JP4373404B2 - 部品形状測定方法、部品形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、部品を基板に実装する部品実装装置に関するものであり、特に、電子部品をプリント基板や液晶ディスプレイ用パネルなどに実装する電子部品の実装装置などに関する。
従来、プリント基板に電子部品を装着する場合、部品実装装置が用いられている。この部品実装装置は、例えば、電子部品を真空吸着で保持し、保持した電子部品をプリント基板に装着することのできる装着ヘッドと、当該装着ヘッドを二次元的に移動させることのできるXYロボットを備えている。
この部品実装装置は、装着ヘッドが部品供給部から電子部品の供給を受けて保持し、XYロボットが電子部品を吸着保持している装着ヘッドとともにプリント基板上まで電子部品を搬送し、装着ヘッドが電子部品をプリント基板に装着することにより、電子部品のプリント基板への実装が行われている。
通常、部品供給部における電子部品は、部品より若干大きな収納部の中に置かれており、位置や角度に若干のばらつきがある。部品実装装置は、この電子部品をプリント基板へ高精度に実装するために、部品供給部で電子部品をピックアップした後、カメラやラインセンサなどの非接触位置計測手段(いわゆる部品認識手段)により計測して、部品供給部における位置や角度のずれを補正して、プリント基板に実装される構成になっている。
多くの実装装置では、非接触位置計測手段として、光を部品に照射して、電極や部品の影を認識し、位置計測する方法が採用されているが、近年では更なる実装品質向上のために、リードやボールを有する電子部品のリード浮きやボール欠けといった、電子部品の不良があれば、プリント基板との接触不良を起すため、装着前に非接触位置計測手段により、上記のようなリード浮きやボール欠けについて、部品を検査したいという要請がある。
そこで、部品実装装置には、装着ヘッドが保持している電子部品の形状を立体的に測定するラインセンサが備えられており、装着ヘッドが部品供給部から電子部品を保持した後に、ラインセンサで電子部品の保持状態を三次元的に測定し、ずれがある場合はそのずれを補正した上で電子部品が装着されている。また、電子部品に三次元形状的な不良があれば部品を廃棄させ装着させないことが可能である(例えば、特許文献1参照)。
前記ラインセンサとは、装着ヘッドに保持されて移動している電子部品に移動方向と垂直にレーザ光線を走査しつつ照射し、電子部品表面で拡散状態で反射した光を検出器で検出して、三角測量の原理に基づき電子部品の形状を立体的に測定する装置である。
特開2004−235671号公報
従来、測定不良が発生するのを防止するために、検出器を2台設け、角度的に検出器に反射光が帰ってこない場合、二つの検出器で相互に補いあう構成のラインセンサがある。しかし、測定される電子部品によっては、依然としてラインセンサによる測定が不能になったり、ノイズが乗ったりして正確に電子部品の形状を測定することができず、生成される電子部品の高さの画像が不明確となり電子部品のずれが認識できずにその補正をすることができない場合がある。または、電子部品上の検査すべき箇所の高さに誤差が加わり、正常な部品を不良と判断したり、不良部品を正常品と判定して実装してしまう場合がある。
本願発明者らは前記問題点に鑑み鋭意研究の結果、ラインセンサによる測定不良の発生原因を以下の三つであることを見いだした。
すなわち、1.図12に示すような仰伏方向に傾斜した形状の金属製のリード11が設けられているQFP(Quard Flat Package)やSOP(Small Outline Package)等の電子部品20の場合、図13(a)に示すように、ラインセンサから照射される光liが、前記リード11の水平面にほぼ垂直な方向から照射した場合、反射光loは等方向に散乱して検出器21に到達するため、検出器21の許容範囲内で測定することができる。一方、もし表面が鏡のようなリードであるケースで、図13(b)に示すように、前記リード11の水平面に対し傾いた方向から照射した場合には、反射光loが一方の検出器21にのみ集中してその検出器21の感度が飽和してしまう。他方の検出器21は光量不足により測定ができなくなる。具体的には、リードに金メッキが施されているような反射率の高いリードの場合この傾向が顕著である。
なお、図13は(a)(b)、リード11を光の照射方向で切断して示す断面図である。
2.図14(a)に示すように、リード11表面が梨地又はランダムな傷が存在する状態であれば、ラインセンサから照射される光liが等方に乱反射するため問題ないが、図14(b)、(c)に示すように、製造工程で付くと考えられる同一方向に並んだ筋状の傷、いわゆるヘアラインがリード11の表面に存在する場合、図14(b)に示すように、ヘアラインと垂直な方向にレーザ光線の大部分が反射してしまい、その反射光の光軸上に検出器21が存在すると、散乱光は増えるが検出器21の許容範囲内であり正しい高さが得られる。一方、図14(c)に示すようにヘアラインと同じ方向には少量の散乱光しか到達しないため、当該方向に検出器21があると到達する光量が少なく、測定できないか、できても精度が悪くなる。そしてこれらの傷は、リード11の延びている方向とは無関係に電子部品に対し1方向に向いている場合があり、電子部品の供給方向によってはすべての部品に対して測定不良が発生する。
なお、図14(a)(b)(c)は、光の照射方向から臨んだ場合のリード11の一部を示す平面図である。
3.図15(a)に示す、CCGA(Ceramic Column Grid Array)のように柱状のリード11が照射光liの方向に延びて密に並んで設けられる電子部品20の場合、つまり、照射光liの照射方向とリード11の立設方向が一致しており、照射光liを反射するリード11の先端面までの長さがリード11の立設間隔より長い場合、図15(b)に示すように照射光liの走査方向(図15中矢印の方向)とは垂直方向のリード11の間でノイズnを測定してしまうことがある。これは、柱状のリードの間隔がある程度以下になると発生する。
上記いずれの場合でも、電子部品を正確に測定することができないため、その後の画像処理において電子部品の保持ずれや形状異常などを認識できなくなり、再測定をしたり、三次元の測定をあきらめてカメラによる二次元の測定に切り替えたりする必要がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、上記三つの場合に発生する測定上の測定不良を簡便な方法で一挙に払拭し、リードが上記状態にあるか否かにかかわらず部品を三次元的に認識することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る部品形状測定方法は、部品実装装置に備えられ、装着ヘッドに保持される部品に対し当該部品と相対的に移動しつつこの移動方向と交差するように走査する光を前記部品に照射し、前記部品からの反射光を検出器で検出して前記部品の形状を三次元的に測定するラインセンサによる部品形状の測定方法であって、前記装着ヘッドが部品供給部から部品を保持した後、当該部品を所定の面内で所定角度回転させる部品回転ステップと、回転された状態の部品の形状を前記ラインセンサで測定する測定ステップとを含むことを特徴とする。
このように部品の形状を測定することで、部品の形状や性状に基づいて発生するラインセンサの測定不良を多様な部品の種類に対応して回避することが可能となる。
また、前記部品回転ステップは、前記部品からの反射光が前記検出器の検出感度範囲内となるように部品を回転するのが望ましく、また、前記所定角度を30度以上60度以下の範囲で選定するのが望ましい。
この範囲から選定することにより、より多くの部品に対し汎用的に測定不良を回避することが可能となる。
さらに、ラインセンサの測定不良を検出する測定不良検出ステップと、測定不良を検出した場合前記部品回転ステップを実行させる部品回転制御ステップとを含んでも良い。
これにより、無駄な回転ステップを回避することができ生産性を向上させることができる。
なお、上記目的は、前記ステップをコンピュータで実現させるプログラムによっても達成することができ、また、当該ステップを手段として備える装置でも達成することができる。さらに、これらのステップを部品の実装方法に組み込んでも達成することができる。
部品の状態や形状にかかわらず、測定不良を発生させることなく部品形状を測定することができる。
次に、本発明の実施形態1について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る部品実装装置100の外観を概略的に示す斜視図である。
同図に示すように、部品実装装置100は、電子部品を基板120に実装する装置であって、部品供給部101と、ビーム102と、保持ノズル104を備えた装着ヘッド103と、搬送装置105と、ラインセンサ110とを備えている。
部品供給部101は、実装すべき電子部品を保持し、必要に応じて電子部品を供給する装置である。本実施形態の場合は、複数の同一性能の電子部品が一つのトレイに配置されており、当該トレイを交換することにより複数種の電子部品を供給することができる。
ビーム102は、部品実装装置100のX軸方向に延びた構成になっており、Y方向に移動自在であって、ビーム102に移動自在に取り付けられる装着ヘッド103と共にXYロボットを構成している。
装着ヘッド103は前述の通り、ビーム102に沿って移動自在に取り付けられており、保持ノズル104を上下させることによって、電子部品を保持し基板120に装着することができる装置である。
搬送装置105は、実装ラインの上流から搬送されてきた基板120を受け取り、装着ヘッド103が電子部品を基板120に実装できる領域にまで基板120を搬送すると共に、電子部品実装後は基板120を実装ラインに搬出することができるベルトコンベアを備えた装置である。
なお、ラインセンサ110については後ほど詳述する。
図2は、部品実装装置100の主要部を示す平面図である。
同図に示すように、部品供給部101が備えるトレイ106には複数の電子部品200が載置されている。そして、図中A地点において、電子部品200は、装着ヘッド103(図示せず)の保持ノズル104に真空吸着により保持されて上昇し、B地点まで搬送された後、C地点までX軸に沿って搬送される際にラインセンサ110によって電子部品200の形状が測定されて保持ずれなどの位置や角度補正のための位置計測がなされた後、実装点である点Pまで搬送され装着される。
なお、ラインセンサ110に設けられている窓111は、形状測定用のレーザ光線がY軸に沿って走査されながら通過し、また、当該レーザ光線が電子部品200の表面で反射した光が通過する窓である。
図3は、ラインセンサ110をX軸方向から見た筐体を透視して示す側面図である。
図4はラインセンサ110をY軸方向から見た筐体を透視して示す側面図である。
ラインセンサ110は、レーザ光線をY軸方向に走査して電子部品200に照射すると共に、散乱光を測定する装置であり、レーザ発信手段112と、このレーザ光線を集光整形する集光整形レンズ113と、ミラー面に当たったレーザ光線を機械的回転によって走査させるポリゴンミラー114と、レーザ光線の一部を通過させ一部を反射させるハーフミラー115と、光を全反射させる全反射ミラー116と、ポリゴンミラー114で機械的に振られたレーザ光線を被測定体である電子部品200に等速かつ垂直に照射させる垂直照射レンズ群117とを備える。
さらに、ラインセンサ110は、電子部品200に当たったレーザ光線の散乱光を結像させる結像レンズ118と、電子部品200に当たったレーザ光線の散乱光が結像レンズ118を通して結像される光の位置と相関のある電気信号を発生する機能を有する検出器としての半導***置検出素子119(以下、PSDと略記する)とをそれぞれ2個備えている。
このPSD119は、鉛直面方向については、電子部品200のレーザ光線が照射されている部分を斜め上方に臨むように、ポリゴンミラー114の側方に取り付けられており、水平面方向については、後述するレーザ光線の走査方向(Y方向)に対して垂直(X方向)に指向して取り付けられている。また、レーザ光線が電子部品200の表面で散乱した散乱光を結像レンズ118で集光した比較的弱い光を検出できるように設定されている。
ここで、レーザ発信手段112で発信するレーザ光線は、集光整形レンズ113でビーム形状を集光整形された後、ハーフミラー115を通過し、全反射ミラー116により反射して、ポリゴンミラー114に当たる。ポリゴンミラー114は定速回転運動をしており、ポリゴンミラー114のミラー面に当たったレーザ光線は扇形に走査することとなる。さらに、垂直照射レンズ群117で光路変換されたレーザ光線は、平行に走査され電子部品200に垂直に照射される。この反射光(散乱光)が結像レンズ118を介してPSD119に結像され、PSD119が電子部品200のレーザ反射面の高さを計測し得る出力信号を発生する。
なお、図4において、レーザ発信手段112の隣に配置されている光センサ121は、ポリゴンミラー114の各ミラー面が所定の角度に来たことを検知するもので、いわば、ポリゴンミラー114の各面の原点信号(面原点)を発生させるものである。
本実施の形態におけるラインセンサ110は、反射光を二つのPSD119で受光しているが、これは一つのPSD119では、レーザ光線が部品に当たったときに、角度的にPSD119に反射光が帰ってこない場合があるため、これを補うのが主な目的で設けている。三つ以上設けるほうが有効な場合もあるが、技術的には同じことである。
ここで、前記のPSD119による計測対象物である電子部品200の上の高さの測定方法の一例を、図5に基づいて説明する。
図5は、レーザ光線が電子部品200の底面と底面上の点KからH離れた点L(H低い位置にある点)で反射した二つの場合を一度に示した図である。
同図において、走査して電子部品200の上に照射されるレーザ光線は、電子部品200から乱反射する。この場合、上記点K、Lからも乱反射する。
乱反射したレーザ光線は結像レンズ118によって集光され、それぞれがPSD119の上に結像する。この場合点Kに該当する位置K’とその位置K’からH’だけ離れて点Lに該当する位置L’にそれぞれ結像する。PSD119は結像点で起電力が発生するからこの電圧に基づきH’を算出することができる。
このようにして求められたPSD119の上の高さH'に基づき既知の光学的な距離か
ら前記高さHを取得することができる。換言すれば、結像点の光量が多すぎれば起電力が飽和してしまいPSD119においてH’を測定することができなくなり、また、結像点の光量が少なすぎればPSD119の起電力が少なくなりすぎ、正確にH’を測定することが困難となる。
図6は、本実施形態に係る部品実装装置100の機能構成、機構構成を示すブロック図である。
部品実装装置100は、前述のビーム102、装着ヘッド103、保持ノズル104を含む機構部109と、部品形状測定部210と、制御部220とを備えている。
部品形状測定部210は、電子部品200の形状を測定すると共に、電子部品200の保持位置を測定する処理部であり、さらに、測定部212と、不良検出部213と、ずれ角度取得部215とを備えている。
測定部212は、前記ラインセンサ110からの信号を解析して電子部品200の高さを数値として算出すると共に、ラインセンサ110から照射されるレーザ光線の照射位置のデータ(Y方向)と、装着ヘッド103の位置データ(X方向)から水平面(XY面)の位置データを算出し、これらの値から三次元的な像を作成する処理部である。
不良検出部213は、前記測定部212で得られた高さの値が異常か否かを検出する処理部である。例えば、装着する各電子部品の予め記憶されている形状データ(例えば部品高さ)と測定された形状データとを比較し、記憶されている形状データと異なる形状データが測定された場合や、PSD119の光量の許容値を超えている場合には測定不良であると判断する。
ずれ角度取得部215は、測定部212からのデータに基づき、装着ヘッド103が保持する電子部品200の水平面内のずれ角度を取得する処理部である。このずれ角度は、例えば、電子部品200の基準となる像に対して、測定した電子部品200の像がどれだけの角度回転しているかを検出することにより算出される。
また、制御部220は、機構部109を制御して装着手段としての機能を果たすと共に、部品形状測定部210により測定された結果に基づき、さらに機構部109を制御する処理部であり、部品回転部211と、部品回転制御部214と、復元回転部216とを備えている。
部品回転部211は、部品供給部101から電子部品200を保持した装着ヘッド103を制御し、電子部品200の形状をラインセンサ110で測定する際に、電子部品200で反射した光がPSD119の検出感度範囲内となるように電子部品200を水平面内で回転させる処理部である。
部品回転制御部214は、部品回転部211に対し、前記不良検出部213が測定不良を検出した場合にのみ部品を回転するために部品の回転を許可する処理部である。なお、この部品回転制御部214の処理を実行させるか否かは任意に決定でき、実行させない場合には部品回転部211は常にその処理を実行する。
復元回転部216は、部品回転部211が装着ヘッド103に対し電子部品200を回転させた角度を保持しており、ラインセンサ110による電子部品200の形状測定が終了した後、前記角度にずれ角度取得部215で取得されたずれ角度を補正した角度で、電子部品200を元に戻る方向に回転させる処理部である。
次に、部品実装装置100の処理動作について説明する。
図7は、部品実装装置100の処理動作を示すフローチャートである。
図8は、部品実装装置100の動作状態を示す平面図である。
装着ヘッド103が部品供給部101から電子部品200を保持した後(図8中A)、部品回転部211は電子部品200を保持した状態から45度回転させる(S701)(図8中B)。なお、図8では位置Aと位置Bは異なる位置に記載しているが、位置Aの直上で電子部品200を回転させても良い。また、部品データを参照して保持している電子部品200の種類を判断し、回転が必要な電子部品200の場合にのみ部品を回転させても良い。
また、前記電子部品200の回転角度は、30度以上60度以下の範囲内から選定されればよい。これは、選定される回転角度が当該範囲から逸脱した場合は、複数種類の電子部品200に対して汎用的に対応することができないためである。ただし、本記載は電子部品200の種類に応じて回転角度を変更することを禁止するものではない。また、電子部品200の種類によっては上記範囲を逸脱した回転角度に変更した場合に良い結果が得られるのであれば、その角度を採用することを妨げるものではない。
次に、電子部品200をラインセンサ110近傍まで搬送した後(図8中C)、前記回転角度(45度)を維持したままラインセンサ110に電子部品200を通過させる(図9中C→D)。当該通過の間に測定部212は電子部品200の形状を測定する(S702)。
このように、電子部品200とPSD119との角度関係を維持したままの状態でラインセンサ110で形状を測定すると、測定不良の発生を抑制することができる。なお、その作用効果は後述する。
次に、ずれ角度取得部215は、測定部212が作成する電子部品200の像に基づきずれ角度を取得する(S703)。
次に、復元回転部216は、部品回転部211が回転させた電子部品200の回転角度にずれ角度取得部215が取得したずれ角度で補正した角度に基づき電子部品200を元に戻す方向に装着ヘッド103を制御して回転させる(S704)(図8中E)。
なお、本ステップは、回転が必要のない電子部品200であって、回転されなかったものについては、復元回転は不要であり、ずれ角度取得部215が取得したずれ角度の補正のみ行うことは勿論である。
次に、実装点Pまで電子部品200を搬送し基板120に装着する(S705)。
上記S701〜S705を装着すべき全電子部品200に対して繰り返す。
このような構成、処理を行うことにより、下記作用効果を得ることができる。
1.電子部品200が仰伏方向に傾いたリードを備えていたとしても、ラインセンサ110から照射されるレーザ光線の最も強い反射光は、図13(b)に示したような状態から水平方向に45度移動してPSD119からはずれるため、反射光がPSD119に直接照射されて感度が飽和することを回避することができる。
2.図9に示すように、いわゆるヘアラインがリード201の表面に存在する場合であっても、散乱光が最小となる方向にはPSD119がないため、測定に十分な光量が得ることができるようになり、測定不良を回避することができる。
3.図10に示すように、ラインセンサ110の走査方向(Y方向)に垂直な方向のリード201の間隔Dがリード201間の最小間隔Eよりも広がるため、走査方向と垂直方向に発生するノイズを抑えることが可能となる。
次に、本発明の実施形態2について図面を参照しつつ説明する。なお、装置構成、機能構成は前記実施形態1と同じであるためその説明を省略し、処理動作のみを説明する。
また、下記説明は、図8を流用して説明している。
図11は、本実施形態に係る部品実装装置100の処理動作を示すフローチャートである。
まず、装着ヘッド103が部品供給部101から電子部品200を保持した後(図8中A)、保持した電子部品200の角度のままの状態で電子部品200をC地点まで搬送し、前記角度を維持したままラインセンサ110に電子部品200を通過させ(図8中C→D)、測定部212が電子部品200の形状を測定する(S1001)。
次に、不良検出部213は、前記測定部212で得られたデータが測定不良か否かを判断する(S1002)。
もし、測定不良がないと判断されれば(S1002:N)、ずれ角度取得部215は、測定部212が作成する電子部品200の像に基づきずれ角度を取得し(S1008)、当該ずれ角度に基づき電子部品200を補正回転した後(S1009)、電子部品200を基板120に装着する(S1007)。
一方、測定不良と判断されれば(S1002:Y)、部品回転部211は電子部品200を保持した状態から電子部品200を45度回転させ(S1003)、再び電子部品200をC地点にまで搬送した後、前記角度を維持したままラインセンサ110に電子部品200を通過させ(図8中C→D)、電子部品200の形状を測定する(S1004)。
次に、ずれ角度取得部215は、測定部212が作成する電子部品200の像に基づきずれ角度を取得する(S1005)。そして、当該電子部品200は、回転の要否を部品種ごとに部品データに記憶する(S1010)。以降、当該部品データにおける回転の要否を参照し回転の要否を判断可能である。
復元回転部216は、部品回転部211が回転させた45度にずれ角度取得部215が取得したずれ角度で補正した角度に基づき電子部品200を元に戻す方向に装着ヘッド103を制御して回転させる(S1006)(図8中E)。
次に、実装点Pまで電子部品200を搬送し基板120に装着する(S1007)。
上記S1001〜S1009を装着すべき全電子部品200に対して繰り返す。
以上のような処理動作を採用すれば、回転の要否が不明な部品について、回転の要否を的確に決定できる。また、測定不良が発生しない電子部品200に対しては、ラインセンサ110による測定前に電子部品200を回転させ、測定後に元に戻すというステップを省略することができるため、基板にすべての電子部品200を実装する間での時間を短縮化することが可能となる。
なお、上記実施形態は、ラインセンサ110で形状を測定する前に電子部品200を回転させ、その後回転を元に戻しているが、形状測定後電子部品200の回転を復元せずに基板に合致した角度まで電子部品200を回転させることを妨げるものではない。つまり、電子部品200の種類及び装着する基板によっては、部品供給部101から受け取った電子部品200を所定の角度(例えば90度)回転させて装着する必要がある場合もあるからである。この場合、ラインセンサ110上を通過する前に45度回転させておき、形状測定後、回転ずれを考慮しつつさらに45度回転させればよい。
また、上記実施形態は、装着ヘッド103が電子部品200を一つ保持し基板に実装する部品実装装置100に基づき説明したが、本発明はこれに限定されるわけではなく、複数の電子部品を一度に保持することができるマルチ装着ヘッドを備えた部品実装装置でもかまわない。
また、上記二つの実施形態では電子部品200をラインセンサ110に対して回転させたが、保持する電子部品200は回転させずに、PSD119のみを回転させて良く、ラインセンサ110自体を回転させても同様の作用効果を得ることができることはいうまでもない。さらに、PSD119もしくはラインセンサ110自体を回転させた状態に斜めに配置してもよい。
また、ラインセンサ110を固定し、電子部品200を移動するものとしたが、これに限らず、電子部品200に対してラインセンサ110が移動して測定するものでもかまわない。
また、本実施例ではリードを例示したが、リードは電極に包含される概念として用いている。従って、本発明は、半球状の電極などいかなる形状の電極も含まれる。
本発明は、基板に部品を実装する部品実装装置に適用でき、特に電子部品をプリント基板に実装する部品実装装置等に適用できる。
本実施形態に係る部品実装装置の概観を概略的に示す斜視図である。 部品実装装置の内部を示す平面図である。 ラインセンサをX軸方向から見た筐体を透視して示す側面図である。 ラインセンサをY軸方向から見た筐体を透視して示す側面図である。 ラインセンサの高さ測定原理を説明するための図である。 本実施形態に係る部品実装装置の機能構成、機構構成を示すブロック図である。 部品実装装置100の処理動作を示すフローチャートである。 部品実装装置100の動作状態を示す平面図である。 リード表面で反射、散乱する光と検出器の関係を模式的に示した図である。 ラインセンサの光の走査方向と電子部品のリードの関係を模式的に示した図である。 実施形態2に係る部品実装装置の処理動作を示すフローチャートである。 電子部品のリードの状況を模式的に示す側面図である。 (a)は、リードが水平面と平行な場合の光の散乱状態を模式的に示す図であり、(b)は、リードが水平面に対し傾いている場合の光の反射光と散乱光の状態を模式的に示す図である。 表面にヘアライン状の傷のあるリードとないリードの光の反射、散乱状態を模式的に示す図である。 (a)特定の電子部品の形状を模式的に示す斜視図であり、(b)はノイズの発生状態を模式的に示す図である。
符号の説明
100 部品実装装置
101 部品供給部
102 ビーム
103 装着ヘッド
104 保持ノズル
105 搬送装置
106 トレイ
109 機構部
110 ラインセンサ
111 窓
112 レーザ発信手段
113 集光整形レンズ
114 ポリゴンミラー
115 ハーフミラー
116 全反射ミラー
117 垂直照射レンズ群
118 結像レンズ
119 半導***置検出素子(PSD)
120 基板
121 光センサ
200 電子部品
210 部品形状測定部
211 部品回転部
212 測定部
213 不良検出部
214 部品回転制御部
215 ずれ角度取得部
216 復元回転部
220 装着部

Claims (7)

  1. 部品実装装置に備えられ、装着ヘッドに保持される部品に対し当該部品と相対的に移動しつつこの移動方向と交差するように走査する光を前記部品に照射し、前記部品からの反射光を検出器で検出して前記部品の形状を三次元的に測定するラインセンサによる部品形状の測定方法であって、
    前記部品からの反射光の光量が前記検出器の検出許容範囲内となるような、前記部品と前記検出器の位置関係を維持して部品の形状を前記ラインセンサで測定する測定ステップと、
    前記装着ヘッドが部品供給部から部品を保持した後、前記位置関係となるように当該部品を所定角度回転させる部品回転ステップと
    を含むことを特徴とする部品形状測定方法。
  2. 前記位置関係は、前記検出器が部品を臨む方向に対し、部品が備える電極の並び方向が斜めである
    請求項1に記載の部品形状測定方法。
  3. 前記所定角度は、30度以上60度以下の範囲で選定される
    請求項に記載の部品形状測定方法。
  4. さらに、
    ラインセンサの測定不良を検出する測定不良検出ステップと、
    測定不良を検出した場合、前記部品回転ステップを実行させる部品回転制御ステップとを含む
    請求項に記載の部品形状測定方法。
  5. さらに、
    前記部品回転制御ステップが部品回転ステップを実行させた場合、回転させた部品種を取得し、その部品種は回転必要と記憶する回転要否記憶ステップを含む
    請求項に記載の部品形状測定方法。
  6. さらに、
    前記装着ヘッドが保持した部品の回転要否を取得する回転要否取得ステップと、
    前記回転要否取得ステップにより取得した回転要否に基づき前記部品回転ステップを実行させる部品回転制御ステップとを含む
    請求項に記載の部品形状測定方法。
  7. 部品実装装置に備えられ、装着ヘッドに保持される部品に対し当該部品と相対的に移動しつつこの移動方向と交差するように走査する光を前記部品に照射し、前記部品からの反射光を検出器で検出して前記部品の形状を三次元的に測定するラインセンサによる部品形状の測定装置であって、
    前記部品からの反射光が前記検出器の検出許容範囲内となるような、前記部品と前記検出器の位置関係を維持して部品の形状を前記ラインセンサで測定する測定手段と、
    前記装着ヘッドが部品供給部から部品を保持した後、前記位置関係となるように当該部品を所定角度回転させる部品回転手段と
    を備えることを特徴とする部品形状測定装置。
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