JP4008168B2 - プリント基板検査装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリント基板を検査するプリント基板検査装置に係り、特に、基板表面の各種状態を高速に検査できるプリント基板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板製造時には、プリント基板の半田付け状態や、部品の搭載状態を検査装置で検査するようになっている。この基板の製造ラインは、例えば半田印刷機〜検査装置〜部品搭載機で構成されている。
上記ライン上での検査装置には、前段の半田印刷機で半田が印刷されたプリント基板が搬入され、このプリント基板に印刷された半田の状態を検査して後段の部品搭載機に搬出する。部品搭載機ではプリント基板に電子部品を実装する。
【0003】
検査装置では、前段の半田印刷機で半田印刷された箇所を搬送装置の上部に配置されたCCDやレーザ変位計等の検査手段で検出し、半田印刷の状態(欠損の有無等)を検査するようになっている。この検査手段は、プリント基板上を走査して各半田を検出するようになっている。
【0004】
図6は、レーザ変位計50による変位量の検出原理を示す概要図である。
光源51からのレーザビームをプリント基板Pの基板面に照射し、その照射点Sの反射光による像を結像レンズ53によって受光素子54の受光面54aに結像させる構成である。
【0005】
これにより、プリント基板Pが高さ方向Zに移動すると(半田等の突起があると)、照射点SがS’あるいはS”に移動し、対応して受光素子54の受光面54aの結像点Kの位置がK’あるいはK”に移動する。受光素子54は、この結像点Kの位置に対応した検出信号を出力し、この信号の変化量に基づきプリント基板P上の突起(半田)の変位量(高さや外形)を出力する。レーザ変位計が検出可能な検出範囲は、図示の如く所定の範囲を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
検査手段として非接触のレーザ変位計を用いると、半田の高さを検出でき、面積と高さから体積を得ることができる。
しかしながら、従来の検査装置に用いたレーザ変位計は、プリント基板Pに対してレーザビームを1点の照射点Sに照射する構成であるため、この検査手段をプリント基板Pに対し相対的に縦横方向(X,Y軸)に走査移動させねばならなかった。
【0007】
一方、検査手段に直線状のCCDを用いた場合、このCCDを搬送方向と直交する方向に(Y軸に沿って)配置すれば、CCDはプリント基板の搬送方向(X軸)にのみ移動させれば検査できる。しかし、CCDは半田の外形しか検出できず高さ、及び体積を求めることができず、プリント基板Pの検査項目を増やすことができなかった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、プリント基板の各種項目を短時間で検査でき、特にプリント基板上の変位量を精度良く検出することができるプリント基板検査装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のプリント基板検査装置は、プリント基板の表面状態を検査するプリント基板検査装置において、
前記プリント基板に対向配置され、該プリント基板にレーザビームを照射する光源と、該光源から出射されたレーザビームをプリント基板上で走査させる偏向手段と、前記プリント基板の反射光の検出位置に基づきプリント基板上の突起の変位量を前記走査範囲で連続的に検出する受光素子からなる非接触型のセンサヘッドと、
前記センサヘッドを前記突起の変位方向に移動自在なZ軸移動手段と、
前記センサヘッドから出力される1走査期間中における所定ポイントの変位量の平均値を演算する平均化手段と、前記センサヘッドの検出範囲に対応して前記Z軸移動手段を移動制御するための設定範囲が前記検出範囲に対して狭い範囲で設定される範囲設定手段と、前記1走査期間中の前記変位量の平均値が前記範囲設定手段に設定された設定範囲内に納まっているか否かを判断し、前記平均化処理手段が演算した前記変位量の平均値が前記設定範囲を超える場合にのみ前記センサヘッドと前記プリント基板との間隔が一定な距離になるよう前記Z軸移動手段を所定の移動量だけ駆動制御する移動量算出手段とからなる処理手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
また、前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向と直交する方向に相対的に前記Z軸移動手段を移動させるY軸移動手段を備えた構成としてもよい。
【0012】
また、前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向に沿って前記プリント基板を搬出入する搬送手段と、
前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向と直交する方向に前記搬送手段を移動させるY軸移動手段と、
前記Z軸移動手段を前記プリント基板の搬送方向に沿って移動させるX軸移動手段とを備え、
前記センサヘッドは、前記搬送手段の搬送方向中途位置に設けられており、該中途位置で停止されるプリント基板を検査するものであり、
前記プリント基板の検査時は、前記Y軸移動手段により前記プリント基板を搬送方向と直交する方向に移動させ、また、前記X軸移動手段により前記センサヘッドを搬送方向に沿って移動させることにより基板面全体の検査を実行させる構成としてもよい。
【0013】
また、前記X軸移動手段は、前記プリント基板上に照射されるレーザビームの走査範囲の間隔で前記センサヘッドを前記搬送方向に移動させる構成にもできる。
【0014】
上記構成によれば、センサヘッド20はレーザビームを所定の走査範囲でプリント基板Pに照射させ、この走査範囲の変位量を連続的に出力する。
処理手段32は、平均化手段33が1走査期間中の所定ポイントの変位量の平均値を演算する。移動量算出手段35は、変位量の平均値が範囲設定手段34に設定された所定範囲内に納まっているか否かを判断する。所定範囲を超える場合、Z軸移動手段29を駆動し、センサヘッド20とプリント基板Pの間の距離が一定な距離になるよう制御する。
これにより、センサヘッド20は、プリント基板P上の反りや傾きに対応して高さ方向に移動しながら変位量を測定していき常時測定可能にする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のプリント基板検査装置の実施形態を説明する。図1は、プリント基板検査装置の側面図、図2は同平面図である。
検査装置1の筐体内部には、搬送手段2が設けられプリント基板Pを図中X軸方向に搬送させる。この搬送方向手前側には前段装置の搬出部が設けられ、搬送方向後端側には後段装置の搬入部が設けられている。
【0016】
搬送手段2は、図2中Y軸方向に所定幅を有して配置された一対のレール3(3a,3b)及びベルト4(4a,4b)を有する。このY軸はX軸(搬送方向)と直交する方向である。一方は固定レール3aであり、ベルト4aはこの固定レール3a上を移動する無端状に形成される。他方は固定レール3aと平行な可動レール3bであり、同様に無端状のベルト4bを有する。ベルト4a,4bはそれぞれ両端が回転軸5で軸支され、モータ6の回転でプリント基板PをX軸方向に搬送移動させる。
【0017】
これら固定レール3aと可動レール3bは、Y軸テーブル7上に設けられている。Y軸テーブル7は、Y軸方向に延びる複数の支軸、ボールネジ、及びモータ等からなるY軸移動手段8によってY軸方向に移動自在である。
このY軸テーブル7上には、支軸、ボールネジ、及びモータ等からなるW軸移動手段10が設けられ、可動レール3bをW軸方向に移動自在に支持している。W軸はY軸と同方向である。
これにより、可動レール3bは固定レール3aに対してY軸方向に移動し、互いの間隔が可変自在であり、搬送するプリント基板Pの幅に対応することができる。なお、不図示であるが、固定レール3a、及び可動レール3bには側部位置にそれぞれプリント板Pを案内する側板が設けられている。
【0018】
Y軸テーブル7の上方位置には、プリント基板Pを検査する検査手段12が設けられている。この検査手段12にはレーザ変位計が用いられ、プリント基板Pの表面側の状態を検出する。例えば前段装置が半田印刷機であれば半田の突起(高さ方向Zの変位量を検出する。この検査手段12は、X,Y軸方向に移動走査され、プリント基板Pの3次元データを出力する。検査手段12の検出信号は処理手段32に出力される。
【0019】
検査手段12は、レーザ変位計のセンサヘッド20と走査移動手段27を備えている。
走査移動手段27は、X軸移動手段28と、Z軸移動手段29で構成され、Z軸移動手段29にセンサヘッド20が設けられている。
X軸移動手段28は、プリント基板Pの検査位置上部においてX軸方向に沿って水平な支軸、ボールネジ、及びモータ等で構成されている。このX軸方向の長さはプリント基板Pの長さ程度である。
【0020】
Z軸移動手段29は、X軸移動手段28のモータによってX軸方向に移動自在な移動体29aと、移動体29aの上下方向(Z軸方向)に設けられた支軸、ボールネジ、及びモータ等で構成されている。この移動体29aはボールネジに螺合しており、ボールネジの回転によって上下動自在である。
これにより、センサヘッド20は、プリント基板Pの搬送方向(X軸方向)に走査移動自在である。ここで、Z軸移動手段29は、プリント基板Pと所定の間隔を維持した状態で変位量を測定する倣い計測を行うため、センサヘッド20を高さ方向に移動させる。
【0021】
上記のセンサヘッド20の構成を図3の斜視図に示す。
このセンサヘッド20の投光系では、光源21から放射されるレーザビームを振動ミラー型等の偏向装置22によって一定角度内の範囲で偏向させ、この偏向されたビームをレンズ23によってその光軸が一平面上で平行に移動するビームにする。そして、このビームをプリント基板Pの表面に所定の入射角度により照射し、その照射点Sを直線的に往復走査又は片道走査する。
【0022】
照射点Sを直線的に走査されたビームは、入射角度と同じ角度で正反射され、その照射点Sの像を第1の円筒面レンズ(シリンドリカルレンズ)24及び第2の円筒面レンズ25によって受光素子26の受光面26aに結像される。
上記走査によりプリント基板P上の半田突起の高さに対応した検出信号が受光素子26から出力される。そして、上記走査により半田突起の高さを一方向に渡って連続的に測定する。
ここで、センサヘッド20による走査範囲を図2中xAで示す。この走査方向は、プリント基板Pの搬送方向Xに沿った方向である。
【0023】
図4は、装置の電気的構成を示すブロック図である。
処理手段32は、センサヘッド20から出力される高さデータを含む検出信号に基づき、プリント基板P上の半田の面積、体積等を演算して求め、予め記憶されている座標形式の各半田のデータベースと照合し各半田の状態(欠損等)を検査する。なお、この検査を実行する構成は図示していない。
【0024】
図4には、走査時における倣い制御にかかる構成のみを抽出してある。
図示のように、センサヘッド20の検出信号(高さデータ)は、平均化手段33で平均化される。範囲設定手段34には、高さ方向に関する所定の設定範囲が設定されている。
移動量算出手段35は、平均化手段33の高さの平均値が、範囲設定手段34に設定された設定範囲内に納まっているか否かを判断し、納まっているときには、Z軸移動手段29の高さ制御を実行しない。一方納まっていないときには、納まる方向にZ軸移動手段29を高さ制御する。範囲設定手段に設定する設定範囲は、センサヘッド20の高さ方向の検出範囲(図5参照)に対応して設定される。少なくとも、設定範囲はセンサヘッドの検出範囲に対して十分に狭い範囲に設定する。
【0025】
次に、上記構成による装置の動作を説明する。
プリント基板Pは、搬送手段2のモータ6が回転によりベルト4a,4b上をX軸方向に移動する。略中央部の検査位置には固定用のストッパ13が突出しており、プリント基板Pがこの検査位置にて停止するようになっている。
プリント基板Pは位置検出センサ(不図示)により検査位置に達したことが検出された後、モータ6の停止で検査手段12の直下に位置する。この状態でプリント基板Pは不図示の矯正機構により搬送方向の反りが矯正される。具体的には、レール3a,3bは、この長さ方向に渡ってプリント基板Pの両端部を挟持し、この両端部は長さ方向の反りが矯正される。
【0026】
この状態で検査手段12による検査が実行される。
センサヘッド20は、プリント基板P上の変位量(半田突起)をX,Y軸方向に走査して行う。うちX軸方向の走査は走査移動手段27によりセンサヘッド20を移動制御して行う。また、Y軸方向の走査は、搬送装置1のY軸テーブル7を移動制御して行うようになっている。
【0027】
具体的には、図2の平面図に記載の如く、センサヘッド20によるレーザビームの照射点Sをプリント基板Pの4隅部分(位置T1)から開始し、同時にモータを駆動してY軸テーブル7をこのプリント基板Pの幅Dに対応した距離だけY1方向に移動させて(同Y軸方向を主走査方向とする)、連続的に半田突起の変位量を検出していく。
このY軸テーブル7の移動時、固定レール3a及び可動レール3bの間隔は不変であるためプリント基板Pは、同Y1方向に移動する。
レーザビームの照射点Sがプリント基板Pの他端側(位置T2)まで移動すると、モータ8bの駆動を停止させる。
【0028】
この後、走査移動手段27のX軸移動手段28のモータを駆動してセンサヘッド20をX軸方向に所定量(位置T3)まで移動(副走査)させる。
このX軸方向への移動量は、センサヘッド20の走査範囲xAに対応している。図2記載のように、センサヘッド20がレーザビームをX軸方向に図中xAの幅で走査する場合、この走査幅xAに対応した所定量だけセンサヘッド20をX軸方向に移動させる。
【0029】
副走査後、Y軸テーブル7をY2方向に移動させて連続的に半田突起の変位量を検出していく。
この後、走査移動手段27のX軸移動手段28のモータを駆動してセンサヘッド20をX軸方向に所定量(位置T4まで)移動(副走査)させる。
以上のようなX,Y軸への移動走査の繰返しでプリント基板P上の半田突起の変位量を連続的に検出していく。
【0030】
このように、搬送手段2がY軸方向に移動可能な構成であることを利用して、プリント基板Pの検査処理時に、センサヘッド20側はX軸方向にのみ移動制御するようになっている。
【0031】
上記のように、センサヘッド20をプリント基板Pに対して相対的にX,Y軸方向に走査することによって、センサヘッド20からは連続的にプリント基板P上の半田の突起に対応した高さデータ(検出信号)を連続出力する。
この際、処理手段30は倣い制御を実行する。
センサヘッド20が走査範囲xAを1回走査した際に得られた複数ポイントの高さデータは、平均化手段33で平均化処理される。例えば、1回の走査で1500ポイントの高さデータが得られるが、平均化手段33は所定ポイント間隔で複数、例えば10ポイントの高さデータを抽出して抽出した10ポイントの高さデータの平均値を求める。
【0032】
移動量算出手段35は、得られた高さデータの平均値が範囲設定手段34に設定されている範囲(α±β)内にあるか否かを判断する。
高さデータの平均値が設定範囲(α±β)内に納まっている時には、次回のセンサヘッド20による走査時におけるZ軸移動手段29の高さ制御を実行せず、プリント基板Pとセンサヘッド20の間隔が一定な状態で走査を実行させる。
【0033】
一方、高さデータの平均値が設定範囲(α±β)から外れた場合には、次回のセンサヘッド20による走査時にZ軸移動手段29の高さ制御を実行する。
例えば、プリント基板Pが傾いていて、センサヘッド20との間隔が以前に比して短くなった場合(+γ:γ>β)、一定間隔(L)を保持するためにセンサヘッド20を(−γ)分だけ離す方向(上方向)にZ軸移動手段29を移動制御する。
また、センサヘッド20との間隔が以前に比して長くなった場合(−γ:γ>β)、一定間隔(L)を保持するためにセンサヘッド20を(+γ)分だけ近づける方向(下方向)にZ軸移動手段29を移動制御する。
このように、プリント基板P上の突起の形状に対応して、センサヘッド20がこの突起と常に一定距離を保つよう制御する。
【0034】
図5は、設定範囲の設定を示す図である。
(a)に示すように、センサヘッド20は所定の作動距離L(センサヘッド20筐体からプリント基板Pまでの間の物理的最短距離)を有し、この作動距離Lを中心として検出範囲±Bを有している。したがって、平均値が常時作動距離Lのほぼ中心に位置するよう(α=0)、設定範囲α±βを検出範囲±Bの範囲内に設定すればよい。
これに限らず、図5(b)に示すように、検出範囲±Bの範囲内であれば、作動距離Lから離れた位置を基準(α≠0)として設定範囲α±βを設定することもできる。図示の例では、設定範囲α±βを作動距離Lの上方位置にやや偏位させた状態である。但し、設定範囲α±βは、検出範囲±Bの範囲内に設定する必要がある。
【0035】
上記の倣い制御を実行することにより、プリント基板Pの反りや傾きの影響を除去した変位データ(検出信号)を得ることができるようになる。
即ち、プリント基板Pが反っていても、この反りに沿ってセンサヘッド20が高さ移動し、このプリント基板P上の半田の変位量を測定できるようになる。
処理手段32は、プリント基板P上に形成された大部分を占めるレジスト面を高さの基準データとして取込み、センサヘッド20がこのレジスト面の高さを測定後、半田の高さを測定することにより、直前のレジスト面を基準として半田の高さを補正する。
【0036】
上記実施の形態の平均化手段33は、センサヘッド20の走査速度が高速であることから、1走査中で間引きした変位量の平均を演算する構成としたが、平均化演算が高速に行えるのであれば、1走査全ての変位量の平均を演算する構成とすることもできる。
【0037】
上記の倣い制御により検査手段12がプリント基板Pの検査を終了した後は、ストッパ13が退避してモータ6の駆動によりプリント板PはX軸方向の後段装置に搬出される。
【0038】
上記の実施形態では、X軸方向にセンサヘッド20を移動させ、Y軸方向にプリント基板Pを移動させる構成を説明したが、これに限らず相対的に移動する構成であればよい。例えば、プリント基板P側が固定でセンサヘッド20側がX,Y軸いずれにも移動する構成にもできる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、プリント基板に対しレーザビームを走査させるため、プリント基板を高速に検査することができる。この際プリント基板の突起の変位量を検出でき、面積、高さ、体積等の各種項目を検査できるようになる。また、プリント基板の反りや傾きに応じてZ軸移動手段を駆動させセンサヘッドをこの変位方向に移動させる構成であるため、プリント基板の反りや傾きの影響を受けずに基板面に対する突起の変位量を正確に測定できるようになる。
また、センサヘッドから出力される1走査期間中における所定ポイントの変位量の平均値を設定範囲と比較して平均化された変位量が設定範囲を超える場合にセンサヘッドと前記プリント基板との間隔が一定となるようセンサヘッドを移動制御することにより、突起の状態が変化しても常時この突起の変位量を正確に測定できるようになる。
また、Y軸移動手段によりセンサヘッドをレーザビームの走査方向と直交する方向に相対的に移動させることにより、センサヘッドの走査範囲の幅で直交する方向に渡る面積の変位量を短時間で検査できるようになる。
また、Y軸移動手段でプリント基板側をY軸に移動させ、X軸移動手段でセンサヘッドをX軸方向に移動させることにより、プリント基板の基板面全体の検査を短時間で行えるようになる。
この際、X軸移動手段は、前記プリント基板上に照射されるレーザビームの走査範囲に対応してセンサヘッドを搬送方向に移動させることにより、プリント基板の検査を最も効率的に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント基板検査装置の実施の形態を示す側面図。
【図2】同装置の平面図。
【図3】センサヘッドの構成を示す斜視図。
【図4】装置の電気的構成を示すブロック図。
【図5】倣いの範囲設定を説明するための図。
【図6】レーザ変位計の測定原理を示す概要図。
【符号の説明】
2…搬送手段、3…レール、4…ベルト、7…Y軸テーブル、8…Y軸移動手段、12…検査手段、20…センサヘッド、28…X軸移動手段、29…Z軸移動手段、32…処理手段、33…平均化手段、34…範囲設定手段、35…移動量算出手段、P…プリント基板。

Claims (4)

  1. プリント基板の表面状態を検査するプリント基板検査装置において、
    前記プリント基板に対向配置され、該プリント基板にレーザビームを照射する光源と、該光源から出射されたレーザビームをプリント基板上で走査させる偏向手段と、前記プリント基板の反射光の検出位置に基づきプリント基板上の突起の変位量を前記走査範囲で連続的に検出する受光素子からなる非接触型のセンサヘッドと、
    前記センサヘッドを前記突起の変位方向に移動自在なZ軸移動手段と、
    前記センサヘッドから出力される1走査期間中における所定ポイントの変位量の平均値を演算する平均化手段と、前記センサヘッドの検出範囲に対応して前記Z軸移動手段を移動制御するための設定範囲が前記検出範囲に対して狭い範囲で設定される範囲設定手段と、前記1走査期間中の前記変位量の平均値が前記範囲設定手段に設定された設定範囲内に納まっているか否かを判断し、前記平均化処理手段が演算した前記変位量の平均値が前記設定範囲を超える場合にのみ前記センサヘッドと前記プリント基板との間隔が一定な距離になるよう前記Z軸移動手段を所定の移動量だけ駆動制御する移動量算出手段とからなる処理手段と、
    を備えたことを特徴とするプリント基板検査装置。
  2. 前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向と直交する方向に相対的に前記Z軸移動手段を移動させるY軸移動手段を備えた請求項1記載のプリント基板検査装置。
  3. 前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向に沿って前記プリント基板を搬出入する搬送手段と、
    前記センサヘッドから出射されるレーザビームの走査方向と直交する方向に前記搬送手段を移動させるY軸移動手段と、
    前記Z軸移動手段を前記プリント基板の搬送方向に沿って移動させるX軸移動手段とを備え、
    前記センサヘッドは、前記搬送手段の搬送方向中途位置に設けられており、該中途位置で停止されるプリント基板を検査するものであり、
    前記プリント基板の検査時は、前記Y軸移動手段により前記プリント基板を搬送方向と直交する方向に移動させ、また、前記X軸移動手段により前記センサヘッドを搬送方向に沿って移動させることにより基板面全体の検査を実行させる構成とされた請求項1記載のプリント基板検査装置。
  4. 前記X軸移動手段は、前記プリント基板上に照射されるレーザビームの走査範囲の間隔で前記センサヘッドを前記搬送方向に移動させる構成とした請求項3記載のプリント基板の検査装置。
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