JP4092389B2 - 車両の運動制御方法および車両の運動制御装置 - Google Patents

車両の運動制御方法および車両の運動制御装置 Download PDF

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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の運動制御方法および車両の運動制御装置、さらにハンドル操舵角演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステアリングホイール(ハンドル)と操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構を備えた車両の運動制御装置として、例えば図4および図5に示すように、ステアリングホイール(ハンドル)21、第1ステアリングシャフト22、第2ステアリングシャフト23、EPSアクチュエータ24、ロッド25、操舵角センサ26、車速センサ27、トルクセンサ28、EPS_ECU 30、ギヤ比可変機構32、VGRS_ECU40等から構成される車両運動制御装置100がある。なお、このような「ステアリングホイール21と操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中に電動モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構」を、VGRS(Vriable Gear Ratio System)と称する場合もある。
【0003】
即ち、ステアリングホイール21に第1ステアリングシャフト22の一端が接続され、この第1ステアリングシャフト22の他端側にはギヤ比可変機構32の入力側が接続される。このギヤ比可変機構32は、ギヤ比可変モータ32m、減速機32g等から構成されており、この出力側には第2ステアリングシャフト23の一端側が接続され、第2ステアリングシャフト23の他端側には、EPSアクチュエータ24の入力側が接続される。EPSアクチュエータ24は、電気式動力舵取装置であり、図示しないラック・ピニオンギヤ等により、第2ステアリングシャフト23によって入力された回転運動をロッド25の軸方向運動に変換して出力し得るとともに、EPS_ECU 30により制御されるアシストモータ24mにより操舵状態に応じたアシスト力を発生させて運転者による操舵をアシストする。なお、第1ステアリングシャフト22の回転角(操舵角)は操舵角センサ26により検出されて操舵角信号θhとしてVGRS_ECU40に、また第2ステアリングシャフト23による操舵トルクはトルクセンサ28により検出されてトルク信号TpとしてEPS制御処理30aに、さらに車両の速度は車速センサ27により検出されて車速信号VとしてEPS_ECU 30およびVGRS_ECU40に、それぞれ入力され得るように構成されている。また、ロッド25には、図略の操舵輪が装着されている。
【0004】
このように構成することによって、ギヤ比可変機構32およびVGRS_ECU40では、ギヤ比可変モータ32mと減速機32gにより、入力ギヤに対する出力ギヤの比を車速に応じてリアルタイムに変更し、第1ステアリングシャフト22の操舵角に対する第2ステアリングシャフト23の出力角の比を可変する。また、EPSアクチュエータ24およびEPS_ECU 30では、トルクセンサ28および車速センサ27により検出した運転者の操舵状態や車速に応じて、運転者の操舵をアシストするアシスト力をアシストモータ24mにより発生させる。
【0005】
これにより、車速に対応したステアリングギヤ比、例えば停車時や低速走行時にはステアリングホイール21の操舵角に対してギヤ比可変機構32の出力角が大きくなるように設定し、また高速走行時にはステアリングホイール21の操舵角に対してギヤ比可変機構32の出力角が小さくなるように設定することが可能となる一方で、車速に対応した適切なアシスト力をアシストモータ24mにより発生させることが可能となる。
【0006】
例えば、車両が停車や低速走行している場合には、ギヤ比可変機構32によるステアリングギヤ比が小さく設定されるとともに、アシストモータ24mによるアシスト力を高めるので、軽いステアリング操作でも操舵輪は大きく切れる。これにより運転者の操舵を楽にすることができる。一方、車両が高速走行している場合には、アシストモータ24mによるアシスト力が低下し、ギヤ比可変機構32によるステアリングギヤ比が大きく設定されるので、ステアリング操作が重くなるとともに、たとえステアリングが大きく切れても操舵輪は小さく切れるにとどまる。これにより車両制御の安定性のさらなる向上を期待することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような車両運動制御装置100によると、図5に示すように、アシストモータ24mの回転角センサ24sやギヤ比可変モータ32mの回転角センサ32sをはじめとして、操舵角センサ26、車速センサ27、トルクセンサ28等、数多くのセンサが用いられている。そのため、車両運動制御装置100では、このようなセンサが多用されていることにより、製品コストの増大を招き、さらには故障発生率の低減を妨げているという問題がある。
【0008】
その一方で、車両の運動制御性能を考慮すると、単に分解能の低い廉価なセンサに置き換えたり、センサを削減する等の方策を採った場合には、検出データの粗さから、EPS制御処理30aやVGRS制御処理40aの制御性能を低下させたり、制御自体を不能にするという問題がある。
【0009】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、部品点数を削減し得る車両の運動制御方法および車両の運動制御装置、さらにハンドル操舵角演算方法を提供することにある。または、本発明の別の目的は、車両の運動制御性能を向上し得る車両の運動制御方法および車両の運動制御装置、さらにハンドル操舵角演算方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の作用・効果】
上記目的を達成するため、請求項1の車両の運動制御方法では、ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御方法であって、前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1のステップと、前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2のステップと、前記第1のステップにより検出した回転角θpmおよび前記第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める第3のステップと、を含み、前記第3のステップにより求めた前記ハンドルの操舵角に基づいて、前記伝達比可変機構の制御を行うことを技術的特徴とする。
【0011】
請求項1の発明によると、第1のステップにより検出した回転角θpmおよび第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいてハンドルの操舵角を求め、求めたハンドルの操舵角に基づいて、操舵伝達系の伝達比を可変する伝達比可変機構の制御を行う。これにより、ギヤ比可変モータの制御に用いられる回転角θvmとアシストモータの制御に用いられる回転角θpmとに基づいてハンドルの操舵角を求めるため、操舵角センサ等の機械的、電気的に操舵角を検出する部品がなくてもハンドルの操舵角を得ることができる。したがって、このような操舵角を検出する部品を廃止することができるため、部品点数を削減することができる。
【0012】
また、請求項2の車両の運動制御方法では、請求項1において、前記第1のステップにより検出される回転角θpm よび前記第2のステップによ検出される回転角θvm 少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることを技術的特徴とする。
【0013】
請求項2の発明によると、第1のステップにより検出される回転角θ pm および第2のステップにより検出される回転角θ vm の少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることから、検出される回転角θpm、θvmの分解能を高めることができる。これにより、請求項1に記載の第3のステップでは、分解能の高い回転角θpm、θvmに基づいてハンドルの操舵角を求めることができるので、求めた操舵角の分解能も高められる。したがって、高分解能のハンドルの操舵角に基づいて伝達比可変機構の制御を行うため、車両の運動制御性能を向上することができる。
【0014】
さらに、請求項3の車両の運動制御装置では、ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御装置であって、前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1の回転角検出手段と、前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2の回転角検出手段と、前記第1の回転角検出手段により検出した回転角θpmおよび前記第2の回転角検出手段により検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める操舵角演算手段と、を備え、前記操舵角演算手段により求めた前記ハンドルの操舵角に基づいて、前記伝達比可変機構の制御を行うことを技術的特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によると、第1の回転角検出手段により検出した回転角θpmおよび第2の回転角検出手段により検出した回転角θvmに基づいてハンドルの操舵角を求め、求めたハンドルの操舵角に基づいて、操舵伝達系の伝達比を可変する伝達比可変機構の制御を行う。これにより、ギヤ比可変モータの制御に用いられる回転角θvmとアシストモータの制御に用いられる回転角θpmとに基づいてハンドルの操舵角を求めるため、操舵角センサ等の機械的、電気的に操舵角を検出する部品がなくてもハンドルの操舵角を得ることができる。したがって、このような操舵角を検出する部品を廃止することができるため、部品点数を削減することができる。
【0016】
また、請求項4の車両の運動制御装置は、請求項3において、前記第1の回転角検出手段および前記第2の回転角検出手段の少なくとも一方には、減速手段を介して回転角が入力されることを技術的特徴とする。
【0017】
請求項4の発明によると、第1、第2の回転角検出手段には、減速手段を介して回転角が入力されることから、入力される回転角の分解能を高めることができる。これにより、請求項3に記載の操舵角演算手段では、分解能の高い回転角θpm、θvmに基づいてハンドルの操舵角を求めることができるので、求めた操舵角の分解能も高められる。したがって、高分解能のハンドルの操舵角に基づいて伝達比可変機構の制御を行うため、車両の運動制御性能を向上することができる。
加えて、請求項5のハンドル操舵角演算方法は、ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御装置に用い、前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1のステップと、前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2のステップと、前記第1のステップにより検出した回転角θpmおよび前記第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める第3のステップとを備えることを技術的特徴とする。
請求項5の発明によると、第1のステップにより検出した回転角θpmおよび第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいてハンドルの操舵角を求める。このように、ギヤ比可変モータの制御に用いられる回転角θvmとアシストモータの制御に用いられる回転角θpmとに基づいてハンドルの操舵角を求めるため、操舵角センサ等の機械的、電気的に操舵角を検出する部品がなくてもハンドルの操舵角を得ることができる。したがって、このような操舵角を検出する部品を廃止することができるため、部品点数を削減することができる。
また、請求項6のハンドル操舵角演算方法は、請求項5において、前記第1のステップにより検出される回転角θpm よび前記第2のステップによ検出される回転角θvm 少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることを技術的特徴とする。請求項6の発明によると、第1のステップにより検出される回転角θ pm および第2のステップにより検出される回転角θ vm の少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることから、検出される回転角θpm、θvmの分解能を高めることができる。これにより、請求項6に記載の第3のステップでは、分解能の高い回転角θpm、θvmに基づいてハンドルの操舵角を求めることができるので、求めた操舵角の分解能も高められる。また、この高分解能のハンドルの操舵角に基づいて伝達比可変機構の制御を行えば、車両の運動制御性能を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両の運動制御方法および車両の運動制御装置、さらにハンドル操舵角演算方法を適用した車両運動制御装置の実施形態について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る車両運動制御装置20は、前述した車両運動制御装置100から操舵角センサ26を削除しているところ以外は、機械的構成においては変わるところがない。そのため、図1に示す車両運動制御装置20においては、図4に示す車両運動制御装置100と同一の構成部分に同一符号を付し、それらの説明を省略する。
【0019】
図2に示すように、本実施形態に係る車両運動制御装置20では、EPS_ECU 30によるEPS制御処理30aとVGRS_ECU40によるVGRS制御処理40aとの2つの処理がそれぞれのECU(Electronic Control Unit )によって行われている。つまり、前述したように車両運動制御装置20は、VGRS_ECU40によるVGRS制御処理40aによってギヤ比可変機構32によりステアリングギヤ比を車両の速度に応じて可変制御する機能を有するとともに、EPS_ECU 30によるEPS制御処理30aによって操舵状態に応じたアシスト力を発生させて運転者による操舵をアシストする機能を有する。
【0020】
そのため、VGRS制御処理40aでは、車速センサ27による車速信号Vと、後述するように演算処理により求められる操舵角θhとがVGRS_ECU40に入力されることにより、車速に対応して一義的に定められるギヤ比可変機構32のギヤ比可変モータ32mの回転角を図略のモータ回転角マップから決定する処理を行い、決定した回転角指令値に応じたモータ電圧をモータ駆動回路によりギヤ比可変モータ32mに供給する。これにより、ギヤ比可変機構32およびVGRS_ECU40では、ギヤ比可変モータ32mと減速機32gによって、入力ギヤに対する出力ギヤの比を車速に応じてリアルタイムに変更している。
【0021】
また、EPS制御処理30aでは、トルクセンサ28による操舵トルク信号Tpと車速センサ27による車速信号VとがEPS_ECU 30に入力されることにより、車速に対応して一義的に定められるEPSアクチュエータ24のアシストモータ24mの電流指令値を図略のモータ電流マップから決定する処理を行い、決定した電流指令値に応じたモータ電圧をモータ駆動回路によりギヤ比可変モータ32mに供給する。これにより、EPSアクチュエータ24およびEPS_ECU 30では、EPS制御処理30aにより、トルクセンサ28および車速センサ27により検出した運転者の操舵状態や車速に応じて、運転者の操舵をアシストするアシスト力をアシストモータ24mにより発生させている。
【0022】
このようにEPS_ECU 30によるEPS制御処理30aおよびVGRS_ECU40によるVGRS制御処理40aのそれぞれ機能概要は、前述した車両運動制御装置100による車両運動制御処理と基本的に同じではあるが、本実施形態に係る車両運動制御装置20では、操舵角θhを操舵角センサにより検出したものを用いるのではなく、VGRS_ECU40による演算処理により求め、それをVGRS制御処理40aに用いている点が、従来の車両運動制御装置100と異なる。
【0023】
即ち、図4、5に示すように、車両運動制御装置100では、操舵角センサ26によりステアリングホイール21の操舵角θhを機械的、電気的に検出し、その操舵角θhをVGRS制御処理40aに用いているのに対し、車両運動制御装置20では、図2に示すように、回転角センサ24sにより検出した回転角θpmと回転角センサ32sにより検出した回転角θvmとに基づいて、ステアリングホイール21の操舵角θhを求め、求めた操舵角θhに基づいてVGRS制御処理40aを行っている。これにより操舵角センサ26を不要としている。
【0024】
具体的には、ステアリングホイール21の操舵角θhとアシストモータ24mの回転角θpmとギヤ比可変モータ32mの回転角θvmとの間には、次の式(1) による関係が成り立つため、この式(1) からステアリングホイール21の操舵角θhを求める式(2) による演算処理を、VGRS_ECU40により実行することによって、当該操舵角θhを求めている。
【0025】
θh+θvm /Gv = θpm/Gp ・・・(1)
θh = θpm/Gp−θvm /Gv ・・・(2)
ここで、Gvはギヤ比可変機構32によるギヤ比(無単位数)で、VGRS制御処理40aによって設定される。またGpはEPSアクチュエータ24によるギヤ比(無単位数)で、EPS制御処理30aによって設定される。
【0026】
本実施形態では、例えばVGRS_ECU40により、所定のタイマ割り込み処理等により定期的(例えば5ミリ秒ごと)に繰り返し実行される操舵角演算処理によってこの式(2) による演算を行っている。ここで、操舵角演算処理の概要を図3に基づいて説明する。
【0027】
図3に示すように、操舵角演算処理では、所定の初期化処理の後、まずステップS101により、アシストモータ24mの回転角θpmのデータを読み込む処理が行われる。回転角θpmのデータは、回転角センサ24sにより検出されてVGRS_ECU40に入力されるので、それを適当な割り込み処理等により取り込むことによってデータ読み込みが行われる。
【0028】
次にステップS103により、ギヤ比可変モータ32mの回転角θvmのデータを読み込む処理が行われる。回転角θvmのデータは、回転角センサ32sにより検出されてVGRS_ECU40に入力されるので、回転角θpmのデータと同様、それを適当な割り込み処理等により取り込むことによってデータ読み込みが行われる。
【0029】
続くステップS105では、ギヤ比Gp、Gvのデータを読み込む処理が行われる。ギヤ比Gpは、ギヤ比可変モータ32mの出力軸とラック軸との間に介在するボールねじによるギヤ比と、このラック軸のラックと噛合するピニオンギヤによるギヤ比とを乗算して得られるもので、設計値または測定値により設定される。またギヤ比Gvは、VGRS制御処理40aにより決定されるパラメータにより設定される。
【0030】
なお、アシストモータ24mの出力軸とラック軸との間に介在するボールねじによるギヤ比と、このラック軸のラックと噛合するピニオンギヤによるギヤ比とを乗算して得られるギヤ比は、回転角センサ24sの入力側に介在する減速機としての減速比に相当するものである。
【0031】
ステップS101、S103、S105による読み込み処理を実行することにより、前述した式(2) から操舵角θhを求めるために必要なパラメータが全て揃うので、続くステップS107では、式(2) により操舵角θhを算出する処理が行われる。そして、このステップS107により得られた操舵角θhが、VGRS制御処理40aに渡されることで、一連の本操舵角演算処理が終了する。
【0032】
以上説明したように、本実施形態に係る車両運動制御装置20によると、回転角センサ24sにより検出したアシストモータ24mの回転角θpmおよび回転角センサ32sにより検出したギヤ比可変モータ32mの回転角θvmに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求め、求めた操舵角θhに基づいて、ギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aを行う。これにより、ギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aに用いられる回転角θvmとEPSアクチュエータ24(アシストモータ24m)のEPS制御処理30aに用いられる回転角θpmとに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求めるため、図4に示す操舵角センサ26がなくてもステアリングホイール21の操舵角θhを得ることができる。したがって、このような操舵角センサ26を廃止することができるため、部品点数を削減することができる。
【0033】
また、本実施形態に係る車両運動制御装置20によると、ステップS101によりアシストモータ24mの回転角θpmを検出し、ステップS103によりギヤ比可変モータ32mの回転角θvmを検出し、ステップS107により回転角θpmおよび回転角θvmに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求める。そして、ステップ107により求めた操舵角θhに基づいて、ギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aを行う。これにより、ギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aに用いられる回転角θvmとEPSアクチュエータ24(アシストモータ24m)のEPS制御処理30aに用いられる回転角θpmとに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求めるため、図4に示す操舵角センサ26がなくてもステアリングホイール21の操舵角θhを得ることができる。したがって、このような操舵角センサ26を廃止することができるため、部品点数を削減することができる。
【0034】
さらに、本実施形態に係る車両運動制御装置20では、図4に示す従来の車両運動制御装置100のように操舵角センサ26の出力をVGRS制御処理40aに用いることがない。そのため、例えば操舵角センサ26に検出角度の分解能が低いものを使用した場合に生じる電流指令値の分解能の低下からギヤ比可変機構32の制御ループの応答性が下がり、応答遅れによるステアリングホイール21の振動等の発生を抑制することができる。
【0035】
アシストモータ24mの出力軸とラック軸との間に介在するボールねじによるギヤ比と、このラック軸のラックと噛合するピニオンギヤによるギヤ比とを乗算して得られるギヤ比は、回転角センサ24sの入力側に介在する減速機として機能することから、アシストモータ24mの回転角θpmを検出する回転角センサ24sには、当該減速機を介して回転角θpmが入力される。これにより、入力される回転角θpmの分解能を高めることができるので、ステップS107では、分解能の高い回転角θpmに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求めることができ、求めた操舵角θhの分解能も高められる。したがって、高分解能のステアリングホイール21の操舵角θhに基づいてギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aを行うため、車両の運動制御性能を向上することができる。
【0036】
また、ギヤ比可変機構32の減速機32gは、回転角センサ32sの入力側に介在する減速機として機能することから、ギヤ比可変モータ32mの回転角θvmを検出する回転角センサ32sには、当該減速機を介して回転角θvmが入力される。これにより、入力される回転角θvmの分解能を高めることができるので、ステップS107では、分解能の高い回転角θvmに基づいてステアリングホイール21の操舵角θhを求めることができ、求めた操舵角θhの分解能も高められる。したがって、高分解能のステアリングホイール21の操舵角θhに基づいてギヤ比可変機構32のVGRS制御処理40aを行うため、車両の運動制御性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両運動制御装置の構成概要を示す説明図である。
【図2】本実施形態に係る車両運動制御装置のEPS_ECU およびVGRS_ECUによる車両運動制御処理を表した機能ブロック図である。
【図3】本実施形態に係る車両運動制御装置のVGRS_ECUによる操舵角演算処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】従来の車両運動制御装置の構成概要を示す説明図である。
【図5】従来の車両運動制御装置による機能ブロック図である。
【符号の説明】
20 車両運動制御装置 (車両の運動制御装置)
21 ステアリングホイール (ハンドル)
22 第1ステアリングシャフト(操舵伝達系)
23 第2ステアリングシャフト(操舵伝達系、出力軸)
24 EPSアクチュエータ (操舵伝達系)
24m アシストモータ
24s 回転角センサ (第1の回転角検出手段)
26 操舵角センサ
25 ロッド (操舵伝達系)
28 トルクセンサ
30 EPS_ECU
30a EPS制御処理
32 ギヤ比可変機構 (伝達比可変機構)
32g 減速機 (減速手段)
32m ギヤ比可変モータ
32s 回転角センサ (第2の回転角検出手段)
40 VGRS_ECU (第1のステップ、第2のステップ、第3のステップ、操舵角演算手段)
40a VGRS制御処理
θpm アシストモータの回転角
θvm ギヤ比可変モータの回転角
S101 (第1のステップ、第1の回転角検出手段)
S103 (第2のステップ、第2の回転角検出手段)
S107 (第3のステップ)

Claims (6)

  1. ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御方法であって、
    前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1のステップと、
    前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2のステップと、
    前記第1のステップにより検出した回転角θpmおよび前記第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める第3のステップと、を含み、
    前記第3のステップにより求めた前記ハンドルの操舵角に基づいて、前記伝達比可変機構の制御を行うことを特徴とする車両の運動制御方法。
  2. 前記第1のステップにより検出される回転角θpm よび前記第2のステップによ検出される回転角θvm 少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることを特徴とする請求項1記載の車両の運動制御方法。
  3. ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御装置であって、
    前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1の回転角検出手段と、
    前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2の回転角検出手段と、
    前記第1の回転角検出手段により検出した回転角θpmおよび前記第2の回転角検出手段により検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める操舵角演算手段と、を備え、
    前記操舵角演算手段により求めた前記ハンドルの操舵角に基づいて、前記伝達比可変機構の制御を行うことを特徴とする車両の運動制御装置。
  4. 前記第1の回転角検出手段および前記第2の回転角検出手段の少なくとも一方には、減速手段を介して回転角が入力されることを特徴とする請求項3記載の車両の運動制御装置。
  5. ハンドルと操舵輪とを連結する操舵伝達系の途中にギヤ比可変モータの駆動により伝達比を可変する伝達比可変機構と、この伝達比可変機構の出力軸に発生する操舵トルクに基づいて操舵力を補うアシストモータと、を備えた車両の運動制御装置に用い、
    前記アシストモータの回転角θpmを検出する第1のステップと、
    前記ギヤ比可変モータの回転角θvmを検出する第2のステップと、
    前記第1のステップにより検出した回転角θpmおよび前記第2のステップにより検出した回転角θvmに基づいて、前記ハンドルの操舵角を求める第3のステップとを備えることを特徴とするハンドル操舵角演算方法。
  6. 前記第1のステップにより検出される回転角θpm よび前記第2のステップによ検出される回転角θvm 少なくとも一方として、減速手段を介した後の回転角が入力されることを特徴とする請求項5記載のハンドル操舵角演算方法。
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