JP6257937B2 - 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置 - Google Patents

遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6257937B2
JP6257937B2 JP2013140799A JP2013140799A JP6257937B2 JP 6257937 B2 JP6257937 B2 JP 6257937B2 JP 2013140799 A JP2013140799 A JP 2013140799A JP 2013140799 A JP2013140799 A JP 2013140799A JP 6257937 B2 JP6257937 B2 JP 6257937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
store
gaming
card
game
authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013140799A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015012955A (ja
Inventor
小倉 敏男
敏男 小倉
浩和 吉田
浩和 吉田
隆之 耳塚
隆之 耳塚
加藤 直樹
直樹 加藤
正貴 岩本
正貴 岩本
谷村 俊彰
俊彰 谷村
明 藤原
明 藤原
一晃 杉山
一晃 杉山
洋平 大橋
洋平 大橋
薫 愛甲
薫 愛甲
隆弘 奥村
隆弘 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP2013140799A priority Critical patent/JP6257937B2/ja
Publication of JP2015012955A publication Critical patent/JP2015012955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6257937B2 publication Critical patent/JP6257937B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、店舗において遊技機に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理を行う遊技用装置と、店舗外に設けられ、前記遊技用装置と通信可能であり、前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置と、店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置及び前記店舗外管理装置と通信可能であり、該遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理を行う遊技用処理装置と、を備える遊技用システムと、当該遊技用装置及び遊技用処理装置に関する。
従来より、特許文献1に示すように、店舗において遊技機に対応して設けられ、遊技に使用可能な有価価値(貨幣やカード)を受け付けて該受け付けた有価価値を前記対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理(入金処理やカード照合処理)を行う遊技用装置と、当該店舗に設けられ、前記遊技用装置と通信可能であり、前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する管理装置と、を備える遊技用システムが知られている。
特開2006−075180号公報
ここで特許文献1に示す遊技用システムにおいて、前記管理装置を店舗外に設ける店舗外管理装置とする(いわゆるクラウド化する)ことにより、店舗に設ける管理装置を無くして、システムのコストダウンを図ることが考えられるが、仮に遊技用装置と店舗外管理装置とが通信不能(オフライン)となった場合にも該遊技用装置において有価価値の受付を可能とすると、該遊技用装置が店舗外に持ち出されて有価価値の受付が行われた後に店舗に戻されて、該受け付けた有価価値が使われてしまうという問題が生ずる。
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、使用可能化処理に供された有価価値を管理する管理装置を店舗に設けずに済むと共に、遊技用装置と店舗外管理装置とが通信不能な場合であっても店舗外における不正な有価価値の受付を防止できるような、遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。なお後述する発明を実施するための最良の形態の説明及び図面で使用した符号を参考のために括弧書きで付記するが、本発明の構成要素は該付記したものには限定されない。
まず手段1に係る発明は、
店舗(遊技場)において遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報(店舗コード)を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値(残額及び持玉数を特定可能なカード3,紙幣2,持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理(S211bのカード受付処理,S212aの残額加算処理,S213aの持玉数加算処理)を行う遊技用装置(玉貸ユニット20)と、
店舗外に設けられ、前記遊技用装置と通信可能であり、前記使用可能化処理に供された有価価値を(価値管理DBで)管理する店舗外管理装置(50)と、
店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置及び前記店舗外管理装置と通信可能であり、該遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理(残額の精算,持玉数の景品交換)を行う遊技用処理装置(精算装置40,POS端末)と、
を備える遊技用システム(1)であって、
前記遊技用装置は、
前記店舗外管理装置と通信可能であるか否かを判定する通信可否判定手段(通信判定処理を行う制御部21)と、
該通信可否判定手段により通信不能であると判定したことに基づいて、前記遊技用処理装置に対して、前記記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を送信する認証要求送信手段(S305の処理を行う制御部21)と、をさらに有し、
前記遊技用処理装置は、
前記遊技用装置から前記認証要求を受信したことに基づいて、該認証要求に含まれる店舗識別情報と前記記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証を行う認証手段(制御部42)と、
該認証手段による認証結果を前記遊技用装置に対して返信する認証結果返信手段(制御部42)と、をさらに有し、
前記遊技用装置は、該認証結果返信手段から返信されてきた認証結果により認証が得られたこと(S307でYES)に基づいて、前記有価価値の受付を可能とする(S312で紙幣2の受付,S313で持玉の計数を待機する)ことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置を備えるので、同様の機能の管理装置を店舗に設けずに済むと共に、遊技用装置と店舗外管理装置とが通信不能な場合であっても、該遊技用装置から遊技用処理装置に認証要求を送信して認証が得られたら、遊技用装置において有価価値の受付が可能とされるので、店舗外における不正な有価価値の受付を防止できる。
また、遊技用処理装置が、遊技用装置よりも移動困難なので、該遊技用処理装置が遊技用装置と共に店舗外に持ち出されて不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
さらに、遊技用処理装置と遊技用装置が記憶している店舗識別情報が異なれば認証が得られないので、遊技用装置が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
また手段2に係る発明は、
手段1に記載した遊技用システムであって、
前記遊技用処理装置は、移動困難であることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、遊技用処理装置が移動困難なので、該遊技用処理装置が遊技用装置と共に店舗外に持ち出されて不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
また手段3に係る発明は、
手段1又は2に記載した遊技用システムであって、
前記店舗外管理装置は、前記遊技機での遊技に使用された有価価値である売上を少なくとも店舗毎に特定可能な売上情報を送信する売上情報送信手段(制御部52)をさらに有し、
前記遊技用システムは、店舗外に設けられ、前記売上情報を受信したことに基づいて、該売上情報から特定される売上を(売上管理DBで)少なくとも店舗毎に管理する売上管理装置(60)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、各店舗の売り上げを管理することができる。
また手段4に係る発明は、
手段1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用処理装置は、前記認証手段による認証履歴を記憶する認証履歴記憶手段(認証履歴DB)をさらに有し、
前記遊技用装置は、前記通信可否判定手段により通信不能であると判定した後に通信可能である(S323でYES)と判定したことに基づいて、通信復帰通知(オンライン復帰通知)を前記遊技用処理装置に対して送信する通信復帰通知送信手段(S325の処理を行う制御部21)をさらに有し、
前記遊技用処理装置は、該通信復帰通知を受信したことに基づいて、前記認証履歴記憶手段で記憶している認証履歴を前記店舗外管理装置に対して送信する認証履歴送信手段(制御部42)をさらに有することを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、認証履歴を受信した店舗外管理装置において、遊技用装置との通信不能状態時に行われた処理を反映できるので、不正を防止できる。
また手段5に係る発明は、
手段1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置及び前記遊技用処理装置は、当該遊技用装置及び遊技用処理装置が設置される前記店舗を識別可能な店舗識別情報(店舗コード)を記憶し、
前記認証要求送信手段は、前記遊技用装置が記憶している店舗識別情報を含む前記認証要求を送信し、
前記認証手段は、該認証要求に含まれる店舗識別情報と前記遊技用処理装置が記憶している店舗識別情報とに基づいて、前記遊技用装置の認証を行うことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、店舗識別情報が異なれば認証が得られないので、遊技用装置が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
また手段6に係る発明は、
手段5に記載した遊技用システムであって、
前記有価価値(残額及び持玉数)は、前記店舗により遊技者に対して発行され、当該店舗の店舗識別情報(店舗コード)が記録されている遊技用記録媒体(カード3)の記録情報(カードID)から特定され、
前記遊技用装置は、該遊技用記録媒体を受け付け(S211でYES)、該受け付けた遊技用記録媒体に記録されている店舗識別情報と前記記憶している店舗識別情報とが一致していること(S211aでYES)を条件として、該受け付けた遊技用記録媒体の記録情報から特定される有価価値の前記使用可能化処理(S211bのカード受付処理)を行うことを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、店舗識別情報が異なれば、遊技用記録媒体の記録情報から特定される有価価値の使用可能化処理が行われないので、遊技用装置が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることをさらに防止できる。
また手段7に係る発明は、
手段1〜6のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記認証要求の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段(送信履歴DB)と、前記通信可否判定手段により通信不能であると判定した後に通信可能である(S323でYES)と判定したことに基づいて、前記送信履歴記憶手段で記憶している送信履歴を前記店舗外管理装置に対して送信する送信履歴送信手段(S324の処理を行う制御部21)をさらに有することを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、送信履歴を受信した店舗外管理装置において、遊技用装置との通信不能状態時に行われた処理を反映できるので、不正を防止できる。
また手段8に係る発明は、
手段1〜7のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技用装置は、前記通信可否判定手段により通信不能である(S102でYES)と判定した場合であっても、前記使用可能化処理に供された有価価値は前記遊技に使用可能とすることを特徴とする遊技用システムである。
これによれば、通信可能時に使用可能化処理に供された有価価値は、通信不能時でも遊技に使用可能なので、通信不能時における遊技者の不利益を緩和できる。
また手段9に係る発明は、
店舗(遊技場)において遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報(店舗コード)を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値(残額及び持玉数を特定可能なカード3,紙幣2,持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理(S211bのカード受付処理,S212aの残額加算処理,S213aの持玉数加算処理)を行う遊技用装置(玉貸ユニット20)であって、
店舗外に設けられ前記使用可能化処理に供された有価価値を(価値管理DBで)管理する店舗外管理装置(50)と通信可能であると共に、店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理(残額の精算,持玉数の景品交換)を行う遊技用処理装置(精算装置40,POS端末)と通信可能であり、
前記店舗外管理装置と通信可能であるか否かを判定する通信可否判定手段(通信判定処理を行う制御部21)と、
該通信可否判定手段により通信不能であると判定したことに基づいて、前記遊技用処理装置に対して、前記記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を送信する認証要求送信手段(S305の処理を行う制御部21)と、
送信した認証要求に含まれる店舗識別情報と前記遊技用処理装置が記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証結果を受信する認証結果受信手段(外部通信部21b)と、を有し、
該認証結果受信手段により受信した認証結果により認証が得られたこと(S307でYES)に基づいて、前記有価価値の受付を可能とする(S312で紙幣2の受付,S313で持玉の計数を待機する)ことを特徴とする遊技用装置である。
これによれば、遊技用装置と店舗外管理装置とが通信不能な場合であっても、該遊技用装置から遊技用処理装置に認証要求を送信して認証が得られたら、遊技用装置において有価価値の受付が可能とされるので、店舗外における不正な有価価値の受付を防止できる。
また、遊技用処理装置が、遊技用装置よりも移動困難なので、該遊技用処理装置が遊技用装置と共に店舗外に持ち出されて不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
さらに、遊技用処理装置と遊技用装置が記憶している店舗識別情報が異なれば認証が得られないので、遊技用装置が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
さらに手段10に係る発明は、
店舗(遊技場)において遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報(店舗コード)を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値(残額及び持玉数を特定可能なカード3,紙幣2,持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理(S211bのカード受付処理,S212aの残額加算処理,S213aの持玉数加算処理)を行う遊技用装置(玉貸ユニット20)と通信可能であると共に、店舗外に設けられ、前記使用可能化処理に供された有価価値を(価値管理DBで)管理する店舗外管理装置(50)と通信可能であり、店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理(残額の精算,持玉数の景品交換)を行う遊技用処理装置(精算装置40,POS端末)であって、
前記遊技用装置と前記店舗外管理装置とが通信不能であることに基づいて該遊技用装置から送信されてくる、当該遊技用装置が記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を受信する認証要求受信手段(通信部41)と、
前記遊技用装置から前記認証要求を受信したことに基づいて、該認証要求に含まれる店舗識別情報と前記記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証を行う認証手段(制御部42)と、
該認証手段により前記遊技用装置の認証ができたことに基づいて、当該遊技用装置における前記有価価値の受付を可能とする(S312で紙幣2の受付,S313で持玉の計数を待機する)ための認証結果を当該遊技用装置に対して返信する認証結果返信手段(制御部42)と、を有することを特徴とする遊技用処理装置である。
これによれば、遊技用装置と店舗外管理装置とが通信不能な場合であっても、該遊技用装置から遊技用処理装置に認証要求を送信して認証が得られたら、遊技用装置において有価価値の受付が可能とされるので、店舗外における不正な有価価値の受付を防止できる。
また、遊技用処理装置が、遊技用装置よりも移動困難なので、該遊技用処理装置が遊技用装置と共に店舗外に持ち出されて不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
さらに、遊技用処理装置と遊技用装置が記憶している店舗識別情報が異なれば認証が得られないので、遊技用装置が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
遊技用システムの一例を表すブロック図である。 (a)はパチンコ機,玉貸ユニット,及び各台計数機の一例を表す正面図であり、(b)は玉貸ユニットの一例を表す左側面断面図である。 精算装置の一例を表す斜視図である。 (a)は店舗外管理装置が記憶している価値管理DB,(b)は玉貸ユニットが記憶している送信履歴DB,(c)は精算装置が記憶している認証履歴DB,(d)は売上管理装置が記憶している売上管理DBの一例を表す図である。 玉貸ユニットが行う通信判定処理の一例を表すフローチャートである。 玉貸ユニットが行うオンライン処理の一例を表すフローチャートである。 玉貸ユニットが行うオフライン処理の一例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技用システム1は、図1に示すように、店舗(遊技場)において遊技機(パチンコ機10)に対応して設けられ、遊技に使用可能な有価価値(残額及び持玉数を特定可能なカード3,紙幣2,持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を前記対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理を行う遊技用装置(玉貸ユニット20)と、店舗外に設けられ、遊技用装置と通信可能であり、前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置50と、店舗に設けられ、遊技用装置及び店舗外管理装置50と通信可能であり、遊技に関する処理(残額の精算)を行う遊技用処理装置(精算装置40)と、を備える。このように、使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置を備える(いわゆるクラウド化が図られている)ので、同様の機能の管理装置を店舗に設けずに済む。
以下においては、店舗が遊技場であり、遊技機がパチンコ機10であり、遊技媒体がパチンコ玉である例について説明し、また、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」,ステップSを「S」と略記する。
まず、図1〜図4を参照して、遊技用システム1の構成について説明する。本例の遊技用システム1では、図1に示すように、各店舗(例えば遊技場A,B,Cの各々)において、複数のパチンコ機10の各々に対応する玉貸ユニット20及び各台計数機30と、所定数(例えば1〜数台)の精算装置40と、複数の玉貸ユニット20と精算装置40とを通信可能に接続するルータ5とが設けられている。ここで各店舗は同様の構成なので、以下においては、遊技場Aについて説明する。そして各店舗のルータ5は、店舗外管理装置50と通信可能に接続され、該店舗外管理装置50は、売上管理装置60と通信可能に接続されている。なお、各店舗における玉貸ユニット20及び精算装置40の設置時には、当該店舗を識別可能な店舗識別情報である店舗コードが、店舗外管理装置50からルータ5を介して、各玉貸ユニット20及び精算装置40に配信されて、それらで記憶される。
この遊技用システム1では、紙幣2,カード3が使用される。紙幣2は貨幣の一例であって、図2(b)に示すように、ここでは1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類が使用される。カード3は遊技用記録媒体の一例であって、該遊技用記録媒体を個々に識別可能なカードIDと、カード3の発行店舗を識別可能な店舗識別情報(店舗コード)とが記録されている。このカード3は、長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、カードID及び店舗コード等が記録される記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、ここでは該記録領域として不揮発性のEEPROM(登録商標)を備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。このカード3は、玉貸ユニット20又は図示しないカード発行機で発行される。
ここで店舗外管理装置50では、図4(a)に示すように、価値管理DBにおいて、各店舗毎のデータテーブルが設けられていて、各店舗のデータテーブルでは、当該店舗で発行された複数のカード3の各カードIDに対応付けて、入金された金額から遊技に使用(玉貸)された金額を減算した残額と、各台計数機30で計数された玉数から遊技に使用(返却)された玉数を減算した持玉数とが管理されている。この価値管理DBは、玉貸ユニット20にて受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理に供された有価価値を管理するものである。
なおカード3には、これら残額及び持玉数は記録されておらず、該残額及び持玉数は、店舗外管理装置50にて完全ID管理されていることになり、該完全ID管理の下では、カード3に残額及び持玉数が記録されている場合とは異なり、玉貸ユニット20にてカード3が挿入されてカードIDが読み取られると、該カードIDが店舗外管理装置50に送信され、店舗外管理装置50にて該カードIDに対応付けて価値管理DBで記憶されている残額及び持玉数が特定されて、該残額及び持玉数のデータが玉貸ユニット20に送信されることにより、該玉貸ユニット20において当該残額及び持玉数が使用可能となる。
このカード3が、玉貸ユニット20のカードR/W23で受け付けられることにより、該カード3のカードIDと対応付けて店舗外管理装置50で管理されている残額をパチンコ玉の貸与(玉貸)に使用可能となり、また該カード3のカードIDと対応付けて店舗外管理装置50で管理されている持玉数を返却可能となる。またカード3が、精算装置40のカードR/W44で受け付けられることにより、該カード3のカードIDと対応付けて店舗外管理装置50で管理されている残額を精算可能となる。さらにカード3が、図示しないPOS端末で受け付けられることにより、該カード3のカードIDと対応付けて店舗外管理装置50で管理されている持玉数を景品交換に使用可能となる。
玉貸ユニット20に対応して設けられるパチンコ機10は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは対応する玉貸ユニット20との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて玉貸処理が行われる、いわゆるCR式のパチンコ機である。このパチンコ機10は、遊技場に配置された図示しない遊技機遊技機設置島において、該パチンコ機10の機種等に従って設置されている。
このパチンコ機10は、図2(a)に示すように、その前面に遊技領域,上皿,下皿,及び発射ハンドル等を備えると共に、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16を備え、図1に示すように、その内部に遊技制御基板11,払出制御基板12,及び玉払出装置13等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
遊技制御基板11は、パチンコ機10における遊技状態を制御するものである。払出制御基板12は、玉貸ユニット20の後述する玉貸通信部21aと通信可能に接続され、後述する玉貸処理が行われる場合に、パチンコ機10と玉貸ユニット20との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。また払出制御基板12は、玉払出装置13と接続され、該玉払出装置13を制御するものである。さらに払出制御基板12は、残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16とも接続されている。玉払出装置13は、玉貸処理が行われて遊技者に貸し出されたパチンコ玉や、遊技の結果として遊技者に付与されるパチンコ玉(いわゆる賞球)を払い出すものである。ここで残度数表示器14,玉貸ボタン15,及びカード返却ボタン16は、パチンコ機10の前面に配置されているものであるが、前記払出制御基板12を介して玉貸ユニット20と通信可能に接続されているため、玉貸ユニット20に属するものである。
残度数表示器14は、玉貸ユニット20の制御部21のRAMに記憶されている残額を単位使用額(例えば100円)で除算した商の整数部分を残度数として表示するための表示器であり、ここでは2桁の7セグメント表示器である。玉貸ボタン15は、玉貸ユニット20の制御部21のRAMに記憶されている残額を使用した玉貸操作を遊技者から受け付けるボタンである。カード返却ボタン16は、後述するカードR/W23で受け付けているカード3の返却操作を遊技者から受け付けるボタンである。
各台計数機30は、パチンコ機10に対応して設けられ、該パチンコ機10から払い出されたパチンコ玉(即ち遊技者の持玉)を計数するものである。この各台計数機30による計数値は、玉貸ユニット20の制御部21に入力され、持玉数として、該制御部21のRAMで記憶されると共に、持玉数表示器24に表示される。
玉貸ユニット20は前記遊技用装置の一例であって、パチンコ機10に対応して設けられ、縦長の箱型の形状を呈するものであり、図2(a)に示すように、その前面に紙幣挿入口22a,持玉数表示器24,持玉返却ボタン25,及びカード挿入口23a等を備え、図2(b)に示すように、その内部に紙幣識別機22,制御部21,玉貸通信部21a,外部通信部21b,及びカードR/W23等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。この玉貸ユニット20は、ユニットIDにより、各玉貸ユニット20を個々に識別可能とされている。
制御部21は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、玉貸ユニット20に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものであり、その作用については図5〜図7を参照して後述する。なお不揮発性の記録領域であるEEPROMは、前記ユニットID,及び前記店舗コードを記憶している。またEEPROMは、図4(b)に示す送信履歴DBを記憶しているが、これについては後述する。
制御部21には、玉貸通信部21aと外部通信部21bが設けられている。玉貸通信部21aは、前述の如く、パチンコ機10の払出制御基板12と通信可能に接続されている。外部通信部21bは、ルータ5を介して、精算装置40の通信部41,及び店舗外管理装置の通信部51と通信可能に接続されている。なお外部通信部21bから送信される情報(要求や通知)には、前記ユニットIDが含まれるので、店舗外管理装置50では、該情報と共に受信したユニットIDに基づいて、該情報の送信元である玉貸ユニット20を特定可能である。
紙幣識別機22は貨幣受付手段の一例であって、貨幣を受け付けるものであり、ここでは図2(b)に示すように、紙幣挿入口22aから前記4種類の紙幣2の挿入を受け付けて、該受け付けた紙幣2の真贋及び金種を識別する識別機である。なお紙幣識別機22により受け付けられた紙幣2は、紙幣通路22bを通じて玉貸ユニット20の背面から外部に排出され、遊技機設置島に設けられた紙幣搬送機構(図示外)により搬送されて、金庫(図示外)に回収される。
カードR/W23は、カード挿入口23aから挿入されたカード3を受け付けて、該受け付けたカード3のカードIDを読み取るものである。このカードR/W23の後方には、カード3を収納するカードストッカ23bが設けられている。そして、カードR/W23で受け付けたカード3のカードIDから特定される残額が玉貸処理によって零になり、かつ、該カードIDから特定される持玉数が持玉返却処理により零になると、該カード3はカードストッカ23bに収納される。一方、カードR/W23でカード3を受け付けていない状態で、紙幣2を受け付けたり、各台計数機30による計数が行われると、カードストッカ23bに収納されているカード3のうちの1枚が取り出されて、カードR/W23にセットされる。
持玉数表示器24は、制御部21のRAMに記憶されている持玉数を表示するための表示器であり、ここでは5桁の7セグメント表示器である。持玉返却ボタン25は、制御部21のRAMに記憶されている持玉数を使用した持玉返却操作を遊技者から受け付けるボタンである。
精算装置40は前記遊技用処理装置の一例であって、カード3を受け付けて、該受け付けたカード3のカードIDに対応付けて店舗外管理装置50で管理されている残額(精算額)に相当する貨幣を払い出して精算を行うものである。この精算装置40は、遊技場内の所定箇所(例えば遊技機設置島の端部や景品交換カウンタの近傍等)において移動困難に(例えば玉貸ユニット20よりも、比較的大きく、比較的重く、及び/又は、強固に固着して、あるいは店員の監視が十分に行き届く場所に)設けられ、図3に示すように、キオスク端末型の形状を呈するものであり、その前面にディスプレイ43,カード挿入口44a,紙幣払出口46a,及び硬貨払出口47a等を備え、図1に示すように、その内部に通信部41,制御部42,カードR/W44,紙幣払出機46,及び硬貨払出機47等を備えており、これらの各構成要素は図1に示すように接続されている。
通信部41は、ルータ5を介して、店舗内に設けられる全ての玉貸ユニット20の外部通信部21bと通信可能に接続されていると共に、店舗外管理装置50の通信部51とも通信可能に接続されている。制御部42は、CPU,RAM,ROM,EEPROM等を備えており、ROMに記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、精算装置40に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。なお不揮発性の記録領域であるEEPROMは、前記店舗コードを記憶している。またEEPROMは、図4(c)に示す認証履歴DBを記憶しているが、これについては後述する。
ディスプレイ43は、各種の情報を表示するための表示デバイスである。このディスプレイ43では、カード3を受付可能なときに、カード3の挿入を促す旨が表示される。また貨幣を払い出すときに、残額を返却する旨が表示される。さらに精算が終了すると、カード3の抜き取りを指示する旨,又はカード3を回収する旨が表示される。
カードR/W44は、カード挿入口64aから挿入されたカード3を受け付けて、該受け付けたカード3のカードIDを読み取るものである。この精算装置40において精算が完了したカード3は、該カードIDから特定される持玉数が有れば、カード挿入口64aから排出されて、遊技者に返却され、持玉数が無ければ、精算装置40の内部に収納される。
紙幣払出機46及び硬貨払出機47は、精算額分の貨幣を払い出すものであり、具体的には、紙幣払出機46の背後に設けられる紙幣収納部66bから、所定の種類及び所定数の紙幣2を取り出して、紙幣払出口46aから払い出すと共に、硬貨払出機47の上部に設けられる硬貨収納部67bから、所定の種類及び所定数の硬貨を取り出して、硬貨払出口47aから払い出す。
店舗外管理装置50は、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,ディスプレイ53,入力装置54,及びハードディスク55等を備えているコンピュータである。ハードディスク55は、前記図4(a)に示す価値管理DBを記憶している。またハードディスク55は、図示しないが、パチンコ機10での遊技に使用された有価価値である売上(即ち玉貸に使用された残額である使用額と、返却された持玉数である使用玉数)を、少なくとも店舗毎に記憶している。
通信部51は、前述の如く、各店舗に設けられるルータ5を介して、当該店舗内に設けられる全ての玉貸ユニット20の外部通信部21bと通信可能に接続されていると共に、当該店舗内に設けられる精算装置40の通信部41とも通信可能に接続されている。また通信部51は、売上管理装置60とも通信可能に接続されており、前記ハードディスク55で記憶している売上を少なくとも店舗毎に特定可能な売上情報を、該売上管理装置60に対して送信する、売上情報送信手段として機能するものである。該売上情報の送信タイミングは特に限定されず、例えば各店舗の営業終了後であっても良く、また各店舗の営業中における所定時間毎であっても良い。
制御部52は、CPU,RAM,ROM等を備えており、ハードディスク55に記憶されている処理プログラムがRAMを作業領域としてCPUで実行されることにより、店舗外管理装置50に備えられる各構成要素の動作を制御して各種の処理を行うものである。ディスプレイ53は、各種の情報を表示するための表示デバイスであり、入力装置54は、各種の入力を受け付けるための入力デバイスである。
売上管理装置60は、店舗外に設けられ、店舗外管理装置50から前記売上情報を受信したことに基づいて、該売上情報から特定される売上を少なくとも店舗毎に管理するものであり、図4(d)に示す売上管理DBを記憶している。この売上管理DBでは、日付毎のデータテーブルが設けられていて、各日付のデータテーブルでは、遊技場毎に、当該日付における当該遊技場の使用額と使用玉数とが記憶されている。そして一の遊技場について前記売上情報を受信すると、該売上情報に含まれる使用額と使用玉数を、当該遊技場について記憶している使用額と使用玉数に加算する。これによれば、各店舗の売り上げを管理することができる。
次に、図5〜図7を参照して、遊技用システム1の作用について説明する。
まず図5は、玉貸ユニット20が行う通信判定処理の一例を表すフローチャートである。この通信判定処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50と通信可能であるか否かを判定するための確認信号を、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信すると共に(S101)、タイマの計時を開始し、該タイマがタイムアウト(例えば1sec経過)するまで(S102)、該確認信号を受信した店舗外管理装置50から送信されてくる応答信号の受信を待機する(S103)。このS101〜S103の処理を行う制御部21は、店舗外管理装置50と通信可能であるか否かを判定する通信可否判定手段として機能するものである。
ここでタイムアウトするまでに応答信号の受信が有る(S103でYES)、即ち店舗外管理装置50と通信可能なオンライン状態であると判定した場合には、図6に示すオンライン処理に進み(S105)、該オンライン処理が終了すると、S101に戻る。一方、応答信号の受信が無くタイムアウトした(S102でYES)、即ち店舗外管理装置50と通信不能なオフライン状態であると判定した場合には、図7に示すオフライン処理に進み(S104)、該オフライン処理が終了すると、S101に戻る。
次に図6は、玉貸ユニット20が行うオンライン処理の一例を表すフローチャートである。このオンライン処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、カード3の受付(S211),紙幣2の受付(S212),各台計数機30によるパチンコ玉の計数(S213),玉貸ボタン15の操作(S214),持玉返却ボタン25の操作(S215),カード返却ボタン16の操作(S216)を待機し、S211〜S216でいずれもNOならば、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。
S211でカード3の受付が有る(YES)、即ちカード挿入口23aから挿入されたカード3を受け付けると、該受け付けたカード3からカードID及び店舗コードをカードR/W23により読み取って、店舗コード判定処理(S211a)を行う。この店舗コード判定処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、該読み取った店舗コードと、前記EEPROMで記憶している店舗コードとが一致するか否かを判定し、一致しなければ、前記受け付けたカード3を排出し、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻り、一致すれば、カード受付処理(S211b)を行う。即ち玉貸ユニット20は、カード3を受け付け、該受け付けたカード3に記録されている店舗コードと前記記憶している店舗コードとが一致していることを条件として、該受け付けたカード3の記録情報(カードID)から特定される有価価値(残額及び持玉数)の使用可能化処理(カード受付処理)を行うものである。これによれば、店舗コードが異なれば、カードのカードIDから特定される残額及び持玉数の使用可能化処理が行われないので、玉貸ユニット20が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付(入金や計数)が行われることを防止できる。
S211bのカード受付処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、前記読み取ったカードIDを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している残額及び持玉数を特定して、該特定した残額及び持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50から受信した残額及び持玉数をRAMで記憶し、該残額に相当する残度数を残度数表示器14で表示すると共に、該持玉数を持玉数表示器24に表示して、カード受付処理を終了し、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。このカード受付処理は、遊技に使用可能な有価価値(ここでは残額及び持玉数を特定可能なカード3)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理である。
S212で紙幣2の受付が有る(YES)、即ち紙幣挿入口22aから挿入された紙幣2を受け付けると、該受け付けた紙幣2の真贋を紙幣識別機22により識別し、贋の紙幣2であると識別した場合には、前記受け付けた紙幣2を排出し、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻り、真の紙幣2であると識別した場合には、前記受け付けた紙幣2を取り込んで、残額加算処理(S212a)を行う。
この残額加算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、カードIDと、前記受け付けた紙幣2の金額である入金額とを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。ここで送信するカードIDは、カード3を受付中である場合には、該受付中のカード3から読み取ったカードIDであり、カード3を受付中でない場合には、カードストッカ23bからカードR/W23に移動したカード3から読み取ったカードIDである。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している残額に、該受信した入金額を加算して、該加算後の残額を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50から受信した加算後の残額をRAMで記憶し、該残額に相当する残度数を残度数表示器14で表示して、残額加算処理を終了し、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。この残額加算処理は、遊技に使用可能な有価価値(ここでは紙幣2)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理である。
S213で各台計数機30によるパチンコ玉の計数が有ると(YES)、持玉数加算処理(S213a)を行う。
この持玉数加算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、カードIDと、前記各台計数機30による計数値とを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。ここで送信するカードIDは、前記S212aと同様に、カード3を受付中である場合には、該受付中のカード3から読み取ったカードIDであり、カード3を受付中でない場合には、カードストッカ23bからカードR/W23に移動したカード3から読み取ったカードIDである。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している持玉数に、該受信した計数値を加算して、該加算後の持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50から受信した加算後の持玉数をRAMで記憶し、該持玉数を持玉数表示器24で表示して、持玉数加算処理を終了し、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。この持玉数加算処理は、遊技に使用可能な有価価値(ここでは持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理である。
S214で玉貸ボタン15の操作が有ると(YES)、RAMで記憶している残額が零であれば、該玉貸ボタン15の操作を無効とし、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻り、該残額が零でなければ、残額減算処理を行う(S214a)。
この残額減算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、玉貸処理に使用される使用額とを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。ここで送信する使用額は、残額が所定の単位玉貸額(例えば500円)以上の場合には、該単位玉貸額であり、残額が所定の単位玉貸額未満の場合には、当該残額である。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している残額から、該受信した使用額を減算して、該減算後の残額を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50から受信した減算後の残額をRAMで記憶し、該残額に相当する残度数を残度数表示器14で表示して、残額減算処理を終了し、玉貸処理(S214b)を行う。この玉貸処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、前記使用額に相当する数のパチンコ玉の払出を、玉貸通信部21aからパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信し、パチンコ機10は、前記使用額に相当する数のパチンコ玉を玉払出装置13から払い出す。そして玉貸処理が終了すると、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。
S215で持玉返却ボタン25の操作が有ると(YES)、RAMで記憶している持玉数が単位返却数(例えば125玉)未満であれば、該持玉返却ボタン25の操作を無効とし、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻り、該持玉数が単位返却数以上であれば、持玉数減算処理を行う(S215a)。
この持玉数減算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、持玉返却処理で返却される返却玉数(即ち前記単位返却数)とを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している持玉数から、該受信した返却玉数を減算して、該減算後の持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50から受信した減算後の持玉数をRAMで記憶し、該持玉数を持玉数表示器24で表示して、持玉数減算処理を終了し、持玉返却処理(S215b)を行う。この持玉返却処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、前記返却玉数のパチンコ玉の払出を、玉貸通信部21aからパチンコ機10の払出制御基板12に対して送信し、パチンコ機10は、前記返却玉数のパチンコ玉を玉払出装置13から払い出す。そして持玉返却処理が終了すると、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。
S216でカード返却ボタン16の操作が有ると(YES)、カードR/W23でカード3を受付中でなければ、該カード返却ボタン16の操作を無効とし、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻り、カード3を受付中であれば、価値照合処理を行う(S216a)。
この価値照合処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、RAMで記憶している残額及び持玉数とを、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信する。店舗外管理装置50の制御部52は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している残額及び持玉数と、該受信した残額及び持玉数とを照合し、照合が一致しなければ、所定のエラー処理を行い、照合が一致すれば、カード返却通知を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、店舗外管理装置50からカード返却通知を受信すると、受付中のカード3を排出するカード返却処理(S216b)を行い、オンライン処理を終了して、図5のS101に戻る。
次に図7は、玉貸ユニット20が行うオフライン処理の一例を表すフローチャートである。このオフライン処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40と通信可能であるか否かを判定するための確認信号を、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信すると共に(S301)、タイマの計時を開始し、該タイマがタイムアウト(例えば1sec経過)するまで(S302)、該確認信号を受信した精算装置40から送信されてくる応答信号の受信を待機する(S303)。
ここで応答信号の受信が無くタイムアウトした(S302でYES)、即ち精算装置40と通信不能な状態であると判定した場合には、カード3の受付,紙幣2の受付,及び持玉の計数を禁止して(S304)、オフライン処理を終了し、図5のS101に戻る。このS304では、例えばカード挿入口23aからカード3が挿入されても返却したり、カード挿入口23aを閉鎖することにより、カード3の受付を禁止する。また、例えば紙幣挿入口22aから紙幣2が挿入されても返却したり、紙幣挿入口22aを閉鎖することにより、紙幣2の受付を禁止する。また、各台計数機30における持玉の投入口を閉鎖することにより、持玉の計数を禁止する。
即ち店舗外管理装置50とオフライン状態であり、かつ、精算装置40と通信不能な状態では、店舗外管理装置50とオンライン状態に復帰するまで、カード3の受付,紙幣2の受付,及び持玉の計数ができないと共に、玉貸ボタン15の操作,持玉返却ボタン25の操作,及びカード返却ボタン16の操作もできない。なお店舗外管理装置50とオンライン状態に復帰したら、S304で行われたカード3の受付,紙幣2の受付,及び持玉の計数の禁止は解除される。
一方、タイムアウトするまでに応答信号の受信が有る(S303でYES)、即ち精算装置40と通信可能な状態であると判定した場合には、精算装置40に認証要求を送信して(S305)、該認証要求の送信履歴を図4(b)に示す送信履歴DBで記憶する(S306)。この送信履歴DBでは、店舗外管理装置50とのオフラインが発生したことに基づいて精算装置40に対して認証要求を送信した時刻と、店舗外管理装置50とオンラインに復帰した時刻とが記憶される。この送信履歴DBは、認証要求の送信履歴を記憶する送信履歴記憶手段として機能するものである。また、S305で送信する認証要求には、RAMで記憶している店舗コードが含まれる。このS305の処理を行う制御部21は、通信可否判定手段により通信不能(オフライン状態)であると判定したことに基づいて、精算装置40に対して、当該玉貸ユニット20の認証要求を送信する認証要求送信手段として機能するものである。
精算装置40は、店舗コードの認証(即ち、受信した認証要求に含まれる店舗コードと、制御部42のEEPROMで記憶している店舗コードとが一致するか否かの判定)を行い、該認証履歴を図4(c)に示す認証履歴DBで記憶して、認証結果を前記玉貸ユニット20に対して返信する。この処理を行う制御部42は、玉貸ユニット20から認証要求を受信したことに基づき、該認証要求に含まれる店舗コードと精算装置40が記憶している店舗コードとに基づいて、当該玉貸ユニット20の認証を行う認証手段として機能すると共に、該認証手段による認証結果を玉貸ユニット20に対して返信する認証結果返信手段として機能するものである。これによれば、店舗コードが異なれば認証が得られないので、玉貸ユニット20が一の店舗から持ち出されて他の店舗で不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。また認証履歴DBでは、認証要求を受信した時刻と、該認証要求の送信元の玉貸ユニット20のユニットIDと、認証結果(店舗コードが一致の場合にはOK、店舗コードが不一致の場合にはNG)と、玉貸ユニット20が店舗外管理装置50とオンラインに復帰した時刻とが記憶される。この認証履歴DBは、前記認証手段による認証履歴を記憶する認証履歴記憶手段として機能するものである。
そして玉貸ユニット20の制御部21は、前記認証結果を受信したら、該認証結果がOKか否かを判定する(S307)。このS307で認証結果がNGであれば(NO)、前記S304に進む。即ち店舗外管理装置50とオフライン状態において、精算装置40と通信可能な状態であっても、玉貸ユニット20の認証が得られない場合(例えば玉貸ユニット20が、一の遊技場から取り外されて、他の遊技場に持ち込まれ、当該他の遊技場で精算装置40に接続された場合)には、店舗外管理装置50とオンライン状態に復帰するまで、カード3の受付,紙幣2の受付,及び持玉の計数ができないと共に、玉貸ボタン15の操作,持玉返却ボタン25の操作,及びカード返却ボタン16の操作もできない。なお店舗外管理装置50とオンライン状態に復帰したら、S304で行われたカード3の受付,紙幣2の受付,及び持玉の計数の禁止は解除される。
一方、S307で認証結果がOKであれば(YES)、カード3を受付中であるか否かを判定した後(S311)、紙幣2の受付(S312),各台計数機30によるパチンコ玉の計数(S313),玉貸ボタン15の操作(S314),持玉返却ボタン25の操作(S315),カード返却ボタン16の操作(S316)を待機し、S321〜S325の処理を行う。この処理を行う制御部21は、認証結果返信手段から返信されてきた認証結果により認証が得られたことに基づいて、有価価値の受付を可能とするものである。これによれば、玉貸ユニット20と店舗外管理装置50とが通信不能な場合であっても、該玉貸ユニット20から精算装置40に認証要求を送信して認証が得られたら、玉貸ユニット20において有価価値の受付が可能とされるので、店舗外における不正な有価価値の受付を防止できる。また精算装置40は、前述の如く、移動困難なので、該精算装置40が玉貸ユニット20と共に店舗外に持ち出されて不正な有価価値の受付が行われることを防止できる。
S311でカード3を受付中である(YES)と判定した場合には、玉貸ユニット20の制御部21は、RAMで記憶している残額及び持玉数を精算装置40で記憶させて遊技に使用させるための価値記憶処理を行って(S311a)、S312に進む。この価値記憶処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカードIDと、RAMで記憶している残額及び持玉数とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。精算装置40の制御部42は、該受信したカードIDに対応付けて残額及び持玉数を記憶して、記憶完了通知を玉貸ユニット20に返信する。これにより、店舗外管理装置50とオフラインになっても、既に使用可能化処理に供された有価価値(即ちRAMでは記憶している残額及び持玉数)は遊技に使用可能とされるので、オフライン時における遊技者の不利益を緩和できる。
S311でカード3を受付中でない(NO)と判定した場合と、S311aの処理が終了した場合には、玉貸ユニット20の制御部21は、紙幣2の受付(S312),各台計数機30によるパチンコ玉の計数(S313),玉貸ボタン15の操作(S314),持玉返却ボタン25の操作(S315),カード返却ボタン16の操作(S316)を待機し、S311〜S316でいずれもNOならば、S321に進む。
ここでS312でYESの場合に行われるS312aの残額加算処理は、前記S212aの残額加算処理と略同様であり、S313でYESの場合に行われるS313aの持玉数加算処理は、前記S213aの持玉数加算処理と略同様であり、S314でYESの場合に行われるS314aの残額減算処理は、前記S214aの残額減算処理と略同様であり、S315でYESの場合に行われるS315aの持玉数減算処理は、前記S215aの持玉数減算処理と略同様であり、S316でYESの場合に行われるS316aの価値照合処理は、前記S216aの価値照合処理と略同様であるが、前記S211a〜S216aの処理は、店舗外管理装置50とオンラインなので、該店舗外管理装置50と通信を行うのに対し、このS311a〜S316aの処理は、店舗外管理装置50とオフラインなので、該店舗外管理装置50の代わりに精算装置40と通信を行う点で異なる。なお図6に示すオンライン処理では、カード3の受付(S211)が行われたが、図7に示すオフライン処理では、カード3の受付は行われない。カード3を受け付けても、店舗外管理装置50とオフラインなので、該受け付けたカード3のカードIDから残額及び持玉数を特定できないからである。
S312で紙幣2の受付が有る(YES)、即ち紙幣挿入口22aから挿入された紙幣2を受け付けると、該受け付けた紙幣2の真贋を紙幣識別機22により識別し、贋の紙幣2であると識別した場合には、前記受け付けた紙幣2を排出して、S312に戻り、真の紙幣2であると識別した場合には、前記受け付けた紙幣2を取り込んで、残額加算処理(S312a)を行う。
この残額加算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、カードIDと、前記受け付けた紙幣2の金額である入金額とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。ここで送信するカードIDは、カード3を受付中である場合には、該受付中のカード3から読み取ったカードIDであり、カード3を受付中でない場合には、カードストッカ23bからカードR/W23に移動したカード3から読み取ったカードIDである。精算装置40の制御部42は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて残額を記憶している場合には、当該記憶している残額に該受信した入金額を加算して、該加算後の残額を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。また玉貸ユニット20から受信したカードID及び残額を記憶していない場合には、該カードIDに対応付けて残額を記憶して、該記憶後の残額を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40から受信した加算後(又は記憶後)の残額をRAMで記憶し、該残額に相当する残度数を残度数表示器14で表示して、残額加算処理を終了し、S312に戻る。この残額加算処理は、遊技に使用可能な有価価値(ここでは紙幣2)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理である。
S313で各台計数機30によるパチンコ玉の計数が有ると(YES)、持玉数加算処理(S313a)を行う。
この持玉数加算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、カードIDと、前記各台計数機30による計数値とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。ここで送信するカードIDは、前記S312aと同様に、カード3を受付中である場合には、該受付中のカード3から読み取ったカードIDであり、カード3を受付中でない場合には、カードストッカ23bからカードR/W23に移動したカード3から読み取ったカードIDである。精算装置40の制御部42は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて持玉数を記憶している場合には、当該記憶している持玉数に該受信した計数値を加算して、該加算後の持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。また玉貸ユニット20から受信したカードID及び持玉数を記憶していない場合には、該カードIDに対応付けて計数値を持玉数として記憶して、該記憶後の持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40から受信した加算後(又は記憶後)の持玉数をRAMで記憶し、該持玉数を持玉数表示器24で表示して、持玉数加算処理を終了し、S312に戻る。この持玉数加算処理は、遊技に使用可能な有価価値(ここでは持玉)を受け付けて該受け付けた有価価値を対応するパチンコ機10での遊技に使用可能とする使用可能化処理である。
S314で玉貸ボタン15の操作が有ると(YES)、RAMで記憶している残額が零であれば、該玉貸ボタン15の操作を無効として、S312に戻り、該残額が零でなければ、残額減算処理を行う(S314a)。
この残額減算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、玉貸処理に使用される使用額とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。ここで送信する使用額は、残額が所定の単位玉貸額(例えば500円)以上の場合には、該単位玉貸額であり、残額が所定の単位玉貸額未満の場合には、当該残額である。精算装置40の制御部42は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて記憶している残額から、該受信した使用額を減算して、該減算後の残額を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40から受信した減算後の残額をRAMで記憶し、該残額に相当する残度数を残度数表示器14で表示して、残額減算処理を終了し、玉貸処理(S314b)を行う。このS314bの玉貸処理は、前記S214bの玉貸処理と同様であり、該玉貸処理が終了すると、S312に戻る。
S315で持玉返却ボタン25の操作が有ると(YES)、RAMで記憶している持玉数が単位返却数(例えば125玉)未満であれば、該持玉返却ボタン25の操作を無効として、S312に戻り、該持玉数が単位返却数以上であれば、持玉数減算処理を行う(S315a)。
この持玉数減算処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、持玉返却処理で返却される返却玉数(即ち前記単位返却数)とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。精算装置40の制御部42は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて価値管理DBで管理している持玉数から、該受信した返却玉数を減算して、該減算後の持玉数を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40から受信した減算後の持玉数をRAMで記憶し、該持玉数を持玉数表示器24で表示して、持玉数減算処理を終了し、持玉返却処理(S315b)を行う。このS315bの持玉返却処理は、前記S215bの持玉返却処理と同様であり、該持玉返却処理が終了すると、S312に戻る。
S316でカード返却ボタン16の操作が有ると(YES)、カードR/W23でカード3を受付中でなければ、該カード返却ボタン16の操作を無効として、S312に戻り、カード3を受付中であれば、カード返却処理を行う(S316a)。
このカード返却処理において、玉貸ユニット20の制御部21は、受付中のカード3のカードIDと、RAMで記憶している残額及び持玉数とを、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信する。精算装置40の制御部42は、玉貸ユニット20から受信したカードIDに対応付けて記憶している残額及び持玉数と、該受信した残額及び持玉数とを照合し、照合が一致しなければ、所定のエラー処理を行い、照合が一致すれば、カード返却通知を、前記玉貸ユニット20に対して返信する。そして玉貸ユニット20の制御部21は、精算装置40からカード返却通知を受信すると、受付中のカード3を排出するカード返却処理(S316b)を行って、S312に戻る。
なお、このオフライン処理で返却されたカード3を精算装置40に挿入すると、該カード3のカードIDに対応付けて当該精算装置40が記憶している残額(即ちオフライン処理で入金された残額)を精算できる。
そして玉貸ユニット20の制御部21は、前記通信可否判定手段としての機能により、店舗外管理装置50と通信可能であるか否か(即ちオンライン状態に復帰したか否か)を判定するための確認信号を、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信すると共に(S321)、タイマの計時を開始し、該タイマがタイムアウト(例えば1sec経過)するまで(S322)、該確認信号を受信した店舗外管理装置50から送信されてくる応答信号の受信を待機する(S323)。
ここで応答信号の受信が無くタイムアウトした(S322でYES)、即ち店舗外管理装置50と通信不能なオフライン状態が継続していると判定した場合には、S312に戻る。一方、タイムアウトするまでに応答信号の受信が有る(S323でYES)、即ち店舗外管理装置50と通信可能なオンライン状態に復帰したと判定した場合には、図4(b)に示す送信履歴DBで記憶している送信履歴を、外部通信部21bからルータ5を介して店舗外管理装置50に対して送信し(S324)、オンライン復帰通知を、外部通信部21bからルータ5を介して精算装置40に対して送信して(S325)、オフライン処理を終了し、図5のS101に戻る。
ここでS324の処理を行う制御部21は、通信可否判定手段により通信不能であると判定した後に通信可能であると判定したことに基づいて、送信履歴DBで記憶している送信履歴を店舗外管理装置50に対して送信する送信履歴送信手段として機能するものである。これによれば、送信履歴を受信した店舗外管理装置50において、玉貸ユニット20との通信不能状態時に行われた処理を反映できるので、不正を防止できる。
またS325の処理を行う制御部21は、通信可否判定手段により通信不能であると判定した後に通信可能であると判定したことに基づいて、オンライン復帰通知を精算装置40に対して送信する通信復帰通知送信手段として機能するものである。また精算装置40の制御部42は、該オンライン復帰通知を受信したことに基づいて、図4(c)に示す認証履歴DBで記憶している当該玉貸ユニット20の認証履歴を店舗外管理装置50に対して送信する認証履歴送信手段として機能するものである。これによれば、認証履歴を受信した店舗外管理装置50において、玉貸ユニット20との通信不能状態時に行われた処理を反映できるので、不正を防止できる。
最後に、本発明の変形例について説明する。
上記の実施形態において、各装置間の通信は、有線で行われるものには限られず、無線で行われるものであっても良い。
上記の実施形態では、図2(b)に示すように、紙幣識別機22にて受付可能な紙幣2の種類が1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類である例について説明したが、これに限らず、受付可能な紙幣2の種類は、該4種類のうちの任意の1種類又は2種類以上でも良い。また貨幣として、紙幣2に限らず、硬貨を受け付けるものであっても良く、無体物である貨幣(例えば電子マネー等の貨幣金額に相当する金額データや、クレジットカードから特定される与信金額や、デビットカードから特定される預金金額等)を接触又は非接触で受け付けるものであっても良い。
上記の実施形態では、カード3が非接触式のICカードである例について説明したが、これに限らず、遊技用記録媒体は、接触式の集積回路,磁気,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により情報を記録するものでも良い。また遊技用記録媒体の形状はカード型には限られず、コイン型であっても良い。またカード3に価値(残額,持玉数)が記録されない例について説明したが、該価値が記録されるものであっても良い。
上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機10である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン,遊技媒体としてパチンコ玉を使用するスロットマシンであるパチロット,遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入された封入式のパチンコ機,パチンコ玉やメダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なパチンコ機やスロットマシン,遊技領域やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。
上記の実施形態では、玉貸処理が行われた場合に、玉貸ユニット20とパチンコ機10との間でパチンコ玉の貸与に関する信号のやり取りが行われて、該パチンコ機10に設けられた玉払出装置13からパチンコ玉が払い出されて貸与される例について説明したが、これに限らず、玉貸ユニット20に玉払出装置を設けて、パチンコ玉を払い出して貸与するようにしても良い。
上記の実施形態では、遊技用処理装置が精算装置40である例について説明したが、これに限らず、該遊技用処理装置は、例えば、持玉数を景品交換に使用するための処理を行うPOS端末や、カード3を発行するカード発行機であっても良い。即ち遊技用処理装置は、店舗に設けられ、遊技用装置(玉貸ユニット20)及び店舗外管理装置50と通信可能であり、遊技に関する処理を行うものであれば良く、移動困難なものが好ましい。
上記の実施形態では、店舗外に設けられる店舗外管理装置50と売上管理装置60が別個の装置である例について説明したが、該店舗外管理装置50と売上管理装置60は一体の装置であっても良い。
上記の実施形態では、図4(d)に示すように、売上管理装置60において、売上として使用額と使用玉数とが別個に管理される例について説明したが、使用玉数を金額に換算して使用額と合算した売上を管理しても良い。
上記の実施形態では、図6,図7に示すように、残額減算処理(S214a,S314a)が行われてから玉貸処理(S214b,S314b)が行われる例について説明したが、逆に玉貸処理が行われてから残額減算処理が行われるものであっても良い。同様に、持玉数減算処理(S215a,S315a)が行われてから持玉返却処理(S215b,S315b)が行われる例について説明したが、逆に持玉返却処理が行われてから持玉数減算処理が行われるものであっても良い。
上記の実施形態では、図7に示すオフライン処理においても、1000円紙幣,2000円紙幣,5000円紙幣,及び10000円紙幣の4種類の紙幣2を受付可能である例について説明したが、該オフライン処理では、種類を限定した紙幣2(例えば1000円紙幣のみ)を受付可能としても良い。
上記の実施形態では、図7に示すオフライン処理で返却されたカード3を精算装置40に挿入すると、該カード3のカードIDに対応付けて当該精算装置40が記憶している残額(即ちオフライン処理で入金された残額)を精算できる例について説明したが、これに限らず、例えばオフライン処理で入金された残額の精算用に、カード3に残額を記憶しておき、該カード3で記憶している残額を精算できるようにしても良い。
1…遊技用システム
2…紙幣
3…カード
5…ルータ
10…パチンコ機
20…玉貸ユニット
21…制御部
21b…外部通信部
22…紙幣識別機
23…カードR/W
30…各台計数機
40…精算装置
41…通信部
42…制御部
50…店舗外管理装置
51…通信部
52…制御部
53…ディスプレイ
54…入力装置
55…ハードディスク
60…売上管理装置

Claims (3)

  1. 店舗において遊技機に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理を行う遊技用装置と、
    店舗外に設けられ、前記遊技用装置と通信可能であり、前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置と、
    店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置及び前記店舗外管理装置と通信可能であり、該遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理を行う遊技用処理装置と、
    を備える遊技用システムであって、
    前記遊技用装置は、
    前記店舗外管理装置と通信可能であるか否かを判定する通信可否判定手段と、
    該通信可否判定手段により通信不能であると判定したことに基づいて、前記遊技用処理装置に対して、前記記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を送信する認証要求送信手段と、をさらに有し、
    前記遊技用処理装置は、
    前記遊技用装置から前記認証要求を受信したことに基づいて、該認証要求に含まれる店舗識別情報と前記記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証を行う認証手段と、
    該認証手段による認証結果を前記遊技用装置に対して返信する認証結果返信手段と、をさらに有し、
    前記遊技用装置は、該認証結果返信手段から返信されてきた認証結果により認証が得られたことに基づいて、前記有価価値の受付を可能とすることを特徴とする遊技用システム。
  2. 店舗において遊技機に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理を行う遊技用装置であって、
    店舗外に設けられ前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置と通信可能であると共に、店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理を行う遊技用処理装置と通信可能であり、
    前記店舗外管理装置と通信可能であるか否かを判定する通信可否判定手段と、
    該通信可否判定手段により通信不能であると判定したことに基づいて、前記遊技用処理装置に対して、前記記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を送信する認証要求送信手段と、
    送信した認証要求に含まれる店舗識別情報と前記遊技用処理装置が記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証結果を受信する認証結果受信手段と、を有し、
    該認証結果受信手段により受信した認証結果により認証が得られたことに基づいて、前記有価価値の受付を可能とすることを特徴とする遊技用装置。
  3. 店舗において遊技機に対応して設けられ、該店舗を識別可能な店舗識別情報を記憶しており、遊技に使用可能な有価価値を受け付けて該受け付けた有価価値を対応する遊技機での遊技に使用可能とする使用可能化処理を行う遊技用装置と通信可能であると共に、店舗外に設けられ、前記使用可能化処理に供された有価価値を管理する店舗外管理装置と通信可能であり、店舗に設けられ、前記店舗識別情報を記憶しており、前記遊技用装置よりも店舗から移動させることが困難であり、遊技に関する処理を行う遊技用処理装置であって、
    前記遊技用装置と前記店舗外管理装置とが通信不能であることに基づいて該遊技用装置から送信されてくる、当該遊技用装置が記憶している店舗識別情報を含む、当該遊技用装置の認証要求を受信する認証要求受信手段と、
    前記遊技用装置から前記認証要求を受信したことに基づいて、該認証要求に含まれる店舗識別情報と前記記憶している店舗識別情報とにより、当該遊技用装置の認証を行う認証手段と、
    該認証手段により前記遊技用装置の認証ができたことに基づいて、当該遊技用装置における前記有価価値の受付を可能とするための認証結果を当該遊技用装置に対して返信する認証結果返信手段と、を有することを特徴とする遊技用処理装置。
JP2013140799A 2013-07-04 2013-07-04 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置 Active JP6257937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140799A JP6257937B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013140799A JP6257937B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015012955A JP2015012955A (ja) 2015-01-22
JP6257937B2 true JP6257937B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=52435251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013140799A Active JP6257937B2 (ja) 2013-07-04 2013-07-04 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6257937B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001104620A (ja) * 1999-10-12 2001-04-17 Printec International Inc カード管理システム
JP2008036123A (ja) * 2006-08-07 2008-02-21 Glory Ltd 遊技用記録媒体管理システム及び遊技用記録媒体管理方法
JP5069586B2 (ja) * 2008-02-28 2012-11-07 グローリー株式会社 遊技媒体貸出システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015012955A (ja) 2015-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6122689B2 (ja) 遊技場用システム
JP6364153B2 (ja) 遊技用装置
JP6710500B2 (ja) 遊技用システム
JP6587799B2 (ja) 遊技システム
JP4582560B2 (ja) 遊技媒体処理システム
JP6257937B2 (ja) 遊技用システム、遊技用装置、及び、遊技用処理装置
JP5377918B2 (ja) 遊技用システム及び遊技用装置
JP6220182B2 (ja) 遊技システム及び遊技媒体異常判定方法
JP2012228440A (ja) 遊技システム及び会員用記録媒体処理方法
JP7466279B2 (ja) 遊技管理システム及び遊技管理方法
JP3929051B2 (ja) 遊技用装置及び遊技用システム
JP6360757B2 (ja) 遊技場用管理システム
JP2014200414A (ja) 遊技管理システム、遊技用装置及び遊技管理方法
JP3515965B2 (ja) 記録媒体処理装置、遊技媒体貸出システム、価値追加方法およびプログラム
JP7320913B2 (ja) 遊技用装置、遊技用システム、台ランプ及び点灯制御方法
JP7466035B2 (ja) 各台装置及び遊技管理方法
JP5377919B2 (ja) 遊技機
JP3559248B2 (ja) 記録媒体処理装置および遊技媒体貸出システム
JP3913124B2 (ja) 遊技用記録媒体処理装置
JP4042968B2 (ja) 遊技用システム
JP2005118167A (ja) 遊技用システム
JP6734135B2 (ja) 遊技媒体管理システム、各台装置及び遊技媒体管理方法
JP6066632B2 (ja) 遊技用装置
JP6203039B2 (ja) 遊技用システム及び精算装置
JP5650771B2 (ja) 遊技用装置及び遊技用システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6257937

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R255 Notification that request for automated payment was rejected

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250