JP2002126331A - 遊技情報管理システムおよび情報記録媒体処理装置 - Google Patents

遊技情報管理システムおよび情報記録媒体処理装置

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JP2002126331A
JP2002126331A JP2000325062A JP2000325062A JP2002126331A JP 2002126331 A JP2002126331 A JP 2002126331A JP 2000325062 A JP2000325062 A JP 2000325062A JP 2000325062 A JP2000325062 A JP 2000325062A JP 2002126331 A JP2002126331 A JP 2002126331A
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JP2000325062A
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Takeshi Sakamoto
剛 坂本
Hiroyuki Ito
伊藤  弘之
Kanemasa Kito
金正 鬼頭
Yoshihiro Inaba
吉弘 稲葉
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Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、遊技システムにおける処理装置が
盗難に遭っても、認証処理に使用する元情報を解析する
ことができず、情報記録媒体の偽造や改ざんが不可能な
遊技情報管理システムおよび情報記録媒体処理装置の提
供を目的とする。 【解決手段】この発明は、遊技動体の払出しに使用する
情報記録媒体の認証処理に必要な情報を情報記憶手段に
記憶し該情報記録媒体に対して情報処理をする情報記録
媒体処理装置と、前記情報記録媒体の認証処理に必要な
情報を情報記憶手段に記憶し該情報記録媒体を管理する
情報管理装置とを、中継機を介して情報通信が可能に接
続した遊技情報管理システムまたは情報記録媒体処理装
置であって、前記情報記録媒体処理装置と情報管理装置
との情報記憶手段のうち、少なくとも情報記録媒体処理
装置の情報記憶手段を、電源が断になったとき記憶した
前記認証処理に必要な情報が消去される揮発性記憶手段
で形成した遊技情報管理システムまたは情報記録媒体処
理装置であることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、パチン
コ遊技場(遊技ホール)において、パチンコあるいはパ
チスロ(スロットルマシン)などの遊技機に使用される
パチンコ玉やメダルのような遊技動体を借り受ける時、
代金をプリペード方式にして価値情報を記憶したICコ
インを先に発行し、このICコインで遊技動体を払出す
場合に有効な遊技情報管理システムおよび情報記録媒体
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技場では、現金の管理
を容易化するために、プレーヤに代金をプリペード方式
にして価値情報を記憶したICコインを発行し、該IC
コインを遊技機に隣設した台間機(遊技動体払出し機)
に投入して、パチンコ玉やメダルなどの遊技動体を払出
して遊技を行うシステムがある。
【0003】上述のシステムにおいて、プリペードのI
Cコインが偽造されて不正使用されることを未然に防止
するために、ICコインに該ICコインが本物(正規の
コイン)であることの認証を受けるためにシリアルデー
タ(ユニーク番号)、IDコード、ホールコードなどの
被認証情報を記憶しておき、該ICコインが台間機に投
入されると、上述の被認証情報を読取り、そのうちのI
Dコードで正規のICコインであるかを、保有している
元情報と比較して一次認証し、これが認証されると、読
取った被認証情報をセンタの遊技情報管理装置(ホスト
コンピュータで構成)に送信して、該管理装置で管理し
ている情報と比較して真偽を判定する二次認証を行い、
これらの認証が受けられたとき該ICコインの使用が許
容されるように構成している。
【0004】上述の認証処理で使用されるIDコードは
セキュリティを上げるために当日のみ有効な当日IDコ
ードに設定し、毎日異なるIDコード(日替りIDコー
ド)を用いるように構成することができる。
【0005】また、遊技機を配置した島端部で上述のI
Cコインを発行するICコイン発行機の場合は、認証情
報をICコインに記録するための元情報を保有してお
り、また、ICコインの価値を精算するICコイン精算
機にも一次認証をするための元情報を保有している。
【0006】上述のように台間機、ICコイン発行機、
ICコイン精算機、および遊技情報管理装置には認証処
理に使用する元情報が保有(記憶手段に記憶)されて入
るので、これらの処理装置が、窃盗集団により盗み出さ
れて元情報が解析されると、ICコインの偽造や改ざん
により不正行為が発生する憂いが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、遊技シス
テムにおける処理装置が盗難に遭っても、認証処理に使
用する元情報を解析することができず、情報記録媒体の
偽造や改ざんが不可能な遊技情報管理システムおよび情
報記録媒体処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技動体の
払出しに使用する情報記録媒体の認証処理に必要な情報
を情報記憶手段に記憶し該情報記録媒体に対して情報処
理をする情報記録媒体処理装置と、前記情報記録媒体の
認証処理に必要な情報を情報記憶手段に記憶し該情報記
録媒体を管理する情報管理装置とを、中継機を介して情
報通信が可能に接続した遊技情報管理システムまたは情
報記録媒体処理装置であって、前記情報記録媒体処理装
置と情報管理装置との情報記憶手段のうち、少なくとも
情報記録媒体処理装置の情報記憶手段を、電源が断にな
ったとき記憶した前記認証処理に必要な情報が消去され
る揮発性記憶手段で形成した遊技情報管理システムまた
は情報記録媒体処理装置であることを特徴とする。
【0009】前述情報記録媒体は、例えば、データ送受
信用のアンテナ、モデム、データの記憶部を備えたIC
コインのような記録情報の書換えの情報処理が可能な媒
体で構成することができる。
【0010】前記情報記録媒体の認証処理に必要な被認
証情報は、例えば、シリアルデータ(ユニーク番号、ま
たは固有情報)、当日(日替り)IDコード、遊技場を
特定するホールコードなどであって、そのうちの1つあ
るいは複数の情報で構成することができる。
【0011】前記情報記録媒体処理装置は、遊技機に隣
設され遊技動体を払出す台間機、情報記録媒体を発行す
る発行機、さらに、記録媒体の価値を精算する精算機に
備えることができる。
【0012】この発明による電源が断になったとき記憶
した認証処理に必要な情報が消去される揮発性記憶手段
は、情報記録媒体処理装置を備えた台間機、発行機、精
算機、および情報管理装置のすべてに構成することがで
きる。
【0013】この発明によれば、遊技場(ホール)が閉
店になって処理装置の電源をOFFにすることにより、
情報記録媒体処理装置を備えた台間機、発行機、精算
機、および情報管理装置で使用している認証処理に必要
な情報を記憶した記憶手段がその情報が消去される。
【0014】なお、電源がONの状態で、情報記録媒体
処理装置を備えた台間機、発行機、精算機、および情報
管理装置を盗み出しても、電源がOFFになった時点で
上述の記憶手段は記憶情報を消去される。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、ICコインのような
情報記録媒体の認証基準となる元情報が消去されるの
で、情報記録媒体処理装置を備えた台間機、発行機、精
算機、および情報管理装置などが盗み出されたとして
も、認証基準となる元情報が漏洩されることがなく、上
述の情報記録媒体の改造や改ざんを防止することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面と共に説明する。
【0017】図面は、遊技情報管理システムを示し、図
1において、遊技情報を管理する遊技情報を管理するホ
ストコンピュータ10に対して、複数の島A1,A2の
遊技機11(パチンコ遊技台11a、スロットル(パチ
スロ)遊技台11b)の一側に隣設した台間機12(パ
チンコ用台間機12a、スロットル用台間機12b)が
ケーブル13、通信を中継する中継機14を介して、デ
ータの送受信が可能に接続し、また、ICコイン発行機
15、およびICコイン精算機16もケーブル13、中
継機14を介してデータの送受信が可能に接続してい
る。また、上述のホストコンピュータ10は他のシステ
ム、すなわち、ICコインを管理し該ICコインの当日
IDコードを配信するホストコンピュータに通信回線を
介して接続している。
【0018】上述のパチンコ遊技台11aはパチンコ球
を遊技動体として遊技し、また、スロットル遊技台11
bはメダルを遊技動体として遊技することは周知の通り
である。
【0019】台間機12は、パチンコ球またはメダルな
どの遊技機11(11a,11b)に対応した遊技動体
を払出し、この遊技動体の払出し用媒体としてICコイ
ン(後述する)を設定している。
【0020】上述のICコインは台間機12に現金を投
入することにより発行して、この発行したICコインを
使用することができると共に、前述のICコイン発行機
15で発行したICコインを使用することもできる。
【0021】遊技機11を並設した島A1,A2の端部
には、遊技機11に投入した現金(紙幣)を回収し、ま
た、遊技機11にプールしたICコインがオーバフーロ
した場合、これを回収する回収機17を配設している。
なお、上述した各島A1,A2の端部にも、前述のIC
コイン発行機15を設置することができる。
【0022】前述のICコイン発行機15は、前述のI
Cコイン、すなわち、遊戯機11における遊技動体(パ
チンコ球またはメダル)の払出し用媒体として使用する
ICコイン(後述する)を発行し、この発行は現金(貨
幣)の投入に基づいて、該現金の金額(価値)に対応す
る金額(価値)のデータをICコインに記録して放出す
る。
【0023】前述のICコイン精算機16は、プレーヤ
が遊技を止めた際、使用したICコインに残価値がある
場合、ICコインを投入してその残価値分の現金(貨
幣)を放出することにより、ICコインの価値を精算す
る。
【0024】図2は、上述のホストコンピュータ10の
記憶部を示し、不揮発性、例えば、ハードディスクなど
の記憶手段で形成した記憶装置10aには、遊技情報管
理テーブルを保有し、該テーブルには、ICコインに固
有の情報として付与したユニーク番号に対応して、遊技
ホールのホール番号、ICコインを発行した時の金額
(または度数)、その発行日付、発行時に使用の当日I
Dコード、データの書込み回数(または使用回数)、使
用した島番号、発行機番号、精算機番号、さらに、IC
コインの認証要求により認証した認証フラグ、その他I
Cコインの使用によるデータの累積または更新を記憶
し、該遊技情報管理テーブルをデータベースとしてい
る。
【0025】さらに、電源が断になると記憶情報が消去
される揮発性の記憶手段で形成したRAM10bには、
当日IDコード管理テーブルを形成し、このテーブルに
は、複数日分、例えば、1週間分の当日IDコードを記
憶している。当日に使用されるIDコードは1つである
が、IDコードを配信する外部のシステムとの間で通信
トラブルが発生した場合の安全性を考慮して複数日分の
IDコードを保有している。そして、通信状態が正常で
あれば、この当日IDコード管理テーブルは毎日更新さ
れる。同時に、各端末には当日使用する当日IDコード
を、開店に先だって配信される。
【0026】図3、図4に示すように、前述のICコイ
ン20は、全体形状(外観)を合成樹脂で偏平な円盤
状、つまりコイン状に形成し、表裏両面は印刷面に設定
して、例えば、定額の「1000円」の金額価値を示す
文字を印刷(または刻設)している。なお、金額価値は
これに限定されるものではない。
【0027】また、ICコイン20の内部には、ICモ
ジュウル21を内蔵している。
【0028】図5は、上述のICモジュウル21に形成
される回路構成を示し、CPU22はROM23に格納
されたプログラムに沿って、各回路装置を駆動制御し、
RAM24は動作に必要なデータを記憶する。不揮発性
で消去・再書込み可能なEEPROM25は価値データ
など必要なデータを記録する。また、モデム(変復調
器)26とアンテナ27とにより通信手段を構成してお
り、この通信手段により台間機12、ICコイン発行機
15,ICコイン精算機16に投入されたときそれぞれ
の本体側の通信手段(ICコンイリーダライタ)と非接
触状態でデータの送受信が可能である。電源回路28は
アンテナ27に信号を受信したときの起電力により電力
を発生して、各回路に供給している。
【0029】図6は、上述のEEPROM25の記録エ
リアに記録されるデータを示し、記録エリアはデータの
書換えが不可能なシステムエリアと、データの書換えが
可能なデータエリアとを設定し、 システムエリアには、 ユニーク番号、 ホール番号、 データエリアには、 金額(または度数)、日付(発行日)、 当日IDコード、 書込み回数、 島番号、 のデータを記録している。
【0030】上述のシステムエリアのユニーク番号デー
タは、各ICコインに割り当たられたシリアル番号で、
大きな桁数で設定することができるので、他のICコイ
ンと番号が重合することが避けられ、このユニーク番号
を固有情報として管理することで不正使用を防止するこ
とができる。また、システムエリアのホール番号データ
は、ICコイン20の使用を可能にした遊技ホールを示
す番号(またはホールコトード)であって、これらの番
号を遊技ホールごとに対応させて管理することにより信
頼のあるセキュリティが得られる。
【0031】前述のデータエリアの金額は価値であっ
て、発行時に投入された貨幣の金額データであり、日付
データはICコイン20に金額データを記録して発行し
た発行日、当日IDコードは、当日のみ有効なIDコー
ドであり、書込み回数データは、データを書込んだ回数
データであり、島番号はICコイン20を販売した台間
機12またはICコイン発行機15が存在する島A1,
A2のコードであって、これらのデータは使用のたびに
書換えられる。
【0032】なお、金額のデータに替えて、可能な払出
しの回数を示す度数データを価値データとすることもで
きる。当日IDコードを管理することにより不正使用を
防止することがてぎる。また、書込み回数はICコイン
の使用限界を設定したときこの回数で規制することがで
きる。
【0033】図7は、台間機12の制御回路ブロック図
を示し、パチンコ用台間機12aとスロットル用台間機
12bとは払出しの対象である遊技動体がパチンコ球と
メダルとの違いであって、ICコイン20の処理は同一
であるため、総合して説明する。
【0034】すなわち、台間機12を駆動制御する制御
部30は、各種の制御処理、演算処理を実行するCPU
31、各種の制御処理を行わせるためのプログラムを格
納し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM32、当
日IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデー
タ、動作に必要なデータを記憶し、電源が断になると記
憶情報が消去される揮発性のRAM33、外部と通信可
能に接続する通信インターフェース34、各回路装置に
対して入出力を接続するI/Oインターフェース35に
より構成している。なお、上述のRAM33は、電源が
瞬間的に切断される寸断に対して、コンデンサで電源を
バックアップすることができる。
【0035】上述の制御部30には、次ぎの回路装置が
接続される。すなわち、表示装置36は、使用されたI
Cコイン20に記録されている価値データであり、金額
または度数を表示する。ICコイン処理装置37はIC
コイン20の投入を受入れてこれを読取り位置で保持
し、また、読取り位置で保持しているICコイン20の
返却、回収動作、読取り位置にICコイン20がないと
きには、該読取り位置に装置内で貯留しているICコイ
ン20を供給するなどの処理を実行する。
【0036】ICコインリーダライタ38は、上述のI
Cコイン処理装置37の読取り位置に設けられ、ICコ
イン20に対して非接触状態でデータの送受信を行っ
て、ICコイン20のデータの読取りおよび書込みを実
行する。
【0037】玉貸しボタン39は、遊技動体の払出しを
指示するためにプレーヤが操作し、操作されることによ
り、払出し信号を制御部30に出力する。
【0038】返却ボタン40は、プレーヤがプレーを止
めてICコイン20に残価値があるとき、該ICコイン
20の返却を指示するときプレーヤが操作し、操作され
ることにより、返却信号を制御部30に出力する。
【0039】エラーリセットスイッチ41は、台間機1
2がエラーで動作を停止したとき、その復旧後、店員が
リセット操作し、操作されることにより、リセット信号
を制御部30に出力する。
【0040】紙幣処理装置42は、ICコイン20を発
行させるために投入された紙幣の真偽判別、金種判別を
実行し、真紙幣であって取扱う紙幣、例えば、千円札の
みの取り扱いであれば、千円札を判定することにより紙
幣を取込むと同時に、その金額データを出力し、それ以
外の紙幣であれば返却する。
【0041】硬貨処理装置43は、ICコイン20を発
行させるために投入された硬貨の真偽判別、金種判別を
実行し、真硬貨であって取扱う硬貨、例えば、五百円硬
貨のみの取り扱いであれば、五百円硬貨を判定すること
により該硬貨を取込むと同時に、その金額データを出力
し、それ以外の硬貨であれば返却する。
【0042】遊技動体払出し装置44は、パチンコ玉ま
たはメダルの払出しを実行する。電源装置45は、外部
から供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置
に供給する。
【0043】上述のように構成している台間機12の制
御部30には、通信インターフェース34を介して中継
機14が接続され、該中継機14を介して前述のホスト
コンピュータ10にデータの送受信が可能に接続してい
る。
【0044】さらに、制御部30には、I/Oインター
フェース35を介して前述の遊技機11に接続し、該遊
技機11には遊技動体の払出し情報が送信される。ま
た、I/Oインターフェース35を介して貨幣搬送装置
46が接続され、該貨幣搬送装置46は紙幣処理装置4
2および硬貨処理装置43に投入された紙幣や硬貨を回
収機17に回収するために貨幣を回収搬送する。
【0045】図8は、中継機14の制御回路ブロック図
を示し、中継機14を駆動制御する制御部50は、各種
の制御処理、演算処理、判定処理を実行するCPU5
1、各処理を行わせるためのプログラムを格納し不揮発
性で書換え可能なフラッシュROM52、当日IDコー
ド、暗号化ロジックなどのセキュリティデータ、認証デ
ータ、動作に必要なデータを記憶し電源が断になると記
憶情報が消去される揮発性のRAM53、ホストコンピ
ュータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋が
る中継機14と通信可能に接続するホスト用通信インタ
ーフェース54、台間機12と通信可能に接続する台間
機用通信インターフェース55、各回路装置に対して入
出力を接続するI/Oインターフェース56、ログデー
タを記録するコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ
カード57により構成している。
【0046】なお、上述のRAM53は、電源の寸断に
対して、コンデンサで電源をバックアップすることがで
きる。
【0047】上述の制御部50には、次ぎの回路装置が
接続される。すなわち、表示装置58は、制御部50の
処理状態を表示し、スイッチ操作部59は表示装置58
の表示内容の指示や、コンパクトフラッシュメモリーカ
ード57の操作を入力する。電源装置60は、外部から
供給される電力を動作電力に変換して、各回路装置に供
給する。
【0048】上述のように構成している中継機14の制
御部50には、ホスト用通信インターフェース54を介
してホストコンピュータ10、または、該ホストコンピ
ュータ10に繋がる中継機14が接続され、該中継機1
4を介して前述のホストコンピュータ10にデータの送
受信が可能に接続している。
【0049】さらに、制御部50には、台間機用通信イ
ンターフェース55を介して台間機12が接続され、該
台間機12に対するデータの送受信が可能に接続してい
る。
【0050】上述の中継機14の制御部50は、ICコ
イン20を認証する認証処理の機能を備えており、この
認証処理を行うためにホストコンピュータ10から送信
された認証データ(ユニーク番号、ホール番号、当日I
Dコードなど)を揮発性のRAM53に登録する。すな
わち、該RAM53を登録部として利用し、これに認証
データを記憶する。
【0051】図9は、ICコイン発行機15の制御回路
ブロック図を示し、ICコイン発行機15を駆動制御す
る制御部70は、各種の制御処理、演算処理を実行する
CPU71、各処理を行わせるためのプログラムを格納
し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM72、当日
IDコード、暗号化ロジックなどのセキュリティデー
タ、動作に必要なデータを記憶し電源が断になると記憶
情報が消去される揮発性のRAM73、ホストコンピュ
ータ10、または、該ホストコンピュータ10に繋がる
中継機14と通信可能に接続する中継機用通信インター
フェース74、各回路装置に対して入出力を接続するI
/Oインターフェース75により構成している。
【0052】なお、上述のRAM73は、電源の寸断に
対して、コンデンサで電源をバックアップすることがで
きる。
【0053】上述の制御部70には、次ぎの回路装置が
接続される。すなわち、表示装置76は操作案内や、I
Cコイン20の発行についての投入金額や釣り銭、発行
したICコイン20の価値など発行についてプレーヤに
通知するに必要なデータを表示する。ICコイン発行処
理装置77は貯留しているICコイン20を1枚ごとに
繰出して放出する。
【0054】ICコインリーダライタ78は、上述のI
Cコイン発行処理装置77の読取り位置に設けられ、発
行されるICコイン20に対して非接触状態でデータの
送受信を行って、ICコイン20のデータの読取りおよ
び書込みを実行する。
【0055】金額選択・取消しボタン79は、発行する
ICコイン20に付与する金額の選択、および発行の取
消しの各操作をプレーヤが選択して行う。
【0056】紙幣処理装置80は、ICコイン20を発
行させるために投入された紙幣の真偽判別、金種判別を
実行し、真紙幣であれば発行を許容し、偽と判定した時
はこれを返却し、さらに、釣り銭を必要とするときは釣
り銭処理を実行する。
【0057】硬貨処理装置81は、ICコイン20を発
行させるために投入された硬貨の真偽判別、金種判別を
実行し、真硬貨であれば発行を許容し、偽と判定した時
はこれを返却し、さらに、釣り銭を必要とするときは釣
り銭処理を実行する。
【0058】電源装置82は、外部から供給される電力
を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0059】上述のように構成しているICコイン発行
機15の制御部70には、中継機用通信インターフェー
ス74を介してホストコンピュータ10、または、該ホ
ストコンピュータ10に繋がる中継機14が接続され、
該中継機14を介して前述のホストコンピュータ10に
データの送受信が可能に接続している。
【0060】上述のように構成したICコイン発行機1
5で発行されるICコイン20は、発行前の貯留状態で
は、図5で説明した記録データのうち、データの書換え
不可能なシステムエリアに、ユニーク番号、ホール番号 が記録されており、該ICコイン20が発行されると
き、データの書換えが可能なデータエリアに、金額(ま
たは度数)、日付(発行日)、当日IDコード、書込み
回数、発行機番号、のデータのデータが記録され、これ
らのデータはICコインデータとしてホストコンピュー
タ10に中継機14を介して送信され、ホストコンピュ
ータ10側ではこれを認証して登録し、さらに、このI
Cコインデータをデータ送信を中継した中継機14に認
証データとして登録して、この認証データをICコイン
精算機16でICコイン20を精算するとき、その認証
処理に利用することができる。
【0061】図10は、ICコイン精算機16の制御回
路ブロック図を示し、ICコイン精算機16を駆動制御
する制御部90は、各種の制御処理、演算処理を実行す
るCPU91、各処理を行わせるためのプログラムを格
納し不揮発性で書換え可能なフラッシュROM92、認
証データ、当日IDコード、暗号化ロジックなどのセキ
ュリティデータ、動作に必要なデータを記憶し電源が断
になると記憶情報が消去される揮発性のRAM93、ホ
ストコンピュータ10、または、該ホストコンピュータ
10に繋がる中継機14と通信可能に接続する中継機用
通信インターフェース94、各回路装置に対して入出力
を接続するI/Oインターフェース95により構成して
いる。
【0062】なお、上述のRAM93は、電源の寸断に
対して、コンデンサで電源をバックアップすることがで
きる。
【0063】上述の制御部90には、次ぎの回路装置が
接続される。すなわち、表示装置96は操作案内や、I
Cコイン20を精算した精算金額など精算についてプレ
ーヤに通知するに必要なデータを表示する。ICコイン
処理装置97は精算のために投入されたICコイン20
を読取り位置に停止させて精算処理した後、回収部に回
収する。
【0064】ICコインリーダライタ98は、上述のI
Cコイン処理装置97の読取り位置に設けられ、精算さ
れるICコイン20に対して非接触状態でデータの送受
信を行って、ICコイン20のデータの読取りおよび書
込みを実行する。
【0065】精算・取消しボタン99は、ICコイン2
0の精算処理、および該精算処理の取消しの各操作をプ
レーヤが選択して行う。
【0066】硬貨処理装置100は、ICコイン20の
精算金を硬貨で放出する。なお、紙幣でも精算が可能で
あれば紙幣処理装置を並設することもできる。
【0067】電源装置101は、外部から供給される電
力を動作電力に変換して、各回路装置に供給する。
【0068】上述のように構成したICコイン精算機1
6の制御部90には、中継機用通信インターフェース9
4を介してホストコンピュータ10、または、該ホスト
コンピュータ10に繋がる中継機14が接続され、該中
継機14を介して前述のホストコンピュータ10にデー
タの送受信が可能に接続している。
【0069】上述のように構成したICコイン精算機1
6でICコイン20の価値を精算する場合、精算処理前
に、該ICコイン20が正規のICコインであるか否か
の認証処理を実行する。
【0070】ICコイン20の発行は、前述のICコイ
ン発行機15と、台間機12での発行とがあり、いずれ
の発行においても、図5で示したように、ユニーク番
号、ホール番号 金額(または度数)、日付(発行日)、当日IDコー
ド、書込み回数、島番号または発行機番号、のICコイ
ンデータが記録されているので、これらのデータに基づ
いて認証処理を実行される。
【0071】精算するICコイン20がICコイン発行
機15で発行されたものであれば、このICコイン精算
機15と共用する中継機14を使用している場合は、I
Cコイン20の発行時に、ホストコンピュータ10から
該中継機14に認証データが送信されて登録されている
ので、この認証データに基づいて中継機14が認証処理
を実行する。
【0072】しかし、精算するICコイン20が台間機
12で発行されたものであれば、中継機14には認証デ
ータがホストコンピュータ10から送信されていないの
で、この分の認証処理はホストコンピュータ10側で実
行する。
【0073】図11は、図1で示したホストコンピュー
タ10による遊技データの管理処理の制御動作を示し、
電源を投入して各回路装置に電源を供給すると共に、開
店の準備として、記憶しているデータベースを最適化す
る(ステップn1,n2)。
【0074】次いで、当日ICコードを管理する他のシ
ステムに1週間分の当日IDコードの送信を要求し、該
当日IDコードが送信されて、これを受信すると、RA
M10bの当日IDコード管理テーブルに格納する(ス
テップn3)。
【0075】次に、各端末(各台間機12、中継機1
4、ICコイン発行機15、ICコイン精算機16な
ど)の接続状態を確認し(ステップn4)、各端末に当
日IDコードを配信する(ステップn5)。
【0076】上述のような準備処理が完了すると、次い
で端末からの認証要求に対して認証処理を実行する(ス
テップn6)。
【0077】この認証処理では、データベースに、図6
で示したICコイン20のEEPROM25のシステム
エリアに記録されたユニーク番号、ホール番号と、デー
タエリアの当日IDコードを登録して既に管理している
ので、端末から認証要求があると、これらのデータベー
スに登録して管理されているか否かを判定し、登録が確
認できた時は、認証要求のICコイン20が正規のIC
コインであることを認証し、また、データベースに登録
されていないICコインであると判定したときは、これ
を認証しない。
【0078】認証の結果は、認証要求があった端末に中
継機14を介して送信され、該端末ではその結果に基づ
いて、処理を実行する。
【0079】前述のホストコンピュータ10の認証処理
で認証した場合は、その認証データ、すなわち、ユニー
ク番号、ホール番号と、データエリアの当日IDコード
その他認証要求時に端末側から送信された金額、日付、
書込み回数、島番号または発行機番号あるいは精算機番
号を認証要求時に中継した中継機14に登録し、爾後の
認証に使用させる(ステップn7)。
【0080】このような認証処理が端末から要求がある
都度実行し、閉店時刻になると管理データの集計処理、
および、1日の締めである日次処理を行い(スイップn
8,n9)、電源をOFF(ステップn10)して、1
日の業務を処理を終了する。
【0081】なお、上述のごとく、ホストコンピュータ
10の電源を落すことによって、RAM10bの当日I
Dコード管理テーブル内のデータはすべて消去されるの
で、該テーブル内のデータの漏洩が防止される。
【0082】また、当日IDコードを配信するシステム
との間に通信トラブルが発生して、当日IDコード管理
テーブルのデータを確保する必要が生じた時は、電源を
落すことなく、確保する。
【0083】図12は、システムにおけるICコイン2
0の認証処理を示し、各端末(各台間機12、中継機1
4、ICコイン発行機15、ICコイン精算機16な
ど)、各中継機14およびホストコンピュータ10によ
って実行される。
【0084】この例では、端末としては台間機12につ
いて説明する。遊技機11で遊技を実行する場合、IC
コイン20を用いて遊技動体を払出すが、このICコイ
ン20の使用には3つの例がある。
【0085】その1つは、ICコイン発行機15で発行
したICコイン20の使用、その2は、台間機12に貨
幣を投入することに基づいて発行するICコイン20の
使用、その3は、台間機12で既に使用したICコイン
20の価値がなくなり貨幣を投入することに基づき価値
を更新して引続き使用するICコイン20であり、上述
のいずれの使用状態でもICコイン20の使用に際して
は認証処理を実行する。
【0086】上述のICコイン20の初期状態では、最
低限のICコインデータとして、ユニーク番号、ホール
番号、がシステムエリア(図6参照)に記録されてお
り、台間機12に貨幣が投入され、あるいは、ICコイ
ン発行機15で発行したICコイン20が投入される
と、ICコインリーダライタ38がICコインデータを
読取る(ステップn11)。
【0087】次にデータチェックを実行するが、このチ
ェックは読取り可否と、ICコイン発行機15で発行し
たICコイン20の場合は当日IDコードが記録されて
いるので、この当日IDコードに基づく判定処理を実行
する(ステップn12)。
【0088】上述のデータチェックでNGであれば、投
入貨幣の返却、あるいは投入された時のICコイン20
の返却といった返却処理が実行されるが、データチェッ
クがOKであれば、該ICコイン20の認証要求を上位
の機器に出力する(ステップn13)。
【0089】上述の認証要求では、ICコインデータが
編集され、このデータは既に読取ったデータを含めて、
図6で示したICコインデータである。すなわち、 ユニーク番号、 ホール番号、 金額(または度数)、日付(発行日)、当日IDコード、 書込み回数、 島番号(または発行機番号)、 であり、編集されたICコインデータは認証要求と共
に、中継機14に送信される。
【0090】中継機14では、ICコインデータのユニ
ーク番号により認証データが登録されているか検索する
(ステップs11)。
【0091】ICコイン20の使用が2回目以降であれ
ば、ホストコンピュータ10からの認証データの登録は
あるが、初回の使用では認証データの登録がないので、
初回に使用のICコイン20に対しては上位機器に認証
要求を行うと共に、該ICコイン20のICコインデー
タを送信する(ステップs12,s13)。
【0092】一方、ICコイン20が同じ遊技機11で
2回目以降の使用であれば(または、遊技機11が異な
っていても、接続した中継機14が同一である場合も同
じ)、ホストコンピュータ10で認証した認証データ、
すなわち、認証したICコイン20のICコインデータ
が中継機14に登録されているので、この認証データと
認証要求されたICコイン20のICコインデータとを
比較して認証可否を判定して、認証処理を実行する(ス
テップs14,s15)そして、その認証結果を端末に
通知して、認証データを更新登録する(ステップs1
6,s17)。なお、認証データを更新した時は、この
更新認証データを上位のホストコンピュータ10に送信
し、該ホストコンピュータ10はデータ更新処理を行う
(ステップc14)。
【0093】前述のステップs13,s15の認証デー
タなし、または、認証不可で上位機器に認証要求をした
とき、ホストコンピュータ10は該認証要求のICコイ
ン20におけるICコインデータの中のユニーク番号に
よりデータベースを検索して、認証処理を実行する(ス
テップc11,c12)。
【0094】この認証処理において、ユニーク番号に該
当番号がないときは認証不可(NG)、該当番号がある
ときは認証OKであって、図6で説明したICコインデ
ータを該当ユニーク番号に登録(記録)し、これを認証
データとして認証結果と共に、中継した中継機14に送
信する(ステップc13)。
【0095】中継機14では、認証結果のNG、または
OKを送信し、認証結果がOKのときは、認証されたI
Cコインデータを認証データとして登録し、2回目以降
の使用時に認証データとして使用する。
【0096】一方、端末の台間機12では、認証OKで
あるとき(ステッフn14)、次の処理が許容されて、
ICコイン20にはICコインデータが記録され、さら
に、遊技動体の払出し操作が許容される(ステップn1
5)。また、認証NGのときは、返却処理、例えば、貨
幣の投入があれば貨幣の返却、ICコイン20の投入が
あれば、該ICコイン20の返却を行う(ステップn1
6)上述のように、ICコイン20の認証は、初回では
ホストコンピュータ10側で実行し、この時の認証デー
タを中継機14に送信して登録し、2回目以降のICコ
イン20の使用では中継機14での認証処理が可能とな
る。
【0097】このように中継機14で認証処理ができる
時は、該認証処理が迅速化され、また、ホストコンピュ
ータ10の処理負担を低減させることができる。
【0098】図13は、図9で説明したICコイン発行
機15の制御処理動作のフローチャートを示し、これら
の図を参照してICコイン発行機15のCPU71の制
御処理を説明する。
【0099】このICコイン発行機15は、電源を投入
した開店時に、当日ICコードが配信されて、RAM7
3の所定のエリアに記憶されている。
【0100】ICコイン20の状態をチェックするため
に、ICコイン発行処理装置77を呼出し、ICコイン
20が貯留されているか否かをチェックして、ICコイ
ン20の発行が可能かをチェックし、発行が可能なとき
1枚のICコイン20をICコインリーダライタ78の
読取り位置に繰出す(ステップn21,n22)。
【0101】次いで、ICコイン20の認証処理を行う
(ステップn23)。この認証処理は図12で説明した
処理であって、認証不可であれば、該ICコイン20を
回収し、次のICコイン20を繰出して再度認証処理を
実行する(ステップn24,n25)。
【0102】上述の認証処理がOKであれば、この状態
でプレーヤが貨幣を投入するまで待機する(ステップn
26)。
【0103】紙幣処理装置80または硬貨処理装置81
に貨幣が投入されて金額選択ボタン79が操作され(ス
テップn27)、投入金額が確定すると、ICコイン2
0のデータが編集されて、すなわち、ユニーク番号、ホ
ール番号、金額(または度数)、日付(発行日)、当日
IDコード、書込み回数、発行機番号、のICコインデ
ータはICコインリーダライタ78でICコイン20に
書込み(ステップn28)、上述のICコインデータは
中継機14、およびホストコンピュータ10に送信され
て、ICコイン20の発行が通知される(ステップn2
9)。
【0104】このようにして、ICコイン20に必要な
データが記録されると、該ICコイン20が放出され
(ステップn30)、次の発行に待機する。
【0105】なお、閉店時において、このICコイン発
行機15の電源を落すと、RAM73に記憶された情報
は消去されるので、当日IDコードも消去され、この情
報の漏洩を防止することができる。
【0106】図14は、図7で説明した台間機12の制
御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照
して台間機12CPU31の制御処理を説明する。
【0107】この台間機12は、電源を投入した開店時
に、当日IDコードが配信されて、RAM33の所定の
エリアに記憶されている。
【0108】ICコイン20の状態をチェックするため
に、ICコイン処理装置37を呼出し、ICコイン20
が貯留されているか否かをチェックして、ICコイン2
0の処理が可能かをチェックし、処理行が可能なとき、
貨幣の受付けを許容状態にする(ステップn41,n4
2)。
【0109】台間機12に対するICコイン20の使用
には、既に説明したように3つの例がある。
【0110】その1つは、ICコイン発行機15で発行
したICコイン20の使用、その2は、台間機12に貨
幣を投入して発行したICコイン20の使用、その3
は、台間機12で既に使用しているICコイン20の価
値を更新して引続き使用するICコイン20であり、先
ず上述したその1の、ICコイン発行機15で発行した
ICコイン20の使用について説明する。
【0111】ICコイン処理装置37にICコイン20
が投入されると、ICコインリーダライタ38は、該I
Cコイン20のICコインデータを読取り、この読取り
データに基づいて、図12で既に説明した認証処理を実
行する(ステップn43,n44)。
【0112】上述の認証処理で、認証不可であれば(ス
テップn45)、ICコイン処理装置37は該ICコイ
ン20を返却処理し(ステップn46)、上述の認証処
理がOKであれば、遊技動体の払出しが許容されて玉貸
しボタン39の操作が許容される(ステップn47)。
【0113】上述のようにして玉貸しボタン39の操作
が許容された状態で、返却ボタン40が操作されると、
その時のICコイン20が返却されることを中継機14
を介してホストコンピュータ10に通知してデータベー
スを更新すると共に、ICコイン処理装置37は、IC
コイン20を返却処理する(ステップn48,n49,
n50)。
【0114】また、玉貸しボタン39が操作されると、
ICコイン20のデータに対して玉貸し分の金額を減算
する減算書込み処理をICコインリーダライタ38が実
行し、該減算を行った減算処理データが中継機14を介
してホストコンピュータ10に通知されててデータベー
スを更新し、遊技動体払出し装置44が遊技動体を払出
す(ステップn51,n52,n53,n54)。
【0115】遊技動体が払出されることにより、遊技機
12による遊技が可能となり、さらに、ICコイン20
の価値がなくなるまで可能となる。
【0116】プレーヤの遊技によりICコイン20の価
値、すなわち金額がなくなると(ステップn55)、次
のICコイン20による使用を準備するために、ICコ
イン処理装置37におけるICコイン20の貯留が満杯
か否かを判定し(ステップn56)、満杯が判定された
時は、今まで使用していたICコイン20を回収する
(ステップn57)。
【0117】また、満杯でないときは、該ICコイン2
0をデータの読取り位置から貯留部に貯留して、次の処
理に待機する(ステップn58)。
【0118】次にICコイン20の使用の、前述したそ
の2の、台間機12に貨幣を投入して発行するICコイ
ン20の使用と、その3の、台間機12で既に使用した
ICコイン20の価値を更新して引続き該ICコイン2
0を使用する例についてについて説明する。
【0119】すなわち、ICコインリーダライタ38の
読取り位置にICコイン20がない状態で紙幣処理装置
42、または硬貨処理装置43に貨幣が投入されると
(ステップn59)、上述したその2、その3のICコ
イン20の使用であって、先に使用されたICコイン2
0がICコイン処理装置37の貯留部に存在するか否か
を判定し、前回使用のICコイン20がない場合は、前
述のその2の使用であって、台間機12でICコイン2
0を発行して使用する使用状態であり、また、前回使用
のICコイン20がある場合は、前述その3の使用であ
って、既に使用したICコイン20に価値を更新して引
続きICコイン20を使用する使用状態である(ステッ
プn60)。
【0120】上述の判定で貯留部に前回使用のICコイ
ン20がないときは、ICコイン処理装置37は新たな
ICコイン20をICコインリーダリイタ38の読取り
位置に繰出し補充し(ステップn61)、また、前回使
用のICコイン20があるときは該ICコイン20を読
取り位置に移動させる。
【0121】次いで上述の読取り位置にあるICコイン
20に対して、図12で既に説明した認証処理を実行し
(ステップn62)、認証OKであると、該認証時のデ
ータすなわち、ユニーク番号、ホール番号、金額(また
は度数)、日付(発行日)、当日IDコード、書込み回
数、島番号、のICコインデータがICコインリーダラ
イタ38でICコイン20に書込み(ステップn6
3)、上述のICコイン20の発行データは中継機1
4、およびホストコンピュータ10に送信されて、IC
コイン20の発行が通知される(ステップn64)。
【0122】上述の認証処理で、認証OKになれば遊技
動体の払出しが許容されて玉貸しボタン39の操作が許
容されて(ステップn65)、その後はステップn47
に移行して処理される。
【0123】しかし、上述の状態で、返却ボタン40が
操作されると(ステップn66)、その時のICコイン
20が返却されることを中継機14を介してホストコン
ピュータ10に通知してデータベースを更新すると共
に、ICコイン処理装置37は、ICコイン20を返却
処理する(ステップn67,n68)。
【0124】なお、前述のステップn57で、使用済み
のICコイン20をICコイン処理装置37の貯留部に
貯留することなく、ICコインリーダライタ38の読取
り位置に待機させ、ステップn60で、この読取り位置
にICコイン20が存在するか否かを判定して処理する
こともできる。
【0125】また、その3の価値を更新してICコイン
20を使用する場合、1回目の認証処理で、中継機14
に認証データが登録されているので、該中継機14で認
証処理が実行される。
【0126】なお、閉店時において、この台間機12の
電源を落すと、RAM33に記憶された情報は消去され
るので、当日IDコードも消去され、この情報の漏洩を
防止することができる。
【0127】図15は、図8で説明した中継機14の制
御処理動作のフローチャートを示し、これらの図を参照
して中継機14のCPU51の制御処理を説明する。
【0128】この中継機14は、電源を投入した開店時
に、当日IDコードが配信されて、RAM53の所定の
エリアに記憶されている。
【0129】先ず、当日のデータ処理を可能にするため
にデータベースを作成し、台間機12からの認証処理の
要求、または、ホストコンピュータ10からのデータ更
新に待機する(ステップn71,n72)。
【0130】ホストコンピュータ10から認証データの
更新があれば、該認証データの更新を登録する(ステッ
プn73,n74)。
【0131】台間機12からの認証要求を受信すると、
認証要求のあったICコインデータが正常なデータであ
るか否かをチェックし(ステップn75)、さらに、該
ICコイン20の認証データが登録されているかを検索
判定して(ステップn76)、登録が判定された時は、
図12で既に説明したように認証処理を実行し(ステッ
プn77)、その認証結果を認証要求した台間機12に
通知する(ステップn78)。
【0132】一方、前述のステップn76で、認証デー
タが登録されていないと判定した時、認証要求をホスト
コンピュータ10に行い、該ホストコンピュータ10か
ら認証結果があれば、その認証データを登録して(ステ
ップn79,n80,n81)、認証結果を認証要求の
あった台間機12に通知する(ステップn78)。
【0133】上述のように、台間機12から認証要求が
あった時、中継機14に認証データが登録されている
と、該中継機14で認証処理を実行するので、ホストコ
ンピュータ10の負担を低減することができる。
【0134】なお、閉店時において、この中継機14の
電源を落すと、RAM53に記憶された情報は消去され
るので、当日IDコードも消去され、この情報の漏洩を
防止することができる。
【0135】図16は、図10で説明したICコイン精
算機16の制御処理動作のフローチャートを示し、これ
らの図を参照してICコイン精算機16のCPU91の
制御処理を説明する。
【0136】このICコイン精算機16は、電源を投入
した開店時に、当日IDコードが配信されて、RAM9
3の所定のエリアに記憶されている。
【0137】ICコインの状態をチェックするために、
ICコイン処理装置97を呼出し、ICコイン20が回
収可能か否かをチェックして、ICコイン20の回収が
可能であれば、精算されるICコイン20の投入を待つ
(ステップn91,n92)。
【0138】次いで、精算のためにICコイン20がI
Cコイン処理装置97に投入されると、該ICコイン2
0のICコインデータをICコインリーダライタ98が
読取って、認証処理を行う(ステップn93)。この認
証処理は図12で説明した処理であって、認証不可であ
れば、表示装置96に精算不可を表示して、該ICコイ
ン20を返却する(ステップn95,n96)。
【0139】上述の認証処理がOKであれば、精算ボタ
ン99が操作されることで、ICコイン20の残価値を
硬貨処理装置97により払出して精算し(ステップn9
8,n99)、次いでICコインリーダライタ98が価
値を零にしてICコインデータを更新する(ステップn
100)。
【0140】精算した精算データは中継機14を介して
ホストコンピュータ10に通知して、そのデータベース
を更新させ(ステップn101)、ICコイン処理装置
97はICコイン20を回収して(ステッフn10
2)、精算処理を終了する。
【0141】なお、精算されるICコイン20がその発
行時に同じ中継機14を中継に使用しているときは、中
継機14での認証処理が実行される。
【0142】なお、閉店時において、このICコイン精
算機16の電源を落すと、RAM93に記憶された情報
は消去されるので、当日IDコードも消去され、この情
報の漏洩を防止することができる。
【0143】この発明の構成と、上述の実施例の構成と
の対応において、この発明の情報記録媒体は、実施例の
ICコイン20に対応し、以下同様に、情報記録媒体処
理装置は、台間機12のICコインリーダライタ38、
ICコイン発行機15のICコインリーダライタ78、
ICコイン精算機16のICコインリーダライタ98に
対応し、情報管理装置は、ホストコンピュータ10に対
応し、情報記録手段は、RAM10b,33,63,7
3,93に対応するも、この発明は上述の実施例の構成
のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技情報管理システムを示す構成図。
【図2】 ホストコンピュータの記憶手段の説明図。
【図3】 ICコインの平面図。
【図4】 ICコインの断面図。
【図5】 ICモジュールの回路構成を示すブロック
図。
【図6】 ICコインに記録されたデータの説明図。
【図7】 台間機の制御回路ブロック図。
【図8】 中継機の制御回路ブロック図。
【図9】 ICコイン発行機の制御回路ブロック図。
【図10】 ICコイン精算機の制御回路ブロック図。
【図11】 ホストコンピュータの制御フローチャー
ト。
【図12】 認証処理の制御フローチャート。
【図13】 ICコイン発行機の制御フローチャート。
【図14】 台間機の制御フローチャート。
【図15】 中継機の制御フローチャート。
【図16】 ICコイン精算機の制御フローチャート。
【符号の説明】 10…ホストコンピュータ 12…台間機 14…中継機 15…ICコイン発行機 16…ICコイン精算機 20…ICコイン 30,50,70,90…制御部 31,51,71,91…CPU 37,97…ICコイン処理装置 77…ICコイン発行処理装置 38,78,98…ICコインリーダライタ 10b,33,53,73,93…RAM
フロントページの続き (72)発明者 鬼頭 金正 愛知県一宮市奥町字野越46番地 オムロン 一宮株式会社内 (72)発明者 稲葉 吉弘 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 2C088 BA88 BA90 BB07 BB21 BB30 BB31 BB43 CA08 CA30 5B058 CA27 CA31 YA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技動体の払出しに使用する情報記録媒体
    の認証処理に必要な情報を情報記憶手段に記憶し該情報
    記録媒体に対して情報処理をする情報記録媒体処理装置
    と、前記情報記録媒体の認証処理に必要な情報を情報記
    憶手段に記憶し該情報記録媒体を管理する情報管理装置
    とを、中継機を介して情報通信が可能に接続した遊技情
    報管理システムであって、前記情報記録媒体処理装置と
    情報管理装置との情報記憶手段のうち、少なくとも情報
    記録媒体処理装置の情報記憶手段を、電源が断になった
    とき記憶した前記認証処理に必要な情報が消去される揮
    発性記憶手段で形成した遊技情報管理システム。
  2. 【請求項2】遊技動体の払出しに使用する情報記録媒体
    の認証処理に必要な情報を情報記憶手段に記憶し該情報
    記録媒体に対して情報処理をする情報記録媒体処理装置
    に、前記情報記録媒体の認証処理に必要な情報を情報記
    憶手段に記憶し該情報記録媒体を管理する情報管理装置
    を、中継機を介して情報通信が可能に接続する情報記録
    媒体処理装置であって、前記情報記録媒体処理装置の情
    報記憶手段を、電源が断になったとき記憶した前記認証
    処理に必要な情報が消去される揮発性記憶手段で形成し
    た情報記録媒体処理装置。
  3. 【請求項3】前記情報記録媒体処理装置の情報記憶手段
    を遊技動体を払出す台間機に備えた請求項1または2に
    記載の遊技情報管理システムまたは情報記録媒体処理装
    置。
  4. 【請求項4】前記情報記録媒体処理装置の情報記憶手段
    を情報記録媒体を発行する発行機に備えた請求項1また
    は2に記載の遊技情報管理システムまたは情報記録媒体
    処理装置。
  5. 【請求項5】前記情報記録媒体処理装置の情報記憶手段
    を情報記録媒体の価値を精算する精算機に備えた請求項
    1または2に記載の遊技情報管理システムまたは情報記
    録媒体処理装置。
JP2000325062A 2000-10-25 2000-10-25 遊技情報管理システムおよび情報記録媒体処理装置 Pending JP2002126331A (ja)

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JP2000325062A JP2002126331A (ja) 2000-10-25 2000-10-25 遊技情報管理システムおよび情報記録媒体処理装置

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