JP4868480B2 - 電気かみそり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、かみそりヘッドが本体ケースに対して浮動支持してある電気かみそりに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の電気かみそりは、本出願人の出願に係る特開2000−14943公報に公知である。そこでは、モーター台の上下にかみそりヘッドとモーターを組み付けてかみそりユニットを構成し、モーター台とケース本体との間に設けた左右一対のばねで、かみそりユニットを浮動可能に支持している。この電気かみそりは、上下へは自在に浮動できるが、左右、あるいは前後へは浮動できない。特開平8−182872号公報には、上下および左右方向へ浮動できる電気かみそりが開示されている。そこでは、モーターケースにモーターとかみそりヘッドを組み付けてこれら三者を1個のかみそりユニットとして構成し、かみそりユニットを本体ケースで浮動可能に支持している。詳しくは、三角形状に配置した3個の支持脚を本体ケースで上下スライド自在に支持し、支持脚の間に配置したばねでモーターケースを押し上げ付勢している。支持脚とモーターケースとは球面座を介して連結されており、3個の球面座でかみそりヘッドの前後、左右、あるいは斜めへの傾動を吸収できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の電気かみそりでは、支持脚とばねとでモーターケースを浮動支持し、支持脚上部の球面座で傾動動作を吸収するので、モーターケースがむしろ安定し過ぎた状態で支持される。そのため、ひげ切断面を肌面に沿って移動するとき、肌面の変化に追随してひげ切断面が傾動する際の応答動作が遅く、かみそりユニットの傾動を必ずしも滑らかに行うことができない。支持脚のスライド摩擦と球面座の摺動摩擦も、ひげ切断面が傾動する際の応答速度を低下させる。
【0004】
この発明の目的は、かみそりヘッドを肌の面変化に追随して滑らかに傾動させることができ、従って、かみそりヘッドのひげ切断面を肌に対して常に密着する状態で追随させて効果的にひげ切断ができる電気かみそりを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明では、かみそりヘッド2Bをむしろ不安定な状態で浮動支持して、かみそりヘッド2Bを肌の面変化に追随して滑らかに傾動できるようにする。具体的には、本発明の電気かみそりは、モーター19、およびモーター動力で駆動される内刃20等を含むかみそりヘッド2Bと、かみそりヘッド2Bを支持する本体ケース1を備えている。かみそりヘッド2Bは、本体ケース1に収容した左右一対のばね80を含む弾性材で押し上げ付勢されて浮動支持されている。かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に、かみそりヘッド2Bを前記弾性材の付勢力に抗して抜け止め保持する抜け止め構造を設ける。抜け止め構造は、かみそりヘッド2Bの下降スライドを許し、かつ、かみそりヘッド2Bの左右傾動を許す状態で互いに接当係合する、ヘッド側係合体56と、ケース側係合体66とで構成する。
【0006】
具体的には、電気かみそりは、本体ケース1と作動ユニット2とからなり、作動ユニット2は、電装品ユニット2Aと、その上部に設けられるかみそりヘッド2Bとで構成する。電装品ユニット2Aは本体ケース1に固定される内フレーム16を有し、かみそりヘッド2Bは、モーター台22と、その下部に固定されるモーター19およびモーターホルダー51を含む。内フレーム16とモーター台22との間に、かみそりヘッド2Bを浮動支持する左右一対のばね80を設ける。かみそりヘッド2Bの両側にヘッド側係合体56を設け、本体ケース1内にヘッド側係合体56のスライドガイドを兼ねるケース側係合体66を配置する。
【0007】
弾性部材は、左右一対の圧縮コイル形のばね80と、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けたゴム製弾性材15とからなる。
【0008】
かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防水シール15がゴム弾性材を兼ねている。防水シール15は、モーター台22およびモーターホルダー51と、内フレーム16および本体ケース1との間に配置されて、電装品ユニット2Aの上部を囲繞封止する。
【0009】
成形パッキンで形成した防水シール15の内側周縁15aを、モーター台22とモーターホルダー51とで上下に挟持固定する。防水シール15の外側周縁15bが本体ケース1のシール壁52と、内フレーム16に設けた内シール壁52とで内外に挟持固定する。左右一対のばね80を防水シール15の覆域内に配置する。
【0010】
ヘッド側係合体56と、ケース側係合体66との接当部を、ばね80のばね中心軸より左右外側方に位置させる。
【0011】
ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを相対回転自在に接当係合して、かみそりヘッド2Bが任意の浮動位置において両係合体56・66を中心にして前後傾動できるようにする。
【0012】
ヘッド側係合体とケース側係合体のいずれか一方を突起56で、他方を上下に長い溝66で形成する。
【0013】
本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間に、かみそりヘッド2Bの上下位置を切り換えて、前記ばね80によるかみそりヘッド2Bの押し下げ反力を複数段に変更する切換機構を設ける。切換機構は本体ケース1の外面に設けたスライドノブ11と、スライドノブ11で上下操作される枠体62と、かみそりヘッド2Bを構成するモーター台22の下部に突設されて、枠体62の下降動作を受け継ぐ一対の脚片55を含む。脚片55と枠体62とは、かみそりヘッド2Bの上下動を許す溝66と同溝66に係合する突起56を介して連結する。突起56はヘッド側係合体を兼ね、溝66はケース側係合体を兼ねる。
【0014】
ヘッド側係合体56とケース側係合体66とは、本体ケース1に設けた二重壁の間に配置する。
【0015】
この発明の電気かみそりは、モーター19、およびモーター動力で駆動される内刃20等を含むかみそりヘッド2Bと、かみそりヘッド2Bを支持する本体ケース1を備えている。本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間に、かみそりヘッド2Bの前後傾動を許す状態で互いに接当係合する、ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを設ける。内刃20、および外刃21を含むひげそりブロック91は、かみそりヘッド2Bのヘッドフレーム23で前後へ首振り自在に支持する。
【0016】
ひげそりブロック91の前後傾動角度θ1は、かみそりヘッド2Bの本体ケース1に対する前後傾動角度θ2より大きく設定する。
【0017】
ひげそりブロック91を復帰付勢するばね92の張力を、かみそりヘッド2Bを復帰付勢するばね80の張力より小さく設定する。
【0018】
【発明の作用効果】
この発明では、左右一対のばね80を主にして、これらでかみそりヘッド2Bを押し上げ付勢し浮動支持したうえで、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた抜け止め構造で、かみそりヘッド2Bを前記弾性材の付勢力に抗して抜け止め保持するので、3個の支持脚とばね、および球面座でかみそりユニットを浮動支持する従来の電気かみそりに比べて、浮動支持構造を簡素化できるうえ、組み立ての手間を省くことができ、その分だけ電気かみそりの製造コストを削減できる。かみそりヘッド2Bを左右一対のばね80で押し上げ付勢し、かみそりヘッド2Bをむしろ不安定な状態で浮動支持するので、かみそりヘッド2Bを肌の面変化に追随して滑らかに傾動できるうえ、無視できる程度にまで摩擦抵抗を軽減でき、従って、かみそりヘッドのひげ切断面を肌に対して常に密着する状態で追随させて効果的にひげ切断を行える。ヘッド側係合体56とケース側係合体66とは互いに接当係合して、かみそりヘッド2Bをばね80の付勢力に抗して抜け止め保持できる。また、かみそりヘッド2Bの下降スライドを許し、かつ、かみそりヘッド2Bの左右傾動を許す状態で、ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを接当係合するので、かみそりヘッド2Bは任意の浮動位置において左右傾動して、そのひげ切断面を肌に常に密着する状態で追随させることができる。
【0019】
電装品ユニット2Aと、その上部に設けられるかみそりヘッド2Bとで作動ユニット2を構成し、電装品ユニット2Aの内フレーム16と、かみそりヘッド2Bのモーター台22との間に配置した左右一対のばね80で、かみそりヘッド2Bを浮動支持すると、モーター台22を支持部位が2点のみの不安定な状態で支持でき、その分だけひげ切断面が傾動するときの応答動作を速やかに行える。かみそりヘッド2Bの両側に設けたヘッド側係合体56を、スライドガイドを兼ねるケース側係合体66で案内支持すると、左右遊動をケース側係合体66で規制した状態の許にかみそりヘッド2Bを浮動支持できる。
【0020】
ばね80の張力特性は直線的に変化するが、ゴム製弾性材15の場合には、その撓み量が増えるほど変形応力が急増し、変形応力は2次曲線状に変化する。従って左右一対の圧縮コイル形のばね80とゴム製弾性材15とでかみそりヘッド2Bを押し上げ付勢すると、かみそりヘッド2Bの沈み込みストロークが増えれば増えるほど、押し下げ反力を大きくでき、ばね80が過剰に変形するのを防止して、長期にわたってばね特性を適正な状態に維持できる。また、かみそりヘッド2Bの沈み込みストロークが増えれば増えるほど、押し下げ反力が大きくなるので、かみそりヘッド2Bの肌に対する密着度を高めることができる。
【0021】
かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防水シール15でゴム弾性材を兼ねる電気かみそりによれば、別途ゴム弾性材を設ける場合に比べて構造を簡素化できるうえ、防水シール15が電装品ユニット2Aの上部を囲繞封止する状態で広い範囲を覆うので、前後、左右、あるいは斜め方向への傾動時に、均等にゴム弾性を発揮できる。
【0022】
左右一対のばね80を防水シール15の覆域内に配置すると、ばね80のきしみ音がケース外へ漏れるのを確実に防止できる。防水シール15の内側周縁15aを、モーターホルダー51がモーター台22に締結されることを利用して上下に挟持固定し、防水シール15の外側周縁15bをシール壁54と内シール壁52とで内外に挟持固定すると、作動ユニット2を本体ケース1に装填して、ビスで固定するだけで、外側周縁15bを本体ケース1側のシール壁54に密着させて封止でき、作動ユニット2の本体ケース1に対する組み付けを容易化できる。
【0023】
ヘッド側係合体56と、ケース側係合体66との接当部を、ばね80のばね中心軸より左右外側方に位置させると、かみそりヘッド2Bが左右いずれかへ傾動するとき、左右双方のばね80を弾性変形させることができるので、外力が開放されるのと同時に、左右のばね80でかみそりヘッド2Bの姿勢を即座に復帰操作でき、従って、かみそりヘッド2Bが浮動位置へ復帰するときの応答速度を向上できることとなる。
【0024】
ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを相対回転自在に接当係合すると、かみそりヘッド2Bを任意の浮動位置において左右傾動可能としながら、両係合体56・66を中心にして前後傾動できるので、ひげ切断面を肌面の変化に対してさらに確実に追随させて、ひげ切断をさらに効果的に行うことができる。
【0025】
ヘッド側係合体とケース側係合体のいずれか一方を突起56で、他方を上下に長い溝66で形成すると、突起56の上下スライド軌跡を常に一定にでき、従って、かみそりヘッド2Bが上下浮動するときの前後遊動を規制できる。
【0026】
本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間に、かみそりヘッド2Bの押し下げ反力を複数段に変更する切換機構を設け、切換機構を構成する脚片55に設けた突起56でヘッド側係合体を兼ね、枠体62に設けた溝66でケース側係合体を兼ねると、構造を簡素化できその分だけ電気かみそりの製造コストを削減できる。
【0027】
ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを、本体ケース1に設けた二重壁の間に配置するので、例えば電気かみそりが床面に落下するような場合に、衝撃を受けたヘッド側係合体56がケース側係合体66から抜け出るのを内外の壁で防止して、切換機構の信頼性を向上できる。
【0028】
かみそりヘッド2Bを前後傾動可能としたうえで、内刃20、および外刃21を含むひげそりブロック91を、かみそりヘッド2Bに対して前後へ首振り自在に支持した電気かみそりによれば、ひげそりブロック91とかみそりヘッド2Bの両者が複合的に前後傾動する状態でひげ切断を行えるので、肌面の変化に対するひげ切断面の追随動作をより円滑なものとすることができ、従って肌にストレスを与えることなく好適なひげ切断を行える。
【0029】
ひげそりブロック91の前後傾動角度θ1を、かみそりヘッド2Bの本体ケース1に対する前後傾動角度θ2より大きく設定すると、ひげそりブロック91が傾動することで、ひげ切断面を肌面の変化に追随して密着させることができ、従って、θ2がθ1より大きく設定してある場合に比べて、過度にかみそりヘッド2Bが傾動し、ふにゃふにゃした状態になるのを避けて、肌に対してひげ切断面をより適切にフィットさせることができる。
【0030】
ひげそりブロック91を復帰付勢するばね92の張力を、かみそりヘッド2Bを復帰付勢するばね80の張力より小さく設定した電気かみそりによれば、ひげ切断面を肌に沿って小刻みに往復操作する場合などに、ひげそりブロック91をより小さな力で傾動できるので、そのひげ切断面を肌面の変化に支障なく追随させて、ひげそりブロック91をより滑らかに移動操作できる。
【0031】
【実施例】
図1ないし図16はこの発明に係る水洗い式の電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において、電気かみそりは、上面および下面が開口する筒状の本体ケース1と、本体ケース1に対して差し込み装填される作動ユニット2と、下面側のケース開口を塞ぐ底蓋3と、本体ケース1の前外面に装着される前カバー4および表示パネル5と、ケース後面の上下に配置されるきわぞり刃ユニット6および切換ノブ7などを備えている。表示パネル5の上下には、モーター起動用のスイッチボタン8や、運転モードを切り換えるモード切換ボタン9、および両ボタン8・9の切り換え状態を表示する表示灯10などが設けてある。符号11はかみそりヘッド2Bの押し下げ反力を大小に切り換えるスライドノブであり、その詳細は後述する。
【0032】
図3において、作動ユニット2は、下半側の電装品ユニット2Aと、その上部に設けられるかみそりヘッド2Bとからなり、これら両者2A・2Bの間は防水シール(ゴム製弾性材)15で封止してある。この防水シール15は、後述するようにかみそりヘッド2Bを補助的に押し上げ付勢する弾性材として機能する。電装品ユニット2Aは、プラスチック成形品からなる内フレーム16に、2次電池17と、スイッチやLED、および電子部品等が実装された回路基板18などを組み付けて構成してある。かみそりヘッド2Bには、モーター19と、前後一対の回転式の内刃20、外刃21、およびセンター刃38などが組まれたひげそりブロック91と、モーター動力を内刃20や先のきわぞり刃ユニット6へ伝える伝動機構などが設けられる。
【0033】
作動ユニット2を本体ケース1内に装填し、電装品ユニット2Aと本体ケース1に内嵌した底蓋3とをビスで締結し、先の防水シール15を本体ケース1のシール壁54の内面に密接させ、さらに底蓋3側の締結部をOリングやパッキンでシールすることにより、電装品ユニット2A側への水の浸入を阻止し、かみそりヘッド2Bの水洗いを可能としている。モーター19の出力軸19aの部分には水密用のパッキン12が設けてある(図5参照)。
【0034】
図4において、かみそりヘッド2Bは、モーター19が固定されるモーター台22と、モーター台22に順に組まれるヘッドフレーム23、内刃支持台24、内刃フレーム25、および外刃ホルダー26と、これらの外殻体に組まれる多数の部品などで構成する。先の内刃20は内刃フレーム25に、外刃21とセンター刃38とは外刃ホルダー26にそれぞれ組み付けてある。かみそりヘッド2Bの下部には第1伝動室27が、さらにその一側部には第2伝動室28がそれぞれ区画してある。モーター19の動力は、第1伝動室27に収容したギヤ群を介して最初は横向きに、次いで第2伝動室28に収容した巻掛伝動機構で上向きに伝動され、終段ギヤ29と内刃ギヤ30を介して前後一対の内刃20へと伝えられる。
【0035】
図5および図6においてギヤ群は、モーター動力を減速して伝動する4個の平歯車G1〜G4と、隔壁31を左右に貫通する中間軸32と終段ギヤG4との間に設けた一対の傘歯車33・34とで構成する。ギヤ群から生じるギヤ騒音が、第1伝動室27から第2伝動室28へ素通しで伝播するのを防ぐために、両伝動室27・28の間を隔壁31で密閉状に区分している。図5に示すようにモーター19の出力軸19aに固定される初段の平歯車G1の上部に2個の偏心カム35・36を設け、これらの偏心カム35・36できわぞり刃用の振動子37と、センター刃38用の振動子39とを同時に往復駆動できるようにしている。
【0036】
図7に示すように、巻掛伝動機構は、中間軸32に固定した原動プーリー42と、終段ギヤ軸43に固定した従動プーリー44と、両プーリー42・44に巻き掛けたタイミングベルト45と、タイミングベルト45の弛み側移行軌跡の外側に配置したテンション体46とで構成する。テンション体46は軸47まわりに前後揺動でき、ばね48で反時計回転方向へ揺動付勢されて、先端のローラー49がタイミングベルト45に外接して張力調整を行う。
【0037】
モーター台22は、前後壁と左右壁とで囲まれた上面が開口する枠体からなり、図8および図9に示すようにその下面にモーター19と、モーターホルダー51が固定してある。モーター台22とモーターホルダー51とで、先の防水シール15の内側周縁15aを上下に挟持固定している。防水シール15の外側周縁15bは、内フレーム16の上部の内シール壁52の外周面に設けた装着溝53(図10参照)に嵌込み装着してある。この嵌込み部分の外周面が本体ケース1の上部内面のシール壁54の内面に密接して、本体ケース1と内フレーム16との間を封止している。モーター台22の両側下部には、前後一対の脚片55が突設され、その突端外側面に丸軸からなる突起(ヘッド側係合体)56が形成してある。脚片55の機能は後述する。
【0038】
モーターホルダー51は、上向きに開口する筒枠状のケースであって、左右側面の上部に前後一対の抜け止め用の保持脚片57を突設し、両保持脚片57の間にばね座58を突設する。内フレーム16の上部にはモーターホルダー51を収容する内シール壁52を周回状に設け、その左右の内底壁に先の保持脚片57およびばね座58に対応する前後一対の受爪59とばね座60を設けている。上下のばね座58・60の間に圧縮コイル形のばね(弾性材)80を配置した状態で、モーターホルダー51を内フレー16に組み付けることにより、保持脚片57の下端の爪が受爪59と係合して、かみそりヘッド2Bが電装品ユニット2Aに対して、ばね80の弾性に抗して抜け止め保持される。作動ユニット2を本体ケース1に組み込んだ状態において、図5に示すようにばね80は防水シール15の覆域内に位置するので、ばね80のきしみ音がケース外へ漏れるのを確実に防止できる。
【0039】
かみそりヘッド2Bの浮動動作を一部規制するために、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に切換機構を設けている。図12において切換機構は、本体ケース1と前カバー12との間に配置した枠体62と、前カバー12の前面上部に配置したスライドノブ11と、スライドノブ11の左右スライド動作を上下動作に変換するカム構造と、枠体62の動作を受け継ぐためにモーター台22に設けた左右一対の脚片55などで構成する。
【0040】
図13において、枠体62は左右一対の腕部63と、両腕部63どうしを傾斜壁64を介して繋ぐ枠基部65とを一体に備えたステンレス製のプレス金具からなる。各腕部63には、先の脚片55の突起56と係合する縦長長円状の溝(ケース側係合体)66が通設してある。枠基部65の中央上縁には階段状のカム部67を形成し、その下縁に下向きの切欠68を形成する。
【0041】
図12および図14に示すように、枠体62は、腕部63の溝66が脚片55の突起56と係合する状態で、本体ケース1のシール壁54の外面開口縁に沿って配置されて、本体ケース1と前カバー4との二重壁で上下動のみ自在に摺動案内されている。詳しくは、本体ケース1のシール壁54と前カバー4の上壁部の左右に設けたガイド部70とで枠基部65を前後に挟んで、枠基部65がシール壁54の外面に沿って上下摺動できるようにし、さらに、シール壁54の外面に突設した左右一対のリブ71(図13参照)で、切欠68の垂直の縦側縁を案内して、枠体62が左右に傾動するのを規制している。上下摺動時には、傾斜壁64がシール壁54の両側に位置する部分円弧状のコーナー部72で受け止められており、このことも枠体62が左右に傾動するのを規制することに役立っている。このように、本体ケース1の一部を二重壁で構成し、脚片55の突起56と腕部63の溝66を二重壁の間に収容すると、例えば電気かみそりが床面に落下するような場合に、衝撃を受けた突起56が溝66から抜け出るのを、内外の壁で確実に防止できる。
【0042】
スライドノブ11は、前カバー4に設けたスライド溝73に沿って左右スライド自在に支持されている。カム構造は、スライドノブ11の内面に配置されて、回転自在に軸支してある筒状のローラー74と、先の枠基部65に設けたカム部67とからなる。ローラー74はスライドノブ11の内面に設けた爪75で回転自在に係合保持されており、その周面の段部がスライド溝73の開口内縁と接当して、スライドノブ11を脱落不能に保持している。前カバー4にスライドノブ11を組み付けた状態において、ローラー74の周面はカム部67と交差し、さらにシール壁54の上縁に設けたガイド凹部76で受け止められている。つまり、スライドノブ11は、前カバー4の前面と、スライド溝73と、ガイド凹部76の三者で直接、あるいはローラー74を介して間接的に案内支持されている。
【0043】
図12に示すように常態においては、ローラー74はカム部67の下側の段部に嵌り込んでおり、このとき突起56は溝66の上端に位置している。この状態から、スライドノブ11を図15に示すように、図に向かって右側へスライド操作すると、枠体62がばね80の付勢力に逆らって押し下げ操作され、上側の段部がローラー74で受け止められて上昇不能に保持される。つまり、かみそりヘッド2Bは、全浮動が可能な浮動位置(図2に示す状態)から、浮動動作が規制された規制位置(図15に示す状態)へと切り換えられる。因みに、この実施例におけるかみそりヘッド2Bは、浮動位置において約4mm下降移動できるが、規制位置においては、下降ストロークが1.5mmに規制される。かみそりヘッド2Bを全浮動ストローク分だけ押し込んだ状態においてはばね80が全圧縮されるので、それ以上かみそりヘッド2Bを下降操作できない。このとき、突起56は溝66の下端と僅かな隙間を介して対向している。
【0044】
上記のように、かみそりヘッド2Bは本体ケース1に対して上下浮動でき、上下動作するとき、枠体62の腕部63は脚片55の外面を摺動案内して、かみそりヘッド2Bの左右遊動を規制する。また、溝66は突起56の前後遊動を規制して、突起56の上下スライド軌跡を常に一定にする。突起56を丸軸で形成し、溝66を長円溝で形成したうえで、モーター台22と本体ケース1との前後間に浮動隙間E1を確保することにより、かみそりヘッド2Bは浮動位置と規制位置、あるいは任意の上下位置において図16に示すように前後に傾動できる。さらに、脚片55とシール壁54との間に浮動隙間E2を確保することにより、かみそりヘッド2Bは、図1に示すように任意の上下位置において左右傾動できる。
【0045】
左右の脚片55は本体ケース1の左右両側に配置されていて、脚片55の左右間隔はばね80の左右間隔よりはるかに大きい。そのため、図1に示すように、かみそりヘッド2Bの例えば左端が押されて、右側の突起55を支点にして本体ケース1側へ斜めに沈み込むとき、左側のばね80はもちろん、右側のばね80も圧縮変形される。従って、外力が開放されるのと同時に、両ばね80でかみそりヘッド2Bの姿勢を即座に復帰操作できる。つまり、かみそりヘッド2Bが浮動位置へ復帰するときの応答速度を向上できる。
【0046】
図4においてヘッドフレーム23は、下向きに開口するケース部82と、ケース部82の左右両端に立設した側壁83とを有し、ケース部82をモーター台22に蓋合わせ状に接合固定することにより、両者22・23の接合面間に第1伝動室27を区画している。この接合状態において側壁83と隔壁31とは面一状になっており、これら両者31・83と、これらに被せ付けられるカバー84とで第2伝動室28を区画している。カバー84は側壁83に着脱可能に係合固定してある。
【0047】
内刃支持台24は、上向きに開口する区画を備えた台基部85と、その左右両端から立設した左右一対の腕86と、台基部85の上面開口を塞ぐ蓋体87とからなる。左右の腕86の上部に設けた軸をヘッドフレーム23の側壁83の上部の軸受81で軸支することにより、内刃支持台24は前後揺動自在に、つまりひげそりブロック91の全体が、ヘッドフレーム23に対して首振り可能に軸支される。一対の腕86の間に、後述する内刃フレーム25が着脱自在に圧嵌係合される。台基部85の内部には、内刃支持台24に外嵌装着した外刃ホルダー26を、抜け外れ不能にロック保持するためのロック機構と、センター刃38用の振動子39とが設けられる。
【0048】
内刃フレーム25は、基壁88と、基壁88の左右両端に立設した一対の側壁89とを有し、両側壁89の上端間に前後一対の内刃20をそれぞれ回転自在に軸支している。図4に向かって左方の内刃軸には小直径の内刃ギヤ30が固定してあり、このギヤ30が内刃フレーム25に設けた終段ギヤ29と噛み合うことにより、モーター動力を前後の内刃20へ同時に伝えるようになっている。内刃清掃のために、各内刃20の下方に回転ブラシ90を配置し、その左右端を側壁89に組み付けたスライドピースで回転自在に軸支している。内刃フレーム25は、内刃支持台24に対してその上方から係合装着されて、ひげそりブロック91を構成する。なお、ひげそりブロック91の前後傾動角度θ1(図7参照)は、かみそりヘッド2Bの本体ケース1に対する前後傾動角度θ2(図16参照)より大きく設定されており、さらに、ひげそりブロック91の前後方向の合計傾動角度は、かみそりヘッド2Bの本体ケース1に対する前方向の傾動角度θ2と、後方向の傾動角度θ2′との合計傾動角度より大きく設定してある。整理すると、(θ1>θ2、θ1>θ2′)であり、(θ1+θ1>θ2+θ2′)の関係を満足している。ひげそりブロック91を復帰付勢するばね92(図3参照)の張力は、かみそりヘッド2Bを復帰付勢するばね80の張力より小さく設定してある。因みに、ひげそりブロック91をかみそりヘッド2Bより小さな力で傾動できれば必ずしもばねで復帰付勢する必要はなく、ばねは省くことができる。この場合、ヘッドフレーム23の軸受81と、この軸受81で支持される内刃支持台24の軸部との間の摩擦によって、位置保持する構造となる。
【0049】
電気かみそりの使用時には、肌やひげの状態に応じてスライドノブ11をソフト位置とハード位置のいずれかに切り換えて、かみそりヘッド2Bの押し下げ反力を硬軟いずれかに設定する。例えば、普通にひげそりを行う場合には、スライドノブ11をソフト位置に位置させて、かみそりヘッド2Bを全浮動できるようにし、かみそりヘッド2Bの沈み込みを容易化して肌に密着しやすくする。また、深ぞりを行う場合には、スライドノブ11をハード位置へスライド操作してかみそりヘッド2Bの押し下げ反力を大きくすることによって、深ぞりできるようにする。規制位置においては、ばね80が半ば圧縮された状態でかみそりヘッド2Bを位置保持するので、より小さな押し付け力でかみそりヘッド2Bを肌に強く押し付けることができ、その結果、深ぞりできるのである。このとき、腕部63の下端は本体ケースで下降不能に受け止められている。
【0050】
かみそりヘッド2Bは、浮動位置と規制位置のいずれにおいても、ばね80と防水シール15の押し上げ力に抗して上下に浮動でき、しかも前後および左右に傾動できる。かみそりヘッド2Bは、主として2個のばね80で押し上げ付勢されていて、ヘッド側係合体(突起)56と、ケース側係合体66(溝)との連結部、即ち、枠体62の腕部63(連結部)で抜け止めされている。そのため、かみそりヘッド2Bを押し込み操作して、突起56と溝66の上端とが離れた状態では、かみそりヘッド2Bは2個のばね80のみで支えられた状態、つまり、極めて不安定な状態で支えられていることになる。従って、かみそりヘッド2Bは外力に従って傾動するしかなく、その結果、ひげ切断面を肌に対して滑らかに追随させることができる。
【0051】
上記の実施例では、かみそりヘッド2Bの浮動動作を規制する枠体62を利用して突起56を接当係合したが、その必要はなく、枠体62の腕部(連結部)63に相当する部材を本体ケース1に装着して、脚片55を係合保持することができる。本体ケース1の内面に溝66を一体に形成することができる。もちろんケース側係合体を突起56で形成し、ヘッド側係合体を溝で形成することができる。溝は切欠や凹部、あるいは長穴状のボスや、枠体で形成することができ、要はかみそりヘッド2Bの下降移動を許す状態で、脚片55と枠体62とが連結してあればよい。上記の実施例では、かみそりヘッド2Bを電装品ユニット2Aに組み付けた状態において、両者を分離不能に一体化するために、保持脚片57を受爪59に係合したが、その必要はなく、モーター台22と本体ケース1の形状によっては、保持脚片57と受爪59は省略することができる。その場合には、モーター台22の側面に突起56を直接突設することができる。
【0052】
上記の実施例では、スライドノブ11を前カバー4で左右スライド自在に支持したので、その左右動作を上下動作に変換する必要上、スライドノブ11と枠体62との間に動作変換用のカム構造を設けたが、スライドノブ11を上下方向へ切り換え操作する場合にはカム構造を省略することができる。ただし、この場合には、スライドノブ11を規制位置に位置保持するために、節動機構や位置ロック機構などの位置保持構造を付加する。スライドノブ11は左右または上下スライドする以外に、押しボタン状にあるいは回転ダイヤル状等に構成することができる。
【0053】
枠体62に設けるカム部67は、2段以上、3段でも4段でも必要な段数に形成することができる。枠体62はカム構造63以外に、揺動レバーで下降操作できる。この発明は内刃9が一個のみ設けてある電気かみそりや、レシプロ式の内刃を備えた電気かみそり、あるいは内刃が縦軸まわりに回転する電気かみそりにも適用できる。かみそりヘッド2Bの内刃支持台24および内刃フレーム25は、ヘッドフレーム23で首振り不能に支持してあってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】かみそりヘッドの浮動構造を示す一部破断正面図である。
【図2】電気かみそりの正面側の斜視図である。
【図3】本体ケースのみを断面した分解側面図である。
【図4】かみそりヘッドの分解正面図である。
【図5】かみそりヘッドの縦断正面図である。
【図6】ギヤ伝動機構を示す横断平面図である。
【図7】巻掛伝動機構の側面図である。
【図8】かみそりヘッドと電装品ユニットの接続構造を示す分解断面図である。
【図9】モーター周辺部の分解断面図である。
【図10】モーター台と内フレームの分解斜視図である。
【図11】かみそりヘッドの縦断側面図である。
【図12】かみそりヘッドを浮動位置に切り換えた状態の概略正面図である。
【図13】切換機構の分解斜視図である。
【図14】切換機構の横断平面図である。
【図15】かみそりヘッドを規制位置に切り換えた状態の概略正面図である。
【図16】かみそりヘッドの前後傾動動作を示す一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 作動ユニット
2A 電装品ユニット
2B かみそりヘッド
15 防水シール
16 内フレーム
19 モーター
22 モーター台
51 モーターホルダー
55 脚片
56 突起
62 枠体
66 溝(ケース側係合体)
80 ばね
Claims (12)
- モーター19、およびモーター動力で駆動される内刃20等を含むかみそりヘッド2Bと、かみそりヘッド2Bを支持する本体ケース1を備えており、
かみそりヘッド2Bは、本体ケース1に収容した左右一対のばね80を含む弾性材で押し上げ付勢されて浮動支持されており、
かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に、かみそりヘッド2Bを前記弾性材の付勢力に抗して抜け止め保持する抜け止め構造が設けられており、
抜け止め構造が、かみそりヘッド2Bの下降スライドを許し、かつ、かみそりヘッド2Bの左右傾動を許す状態で互いに接当係合する、ヘッド側係合体56と、ケース側係合体66とで構成してあり、
ヘッド側係合体56と、ケース側係合体66との接当部が、ばね80のばね中心軸より左右外側に位置させてあることを特徴とする電気かみそり。 - 本体ケース1と作動ユニット2とからなり、作動ユニット2は、電装品ユニット2Aと、その上部に設けられるかみそりヘッド2Bとで構成されており、
電装品ユニット2Aは本体ケース1に固定される内フレーム16を有し、かみそりヘッド2Bは、モーター台22と、その下部に固定されるモーター19およびモーターホルダー51を含み、
内フレーム16とモーター台22との間に、かみそりヘッド2Bを浮動支持する左右一対のばね80が設けられており、
かみそりヘッド2Bの両側にヘッド側係合体56が設けられ、本体ケース1内にヘッド側係合体56のスライドガイドを兼ねるケース側係合体66が配置してある請求項1記載の電気かみそり。 - 弾性部材が、左右一対の圧縮コイル形のばね80と、かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けたゴム製弾性材15とからなる請求項1または2記載の電気かみそり。
- かみそりヘッド2Bと本体ケース1との間に設けた防水シール15がゴム弾性材を兼ねており、
防水シール15は、モーター台22およびモーターホルダー51と、内フレーム16および本体ケース1との間に配置されて、電装品ユニット2Aの 上部を囲繞封止している請求項1、2または3記載の電気かみそり。 - 成形パッキンで形成した防水シール15の内側周縁15aが、モーター台22とモーターホルダー51とで上下に挟持固定され、防水シール15の外側周縁15bが本体ケース1のシール壁54と、内フレーム16に設けた内シール壁52とで内外に挟持固定されており、
左右一対のばね80が防水シール15の覆域内に配置してある請求項1、2、3または4記載の電気かみそり。 - ヘッド側係合体56とケース側係合体66とを相対回転自在に接当係合して、かみそりヘッド2Bが任意の浮動位置において両係合体56・66を中心にして前後傾動できる請求項1、2、3、4または5記載の電気かみそり。
- ヘッド側係合体とケース側係合体のいずれか一方が突起56で、他方が上下に長い溝66で形成してある請求項1、2、3、4、5または6記載の電気かみそり。
- 本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間に、かみそりヘッド2Bの上下位置を切り換えて、前記ばね80によるかみそりヘッド2Bの押し下げ反力を複数段に変更する切換機構が設けられており、
切換機構は本体ケース1の外面に設けたスライドノブ11と、スライドノブ11で上下操作される枠体62と、かみそりヘッド2Bを構成するモーター台22の下部に突設されて、枠体62の下降動作を受け継ぐ一対の脚片55を含み、
脚片55と枠体62とは、かみそりヘッド2Bの上下動を許す溝66と同溝66に係合する突起56を介して連結されており、
突起56がヘッド側係合体を兼ね、溝66がケース側係合体を兼ねている請求項1、2、3、4、5、6または7記載の電気かみそり。 - ヘッド側係合体56とケース側係合体66とが、本体ケース1に設けた二重壁の間に配置してある請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の電気かみそり。
- モーター19、およびモーター動力で駆動される内刃20等を含むかみそりヘッド2Bと、かみそりヘッド2Bを支持する本体ケース1を備えており、
本体ケース1とかみそりヘッド2Bとの間に、かみそりヘッド2Bの前後傾動を許す状態で互いに接当係合する、ヘッド側係合体56とケース側係合体66とが設けられており、
内刃20、および外刃21を含むひげそりブロック91が、かみそりヘッド2Bのヘッドフレーム23で前後へ首振り自在に支持してある電気かみそり。 - ひげそりブロック91の前後傾動角度θ1が、かみそりヘッド2Bの本体ケース1に対する前後傾動角度θ2より大きく設定してある請求項10記載の電気かみそり。
- ひげそりブロック91を復帰付勢するばね92の張力が、かみそりヘッド2Bを復帰付勢するばね80の張力より小さく設定してある請求項10または11記載の電気かみそり。
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