JPH0494003A - けい光ランプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、一端にねじ込み形（Ｅ形）口金を有するカバ
ー内に点灯回路部品を収容するとともに、このカバーの
他端にけい光ランプを取付けた片口金形のけい光ランプ
装置に関する。

（従来の技術） 従来、一端に白熱電球用のねじ込み形口金を取付けたカ
バー内に安定器または高周波点灯回路部品を収容し、こ
のカバーの他端に、例えばＵ字形、Ｗ字形、鞍形などの
ような屈曲形けい光ランプを取付けたけい光ランプ装置
が開発されている。

この種のけい光゛ランプ装置は、ねじ込み形口金を有し
かつ点灯回路部品を備えるので、従来白熱電球を取付け
ていたソケットに螺合して取付けることができ、よって
白熱電球と互換性を有するので省エネルギー光源として
普及しつつある。

ところで、この種のけい光ランプ装置は、カバーの端部
にねじ込み形口金を取付ける場合に以下のような構造を
採用している。

すなわち、カバーの端部に円筒部を一体または別体に設
け、この円筒部の外周面には螺旋溝を形成するとともに
、軸方向に沿って延びる係合溝を設けである。

このような円筒部にねじ込み形口金を螺合して被せ、こ
の口金の開口部をポンチなどでかしめて凹ませ、この凹
み部を上記円筒部の係合溝に圧入して係合させることに
より口金のゆるみを防止するようになっている。

したがって、このような構造は、口金を円筒部に固定す
るのに、格別な接着剤を使用しなくてもよく、取付は作
業が効率的に行なえるなどの利点がある。

ところで、このような口金には、カバーに取付けたラン
プまたは点灯回路部品から導かれたリード線が半田付け
により接続される。

（発明が解決しようとする課題） 従来の場合、リード線の先端を口金の開口端部の外面側
に導き、この口金の外面にリード線を半田付けしていた
。

しかし、このような半田付は箇所は口金の外面よりも外
に出っ張るようになり、この出っ張りが口金をソケット
に螺合するときにソケット側の受金に当り、口金の進入
の邪魔になる場合がある。

このため、口金がソケットに所定深さまで挿入できず、
電気的な接触不良を生じて不点灯を招くとともに、機械
的な螺着不良により落下の惧れもある。

また、このような接続の場合、リード線も口金の外面か
ら外に突出するため、口金をソケットに螺合する時や取
外し時に、リード線がソケットの受金と擦れ合い、リー
ド線の断線を生じ易い不具合もある。

本発明においては、リード線の半田付は箇所が口金の外
面から外に突出するのを軽減し、ソケットへの取付は不
良や電気的接触不良などの不具合を防止することができ
るけい光ランプ装置を提供しようとするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、カバーと、このカバーの一端に設けられ外周
面に螺旋溝を形成した円筒部と、この円筒部に装着され
たねじ込み形口金と、このカバーに取付けられたけい光
ランプと、上記カバーに取付けられ上記けい光ランプを
点灯する点灯回路部品とを備え、上記ねじ込み形口金の
開口端部を凹形状にかしめることによりこの口金を円筒
部に固定するとともに、上記ランプまたは点灯回路部品
から導かれたリード線を口金に接合したけい光ランプ装
置に適用されるものであり、上記口金の開口端部をかし
めて形成した上記凹部にリード線を導き、この凹部に半
田を充填して上記リード線を口金に接合したことを特徴
とする。

（作　用） 上記の構成によれば、ねじ込み形口金を円筒部に固定す
るために形成したかしめの凹部にリード線を導き、この
凹部に半田を充填してリード線を口金に接合したので、
半田やリード線が口金の外周面から外に大きく突出する
ことがなくなる。

したがって、ソケットへの取付は不良や電気的接触不良
などの不具合を防止することができ、またリード線の断
線も防止することができる。

（実施例） 以下、本発明について、第１図ないし第５図に示す第１
の実施例にもとづき説明する。

まず、けい光ランプ装置の全体の構成を説明するが、第
５図にけい光ランプ装置の全体の断面図を示してあり、
図中１は外囲器であり、合成樹脂や金属製のカバー２と
、このカバー１の開口端部に連結された透光性のグロー
ブ３とで構成されている。これらカバー２とグローブ３
とで囲まれた内部空間は仕切盤４で区分されている。な
お、カバー２とグローブ３と仕切盤４は接着剤５により
接合されている。

上記カバー２と仕切盤４とで囲まれた空間には合成樹脂
製のシャーシ６が収容されており、このシャーシ６には
点灯回路部品としての安定器８が保持されている。シャ
ーシ６の他端にはねじ込み形口金７が取着されている。

この口金７の取付は構造は後で説明する。

グローブ３と仕切盤４とで囲まれた空間にはけい光ラン
プ、例えば屈曲形のけい光ランプ９が取付けられている
。

屈曲形けい光ランプ９は、Ｕ字形、Ｗ字形等であっても
よいが、本実施例ではＵ字形のガラス管からなる発光管
バルブ１０を、側面が第５図に示すようにほぼ５字形に
屈曲成形した屈曲形けい光ランプを使用している。この
けい光ランプ９の各端部にはそれぞれ電極１１が封着さ
れており、′内面にはけい光体被膜１２が形成されてい
る。

このような屈曲形けい光ランプ９は、両端部が仕切盤４
に形成した挿入孔１３に差込まれ、図示しない接着剤に
よりこの仕切盤４に固定されている。

しかして、前記シャーシ６には円筒部１５が一体に突設
されている。円筒部１５は第１図ないし第４図に示すよ
うに、外周面に螺旋溝１６を有し、この螺旋溝１６を形
成した壁の外面には軸方向に沿う一対の係合溝１７．１
７が対向位置に形成されている。

このシャーシ゛６には上記円筒部１５の根元に位置して
フランジ部１８が一体に形成されており、このフランジ
部１８でカバー２を支承するようになっている。

カバー２の頂部には、上記円筒部１５が貫通する挿通孔
１９が形成され、この挿通孔１９の内面に上記係合溝１
７．１７に嵌まって回り止めされる突子２０が形成され
ている。

そして、上記円筒部１５の根元にはリング部材２１が嵌
め込まれるようになっており、このリング部材２１の内
面にも上記係合溝１７．１７に嵌まって回り止めされる
係止突起２２．２２が形成されている。

したがって、カバー２を円筒部１５に被せ、挿通孔１９
の突子２０を係合溝１７．１７に係止させてこのカバー
１をフランジ部１８に支承させ、かつこの円筒部１５に
リング部材２１を被で上記カバー２に重ね、係止突起２
２．２２を係合溝１７．１７に係合させて回り止めして
いる。

そして、この円筒部１５に口金７が被せられている。

口金７は、ねじ部を有する口金本体２５と、この口金本
体２５に絶縁体２４を介して接合されたアイレット端子
２６とで構成されている。

この口金７は、口金本体２５のねじ部が円筒部１５の螺
旋溝１６にねじ込まれるようにしてし円筒部１５に被せ
られている。

そして、この口金７にはリード線２７ａ１２７ｂが接続
されており、これらリード線２７ａ１２７ｂは安定器８
およびけい光ランプ９に接続されている。

この場合、一方のリード線２７ａは口金本体２５の開口
部に半田付け３３されているとともに、他方のリード線
２７ｂはアイレット端子２６に半田付けされている。

上記一方のリード線２７ａと口金本体２５との接合構造
をさらに詳しく説明する。

シャーシ６のフランジ部１８には係合溝１７に連なる導
入孔２９が形成されており、上記一方のリード線２７ａ
は第２図に示すように、この導入孔２９から係合溝１７
に導かれ、さらにリング部材２１の上面と口金本体２５
の開口部を通じて外部に導かれている。

このような状態で、第３図に示すように、口金本体２５
の開口部外面をポンチ３１で押圧してかしめ、ここに四
部３０を形成する。この凹部３０は円筒部１５の係合溝
１７に嵌まり込み、よってこの凹部３０と係合溝１７は
係合する。これにより口金７は回り止めされる。つまり
、口金７は、円筒部１５の螺旋溝１６にねじ込まれてい
ることに加えて上記かしめ凹部３０が係合溝１７に係合
することにより回り止めされているから、円筒部１５よ
り外れることが阻止され、円筒部１５に固定されること
になる。

このため、リング部材２１は口金７に押えられて円筒部
１５から軸方向に抜出すのが防止され、同じくカバー２
はリング部材２１に押えられるので円筒部１５から軸方
向へ抜出すのが阻止されることになる。

この状態で、上記一方のリード線２７ａは所定長さに切
断され、上記かしめ凹部３０内に外側から折込まれる。

この状態でかしめ凹部３０内に外側から半田３３を充填
する。これにより一方のリード線２７ｇは口金本体２５
の開口部に半田付けされている。

このような構成の実施例によれば、口金７は円筒部１５
の螺旋溝１６にねじ込まれ、かつ口金本体２５の開口部
をかしめ変形して凹部３０を作りこの凹部３０が係合溝
１７に係合することにより回り止めされているから、円
筒部１５に機械的に固定される。

そして、一方のリード線２７ａは第４図に示すように、
上記かしめ凹部３０の外側に導かれて折込まれ、このか
しめ凹部３０に充填した半田３３によって口金本体２５
に接合されているから、このリード線２７ａおよび半田
３３が口金本体２５の外郭面から突出することが防止、
または例え出っ張っても突出量は少なくてすむ。

このため、口金７をソケットに差込んだ場合、リード線
２７ａや半田３が受金に当ることがなくなり、口金７挿
入の邪魔になることがなくなる。

よって、口金７をソケットの所定深さまで挿入でき、確
実な電気的接触および機械的な螺着が可能になる。

また、口金７をソケットに螺合する時や取外し時に、リ
ード線２７ａがソケットの受金と擦れ合い、リード線の
断線を生じるなどの不具合も防止される。

なお、上記リード線２７ａを半田付けした凹部３０と反
対側の口金本体２５に、口金７の回り止めのため他のか
しめによる凹部を形成し、他方の係合溝１７に係合させ
ることがある。このとき、口金本体２５がポンチにより
押されて破られ゛ることかあるが、このような場合に凹
部に半田を充填すれば、破損部を隠すばかりでなく、補
強がなされるので、口金のゆるみを発生することがない
。

また、本発明は上記第１の実施例に制約されるものでは
ない。

例えば、一方のリード線２７ａは第２図に示すように、
フランジ部１８に形成した導入孔２９から係合溝１７に
導かれ、さらにリング部材２１の上面と口金本体２５の
開口部の間を通じて外部に導かれているが、第６図に示
す第２の実施例のように、円筒部１５の開口部に切欠溝
５０を設け、この切欠溝５０を通じてリード線２７ａを
係合溝１７に導き、さらにリング部材２１の上面と口金
本体２５の開口部の間を通じて外部に導くようにしても
よい。

また、点灯回路部品は安定器に限らず、高周波点灯回路
部品を使用しても実施可能である。

さらにまた、本発明は屈曲形けい光ランプに限らず、直
線形けい光ランプであってもよい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、ねじ込み形口金を
円筒部に固定するために形成したかしめ凹部にリード線
を導き、この凹部に半田を充填してリード線を口金に接
合したので、半田やり一ド線が口金の外周面から外に大
きく突出することがなくなる。したがって、口金をソケ
ットへ取付ける場合、リード線や半田が受金に当ること
がなくなり、口金を所定深さまで十分差込むことができ
るので電気的接触不良や機械的結合の不良を防止するこ
とができ、またリード線の断線も防止することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の第１の実施例を示し、第
１図は口金部分の分解した斜視図、第２図ないし第４図
はその組立て順に示す断面図、第５図はけい光ランプ装
置全体の断面図、第６図は本発明の第２の実施例を示す
口金部分の断面図である。 ２・・・カバー　３・・・グローブ、６・・・シャーシ
、７・・・口金、９・・・けい光ランプ、１５・・・円
筒部、１６・・・螺旋溝、１７・・・係止溝、２５・・
・口金本体。 ２６・・・アイレット端子、 ２７ａ、２７ｂ・・・リード線、３０・・・かしめ凹部
、３３・・・半田。 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 カバーと、このカバーの一端に設けられ外周面に螺旋溝
   を形成した円筒部と、この円筒部に装着されたねじ込み
   形口金と、このカバーに取付けられたけい光ランプと、
   上記カバーに取付けられ上記けい光ランプを点灯する点
   灯回路部品とを備え、上記ねじ込み形口金の開口端部を
   凹形状にかしめることによりこの口金を円筒部に固定す
   るとともに、上記ランプまたは点灯回路部品から導かれ
   たリード線を口金に接合したけい光ランプ装置において
   、 上記口金の開口端部をかしめて形成した上記凹部にリー
   ド線を導くとともに、この凹部に半田を充填して上記リ
   ード線を口金に接合したことを特徴とするけい光ランプ
   装置。