JP4146704B2 - 屋根上取り付け金具 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、横葺き屋根材に取り付けられる金具において、特に、後から取り付けられる金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、図19から図21により説明する。
図19は、特許2907326号公報に示されている屋根上取り付け金具Aである。この屋根上取り付け金具Aは、すでに施工されている屋根材5の面板部53に載せて、止着具を用いて下地材6に固定し、その固定部周囲をシーリング処理したものである。そして、その屋根上取り付け金具Aに、太陽光発電装置等を載せて固定する。
図20の場合には、屋根材5の軒側の上面側が扁平にされて軒側方向に突出しており、そこに、内側方向から挿入することができる断面略Z字状の吊子7を組み合わせる。その吊子7を、屋根材5の棟側に当てて、固定するのである。次に、その吊子7の上面に屋根材5の軒側を組み合わせる。さらに、その上から屋根上取り付け金具Aを載せて、吊子7に止着具で固定する。そして、その屋根上取り付け金具Aに、太陽光発電装置等を載せて固定する。
図21の屋根上取り付け金具Aは、上部押さえ板eの一側であって、取り付けたときに軒側となる側に穴があけられている。その穴には、下側から挟んで押さえるための下部支え板fが形成された押さえ金具gが挿入されている。そして、その押さえ金具gの上面にボルト1を挿入して、上部押さえ板eに挿入して用いるものである。その屋根上取り付け金具Aの取り付け方法は、屋根の軒先上部に上部押さえ板eを載せ、軒先下部に下部支え板fを挿入し、ボルト1を締め付けることで軒先を挟み込んで固定するというものである。さらに、上部押さえ板eにおいて、取り付けたときに棟側となる側に、アンテナ等の支線を取り付ける。
【0003】
【特許文献1】
特許第2907326号公報(図16)
【特許文献2】
特許第2907326号公報(図2B)
【特許文献3】
実開平5−64329号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図19に示した従来技術は、止着具を用いて屋根材を貫通して下地材に固定している。そこで、屋根材の施工後に、屋根上取り付け金具の位置決めをしなければならないため、たいへん手間がかかっていた。そして、なにより、雨仕舞いに問題があった。
図20に示した従来技術は、屋根上取り付け金具が固定される屋根材及び吊子の形状が限定され、すでに施工されている屋根材及び吊子がどのような形状であっても取り付けられるというものではなかった。
図21に示した従来技術は、後付けであり、屋根の軒先を屋根材の軒側に置き換えて取り付けることが可能であるが、1本のボルトを締め付けるだけでは、強度に不安があった。
本発明はこれらの課題を解決するため、雨仕舞いが良好で、取り付けも簡単であり、強度も優れた、屋根上取り付け金具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の屋根上取り付け金具は、台座と可動体とが、固定具を介して組み合わせられて成っている。台座には、屋根面載置部と、屋根面載置部の左右が立ち上げられた立ち上げ部とが形成されており、その立ち上げ部には、固定具を通すことができる穴が形成されている。また、前記屋根面載置部は、取り付けられたときに軒棟方向となる側がそれぞれ延出されてハゼ下挿入部が形成されている。
可動体には、上面部と、上面部において、取り付けられたときに棟側となる側を折り下げてから延出して形成された上段屋根材押圧部と、上面部の左右が折り下げられた側壁部と、屋根材に押圧される押圧部とが形成されており、前記側壁部には固定具を通すことができる穴が形成されている。そして、その穴の下方は押圧部となっている。
さらに、台座の立ち上げ部間に可動体が組み合わせられる。このとき、立ち上げ部の穴と側壁部の穴とが合わせられて固定具が貫通されており、該固定具を介して回動可能に組み合わせられている。
【0007】
【実施例】
本発明の実施例について、図面をもとに説明する。図1から図7は、本発明の屋根上取り付け金具Aの第一実施例の説明図であり、図1は斜視図、図2は平面図、図3は正面図、図4は右側面図、図5及び図6は屋根材5への施工手順を示した図である。また、図7は、後述する摺動体cの説明図である。
図8から図13は、本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の説明図であり、図8は斜視図、図9は平面図、図10は正面図、図11は右側面図、図12及び図13は屋根材5への施工手順を示した図である。また、図14は、第二実施例の一部の変形例を示す説明図である。
【0008】
まず、第一実施例について、図1〜図7に基づいて説明する。第一実施例の屋根上取り付け金具Aは、主として、台座bと可動体aと摺動体cの3つの部材から成っている。
台座bは、全体として上向きに開口する形状であり、屋根面に載せられる屋根面載置部b1と、屋根面載置部b1の両側であって屋根の左右方向となる側を立ち上げた立ち上げ部b7・b7と、立ち上げ部b7・b7の上縁を内側方向に折り曲げた折り曲げ部b3・b3とが形成されている。立ち上げ部b7・b7の一側であって取り付ける際に軒側となる側には穴b8・b8があけられている。
また、屋根面載置部b1の一側であって取り付ける際に軒側となる側には、屋根面載置部b1に切り込みを入れた被押圧片b2が形成されており、他側であって取り付ける際に棟側となる側は、屋根面載置部b1より延出されている。そして、そこに、上向きに突出してボルト1が取り付けられており、さらにその面が延出されて、上の段に施工されている屋根材5の軒側ハゼ部51の下側に挿入される上段ハゼ下挿入部b6が形成されている。
屋根面載置部b1の軒側は折り下げられて折り下げ部b4となっており、折り下げ部b4の下縁を内側方向に折り曲げて、屋根面載置部b1が載せられる屋根材5の軒側ハゼ部51の下側に挿入される下段ハゼ下挿入部b5が形成されている。
【0009】
可動体aは、全体として下向きに開口する形状であり、太陽光発電装置の架台等を取り付けるための支持枠が載せられる上面部a1と、上面部a1の両側であって屋根の左右方向となる側を折り下げた側壁部a2・a2とが形成されている。側壁部a2・a2の一側であって取り付ける際に軒側となる側は延出されて穴a5・a5があけられており、その下方は、前述の被押圧片b2を押圧して、さらに屋根材5の面板部53を押圧するための押圧部a4・a4となっている。 本実施例の押圧部a4・a4は、穴a5・a5の中心と同一の中心点を基準とした円弧状ではなく、偏心している。穴a5の中心点から内側方向で、しかも上方向にずれている。このため、同心円のものより、強固に押圧することができる。また、上面部a1には、取り付けたときに軒棟方向に長い長穴a3が形成されており、上面部a1の一側であって取り付けたときに棟側となる側は、折り下げてからさらに延出されて、穴のあいているボルト貫通部a6が形成され、ボルト貫通部a6が延出されて上段屋根材押圧部a7が形成されている。
摺動体cは、ボルト1が突出している平面部c1と、その両脇に形成されたV字状部c2・c2とを有している。
【0010】
それでは、これら、台座b・可動体a・摺動体cの組み合わせ状態を説明する。 まず、台座bに、ボルト1が突出している摺動体cを組み合わせる。次に、台座bの立ち上げ部b7・b7の間に可動体aを組み合わせるが、摺動体cのV字状部c2・c2に可動体aの側壁部a2・a2の下縁を当て、長穴a3から前述のボルト1を突出させる。
続いて、それぞれの穴b8・a5を合わせて、ワッシャー3をはめてから、ボルト1を貫通して、ナット2で締め付けて台座bと可動体aとを組み合わせる。こうして、台座bに対して可動体aが、ボルト1を介して組み合わせられて屋根上取り付け金具Aを成している。このとき可動体aは、台座bに対して、ボルト1を介して回動させることができる。尚、台座bの下面側で屋根材の面板部53と接する箇所には、発泡ゴム等の保護材8が取り付けられている。
【0011】
このようにして製作された屋根上取り付け金具Aの屋根材5への取り付け手順を説明する。まず、その屋根上取り付け金具Aが取り付けられる屋根材5について、あらためて説明しておく。この屋根材5は金属板でできており、面板部53と、その軒側を折り下げてから内側方向に折り曲げて形成された軒側ハゼ部51と、面板部53の棟側に形成された棟側ハゼ部52とが形成されている。
そして、下地材に止着具を介して固定されており、本発明の屋根上取り付け金具Aは、この屋根材5に対して、施工後に取り付けることができることを特徴としている。
【0012】
その取り付けは、図5(ア)(イ)図6(ア)(イ)の順で行われる。まず、屋根上取り付け金具Aの台座bの上段ハゼ下挿入部b6を、上の段に施工されている屋根材5の軒側ハゼ部51に、下段ハゼ下挿入部b5を、屋根面載置部b1を載せる屋根材5の軒側ハゼ部51に、それぞれ挿入し、屋根面載置部b1を屋根材5の面板部53に載せる。
続いて、可動体aを回動させて、そのボルト貫通部a6に形成された穴を、台座bから突出しているボルト1に通す。このとき、押圧部a4・a4が被押圧片b2の両端を押し、被押圧片b2が屋根材5の面板部53を押圧して食い込むように上面部a1を押す。さらに、ボルト貫通部a6の穴から突出しているボルト1を、ナット2で締め付ける。このとき、屋根面載置部b1が載せられている屋根材5の軒側を押圧部a4と下段ハゼ下挿入部b5とで、その上段の屋根材5の軒側を上段屋根材押圧部a7と上段ハゼ下挿入部b6とで挟むため、強固な固定ができる。
尚、図5と図6において、屋根材5の形状を、原形のまま描いているが、本来、屋根上取り付け金具Aが取り付けられたときには、押圧により変形する。
【0013】
こうして屋根材5上に取り付けられた屋根上取り付け金具Aの上面部a1に、太陽光発電装置やアンテナやクーラー用室外機等を取り付ける。それらの機器を直接取り付ける場合もあるし、それらの支持枠等を上面部a1に取り付ける場合もある。
本実施例の屋根上取り付け金具Aは、可動体aの側壁部a2・a2下縁に添って、摺動体cのV字状部c2・c2が組み合わせられている。従って、図7に破線で示した通り、可動体aの長穴a3から突出させた摺動体cのボルト1を軒棟方向に動かすことができる。このため、上面部a1に取り付ける部材の位置を調整することができる。
【0014】
次に、第二実施例の屋根上取り付け金具Aの実施例について、図8〜図13に基づいて説明する。第二実施例の屋根上取り付け金具Aは、主として、台座bと可動体aの2つの部材から成っている。
台座bは、全体として上向きに開口する形状であり、屋根面に載せられる屋根面載置部b1と、屋根面載置部b1の両側であって屋根の左右方向となる側を立ち上げた立ち上げ部b7・b7と、立ち上げ部b7・b7の上縁を内側方向に折り曲げた折り曲げ部b3・b3とが形成されている。立ち上げ部b7・b7の一側であって取り付ける際に軒側となる側には穴b8・b8があけられている。
また、屋根面載置部b1の一側であって取り付ける際に軒側となる側には、屋根面載置部b1に切り込みを入れた被押圧片b2が形成されており、他側であって取り付ける際に棟側となる側は屋根面載置部b1より延出されている。そして、そこに、上向きに突出してボルト1が取り付けられている。さらに、その面は延出されて、上の段に施工されている屋根材5の軒側ハゼ部51の下側に挿入される上段ハゼ下挿入部b6が形成されている。
屋根面載置部b1の軒側は折り下げられて折り下げ部b4となっており、折り下げ部b4の下縁を内側方向に折り曲げて、屋根上取り付け金具Aの屋根面載置部b1が載せられる屋根材5の軒側ハゼ部51の下側に挿入される下段ハゼ下挿入部b5が形成されている。
【0015】
可動体aは、全体として下向きに開口する形状であり、太陽光発電装置の架台等を取り付けるための支持枠が載せられる上面部a1と、上面部a1の両側であって屋根の左右方向となる側を折り下げた側壁部a2・a2とが形成されている。側壁部a2・a2の一側であって、取り付ける際に軒側となる側は延出されて穴a5・a5があけられており、その下方は、前述の被押圧片b2を押圧して、さらに被押圧片b2が屋根材5の面板部53を押圧するための押圧部a4・a4となっている。
また、上面部a1において取り付けたときに棟側となる側は、折り下げてからさらに延出されて、穴のあいているボルト貫通部a6が形成され、ボルト貫通部a6が延出されて上段屋根材押圧部a7が形成されている。
【0016】
続いて、これら、台座b・可動体aの組み合わせ状態を説明する。まず、台座bの折り曲げ部b3・b3間に、立ち上げ部b7・b7と並行させて可動体aの側壁部a2・a2をはめ、それぞれの穴b8・a5を合わせて、ワッシャー3をはめてからボルト1を貫通して、ナット2をはめて組み合わせる。こうして、台座bに対して、可動体aが、回動可能にされて屋根上取り付け金具Aを成している。
本実施例の場合には、第一実施例と異なり、摺動体cが組み合わせられていないので、より安価に製作することができる。
【0017】
次に、このようにして製作された屋根上取り付け金具Aの屋根材5への取り付け手順を説明する。屋根材5は、下地材に止着具を介して固定されており、本実施例の屋根上取り付け金具Aも、この屋根材5に対して、施工後に取り付けることができることを特徴としている。
その取り付けは、図12(ア)(イ)図13(ア)(イ)の順で行われる。まず、屋根上取り付け金具Aの台座bの上段ハゼ下挿入部b6を、上の段に施工されている屋根材5の軒側ハゼ部51の下側にに、下段ハゼ下挿入部b5を、屋根面載置部b1を載せる屋根材5の軒側ハゼ部51の下側に、それぞれ挿入し、屋根面載置部b1を屋根材5の面板部53に載せる。
続いて、可動体aを回動させて、そのボルト貫通部a6に形成された穴を、台座bから突出しているボルト1に通す。このとき、押圧部a4・a4が被押圧片b2の両端を押し、被押圧片b2が屋根材5の面板部53を押圧して食い込み、側壁部a2・a2の下縁が屋根面載置部b1の上面に載って止まるまで上面部a1を押す。さらに、ボルト貫通部a6の穴から突出しているボルト1を、ナット2で締め付ける。このとき、屋根面載置部b1が載せられている屋根材5の軒側を押圧部a4と下段ハゼ下挿入部b5とで、その上段の屋根材5の軒側を上段屋根材押圧部a7と上段ハゼ下挿入部b6とで挟むため、強固な固定ができる。
尚、図5と図6において、屋根材5の形状を、原形のまま描いているが、本来、屋根上取り付け金具Aが取り付けられたときには、押圧により変形する。
こうして屋根材5上に取り付けられた屋根上取り付け金具Aの上面部a1に、太陽光発電装置やアンテナやクーラー用室外機等を取り付ける。それらの機器を直接取り付ける場合もあるし、それらの支持枠等を上面部a1に取り付ける場合もある。
【0018】
図14については、図1との相違点についてのみ説明する。図14は、図11の屋根上取り付け金具Aの屋根面載置部b1の一側に形成されている被押圧片b2のないものである。つまり、軒側の一部が切り欠かれている。押圧部a4・a4がはまる箇所だけ切り欠いてもよいし、両方の押圧部a4・a4に渡る箇所を大きく切り欠いてもよい。
本実施例の場合には、屋根材5の面板部53に対して、押圧部a4・a4が直接当たる。その押圧箇所は幅の狭い面となるため、屋根材5の変形が大きいので、比較的厚みのある屋根材5に適している。
【0025】
これまで述べた通り、本発明の屋根上取り付け金具Aは、屋根材5に後から取り付けることを特徴としている。そして、屋根面載置部b1が載せられている屋根材5の軒側を押圧して挟むため、強固な固定ができる。
また、二段の屋根材5を挟み込んで取り付けられるので、いっそう強固な固定となる。
さらに、台座bに対してボルト1を介して組み合わせられる可動体aの可動状態は、回動である。これまで述べた実施例では、固定具としてボルト1とナット2の組み合わせで説明しているが、台座bに可動体aを組み合わせたときに、台座bに対して可動体aを動かすことができる固定具であればよく、ボルト1の他にピン等公知の手段を使用してもよい。
図5に示した屋根材5は例として挙げたものであり、他の材質や他の形状の屋根材5に用いることもできる。
【0026】
【発明の効果】
図15に示した従来技術は、止着具を用いて横葺き屋根材を貫通して下地材に固定している。そこで、屋根材の施工後に、屋根上取り付け金具の位置決めをしなければならないため、たいへん手間がかかっていた。そして、なにより、雨仕舞いに問題があった。
図16に示した従来技術は、屋根上取り付け金具が固定される横葺き屋根材及び吊子の形状が限定され、すでに施工されている横葺き屋根材及び吊子がどのような形状であっても取り付けられるというものではなかった。
図17に示した従来技術は、後付けであり、屋根の軒先を屋根材の軒側に置き換えて取り付けることが可能であるが、1本のボルトを締め付けるだけでは、強度に不安があった。
本願はこれらの課題を解決するため、雨仕舞いが良好で、施工も簡単であり、強度も優れた、屋根上取り付け金具の取り付け構造を提供することを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第一実施例の斜視図である。
【図2】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第一実施例の平面図である。
【図3】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第一実施例の正面図である。
【図4】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第一実施例の右側面図である。
【図5】 (ア)(イ)は、本発明の第一実施例の屋根上取り付け金具Aの屋根材5への施工手順を示した説明図である。
【図6】 (ア)(イ)は、本発明の第一実施例の屋根上取り付け金具Aの屋根材5への施工手順を示した説明図である。
【図7】 本発明の第一実施例の摺動体cの説明図である。
【図8】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の斜視図である。
【図9】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の平面図である。
【図10】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の正面図である。
【図11】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の右側面図である。
【図12】 (ア)(イ)は、本発明の第二実施例の屋根上取り付け金具Aの屋根材5への施工手順を示した説明図である。
【図13】 (ア)(イ)は、本発明の第二実施例の屋根上取り付け金具Aの屋根材5への施工手順を示した説明図である。
【図14】 本発明の屋根上取り付け金具Aの第二実施例の一部の変形例を示す説明図である。
【図15】 従来技術の説明図である。
【図16】 従来技術の説明図である。
【図17】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
A 屋根上取り付け金具
a 可動体
a1 上面部
a2 側壁部
a3 長穴
a4 押圧部
a5 穴
a6 ボルト貫通部
a7 上段屋根材押圧部
b 台座
b1 屋根面載置部
b2 被押圧片
b3 折り曲げ部
b4 折り下げ部
b5 下段ハゼ下挿入部
b6 上段ハゼ下挿入部
b7 立ち上げ部
b8 穴
c 摺動体
c1 平面部
c2 V字状部
c3 穴
e 上部押さえ板
f 下部支え板
g 押さえ金具
1 ボルト
2 ナット
3 ワッシャー
5 屋根材
51 軒側ハゼ部
52 棟側ハゼ部
53 面板部
6 下地材
7 吊子
8 保護材
Claims (1)
- 台座と可動体とが、
固定具を介して組み合わせられている屋根上取り付け金具であり、
台座には、
屋根面載置部と、屋根面載置部の左右が立ち上げられた立ち上げ部とが形成されており、
該立ち上げ部には固定具を通すことができる穴が形成されており、
前記屋根面載置部は、
取り付けられたときに軒棟方向となる側がそれぞれ延出されてハゼ下挿入部が形成されており、
可動体には、
上面部と、
上面部において、取り付けられたときに棟側となる側を折り下げてから延出して形成された上段屋根材押圧部と、
上面部の左右が折り下げられた側壁部と、
屋根材に押圧される押圧部とが形成されており、
前記側壁部には固定具を通すことができる穴が形成されており、
該穴の下方は押圧部となっており、
可動体が、
台座の立ち上げ部間に組み合わせられており、
該立ち上げ部の穴と前記側壁部の穴とが合わせられて固定具が貫通されており、
該固定具を介して回動可能に組み合わせられている屋根上取り付け金具。
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