JP4556572B2 - 電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びプログラム - Google Patents

電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びプログラムに関するものである。
従来、電動機械として配設された駆動モータ又は発電機には、回転自在に配設され、N極及びS極の永久磁石から成る磁極対を備えたロータ、該ロータより径方向外方に配設され、U相、V相及びW相のステータコイルを備えたステータ等が配設される。
そして、駆動モータ又は発電機を駆動し、駆動モータのトルクである駆動モータトルク、又は発電機のトルクである発電機トルクを発生させるために、電動駆動装置及び該電動駆動装置の制御を行う電動駆動制御装置が配設される。また、駆動モータを駆動するために駆動モータ制御装置が、発電機を駆動するために発電機制御装置が、電動機械制御装置として配設され、該電動機械制御装置において発生させられたU相、V相及びW相の非同期PWM信号(パルス幅変調信号)をインバータに送り、該インバータにおいて発生させられた相電流、すなわち、U相、V相及びW相の電流を前記各ステータコイルに供給することによって非同期PWM制御を行い、前記駆動モータトルクを発生させたり、発電機トルクを発生させたりするようになっている。
ところで、前記非同期PWM制御においては、各相の非同期PWM信号が発生させられると、各相の電圧が各ステータコイルに印加されるが、印加される電圧が低い領域においては、正弦波PWMパターンで非同期PWM信号が発生させられ、電圧が高くなる過変調領域においては、過変調PWMパターンで非同期PWM信号が発生させられるようになる。ところが、各ステータコイルに印加することができる各相の電圧の振幅には上限があり、上限を超えて電圧を印加しようとすると、比例積分演算において、電流指令値の変動に電圧指令値の算出を追随させることができず、電圧指令値に振動が発生してしまう。
また、インバータのトランジスタによるスイッチングのタイミングが、電圧指令値の位相を表す電圧位相角と同期させられるようになっていないので、高速回転領域で駆動モータを駆動しようとすると、各相の電圧に振動が発生し、ビート現象が現れてしまう。
そこで、前記非同期PWM制御と同期PWM制御、例えば、矩(く)形波電圧制御とを切り換えることができるようにし、中速回転領域又は低速回転領域において正弦波PWMパターン又は過変調PWMパターンで非同期PWM信号を発生させて非同期PWM制御を行い、高速回転領域において、1つのパルスを備えた1パルスパターンで同期PWM信号を発生させて矩形波電圧制御を行うようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、該矩形波電圧制御において、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させると、電圧の振幅の上限を超えて電圧を印加することができるが、非同期PWM制御と1パルスパターンによる矩形波電圧制御とを切り換えると、1パルスパターンの同期PWM信号に含まれる高調波成分によって電動駆動装置にショックが発生してしまう。
そこで、非同期PWM制御から矩形波電圧制御に切り換える際に、高調波成分が小さい5パルスパターンで同期PWM信号を発生させ、続いて、電圧の高い領域において高調波成分が小さい3パルスパターンで同期PWM信号を発生させた後、1パルスパターンの同期PWM信号を発生させるようにしている。
特開平6−78558号公報
しかしながら、前記従来の電動駆動制御装置においては、5パルスパターン、3パルスパターン及び1パルスパターンの各パルスパターンで同期PWM信号を発生させようとすると、制御が複雑になって電動駆動制御装置のコストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来の電動駆動制御装置の問題点を解決して、非同期PWM制御と同期PWM制御とを切り換えるに当たり、制御を簡素化することができ、コストを低くすることができる電動駆動制御装置、電動駆動制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
そのために、本発明の電動駆動制御装置においては、電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第1のパルスパターン発生処理手段と、前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第2のパルスパターン発生処理手段とを有する。
そして、前記第1のパルスパターン発生処理手段は、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、前電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更するパルスパターン変更処理手段を備える。
また、該パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換える。
本発明の電動駆動制御方法においては、電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させ、前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる。
そして、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更し、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換える。
本発明の電動駆動制御方法のプログラムにおいては、コンピュータを、電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第1のパルスパターン発生処理手段、及び前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第2のパルスパターン発生処理手段として機能させる。
そして、前記第1のパルスパターン発生処理手段は、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更するパルスパターン変更処理手段を備える。
また、該パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換える。
本発明によれば、電動駆動制御装置においては、電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第1のパルスパターン発生処理手段と、前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第2のパルスパターン発生処理手段とを有する。
そして、前記第1のパルスパターン発生処理手段は、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、前電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更するパルスパターン変更処理手段を備える。
また、該パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換える。
この場合、各パラメータを変更することによって、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させることができるので、第1のパルスパターンから第2のパルスパターンに直接切り換えることができ、制御を簡素化することができるだけでなく、電動駆動制御装置のコストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この場合、電動機械制御装置としての駆動モータ制御装置に適用された電動駆動制御装置について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における駆動モータ制御装置のブロック図、図2は本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の概念図、図3は本発明の第1の実施の形態における最大駆動モータ目標トルクマップを示す図、図4は本発明の第1の実施の形態における第1の電流指令値マップを示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における第2の電流指令値マップを示す図である。なお、図3において、横軸に角速度ωを、縦軸に最大駆動モータ目標トルクTMmax* を、図4において、横軸に駆動モータ31のトルクである駆動モータトルクの目標値を表す駆動モータ目標トルクTM* を、縦軸にd軸電流指令値id* を、図5において、横軸にd軸電流指令値id* を、縦軸にq軸電流指令値iq* を採ってある。
図2において、31は電動機械としての駆動モータであり、該駆動モータ31は、電動車両、例えば、電気自動車の駆動軸等に取り付けられ、回転自在に配設された図示されないロータ、及び該ロータより径方向外方に配設されたステータを備える。前記ロータは、ロータコア、及びロータコアの円周方向における複数箇所に等ピッチで配設された永久磁石を備え、該永久磁石のS極及びN極によって磁極対が構成される。また、前記ステータは、円周方向における複数箇所に、径方向内方に向けて突出させてティースが形成されたステータコア、並びに前記ティースに巻装されたU相、V相及びW相のコイルとしてのステータコイル11〜13を備える。
前記ロータの出力軸に、ロータの磁極位置を検出するための磁極位置検出部として磁極位置センサ21が配設され、該磁極位置センサ21は、センサ出力として磁極位置信号SGθを発生させ、駆動モータ制御装置45に送る。なお、本実施の形態においては、磁極位置センサ21としてレゾルバが使用される。
そして、前記駆動モータ31を駆動して電気自動車を走行させるために、バッテリ14からの直流の電流が、電流発生装置としてのインバータ40によって相電流、すなわち、U相、V相及びW相の電流Iu、Iv、Iwに変換され、各相の電流Iu、Iv、Iwはそれぞれステータコイル11〜13に供給される。
そのために、前記インバータ40は、6個のスイッチング素子としてのトランジスタTr1〜Tr6を備え、ドライブ回路51において発生させられた駆動信号を各トランジスタTr1〜Tr6に送り、該各トランジスタTr1〜Tr6をスイッチングする(選択的にオン・オフさせる)ことによって、前記各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させることができるようになっている。前記インバータ40として、2〜6個のスイッチング素子を一つのパッケージに組み込むことによって形成されたIGBT等のパワーモジュールを使用したり、IGBTにドライブ回路等を組み込むことによって形成されたIPMを使用したりすることができる。
前記バッテリ14からインバータ40に電流を供給する際の入口側に電圧検出部としての電圧センサ15が配設され、該電圧センサ15は、インバータ40の入口側の直流電圧Vdcを検出し、駆動モータ制御装置45に送る。なお、直流電圧Vdcとしてバッテリ電圧を使用することができ、その場合、前記バッテリ14に電圧検出部としてバッテリ電圧センサが配設される。
なお、前記駆動モータ31、インバータ40、ドライブ回路51、図示されない駆動輪等によって電動駆動装置が構成される。また、17はコンデンサである。
ところで、前記ステータコイル11〜13はスター結線されているので、各相のうちの二つの相の電流の値が決まると、残りの一つの相の電流の値も決まる。したがって、各相の電流Iu、Iv、Iwを制御するために、例えば、U相及びV相のステータコイル11、12のリード線に、U相及びV相の電流Iu、Ivを検出する電流検出部としての電流センサ33、34が配設され、該電流センサ33、34は、検出された電流を検出電流iu、ivとして駆動モータ制御装置45に送る。
該駆動モータ制御装置45には、コンピュータとして機能する図示されないCPUのほかに、データを記録したり、各種のプログラムを記録したりするためのRAM、ROM等の図示されない記録装置が配設され、該記録装置に第1、第2の電流指令値マップが設定される。なお、CPUに代えてMPUを使用することができる。
そして、前記ROMには、各種のプログラム、データ等が記録されるようになっているが、プログラム、データ等を、外部記憶装置として配設されたハードディスク等の他の記録媒体に記録することもできる。その場合、例えば、前記駆動モータ制御装置45にフラッシュメモリを配設し、前記記録媒体から前記プログラム、データ等を読み出してフラッシュメモリに記録する。したがって、外部の記録媒体を交換することによって、前記プログラム、データ等を更新することができる。
次に、前記駆動モータ制御装置45の動作について説明する。
まず、前記駆動モータ制御装置45の図示されない位置検出処理手段は、位置検出処理を行い、前記磁極位置センサ21から送られた磁極位置信号SGθを読み込み、該磁極位置信号SGθに基づいて磁極位置θを検出する。また、前記位置検出処理手段の回転速度算出処理手段は、回転速度算出処理を行い、前記磁極位置信号SGθに基づいて駆動モータ31の角速度ωを算出する。なお、前記回転速度算出処理手段は、磁極数をpとしたとき、前記角速度ωに基づいて駆動モータ31の回転速度である駆動モータ回転速度N
N=60・(2/p)・ω/2π
も算出する。該駆動モータ回転速度Nによって電動機械回転速度が構成される。
また、前記駆動モータ制御装置45の図示されない検出電流取得処理手段は、検出電流取得処理を行い、前記検出電流iu、ivを読み込んで取得するとともに、前記検出電流iu、ivに基づいて検出電流iw
iw=−iu−iv
を算出することによって取得する。
次に、前記駆動モータ制御装置45の図示されない駆動モータ制御処理手段は、駆動モータ制御処理を行い、駆動モータ31のトルクである駆動モータトルクTMの目標値を表す駆動モータ目標トルクTM* 、検出電流iu、iv、iw、磁極位置θ、直流電圧Vdc等に基づいて駆動モータ31を駆動する。なお、駆動モータトルクTMによって電動機械トルクが、駆動モータ目標トルクTM* によって電動機械目標トルクが構成される。
そのために、前記駆動モータ制御装置45の図示されない車速検出処理手段は、車速検出処理を行い、前記駆動モータ回転速度Nに基づいて、駆動モータ回転速度Nに対応する車速Vを検出し、検出された車速Vを、電気自動車の全体の制御を行う図示されない車両制御装置に送る。そして、該車両制御装置の車両用指令値算出処理手段は、車両用指令値算出処理を行い、前記車速V及びアクセル開度αを読み込み、車速V及びアクセル開度αに基づいて車両要求トルクTO* を算出し、該車両要求トルクTO* に対応させて駆動モータ目標トルクTM* を発生させ、前記駆動モータ制御装置45に送る。
そして、該駆動モータ制御装置45において、前記駆動モータ制御処理手段は、電流指令値算出処理手段としての電流指令値算出部46、弱め界磁制御処理手段としての弱め界磁制御処理部47、電圧指令値算出処理手段としての電圧指令値算出処理部48、第1の相変換処理手段としての三相二相変換部49、及び出力信号発生処理手段としてのPWM発生器50を備える。
本実施の形態において、前記駆動モータ制御装置45は、ロータにおける磁極対の方向にd軸を、該d軸と直角の方向にq軸をそれぞれ採ったd−q座標上でベクトル制御演算によるフィードバック制御を行うようになっている。
前記電流指令値算出部46は、電流指令値算出処理を行うために、トルク指令値制限処理手段としてのトルク指令値制限部22、第1の電流指令値算出処理手段としてのd軸電流指令値算出部53及び減算器55、並びに第2の電流指令値算出処理手段としてのq軸電流指令値算出部54を備え、前記d軸電流指令値算出部53及び減算器55は、第1の電流指令値算出処理を行い、d軸電流idの目標値を表す第1の電流指令値としてのd軸電流指令値id* を算出し、q軸電流指令値算出部54は、第2の電流指令値算出処理を行い、q軸電流iqの目標値を表す第2の電流指令値としてのq軸電流指令値iq* を算出する。なお、前記減算器55によって電流指令値調整処理手段が構成される。
また、弱め界磁制御処理部47は、電圧飽和算定値算出処理手段としての減算器58及び電圧飽和判定処理手段としての、かつ、調整値算出処理手段としての積分器59を備え、弱め界磁制御処理を行い、バッテリ電圧が低くなったり、駆動モータ回転速度Nが高くなると、自動的に弱め界磁制御を行う。
そして、前記電圧指令値算出処理部48は、電圧指令値算出処理を行うために、電流制御処理手段としての電流制御部61及び電圧制御処理手段としての電圧制御部62を備え、前記電流制御部61は電流制御処理を行い、第1、第2の軸電圧指令値としてのd軸電圧指令値vd* 及びq軸電圧指令値vq* を算出し、前記電圧制御部62は、第1のベクトルク軸電圧指令値算出処理手段としての、かつ、電圧位相角算出処理手段としての電圧位相角算出部64、第2のベクトルク軸電圧指令値算出処理手段としての、かつ、電圧振幅算出処理手段としての電圧振幅算出部63、並びに第2の相変換処理手段としての、かつ、電圧位相角変換処理手段としての加算器65を備え、電圧制御処理を行い、第1、第2のベクトル軸電圧指令値としての電圧振幅値m及び電圧位相角γを算出する。なお、前記d軸電圧指令値vd* 及びq軸電圧指令値vq* によって電圧指令値が構成される。
また、前記PWM発生器50は、出力信号発生処理を行うために、過変調PWMパターン発生処理手段としての過変調PWMパターン発生部72、正弦波PWMパターン発生処理手段としての正弦波PWMパターン発生部73、第1のパルスパターン発生処理手段としての、かつ、5パルスパターン発生処理手段としての5パルスパターン発生部74、第2のパルスパターン発生処理手段としての、かつ、1パルスパターン発生処理手段としての1パルスパターン発生部75及び電圧モード切換処理手段としての電圧モード切換部77を備え、過変調PWMパターン、正弦波PWMパターン、5パルスパターン及び1パルスパターンの第1〜第4のパターンのうちの一つのパターンを選択し、選択されたパターンで各相の非同期PWM信号又は同期PWM信号としてのパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを出力信号として発生させ、前記ドライブ回路51に送る。
該ドライブ回路51は、前記各相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを受けて6個の駆動信号を発生させ、該各駆動信号をインバータ40に送る。該インバータ40は、前記パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwに基づいて、トランジスタTr1〜Tr6をスイッチングして各相の電流Iu、Iv、Iwを発生させ、該各相の電流Iu、Iv、Iwを前記駆動モータ31の各ステータコイル11〜13に供給する。
このように、駆動モータ目標トルクTM* に基づいてトルク制御が行われ、駆動モータ31が駆動されて電気自動車が走行させられる。
次に、前記電流指令値算出部46は、駆動モータ目標トルクTM* 、角速度ω及び直流電圧Vdcを読み込み、d軸電流id及びq軸電流iqの目標値を表すd軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値iq* を算出し、電流制御部61に送る。
そのために、前記車両用指令値算出処理手段から駆動モータ制御装置45に駆動モータ目標トルクTM* が送られると、前記トルク指令値制限部22は、トルク指令値制限処理を行い、前記直流電圧Vdc、角速度ω及び駆動モータ目標トルクTM* を読み込み、前記記録装置に設定された図3の最大駆動モータ目標トルクマップを参照し、前記直流電圧Vdc及び角速度ωに対応する駆動モータ目標トルクTM* の最大値を表す最大駆動モータ目標トルクTMmax* を読み込み、駆動モータ目標トルクTM* が最大駆動モータ目標トルクTMmax* を超えないように制限する。なお、前記最大駆動モータ目標トルクマップによって最大電動機械目標トルクマップが、前記最大駆動モータ目標トルクTMmax* によって最大電動機械目標トルクが構成される。
なお、前記最大駆動モータ目標トルクマップにおいて、角速度ωが所定の値ω1以下である場合、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は一定の値を採り、角速度ωが所定の値ω1を超えると、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は曲線状に小さくされる。角速度ωが所定の値ω1を超える領域において、最大駆動モータ目標トルクTMmax* は、直流電圧Vdcが高いほど大きく、直流電圧Vdcが低いほど小さく設定される。
続いて、前記d軸電流指令値算出部53は、第1の電流指令値算出処理及び最大トルク制御処理を行い、前記トルク指令値制限部22において制限された駆動モータ目標トルクTM* を受け、前記記録装置に設定された図4の第1の電流指令値マップを参照し、駆動モータ目標トルクTM* に対応するd軸電流指令値id* を読み込み、該d軸電流指令値id* を減算器55を介して電流制御部61に送る。
この場合、第1の電流指令値マップにおいて、d軸電流指令値id* は、駆動モータ目標トルクTM* を達成するために電流振幅の指令値の絶対値が最も小さくなるように設定される。そして、前記第1の電流指令値マップにおいて、駆動モータ目標トルクTM* が正の値を採るのに対して、d軸電流指令値id* は負の値を採り、駆動モータ目標トルクTM* が零である場合、d軸電流指令値id* は零にされ、駆動モータ目標トルクTM* が大きくなるに従ってd軸電流指令値id* は負の方向に大きくなるように設定される。
このようにして、d軸電流指令値id* が算出されると、前記q軸電流指令値算出部54は、前記トルク指令値制限部22において制限された駆動モータ目標トルクTM* 、及びd軸電流指令値id* を読み込み、前記記録装置に設定された図5の第2の電流指令値マップを参照し、駆動モータ目標トルクTM* 及びd軸電流指令値id* に対応するq軸電流指令値iq* を算出し、該q軸電流指令値iq* を前記電流制御部61に送る。
なお、前記第2の電流指令値マップにおいて、駆動モータ目標トルクTM* が大きくなるほどd軸電流指令値id* が負の方向に、q軸電流指令値iq* が正の方向に大きくなり、駆動モータ目標トルクTM* が小さくなるほどd軸電流指令値id* が負の方向に、q軸電流指令値iq* が正の方向に小さくなるように設定される。また、駆動モータ目標トルクTM* が一定の場合、d軸電流指令値id* が負の方向に大きくなると、q軸電流指令値iq* が正の方向に小さくなる。
ところで、前記三相二相変換部49は、第1の相変換処理としての三相/二相変換を行い、磁極位置θを読み込み、検出電流iu、iv、iwをそれぞれd軸電流id及びq軸電流iqに変換し、d軸電流id及びq軸電流iqを実電流として算出し、電流制御部61に送る。そして、電流制御部61は、減算器55を介してd軸電流指令値算出部53から送られたd軸電流指令値id* 及びq軸電流指令値算出部54から送られたq軸電流指令値iq* を受け、三相二相変換部49から前記d軸電流id及びq軸電流iqを受けると、フィードバック制御を行う。
そのために、電流制御部61は、前記d軸電流指令値id* とd軸電流idとの電流偏差δid、及びq軸電流指令値iq* とq軸電流iqとの電流偏差δiqを算出し、各電流偏差δid、δiqに基づいて、比例制御及び積分制御から成る比例積分演算を行う。
すなわち、前記電流制御部61は、電流偏差δidに基づいて比例成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzdp、及び積分成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzdiを算出し、電圧降下Vzdp、Vzdiを加算して、電圧降下Vzd
Vzd=Vzdp+Vzdi
を算出する。
また、前記電流制御部61は、角速度ω及びq軸電流iqを読み込み、角速度ω、q軸電流iq及びq軸インダクタンスLqに基づいて、q軸電流iqによって誘起される誘起電圧ed
ed=ω・Lq・iq
を算出するとともに、前記電圧降下Vzdから誘起電圧edを減算し、出力電圧としてのd軸電圧指令値vd*
vd* =Vzd−ed
=Vzd−ω・Lq・iq
を算出する。
また、電流制御部61は、電流偏差δiqに基づいて比例成分の電圧指令値を表す電圧降下Vzqp、及び積分項分の電圧指令値を表す電圧降下Vzqiを算出し、電圧降下Vzqp、Vzqiを加算して、電圧降下Vzq
Vzq=Vzqp+Vzqi
を算出する。
また、電流制御部61は、角速度ω及びd軸電流idを読み込み、角速度ω、逆起電圧定数MIf、d軸電流id及びd軸上のインダクタンスLdに基づいて、d軸電流idによって誘起される誘起電圧eq
eq=ω(MIf+Ld・id)
を算出とともに、電圧降下Vzqに誘起電圧eqを加算し、出力電圧としてのq軸電圧指令値vq*
vq* =Vzq+eq
=Vzq+ω(MIf+Ld・id)
を算出する。
続いて、前記電圧制御部62は、前記d軸電圧指令値vd* 、q軸電圧指令値vq* 、直流電圧Vdc及び磁極位置θを読み込み、電圧振幅値m及びd−q座標上の電圧位相角γを算出し、該電圧位相角γを固定座標上の電圧位相角βに変換し、電圧振幅値m及び電圧位相角βをPWM発生器50に送る。
そのために、前記電圧位相角算出部64は、第1の電圧指令値算出処理及び電圧位相算出処理を行い、d−q座標上の電圧位相角γ
γ=arctan(vq* /vd*
を算出して電圧振幅算出部63及び加算器65に送り、該加算器65は、第2の相変換処理及び電圧位相角変換処理を行い、電圧位相角γに磁極位置θを加算して、固定座標上の前記電圧位相角β
β=γ+θ
を算出する。また、前記電圧振幅算出部63は、第2の電圧指令値算出処理及び電圧振幅算出処理を行い、電圧振幅|v|
Figure 0004556572
を直流電圧Vdcで除算して得られる値、すなわち、電圧振幅値m
Figure 0004556572
を算出してPWM発生器50に送る。
ところで、前記駆動モータ31においては、ロータが回転するのに伴って逆起電力が発生するが、駆動モータ回転速度Nが高くなるほど駆動モータ31の端子電圧が高くなり、該端子電圧が閾(しきい)値を超えると、電圧飽和が発生し、駆動モータ31による出力が不可能になってしまう。
そこで、前記電圧制御部62の図示されない電圧飽和判定指標算出処理手段は、電圧飽和判定指標算出処理を行い、電圧飽和の程度を表す値として電圧振幅値mを電圧飽和判定指標として減算器58に送る。
該減算器58は、電圧飽和算定値算出処理を行い、前記電圧振幅値mから、インバータ40の最大出力電圧を表す閾値を比較値Vmax
Vmax=k・Vdc
としたときの定数k(本実施の形態においては、0.78)を減算して電圧飽和算定値ΔV
ΔV=m−k
を算出し、積分器59に送る。
続いて、積分器59は、電圧飽和判定処理及び調整値算出処理を行い、制御タイミングごとに前記電圧飽和算定値ΔVを積算し、積算値ΣΔVを算出し、該積算値ΣΔVが正の値を採る場合、積算値ΣΔVに比例定数を乗算して弱め界磁制御を行うための調整値Δidを算出して設定し、電圧飽和算定値ΔV又は積算値ΣΔVが零以下の値を採る場合、前記調整値Δidを零にする。
そして、減算器55は、電流指令値調整処理を行い、調整値Δidを受け、前記d軸電流指令値id* から調整値Δidを減算することによってd軸電流指令値id* を調整し、調整値Δidをq軸電流指令値算出部54及び電流制御部61に送る。
この場合、調整値Δidが零の値を採るとき、実質的にd軸電流指令値id* の調整は行われず、弱め界磁制御も行われない。一方、調整値Δidが正の値を採るとき、d軸電流指令値id* は調整されて値が負の方向に大きくされ、弱め界磁制御が行われる。
したがって、前記調整値Δidが零であり、弱め界磁制御が行われない場合、調整値Δidは零であるので、調整値Δidはq軸電流指令値算出部54に送られ、q軸電流指令値算出部54においてq軸電流指令値iq* の値はiqa* になる。これに対して、調整値Δidが正の値を採り、弱め界磁制御が行われる場合、例えば、減算器55に送られたd軸電流指令値id* の値がida* である場合、減算器55において、d軸電流指令値id* は、負の方向に調整値Δidだけ大きい値idb* にされ、q軸電流指令値算出部54に送られ、q軸電流指令値算出部54においてq軸電流指令値iq* は値iqa* より正の方向に小さくされて、値iqb* になる。
ところで、前述されたように、電圧振幅値m及び電圧位相角βを受けると、PWM発生器50は、出力信号発生処理を行い、過変調PWMパターン、正弦波PWMパターン、5パルスパターン及び1パルスパターンの各パターンのうちの一つのパターンを選択し、選択されたパターンで各相のパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させるようになっている。なお、前記5パルスパターンによって、複数(奇数)の、本実施の形態においては、五つのパルスから成る第1のパルスパターンが構成され、1パルスパターンによって、一つのパルスから成る第2のパルスパターンが構成される。
次に、前記PWM発生器50の動作について説明する。
図6は本発明の第1の実施の形態における電圧モード切換処理を説明する図、図7は本発明の第1の実施の形態におけるパルスパターンの説明図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるパルスパターン変更処理を説明する図である。なお、図6において、横軸に駆動モータ回転速度Nを、縦軸に電圧振幅|v|を、図8において、横軸に電圧利用率を表す変調率ρを、縦軸に第1、第2のパラメータθ1、θ2を採ってある。
この場合、図6に示されるように、電圧振幅|v|が、第1の値v1より低い領域AR1において、電圧モード切換部77(図1)は、電圧モード切換処理を行い、正弦波PWMパターン発生部73で発生させられた正弦波PWMパターンの非同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51(図2)に送る。なお、前記領域AR1は正弦波領域を構成する。
そのために、前記正弦波PWMパターン発生部73は、正弦波PWMパターン発生処理を行い、電圧振幅値m及び電圧位相角βを受け、電圧振幅値m及び電圧位相角βに基づいて各相の正弦波を発生させ、該正弦波と一定の周波数及び一定の振幅で発振する三角波とを比較し、不等のパルス幅を有する複数のパルスから成るパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させ、該パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを電圧モード切換部77に送る。このようにして、正弦波PWMパターンで発生させられた非同期PWM信号に基づいて、非同期PWM制御が行われる。なお、前記領域AR1は駆動モータ回転速度Nが許容値N2を超えると、許容される電圧振幅|v|の値が低くされ、限界値N3になると、許容される電圧振幅|v|の値が零にされる。
ところで、前記非同期PWM信号が発生させられると、各相の電圧が各ステータコイル11〜13に印加されるが、各相の電圧の振幅には上限があり、上限を超えて電圧を印加しようとすると、電圧振幅値m及び電圧位相角βに振動が発生してしまう。
そこで、電圧振幅|v|が第1の値v1以上になると、電圧モード切換部77の図示されない過変調領域判定処理手段は、過変調領域判定処理を行い、電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、第2の値V2より低く、また、駆動モータ回転速度Nが所定の値N1より低い領域AR2に収まるかどうかを判断し、電圧振幅|v|及び駆動モータ回転速度Nが領域AR2に収まる場合、過変調PWMパターン発生部72で発生させられた過変調PWMパターンの非同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。なお、前記領域AR2は過変調領域を構成する。また、前記第1の値v1は、正弦波PWMパターンで非同期PWM信号を発生させるときの電圧振幅|v|の最大値、第2の値v2は、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させるときの電圧振幅|v|の最大値である。
そして、過変調PWMパターン発生部72は、領域AR2で過変調PWMパターン発生処理を行い、電圧位相角βに基づいて、各相の前記第1の値v1以上の部分、すなわち、正弦波のピーク値の近傍がカットされた正弦波を発生させ、該正弦波と一定の周波数及び一定の振幅で発振する三角波とを比較し、不等のパルス幅を有する複数のパルスから成るパルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを発生させ、該パルス幅変調信号Mu、Mv、Mwを電圧モード切換部77に送る。このようにして、過変調PWMパターンで発生させられた非同期PWM信号に基づいて、非同期PWM制御が行われる。
ところで、前記インバータ40の各トランジスタTr1〜Tr6によるスイッチングのタイミングが、電圧位相角βと同期させられるようになっていないので、高速回転領域で駆動モータ31を駆動しようとすると、各相の電圧に振動が発生し、ビート現象が現れてしまう。
そこで、前記非同期PWM信号による非同期PWM制御と同期PWM信号による同期PWM制御とを切り換えることができるようにし、前記領域AR2のような、駆動モータ回転速度Nが前記値N1より低い中速回転領域又は低速回転領域においては、過変調PWMパターンで非同期PWM信号を発生させて非同期PWM制御を行い電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、駆動モータ回転速度Nが値N1以上になる高速回転領域においては、図7に示されるように、電気角で原点を中心に±180〔°〕の範囲内で一つのパルスps1から成る1パルスパターンで同期PWM信号を発生させて、同期PWM制御のうちの1パルス制御を行うことができるようになっている。なお、前記パルスps1は原点を中心に±90〔°〕の範囲に形成される。
ところが、前記矩形波電圧制御において、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させると、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の振幅の上限を超えて電圧を印加することができるが、前記領域AR1で前記正弦波PWMパターンによる非同期PWM制御を行っているときに、電圧振幅|v|が第1の値v1以上になるか、又は過変調PWMパターンによる非同期PWM制御を行っているときに、駆動モータ回転速度Nが所定の値N1を超えて、1パルスパターンによる矩形波電圧制御を行うと、1パルスパターンの同期PWM信号に含まれる高調波成分によって電動駆動装置にショックが発生してしまう。
そこで、電圧モード切換部77の図示されない非同期・同期切換処理手段は、非同期・同期切換処理を行い、非同期PWM制御から同期PWM制御に切り換えるに当たり、電圧振幅|v|が第1の値v1以上で、かつ、第2の値v2より低く、また、駆動モータ回転速度Nが所定の値N1以上である領域AR3に収まるかどうかを判断し、電圧振幅|v|及び駆動モータ回転速度Nが領域AR3に収まる場合、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成るパルスパターンの同期PWM信号、本実施の形態においては、5パルスパターン発生部74で発生させられた、図7に示されるような5パルスパターンの同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。
そのために、前記5パルスパターン発生部74は、第1のパルスパターン発生処理及び5パルスパターン発生処理を行い、電圧振幅値m及び電圧位相角βを受け、電圧振幅値m及び電圧位相角βに基づいて、図7に示されるような、原点を中心に±180〔°〕の範囲内で5個のパルスps11〜ps15を有する5パルスパターンの同期PWM信号を発生させる。この場合、パルスps11によって基本パルスが、パルスps12〜ps15によって調整用パルスが構成される。なお、パルスps14、ps15は、波形が正負反転するのに伴って形成されるものであり、前記パルスps12、ps13のパルス幅をε1とし、パルスps11と各パルスps12、ps13との間のパルス間幅をε2としたとき、パルスps12、ps13とパルスps14、ps15とのパルス間幅は前記パルス幅ε1と等しくなり、パルスps14、ps15のパルス幅はパルス間幅ε2と等しくされる。
そして、パルスps11の原点から立下りエッジまでの間隔を第1のパラメータθ1とし、原点から前記パルスps12、ps13の立上りエッジまでの間隔を第2のパラメータθ2としたとき、第2のパラメータθ2は、
θ2=90〔°〕−ε1
=θ1+ε2
になる。
そして、前記5パルスパターン発生部74の図示されないパルスパターン変更処理手段は、パルスパターン変更処理を行い、五つのパルスps11〜ps15の前記第1、第2のパラメータθ1、θ2を電圧振幅値mの変化に基づいて変更することによって、5パルスパターンと1パルスパターンとでパルスパターンを移行させ、変更する。そのために、パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅|v|及び第2の値v2に基づいて変調率ρ
ρ=|v|/(0.78×Vdc)
を算出し、図8に示されるように、変調率ρが切換点を表す値ρ1より低い高調波低減領域AR11、及び変調率ρが前記値ρ1以上である過渡領域AR12を設定する。なお、図8において、L1は第1のパラメータθ1を示す線、L2は第2のパラメータθ2を示す線である。
本実施の形態においては、変調率ρごとの第1、第2のパラメータθ1、θ2があらかじめ算出され、図8に示されるようなパラメータマップが前記記録装置に設定され、前記パルスパターン変更処理手段は、パラメータマップを参照し、変調率ρごとの第1、第2のパラメータθ1、θ2を読み出すようになっているが、変調率ρに基づいて第1、第2のパラメータθ1、θ2を逐次算出し、設定することができる。
次に、前記第1、第2のパラメータθ1、θ2の算出方法について説明する。
まず、高調波低減領域AR11においては、各相の電流Iu、Iv、Iwに発生する高調波成分を抑制することができるように第1、第2のパラメータθ1、θ2を算出する。そのために、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の高調波成分、本実施の形態においては、5次調波成分及び7次調波成分の2乗和を最小化する。
ところで、前記パルスps11の原点から所定の点までの間隔をθ′とし、前記所定の点の電圧をv(θ′)としたとき、各次数調波は次の式(1)で表すことができる。
Figure 0004556572
そして、第1、第2のパラメータθ1、θ2に従って5パルスパターンを発生させると、基本波a1、5次調波成分及び7次調波成分は次の式(2)〜(4)で表すことができる。
Figure 0004556572
なお、前記基本波a1を直流電圧Vdcで除算すると変調率ρになる。
続いて、5次調波成分及び7次調波成分の2乗和を高調波成分指標Min〔σ〕とすると、該高調波成分指標Min〔σ〕は次の式(5)で表される。
Figure 0004556572
そこで、前記高調波低減領域AR11においては、前記高調波成分指標Min〔σ〕が最小になるように、第1、第2のパラメータθ1、θ2が算出される。この場合、前述されたように、変調率ρが大きくなるのに伴って、第1、第2のパラメータθ1、θ2が大きくされるが、変調率ρが値ρ1になると、第1、第2のパラメータθ1、θ2の連続性を保持することができない。すなわち、値ρは、第1、第2のパラメータθ1、θ2の連続性を保持することができる最大値である。
そこで、変調率ρが値ρ1になると、第1、第2のパラメータθ1、θ2の算出手法を切り換えるようにしている。そして、変調率ρが値ρ1から1になるまでを過渡領域AR12とし、該過渡領域AR12において、第1のパラメータθ1を一定の値にし、第2のパラメータθ2を徐々に第1のパラメータθ1に近づけるようにしている。なお、第2のパラメータθ2を一定の値にし、第1のパラメータθ1を徐々に第2のパラメータθ2に近づけることができる。
この場合、基本波a1及び第1のパラメータθ1が特定されると、第2のパラメータθ2は次の式(6)で算出することができる。
Figure 0004556572
続いて、電圧モード切換部77の図示されないパルスパターン切換処理手段は、パルスパターン切換処理を行い、電圧振幅|v|が第2の値v2であり、駆動モータ回転速度Nが所定の値N1以上である領域AR4に収まるかどうかを判断し、電圧振幅|v|及び駆動モータ回転速度Nが領域AR4に収まる場合、図7に示されるような1パルスパターンの同期PWM信号を受け、前記ドライブ回路51に送る。
そのために、前記1パルスパターン発生部75は、第2のパルスパターン発生処理及び1パルスパターン発生処理を行い、電圧位相角βを受け、該電圧位相角βに基づいて、図7に示されるような、1つのパルスps1を有する1パルスパターンの同期PWM信号を発生させる。前記パルスパターン変更処理において、変調率ρが1になると、5パルスパターンにおけるパルスps11のパルス幅が±90〔°〕にされるので、5パルスパターン発生処理が終了するのに伴って、1パルスパターンで同期PWM信号を発生させることができる。
したがって、前記5パルスパターン発生処理が終了したときと1パルスパターン発生処理が開始されたときとで、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の変化をなくすることができるので、電動駆動装置にショックが発生するのを防止することができる。
また、5パルスパターンから1パルスパターンに直接切り換えることができ、5パルスパターンと1パルスパターンとの間に、他のパルスパターン、例えば、3パルスパターンで同期PWM信号を発生させる必要がなくなるので、制御を簡素化することができるだけでなく、電動駆動制御装置のコストを低くすることができる。
しかも、5パルスパターンで同期PWM信号が発生させられている間、高調波低減領域AR11及び過渡領域AR12のいずれにおいても、高調波成分が同期PWM信号及び電流Iu、Iv、Iwに発生するのを抑制することができるので、電動駆動装置にショックが発生するのを更に防止することができるだけでなく、電動駆動装置に騒音が発生するのを防止することができる。
さらに、過渡領域AR12が形成され、該過渡領域AR12において第1、第2のパラメータθ1、θ2が徐々に等しくされるので、パルス切換角の連続性を確保することができるだけでなく、極小パルスが発生するのを防止することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図9は本発明の第2の実施の形態におけるパルスパターン変更処理を説明する図である。なお、図において、横軸に変調率ρを、縦軸に第1、第2のパラメータθ1、θ2を採ってある。
この場合、L11は第1のパラメータθ1を示す線、L12は第2のパラメータθ2を示す線である。第1のパルスパターン発生処理手段としての、かつ、5パルスパターン発生処理手段としての5パルスパターン発生部74(図1)の前記パルスパターン変更処理手段は、パルスパターン変更処理を行い、五つのパルスps11(図7)〜ps15の前記第1、第2のパラメータθ1、θ2を変更することによって、パターンを変更する。そのために、パルスパターン変更処理手段は、変調率ρが切換点を表す値ρ1より低い高調波低減領域AR21、及び変調率ρが前記値ρ1以上である過渡領域AR22を設定する。
続いて、前記パルスパターン変更処理手段は、高調波低減領域AR21において、変調率ρが大きくなるのに伴って、第1のパラメータθ1を徐々に大きくし、それに伴って、第2のパラメータθ2を大きくする。この場合、変調率ρが大きくなるのに伴って、パルスps11のパルス幅が大きくなるので、各ステータコイル11〜13に印加される電圧の振幅を徐々に大きくすることができる。
また、前記パルスパターン変更処理手段は、過渡領域AR22において、変調率ρが大きくなるのに伴って、第2のパラメータθ2を所定の傾きで大きくし、第1のパラメータθ1を第2のパラメータθ2の傾きより大きい傾きで、すなわち、線形に大きくし、パルス間幅ε2を徐々に小さくする。この場合、第2のパラメータθ2が変調率ρに比例させて与えられるので、前記式(4)を利用して第1のパラメータθ1を算出することができる。
そして、変調率ρが1に到達すると、前記パルスパターン変更処理手段は、パルスps11のパルス幅をほぼ±90〔°〕にし、1パルスパターンのパルスps1のパルス幅と等しくし、パルス間幅ε2を零にする。
前記各実施の形態においては、第1のパルスパターンとして5パルスパターンが使用されるようになっているが、7パルスパターン、9パルスパターン等の奇数個のパルスを有するパルスパターンを使用することができる。
また、前記各実施の形態においては、変調率ρに基づいて、高調波領域AR11、AR21及び過渡領域AR12、AR22を設定するようになっているが、電圧振幅|v|又は電圧振幅値mに基づいて、高調波低減領域AR11、AR21及び過渡領域AR12、AR22を設定することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における駆動モータ制御装置のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における電動駆動制御装置の概念図である。 本発明の第1の実施の形態における最大駆動モータ目標トルクマップを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第1の電流指令値マップを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における第2の電流指令値マップを示す図である。 本発明の第1の実施の形態における電圧モード切換処理を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパルスパターンの説明図である。 本発明の第1の実施の形態におけるパルスパターン変更処理を説明する図である。 本発明の第2の実施の形態におけるパルスパターン変更処理を説明する図である。
符号の説明
45 駆動モータ制御装置
74 5パルスパターン発生部
75 1パルスパターン発生部

Claims (8)

  1. 電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第1のパルスパターン発生処理手段と、前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第2のパルスパターン発生処理手段とを有するとともに、前記第1のパルスパターン発生処理手段は、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更するパルスパターン変更処理手段を備え、該パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換えることを特徴とする電動駆動制御装置
  2. 記各パラメータは、前記高調波成分の2乗和が最小になるように設定される請求項に記載の電動駆動制御装置。
  3. 前記切換点から各パラメータのパルス間が零になるまでの過渡領域において、各パラメータは、極小パルスの発生が抑制されるように設定される請求項に記載の電動駆動制御装置。
  4. 前記切換点は、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように前記各パラメータを設定したときに、各パラメータの連続性を保持することができる最大値である請求項1〜のいずれか1項に記載の電動駆動制御装置。
  5. 前記第1のパルスパターンは5つ以上のパルスから成る請求項1に記載の電動駆動制御装置。
  6. 前記電圧振幅は変調率である請求項1〜のいずれか1項に記載の電動駆動制御装置。
  7. 電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させ、前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させるとともに、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更し、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換えることを特徴とする電動駆動制御方法。
  8. コンピュータを、電圧指令値に基づいて、二つ以上のパラメータに従って規定された複数のパルスから成る第1のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第1のパルスパターン発生処理手段、及び前記電圧指令値に基づいて、一つのパルスから成る第2のパルスパターンで同期PWM信号を発生させる第2のパルスパターン発生処理手段として機能させるとともに、前記第1のパルスパターン発生処理手段は、第1のパルスパターンと第2のパルスパターンとでパルスパターンを移行させるに当たり、電圧振幅に基づいて前記各パラメータを変更するパルスパターン変更処理手段を備え、該パルスパターン変更処理手段は、前記電圧振幅が所定の切換点に到達するまでの高調波低減領域において、前記各パラメータを、電動機械に印加される電圧の高調波成分が抑制されるように設定し、電圧振幅が前記切換点に到達したときに、各パラメータのパルス間幅が徐々に零になるように算出方法を切り換えることを特徴とするプログラム。
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