JP2000052561A - インク噴射装置 - Google Patents

インク噴射装置

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JP2000052561A
JP2000052561A JP15509299A JP15509299A JP2000052561A JP 2000052561 A JP2000052561 A JP 2000052561A JP 15509299 A JP15509299 A JP 15509299A JP 15509299 A JP15509299 A JP 15509299A JP 2000052561 A JP2000052561 A JP 2000052561A
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ink
ink chamber
pressure wave
ejection
time
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JP15509299A
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Yoshikazu Takahashi
高橋  義和
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Brother Industries Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1ドットについて噴射動作を複数回行うイン
ク噴射装置を、部品コストの増加を招くことなく常に良
好な印字品質が得られるようにすること。 【解決手段】 1ドットについて噴射動作を2回行って
2滴のインクを噴射する場合には、噴射動作を行うため
の噴射パルス信号PF1を印加して1滴目を噴射させ、
この噴射動作によって発生した圧力波振動を非噴射パル
ス信号PS1を印加して相殺する。そして、インク室内
の圧力が安定した状態で、噴射動作を行うための噴射パ
ルス信号PF2を印加して2滴目を噴射させ、同様に、
この噴射動作によって発生した圧力波振動を非噴射パル
ス信号PS2を印加して相殺する。このように、噴射動
作を行う毎に相殺動作を行うことで、各噴射動作を常に
安定して行う。したがって、駆動周波数が多少変動した
場合でも、良好な印字品質を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字命令に応じて
ノズルからインクを噴射して、紙等の被記録媒体に画像
を形成するインク噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト方式の印字装置の中で、
原理が最も単純で、かつ多階調化やカラー化が容易であ
るものとして、インクジェット方式の印字装置が挙げら
れる。中でも、印字に使用するインクのみを噴射するド
ロップ・オン・デマンド型が、噴射効率の良さ、ランニ
ングコストの安さ等から急速に普及している。ドロップ
・オン・デマンド型の印字装置に用いられるインク噴射
装置として、例えば、特開昭63−247051号公報
に記載の圧電材料を利用したせん断モード型がある。こ
の種のインク噴射装置の一例を図5,6に示す。なお、
図5は図6のA−A線断面に、図6は図5のB−B線断
面に各々対応している。
【0003】図5に示すように、インク噴射装置600
は、底壁601,天壁602,およびその間のせん断モ
ード型のアクチュエータ壁603からなる。そのアクチ
ュエータ壁603は天壁602に接着され、かつ矢印6
09方向に分極された圧電材料製の上部壁605と、底
壁601に接着され、かつ矢印611方向に分極された
圧電材料製の下部壁607とからなっている。アクチュ
エータ壁603は一対となって、その間にインク室61
3を形成し、かつその隣の一対のアクチュエータ壁60
3との間には、インク室613よりも狭い空間615を
形成している。
【0004】図6に示すように、各インク室613の一
端には、ノズル618を有するノズルプレート617が
固着され、他端には、マニホールド626を介して図示
しないインク供給源が接続されている。なお、マニホー
ルド626は、各インク室613に連通する開口部を有
する前部壁627と、底壁601,天壁602の間を密
閉する後部壁628とを備え、前記インク供給源から前
部壁627,後部壁628の間に供給されたインクを、
各インク室613に分配するものである。
【0005】各アクチュエータ壁603の両側面には電
極619,621が金属化層として設けられている。具
体的にはインク室613側のアクチュエータ壁603に
は電極619が設けられ、空間615側およびインク噴
射装置600外周側のアクチュエータ壁603には電極
621が設けられている。なお、電極619の表面はイ
ンクと絶縁するための絶縁層で覆われている。そして、
電極621はアース623に接続され、インク室613
内に設けられた電極619は制御装置625に接続さ
れ、後述のような電圧(駆動信号)を印加される。
【0006】そして、各インク室613の電極619に
制御装置625が電圧を印加することによって、各アク
チュエータ壁603がインク室613の容積を増加する
方向に圧電厚みすべり変形する。この動作の一例を図7
に示す。インク室613cの電極619cに所定の電圧
E(V)が印加されると、アクチュエータ壁603e,
603fに各々矢印631,632の方向の電界が発生
し、アクチュエータ壁603e,603fがインク室6
13cの容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形す
る。このとき、ノズル618c付近を含むインク室61
3c内の圧力が減少する。
【0007】この電圧E(V)の印加をインク室613
内の圧力波の片道伝播時間Tだけ維持する。すると、そ
の間に前述のインク供給源からインクが供給される。な
お、前記片道伝播時間Tはインク室613内のインクの
圧力波が、インク室613の長手方向に片道伝播する時
間であり、インク室613の長さLとこのインク室61
3内部のインク中での音速aとによりT=L/aなる式
で算出される。
【0008】圧力波の伝播理論によると、前記電圧の印
加から片道伝播時間Tが経過するとインク室613内の
圧力が逆転し、正の圧力に転じるが、制御装置625
は、このタイミングに合わせてインク室613cの電極
619cに印加されている電圧を0(V)に戻す。する
と、アクチュエータ壁603e,603fが変形前の状
態(図5)に戻り、インクに圧力が加えられる。そのと
き、前記正に転じた圧力と、アクチュエータ壁603
e,603fが変形前の状態に戻ることにより発生した
圧力とが加え合わされ、比較的高い圧力がインク室61
3cのノズル618c付近の部分に生じて、インクがノ
ズル618cから噴射される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のインク
噴射装置には、1ドットの印字命令についてインク滴を
噴射する噴射動作を複数回行って、複数のインク滴を被
記録媒体に達する前の空間または被記録媒体上で合体さ
せ、任意の大きさのドットを記録することが行われてい
る。また、上記の噴射のためにインク室内に圧力波振動
を発生させて全ての噴射動作を行った後で、インク室の
容積を一旦増加させた後容積を減少させてインク室内の
圧力波振動を略相殺する相殺動作を行うように構成され
ているものがある。このように構成されているインク噴
射装置は、インク室内の残留圧力波振動が次回の噴射動
作に何等かの悪影響を与える事態を防止することができ
る。
【0010】ところで、噴射動作を複数回行った後のイ
ンク室内の圧力波振動は非常に複雑であるので、この圧
力波振動を完全に相殺することは非常に難しい。このた
め、噴射動作を複数回行った後の相殺動作は、圧力波振
動に対して非常に正確なタイミングで行わなければなら
ない。
【0011】しかし、キャリッジが被記録媒体に沿って
移動する際にエンコーダ等からの位置信号に基づいて、
1ドット毎の印字命令の信号を生成するものでは、キャ
リッジの移動の際の抵抗が不均一であったり、モータの
回転速度が変動することが避けられず、1ドットについ
ての複数回の噴射動作および相殺動作が1秒間に行われ
る回数、即ち駆動周波数は、場合によっては±5%程度
変動する。すると、インク室内の圧力変動に対する相殺
動作のタイミングが適正値からずれてしまい、結果とし
て、1回の噴射動作によって噴射されるインクの量が、
±15%程度変動することがある。このため、良好な印
字品質を得ることができない場合もある。特に、広い範
囲に対して一様な階調でインクを噴射する場合には、見
栄えの悪さが顕著になる。なお、常に一定の駆動周波数
に保持するためには、キャリッジの移動速度の変動を抑
制すれば良いが、そのためには高価なモータや駆動装置
およびキャリッジ案内装置の高精度の加工が必要とな
り、部品コストを大幅に増加させてしまう。
【0012】本発明は、この様な問題を解決するために
なされたものであり、1ドットについて噴射動作を複数
回行うインク噴射装置を、部品コストの増加を招くこと
なく常に良好な印字品質が得られるようにすることを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】この様
な目的を達成するため、本発明にかかるインク噴射装置
は、インクを噴射するためのノズルと、該ノズルから噴
射するためのインクが充填されるインク室と、該インク
室の容積を変化させるアクチュエータと、該アクチュエ
ータを駆動して前記インク室内に圧力波振動を発生させ
て前記ノズルからインクを噴射する噴射動作を1ドット
の印字命令に対して複数回行う制御装置と、を備えたイ
ンク噴射装置であって、前記制御装置は、前記1ドット
の印字命令に対して複数回行う各噴射動作を1回行う毎
に、インクを噴射しないタイミングで前記アクチュエー
タを駆動して前記インク室内の圧力波振動を略相殺する
相殺動作を行うことを特徴とする。
【0014】本発明にかかるインク噴射装置では、制御
装置は、インク室内に圧力波振動を発生させてインク滴
を噴射する噴射動作を1回行う毎に、インク室内の圧力
波振動を相殺するための相殺動作を行い、この一連の動
作を1ドットの印字命令に対して複数回繰り返す。
【0015】このように、本発明にかかるインク噴射装
置によれば、噴射動作を1回行う毎に相殺動作を行って
インク室内の圧力を安定させるので、各相殺動作によっ
て相殺するべき圧力波振動は非常に単純なものとなる。
このため、噴射動作および相殺動作のタイミングが最適
なタイミングより多少前後しても、難なく圧力波振動を
相殺することができる。したがって、駆動周波数が多少
変動しても、1回の噴射動作によって噴射されるインク
の量を略一定に保つことができるので、高価なモータ等
を採用することによって部品コストの増加を招くことな
く、常に良好な印字品質を得ることができる。
【0016】また、前記制御装置は、前記複数回の噴射
動作において、噴射動作と該噴射動作を行った後に、前
記インク室内の圧力波振動を略相殺する相殺動作とを含
む動作を、複数回行うこともできる。
【0017】このように、1ドットの印字命令に対して
複数回噴射動作を繰り返す際に噴射動作と相殺動作とを
含む動作を複数回行って、インク室内の圧力を安定させ
ることで、噴射動作および相殺動作のタイミングが最適
なタイミングより多少前後しても、難なく圧力波振動を
相殺することができる。したがって、駆動周波数が多少
変動しても、噴射動作によって噴射されるインクの量を
略一定に保つことができるので、高価なモータ等を採用
することなく、常に良好な印字品質を得ることができ
る。
【0018】なお、この相殺動作には、インク室内の圧
力が高いタイミングでインク室の容積を一旦増加させた
後で容積を元に戻す方法,圧力が低いタイミングで容積
を一旦減少させた後で容積を元に戻す方法等があり、何
れの方法を採用しても良いが、容積を一旦増加させた後
で容積を元に戻すことによって噴射動作を行う場合に
は、相殺動作も、容積を一旦増加させた後で元に戻すこ
とによって行うと良い。相殺動作をこのように行う場合
には、噴射動作と相殺動作においてアクチュエータの駆
動方向が同一となるので、制御装置等の構成を簡略化す
ることができる。また、請求項3に記載したように、前
記相殺動作は、前記インク室の容積を増加させてから当
該インク室の容積を減少させるまでの時間が、前記イン
ク室内をインクの圧力波が片道伝播する片道伝播時間の
約0.3〜0.7倍または約1.3〜1.8倍となるよ
うに行われると良い。
【0019】本件発明者は、相殺動作時にインク室の容
積を増加させてからその容積を減少させるまでの時間W
Sを種々に変更して実験を行い、インク室内の圧力波振
動を最も有効に相殺することができる条件を鋭意検討し
た。その結果、インク室内をインクの圧力波が片道伝播
する片道伝播時間Tの0.3〜0.7倍または1.3〜
1.8倍に、WSを設定すると良いことを発見した。こ
れは、次の理由によるものと推定される。WS 1.0
Tであると、容積の増加によって発生した圧力波振動の
ピークと容積の減少による圧力の増加とが重畳してイン
クが噴射されてしまう。また、WS 2.0Tである
と、容積の増加による圧力波振動と容積の減少による圧
力波振動とが相殺し合って相殺動作を実行しなかった場
合と同様の結果を招く。このため、それらの値の中間で
ある0.3T〜0.7Tまたは1.3T〜1.8TにW
Sを設定すると、良好な相殺動作を行うことができるも
のと考えられる。
【0020】さらに、本件発明者は、噴射動作が終了し
た時点と相殺動作を行う時期との関係を種々に変更して
実験を行い、インク室内の圧力波振動を最も有効に相殺
することができる条件を鋭意検討した。その結果、請求
項4に記載したように、前記相殺動作は、前記噴射動作
が終了した時点から、前記インク室内をインクの圧力波
が片道伝播する片道伝播時間の約2.2〜2.8倍の時
間が経過した時点を中心に行われると良いことを発見し
た。
【0021】これらの条件を満たすように相殺動作を行
った場合には、常に良好な印字品質を得ることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面にしたがって説明する。本実施の形態のインク噴射装
置600における機械的部分の構成は、図5,6に示す
従来のものと同様であるので説明を省略する。このイン
ク噴射装置600の具体的な寸法を述べる。インク室6
13の長さLが7.5mmである。ノズル618の寸法
は、ノズル面617a側の径が40μm、インク室61
3側の径が72μm、長さが100μmである。また、
後述の実験に供したインクの25℃における粘度は約2
mPa・s、表面張力は30mN/mである。このイン
ク室613内のインク中における音速aと前記Lとの比
L/a(=T)は8μsecである。さらに、インク噴
射装置600は図示しないプラテンに沿って移動するキ
ャリッジに搭載され、ノズル面617aとプラテン上の
記録用紙(図示せず)との間隔は1〜2mmである。
【0023】図1は、本実施の形態のインク噴射装置6
00に用いられた制御装置625の構成を表す回路図で
ある。図1に示すように、制御装置625は、充電回路
182,放電回路184,およびパルスコントロール回
路186から構成されている。また、図1では、アクチ
ュエータ壁603の圧電材料および電極619,621
をコンデンサ191で表しており、そのコンデンサ19
1の端子191A,191Bは各々電極619,621
に対応する。即ち、端子191Aが制御装置625に、
端子191Bがアース623に、各々接続されている。
ここで、インク室613を挟む一対のアクチュエータ壁
603および電極619,621が、1個のアクチュエ
ータを構成する。
【0024】充電回路182に設けられた入力端子18
7と放電回路184に設けられた入力端子188とは、
各々インク室613内の電極619(端子191A)に
E(V)の電圧(例えば20V)または0(V)の電圧
を印加するためのパルス信号を、後述のパルスコントロ
ール回路186から入力するための端子である。
【0025】充電回路182は、抵抗R101,R10
2,R103,R104,R105、および、トランジ
スタTR101,TR102から構成されている。トラ
ンジスタTR101のベースは、抵抗R101を介して
入力端子187に接続されるとともに、抵抗R102を
介して接地されている。トランジスタTR101のエミ
ッタは直接接地され、コレクタは、E(V)の正の電源
189に抵抗R103を介して接続されている。また、
トランジスタTR102のベースは、抵抗R104を介
して正の電源189に接続されるとともに、抵抗R10
5を介してトランジスタTR101のコレクタに接続さ
れている。トランジスタTR102のエミッタは正の電
源189に直接接続され、コレクタは抵抗R120を介
して端子191Aに接続されている。
【0026】このため、入力端子187にオン信号(+
5V)が入力されると、トランジスタTR101が導通
し、正の電源189からの電流がトランジスタTR10
1のコレクタからエミッタ方向に流れる。したがって、
正の電源189に接続されている抵抗R104およびR
105にかかる電圧の分圧が上昇し、トランジスタTR
102のべースに流れる電流が増加し、トランジスタT
R102のエミッタとコレクタ間が導通する。そして、
正の電源189からのE(V)の電圧がトランジスタT
R102のコレクタおよびエミッタ、抵抗R120を介
してコンデンサ191の端子191Aに印加される。
【0027】次に、放電回路184について説明する。
放電回路184は抵抗R106,R107,トランジス
タTR103から構成されている。トランジスタTR1
03のベースは、抵抗R106を介して入力端子188
に接続されるとともに、抵抗R107を介して接地され
ている。トランジスタTR103のエミッタは直接接地
され、コレクタは、前述の抵抗R120を介して端子1
91Aに接続されている。このため、入力端子188に
オン信号(+5V)が入力されるとトランジスタTR1
03が導通し、抵抗R120を介してコンデンサ191
の端子191Aを接地する。
【0028】次に、この充電回路182,放電回路18
4によってアクチュエータ壁603(コンデンサ19
1)に印加される電圧の変化を説明する。充電回路18
2の入力端子187に入力される入力信号は、図2
(A)のタイミングチャートに示すように、通常オフの
状態にあり、インクの噴射時には後述の所定のタイミン
グT1にてオンされ、タイミングT2にてオフされる。
その後、タイミングT3にてオンされ、タイミングT4
にてオフされ、さらにタイミングT5にてオンされ、タ
イミングT6にてオフされ、さらにその後、タイミング
T7にてオンされ、タイミングT8にてオフされる。放
電回路184の入力端子188に入力される入力信号
は、図2(B)のタイミングチャートに示すように、入
力端子187の入力信号がオンされるとき(T1,T
3,T5,T7)オフされ、入力端子187の入力信号
がオフされるとき(T2,T4,T6,T8)オンされ
る。
【0029】この場合、コンデンサ191の端子191
Aに印加される電圧は、図2(C)に示すように、通常
は0(V)に維持されているが、タイミングT1にて、
コンデンサ191即ちアクチュエータ壁603へ電荷が
充電され、トランジスタTR102と、抵抗R120
と、せん断モード型圧電素子からなるアクチュエータ壁
603の静電容量とにて決まる充電時間Ta後に電圧E
(V)になる。またタイミングT2にて、トランジスタ
TR103と、抵抗R120と、アクチュエータ壁60
3の静電容量とにて決まる放電時間Tb後に0(V)に
なる。
【0030】このように電極619(端子191A)に
実際に印加される電圧(以下、駆動信号という)の波形
は、立ち上がりと立ち下がりで各々Ta、Tbの遅れが
生じるため、電圧が1/2E(V)(例えば10V)と
なる時点を、駆動信号の立ち上がりタイミング(FS
1,SS1,FS2,SS2)および立ち下がりタイミ
ング(FE1,SE1,FE2,SE2)として近似す
る。パルスコントロール回路186は、この駆動信号の
立ち上がりおよび立ち下がりが後述のタイミングとなる
ように、入力端子187,188への入力信号の前記タ
イミングT1〜T8等を制御する回路である。次に、図
1に戻ってパルスコントロール回路186の構成につい
て説明する。
【0031】パルスコントロール回路186には、各種
の演算処理を行うCPU210が設けられ、そのCPU
210には、印字データや各種のデータを記憶するRA
M212と、パルスコントロール回路186の制御プロ
グラムおよび前述のタイミングT1〜T8でオン,オフ
信号を発生するシーケンスデータを記憶するROM21
4とが接続されている。ここで、ROM214には、図
3に示すように、インク噴射装置制御プログラム記憶エ
リア214Aと、駆動波形データ記憶エリア214Bと
が設けられている。したがって、前述の駆動信号の波形
に関するシーケンスデータは、駆動波形データ記憶エリ
ア214Bに記憶されている。
【0032】さらに、CPU210は各種のデータのや
りとりをするI/Oバス216に接続され、当該I/O
バス216には、印字データ受信回路218およびパル
スジェネレータ220,222が接続されている。パル
スジェネレータ220の出力は充電回路182の入力端
子187に入力され、パルスジェネレータ222の出力
は放電回路184の入力端子188に入力されている。
【0033】CPU210はROM214の駆動波形デ
ータ記憶エリア214Bに記憶されているシーケンスデ
ータにしたがって、パルスジェネレータ220および2
22を制御する。したがって、前記タイミングT1〜T
8の各種パターンを予めROM214内の駆動波形デー
タ記憶エリア214Bに記憶させておくことによって、
1ドットの印字命令に対して、所望の波形の駆動信号を
アクチュエータ壁603に与えることができる。なお、
パルスジェネレータ220,222、充電回路182、
および放電回路184は、インク噴射装置600のノズ
ル618と同じ数だけ設けられている。CPU210
は、印字データに応じたアクチュエータ壁603に駆動
信号を出力し、対応するノズル618からインクを噴射
する。
【0034】次に、本実施の形態のインク噴射装置60
0における、前記駆動信号の波形(以下、駆動波形とい
う)の一例を図4(A)に例示する。また、図4(B)
はその駆動波形に応じたインク室613内の圧力波振動
を表している。図4に例示するように、本例の駆動波形
は、インクを噴射するための2つの噴射パルス信号PF
1,PF2と、前記インク室613内に残留した圧力波
振動を相殺するための各噴射パルス信号の後に設けられ
た2つの非噴射パルス信号PS1,PS2とからなり、
噴射パルス信号PF1,PF2および非噴射パルス信号
PS1,PS2は、何れも波高値(電圧値)はE(V)
である。また、本例では以下に説明するように、噴射パ
ルス信号PF1,PF2のパルス幅WFを片道伝播時間
T(8μsec)の1.0倍、非噴射パルス信号PS
1,PS2のパルス幅をTの0.5倍とし、非噴射パル
ス信号PS1と噴射パルス信号PF2とのパルス間隔d
2をTの1.0倍とした。
【0035】タイミングFS1で噴射パルス信号PF1
が立ち上がると、図7にてインク室613cを例に説明
したように、アクチュエータ壁603に電界が発生し、
インク室613の容積が増加してノズル618付近を含
むインク室613内の圧力が減少する。その後、インク
室613にはインクが流入する一方、容積の増大によっ
て生じた圧力波振動による圧力が増加して正の(振動の
中心より大の)圧力に転じ、片道伝播時間Tを経過する
時点の近傍でピークに達する。噴射パルス信号PF1
は、タイミングFS1から1.0T経過後のタイミング
FE1で立ち下がる。すると、インク室613の容積が
減少し、それにより発生した圧力と、前記正に転じた圧
力とが加え合わされて、インク室613のノズル618
付近に高い圧力が生じ、インクがノズル618から噴射
される。
【0036】続いて、タイミングFE1から時間d1が
経過した時点を中心にして非噴射パルス信号PS1が発
生する。この非噴射パルス信号PS1は、インク室61
3の圧力が正から負に転じる時点を跨いで発生させるの
が望ましい。この場合、次のようにしてインク室613
内の圧力波振動を相殺することができる。
【0037】即ち、インク室613の圧力が正から負に
転じる前のタイミングSS1にて非噴射パルス信号PS
1が立ち上がると、未だ正である前記圧力が急減する。
また、前記圧力が負に転じた後のタイミングSE1で非
噴射パルス信号PS1が立ち下がると、負に転じた前記
圧力が急増する。このため、前記圧力の振動が相殺され
る。このように圧力波振動が相殺されると、インクが非
所望に噴射されることが防止されるとともに、噴射パル
ス信号PF2による噴射動作に円滑に移行することがで
きる。したがって、きわめて良好な画像を形成するとと
もに印字速度を向上させることができる。なお、非噴射
パルス信号PS1は前述のように圧力波振動を相殺する
ためのものであり、このパルス信号が発生してもインク
は噴射されない。
【0038】続いて、タイミングSE1から時間d2が
経過した後のタイミングFS2で噴射パルス信号PF2
が立ち上がり、タイミングFS2から1.0T経過後の
タイミングFE2で立ち下がり、同ように、インクがノ
ズル618から噴射される。そして、タイミングFE2
から時間d1が経過した時点を中心にして非噴射パルス
信号PS2が印加され、同ように、インク室613内の
圧力波振動を相殺する。
【0039】本件発明者の実験によれば、上記図4
(B)のインク室613内の圧力波振動が、そのままノ
ズル618からのインク面(メニスカス)の突出、ある
いは後退として現れるのではなく、インク室613内の
圧力波振動よりもゆっくりした周期でメニスカスは突出
後退しているとともに、これに上記の圧力波振動等が絡
まって複雑な振動をしている。これは、ノズル618で
のインクの表面張力等が関係していると思われる。そこ
で、効果的に非所望の噴射を抑制するために、本件発明
者は、前記時間d1の設定方法について鋭意検討した結
果、噴射パルス信号PF1による噴射動作終了後の圧力
波振動が振動の中心(図4(B)の横軸)を3回目に通
過する時点に、非噴射パルス信号PS1の中心SC1を
配設すると良いことを発見した。これにより、インクが
非所望に噴射されるのをきわめて良好に防止するととも
に、次の噴射パルス信号PF2による噴射動作にきわめ
て円滑に移行することができる。しかも、この相殺動作
の効果は、各種条件によらずきわめて安定して発揮され
る。同ように、噴射パルス信号PF2による噴射動作終
了後の圧力波振動が振動の中心を3回目に通過する時点
に非噴射パルス信号PS2の中心SC2を配設すれば、
次のドットの噴射パルス信号PF1による噴射動作に円
滑に移行することができる。
【0040】そこで、本件発明者は、噴射パルス信号P
F1による噴射動作が終了したタイミングFE1の後
で、インク室613内の圧力波振動が振動の中心を3回
目に通過する時点を実測した。本実施の形態の場合、こ
の時点の実測値に基づいて算出した時間d1の値は2.
51Tとなった。本実施の形態では、時間d1をこの値
に設定することにより、前述のように圧力波振動を良好
に相殺することができた。
【0041】また、本件発明者は、時間d1および非噴
射パルス信号PS1の幅WSを種々に変更して、インク
噴射装置600を用いたインクの噴射実験を行い、時間
d1に許容される誤差範囲、および非噴射パルス信号の
幅WSの適切な値を調べた。その結果、時間d1のほぼ
実測値2.50Tに対する偏差△d1が−0.3T〜
0.3T(より好ましくは−0.15T〜0.15T)
となるように時間d1を設定するとともに、噴射パルス
信号の幅WSを0.3T〜0.7Tまたは1.3T〜
1.8Tに設定すると、着弾乱れもしぶきも発生するこ
となく良好な噴射が行えた。そして、d1またはWSの
値が適切な値から少しずれると、噴射されたインク滴の
飛翔速度が適切な値からずれ、インク滴が記録用紙の適
切な位置に付着しない着弾乱れが発生した。d1または
WSの値がさらにずれると、噴射されたインクが飛沫と
なって飛び散るしぶきが発生したり、その飛沫がノズル
面617aに付着してインクが吐出されなくなったりし
た。
【0042】以上の実験結果により、時間d1の値には
±0.3T程度の誤差が許容されることが判った。ま
た、非噴射パルス信号の幅WSは0.3T〜0.7Tま
たは1.3T〜1.8Tに設定するのが望ましいことが
判ったが、後者は、次の理由によるものと推定される。
WS 1.0Tであると、インク室613の容積増加
(図4のタイミングSS1)によって発生した圧力波振
動のピークとその容積の減少(図4のタイミングSE
1)による圧力の増加とが重畳してインクが噴射されて
しまう。また、WS 2.0Tであると、前記容積の増
加による圧力波振動と前記容積の減少による圧力波振動
が相殺し合って非噴射パルス信号PS1を発生しなかっ
た場合と同様の結果を招く。このため、それらの値の中
間である0.3T〜0.7Tまたは1.3T〜1.8T
にWSを設定すると、良好な相殺動作が実行できるもの
と考えられる。
【0043】本実施の形態では、時間d1を2.51T
に設定し、かつ、非噴射パルス信号の幅WSを1.0T
に設定しているので、非噴射パルス信号PS1によりき
わめて良好に前記圧力波振動を相殺することができた。
また、この相殺動作の効果はきわめて安定して発揮され
た。したがって、着弾乱れもしぶきも発生することな
く、きわめて正確な画像を安定して形成するとともに、
印字速度をきわめて良好に向上させることができた。さ
らに、本実施の形態では、時間d1の前記実測値(2.
51T)に対する偏差△d1を0とし、非噴射パルス信
号の幅WSを短い側の適正範囲(0.3T〜0.7T)
の中間に設定している。したがって、正確な画像を一層
安定して形成するとともに、印字速度を一層良好に向上
させることができた。
【0044】続いて、本実施の形態のインク噴射装置の
効果について説明する。本実施の形態のインク噴射装置
600は、1ドットの印字命令について複数回の噴射動
作を行う際に、噴射動作を行った後に相殺動作を行う動
作を繰り返してインク室内の圧力を安定させるので、各
相殺動作によって相殺するべき圧力波振動は非常に単純
なものとなる。このため、噴射動作および相殺動作のタ
イミングが最適なタイミングより多少前後しても、難な
く圧力波振動を相殺することができる。したがって、駆
動周波数が多少変動しても、1回の噴射動作によって噴
射されるインクの量を略一定に保つことができるので、
部品コストの増加を招くことなく、常に良好な印字品質
を得ることができる。
【0045】次に、本実施の形態のインク噴射装置の効
果をより具体的に説明するため、本実施の形態のインク
噴射装置600と、2つの噴射パルス信号を印加した後
に1つの非噴射パルスを印加して1ドット分の噴射を行
う従来のインク噴射装置とを、7.5kHz,8.0k
Hz,8.5kHzの駆動周波数で実際に作動させた場
合の1ドット当りのインクの噴射量(ピコリットルp
l)を、表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】表1に示すように、本実施の形態のインク
噴射装置600は、従来のインク噴射装置に比べ、駆動
周波数が変化しても略一定量のインクを噴射することが
でき、常に良好な印字品質を得ることができる。
【0048】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は前述した各実施の形態に何等限定される
ものではなく、さらに種々の態様において実施してもよ
いことはもちろんである。例えば、上記実施の形態で
は、噴射パルス信号の幅WFを片道伝播時間Tの1.0
倍としたが、圧力波振動は周期2Tで繰り返されるの
で、WF=3.0T,5.0T,7.0TのようにWF
をTの3以上の奇数倍としても同ように噴射動作を行う
ことができる。
【0049】また、実施の形態では、非噴射パルス信号
PS1の立ち下がりから噴射パルス信号PF2の立ち上
がりまでの時間間隔d2をTの1.0倍としたが、d2
は、非噴射パルスPS1が立ち下がるために要する放電
時間Tbと噴射パルス信号PF2が立ち上がるために要
する充電時間Taとの合計よりも長ければ良い。具体的
には、0.5T以上であれば良い。
【0050】また、実施の形態では、1ドットの印字命
令に対して噴射動作および相殺動作を交互に2回行うこ
とによって2滴のインクを噴射するように構成されてい
るが、噴射動作および相殺動作を交互に3回以上行うこ
とによって3滴以上のインクを噴射するように構成され
ていても良い。
【0051】また、非噴射パルス信号としてE(V)よ
り低い電圧や負の電圧を印加することにより、圧力波振
動の相殺時にインクが噴射されないようにすることもで
きる。ただし、実施の形態では、噴射パルス信号および
非噴射パルスの電圧を一定値とし、その出力タイミング
を調整することによりインクの噴射および圧力波振動の
相殺を行っているので、装置の構成および制御を一層簡
略化することができる。
【0052】また、実施の形態では、圧電材料によって
インク室613の容積を変化させてインクを噴射する装
置について説明したが、本発明は、圧電材料以外を用い
て構成されたアクチュエータによりインク室613の容
積を変化させる装置、印字装置本体にインク噴射装置6
00を固定した所謂ラインプリンタ等にも適用すること
ができる。ただし、実施の形態のように圧電材料を採用
した場合には、装置構成を一層簡略化し、耐久性を向上
させるとともに、部品コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のインク噴射装置に備えられる制
御装置の構成を表す回路図である。
【図2】 制御装置を構成する充電回路,放電回路の動
作を表すタイミングチャートである。
【図3】 制御装置のROMの構成を表す説明図であ
る。
【図4】 制御装置が出力するインク噴射装置の駆動波
形を例示する説明図である。
【図5】 従来および実施の形態のインク噴射装置の構
成を表す断面図である。
【図6】 図5のインク噴射装置のB−B線断面図であ
る。
【図7】 図5のインク噴射装置の動作の一例を表す説
明図である。
【符号の説明】
182 充電回路 184 放電回路 186 パルスコントロール回路 187,188 入力端子 600 インク噴射装置 603 アクチュエータ壁 618 ノズル 619,621 電極 625 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴射するためのノズルと、該ノ
    ズルから噴射するためのインクが充填されるインク室
    と、該インク室の容積を変化させるアクチュエータと、
    該アクチュエータを駆動して前記インク室内に圧力波振
    動を発生させて前記ノズルからインクを噴射する噴射動
    作を1ドットの印字命令に対して複数回行う制御装置
    と、を備えたインク噴射装置であって、 前記制御装置は、前記1ドットの印字命令に対して複数
    回行う各噴射動作を1回行う毎に、インクを噴射しない
    タイミングで前記アクチュエータを駆動して前記インク
    室内の圧力波振動を略相殺する相殺動作を行うことを特
    徴とするインク噴射装置。
  2. 【請求項2】 インクを噴射するためのノズルと、該ノ
    ズルから噴射するためのインクが充填されるインク室
    と、該インク室の容積を変化させるアクチュエータと、
    該アクチュエータを駆動して前記インク室内に圧力波振
    動を発生させて前記ノズルからインクを噴射する噴射動
    作を1ドットの印字命令に対して複数回行う制御装置
    と、を備えたインク噴射装置であって、 前記制御装置は、前記複数回の噴射動作において、噴射
    動作と該噴射動作を行った後に、前記インク室内の圧力
    波振動を略相殺する相殺動作とを含む動作を、複数回行
    うことを特徴とするインク噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記相殺動作は、前記インク室の容積を
    増加させてから当該インク室の容積を減少させて行うも
    のであって、その間の時間が、前記インク室内をインク
    の圧力波が片道伝播する片道伝播時間の約0.3〜0.
    7倍または約1.3〜1.8倍となるように行われるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のインク噴射装
    置。
  4. 【請求項4】 前記相殺動作は、前記噴射動作が終了し
    た時点から、前記インク室内をインクの圧力波が片道伝
    播する片道伝播時間の約2.2〜2.8倍の時間が経過
    した時点を中心に行われることを特徴とする請求項3に
    記載のインク噴射装置。
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