JP5144352B2 - エッチング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスにより試料をエッチングするエッチング装置に関するものである。
従来、半導体集積回路装置、センサチップ、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイス等の製造工程では、試料の対象部分(シリコン、モリブデン等)をエッチングするために二フッ化キセノンガス(XeF)等の反応性を有するガスが用いられている。通常、二フッ化キセノンは、無色結晶の形で供給される。エッチング装置は、結晶の二フッ化キセノンをガス化してエッチング室へと供給する。特許文献1には、装置の処理能力向上のため、昇華した二フッ化キセノンガスを連続的にエッチング室へ供給するエッチング装置が開示されている。
このエッチング装置では、ガスがエッチング室内に滞留する時間が短いため、対象物と反応しない二フッ化キセノンガスがエッチング室から排出される、つまり、この装置では、二フッ化キセノンガスが浪費されることとなる。二フッ化キセノンの結晶は比較的高価であるため、問題となる。
上記問題点に対し、例えば特許文献2には、2つの膨張チャンバを有し、一方の膨張チャンバからエッチング室へとガスを供給する間に他方の膨張チャンバに昇華したガスを充填することで、効率的にガスを供給するエッチング装置が開示されている。また、特許文献2には、可変体積膨張チャンバを有し、可変体積膨張チャンバをへこませるプロセスにより、二フッ化キセノンガスを高い圧力でエッチング室に供給するエッチング装置が開示されている。
特開平10−317169号公報 特表2004−525253号公報
ところで、エッチング処理が行われると、試料の周囲に反応生成物が発生する等して二フッ化キセノンガスが試料と反応し難くなる。そのため、上記特許文献2のように、所定時間経過後にエッチング室内の気体を排出し、再び二フッ化キセノンガスを供給することで効率的にエッチング処理が行われるようになっている。ところが、この排出される気体の中には、反応していない二フッ化キセノンガスが含まれているため、エッチング室に供給された二フッ化キセノンガスの一部が無駄に消費されてしまう。なお、このような問題は、近年の試料の大型化によるエッチング室の大型化に伴って、1度に供給される二フッ化キセノンガスが増加しているため、顕著なものとなってきている。
そこで、エッチング室の容量を小さくして排出される気体の量を減少させることが考えられる。しかしながら、一般に試料は外部から搬送装置により搬入されるため、エッチング室内に搬送装置が進入可能なスペースを確保しなければならず、エッチング室の容量を小さくして二フッ化キセノンガスの消費量を抑えることは困難であった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、反応性ガスの消費量を抑えることができるエッチング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ガス供給源内の原料を気化させたガスをエッチング室に供給し、該エッチング室内に搬入された試料をエッチングするエッチング装置であって、前記エッチング室内で移動可能に支持され、前記エッチング室内を、前記試料をエッチングする処理空間と、前記処理空間に供給する前記ガスを一時的に貯留する貯留空間とに区画するとともに、前記処理空間と前記貯留空間との間で前記ガスを流通不能にするステージと、前記処理空間と前記貯留空間とを連通する配管と、前記配管に設けられたバルブを開閉制御して前記ガスを前記処理空間に供給する制御装置とを備えた。
同構成によれば、エッチング室内は、ステージが移動することで試料がエッチングされる処理空間と、処理空間に供給するガスを一時的に貯留する貯留空間とに区画されるとともに、処理空間と貯留空間との間でガスが流通不能にされる。そして、貯留空間から配管を介してガスが供給されることで、処理空間内にてエッチングが行われる。そのため、エッチング室内に搬送装置が進入可能なスペースを確保しつつ、試料をエッチングする処理空間の容量を小さくすることができる。これにより、反応せずに排出される二フッ化キセノンの量を減少させ、反応性ガスの消費量を抑えることができる。また、貯留空間はバッファとして機能させることができるため、別途バッファを設ける場合に比べ、エッチング装置の部品点数を削減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエッチング装置において、前記エッチング室と前記ガス供給源とにそれぞれ前記制御装置により開閉制御されるバルブを有する配管を介して接続され、前記貯留空間の容量よりも大きな容量に設定されたバッファを備えた。同構成によれば、バッファと貯留空間とが直列に接続される。そして、バッファの容量が処理空間の容量より大きく設定されているため、バッファから貯留空間にガスを供給した後、ガス供給源からバッファに対してガスを供給する場合に、貯留空間に供給した分だけバッファにガスを供給すればよいため、原料を気化させたガスの供給時間を短くできる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のエッチング装置において、前記エッチング室は、上方向に開口した第1開口を有し、前記ステージが内部で上下方向に沿って移動可能に設けられる第1チャンバと、前記第1開口よりも小さい第2開口を有し、前記第1開口と前記第2開口とを対向させて設けられる第2チャンバとを備え、前記ステージは前記第2開口を閉塞可能な板状に形成され、前記ステージが前記第2チャンバの開口端に当接し前記第2開口が閉塞された状態で、前記第2チャンバと前記ステージとにより前記処理空間が区画形成されるようにした。同構成によれば、板状に形成されたステージが第1チャンバの開口端に当接することで第1開口が閉塞されて、処理空間が区画形成されるため、例えばステージに試料が載置される凹部を形成する等、ステージや第1及び第2チャンバを複雑な形状にしなくともよく、エッチング装置を簡単な構成にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のエッチング装置において、前記貯留空間から前記処理空間に前記ガスを供給し前記処理空間と前記貯留空間との間のバルブを閉路した後、前記貯留空間の気体を排気する排気手段を備えた。同構成によれば、処理空間と貯留空間との間のバルブを開路すると処理空間内で試料がエッチングされて反応物が生成される。この反応物はバルブが開路していることで貯留空間に進入する。このため、貯留空間の気体を排出する構成とすることで、その貯留空間より上流側に反応生成物が進入するのを防止する、つまり上流側の汚染を防止できる。
本発明によれば、反応性ガスの消費量を抑えることが可能なエッチング装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、このエッチング装置には、内部に載置された半導体ウェハなどの試料Wを処理するためのエッチング室11が設けられている。エッチング室11は配管12を介して容量が固定されたバッファ13に接続されるとともに、バッファ13は配管14を介してガス供給源としてのシリンダ15に接続されている。そして、エッチング室11内には、試料Wの所定部位(例えばMEMSの犠牲層)をエッチングするためのエッチングガスがシリンダ15から供給される。本実施形態では、エッチングガスとして二フッ化キセノン(XeF)ガスが用いされている。二フッ化キセノンは常温常圧で固体である。そして、ガス化された二フッ化キセノンがシリンダ15からバッファ13、バッファ13からエッチング室11へと供給される。
バッファ13及びシリンダ15にはそれぞれヒータ13a,15aが設けられている。ヒータ13a,15aはそれぞれ個別に温度制御可能に制御装置16と接続されている。また、制御装置16は、エッチング室11を温度調整するためのヒータ11aと接続されている。なお、図では省略しているが、配管12,14にも、制御装置16に接続され配管内面への二フッ化キセノンガスの凝縮を防止するための温度調整部材(ヒータ)が設けられている。また、各配管12,14には、それぞれバルブ12a,14aが設けられている。各バルブ12a,14aは、それぞれ個別に開閉制御可能に制御装置16と接続されている。
次に、エッチング室11の構成について説明する。
エッチング室11は、ステージ21の移動により、試料Wをエッチングする処理空間22と、該処理空間22に供給する二フッ化キセノンガスを一時的に貯留する貯留空間23とに区画されるとともに、該ステージ21により処理空間22と貯留空間23との間で二フッ化キセノンガスが流通不能となるようになっている。従って、バッファ13と貯留空間23とにより、複数(2つ)のバッファが処理空間22とシリンダ15との間に直列に接続されるようになっている。なお、貯留空間23の容量は、バッファ13の容量に比べて小さくなっている。
具体的には、図2に示すように、エッチング室11は、有底円筒状に形成された第1チャンバ24及び第2チャンバ25を備えている。第1チャンバ24は上方(図2における上側)に開口した第1開口26を有するとともに、第2チャンバ25は下方(図2における下側)に開口した第2開口27を有している。第2開口27は、第1開口26よりも小径に形成されている。そして、第1チャンバ24には、第1開口26と第2開口27とが対向するようにして第2チャンバ25が固定されている。第2チャンバ25の外径は、第1チャンバ24の内径(第1開口26の直径)よりも大きく形成されており、第1開口26は第2チャンバ25によって閉塞され、エッチング室11内の気密が保たれるようになっている。
第1チャンバ24の側壁28には、試料Wを搬出入するための搬送口28aが形成されるとともに、搬送口28aには、該搬送口28aを閉塞可能なゲート29が設けられている。ゲート29には、シール部材(例えば、Oリング)30が設けられており、ゲート29が閉じた状態で、エッチング室11内の気密を保つようになっている。また、第1チャンバ24には配管12が接続されており、シリンダ15(バッファ13)から二フッ化キセノンが貯留空間23内に供給されるようになっている。
第2チャンバ25の上底31の下方には、円盤状に形成されるとともに、多くの貫通孔を有するシャワー板(拡散板)32がステージ21と対向して配置されている。シャワー板32は、上下方向に複数段(本実施形態では、2段)設けられており、各シャワー板32に形成されたそれぞれの貫通孔が同軸上に位置しないように配置されている。
ステージ21は、第1チャンバ24の内径よりも小さく且つ第2チャンバ25の内径(第2開口27の直径)よりも大きな円板状の基台33と、基台33上に固定され、第2チャンバ25の内径よりも小径の載置台34とからなる。基台33の外周縁における上面側には、第2チャンバ25の内径よりも大径のシール部材35が設けられている。また、基台33の下端には柱状の支持部材36を介して支持台37が接続されるとともに、支持台37には、同支持台37を上下方向に移動可能なアクチュエータ38が接続されている。従って、ステージ21は、アクチュエータ38によって、第1チャンバ24内で上下方向に移動可能に設けられている。アクチュエータ38は、制御装置16が接続されており、その動作が制御されるようになっている(図1参照)。また、第1チャンバ24と各支持部材36との間には、エッチング室11内の気密を保つためのシール部材39が設けられている。さらに、載置台34上には、試料Wが載置されるとともに、その上面には、その外周に沿って試料Wの位置ずれを防止する固定部材34aが設けられている。
そして、図3に示すように、ステージ21が上方に移動し、基台33の外周縁が第2チャンバ25の開口端としての下端25aに当接することで、エッチング室11内が処理空間22と貯留空間23とに区画されるようになっている。貯留空間23は第1チャンバ24とステージ21とにより区画形成されており、処理空間22は第2チャンバ25とステージ21とにより区画形成されている。
図1に示すように、エッチング室11は配管41,42を介してドライポンプ(DP)43に接続されている。詳しくは、ドライポンプ43と第1チャンバ24内とが配管41によって接続されて、貯留空間23内の気体が排出可能になっている。また、ドライポンプ43と第2チャンバ25とが配管42によって接続されて、処理空間22内の気体が排出可能になっている。従って、制御装置16、配管41及びドライポンプ43によって排気手段が構成される。なお、ドライポンプ43は制御装置16と接続されており、その動作が制御されるようになっている。また、各配管41,42にはそれぞれバルブ41a,42aが設けられており、各バルブ41a,42aは、開閉制御可能に制御装置16と接続されている。また、ドライポンプ43は、配管44を介してバッファ13と接続されている。配管44にはバルブ44aが設けられており、同バルブ44aは制御装置16と個別に開閉制御可能に接続されている。
本実施形態では、第1チャンバ24及び第2チャンバ25には、配管45が接続されて貯留空間23と処理空間22とが連通されており、同配管45を介して貯留空間23と処理空間22との間で気体が移動可能になっている。配管45には、バルブ45aが設けられており、バルブ45aは、開閉制御可能に制御装置16と接続されている。図3に示すように、配管45は、第1チャンバ24の側壁28と第2チャンバ25の上底31との間に接続されている。そして、配管45を介して供給された二フッ化キセノンガスは、シャワー板32により試料W上に均一に拡散するようになっている。
このエッチング装置は、処理空間22の圧力よりも貯留空間23の圧力が高く設定されるとともに、ガスの供給元であるシリンダ15内の圧力が貯留空間23の圧力よりも高くなるように設定されている。さらに、このエッチング装置は、バッファ13内の圧力が貯留空間23の圧力以上、シリンダ15の圧力以下となるように設定されている。つまり、本実施形態のエッチング装置は、バルブの開閉のみにより、二フッ化キセノンガスを、シリンダ15からエッチング室11に供給するとともに、エッチング室11内の圧力を所定温度における二フッ化キセノンの固体蒸気圧とするように構成されている。
次に、エッチング装置の動作について説明する。
(A)制御装置16は、先ず、試料Wをエッチング室11内に搬入する。具体的には、図2に示すようにステージ21が第1チャンバ24の下端に当接せず、エッチング室11内が処理空間22と貯留空間23とに区画されていない状態で、ゲート29を開き、一点鎖線で示す搬送装置51によって試料Wがエッチング室11内に搬入される。なお、試料Wを支持するアーム52は、フォーク状に形成されている。そして、ステージ21内に設けられた図示しないリフトピンが上昇してアーム52に支持された試料Wを受け取り、搬送装置51がエッチング室11から退出した後に、リフトピンが下降することで試料Wがステージ21上に載置されるようになっている。続いて、制御装置16は、ゲート29を閉じ、ステージ21を上昇させてエッチング室11内を処理空間22と貯留空間23とに区画する。
(B1)ステージ21上に試料Wが搬入されると、制御装置16は、ドライポンプ43を駆動し、処理空間22、貯留空間23及びバッファ13内の気体を排出し、処理空間22、貯留空間23及びバッファ13内を高真空とする。この時、バルブ14aは閉路されていなければならないが、バルブ12a,45aは閉路、開路の何れでもよい。この後、制御装置16は開路状態にあるバルブを閉路する。
(B2)制御装置16は、バルブ14aを開路して二フッ化キセノンガスをシリンダ15からバッファ13に供給した後、バルブ14aを閉路する。次に、制御装置16は、バルブ12aを開路して二フッ化キセノンガスをバッファ13から貯留空間23に供給した後、バルブ12aを閉路する。
(C1)制御装置16は、バルブ45aを開路する。すると、貯留空間23内の二フッ化キセノンガスが、配管45を介して処理空間22内に供給される。このとき、貯留空間23内のガスが、貯留空間23及び処理空間22内に充填される。制御装置16は、貯留空間23と処理空間22とが同圧になると、バルブ45aを閉路する。詳細には、制御装置16は、予め実験等により貯留空間23と処理空間22とが同圧となる時間を求め、その時間経過後にバルブ45aを閉路する。
(C2)バルブ45aの閉路によりエッチング室11内に閉じこめられた二フッ化キセノンガスは、試料Wの対象(例えばモリブデン)をエッチングする。なお、このエッチングを行う時間は、処理空間22に供給する二フッ化キセノンガスの量(圧力)と二フッ化キセノンガスの反応速度とに基づいて最適な時間が予め算出、又は実験により求められている。
(C3)制御装置16は、バルブ42aを開路し、ドライポンプ43を駆動して処理空間22内の気体を吸い出し、処理空間22内の圧力を高真空とする。これにより、制御装置16は、エッチングに使用されたガス、及び反応生成物を処理空間22から排出する。
(C4)制御装置16は、バルブ41aを開路し、ドライポンプ43を駆動して貯留空間23内の気体を吸い出し、貯留空間23内の圧力を高真空(例えば20mTorr(ミリトール))とした後、バルブ41aを閉路する。
貯留空間23内の気体を吸い出すことにより、処理空間22内にて生成された反応生成物が、ガス供給経路における上流側に移動するのを防ぐ。即ち、バルブ45aを開路し、処理空間22に対して二フッ化キセノンガスの供給を開始すると、供給される二フッ化キセノンガスにより試料Wがエッチングされる。このエッチングにより貯留空間23内では、フッ化物(反応生成物)が生成される。この反応生成物の一部は、処理空間22内から配管45を介して貯留空間23内へと移動する。この状態において、次の二フッ化キセノンガスをバッファ13から貯留空間23へと供給するべくバルブ12aを開路すると、反応生成物が貯留空間23からバッファ13へと移動し、二フッ化キセノンガスの純度を低下させる。このため、バッファ13に比べ容量が小さな貯留空間23の気体を排出することで、短時間で反応生成物を排出することができる。このとき、貯留空間23から排出される気体は反応生成物が混じった二フッ化キセノンであるが、貯留空間23の容量を小さく設定することにより、排出される二フッ化キセノンガスの量を、フロー処理により無駄に排出される二フッ化キセノンガスの量よりも少なくすることができる、つまり高価な二フッ化キセノンガスの消費量を低減することができる。
(C5)制御装置16は、バルブ12aを開路し、バッファ13内の二フッ化キセノンガスを、配管12を介して貯留空間23へと供給する。このとき、バッファ13の容量は、貯留空間23の容量よりも大きく設定されているため、バッファ13から貯留空間23へのガス供給は、短時間に終了する。貯留空間23内の気体を排出後にこの処理を行うことにより、貯留空間23内に所定圧力の二フッ化キセノンガスを供給することができる。
(C6)制御装置16は、シリンダ15からバッファ13へ二フッ化キセノンガスを供給する。このとき、シリンダ15からバッファ13へのガス供給は、バッファ13における減少分、つまりバッファ13から貯留空間23へ供給したガスの量だけ、シリンダ15からバッファ13に供給すればよい。なお、シリンダ15は、二フッ化キセノンの蒸気圧が所定圧となる温度(40℃)に加熱されている。従って、シリンダ15内の二フッ化キセノンは昇華し、シリンダ15とバッファ13との間のバルブ14aを開路することにより、バッファ13内を、シリンダ15内と同じ圧力とする。制御装置16は、バッファ13とシリンダ15とが同圧になるとバルブ14aを閉路する。詳細には、制御装置16は、予め実験等によりバッファ13とシリンダ15とが同圧となる時間を求め、その時間経過後にバルブ14aを閉路する。
次に、エッチング室11に対する1回のガス供給に対する上記処理の流れを図4に従って説明する。
時刻t0から時刻t1の期間において、上記(C1)の処理を行う。つまり、制御装置16は時刻t0にバルブ45aを開路し、時刻t1においてバルブ45aを閉路する。
時刻t1から時刻t6の期間において、上記(C2)の処理を行う。この期間において、制御装置16は、処理空間22以外に実行可能な処理を、エッチング処理と平行に行う。即ち、時刻t1から時刻t2の期間において、制御装置16は、上記(C4)の処理を行う。つまり、制御装置16は、時刻t1においてバルブ41aを開路するとともにドライポンプ43を駆動し、時刻t2においてバルブ41aを閉路するとともにドライポンプ43を停止する。
次に、時刻t2から時刻t6の期間において、制御装置16は、上記(C6)の処理を行う。つまり、制御装置16は、時刻t2においてバルブ14aを開路し、時刻t6においてバルブ14aを閉路する。
次に、時刻t6から時刻t7の期間において、上記(C3)の処理を行う。また、同時に上記(C5)の処理を行う。つまり、時刻t6において、制御装置16は、バルブ42a,12aを開路するとともにドライポンプ43を駆動する。そして、時刻t7において制御装置16は、バルブ42a,12aを閉路するとともにドライポンプ43を停止する。
上記の時刻t0から時刻t7までの期間が、処理空間22に1回のガスを供給する処理であり、この時刻t0から時刻t7までの処理を、複数回繰り返し行うことで、試料Wに対するエッチング処理を行う。なお、エッチング処理が行われている間を通して。エッチング室11内は、処理空間22と貯留空間23とに区画されている。また、エッチング処理が終了して試料Wを搬出する際には、ドライポンプ43を駆動して、処理空間22及び貯留空間23を同圧(高真空)にした後に、ステージ21を下降させ、エッチング室11内を大気開放してから搬送装置51により試料Wを搬出する。
なお、図2において、時刻t6から時刻t2までの期間では、バルブ14aが閉路されており、シリンダ15内において二フッ化キセノンが昇華している。つまり、二フッ化キセノンの昇華は、上記(C1)(C2)(C3)(C4)(C5)の処理と平行に行われる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)エッチング装置は、シリンダ15内の固体の二フッ化キセノンを気化させた二フッ化キセノンガスをエッチング室11に供給し、該エッチング室11内に搬入された試料Wをエッチングする。エッチング装置は、エッチング室11内で移動可能に支持され、試料Wをエッチングする処理空間22と、該処理空間22に供給する二フッ化キセノンガスを一時的に貯留する貯留空間23とに区画するとともに、処理空間22と貯留空間23との間で二フッ化キセノンガスを流通不能にするステージ21を備えた。さらに、処理空間22と貯留空間23とを連通するバルブ45aを備えた配管45と、バルブ45aを開閉制御してガスを処理空間22に供給する制御装置16とを備えた。従って、ステージ21が上下動することで、エッチング室11内が処理空間22と貯留空間23とに区画される。そのため、エッチング室11内に搬送装置51が進入可能なスペースを確保しつつ、試料Wをエッチングする処理空間22の容量を極力小さくすることができる。これにより、反応せずに排出される二フッ化キセノンの量を減少させ、反応性ガスの消費量を抑えることができる。また、貯留空間23はバッファとして機能させることができるため、別途バッファを設ける場合に比べ、エッチング装置の部品点数を削減することができる。
(2)エッチング室11とシリンダ15とにそれぞれ制御装置16により開閉制御されるバルブ12a,14aを有する配管12,14を介して接続され、貯留空間23の容量よりも大きな容量に設定されたバッファ13を備えた。従って、バッファ13と貯留空間23とにより、複数(2つ)のバッファが処理空間22とシリンダ15との間に直列に接続されるようにした。そして、バッファ13の容量が処理空間22の容量より大きく設定されているため、バッファ13から貯留空間23にガスを供給した後、シリンダ15からバッファ13に対してガスを供給する場合に、貯留空間23に供給した分だけバッファ13にガスを供給すればよいため、蒸気圧が低い原料を気化させた二フッ化キセノンガスの供給時間を短くできる。
(3)エッチング室11は、上方に開口した第1開口26を有し、ステージ21が内部で上下動可能に設けられる有底円形状の第1チャンバ24と、第1開口26よりも小径の第2開口27を有し、第1開口26と第2開口27とを対向させるとともに第1開口26を閉塞して第1チャンバ24に設けられる有底円形状の第2チャンバ25とを備えた。そして、円板状にステージ21が第2開口27を閉塞した状態で、第1チャンバ24とステージ21とにより貯留空間23が区画形成されるとともに、第2チャンバ25とステージ21とにより処理空間22が区画形成されるようにした。従って、ステージが第1チャンバ24の下端25aに当接することで第1開口26が閉塞されて、エッチング室11内が処理空間22と貯留空間23とに区画されるため、例えばステージ21に試料Wが載置される凹部を形成する等、ステージや第1及び第2チャンバを複雑な形状にしなくともよく、エッチング装置を簡単な構成にできる。
(4)貯留空間23から処理空間22に二フッ化キセノンガスを供給し処理空間22と貯留空間23との間のバルブ45aを閉路した後、貯留空間23の気体を排気するドライポンプ43を備えた。このため、処理空間22と貯留空間23との間のバルブ45aを開路すると処理空間22内で試料がエッチングされて反応物が生成される。この反応物はバルブ45aが開路していることで貯留空間23に進入する。このため、貯留空間23の気体を排出する構成とすることで、その貯留空間23より上流側に反応生成物が進入するのを防止する、つまり上流側の汚染を防止できる。
(5)配管45は、エッチング室11内に区画された処理空間22と貯留空間23とを連通するため、別体にて構成されたエッチング室とバッファとを接続する場合に比べてその全長を短くすることができ、貯留空間23から処理空間22へ速やかに二フッ化キセノンガスを供給することができる。
(6)ステージ21を基台33と第2開口よりも小径の載置台34とから構成した。そのため、載置台34の大きさを変更することで、処理空間22の容量を容易に変更することができる。
(7)エッチングガスとして二フッ化キセノンガスを用いたため、試料Wのシリコンやモリブデンのエッチングにおいて高い選択性を得ることができる。
(8)処理空間22の圧力よりも貯留空間23の圧力を高く設定するとともに、シリンダ15内の圧力を貯留空間23の圧力よりも高くなるように設定した。さらに、このエッチング装置は、バッファ13内の圧力が貯留空間23の圧力以上、シリンダ15の圧力以下となるように設定した。従って、エッチング装置は、バルブ12a,14a,45aの開閉のみにより、二フッ化キセノンガスを、シリンダ15から処理空間22に供給することができるため、従来(特許文献2)に比べ、可動部を少なくなり、保守にかかる時間が短くなる、即ち稼働率の低下を抑えることができる。
なお、上記一実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態において、処理空間22に1回のガスを供給する処理毎に、(C4)の処理を行うようにしたが、これに限らず、貯留空間23に試料Wに対するエッチング処理に必要な量の二フッ化キセノンガスを1度に供給し、試料Wに対するエッチング処理が終了するまで貯留空間内の二フッ化キセノンガスを排出しないようにしてもよい。この場合、処理空間22内の気体を排出後に、バルブ45aを開路して貯留空間23から処理空間22に供給する。即ち、図4において上記の時刻t0から時刻t7までの期間に、上記(C4)(C5)の処理を行わない。このようにすることで、さらに二フッ化キセノンガスの消費量を抑えることができる。
・上記実施形態では、ステージ21が第2チャンバ25の下端25aに当接することで、処理空間22と貯留空間23とが区画されるようにしたが、これに限らない。例えば、上下位置を逆にして第1チャンバ24と第2チャンバ25とを配置するとともに、ステージを上方から試料Wを保持するようにステージを構成し、ステージが下降して第1チャンバの下側に配置された第2チャンバの上端に当接することで、処理空間22と貯留空間23とを区画するようにしてもよい。
・上記実施形態では、エッチング室11は、上方に開口した第1開口26を有する第1チャンバ24と、第1開口26よりも小径の第2開口27を有する第2チャンバ25とを備え、ステージ21を円板状に構成した。しかし、これに限らず、第1開口26及び第2開口27を同径に形成するとともに、ステージを上方が開口した箱状に形成し、該ステージが第2チャンバの上底に当接することで、試料Wが載置されたステージ内を処理空間とするようにしてもよい。
・上記実施形態では、第1及び第2チャンバ24,25を有底円筒形状に形成したが、これに限らず、有底四角筒形状など有底筒状に形成してもよい。
・上記実施形態では、第2チャンバ25の外径を第1チャンバ24の内径よりも大きく形成したが、これに限らない。例えば、第2チャンバの外径を第1チャンバの内径よりも小さく形成し、該第2チャンバの外径よりも小さな開口を有する環状部材を第1チャンバの第1開口に設け、該環状部材に第2チャンバを固定するようにしてもよい。
・上記実施形態では、ステージ21を基台33と載置台34とに構成したが、これに限らず、ステージを基台33のみから構成してもよい。
・上記実施形態では、大気圧下のエッチング室11に試料Wが搬入されるようにしたが、これに限らず、エッチング室11の搬送口28aに連結される予備室を設け、エッチング室11内が高真空に維持されるようにしてもよい。このように構成した場合には、試料Wを一旦予備室に搬入し、該予備室を高真空にしてからエッチング室11に試料Wを搬入する。なお、試料Wの搬出は、この逆に行われる。
・上記実施形態において、貯留空間の容量を可変に構成し、二フッ化キセノンガスが供給された状態で該貯留空間の容量を小さくすることで、処理空間に二フッ化キセノンガスを供給するようにしてもよい。
・上記実施形態では、エッチングガスとして二フッ化キセノンを用いたが、これに限らず、エッチングガスとして三フッ化臭素(BrF)等、その他のガスを用いてもよい。
・上記実施形態において、エッチング室11(処理空間22)に、二フッ化キセノンガスに加えて窒素やアルゴンなどの不活性ガスを混合して供給する構成としてもよい。
エッチング装置の概略構成図。 処理空間と貯留空間とに区画されていない状態のエッチング室の断面図。 処理空間と貯留空間とに区画された状態のエッチング室の断面図。 エッチング処理の手順を示す説明図。
符号の説明
11…エッチング室、12,14,41,42,44,45…配管、12a,14a,41a,42a,44a,45a…バルブ、13…バッファ、16…制御装置、21…ステージ、22…処理空間、23…貯留空間、24…第1チャンバ、25…第2チャンバ、25a…下端、26…第1開口、27…第2開口、43…ドライポンプ、W…試料。

Claims (4)

  1. ガス供給源内の原料を気化させたガスをエッチング室に供給し、該エッチング室内に搬入された試料をエッチングするエッチング装置であって、
    前記エッチング室内で移動可能に支持され、前記エッチング室内を、前記試料をエッチングする処理空間と、前記処理空間に供給する前記ガスを一時的に貯留する貯留空間とに区画するとともに、前記処理空間と前記貯留空間との間で前記ガスを流通不能にするステージと、
    前記処理空間と前記貯留空間とを連通する配管と、
    前記配管に設けられたバルブを開閉制御して前記ガスを前記処理空間に供給する制御装置とを備えたことを特徴とするエッチング装置。
  2. 前記エッチング室と前記ガス供給源とにそれぞれ前記制御装置により開閉制御されるバルブを有する配管を介して接続され、前記貯留空間の容量よりも大きな容量に設定されたバッファを備えたことを特徴とする請求項1に記載のエッチング装置。
  3. 前記エッチング室は、
    上方向に開口した第1開口を有し、前記ステージが内部で上下方向に沿って移動可能に設けられる第1チャンバと、
    前記第1開口よりも小さい第2開口を有し、前記第1開口と前記第2開口とを対向させて設けられる第2チャンバとを備え、
    前記ステージは前記第2開口を閉塞可能な板状に形成され、
    前記ステージが前記第2チャンバの開口端に当接し前記第2開口が閉塞された状態で、前記第2チャンバと前記ステージとにより前記処理空間が区画形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のエッチング装置。
  4. 前記貯留空間から前記処理空間に前記ガスを供給し前記処理空間と前記貯留空間との間のバルブを閉路した後、前記貯留空間の気体を排気する排気手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載のエッチング装置。
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