YES」であり、応答内容が照合結果がOKである旨の応答であれば、ST13の判定が「YES」となってST14へ進むが、応答内容が照合結果がOKでない旨の応答であれば、ST13の判定が「NO」であり、エラー処理が行われる。
なお、この実施例では、玉貸機1で取り込まれたデータが現行のデータ形式のデータに変換されたとき、カードに記憶されているデータを現行のデータ形式のデータに書き替えた後、カードよりデータの読み取りを行っているが、カードのデータ書き替えを変換時には行わずカードを返却するときやカードの金額価値がゼロになったときに行うようにしてもよい。
この発明が適用された玉貸システムの構成を示すブロック図である。 隣接する玉貸機とパチンコ機との外観を示す正面図である。 玉貸機の外観を示す斜視図である。 カード処理機の内部構成を示す側面図である。 玉貸機の電気的な構成を示すブロック図である。 玉貸機の制御装置による制御の流れを示すフローチャートである。 情報管理装置における制御の流れを示すフローチャートである。 カード発行元の装置における制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 玉貸機
2 パチンコ機
6 情報管理装置
9 制御装置
15,16 カード受付口
46 カード読取器
90 CPU
91 ROM
92 RAM

Claims (2)

  1. データの記憶が可能な記憶媒体と、金額価値が付与された前記記憶媒体を受け付けて近傍位置の電気接続された特定の遊技機に遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出機と、複数の遊技媒体貸出機と通信可能に接続された管理装置とで構成されている遊技媒体貸出処理システムにおいて、
    前記遊技媒体貸出機は、受け付けた記憶媒体に記憶されているデータを取り込む取込手段と、取込手段により取り込まれたデータのデータ形式が現行のデータ形式であるかどうかを判断する判断手段と、前記データのデータ形式が現行のデータ形式であると判断手段により判断されたとき当該データを読み取る読取手段と、前記データのデータ形式が現行のデータ形式でないと判断手段により判断されたとき当該データを前記管理装置へ送信する送信手段とを備え、
    前記管理装置は、遊技媒体貸出機より送信されてきたデータを取り込む取込手段と、
    取込手段により取り込まれたデータのデータ形式が従前のデータ形式であるかどうかを判断する判断手段と、前記データのデータ形式が従前のデータ形式であると判断手段により判断されたとき当該データを現行のデータ形式のデータに変換する変換手段と、前記データのデータ形式が従前のデータ形式でないと判断手段により判断されたときのその判断結果と前記変換手段による変換によって得られた現行のデータ形式のデータとのいずれかを遊技媒体貸出機へ送信する送信手段とを備えており、
    前記遊技媒体貸出機は、前記管理装置より現行のデータ形式のデータが送信されてきたとき記憶媒体に記憶されているデータに対応する現行のデータ形式のデータを記憶媒体に書き込む書込手段と、前記管理装置より前記判断結果が送信されてきたときエラー処理を行うエラー処理手段とをさらに備え、前記読取手段は、前記書込手段により記憶媒体に現行のデータ形式のデータが書き込まれたとき、当該データを記憶媒体より読み取るようにした遊技媒体貸出システム。
  2. 前記遊技媒体貸出機は、貨幣を受け付けてその貨幣の金額に応じた金額価値が付与された記憶媒体を発行する機能と、発行した記憶媒体の金額価値データをその記憶媒体に付与した識別情報とともに記憶して管理する機能とを備えている請求項1に記載された遊技媒体貸出システム。
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