JP4097679B2 - カバーレイフィルム貼り合わせ装置 - Google Patents

カバーレイフィルム貼り合わせ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4097679B2
JP4097679B2 JP2006516870A JP2006516870A JP4097679B2 JP 4097679 B2 JP4097679 B2 JP 4097679B2 JP 2006516870 A JP2006516870 A JP 2006516870A JP 2006516870 A JP2006516870 A JP 2006516870A JP 4097679 B2 JP4097679 B2 JP 4097679B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
coverlay
coverlay film
temporary
bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006516870A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005100220A1 (ja
Inventor
和彦 河東
Original Assignee
株式会社 ベアック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 ベアック filed Critical 株式会社 ベアック
Publication of JPWO2005100220A1 publication Critical patent/JPWO2005100220A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4097679B2 publication Critical patent/JP4097679B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/04Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations for securing together articles or webs, e.g. by adhesive, stitching or stapling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/18Handling of layers or the laminate
    • B32B38/1825Handling of layers or the laminate characterised by the control or constructional features of devices for tensioning, stretching or registration
    • B32B38/1833Positioning, e.g. registration or centering
    • B32B38/1841Positioning, e.g. registration or centering during laying up
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/38Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by movable piling or advancing arms, frames, plates, or like members with which the articles are maintained in face contact
    • B65H29/46Members reciprocated in rectilinear path
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/04Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by movable tables or carriages
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • H05K3/281Applying non-metallic protective coatings by means of a preformed insulating foil

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、フレキシブル基板形成用のベースフィルムにカバーレイフィルムを貼り合わせるためのカバーレイフィルム貼り合わせ装置に関する。
一般に、フレキシブル基板を形成する工程には、銅箔等の導体パターンが形成されたポリイミド樹脂、PET樹脂、ポリエステル樹脂等からなるベースフィルムのパターン形成面に、熱硬化性の接着層を有するポリイミド樹脂、PET樹脂等からなるカバーレイフィルムを貼り合わせる工程があることが知られている。
従来、この種のカバーレイフィルムの貼り合わせ作業は、作業台上に立設された多数の位置決め用ピンに対し人手によりベースフィルム及びカバーレイフィルムを挿通して位置決めしてから行われている。
ところで、カバーレイフィルムには通常ベースフィルムの導体パターンに対応した多数の孔が開いているため、カバーレイフィルムの貼り合わせ作業を行うためにカバーレイフィルムから離型フィルムや離型紙(以下、この明細書では「離型フィルム」という。)を剥離するとカバーレイフィルムの腰がなくなり、極めて取り扱いにくいのが実情である。
このため、このようなカバーレイフィルムの貼り合わせ作業における生産性は極めて低く、カバーレイフィルム貼り合わせ装置を用いてその貼り合わせ作業を自動化することが望まれていた。
図10は、従来のカバーレイフィルム貼り合わせ装置を説明するために示す図である。従来のカバーレイフィルム貼り合わせ装置800は、図10に示すように、ベースフィルム繰り出しロール801A、カバーレイフィルム繰り出しロール802A、離型フィルム繰り出しロール803A,804A、二対のロール805,805,807,807、積層フィルム巻き取りロール801B、離型フィルム巻き取りロール803B,804B及び加熱プレス806,806を備えている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、従来のカバーレイフィルム貼り合わせ装置800においては、ベースフィルム繰り出しロール801Aから繰り出されたベースフィルムW11とカバーレイフィルム繰り出しロール802Aから繰り出されたカバーレイフィルムW12とは一体に重ね合わされ、さらに離型フィルム繰り出しロール803A,804Aから繰り出された離型フィルムW13,W14に挟まれた状態で、加熱プレス806,806によって一体に貼り合わされて積層フィルムW15とされた後、積層フィルム巻き取りロール801Bに巻き取られる。
このため、従来のカバーレイフィルム貼り合わせ装置800によれば、ベースフィルムW11とカバーレイフィルムW12との貼り合わせ作業を自動化することができ、その結果、ベースフィルムW11とカバーレイフィルムW12との貼り合わせ作業における生産性を高くすることができる。
特開平2−226793号公報(図1)
しかしながら、上記したカバーレイフィルム貼り合わせ装置800においては、ベースフィルムW11とカバーレイフィルムW12との貼り合わせを、ともに長尺のフィルム同士を一体に重ね合わせた状態で行うこととしている。このため、これらのフィルムの繰り出しを行えば行うほどベースフィルムの長尺方向における位置合わせ誤差が累積することになるため、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ精度を確保することは困難である。また、これらのフィルムの繰り出しを行うことによって発生する蛇行現象によって、ベースフィルムにおける短尺方向の位置合わせ誤差が発生するため、ベースフィルムの短尺方向における位置合わせ精度を確保することも容易ではない。このため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることは容易ではなく、その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることが容易ではないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易で、その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることが容易なカバーレイフィルム貼り合わせ装置を提供することを目的とする。
(1)本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置は、ロール状のベースフィルムをシート状にして間欠的に繰り出すためのベースフィルム供給装置と、このベースフィルム供給装置によって繰り出されたシート状のベースフィルムに対して短冊状のカバーレイフィルムを仮圧着して、ベースフィルムにカバーレイフィルムが仮圧着されたシート状の積層フィルムを形成するための仮圧着装置と、この仮圧着装置によって形成されたシート状の積層フィルムをロール状に巻き取るための積層フィルム回収装置とを備えたカバーレイフィルム貼り合わせ装置であって、前記仮圧着装置は、ベースフィルムにカバーレイフィルムを仮圧着する領域(以下「仮圧着領域」という。)とカバーレイフィルムを前記仮圧着領域に向けて供給する位置(以下「カバーレイフィルム供給位置」という。)とを結ぶカバーレイフィルム供給路に沿ってカバーレイフィルムを供給可能で、かつ、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルを有することを特徴とする。
このため、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置によれば、間欠的に繰り出されたシート状のベースフィルムに対して短冊状のカバーレイフィルムが仮圧着されることとなるため、長尺のベースフィルムを用いた場合であっても、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ誤差が累積することがなくなり、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ精度が低下することがなくなる。
また、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置によれば、カバーレイフィルムは、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルによって仮圧着領域に供給されることとなるため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることも容易となり、本発明の目的が達成される。
なお、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを貼り合わせるには、少なくとも、カバーレイフィルムをベースフィルム供給路上の貼り合わせ領域に供給するカバーレイフィルム供給工程と、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを貼り合わせる貼り合わせ工程とが必要になるが、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを一段階で完全に貼り合わせることとした場合には、この貼り合わせ工程が極めて長くなり、全体としての生産性を向上することが困難となる。
このため、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを完全に貼り合わせて積層フィルムを形成する代わりに、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを仮圧着して積層フィルムを形成することとしている。これにより、上記の貼り合わせ工程を大幅に短縮化して、全体としての生産性の向上を図っている。この場合、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを完全に貼り合わせるには、カバーレイフィルムが仮圧着された積層フィルムを圧着(本圧着)するための専用の本圧着装置(例えば真空プレス機。)を別途準備して、この本圧着装置を用いてベースフィルムに対してカバーレイフィルムを完全に貼り合わせればよい。
ここで、この明細書において「短冊状」とは、必ずしも平面から見て細長い形状のみを意味しているものではなく、正方形状も含む略矩形状のことを意味しているものである。
(2)上記(1)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記カバーレイフィルム供給路は、前記ベースフィルム供給装置と前記積層フィルム回収装置とを結ぶベースフィルム供給路に対して直交することが好ましい。
このように構成することにより、カバーレイフィルム供給路がベースフィルム供給路と交差する部分の面積を小さくできる結果、ベースフィルム供給路の長さを短くして装置をコンパクトなものにすることができる。
(3)上記(1)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ベースフィルムとしてロール状のベースフィルムを用いているが、本発明はこれに限定されるものではない。ベースフィルムとして短冊状のベースフィルムを用いた場合であっても、上記(1)に記載したカバーレイフィルム貼り合わせ装置の場合と同様の効果を有する。
すなわち、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置は、短冊状のベースフィルムを仮圧着領域に向けて供給するためのベースフィルム供給装置と、このベースフィルム供給装置によって供給された短冊状のベースフィルムに対して短冊状のカバーレイフィルムを仮圧着して、短冊状の積層フィルムを形成するための仮圧着装置と、この仮圧着装置によって形成された短冊状の積層フィルムを回収するための積層フィルム回収装置とを備えたカバーレイフィルム貼り合わせ装置であって、前記仮圧着装置は、仮圧着領域とカバーレイフィルム供給位置とを結ぶカバーレイフィルム供給路に沿ってカバーレイフィルムを供給可能で、かつ、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルを有することを特徴とする。
このため、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置によれば、短冊状のベースフィルムを用いていることから、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ誤差が累積するおそれが生じないため、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ精度が低下することもない。
また、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置によれば、上記(1)に記載したカバーレイフィルム貼り合わせ装置の場合と同様に、カバーレイフィルムは、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルによって仮圧着領域に供給されることとなるため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることも容易となり、本発明の目的が達成される。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着テーブルは、互いに直交する2つの水平方向に移動可能であり、かつ、水平面内の仮想点を回転中心とする円周方向に回動可能であることが好ましい。
このように構成することにより、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを位置(及び姿勢)精度良く配置することができるようになるため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
この場合において、互いに直交する2つの水平方向としては、ベースフィルム供給路に沿った方向及びカバーレイフィルム供給路に沿った方向を選択することが好ましい。また、水平面内の仮想点としては、仮圧着テーブルのカバーレイフィルムが載置される面における中心点を選択することが好ましい。
(5)上記(4)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着テーブルには、互いに離隔して配置された少なくとも2つの撮像用孔が設けられ、これら各撮像用孔のそれぞれに対応して撮像素子が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を少なくとも2つの撮像素子により精度良く測定することができるようになる。このため、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを位置(及び姿勢)精度良く配置することができるようになり、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
この場合において、少なくとも2つの撮像用孔は、仮圧着テーブルの両端部に配置されることが好ましい。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着テーブルは、前記仮圧着領域において上方に移動することにより仮圧着動作を行うことが好ましい。
このように構成することにより、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを位置(及び姿勢)精度良く配置した状態で、仮圧着テーブルがそのまま上方に移動することにより、ベースフィルムに対してカバーレイフィルムを位置(及び姿勢)精度良く配置した状態を維持したまま仮圧着することができるようになる。このため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
(7)上記(6)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着装置は、前記仮圧着領域において前記仮圧着テーブルが仮圧着動作を行うときに前記仮圧着テーブルを受ける緩衝機構をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、カバーレイフィルム全体をベースフィルムに対して均一な力で仮圧着することができるようになる。
(8)上記(7)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記緩衝機構にはベースフィルムを吸着するための多数のベースフィルム吸着孔が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、多数のベースフィルム吸着孔にベースフィルムを吸着させることができ、仮圧着領域においてベースフィルムを固定することができる。
(9)上記(8)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着装置は、仮圧着動作が行われる前にベースフィルムを前記緩衝機構に対して押さえつける押さえ機構をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、押さえ機構がベースフィルムを緩衝機構に対して押さえつけるため、多数のベースフィルム吸着孔にベースフィルムをより確実に吸着させることができるようになる。
また、仮圧着動作が行われる前に押さえ機構による押さえ動作が行われるため、仮圧着テーブルによる仮圧着動作に邪魔されることなく押さえ動作を円滑に行うことができる。仮圧着動作が行われる前とは、仮圧着動作が終了した仮圧着テーブルが仮圧着領域からカバーレイフィルム供給位置に移動し、新たなカバーレイフィルムを載置して再び仮圧着領域へと戻ってくるまでの間のことであり、この時間を利用して押さえ機構による押さえ動作を行うことから、押さえ動作を行うための特別の時間をかけなくてもよいため、全体としての生産性を低下させることもない。
この場合、前記仮圧着テーブルが前記仮圧着領域から前記カバーレイフィルム供給位置に向けて移動すると、前記押さえ機構が前記仮圧着領域外から前記仮圧着領域内に移動し、前記押さえ機構が前記仮圧着領域内から前記仮圧着領域外に移動すると、前記仮圧着テーブルが前記カバーレイフィルム供給位置から前記仮圧着領域に向けて移動するように構成されていることが好ましい。
これにより、仮圧着テーブルによる仮圧着動作及び押さえ機構による押さえ動作の両方の動作を円滑に行うことができる。
(10)上記(1)〜(9)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着テーブルは、カバーレイフィルムを加熱するためのヒータを有することが好ましい。
このように構成することにより、仮圧着に先立って、カバーレイフィルムをベースフィルムに対して供給する過程で、カバーレイフィルムの温度を予め高くすることができるようになるため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの仮圧着をより短時間に円滑に行うことができるようになる。
(11)上記(1)〜(10)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ロール状のカバーレイフィルムをシート状にして間欠的に繰り出すためのカバーレイフィルム繰り出し装置と、このカバーレイフィルム繰り出し装置により繰り出されたシート状のカバーレイフィルムを裁断して短冊状のカバーレイフィルムを形成するためのカバーレイフィルム裁断装置と、このカバーレイフィルム裁断装置によって形成された短冊状のカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブル上に載置するためのカバーレイフィルム載置装置とを有するカバーレイフィルム裁断・載置装置をさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、ロール状のカバーレイフィルムから短冊状のカバーレイフィルムを形成し、その短冊状のカバーレイフィルムを仮圧着テーブルに供給することが可能になるため、ロール状のカバーレイフィルムを用いることができるようになる。このため、全体としての生産性をさらに高くすることができる。
(12)上記(11)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記カバーレイフィルム裁断装置は、シート状のカバーレイフィルムを短冊状に裁断するための押し切り刃を有する押し切り刃金型及びこの押し切り刃金型を受ける受け金型を有し、前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、前記押し切り刃を受ける刃受けシートを前記押し切り刃金型と前記受け金型との間に繰り出す刃受けシート繰り出し装置と、刃受けシートを巻き取る刃受けシート巻き取り装置とをさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、シート状のカバーレイフィルムを短冊状に裁断する際に、刃受けシート繰り出し装置によって繰り出される刃受けシートが常に押し切り刃を受けることが可能になるため、カバーレイフィルムを良好に裁断することができる。また、押し切り刃の刃先が損傷するのを防止することができる。
(13)上記(1)〜(12)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記仮圧着テーブルには、短冊状のカバーレイフィルムを吸着するための多数のカバーレイフィルム吸着孔が設けられていることが好ましい。
このように構成することにより、カバーレイフィルム供給位置において供給されたカバーレイフィルムを、仮圧着テーブルにより仮圧着領域まで円滑に搬送することができるようになる。
(14)上記(13)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、前記多数のカバーレイフィルム吸着孔に吸着されたカバーレイフィルムにおける離型フィルムの端部を把持する離型フィルム把持装置をさらに有し、この離型フィルム把持装置が前記離型フィルムの端部を把持した状態で、前記カバーレイフィルム供給位置から前記仮圧着領域に向けて前記仮圧着テーブルが移動することによって、前記カバーレイフィルムから離型フィルムを剥離することが好ましい。
このように構成することにより、カバーレイフィルムを仮圧着領域まで搬送する工程中にカバーレイフィルムから離型フィルムを剥離することができるようになるため、わざわざカバーレイフィルムから離型フィルムを剥離するための特別の工程を別途設ける必要がなくなる。このため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ作業を短縮化することができる。
また、仮圧着テーブルにカバーレイフィルムを載置するまでは、カバーレイフィルムを離型フィルムの付いた状態で取り扱うことができるようになるため、取り扱いが極めて容易になる。
(15)上記(14)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、カバーレイフィルムを裁断するのに先立って、カバーレイフィルムから離型フィルムを部分的に剥離して部分剥離部を形成するための離型フィルム剥離刃をさらに有することが好ましい。
このように構成することにより、仮圧着テーブルに載置されたカバーレイフィルムは、離型フィルム剥離刃によって予め部分剥離部が形成されるようになるため、離型フィルム把持装置が離型フィルムの端部を容易に把持することができるようになる。
(16)上記(15)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記カバーレイフィルム載置装置は、前記カバーレイフィルム裁断装置によって裁断されたカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブルに搬送するための吸着パッドを有し、この吸着パッドは、前記仮圧着テーブル上にカバーレイフィルムを載置してから前記離型フィルム把持装置によって離型フィルムの端部を把持するまでの間も、前記部分剥離部を吸着することが好ましい。
このように構成することにより、仮圧着テーブルに載置されたカバーレイフィルムにおいては、吸着パッドによって離型フィルムの部分剥離部が吸着されてめくれ上がった状態となるため、離型フィルム把持装置が離型フィルムの端部をさらに容易に把持することができるようになる。
(17)上記(1)〜(16)のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ベースフィルム供給路内における前記仮圧着装置の前記積層フィルム回収装置側に配設され、前記仮圧着装置によってベースフィルムに仮圧着されたカバーレイフィルムをベースフィルムに対してさらに強固に仮圧着するための補助仮圧着装置をさらに備えることが好ましい。
上記(17)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの仮圧着を行って積層フィルムを形成する工程の後に、積層フィルムを補助仮圧着を行う領域に供給するとともに新たなベースフィルムを仮圧着領域に供給する工程と、仮圧着テーブルの移動動作を行って、ベースフィルム供給路上の仮圧着領域に新たなカバーレイフィルムを供給する工程とが行われる。この場合、後者の工程が前者の工程よりも所要時間がかなり長くなるため、これらの工程間における時間差を利用して補助仮圧着処理を行うことにより、補助仮圧着を行う工程のための特別の時間をかけなくとも補助仮圧着工程を行うことができるようになる。このため、最初の仮圧着の時間を短縮することができるようになり、全体としての生産性をさらに向上することができる。
(18)上記(17)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、ベースフィルム供給路内における前記補助仮圧着装置と前記積層フィルム回収装置との間に少なくとも2つの撮像素子が互いに離隔して配設されていることが好ましい。
このように構成することにより、撮像素子が積層フィルムを撮影することで、積層フィルム回収装置が積層フィルムを回収する前にその仮圧着状態を確認することが可能となる。仮に、上記の撮像素子による撮影の結果、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り付け位置がずれていたり仮圧着が不完全であったりした場合には、装置の運転を停止させることで、爾後、そのような仮圧着が不完全な積層フィルムが形成されるのを未然に防止することができるようになる。
(19)上記(17)又は(18)に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置においては、前記ベースフィルム供給装置及び前記積層フィルム回収装置、前記仮圧着装置並びに前記補助仮圧着装置を同期して動作させるためのコントローラをさらに備えることが好ましい。
このように構成することにより、タクトタイムを合わせながら仮圧着工程及び補助仮圧着工程を行うことができるようになるため、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの貼り合わせ位置精度を高く保ったまま、全体として生産性の高い仮圧着を行うことができるようになる。
[図1]実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を示す平面図である。
[図2]実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を簡略化して示す平面図である。
[図3]実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を示す正面図である。
[図4]仮圧着装置を説明するために示す要部拡大図である。
[図5]仮圧着装置及びカバーレイフィルム裁断・載置装置を説明するために示す側面図である。
[図6]カバーレイフィルム裁断・載置装置を示す背面図である。
[図7]カバーレイフィルム裁断・載置装置を示す側面図である。
[図8]ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの仮圧着方法を説明するために示すフローチャートである。
[図9]実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を簡略化して示す平面図である。
[図10]従来のカバーレイフィルム貼り合わせ装置を示す正面図である。
以下、本発明のカバーレイフィルム貼り合わせ装置について、図に示す実施の形態に基づいて説明する。
[実施形態1]
まず、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置について、図1〜図7を用いて説明する。
図1は、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を示す平面図である。図2は、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を簡略化して示す平面図である。図3は、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を示す正面図である。図4は、仮圧着装置を説明するために示す要部拡大図である。図5は、仮圧着装置及びカバーレイフィルム裁断・載置装置を説明するために示す側面図である。図6は、カバーレイフィルム裁断・載置装置を示す背面図である。図7は、カバーレイフィルム裁断・載置装置を示す側面図である。
なお、以下の説明においては、互いに直交する3つの方向をそれぞれx軸方向(図1における紙面に平行で左右方向)、y軸方向(図1における紙面に平行かつx軸に直交する方向)及びz軸方向(図1における紙面に垂直な方向)とする。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1は、図1〜図3に示すように、各種の装置(後述する。)を搭載・固定するための装置本体100と、ロール状のべースフィルムWbをシート状にして間欠的に繰り出すためのベースフィルム供給装置200と、ベースフィルム供給装置200によって繰り出されたシート状のベースフィルムWbに対して短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着して、ベースフィルムWbにカバーレイフィルムWcが仮圧着されたシート状の積層フィルムWsを形成するための仮圧着装置400と、仮圧着装置400によって形成されたシート状の積層フィルムWsをロール状に巻き取るための積層フィルム回収装置300と、ベースフィルム供給装置200と積層フィルム回収装置300との間に介在する一対のテンション装置250,350と、仮圧着装置400によってベースフィルムWbに仮圧着されたカバーレイフィルムWcをベースフィルムWbに対してさらに強固に仮圧着するための補助仮圧着装置500と、装置本体100の後方に配置され、短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着装置400に供給するカバーレイフィルム裁断・供給装置600とを備えている。
なお、積層フィルムWsは、ベースフィルムWbの一方のパターン形成面側に短冊状のカバーレイフィルムWcが仮圧着された構造を有している。
装置本体100は、平面視略矩形状の機台によって構成されている。装置本体100の右側部には、図3に示すように、ベースフィルム供給装置200及び積層フィルム回収装置300、仮圧着装置400並びに補助仮圧着装置500を同期して動作させるためのコントローラを内蔵するコントローラボックス110が配設されている。
装置本体100には、図2に示すように、ベースフィルム供給装置200と積層フィルム回収装置300とを結ぶベースフィルム供給路L1と、カバーレイフィルム供給位置P1と仮圧着領域P2とを結ぶカバーレイフィルム供給路L2と、後述するカバーレイフィルム繰り出し装置610とカバーレイフィルム供給位置P1とを結ぶカバーレイフィルム搬送路L3とが形成されている。
ベースフィルム供給装置200は、図3に示すように、繰り出しローラ210及びガイドローラ220を有している。
繰り出しローラ210は、ローラ支持台150の上方端部に回転自在に支承されている。そして、トルクモータ212の駆動による回転によってロール状のベースフィルムWbをシート状に繰り出すように構成されている。
ガイドローラ220は、装置本体100に回転自在に支承され、シート状のベースフィルムWbを積層フィルム回収装置300側に案内するように構成されている。
積層フィルム回収装置300は、図3に示すように、巻き取りローラ310及びガイドローラ320を有している。
巻き取りローラ310は、ローラ支持台152の上方端部に回転自在に支承されている。そして、トルクモータ312の駆動による回転によってシート状の積層フィルムWsをロール状に巻き取るように構成されている。
ガイドローラ320は、装置本体100に回転自在に支承され、シート状の積層フィルムWsを巻き取りローラ310側に案内するように構成されている。
ベースフィルム供給装置200側のテンション装置250は、図3に示すように、昇降ローラ252を有し、ベースフィルム供給装置200の下方に配設されている。昇降ローラ252は、ローラ軸254が昇降ガイド256に回転・昇降自在に軸支されている。そして、シリンダ(図示せず。)の駆動による上昇によってベースフィルムWbを弛緩させ、また自重による下降によってベースフィルムWbを緊張させるように構成されている。
積層フィルム回収装置300側のテンション装置350は、図3に示すように、昇降ローラ352を有し、積層フィルム回収装置300の下方に配設されている。昇降ローラ352は、ローラ軸354が昇降ガイド356に回転・昇降自在に軸支されている。そして、シリンダ(図示せず。)の駆動による上昇によって積層フィルムWsを弛緩させ、また自重による下降によって積層フィルムWsを緊張させるように構成されている。
仮圧着装置400は、図1〜図5に示すように、カバーレイフィルム供給路L2に沿ってカバーレイフィルムWcを供給可能で、かつ、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブル410と、仮圧着領域P2において仮圧着テーブル410が仮圧着動作を行うときに仮圧着テーブル410を受ける緩衝機構480と、仮圧着動作が行われる前にベースフィルムWbを緩衝機構480に対して押さえつける押さえ機構490とを有している。
仮圧着テーブル410は、図4に示すように、第1移動装置420、第2移動装置430、第3移動装置440、第4移動装置450及びカバーレイフィルムWcが載置されるカバーレイフィルム載置部460を有している。
第1移動装置420は、図4及び図5に示すように、サーボモータ422、サーボモータ422に軸支されたスクリューシャフト424、第1テーブル426及びy軸方向に沿って延在するガイド428を有し、装置本体100上に配設されている。第1移動装置420は、サーボモータ422の駆動によるスクリューシャフト424の回転により、第1テーブル426がガイド428上をy軸方向に沿って移動するように構成されている。
第2移動装置430は、サーボモータ432、サーボモータ432に軸支されたスクリューシャフト434、第2テーブル436及びx軸方向に沿って延在するガイド438を有し、第1テーブル426上に配設されている。第2移動装置430は、サーボモータ432の駆動によるスクリューシャフト434の回転により、第2テーブル436がガイド438上をx軸方向に沿って移動するように構成されている。
第3移動装置440は、サーボモータ442、サーボモータ442に軸支されたスクリューシャフト444、第3テーブル446、第3テーブル446に回転力を付与する移動子447を有し、第2テーブル436上に配設されている。第3テーブル446は、第2テーブル436上の枢軸448に枢支され、テーブル受け449を介して揺動自在に配設されている。第3移動装置440は、サーボモータ442の駆動によるスクリューシャフト444の回転により、枢軸448を回転中心とする円周方向(z軸まわり)に回動するように構成されている。
第4移動装置450は、サーボモータ452、サーボモータ452に軸支されたスクリューシャフト454、第4テーブル456及びx軸方向に沿って延在するガイド458を有し、第3テーブル446上に配設されている。第4移動装置450は、サーボモータ452の駆動によるスクリューシャフト454の回転により、第4テーブル456がガイド458上をx軸方向に沿って移動するように構成されている。
カバーレイフィルム載置部460は、図4に示すように、左側部から右側部に向かって上る勾配をもつ傾斜部462及びローラ464を介して、第4テーブル456上に配設されている。また、第4テーブル456及びカバーレイフィルム載置部460には、スプリング466が係止されている。これにより、第4テーブル456が図4の左方向へ移動すると、カバーレイフィルム載置部460が上昇し、第4テーブル456が図4の右方向へ移動すると、カバーレイフィルム載置部460が下降することとなる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着テーブル410は、互いに直交する2つの水平方向(x軸方向及びy軸方向)に移動可能であり、かつ、水平面内の仮想点を回転中心とする円周方向(z軸まわり)に回動可能である。
これにより、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを位置(及び姿勢)精度良く配置することができるようになるため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、互いに直交する2つの水平方向(x軸方向及びy軸方向)としては、ベースフィルム供給路L1に沿った方向及びカバーレイフィルム供給路L2に沿った方向である(図2参照。)。また、水平面内の仮想点としては、仮圧着テーブル410のカバーレイフィルム載置部460における中心点である。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、図2及び図4に示すように、仮圧着テーブル410には、互いに離隔して配置された2つの撮像用孔470aが設けられ、これら各撮像用孔470aのそれぞれに対応して撮像素子470が設けられている。
これにより、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を2つの撮像素子470により精度良く測定することができるようになる。このため、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを位置(及び姿勢)精度良く配置することができるようになり、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
なお、2つの撮像用孔470aは、仮圧着テーブル410の両端部に配置されている(図2参照。)。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着テーブル410は、仮圧着領域P2において上方に移動することにより仮圧着動作を行うように構成されている。
これにより、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを位置(及び姿勢)精度良く配置した状態で、仮圧着テーブル410がそのまま上方に移動することにより、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを位置(及び姿勢)精度良く配置した状態を維持したまま仮圧着することができるようになる。このため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着装置400は、図4及び図5に示すように、仮圧着領域P2において仮圧着テーブル410が仮圧着動作を行うときに仮圧着テーブル410を受ける緩衝機構480をさらに有している。
これにより、カバーレイフィルムWc全体をベースフィルムWbに対して均一な力で仮圧着することができるようになる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、緩衝機構480にはベースフィルムWbを吸着するための多数のベースフィルム吸着孔(図示せず。)が設けられている。
これにより、多数のベースフィルム吸着孔にベースフィルムWbを吸着させることができ、仮圧着領域P2においてベースフィルムWbを固定することができる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、図1及び図5に示すように、仮圧着装置400は、仮圧着動作が行われる前にベースフィルムWbを緩衝機構480に対して押さえつける押さえ機構490をさらに有している。
これにより、押さえ機構490がベースフィルムWbを緩衝機構480に対して押さえつけるため、多数のベースフィルム吸着孔にベースフィルムWbをより確実に吸着させることができるようになる。
また、仮圧着動作が行われる前に押さえ機構490による押さえ動作が行われるため、仮圧着テーブル410による仮圧着動作に邪魔されることなく押さえ動作を円滑に行うことができる。仮圧着動作が行われる前とは、仮圧着動作が終了した仮圧着テーブル410が仮圧着領域P2からカバーレイフィルム供給位置P1に移動し、新たなカバーレイフィルムWcを載置して再び仮圧着領域P2へと戻ってくるまでの間のことであり、この時間を利用して押さえ機構490による押さえ動作を行うことから、押さえ動作を行うための特別の時間をかけなくてもよいため、全体としての生産性を低下させることもない。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着テーブル410が仮圧着領域P2からカバーレイフィルム供給位置P1に向けて移動すると、押さえ機構490が仮圧着領域外から仮圧着領域内に移動し、押さえ機構490が仮圧着領域内から仮圧着領域外に移動すると、仮圧着テーブル410がカバーレイフィルム供給位置P1から仮圧着領域P2に向けて移動するように構成されている。
これにより、仮圧着テーブル410による仮圧着動作及び押さえ機構490による押さえ動作の両方の動作を円滑に行うことができる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着テーブル410は、カバーレイフィルムWcを加熱するためのヒータ(図示せず。)を有している。
これにより、仮圧着に先立って、カバーレイフィルムWcをベースフィルムWbに対して供給する過程で、カバーレイフィルムWcの温度を予め高くすることができるようになるため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの仮圧着をより短時間に円滑に行うことができるようになる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、仮圧着テーブル410には、短冊状のカバーレイフィルムWcを吸着するための多数のカバーレイフィルム吸着孔(図示せず。)が設けられている。
これにより、カバーレイフィルム供給位置P1において供給されたカバーレイフィルムWcを、仮圧着テーブル410により仮圧着領域P2まで円滑に搬送することができるようになる。
図1〜図3に示すように、ベースフィルム供給路L1における仮圧着装置400の上流側(ベースフィルム供給装置200側)及び下流側(積層フィルム回収装置300側)には固定クランパ120,130が配設され、後述する補助仮圧着装置500と積層フィルム回収装置300との間には、移動クランパ140が配設されている。
補助仮圧着装置500は、図1〜図3に示すように、ベースフィルム供給路L1内における仮圧着装置400の積層フィルム回収装置300側に配設され、仮圧着装置400によってベースフィルムWbに仮圧着されたカバーレイフィルムWcをベースフィルムWbに対してさらに強固に仮圧着するように構成されている。
補助仮圧着装置500による補助仮圧着時間は、コントローラ110によって所望の時間に設定されている。
カバーレイフィルム裁断・載置装置600は、図1及び図2に示すように、ロール状のカバーレイフィルムWc0をシート状にして間欠的に繰り出すためのカバーレイフィルム繰り出し装置610と、カバーレイフィルム繰り出し装置610により繰り出されたシート状のカバーレイフィルムWc0を裁断して短冊状のカバーレイフィルムWcを形成するためのカバーレイフィルム裁断装置630と、カバーレイフィルム裁断装置630によって形成された短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着テーブル410上に載置するためのカバーレイフィルム載置装置650とを有している。
これにより、ロール状のカバーレイフィルムWc0から短冊状のカバーレイフィルムWcを形成し、その短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着テーブル410に供給することが可能になるため、ロール状のカバーレイフィルムWc0を用いることができるようになる。このため、全体としての生産性をさらに高くすることができる。
カバーレイフィルム繰り出し装置610は、図6及び図7に示すように、繰り出しローラ612、駆動ローラ616及びガイドローラ620を有している。
繰り出しローラ612は、ローラ支持台160の上方端部に回転自在に支承されている。そして、トルクモータ614の駆動による回転によってロール状のカバーレイフィルムWc0をシート状に繰り出すように構成されている。
駆動ローラ616は、ローラ支持台162に回転自在に支承されている。そして、トルクモータ618の駆動による回転によってシート状のカバーレイフィルムWc0をガイドローラ620側に繰り出すように構成されている。
ガイドローラ620は、装置本体100に回転自在に支承され、シート状のカバーレイフィルムWc0をカバーレイフィルム裁断装置630側に案内するように構成されている。
カバーレイフィルム繰り出し装置610の下方には、カバーレイフィルムWc0を弛緩・緊張させるための昇降ローラ622が配設されている。
ガイドローラ620のカバーレイフィルム裁断装置630側には、カバーレイフィルム繰り出し装置610からシート状のカバーレイフィルムWc0を牽引するための引き出しローラ624と、移動クランパ626とが配設されている。
カバーレイフィルム裁断装置630は、図6に示すように、シート状のカバーレイフィルムWc0を短冊状に裁断するための押し切り刃を有する押し切り刃金型632及び押し切り刃金型632を受ける受け金型634を有している。また、カバーレイフィルム裁断・載置装置600は、押し切り刃を受ける刃受けシートWhを押し切り刃金型632と受け金型634との間に繰り出す刃受けシート繰り出し装置640と、刃受けシートWhを巻き取る刃受けシート巻き取り装置642とをさらに有している。
これにより、シート状のカバーレイフィルムWc0を短冊状に裁断する際に、刃受けシート繰り出し装置640によって繰り出される刃受けシートWhが常に押し切り刃を受けることが可能になるため、カバーレイフィルムを良好に裁断することができる。また、押し切り刃の刃先が損傷するのを防止することができる。
カバーレイフィルム載置装置650は、図2に示すように、カバーレイフィルム裁断装置630によって裁断された短冊状のカバーレイフィルムWcをカバーレイフィルム受け渡し位置P3に受け渡すための移動クランパ652と、カバーレイフィルム受け渡し位置P3に載置されたカバーレイフィルムWcをカバーレイフィルム供給位置P1の仮圧着テーブル410まで搬送するための吸着パッド654とを有している。この吸着パッド654は、x軸方向に移動可能であり、カバーレイフィルム供給位置P1及びカバーレイフィルム受け渡し位置P3において昇降可能である。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、カバーレイフィルム裁断・載置装置600は、図1、図2及び図5に示すように、カバーレイフィルム載置装置650によって仮圧着テーブル410に載置されたカバーレイフィルムWcにおける離型フィルムの端部を把持する離型フィルム把持装置660をさらに有している。そして、離型フィルム把持装置660が離型フィルムの端部を把持した状態で、カバーレイフィルム供給位置P1から仮圧着領域P2に向けて仮圧着テーブル410が移動することによって、カバーレイフィルムWcから離型フィルムを剥離するように構成されている。
これにより、カバーレイフィルムWcを仮圧着領域P2まで搬送する工程中にカバーレイフィルムから離型フィルムを剥離することができるようになるため、わざわざカバーレイフィルムWcから離型フィルムを剥離するための特別の工程を別途設ける必要がなくなる。このため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ作業を短縮化することができる。
また、仮圧着テーブル410にカバーレイフィルムWcを載置するまでは、カバーレイフィルムWcを離型フィルムの付いた状態で取り扱うことができるようになるため、取り扱いが極めて容易になる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、カバーレイフィルム裁断・載置装置600は、図7に示すように、カバーレイフィルムWc0を裁断するのに先立って、カバーレイフィルムWc0から離型フィルムを部分的に剥離して部分剥離部を形成するための離型フィルム剥離刃670をさらに有している。
これにより、仮圧着テーブル410に載置されたカバーレイフィルムWcは、離型フィルム剥離刃670によって予め部分剥離部が形成されるようになるため、離型フィルム把持装置660が離型フィルムの端部を容易に把持することができるようになる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、上記した吸着パッド654は、仮圧着テーブル410上にカバーレイフィルムWcを載置してから離型フィルム把持装置660によって離型フィルムの端部を把持するまでの間も、部分剥離部を吸着するように構成されている。
これにより、仮圧着テーブル410に載置されたカバーレイフィルムWcにおいては、吸着パッド654によって離型フィルムの部分剥離部が吸着されてめくれ上がった状態となるため、離型フィルム把持装置660が離型フィルムの端部をさらに容易に把持することができるようになる。
カバーレイフィルム供給路L2における、カバーレイフィルム供給位置P1と仮圧着領域P2との中間位置には、図5に示すように、照明用の2つの発光素子170が配設されている。
以上のように、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1は、ロール状のベースフィルムWbをシート状にして間欠的に繰り出すためのベースフィルム供給装置200と、ベースフィルム供給装置200によって繰り出されたシート状のベースフィルムWbに対して短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着して、ベースフィルムWbにカバーレイフィルムWcが仮圧着されたシート状の積層フィルムWsを形成するための仮圧着装置400と、仮圧着装置400によって形成されたシート状の積層フィルムWsをロール状に巻き取るための積層フィルム回収装置300とを備えている。また、仮圧着装置400は、カバーレイフィルム供給路L2に沿ってカバーレイフィルムWcを供給可能で、かつ、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブル410を有している。
このため、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1によれば、間欠的に繰り出されたシート状のベースフィルムWbに対して短冊状のカバーレイフィルムWcが仮圧着されることとなるため、長尺のベースフィルムを用いた場合であっても、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ誤差が累積することがなくなり、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ精度が低下することがなくなる。
また、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1によれば、カバーレイフィルムWcは、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブル410によって仮圧着領域P2に供給されることとなるため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることも容易となる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、図1及び図3に示すように、ベースフィルム供給路L1内における補助仮圧着装置500と積層フィルム回収装置300との間に2つの撮像素子180が互いに離隔して配設されている。
これにより、撮像素子180が積層フィルムWsを撮影することで、積層フィルム回収装置300が積層フィルムWsを回収する前にその仮圧着状態を確認することが可能となる。仮に、撮像素子180による撮影の結果、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り付け位置がずれていたり仮圧着が不完全であったりした場合には、装置の運転を停止させることで、爾後、そのような仮圧着が不完全な積層フィルムが形成されるのを未然に防止することができるようになる。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、上記したように、ベースフィルム供給装置200及び積層フィルム回収装置300、仮圧着装置400並びに補助仮圧着装置500を同期して動作させるためのコントローラ110をさらに備えている。
これにより、タクトタイムを合わせながら仮圧着工程及び補助仮圧着工程を行うことができるようになるため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高く保ったまま、全体として生産性の高い仮圧着を行うことができるようになる。
次に、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1を用いたときのベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの仮圧着方法について、図2及び図8を参照して説明する。図8は、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの仮圧着方法を説明するために示すフローチャートである。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1を用いたときのベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの仮圧着方法は、ベースフィルムWbを仮圧着装置400に向けて供給する「ベースフィルム供給工程」と、短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着テーブル410に供給する「カバーレイフィルム供給工程」と、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを仮圧着する「仮圧着・補助仮圧着工程」と、カバーレイフィルムWcが仮圧着された積層フィルムWsを回収する「積層フィルム回収工程」とを有している。以下、これらの各工程を順次説明する。
なお、カバーレイフィルムの貼り合わせを実施するにあたり、図2に示すように、移動クランパ140は補助仮圧着装置500の近傍に配置され、カバーレイフィルム載置装置650の移動クランパ652はカバーレイフィルム裁断装置630の近傍に配置され、カバーレイフィルム載置装置650の吸着パッド654はカバーレイフィルム受け渡し位置P3に配置されているものとする。また、仮圧着テーブル410はカバーレイフィルム供給位置P1に配置されているものとする。
1.ベースフィルム供給工程
まず、ベースフィルム供給装置200、移動クランパ140及び積層フィルム回収装置300を駆動することにより、ベースフィルムWbをベースフィルム供給路L1に沿って間欠的に繰り出す(図8のステップQ1)。
ベースフィルムWbにおけるカバーレイフィルム貼り付け位置が仮圧着領域P2に来たら、ベースフィルムWbの繰り出し動作を一時停止して、固定クランパ120,130によりベースフィルムWbを把持する。このとき、押さえ機構490がベースフィルムWbを緩衝機構480に対して押さえつけることにより、仮圧着領域P2内のベースフィルムWbは緩衝機構480に設けられた多数のベースフィルム吸着孔によって真空吸着・固定される(図8のステップQ2)。
2.カバーレイフィルム供給工程
まず、カバーレイフィルム繰り出し装置610を駆動して、ロール状のカバーレイフィルムWc0をシート状にして、カバーレイフィルム搬送路L3に沿って間欠的に繰り出す(図8のステップR1)。このときカバーレイフィルムWc0は、離型フィルム剥離刃670によってカバーレイフィルムWc0における離型フィルムが部分的に剥離され、部分剥離部が形成されることとなる。
カバーレイフィルム繰り出し装置610から繰り出されたシート状のカバーレイフィルムWc0は、移動クランパ626によってカバーレイフィルム裁断装置630における押し切り刃金型632と受け金型634との間に供給される。そして、移動クランパ652によってシート状のカバーレイフィルムWc0におけるカバーレイフィルム受け渡し位置P3側端縁が把持された状態で、カバーレイフィルム裁断装置630により裁断される(図8のステップR2)。このとき、シート状のカバーレイフィルムWc0と受け金型634との間に刃受けシートWhが常に繰り出された状態で、カバーレイフィルムWc0が裁断されることとなる。
カバーレイフィルム裁断装置630により短冊状に裁断されたカバーレイフィルムWcは、移動クランパ652によりカバーレイフィルム受け渡し位置P3に配置される。カバーレイフィルム受け渡し位置P3に配置されたカバーレイフィルムWcは、吸着パッド654により吸着され、カバーレイフィルム受け渡し位置P3からカバーレイフィルム供給位置P1の仮圧着テーブル410上へ搬送・載置される(図8のステップR3)。
仮圧着テーブル410に載置されたカバーレイフィルムWcにおいて、カバーレイフィルムWcの下面は、仮圧着テーブル410に設けられた多数のカバーレイフィルム吸着孔により吸着される。また、カバーレイフィルムWcの上面、すなわち離型フィルム面においては、部分剥離部以外の部分を吸着している吸着パッド654の吸着が解除される。この状態で仮圧着テーブル410が下降すると、仮圧着テーブル410に載置されたカバーレイフィルムWcにおいては、吸着パッド654によって離型フィルムの部分剥離部が吸着されてめくれ上がった状態となる。そして、このめくれ上がった部分剥離部を離型フィルム把持装置660によって把持するとともに、仮圧着テーブル410が仮圧着領域P2に向けて移動することにより、カバーレイフィルムWcから離型フィルムが容易に剥離されることとなる(図8のステップR4)。
なお、この剥離された離型フィルムは、カバーレイフィルム供給位置P1の傍に配設された離型フィルム回収ボックス(図示せず。)に回収される。
3.仮圧着・補助仮圧着工程
まず、カバーレイフィルム供給位置P1でカバーレイフィルムWcが供給された仮圧着テーブル410を、カバーレイフィルム供給路L2における発光素子170が配設された位置まで移動させる。この位置で、仮圧着テーブル410に配設された2つの撮像素子470によってカバーレイフィルムWcを撮影し、この撮影結果に基づいて、仮圧着テーブル410上におけるカバーレイフィルムWcの位置を測定する(図8のステップS1)。
次に、仮圧着テーブル410を仮圧着領域P2まで移動させる。このとき、押さえ機構490は、仮圧着領域外に配置されている。仮圧着領域P2で、2つの撮像素子470によってベースフィルムWbを撮影し、この撮影結果に基づいて、仮圧着テーブル410の位置を基としたベースフィルムWbの位置を測定する(図8のステップS2)。そして、これらカバーレイフィルムWc及びベースフィルムWbの測定値から相対ずれ量を算出し、この算出結果に基づいて、仮圧着テーブル410を駆動して水平方向(x軸方向及びy軸方向)の移動調整及び/又は円周方向(z軸まわり)の回動調整を行い、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置合わせをする(図8のステップS3)。
ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置合わせが終了したら、仮圧着テーブル410の第4移動装置450を駆動して仮圧着テーブル410を上方に移動させて、ベースフィルムWbにカバーレイフィルムWcを仮圧着させる(図8のステップS4)。これにより、ベースフィルムWbにカバーレイフィルムWbが仮圧着された積層フィルムWsが形成される。仮圧着動作の終了後、固定クランパ120,130の把持が解除される。
この仮圧着動作が終了すると、仮圧着テーブル410は、カバーレイフィルム裁断・載置装置600から新たなカバーレイフィルムWcを受け取るために、カバーレイフィルム供給位置P1へと移動する。
仮圧着装置400により形成されたシート状の積層フィルムWsは、ベースフィルム供給装置200、移動クランパ140及び積層フィルム回収装置300の駆動により補助仮圧着装置500へと送られる。そして、補助仮圧着装置500によって補助仮圧着が行われることにより、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcがさらに強固に仮圧着された積層フィルムWsが形成される(図8のステップS5)。
4.積層フィルム回収工程
補助仮圧着が行われた積層フィルムWsは、移動クランパ140によって積層フィルム回収装置300に向けて送られる。このとき、移動クランパ140の幅方向両端部に配設された撮像素子180によって積層フィルムWsの仮圧着状態の確認作業が行われる(図8のステップSQ1)。そして、ベースフィルム供給装置200、移動クランパ140及び積層フィルム回収装置300を駆動することにより、シート状の積層フィルムWsを巻き取りローラ310に巻き取る(図8のステップSQ2)。これにより、シート状の積層フィルムWsがロール状に巻き取られ、ロール状の積層フィルムWsとして回収されることとなる。
以上の工程により、ベースフィルムWbにカバーレイフィルムWcが仮圧着された積層フィルムWsを形成することができる。
なお、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを貼り合わせるには、少なくとも、カバーレイフィルムWcをベースフィルム供給路上の貼り合わせ領域に供給するカバーレイフィルム供給工程と、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを貼り合わせる貼り合わせ工程とが必要になるが、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを一段階で完全に貼り合わせることとした場合には、この貼り合わせ工程が極めて長くなり、全体としての生産性を向上することが困難となる。
このため、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、べースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを完全に貼り合わせて積層フィルムを形成する代わりに、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを仮圧着して積層フィルムWsを形成することとしている。これにより、上記の貼り合わせ工程を大幅に短縮化して、全体としての生産性の向上を図っている。
実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1においては、ベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを完全に貼り合わせるために、カバーレイフィルムWcが仮圧着された積層フィルムWsを圧着(本圧着)するための真空プレス機を別途準備して、この真空プレス機を用いてベースフィルムWbに対してカバーレイフィルムWcを完全に貼り合わせることとしている。
上記したベースフィルムに対するカバーレイフィルムの仮圧着方法においては、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの仮圧着を行って積層フィルムWsを形成する工程の後に、積層フィルムWsを補助仮圧着を行う領域に供給するとともに新たなベースフィルムWbを仮圧着領域P2に供給する工程と、仮圧着テーブル410の移動動作を行って、ベースフィルム供給路L1上の仮圧着領域P2に新たなカバーレイフィルムWcを供給する工程とが行われる。この場合、後者の工程が前者の工程よりも所要時間がかなり長くなるため、これらの工程間における時間差を利用して補助仮圧着処理を行うことにより、補助仮圧着を行う工程のための特別の時間をかけなくとも補助仮圧着工程を行うことができるようになる。実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1によれば、上記のように構成された補助仮圧着装置500を備えているため、最初の仮圧着の時間を短縮することができるようになり、全体としての生産性をさらに向上することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置について、図9を用いて説明する。図9は、実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置を簡略化して示す平面図である。なお、図9において図2と同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置2は、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1と基本的には同様の構成を有しているが、ベースフィルムとして、ロール状ではなく短冊状のベースフィルムWbを用いている点が異なっている。
すなわち、実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置2は、短冊状のベースフィルムWbを仮圧着領域P2に向けて供給するためのベースフィルム供給装置1200と、ベースフィルム供給装置1200によって供給された短冊状のベースフィルムWbに対して短冊状のカバーレイフィルムWcを仮圧着して、短冊状の積層フィルムWsを形成するための仮圧着装置400と、仮圧着装置400によって形成された短冊状の積層フィルムWsを回収するための積層フィルム回収装置1300とを備えたカバーレイフィルム貼り合わせ装置であって、仮圧着装置400は、仮圧着領域P2とカバーレイフィルム供給位置P1とを結ぶカバーレイフィルム供給路L2に沿ってカバーレイフィルムWcを供給可能で、かつ、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブル410を有している。
このため、実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置2によれば、短冊状のベースフィルムWbを用いていることから、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ誤差が累積するおそれが生じないため、ベースフィルムの長尺方向における位置合わせ精度が低下することもない。
また、実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置2によれば、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1の場合と同様に、カバーレイフィルムWcは、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブル410によって仮圧着領域P2に供給されることとなるため、ベースフィルムWbに対するカバーレイフィルムWcの貼り合わせ位置精度を高くすることが容易となる。その結果、フレキシブル基板の品質を高くすることも容易となる。
このように、実施形態2に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置2は、ベースフィルムとして、ロール状ではなく短冊状のベースフィルムWbを用いている点で、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1の場合とは異なっているが、その他の点では実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1と同様の構成を有しているため、実施形態1に係るカバーレイフィルム貼り合わせ装置1が有する効果をそのまま有する。
なお、ベースフィルム供給路L1に沿って短冊状のベースフィルムWb及び短冊状の積層フィルムWsを搬送するための搬送手段としては、吸着パッドや移動テーブルなどの公知の搬送手段を用いることができる。

Claims (27)

  1. ロール状のベースフィルムをシート状にして間欠的に繰り出すためのベースフィルム供給装置と、
    このベースフィルム供給装置によって繰り出されたシート状のベースフィルムに対して短冊状のカバーレイフィルムを仮圧着して、ベースフィルムにカバーレイフィルムが仮圧着されたシート状の積層フィルムを形成するための仮圧着装置と、
    この仮圧着装置によって形成されたシート状の積層フィルムをロール状に巻き取るための積層フィルム回収装置とを備えたカバーレイフィルム貼り合わせ装置であって、
    前記仮圧着装置は、ベースフィルムにカバーレイフィルムを仮圧着する仮圧着領域カバーレイフィルムを前記仮圧着領域に向けて供給するカバーレイフィルム供給位置とを結ぶカバーレイフィルム供給路に沿ってカバーレイフィルムを供給可能で、かつ、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルを有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  2. 請求項1に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記カバーレイフィルム供給路は、前記ベースフィルム供給装置と前記積層フィルム回収装置とを結ぶベースフィルム供給路に対して直交することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  3. 短冊状のベースフィルムを仮圧着領域に向けて供給するためのベースフィルム供給装置と、
    このベースフィルム供給装置によって供給された短冊状のベースフィルムに対して短冊状のカバーレイフィルムを仮圧着して、短冊状の積層フィルムを形成するための仮圧着装置と、
    この仮圧着装置によって形成された短冊状の積層フィルムを回収するための積層フィルム回収装置とを備えたカバーレイフィルム貼り合わせ装置であって、
    前記仮圧着装置は、ベースフィルムにカバーレイフィルムを仮圧着する仮圧着領域カバーレイフィルムを前記仮圧着領域に向けて供給するカバーレイフィルム供給位置とを結ぶカバーレイフィルム供給路に沿ってカバーレイフィルムを供給可能で、かつ、ベースフィルムに対するカバーレイフィルムの位置及び姿勢を調整可能な仮圧着テーブルを有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着テーブルは、互いに直交する2つの水平方向に移動可能であり、かつ、水平面内の仮想点を回転中心とする円周方向に回動可能であることを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  5. 請求項4に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着テーブルには、互いに離隔して配置された少なくとも2つの撮像用孔が設けられ、
    これら各撮像用孔のそれぞれに対応して撮像素子が設けられていることを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着テーブルは、前記仮圧着領域において上方に移動することにより仮圧着動作を行うことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  7. 請求項6に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着装置は、前記仮圧着領域において前記仮圧着テーブルが仮圧着動作を行うときに前記仮圧着テーブルを受ける緩衝機構をさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  8. 請求項7に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記緩衝機構にはベースフィルムを吸着するための多数のベースフィルム吸着孔が設けられていることを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  9. 請求項8に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着装置は、仮圧着動作が行われる前にベースフィルムを前記緩衝機構に対して押さえつける押さえ機構をさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着テーブルは、カバーレイフィルムを加熱するためのヒータを有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    ロール状のカバーレイフィルムをシート状にして間欠的に繰り出すためのカバーレイフィルム繰り出し装置と、このカバーレイフィルム繰り出し装置により繰り出されたシート状のカバーレイフィルムを裁断して短冊状のカバーレイフィルムを形成するためのカバーレイフィルム裁断装置と、このカバーレイフィルム裁断装置によって形成された短冊状のカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブル上に載置するためのカバーレイフィルム載置装置とを有するカバーレイフィルム裁断・載置装置をさらに備えたことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  12. 請求項11に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記カバーレイフィルム裁断装置は、シート状のカバーレイフィルムを短冊状に裁断するための押し切り刃を有する押し切り刃金型及びこの押し切り刃金型を受ける受け金型を有し、
    前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、前記押し切り刃を受ける刃受けシートを前記押し切り刃金型と前記受け金型との間に繰り出す刃受けシート繰り出し装置と、刃受けシートを巻き取る刃受けシート巻き取り装置とをさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記仮圧着テーブルには、短冊状のカバーレイフィルムを吸着するための多数のカバーレイフィルム吸着孔が設けられていることを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  14. 請求項13に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、前記多数のカバーレイフィルム吸着孔に吸着されたカバーレイフィルムにおける離型フィルムの端部を把持する離型フィルム把持装置をさらに有し、
    この離型フィルム把持装置が前記離型フィルムの端部を把持した状態で、前記カバーレイフィルム供給位置から前記仮圧着領域に向けて前記仮圧着テーブルが移動することによって、前記カバーレイフィルムから離型フィルムを剥離することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  15. 請求項14に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、カバーレイフィルムを裁断するのに先立って、カバーレイフィルムから離型フィルムを部分的に剥離して部分剥離部を形成するための離型フィルム剥離刃をさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  16. 請求項15に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記カバーレイフィルム載置装置は、前記カバーレイフィルム裁断装置によって裁断されたカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブルに搬送するための吸着パッドを有し、
    この吸着パッドは、前記仮圧着テーブル上にカバーレイフィルムを載置してから前記離型フィルム把持装置によって離型フィルムの端部を把持するまでの間も、前記部分剥離部を吸着することを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  17. 請求項1〜16のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    ベースフィルム供給路内における前記仮圧着装置の前記積層フィルム回収装置側に配設され、前記仮圧着装置によってベースフィルムに仮圧着されたカバーレイフィルムをベースフィルムに対してさらに強固に仮圧着するための補助仮圧着装置をさらに備えたことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  18. 請求項17に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    ベースフィルム供給路内における前記補助仮圧着装置と前記積層フィルム回収装置との間に少なくとも2つの撮像素子が互いに離隔して配設されていることを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  19. 請求項17又は18に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    前記ベースフィルム供給装置及び前記積層フィルム回収装置、前記仮圧着装置並びに前記補助仮圧着装置を同期して動作させるためのコントローラをさらに備えたことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  20. 仮圧着テーブルに短冊状のカバーレイフィルムを吸着させた状態で、カバーレイフィルムとベースフィルムとの間の相対的な位置及び姿勢を調整した後、カバーレイフィルムとベースフィルムとの仮圧着を行うことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  21. 請求項20に記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置において、
    緩衝機構にベースフィルムを吸着させた状態で、カバーレイフィルムとベースフィルムとの仮圧着を行うことを特徴とするカバーレイフィルム貼り合わせ装置。
  22. 請求項1〜21のいずれかに記載のカバーレイフィルム貼り合わせ装置に用いるカバーレイフィルム裁断・載置装置であって、
    ロール状のカバーレイフィルムをシート状にして間欠的に繰り出すためのカバーレイフィルム繰り出し装置と、
    このカバーレイフィルム繰り出し装置により繰り出されたシート状のカバーレイフィルムを裁断して短冊状のカバーレイフィルムを形成するためのカバーレイフィルム裁断装置と、
    このカバーレイフィルム裁断装置によって形成された短冊状のカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブル上に載置するためのカバーレイフィルム載置装置とを有することを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
  23. 請求項22に記載のカバーレイフィルム裁断・載置装置において、
    前記カバーレイフィルム裁断装置は、シート状のカバーレイフィルムを短冊状に裁断するための押し切り刃を有する押し切り刃金型及びこの押し切り刃金型を受ける受け金型を有し、
    前記カバーレイフィルム裁断・載置装置は、前記押し切り刃を受ける刃受けシートを前記押し切り刃金型と前記受け金型との間に繰り出す刃受けシート繰り出し装置と、刃受けシートを巻き取る刃受けシート巻き取り装置とをさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
  24. 請求項22又は23に記載のカバーレイフィルム裁断・載置装置において、
    前記仮圧着テーブルには、短冊状のカバーレイフィルムを吸着するための多数のカバーレイフィルム吸着孔が設けられていることを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
  25. 請求項24に記載のカバーレイフィルム裁断・載置装置において、
    前記多数のカバーレイフィルム吸着孔に吸着されたカバーレイフィルムにおける離型フィルムの端部を把持する離型フィルム把持装置をさらに有し、
    この離型フィルム把持装置が前記離型フィルムの端部を把持した状態で、前記カバーレイフィルム供給位置から前記仮圧着領域に向けて前記仮圧着テーブルが移動することによって、前記カバーレイフィルムから離型フィルムを剥離することが可能となるように構成されていることを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
  26. 請求項25に記載のカバーレイフィルム裁断・載置装置において、
    カバーレイフィルムを裁断するのに先立って、カバーレイフィルムから離型フィルムを部分的に剥離して部分剥離部を形成するための離型フィルム剥離機構をさらに有することを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
  27. 請求項26に記載のカバーレイフィルム裁断・載置装置において、
    前記カバーレイフィルム裁断装置によって裁断されたカバーレイフィルムを前記仮圧着テーブルに搬送するための吸着パッドを有し、
    この吸着パッドは、前記仮圧着テーブル上にカバーレイフィルムを載置してから前記離型フィルム把持装置によって離型フィルムの端部を把持するまでの間も、前記部分剥離部を吸着することを特徴とするカバーレイフィルム裁断・載置装置。
JP2006516870A 2004-04-13 2005-01-25 カバーレイフィルム貼り合わせ装置 Active JP4097679B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004118434 2004-04-13
JP2004118434 2004-04-13
PCT/JP2005/000921 WO2005100220A1 (ja) 2004-04-13 2005-01-25 カバーレイフィルム貼り合わせ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005100220A1 JPWO2005100220A1 (ja) 2007-08-16
JP4097679B2 true JP4097679B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=35149894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006516870A Active JP4097679B2 (ja) 2004-04-13 2005-01-25 カバーレイフィルム貼り合わせ装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP4097679B2 (ja)
KR (1) KR100853342B1 (ja)
CN (1) CN1910100B (ja)
TW (1) TWI308901B (ja)
WO (1) WO2005100220A1 (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100733156B1 (ko) * 2006-04-25 2007-06-29 김창수 Fpcb용 커버레이 가접 장치
JP4892551B2 (ja) * 2006-05-30 2012-03-07 株式会社 ベアック カバーレイフィルム貼り合わせ装置
KR100743689B1 (ko) * 2006-06-27 2007-07-30 세호로보트산업 주식회사 커버레이 부착 시스템 및 그 방법
KR100969505B1 (ko) * 2007-11-30 2010-07-09 바이옵트로 주식회사 커버레이 분리수단 및 이를 구비한 커버레이 가접장치
KR100984795B1 (ko) * 2008-06-24 2010-10-04 주식회사 케이에스비 코팅지 부분 접합장치
JP5107273B2 (ja) * 2009-01-26 2012-12-26 ヤマハファインテック株式会社 フィルム貼着装置
JP4877848B2 (ja) * 2009-01-19 2012-02-15 ヤマハファインテック株式会社 小片部材の移載定置装置
KR101194085B1 (ko) * 2009-01-19 2012-10-24 야마하 파인 테크 가부시키가이샤 필름 접합 장치
KR101412054B1 (ko) 2012-05-18 2014-06-26 주식회사 비에이치 커버레이 필름 밀착 장치 및 이를 이용한 다층 연성회로기판의 제조방법.
WO2014021192A1 (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 芝浦メカトロニクス株式会社 基板貼合装置及び基板貼合方法
KR101562058B1 (ko) * 2013-08-28 2015-10-20 삼성전기주식회사 커버레이 가접장치
KR101414020B1 (ko) * 2013-12-16 2014-07-02 김원일 점착필름의 관통공 천공방법 및 이를 이용한 점착필름의 관통공 천공시스템
CN105084082B (zh) * 2014-05-08 2016-09-28 营口金辰自动化有限公司 垫条垫块自动化粘贴生产线
TW202031581A (zh) 2019-02-15 2020-09-01 日商倍科有限公司 貼膜裝置及貼膜方法
KR20210000610A (ko) * 2019-06-25 2021-01-05 주식회사 두산 복합 기판의 제조시스템 및 제조방법
JP7187034B2 (ja) * 2019-07-01 2022-12-12 株式会社 ベアック 貼り付け装置及び貼り付け方法
KR102221149B1 (ko) * 2019-10-29 2021-02-26 (주)우리엔지니어링 다층기판의 접합 장치
CN111372391B (zh) * 2020-04-13 2024-04-26 苏州福莱科斯电子科技有限公司 一种具有半切结构的覆盖膜贴合机
CN114258207B (zh) * 2021-11-19 2023-10-13 深圳市景旺电子股份有限公司 覆盖膜制作方法、覆盖膜及其贴合方法
CN115003051B (zh) * 2022-07-22 2023-07-21 苏州欧瑞杰智能科技有限公司 一种贴膜设备
CN116344956B (zh) * 2023-05-11 2023-08-04 宿迁锂通电子科技有限公司 一种锂离子电池极耳生产覆膜设备

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5951759B2 (ja) * 1979-02-14 1984-12-15 株式会社フジクラ フイルム連続張り合わせ装置
JPH02226793A (ja) * 1989-02-28 1990-09-10 Fujikura Ltd フレキシブルプリント基板の製造方法
JP3308108B2 (ja) * 1994-07-04 2002-07-29 ティーディーケイ株式会社 画像処理印刷法及び装置
TW283819B (ja) 1995-02-03 1996-08-21 Fuji Photo Film Co Ltd
JPH08330744A (ja) * 1995-06-05 1996-12-13 Hitachi Ltd シート回路基板の積層方法及び装置
KR100299607B1 (ko) 1998-09-11 2001-11-22 어강택 다층기판자동적층시스템의동박시트공급장치
KR100323038B1 (ko) 1999-05-21 2002-02-08 이형도 멀티 레이어 세라믹 콘덴서용 시트의 자동적층장치
KR100612497B1 (ko) * 2000-02-19 2006-08-14 삼성전자주식회사 폴리이미드 테이프 절단 및 접착장치
JP2001326134A (ja) * 2000-05-16 2001-11-22 Taiyo Yuden Co Ltd 積層型電子部品の製造方法及び製造装置と、グリーンシート積層機と、グリーンシート積層用のアンダーシート
KR20010000929A (ko) * 2000-10-28 2001-01-05 정도화 서킷테이프 정렬장치
KR100366888B1 (ko) 2000-12-14 2003-01-09 주식회사 테피코 세라믹 그린 시트의 절단장치
JP3740991B2 (ja) * 2001-03-19 2006-02-01 株式会社村田製作所 グリーンシート積層装置、グリーンシートの積層方法及び積層セラミック電子部品の製造方法
CN1382584A (zh) * 2001-04-23 2002-12-04 曜良实业股份有限公司 复合式薄膜贴合布及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW200533583A (en) 2005-10-16
CN1910100B (zh) 2010-04-14
KR20060032213A (ko) 2006-04-14
WO2005100220A1 (ja) 2005-10-27
CN1910100A (zh) 2007-02-07
KR100853342B1 (ko) 2008-08-21
TWI308901B (en) 2009-04-21
JPWO2005100220A1 (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4097679B2 (ja) カバーレイフィルム貼り合わせ装置
WO2010082441A1 (ja) フィルム貼り合わせ装置、小片部材の移載定置装置及びそのヘッド装置
WO2007099645A1 (ja) 補強板貼り付け装置、補強板型抜き用金型及びフレキシブル基板
JP2011199056A (ja) Fpdモジュールの組立装置
KR100981053B1 (ko) 커버레이 가접 장치
WO2010084728A1 (ja) 粘着テープ貼付装置及び圧着装置
JP4892551B2 (ja) カバーレイフィルム貼り合わせ装置
KR101079950B1 (ko) 인쇄회로기판의 가접장치
JP4576268B2 (ja) テープ貼込装置
JP3722053B2 (ja) 板材の連結方法及び板材連結装置
JP4202376B2 (ja) 半導体装置の製造装置及び半導体装置の製造方法
JP4719790B2 (ja) 補強板貼り付け装置
KR102221149B1 (ko) 다층기판의 접합 장치
TWI386312B (zh) 感光性積層體製造裝置及製造方法
JP5113273B2 (ja) 補強板貼り付け装置、補強板型抜き用金型、補強板生成用裁断装置、フレキシブル基板及び電子機器
JP5424976B2 (ja) Fpdモジュールの組立装置
JP2006222172A (ja) プリント配線板の製造方法、部材の接続装置およびテープ貼り付け装置
JP2020107739A (ja) シート状粘着材の貼付け方法およびシート状粘着材の貼付け装置
JP2014225587A (ja) 基板へのテープ貼り付け装置及び方法
TWI834137B (zh) 電子零件安裝裝置
JP2013089676A (ja) Acf貼付装置及びfpdモジュール組立装置
JP2001063839A (ja) シート状基材の供給装置
JP4877848B2 (ja) 小片部材の移載定置装置
JP2001026371A (ja) シート剥離装置
JP4607815B2 (ja) 接合シート貼付装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4097679

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110321

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250