JP4573257B2 - 電気かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、メイン刃を回転駆動する第1伝動系と、例えばセンター刃やきわ剃り刃、あるいは、ひげ起こし体やマッサージ具などのひげそりに付随する補助機器を駆動する第2伝動系を備えている電気かみそりに関し、なかでもモーターが横置き配置してある電気かみそりにおける、両伝動系の動力分岐構造と第2伝動系の伝動構造に改良を加えたものである。
ロータリー式の電気かみそりにおけるモーターの配置形態を大別すると、縦置き配置と横置き配置とに分けることができる。モーターを縦置き配置すると、モーター動力を比較的簡単に分岐できるものの、モーターからメイン刃に至る第1伝動系が複雑化しやすい。モーターを横置き配置する場合には、モーターの一側に第1伝動系を配置する関係で、第1伝動系を簡素化できるものの、第2伝動系への動力分岐構造や伝動構造が複雑になりやすい。
本発明に係る電気かみそりは、横置き配置したモーターの回転動力をメイン刃に伝える第1伝動系と、第1伝動系から分岐されて、きわ剃り刃やセンター刃などの補助機器を駆動する第2伝動系とを備えているが、このように2系統の伝動系を備えた電気かみそりは、例えば特許文献1に公知である。そこでは、ギヤトレインで構成される第1伝動系と、第1伝動系から分岐した回転動力を往復動力に変換する起振構造を含む第2伝動系を備えている。
起振構造は、回転駆動される偏心カムと、偏心カムで往復駆動される揺動アームとからなる。揺動アームは、横置き配置したモーターの下方に配置されるL字状の揺動レバーと、揺動レバーの一方のレバー端に立設される受動片とを一体に備えており、受動片を偏心カムの駆動ピンで往復駆動して回転動力を往復動力に変換する。揺動アームの往復動力は、きわ剃りレバーで往復ストロークを増幅したのち、きわ剃り刃に伝動する。
本発明では、第1伝動系の一部を巻掛伝動機構で構成するが、この種の電気かみそりは特許文献2に公知である。そこでは、縦置き配置したモーターの回転動力を平歯車群で減速したのち、減速された動力を、かみそりヘッドの一側に設けた巻掛伝動機構を介してメイン刃に伝動する。巻掛伝動機構は、原動プーリーと従動プーリー、および両プーリーに巻き掛けられるタイミングベルトなどで構成してある。
特開平8−38751号公報(段落番号0030、図1) 特開2002−306864号公報(段落番号0034、図1)
特許文献1の起振構造によれば、モーターの下面を含む周辺部に、揺動アームおよびきわ剃りレバーの動作スペースを確保する必要があるので、揺動アームおよびきわ剃りレバーの周辺にデッドスペースを生じやすく、本体ケース内の空間利用に無駄がある。揺動アームを駆動する偏心カムは、モーターの出力軸に固定した原動ギヤと一体に形成してある。そのため、モーターの出力軸に偏心カムの駆動反力(交番荷重)が継続して作用するのを避けられず、使用期間が長引くのに伴ってモーターが傷みやすい。揺動アームで変換した往復動力のストロークを、きわ剃りレバーで増幅したうえできわ剃り刃に伝動するので、第2伝動系の伝動経路が複雑になるのを避けられず、その分だけ動力損を生じやすい。
本発明の目的は、回転動力をメイン刃に伝える第1伝動系と、第1伝動系から分岐されて、きわ剃り刃、センター刃、あるいはひげそりに付随する補助機器を駆動する第2伝動系を備えている電気かみそりにおいて、両伝動系の分岐構造、および第2伝動系の伝動構造に関して、構造の簡素化と省スペース化とを同時に実現し、さらにモーターに対する負荷の軽減を実現できる電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、第1・第2の両伝動系とモーターとを高い位置精度の許に組み立てることができ、したがって全体の動力損が少ない電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりは、横置き配置されたモーター25を備えており、本体ケース1の上部のヘッドユニット2に回転刃を含むメイン刃26が配置され、メイン刃26に隣接してひげそりに付随する補助機器27が配置してある。メイン刃26とモーター25との間に、モーター動力をメイン刃26に伝動する第1伝動系が設けられ、第1伝動系と補助機器27との間に、モーター動力を補助機器27に伝動する第2伝動系が設けられている。第2伝動系は、第1伝動系の中途部から分岐されて、回転動力をモーター25の上方へ伝動する横伝動系58Aと、横伝動系58Aと補助機器27との間に設けられる縦伝動系58Bとで構成する。
第1伝動系は、減速機構と、減速機構とメイン刃26との間に配置される巻掛伝動機構とを含んで構成する。第2伝動系の横伝動系58Aは巻掛伝動機構から分岐する。
巻掛伝動機構は、減速機構の減速動力を受け継ぐ原動プーリー49と、原動プーリー49に対応して配置される従動プーリー50と、両プーリー49・50に巻き掛けられる無端ベルト51とを含んで構成する。無端ベルト51の移行軌跡に臨んで、第2伝動系に動力を分岐する分岐プーリー60を配置する。
原動プーリー49と従動プーリー50とはタイミングベルト51を介して連動可能に連結する。原動プーリー49と従動プーリー50との間のタイミングベルト51の内外面に、分岐プーリー60と、タイミングベルト51の緩みを吸収するテンションローラー52とを配置する。
第2伝動系の横伝動系58Aは、分岐プーリー60の動力を受け継いで横軸周りの分岐動力を縦軸周りの回転動力に変換する複数のギヤ62・63・64で構成する。第2伝動系の縦伝動系58Bは、複数のギヤ62・63・64を介して伝動された回転動力を左右方向の往復動力に変更する偏心カム72、および振動子73を含む。複数のギヤ62・63・64を含む伝動部品は振動子73の下部空間を利用して配置する。
モーター25を収容するモーターケース30の上外面に、ギヤシャーシー33を固定する。第2伝動系の横伝動系58Aは、分岐プーリー60と同行回転する分岐軸61に固定されるフェースギヤ62と、フェースギヤ62と噛み合う中間ギヤ63と、中間ギヤ63と噛み合うカムギヤ64とで構成する。フェースギヤ62、中間ギヤ63、カムギヤ64のそれぞれを、ギヤシャーシー33に設けた軸受68、およびギヤ軸69・70で軸支する。
減速機構は、遊星歯車機構と、遊星歯車機構を収容する減速ケース32を含んで構成する。モーター25を収容するモーターケース30と、モーターケース30の開口を塞ぐモーターカバー31と、モーターカバー31の側端に接合される減速ケース32、およびモーターケース30の外面に配置されるギヤシャーシー33の四者を、複数個のビス71で共締め固定する。
それぞれ金属ダイキャスト成形品で形成されるモーターケース30および減速ケース32の上面側に、左右に対向する一対の側枠86・47を各ケース30・32と一体に突設する。振動子73を支持するヘッド内枠34を、左右の側枠47・86に締結固定する。
ヘッド内枠34の上側に内刃ユニット103を係合装着するためのヘッドケース35を装着固定して、ヘッド内枠34の上面をヘッドケース35で覆う。以て、ヘッドケース35をヘッド内枠34にビス98で締結固定する。
左右一対の側枠47・86の少なくともいずれか一方の突出基端に突起87を形成する。突起87が形成された側枠86と対向するヘッド内枠34の側壁に、突起87と係合する穴88を形成する。ヘッド内枠34を左右の側枠47・86に締結固定した状態において、突起87と穴88とを係合させてヘッド内枠34を前後移動不能に係合保持する。
本体ケース1の外面上部に配置したきわぞり刃8と振動子73との間に、振動子73の往復動作をきわぞり刃8に伝動する揺動レバー131を配置する。ギヤシャーシー33は、軸受68およびギヤ軸69・70を一体に備えた上壁66と、モーターケース30の前後周面を抱持する周壁67とを備えている。きわぞり刃8と対向する側のギヤシャーシー33の周壁67に、揺動レバー131を装着するためのレバー開口138を形成する。レバー開口138の上下中途部に、揺動レバー131の上下中途部を外面側から軸支する軸受枠139を設ける。レバー開口138と交差する揺動レバー131の腕部分の前後面を、レバー開口138の上下縁と軸受枠139とで受け止めて、揺動レバー131を前後動不能に移動規制する。
本発明においては、横置き配置されたモーター25の回転動力を第1伝動系でメイン刃26に伝動し、メイン刃26に隣接する補助機器27を、第1伝動系から分岐した第2伝動系で駆動することとし、第2伝動系を、第1伝動系の中途部から分岐されて回転動力をモーター25の上方へ伝動する横伝動系58Aと、横伝動系58Aと補助機器27との間に設けられる縦伝動系58Bとで構成した。このように横伝動系58Aと縦伝動系58Bとで第2伝動系を構成すると、従来の電気かみそりにおける動力伝動構造に比べて、第2伝動系の伝動構造の簡素化と省スペース化とを同時に実現できるうえ、動力ロスを最小限化できる。第1伝動系の中途部から分岐した第2伝動系を介して補助機器を駆動するので、モーター25の出力軸41に作用する負荷を軽減でき、その分だけ電気かみそりの耐久性を向上できる。
第1伝動系を減速機構と巻掛伝動機構などで構成し、第2伝動系の横伝動系58Aを巻掛伝動機構から分岐すると、例えば、ギヤ群のみで第1伝動系を構成する場合に比べて、伝動騒音を小さくし静音化できるうえ、動力伝動のための構造を簡素化できる。巻掛伝動機構から横伝動系58Aを分岐したうえで、縦伝動系58Bを介して補助機器27を駆動するので、減速機構で減速された後の動力、即ち減速動力で補助機器27を駆動でき、したがって、減速前の動力で補助機器27を駆動する場合に比べて、負荷の変動に伴うモーター25の回転変動を抑止できる。
原動プーリー49と従動プーリー50、および両プーリー49・50に巻き掛けられる無端ベルト51とを含んで巻掛伝動機構を構成し、無端ベルト51の移行軌跡に臨んで分岐プーリー60を配置する伝動構造によれば、無端ベルト51を利用して分岐プーリー60を駆動することにより動力を分岐できるので、第2伝動系への動力分岐構造を簡素化し、ヘッドユニット2の外形寸法を小さくできる。分岐プーリー60を無端ベルト51の移行軌跡の範囲内で自由に配置できるので、第2伝動系の設計の自由度を向上できる利点もある。
原動プーリー49、従動プーリー50、およびタイミングベルト51を伝動要素にして巻掛伝動機構を構成し、両プーリー49・50の間において、タイミングベルト51の内外面に分岐プーリー60とテンションローラー52とを配置した動力分岐構造によれば、タイミングベルト51で囲まれる空間を有効に利用しながら分岐プーリー60を配置できるうえ、テンションローラー52でタイミングベルト51の浮き上がりを規制して、分岐プーリー60とタイミングベルト51との噛み合いを確実なものとすることができる。
分岐動力を縦軸周りの回転動力に変換する複数のギヤ62・63・64で横伝動系58Aを構成し、これら複数のギヤ62・63・64を含む伝動部品を振動子73の下部空間に配置すると、横伝動系58Aと縦伝動系58Bとを集約配置して、その分だけヘッドユニット2をコンパクト化できる。
分岐プーリー60、分岐軸61、フェースギヤ62、中間ギヤ63、およびカムギヤ64で横伝動系58Aを構成し、これらの部材60〜64をギヤシャーシー33に設けた軸受68、およびギヤ軸69・70で軸支すると、各ギヤ62・63・64を正確に位置決めした状態で噛み合わせることができるので、ギヤ騒音を抑止できるうえ、動力の伝動効率を向上できる。モーターケース30に固定したギヤシャーシー33に、横伝動系58Aを構成する各ギヤ62、63、64をひとまとめに組むので、ギヤシャーシー33に組み付けた時点で、各ギヤ62、63、64の伝動動作を点検して不良品を排除できる。
遊星歯車機構、および同機構を収容する減速ケース32などで減速機構を構成し、モーターケース30と、モーターカバー31と、減速ケース32、およびモーターケース30の外面に配置されるギヤシャーシー33の四者を複数個のビス71で共締め固定すると、各部材30〜33を接合固定するのに必要なビス71の本数を最小限化しながら、四者を強固にしかも適正に組むことができる。動力の伝動に関係する各部材30〜33をひとまとめに組んで一体化できるので、モーター25と、第1・第2の各伝動系とを高い位置精度の許に組み立てることができ、したがって動力損が少ない電気かみそりを提供できる。
それぞれ金属ダイキャスト成形品で形成されるモーターケース30および減速ケース32の上面に、左右に対向する一対の側枠86・47を一体に突設し、これら側枠86・47にヘッド内枠34を締結固定すると、モーターケース30と減速ケース32とヘッド内枠34の三者を一体化して、振動子73を支持するためのヘッド内枠34を強固に固定し、両側枠86・47で補強できるので、振動子73をヘッド内枠34でしっかりと固定支持して、回転動力を往復動力に変換する際の動力損を少なくすることができる。さらに、モーターケース30および減速ケース32から突出する両側枠86・47をヘッド内枠34で補強して構造強度を高めることができる。
上記のように、両側枠47・86に固定したヘッド内枠34の上側にヘッドケース35を装着して、これら両者34・35をビス98で締結固定すると、ヘッドケース35を強固に固定できるので、振動子73の振動によってヘッドケース35ががたつくのを確実に防止でき、したがって、ヘッドケース35に装着される内刃ユニット103を安定した状態で固定支持できる。
両側枠47・86の少なくともいずれか一方の突出基端に突起87を形成し、この突起87と対向するヘッド内枠34の側壁に穴88を形成して、ヘッド内枠34を左右の側枠47・86に締結固定した状態において、突起87と穴98とを係合させると、ビス98による締結力に加えて、突起87と穴98との係合構造によってヘッド内枠34の前後移動を規制できるので、ヘッド内枠34を両側枠47・86に対してさらに強固に結合固定できる。
ギヤシャーシー33の周壁67にレバー開口138を形成し、その上下中途部に軸受枠139を設けて、揺動レバー131の上下中途部を軸受枠139で外面側から軸支し、さらに揺動レバー131の腕部分の前後面をレバー開口138の上下縁と軸受枠139とで受け止めると、揺動レバー131を軸支するための部材などを別途設ける必要がなく、その分だけ部品点数を少なくできるうえ、レバー開口138で囲まれる空間を利用して揺動レバー131を配置できる。

図1ないし図15は本発明に係るロータリー式の電気かみそりの実施例を示す。図2ないし図4において、電気かみそりは本体ケース1と、その上部に設けられるヘッドユニット2と、ヘッドユニット2に着脱される外刃ホルダー3と、本体ケース1に収容される電装品ユニット4などで構成する。本体ケース1の前面には、モーター起動用のスイッチボタン5や、モーターの運転状態を切り換えるセレクトボタン6と、各種の表示体が設けてある。図3において、本体ケース1の背面側にはきわぞり刃8と、きわぞり刃8を使用姿勢(駆動位置)へ押し上げ操作するスライドノブ9とが設けてある。
図4に示すように、電装品ユニット4は、内フレーム13と、その前後面に配置される回路基板14および左右一対の2次電池15と、回路基板14に実装されるスイッチ、および複数個の表示用LEDなどで構成してある。内フレーム13の上部には、ヘッドユニット2を浮動支持するためのフロート枠16が一体に形成してある。
図5において、本体ケース1は、上面のみが開口する主ケース18と、主ケース18の前後面を覆う一対の第1化粧カバー19と、主ケース18の左右面を覆う第2化粧カバー20とで構成してある。主ケース18に電装品ユニット4を装填し、主ケース18の底壁に挿通したビス21(図4参照)を電装品ユニット4の下端のねじボスにねじ込むことにより、電装品ユニット4を主ケース18と一体化できる。ビス21および底壁に露出する充電用のプラグピンはそれぞれ、シールリングで水密状に封止してある。
図1において、ヘッドユニット2は、横置き配置したモーター25と、モーター動力を前後一対のメイン刃26に伝える第1伝動系と、モーター動力をメイン刃26の間に配置したセンター刃(補助機器)27に伝動する第2伝動系と、モーター25および両伝動系の構成部品を収容するケース群等で構成する。詳しくは、図6〜図8に示すように、モーター25を収容するモーターケース30およびモーターカバー31と、モーターカバー31の外側面に組まれる減速ケース32と、モーターケース30の上面側に組まれるギヤシャーシー33と、後述する振動子73を支持するヘッド内枠34と、これらケース群を上面側から覆うヘッドケース35などである。ヘッドケース35の下面にはヘッド下枠36と化粧枠37が組み付けられ、モーターケース30の下面にはフロート台38とケースパッキン39が組み付けてある。図1においては、内刃106とセンター刃27との重なりを避けて、両者27・106をより明確に示すために、内刃106を実際の位置(図12参照)より上方にずらせて表現している。
(第1伝動系) 第1伝動系は、減速機構と、同機構とメイン刃26との間に配置される巻掛伝動機構などで構成する。減速機構は、遊星歯車機構と、遊星歯車機構を収容する減速ケース32とで構成してある。図6および図10において遊星歯車機構は、モーター25の出力軸41に固定される太陽歯車42と、太陽歯車42と噛み合う3個の遊星歯車43と、各遊星歯車43を回転自在に軸支する遊星フレーム44と、減速ケース32の内面に設けられて各遊星歯車43と噛み合う内歯歯車45、および減速ケース32で軸支されて遊星フレーム44の回転動力を出力する減速軸46などで構成する。減速ケース32は、アルミニウムを素材とするダイキャスト成形品からなり、円形キャップ状の主ケース部の外面に、巻掛伝動機構を支持するための側枠47が上向きに突設してある。
図11において巻掛伝動機構は、減速軸46に固定されて、矢印で示すように反時計回転方向へ駆動される原動プーリー49と、側枠47の上部外側面に配置される従動プーリー50と、両プーリー49・50に巻き掛けられるタイミングベルト(無端ベルト)51と、タイミングベルト51の弛みを吸収するテンションローラー52などで構成する。歯付きベルトからなるタイミングベルト51は、ポリイミド繊維で強化されたプリウレタン製のベルトからなる。従動プーリー50は、側枠47の上部中央に固定した終段軸53に固定してあり、側枠47を挟む反対側の軸端に終段ギヤ54が固定してある。
従動プーリー50の歯数は原動プーリー49の歯数より僅かに大きく設定してあり、減速軸46の動力をさらに減速する。なお、モーター25(駆動回転数8000rpm)と内刃106との間の全減速比(4対1)のうち、90%は減速機構で減速し、残る10%強を巻掛伝動機構で減速する。100%を越えた差引分は、終段ギヤ54と内刃ギヤ107との間で増速調整される。図7に示すように、巻掛伝動機構を構成する各部品は、側枠47の外面に沿って配置され、側枠47の外側面に装着したカバー55で覆ってある。減速軸46、終段軸53、および後述する分岐軸61は、それぞれ側枠47に固定したブッシュ56で回転自在に軸支してある。
(第2伝動系) 図1に示すように、第2伝動系は、第1伝動系の中途部から分岐されて、回転動力をモーター25の上方へ伝動する横伝動系58Aと、横伝動系58Aとセンター刃27との間に設けられる縦伝動系58Bとで構成する。
横伝動系58Aは、分岐軸61の一端に固定されてタイミングベルト51と噛み合う分岐プーリー60と、分岐軸61の他端に固定されるフェースギヤ62と、フェースギヤ62と噛み合う中間ギヤ63と、中間ギヤ63と噛み合うカムギヤ64とで構成する。タイミングベルト51で囲まれる空間を有効利用するために、分岐プーリー60はタイミングベルト51の移行軌跡の内面に配置し、さらに、タイミングベルト51との噛み合いを確実なものとするために、テンションローラー52の近傍上部に分岐プーリー60を配置している。図1に示すように、フェースギヤ62はモーター25の上面の、左右中央付近に配置される。
横伝動系58Aを構成する上記の各ギヤ62・63・64を支持するために、モーターケース30の外面にギヤシャーシー33を装着している。図6においてギヤシャーシー33は、平坦な上壁66と、上壁66の前後に連続してモーターケース30の前後周面を抱持する周壁67とを一体に備えている。上壁66の上面には、分岐軸61をブッシュ56を介して軸支する軸受68と、中間ギヤ63およびカムギヤ64を軸支するギヤ軸69・70がそれぞれ突設してある。
ギヤシャーシー33と、モーターケース30と、モーターカバー31、および減速ケース32の四者は、減速ケース32の側からギヤシャーシー33にねじ込んだ4個のビス71で締結されて一体化する(図7参照)。そのために、各部材30・31・32の接合部の四隅にねじ挿通用のボスを形成し、ギヤシャーシー33の接合部の四隅にビス71用のねじボスを形成している。このように、モーターケース30、モーターカバー31、減速ケース32、およびギヤシャーシー33をビス71で締結して一体化すると、モーター25と、第1・第2の両伝動系を構成する伝動部品とを、適正に位置決めした状態で組むことができるうえ、各ケースやカバーなどを互いに補強して、全体の構造強度を向上できる。
縦伝動系58Bは、カムギヤ64と一体に形成される偏心カム72と、偏心カム72で左右方向に往復駆動される振動子73とからなる。図7において、振動子73は、上面に駆動軸74が突設してある受動ベース75と、L字状に形成した左右一対の取付片76と、これら両者75・76を繋ぐ弾性腕77を一体に備えている。受動ベース75の下面一側には、偏心カム72の偏心ピンと係合する溝78が前後方向に形成してある。振動子73の下方空間を有効利用するために、先に説明したフェースギヤ62、中間ギヤ63、およびカムギヤ64は、受動ベース75の下方に配置してある。
振動子73の取付片76を固定支持し、さらにヘッドケース35を締結固定するためにヘッド内枠34を設けている。ヘッド内枠34は、四角枠状の枠本体80と、枠本体80の内面左右に突設した受台81とを備えている。左右の受台81に振動子73の取付片76を係合装着し、受台81とヘッドケース35とで取付片76を前後、左右、上下方向へ遊動不能に挟持固定している。後述するように、ヘッド内枠34は、減速ケース32およびモーターケース30に締結固定する。
図6において、モーターケース30は、アルミニウムを素材とするダイキャスト成形品からなり、有底筒状の本体部85の側端に、減速ケース32の側枠47と対向する側枠86が突設してある。側枠86の基端内面の前後には一対のリブ状の突起87が突設してあり、これら突起87と対向するヘッド内枠34の側壁に、突起87と係合する一対のスリット状の穴88が形成してある(図7参照)。突起87と穴88とが係合する状態で、ヘッド内枠34を両側枠47・86の間に組み付け、ヘッド内枠34の側壁に設けたねじボス89と両側枠47・86とをビス90で締結することにより、ヘッド内枠34をモーターケース30および減速ケース32と強固に一体化できる。
このように、モーターケース30および減速ケース32のそれぞれを金属ダイキャスト成形品で形成し、両ケース30・31に設けた側枠47・86にヘッド内枠34を装着すると、両ケース30・31をプラスチック成形品で形成する場合に比べて、高い強度が得られ、熱による歪を生じることもないので、ヘッドユニット全体の構造強度を向上し、堅牢性を高めることができる。摩滅に伴う経時的な位置精度の低下や、がたつきもよく防止できる。
上記の締結状態において、先の突起87と穴88とは、ヘッド内枠34が前後傾動するのを規制している。左右のねじボス89の位置が上下にずれていることも、ヘッド内枠34が前後傾動するのを規制することに役立っている。図14に示すように、側枠47とヘッド内枠34とを締結するビス90は、カバー55を側枠47に締結するビスを兼ねている。また、側枠86とヘッド内枠34とを締結するビス90は、後述するガイドピース114を側枠86に締結するビスを兼ねている。
図8においてヘッドケース35は、下向きに開口する角箱状に形成してあり、その上面前後に内刃ユニット103を装着する左右一対の係合壁93が膨出形成され、上面一側に巻掛伝動機構のカバー55に被さる覆壁94が突設してある。ケース上壁の中央には振動子73の駆動軸74を通すための軸開口95が形成され、覆壁94の基端には先のカバー55を通すための通口が形成してある。ヘッドケース35をヘッド内枠34の上面側から組み付け、その左右側壁の前後に挿通したビス98を、ヘッド内枠34の左右側壁に突設したねじボス99にねじ込むことにより、ヘッドケース35がヘッド内枠34と一体化される。この組み付け状態において、駆動軸74と軸開口95との間の隙間はパッキン100でシールされる。
図9においてメイン刃26は、ヘッドケース35に装着される前後一対の内刃ユニット103と、外刃ホルダー3に装着される外刃104とで構成する。内刃ユニット103は、左右に長いH字状の内刃フレーム105と、内刃フレーム105で回転自在に軸支した内刃106と、内刃106の側端に固定した内刃ギヤ107などで構成する。内刃フレーム105の側枠下部には、係合溝108が形成してあり、この溝108を係合壁93に差し込み係合することにより、内刃ユニット103をヘッドケース35に装着固定できる。内刃106は円柱状の刃ホルダーの周囲に、一群の切刃をスパイラル状に植設固定して構成する。外刃104は、外刃ホルダー3で逆U字状に保形される網刃からなる。メイン刃26は仕上げ用の切断刃であり主として短毛を切断する。
ヘッドケース35に装着した内刃ユニット103を、抜け外れ不能にロック保持するために、ヘッドユニット2にロック機構を設ける。図14および図7においてロック機構は、ヘッドケース35の内部に配置されるロック枠111と、ロック枠111をロック付勢する圧縮コイル型のばね112と、ばね112の付勢力に抗してロック枠111をロック解除操作する解除ノブ113と、モーターケース30の側枠86の外面に固定されて、解除ノブ113を上下スライド自在に案内支持するガイドピース114などで構成する。ばね112は、ロック枠111の側壁内面と受台81との間に配置する。
ロック枠111は四角枠状に形成してあり、その前後枠部の左右両側に、内刃ユニット103を抜け止め保持するロック片115が突設され、解除ノブ113と対向する側の側枠部の前後中央に、解除ノブ113で押し込み操作されるカム片116が突設してある。ロック枠111はヘッド内枠34の内部に収容されて、左右スライド自在に支持してあり、この装着状態においてヘッドケース35で押さえ保持してある。ロック片115は、ヘッドケース35の上壁の開口を介してケース上面側へ突出しており、内刃ユニット103を係合壁93に装着した状態においては、内刃フレーム105の側枠下部と接当して、内刃ユニット103の前後スライドを規制している。解除ノブ113を押し下げ操作して、ロック枠111をロック解除操作すると、ロック片115が内刃フレーム105の側枠下部の装填領域から外へ退避するので、内刃ユニット103を係合壁93から取り外すことができる。
解除ノブ113の内面には、ロック枠111のカム片116を押し込み操作する操作突起118と、ガイドピース114で上下スライド自在に案内支持される係合脚119とが形成してある。ガイドピース114は、モーターケース30の側枠86と同形状のプラスチック成形品からなり、先に説明したように、外側面からヘッド内枠34にねじ込まれるビス90で側枠86に締結固定してある。解除ノブ113およびガイドピース114を組み付けた状態において、操作突起118は側枠86の内側でカム片116と傾斜平面を介して接当しており、したがって操作突起118を押し下げると、カム片116は傾斜平面に押されて、ばね112の付勢力に抗しながら横向きに移動し、その結果、ロック枠111の全体をロック解除状態に切り換えることができる。
ヘッド下枠36はヘッドケース35の下面開口に接合されて、ヘッドケース35の開口縁に突設した4個の脚片120(図8参照)で係合固定される。同様に、化粧枠37はヘッド下枠36の内面に下面側から装着されて、カバー55の下部外面に設けた前後一対の係合片121(図7参照)と、ガイドピース114の下端に設けた前後一対の係合片122とで係合固定される。図12に示すように、フロート台38は、モーターケース30の下面に設けたボス123に係合装着されて、ボス123にねじ込まれるビス124でケースパッキン39とともに固定される。
センター刃27は、外刃ホルダー3に固定される断面逆U字状の固定外刃126と、固定外刃126の内面に配置した可動内刃127とで構成してあり、振動子73の駆動軸74で可動内刃127を左右に往復駆動することにより、主として長毛やくせ毛を切断する。固定外刃126および可動内刃127は、それぞれ溝状の刃穴が一定間隔おきに形成してあるスリット刃からなる。可動内刃127の内面には、先の駆動軸74と係合するプラスチック製の連動片128が固定してある。外刃ホルダー3は、ヘッドケース35に上方から装着されて、左右一対のロックボタン129でロック保持される。ロックボタン129をばねに抗して押し込むと、外刃ホルダー3をヘッドケース35から取り外すことができる。
本体ケース1の背面側に配置したきわぞり刃8は、振動子73ときわぞり刃8との間に設けた、左右揺動可能な揺動レバー131を介して駆動する。そのために、図13、図7に示すように振動子73の受動ベース75の背面に駆動アーム132を一体に設け、揺動レバー131の上端に設けた連動突起133を駆動アーム132の係合溝134に係合している。さらに、揺動レバー131の下端に、きわぞり刃8を往復駆動する駆動溝135を設けている。
揺動レバー131はギヤシャーシー33を利用して左右揺動可能に軸支する。図6に示すように、ギヤシャーシー33の背面側の周壁67の一部を切り欠いてレバー開口138を形成し、レバー開口138の上下中途部に設けた水平の軸受枠139で、揺動レバー131の上下中途部に設けた揺動軸140を軸支する。図13に示すように、揺動レバー131を軸受枠139に組み付けた状態においては、レバー開口138と交差する腕部分の前後面が、レバー開口138上下縁と軸受枠139とで受け止められるので、揺動レバー131が前後方向に遊動することはない。
図4および図12においてきわぞり刃8は、バリカン刃状の固定刃147および可動刃148と、駆動溝135と係合して往復動力を可動刃148に伝える受動片149などを備えている。きわぞり刃8は、図12に示すようにスライドノブ9で水平の使用姿勢に押し上げ操作した状態でのみ、先の受動片149が駆動溝135と係合し、振動子73の往復動力を受け継いで駆動され、主としてもみあげの髪や長毛を切断する。
以上のように構成したヘッドユニット2は、図12に示すように、フロート台38の前後および左右に突設したフロートピン143が、フロート枠16に設けたフロート溝144と係合する状態で内フレーム13に組み込まれて本体ケース1と一体化される。この組み込み状態において、フロート台38の下面とフロート枠16の内底との間に配置したばね145で、フロート台38を押し上げ付勢することにより、ヘッドユニット2は前後、左右、上下の各方向へ傾動できる状態で浮動支持される。内フレーム13およびフロート枠16とフロート台38との間の隙間は、ケースパッキン39によって水密状にシールされる。
上記の実施例以外に、巻掛伝動機構に代えて、減速動力をギヤ群で終段軸53に伝動することができる。巻掛伝動機構のタイミングベルト51は、Vベルト等の無端ベルトに変えることができる。無端ベルトの外面に接当する状態で分岐プーリー60を配置することができる。ベルトの内外面に伝動歯を供えたタイミングベルト51を使用して、ベルトの外歯に噛み合う分岐プーリー60で動力を分岐することができる。メイン刃26を一組だけ備えたヘッドユニット2においては、メイン刃26の前後いずれか一方にセンター刃27を配置することができる。揺動レバー31の駆動構造に関して、連動突起133と係合溝134の係合関係を逆配置にすることができ、同様に、駆動溝135と受動片149との係合関係を逆配置にすることができる。
補助機器としてはセンター刃27以外に、往復動式のひげ起こし体や、縦軸回りに回転駆動される、肌マッサージ兼ひげ起こし体などがある。往復動式のひげ起こし体は、ゴム或いはシリコン製の、振動子73の往復動方向に長い棒状体からなり、その下端が駆動軸74と係合してある。肌と接触する棒状体の表面には凹凸が形成してあり、これにより倒れているひげを効果的に起こしたうえで、メイン刃26によってカットできるので、剃り残しがない。
マッサージ兼ひげ起こし体は、円板状の回転体の上面にボール状の肌接当体を回転自在に支持して構成してあり、回転体は縦軸回りに回転するよう構成される。このように、縦軸回りに回転駆動する補助機器の場合には、振動子73や偏心カム72を省略でき、中間ギヤ63、あるいはカムギヤ64に固定した縦長の駆動軸を伝動媒体にして回転体を駆動すればよい。メイン刃を実施例のロータリー方式に換えて、ドーム状の外刃と外刃内面に摺接する回転内刃を備える回転方式のメイン刃とすることができる。
ヘッドユニットの概略断面図である。 電気かみそりの正面図である。 電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの分解斜視図である。 本体ケースの分解斜視図である。 動力伝動構造全体の分解斜視図である。 ヘッドユニットの一部を分解した斜視図である。 ヘッドユニットの分解斜視図である。 内刃ユニットと外刃ホルダーを分解したかみそりヘッドの斜視図である。 減速機構の断面図である。 巻掛伝動機構を示すヘッドユニットの側面図である。 ヘッドユニットの浮動構造を示す断面図である。 ヘッドユニットの縦断側面図である。 内刃ユニットのロック構造を示す縦断正面図である。 内刃ユニットのロック構造を示す横断平面図である。
符号の説明
1 本体ケース
2 ヘッドユニット
8 きわぞり刃
25 モーター
26 メイン刃
27 補助機器
30 モーターケース
31 モーターカバー
32 減速ケース
33 ギヤシャーシー
34 ヘッド内枠
35 ヘッドケース
47 減速ケースの側枠
49 原動プーリー
50 従動プーリー
51 タイミングベルト
52 テンションローラー
58A 横伝動系
58B 縦伝動系
60 分岐プーリー
61 分岐軸
62 フェースギヤ
63 中間ギヤ
64 カムギヤ
66 上壁
67 周壁
68 軸受
69・70 ギヤ軸
71 ビス
72 偏心カム
73 振動子
84 側枠
86 モーターケースの側枠
88 穴
97 突起
98 ビス
103 内刃ユニット
131 揺動レバー
138 レバー開口
139 軸受枠

Claims (10)

  1. 横置き配置されたモーター(25)を備えており、本体ケース(1)の上部のヘッドユニット(2)に回転刃を含むメイン刃(26)が配置され、メイン刃(26)に隣接してひげそりに付随する補助機器(27)が配置してある電気かみそりであって、
    メイン刃(26)とモーター(25)との間に、モーター動力をメイン刃(26)に伝動する第1伝動系が設けられ、第1伝動系と補助機器(27)との間に、モーター動力を補助機器(27)に伝動する第2伝動系が設けられており、
    第2伝動系が、第1伝動系の中途部から分岐されて、回転動力をモーター(25)の上方へ伝動する横伝動系(58A)と、横伝動系(58A)と補助機器(27)との間に設けられる縦伝動系(58B)とで構成してあり、
    第1伝動系が、減速機構と、減速機構とメイン刃(26)との間に配置される巻掛伝動機構とを含んで構成されており、
    第2伝動系の横伝動系(58A)が巻掛伝動機構から分岐してある電気かみそり。
  2. 巻掛伝動機構が、減速機構の減速動力を受け継ぐ原動プーリー(49)と、原動プーリー(49)に対応して配置される従動プーリー(50)と、両プーリー(49)・(50)に巻き掛けられる無端ベルト(51)とを含んで構成されており、
    無端ベルト(51)の移行軌跡に臨んで、第2伝動系に動力を分岐する分岐プーリー(60)が配置してある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 原動プーリー(49)と従動プーリー(50)とがタイミングベルト(51)を介して連動可能に連結されており、
    原動プーリー(49)と従動プーリー(50)との間のタイミングベルト(51)の内外面に、分岐プーリー(60)と、タイミングベルト(51)の緩みを吸収するテンションローラー(52)とが配置してある請求項2記載の電気かみそり。
  4. 第2伝動系の横伝動系(58A)が、分岐プーリー(60)の動力を受け継いで横軸周りの分岐動力を縦軸周りの回転動力に変換する複数のギヤ(62)・(63)・(64)で構成されており、
    第2伝動系の縦伝動系(58B)が、複数のギヤ(62)・(63)・(64)を介して伝動された回転動力を左右方向の往復動力に変更する偏心カム(72)、および振動子(73)を含んでおり、
    複数のギヤ(62)・(63)・(64)を含む伝動部品が振動子(73)の下部空間を利用して配置してある請求項2または3記載の電気かみそり。
  5. モーター(25) を収容するモーターケース(30)の上外面に、ギヤシャーシー(33)が固定されており、
    第2伝動系の横伝動系(58A)が、分岐プーリー(60)と同行回転する分岐軸(61)に固定されるフェースギヤ(62)と、フェースギヤ(62)と噛み合う中間ギヤ(63)と、中間ギヤ(63)と噛み合うカムギヤ(64)とで構成されており、
    フェースギヤ(62)、中間ギヤ(63)、カムギヤ(64)のそれぞれが、ギヤシャーシー(33)に設けた軸受(68)、およびギヤ軸(69)・(70)で軸支してある請求項4記載の電気かみそり。
  6. 減速機構が、遊星歯車機構と、遊星歯車機構を収容する減速ケース(32)を含んで構成されており、
    モーター(25)を収容するモーターケース(30)と、モーターケース(30)の開口を塞ぐモーターカバー(31)と、モーターカバー(31)の側端に接合される減速ケース(32)、およびモーターケース(30)の外面に配置されるギヤシャーシー(33)の四者が、複数個のビス(71)で共締め固定してある請求項5記載の電気かみそり。
  7. それぞれ金属ダイキャスト成形品で形成されるモーターケース(30)および減速ケース(32)の上面側に、左右に対向する一対の側枠(86)・(47)が各ケース(30)・(32)と一体に突設されており、振動子(73)を支持するヘッド内枠(34)が、左右の側枠(47)・(86)に締結固定してある請求項6記載の電気かみそり。
  8. ヘッド内枠(34)の上側に内刃ユニット(103)を係合装着するためのヘッドケース(35)が装着固定されて、ヘッド内枠(34)の上面がヘッドケース(35)で覆われており、
    ヘッドケース(35)が、ヘッド内枠(34)にビス(98)で締結固定してある請求項7記載の電気かみそり。
  9. 左右一対の側枠(47)・(86)の少なくともいずれか一方の突出基端に突起(87)が形成されており、
    突起(87)が形成された側枠(86)と対向するヘッド内枠(34)の側壁に、突起(87)と係合する穴(88)が形成されており、
    ヘッド内枠(34)を左右の側枠(47)・(86)に締結固定した状態において、突起(87)と穴(88)とが係合してヘッド内枠(34)を前後移動不能に係合保持している請求項7または8記載の電気かみそり。
  10. 本体ケース(1)の外面上部に配置したきわぞり刃(8)と振動子(73)との間に、振動子(73)の往復動作をきわぞり刃(8)に伝動する揺動レバー(131)が配置されており、
    ギヤシャーシー(33)は、軸受(68)およびギヤ軸(69)・(70)を一体に備えた上壁(66)と、モーターケース(30)の前後周面を抱持する周壁(67)とを備えており、
    きわぞり刃(8)と対向する側のギヤシャーシー(33)の周壁(67)に、揺動レバー(131)を装着するためのレバー開口(138)が形成されており、
    レバー開口(138)の上下中途部に、揺動レバー(131) の上下中途部を外面側から軸支する軸受枠(139)が設けられており、
    レバー開口(138)と交差する揺動レバー(131)の腕部分の前後面を、レバー開口(138)の上下縁と軸受枠(139)とで受け止めて、揺動レバー(131)が前後動不能に移動規制してある請求項5から9のいずれかに記載の電気かみそり。
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