JP5158087B2 - 半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の試験方法 - Google Patents

半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の試験方法 Download PDF

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Description

本発明は半導体集積回路装置および半導体集積回路装置の試験方法に係り、特にその機能についての試験を効率的に実施可能な構成を有する半導体集積回路装置およびその試験方法に関する。
図1は従来の半導体集積回路装置の構成例を示すブロック図である。
図1の半導体修正機回路装置100は、論理演算機能を提供する論理回路ブロック112および論理回路ブロック112が論理演算処理等に際して適宜利用するキャッシュメモリ101とよりなる。
またキャッシュメモリ101は、メモリアレイ116,メモリアレイ116に対するデータの読み出し・書き込み動作を行うリード/ライト制御回路113,論理回路ブロック112からの入力データを一旦保持するラッチ機能を有する入力レジスタ102,論理回路ブロック112から指示される、メモリアレイ116のアドレスを保持するアドレスレジスタ119並びにリード/ライト制御回路113、入力レジスタ102およびアドレスレジスタ119の動作タイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成回路115を含む。
このような構成の半導体集積回路装置100の機能試験を行う場合であって特に論理回路ブロック112の機能を検証する試験を行う際には、キャッシュメモリ101の出力を"1"または"0"に固定するか、或いはキャッシュメモリ101に対する読み出し動作を行うことで、キャッシュメモリ101から読み出されたデータに応じてなされる論理回路ブロック112の動作の結果を記録し、その動作結果を期待値と比較することにより論理回路ブロック112の機能が検証される。
このように半導体集積回路装置100の論理回路ブロック112に対する機能試験を行う際、予めキャッシュメモリ101に対して任意の試験用データを書き込んでおく必要があるが、この試験用データの書き込みには一定の時間を要する。
またこのような試験方法では、仮にキャッシュメモリ101自体が故障しているような場合であっても、試験結果を見ただけでは故障が論理回路ブロック112にあるのか或いはキャッシュメモリ101にあるのかを特定することができなかった。
また、上記の如くキャッシュメモリの出力を"1"または"0"に固定する条件で論理回路ブロック112の機能試験を行う場合には、特定のパターンに対する論理回路ブロック112の機能評価しかできないため、論理回路ブロック112の障害検出率を上げることが困難である。
特開平11−3243号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、半導体集積回路装置が有する論理回路の動作試験を効率的に実施可能な構成を有する半導体集積回路装置およびその試験方法を提供することを目的とする。
本発明では論理回路と、前記論理回路によってデータが書き込まれ或いは読み出されるメモリ回路と、前記論理回路が前記メモリ回路内のメモリセルアレイにデータを書き込む際に当該データを保持する前記メモリ回路内の入力レジスタ回路と、前記入力レジスタ回路からの出力と、前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイからの出力とのうちのいずれかを選択して論理回路に出力するセレクタ回路とを備える半導体集積回路装置であって、前記セレクタ回路で前記入力レジスタ回路からの出力を選択して前記論理回路に出力することで前記論理回路の動作試験を行う構成とされてなることにより、動作試験用のデータを前記入力レジスタ回路に保持させた後、当該入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを用いて論理回路の動作試験を行い、更に前記セレクタ回路で前記メモリセルアレイからの出力を選択し、前記入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイに書き込み、当該動作試験用のデータを用いて前記論理回路の動作試験を行うようにした。
本発明ではこのように動作試験用のデータをレジスタ回路に保持させた後、当該レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを用いて論理回路の動作試験を行う。すなわちレジスタ回路に保持された試験用のデータはメモリ回路を経由せずに直接論理回路に与えられる。そして当該試験用のデータが入力されることで同試験用データにしたがってなされる論理回路の動作結果を得ることで論理回路の動作の検証がなされ、論理回路の動作試験がなされる。
したがってこの構成によれば、従来必要とされたi)レジスタ回路に保持された試験用のデータをメモリ回路に書き込む処理およびii)このようにしてメモリ回路に書き込まれた試験用のデータを読み出して論理回路に与える処理に代え、レジスタ回路に保持された試験用のデータを直接論理回路に与え、当該試験用のデータを用いた論理回路の動作試験を行う。
その結果、試験用のデータを論理回路に与える際の処理が簡略化されるため半導体集積回路装置の試験に要する時間を効果的に短縮できるとともに、メモリ回路を介さず試験用のデータをレジスタ回路から直接論理回路に与えるため、メモリ回路自体に障害が存在するような場合でも、論理回路の動作試験を適切に行うことが出来る。
本発明によれば半導体集積回路装置の動作試験を効率的に実施可能な構成を有する半導体集積回路装置およびその試験方法を提供することが可能になる。
従来の半導体集積回路装置の構成例を説明するためのブロック図である。 本発明の一実施例による半導体集積回路装置の構成を説明するためのブロック図(その1)である。 半導体集積回路装置の試験においてメモリセルアレイを使用して論理回路ブロックを試験する場合とメモリセルアレイをバイパスして論理回路ブロックを試験する場合とを比較して示す図である。 本発明の一実施例による半導体集積回路装置の構成を説明するためのブロック図(その2)である。 半導体集積回路装置の試験においてメモリセルアレイを使用して論理回路ブロックを試験する場合の試験タイムチャートを示す図である。 半導体集積回路装置の試験においてメモリセルアレイをバイパスして論理回路ブロックを試験する場合の試験タイムチャートを示す図である。
符号の説明
10 半導体集積回路装置
1 キャッシュメモリ
2 入力レジスタ
6 出力セレクタ
9 アドレスレジスタ
11 RAMコア
12 論理回路ブロック
13 リード/ライト制御回路
14 デコーダ
15 タイミング生成回路
16 メモリセルアレイ
17 レジスタブロック
以下に本発明の実施例について説明する。
図2は本発明の一実施例による半導体集積回路装置の構成を示すブロック図(その1)である。
図2に記載の各矢印の内容につき以下に説明する。
当該半導体集積回路装置の通常の運用時、「書き込みデータ」は論理回路ブロック12から入力レジスタ2を経由してリードライト制御部13に供給され、デコーダ14から供給されるメモリセルアレイ16のアドレスに書き込まれる。
その際のメモリセルアレイ16のアドレスは論理回路ブロック12から「アドレス」として供給され一旦アドレスレジスタ9に設定された後、デコーダ14を介してメモリセルアレイ16に供給される。
このようにメモリセルアレイ16に書き込まれたデータは、論理回路ブロック12から「アドレス」として供給され一旦アドレスレジスタ9に設定された後、デコーダ14を介して供給されるメモリセルアレイ16のアドレスから読み出され、リードライト制御部13を介し、出力セレクタ6を通過され「読み出しデータ」として論理回路ブロック12に供給される。
又出力セレクタ6およびタイミング生成部15は論理回路ブロック12から供給される「制御信号」によりその動作が制御される。
又タイミング生成部15は入力レジスタ2,アドレスレジスタ9およびリード/ライト制御部13にクロック信号を供給し、それらの動作タイミングを制御する。
他方半導体集積回路装置の動作試験時、「スキャン入力信号」が論理回路ブロック12から入力レジスタ2に供給されると、後述するスキャンシフト動作により入力レジスタ2内および引き続きアドレスレジスタ9内を順次シフトされた後、最終的に「スキャン出力信号」として論理回路ブロック12に供給される。
又このようにしてスキャンシフト動作により入力レジスタ2に設定されたテストデータは、その後リード/ライト制御部13およびメモリセルアレイ16を経由することなく、直接出力セレクタ6を通過され「読み出しデータ」として論理回路ブロック12に供給される。
図2の半導体集積回路装置10は、論理演算機能を提供する論理回路ブロック12および論理回路ブロック12が論理演算動作を行う際に適宜利用するキャッシュメモリ1とを備える。
また、キャッシュメモリ1はレジスタブロック17とRAMコア11とを備える。
RAMコア11は、メモリセルアレイ16,メモリセルアレイ16に対するデータの読み出し・書き込み動作を行うリード/ライト制御回路13,リード/ライト制御回路13、入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9の動作タイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成回路15、並びにアドレスレジスタ9から提供されるアドレスデータをデコードしてメモリセルアレイ16に与えることで、メモリセルアレイ16における該当するアドレスに対するデータの書き込み/読み出しを可能にするデコーダ14を含む。
また、レジスタブロック17は、論理回路ブロック12からの入力データを一旦保持するラッチ機能を提供する入力レジスタ2、および論理回路ブロック12から指示されるメモリアセルレイ16のアドレスを保持するアドレスレジスタ9を有する。またレジスタブロック17は更に、出力セレクタ6を有する。
このような構成を有する半導体集積回路装置10がシステムに組み込まれて運用される際、論理回路ブロック12は論理演算を行う際にキャッシュメモリ1を利用する。
その際、論理回路ブロック12は外部の記憶装置等からデータを得て一旦入力レジスタ2に保持した後、キャッシュメモリ1のリード/ライト制御回路13を介しメモリセルアレイ16にデータを書き込んでおく。その場合、論理回路ブロック12はデータを書き込むべきメモリセルアレイ16内のアドレスをアドレスレジスタ9に供給し、アドレスレジスタ9は供給されたアドレスを内部に保持しておく。そして、アドレスレジスタ9に保持されたアドレスが、入力レジスタに保持された書き込みデータとともに、タイミング生成回路15から供給されるタイミング信号のタイミングにしたがってRAMコア11に与えられる。その結果、アドレスレジスタ9から出力されデコーダ14でデコードされたメモリセルアレイ16のアドレスに対し、入力レジスタ2から供給されたデータがリードライト制御部13を介して書き込まれる。このような動作をライト動作と称する。
その後必要に応じ、メモリセルアレイ16に書き込まれたデータが読み出されて、論理回路ブロック12により適宜演算処理がなされる。
その際、読み出すべきデータが書き込まれたメモリセルアレイ16のアドレスが論理回路ブロック12からアドレスレジスタ9に供給され、供給されたアドレスをアドレスレジスタ9に保持する。アドレスレジスタ9に保持されたアドレスが、タイミング生成回路15から供給されるタイミング信号のタイミングにしたがって出力され、デコーダ14でデコードされてメモリセルアレイ16に与えられる。その結果、当該アドレスに該当するデータがリードライト制御部13を介してメモリセルアレイ16から読み出されて、出力セレクタ6を介して論理回路ブロック12に与えられる。このような動作をリード動作と称する。
出力セレクタ6は、論理回路ブロック12に対して供給するデータを、入力レジスタ2の保持データとするか、或いはメモリセルアレイ16からリード/ライト制御回路13を介して読み出されたデータとするかを選択するためのものである。
本発明の実施例による半導体集積回路装置10では、その試験の効率化のため、キャッシュメモリ1の入力レジスタ2に保持されたテストデータ(即ちテストベクタ或いはテストパターン以下同様)をメモリセルアレイ16に書き込むことなく、直接論理回路ブロック12に供給出来る。
すなわち本発明の実施例による半導体集積回路装置10は、そのデータ転送方法に特徴を有する。
図1に示した例では、入力レジスタ2に保持された保持データは本来一旦メモリセルアレイ16に書き込まれ、その後リード/ライト制御回路13によりメモリセルアレイ16から読み出されて、論理回路ブロック12に供給されていた。しかし、本発明の実施例によれば、出力セレクタ6の機能により、入力レジスタ2の保持データがリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を経由せず、出力セレクタ6を介して直接論理回路ブロック12に対して供給される。すなわち入力レジスタ2の保持データを、メモリセルアレイ16からデータを読み出す動作を経ることなく、メモリセルアレイ16からの読み出しデータとして直接論理回路ブロック12に供給する。
すなわち、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を経由してメモリセルアレイ16の読み出しデータとして論理回路ブロック12に供給されるデータが、出力セレクタ6の機能によりリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスして直接論理回路ブロック12に供給される。その結果、論理回路ブロック12では、実際には出力セレクタ6の機能により直接入力レジスタ2から出力されたデータを、キャッシュメモリ1の本来の動作手順にしたがってリード/ライト制御回路13を経由してメモリセルアレイ16から読み出された読み出しデータとして扱い、処理する。その結果、キャッシュメモリ1の本来の動作手順に対する論理回路ブロック12の動作試験を行うことが出来る。
したがって、本発明の実施例による半導体集積回路装置10では、論理回路ブロック12の動作を検証する試験を、出力セレクタ6の機能によりリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスして直接入力レジスタ2から出力されたデータにより実施することが可能となる。
その結果、任意のテストデータを論理回路ブロック12に設定して論理回路ブロック12の動作試験を行う場合、キャッシュメモリ1のRAMコア11内のリード/ライト制御回路13,メモリセルアレイ16およびデコーダ14を動作させることなく、直接入力レジスタ2から試験用のデータを論理回路ブロック12に設定して論理回路ブロック12の動作試験を行うことが可能となる。したがって論理回路ブロック12の動作試験を効率的に行うことが可能となる。
図3は、上記リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を使用する場合の試験方法(ステップS1―S6)と、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスする場合の試験方法(ステップS11−S14)の試験手順とを比較して示す図である。
なお、本発明の実施例による半導体集積回路装置10は、その論理回路ブロック12の動作試験を行う際、周知のスキャンテストを行うための構成を有する。
リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を使用する場合の試験方法(ステップS1−S6)では、周知のスキャンシフト動作により、入力レジスタ2に対し、メモリセルアレイ16に対する書き込みデータとして、論理回路ブロック12の動作試験用のテストデータを設定するとともに、論理回路ブロック12からアドレスレジスタ9に対し書き込みデータに対応するアドレスを設定する(ステップS1)。
次に、ライト動作を実施することにより、ステップS1にて入力レジスタ2に設定されたテストデータを、リード/ライト制御回路13を介し、ステップS1にてアドレスレジスタ9に設定されたメモリセルアレイ16のアドレスに対して書き込む(ステップS2)。
次に、ステップS1と同様のスキャンシフト動作により、入力レジスタ2に対してダミーデータを設定するとともに、アドレスレジスタ9に対し、上述の如くステップS2にてメモリセルアレイ16に書き込まれた上記書き込みデータに対応するアドレスを設定する(ステップS3)。
ここで、入力レジスタ2に対してダミーデータを設定する理由は以下の通りである。
スキャンシフト動作とは周知の如く、直列接続された複数のレジスタにデータを設定する際、最初のレジスタにデータが入力すると、順次データが押し出されてレジスタ内でシフトされながら順次各レジスタに転送される動作をいう。図2の回路構成の場合、スキャンシフト動作により設定されるべきデータ(図中、「スキャン入力信号」)はまず入力レジスタ2に入力し、入力レジスタ2内で直列接続された複数のレジスタに対し、入力したデータが順次押し出されて転送され入力レジスタ2から押し出されたデータが、今度はアドレスレジスタ9に入力する。
したがって、アドレスレジスタ9にアドレスを設定するには、設定すべきアドレスをまず入力レジスタ2に入力し、これを押し出してアドレスレジスタ9に転送するため、押し出し用のデータを入力レジスタ2に入力する必要がある。この押し出し用のデータが上記ダミーデータである。
次にリード動作を実施する。すなわち、ステップS3にてアドレスレジスタ9に設定されたアドレスがデコーダ14でデコードされてメモリセルアレイ16に与えられ、ステップS2のライト動作によりメモリセルアレイに書き込まれたテストデータがメモリセルアレイから読み出されて、論理回路ブロック12に与えられる(ステップS4)。
論理回路ブロック12では、このようにして与えられたテストデータにしたがった動作を行う(ステップS5)。ここで、動作結果は図示せぬ論理回路ブロック12の内部レジスタに保持される。
最後にスキャンシフト動作により、論理回路ブロック12の内部レジスタに保持された動作結果を取り出し、動作結果を期待値と比較することで、論理回路ブロック12の動作が正常になされたかどうかの検証を行う(ステップS6)。
他方、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスする場合の試験では、まずステップS1と同様にして、入力レジスタ2に対し、スキャンシフト動作により論理回路ブロック12の動作試験用のテストデータを設定する(ステップS11)。
次に、ステップS11にて入力レジスタ2に設定された論理回路ブロック12の動作試験用のテストデータを、出力セレクタ6を介し論理回路ブロック12に直接供給する(ステップS12)。
論理回路ブロック12では、出力セレクタ6から与えられたテストデータにしたがった動作を行う(ステップS13)。ここで、動作結果は図示せぬ論理回路ブロック12の内部レジスタに保持される。
最後にスキャンシフト動作により、論理回路ブロック12の内部レジスタに保持された動作結果を取り出し、動作結果を期待値と比較することで、論理回路ブロック12の動作が正常になされたかどうかの検証を行う(ステップS14)。
本発明の実施例ではこのような構成により、入力レジスタ2に一旦保持されたテストデータはメモリセルアレイ16を経由することなく、論理回路ブロック12に対し直接設定される。すなわち、ここではテストデータをメモリセルアレイ16に一旦書き込みその後読み出すという動作を省略することが可能である。その結果、半導体集積回路装置の試験の効率化が図れる。
また、例えばキャッシュメモリ1のRAMコア11の内部に故障が生じたような場合、論理回路ブロック12はRAMコア11経由でテストデータを受け取ることが出来ず、テストデータに応じた動作を行うことが出来ない。このような場合、論理回路ブロック12がテストデータに応じた動作を行わない要因が論理回路ブロック12自体にあるのか、或いはテストデータが論理回路ブロック12に至る経路上のキャッシュメモリ1内にあるのかを特定することが出来ない。
これに対し、出力セレクタ6を介して入力レジスタに保持されたデータを直接論理回路ブロックに供給して論理回路ブロック12の試験を行うことにより、半導体集積回路装置10中のキャッシュメモリ1のリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を除いた論理回路ブロック12等の機能を検証することが可能となる。したがって、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16がバイパスされた状態で論理回路ブロック12の試験を行った結果論理回路ブロック12が正常に動作し、テストデータのメモリセルアレイ16への書き込み・読み出し後に論理回路ブロック12の試験を行った結果論理回路ブロック12が正常に動作しなかった場合、その要因がキャッシュメモリ1の側にあると判断出来る。
このように、本発明の実施例による半導体集積回路装置10によれば、半導体集積回路装置10の論理回路ブロック12の動作試験を効率的に行えるとともに、半導体集積回路装置10が障害を有する場合、その障害が論理回路ブロック12の側にあるのか或いはキャッシュメモリ1の側にあるのかを特定することが可能になる。
以下、本発明の実施例による半導体集積回路装置10の更に詳細な説明を行う。
図4は、本発明の実施例による半導体集積回路装置10の構成を示すブロック図(その2)である。
図4図示の半導体集積回路装置10は、データを処理する論理回路ブロック12と、論理回路ブロック12の制御によってデータの記憶を行うキャッシュメモリ1とを有する。
また、論理回路ブロック12は複数の論理回路で構成されている。図4では、複数の論理回路をまとめて論理回路ブロック12−1として示している。また論理回路ブロック12には、キャッシュメモリ1からのデータを直接入力しそのデータを処理する機能を有する論理回路ブロック12−2が含まれる。また論理回路ブロック12―1は、キャッシュメモリ1の動作を制御して外部の記憶装置等から得られたデータをキャッシュメモリ1へ書き込み、あるいはデータをキャッシュメモリ1から読み出して論理回路ブロック12―2に供給し、或いは論理回路ブロック12―2の処理結果を外部に出力しキャッシュメモリ1に書き込む機能を有する。
半導体集積回路装置10の動作試験時は、図4に示されるごとくLSIテスタ20が論理回路ブロック12―1に直接接続される。そしてLSIテスタ20からテストデータが供給されると、論理回路ブロック12―1がこれをスキャンシフト動作により入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9に設定する。入力レジスタに設定されたテストデータをリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を経由させて論理回路ブロック12―2に供給するか、或いは入力レジスタから直接論理回路ブロック12―2に供給して論理回路ブロック12―2を動作させる。そして、論理回路ブロックの動作結果を図示せぬ内部レジスタに保持し、内部レジスタに保持された動作結果をスキャンシフト動作によりLSIテスタ20に供給する。
キャッシュメモリ1は、当該キャッシュメモリ1に対する書き込みデータを一時的に保持する機能を有するレジスタブロック17と、データの記憶及びライト動作/リード動作の制御を行うRAMコア11とを含む。
レジスタブロック17は、出力データを選択する出力セレクタ6と、書き込みデータを保持する入力レジスタ2と、データに対応するアドレスを保持するアドレスレジスタ9とを有する。
入力レジスタ2とアドレスレジスタ9とは、スキャンテストを可能にするためにチェイン状に接続されている。その結果、タイミング生成回路15からのタイミング信号のタイミングにより、論理回路ブロック12からのシリアルデータがスキャン入力信号によるスキャンシフト動作によって各レジスタ2,9に転送されて設定される。
RAMコア11は、アドレスレジスタ9からのアドレスデータからメモリセルアレイ16中のセルを選択する機能を有するデコーダ14、選択されたセルに対するデータの書込み或いは読み出しを行うリード/ライト制御回路13、メモリセルアレイ16に対するデータの書き込み或いは読み出しのタイミングを制御するタイミング信号を生成するタイミング生成回路(制御回路)15を有する。
また半導体集積回路装置10にはLSIテスタ20が接続され、LSIテスタ20の機能により半導体回路装置10に対しテストデータによる周知のバウンダリスキャン試験を行うことが可能な構成とされている。
また入力レジスタ2および出力セレクタ6は、図4に示されるごとく、複数ユニット設けられている。すなわち、同様の回路構成を有する入力レジスタ2および出力セレクタ6のユニット(a)が複数直列に接続されている。また同様にアドレスレスタ9も、同様の回路構成を有するアドレスレジスタ(b)が複数ユニット直列に接続された構成とされている。そしてこのように互いに直列に接続された複数の入力レジスタ2および出力セレクタ6のユニット(a)と、互いに直列に接続された複数のアドレスレジスタ9のユニット(b)との間が更に直列に接続されている。その結果、論理回路ブロック12からのスキャン入力信号(すなわち図4中、信号so(1))によって供給されるテストデータは、ユニット(a)の入力レジスタ2に、端子siから入力して端子soから出力され、次段のユニット(a)の入力レジスタ2に端子siから入力して端子soから出力される、という動作が順次繰り返される。このようにして、テストデータが複数の入力レジスタ2および出力セレクタ6のユニット(a)の入力レジスタ2間を順次転送される。
そして、順次転送されて最後のユニット(a)の入力レジスタ2に端子siから入力されて端子soから出力されたテストデータは、次に最初のアドレスレジスタのユニット(b)に端子siから入力する。その後、テストデータが当該アドレスレジスタの端子soから出力され、次のアドレスレジスタユニット(b)に端子siから入力されて端子soから出力される、という動作が順次繰り返される。このようにしてテストデータが複数のアドレスレジスタ9間を順次転送される。
このようにしてスキャンシフト動作が行われ、論理回路ブロック12から出力されたテストデータが全ての入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9に設定される。
また各入力レジスタ2は、テストデータが入出力される端子si、soとは別に、通常の運用時に論理回路ブロック12―1からデータが入力する端子diおよび、当該入力レジスタに保持されたデータをリード/ライト制御回路13または同じユニット(a)の出力セレクタ6に出力するための端子outを有する。
各入力レジスタ2に対する入力として、端子siからの入力を選択するか或いは端子diからの入力を選択するか、あるいは当該入力レジスタに保持されたデータをスキャンシフト動作により次の入力レジスタ2に供給するか否かは、図示の各フリップフロップの制御信号clk、aclk、bclkによって制御される。
すなわち、制御信号clkが活性化されると各入力レジスタ2の該当するフリップフロップは論理回路ブロック12−1から端子diに供給されるデータを通過させるため、当該データは端子outからリード/ライト制御部13に転送される。
他方制御信号aclkが活性化されると各入力レジスタ2の該当するフリップフロップは論理回路ブロック12−1から端子siに供給されるスキャン入力信号を通過させる。又制御信号bclkが活性化されると各入力レジスタの該当するフリップフロップが当該スキャン入力信号を更に通過させるため、当該信号は端子soから隣接する入力レジスタ2に転送される。
また各出力セレクタ6は、同じユニット(a)の入力レジスタ2からの出力データを入力する端子in_2およびメモリセルアレイ16からリード/ライト制御回路13を介して読み出されたデータを入力する端子in_1、並びにこれらのいずれかのデータを論理回路ブロック12―2に供給する端子doを有する。
各出力セレクタ6は論理回路ブロック12―1からの制御信号sel(3)により制御され、同じユニット(a)の入力レジスタ2からの出力データ或いはメモリセルアレイ16からリード/ライト制御回路13を介して読み出されたデータのいずれかを選択し、論理回路ブロック12―2に供給する。具体的には各出力セレクタ6に設けられた図示のNANDゲートのそれぞれが、端子sel_1,sel_2から入力する制御信号sel(3)およびその反転信号により互いに逆方向に開閉制御されることで上記選択が実施される。
その結果、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を使用する場合(すなわち出力セレクタ6がメモリセルアレイ16からリード/ライト制御回路13を介して読み出されたデータの方を選択する状態とされた場合)には、スキャンシフト動作により各入力レジスタ2に設定されたテストデータは、一旦リード/ライト制御回路13によりメモリセルアレイ16に書き込まれ、その後メモリセルアレイから読み出されて同じユニット(a)の出力セレクタ6を経由して論理回路ブロック12―2に供給される。一方、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスする場合(すなわち出力セレクタ6が同じユニットの入力レジスタ2の出力データの方を選択する状態とされた場合)には、スキャンシフト動作により各入力レジスタ2に設定されたテストデータは、リード/ライト制御回路13によりメモリセルアレイ16に書き込まれることなく、同じユニット(a)の出力セレクタ6を経由して直接論理回路ブロック12―2に供給される。
また、各アドレスレジスタ9のユニット(b)は、テストデータが入出力される端子si,soとは別に、通常の運用時に論理回路ブロック12からアドレスデータが入力される端子diおよび、当該アドレスレジスタ2のユニット(b)に保持されたアドレスデータがデコーダ14に出力されるための端子outを有する。
各アドレスレジスタ9のユニット(b)に対する入力として端子siからの入力を選択するか或いは端子diからの入力を選択するか、あるいは当該アドレスレジスタ9のユニット(b)に保持されたデータをスキャンシフト動作により次のアドレスレジスタ9のユニット(b)に供給するか否かは、図示の各フリップフロップの制御信号clk、aclk、bclkによって制御される。
この半導体回路装置10の動作を検証する試験として、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を介した論理回路ブロック12の試験方法(図5とともに後述)と、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスした論理回路ブロック12の試験方法(図6とともに後述)とが可能である。
図4および図5とともに、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を介した論理回路ブロック12の試験方法について説明する。図5におけるステップ名S1〜S6は、それぞれ図3のステップS1〜S6の動作に対応する動作を示す。
LSIテスタ20には、予め半導体集積回路装置10を試験するためのテストデータをロードしておく。そして、メモリセルアレイ16から読み出されたデータが論理回路ブロック12に出力されるように、出力セレクタ6を設定(すなわち信号sel(3)のレベルをローに設定)する。そのために、LSIテスタ20は制御信号CTRL(20)によって、半導体集積回路装置10の論理回路ブロック12―1を制御する。
続いて、その状態で書き込み用のスキャンシフト動作(図5中、ステップS1)を行う。
書き込み用のスキャンシフト動作では、LSIテスタ20からの出力信号TDO(21)と制御信号CTRL(20)とにより論理回路ブロック12―1が制御され、論理回路ブロック12−2をテストするための連続した書き込み用のテストデータがキャッシュメモリ1に対して出力される。
すなわち、論理回路ブロック12―1が制御信号ctrl(12)をタイミング生成回路15に送信してタイミング生成回路を制御すると、タイミング生成回路15から制御信号r_ctrl(11)が出力され、制御信号r_ctrl(11)により各入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9の動作が制御される。この制御信号r_ctrl(11)は、上記制御信号clk,aclk、bclkを含む。
ここでは、書き込み用のテストデータがスキャン入力信号so(1)として入力レジスタ2へ転送され、スキャンシフト動作により当該書き込み用のテストデータが各入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9に設定される。この書き込み用のテストデータは信号r_spath(7)によりアドレスレジスタ9に転送され、さらに、信号si(6)により論理回路ブロック12−1にスキャン出力信号として転送される。
書き込み用のテストデータのスキャンシフト動作によるレジスタ設定(図5中、ステップS1)が完了した後、ライト動作(図5中、ステップS2)を行う。
このライト動作では、LSIテスタ20からの制御信号CTRL(20)により半導体集積回路装置10の論理回路ブロック12―1が制御され、キャッシュメモリ1のタイミング生成回路15が制御信号ctrl(12)により制御されると、タイミング生成回路15から制御信号r_ctrl(11)が出力され、これにより各入力レジスタ2およびアドレスレジスタ9の動作が制御される。この制御信号r_ctrl(11)は上記制御信号clk,aclk、bclkを含む。
ここで、キャッシュメモリ1は論理回路ブロック12―1に制御され、タイミング生成回路15がライト動作のためのタイミング信号を生成する。そしてタイミング生成回路の制御信号rwctrl(15)によってデコーダ14が制御され、アドレスレジスタ9に保持された、書き込み用のテストデータに含まれるアドレスデータr_ad(10)がデコードされる。そして、リード/ライト制御回路13によって入力レジスタ2に設定されたテストデータが、デコーダ14によるデコードの結果選択されるメモリセルアレイ16のセルに対して書き込まれる。
そして、ライト動作(図5中、ステップS2)の完了後、ステップS1における書き込み用のテストデータのスキャンシフト動作と同様に、読み出し用のテストデータのスキャンシフト動作(図5中、ステップS3)が行われる。
その後、キャッシュメモリ1に対するリード動作(図5中、ステップS4)が行われる。リード動作では、ライト動作(ステップS2)と同様、スキャンシフト動作(ステップS3)により読み出し用のテストデータとしてアドレスレジスタ9に設定されたアドレスデータがデコーダ14でデコードされ、それによりライト動作でデータが書き込まれたメモリセルアレイ16のセルが指定されることで、当該セルからデータが読み出される。
その結果、論理回路ブロック12−2に対し、メモリセルアレイ16にステップS2にて書き込まれたテストデータが転送され、これを受けて論理回路ブロック12―2が動作することにより、論理回路ブロック12−2の動作試験が行われる(図5中、ステップS5)。
最後に、書き込み用のスキャンシフト動作(ステップS1)と同様のスキャンシフト動作を行うことにより、論理回路ブロック12―2の動作結果であって論理回路ブロック12―1の内部レジスタに保持されたデータが信号TDI(22)として読み出され、LSIテスタ20に転送される(図5中、ステップS6)。LSIテスタ20では、転送されたデータを期待値と比較することで、論理回路ブロック12に対する検証が行われる。
ここで、論理回路ブロック12−2の機能を複数のテストデータについて検証する場合、まず、キャッシュメモリ1内のリード/ライト制御回路13からの出力を論理回路ブロック12−2に出力するように出力セレクタ6を設定する。図4の回路では上記信号sel(3)のレベルをローの状態にする。
そして、論理回路ブロック12―1が制御され書き込み用のスキャンシフト動作がなされ、次の書き込み用のテストデータが半導体集積回路装置10の各レジスタ2,9に設定さる(ステップS1)。更に論理回路ブロック12―1が制御され、キャッシュメモリ1へのテストデータのライト動作が行われる(ステップS2)。
その後、読み出し用のスキャンシフト動作で読み出し用のテストデータが各レジスタ2,9に設定され(ステップS3)、キャッシュメモリ1のリード動作が行われる(ステップS4)。
このリード動作により論理回路ブロック12−2にテストデータが転送され、論理回路ブロック12―2はテストデータに応じた処理を実行する(ステップS5)。
最後に論理回路ブロックによる処理結果がスキャンシフト動作によって論理回路ブロック12―1の内部レジスタから読み出されて、LSIテスタ20に転送され(ステップS6)、LSIテスタ20で、転送されたデータと期待値とを比較して、論理回路ブロックの検証が行われる。このとき、同時に次の書き込み用のテストデータの設定(ステップS1)がなされる。
これらの処理(書き込み用および試験結果転送用のスキャンシフト動作S1/S6、ライト動作S2、読み出し用のスキャンシフト動作S3、リード動作および試験動作S4/S5)を、複数回繰り返すことで、複数のテストデータについての論理回路ブロック12の動作検証が実現される。
次に、図4,図6とともに、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスした論理回路ブロック12の試験方法について説明する。図6におけるステップ名S11〜S14は、それぞれ図3のステップS11〜S14の動作に対応する動作を示す。
この場合もLSIテスタ20には、予め半導体集積回路装置10を試験するためのテストデータがロードされている。
そして、テストデータがリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスして供給されるように出力セレクタ6が設定される。すなわち、論理回路ブロック12―1が出力する信号sel(3)のレベルがローとなるように、制御信号CTRL(20)で論理回路ブロック12―1が制御される。
その状態でテストデータがスキャンシフト動作によって入力レジスタ2に設定される(図6中、ステップS11)。ここでは論理回路ブロック12―1からの信号so(1)によって供給されるテストデータが、スキャンシフト動作によってキャッシュメモリ1内の各入力レジスタ2に転送されて保持される。そして、各入力レジスタ2が出力したテストデータが、出力セレクタ6を介して論理回路ブロック12−2へと転送される(図6中、ステップS12)。なおこの動作は、入力レジスタ2の保持データの、出力セレクタ6を介した論理回路ブロック12―2へのライト動作と見ることが出来る。論理回路ブロック12―2がこのテストデータを受けてこれに応じた動作を行うことで、論理回路ブロックの動作が検証される(ステップS13)。その動作結果は、論理回路ブロック12―2から出力されて論理回路ブロック12―1の内部レジスタに保持される。
最後に、その動作結果を論理回路ブロック12―1の内部レジスタから読み出しめ、次のテストデータを入力レジスタ2に設定するためのスキャンシフト動作を行う(図6中、ステップS14/S11)。このようにして次のテストデータの設定と試験結果の読み出しとを同時に行う。
論理回路ブロック12―1の内部レジスタから読み出された動作結果は、LSIテスタ20に信号TDI(22)として転送され、LSIテスタ20で転送されたデータと期待値とを比較して検証が行われる。
そして論理回路ブロック12−2の機能を、複数のパターンについて検証する場合、次のテストデータ設定用および論理回路ブロック動作結果読み出し用のスキャンシフト動作S11/S14並びに試験動作およびテストデータの論理回路ブロック12―2に対するライト動作S12/S13を複数回繰り返せばよい。
また上述の動作に限られず、論理回路ブロック12−2の試験用のテストデータをリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスして直接論理回路ブロック12−2に供給する際、同時に同じテストデータをリード/ライト制御回路13を介してメモリセルアレイ16に書き込むような制御を行うことも可能である。
この場合、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスされて直接論理回路ブロック12−2に供給されたテストデータにより論理回路ブロック12−2が動作を行うことで論理回路ブロック12−2の動作試験がなされた後、上記の如くリード/ライト制御回路13を介してメモリセルアレイ16に書き込まれた同じテストデータがリード/ライト制御回路13を介してメモリセルアレイ16から読み出されて論理回路ブロック12−2に供給される。そしてこのようにしてリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を経由して論理回路ブロック12−2に供給されたテストデータにより論理回路ブロック12−2が動作を行うことで再び論理回路ブロック12−2の動作試験がなされる。
このような構成を行うことにより、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16をバイパスすることによりキャッシュメモリ1の書き込み動作および読み出し動作と無関係に論理回路ブロック12−2の動作検証を行うこと、並びにリード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を使用することによりキャッシュメモリ1の書き込み動作および読み出し動作を含めて論理回路ブロック12−2の動作検証を行うことの両方を、短時間に実施することが可能となる。その結果試験時間の短縮が可能となる。
また、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を介する場合およびこれらをバイパスする場合の両方の場合から得られた試験結果を比較することにより、リード/ライト制御回路13およびメモリセルアレイ16を介した場合にのみで不良現象が発生した場合には、その不良要因がキャッシュメモリ1のライト動作またはリード動作に係る部分にあると判断できる。
なお上記スキャンテストはJTAG(Joint Test Action Group)が提案した標準的なテスト容易化設計手法であり、1990年にIEEE1149.1としてテスト容易化手法として標準化されている。当初プリント基板などのボードのテスト用に提案されたものだが,ボードのみならず大規模化するLSIテストにも用いられている。

Claims (7)

  1. 論理回路と、
    前記論理回路によってデータが書き込まれ或いは読み出されるメモリ回路と、
    前記論理回路が前記メモリ回路内のメモリセルアレイにデータを書き込む際に当該データを保持する前記メモリ回路内の入力レジスタ回路と、
    前記入力レジスタ回路からの出力と、前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイからの出力とのうちのいずれかを選択して論理回路に出力するセレクタ回路とを備える半導体集積回路装置であって、
    前記セレクタ回路で前記入力レジスタ回路からの出力を選択して前記論理回路に出力することで前記論理回路の動作試験を行い、
    更に前記セレクタ回路で前記メモリセルアレイからの出力を選択し、前記入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイに書き込み、当該動作試験用のデータを用いて前記論理回路の動作試験を行う構成とされてなる半導体集積回路装置。
  2. 前記動作試験用のデータは、スキャンシフト動作により前記入力レジスタ回路に設定される請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 論理回路と、
    前記論理回路によってデータが書き込まれ或いは読み出されるメモリ回路と、
    前記論理回路が前記メモリ回路内のメモリセルアレイにデータを書き込む際に当該データを保持する前記メモリ回路内の入力レジスタ回路と、
    前記入力レジスタ回路からの出力と、前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイからの出力とのうちのいずれかを選択して論理回路に出力するセレクタ回路とを備える半導体集積回路装置であって、
    前記セレクタ回路で前記入力レジスタ回路からの出力を選択して前記論理回路に出力することで前記論理回路の動作試験を行い、
    更に前記セレクタ回路で前記入力レジスタからの出力を選択し、前記入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイに書き込み、当該動作試験用のデータを用いて前記論理回路の動作試験と前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイへの書き込みを並行して行う構成とされてなる半導体集積回路装置。
  4. 前記メモリ回路は、キャッシュメモリを構成するメモリ回路とされてなる請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  5. 論理回路と、前記論理回路によってデータが書き込まれ或いは読み出されるメモリ回路と、前記論理回路が前記メモリ回路内のメモリセルアレイにデータを書き込む際に当該データを保持する入力レジスタ回路と、前記入力レジスタ回路からの出力と、前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイからの出力とのうちのいずれかを選択して論理回路に出力するセレクタ回路とを備える半導体集積回路装置の試験方法であって、
    動作試験用のデータを前記入力レジスタ回路に保持させるデータ保持段階と、
    データ保持段階で前記入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを、前記セレクタ回路で選択して前記論理回路に入力するデータ入力段階と、
    前期データ入力段階で入力された動作試験用のデータを用いて、前記論理回路の動作試験を行う試験段階と
    データ保持段階で前記入力レジスタ回路に保持された動作試験用のデータを前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイに書き込む書き込み段階と、
    書き込み段階で前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイに書き込まれた動作試験用のデータを前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイから読み出す読み出し段階と、
    読み出し段階で前記メモリ回路内の前記メモリセルアレイから読み出された動作試験用のデータを前記セレクタ回路で選択して前記論理回路の動作試験を行う第二の試験段階とを有する半導体集積回路装置の試験方法。
  6. 前記動作試験用のデータは、スキャンシフト動作により前記入力レジスタ回路に設定される構成とされてなる請求項に記載の半導体集積回路装置の試験方法。
  7. 前記メモリ回路はキャッシュメモリを構成するメモリ回路とされてなる請求項に記載の半導体集積回路装置の試験方法。
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