JP4526061B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドユニットが本体ケースに対して浮動可能に支持されている電気かみそりに関する。
この種の電気かみそりにおいて、ヘッドユニットを本体ケースで浮動可能に支持することは特許文献1に公知である。そこでは、ヘッドユニットの下部に左右一対の逆門形のフロート枠を連結し、各フロート枠を本体ケースに設けた上下方向のガイド溝で案内し、各フロート枠を前後一対のフロートばねで押し上げ付勢することにより、ヘッドユニットを浮動支持している。特許文献2においては、モーターを含むヘッドユニットを前後、左右、上下、および斜め方向へ浮動可能に支持したうえで、切断ヘッドを前後揺動可能に支持する電気かみそりが公知である。
特開2003−210872号公報(段落番号16、図6) 特開2002−306864号公報(段落番号27、30、図5)
特許文献1の浮動支持構造によれば、ヘッドユニットを左右、上下方向へ浮動可能に支持して、ひげ切断面を肌面の変化に対応して追随傾動させることができる。しかし、逆門形のフロート枠とヘッドユニットとを4個の連結ピンで連結するので、傾動時におけるヘッドユニットの姿勢が、4個の連結ピンの中心軸線が平行になる傾動姿勢のみに限られる。例えば、任意の上下位置において、左右のフロート枠の沈込み量は異なっていてもよいが、左右のフロート枠の前後傾動角度が異なる姿勢には傾動できない。連結ピンとフロート枠の連結穴とが干渉するからである。
その点、特許文献2の浮動支持構造においては、浮動状態におけるヘッドユニットが左右一対のばねと、防水用のケースパッキンのみで支えられた不安定な状態になるので、ヘッドユニットを前後、左右、上下と、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持できるうえ、ヘッドユニットを前後に首振り変位させて、ひげ切断面の姿勢の自由度を増すことができる。しかし、姿勢の自由度が増すほどヘッドユニットがふらつきやすく、ひげ切断を適切に行えないことがある。ばねの弾性力を大きくすることで、ひげ切断面の姿勢変化を制限することはできるが、そうすると肌面に対する追随性が損なわれる。
本発明の目的は、複数段の浮動支持構造を備えていて、ひげ切断面の肌面に対する追随変位をより適確にしかも多様に行える電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、ヘッドユニットの肌面に対する追随姿勢の自由度を向上しながら、ヘッドユニットがふらつくのを防止し、常に適確にひげ切断を行える電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりは、モーター20およびメイン刃21を含むヘッドユニット2が、本体ケース1とヘッドユニット2との間に設けた浮動支持構造で浮動支持されている。その浮動支持構造は、第1付勢ばね58を含んで本体ケース1側に設けられる下浮動構造と、第2付勢ばね81を含んでヘッドユニット2側に設けられる上浮動構造とを有する。下浮動構造は、上浮動構造を前後、左右、上下の各方向のうち、少なくとも左右、上下方向へ浮動可能に支持できるよう構成されている。上浮動構造は、ヘッドユニット2を少なくとも左右方向へ傾動支持できるように構成されている(請求項1)。
上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニット2の重心位置G1は、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置しており、上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2は、上浮動構造の傾動中心P2より上方に位置している(請求項2)。
上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニットの重心位置G1は、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置しており、上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2は、上浮動構造の傾動中心P2の位置を基準にして、同等位置かそれより下方に位置している(請求項3)。
下浮動構造は、本体ケース1に前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持される下浮動台57と、下浮動台57を押し上げ付勢する第1付勢ばね58とを含んでいる(請求項4)。
下浮動台57を押し上げ付勢する第1付勢ばね58の弾性力は、ヘッドユニット2を中立位置へ向かって復帰付勢する第2付勢ばね81の弾性力より大きく設定することができる(請求項5)。
本発明の浮動支持構造は、第1付勢ばね58を含んで本体ケース1側に設けられる下浮動構造と、第2付勢ばね81を含んでヘッドユニット2側に設けられる上浮動構造とで構成した。上下の浮動構造のうち、下浮動構造は、上浮動構造を少なくとも左右、上下方向へ浮動可能に支持できるよう構成し、上浮動構造は、ヘッドユニット2を少なくとも左右方向へ傾動支持できるように構成するようにした。このように下浮動構造と上浮動構造とで構成した浮動支持構造によってヘッドユニット2を浮動支持すると、下浮動構造によって発揮される浮動動作と、上浮動構造によって発揮される左右傾動動作とを、個別にあるいは同時複合的に発揮させることが可能となるので、ヘッドユニット2の傾動姿勢の変化幅を拡大して変位形態を多様化でき、したがって、ひげ切断面の肌面に対する追随変位をより適確に行うことができる(請求項1)。
上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニット2の重心位置G1が、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置し、さらに上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2が、上浮動構造の傾動中心P2より上方に位置する電気かみそりによれば、ヘッドユニット2などの傾動モーメントを利用してひげ切断面を肌面に密着できる。
詳しくは、ヘッドユニット2が上浮動構造の傾動中心P2まわりに左右傾動するとき、ヘッドユニット2が中立位置から僅かでも傾動すると、傾動を促進する向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用するので、ひげ切断面を肌面に密着させて、肌面の変化に容易に追随させることができる。同様に、上浮動構造を含むヘッドユニット2が下浮動構造の傾動中心P1まわりに左右傾動するとき、ヘッドユニット2が中立位置から僅かでも左右傾動すると、ヘッドユニット2に傾動を促進する向きの傾動モーメントが作用するので、ひげ切断面を肌面に密着し、肌面の変化に容易に追随させることができる(請求項2)。
上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニットの重心位置G1が、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置し、さらに上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2が、上浮動構造の傾動中心P2の位置を基準にして同等位置かそれより下方に位置する電気かみそりによれば、ヘッドユニット2などの傾動モーメントを利用してひげ切断面を肌面に密着できるうえ、第2付勢ばね81に作用する負荷を軽減できる。
詳しくは、ヘッドユニット2が下浮動構造の傾動中心P1まわりに傾動するときは、請求項2の電気かみそりと同様に、ヘッドユニット2が中立位置から僅かでも傾動すると、傾動を促進する向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用するので、ひげ切断面を肌面に密着させて、肌面の変化に容易に追随させることができる。
さらに、ヘッドユニット2が上浮動構造の傾動中心P2まわりに傾動するとき、ヘッドユニット2が中立位置から一定量傾動すると、傾動を阻む向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用する。ヘッドユニット2に作用する傾動モーメントは、第2付勢ばね81と協同してヘッドユニット2を中立位置へ戻す向きに作用するので、第2付勢ばね81に作用する負荷を軽減して、該ばね81の弾性劣化を防止できる。また、上下の浮動構造が同じ方向へ最大限傾いた状態においては、ヘッドユニット2を中立位置へ戻す向きの傾動モーメントが最大となるので、第2付勢ばね81のみでヘッドユニット2を浮動支持する場合に比べて、ヘッドユニット2のふらつきを抑止できる(請求項3)。
下浮動構造は下浮動台57と第1付勢ばね58などで構成し、下浮動台57を本体ケース1で前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持すると、上浮動構造によって発揮される左右傾動動作に加えて、ヘッドユニット2を前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ傾動させることができるので、ヘッドユニット2の傾動姿勢をさらに多様化して、ひげ切断面の肌面に対する追随変位をさらに適確に行うことができる(請求項4)。
下浮動台57を押し上げ付勢する第1付勢ばね58の弾性力が、モーターケース54を押し上げ付勢する第2付勢ばね81の弾性力より大きく設定された浮動支持構造によれば、使用状態において、まずヘッドユニット2が傾動したのち、引き続き下浮動台57を傾動ないし沈み込ませることができるので、下浮動台57がいたずらに傾動変位するのを防止できえる。したがって、ヘッドユニット2の肌面に対する追随姿勢の自由度を向上しながら、ヘッドユニット2がふらつくのを防止でき、全体として常に適確にひげ切断を行える電気かみそりが得られる(請求項5)。
図1ないし図9は本発明をロータリー式の電気かみそりに適用した実施例を示す。図2および図3において電気かみそりは、本体ケース1と、その上部に設けられるヘッドユニット2と、本体ケース1に収容される電装品ユニット3とを含む。本体ケース1の前面には、モーター起動用のスイッチボタン4や、モーターの運転状態を切り換えるセレクトボタン5と、各種の表示体とを設けてある。図3において本体ケース1の背面側には、きわぞり刃8と、きわぞり刃8を使用姿勢へ押し上げ操作するスライドノブ9とを設けてある。ヘッドユニット2は、本体ケース1に対してケース前面側へ傾斜している。
図4において電装品ユニット3は、内フレーム11と、その前面および後面に配置される回路基板12および左右一対の2次電池(電池)13と、回路基板12に実装されるスイッチ、および複数個の表示用LEDなどで構成してある。本体ケース1は、上面のみが開口する有底筒状の筒ケースからなり、その内部に電装品ユニット3が装填され、ケース底壁に挿通したビス14を電装品ユニット3の下端のねじボスにねじ込むことにより、電装品ユニット3を本体ケース1と一体化できる。ビス14および底壁に露出する充電用のプラグピン15は、それぞれシールリングで水密状に封止してある。
図5においてヘッドユニット2は、横置き配置したモーター20と、モーター動力を前後一対のメイン刃21に伝える第1伝動系と、モーター動力をメイン刃21の間に配置したセンター刃22、およびきわぞり刃8に伝動する第2伝動系と、モーター20および両伝動系の構成部品を収容するケース群などで構成されている。図5においては、メイン刃21とセンター刃22とが前後に重なるのを避けて、第1伝動系の構造を明確化するためにメイン刃21を上方へずらして表現した。
第1伝動系は、前段減速機構と、これとメイン刃21との間に配置される巻掛伝動機構などで構成する。前段減速機構は、太陽歯車25と、遊星歯車26と、遊星フレーム27と、内歯歯車28、および減速ケース29を構成要素とする遊星歯車機構とからなり、減速された動力を遊星フレーム27に固定した減速軸30で出力する。巻掛伝動機構は、減速軸30に固定した原動プーリー32と、従動プーリー33と、両プーリー32・33間に巻き掛けたタイミングベルト34とを含む。従動プーリー33は終段軸35に固定してある。終段軸35の反対側の軸端には終段ギヤ36を固定してある。終段ギヤ36で、メイン刃21の内刃21aに固定した内刃ギヤ37を駆動する。
メイン刃21は、前後一対の内刃21aと、外刃ホルダー6に装着される外刃21bとで構成した仕上げ用の切断刃であり、主として短毛を切断する。同様に、センター刃22は、往復駆動される可動内刃22aと、固定支持される固定外刃22bとで構成してあり、長毛やくせ毛を荒剃り切断する。内刃21aはロータリー刃で形成し、外刃21bは網刃で形成し、可動内刃22aおよび固定外刃22bは断面逆U字状のスリット刃で形成してある。
第2伝動系は、巻掛伝動機構の中途部から分岐されて、回転動力をモーター20の上方へ伝動する。詳しくは、分岐軸40の一端に固定されてタイミングベルト34と噛み合う分岐プーリー41と、分岐軸40の他端に固定したフェースギヤ42と、フェースギヤ42に噛み合う中間ギヤ43と、中間ギヤ43に噛み合うカムギヤ44と、カムギヤ44に一体形成された偏心カム45と、偏心カム45で左右方向に往復駆動される振動子46とで第2伝動系を構成し、振動子46の上面に設けた駆動軸47でセンター刃22の内刃22aを駆動する。振動子46の往復動作は、図示していない揺動レバーできわぞり刃8に伝動される。
図5において、符号54はモーター20を収容するモーターケースである。モーターケース54はアルミニウムを素材とするダイキャスト成形品からなる。モーターケース54の上部に組み付けられるケース内に、第2伝動系の構成部品が収容されている。
上記構成のヘッドユニット2を前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ傾動可能に浮動支持するために、電装品ユニット3の内フレーム11とヘッドユニット2との間に浮動支持構造が設けられている。浮動支持構造は、本体ケース1側に設けられる下浮動構造と、ヘッドユニット2側に設けられて下浮動構造で支持される上浮動構造とで構成する。
図6、図7、図8において下浮動構造は、内フレーム11の上部に設けたフロート枠56と、フロート枠56で前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持される下浮動台57と、フロート枠56と下浮動台57との間に介装されて下浮動台57を押し上げ付勢する左右一対の第1付勢ばね58などで構成する。第1付勢ばね58は圧縮コイル形のばねで形成してある。
図4および図6においてフロート枠56は、内フレーム11の電池収容部の上端左右に突設した左右一対の側枠59と、電池収容部の上端前後に突設される前後二組のリブ壁60と、これら両者59・60で支持される横長長円状のシール枠61などで構成してあり、その内底部分に設けたボスで第1付勢ばね58の下端を受け止める。左右の側枠59のそれぞれに、後述する左右の支点ピン70を移行案内するガイド溝62が縦長長円状に形成されており、前後一対ずつのリブ壁60によって、後述する前後の支点ピン72を移行案内するガイド溝63が形成されている。図8に示すように後者ガイド溝63は、ヘッドユニット2の傾斜に沿って前側に傾斜しており、その上端は開放している。フロート枠56に対する下浮動台57の組み付けを簡便化するためである。
図7において下浮動台57は、横長長方形状の台本体68を有し、その左右両側に下向きに突出する脚片69を設け、両脚片69の下端外面に左右一対の丸軸からなる支点ピン70を突設し、台本体68の前後中央に下向きに突出する脚片71を設け、両脚片71の下端外面に左右一対の丸軸からなる支点ピン72を突設してなる。台本体68の下面左右には、第1付勢ばね58の上端を受け止めるボス73が突設されている。台本体68の周面には、後述するケースパッキン75を装着するためのシール溝74が周回状に形成されている。
電装品ユニット3を水密状にシールするために、下浮動台57とフロート枠56(内フレーム)との間にはケースパッキン75を配置する。図8においてケースパッキン75は、上下面が開口するスカート状の成形パッキンからなり、その上開口がシール溝74に嵌め込まれ、スカート壁の下開口がシール枠61に嵌め込まれて下浮動台57とフロート枠56との間を封止する。スカート壁の下開口は、本体ケース1の内面壁とシール枠61とに密着して、両者1・61の隙間を封止する(図1参照)。装着状態におけるケースパッキン75は、ヘッドユニット2を中立位置へ戻すように作用して、第1付勢ばね58の中立位置への復帰付勢作用を補助する。
図7および図8において上浮動構造は、下浮動台57とヘッドユニット2との間に設けられて、ヘッドユニット2を左右傾動可能に支持する。詳しくは、台本体68の前後中央に前後一対の浮動アーム78を立設し、両アーム78の上部対向面に支軸79を突設する。さらに、モーターケース54の周面前後に傾動ボス80を形成し、この傾動ボス80を支軸79で左右揺動自在に支持する。台本体68とモーターケース54の下面との間には、モーターケース54(ヘッドユニット2)を中立位置へ復帰付勢するための、圧縮コイル形のばねからなる第2付勢ばね81が配されている。
図1に示すように、電装品ユニット3から導出した給電リード84の端部は、モーターケース54内のモーター20に接続するが、その配線経路を水密状に封止するために、モーターケース54の底面と台本体68の上面とをフレキシブルチューブ85で接続している。給電リード84は、フレキシブルチューブ85内の空間と、台本体68およびボス73を上下に貫く通口86とを介して、電装品ユニット3とモーター20とを接続する。
上記のように、浮動支持構造が下浮動構造と上浮動構造とで構成されていると、下浮動構造によって発揮される全方位方向の浮動動作と、上浮動構造によって発揮される左右傾動動作とを、個別にあるいは同時複合的に発揮させることが可能となるので、ヘッドユニット2の傾動姿勢の変化幅を拡大できるうえ、ひげ切断面の肌面に対する追随変位をより適確に行うことができる。例えば、ヘッドユニット2が右横方向へ傾いた状態のままで、肌面の変化に対応してヘッドユニット2を右斜め前方向へ追随傾動させることができる。
第1付勢ばね58と第2付勢ばね81との弾性力は次のように設定する。下浮動台57を押し上げ付勢する個々の第1付勢ばね58の弾性力が、ヘッドユニット2を中立位置へ向かって復帰付勢する第2付勢ばね81の弾性力より大きくなるように設定して、ひげ切断面に外力が作用するとき、まずヘッドユニット2が左右傾動したのち、引き続き下浮動台57を傾動ないし沈み込ませるようにする。もちろん、ヘッドユニット2に傾動モーメントが作用しない状態では、ヘッドユニット2は下浮動台57とともに沈み込むことになる。
第1・第2の両付勢ばね58・81の弾性力が上記のように設定されていると、下浮動台57がいたずらに全方位方向へ傾動変位するのを防止できるので、ヘッドユニット2の肌面に対する追随姿勢の自由度を向上しながら、ヘッドユニット2がふらつくのを防止できる。ヘッドユニット2の傾動姿勢がどのように変化しても、各支点ピン70・72とガイド溝62・63とは、図9に示すように常に係合状態を維持し続けるので、ヘッドユニット2が縦中心軸まわりに旋回するのを確実に防止でき、このこともヘッドユニット2のふらつき防止に役立っており、全体として常に適確にひげ切断を行える電気かみそりを得ることができる。
因みに第1・第2の両付勢ばね58・81の弾性力が同じか、先の設定と逆の関係になっていると、ひげ切断面を肌面の変化に追随させるのが容易になるが、僅かな外力の変化でヘッドユニット2の姿勢が変化し、ふらつきやすくなるので、ひげ切断を適切に行うことが困難になる。
上記の電気かみそりの使いやすさをさらに向上するために、図1に示すように上浮動構造と下浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G1を、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置させ、さらに上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2を、上浮動構造の傾動中心P2より上方に位置させる。
なお、上浮動構造と下浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G1とは、ヘッドユニット2と下浮動台57の合成重心位置を意味しており、下浮動台57を支持するフロート枠56及び第1付勢ばね58は重心G1を決定するうえで無関係である。上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2についても同様であり、下浮動台57に設けた浮動アーム78及び第2付勢ばね81は重心位置G2を決定するうえで無関係である。図10以下の図面に示す浮動支持構造においても同じである。
上記のように、上浮動構造と下浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G1が、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置していると、ヘッドユニット2が下浮動構造の傾動中心P1まわりに任意の方向へ傾動するとき、主としてヘッドユニット2の重量、あるいはヘッドユニット2に作用する外力に基づく傾動モーメントをヘッドユニット2に作用させることができる。このときのモーメントアームは、傾動中心P1と重心位置G1とを結ぶ距離になる。
つまり、ヘッドユニット2が中立位置から僅かでも傾動すると、傾動を促進する向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用するので、ひげ切断面を肌面に密着させて、肌面の変化に容易に追随させることができる。同様に、上浮動構造を含むヘッドユニットの重心位置G2を、上浮動構造の傾動中心P2より上方に位置させると、ヘッドユニット2が上浮動構造の傾動中心P2まわりに左右傾動するとき、ヘッドユニット2が中立位置から僅かでも左右傾動すると、ヘッドユニット2に傾動を促進する向きの傾動モーメントが作用するので、ひげ切断面を肌面に密着し、肌面の変化に容易に追随させることができる。
図10は浮動支持構造に関する本発明の別実施例を示している。ここでの下浮動構造は、内フレーム11の上部に設けたフロート枠56と、フロート枠56で前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持される下浮動台57と、フロート枠56と下浮動台57との間に介装されて、下浮動台57を押し上げ付勢する左右一対の第1付勢ばね58などで構成されている。上浮動構造は先の実施例と同じである。
下浮動台57は、基本的に上記の実施例で説明した下浮動台57と殆ど同じであるが、脚片69・71、および支点ピン70・72の代わりに、台本体68の左右に前後一対ずつの逆L字状の浮動爪90を設け、これら4個の浮動爪90をフロート枠56に設けた突壁91で受け止め、左右一対の第1付勢ばね58で下浮動台57を押し上げ付勢した。他は、先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。第1・第2の両付勢ばね58・81の弾性力の関係、および重心位置G1・G2と、傾動中心P1・P2の位置関係も先の実施例と同じに設定する。以下の実施例においても同じ扱いとする。
図11は浮動支持構造に関する本発明のさらに異なる別実施例を示している。そこでは、下浮動構造を図10の浮動構造と同じように構成し、さらに上浮動構造を下浮動構造と同様の浮動構造で構成した。詳しくは、縦置き配置したモーター20をモーターホルダー92で支持し、モーターホルダー92の左右に前後一対ずつの逆L字状の浮動爪90を設けた。下浮動台57の台本体68の上面左右に保持枠93を設け、その上端に浮動爪90を係合保持する突壁91を形成した。つまり、4個の浮動爪90と、台本体68の側に設けた突壁91と、モーターホルダー92を押し上げ付勢する左右一対の第2付勢ばね81などで上浮動構造を構成して、モーターホルダー92を含むヘッドユニット2を、下浮動構造で前後左右および上下の各方向へ浮動可能に支持した。
この実施例におけるメイン刃21は、往復駆動される内刃21aと網刃からなる外刃21bとで構成した。モーター動力は振動子94を介して往復動力に変換され内刃21aに伝動される。ケースパッキン75は、モーターホルダー92に設けたシール溝74と、シール枠61とに装着されて上下の浮動構造全体をシールする。このように、上下の浮動構造をケースパッキン75で覆うと、第1、第2の付勢ばね58・81や、下浮動台57、および上浮動構造の浮動爪90や保持枠93などに、毛屑や塵埃などが付着するのを防止できるので、毛屑や塵埃などの付着に起因する腐敗臭の発生を防止できる。ケースパッキン75に付着した毛屑などは、メイン刃21などを水洗いする際に、同時に洗い流すことができる。ヘッドユニット2が傾動するときの、前記両ばね58・81のきしみ音の漏洩をケースパキン75で阻止できる利点もある。
図12は浮動支持構造に関する本発明の更なる別実施例を示している。そこでは、左右一対の可動枠95をフロート枠56の前後に設けたガイド溝96で上下スライド自在に案内支持し、各可動枠95を前後一対ずつの第1付勢ばね58で押し上げ付勢した。左右の可動枠95は逆門形に形成してあり、その前後壁に台本体68の四隅に設けた前後一対ずつの脚片97をピン98を介して連結した。台本体68の左右傾動を許す必要上、左右の可動枠95のうち図に向かって右側のピン穴99は横方向の長溝で形成した。要約すると、この実施例では左右一対の可動枠95と、4個の第1付勢ばね58と、台本体68などで下浮動構造を構成して、上浮動構造を下浮動構造で左右傾動可能に浮動支持した。上浮動構造は先の実施例と同じである。
重心位置G1・G2と、傾動中心P1・P2の位置関係は、次のように変更することができる。図13に示すように上浮動構造と下浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G1を、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置させ、さらに上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2を、上浮動構造の傾動中心P2位置を基準にして、同等位置かそれより下方に位置させる。
このように、上浮動構造と下浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G1が、下浮動構造の傾動中心P1より上方に位置していると、ヘッドユニット2が下浮動構造の傾動中心P1まわりに傾動するとき、先の実施例と同様にヘッドユニット2が中立位置から僅かでも傾動すると、傾動を促進する向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用するので、ひげ切断面を肌面に密着させて、肌面の変化に容易に追随させることができる。
また、上浮動構造を含むヘッドユニット2の重心位置G2が、上浮動構造の傾動中心P2位置を基準にして、同等位置かそれより下方に位置していると、ヘッドユニット2が上浮動構造の傾動中心P2まわりに傾動するとき、ヘッドユニット2が中立位置から一定量傾動すると、傾動を阻む向きの傾動モーメントがヘッドユニット2に作用する。つまり、ヘッドユニット2に作用する傾動モーメントは、第2付勢ばね81と協同してヘッドユニット2を中立位置へ戻す向きに作用するので、第2付勢ばね81に作用する負荷を軽減して、同ばね81の弾性劣化を防止できる。また、上下の浮動構造が同じ方向へ最大限傾いた状態においては、ヘッドユニット2を中立位置へ戻す向きの傾動モーメントが最大となるので、第2付勢ばね81のみでヘッドユニット2を中立位置へ復帰付勢する場合に比べて、ヘッドユニット2のふらつきを抑止できる。
上記の実施例では、メイン刃がロータリー式の内刃21aである場合について説明したが、メイン刃は往復動式の切刃を備えた切断刃であってもよい。モーター20は横置き型である必要は無く縦置き型であってもよい。ヘッドユニット2の縦中心軸は、ケース本体1の縦中心軸に対して傾斜させる必要はない。第1付勢ばね58は1個のみ設けることができるし、あるいは2個以上設けることもできる。第1・第2の両付勢ばね58・81は、圧縮コイルばねで形成する必要はなく、捻りコイル形のばねや板ばねを適用することができる。必要があれば、ゴムの弾性力でヘッドユニット2を復帰付勢することができる。
浮動支持構造を示す縦断正面図である。 電気かみそりの正面図である。 電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの分解斜視図である。 ヘッドユニットにおける動力伝動構造を示す縦断正面図である。 浮動支持構造を示す分解断面図である。 下浮動台とその周辺部材を示す分解斜視図である。 浮動支持構造を示す縦断側面図である。 下浮動構造の横断平面図である。 浮動構造の別実施例を示す縦断正面図である。 浮動構造のさらに別の実施例を示す縦断正面図である。 浮動構造のさらに異なる別実施例を示す縦断正面図である。 重心位置を変更した浮動支持構造の縦断正面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 ヘッドユニット
20 モーター
21 メイン刃
54 モーターケース
57 下浮動台
58 第1付勢ばね
81 第2付勢ばね
G1 上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニットの重心位置
G2 上浮動構造を含むヘッドユニットの重心位置
P1 下浮動構造の傾動中心
P2 上浮動構造の傾動中心

Claims (5)

  1. モーター(20)およびメイン刃(21)を含むヘッドユニット(2)が、本体ケース(1)とヘッドユニット(2)との間に設けた浮動支持構造で浮動支持されている電気かみそりであって、
    浮動支持構造が、第1付勢ばね(58)を含んで本体ケース(1)側に設けられる下浮動構造と、第2付勢ばね(81)を含んでヘッドユニット(2)側に設けられる上浮動構造とを有し、
    下浮動構造が、上浮動構造を前後、左右、上下の各方向のうち、少なくとも左右、上下方向へ浮動可能に支持できるよう構成されており、
    上浮動構造が、ヘッドユニット(2)を少なくとも左右方向へ傾動支持できるように構成されている電気かみそり。
  2. 上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニット(2)の重心位置(G1)が、下浮動構造の傾動中心(P1)より上方に位置しており、
    上浮動構造を含むヘッドユニット(2)の重心位置(G2)が、上浮動構造の傾動中心(P2)より上方に位置している請求項1記載の電気かみそり。
  3. 上浮動構造と下浮動構造とを含むヘッドユニットの重心位置(G1)が、下浮動構造の傾動中心(P1)より上方に位置しており、
    上浮動構造を含むヘッドユニット(2)の重心位置(G2)が、上浮動構造の傾動中心(P2)の位置を基準にして、同等位置かそれより下方に位置している請求項1記載の電気かみそり。
  4. 下浮動構造が、本体ケース(1)に前後、左右、上下、斜めの全方位方向へ浮動可能に支持される下浮動台(57)と、下浮動台(57)を押し上げ付勢する第1付勢ばね(58)とを含んでいる請求項1記載の電気かみそり。
  5. 下浮動台(57)を押し上げ付勢する第1付勢ばね(58)の弾性力が、ヘッドユニット(2)を中立位置へ向かって復帰付勢する第2付勢ばね(81)の弾性力より大きく設定されている請求項1記載の電気かみそり。
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