JP4140742B2 - 圧力及び流量の制御方法並びにその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、圧力及び流量の制御方法並びにその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、半導体製造装置の製造工程においては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体(以下にウエハ等という)を薬液やリンス液(洗浄液)等の処理液が貯留された処理槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広く採用されている。また、このような洗浄処理装置においては、洗浄後のウエハ等の表面に例えばIPA(イソプロピルアルコール)等の揮発性を有する溶剤の蒸気からなる乾燥ガスを接触させ、乾燥ガスの蒸気を凝縮あるいは吸着させて、ウエハ等の水分の除去及び乾燥を行う乾燥処理装置が装備されている。
【0003】
従来のこの種の乾燥処理装置として、例えば図22に示すように、複数枚例えば50枚のウエハWを収容する処理室aと、この処理室a内に配設される乾燥ガス供給ノズルbに連通する乾燥ガス供給管路cを介して接続される蒸気発生器dとを具備してなり、乾燥ガス供給管路cに、開閉弁eとニードル弁fを組み合わせた第1の管路gと、1つの開閉弁hを配列した第2の管路iとを平行に配列した操作部jを介設し、また、蒸気発生器dにキャリアガス例えば窒素(N2)ガスの供給源kと、乾燥ガス例えばIPA(イソプロピルアルコール)の供給源mを接続してなる構造のものが使用されている。
【0004】
上記のように構成される従来の乾燥処理装置によれば、目標圧以下例えば減圧雰囲気下におかれる処理室a内を目標圧例えば大気圧雰囲気にすべく処理室a内にいきなり乾燥ガスを供給することによるウエハのダメージを抑制するために、第1ステップとして、第1の管路gの開閉弁eとニードル弁fを開操作して処理室a内に少量の乾燥ガスを供給した後、第2ステップとして第2の管路iの開閉弁hを開操作して乾燥ガスを処理室a内に供給している。
【0005】
また、上記乾燥処理装置以外の例えば真空雰囲気下で処理を行う例えばCVD装置やエッチング装置等においても、上記と同様に真空状態から標準圧状態に戻す際に、所定圧力のガスを供給して予め設定した気圧雰囲気に戻すようにした処理装置が知られている(特開平4−352326号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、第1ステップにおいて開閉弁eを開放すると同時に、差圧が1気圧の圧力差を持って減圧された処理室aに乾燥ガスが流入するため、図23に示すように、開閉弁eを開とした際にスパイク状の高速流が生じる。このスパイク状の高速流によりパーティクルの舞い上がりが生じ、パーティクルがウエハWに付着するという問題があった。また、第1の管路gの開閉弁eとニードル弁fのラインから第2の管路iの開閉弁hのラインへ切り換える際にも同様にスパイク状の高速流が発生し、同様にパーティクルが舞い上がり、ウエハWに付着するという問題があった。
【0007】
更には、処理室a内が目標圧例えば大気圧雰囲気下にある場合において、比較的大流量の乾燥ガスの供給が必要とされる場合にも、大流量の乾燥ガスを処理室a内に供給すると、同様にスパイク状の高速流が生じ、同様の問題が生じると共に、ウエハWに振動を与え、この振動によりウエハWにダメージを与える虞れもあった。
【0008】
上記のような問題は、乾燥処理の他に、上記特開平4−352326号公報に記載された加工装置や例えば真空雰囲気下で成膜処理を施す成膜装置等真空を用いた処理室内に流体を供給する装置全般についても同様の問題である。
【0009】
また、処理室内が目標圧以上の雰囲気例えば大気圧雰囲気にある場合、処理室内を急速に目標圧例えば減圧雰囲気にすると、処理室内のガスは瞬間的に高速流動状態となり、同様にパーティクルが舞い上がり、一方、断熱膨張によるガス中の水分の結露により発生するパーティクルが、ウエハ等に付着するという問題がある。
【0010】
この発明は上記事情に鑑みなされたもので、減圧雰囲気下又は大気圧雰囲気下の処理室内を目標圧にすべく処理室内に流体を供給又は流体を排出する際の流体圧力を制御して処理室内の被処理体のダメージを抑制するようにした圧力及び流量の制御方法並びにその装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、目標圧以上又は以下の雰囲気下の処理室内を上記目標圧雰囲気にする圧力及び流量の制御方法であって、 上記処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、 上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0012】
請求項1記載の発明において、上記開度調整手段の起動時に、操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックして開度調整手段の開度速度を制御する方が好ましい(請求項2)。この場合、上記開度調整手段の起動時点の操作量を所定量ずつ徐々に変化させると共に、その変化状態を検知し、その検知された操作量の変化が規定量を超えた情報に基づいて上記開度調整手段が動作開始するまでの起動時間を設定する方が更に好ましい(請求項)。
【0014】
また、請求項1記載の発明において、上記開度調整手段の動作毎に、上記開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御する方が好ましい(請求項)。
【0015】
請求項記載の発明は、目標圧以下又は以上の雰囲気下の処理室内を上記目標圧雰囲気にする圧力及び流量の制御方法であって、 上記処理室が上記目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、上記処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、 上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第1の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、 上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、上記処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、 上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0016】
請求項記載の発明において、少なくとも上記第1及び第2の開度調整手段のいずれか一方の動作毎に、上記いずれか一方の開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記いずれか一方の開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御する方が好ましい(請求項)。
【0017】
また、請求項記載の発明は、請求項1記載の圧力及び流量の制御方法において、 上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合に、熱エネルギー補給ガスを上記処理室に供給しながら上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0018】
また、請求項記載の発明は、請求項記載の圧力及び流量の制御方法において、上記処理室が目標圧以上の雰囲気下に有る場合に、熱エネルギー補給ガスを上記処理室に供給しながら上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0019】
上記請求項又は記載の圧力及び流量の制御方法において、上記処理室に熱エネルギー補給ガスを供給しながら上記処理室を真空排気することが可能である(請求項)。また、上記請求項ないしのいずれかに記載の圧力及び流量の制御方法において、上記熱エネルギー補給ガスは窒素ガスである方が好ましい(請求項10)。
【0020】
また、請求項11記載の発明は、目標圧以上又は以下の雰囲気下の処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段と、 上記開度調整手段の開度を制御する操作手段と、 上記処理室内の圧力を検出し検出信号を出力する検出手段と、 上記検出信号に応答して、上記操作手段を介して上記開度調整手段の開度速度を制御する制御手段と、を具備し、 上記制御手段は、上記開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0021】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の圧力及び流量の制御装置において、上記操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックする圧力検出手段を更に具備し、上記開度調整手段の起動時に、操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を上記圧力検出手段により検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックして開度調整手段の開度速度を制御することを特徴とする。
【0023】
請求項13記載の発明は、請求項11記載の圧力及び流量の制御装置において、上記制御手段は、上記開度調整手段の動作毎に、上記開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御することを特徴とする。
【0024】
また、請求項14記載の発明は、目標圧以下又は以上の雰囲気下の処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段と、 上記処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段と、 上記第1及び第2の開度調整手段の開度を制御する操作手段と、 上記処理室内の圧力を検出し検出信号を出力する検出手段と、 上記検出信号に応答して、上記操作手段を介して上記第1及び第2の開度調整手段の開度速度を制御する制御手段と、を具備し、 上記制御手段は、上記処理室が上記目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、上記第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第1の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、 上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、上記第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする。
【0025】
この発明において、上記目標圧とは、現状の圧力雰囲気から変化する状態の所定の圧力雰囲気をいい、例えば大気圧雰囲気,減圧雰囲気あるいは加圧下又は減圧下における所定の圧力雰囲気をいう。
【0026】
この発明によれば、処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することにより、開度調整手段の起動時における圧力の急激な上昇を抑制することができると共に、減圧雰囲気下又は大気圧雰囲気下において、大流量の流体の供給又は大流量の流体の排出の際に生じるスパイク状の高速流を抑制することができる(請求項1,11)。
【0027】
また、処理室が目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第1の直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、処理室が目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することにより、例えば減圧雰囲気下と大気雰囲気下の双方の圧力及び流量制御を行うことができると共に、装置の小型化を図ることができる(請求項5,14)。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明の実施の形態を図面に基いて詳細に説明する。この実施形態では半導体ウエハの洗浄・乾燥処理システムに適用した場合について説明する。
【0029】
図1はこの発明に係る圧力及び流量の制御装置を乾燥処理部に適用した洗浄・乾燥処理システムの一例を示す概略平面図、図2はその概略側面図である。
【0030】
上記洗浄・乾燥処理システムは、被処理体である半導体ウエハW(以下にウエハWという)を水平状態に収納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬送部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理すると共に乾燥処理する処理部3と、搬送部2と処理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構成されている。
【0031】
上記搬送部2は、洗浄・乾燥処理システムの一側端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6とで構成されている。また、搬入部5及び搬出部6のキャリア1の搬入口5a及び搬出口6bには、キャリア1を搬入部5、搬出部6に出入れ自在のスライド式の載置テーブル7が設けられている。また、搬入部5と搬出部6には、それぞれキャリアリフタ8が配設され、このキャリアリフタ8によって搬入部間又は搬出部間でのキャリア1の搬送を行うことができると共に、空のキャリア1を搬送部2の上方に設けられたキャリア待機部9への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを行うことができるように構成されている(図2参照)。
【0032】
上記インターフェース部4は、区画壁4cによって搬入部5に隣接する第1の室4aと、搬出部6に隣接する第2の室4bとに区画されている。そして、第1の室4a内には、搬入部5のキャリア1から複数枚のウエハWを取り出して搬送する水平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ取出しアーム10と、ウエハWに設けられたノッチを検出するノッチアライナー11と、ウエハ取出しアーム10によって取り出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調整機構12を具備すると共に、水平状態のウエハWを垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置13が配設されている。
【0033】
また、第2の室4b内には、処理済みの複数枚のウエハWを処理部3から垂直状態のまま受け取って搬送するウエハ受渡しアーム14と、ウエハ受渡しアーム14から受け取ったウエハWを垂直状態から水平状態に変換する第2の姿勢変換装置13Aと、この第2の姿勢変換装置13Aによって水平状態に変換された複数枚のウエハWを受け取って搬出部6に搬送された空のキャリア1内に収納する水平方向(X,Y方向),垂直方向(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ収納アーム15が配設されている。なお、第2の室4bは外部から密閉されており、図示しない不活性ガス例えば窒素(N2)ガスの供給源から供給されるN2ガスによって室内が置換されるように構成されている。
【0034】
一方、上記処理部3には、ウエハWに付着するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユニット16と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する第2の処理ユニット17と、ウエハWに付着する酸化膜を除去すると共に乾燥処理する洗浄・乾燥処理ユニット18及びチャック洗浄ユニット19が直線状に配列されており、これら各ユニット16〜19と対向する位置に設けられた搬送路20に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び回転(θ)可能なウエハ搬送アーム21(搬送手段)が配設されている。
【0035】
上記洗浄・乾燥処理ユニット18は、図3に示すように、キャリアガス例えば窒素(N2)ガスの供給源30に供給路31aを介して接続するN2ガス加熱手段としてのN2ガス加熱器32(以下に単に加熱器という)と、この加熱器32に供給路31bを介して接続する一方、乾燥ガス用液体例えばIPAの供給源33に供給路31cを介して接続する蒸気発生手段としての蒸気発生器34と、この蒸気発生器34と乾燥処理室35(以下に単に処理室という)とを接続する流体供給管路である乾燥ガス供給管路31dに配設されるこの発明に係る圧力及び流量の制御装置36とを具備してなる。
【0036】
この場合、N2ガス供給源30と加熱器32とを接続する供給路31aには開閉弁37aが介設されている。また、IPA供給源33と加熱器32とを接続する供給路31cには開閉弁37bが介設され、この開閉弁37bのIPA供給源側には分岐路38及び開閉弁37cを介してIPA回収部39が接続されている。また、図3に二点鎖線で示すように、蒸気発生器34には、必要に応じてIPAのドレン管40が接続され、このドレン管40にドレン弁41が介設されると共に、チェッキ弁42を介設する分岐路40aが接続されている。このようにドレン管40、ドレン弁41等を接続することにより、蒸気発生器34内をクリーニングする際の洗浄液等の排出に便利となる。
【0037】
蒸気発生器34は、キャリアガスの供給路31bに接続する例えばステンレス鋼製のパイプ状部材にて形成されており、このパイプ状部材の内周面にキャリアガスの流れ方向に沿って漸次狭小となる狭小テーパ面と、この狭小テーパ面の狭小部から流れ方向に沿って徐々に拡開する拡開テーパ面とからなる衝撃波形成部34aが形成されている。この衝撃波形成部34aは、衝撃波形成部34aの流入側圧力(一次圧力)と流出側圧力(二次圧力)との圧力差によって衝撃波が形成される。例えば、一次圧力(Kgf/cm2G)とN2ガスの通過流量(Nl/min)を適宜選択することによって衝撃波を形成することができる。この場合、衝撃波形成部34aの一次側と二次側を接続する分岐路34bに圧力調整弁34cを介設して、この圧力調整弁34cの調節によって衝撃波の発生条件を適宜設定している。
【0038】
また、衝撃波形成部34aの拡開テーパ面の途中にはIPA供給口が開設されて、供給路31cを介してIPA供給源33が接続されている。また、拡開テーパ面の流出側のパイプ状部材内に内筒ヒータ34dが挿入され、その外側には外筒ヒータ34eが配設されている。
【0039】
上記のように構成することにより、IPA供給源33から供給されるIPAを衝撃波形成部34aの供給口から供給すると、衝撃波形成部34aで形成された衝撃波によってIPAが霧状にされ、その後ヒータ34d,34eの加熱によってIPA蒸気が生成される。
【0040】
上記圧力及び流量の制御装置36は、図3ないし図4に示すように、乾燥ガス供給管路31dに介設される開度調整手段例えばダイヤフラム弁50と、処理室35内の圧力を検出する検出手段である圧力センサ51からの信号と予め記憶された情報とを比較演算する制御手段例えばCPU52(中央演算処理装置)と、CPU52からの信号に基づいてダイヤフラム弁50の開度を制御する操作手段例えばマイクロバルブ53と、このマイクロバルブ53の操作信号例えば二次側圧力を検出すると共に、その検出信号をマイクロバルブ53にフィードバックする検出手段例えば圧力変換器54と図示しない制御回路とからなるマイクロバルブ53の制御ボード54Aを具備してなる。
【0041】
この場合、上記ダイヤフラム弁50は、図6及び図7に示すように、乾燥ガス供給管路31dに接続する一次側ポート50aと二次側ポート50bとを連通する通路50c中に弁座50dを具備すると共に、この弁座50cに対して就座すべく上下方向に変位可能な常時弁開側に***するメタルダイヤフラム50eを具備してなる。また、ダイヤフラム弁50は、メタルダイヤフラム50eの上面側と、上方に向かって開口する操作流体すなわち空気の供給ポート50fに連通する室50g内に、操作調整用弁体50hを摺動自在に配設すると共に、この操作調整用弁体50hを常時下方に押圧する操作調整用スプリング50iを具備してなり、操作調整用スプリング50iの弾発力によって常時メタルダイヤフラム50eが閉塞され、供給ポート50fに流入する操作流体すなわち空気の流量に追従してメタルダイヤフラム50eが弁座50cから離隔し、弁座50cの外周側に配置されたシートホルダ50jに設けられた流通孔50kを乾燥ガスが流れるように構成されている。
【0042】
このように構成されるダイヤフラム弁50によれば、図6(a),(b)に示す閉塞状態において、上記マイクロバルブ53から供給される操作流体すなわち空気が供給ポート50fに供給され、その供給流量が増えて供給圧が操作調整用スプリング50iの弾発力に打ち勝つと、操作調整用弁体50hが上昇し、それに伴なってメタルダイヤフラム50eも上昇して弁座50cから離隔する(図7(a),(b)参照)。これにより、一次側ポート50aと二次側ポート50bが連通し、一次側ポート50aから乾燥ガスが二次側ポート50bに流れ、処理室35に供給される。
【0043】
また、上記マイクロバルブ53は、例えば図8に示すように、ダイヤフラム弁50の操作流体例えば空気の流入路55に排出路56を連通し、この排出路56と対向する面に可撓性部材57を介して制御液体例えば熱伸縮性オイル58を収容する室59を形成すると共に、室59における可撓性部材57と対向する面に配設される複数の抵抗ヒータ60を配設してなる。なおこの場合、可撓性部材57は、上部材53aと下部材53cとの間に介在される中部材53bを有すると共に、下部材53cと接合する台座53dを有しており、可撓性部材57の撓み変形によって中部材53bが排出路56を開閉し得るように構成されている。なお、このマイクロバルブ53は全体がシリコンにて形成されている。
【0044】
このように構成することにより、CPU52からの信号及び制御ボード54Aの制御信号をデジタル/アナログ変換させて抵抗ヒータ60に伝達すると、抵抗ヒータ60が加熱されると共に、制御液体すなわちオイル58が膨脹収縮し、これにより可撓性部材57が流入側に出没移動して排出路56の上部が開状態となり、操作流体すなわち空気圧力を調節することができる。したがって、マイクロバルブ53によって遅延制御された操作流体すなわち空気によってダイヤフラム弁50を作動して予め記憶された情報と、マイクロバルブ53の二次側圧力又は処理室35内の圧力を比較し、ダイヤフラム弁50の開度を制御してN2ガスを処理室35内に供給することができ、処理室35内の圧力回復の時間制御を行うことができる。
【0045】
なお、乾燥ガス供給管路31dには、上記ダイヤフラム弁50の下流側(二次側)にフィルタ61が介設されており、パーティクルの少ない乾燥ガスを供給できるように構成されている。また、乾燥ガス供給管路31dの外側には保温用ヒータ62が配設されてIPAガスの温度を一定に維持し得るように構成されている。更に、乾燥ガス供給管路31dの処理室35側にはIPAガスの温度センサ63(温度検出手段)が配設されて、乾燥ガス供給管路31d中を流れるIPAガスの温度が測定されるようになっている。
【0046】
また、図5に示すように、上記CPU52はD/A変換器及び増幅器(AMP)を介して上記マイクロバルブ53に電気的に接続されると共に、上記圧力センサ51,圧力変換器54に増幅器(AMP)やA/D変換器等を介してこれらセンサ51,圧力変換器54からの検出信号と、ウォッチ・ドグ・タイマ(WDT),ROM及びRAM等より予め記憶された情報に基づいて比例動作、積分動作及び微分動作の3動作を含むPID制御が可能に構成されている。また、CPU52には、3つのデジタルスイッチ(圧力1,時間1及び2)と、5つの発光素子表示(アラーム,全閉,スローパージ,全開及びスローオープン)と、6つのリレー出力信号(全閉,スローパージ,全開,スローオープン,CPU異常及び電源異常)と、4つのフォトカプラ(スローパージ,全開,スローオープンアラームリセット)が接続されている。
【0047】
次に、この発明に係る圧力及び流量の制御方法について、図9ないし図15を参照して説明する。まず、適宜洗浄処理されたウエハWを処理室35内に移動し、目標圧以下の雰囲気下すなわち減圧雰囲気下の処理室35内で乾燥処理が終了した状態で、図13に示すオープン/クローズモードのように、マイクロバルブ53を作動させると共に、CPU52からの信号に基づいてダイヤフラム弁50を制御する。この際、図14に示すスローパージモードのように、処理室35内が目標圧例えば大気圧に達するまで予め設定された複数例えば2つの目標値に段階的に遅延制御し、その制御信号に基づいてダイヤフラム弁50を追従させて開度速度を制御し、乾燥ガス供給管路31dを流れるN2ガスを処理室35内に供給する。また、処理室35内が大気圧に達した状態において、図15に示すスローオープンモードのように、ダイヤフラム弁50の開度速度を緩やかにしてN2ガスを処理室35内に供給する。
【0048】
この場合、マイクロバルブ53は所定の電圧が印加されるまでオフセット状態であり、所定電圧が印加された後、上述したように抵抗ヒータ60が加熱されてオイル58が膨脹収縮することにより、可撓性部材57が流入側に出没移動して操作流体すなわち空気がダイヤフラム弁50の供給ポート50fに流入し、ダイヤフラム弁50が開状態となる。この際、マイクロバルブ53の起動時(立ち上がり時)にマイクロバルブ53の二次側圧力を圧力変換器54にて検出すると共に、その検出信号をマイクロバルブ53にフィードバックしてダイヤフラム弁50の開度速度を制御(第1の制御)することにより、ダイヤフラム弁50のオフバランスの固有のばらつきの範囲内でダイヤフラム弁50を緩やかに開状態とすることができる(図9及び図10の▲1▼参照)。次に、適宜関数近似線例えば二次曲線を理想値としてこれに対して所定目標値{第1の目標値;例えば乾燥ガスの流速が低下し始める臨界値(P2,T2)}までPID制御(第2の制御)した後{第1の期間;(図10の▲2▼参照)}、所定目標値(P2,T2)から処理室35内が大気圧雰囲気{第2の目標値;(P3,T3)}に達するまで適宜関数近似例えば直線近似するように制御(第3の制御)する{第2の期間;(図10の▲3▼参照)}。
【0049】
また、図11に示すように、処理室35内が大気圧に達した状態において、ダイヤフラム弁50の開度速度を緩やかに制御することにより、比較的大流量の乾燥ガスの供給が必要とされる場合においても、スパイク状の高速流の発生を防止することができる。
【0050】
このように、ダイヤフラム弁50の立ち上がり時にマイクロバルブ53の二次側圧力を監視してマイクロバルブ53を制御することにより、処理室35の容積が大きいがために制御できない初期の段階すなわちダイヤフラム弁50の立ち上がり時における圧力を抑制することができ、処理室35内へのN2ガスの急激な供給によるスパイク状の高速流の発生を防止することができると共に、パーティクルの舞い上がりによるウエハWへの付着を防止することができる。また、その後、所定目標値{例えば乾燥ガスの流速が低下し始める臨界値(P2,T2)}まで例えば二次曲線的にPID制御することにより、処理室35内が減圧雰囲気であるがために乾燥ガスが急激に供給されるのを抑制してウエハWの振動によるダメージを抑制することができる(図12参照)。また、乾燥ガスの流速が低下し始め臨界値に達した後、例えば直線近似するように制御することにより、乾燥ガスの供給を早めて乾燥の促進を図ることができる。
【0051】
また、処理室35内が大気圧に達した状態において、ダイヤフラム弁50の開度速度を緩やかに制御することにより、大気圧雰囲気下における大流量のN2ガスの供給の際に生じるスパイク状の高速流の発生を防止することができると共に、パーティクルの舞い上がりによるウエハWへの付着を防止することができる。
【0052】
上記のようにして減圧雰囲気下の処理室35を目標圧例えば大気圧まで制御することができる。しかし、装置の立ち上げ時やマイクロバルブ53の交換時においては、ダイヤフラム弁50のオフバランス(弁の開き始めの操作空気圧)が変わってしまうので、ダイヤフラム弁50が開くまでの時間{起動時間:図10(a)のT1までの経過時間}が変化してしまい、これによって、二次曲線近似の特性が変化してしまうことがある。
【0053】
これを防ぐために、この発明においては以下に示すようなオート・リセットモードが設けられている。このオート・リセットモードは、開度調整手段であるダイヤフラム弁50の操作空気圧力を徐々に変化させ、ダイヤフラム弁50の開きはじめの操作空気圧力(オートバランス)を検知し、CPU52内の値を書き換える動作を行うものである。すなわち、図16に示すように、ダイヤフラム弁50の操作空気圧力の時間軸での変化は2つの直線を組み合わせた形態でCPU52に制御され、その交点P1はモード開始より約10秒の時間をもってダイヤフラム弁50のオフバランスの90%となるように設定される。更に、交点P1通過後において、5秒の繰り返し時間もってダイヤフラム弁50の操作空気圧力が0.03Kgf/cm2ずつ増加していくように設定される。このオート・リセットモードにおけるダイヤフラム弁50の実際のオフバランス値の判断は、圧力センサ51の変化をCPU52がモード中常時監視し、その変化が規定量を超えたとき(例えば圧力センサ51の出力値の変化量が10mVを超えたとき)にダイヤフラム弁50の開き始めと判断することによって行い、このときのダイヤフラム弁50の操作空気圧力を、ダイヤフラム弁50の実際のオフバランス値とする。そして、ここで求められたダイヤフラム弁50の実際のオフバランス値を、既に設定されているオフバランス値に対してCPU52内で上書き保存することにより、次回より理想的(最適)な処理室35内の圧力の変化特性が得られる。
【0054】
また、ダイヤフラム弁50は、長期間の繰り返し動作によって徐々にオフバランスが変化していくことがあり得る。このオフバランス変化もまた上記と同様に二次曲線近似の特性変化の原因となる。これを防ぐために、この発明においては、ダイヤフラム弁50の動作毎に、そのオフバランスを検知し、ある定められた範囲を逸脱したとき、CPU52内の制御定数を変化させ、オフバランス変化に追従しながら理想的(最適)な処理室35内の圧力変化特性を維持する制御機能(学習機能)を具備している。
【0055】
この学習機能は、図17に示すように、判断基準点を(t0,P0)におき、圧力P0到達時間が、t1−t0<t2又はt1−t0>t2となった時、設定オフバランス値を増減させて、ダイヤフラム弁50のオフバランスの時間的変化に追従することにより、ダイヤフラム弁50の起動時間を修正制御する機能である。具体的に説明すると、この学習機能は、圧力変化曲線のスタート基準(図17中のt0,P0の点)例えば動作開始20秒後に圧力センサ51の出力変化量が10mVとする基準に対し、実際のスタートがその許容変化量±3秒(図17中の2×t2の幅)を超える(図17中のt1,P0の点)状況となった場合に、設定オフバランス値を増減(例えば、既に設定されているオフバランス値に対して0.03Kgf/cm2 を増減)させて、この増減したオフバランス値にてCPU52内で上書き保存することにより、次回より理想的(最適)な処理室35内の圧力変化特性を得ることができる。
【0056】
なお、上記実施形態では、操作手段が電気信号を操作流体例えば空気の流量に変換するマイクロバルブの場合について説明したが、操作手段は必しもマイクロバルブである必要はなく、電気信号を操作流体例えば空気の流量に変換する弁であれば例えば図18に示すような比例電磁弁を用いてもよい。
【0057】
上記比例電磁弁80は、図8に示すように、乾燥ガス供給管路31dに接続する一次側ポート81aと二次側ポート81bとを連通する通路81c中に弁座81dを具備するバルブ本体81と、弁座81dに就座するバルブシート82を有すると共に、スプリング83の弾発力によって常時弁座81dに就座する方向すなわち弁閉側に押圧されるバルブステム84と、このバルブステム84に一体に装着されるソレノイド85と、ソレノイド85を囲繞するようにバルブ本体81上に装着されるコイル86とで主に構成されている。なお、バルブステム84とバルブ本体81との間には、Oリング87が介在されて、通路81c側とコイル86とが気水密に遮断されている。
【0058】
このように構成される比例電磁弁80において、コイル86が通電されると、ソレノイド85が励磁されて、バルブステム84をスプリング83の弾発力に抗して図において上昇させ、これに伴なってバルブシート82が弁座81dから離隔する。これにより、一次側ポート81aと二次側ポート81bが連通し、一次側ポート81aから乾燥ガスが二次側ポート81bに流れ、処理室35に供給される。
【0059】
また、上記実施形態では、圧力センサ51を処理室35側に配設して、処理室35内の圧力を検出し、その検出信号に基づいてマイクロバルブ53及びダイヤフラム弁50を制御する場合について説明したが、図3に二点鎖線で示すように、ダイヤフラム弁50と処理室35の間の乾燥ガス供給管路31dの途中に圧力センサ51Aを介設して、ダイヤフラム弁50の二次側の圧力を検出し、その検出信号に基づいてマイクロバルブ53及びダイヤフラム弁50を制御するようにしてもよい。この場合、圧力センサ51と51Aを併設してもよく、あるいは、いずれか一方を配設したものであってもよい。
【0060】
また、上記実施形態では、目標圧以下の雰囲気例えば減圧雰囲気下の処理室35を目標圧例えば大気圧に復帰させる場合について説明したが、必ずしもこのような場合に限定されるものではなく、目標圧以上の雰囲気例えば大気圧雰囲気下の処理室35内を目標圧例えば真空等の減圧雰囲気に復帰させる場合にも適用できる。
【0061】
すなわち、図19に示すように、処理室35の底部に接続する流体排出管路70に開度調整手段であるダイヤフラム式の真空排気弁50Aを介設して真空排気手段例えば真空ポンプ71に接続して、真空排気弁50Aの開閉動作に基づいて処理室35内を目標圧例えば大気圧雰囲気から目標圧以下の所定の圧力例えば減圧雰囲気に復帰させる減圧システムにも適用できる。この場合、上記真空排気弁50Aは上記ダイヤフラム弁50と同様に構成されており、上記実施形態と同様に、圧力センサ51からの検出信号及び操作手段例えばマイクロバルブ53の圧力変換器(図示せず)からフィードバックされた制御信号に基づいて真空排気弁50Aが制御されるように構成されている。
【0062】
上記のように構成することにより、予め複数の目標値(処理室圧力、真空排気時間)を設定し、真空排気弁50Aを制御することができる。すなわち、マイクロバルブ53の起動時(立ち上がり時)にマイクロバルブ53の二次側圧力を圧力変換器(図示せず)にて検出すると共に、その検出信号をマイクロバルブ53にフィードバックして真空排気弁50Aの開度速度を制御(第1の制御)することにより、真空排気弁50Aのオフバランスの固有のばらつきの範囲内で真空排気弁50Aを緩やかに開状態にすることができる(図21の▲1▼参照)。次いで、二次曲線を理想値としてこれに対して所定目標値{例えば、乾燥ガスの流速が上昇し始める臨界値(P2a,T2a)}までPID制御(第2の制御)した後{第1の期間;(図21の▲2▼参照)}、所定目標値(P2a,T2a)から処理室35内が減圧雰囲気(P0,T3a)に達するまで適宜関数近似例えば直線近似するように制御(第3の制御)することができる{第2の期間;(図21の▲3▼参照)}。
【0063】
したがって、処理室35内が大気圧下の状態から真空排気弁50Aを開き急速に真空排気することにより、処理室35内のガスが瞬間的に高速流動状態になるのを抑制することができ、パーティクルの発生とウエハWの振動を防止することができる。
【0064】
なお、図19において、その他の部分は図3に示す第一実施形態と同じであるので、同一部分には、同一符号を付して、その説明は省略する。
【0065】
また、上記実施形態では、目標圧以下例えば減圧雰囲気下の処理室35を目標圧例えば大気圧に復帰させる場合(図3,図4参照)と、目標圧以上例えば大気圧雰囲気の処理室35内を目標圧例えば真空等の減圧雰囲気に復帰させる場合(図19参照)の単独の装置について説明したが、これら両方を1つの装置に組み込むことも可能である。
【0066】
すなわち、図20に示すように、処理室35の頂部に接続する流体供給管路31dに介設される開度調整手段であるダイヤフラム弁50と、処理室35の底部に接続する流体排出管路70に介設される別の開度調整手段であるダイヤフラム式の真空排気弁50Aを、上記実施形態と同様に、圧力センサ51からの検出信号と、圧力センサ51からの検出信号と予め記憶された情報とを比較演算する制御手段であるCPU52及び操作手段例えばマイクロバルブ53の圧力変換器54からフィードバックされた制御信号に基づいて制御すると共に、ダイヤフラム弁50と真空排気弁50Aを切換手段例えば電磁切換弁90によって選択的に制御させるようにしてもよい。
【0067】
この場合、ダイヤフラム弁50と真空排気弁50Aは、それぞれ第1又は第2の操作信号伝達路91,92を介してマイクロバルブ53の操作信号側に、接続されると共に、操作信号伝達路91,92に介設される電磁切換弁90の切換操作によって、操作信号である操作流体例えば空気がダイヤフラム弁50又は真空排気弁50Aに付与されてダイヤフラム弁50又は真空排気弁50Aが制御されるように構成されている。
【0068】
上記のように構成することにより、電磁切換弁90の切換操作によって、目標圧以下の雰囲気例えば減圧雰囲気下の処理室35を目標圧の雰囲気例えば大気圧雰囲気に復帰させることと、目標圧以上の雰囲気例えば大気圧雰囲気下の処理室35を目標圧例えば真空等の減圧雰囲気に復帰させることを選択的に行うことができる。したがって、この発明に係る圧力制御装置を広範囲に使用することができると共に、装置の小型化を図ることができる。
【0069】
なお、図20において、その他の部分は、図3,図4及び図19に示す実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して、説明は省略する。
【0070】
また、上記実施形態では、この発明に係る圧力制御方法及び圧力制御装置を半導体ウエハの洗浄・乾燥処理システムに適用した場合について説明したが、洗浄・乾燥処理の他に、例えば真空雰囲気下で成膜処理を施す成膜装置等真空を用いた処理室内に流体を供給する処理システムについても同様に適用できることは勿論である。
【0071】
なお、図19を参照して目標圧例えば大気圧雰囲気から目標圧以下の所定の圧力例えば減圧雰囲気に復帰させる減圧システムについて説明したが、大気圧雰囲気から急速に真空排気すると、処理室35内のガスが断熱膨張する。このとき、ガス温度が急速に低下し、内部に存在する水分は結露する。水分以外の液体でも凝固点が低下したガス温度の範囲に有れば結露する。これによって処理室35内の不純物を濃縮付着させることになり、例えば半導体ウエハを洗浄乾燥等の処理をした場合、半導体デバイスの歩留まりの低下につながる。
【0072】
この発明では、図19に示すように常温窒素ガス、アルゴンガス等の熱エネルギー補給用ガスをガス供給源95から、絞り弁96、ダイアフラム弁97を介しガス供給管路98を経由してフィルタ61と温度センサ63間の乾燥ガス供給管路31dに供給することにより上記問題を解決するようにしている。
【0073】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば、以下のような優れた効果が得られる。
【0074】
1)請求項1又は11記載の発明によれば、処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することにより、開度調整手段の起動時における圧力の急激な上昇を抑制することができると共に、減圧雰囲気下又は大気圧雰囲気下において、大流量の流体の供給又は大流量の流体の排出の際に生じるスパイク状の高速流を抑制することができる。したがって、パーティクルが例えば半導体ウエハに付着するという問題を解決することができる。
【0075】
2)請求項又は14記載の発明によれば、処理室が目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、処理室が目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、処理室内が目標圧に達するよう流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することにより、上記1)に加えて例えば減圧雰囲気下と大気雰囲気下の双方の圧力及び流量制御を行うことができると共に、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る圧力制御装置を乾燥処理部に適用した洗浄・乾燥処理システムの概略平面図である。
【図2】上記洗浄・乾燥処理システムの概略側面図である。
【図3】この発明に係る圧力及び流量の制御装置を有する洗浄・乾燥処理ユニットの概略構成図である。
【図4】この発明に係る圧力制御装置の要部の構成図である。
【図5】この発明に係る圧力制御装置の制御系を示す概略構成図である。
【図6】この発明におけるダイヤフラム弁の閉塞状態の断面図(a)及びその要部拡大断面図(b)である。
【図7】この発明におけるダイヤフラム弁の開放状態の断面図(a)及びその要部拡大断面図(b)である。
【図8】この発明における操作手段の一例であるマイクロバルブの概略断面図である。
【図9】上記マイクロバルブの時間と電圧との関係を示すグラフである。
【図10】上記マイクロバルブの時間と圧力との関係を示すグラフ(a)及び(a)の▲1▼を拡大して示すグラフ(b)である。
【図11】この発明におけるオープンモードにおける圧力と時間との関係を示すグラフである。
【図12】この発明の圧力制御方法による時間、圧力及び流量の関係を示すグラフである。
【図13】この発明におけるオープン/クローズモードの制御入出力信号のタイムチャートである。
【図14】この発明におけるスローパージモードの制御入出力信号のタイムチャートである。
【図15】この発明におけるスローオープンモードの制御入出力信号のタイムチャートである。
【図16】この発明におけるオート・リセットモードにおける圧力と時間の関係を示すグラフである。
【図17】この発明における理想的な処理室の圧力変化特性を維持する制御機能を示す圧力と時間の関係のグラフである。
【図18】この発明における操作手段の別の例である比例電磁弁の概略断面図である。
【図19】この発明に係る圧力及び流量制御装置の別の実施形態を示す概略構成図である。
【図20】この発明に係る圧力及び流量制御装置の更に別の実施形態を示す概略構成図である。
【図21】この発明におけるマイクロバルブの別の時間と圧力の関係を示すグラフである。
【図22】従来の圧力制御装置の概略構成図である。
【図23】従来の圧力制御装置の制御方法による時間、圧力及び流量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体)
31d 乾燥ガス供給管路(流体供給管路,流体管路)
35 処理室
50 ダイヤフラム弁(開度調整手段)
50A 真空排気弁(開度調整手段)
51 圧力センサ(圧力検出手段)
52 CPU(制御手段)
53 マイクロバルブ(操作手段)
54 圧力変換器(圧力検出手段)
54A 制御ボード
70 流体排出管路(流体管路)
71 真空ポンプ(真空排気手段)
80 比例電磁弁(操作手段)
90 電磁切換弁(切換手段)
91 第1の操作信号伝達路
92 第2の操作信号伝達路

Claims (14)

  1. 目標圧以上又は以下の雰囲気下の処理室内を上記目標圧雰囲気にする圧力及び流量の制御方法であって、
    上記処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、
    上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  2. 請求項1記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記開度調整手段の起動時に、操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックして開度調整手段の開度速度を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  3. 請求項2記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記開度調整手段の起動時点の操作量を所定量ずつ徐々に変化させると共に、その変化状態を検知し、その検知された操作量の変化が規定量を超えた情報に基づいて上記開度調整手段が動作開始するまでの起動時間を設定することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  4. 請求項1記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記開度調整手段の動作毎に、上記開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  5. 目標圧以下又は以上の雰囲気下の処理室内を上記目標圧雰囲気にする圧力及び流量の制御方法であって、
    上記処理室が上記目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、上記処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、
    上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第1の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、
    上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、上記処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、
    上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  6. 請求項記載の圧力及び流量の制御方法において、
    少なくとも上記第1及び第2の開度調整手段のいずれか一方の動作毎に、上記いずれか一方の開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記いずれか一方の開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  7. 請求項1記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合に、熱エネルギー補給ガスを上記処理室に供給しながら上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法
  8. 請求項記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記処理室が目標圧以上の雰囲気下に有る場合に、熱エネルギー補給ガスを上記処理室に供給しながら上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御方法
  9. 請求項7又は8記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記処理室に熱エネルギー補給ガスを供給しながら上記処理室を真空排気することを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  10. 請求項7ないし9のいずれかに記載の圧力及び流量の制御方法において、
    上記熱エネルギー補給ガスは窒素ガスであることを特徴とする圧力及び流量の制御方法。
  11. 目標圧以上又は以下の雰囲気下の処理室内に連通する流体供給管路に介設される開度調整手段と、
    上記開度調整手段の開度を制御する操作手段と、
    上記処理室内の圧力を検出し検出信号を出力する検出手段と、
    上記検出信号に応答して、上記操作手段を介して上記開度調整手段の開度速度を制御する制御手段と、を具備し、
    上記制御手段は、上記開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間又は流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御装置。
  12. 請求項11記載の圧力及び流量の制御装置において、
    上記操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックする圧力検出手段を更に具備し、上記開度調整手段の起動時に、操作手段から開度調整手段に供給される操作流体の圧力を上記圧力検出手段により検出すると共に、その検出信号を操作手段にフィードバックして開度調整手段の開度速度を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御装置。
  13. 請求項11記載の圧力及び流量の制御装置において、
    上記制御手段は、上記開度調整手段の動作毎に、上記開度調整手段の動作開始までの起動時間を検知し、その検知の値が開度調整手段の二次曲線を理想値とする制御の開始基準値の許容変化量を超えたとき、上記開度調整手段の起動時間を上記許容変化量内に修正制御することを特徴とする圧力及び流量の制御装置。
  14. 目標圧以下又は以上の雰囲気下の処理室内に連通する流体供給管路に介設される第1の開度調整手段と、
    上記処理室内に連通する流体排出管路に介設される第2の開度調整手段と、
    上記第1及び第2の開度調整手段の開度を制御する操作手段と、
    上記処理室内の圧力を検出し検出信号を出力する検出手段と、
    上記検出信号に応答して、上記操作手段を介して上記第1及び第2の開度調整手段の開度速度を制御する制御手段と、を具備し、
    上記制御手段は、
    上記処理室が上記目標圧以下の雰囲気下に有る場合は、上記第1の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が低下し始める臨界値までの期間では、予め定められた第1の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第1の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体供給管路を流れる流体の圧力及び流量を制御し、
    上記処理室が上記目標圧以上の雰囲気下に有る場合は、上記第2の開度調整手段の開度速度を、開度調整手段の起動から流体の流速が上昇し始める臨界値までの期間では、予め定められた第2の二次曲線を理想値として制御し、上記臨界値から上記目標圧に達するまでの期間では、予め定められた第2の直線を理想値として制御して、上記処理室内が上記目標圧に達するよう上記流体排出管路を流れる流体の圧力及び流量を制御することを特徴とする圧力及び流量の制御装置。
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