JP4568966B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェット方式による画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、画像形成装置としては、図9に示すように、印字ヘッドすなわちインク噴射装置600をキャリッジ100に搭載し、印字媒体700と平行に走査するものがある。キャリッジ100はガイドバー110、120にスライド移動可能に支持され、モータ37によって駆動されるベルト140によってそのガイドバーに沿って往復移動される。キャリッジ100には、ヘッドユニット600に供給するインクを収容したタンク150が着脱可能に搭載される。印字媒体700は、搬送ローラ160、170によって、ヘッドユニット600の走査方向に平行に保持されかつその走査方向と直角方向に搬送される。
【0003】
インク噴射装置600としては、圧電セラミックスまたは静電気力などをアクチュエータとしてインク流路の壁面を変形させて該インク流路内のインクをノズルから液滴として噴射するもの、またヒータをアクチュエータとしてインク流路内のインクを局部的に沸騰させてその圧力によりインク滴を噴射するものなどが知られ、印字媒体上に着弾したドットにより印字パターンが表現される。インク噴射装置600は、前者の例として特開昭63−247051号公報に示されているように、圧電材料を利用したせん断モード型がある。その一例を図6に示す。インク噴射装置600は、印字媒体面の厚み方向に延びる細長い溝形状のインク流路613とインクの入らない空間615とを側壁617を挟んで複数配列したアクチュエータ基板601と、カバープレート602からなる。その側壁617は、下半分は矢印P1方向に分極された下部壁611と、上半分は矢印P2方向に分極された上部壁609とからなっている。各インク流路613の一端には、ノズル618を有し、他端にはインクを供給するマニホールド(図示しない)を有する。空間615の前記マニホールド側の端部はインクが浸入しないように閉鎖されている。各側壁617の両側面には電極619,621が金属化層として設けられている。具体的には、インク流路613側の側壁617の面には流路内電極619が設けられ、空間615側の側壁617の面には空間内電極621が設けられている。同一の空間615内で対向する空間内電極621は、互いに絶縁されている。
【0004】
そして1つのインク流路613を挟む一対の側壁617を、1つのアクチュエータとしてインクが噴射される。例えば図7に示すように、インク流路613bを駆動する場合、全ての流路内電極619を接地し、その流路の両外側の空間電極621c、dに電圧E(V)を印加すると、側壁617c、dに分極方向と直交する矢印E方向の電界が発生し、側壁617c、dの上下各部分がそれぞれインク流路613bの容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形する。このときノズル618b付近を含むインク流路613b内の圧力が減少する。この状態を圧力波のインク流路613内での片道伝播時間Tだけ維持する。
すると、その間図示しないマニホールドからインクが供給される。
【0005】
なお、上記片道伝播時間Tはインク流路613内の圧力波が、インク流路613の長手方向に伝播するのに必要な時間であり、インク流路613の長さLとこのインク流路613内部のインク中での音速aによりT=L/aと決まる。圧力波の伝播理論によると、上記の電圧の印加からちょうどT時間がたつとインク流路613内の圧力が逆転し、正の圧力に転じるが、このタイミングに合わせて空間電極621c、dに印加されている電圧を0(V)に戻す。
【0006】
すると、側壁617c、dが変形前の状態(図6)に戻り、インクに圧力が加えられる。そのとき、前記正に転じた圧力と、側壁617c、dが変形前の状態に戻ることにより発生した圧力とが加え合わされ、比較的高い圧力がインク流路613bのノズル618b付近の部分に生じて、インク滴がノズル618bから噴射される。
【0007】
さらに詳しく説明すると、上記の電圧の印加から電圧を0(V)に戻すまでの時間が前記片道伝播時間Tからずれると、インク滴を噴射するためエネルギー効率が低下し、前記片道伝播時間Tのほぼ偶数倍となったときには全く噴射が行われなくなるので、通常、エネルギー効率を高くしたい場合、例えばなるべく低い電圧で駆動したい場合には上記の電圧の印加から電圧を0(V)に戻すまでの時間は、前記片道伝播時間Tに一致させるか、少なくともほぼ奇数倍とすることが望ましい。
【0008】
従来のインク滴噴射装置600の具体的な寸法の一例を述べる。インク室613の長さLが12.0mmである。ノズル618は、インク滴噴射側の径が32μmまたは26μm、インク室613側の径が40μmのテーパ型で、長さが75μmである。また、実験に供したインクの25℃における粘度は約2mPa・s、表面張力は30mN/mである。このインク室613内のインク中における音速aと上記Lとの比L/a(=T)は12.0μsecであった。
【0009】
このような構成の画像形成装置を用いて、キャリッジの移動方向における印字解像度が、例えば360dpi(ドット/インチ)と720dpiのように複数モードある場合の、従来の画像形成方法について説明する。
1つ目の従来例としては、360dpiと720dpiとも同じ駆動波形を用いる方法である。印字解像度が高いほど、噴射されるインク滴の体積が小さいことが必要となるため、720dpiのモードにおいては360dpiのモードの場合に比べて低い駆動電圧で噴射することが必要である。駆動波形の一例を図4(a)に示す。駆動波形20に付した数字は、上記インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに対する時間の長さの割合である。インク滴を噴射するための噴射パルスF5と、該噴射パルスF5により発生した残留振動を抑制し、余分なインク噴射をとめるための噴射安定化パルスS3とからなる。全てのパルスの波高値(電圧値)は同一である。図5に示すように、上記インク流路613の長さLが12.0mmで上記ノズル618の出射径がφ32μmであるときに、20(V)の駆動電圧を印加すると噴射される液滴体積は35pl(ピコリットル)、15(V)の駆動電圧を印加すると25plとなるため、前者を360dpiモード時に使用し、後者を720dpiモード時に使用していた。
【0010】
実験により駆動波形20が安定に噴射できる最高駆動周波数は10800(Hz)であることがわかっており、同じ駆動波形20を用いるので、360dpiモードおよび720dpiモードとも最高駆動周波数は10800(Hz)と共通になる。
【0011】
したがって、図3(a)に示すように、画像形成時のキャリッジの移動速度は、360dpiモード時には10800/360=30.0(インチ/sec.以後IPSと略す)という速度となり、720dpiモード時には10800/720=15.0(IPS)という速度となり、この場合には、2つのキャリッジ速度を必要とする。なお、各モードでのキャリッジ移動方向の最小ドット間隔は、上記解像度H、360dpiおよび720dpiの逆数1/Hとなる。
【0012】
より印字品質を向上するために、低解像度モードと高解像度モードのインク滴体積の差を大きくする目的で360dpiと720dpiとも別の駆動波形を用いる方法が2つめの従来例である。駆動波形の一例を図4(b)に示す。駆動波形30は360dpi用の駆動波形であり、付した数字は、上記インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに対する時間の長さの割合である。インク滴を噴射するための2つの噴射パルスF6、F7と該噴射パルスF6、F7の残留振動を抑制するための噴射安定化パルスS4とからなる。全てのパルスの波高値(電圧値)は同一である。720dpi用の駆動波形は、前記1つめの従来例で用いた駆動波形20と同じである。図5に示すように、上記インク流路613の長さLが12.0mmで上記ノズル618の出射径がφ26μmであるときに、18(V)の駆動電圧の駆動波形30を印加すると、噴射されるインク滴体積は40pl、16(V)の駆動電圧の駆動波形20を印加すると20plとなり、1つめの従来例よりもモード間のインク滴滴体積差も大きく良好な印字画質が得られる。
【0013】
実験により駆動波形30が安定に噴射できる最高駆動周波数は13000(Hz)、駆動波形20が安定に噴射できる最高駆動周波数は16000(Hz)であることがわかっており、したがって、図3(b)に示すように、画像形成時のキャリッジの移動速度は、360dpiモード時には13000/360=36.1(IPS)という速度となり、720dpiモード時には16000/720=22.2(IPS)という速度となり、この場合にも2つのキャリッジ速度を必要とする。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の技術で説明したように、キャリッジ移動方向の解像度をあげる場合に、キャリッジ移動速度を解像度に合わせて速度の遅い方にいくつか新たに用意しなければならない。
【0015】
一般的にシリアル式画像形成装置でキャリッジは、ステッピングモータまたはDCモータで駆動され、印字速度を最大に保ち各種解像度を実現するために、インク噴射装置の繰り返し駆動周波数を可能な最大周波数に固定し、実現したい解像度に合わせて、キャリッジの移動速度を変化させる。通常は、3〜4つの移動速度が選択できるように設計されている。移動速度が変わるとモータ制御に関して、モータ駆動方式変更、モータ駆動電流値変更、加減速シーケンスのパラメータ変更等が行われる。さらに、インクジェット方式の画像形成装置では、キャリッジが往復移動しながら印字するとき、印字方向によりドット位置がずれ、移動速度によってもさらにずれるため、ドット位置調整のパラメータ変更等が必要になる。そのために、印字制御手段は、上記のパラメータを全て記憶し、使い分ける。また、電流値や駆動方式が変更される可能性がある場合には、それらが実現できる機能を有するハードウェアが必要になる。
【0016】
また、キャリッジの駆動にステッピングモータを使用する場合が多いが、ステッピングモータの場合は上記のような問題点の他に、キャリッジの移動に関して振動が問題になる。キャリッジの振動はモータの回転スピードレンジを広くするほど問題になり、遅いスピードを加えることは、モータの回転スピードレンジを非常に拡大してしまう。
【0017】
このようにキャリッジ速度の追加には、パラメータの記憶、ハードウェアの機能向上、キャリッジ振動の問題と、多くの問題を有する。
【0018】
そこで、本発明はこのような問題を解決するもので、その目的とするところは、キャリッジの移動速度の種類を増やすことなく、複数の解像度を実行できる印字モードを有する画像形成装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、インク室に充填されたインクを、アクチュエータに噴射パルス信号を印加することにより液滴として噴射させるインク噴射装置を、印字媒体に沿って移動するキャリッジに搭載し、そのインク噴射装置が印字媒体に沿って移動しながらインク滴を噴射し、印字媒体上に着弾したインク滴からなるドットにより印字パターンを表現する画像形成装置において、所定の印字解像度で画像を印字する第1の印字モードと、前記所定の印字解像度よりも高い印字解像度で画像を印字する第2の印字モードを有し、前記第1の印字モードにおいて、インク滴を噴射させる噴射パルスを複数有し、所定の長さの第1の駆動波形を第1の駆動周波数で前記アクチュエータに印加して、印字媒体上に所定の大きさのドットを形成するインク滴を噴射し、前記第2の印字モードにおいて、前記第1の駆動波形の噴射パルス数よりも少ない噴射パルスを有し、前記第1の駆動波形の長さよりも短い第2の駆動波形を前記第1の駆動周波数よりも高い第2の駆動周波数で前記アクチュエータに印加して、印字媒体上に前記第1の印字モードにおいて形成される前記所定の大きさのドットよりも小さいドットを形成するインク滴を噴射し、前記第1の駆動波形は、その波形の最初から前記第2の駆動波形の長さの時間が経過する間に、少なくとも1つの前記噴射パルスと、前記第2の駆動波形の長さの時間が経過した後に、少なくとも1つの前記噴射パルスとを備え、前記第1の印字モードと前記第2の印字モードにおいて、前記キャリッジの移動速度を同一とすることを特徴とする。
【0020】
【0021】
これにより、同一のキャリッジの速度で、複数の解像度の各印字モードを実行することができる。
【0022】
【0023】
また、高解像度において噴射パルス数が少ないことにより、インク噴射手段の最大繰り返し駆動周波数を増大することが可能となり、また各解像度間のドットの大きさに差を明確にすることが可能になる。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1の駆動周波数は、前記第1の駆動波形が印加されたときに、前記アクチュエータが前記所定の大きさのドットを形成するインク滴を安定に噴射できる最高の駆動周波数であり、前記第2の駆動周波数は、前記第2の駆動波形が印加されたときに、前記アクチュエータが前記小さいドットを形成するインク滴を安定に噴射できる最高の駆動周波数であることを特徴とする。このように、各駆動周波数が安定に噴射できる最高の駆動周波数であることにより、各解像度の印字を安定して高速で実現することが可能になる。
【0025】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記インク噴射装置は、前記アクチュエータの動作によって前記インク室の容積を変化させて該インク室内に圧力波を発生させ、インク滴を噴射するものであることを特徴とする。このように、圧力波を発生するものにおいて、駆動波形を圧力波の伝播時間と関連づけることで、上記各請求項の構成を効果的に実現することが可能になる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面にしたがって説明する。
【0027】
本実施の形態の画像形成装置およびインク噴射装置の機械的構成は図9、図6を用いて説明した従来の構成と同じであるので説明は省略する。
【0028】
本インク滴噴射装置600の具体的な寸法の一例を述べる。インク室613の長さLが8.0mmである。ノズル618の寸法は、インク滴噴射側の径が26μm、このインク室613内のインク中における音速aと上記Lとの比L/a(=T)は8.0μsecであった。
【0029】
このような構成のインク噴射装置を用いて、キャリッジ移動方向における印字解像度が、例えば300dpiと600dpiのように複数モードある場合の、本実施の形態の画像形成方法について説明する。
【0030】
駆動波形の一例を図2に示す。駆動波形10は300dpi用の駆動波形であり、付した数字は、上記インク流路613内の圧力波の片道伝播時間Tに対する時間の長さの割合である。インク滴を噴射するための2つの噴射パルスF1、F2と該噴射パルスF1、F2の残留振動を抑制するための噴射安定化パルスS1、再びインク滴を噴射するための2つの噴射パルスF3、F4と該噴射パルスF3、F4の残留振動を抑制するための噴射安定化パルスS2とからなる。全てのパルスの波高値(電圧値)は同一である。
【0031】
駆動波形20は600dpi用の駆動波形であり、従来例図4(a)で説明したものと同一である。
【0032】
図5に示すように、上記インク流路613の長さLが8.0mmで上記ノズル618の出射径がφ26μmであるときに、17(V)の駆動電圧の駆動波形10を印加すると噴射されるインク滴体積は60pl、15(V)の駆動電圧の駆動波形20を印加すると15plとなる。従来例よりもモード間のインク滴体積差も大きく良好な印字画質が得られる。
【0033】
実験により駆動波形10が安定に噴射できる最高駆動周波数は7500(Hz)であることがわかっており、駆動波形20が安定に噴射できる最高駆動周波数は15000(Hz)であることがわかっている。
【0034】
従って、図1に示すように、画像形成時のキャリッジの移動速度は、300dpiモード時には7500/300=25.0(IPS)という速度となり、600dpiモード時には15000/600=25.0(IPS)という速度となり、この場合には、1つのキャリッジ速度だけでよいことになる。
【0035】
図8は、画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。本実施の形態の制御系は、1チップ構成のマイクロコンピュータ41、ROM42、RAM43を備えている。マイクロコンピュータ41には、ユーザが印字の指示などを行うための操作パネル14、印字媒体搬送モータ38を駆動するためのモータ駆動回路35、インク噴射装置を搭載したキャリッジ移動用のモータ37を駆動するためのモータ駆動回路36などが接続されている。
【0036】
インク噴射装置600は駆動回路21によって駆動され、駆動回路21は制御回路22によって制御される。すなわち、図6に示したように、ヘッドユニット600の各インク流路613内に設けられた各電極619、621は駆動回路21に接続されている。駆動回路21は、制御回路22の制御にもとづいて、各種のパルス信号を生成してインク噴射装置に印加する。
【0037】
マイクロコンピュータ41とROM42、RAM43、制御回路22とは、アドレスバス23およびデータバス24を介して接続されている。マイクロコンピュータ41は、ROM42に予め記憶されたプログラムにしたがい、印字タイミング信号TSおよび制御信号RSを生成し、制御回路22へ転送する。
【0038】
制御回路22はゲートアレイによって構成され、印字タイミング信号TSおよび制御信号RSにしたがい、イメージメモリ25に記憶されている画像データにもとづいて、その画像データを印字媒体に形成するための印字データDATA、その印字データDATAと同期する転送クロックTCK、ストローブ信号STB、印字クロックCLKを生成し、駆動回路21へ転送する。
【0039】
また、制御回路22は、パーソナルコンピュータ26などの外部機器からセントロニクス・インターフェース27を介して転送されてくる画像データを、イメージメモリ25に記憶させる。そして、制御回路22は、外部機器からセントロニクス・インターフェース27を介して転送されてくるセントロニクス・データにもとづいてセントロニクス・データ受信割込信号WSを生成し、マイクロコンピュータ41へ転送する。なお、各信号DATA、TCK、STB、CLKは、駆動回路21と制御回路22とを接続するハーネスケーブル28を介して転送される。
【0040】
マイクロコンピュータ41はROM42に記憶されたプログラムにしたがい、外部機器から転送されてくる画像データの解像度を判断し、その解像度に応じた制御信号RSを出力し、制御回路22から解像度に対応した上記の最高駆動周波数の印字クロックCLKを出力させる。マイクロコンピュータ41はROM42に記憶されたプログラムにしたがい、駆動回路35に対しキャリッジ移動用モータ37の回転速度を指定する。また、ROM42の所定領域には、前記駆動波形10、20のデータが記憶されており、マイクロコンピュータ41は判断した解像度に対応した駆動波形データを読み出し、制御回路22を介して駆動回路に出力する。解像度は操作パネル44から指定するようにもできる。つまり、マイクロコンピュータ41、ROM42、RAM43、制御回路22は、解像度の判断、その解像度に応じた印字モードの設定、インク噴射装置の繰り返し駆動周波数の設定、キャリッジの移動速度の設定などをする手段を構成する。
【0041】
【発明の効果】
上述したように、本発明の画像形成装置によれば、複数の解像度の印字モードにおいてキャリッジ移動速度が同一になるようにしたため、キャリッジの移動速度の種類を増やす必要がなくなって、従来のように、移動速度変更のための多くのパラメータを記憶したり、ハードウェアを追加する必要がなくなり、またキャリッジ振動の問題などが解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の印字解像度と駆動周波数の組み合わせを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る駆動波形を示す図である。
【図3】従来の印字解像度と駆動周波数の組み合わせを示す図である。
【図4】従来例に係る駆動波形を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態および従来例に係るインク噴射装置の寸法とインク滴体積の関係を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るインク噴射装置を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るインク噴射装置の動作を説明する図である。
【図8】本発明の実施の形態の画像形成装置の電気的制御構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態の画像形成装置の構造示す図である。
【符号の説明】
10 駆動波形
20 駆動波形
600 インク噴射装置
613 インク流路
618 ノズル
Claims (3)
- インク室に充填されたインクを、アクチュエータに噴射パルス信号を印加することにより液滴として噴射させるインク噴射装置を、印字媒体に沿って移動するキャリッジに搭載し、そのインク噴射装置が印字媒体に沿って移動しながらインク滴を噴射し、印字媒体上に着弾したインク滴からなるドットにより印字パターンを表現する画像形成装置において、
所定の印字解像度で画像を印字する第1の印字モードと、前記所定の印字解像度よりも高い印字解像度で画像を印字する第2の印字モードを有し、
前記第1の印字モードにおいて、インク滴を噴射させる噴射パルスを複数有し、所定の長さの第1の駆動波形を第1の駆動周波数で前記アクチュエータに印加して、印字媒体上に所定の大きさのドットを形成するインク滴を噴射し、
前記第2の印字モードにおいて、前記第1の駆動波形の噴射パルス数よりも少ない噴射パルスを有し、前記第1の駆動波形の長さよりも短い第2の駆動波形を前記第1の駆動周波数よりも高い第2の駆動周波数で前記アクチュエータに印加して、印字媒体上に前記第1の印字モードにおいて形成される前記所定の大きさのドットよりも小さいドットを形成するインク滴を噴射し、
前記第1の駆動波形は、その波形の最初から前記第2の駆動波形の長さの時間が経過する間に、少なくとも1つの前記噴射パルスと、前記第2の駆動波形の長さの時間が経過した後に、少なくとも1つの前記噴射パルスとを備え、
前記第1の印字モードと前記第2の印字モードにおいて、前記キャリッジの移動速度を同一とすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第1の駆動周波数は、前記第1の駆動波形が印加されたときに、前記アクチュエータが前記所定の大きさのドットを形成するインク滴を安定に噴射できる最高の駆動周波数であり、
前記第2の駆動周波数は、前記第2の駆動波形が印加されたときに、前記アクチュエータが前記小さいドットを形成するインク滴を安定に噴射できる最高の駆動周波数であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記インク噴射装置は、前記アクチュエータの動作によって前記インク室の容積を変化させて該インク室内に圧力波を発生させ、インク滴を噴射するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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