JP4557884B2 - 二輪車用の一対のフロント及びリヤ空気圧タイヤと前記一対のタイヤを装着した二輪車のウエット及びドライの両路面上での性能を改良する方法 - Google Patents

二輪車用の一対のフロント及びリヤ空気圧タイヤと前記一対のタイヤを装着した二輪車のウエット及びドライの両路面上での性能を改良する方法 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、二輪車の前輪及び後輪にそれぞれ装着されるフロントタイヤとリヤタイヤとを含み、前記フロント及びリヤタイヤのそれぞれが複数の溝を備えたトレッドバンドを有する、一対の空気圧タイヤに関する。
先行技術
二輪車用の空気圧タイヤの分野では、特にいわゆる高性能及び高重量「スポーツツーリング」バイク用の空気圧タイヤの分野では、タイヤ製造業者が解決すべきもっとも難しい課題の1つは、タイヤのウエット路面上での性能、キロメートルイールド(kilometric yield)、磨耗規則性、及びトラクション特性を改良し、同時にこれらの特性間での最良の可能妥協点を見つけることである。
当業者にはよく知られているように、このような課題は、ウエット路面での性能がタイヤの接地領域下(under the ground contacting area)に存在する水を排出できる十分な本数の溝がトレッドバンド内に存在するかに大いに関係するが、タイヤのキロメートルイールド、磨耗規則性及びトラクション特性は、それとは逆に、溝の本数を最小限の程度まで低減することによって有利な影響を受けるので、特にこれらの特性が相反するという事実のために解決するのが困難である。
それ自体すでに解決するのが難であるこの課題は、ウエット路面上での性能が直線コースとカーブとに沿っての両走行中で保証されなければならないという事実によってさらに複雑になる。
発明の概要
本発明によれば、出願人は、二輪車用タイヤのウエット路面上での性能とキロメートルイールド、及び磨耗均一性及びトラクション特性との両方を改良する課題が、全体的見地からこの課題をよく見ることによって、つまりフロントタイヤとリヤタイヤとの性能を同時に改良する方法を見つけることができるように、同時にフロントタイヤとリヤタイヤとの両方を考慮することによって解決できることに気付いた。
この認識を踏まえて、本出願人は、それぞれが特別な構造特性を備えたトレッドパターンを有するフロント及びリヤタイヤを一緒に組み合わせることによって、上述の課題を解決できることを発見した。
したがって、本発明は、二輪車用の一対の空気圧タイヤを提供し、フロントタイヤのトレッドバンドは:
a)フロントタイヤの赤道面の両側に延びる中央ゾーン内の前記赤道面において延びる少なくとも1つの周方向溝と;
b)トレッドバンドの中央ゾーン内にある軸方向内側端を有し、前記中央ゾーンの外部のトレッドバンドの軸方向対向ショルダーゾーンに向かって前記中央ゾーンから交互に延びる複数の横断溝であって、前記横断溝の少なくともいくつかは前記少なくとも1つの周方向溝に接続される横断溝とを有し;
リヤタイヤのトレッドバンドは、リヤタイヤの赤道面の両側に延びるトレッドバンドの中央ゾーン内に実質的にゼロのシー/ランド比率(sea/land ratio)を画定する領域であって、トレッドバンドの軸方向展開部(the axial development)の約5%から約30%の幅を有する領域を有する。
以下の説明及び添付請求項において、トレッドバンド又はそれの任意部分の用語「軸方向展開部」は、タイヤの周囲面(the peripheral surface)に沿って測定したときの幅のその拡張部又は、換言すれば、平面的な表面に沿うその展開部を示すために使用される。
本発明によれば、出願人は、フロントタイヤに上述のようなトレッドバンド構造を採用することによって、フロントタイヤが直線コースに沿って及びカーブに沿っての両走行時の接地領域下の排水能力を達成し、それによって、リヤタイヤが実質的に水のない「トラック」上を走行するようになることを見つけた。
このような技術的効果は、フロントタイヤの赤道面において延びる少なくとも1本の周方向溝と、トレッドバンドの中央ゾーン内にある軸方向内側端を有する上述の複数の横断溝との両者によってもたらされる排水作用が原因である。
フロントタイヤによって達成されたこの有利な技術的効果のおかげで、リヤタイヤのトレッドバンドは、リヤタイヤの赤道面の両側に延びるトレッドバンドの中央ゾーン内に実質的にゼロのシー/ランド比率を画定する領域であって、特定の軸方向展開部を有する前記領域を提供することによって、そのトラクション性能及び耐磨耗性を最適化するように適当に設計することができる。
さらに、フロントタイヤの赤道面において延びる少なくとも1本の周方向溝もまた、タイヤ動作中のヒンジ要素として働き、それによってフロントタイヤの走行安定性を増すさらに有利な技術的効果を達成する。
したがって、本発明の一対のタイヤは、同種類を使用する従来技術のタイヤに対し以下のような重要な利点を達成することができる:
a)いかなるアクアプレーニング現象もうまく制御できるようにタイヤ接地領域下に存在する水を排出させるフロントタイヤの能力の改良;
b)直線コースでのフロントタイヤの運転安定性の改良;
c)リヤタイヤのトラクション性能の改良;
d)当業界で用語:「チャンキング(chunking)」で呼ばれるトレッドバンドのゴム部分の不規則且つ不均質な磨耗についてのこれらの現象の実質的な排除によるリヤタイヤの磨耗均一性の改良;
e)リヤタイヤの耐摩耗性、及びそれと共に、タイヤのキロメートルイールドの改良。
本発明の好ましい実施形態において、フロントタイヤのトレッドバンドの中央ゾーンは、トレッドバンドの軸方向展開部の約10%から約35%の幅を有する。
フロントタイヤの排水能力は、接地領域下に存在する水を接地領域から遠くへ排出させることが委ねられるトレッドバンドのまさしく中央ゾーン内にある軸方向内側端を有する適当な本数の横断溝を提供することによって増加できる。
好ましくは、及びフロントタイヤの排水能力を最適化するために、フロントタイヤのトレッドバンドの中央ゾーンは、約15%と約30%との間のシー/ランド比率を有する。
以下の説明及び添付請求項において、用語:トレッドバンド又はその任意部分の「シー/ランド比率」は、トレッドバンド又はその任意部分に存在する溝が占める面積とトレッドバンド又は、それぞれ、その任意の部分の総面積との間の比率を示すために使用される。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、フロントタイヤのトレッドバンドはさらに、トレッドバンドの中央ゾーンとショルダーゾーンとの間にある軸方向対向中間側部ゾーンを含み、それら中間側部ゾーンは特有の幅と特有のシー/ランド比率とを備えている。
これらの軸方向対向中間側部ゾーンは、タイヤがカーブに沿って走行するとき、すなわちタイヤが遠心力と平衡させるのに必要なキャンバスラストを提供するために傾けられるときの、フロントタイヤの排水能力をさらに有利に高める。
好ましい実施形態によれば、前記中間側部ゾーンのそれぞれは、トレッドバンドの軸方向展開部の約15%から約35%の幅と、約15%と約35%との間のシー/ランド比率とを有する。
本発明の他の好ましい実施形態によれば、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、トレッドバンドのいわゆる磨耗波形(wear waves)に可能な限り合致できるように、実質的に曲線である。
溝のこのような形状は、トレッドバンドの磨耗を都合よく低減し、磨耗均一性を改良できるようにし、さらに車両の走行時のタイヤノイズを低減することにも貢献する。
好ましくは、さらに、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、フロントタイヤの走行方向に対し約30゜から約60゜の、さらに好ましくは、約40゜から約50゜の角度を画定する。
以下の説明及び添付請求項において、フロントタイヤの溝によって画定されたその走行方向に対する角度の全ては:
溝の上流から測定して、
a)溝と、フロントタイヤの赤道面によって画定されたトレッドバンドの半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線との間の、交差点における溝の接線と、
b)フロントタイヤの走行方向と、により画定された角度であることを意味する。
以下の説明及び添付請求項において、用語「上流」及び「下流」は、溝の位置に関して、タイヤ転動時に圧力が加わるか又は路面と接触するトレッドバンドの部分の、それぞれ前記溝の前と後とを示すために使用される。
タイヤの制動挙動の結果的に得られる改良と、二輪車の制動距離の低減とともに、制動時のフロントタイヤの排水能力の実質的な増加を達成できる。
上述の磨耗波形に巧く従うようにするために、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、前記中央ゾーンの外部のトレッドバンドの軸方向対向中間側部ゾーンにおいて同溝の上流に位置決めされた曲率中心を有することが好ましい。
このような中間側部ゾーンにおいて、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、フロントタイヤの赤道面によって画定されたトレッドバンドの半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線に沿って位置決めされた曲率中心から測定して、約40から約200mmの、より好ましくは、約60から約120mmの曲率半径を有することが好ましい。
このようにして、トレッドバンドの磨耗低減の上述の効果、磨耗均一性の改良を維持しつつ、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝の排水効果が有利に最適化され、その上同時に車両の走行時のタイヤノイズを低減ことに寄与することが観察された。
本発明の好ましい実施形態によれば、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝の少なくともいくつかは、前記少なくとも1本の周方向溝に接続される。
このようにして、上述の中央ゾーン内のフロントタイヤのトレッドバンドの排水効果は、有利に最適化されることが観察された。
本発明の好ましい実施形態によれば、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、少なくとも2本の横断溝を含む軸方向対向グループに、トレッドバンドに沿って周方向に分配される。
横断溝の前記軸方向対向グループは、周方向に千鳥形に配置されることが好ましい。
この場合もまた、この好ましい溝配置を採用することによって、フロントタイヤのトレッドバンドの排水効果が有利に最適化されることが観察された。
本発明の好ましい実施形態によれば、フロントタイヤはさらに、軸方向に対向し、且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝の前記グループ間の(between said axially opposite and circumferentially staggered groups of transversal grooves)タイヤ赤道面の両側にトレッドバンドに形成された少なくとも1本の横断溝を有する。
好都合にも、この追加的な周方向の「中間」横断溝は、トレッドバンドの排水能力を増加し、さらにトレッドバンドの溝が占める面積とゴム部分が占める面積との間の正しい釣り合いの達成を促すことによって、その磨耗規則性を最適化する有利な二重の機能をもたらす。
この実施形態によれば、この追加的な周方向「中間」横断溝は、実質的にトレッドバンドの中央ゾーンと軸方向対向中間側部ゾーンとの間の境界線にある軸方向内側端を備えていることが好ましい。
好ましい配置のおかげで、タイヤがカーブに沿って走行するときのトレッドバンドの排水能力がさらに有利に高められる。
好ましくは、さらに、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は実質的に互いに平行である。
溝のこのような形状は、有利にトレッドバンドの磨耗を低減でき、車両の走行時のタイヤノイズと走行時の望ましくない振動の開始との両方を低減することに寄与する。
本発明の好ましい実施形態によれば、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された上述の少なくとも1本の周方向溝は、実質的に曲がりくねるようにして(in a substantially winding fashion)フロントタイヤの赤道面と軸方向に交差する。
より詳しくは、前記少なくとも1本の周方向溝は、フロントタイヤの赤道面の両側にそれぞれ周方向に千鳥形に配置された曲率中心を有する複数の曲線セグメントを有することが好ましい。
周方向溝のこの幾何学的構成は、凸凹な路面を、特に例えば、米国の路面に形成されているいわゆる「レイングルーブ」のような縦溝、又は路面のアスファルト面が保守交換のために剥がされたときに道路に形成されるこれらの溝を有する路面を走行するときの、フロントタイヤの走行安定性を増すことができるので好都合である。
前記少なくとも1本の周方向溝の曲線セグメントは、フロントタイヤの走行安定性を有利に最適化できるようにするために、約40から約200mmの、好ましくは約60から約120mmの曲率半径を有することが好ましい。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤはフロントタイヤよりも低い曲率比を有する。
以下の説明及び添付請求項において、用語「曲率比」は、トレッドバンドの軸方向対向端部又はトレッドバンドの「キャンバ」が通過する線(ここで前記線は赤道面において測定される)からのトレッド冠状部の高さと、トレッドバンドの前記軸方向対向端部間の距離との比を示すために使用される。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤのトレッドバンドは、前記中央ゾーンの外部の軸方向対向ショルダーゾーンに向かって中央ゾーンから交互に延びる複数の横断溝を有する。
この追加的な特徴のおかげで、ウエット路面での一対のタイヤの全体性能の利益のためにカーブ走行中のリヤタイヤの適当な排水能力を有利に達成することも好都合に可能となる。
急カーブ走行中、実際、リヤタイヤはフロントタイヤの「トラック」から部分的又は完全に逸れるので、実質的に水のない路面を走行する上述の利点を失う。リヤタイヤのトレッドバンドにオプションとして存在する横断溝が、極端な性能条件(performance conditions)においても前記タイヤに排水能力を提供するならば好都合である。
リヤタイヤのトレッドバンドはさらに、トレッドバンドの中央ゾーンと前記ショルダーゾーンとの間にある軸方向対向中間側部ゾーンをさらに含み、前記中間側部ゾーンのそれぞれがトレッドバンドの軸方向展開部の約15%から35%の幅と、約10%と約30%との間のシー/ランド比率とを有することが好ましい。
このようにして、フロントタイヤとまさに同じようにカーブ走行時との両方でリヤタイヤの排水能力を最適化することが有利に可能となる。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、トレッドバンドのいわゆる磨耗波形に可能な限り合致できるように、実質的に曲線である。
溝のこのような形状は、実際、トレッドバンドの磨耗を有利に低減し、磨耗均一性を改良できるようにし、さらに車両の走行時のタイヤノイズを低減することに寄与する。
好適には、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、リヤタイヤの走行方向に対し、約30゜から約60゜の、より好ましくは約40゜から約50゜の角度を形成し、それによって、タイヤの制御挙動の結果として得られる改良、および二輪車の制動距離の低減と共に、制動時の傾斜するリヤタイヤの排水能力を実質的に増加する有利な技術的効果を達成する。
以下の説明及び添付請求項において、走行方向を有するリヤタイヤの溝によって画定された角度の全ては:
溝の下流から測定して、
a)リヤタイヤの溝と、赤道面によって画定されたトレッドバンドの半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線との間の、交差点における溝の接線と、
b)リヤタイヤの走行方向と、によって画定された角度であることを意味する。
上述の磨耗波形に巧く従うようにするために、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、前記中央ゾーンの外部の、トレッドバンドの対向中間側部ゾーンに同溝の上流に位置決めされた曲率中心を有することが好ましい。
このような中間側部ゾーンにおいて、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、リヤタイヤの赤道面によって画定されたトレッドバンドの半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線に沿って位置決めされた曲率中心から測定して、約60から約240mmの、より好ましくは、約80から約160mmの曲率半径を有することが好ましい。
このようにして、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝の排水効果が有利に最適化され、同時にトレッドバンドの磨耗低減の上述の効果、磨耗均一性の改良、及び車両の走行時のタイヤノイズ低減を維持することが観察された。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、少なくとも2本の横断溝を含む軸方向対向グループに、周方向に分配される。
横断溝の前記軸方向対向グループは、周方向に千鳥形に配置されることが好ましい。
この好ましい溝配置を採用することによって、リヤタイヤのトレッドバンドの排水効果が有利に最適化されることが観察された。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤはさらに、軸方向に対向し、周方向に千鳥形に配置された横断溝の前記グループ間に、タイヤの赤道面の両側のトレッドバンドに形成された少なくとも1本の横断溝を有する。
フロントタイヤとまさに同じように、この追加的な周方向の「中間」横断溝は、特にリヤタイヤがカーブに沿って走行するときの、トレッドバンドの排水能力を増加し、さらにトレッドバンドの溝が占める面積とゴム部分が占める面積との間の正しい釣り合いの達成促すことによって、その磨耗規則性を最適化する有利な二重の機能をもたらす。
さらに、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は実質的に互いに平行であることが好ましい。
溝のこのような形状は、実際に、有利にトレッドバンドの磨耗を低減でき、車両の走行時のタイヤノイズを低減することに寄与する。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝の少なくともいくつかは、架橋溝(bridging grooves)によって周方向に相互接続されている。
このようにして、リヤタイヤはフロントタイヤに与えられたスリップ角度のためフロントタイヤと完全には一直線上で揃わないので、二輪車が、二輪車のウエットグリップにとって特に重要な条件であるカーブに沿って走行するときのリヤタイヤの排水能力を高めることができれば好都合である。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝のいくつかは、リヤタイヤの赤道面に向かって次第に減少する幅を有する先細状端部分(tapered end portion)を備えている。
本発明の他の態様によれば、添付請求項27に記載の二輪車が提供され、その二輪車は、車両の前輪と後輪にそれぞれ装着された上述のフロントタイヤとリヤタイヤとを備えている。
本発明の他の態様によれば、添付請求項27に記載のフロントタイヤとリヤタイヤとを装着した二輪車のウエット及びドライの両路面上での性能を改良する方法が提供される。
このような方法は、特に以下のステップを有する:
a)フロントタイヤの赤道面の両側に延びる中央ゾーン内の接地領域下のフロントタイヤの排水能力を高めるステップ;
b)リヤタイヤの赤道面の両側に延びるトレッドバンドの中央ゾーン内に実質的なゼロのシー/ランド比率を提供することによってリヤタイヤのトラクション能力を高めるステップ。
本発明の好ましい実施形態によれば、ステップa)は、フロントタイヤのトレッドバンドの前記中央ゾーン内にある軸方向内側端を有し、フロントタイヤの前記中央ゾーンの外部のトレッドバンドの軸方向対向ショルダーゾーンに向かって前記中央ゾーンから交互に延びる複数の横断溝を、フロントタイヤに提供することによって達成される。
好ましくは、ステップa)は、前記トレッドバンドの軸方向展開部の約10%から約35%の幅を有するフロントタイヤのトレッドバンドの中央ゾーン内に、約15%と約30%との間のシー/ランド比率を提供することによって達成される。
好ましくはステップa)は、フロントタイヤの赤道面において延びる少なくとも1本の周方向溝を提供することによって達成され、より好ましくは、前記横断溝の少なくともいくつかがこの少なくとも1本の周方向溝に接続される。
このようにして、二輪車が直線コースに沿って及びカーブに沿っての、両方で走行するとき、接地領域下のフロントタイヤの排水能力を最適化することが有利に可能となる。
本発明の好ましい実施形態によれば、本方法は、トレッドバンドの中央ゾーンと前記ショルダーゾーンとの間にある軸方向対向中間側部ゾーン内に約15%と約35%との間のシー/ランド比率を画定する複数の横断溝を提供することによって、フロントタイヤの排水能力をさらに高めるステップを含み、前記中間側部ゾーンのそれぞれはフロントタイヤのトレッドバンドの軸方向展開部の約15%から約35%の幅を有する。
フロントタイヤのトレッドバンドに形成された上述の横断溝は、フロントタイヤの走行方向に対し約30゜から約60゜の、より好ましくは約40゜から約50゜の角度を画定することが好ましい。
本発明の好ましい実施形態によれば、本方法は、リヤタイヤのトレッドバンドの中央ゾーン内にある軸方向内側端を有し、前記中央ゾーンの外部の軸方向対向ショルダーゾーンに向かって中央ゾーンから交互に延びる複数の横断溝を、トレッドバンドに提供することによって、カーブに沿って走行するときのリヤタイヤの排水能力を高めるステップをさらに含む。
リヤタイヤのトレッドバンドに形成された前記複数の横断溝は、リヤタイヤのトレッドバンドの中央ゾーンと前記ショルダーゾーンとの間にある軸方向対向中間側部ゾーン内に約10%と約30%のシー/ランド比率を画定し、前記中間側部ゾーンのそれぞれはリヤタイヤのトレッドバンドの軸方向展開部の約15%から約35%の幅を有することが好ましい。
さらに、リヤタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝は、リヤタイヤの走行方向に対し約30゜から約60゜の、より好ましくは約40゜から約50゜の角度を画定することが好ましい。
他の特性や利点は、添付図面を参照して非限定的にのみ指示する例によって提供される、本発明による好ましい実施形態の以下の説明によってさらに容易に明らかとなろう。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1において、本発明による一対の二輪車用タイヤのフロントタイヤは1で包括的に示される。
周知のように、車両の十分な方向安定性及び十分な操縦性を持たせるために、フロントタイヤは、リヤタイヤに対して幅を低減した適切なセクションを有しなければならず、そのため、特定の横方向曲率が必要となる。
この横方向曲率の範囲は、トレッドバンドの軸方向対向端部C1が通過する線b−bからのトレッド冠状部の距離ht(赤道面X−Xに沿って測定された)と、前記軸方向対向端部C1間のタイヤの弦に沿って測定された距離wtとの間の比率の特定の値によって画定される。
軸方向対向トレッドバンド端部が、例えば図1のC1で示されたコーナのような正確な基準がないがために容易に認識できない場合、タイヤ最大弦長の値を距離wtと仮定しても良い。
前に記述したように、この比率はタイヤの曲率比と称される。
自動車のフロントタイヤの曲率比は、通常では0.3よりも大きく、どのような場合であっても常に、図3に示される後述の対応するリヤタイヤ101の比率よりも大きい。
フロントタイヤ1は、2つのサイドウォールを画定する少なくとも1つのラジアルカーカスプライ4を含む、中央冠状部分3を有するカーカス構造2を含み、サイドウォールの対向側縁部4aは、通常「ビードコア」として知られる、それぞれの輪状強化構造の周りで外部に折り返されている。
ビードコア5の外周縁部には、カーカスプライ4とカーカスプライ4の対応する折り返し側縁部4aとの間に画定された空間を満たすエラストマ充填材6が付与されている。
強化要素を包含する少なくとも1つの層8aを有するベルト構造8は、前記カーカス構造2と同心に結合される。
ベルト構造8は、コード9が中央冠状部分3にカーカス構造2の一端から他端までらせん状に巻きつけられる、単一層8aによって構成できる。
このような配置によれば、コード9は、実質的にフロントタイヤ1の転動方向に従って配向された、複数の周方向コイル9aを形成し、その方向は、通常ではタイヤの赤道面X−Xに対するその位置を基準にして「ゼロ度」と称される。
前記コード9は繊維又は金属コードであることもある。前記コードは、応力変形線図において前記コードが、引っ張り強さに対し5%よりも低い荷重で、0.4%を超える、より好ましくは0.5と4%との間に包含される伸び率を有するような挙動を有する鋼から製造されたコードであることが好ましい。好ましくは、高炭素鋼ワイヤ(HT)、すなわち、0.9%を超える炭素を含有するスチールワイヤから製造される。
繊維コードが使用される場合、前記コードは、ナイロン、レーヨン、PEN、PETのような合成繊維、好ましくは高弾性合成繊維、特にアラミド繊維(例えば、ケブラー(登録商標)繊維)から製造できる。あるいは、少なくとも1本の高弾性糸(ケブラー(登録商法))が絡み合った少なくとも1本の低弾性糸(例えば、ナイロン又はレーヨン糸)を有するハイブリッドコードを採用できる。
ベルト構造8の代わりとなり得る構成に関し、違った実施形態も可能であり、それらのなかから、当業者は特定の個々の要求に従う最も適したものを選ぶ。
したがって、例えば、ベルト構造8は、例えば強化コードのような、強化要素を備えたゴム引き布の2つのストリップ10、11を含む半径方向内部層8bを、図1に示されるように、追加的に包含しても良い。強化要素は、エラストママトリックス(elastomeric matrix)に組み込まれ、2つのストリップで互いに交差する2つの好ましい方向にしたがって配向され、さらに好ましくは赤道面X−Xに関し対称的に傾けられる。
タイヤ1がそれによって路面と接触するトレッドバンド12は、上述のベルト構造8に周知の方法で付与される。
図2に示された好ましい実施形態において、フロントタイヤのトレッドバンド12は:
a)赤道面X−Xの両側に延びる中央ゾーンE内のフロントタイヤ1の赤道面X−Xにおいて延びる周方向溝13と;
b)トレッドバンド12の中央ゾーンE内にある軸方向内側端14aを有し、中央ゾーンEの外部のトレッドバンド12の軸方向対向ショルダーゾーンG、Fに向かって中央ゾーンEから交互に延びる複数の横断溝14とを有する。
前述の周方向溝13と横断溝14とは、図2の矢印RDで示されるタイヤの走行方向を実質的に横切る方向に一様に延びる、全て参照番号15で示された複数のゴム部分を、トレッドバンド12内に画定する。
トレッドバンド12の中央ゾーンEは、フロントタイヤ1の赤道面X−Xの両側に延び、トレッドバンド12の軸方向展開部の約10%から約35%の幅を有することが好ましい。
さらに好ましくは、中央ゾーンEは、フロントタイヤ1の赤道面X−Xの両側に延び、トレッドバンド12の軸方向展開部の約15%から約25%の幅を有する。
示された好ましい実施形態において、フロントタイヤ1の排水能力を高めるために、トレッドバンド12の中央ゾーンEは、約15%と約30%との間の、より好ましくは、約20%と約25%との間のシー/ランド比率を有する。
もっとも好ましくは、フロントタイヤ1のトレッドバンド12はさらに、中央ゾーンEと前記ショルダーゾーンF、Gとの間にある軸方向対向中間側図ゾーンC、Dを含み、前記中間側部ゾーンC、Dのそれぞれは、トレッドバンドの軸方向展開部の約15%から約35%の幅、及び約10%と約30%との間のシー/ランド比率を有する。
より好ましくは、中間側部ゾーンC、Dは、トレッドバンドの軸方向展開部の約15%から約25%の幅、及び約15%と約25%との間のシー/ランド比率を有する。
示された好ましい実施形態において、トレッドバンド12に形成された横断溝14は、トレッドバンドのいわゆる磨耗波形にできるだけ合致できるように、実質的に曲線である。
横断溝14は、フロントタイヤ1の赤道面X−Xと平行であるフロントタイヤ1の走行方向RDに対して約30゜から約60゜の、より好ましくは約40゜から約50゜の角度αを形成することが好ましい。
上述のように、このような角度αは、横断溝14の上流から測定して、横断溝14と、フロントタイヤの赤道面X−Xによって画定されたトレッドバンド12の半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線Lとの間の、交差点における横断溝14の接線と;フロントタイヤ1の走行方向RDと;によって画定される(図2参照)。
示された好ましい実施形態において、横断溝14は、上述の周方向線Lに沿って位置決めされた曲率中心CCから測定して約40から約200mmの、より好ましくは、約60から約120mmの曲率半径R1を有する。
示された好ましい実施形態において、横断溝14の一部は、周方向溝13に接続される。
さらに、フロントタイヤのトレッドバンドに形成された横断溝14は、示された好ましい実施形態において両方とも周方向溝13に接続される2本の横断溝を含む軸方向対向グループに、トレッドバンド12に沿って周方向に分配されることが好ましい。
示された好ましい実施形態において、さらに、横断溝14の軸方向対向グループは、周方向に千鳥形に配置される。一方、トレッドバンド12はさらに、軸方向に対向し且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝14の前記グループ間の、フロントタイヤ1の赤道面X−Xの両側に形成された1本の横断溝16を有する。
好ましくは、この追加的な周方向「中間」横断溝16は、実質的にトレッドバンド12の中央ゾーンEと軸方向対向中間側部ゾーンC、Dとの間の境界線にある軸方向内側端16aを備えていることが好ましい。
好ましくは、フロントタイヤ1のトレッドバンド12に形成された全ての横断溝14,16もまた、実質的に互いに平行である。
さらに、周方向溝13は、実質的に曲がりくねるようにしてフロントタイヤ1の赤道面X−Xと軸方向に交差し、フロントタイヤ1の赤道面X−Xの両側にそれぞれ千鳥形に配置された曲率中心CDを有する複数の曲線セグメント13a、13bを含むことが好ましい。
曲線セグメント13a、13bは、約40から約300mmの、より好ましくは、約60から約180mmの曲率半径R2を有することが好ましい。
図3及び4を参照して、本発明による一対のタイヤを形成するリヤタイヤ101を説明する。
以下の説明及びこのような図において、図1及び2で示されたフロントタイヤ1を参照して前に例示されたこれらのものと構造的又は機能的に同等であるリヤタイヤ101の要素については、同参照番号で示し、さらに説明しない。
本発明の好ましい実施形態によれば、リヤタイヤ101は、フロントタイヤよりも低い曲率比を有する。
ベルト構造8は実質的にタイヤの転動方向に従って配向された複数の周方向コイル9aを形成するコード9又は「ゼロコード」を含む単一層8aによって構成できる。これらのコードはフロントタイヤで説明したものと類似している。
図4に示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101のトレッドバンド12は、リヤタイヤ101の赤道面X−Xの両側に延びるトレッドバンド12の中央ゾーンE内に実質的にゼロのシー/ランド比率を画定する領域であって、トレッドバンド12の軸方向展開部の約5%から約30%の幅を有する領域を有する。
より好ましくは、中央ゾーンEは、トレッドバンド12の軸方向展開部の約10%から約35%の幅を有する。
示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101のトレッドバンド12は、中央ゾーンEの外部の軸方向対向ショルダーゾーンF、Gに向かって中央ゾーンEから交互に延びる複数の横断溝114を有する。
少なくとも幾つかの横断溝114は、トレッドバンド12の中央ゾーンEと軸方向対向中間側部ゾーンC、Dとの間の境界線に実質的にある軸方向内側端114aを有することが好ましい。該軸方向対向中間側部ゾーンC、Dは、トレッドバンド12の中央ゾーンEとショルダーゾーンF、Gとの間にある。
前記中間側部ゾーンC、Dのそれぞれは、トレッドバンドの軸方向展開部の約15%から35%の、より好ましくは、約20%から約30%の幅、及び約10%と約30%との間の、より好ましくは、約15%から約25%のシー/ランド比率を有することが好ましい。
示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114は、トレッドバンドのいわゆる磨耗波形にできるだけ合致できるように、実質的に曲線である。
リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114は、リヤタイヤ101の走行方向RD’に対し約30゜から約60゜の、より好ましくは、約40゜から約50゜の角度βを形成することが好ましい。
上述のように、このような角度βは、横断溝114の下流で測定して、横断溝114と、リヤタイヤ101の赤道面X−Xによって画定されたトレッドバンド12の半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線L’との間の、交差点における横断溝114の接線と;タイヤ101の走行方向RD’と;によって画定される(図4参照)。
上述の磨耗波形に巧く従うようにするために、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114は、前記中央ゾーンEの外部のトレッドバンド12の対向中間側部ゾーンC、Dにおける同トレッドバンド12の上流に位置決めされた曲率中心CC’を有することが好ましい。
このような中間側部ゾーンC、Dにおいて、リヤタイヤのトレッドバンド12に形成された横断溝114は、リヤタイヤ101の赤道面X−Xによって画定されたトレッドバンド12の半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線L’に沿って位置決めされた曲率中心CC’から測定して、約60から約240mmの、より好ましくは、約80から約160mmの曲率半径R1’を有することが好ましい。
示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114は、それぞれが3本の横断溝114を含む軸方向対向グループに、周方向に分配される。
横断溝114の前記軸方向対向グループは、周方向に千鳥形に配置されることが好ましい。
さらに、横断溝の前記軸方向対向グループのそれぞれに属する3本の横断溝114の少なくとも1本は、トレッドバンド12の中央ゾーンEと軸方向対向中間側部ゾーンC、Dとの間の境界線から所定の距離dにある軸方向内側端114bを有することが好ましい。
このようにして、カーブに沿っての走行時のリヤタイヤのウエット性能を改良することが有利に可能となる。
示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101はさらに、軸方向に対向し且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝114の前記グループ間の、リヤタイヤ101の赤道面X−Xの両側のトレッドバンド12に形成された複数の横断溝116を含む。
横断溝116は、トレッドバンド12の中央ゾーンEと軸方向対向中間側部ゾーンC、Dとの間の境界線に実質的にある2つの軸方向内側端116a、116bを有することが好ましい。該軸方向対向中間側部ゾーンC、Dは、トレッドバンド12の中央ゾーンEとショルダーゾーンF、Gとの間にある。
さらに、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114、116は実質的に互いに平行であることが好ましい。
示された好ましい実施形態において、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114の少なくともいくつかは、より詳しくは、軸方向に対向し且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝の前記グループに包含された横断溝は、架橋溝18によって周方向に相互接続される。
示された好ましい実施形態において、さらに、リヤタイヤ101のトレッドバンド12に形成された横断溝114、116の少なくともいくつか、好ましくは、全ては、実質的に先細状にされた端部分又は2つの端部分を備えている。つまり、横断溝114、116の端部分は、リヤタイヤ101の赤道面X−Xに向かって徐々に減少する幅を有する、V状構成を有する。
本発明によれば、前輪及び後輪にそれぞれ装着された上述のフロントタイヤ1及びリヤタイヤ101を備えた二輪車は:このような一対のタイヤの高められたキロメートルイールド、磨耗均一性及びトラクション特性に加えて、ウエット及びドライの両路面上での優れた性能を有利に達成する。
本発明の好ましい実施形態によれば、このような二輪車のウエット及びドライの両路面上での性能を改良する方法は、特に:
a)フロントタイヤ1の赤道面X−Xの両側に延びる中央ゾーンE内の接地領域下の、フロントタイヤ101の排水能力を高めるステップと;
b)リヤタイヤ101の赤道面X−Xの両側に延びるトレッドバンド12の中央ゾーンE内に実質的にゼロのシー/ランド比率を提供することによって、リヤタイヤ101のトラクション能力を高めるステップとを有する。
出願人により行われた反復試験は、本発明による二輪車タイヤの対が、二輪車タイヤのウエット路面上での性能と、キロメートルイールド、磨耗均一性及びトラクション特性との両方を改良することについての設定課題を、全く申し分なく解決できることを示した。
これらの結果、特にウエット路面上での性能の改良は、それらがリヤけん引タイヤにおける最も重要な領域の溝数を減らすことによって、すなわち接地領域から水を排出させることを委ねられたこれらの構造的要素―溝―の数を減らすことによって達成されることを考慮に入れると、全く意外に思われよう。
明らかに、当業者は、特定且つ不確定な要求を満たすために上述の発明に変形や修正を導入しても良く、それらの変形や修正はいずれにせよ添付請求項で定義されるごとく保護の範囲に含まれる。
図面の簡単な説明
図2の切断線I−Iに沿って切り取った、本発明による一対の二輪車用タイヤのフロントタイヤの横断面図を示す。 図1のフロントタイヤのトレッドバンドの一部の平面展開図を示す。 図4の切断線III−IIIに沿って切り取った、本発明による一対の二輪車用タイヤのリヤタイヤの横断面図を示す。 図3のリヤタイヤのトレッドバンドの一部の平面展開図を示す。

Claims (27)

  1. 二輪車の前輪及び後輪にそれぞれ装着されるフロントタイヤ(1)及びリヤタイヤ(101)を含み、前記フロントタイヤ(1)及びリヤタイヤ(101)のそれぞれが複数の溝(13、14、16、18、114、116)を備えたトレッドバンド(12)を有する、一対の空気圧タイヤ(1、101)であって、
    フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)は:
    a)フロントタイヤ(1)の赤道面(X−X)の両側に延びる中央ゾーン(E)内の前記赤道面(X−X)において延びる少なくとも1本の周方向溝(13)と、
    b)トレッドバンド(12)の前記中央ゾーン(E)内にある軸方向内側端(14a)を有し、前記中央ゾーン(E)の外部のトレッドバンドの軸方向対向ショルダーゾーン(F、G)に向かって前記中央ゾーン(E)から交互に延びる複数の横断溝(14)であって、前記横断溝の少なくともいくつかは前記少なくとも1本の周方向溝(13)に接続される、横断溝(14)と、を有し、
    リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)は、リヤタイヤ(101)の赤道面(X−X)の両側に延びるトレッドバンド(12)の中央ゾーン(E)内に、シー/ランド比率がゼロの領域であって、トレッドバンド(12)の軸方向展開部の5%から30%の幅を有する領域を有する、一対の空気圧タイヤ。
  2. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)の中央ゾーン(E)は、トレッドバンド(12)の軸方向展開部の10%から35%の幅を有する請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  3. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)の中央ゾーン(E)は、15%と30%との間のシー/ランド比率を有する請求項1あるいは2に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  4. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)はさらに、中央ゾーン(E)と前記ショルダーゾーン(F、G)との間にある軸方向対向中間側部ゾーン(C、D)を有し、前記中間側部ゾーン(C、D)のそれぞれは、トレッドバンド(12)の軸方向展開部の15%から35%の幅と、15%と35%との間のシー/ランド比率を有する請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  5. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(14)は、曲線である請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  6. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された前記横断溝(14)は、フロントタイヤ(1)の走行方向(RD)に対して30゜から60゜の角度(α)を画定する請求項1あるいは5に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  7. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(14)は、フロントタイヤ(1)の赤道面(X−X)によって画定されたトレッドバンド(12)の半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線(L)に沿って位置決めされた曲率中心(CC)から測定して40から200mmの曲率半径(R1)を有する請求項5に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  8. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(14)は、少なくとも2本の横断溝(14)を含む軸方向対向グループに、トレッドバンド(12)に沿って周方向に分配される請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  9. 横断溝(14)の前記軸方向対向グループは、周方向に千鳥形に配置される請求項8に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  10. フロントタイヤ(1)はさらに、軸方向に対向し且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝(14)の前記グループ間の、タイヤ(1)の赤道面(X−X)の両側のトレッドバンド(12)に形成された少なくとも1本の横断溝(16)を含む請求項8に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  11. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(14、16)は、互いに平行である請求項1〜10のいずれか一項に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  12. フロントタイヤ(1)のトレッドバンド(12)に形成された前記少なくとも1本の周方向溝(13)は、波状にフロントタイヤ(1)の赤道面(X−X)と軸方向に交差する請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  13. 前記少なくとも1本の周方向溝(13)は、フロントタイヤ(1)の赤道面(X−X)の対向側に位置決めされたそれぞれの周方向に千鳥形に配置された曲率中心(CD)を有する複数の曲線セグメント(13a、13b)を含む請求項12に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  14. 前記曲線セグメント(13a、13b)は、40から300mmの曲率半径(R2)を有する請求項13に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  15. リヤタイヤ(101)は、フロントタイヤ(1)よりも低い曲率比を有する請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  16. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)は、中央ゾーン(E)の外部の軸方向対向ショルダーゾーン(F、G)に向かって、前記中央ゾーン(E)から交互に延びる複数の横断溝(114)を有する請求項1に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  17. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)はさらに、トレッドバンド(12)の中央ゾーン(E)と前記ショルダーゾーン(F、G)との間にある軸方向対向中間側部ゾーン(C、D)を含み、前記中間側部ゾーン(C、D)のそれぞれはトレッドバンド(12)の軸方向展開部の15%から35%の幅と、10%と30%との間のシー/ランド比率とを有する、請求項16に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  18. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(114)は、曲線である請求項16に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  19. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された前記横断溝(114)は、リヤタイヤ(101)の走行方向に対して120゜から150゜の角度(β)を形成する請求項16に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  20. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(114)は、リヤタイヤ(101)の赤道面(X−X)によって画定されたトレッドバンド(12)の半分割部分のそれぞれを二等分する周方向線(L’)に沿って位置決めされた曲率中心(CC’)から測定して60から240mmの曲率半径(R1’)を有する請求項16に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  21. 横断溝(114)は、少なくとも2本の横断溝(114)を含む軸方向対向グループに、リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に沿って周方向に分配される請求項16に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  22. 横断溝(114)の前記軸方向対向グループは周方向に千鳥形に配置される請求項21に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  23. リヤタイヤ(101)はさらに、軸方向に対向し且つ周方向に千鳥形に配置された横断溝(114)の前記グループ間の、タイヤ(101)の赤道面(X−X)の両側のトレッドバンド(12)に形成された少なくとも1本の横断溝(116)を有する請求項21に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  24. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(114、116)は、互いに平行である請求項16〜23のいずれか一項に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  25. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(114)の少なくともいくつかは、架橋溝(18)によって周方向に相互接続される請求項16〜24のいずれか一項に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  26. リヤタイヤ(101)のトレッドバンド(12)に形成された横断溝(114、116)の少なくともいくつかは、リヤタイヤ(101)の赤道面(X−X)に向かって徐々に減少する幅を有する先細状端部分(114a、116a、116b)を備えている請求項16〜25のいずれか一項に記載の一対の空気圧タイヤ(1、101)。
  27. 前輪及び後輪にそれぞれ装着されたフロントタイヤ(1)及びリヤタイヤ(101)を備えた二輪車であって、前記フロントタイヤ(1)及びリヤタイヤ(101)は請求項1〜26のいずれか一項に記載のものである二輪車。
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