本発明は、屈曲状の放電路を備えた発光管を有する蛍光ランプ装置及びこの蛍光ランプ装置を使用した照明器具に関する。
従来、例えば下記の特許文献1に示されるように、発光管の形状を略U字形に屈曲したり、2本の直管形のガラス管端部を相互に接合し略H字形にするなどの構成により屈曲状の放電路を形成した、いわゆるコンパクト形の蛍光ランプが普及している。
この種の蛍光ランプは、発光管の両端にフィラメント電極を封入し、1個の口金が取付られた片口金形の蛍光ランプとして構成され、面状をなして光が平面的に広がるので照度分布が均一化でき、さらに照明器具としての薄型化に有利なため、卓上スタンド、ベースライト、ダウンライトなどの面光源として広く使用されている。
一方、この種の蛍光ランプにおいては、ランプを点灯する点灯装置は蛍光ランプに設置されておらず、器具側に設置され、照明器具としては高価なインバータ等からなる点灯装置を内蔵した構成となって、器具コストが上昇する要因となり、特に近年では店舗等のリニューアルが頻繁に行われる状況から、如何に器具コストの低減を図るかが重要な課題となっている。
このため、高価な点灯装置を器具側に設けずに、ランプ側に内蔵させた蛍光ランプ装置を光源として使用する方法がある(例えば、特許文献2)。
特許文献2に示されるものは、屈曲形のバルブの一端部を収納ケースに挿入して保持させ、収納ケース内に点灯装置の回路基板を収納し、ケースカバーに受電ピンを設ける構成をなし、点灯装置を内蔵した、いわゆる片口金のコンパクト形の蛍光ランプ装置を構成したものである。
特開平8−17335号公報
特開平6−283139号公報
この点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置を使用すれば、器具コストの低減を図ることが可能となるが、一方、近年では省電力、省スペース等から蛍光ランプ装置自体の小形化が要求され、発光管がより一層小形化されている。
発光管の小形化に合わせ、発光管を支持し点灯装置を収容するためのケースも小形にして、蛍光ランプ装置全体の小形化をなす必要がある。
特に、発光管の管外径がより細くなり、小径の発光管に合わせてケースの高さ寸法を小さくして薄形化を図って蛍光ランプ装置全体の小形化を達成する必要がある。少なくとも発光管の管外径寸法と略同等の高さ寸法に構成することが要求されている。
このように、点灯装置を収容するケースが薄形化されると、点灯装置の点灯部品を実装した配線基板を収納するスペースが狭くなり、かつ配線基板と発光管や電源に接続するための電気端子部との配線を狭い空間で行うことになって、ランプの組み立て作業が煩雑になる。
特許文献2に示されるものは、点灯回路基板と一対の電極に電気的に接続されたワイヤーの先端部を圧接ピンよりなる受電ピン内に、その内端から外端へ向けて挿通するようにして、組み立て時の作業性を高めている。
しかしながら、特許文献2はケースカバーの内側に受電ピンを設けた構成であるために、受電ピンとケース本体に設けられた点灯回路基板とのワイヤーによる接続は、ケースカバーの裏側から行う必要があり、しかも受電ピンは極めて小さい部品であるため、配線作業が困難なものであった。
本発明は、上述した従来の問題、課題に鑑みてなされたもので、組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置を提供し、器具コストの低減を図ることが可能な照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の蛍光ランプ装置の発明は、屈曲状の放電路の両端部に電極が封装された発光管と;発光管を点灯する点灯部品が設けられた配線基板と;配線基板を、基板面が発光管軸線方向に略平行でかつ中間部分よりやや下方に位置するように配置して支持するとともに、配線基板の少なくとも一部が外部に露出する開口部を設けた第1のケースと;第1のケースの一側面に設けられた電気端子部と;第1のケースの開口部を覆う第2のケースと;第1、第2のケースのいずれか一方の他面側に設けられた発光管の支持部と;を具備することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、配線基板を、基板面が発光管軸線方向に略平行でかつ中間部分よりやや下方に位置するように配置して支持するとともに、配線基板の少なくとも一部が外部に露出する開口部を設けた第1のケースと、第1のケースの一側面に設けられた電気端子部と、第1のケースの開口部を覆う第2のケースと、第1、第2のケースのいずれか一方の他面側に設けられた発光管の支持部により、薄形化を可能にし、さらに、組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置が構成される。
本発明において、発光管は、一本の発光管を略U字形に屈曲したもの、複数本の直管形のガラス管端部を相互に接合し略H字形に連結したもの、さらには発光管を屈曲または連結等して、円形、楕円形、多角形、矩形等の平面形状に構成したもの、連続した蛇行状に形成したもの、スパイラル状に巻いたもの等、屈曲状の放電路の両端部に電極を有して屈曲状をなす形状に構成したもの全てを許容する。
第1のケースは、配線基板を支持するための開口部を有する容積の大きな箱状をなし、第2のケースは第1のケースの開口部を覆うための容積の小さな蓋状をなしていることが好ましいが、第1、第2のケースの容積比は、本発明を実現するための必要条件ではなく、例えば両者を同じ容積に分割して構成しても、また第2のケースの容積が第1のケースの容積より大となしてもよい。
また、第1のケース及び第2のケースは、それぞれが、さらに分割され、組み立て時にそれぞれが一体化されるように構成したものでもよく、第1のケースが配線基板を支持し、第2のケースが第1のケースの開口部を覆うもの全てを許容する。
配線基板の少なくとも一部が外部に露出する開口部は、第1のケースに支持された配線基板と発光管または電気端子部等との配線作業を行うための開口部であり、開口部の開口面積を大きくして、配線基板の基板面をできる限り多く露出させることにより配線作業を容易にすることが好ましいが、例えば、発光管や電気端子部を接続する部分の近辺のみを開口して、接続に必要な配線基板の一部分のみを露出させて配線作業を行えるようにしてもよい。
さらには、第1のケースは配線基板の一端部のみを支持する構成となし、点灯部品及び
配線基板の全てが外部に露出するようにしてもよく、要は、配線作業が可能となるように配線基板の少なくとも一部を外部に露出させるために開放された開口もしくは開放された部分が存すればよい。
第1のケースの一側面に設けられる電気端子部は、ピン状若しくはL字形等に突出する雄形の端子が好ましいが、凹状の受け端子をなした雌形端子でもよく、電気的な接続機能をなす全ての手段を許容する。
また、電気端子部をケースに設ける構成は、ケースに例えばピン状の端子が合成樹脂からなるケースに一体に埋め込み成型され、ケースに直接固定されるものであっても、またケースにはピン状の端子が貫通する小孔を設け、この小孔に、別途の部品、例えば配線基板等に固定されたピン状の端子を挿通させてケースからピンを突出させるような、直接固定ではなく、間接的に電気端子部がケースに設けられるようなものであってもよく、要は点灯部品に電源を供給するように、直接もしくは間接的に電気端子部がケースに設けられている構成の全てを許容する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蛍光ランプ装置において、前記第1のケースは、内面に配線基板を支持する一対の支持凸条部を形成したことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、第1のケースは、内面に配線基板を支持する一対の支持凸条
部を形成して、組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプが構成される。
請求項3に記載の照明器具の発明は、請求項1または2に記載の蛍光ランプ装置を具備することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、器具コストの低減を図ることが可能な照明器具が構成される。
請求項1の発明によれば、配線基板を、基板面が発光管軸線方向に略平行でかつ中間部分よりやや下方に位置するように配置して支持するとともに、配線基板の少なくとも一部が外部に露出する開口部を設けた第1のケースと、第1のケースの一側面に設けられた電気端子部と、第1のケースの開口部を覆う第2のケースと、第1、第2のケースのいずれか一方の他面側に設けられた発光管の支持部により、薄形化を可能にし、さらに、組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、第1のケースは、内面に配線基板を支持する一対の支持凸条
部を形成して、組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置を提供することができる。
請求項3の発明によれば、器具コストの低減を図ることが可能な照明器具を提供することができる。
以下、本発明に係る蛍光ランプ装置及びこの蛍光ランプ装置を使用した照明器具の実施形態について説明する。
図1〜図4は、本発明の第一の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、図1は一部を開放して示した斜視図、図2は一部を切り欠いて示す正面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図である。
図5は、本発明の第一の実施形態である照明器具を示し、天井面に設置された照明器具を概略的に示した断面図である。
まず、本実施形態の蛍光ランプ装置の構成につき説明する。
10は蛍光ランプ装置で、発光管11とケース12及びケース12内に収容される点灯装置13で構成される。
発光管11は、透明な無鉛ガラスよりなる1本の直管のガラス管を、略U字形に屈曲して屈曲状の放電路を構成し、ガラス管の内面には例えば3波長の蛍光体膜を形成する。
ガラス管は、6〜18mmの管外径を有するものから選択され、本実施形態では約12mmのガラス管を用いている。
ガラス管の両端部には、電極11a、11aがステムシールにより封止された封止部11b、11bを形成する。
封止部11b、11bには、排気用の細管チップ11c、11cが発光管の軸線aに沿い、封止部の端面略中央から突出して形成される。この細管チップ内に補助アマルガム等を封入してもかまわない。
さらに、封止部11b、11bからは、電極11a、11aに接続される一対、二組のリードワイヤー11d、11d、4本が気密にして導出される。
発光管11内には、アルゴン(Ar)とクリプトン(Kr)の混合ガス等からなる希ガスを封入する。ネオン(Ne)を封入してもかまわない。
上記により、全体として平面視が略U字形の面状光源をなす発光管11が構成される。
上記のように構成された発光管11は、ケース12に組み込まれて蛍光ランプ装置10を構成する。
すなわち、ケース12は第1のケース12aと第2のケース12bからなる。
第1のケース12aは、上部に開口部12cを有し、縦断面形状が略小判形状をなし、舟底状の底面を有する箱体で、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性でかつ耐光性を有する電気絶縁性の合成樹脂で構成する。
第2のケース12bは、第1のケース12aの開口部12cを塞ぐ縦断面が略コ字状の蓋体をなし、第1のケースと同材質の合成樹脂で構成する。
箱状をなす第1のケース12aの一側面には、電源供給用の電気端子部を構成する一対の端子ピン14、14が2本突出して設けられる。
端子ピン14、14は導電性金属よりなり、第1のケース12aの樹脂成形時に一体成形されて支持される。
第1のケース12aの側面には、一対の端子ピン14、14の間に位置して、端子ピンと平行に突出するガイド突起部15を一体に形成する。
ガイド突起部15は、後述する照明器具のソケットに蛍光ランプ装置を装着する際のガイド機能をなすもので、突起部の内部に中空部15aを形成する。
さらに、第1のケース12aの他側面に、発光管の支持部となる2個の円形貫通孔で構成した支持孔12d、12dを形成する。
支持孔12d、12dの直径は、発光管11の管外径と略同等か若干大きな寸法に形成する。
この支持孔12d、12dには、発光管11両端の封止部11b、11bが挿入され、封止部11b、11bの外面と支持孔12d、12dの周辺に耐熱性の接着剤等を塗布し
て発光管11を支持し固定する。
この際、図4に示すように、発光管11の細管チップ11c、11cが略中央に位置し、チップを挟んで上下に一対のリードワイヤー11d、11dが位置するように配置する。
点灯装置13は、発光管11を点灯するための回路を構成する点灯部品16と、点灯部品を実装してケース12内に収容され支持される配線基板17で構成する。
配線基板17は、略長方形状をなしたプリント基板等からなり、各点灯部品16が配線基板の基板面17aに対して垂直方向に搭載され実装される。
点灯部品16は、インバータ等を用いて発光管11を高周波点灯する回路を構成するための部品で、電解コンデンサ、バラスト巻線、フィルムコンデンサ、REC(整流素子、ダイオードブリッジ)、抵抗、トランジスタ、SCRなどのスイッチング素子等の電子部品で構成する。
点灯部品16の内、高さ寸法の比較的大きな部品である電解コンデンサ16aは、その端子が配線基板17の端部に基板面に沿った方向に略直角に折り曲げられており、第1のケース12aに形成されたガイド突起部15内面の空間部15a内に収納する。
他の点灯部品16は、配線基板17の表面、一部は裏面に実装される。
上記のように各点灯部品16を実装した配線基板17は、第1のケース12a内に収容され、鋲止め、または耐熱性の接着剤等の手段で固定され支持される。
配線基板17は、点灯部品16を実装した基板面17aが、発光管軸線aの方向に略平行で、かつ点灯部品が発光管軸線aと略直交する方向に露出するようにして、第1のケースの開口部12cから見えるように配置すると共に、配線基板17の裏面と第1のケース底面との間に空間部Sを有するようにして収容する。
さらに、配線基板17の出力側となる端部17bは、発光管11の封止部11b、11bに突出して設けられた細管チップ11c、11cの下側に位置させ、上下に間隔を有して導出された一対のリードワイヤー11d、11dの根本の間に挿入して設置する。
これにより、配線基板17の端部17bが、発光管の細管チップ11c、11cの先端部より封止部11b、11b側に配置され、配線基板17の長手方向への突出長が短くなり、発光管11とケース12を含めた長手方向の寸法が長くならないようにしている。
さらに、一対のリードワイヤー11d、11dが、配線基板17を挟んで配線基板の基板面17aにより上下に隔離され、各ワイヤー間の電気絶縁を施すようになっている。
各一対のリードワイヤー11d、11dは、配線基板17の出力端子部に接続される。
さらに、配線基板17の入力側となる端部17cは、第1のケース12aの端子ピン14、14に対向して配置され、各端子ピン14,14と配線基板の入力端子部がワイヤー17d、17dにより接続される。
上記のように点灯装置13を構成する配線基板17を収容したケース12は、蓋体となる第2のケース12bを第1のケース12aの開口部12cに嵌めこみ、耐熱性の接着剤
等の手段で固定して閉塞される。
次に、上記のように構成した蛍光ランプの組み立て手順につき説明する。
まず、配線基板17には、上述したように点灯部品16を実装する。
また、蓋体である第2のケース12bは、第1のケース12aの開口部12cから外して開放した状態にする。
次に、第1のケース12aを作業台に開口部12cが上面になるように設置し、一側面に形成された支持孔12d、12dに発光管11の封入部11b、11bを挿入し、さらに位置決めを行い接着剤で固定する。
電極11a、11aの一対のリードワイヤー11d、11dは、第1のケース12aの内側に導出させておく。
次に、予め点灯部品が実装された配線基板17を用意し、その入力側に折り曲げられ突出した状態で実装された電解コンデンサ16aを、第1のケース12aに形成されたガイド突起部15の空間部15a内に挿入して収納する。
さらに、端子ピン14、14と配線基板17の入力端子部とをワイヤー17d、17dを用いて半田付けを行い接続する。
この際、小さい部品である端子ピン14、14は、配線基板17を収容する第1のケース12aに設けられ、従来の特許文献2に示されるように、第1のケースとは別体の蓋体である第2のケース12bに設けられていない。
このため、端子ピン14,14は、従来のように宙に浮いた状態の第2のケースにはなく、配線基板17を収容する第1のケース12a自体にあるため、作業台に設置された安定した状態で作業を行うことができ、狭い空間内でも作業がし易く、確実に接続することができ、作業性が向上する。
また配線基板17と端子ピン14、14を近づけることが可能となり、ワイヤー17d、17dの長さも短くて済む。
次に、図4に示すように、第1のケース12a側に導出された一対2組のリードワイヤー11d、11dの内、配線基板17の上方に位置するリードワイヤーを、配線基板17の上面の出力端子部に上方から垂直方向から挿入し半田付けを行い固定する。
さらに、配線基板17の下方に位置するリードワイヤー11d、11dを配線基板17下面の出力端子部に下方から垂直方向に挿入し半田付けを行い固定する。
上記のように、入力端子部が端子ピン14、14に、出力端子部端が発光管11に接続された状態の配線基板17を、点灯部品16が実装された基板面17aが、発光管11の軸線a方向に略平行で、かつ開口部12cに面するようにして、ケース内に押込み、側面視で配線基板17がケース内の中間部分よりやや下方に位置し、ケースの底面との間に空間部Sが形成されるように配置し、配線基板17の裏面四隅とケース内面に接着剤を塗布して固定する。
次に、蓋体となる第2のケース12bを第1のケース12aの開口部12cに嵌めこみ
、接着剤で固定して開口部12cを閉塞する。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、発光管11の先端からケース12のガイド突起部15頂点までのランプ装置全体の長さ寸法L1が約335mmに構成され、点灯装置13を内蔵し回路損失を含めたランプ電力が18W、全光束が1200ルーメン(lm)以上で、電源接続用の一対の端子ピン14、14を有するコンパクト形の蛍光ランプ装置として構成される。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、照明器具に設けられたソケットに挿入されて、各種の照明器具の光源として使用される。
図5に示すように、20は店舗等の天井面Xに設置されたダウンライト式照明器具で、下面に開口部21aを有する金属製の箱状をなした本体ケース21と、本体ケースの開口部21aに嵌合される金属性の反射体22で構成する。
反射体22は、例えばステンレス等の金属板で構成し、その反射面22aは鏡面塗装、白色光沢塗装、反射シートなどで鏡面または梨地等に仕上げ、下面周囲に飾り枠22bを一体に形成する。
反射体22の側面板22cの中央部分には、ソケット23を設ける。
ソケット23には、上述した蛍光ランプ装置10のガイド突起部15が挿入される受けガイド及び端子ピン14,14が挿入され電源に接続される受け端子が設けられている。
このソケットに1灯の蛍光ランプ装置10を挿入して端子ピン14、14と受け端子を接続し、1灯の点灯装置を内蔵したコンパクト形の蛍光ランプ装置を有するダウンライト式照明器具20として構成する。
上記に構成された照明器具は、発光管11を点灯するための点灯装置13は蛍光ランプ装置10が内蔵しており、この照明器具20には、従来の一般的な器具とは異なって高価な点灯装置を設置する必要はなく、器具としては比較的安価な本体ケース21、反射体22、ソケット23等の部品で構成されコストを低減した安価な照明器具として構成される。
本実施形態では、発光管を、1本の直管のガラス管を略U字形に屈曲して略屈曲状の放電路を構成したが、2本の直管部の端部を互に加熱・溶融して突起穴を形成し、この突起穴の開口同士をつなぎ合わせて略H字形で屈曲状の放電路をなす面状光源を構成してもよい。
本実施形態では、配線基板と端子ピンとの接続部分及び発光管との接続部分が完全に外部に露出するように第1のケースの開口部を開口させたが、配線作業が困難とならない程度の範囲で、各接続部分を覆うように構成し、第1のケースの機械的な強度を高めると共に、蓋体となる第2のケースを極力小さいものとなし、蛍光ランプ装置全体の外観の意匠性を高めるようにしてもよい。
この場合、各接続部分を覆う幅、換言すれば各接続部分を覆う第1のケースの深さ寸法は、約20mm以内に設定することにより、配線作業が困難とならず、かつ第1のケースの強度を確保することができる。
さらに、蓋体をなす第2のケースを第1のケースの開口部に接着剤で固定したが、接着
剤を使用せずに、合成樹脂の弾性を利用した嵌め込み構造にしてもよく、さらに着脱が可能になるように構成してもよい。
電気端子部を構成する端子ピンは、公知のシーリングローゼット方式に使用されるL形をなした端子でも、さらに一般配線器具のプラグに使用されているような平板形の端子で構成してもよい。
さらに、照明器具は店舗等の施設用、業務用の照明器具に限らず、一般家庭用の照明器具でもよく、さらに屋内用、屋外用等全ての照明器具に適用可能である。
本実施形態によれば、第1のケースである一つのケース自体に配線基板、電気端子部及び発光管の支持部があり、電気端子部が第1のケースとは別体の蓋体である第2のケースに設けられていない。
このため、これらの部品をケースに対して、同一平面内で横並びに配置して作業台に設置することができ、安定した状態で行うことができ、狭い空間内でも作業がし易くなり確実に接続することができると共に作業性を向上させることができる。
さらに、第1のケースに開口部を設け、点灯部品が発光管軸線と略直交する方向に露出するように配線基板を支持したので、発光管を長手方向にして寝かせた安定した状態で、かつ寝かせた発光管の上方から配線作業が行うことができ、より一層作業が容易となって作業性が向上する。
特に、電気端子部を構成する小さい部品である端子ピンと配線基板との接続作業は、従来のように宙に浮いた状態で行う必要がなく、より一層作業が容易となって作業性が向上する。
配線基板と端子ピンを近づけることが可能となり、両者を結ぶワイヤーも短くて済み、上述の作業性の向上も相まって蛍光ランプ装置のコストを低減することができる。
また、配線基板は、基板面が発光管軸線方向に略平行になるように配置しているので、発光管とケースが長手方向に連続した薄形の蛍光ランプ装置に構成することができる。
また、点灯部品が露出して見える開口部は、第2のケースで塞ぐことができ、外観意匠的にも良好となり商品性を損なうことがない。
さらに、本実施形態によれば、上記のように組み立て時の作業性を向上させた点灯装置内蔵形の蛍光ランプ装置を提供することができ、この蛍光ランプ装置を光源として採用することにより照明器具のコスト低減が可能となる。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。
図6は、本発明の第二の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、(a)は蛍光ランプ装置の側面図、(b)は蛍光ランプ装置を(a)の状態から分割した状態を示す側面図で、第一の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第一の実施形態の蛍光ランプ装置において、第1のケース12aを舟底状の底面を有する箱体で構成し、第2のケース12bを縦断面が略コ字状の蓋体をなして構成した方式に代えて、側面視で第1、第2のケースが略L字状をなす形状に分割して構
成したものである。
すなわち、図6(a)で破線の分割線bで示すように、第1のケース12aは、やや深めの舟底状をなし略L字形に開口した開口部12cが形成され、側面視で略L字状をなす箱体で構成する。
第2のケース12bは、浅めの舟底状をなし、第1のケースと同様に略L字形に開口した開口部12c'が形成された側面視で略L字状をなす箱体で構成する。
第2のケース12bのやや深めの舟底状をなす底部は、第1のケース12aの開口部12cを塞ぐ蓋体の機能を有している。
第1のケース12aには、第一の実施形態と同様に点灯部品16を実装した配線基板17を収容し、端子ピン14、14と配線基板17の入力端子部を接続する。
第2のケース12bの側面には、第一の実施形態と同形状の発光管の支持部を構成する支持孔12d、12dを形成し、発光管11を接着剤等で固定し、電極のリードワイヤー11d、11dを配線基板17の出力端子部に接続する。
上記ように構成した第1、第2のケース12a、12bは、互いの開口部12c、12c'を対向させて合わせ、互いの開口部12c、12c'がそれぞれ閉塞するように組み合わせ、その合わせ目に接着剤を塗布して固定し、互いの開口部を閉塞する。
これにより、第1のケース12aの略L字形に開口した開口部12cが、第2のケース12bのやや浅い舟底の底面が蓋体の作用をなして第1のケース12aに収容された点灯部品16及び配線基板17を覆い閉塞する。
本実施形態では、発光管11のリードワイヤー11d、11dと、配線基板17出力端子部との接続作業が、両者を離した状態で行うことができ、作業スペースの確保ができることから、さらに作業が容易となり作業性がより向上する。
この場合、リードワイヤー11d、11dが長くなるが、発光管のリードワイヤーは、各種の仕様に合わせて元々が長く設定されているのでコスト的な支障は生じない。
なお、リードワイヤー11d、11dが長くなり、第1、第2のケースを合わせて組み立てる際に、長いリードワイヤーがケース内に曲がり込むが、各リードワイヤーは第一の実施形態と同様に配線基板17で上下に隔離すると共に、ワイヤーが露出する部分には絶縁チューブ等を被覆して電気絶縁性を確保する。
本実施形態において、第1のケース12aをやや深めの舟底状となし、第2のケース12bよりも容積を大となしたが、両者の容積が等しくなるようにして分割するようにしても、さらには第1のケース12aの容積を第2のケース12bの容積より小となし、開口部12cの開口面積をさらに大きくして、点灯部品16を含めた配線基板17の外面への露出度を上げ、配線作業をさらにし易くし、作業性を向上するようにしてもよい。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、第一の実施形態と同様に照明器具の光源として使用される。
本実施形態におけるその他の構成、作動、組み立て手順、作用効果、各種の変形例等は、第一の実施形態と同様である。
次に、本発明の第三の実施形態について説明する。
図7は、本発明の第三の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、(a)は蛍光ランプ装置の側面図、(b)は蛍光ランプ装置を(a)の状態から分割した状態を示す側面図で、第一、第二の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第二の実施形態の蛍光ランプ装置において、側面視で第1、第2のケース12a、12bが略L字状をなす形状に分割した方式に代えて、第2のケース12bを、発光管を支持する部分と、蓋体の作用をなす部分とに、さらに分割して構成したものである。
すなわち、図7(a)に破線の2本の分割線cで示すように、第1のケース12aは、端子ピン14、14を支持するための側壁部分12a'のみで構成する。
第2のケース12bは、筒状の箱体をなす蓋体部分12b'と、発光管を支持する側壁
部分12b''で構成する。
第1のケース12aの側壁部分12a'には、第一の実施形態と同様に点灯部品16を
実装した配線基板17の入力側の端部を耐熱性の接着剤等を使用して固定させて支持し、端子ピン14、14と配線基板17の入力端子部とを接続する。
配線基板17は、第1のケース12aの側壁部分12a'から突出し、点灯部品16を
含めた全てが外面の露出している状態となり、第1のケース12aにおいて、側壁部分12a'の周囲全体が配線基板17を外部に露出させるための開口部12cの役目を果す。
第2のケース12bの側壁部分12b''には、第一の実施形態と同形状の発光管11の支持部を構成する支持孔12d、12dを形成し、発光管11を接着剤等で固定して支持する。
上記のように配線基板17を支持した第1のケース12aに、第2のケース12bの筒状をなす蓋体部分12b'を、その一端側から筒内部に配線基板17が収容されるように
して差し込み、一端側を第1のケース12aの側壁部分12a'に突き合わせると共に、
筒の他端側に配線基板17の出力側を露出させる。
この露出した配線基板17の出力端子部と発光管11から引き出された電極のリードワイヤー11d、11dを接続する。
さらに、第2のケース12bの発光管11を支持する側壁部分12b''を、蓋体部分12b'の筒の他端側に突き合わせる。
第1のケース12aと第2のケース12bの各突き合わせ部分には接着剤を塗布して固定し、第1のケース12aの開口部12cを閉塞する。
配線基板17と端子ピン14、14との接続部分及び発光管11との接続部分を覆うことになる第1のケース12aの側壁部分12a'、及び第2のケース12bの側壁部分1
2b''の幅、換言すれば各接続部分を覆う側壁部分12a'及び12b''の深さ寸法L2
は、約20mm以内に設定することにより、配線作業が困難とならず、かつケース全体の機械的強度を確保することができる。
本実施形態では、配線基板が第1のケースの側壁部分から完全に露出しているので、配線作業のスペースが多くなり、さらに作業が容易となり作業性がより向上する。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、第一、第二の実施形態と同様に照明器具の光源として使用される。
本実施形態におけるその他の構成、作動、組み立て手順、作用効果、各種の変形例等は、第一、第二の実施形態と同様である。
次に本発明の第四の実施形態について説明する。
図8〜図16は、本発明の第四の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、図8は斜視図、図9は正面図、図10は右側面図、図11は上面図、図12は底面図、図13は背面図、図14は図9のD−D線に沿い一部を断面し一部を切り欠いて示す側面図、図15は図9のE−E線に沿う断面図、図16は図14の状態からケースを分割した状態を示す側面図であり、各図には第一、第二、第三の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。なお、左側面図は右側面図と共通であり省略している。
本実施形態は、第二の実施形態と同様に、第1、第2のケースを略L字状をなす形状に分割して構成し第1のケースに発光管の支持部を形成し、第2のケースに電気端子部を設け、かつ第1、第2のケースを各ケースの係合とネジ止めによる固定手段で支持し固定したものである。
すなわち、図16に示すように、第1のケース12aは、発光管11との接続部分を覆う上壁部分12a1と、舟底状をなした側壁部分12a2とで、略L字形に開口した開口部12cが形成され、側面視で略L字状をなす箱体で構成する。
第2のケース12bも、配線基板17と端子ピン14、14との接続部分を覆う下壁部分12b1と舟底状をなす側壁部分12b2とで、第1のケースと同様に略L字形に開口した開口部12c'が形成された側面視で略L字状をなす箱体で構成する。
第2のケース12bは、第1のケース12aの開口部12cを塞ぐ蓋体の機能を有している。
第1のケース12aの上壁部分12a1に、第一の実施形態と同形状の発光管の支持部を構成する支持孔12d、12dを形成し、発光管11両端の封止部11b、11bを挿入して、その周辺に耐熱性の接着剤等を塗布して発光管11を支持し固定する。
本実施形態における第1のケース12aには、その舟底状をなした側壁部分12a2の内面に、一対の支持凸状部12a3を長手方向に間隔を有して一体に形成し、この支持凸状部12a3をガイドとして点灯部品16を実装した配線基板17を挿入し、配線基板17を第1のケース12a内に支持し収容するようになっている。
これにより、配線基板17は点灯部品16を実装した基板面17aが、発光管軸線aの方向に略平行で、かつ点灯部品が発光管軸線aと略直交する方向に露出するようにして、第1のケースの開口部12cから見えるように配置されると共に、配線基板17の裏面と
第1のケース底面との間に空間部Sが形成されるようにして収容される。
発光管11の電極の一対4本のリードワイヤー11d、11dは、配線基板17の一面に設けられた出力端子部に接続する。
配線基板17の入力側となる端部17cは、第2のケース12bの端子ピン14、14に対向して配置される。各端子ピン14,14は、先端に小孔が形成された中空スリーブ状の端子で構成されており、この小孔内に配線基板の入力端子部から導出されたワイヤー17d、17dを挿通させて電気的に接続する。
第1のケース12aには、舟底状をなす側壁部分12a2の下端内面に係合爪12a4を一体に突出させて形成し、上壁部分12a1に凹部12a5及び凹部の底面にネジ孔12a6を形成する。
第2のケース12bには、下壁部分12b1に第1のケース12aの係合爪12a4が
係合する係止孔12b4と、凹部12a5に嵌合する凸部12b5を形成し、凸部の頂部にネジnを挿通する貫通孔12b6を形成する。
上記のように構成した第1および第2のケース12a、12bは、略L字形に開口した
互いの開口部12c、12c'がそれぞれ閉塞するように組み合わされ、第1のケース1
2aの係合爪12a4を第2のケースの係止孔12b4に挿入して係合させ、さらに第2のケースの凸部12b5を第1のケースの凹部12a5に嵌合させ、ネジnを凸部の貫通孔12b6から挿通させて凹部12a5のネジ孔12a6にねじ込み固定する。
これにより、第1のケース12aの略L字形に開口した開口部12cが、第2のケース
12bにより閉塞されると共に、第1、第2のケースが係合爪12a4と係止孔12b4の係合とネジnのネジ止めによる固定手段で支持し固定される。
次に、上記のように構成した蛍光ランプ装置の組み立て手順につき説明する。
まず、第1のケース12aの上壁部分12a1に形成された支持孔12d、12dに、発光管11両端の封止部11b、11bを挿入し、その周辺に耐熱性の接着剤等を塗布して固定する。
次に、配線基板17を、第1のケース12aの支持凸状部12a3をガイドにして挿入して第1のケース12a内に収容する。
次に、発光管11の一対4本のリードワイヤー11d、11dを、配線基板17の一面に設けられた出力端子部にラッピング、溶接または半田付けを行い接続する。
次に、配線基板17に配線され突出した状態で実装された電解コンデンサ16aを、第2のケース12bに形成されたガイド突起部15の空間部15a内に挿入して収納する。
次に、第1および第2のケース12a、12bの略L字形に開口した開口部12c、12c'を互いに対向させて当接して、互いの開口部12c、12c'がそれぞれ閉塞するように組み合わせ、第1のケース12aの係合爪12a4を第2のケースの係止孔12b4に挿入して係合させ、さらに第2のケースの凸部12b5を第1のケースの凹部12a5に嵌合させ、ネジnを凸部の貫通孔12bから通させて凹部12a5のネジ孔12a6にねじ込み固定する。
この際、配線基板の入力端子部に一端を接続したワイヤー17d、17dの他端を、端子ピンの中空スリーブ内に挿通して先端の小孔から導出させる。この状態でスリーブ外面
をカシメることによりワイヤーとスリーブを固定し、最後に小孔から導出され突出したワイヤー先端を切断する。これにより端子ピン14、14と配線基板の入力端子部がワイヤー17d、17dにより接続されるようにする。
以上で、蛍光ランプ装置の組み立てが完了する。
本実施形態において、第1、第2のケース12a、12bを固定するための固定手段は、ネジn及び係合爪12a4と係止孔12b4との係合に手段に代えて、合成樹脂性ケースの弾性を利用した嵌め込み構造にしてもよく、さらには第一の実施形態と同様に接着剤で固定するようにしてもよい。
本実施形態によれば、第1、第2のケース12a、12bを分離し、作業スペースを確保した状態で、第1のケースへの発光管11の固定、さらには発光管11のリードワイヤー11dと配線基板17との配線作業を行うことができ、作業が容易となり作業性がより向上する。
また、端子ピン14、14と配線基板の入力端子部の接続作業は、単にワイヤー17d、17dの他端を端子ピンの中空スリーブ内に挿通して先端の小孔から導出させて、カシメと突出したワイヤー先端を切断する簡単な作業で行うことができ、さらに作業が容易となり作業性がより向上する。
さらに、配線基板17は、第1のケース12aの支持凸状部12a3をガイドにして挿入するようにしたので、配線基板を確実に第1のケース12a内に支持し収容することができる。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、第一、第二、第三の実施形態と同様に照明器具の光源として使用される。
本実施形態におけるその他の構成、作動、組み立て手順、作用効果、各種の変形例等は、第一、第二、第三の実施形態と同様である。
次に本発明の第五の実施形態について説明する。
図17〜図18は、本発明の第五の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、図17は蛍光ランプ装置の電気端子部を一部を切り欠いて概略的に示す説明図、図18は電気端子部の変形例を一部を切り欠いて概略的に示す説明図で、図17〜図18には第一、第二、第三、第四の実施形態と同一部分には同一符号を付してある。
本実施形態は、第一、第二、第三、第四の各実施形態において、電気端子部である端子ピン14、14と、配線基板17の入力端子部とをワイヤーを用いた半田付けで接続する方式に代えて、半田レスとなしたプラグイン方式で構成し、より配線作業を簡易にし、作業性を向上させたものである。
すなわち、図17に示すように、第1のケース12aの端子ピンを支持する部分を一端が開放した円筒体からなるソケット18に構成し、端子ピンとしてソケット18の端面から外面に突出する一対の凸形ピン14aとソケットの内側に突出させた一対の凹形ピン14bで構成する。
配線基板17の入力側には、入力端子部に接続された一対の凸ピン14cを突出させて
設ける。
配線基板と端子ピンの接続作業に当たっては、配線基板17をソケット18に挿入して一対の凸ピン14cを、ソケット18の内側に突出させた一対の凹形ピン14bに差し込めばよく、いわゆるプラグイン方式で、半田付けの作業なしで簡単に配線作業が行える。
さらに、図18に示すように、ソケットの凸、凹の端子ピン14a、14bを省略して、ソケットの端面に一対の小孔14d、14dを形成し、配線基板の一対の凸ピン14cを直接ソケットの小孔14d、14dに貫通させてソケットの端面から突出させるように構成し、より構成を単純化させるようにしてもよい。
さらに、配線基板の一対の凸ピン14cは、ピン状のものでなく、一般配線器具のプラグに使用されているような平形の端子で構成してもよい。この場合ソケットの端面に形成する小孔は、端子に合わせて平形の形状の孔を形成する。
さらに、端子ピンは、公知のシーリングローゼット方式に使用されるL形をなした端子で構成してもよい。
本実施形態によれば、いわゆるプラグイン方式で、半田付け作業なしの簡単な作業で行うことができ、さらに作業性を向上させることができる。
上記のように構成された蛍光ランプ装置10は、第一、第二、第三、第四の実施形態と同様に照明器具の光源として使用される。
本実施形態におけるその他の構成、作動、組み立て手順、作用効果、各種の変形例等は、第一、第二、第三、第四の実施形態と同様である。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
本発明の第一の実施形態である蛍光ランプ装置を、一部を開放して示した斜視図。
同じく一部を切り欠いて示す正面図。
同じく図2のA−A線に沿う断面図。
同じく図2のB−B線に沿う断面図。
本発明の第一の実施形態である照明器具を概略的に示した断面図。
本発明の第二の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、(a)は蛍光ランプ装置の側面図、(b)は蛍光ランプ装置を(a)の状態から分割した状態を示す側面図。
本発明の第三の実施形態である蛍光ランプ装置を示し、(a)は蛍光ランプ装置の側面図、(b)は蛍光ランプ装置を(a)の状態から分割した状態を示す側面図。
本発明の第四の実施形態である蛍光ランプ装置の斜視図。
同じく正面図。
同じく右側面図。
同じくの上面図。
同じく底面図。
同じく背面図。
同じく図9のD−D線に沿い一部を断面し一部を切り欠いて示す側面図。
同じく図9のE−E線に沿う断面図。
同じく図14の状態からケースを分割した状態を示す側面図。
本発明の第五の実施形態である蛍光ランプ装置の電気端子部を一部を切り欠いて概略的に示す説明図。
同じく電気端子部の変形例を一部を切り欠いて概略的に示す説明図。
符号の説明
10 蛍光ランプ装置
11 発光管
11a 電極
12 ケース
12a 第1のケース
12b 第2のケース
12c 開口部
12d 発光管の支持部
13 点灯装置
14 電気端子部
16 点灯部品
17 配線基板