JP4158310B2 - インク噴射装置の駆動方法およびその装置 - Google Patents

インク噴射装置の駆動方法およびその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式によるインク噴射装置の駆動方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、インクジェット方式のインク噴射装置としては、圧電セラミックス等の変形によってインク流路の容積を変化させ、その容積減少時にインク流路内のインクをノズルから液滴として噴射し、容積増大時にインク供給源からインク流路内にインクを導入するようにしたものが知られている。その一例の断面図を図6に示す。インク噴射装置600は、紙面厚み方向に延びる細長い溝形状のインク流路613とインクの入らない空間615とを側壁617を挟んで複数配列したアクチュエータ基板601と、カバープレート602からなる。その側壁617は、下半分は矢印P1方向に分極された下部壁611と、上半分は矢印P2方向に分極された上部壁609とからなっている。各インク流路613の一端には、ノズル618を有し、他端にはインクを供給するマニホールドを有する。空間615の前記マニホールド側の端部はインクが浸入しないように閉鎖されている。各側壁617の両側面には電極619,621が金属化層として設けられている。具体的にはインク流路613側の側壁617には流路内電極619が設けられ、全ての流路内電極619は接地されている。空間615側の側壁617には空間内電極621が設けられている。同一の空間615内で隣接する空間内電極621は、互いに絶縁され、アクチュエータ駆動信号を与える図8に示す制御装置625にそれぞれ接続されている。
【0003】
インク流路613内の流路内電極619と、該インク流路613を挟んで隣接する両空間内電極621との間の電圧を印加することによって、側壁617がインク流路613の容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形する。例えば図7に示すようにインク流路613bを駆動する場合には、流路内電極619を接地した状態で該インク流路613bを挟んで隣接する空間電極621c、dに電圧E(V)を印加すると、側壁617c、dに矢印E方向の電界が発生し、側壁617c、dがインク流路613bの容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形する。このときノズル618b付近を含むインク流路613b内の圧力が減少する。この状態を圧力波のインク流路613内での片道伝播時間Tだけ維持する。すると、その間図示しないマニホールドからインクが供給される。
【0004】
なお、上記片道伝播時間Tはインク流路613内の圧力波が、インク流路613の長手方向に伝播するのに必要な時間であり、インク流路613の長さLとこのインク流路613内部のインク中での音速aによりT=L/aと決まる。
【0005】
圧力波の伝播理論によると、上記の電圧の印加からちょうどT時間がたつとインク流路613内の圧力が逆転し、正の圧力に転じるが、このタイミングに合わせて空間電極621c、dに印加されている電圧を0(V)に戻す。
【0006】
すると、側壁617c、dが変形前の状態(図6)に戻り、インクに圧力が加えられる。そのとき、前記正に転じた圧力と、側壁617c、dが変形前の状態に戻ることにより発生した圧力とが加え合わされ、比較的高い圧力がインク流路613bのノズル618b付近の部分に生じて、インク液滴がノズル618bから噴射される。
【0007】
さらに詳しく説明すると、上記の電圧の印加から電圧を0(V)に戻すまでの時間が前記片道伝播時間Tからずれると、インク液滴を噴射するためエネルギー効率が低下し、前記片道伝播時間Tのほぼ偶数倍となったときには全く噴射が行われなくなるので、通常、エネルギー効率を高くしたい場合、例えばなるべく低い電圧で駆動したい場合には上記の電圧の印加から電圧を0(V)に戻すまでの時間は、前記片道伝播時間Tにほぼ一致させるか、少なくともほぼ奇数倍とすることが望ましい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種のインク液滴噴射装置600において、印字命令によりインク液滴を噴射した後、ノズル内に張っているインクのメニスカスに振動が残り、駆動周波数によっては、次の印字命令によるインク液滴の噴射に対し影響を与えてしまい、インク噴射方向が曲ったり、不必要なインク液滴を噴射してしまうという問題があった。特に、できる限り高速で印字するために駆動周波数を高くした場合、図4に示すように、印字命令が連続であるパターンでは安定に噴射できるのに、印字命令と非印字命令が交互に繰り返されるパターン、すなわちちょうど1/2の駆動周波数の場合には、ノズル内インクのメニスカスの振動の影響が増幅され、インク噴射方向が曲ったり、不必要なインク液滴を噴射してしまうという現象が発生しやすいという問題があった。
【0009】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、当該ドットの印字のための駆動波形を、その直前または直後に印字命令がない場合に噴射液滴数を変化させることにより、インクを安定に確実に噴射することを可能とし、印字品質が良好であるインク噴射装置の駆動方法およびその装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク液滴噴射方法において、 1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合には、当該1つのドットに対して、4つの噴射パルスにより4つのインク液滴を順次噴射し、その4つのインク液滴を噴射するに際して前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させ、前記1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がない場合には、当該1つのドットに対して、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと4番目のパルスとに対応する位置にある3つの噴射パルスにより3つのインク液滴を順次噴射し、その3つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと最後の噴射パルスとの間、および最後の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させることを特徴とするインク噴射装置の駆動方法である。
【0011】
この方法においては、1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合、4つのインク液滴を噴射する。1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がない場合には、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと4番目のパルスとに対応する位置で3つのインク液滴を噴射し、その3つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと最後の噴射パルスとの間、および最後の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスによりインク流路の残留圧力波振動を減少させるので、インク液滴を安定に噴射できる。
【0012】
また、請求項2に記載の発明では、上記3つのインク液滴の噴射に代えて、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスに対応する位置で2つのインク液滴を噴射し、その2つの噴射パルスの後で、噴射をすることのない噴射安定化パルスによりインク流路の残留圧力波振動を減少させる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、上記3つのインク液滴の噴射に代えて、前記4つの噴射パルスのうち2番目の噴射パルスに対応する位置にある1つの噴射パルスにより1つのインク液滴を噴射し、その1つの噴射パルスの後で、噴射をすることのない噴射安定化パルスによりインク流路の残留圧力波振動を減少させる。
【0014】
また、請求項に記載の発明では、1つのドットの印字命令に対して4つのインク液滴を順次噴射する4つの噴射パルスと、その4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第1の駆動波形、および1つのドットに対して3つのインク液滴を順次噴射する、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと4番目のパルスとに対応する位置にある3つの噴射パルスと、その3つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の 噴射パルスとの間、および最後の噴射パルスの後で、それぞれ噴射することなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第2の駆動波形を記憶する記憶装置と、1つのドットの直前または直後の印字命令の有無にもとづいて、当該1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合には、前記第1の駆動波形を、直前および直後ともに印字命令がない場合には、前記第2の駆動波形を選択して前記アクチュエータを駆動する手段とから駆動装置を構成することで、上記作用を実現することができる。
【0015】
た、請求項に記載の発明では、上記第2の駆動波形を、上記3つのインク噴射パルスと2つの噴射安定化パルスに代えて、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスに対応する位置にある2つの噴射パルスと、その2つの噴射パルスの後で、噴射をすることなくインク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとから構成する。請求項6に記載の発明では、上記第2の駆動波形を、上記3つのインク噴射パルスと2つの噴射安定化パルスに代えて、前記4つの噴射パルスのうち2番目の噴射パルスに対応する位置にある1つの噴射パルスと、その噴射パルスの後で、噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとから構成する。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。本実施の形態のインク液滴噴射装置における機械的部分の構成は、上述した図6に示すものと同様であるので説明を省略する。
【0017】
本インク液滴噴射装置600の具体的な寸法の一例を述べる。インク流路613の長さLが6.0mmである。ノズル618の寸法は、インク液滴噴射側の径が26μm、インク流路613側の径が40μm、長さが75μmである。また、実験に供したインクの25℃における粘度は約2mPa・s、表面張力は30mN/mである。このインク流路613内のインク中における音速aと上記Lとの比L/a(=T)は9.0μsecであった。
【0018】
本実施の形態として、1つのドットの印字命令に対し、通常4つのインク液滴を噴射する場合の例を説明する。
【0019】
図1は1つのドットの印字命令に対して複数のインク液滴を噴射するための駆動波形を示す。
図1(a)に示した駆動波形1は、1つのドットの印字命令に対して4つのインク液滴を噴射するための駆動波形であり、付した数字は、上記インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに対する時間の長さの割合である。インク液滴を噴射するための噴射パルスF1、F2、F3、F4と、噴射をすることなく前記インク流路613内の残留圧力波振動を減少させるための噴射安定化パルスS1、S2とからなり、全てのパルスの波高値(電圧値)はE(V)(例えば25℃で16(V))である。噴射パルスF1の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tの0.5倍に一致し、すなわち4.5μsecである。噴射パルスF2の幅はインク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9μsecである。また、噴射パルスF1と噴射パルスF2の間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9.0μsecである。噴射安定化パルスS1の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の0.5倍、すなわち4.5μsecであり、前記噴射パルスF2との間の時間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の2.15倍、すなわち19.35μsecである。噴射安定化パルスS1と噴射パルスF3の間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tの1.5倍に一致し、すなわち13.5μsecである。噴射パルスF3の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tの0.5倍に一致し、すなわち4.5μsecであり、噴射パルスF4の幅はインク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9.0μsecである。また、噴射パルスF3と噴射パルスF4の間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9.0μsecである。噴射安定化パルスS2の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の0.5倍、すなわち4.5μsecであり、前記噴射パルスF4との間の時間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の2.15倍、すなわち19.35μsecである。
【0020】
これらのタイミングやパルス幅でインク液滴の体積や安定性を制御することが可能となるのであるが、図1(a)の駆動波形1の場合、2つのインク液滴を連続して噴射し、その後の噴射安定化パルスによりインク流路613内の残留圧力波振動を抑制し、再び2つのインク液滴を連続して噴射し、またその後の噴射安定化パルスによりノズル618付近のインクの振動を抑制して、1ドット当たりの印字命令に対して、計4つのインク液滴を噴射することで、300x300dpi程度の解像度の場合に必要とされる約60pl(ピコ
リットル)の液滴体積を達成している。これらの別々に噴射された4つのインク液滴は、記録媒体面などに到達してドットを形成する際には、結合してインク噴射装置600の走査方向にやや伸びた楕円状の1つのドットになる。それぞれのタイミングやパルス幅は、低温5℃から高温45℃まで5〜8.5kHzの周波数において、飛沫状噴射などをせずに安定に噴射するように、実験の結果求めたものである。
【0021】
しかしながら、図4に示すように、直前直後の印字命令の有無に拘わらず、全ての条件下で駆動動波形1のみで印字を行った場合、図5に示すように連続印字では、安定に記録媒体面上に着弾するが、印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合では、インクの噴射方向が曲って着弾位置がずれたり、余分なインク液滴の噴射が起ってしまうなどの現象がみられる。これは、連続噴射の場合よりも、印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合の方が、インクを噴射した後の、前記インク流路613内の残留圧力振動が大きくなっているためであると考えられる。
【0022】
図1(b)に示した駆動波形2は、前述した駆動波形1よりも、インク液滴数が減少するように構成された駆動波形であり、噴射前の前記インク流路613内の残留圧力波振動の影響を受けても、インク液滴が安定に噴射できるように工夫したものである。噴射するインク液滴が少なければ少ない方が、インク液滴の噴射安定性は向上するのであるが、あまり少なくすると、駆動波形1とのインク液滴体積差が大きくなり過ぎるので、本実施の形態の駆動波形2は、前記駆動波形1よりも噴射液滴数を1つ減らす例である。
【0023】
駆動波形2は、インク液滴を噴射するための噴射パルスF5、F6、F7と、噴射をすることなく前記インク流路613内の残留圧力波振動を減少させるための噴射安定化パルスS3、S4とからなり、全てのパルスの波高値(電圧値)はE(V)(例えば25℃で16(V))である。噴射パルスF5の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tの0.5倍に一致し、すなわち4.5μsecである。噴射パルスF6の幅はインク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9μsecである。また、噴射パルスF5と噴射パルスF6の間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに一致し、すなわち9μsecである。噴射安定化パルスS3の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の0.5倍、すなわち4.5μsecであり、前記噴射パルスF6との間の時間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の2.15倍、すなわち19.35μsecである。噴射パルスF7の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tの1.0倍に一致し、すなわち9.0μsecである。また、噴射パルスF7と前記噴射安定化パルスS3との間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の3.0倍に一致し、すなわち27.0μsecである。噴射安定化パルスS4の幅は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の0.5倍、すなわち4.5μsecであり、前記噴射パルスF7との間の時間は、インク流路613内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)の2.15倍、すなわち19.35μsecである。
【0024】
これらのタイミングやパルス幅でインク液滴の体積や安定性を制御することが可能となるのであるが、図1(b)の駆動波形2の場合、2つのインク液滴を連続して噴射し、その後の噴射安定化パルスによりインク流路613内の残留圧力波振動を抑制し、再び1つのインク液滴を連続して噴射し、またその後の噴射安定化パルスによりノズル618付近のインクの振動を抑制して、1ドット当たりの印字命令に対して、計3つのインク液滴を噴射することで、約45plの液滴体積を達成している。それぞれのタイミングやパルス幅は、低温5℃から高温45℃まで2.5〜8.5kHzの周波数において、飛沫状噴射などをせずに安定に噴射するように、実験の結果求めたものである。
【0025】
図2は、インク液滴を噴射する場合に、直前直後の印字命令の有無に応じて、前記駆動波形1、2のうちいずれを選ぶべきかの実施例を示す。 図2(a)は、通常、1ドット
当たりに4つのインク液滴を噴射する駆動波形1を使い、直前および直後ともに印字命令がない場合に、1ドット当たりの噴射液滴数が少ない、前記駆動波形2を選択する。
【0026】
これにより、前述した駆動波形1を用いると、インクの噴射方向が曲って着弾位置がずれたり、余分なインク液滴の噴射が起ってしまう問題が発生した条件、すなわち印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合に、より安定性の高い駆動波形2を用いるため、全ての条件下で安定な印字を行うことができる。印字した結果は、図3(a)に示す。連続印字時には、駆動波形1を用いることで、記録媒体面を塗りつぶすのに必要なインク液滴量のドットを印字でき、印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合などには、駆動波形2を用いることで、ややインク液滴量が減少するものの、着弾位置ずれや余分なインク液滴の噴射が起きない良好な印字が得られる。
【0027】
図2(b)は、インク噴射装置600の周辺温度が高くインクの粘度が下がっているときなどの、インク液滴噴射がより不安定になりやすい場合の、駆動波形の選択条件の例であるが、直前および直後ともに印字命令がある場合に、1ドット当たりに4つのインク液
滴を噴射する駆動波形を使い、直前および直後のいずれかが非印字の場合には、1ドット当たりの噴射液滴数が少ない、前記駆動波形2を選択する。これにより、前述した駆動波形1を用いると、インクの噴射方向が曲って着弾位置がずれたり、余分なインク液滴の噴射が起ってしまう問題が発生した条件、すなわち印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合に、より安定性の高い駆動波形2を用いるため、全ての条件下で安定な印字を行うことができる。印字した結果は、図3(b)に示す。連続印字時には、両端を除く中間位置にて駆動波形1を用いることで、記録媒体面を塗りつぶすのに必要なインク液滴量のドットを印字でき、印字命令のあるときと印字命令のないときが交互に連続する場合や、直前または直後のいずれかに印字命令がない場合に、駆動波形2を用いることで、ややインク液滴量が減少するものの、着弾位置ずれや余分なインク液滴の噴射が起きないより良好な印字が得られる。
【0028】
駆動波形2は、1ドット当たり3つのインク液滴を噴射する波形を定義したが、例えば
、図1(b)の噴射パルスF5、F6と噴射安定化パルスS3のみから構成した、1ドッ
ト当たり2つのインク液滴を噴射する波形としても、駆動波形1よりも噴射液滴体積が小さくはなるが、良好な印字は得られる。同様にさらに体積を小さくした例えば図1(b)の噴射パルスF6と噴射安定化パルスS3のみから構成した、1ドット当たり1つのイン
ク液滴を噴射する波形としても、駆動波形1よりもさらに噴射液滴体積が小さくはなるが、良好な印字は得られる。駆動波形1との体積の差を最小限に抑えて印字品質の向上をさせるには、上記実施の形態で示したように、1ドット当たりのインク液滴の噴射数を1つ減らすだけの方が好ましいといえる。
【0029】
以上詳述した、直前または直後、あるいはその両方において印字命令がない場合に、1
ドット当たり噴射するインク液滴数を減らすことで、インク液滴を安定に印字することができ、印字品質を向上することができるのである。
【0030】
次に、前記のような各種の駆動波形を実現するための駆動装置の一実施の形態を図8及び図10を用いて説明する。図8に示す駆動装置625は充電回路182と放電回路184とパルスコントロール回路186から構成されている。側壁617の圧電材料及び電極619、621は、等価的にコンデンサ191で表される。191Aと191Bはその端子である。
入力端子181と183は、それぞれ空間615内の電極621に与える電圧をE(V)、0(V)にするためのパルス信号を入力する入力端子である。充電回路182は、抵抗R101、R102、R103、R104、R105、トランジスタTR101、TR102から構成されている。
【0031】
入力端子181にオン信号(+5V)が入力されると、抵抗R101を介して、トランジスタTR101が導通し、正の電源187から抵抗R103を介して電流がトランジスタTR101のコレクタからエミッタ方向に流れる。したがって、正の電源187に接続されている抵抗R104及びR105にかかる電圧の分圧が上昇し、トランジスタTR102のベースに流れる電流が増加し、トランジスタTR102のエミッタとコレクタ間が導通する。正の電源187からの例えば16(V)の電圧がトランジスタTR102のコレクタ及びエミッタ、抵抗R120を介してコンデンサ191、端子191Aに印加される。
【0032】
次に、放電用回路184について説明する。放電用回路184は抵抗R106、R107、トランジスタTR103から構成される。入力端子183にオン信号(+5V)が入力されると、抵抗R106を介してトランジスタTR103が導通し、抵抗R120を介してコンデンサ191の抵抗R120側端子191Aをアースする。したがって、図6及び図7に示す側壁617に印加されていた電荷は放電される。
【0033】
次に、充電回路182の入力端子181及び放電用回路184の入力端子183に入力されるパルス信号を発生するパルスコントロール回路186について説明する。パルスコントロール回路186には、各種の演算処理を行うCPU210が設けられ、CPU210には、印字データや各種のデータを記憶するRAM212とパルスコントロール回路186の制御プログラム及びタイミングでオン、オフ信号を発生するシーケンスデータを記憶しているROM214が接続されている。ここで、ROM214には、図9に示すように、インク液滴噴射制御プログラム記憶エリア214Aと、駆動波形データ記憶エリア214Bとが設けられている。したがって、駆動波形のシーケンスデータは、駆動波形データ記憶エリア214Bに記憶されている。
【0034】
さらに、CPU210は各種のデータをやりとりするI/Oバス216に接続され、当該I/Oバス216には、周囲温度を検出する温度検出手段119、印字データ受信回路218、およびパルスジェネレータ220及び222が接続されている。パルスジェネレータ220の出力は充電回路182の入力端子181に接続され、パルスジェネレータ222の出力は放電用回路184の入力端子183に接続されている。
【0035】
CPU210はROM214の駆動波形データ記録エリア214Bに記憶されているシーケンスデータにしたがって、パルスジェネレータ220及び222を制御する。したがって、前記駆動波形1、2を予めROM214内の駆動波形データ記憶エリア214Bに記憶させておくことによって、駆動波形1、2の駆動パルスを選択的にアクチュエータ壁603に与えることができる。また、温度検出手段119が検出した温度にもとづいて、記憶エリア214Bに記憶されているシーケンスデータにしたがって駆動波形データの選択をすることもできる。
【0036】
なお、パルスジェネレータ220、222及び充電回路182及び放電回路184はノズル数と同じ数だけ設けられている。本実施の形態では、代表して一つのノズルの制御について説明したが、他のノズルの制御についても同様な制御である。
【0037】
図10(a)(b)は、上記駆動装置625の機能ブロック図であり、印字命令の信号の流れを示している。同図(a)においては、印字命令は、パーソナルコンピュータ内のドライバソフトウェアから制御信号として駆動装置内のドライバ回路に与えられる。それに基づいてドライバ回路はROM214に格納された各種データを読み出し、駆動信号を生成してアクチュエータを駆動する。ここに、ドライバ回路は、各ドットの前に印字命令があったか否か、および液滴噴射に用いた駆動波形の種類を記憶しておき、それと次に印字命令があるか否か、および液滴噴射に用いた駆動波形の種類に応じてROM214から読み出す駆動波形を上述のように変化させる。
【0038】
同図(b)は他の実施の形態を示すもので、駆動波形および該駆動波形を選択するためのプログラムはパーソナルコンピュータ内のドライバソフトウェアにテーブルとして格納されている。印字命令は、ドライバソフトウェアにてテーブルを参照して制御信号に変換され、その制御信号はドライバ回路に与えられ、ドライバ回路にて駆動信号とされ、それによりアクチュエータを駆動する。この例では、ドライバソフトウェアが、テーブルのデータを基に、上記と同様に駆動波形を変化させる。このドライバソフトウェアは記憶媒体に格納して提供される。
【0039】
以上、実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、駆動波形を構成する噴射パルス、液滴安定化パルス、液滴小型化パルスの波幅、数、組み合わせなどは、自由に変形可能である。また、本実施の形態では、アクチュエータはせん断モード型のものを用いたが、圧電材料を積層し、その積層方向の変形によって圧力波を発生する構成でもよく、圧電材料に限らずインク流路に圧力波を発生するものであれば使用可能である。
【0040】
【発明の効果】
上述したように、本発明によれば、1つの当該ドットの印字のための4つのインク液滴を噴射する4つの噴射パルスと残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる駆動波形から、その直前および直後ともに印字命令がない場合にパルス数を減らし、1ドット当たりに噴射するインク液滴数を減らすことにより、印字命令と非印字命令が交互に繰り返されるときなどのインクのメニスカス振動の影響を受けやすいに場合であっても、インク液滴の着弾位置がずれたり、余分なインク液滴を噴射してしまうことなどが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の駆動波形を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態の駆動波形を選択する条件を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態の駆動波形で印字した結果を示す図である。
【図4】 従来例の駆動波形を選択する条件を図である。
【図5】 従来例の駆動波形で印字した結果を示す図である。
【図6】 本発明に係るインク噴射装置を示す図である。
【図7】 本発明に係るインク噴射装置の動作を説明する図である。
【図8】 本発明の実施例のインク噴射装置の制御回路を示す図である。
【図9】 本発明のインク噴射装置の駆動装置のROMの記憶領域を示す図である。
【図10】 (a)(b)は駆動装置の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 駆動波形(通常時使用)
2 駆動波形(所定時使用)
600 インク噴射装置
613 インク流路
625 制御装置

Claims (6)

  1. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク液滴噴射方法において、
    1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合には、当該1つのドットに対して、4つの噴射パルスにより4つのインク液滴を順次噴射し、その4つのインク液滴を噴射するに際して前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させ、
    前記1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がない場合には、当該1つのドットに対して、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと4番目のパルスとに対応する位置にある3つの噴射パルスにより3つのインク液滴を順次噴射し、その3つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと最後の噴射パルスとの間、および最後の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させることを特徴とするインク噴射装置の駆動方法。
  2. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク液滴噴射方法において、
    1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合には、当該1つのドットに対して、4つの噴射パルスにより4つのインク液滴を順次噴射し、その4つのインク液滴を噴射するに際して前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させ、
    前記1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がない場合には、当該1つのドットに対して、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスに対応する位置にある2つの噴射パルスにより2つのインク液滴を噴射し、その2つの噴射パルスの後で、噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させることを特徴とするインク噴射装置の駆動方法。
  3. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク液滴噴射方法において、
    1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がある場合には、当該1つのドットに対して、4つの噴射パルスにより4つのインク液滴を順次噴射し、その4つのインク液滴を噴射するに際して前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させ、
    前記1つのドットの印字命令の直前および直後ともに印字命令がない場合には、当該1つのドットに対して、前記4つの噴射パルスのうち2番目の噴射パルスに対応する位置にある1つの噴射パルスにより1つのインク液滴を噴射し、その1つの噴射パルスの後で、噴射をすることのない噴射安定化パルスにより前記インク流路の残留圧力波振動を減少させることを特徴とするインク噴射装置の駆動方法。
  4. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク噴射装置の駆動装置において、
    1つのドットの印字命令に対して4つのインク液滴を順次噴射する4つの噴射パルスと、その4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第1の駆動波形、および前記1つのド ットに対して3つのインク液滴を順次噴射する、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと4番目の噴射パルスとに対応する位置にある3つの噴射パルスと、その3つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および最後の噴射パルスの後で、それぞれ噴射することなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第2の駆動波形を記憶する記憶装置と、
    1つのドットの直前または直後の印字命令の有無にもとづいて、当該1つのドットの直前および直後ともに印字命令がある場合には、前記第1の駆動波形を、直前および直後ともに印字命令がない場合には、前記第2の駆動波形を選択して前記アクチュエータを駆動する手段とからなる駆動装置。
  5. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク噴射装置の駆動装置において、
    1つのドットの印字命令に対して4つのインク液滴を順次噴射する4つの噴射パルスと、その4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第1の駆動波形、および前記1つのドットに対して2つのインク液滴を順次噴射する、前記4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスに対応する位置にある2つの噴射パルスと、その2つの噴射パルスの後で、噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第2の駆動波形とを記憶する記憶装置と、
    1つのドットの直前または直後の印字命令の有無にもとづいて、当該1つのドットの直前および直後ともに印字命令がある場合には、前記第1の駆動波形を、直前および直後ともに印字命令が無い場合には、前記第2の駆動波形を選択して前記アクチュエータを駆動する手段とからなる駆動装置。
  6. インクが充填されたインク流路の容積を変化させるためのアクチュエータに噴射パルス信号を印加することによりインク流路内に圧力波を発生させてインクに圧力を加え、インク液滴をノズルより噴射させるインク噴射装置の駆動装置において、
    1つのドットの印字命令に対して4つのインク液滴を順次噴射する4つの噴射パルスと、その4つの噴射パルスのうち先行する2つの噴射パルスと3番目の噴射パルスとの間、および4番目の噴射パルスの後で、それぞれ噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第1の駆動波形、および前記1つのドットに対して1つのインク液滴を噴射する、前記4つの噴射パルスのうち2番目の噴射パルスに対応する位置にある1つの噴射パルスと、その噴射パルスの後で、噴射をすることなく前記インク流路の残留圧力波振動を減少させる噴射安定化パルスとからなる第2の駆動波形とを記憶する記憶装置と
    1つのドットの直前または直後の印字命令の有無にもとづいて、当該1つのドットの直前および直後ともに印字命令がある場合には、前記第1の駆動波形を、直前および直後ともに印字命令がない場合には、前記第2の駆動波形を選択して前記アクチュエータを駆動する手段とからなる駆動装置。
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