JP2007192623A - プリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置および検査方法 - Google Patents

プリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置および検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プリント回路基板上に印刷されたクリーム半田の印刷状態を、簡単な構成かつ低コストで、高速にかつ高精度で検査することができるクリーム半田印刷状態の検査装置および検査方法を提供する。
【解決手段】検査装置は、クリーム半田が印刷されたプリント回路基板10の印刷面におけるクリーム半田の印刷状態を検査する。プリント回路基板の印刷面に対して斜め方向からレーザ光を照射して高さ方向に濃淡場16が作られる検査領域10aを形成する照明装置11,12と、検査領域を撮像して撮像データを生成するCCDカメラ20と、2つの照明装置とCCDカメラから成る撮像系装置100が、プリント回路基板の印刷面を走査するように、相対的移動を生じさせる移動装置17と、撮像データに基づき検査領域でのクリーム半田の高さデータを算出する高さデータ算出手段31とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント回路基板へ電子部品等を実装する工程で、当該プリント回路基板をスクリーン印刷等で印刷した時のクリーム半田の印刷量に係る状態を検査する検査装置および検査方法に関する。
プリント回路基板上に電子部品や電気部品を実装するに当たり、電子部品等の配置前に、プリント回路基板上に形成された配線パターンおよび電極パターン上にクリーム半田(糊状またはペースト状の半田)が印刷される。その後、プリント回路基板上にクリーム半田の接着力を利用して電子部品等を仮止めする。さらにその後、プリント回路基板をリフロー炉を入れ、リフロー炉でクリーム半田を溶融させ、電子部品等をプリント回路基板に半田付け固定する。
近年、電子機器の小型化に伴い、電子部品等の微細化が進み、当該電子部品等の軽量化が進んでいる。そのため、リフロー炉でクリーム半田が溶融するとき、印刷されたクリーム半田の印刷量に応じてクリーム半田の溶融速度にずれが生じ、電子部品等とプリント回路基板上の銅製の電極パターン等との間の表面張力が変化し、半田付け不良を起こすことがある。このような半田付け不良を避けるため、クリーム半田を印刷するときに半田量を正確に管理することが求められている。さらに、電気的な接続関係を確実にするという観点でも、クリーム半田の印刷量等の印刷状態を検査し管理する検査装置が重要になる。
クリーム半田の印刷量等の印刷状態を検査・管理するためには、クリーム半田の3次元的な高さを測定することが必要となる。従来のクリーム半田の高さ測定方法は、レーザビームを絞り光プローブ式で反射位置を計測する方法(レーザ光走査法)、ライン状のビームを投影し2次元カメラで撮像し三角計測法で計測する方法(レーザ光切断法)、半田の各点に焦点を合わせて高さを調べる方法(合焦法)、いくつかの投影したパターンから高さを求める方法(パターン投影法、位相シフト法)等がある。
パターン投影法の先行技術文献としては特許文献1がある。また位相シフト法の先行技術文献としては特許文献2や特許文献3が存在する。
特開平8−254500号公報 特開平5−280945号公報(特許第2711042号公報) 特開2003−279334号公報
特許文献1による外観検査装置は、1次元CCDセンサを用いてプリント回路基板を撮像し、プリント回路基板の外観を高速に外観検査する。この外観検査装置によれば2次元CCDセンサに比較して大面積を高速に検査できる。
他方、3次元計測を行う場合に、パターン投影などの照明方向からずれを使った三角計測法によれば、検査領域だけ移動する走査が必要になる。また受光幅の狭い1次元CCDセンサによれば、高さ方向の変位量があるため、当該高さ方向の変位量部分は受光範囲から外れてしまい、2次元CCDセンサのように上記三角計測法で計測することはできないという問題を提起する。
クリーム半田の3次元的な高さを測定する場合に、従来の検査方法によれば、クリーム半田の塗布面をすべて調べるのに時間がかかったり、検査方法を実施する装置自体が高価になるという問題点がある。また検査不良が発生した場合には、検査作業者は、3次元的な検査情報だけではなく、実際の基板状態を確認するため、プリント回路基板を検査ラインから取り出して目視検査を行ったり、顕微鏡による拡大検査を行う必要があった。従って検査時間が非常に長くなり、手間がかかるものとなる。
プリント回路基板のクリーム半田の外観検査装置では、プリント回路基板上に印刷されたクリーム半田の高さ、体積を短時間で検査する装置が必要とされている。
本発明の目的は、上記の課題に鑑み、プリント回路基板上に印刷されたクリーム半田の印刷状態(高さ・体積)を、簡単な構成かつ低コストで、高速にかつ高精度で検査することができるクリーム半田印刷状態の検査装置および検査方法を提供することにある。
本発明に係るプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置および検査方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
第1の検査装置(請求項1に対応)は、クリーム半田が印刷されたプリント回路基板の印刷面におけるクリーム半田印刷状態を検査する検査装置であり、プリント回路基板の印刷面に対して斜め方向から第1レーザ光を照射し、これにより印刷面に対する高さ方向に第1レーザ光の濃淡場が作られる特定撮像領域を形成する第1照明装置と、プリント回路基板の印刷面に対して斜め方向から第2レーザ光を照射し、これにより印刷面に対する高さ方向に第2レーザ光の濃淡場が作られる特定撮像領域を形成する第2照明装置と、プリント回路基板の印刷面の特定撮像領域を撮像して撮像データを生成する1次元撮像装置と、第1および第2の照明装置と1次元撮像装置から成る撮像系装置が、プリント回路基板の印刷面を走査するように、相対的移動を生じさせる移動装置と、1次元撮像装置によって得られた撮像データに基づき特定撮像領域でのクリーム半田の高さデータを算出する高さデータ算出手段とを備えるように構成される。
上記検査装置では、レーザ光の濃淡パターンを投影することで検査領域の高さ方向に濃淡場を作り、この濃淡場を利用してクリーム半田印刷面の半田の塗布状態の検査を行うものである。これによれば、プリント回路基板上に印刷されたクリーム半田の印刷量に関する高さ方向の変化を光の輝度(反射光の光の強度)の濃淡特性に基づく変化として捉え、1次元CCDセンサを用いてプリント回路基板上のクリーム半田の高さすなわち印刷状態を高精度に検査することが可能となる。
第2の検査装置(請求項2に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1および第2の照明装置は、いずれも、レーザ光源と、このレーザ光源から出力されるレーザ光のビーム径を調整するビーム径調整手段と、このビーム径調整手段から出力されるレーザ光をライン状レーザ光に変えるシリンドリカルレンズと、このシリンドリカルレンズからの出力されるライン状レーザ光を複数本に分けるハーフミラーとから構成され、ハーフミラーから出力される複数本のライン状レーザ光によって高さ方向の濃淡場が形成されることを特徴とする。
第3の検査装置(請求項3に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1および第2の照明装置で作られるそれぞれの第1レーザ光の濃淡場と第2レーザ光の濃淡場は位相が90°ずれていることを特徴とする。
第4の検査装置(請求項4に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1の照明装置のレーザ光源は赤色レーザ光源であり、第2の照明装置のレーザ光源は青色レーザ光源であることを特徴とする。
第5の検査装置(請求項5に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1および第2の照明装置のいずれのレーザ光源も赤色レーザ光源であり、2つの赤色レーザ光源は交互に出力動作を行うように動作制御されることを特徴とする。
第6の検査装置(請求項6に対応)は、上記の構成において、好ましくは、1次元撮像装置は、そのラインセンサの配列方向が移動方向に直交するように特定撮像領域の真上に位置されることを特徴とする。
第7の検査装置(請求項7に対応)は、上記の構成において、好ましくは、撮像系装置は、プリント回路基板からの高さを変化させる高さ位置変更装置を備えることを特徴とする。
第8の検査装置(請求項8に対応)は、上記の構成において、好ましくは、照明装置は、斜め方向から照射するレーザ光の位置を変化させる透明平行平板を備え、レーザ光の照射位置を変更することを特徴とする。
第9の検査装置(請求項9に対応)は、上記の構成において、好ましくは、1次元撮像装置は、特定撮像領域から反射するレーザ光を選択的に受光する空間フィルタを備えることを特徴とする。
第10の検査装置(請求項10に対応)は、上記の構成において、好ましくは、第1および第2の照明装置は、特定撮像領域から反射光の光強度を最適にするための輝度調整手段を備えることを特徴とする。
第11の検査装置(請求項11に対応)は、上記の構成において、好ましくは、高さ位置変更装置は、撮像系装置の高さ位置を測定する高さ検出手段と、この高さ検出手段で検出された高さ信号に基づいてプリント回路基板の反りに係る高さ方向補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする。
第12の検査装置(請求項12に対応)は、上記の構成において、好ましくは、透明平行平板を1ライン撮像分の露光時間内で振動させる加振手段を備え、この加振手段の振動によってレーザ光の可干渉性によるスペックルノイズを低減することを特徴とする。
第13の検査装置(請求項13に対応)は、上記の構成において、好ましくは、白色光を出力する照明装置を備え、単色のレーザ光と白色光とを時間的に交互に照射し、この照射で作られた高さ方向の濃淡場を3つのCCDカラーによる1次元撮像装置で撮像することを特徴とする。
第1の検査方法(請求項14に対応)は、クリーム半田が印刷されたプリント回路基板の印刷面におけるクリーム半田印刷状態を検査する検査方法であり、プリント回路基板の印刷面に対して斜め方向から少なくとも2つの単色のレーザ光を照射して高さ方向に濃淡場が作られる特定撮像領域を形成する光照射ステップと、プリント回路基板の印刷面の特定撮像領域をライン状に撮像して撮像データを生成する撮像ステップと、レーザ光による照射およびライン状の前記撮像を、プリント回路基板の印刷面で走査させる移動ステップと、撮像データに基づき特定撮像領域でのクリーム半田の高さデータを算出する算出ステップと、を有している。
第2の検査方法(請求項15に対応)は、上記の方法において、好ましくは、特定撮像領域はその高さ位置が変更されることを特徴とする。
第3の検査方法(請求項16に対応)は、上記の方法において、好ましくは、レーザ光はライン状のレーザ光であることを特徴とする。
第4の検査方法(請求項17に対応)は、上記の方法において、好ましくは、ライン状レーザ光は、複数本に分けられたレーザ光であることを特徴とする。
第5の検査方法(請求項18に対応)は、上記の方法において、好ましくは、斜め方向から照射するレーザ光の位置を変化させ、レーザ光の照射位置を変更することを特徴とする。
本発明によれば次の効果を奏する。検査対象であるプリント回路基板のクリーム半田の印刷状態(塗布状態)を検査する装置および方法によれば、プリント回路基板の検査領域に対して、その表面に対する高さ方向に正弦的または余弦的に変化する特性を有する濃淡場を形成し、この濃淡場を利用してCCDカメラにより撮像データを取得し、他方、予め登録データ(設定基準等)に基づく対応表を作成しておき、撮像データと対応表に用意された登録データとを対比して、印刷されたクリーム半田の高さを求めるようにしたため、リアルタイムにて高さ計算や体積計算を行うことができ、検査プログラムを簡易にすることができる。このようにして、プリント回路基板上に印刷されたクリーム半田の印刷状態(高さ・体積)を、簡単な構成かつ低コストで、高速にかつ高精度で検査することができる。
以下に、本発明の好適な実施形態(実施例)を添付図面に基づいて説明する。
図1〜図7を参照して本発明の実施形態に係る検査装置および検査方法を説明する。この検査装置および検査方法は、プリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査に関するものである。クリーム半田印刷状態の検査は、具体的に、プリント回路基板の印刷面における配線接続のための半田ボールを作る前のクリーム半田の印刷状態の高さおよび体積の検査である。
図1は、検査装置における検査状態を側方から見た全体的構成を概念的に示す模式図である。図1において、10は、側方から見たプリント回路基板を示している。プリント回路基板10の表面(図1中上面)には印刷面が形成されている。このプリント回路基板10の印刷面には、後の工程において、多数のICチップ、電子回路素子、電気配線、電極パッド等が所定の場所に実装されることになる。この検査装置では、プリント回路基板10の表面におけるICチップ等が搭載される表面領域であるクリーム半田の印刷状態が検査対象になる。
プリント回路基板10の検査対象の表面領域(10a)に対して、例えば2台の照明装置11,12が斜め上方位置に配置される。2台の照明装置11,12のそれぞれは、レーザ光源(13A,13B)と、フォーカスレンズ14aと、シリンドリカルレンズ1414bと、ハーフミラー14cによって構成される。
レーザ光源としては例えば半導体レーザ光源を利用する。レーザ光源の色としては赤色のレーザ光、または青色のレーザ光が使用される。この実施形態では、赤色レーザ光L1Rを出射するレーザ光源13Aと、青色レーザ光L1Bを出射するレーザ光源13Bとを使用している。
なお上記の2つのレーザ光源を赤色等の同じ色のレーザ光を発する光源とすることもできる。
レーザ光源13A,13Bから出射されたレーザ光L1R,L1Bは、それぞれ、まず最初にフォーカスレンズ14aを通過する。フォーカスレンズ14aを調整することにより、レーザ光L1R,L1Bのビーム径を調整し、通過するレーザ光L1R,L1Bに対してその光強度に関し正弦的または余弦的な関数特性で連続的に変化する濃淡特性(明暗特性)を与える。すなわちフォーカスレンズ14aを通過すると、濃淡特性を有するレーザ光L1R,L1Bになる。レーザ光L1R,L1Bは、図1の符号15A,15Bに示すごとき濃淡特性(または明暗特性:光強度の強弱について正弦的に連続変化するパターンまたはプロファイル)を有している。
次にシリンドリカルレンズ14bはライン状レーザ光を作る働きを有している。レーザ光源13A,13Bから出射されたレーザ光L1R,L1Bは本来的にビーム状である。このビーム状のレーザ光L1R,L1Bは、シリンドリカルレンズ14bによってライン状のレーザ光L2R,L2Bに変換される。ライン状のレーザ光L2R,L2Bは図1または図2の紙面に直角になっている。レーザ光L2R,L2Bは、上記の濃淡特性15A,15Bを有する(図2に示す)と共に、ライン状という特性を有している。
さらにレーザ光L2R,L2Bは次のハーフミラー14cを通過する。ハーフミラー14cは、シリンドリカルレンズ14bでライン状にされたレーザ光を複数本化する。
図6は、ライン状のレーザ光の多重化を実現するハーフミラー14cの一例を示している。ハーフミラー14cは、透明平行平板を利用し、その背面にミラー面41を有している。照明装置11,12のレーザ光路にハーフミラー14cを設置すると、入射するライン状レーザ光42を多数のライン状レーザ光43に変換し、これによりレーザ光の多重化を行うことが可能となる。このレーザ光の多重化は反射型であるが、透過型の構造として作ることもできる。さらにレーザ光の多重化については、その他に干渉法を利用することもできる。
上記のハーフミラー14cを通過したレーザ光L2R,L2Bのそれぞれは、図2に示すように、独立に、前述した濃淡特性15A,15Bを有している。レーザ光L2R,L2Bの濃淡特性15A,15Bは、前述のごとくフォーカスレンズ14aのレーザ光のビーム径調整によって作られる。濃淡特性15A,15Bは、レーザ光L2R,L2Bの各々において、プリント回路基板10の表面の高さ方向に濃淡特性を有するように生じる。図1で矢印Aはレーザ光の進行方向である。また図2に示す濃淡特性15A,15Bにおいて、斜線部15aは光強度の高い部分(明部)を意味し、白抜き部15bは光強度の低い部分(暗部)を意味している。濃淡特性(または明暗特性)15は実際には正弦的または余弦的に連続的に変化している。レーザ光L2R,L2Bの光強度に関する濃淡特性は、プリント回路基板10の表面におけるその反射光では輝度に関する濃淡特性になる。
上記において、2台の照明装置11,12のそれぞれのレーザ光源13A,13Bが色が異なる赤と青の場合には2つのレーザ光は同時に照射される。このとき、例えば赤色レーザ光は正弦的に変化する濃淡特性15Aを持たさせ、青色レーザ光は余弦的に変化する濃淡特性15Bを持たせる。赤色レーザ光L2Rの濃淡特性15Aと青色レーザ光L2Bの濃淡特性15Bとは位相を90°ずらすようにしている。また2台の照明装置11,12のそれぞれのレーザ光源13A,13Bが色が同じで、例えば赤色のレーザ光を用いる場合には、赤色レーザ光の照射は、信号を分離するため、交互に時間的にずらせて行われる。
レーザ光L2R,L2Bの各々についての上記濃淡特性15A,15Bを作る場合において、スリット部材を用いることもできる。このスリット部材は、正弦的な関数特性で変化する濃淡または明暗を作るスリット部材が好ましい。
上記の2台の照明装置11,12の基本的な構成は同じである。ただし図1に示される通り、照明装置11,12は、上方からの異なる斜め方向にて、プリント回路基板10の検査対象領域10aに対してレーザ光L2R,L2Bを照射する。プリント回路基板10の表面上において、照明装置11,12からの各レーザ光に基づき撮像対象となる検査領域10aが形成される。照明装置11,12のそれぞれから到来するレーザ光は、それぞれ独立に前述のごとく濃淡特性15A,15Bを有している。照明装置11,12からの各レーザ光L2R,L2Bは、それぞれ独立に、プリント回路基板10の検査領域10aにおいてその高さ方向(図1,2中のZ方向)に検査対象領域の濃淡場16が作られる。濃淡場16では、プリント回路基板10の表面に対する高さ方向に、明るい場所と暗い場所が正弦的にまたは余弦的な特性で生じる濃淡特性が作られる。実際には赤色のレーザ光源13Aでは濃淡特性15Aを有し、青色のレーザ光13Bでは濃淡特性15Bである。濃淡場16において、プリント回路基板10の表面に平行に描かれた線分16aは、検査のための後述するスライス面を示している。このスライス面16aは、プリント回路基板10の表面に平行であり、高さ方向に複数示されている。
斜め方向から照射されるレーザ光に基づく前述の濃淡特性は、1台の照明装置でも作ることができる。他方、本実施形態の装置構成によれば、2台の照明装置11,12を用いている。その理由は、一方のレーザ光源13Aは正弦的に変化する濃淡特性15Aとし、他方のレーザ光源13Bは余弦的に変化する濃淡特性15Bとすることにより、感度特性における不感度領域の発生をなくすと共に、変化の方向を判別できるようにするためである。
図7に感度曲線の一例を示す。図7の(A)において、符号51は正弦的に変化する感度特性を示し、符号52は余弦的に変化する感度特性を示す。また範囲53は、各感度特性51,52における一周期分を示す。図7(A)の横軸は距離であり、この一周期分の範囲53は例えば600μmである。図7(A)で、54は基準面すなわちプリント回路基板10の表面を示し、範囲55は測定範囲を示している。この測定範囲55は、図1ではプリント回路基板10の検査領域10aに対して高さ方向に対応する範囲となる。測定範囲55は、正弦的な感度特性51の直線部51aと余弦的な感度特性52の直線部52aによって作られ、不感度領域の発生が防止されている。測定範囲55は、実際には、例えば50〜100μmである。図7の(B)に示すごとく、正弦的に変化する感度特性51は円軌跡の範囲56に対応しており、余弦的に変化する感度特性52は円軌跡の範囲57に対応している。
図1に示すごとく、2台の照明装置11,12で形成される上記照明系(広義には撮像系装置)に対して、例えば、プリント回路基板10は矢印Bに示すごとく移動させられる。プリント回路基板10を移動させる移動装置17は周知の移動装置が使用される。なお照明系とプリント回路基板10との位置関係は、相対的に位置が変化すればよく、照明系の方を移動させるようにしてもよい。
プリント回路基板10の表面の印刷面に設定された検査領域10aは、真上位置に設置された例えばカラーのCCDカメラ20によって撮像される。カラーのCCDカメラ20は、多数のCCD素子を一列に並べることにより、図1の紙面に垂直なるように1次元撮像装置として構成されている。CCDセンサ20はいわゆるラインセンサである。CCDカメラ20は、真上から、プリント回路基板10の印刷面における検査領域10aを撮像し撮像データを生成する。
2台の照明装置11,12とCCDカメラ20の位置関係は不変である。これによって2台の照明装置11,12とCCDカメラ20によって撮像系装置100が形成される。この撮像系装置100は一体的に構成される。従って当該撮像系装置100は、プリント回路基板10に対して、その印刷面を走査するように相対的に移動することになる。
またCCDカメラ20と照明装置11,12から成る撮像系装置100についての高さ方向の設置位置は、高さ位置変更装置18に基づいて任意に調整して決めることが可能である。撮像系装置100の高さ位置は、矢印Hに示すごとく、検査中、適宜に変化させられる。
高さ位置変更装置18は、撮像系装置100の高さ位置を測定する高さ検出部18aと、この高さ検出部18aで検出された高さ信号に基づいてプリント回路基板の反りに係る高さ方向補正を行う補正部18bを含んでいる。
CCDカメラ20の受光面の近くにはレンズ装置19が配置される。レンズ装置19はレンズ系19aと空間フィルタ19bを含んでいる。レンズ系19aは、検査領域10aで反射して到来するレーザ光等の反射光L3をCCDカメラ20の受光面に集光させる。空間フィルタ19bは検査領域10aから反射するレーザ光を含む反射光L3を選択的に受光させるという働きを有している。反射光L3は赤色レーザ光L2Rと青色レーザ光L2Bを含む光である。
なお上記において、単色レーザ光を発する照明装置の台数は2台に限定されない。この種の照明装置は少なくとも2台あればよい。またレーザ光L2R,L2Bの照射方向も図示された例に限定されない。
上記の構成では、照明装置11,12の各々の照射によって独立に作られる濃淡特性15A,15Bの濃淡場16をCCDカメラ20によって撮像する。撮像面は、切断線を形成する。また撮像系装置100自体が、図1に示すごとくプリント回路基板10の表面を走査するようになっているので、照射するライン状レーザ光と撮像面で形成される交線が平面を形成し、一種の断層写真のごとく画像化処理が行われる。
図2は、一例として、プリント回路基板10における検査領域10aでのクリーム半田印刷部21における濃淡場16を拡大したイメージと、レンズ装置19の要部構造を示している。このレンズ装置19の図示例では、レンズ系19aに含まれる結像レンズ22と、空間フィルタ19bとが示されている。
図2においてクリーム半田印刷部21の上方の高さ方向に示される濃淡特性15A,15Bは前述した通りである。これらの濃淡特性15A,15Bによって前述の濃淡場16が作られる。この濃淡特性15Aはレーザ光L2Rで作られ、濃淡特性15Bはレーザ光L2Bで作られる。図2では、説明の便宜上、さらに、濃淡特性15Aに沿って高さ方向にこの変化状態を示すための正弦的特性曲線15A−1が示され、濃淡特性15Bに沿って高さ方向にこの変化状態を示すための余弦的特性曲線15B−1が示されている。以上のように、検査領域10a、すなわち、独立の濃淡特性15A,15Bを有する2つのレーザ光L2R,L2Bで作られる特定の撮像領域では、プリント回路基板10の表面(印刷面)に対して高さ方向(Z方向)に濃淡特性15A,15Bを有する濃淡場16が作られる。
他の観点から説明すると、クリーム半田が塗布されたプリント回路基板10に対して前述のごとくレーザ光L2R,L2Bが斜めから照射されている状態において、上記検査領域10aをCCDカメラ20により真上から撮像すると、CCDカメラ20への反射光L3の光量(光の強度)は、基板における基準面からの高さ(Z方向の高さ位置)に応じて、濃淡特性15A,15Bに基づき正弦的または余弦的に変化する。そして、反射光L3の光量と、当該反射光L3が生じる高さ位置との関係は、或るオフセット値を引くという前提の下で、比例する関係にある。つまり、前述した図7で明らかなように高さ方向の光の強度変化が高さ位置に応じて比例的な関係を維持して変化するので、高さによって光の強度に強弱をつけることができる。
カラーCCDカメラ20は、図2に示すごとく、赤色センサ20Rと緑色センサ20Gと青色センサ20Bとを備えている。
図3は、図1に示したプリント回路基板10の一部の平面図を拡大して示している。図3において、前述の検査領域10aは長方形領域として形成される。また1次元撮像装置であるCCDカメラ20の配置位置関係は破線で示されている。
図1に示すごとく、CCDカメラ20の各センサで撮像された画像データはデータ処理装置31に供給される。また前述の移動装置17による走査用移動動作および高さ位置変更装置18による高さ位置変更動作は制御装置32によって制御される。制御装置32から各装置に与えられる制御用の指令信号は、位置データとしてデータ処理装置31に供給される。データ処理装置31では後述するごとき検査のための処理が実行される。検査に係る処理結果は出力部33に提供され、出力部33によって各種の形式で検査結果が出力される。
また図1に示すごとく、プリント回路基板10の近くには白色光源34が設置されている。この白色光源34は、被対象物(検査領域10a等)を実体で観察するための照明を行い、印刷状態を検査するための装置である。また照明装置としては、緑の光を発するLEDを設けることも可能である。
次に上記検査装置による検査方法を説明する。検査方法は、制御装置32による検査のための動作制御、およびデータ処理装置31による検査データ処理によって行われる。検査方法の手順は図4のフローチャートに示される。
本実施形態に係る検査装置による検査方法は、IC素子等がマウントされる前の段階でのプリント回路基板10のクリーム半田印刷面での印刷状態を計測しながら走査する。クリーム半田印刷面の印刷状態の計測では必要に応じて高さを変化させる。
検査対象であるプリント回路基板10のクリーム半田印刷面の検査に関して、最初に、初期工程10が実行される。初期工程10では、並列な関係にある2つの処理ルートが含まれる。
初期工程10の第1ルートでは、まず、クリーム半田印刷面上の検査位置、半田場所等について、検査基板の登録データとして初期的に設定される(ステップS11)。また照明装置11,12から出射されるレーザ光L2R,L2Bの濃淡特性15A,15Bが基準位置で測定され、濃淡特性の測定データが登録される(ステップS12)。さらに初期測定(ステップS13)として、プリント回路基板10上のクリーム半田印刷面における任意の塗布部分を用いて、前述の撮像系装置の高さ位置を高さ変更装置18によって変えて実際の光量測定を行う。測定された光量についてのデータは登録される。この初期測定(ステップS13)での光量測定において、反射光L3のオフセット値を計測し、反射光L3の振幅を調整する。
以上において、検査基板、基準位置における濃淡特性、光量についての各登録データは、ルックアップテーブル(LUT:対応表)等として保存される(ステップS14)。
次に初期工程10の第2ルートでは白色測定処理が行われる。検査領域10aに対しては白色光源34によって白色照明がなされている。白色測定処理の最初のステップS21では画像を取得する。この画像取得において、CCDカメラ20に入射される白色光等はCCDカメラ20の緑センサ20Gによってその緑の光成分を取り込まれ、取り込まれた光は信号処理装置31に送られる。信号処理装置31では白色測定のステップS22が実行される。白色測定のステップS22における白色光に関する測定に基づいて2値化処理が行われる。この2値化処理を行うことにより半田部分が切り出し、高さに対しての閾値を決める。閾値等のデータは保存される(ステップS14)。
上記の初期工程10の後に検査工程20が実施される。なお初期工程10は、検査工程の前に1回行われる。
検査工程20では、図1に示されるごとく、プリント回路基板10はC方向に移動している状態にある。検査領域10aには、照明装置11,12によるレーザ光L2R,L2Bによってレーザ光の照明がなされている。
検査工程20での最初のステップS31では高さ測定が実行される。高さ測定では画像が取得される。この画像取得において、CCDカメラ20に入射されるレーザ光L3に関して、赤センサ20Rはレーザ光L2Rの反射光を取り込み、青センサ20Bはレーザ光L2Bの反射光を取り込む。CCDカメラ20のこれらのセンサによって取り込まれた画像信号は信号処理装置31に送られる。
高さ測定のステップS31では、レーザ光L2R,L2Bで作られた濃淡場16の濃淡特性15A,15Bが用いられる。この高さ測定のステップS31では、ノイズの除去、および移動平均等の平均化処理の実行が含まれる。
信号処理装置31では、次に、検査領域の切り出し(ステップS32)が実行される。検査領域の切り出しでは、白色測定のステップS22の測定内容と、初期設定のステップS11で設定された登録データが用いられる。
検査領域の切り出しのステップS32の次には、ルックアップテーブル(LUT)に基づく比較判定が実行される(ステップS33)。ルックアップテーブルには、前述の初期工程10で得られたデータとの比較が行われ、クリーム半田の印刷状態に関する判定が行われる。つまり、設定された検査領域におけるクリーム半田印刷面の半田塗布状態に関する高さが、普通の2値化処理により設定された或る設定値以下であるならば(ステップS33)、検査対象であるプリント回路基板10上の反射物すなわち半田が存在しないことになる。その結果、半田不良の可能性が高いという判定が出力される(ステップS34)。半田の塗布状態に関する高さが或る設定値より大きいときには(ステップS33)は、初期測定(ステップS13)で求めた高さとの変換テーブルを使用して高さ計算を行う(ステップS35)。次いで、高さ計算で得られた半田の塗布に係る高さデータを使用して半田の塗布量に関する体積を計算する(ステップS36)。
上記の計算で得られた高さの値と体積の値を、予め用意された許容値を比較する(ステップS37)。許容値よりも小さい場合には合格判定がなされる(ステップS38)。許容値を超える場合には、検査領域における不良部位が特定される(ステップS39)。プリント回路基板10の検査領域10aにおいて、半田の塗布状態に関して特定された不良部位は拡大してディスプレイ等の出力部33に表示される(ステップS40)。
上記の不良部位の拡大表示では、その時において、白色光により検査対象物の実体に関して、カラー画像の撮像を行い、当該実体のカラー画像の撮像データと不良部位の特定データに基づいて、実際の不良部位の拡大画像を得るようにしている。
次の判断ステップS41では検査工程20を継続するか否かを判断する。検査工程20を継続する場合にはステップS31まで戻って上記のステップS31〜S40まで繰り返す。検査工程20を終了するとき場合には、検査を終了する。
本実施形態に係るプリント回路基板のクリーム半田の印刷状態の検査装置および検査方法では、以上のごとく、プリント回路基板10の検査領域10aにその表面に対する高さ方向に濃淡特性15A,15Bを形成し、予め対応表を作成し、この対応表を利用してクリーム半田の塗布状態の高さを求めるため、リアルタイムの高さ計算や体積計算を行うことができ、検査プログラムを簡易にすることができる。
図5は、撮像系装置100の高さ位置を、高さ位置変更装置18により変化させた状態の図を示している。撮像系装置100の高さ位置を変化させることにより、スライス面35,36,37を変更することができる。
また照明装置11,12は、レーザ光の位置を変化させる透明平行平板を備えることもできる。この透明平行平板により、レーザ光の位置を平行にシフトさせ、レーザ光の照射位置を変更させ、前述の濃淡場16の濃淡パターンの位置をシフトさせることができる。さらにこの透明平行平板については加振装置を付設して、加振装置によって、透明平行平板を、例えば1ライン撮像分の露光時間内で振動させるようにすることもできる。このような構成にすれば、振動により、レーザ光の可干渉性によるスペックルノイズを低減することができる。
さらに照明装置11,12は、検査領域10aからの反射光L3の光強度を最適にするための輝度調整部を備えるようにしてもよい。
さらに照明装置11,12と白色光源34については、それらの点灯照射動作の状態を、レーザ光と白色光とを時間的に交互に照射動作を行うように駆動制御を行うこともできる。これによれば、CCDカメラ20で撮像するときに、CCDカメラ20に対して、適切なタイミングで適切な光を入射させることができる。
本発明は、プリント回路基板のクリーム半田の塗布状態についての検査に利用される。
本発明に係るプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置の全体構成を示す図である。 検査領域における高さ方向の濃淡場とCCDカメラの要部構成を拡大して示した説明図である。 プリント回路基板の撮像対象である検査領域の部分平面図である。 本発明に係るプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法のプロセスを示すフローチャートである。 断層画像を作成するスライス面の説明図である。 レーザ光の本数を増すためのハーフミラーの側面図である。 レーザ光に基づく正弦的に変化する感度特性と余弦的に変化する感度特性を示すグラフである。
符号の説明
10 プリント回路基板
11,12 照明装置
13A,13B レーザ光源
14a フォーカスレンズ
14b シリンドリカルレンズ
14c ハーフミラー
15A,15B 濃淡特性(明暗特性)
16 濃淡場
17 移動装置
18 高さ位置変更装置
19b 空間フィルタ
20 CCDカメラ
21 クリーム半田印刷部
31 データ処理装置
32 制御装置
100 撮像系装置


Claims (18)

  1. クリーム半田が印刷されたプリント回路基板の印刷面におけるクリーム半田印刷状態を検査する検査装置において、
    前記プリント回路基板の前記印刷面に対して斜め方向から第1レーザ光を照射し、これにより前記印刷面に対する高さ方向に前記第1レーザ光の濃淡場が作られる特定撮像領域を形成する第1照明装置と、
    前記プリント回路基板の前記印刷面に対して斜め方向から第2レーザ光を照射し、これにより前記印刷面に対する高さ方向に前記第2レーザ光の濃淡場が作られる前記特定撮像領域を形成する第2照明装置と、
    前記プリント回路基板の前記印刷面の前記特定撮像領域を撮像して撮像データを生成する1次元撮像装置と、
    前記第1および第2の照明装置と前記1次元撮像装置から成る撮像系装置が、前記プリント回路基板の前記印刷面を走査するように、相対的移動を生じさせる移動装置と、
    前記1次元撮像装置によって得られた撮像データに基づき前記特定撮像領域での前記クリーム半田の高さデータを算出する高さデータ算出手段と、
    を備えることを特徴とするプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  2. 前記第1および第2の照明装置は、いずれも、レーザ光源と、このレーザ光源から出力されるレーザ光のビーム径を調整するビーム径調整手段と、このビーム径調整手段から出力される前記レーザ光をライン状レーザ光に変えるシリンドリカルレンズと、このシリンドリカルレンズからの出力されるライン状レーザ光を複数本に分けるハーフミラーとから構成され、前記ハーフミラーから出力される複数本の前記ライン状レーザ光によって高さ方向の前記濃淡場が形成されることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  3. 前記第1および第2の照明装置で作られるそれぞれの前記第1レーザ光の前記濃淡場と前記第2レーザ光の前記濃淡場は位相が90°ずれていることを特徴とする請求項1または2記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  4. 前記第1の照明装置の前記レーザ光源は赤色レーザ光源であり、前記第2の照明装置の前記レーザ光源は青色レーザ光源であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  5. 前記第1および第2の照明装置のいずれのレーザ光源も赤色レーザ光源であり、2つの前記赤色レーザ光源は交互に出力動作を行うように動作制御されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  6. 前記1次元撮像装置は、そのラインセンサの配列方向が前記移動方向に直交するように前記特定撮像領域の真上に位置されることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  7. 前記撮像系装置は、前記プリント回路基板からの高さを変化させる高さ位置変更装置を備えることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  8. 前記第1または第2の照明装置は、斜め方向から照射する前記レーザ光の位置を変化させる透明平行平板を備え、前記レーザ光の照射位置を変更することを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  9. 前記1次元撮像装置は、前記特定撮像領域から反射するレーザ光を選択的に受光する空間フィルタを備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  10. 前記第1および第2の照明装置は、前記特定撮像領域から反射光の光強度を最適にするための輝度調整手段を備えることを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  11. 前記高さ位置変更装置は、前記撮像系装置の高さ位置を測定する高さ検出手段と、この高さ検出手段で検出された高さ信号に基づいて前記プリント回路基板の反りに係る高さ方向補正を行う補正手段とを備えることを特徴とする請求項7記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  12. 前記透明平行平板を1ライン撮像分の露光時間内で振動させる加振手段を備えることを特徴とする請求項8記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  13. 白色光を出力する照明装置を備え、単色の前記第1または第2のレーザ光と前記白色光とを時間的に交互に照射し、この照射で作られた高さ方向の前記濃淡場を3つのCCDカラーによる前記1次元撮像装置で撮像することを特徴とする請求項1記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査装置。
  14. クリーム半田が印刷されたプリント回路基板の印刷面におけるクリーム半田印刷状態を検査する検査方法において、
    前記プリント回路基板の前記印刷面に対して斜め方向から少なくとも2つのレーザ光を照射して前記印刷面に対する高さ方向に濃淡場が作られる特定撮像領域を形成する光照射ステップと、
    前記プリント回路基板の前記印刷面の前記特定撮像領域をライン状に撮像して撮像データを生成する撮像ステップと、
    前記レーザ光による照射およびライン状の前記撮像を、前記プリント回路基板の前記印刷面で走査させる移動ステップと、
    前記撮像データに基づき前記特定撮像領域での前記クリーム半田の高さデータを算出する算出ステップと、
    を有することを特徴とするプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法。
  15. 前記特定撮像領域はその高さ位置が変更されることを特徴とする請求項14記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法。
  16. 前記レーザ光はライン状のレーザ光であることを特徴とする請求項14記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法。
  17. 前記ライン状レーザ光は、複数本に分けられたレーザ光であることを特徴とする請求項16記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法。
  18. 斜め方向から照射する前記レーザ光の位置を変化させ、前記レーザ光の照射位置を変更することを特徴とする請求項14記載のプリント回路基板のクリーム半田印刷状態の検査方法。
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