JP5095164B2 - 撮像装置の光軸ずれ検出方法、部品位置補正方法及び部品位置補正装置 - Google Patents

撮像装置の光軸ずれ検出方法、部品位置補正方法及び部品位置補正装置 Download PDF

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Description

本発明は、部品実装機により基板に搭載された電子部品(以下、単に部品という)あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像する撮像装置の光軸ずれを検出する方法、及び部品実装機により基板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像装置により撮像して部品位置を補正する部品位置補正方法と装置に関する。
従来から、部品実装機の吸着ヘッドにより吸着された部品を部品認識カメラで撮像し、その画像を処理して部品の位置検出(部品中心並びに部品傾きの検出)、いわゆる部品認識を行い、その認識結果に基づいて部品搭載位置を補正し、部品を精度よく基板上の所定位置に搭載する部品実装機が知られている。
また、部品が搭載された後、吸着ヘッドを部品搭載位置に移動させ、基板に部品が搭載された状態を吸着ヘッドに搭載された基板認識カメラで撮像し、その画像から部品が正しい搭載位置に搭載されているかの確認、検査などが行われている。
たとえば、部品実装機の装着誤差検出装置が開示され、カメラで撮影した画像に対して画像処理を施すことによって、部品の装着誤差を検出する方法が提案されている(特許文献1)。
また、基板認識カメラあるいは部品認識カメラなどの撮像装置は、その光軸(撮像光軸)が認識すべき基板あるいは部品の面に対して傾かないように、つまり垂直になるように取り付けられる。しかしながら、通常取付誤差などによりカメラの光軸は、認識すべき対象物の面に立てた法線に対してある程度の傾きをもっている。このようにカメラの光軸に傾きがあると、たとえボケがなく撮影できたとしても、計測値には、カメラの光軸の傾き分のオフセットが常に発生してしまう。そのため、たとえば特許文献2では、部品認識カメラで吸着された部品を撮像する場合、カメラの光軸の傾き分のオフセットを取得して認識データを補正することが行われている。
特許第3015144号公報 特開平8−189811号公報
ところで、部品が基板の正規の搭載位置に正しく搭載されたかどうかの検査は、吸着ヘッドに搭載されたカメラを、基板に搭載された部品上に移動させて部品を撮像しているために、同検査に対しては、固定カメラに対する部品の高さをノズルの移動量により調整する特許文献2に記載のような方法を、用いることができない。
そのため、搭載位置検査のように移動カメラを用いて部品を撮像する場合には、移動カメラの光軸ずれによるオフセット量を検出することができず、三次元計測器で計測した結果と部品実装機で計測した結果とでは、一定のオフセットが発生していた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、撮像装置の光軸のずれを容易に検出可能な光軸ずれ検出方法、並びに光軸ずれがある場合の該ずれを補正できる部品位置補正方法および装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために、
板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像する撮像装置の光軸ずれを検出する部品実装機の撮像装置の光軸ずれ検出方法であって、
基板の部品搭載面あるいは吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを前記撮像装置により、パターンと撮像装置との間であって、且つ、パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態でパターンを撮像装置により撮像し、
第1の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターン中心の撮像画面中心からのずれ量と第2の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ求め、
前記求めた各ずれ量と、第1の屈折率を有する物質及び第2の屈折率を有する物質の厚さと、に基づいて撮像装置の光軸ずれを検出する構成を採用した。
また、本発明では、
板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品の部品位置を補正する部品実装機の部品位置補正方法であって、
基板の部品搭載面あるいは吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを撮像装置により、パターンと撮像装置との間であって、且つ、パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態でパターンを撮像装置により撮像し、
第1の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターン中心の撮像画面中心からのずれ量と第2の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ求め、
撮像装置によって検出された部品位置を、前記求めた各ずれ量第1の屈折率を有する物質及び第2の屈折率を有する物質の厚さと、部品の厚さと、に基づいて補正する構成も採用している。
更に、本発明では、
部品実装機において部品の位置を補正する部品位置補正装置であって、
基板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像するための撮像装置と、
基板の部品搭載面あるいは吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを前記撮像装置により、パターンと撮像装置との間であって、且つ、パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態でパターンを撮像装置により撮像し、第1の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターン中心の撮像画面中心からのずれ量と第2の屈折率を有する物質が介在する状態でのパターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ算出する算出手段と、
撮像装置によって検出された部品位置を、前記算出された各ずれ量第1の屈折率を有する物質及び第2の屈折率を有する物質の厚さと、部品の厚さと、に基づいて補正する補正手段とを有する構成も採用している。
本発明によれば、基板の部品搭載面あるいは部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを撮像装置によりそれぞれ第1と第2の屈折率を有する物質を介して撮像して、撮像されたパターンの中心の画面中心からのずれ量を算出するようにしているので、簡単な方法で撮像装置の光軸ずれを検出することができる。また、撮像装置の光軸ずれがある場合、基板に搭載された部品あるいは搭載されるべき部品の位置検出結果を光軸ずれに応じて補正することができ、正確な部品位置検出あるいは位置計測が可能となる。
以下、本発明による実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、部品(電子部品)をプリント基板に搭載する部品実装機(マウンタ)1の概略を示す部分破断斜視図である。
この部品実装機1では、図1に示すように、吸着ノズル13aを備えた吸着ヘッド13がX軸方向に移動できるようにX軸移動機構11に取り付けられており、また、X軸移動機構11はY軸方向に移動できるようにY軸移動機構12に取り付けられ、それにより吸着ヘッド13はX、Y軸方向に移動可能となる。
部品供給装置14から供給される部品2は、吸着ヘッド13により吸着され、搬送路15に沿って搬送されるプリント基板(以下、単に基板という)10の所定位置に搭載される。基板の位置ずれを認識するために、吸着ヘッド13には、基板認識カメラ(移動カメラ)17が搭載されており、また部品の吸着姿勢を認識するために部品認識カメラ(固定カメラ)16が部品実装機1の底部に取り付けられている。
また、部品実装機1の前面上部には、装置の動作状態などを表示するオペレーションモニター18が設けられており、装置全体の制御と、画像処理などを行う制御部19が本体内に設けられている。制御部19は、基板認識カメラ17で撮影された基板10の画像を処理して基板位置を検出して、その正規の位置に対するずれ量を算出する。また制御部19は、部品認識カメラ16で撮像された部品画像に基づき部品位置を検出して、吸着ずれを算出し、これらの基板のずれ量並びに吸着ずれ量に基づいて部品搭載位置を補正し部品2を基板10の正規の位置に正しい姿勢で搭載する。
その後、吸着ヘッド13を部品搭載位置に移動させて、基板10に部品2が搭載された状態を基板認識カメラ17で撮像し、その画像から部品2が正しい搭載位置に搭載されているかの確認、検査などが行われる。
図2は、図1に示した部品実装機1の制御構成の概略を示すブロック図である。
基板認識カメラ17を搭載した吸着ヘッド13をX軸方向に移動させるXモータ101、Y軸方向に移動させるYモータ102のそれぞれは、Xモータドライバ104、Yモータドライバ105に接続される。Xモータ101、Xモータドライバ104は、図1のX軸移動機構11を構成しており、Yモータ102、Yモータドライバ105は、Y軸移動機構を構成している。
また、吸着ノズル13aをそのノズル中心軸(吸着軸)を中心にして回転させるθモータ103が、θモータドライバ106に接続される。
各モータ101、102、103はそれぞれCPU107からの指令値に従って各モータドライバ104、105、106を介して駆動される。各モータドライバ104、105、106には、それぞれのモータのエンコーダカウンタが設けられていて、各モータ101、102、103の駆動量が検出される。
基板認識カメラ17で撮像された基板10は、基板画像処理部108で画像処理され、基板10の位置が認識される。また、この基板画像処理部108では、後述するように、基板上に搭載された部品の画像に対して画像処理が施され、部品の搭載位置が求められる。また、部品認識カメラ16で撮像された部品2は、部品画像処理部109で画像処理され部品位置(部品中心と部品傾き)が認識される。
CPU107には、メモリ110が接続されており、このメモリ110には、制御プログラムや認識プログラムなどのプログラム、画像処理に伴うデータあるいは一時的に発生するデータなどが格納される。
図2で点線で囲った部分が図1の制御部19に対応する。
図3は、図1に示した部品実装機1において、基板10に実装した部品2が正規の搭載位置に搭載されているかを検査するために、基板認識カメラ(以下、単にカメラという)17を、基板上に搭載された部品2上に移動させ、部品2を上部から撮影する様子を示している。なお、カメラ17のレンズ17aはテレセントリックな光学系となっている。
カメラ17は、基板10に搭載された部品2の中心2aに移動し、部品2の基板10への実装状態を撮像する。ここでは、部品2の中心2aが基板10の正規の搭載位置10aの直上になるように実装された状態が、正しい実装状態であるとしている。
図3に示すように、カメラ17の光軸(撮像光軸)Oが、部品中心2aを通る基板10の上面と鉛直な直線(法線)Oに対して角度θの光軸ずれがあると、部品2の中心2aが基板10の搭載位置10aの直上にあったとしても、部品2の中心2aが基板10の位置10bの直上にあるように観察されてしまう。
これは、基板10の上面(搭載面)の高さHと部品2の上面の高さHとに差があり、部品の厚さ(H−H)に比例して一定のオフセットが発生しているためである。
図4は、図1に示した部品実装機1において、パターン20を形成した基板10をカメラ17で撮影する様子を示す概略側面図である。カメラ17は、その光軸Oが基板10の上面(搭載面)と同じ高さに形成されたパターン20の中心20aに一致するように移動し、基板10の上のパターン20を撮像する。
基板画像処理部108は、撮像されたパターンの画像を処理し、公知のアルゴリズムを用いて、パターン20の中心20aを検出(計測)する。カメラ17の撮像画面中心と光軸Oとは一致しているので、検出されたパターン20の中心20aは、撮像画面中心からのずれ量(オフセット値)となる。パターン20の中心が撮像画面中心と一致している場合には、上記ずれ量は0である。
図5は、図4に示した基板10上のパターン20の上にクラウンガラス30をおいた状態を示す概略側面図である。クラウンガラス30は、その厚さや屈折率が予め判明している透明な物質である。
図6は、図5で点線で示したクラウンガラス30の周辺を拡大して示す側面図である。
光軸Oに沿ってクラウンガラス30に入射する光は、クラウンガラス30の屈折率nに応じて屈折し、クラウンガラス30の厚さtに関係するパターン20の位置20bに達する。したがって、図5のように、図4の状態に対してクラウンガラス30を挿入することによって、パターン20の中心は、パターンクラウンガラス30が無い場合の位置20aとはずれた位置20bにシフトする。
クラウンガラス30は平行に作られており、クラウンガラス30の上面と鉛直な直線Oと、カメラ17の光軸Oとが成す角度をθとし、角度θで光軸Oに沿って進む光線がクラウンガラス30の屈折率n(たとえば1.517)により角度θで屈折されたとすると(図6参照)、θとθの関係は以下の式(1)によって表される。
sin(θ)=sin(θ)/n (1)
クラウンガラス30がない空気中では図6の実線のように、パターン20の中心20aからの光線がカメラ17の撮像画面中心に向かう光線となるが、クラウンガラス30を間に入れるとクラウンガラス30の屈折により点線で示したように、中心20aからシフトした位置20bからの光線が、カメラ17の撮像画面中心に向かう。従って、カメラ17でパターン20を撮像すると、パターン20は右側にシフトして撮像される。
そのシフト量ΔLは、位置20bから直線Oへ引いた垂線の足と位置20b間の距離に相当し、クラウンガラス30の厚さtと屈折率n、屈折角θを用いて以下の式(2)によって計算することができる。
ΔL=t×cos(θ)×(tan(θ)−tan(θ)) (2)
但し、θ=sin−1(sin(θ)/n)
ここで、図6に図示した状態でパターン20を撮像し、撮像されたパターンを画像処理し、パターンの中心を求める。この求められたパターン中心と撮像画面中心間の距離、つまりパターン中心の画面中心からのずれ量がΔLに相当するので、ΔLは、撮像されたパターンの中心を計測することにより求めることができる。ガラス厚さtと屈折率nは既知であるので、上記求めたΔLから式(2)を用いて光軸の傾きθを算出することができる。
なお、上述した例では、クラウンガラス30がないとき(つまり図4に示すように空気だけの場合)でのパターン20の中心の撮像画面中心からのずれ量は0としているが、ずれ量がある場合には、空気だけでのずれ量と、クラウンガラス30を置いたときのずれ量の差分データを求めるようにする。
図6のLは、カメラの撮像画面中心を通る光軸Oとクラウンガラス30の上面とが交わる点と、クラウンガラス30が無い場合の光軸Oと基板上面とが交わる点のX座標の差である。
式(2)を実際に適用するに当たっては、この式が非常に複雑な式のため、ΔLの値に対するL:ΔLの比のデータテーブルを持つか、ΔLの値に対するθのデータテーブルを持つことによって、精度良くθを求めることができる。
また、レンズの光軸は部品実装機上では機械的に固定されるためθは高々±3.00°程度しか傾かないことがわかっている。そこで、ガラス厚さtを2.00[mm]、ガラスの屈折率nを1.517に固定して、L:ΔLの比をシミュレーションすると平均値で2.9341、最大値で2.9342、最小値で2.9339となった。平均値との最大誤差は0.01%未満であり、L:ΔLの比を定数2.9341としても、Lを極めて小さい誤差で近似することができる。
L:ΔLの比によってLを求めた場合には、θは以下の式(3)で算出することができる。
θ=tan−1(L/t) (3)
また、図6から理解できるように、光は直進するのでL:ΔLの比はガラスの厚みとは関係なく一定であり、ガラスの屈折率により一意に決定することができ、クラウンガラス以外のガラスやアクリル等でも同様の近似が可能である。
また、L:ΔLの比を定数βとすると、式(3)を、以下の式(3')で表すことができる。
θ=tan−1(β×ΔL/t) (3')
また、搭載する部品の厚みが予めわかっている場合には、光軸ずれによる基板上面と部品上面のシフト量ΔLpは部品の厚さをtpとすると、ΔLp=tp×tan(θ)により求めることができる。これに、式(3')を代入すると、
ΔLp=tp×tan(tan−1(β×ΔL/t))となり、さらに、
ΔLp=tp×β×ΔL/tとなる。
ここで、t及びtpは既知であり定数と考えられることから、
ΔLp=C×β×ΔL
但し、C=tp/t
で表される。
また、ガラスの屈折率が一定であればβも定数として近似できるため、ΔLpは以下式(4)で表すことができる。
ΔLp=C×ΔL (4)
但し、C=tp/t×β
式(4)により、任意の厚さtpの部品上面でのシフト量がΔLとCとの積により簡単に求められることがわかる。従って、部品搭載位置検査で、光軸ずれのあるカメラを用いて部品位置を検出した場合でも、上記のように光軸ずれによるシフト量が計算できるので、検出した部品位置を簡単に補正することができる。
なお、上述の実施例では、空気中とガラスとの屈折率の違いからカメラの光軸傾きを求める例を示したが、屈折率の異なる複数種類のガラス等の物質を用い、まず所定の屈折率を有する物質をパターン上の置いて上記ずれ量を求め、続いてその屈折率と異なる屈折率の物質と交換してずれ量を求め、両ずれ量の差分データを求めて光軸ずれを計算するようにしてもよい。
このように、基板の部品搭載面と同じ高さに設けられたパターンを屈折率の異なる物質を介してそれぞれ撮像し、屈折率を変化させる前と変化させた後でのパターン中心の撮像画面中心からのずれ量を求めることにより、カメラの光軸ずれを検出することができる。
また、このずれ量ΔLと、部品厚さtpと物質の厚さtとの比に基づいて式(4)により基板に搭載された部品の光軸ずれによるシフト量ΔLpを求めることができる。従って、部品の搭載位置検査で、カメラ17で部品を撮像し、その画像処理により基板上の搭載された部品の位置を検出する場合、検出された部品位置を、ΔLpだけ補正することにより、カメラの光軸ずれによる位置ずれを補償することができるので、カメラに光軸ずれがあっても、信頼性のある搭載位置検査を行うことができる。
以上説明した実施例では、カメラとして吸着ヘッド13に搭載された基板認識カメラの例を示したが、部品認識カメラ16の光軸ずれも同様にして検出することができる。この場合には、部品認識面と同じ高さにパターン20と同様なパターンを設け、このパターンを部品認識カメラ16により屈折率の異なる物質を介してそれぞれ撮像し、第1の屈折率でのパターン中心の撮像画面中心からのずれ量と、第2の屈折率での該ずれ量の差分データに基づいて部品認識カメラの光軸ずれを検出することもできる。
また、搭載される部品を部品認識カメラ16で撮像してその部品位置を検出する場合、検出された部品位置を、上記求めたずれ量、物質の厚さ並びに部品の厚さに基づいて補正することができ、部品認識カメラに光軸ずれがあっても、正確な部品位置検出が可能となる。
電子部品をプリント基板に搭載する部品実装機の概略構成を示す部分破断斜視図である。 図1に示した部品実装機の制御構成の概略を示すブロック図である。 図1に示した部品実装機において、基板に実装した部品をカメラで撮影する様子を示す説明図である。 図1に示した部品実装機において、パターンを形成した基板をカメラで撮影する様子を示す説明図である。 図4に示した基板上のパターンの上にクラウンガラスを置いて基板を撮影する状態を示す説明図である。 図5のクラウンガラスの周辺を拡大して示す説明図である。
符号の説明
1 部品実装機
2 電子部品
10 基板
11 X軸移動機構
12 Y軸移動機構
13 吸着ヘッド
13a 吸着ノズル
14 部品供給装置
15 搬送路
16 部品認識カメラ
17 基板認識カメラ
18 オペレーションモニター
19 制御部
20 パターン
30 クラウンガラス

Claims (3)

  1. 基板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像する撮像装置の光軸ずれを検出する部品実装機の撮像装置の光軸ずれ検出方法であって、
    前記基板の部品搭載面あるいは前記吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを前記撮像装置により、前記パターンと前記撮像装置との間であって、且つ、前記パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態で前記パターンを前記撮像装置により撮像し、
    前記第1の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量と前記第2の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ求め、
    前記求めた各ずれ量と、前記第1の屈折率を有する物質及び前記第2の屈折率を有する物質の厚さと、に基づいて前記撮像装置の光軸ずれを検出することを特徴とする撮像装置の光軸ずれ検出方法。
  2. 基板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品の部品位置を補正する部品実装機の部品位置補正方法であって、
    前記基板の部品搭載面あるいは前記吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを撮像装置により、前記パターンと前記撮像装置との間であって、且つ、前記パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態で前記パターンを前記撮像装置により撮像し、
    前記第1の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量と前記第2の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ求め、
    前記撮像装置によって検出された部品の位置を、前記求めた各ずれ量と、前記第1の屈折率を有する物質及び前記第2の屈折率を有する物質の厚さと、前記部品の厚さと、に基づいて補正することを特徴とする部品位置補正方法
  3. 部品実装機において部品の位置を補正する部品位置補正装置であって、
    基板に搭載された部品あるいは吸着ヘッドに吸着された部品を撮像するための撮像装置と、
    前記基板の部品搭載面あるいは前記吸着ヘッドに吸着された部品の部品認識面と同じ高さに設けられたパターンを前記撮像装置により、前記パターンと前記撮像装置との間であって、且つ、前記パターンが設けられた面から所定の高さの範囲に第1の屈折率を有する物質が介在する状態で撮像し、更に前記範囲に第2の屈折率を有する物質が介在する状態で前記パターンを前記撮像装置により撮像し、前記第1の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量と前記第2の屈折率を有する物質が介在する状態での前記パターンの中心の撮像画面中心からのずれ量をそれぞれ算出する算出手段と、
    前記撮像装置によって検出された部品の位置を、前記算出された各ずれ量と、前記第1の屈折率を有する物質及び前記第2の屈折率を有する物質の厚さと、前記部品の厚さと、に基づいて補正する補正手段と、
    を有することを特徴とする部品位置補正装置
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