JPH06186815A - 画像形成装置および感光体ドラム - Google Patents

画像形成装置および感光体ドラム

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JPH06186815A
JPH06186815A JP4354865A JP35486592A JPH06186815A JP H06186815 A JPH06186815 A JP H06186815A JP 4354865 A JP4354865 A JP 4354865A JP 35486592 A JP35486592 A JP 35486592A JP H06186815 A JPH06186815 A JP H06186815A
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photosensitive drum
potential
image forming
image
roller
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JP4354865A
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English (en)
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Minoru Matsukuma
稔 松隈
Koichi Tanigawa
耕一 谷川
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Kazuro Ono
和朗 小野
Norio Hashimoto
典夫 橋本
Akihiko Takeuchi
竹内  昭彦
Hideyuki Yano
秀幸 矢野
Hideo Nanataki
秀夫 七瀧
Takayasu Yunamochi
貴康 弓納持
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 環境の温度や、プリント枚数により、感光体
ドラムや帯電ローラの状態が変化しても、画質を適正に
維持することができる。 【構成】 感光体ドラム1の前回転中に該感光体ドラム
1表面を露光し、このとき感光体ドラム1に接触する1
次帯電手段に流れるDC電流を測定して、所定の明電位
と暗電位との電位差であるコントラスト電位を得るよう
に画像形成時に該帯電手段に印加するDC電圧を決定す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
(第1の発明の産業上の利用分野)第1の発明は、電子
写真複写装置、静電記録装置等の像担持体に形成された
静電潜像を現像する画像形成装置に関する。 (第2の発明の産業上の利用分野)第2の発明は、複写
機やプリンタなど電子写真法を応用した画像形成装置に
関するものである。 (第3の発明の産業上の利用分野)第3の発明は、複写
機やプリンタなど電子写真法を応用した画像形成装置に
用いられる感光体ドラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(第1の従来例)従来より、像担持体(以後、感光体ド
ラムと略す。)上に形成された静電潜像を現像剤によっ
て顕像化する画像形成装置としては、複写機やレーザビ
ームプリンタ等が知られている。図12に1成分非接触
反転現像方式のレーザビームプリンタの構成の一従来例
を示す。1は感光体ドラム、2は帯電ローラ、3は露光
装置、4は現像装置、5は現像スリーブ、6は転写ロー
ラ、7は転写材である。9,10はそれぞれ帯電ローラ
2にACバイアス、DCバイアスを印加するための電源
である。11,12はそれぞれ現像スリーブ5にACバ
イアス、DCバイアスを印加するための電源である。
【0003】同図に示すように像担持体としての感光体
ドラム1は、不図示の基板上に光によって電位が変化す
る層が形成されて構成されており、帯電ローラ2によっ
て帯電される。具体的には、帯電のならし効果を持たせ
るため、電源9、および電源10により所望のDCバイ
アスVCDC にACバイアス(PP値=VCAC 、周波数f
c)を重畳した振動電位が帯電ローラ2に与えられ、感
光体ドラム1の表面電位はダーク電位VD になる。そし
て、一様に帯電された感光体ドラム1上には、露光装置
3により画像情報に応じてオン、オフする強度E(単
位、μJ/cm2)のレーザ光が照射されて、光が照射
された部分の電荷は減衰し、表面電位がライト電位VL
に変化し、光の照射されなかった部分の電荷はそのまま
残存し表面電位はVD を維持し、静電潜像が形成され
る。
【0004】また、現像装置4は現像剤を有しており、
この現像剤が供給されつつ回転する現像スリーブ5には
電位VD と電位VL との間に、DCバイアス電位VDC
設定し、このDCバイアスにACバイアス(PP値=V
AC、周波数f)を重畳した現像バイアス電位が与えら
れ、この現像バイアス電位と前記感光体ドラム1の表面
の電位との差によって電界力が生じ、この電界力によっ
て現像剤が感光体ドラム1上に形成された前記静電潜像
に与えられてその静電潜像が顕像化される。
【0005】例えば、プロセススピードが95mm/秒
のプリンタでは上記バイアスおよび光強度を次のような
設定にすることで適切な画像が得られる。VCDC =−6
80V、VCAC =1800V、fc=650Hz、VDC
=−500V、VAC=1640V、f=1800Hz、
E=2.4(μJ/cm2 )。
【0006】また、感光体ドラム1は積層型(機能分離
型)OPC感光体で、電荷発生層及び電荷移動層を有す
る顔料分散系のOPC感光体である。 (第2の従来例)第2の従来の画像形成装置の縦断面図
の一例を図17に示す。感光体ドラム101はアルミシ
リンダ等導電性基板上に有機光半導体等の感光層を形成
したもので矢印方向に駆動される。1次帯電ローラ10
2は鉄等の芯金上に導電性弾性体層を形成したもので感
光体ドラム101に押圧され従動回転しながら、電源1
03より芯金を介して供給された電荷を感光体ドラム1
01の表面に一様に付与して、暗部電位VD が得られ
る。
【0007】続いてレーザ104が画像情報に応じて点
灯し、露光105を受けた感光体ドラム101表面に明
電位である明部電位VL を得る。このようにして得られ
た静電潜像VD ・VL は現像器106中の荷電粉体粒子
107(以後、トナー107と称す。)により顕像化さ
れる。この際トナー107は現像スリーブ108上に薄
層に形成され、現像スリーブ108に不図示の電源より
供給される現像バイアス電圧の作用により感光体ドラム
101表面の明部電位VL 又は暗電位である暗部電位V
D 相当部分に付着する。
【0008】トナー107の荷電極性が1次帯電極性と
異極性の場合には、暗部電位VD 部にトナー107が付
着する正規現像が行なわれ、トナー107の荷電極性が
1次帯電極性と同極性の場合には明部電位VL 部にトナ
ー107が付着する反転現像が行なわれる。レーザ10
4を光源とする場合には、レーザ104の総点灯時間が
短くて済む反転現像がよく用いられており、図17の装
置は反転現像の例を示している。
【0009】こうして感光体ドラム101上に形成され
たトナー107顕像は、感光体ドラム101と転写ロー
ラ109の成す転写ニップ部にて、該トナー107顕像
と同期して搬送される用紙111上に転写される。転写
ローラ109には芯金を介してトナー107と逆極性の
バイアス電圧が電源110より供給される。転写残りト
ナー107はクリーニング装置112により感光体ドラ
ム101表面より払拭され、感光体ドラム101は引続
く画像形成に供される。 (第3の従来例)従来、感光体ドラム表面の帯電手段と
して、帯電ローラを用いる接触帯電方式が知られてい
る。図30は、接触帯電方式を用いる画像形成装置の従
来例である。201は感光体ドラムで、アルミ製の導電
性のシリンダ201a上に塗布された感光体層201b
より成る。212は帯電ローラ、213は露光装置、2
14はレーザ光、215は現像装置、216は転写材、
217は転写装置、218はクリーナ装置である。
【0010】帯電ローラ212には、所望の電位に対応
したDCバイアスに加えて、帯電ムラ等の帯電不良を防
止するため、ACバイアスを印加している。しかし、図
31に示すような感光体ドラム201を使用していると
きには、帯電ローラ212に加えられたACバイアスに
よって、感光体ドラム201が振動し、音が発生する。
以下、この音を帯電音と呼ぶ。また、帯電ローラ212
を用いずに、コロナ帯電を行う場合にも感光体ドラム2
01の回転にともないクリーナ装置218のブレードに
よるビビリ音が発生することがある。
【0011】感光体ドラム201を重くすることで感光
体ドラム201の振動振幅は、軽減されることが分かっ
ており、図32に示すように、シリンダ201aの内径
と略等しい外径を有する円柱形のアルミの塊(以下、詰
物203と呼ぶ)を感光体ドラム201の中央部に接着
固定して、帯電音やビビリ音を軽減する技術も知られて
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題)しかしながら、上記第1の従来例では、
帯電ローラ2や、感光体ドラム1が電気的に温度特性を
持っているため、環境の温度が変動すると明電位VL
や、暗電位VD 変動し、その結果、十分な濃度を得るの
に必要な現像のDCバイアスVDCと明電位VL の電位差
(以後、現像コントラストと略す。)や、ライン幅、カ
ブリを左右する現像のDCバイアスVDCと暗電位VD
電位差(以後、バックコントラストと略す。)が変動
し、画質や濃度が安定しないなどの欠点がある。
【0013】また、同じ環境であっても、プリントを重
ねて行くと、その枚数が多くなるにつれて、感光体ドラ
ム1の表面が削られると、同じように電位の変動が起き
る。
【0014】図14は、光強度Eと感光体ドラム1表面
の電位の特性を表すグラフであるが、環境の温度が低い
と明電位VL の絶対値が小さくなり、環境の温度が高い
と明電位VL の絶対値が大きくなることを示している。
【0015】また、図13は、暗電位VD の変動に対し
て、明電位VL も変動することを示している。このよう
に、暗電位VD と明電位VL の電位差の絶対値△V(定
義、△V=|VD −VL |)も変動することがあること
を示している。
【0016】また、プリント枚数が重なると感光体の表
面は削られ、また感光体そのものが劣化するので、光に
対する感度が変化する。図15は、電位差△Vが、プリ
ント枚数が重なると小さくなっていくことを示してい
る。 (第2の課題)しかしながら、上記第2の従来例では1
次帯電ローラ102の抵抗値が雰囲気条件により変動し
たり、感光体ドラム101の感度が雰囲気条件で起動し
たり、感光体ドラム101の長期間の使用による塗膜の
摩耗が生じたりするので、画像形成装置の雰囲気の温湿
度が変動した時や長期間の使用後に暗部電位VD や明部
電位VL が変化して画像濃度が低下したり、地肌カブリ
が発生するなど不良画像が発生することがあった。 (第3の課題)しかしながら、上記第3の従来例では、
帯電音やビビリ音を軽減するための詰物203を感光体
ドラム201にいれる事には、以下のような問題があっ
た。
【0017】シリンダ201aに感光体層201bを形
成する方法として、図9に示すような方法が知られてい
る。201aはアルミ製のシリンダ、204は感光材料
を溶媒中に分散した感光塗料、205はシリンダ201
aを感光塗料204中に漬浸して引き上げるための支持
体、206は支持体205に接続され、シリンダ201
aの中の空気圧を制御する為のポンプである。アルミシ
リンダ201aを感光塗料204に浸し、その後、引き
上げることで、シリンダ201aの外側表面に感光塗料
204を塗布するのであるが、シリンダ201aの下端
より、シリンダ201a内部の空気が洩れると、塗布し
た感光体層201bが乱れ、厚ムラなどの発生する恐れ
がある。それを防ぐために、ポンプ206によりアルミ
シリンダ201aの中の空気圧を制御して、アルミシリ
ンダ201aの中の液面207が、アルミシリンダ20
1aの下端よりも、5〜10mm程度入り込み、それを
保つようにしている。
【0018】しかし、図10に示すように詰物203の
入ったシリンダ201aに、感光塗料204を同じ様に
塗布しようとすると、詰物203の下の空気圧を制御す
ることは出来ない。そのため、内部の空気が洩れやす
く、感光体層201bの厚ムラが発生する。
【0019】この厚ムラを防止するために、詰物203
のない状態で感光塗料204を塗布した後、詰物203
をいれる場合には以下のような問題がある。感光塗料2
04を塗布した後の感光体ドラム201の表面は傷がつ
きやすく、この状態で感光体ドラム201に傷がつかな
いように詰物203をいれるには、表面を保護するシー
トを巻き付ける等の余分な作業を要し、生産性が低下し
てコストアップになるという問題がある。
【0020】また、図11に示すように感光体ドラム2
01には、その両端にギヤ220,221や回転軸を支
えるためのフランジ(不図示)を取り付ける。図に示す
様な感光体ドラム201では、中の空気圧があり、これ
が反発力となり、フランジをいれるのは容易ではない。
又、作業手順によりギヤ220等を取り付けた後に詰物
203を入れることもあるが、ギヤ220等により感光
体ドラム201の一端に蓋が形成されてしまった後に、
詰物203を感光体ドラム201の中央にまで挿入する
のは空気圧の抵抗が大きく容易な作業ではない。 (第1の目的)第1の発明は第1の課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、環境の温
度や、プリント枚数により、感光体ドラムや帯電ローラ
の状態が変化しても、画質を適正に維持し得る画像形成
装置を提供することにある。 (第2の目的)第2の発明は第2の課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、濃度低下
や地肌カブリのない良好な画像を得ることができる画像
形成装置を提供することにある。 (第3の目的)第3の発明は第3の課題を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、感光体ド
ラムにいれる詰物によって起こる問題を改善し得る感光
体ドラムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段及び作用】
(第1の発明の手段及び作用)感光体ドラムの前回転中
に該感光体ドラム表面を露光し、このとき感光体ドラム
に接触する1次帯電手段に流れるDC電流を測定して、
所定の明電位と暗電位の電位差であるコントラスト電位
を得るように画像形成時に該帯電手段に印加するDC電
圧を決定することを特徴とする。
【0022】そして、感光体ドラムの前回転中にガイド
ラム表面を露光し、このとき感光体ドラムに接触する1
次帯電手段に流れるDC電流を測定して、所定のコント
ラスト電位を得るように画像形成時の露光量を決定する
こととしてもよい。
【0023】また、現像スリーブに印加するバイアスの
DC電圧を、1次帯電手段に印加するバイアスのDC値
から一定値を差し引いたものとしてもよい。
【0024】さらに、感光体ドラムの累積回転数に応じ
て、該電流値を補正することが好適である。
【0025】上記感光体ドラムと帯電ローラの間に流れ
るDC電流は、明電位と暗電位の電位差の絶対値に比例
するが、本発明によれば、DC電流を検知できる構成を
持つ画像形成装置において、検知されたDC電流に応じ
て、帯電ローラに印加するDCバイアス、露光装置の光
強度等を変化させ、上記絶対値を一定に保つような制御
をすることで、現像コントラストとバックコントラスト
の二つを同時に、所望の値に保つことが出来るようにし
たものである。 (第2の発明の手段及び作用)第1の画像担持体である
感光体を1次帯電手段により一様に帯電した後、露光を
与えて静電潜像を形成し、荷電粉体粒子を付与して現像
し、得られた顕像を第2の画像担持体である用紙に静電
転写する工程を含む画像形成装置において、前記感光体
表面に接触する導電ローラを配設し、該導電ローラに所
定の電圧を印加して、この時に該導電ローラを介して流
れる電流を検知して、その値に応じて画像形成諸工程の
うち少くとも1つの工程の設定条件を制御することを特
徴とする。
【0026】そして、前記導電ローラが転写ローラを兼
用してもよい。
【0027】また、前記1次帯電手段が前記感光体に接
触回転する導電ローラであり、前記1次帯電ローラに供
給されている直流電圧の値を制御することが好適であ
る。
【0028】本発明によれば感光体の表面に接触する導
電ローラを配設し、該ローラに所定の電圧を印加して、
この時に該ローラを介して流れる電流を検知し、その値
に応じて1次帯電ローラのバイアス電圧やレーザの出力
光量など画像形成工程の設定条件を制御することによ
り、暗電位又は明電位の雰囲気条件等による変動を防い
で常に良好な画像を得るようにしたものである。 (第3の発明の手段及び作用)中空円筒上に感光材料を
形成した感光体ドラムにおいて、該円筒内に通気孔を有
する中実部材を固定配置したことを特徴とする。
【0029】本発明によれば、感光体ドラムにいれる詰
物に、通気孔を設けて、詰物の両側の空間の空気のやり
取りが出来るようにしたものである。これによって、詰
物によって起こる問題を改善し、感光体ドラムの製法等
を改善したものである。
【0030】
【実施例】
(第1の発明に係る実施例)図1は本願第1発明の第1
の実施例を示すものであり、図2は本実施例のシーケン
スを表す。25は帯電ローラ2と感光体ドラム1の間を
流れるDC電流ICDC を測定するための電流計である。
24は電流計25により測定された電流値に対応して、
帯電ローラ2のDCバイアスを決定し、直流電源20に
信号を送るコントローラである。電源20は画像域では
コントローラ24からの信号を受け、決定されたDCバ
イアスを印加することができる。以下、図2のシーケン
スに従って説明する。尚、その他の構成および作用につ
いては従来技術と同一なので、同一の構成部分について
は同一の符号を付して、その説明は省略する。
【0031】まず、感光体ドラム1の回転をスタートす
る。本実施例では、プロセススピードは95mm/秒で
ある。これと同時に、一定の1次バイアスを帯電ローラ
2に印加する。例えば、帯電ローラ2へのバイアスとし
て、VCDC =−680V、VCAC =1800V、fc=
650Hzを印加する。感光体ドラム1を数周、例えば
2周させ、感光体ドラム1の表面電位Vを安定させる。
この時、感光体ドラム1の表面電位はVD (暗電位であ
るダーク電位)となる。次に、3周目の先端から後端ま
で露光装置3により、光強度2.4μJ/cm2 のレー
ザ光をベタ黒信号で感光体ドラム1上に照射する。この
とき、感光体ドラム1の表面電位の絶対値Vは小さくな
り、VL (明電位であるライト電位)となる。感光体ド
ラム1上の静電潜像が帯電ローラ2の部分を通過する
と、帯電ローラ2により、感光体ドラム1の表面は帯電
されるが、このとき、電流計25により、帯電ローラ2
から感光体ドラム1に流れた電流の直流成分ICDC を測
定する。このようにして測定されるDC電流ICDC は暗
電位VD と明電位VL の電位差の絶対値△V=|VD
L |に依存し、その関係は図3に示すとおり、DC電
流ICDC が大きくなると電位差の絶対値△Vは直線的に
大きくなり、比例関係があることが分かる。
【0032】次に、画像部においては、測定されたこの
上記ICDC に応じて図4に示すような関数で1次帯電の
DCバイアスVCDC を決定し、電源20により一定の1
次バイアスを印加することで、△Vが一定になるように
制御する。
【0033】具体的には、検知電流ICDC が大きい場
合、△Vが大きいので、△Vを減らすためにVCDC を小
さくする。検知電流ICDC が小さい場合、△Vが小さい
ので、△Vを増やすためにVCDC を大きくする。このよ
うに、ICDC を検知し、△Vを一定にする制御を行なう
ことで、図5の破線に示すように、ICDC の変化に対し
て、△Vは一定に保つことが出来る。
【0034】次に、露光装置3により、感光体ドラム1
上に画像信号に合わせて静電潜像を生成する。この静電
潜像が現像領域にはいる前に現像スリーブ5により現像
バイアスVDCを印加する。この現像のDCバイアスは図
1の電源22により、帯電ローラ2で印加するVCDC
りも絶対値で200V小さい電位に設定する。例えば、
CDC に200Vの電源をつないで|VDC|=|VCDC
|−200とする。このようにすることで、バックコン
トラスト、現像コントラストを同時に制御し、一定にす
ることが出来る。
【0035】次に、本願第1発明の第2の実施例は△V
を検知するためのICDC 検知手段は第1の実施例と同じ
であるが、1次帯電バイアスではなく、検知したICDC
に応じて光強度を変え△Vを一定にすることを特徴とす
る。
【0036】図6は本実施例を示すものである。35は
第1の実施例と同様に、△Vに比例する電流ICDC を測
定する機能を持つ電流計であって、34は電流計35の
測定値に応じて感光体ドラム1上に照射するレーザの光
強度Eを決定し、露光装置33に信号を送るコントロー
ラである。露光装置33はコントローラ34からの信号
を受け、決定された光強度Eのレーザ光を照射すること
のできる露光装置である。以下、図7のシーケンスに従
って説明する。
【0037】まず、第1の実施例同様に、前回転におい
てICDC を電流計25で測定することで△V検知を行な
う。画像部では検知したICDC に応じて光強度Eを図8
に示すように変えて、感光体ドラム1上に露光する。具
体的には、検知電流ICDC が大きい場合には、光強度E
を強くし、ダーク電位を高くし、△Vを広げる。反対
に、検知電流ICDC が小さい場合には、光強度Eを弱く
し、ダ−ク電位VD を低くし、△Vを狭める。このよう
にレーザの光強度Eを、検知電流ICDC を変える制御を
行なうことで、図9に示すように、△Vを一定に保つこ
とができた。その他の構成および作用については第1実
施例と同一なので、同一の構成部分については同一の符
号を付して、その説明は省略する。
【0038】本願第1発明の第3の実施例は、第1の実
施例の構成において、電流計24とコントローラ25の
間に、プリント枚数に依存する演算回路41を入れたこ
とを特徴とする。図10に本実施例の構成を示す。
【0039】前回転時において、第1の実施例と同様
に、電流計24で△Vに比例する電流ICDC を検知す
る。しかし、プリント枚数が増加すると感光体が劣化す
るという問題があり、このため図15に示すように、コ
ントラスト△Vが小さくなる方向に変化する。従って、
第1の実施例において、プリント枚数が重なっても、さ
らに精度良く△Vを一定に保つためには、プリント枚数
も考慮に入れた制御が必要になる。演算回路41は電流
計24で検知された検知電流ICDC とプリント枚数N
(枚)を次のように演算し電流ICDC ´を出力する。こ
の関数は、実際、電流計24で測定されるDC電流に対
して、プリント枚数が多くなるに従って、コントローラ
に入力する電流値を小さくすることによって、プリント
枚数が多くなるに従い△Vの絶対値を大きくする様に制
御するものである。一例として、次式で表される電流I
CDC ´を出力する。
【0040】
【数1】ICDC ´=(aN+b)・ICDC a=−0.1×10-4 b=1.0 次に、演算回路41の出力電流ICDC ´を第1の実施例
と同じ機能を持つコントローラ24に入力する。画像部
では、第1の実施例と同様の制御をする。このような演
算回路41を設けることで、図11に示すように、演算
回路41を設けないとき、例えば第1の実施例の場合に
比べて、プリント枚数を重ねても△Vの変動を小さくす
ることができた。その他の構成および作用については第
1実施例と同一なので、同一の構成部分については同一
の符号を付して、その説明は省略する。
【0041】尚、本発明の各実施例には1次帯電手段と
して帯電ローラを用い、露光手段としてレーザ装置を例
示したが、本発明の主旨は、これら実施形態に限定され
るものではなく、例えば1次帯電手段として帯電ブラシ
などの接触子を用いたり、露光手段として、LEDアレ
イや液晶シャッターアレイ等を用いることができるのは
言うまでもない。また、1次帯電のバイアス電圧として
AC+DCの例を示したがDCのみの帯電においても発
明の主旨は適用可能である。 (第2の発明に係る実施例)図16に本願第2発明の第
1実施例の画像形成装置の縦断面図を示す。前出と同符
号は同部材を示す。113は芯金上にウレタン・EPD
M・クロロプレン等の弾性体中にカーボン・酸化亜鉛等
の導電性粒子を分散させて体積抵抗102 〜109 Ωc
m、好ましくは103 〜105 Ωcmとした導電性ロー
ラで、感光体ドラム101の表面に圧接して従動回転す
るようにしたもので、露光工程の下流で現像工程の上流
の位置に配設されている。
【0042】画像形成に先立つ感光体ドラム101の前
回転時に1次帯電ローラ102には電源103´より所
定のバイアス電圧VCDC-0 が印加され感光体ドラム10
1は暗電位である暗部電位VD-0 に帯電される。この
時、導電ローラ113には電源114より目標の暗部電
位VD が印加され、導電ローラ113と暗部電位VD-0
に帯電した感光体ドラム101の表面が対向した時に導
電ローラ113を介して感光体ドラム101に流れる電
流IS が電流計115により検知される。
【0043】電流IS は感光体ドラム101の暗部電位
D-0 が目標の暗部電位VD と一致した場合には流れず
(IS =0)、両者に差が生じた場合に電流IS が流れ
るという性質があるので、仮にIS ≠0の場合はその大
きさに応じて電源103´の電圧を補正し、IS =0と
なるようにすれば良い。
【0044】つまり、図22に一例を示す如く、検知さ
れた電流値IS =I1 をコントローラ116に入力し、
必要補正電圧値△VCDC-1 を演算にて決定した後、電源
103´にフィードバックし、1次帯電ローラ102の
バイアス電圧をVCDC-0 からVCDC-0 +△VCDC-1 とし
て暗部電位VD-0 を目標値VD に合致させることが出来
る。尚、VCDC-0 がVD に比べて大きいか、小さいかに
応じて電流IS の符号はプラス又はマイナスとなるの
で、VCDC-0 の補正量△VCDC-1 を加えるか減ずるか
は、電流IS の符号に応じて決めれば良い。
【0045】尚、導電ローラ113に電源114より印
加するバイアス値は必ずしも目標電位VD そのものであ
る必要はなく、例えば接地(0ボルト)や目標電位VD
の符号を逆にした電位(−VD )でも良く、その場合は
電流IS がゼロではなく、所定の大きさとなるように1
次帯電ローラ2のバイアス電圧VCDC-0 を補正するよう
にフィードバックを行なえば良い。
【0046】導電ローラ113を用いて以上の前処理を
行ない目標の暗部電位VD が得られた後、導電ローラ1
13を感光体ドラム101表面から離して、画像形成工
程が実行される。尚、導電ローラ13を短尺のものとし
て、感光体ドラム101の長手方向で非画像域にのみ接
するようにして、常時感光体ドラム101に接するよう
にして、導電ローラ113の接離を不要とする構成とす
ることも出来る。
【0047】図18及び図19は本願第2発明の第2実
施例とその変形例の画像形成装置の要部概略図を示すも
ので前出と同符号は同部材を示す。
【0048】図18は、感光体ドラム101の前回転中
にレーザ104を点灯し明部相当の露光量EL を有する
露光105を与えて感光体ドラム101の全域を明電位
である明部電位VL-0 とし、導電ローラ113には電源
114より目標の明部電位VL に印加し、この時の電流
S を検知してIS ≠0の場合にはレーザ104の点灯
電圧を制御してIS =0となるようにするものである。
【0049】検知電流IS と点灯電圧の補正量△Vの関
係の一例を図23に示す。このように、IS =I2 の場
合は、その符号(プラス又はマイナス)に応じて補正電
圧△V2 を合算又は減算したレーザ4の点灯電圧とすれ
ば良い。
【0050】図4は検知電流IS の値に応じて現像スリ
ーブ108に印加される現像バイアスの値を変化させる
もので、特にハーフトーン画像の安定した再現性を得る
のに適している。つまり、文字など2値画像の場合は暗
部電位VD ,明部電位VL を上記実施例の手法にて常に
得られるようにすれば、現像バイアス値を固定しておけ
ば一定濃度の画像が安定時に得られる。
【0051】処が、白と黒の中間濃度(ハーフトーン)
を出す場合は暗部電位VD と明部電位VL を一定として
も濃度が安定しない場合がある。これはハーフトーンに
応じたレーザ104の発光に対して感光体ドラム101
の感度が必ずしも安定しない為に生じるものであり、図
19の画像形成装置では暗部電位VD ,明部電位VL
一定化したのちにハーフトーン相当の露光量EH の露光
105を与え、この時導電ローラ113に電源114よ
り暗部電位VD を印加して、この時に電流計114に検
知される電流値IS に応じて現像バイアス電圧VDCを制
御するものである。
【0052】図24は検知電流IS と現像バイアス電圧
DCの関係を示すもので、検知時の目標電流I0 に対し
てより大きな電流値I1 が検知された場合に、現像バイ
アス電圧VDCを初期設定値VDC-0からVDCー1にズラして
所定のハーフトーン濃度が得られるようにするものであ
る。
【0053】図21は上述したハーフトーン濃度補正の
手順を示したブロックダイアグラムである。
【0054】図20は本願第2発明の第3実施例の画像
形成装置の要部概略図を示すもので、前出と同符号は同
部材を示す。前出の実施例と異なり、本実施例は導体ロ
ーラ113に代わって、転写ローラ109を感光体ドラ
ム101の表面電位のセンサーに用いた点が本実施例の
特徴である。
【0055】感光体ドラム101の前回転中に転写ロー
ラ109の電源110´は、まず第1の電圧V1 =VD
を出力し、このときの電流計115の検知電流IS がコ
ントローラ116に入力され、1次帯電ローラ102の
バイアス電圧補正量△VCDCが演算され電源103´に
フィードバックされて目標の暗部電位VD が得られる
(図20実線矢印の往路)。次に、レーザ104が点灯
されると同時に電源110´は第2の電圧V2 =VL
出力し、このときの電流計15の検知電流IS がコント
ローラ116に入力され、レーザ104の点灯電圧補正
値△Vが演算され、レーザ104の点灯電圧にフィード
バックされて目標の明部電位VL が得られる(図5一点
鎖線矢印の往路)。こうして前処理が終了した後、画像
形成工程が実施され、転写ローラ109には転写電圧V
3 が所定のタイミングで印加される。
【0056】本実施例では転写ローラ109にてセンサ
ーローラを兼用するため、余分のコストが発生せず、現
像工程よりも下流で検知するので静電潜像の乱れがなく
感光体ドラム101との接離機構も不要であるという利
点がある。
【0057】尚、上記第2発明の各実施例においては1
次帯電ローラ102のバイアス電源103´や現像バイ
アス電源117は直流電圧のものを例示したが、これら
の電源として直流に交流を重畳したものを用いることも
出来、その際には交流成分とは独立に直流成分を制御す
れば良い。又、1次帯電手段としては帯電ローラ以外に
コロナ帯電器を用いることも当然可能である。 (第3の発明に係る実施例)図25に本願第3発明の第
1実施例を示す。
【0058】201aは円筒形のアルミ製導電性基板で
あり、201bはシリンダ201aの外側表面に塗布さ
れた感光体(例えば、有機半導体)の層、203´は、
帯電音やビビリ音を軽減するために、感光体ドラム20
1のなかにいれられ、固定されている詰物であり、貫通
穴231が詰物203´に設けられている事を特徴とす
る。
【0059】感光体ドラム201の表面の感光体層20
1bは、以下の手順でつくることが出来る。まず基板と
なるのは、一例として直径30mm、長さ260mm、
肉厚1mmのアルミ円筒201aである。このシリンダ
201aの内側に接着剤を塗布し、上記の穴あり詰物2
03´をいれ接着する。詰物203´としては一例とし
て、直径28mm、長さ40mmの中実のアルミ円柱に
直径5mmの貫通穴31を設けたものを用いた。
【0060】次に、図26に示すような方法で感光体の
塗布を行う。詰物203´つきシリンダ201aを支持
体205に固定し、感光塗料204に浸す。支持体20
5には、シリンダ201a中の空気抜きをするためのポ
ンプ206が接続されている。
【0061】詰物203´には貫通穴231があいてい
るため、シリンダ201aの上部および下部の空間が連
結され、貫通穴231を通して空気のやり取りが出来
る。そのため、ポンプ206によりシリンダ201a中
の液面207上の空気の圧力を制御することが出来、液
面位置が5〜10mm程度、シリンダ201aに入り込
むように保つ事が出来る。
【0062】詰物203´をアルミシリンダ201aに
いれる際の取り扱いは、その作業が感光体塗布の前に行
われるために、感光体を塗布した後に詰物加工を行う必
要がないため、感光体層201bの表面に傷がつくこと
はない。
【0063】又、詰物挿入時に感光塗料塗布前のシリン
ダ201aの表面には多少の傷がついても、その上に感
光体層201bが形成されるため、シリンダ201a上
の傷が直ちに不良画像となることはないという利点があ
る。
【0064】また、従来例を図35に示したように、感
光体ドラム201にギヤ220,221を取り付ける際
にも、感光体ドラム201の両端で空気のやり取りが出
来るようになるので、空気による反発力も小さくなり、
接着時間を減らすことが出来、ギヤ220,221にか
ける圧力も小さく出来る。尚、本実施例では貫通穴23
1は1個の例を示したが、振動防止効果が減じない範囲
で複数の貫通穴を設けることも出来る。
【0065】本願第3発明の第2の実施例は図27に示
すように、複数の溝232を表面に形成したものを詰物
203″として使用したことを特徴とし、このような詰
物203″を使用することでも、シリンダ201a内の
詰物203″の両側の空間が連結され、空気の往来が可
能と成って、第1実施例と同様の効果を得ることが出来
た。
【0066】第1実施例では貫通穴231が詰物203
´の中心からズレて形成された場合に回転時の負荷変動
が生じることがあったが、本実施例では、溝232が詰
物203″の外周部分に分散しているため、詰物20
3″の重心が偏りにくいという利点があり、感光体ドラ
ム201の詰物の回転軸と重心軸のずれによって生じる
ハーフトーン等のピッチムラを改善できた。また、共振
によって生じる、本体の破損等の問題も解決できた。
【0067】又、クリーナ装置218内の廃トナーを感
光体ドラム201内に回収するシステムが知られている
が、その場合には本実施例のように比較的、シリンダ2
01aの内壁側に通気孔があるものの方が、廃トナーが
詰物203″の両側の空間に収納されやすいという利点
もある。
【0068】本願第3発明の第3の実施例は、図28に
示すように、複数のらせん状の溝233を表面に形成し
たものを詰物203″´として使用することを特徴と
し、第2実施例と同様に、重心が偏りにくいという利点
を持っている。また、このようにすることで、詰物20
3″´の周方向全体から均一に削り取る事になるので、
詰物203″´の重心偏りは全くなくなる。
【0069】第1乃至第3実施例は、全て、詰物203
´,203″,203″´としてアルミなどの固体を用
いたが、本願第3発明の第4の実施例は図29に示すよ
うに、詰物203″″として流体を用いることを特徴と
する。210は弾力性のあるビニール製の容器に水など
の流体が入っており、211は感光体ドラム201の中
に詰物203″″があっても、詰物203″″の両側の
空間の空気のやり取りが出来るように、詰物203″″
の表面に溝を形成する部材である。
【0070】この様な詰物203″″を使用することで
も、帯電音やビビリ音は小さく出来ることはもちろん、
第1,第2実施例と同様に、空気の滞留などによる問題
を解決できた。また、部材211の形を第3実施例の形
状にすることで、すなわち、らせん状にすることで第3
実施例と同様の効果を得ることもできる。
【0071】更に、本実施例はアルミなどの金属材料を
用いるよりもコストを小さく出来るという利点もあり、
弾性体容器210中に流体を充満させることで中実の詰
物203″″を実現できるため第1乃至第3実施例の固
体の様に、寸法を精密にする必要もない。
【0072】以上はシリンダ1a上に感光体層16を塗
工する前に、詰物203´乃至203″″をシリンダ1
a中に挿入する例を示したが、塗工後に詰物を挿入する
場合でも、工程作業順序の上でフランジ等、シリンダの
一端に蓋をしてから詰物を入れる場合、従来のような中
実体だとシリンダ内に押し込んだとき空気圧が上がって
しまい、うまく中央に配置出来ないという問題があった
が、本願第3発明の詰物203´乃至203″″により
これも解決する。
【0073】
【発明の効果】
(第1の発明の効果)以上説明したように、本願第1発
明によれば1次帯電の直流電流を検知し、その電流に応
じて明電位と暗電位との電位差を一定にする制御方法を
設けることで、環境の温度や、プリント枚数により、感
光体ドラムや帯電ローラの状態が変化しても、画質、例
えば濃度、ライン幅、カブリ等を適正に維持することが
出来る。また、感光体ドラムや帯電ローラの特性のばら
つきに対するマージンも大きくすることが出来る。 (第2の発明の効果)以上説明したように、本願第2発
明によれば導電ローラ或は転写ローラを用いて感光体に
流れる電流を検知し、画像形成工程の設定条件を制御す
ることにより濃度低下や地肌カブリのない良好な画像を
得ることが出来る。 (第3の発明の効果)以上説明したように、本願第3発
明によれば感光体ドラムの詰物に、通気孔を設けること
でシリンダ内の詰物の両側の空間の空気のやり取りを出
来るようにしたことで、空気の滞留による問題を解決
し、詰物入感光体ドラムの製造方法を改善し、感光体ド
ラム表面への傷を付けさせないようにできた。また、穴
の形状を工夫して、重心の偏りを無くし、本体の破損、
ピッチムラなどを無くすことが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願第1発明の第1実施例の画像形成装
置の縦断面図である。
【図2】図2は図1の画像形成装置におけるシーケンス
を表す図である。
【図3】図3は検知電流と△Vの特性図である。
【図4】図4は図1のコントローラの検知電流ICDC
対するDCバイアスVCDC を決定するための関数を表す
グラフである。
【図5】図5は本願第1発明の結果における環境温度と
△Vの関係を表すグラフである。
【図6】図6は本願第1発明の第2実施例の画像形成装
置の縦断面図である。
【図7】図7は図6の画像形成装置におけるシーケンス
を表す図である。
【図8】図8は図6のコントローラの検知電流ICDC
対するレーザの光強度Eを決定するための関数を表すグ
ラフである。
【図9】図9は本願第1発明の結果における環境温度と
△Vの関係を表すグラフである。
【図10】図10は本願第1発明の第3実施例の画像形
成装置の縦断面図である。
【図11】図11は本願第1発明の第1実施例と同第3
実施例のプリント枚数による△Vの変化を示したグラフ
である。
【図12】図12は本願第1発明の従来の画像形成装置
の縦断面図である。
【図13】図13は図12の画像形成装置の1次帯電バ
イアスVCDC と感光体ドラムの表面電位Vの関係を表す
グラフである。
【図14】図14は図12の画像形成装置の光強度Eと
感光体ドラム表面電位Vの関係を表すグラフである。
【図15】図15は図12の画像形成装置のプリント枚
数による△Vの変化を示したグラフである。
【図16】図16は本願第2発明の第1実施例の画像形
成装置の縦断面図である。
【図17】図17は本願第2発明の従来の画像形成装置
の一例の縦断面図である。
【図18】図18は本願第2発明の第2実施例の画像形
成装置要部の概略図である。
【図19】図19は本願第2発明の第2実施例の変形例
である画像形成装置要部の概略図である。
【図20】図20は本願第2発明の第3実施例の画像形
成装置要部の概略図である。
【図21】図21は本願第2発明の第2実施例の制御手
順を示すブロック・ダイアグラムである。
【図22】図22は本願第2発明の第1実施例の検知電
流IS と電圧補正量△VCDC の相関グラフである。
【図23】図23は本願第2発明の第2実施例の検知電
流IS と電圧補正量△Vの相関グラフである。
【図24】図24は本願第2発明の第2実施例の変形例
の検知電流IS とバイアス電圧VDCの相関グラフであ
る。
【図25】図25は本願第3発明の第1実施例の感光体
ドラムの斜視図である。
【図26】図26は本願第3発明の第1実施例の感光体
ドラムの塗工方法の説明図である。
【図27】図27は本願第3発明の第2実施例の詰物の
斜視図である。
【図28】図28は本願第3発明の第3実施例の詰物の
斜視図である。
【図29】図29は本願第3発明の第4実施例の詰物の
斜視図である。
【図30】図30は従来の感光体ドラムを用いた画像形
成装置の縦断面図である。
【図31】図31は従来の感光体ドラムの斜視図であ
る。
【図32】図32は従来の詰物を有する感光体ドラムの
斜視図である。
【図33】図33は従来の感光体ドラムの塗工方法の説
明図である。
【図34】図34は従来の詰物を有する感光体ドラムの
塗工方法の説明図である。
【図35】図35は従来のドラムギヤを感光体ドラムに
取り付ける説明図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電ローラ 3 露光装置 4 現像器 5 現像スリーブ 6 転写ローラ 7 転写材 8 クリーニング装置 9,10 帯電のためのAC,DCバイアス電源 11,12 現像のためのAC,DCバイアス電源 20 可変の電源 22 200Vの定電源 24 コントローラ 25 電流計 33 光強度可変の露光装置 34 コントローラ 35 電流計 41 電流フィルタ 101 感光体ドラム 102 1次帯電ローラ 103 1次帯電電源 104 レーザ 105 露光 106 現像器 107 トナー 108 現像スリーブ 109 転写ローラ 110 転写電源 111 用紙 112 クリーナ 113 電源ローラ 114 電源 115 電流計 116 コントローラ 117 現像電源 201 感光体ドラム 201a シリンダ 201b 感光体層 203 詰物 204 感光塗料 205 支持体 206 ポンプ 231 貫通穴 232,233 溝 210 弾性体容器 211 溝形成部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 そして、感光体ドラムの前回転中に
ラム表面を露光し、このとき感光体ドラムに接触する1
次帯電手段に流れるDC電流を測定して、所定のコント
ラスト電位を得るように画像形成時の露光量を決定する
こととしてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 和朗 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 橋本 典夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 竹内 昭彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 七瀧 秀夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 弓納持 貴康 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムの前回転中に該感光体ドラ
    ム表面を露光し、このとき感光体ドラムに接触する1次
    帯電手段に流れるDC電流を測定して、所定の明電位と
    暗電位との電位差であるコントラスト電位を得るように
    画像形成時に該帯電手段に印加するDC電圧を決定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラムの前回転中にガイドラム表
    面を露光し、このとき感光体ドラムに接触する1次帯電
    手段に流れるDC電流を測定して、所定の前記コントラ
    スト電位を得るように画像形成時の露光量を決定するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 現像スリーブに印加するバイアスのDC
    電圧を、1次帯電手段に印加するバイアスのDC値から
    一定値を差し引いたものとすることを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体ドラムの累積回転数に応じて、該
    電流値を補正することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 第1の画像担持体である感光体を1次帯
    電手段により一様に帯電した後、露光を与えて静電潜像
    を形成し、荷電粉体粒子を付与して現像し、得られた顕
    像を第2の画像担持体である用紙に静電転写する工程を
    含む画像形成装置において、 前記感光体表面に接触する導電ローラを配設し、該導電
    ローラに所定の電圧を印加して、この時に該導電ローラ
    を介して流れる電流を検知して、その値に応じて画像形
    成諸工程のうち少くとも1つの工程の設定条件を制御す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記導電ローラが転写ローラを兼用する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記1次帯電手段が前記感光体に接触回
    転する導電ローラであり、前記1次帯電ローラに供給さ
    れている直流電圧の値を制御することを特徴とする請求
    項5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 中空円筒上に感光材料を形成した感光体
    ドラムにおいて、該円筒内に通気孔を有する中実部材を
    固定配置したことを特徴とする感光体ドラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6131307A (en) * 1997-08-07 2000-10-17 Tokyo Electron Limited Method and device for controlling pressure and flow rate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6131307A (en) * 1997-08-07 2000-10-17 Tokyo Electron Limited Method and device for controlling pressure and flow rate

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