JP3851420B2 - ブーツバンド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばゴムブ−ツやゴムホ−スなどの円筒体を相手部材に固定するのに用いるブーツバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、両端が解放した帯状のボディをリング状に丸めてホース等の被締結部材に取付けるバンドが知られている。この種のバンドにおいて、例えば実開平6−43482号公報などに記載されているように、バンドの一方の重なり部分に外れ止め機能を有する案内兼支持フックを設けるとともに、他方の重なり部分に上記案内兼支持フックに係合する孔を形成し、さらに、これらの重なり部分に外れ止め機能をもたない第2のフックとこのフックに係合する孔を形成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のバンドは、例えば車両のゴムブーツ装着部に取付けた場合に、車両の走行中に路面からの石跳ねなどによってフックと孔が変形したり破損した場合、特に、案内兼支持フックが破壊した場合に、残りのフックと孔ではバンド張力に耐え切れなかったり、あるいはフックが孔から外れるなどして、バンド張力を保持できないことがあった。
従って本発明の目的は、一組の孔とフックが係合できなくなっても、バンド張力を保持できるようなブーツバンドを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を果たすための本発明は、請求項1に記載したように構成され、互いに同等の形状と機能を有する第1の孔と第1の案内兼支持フックおよび第2の孔と第2の案内兼支持フックを備えるが、いずれか一方の孔とフックの組合わせのみでもバンド張力を保持できる強度と外れ止め機能を有している。
【0005】
この発明においては、第1の工具引掛け凸部を第1の孔と第2の孔との間に設けることにより、外側重なり部分と内側重なり部分とを重ねた状態において、第1の案内兼支持フックと第2の案内兼支持フックとの間の距離を大きくとり、かつ、これらフック間に第1の工具引掛け凸部が存在するようにするとよい。
【0006】
また、第1の孔と第1の案内兼支持フックが優先的にバンド張力を保持する構成であれば、第1の孔と第1の案内兼支持フックとの係合機能が喪失した場合に、第2の孔と第2の案内兼支持フックによってバンド張力が保持される。
【0008】
また請求項2に記載したように孔の係止縁部にコイニング加工によるテーパ面を形成することにより、案内兼支持フックが係止縁部に係合する際の案内機能を高めることができる。
【0009】
請求項3に記載したように、ボディの長手方向に沿う第2の孔にガイド凸部を嵌合させれば、外側重なり部分と内側重なり部分との幅方向の変位を規制することができる。
【0010】
請求項4および請求項5に記載したように、孔の係止縁部に形成されたテーパ面の傾斜角度θ1 を、案内兼支持フックの前面壁の傾斜角度θ2 よりも大きくすれば、係止縁部に対するフックの接触箇所をフックの根元付近までさらに近付けることができ、バンド張力に対するフックの強度を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第1の実施形態について、図1から図7を参照して説明する。図1に示すブーツバンド10は、帯状の金属(例えばステンレス鋼)製のボディ11を有している。ボディ11の長手方向の両端は、解放した第一端13と第二端14となっている。
【0012】
図3に示すようにボディ11は、第二端14が内側に位置するように被締結部材20にリング状に巻かれる。リング状に丸めたボディ11は、外側重なり部分21と、内側重なり部分22と、これら両部分21,22の間に位置する長手方向中間部分23(重なり合わない部分)とを有している。このボディ11は、予めある程度リング状に成形されているとよい。
【0013】
外側重なり部分21の第一端13に近い位置に、第1の孔30が形成されている。この孔30は、第一端13寄りに係止縁部31を有している。
さらにこの外側重なり部分21には、第1の孔30よりも第一端13から遠い位置に、第2の孔35が形成されている。この孔35はボディ11の長手方向に延びる細長い形状(長孔)であり、後述する第2の案内兼支持フック55とガイド用凸部70が入り込める大きさとしている。この第2の孔35も、第一端13寄りに係止縁部36を有している。
【0014】
第1の孔30と第2の孔35の各々の係止縁部31,36は、図2に一方の係止縁部36を代表して示すように、ボディ11を真上から見た状態(平面視)において弧状に成形されている。だだしこれらの係止縁部31,36はボディ11の板幅方向に沿うほぼ直線状であってもよい。係止縁部31,36には、コイニング加工(coining )によって孔30,35の縁に向って肉厚が漸減するようなテーパ面40,41が形成されている。
【0015】
上記コイニング加工は、図示しないコイニング用の金型とこの金型に対向するパンチとの間で係止縁部31,36を厚み方向に打圧することにより、テーパ面40,41の表面を平滑化するとともに、所望のテーパ形状とする加工である。なお、第1の孔30と第2の孔35のうち一方に上記コイニング加工が施されていてもよい。
【0016】
内側重なり部分22に、第1の案内兼支持フック50(この明細書では第1のフックとも言う)が設けられている。この第1のフック50は、内側重なり部分22の外側に膨出するようにプレス加工によって成形されており、しかも第1の孔30に入り込める大きさとしている。第1のフック50は、第1の孔30の係止縁部31に係合可能な前面壁51と、この前面壁51の後ろ側に連なる断面ア−チ状の膨出部分52とを備えている。前面壁51は、第一端13の方向に突き出るようにオーバーハングした形状に立ち上がっている。フック50の高さはボディ11の板厚分よりも大きい。
【0017】
従って、後述する工具85を用いてバンド10を引締める際に、第1の孔30の係止縁部31に前面壁51を引掛けてから、工具85による引締めを弛めたとき、バンド10が広がる方向に弾性的に戻ろうとすると、係止縁部31が前面壁51を滑りながら、係止縁部31をフック50の根元付近まで引き寄せるようになる。つまりこの第1のフック50の前面壁51は、外側重なり部分21を内側重なり部分22に引き寄せる案内機能と、第1の孔30に対する外れ止め機能を発揮する。しかもこのフック50は、1つでバンド張力に十分耐える強度を有している。
【0018】
内側重なり部分22に第2の案内兼支持フック55(この明細書では第2のフックとも言う)が設けられている。この第2のフック55は、第1のフック50よりも第一端13から遠い位置(第二端14に近い位置)に設けられている。第2のフック55と第1のフック50は互いに実質的に同一形状である。
【0019】
すなわち第2のフック55も内側重なり部分22の外側に膨出するようにプレス加工によって成形されており、しかも第2の孔35に入り込める大きさとしている。この第2のフック55は、第2の孔35の係止縁部36に係合可能な前面壁56と、この前面壁56の後ろ側に連なる断面ア−チ状の膨出部分57とを備えている。前面壁56は、第一端13の方向に突き出るようにオーバーハングした形状に立ち上がっている。フック55の高さはボディ11の板厚分よりも大きい。
【0020】
従ってこの第2のフック55も、第1のフック50と同様に、工具85によってバンド10を引締める際に、第2の孔35の係止縁部36に前面壁56を引掛けてから、工具85による引締めを弛めたとき、バンド10が広がる方向に弾性的に戻ろうとすると、係止縁部36が前面壁56を滑りながら、係止縁部36をフック55の根元付近まで引き寄せるようになる。つまりこの第2のフック55の前面壁56も、外側重なり部分21を内側重なり部分22に引き寄せる案内機能と、第2の孔35に対する外れ止め機能を発揮する。しかもこのフック55は1つでバンド張力に十分耐える強度を有している。
【0021】
上述した第1の孔30と第1のフック50の組合わせおよび第2の孔35と第2のフック55の組合わせは、図4に一方の孔30とフック50を代表して示すように、係止縁部31の垂直方向の線分Mに対する傾斜角度をθ1 とした場合、この傾斜角度θ1 を、フック50の前面壁51の垂直方向の線分Mに対する傾斜角度θ2 よりも大きくしている。第2の孔35と第2のフック55との角度関係も同様である。
【0022】
外側重なり部分21に第1の工具引掛け凸部60が設けられている。この工具引掛け凸部60は第一端13の近傍に位置している。第1の工具引掛け凸部60は、第2の孔35の方向を向いている第1の立上がり壁61を備えている。この工具引掛け凸部60は第1の孔30と第2の孔35との間に設けているため、外側重なり部分21と内側重なり部分22とを互いに重ねて各孔30,35にフック50,55を係合させたときに、工具引掛け凸部60が第1の案内兼支持フック50と第2の案内兼支持フック55との間に位置することになる。
【0023】
ボディ11の長手方向中間部分23に第2の工具引掛け凸部65が設けられている。この工具引掛け凸部65は、第1の工具引掛け凸部60の立上がり壁61と対をなす第2の立上がり壁66を備えている。これらの工具引掛け凸部60,65は、プレス加工等によってボディ11の外面側に突出するように成形されている。
【0024】
第2のフック55と第二端14との間にガイド用凸部70が設けられている。ガイド用凸部70は、ボディ11の一部を外側に向けてプレス加工によって切り起こしたものである。ガイド用凸部70は、ボディ11の長手方向に延びる第2の孔35に挿入され、第2の孔35内においてボディ11の長手方向に移動できるが、幅方向の移動が規制されることにより、ボディ11を引締める際に外側重なり部分21が内側重なり部分22に対して幅方向に変位することが抑制されるようになっている。
【0025】
この実施形態では、図9に示すように第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50の前面壁51とが互いに当接した係合状態において、第2のフック55の前面壁56と第2の孔35の係止縁部36は離れて非係合状態となっている。すなわち、第1の孔30と第1のフック50が優先的にバンド張力を保持する機能を分担し、第2の孔35と第2のフック55は補助的にバンド張力を保持する機能を分担するようにしている。
【0026】
次に、上記ブーツバンド10の作用について説明する。
図3に示されるように本実施例のブーツバンド10は、被締結部材20の一例としてのブ−ツ80とパイプ81との接続部を固定するのに使用される。ブ−ツ80は例えばゴム製であり、パイプ81は金属製である。但し、ブ−ツ80あるいはパイプ81が合成樹脂製であってもよい。
【0027】
図3に示されるように、ブーツバンド10がブ−ツ80とパイプ81との嵌合部の外側に巻かれる。そののち図5に示すように工具85の一対の先端部86,87を工具引掛け凸部60,65に係止し、工具85によって、工具引掛け凸部60,65を互いに近付ける方向に引き寄せる。この時、ガイド用凸部70が第2の孔35に入る。
【0028】
工具85によってボディ11が所定量締付けられた時、図6に示されるように孔30の係止縁部31が第1の案内兼支持フック50の前面壁51の前側に位置するため、係止縁部31がフック50に係合できる状態となる。この状態で、工具85による引締めを弛めると、孔30の係止縁部31のテーパ面40がフック50の前面壁51を滑りながらフック50の根元に向って案内される。このため外側重なり部分21が内側重なり部分22に引き寄せられ、最終的に図7に示すように両者が重なり、しかも係止縁部31に対するフック50の外れ止めがなされる。
【0029】
なお、図8に示すように孔30の係止縁部31に上記テーパ面が設けられていない場合は、フック50の先端面に係止縁部31が引っ掛かったまま止まってしまい、係止縁部31がフック50の根元付近まで移動できず、十分な係合状態を実現できないことがある。
【0030】
図9に示す実施形態のように、第1のフック50の前面壁51と第1の孔30の係止縁部31とが互いに当接し、第2のフック55の前面壁56と第2の孔35の係止縁部36が離れている場合には、石跳ね等によって第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50との係合が外れても、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55とが係合し、第2のフック55によってバンド張力が保持される。
【0031】
図10に示すブーツバンド10は、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55の前面壁56とが互いに当接した状態において、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50の前面壁51とが少し離れている。つまり、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55が優先的にバンド張力を保持する機能を分担し、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50は補助的にバンド張力を保持する機能を分担するようにしている。この場合、石跳ね等によって第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55との係合が外れても、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50とが係合し、第1のフック50によってバンド張力が保持される。
【0032】
図11に示すブーツバンド10は、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50の前面壁51とが互いに当接し、しかも第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55の前面壁56も当接している。
【0033】
上記各実施形態のバンド10は、孔30,35の係止縁部31,36にコイニング加工によるテーパ面40,41を形成しているが、この発明は図12ないし図14に示す実施形態のように係止縁部31,36にコイニング加工を施さなくても所期の目的は達成できる。
【0034】
図12に示す実施形態では、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50の前面壁51が当接し、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55の前面壁56は当接していない。
【0035】
図13に示すブーツバンド10は、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55の前面壁56が当接し、第1のフック50の前面壁51と第1の孔30の係止縁部31は当接していない。
【0036】
図14に示すブーツバンド10は、第1の孔30の係止縁部31と第1のフック50の前面壁51が当接し、かつ、第2の孔35の係止縁部36と第2のフック55の前面壁56も当接している。
【0037】
なお、この発明を実施するに当たって、この発明を構成する孔30,35や案内兼支持フック50,55、工具引掛け凸部60,65の形状等をはじめとして各構成要素をそれぞれ適宜に変形して実施できることは言うまでもない。また、孔と案内兼支持フックとの組合わせを3組以上設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】
請求項1に記載した本発明によれば、例えば車両走行中に路面からの石跳ね等によって一方のフックと孔が係合できなくなっても、他方のフックと孔によってバンド張力を保持できる。
【0039】
請求項1に記載したように、第1の孔と第2の孔との間に第1の工具引掛け凸部を設けることによって、第1のフックと第2のフックとの間の距離を大きくとるとともに、第1のフックと第2のフックとの間に第1の工具引掛け凸部を配置できる構成であれば、石跳ね等によって第1のフックと第2のフックが同時に破壊されてしまう可能性を回避できる。
【0040】
請求項1に記載したように第1の孔と第1のフックを優先的に係合させる構成により、第1の孔と第1のフックが係合できなくなったとき、第2の孔と第2のフックが係合することにより、バンド張力が保持される。
【0041】
請求項2に記載した発明のように、孔の係止縁部にコイニング加工によるテーパ面を形成した場合、工具によってボディを引締める工程の際に、テーパ面によって孔の係止縁部とフックとが互いに確実に係合する方向に案内される。また、このようなテーパ面を設けておけば、一方の孔とフックとの係合が外れて他方の孔とフックとの係合に移行する際に、上記テーパ面によって孔とフックとの係合が案内され両者が確実に係合する。そして上記テーパ面はコイニング加工によって表面が好ましい状態に平滑化され、しかも鍛圧による組織の緻密化および加工硬化等によって係止縁部付近の強度が高まる。
【0042】
請求項3に記載したように第2の孔にガイド用凸部を挿入する構成であれば、ボディを引締める工程においてボディが幅方向に変位することを抑制でき、しかも第2の孔がガイド用の孔を兼用するので、孔の数が少なくてすみ、ボディの強度上有利であるし、孔加工に要する手間と設備も少なくてすむ。
【0043】
請求項4および請求項5に記載した発明によれば、請求項1の構成による効果に加えて、孔の係止縁部とフックとがフックの付け根付近において確実に係合するため、バンド張力によるフックの曲げモーメントが小さくなり、フックの強度がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すブーツバンドの断面図。
【図2】 図1に示されたブーツバンドの一部の斜視図。
【図3】 図1に示されたブーツバンドを締結相手部材に取付けた状態の断面図。
【図4】 図1に示されたブーツバンドの孔とフックを示す断面図。
【図5】 上記ブーツバンドを工具によって引締める前の状態を示すブーツバンドの一部の断面図。
【図6】 上記ブーツバンドを工具によって引締めた状態を示すブーツバンドの一部の断面図。
【図7】 上記ブーツバンドの孔の係止縁部とフックが係合した状態を示すブーツバンドの一部の断面図。
【図8】 コイニング加工されていないブーツバンドの孔の係止縁部とフックの係合状態を示すブーツバンドの一部の断面図。
【図9】 コイニング加工されたブーツバンドの一実施形態の一部を拡大して示す断面図。
【図10】 コイニング加工されたブーツバンドの変形例を示す断面図。
【図11】 コイニング加工されたブーツバンドのさらに別の変形例を示す断面図。
【図12】 コイニング加工されていないブーツバンドの実施形態を示す断面図。
【図13】 コイニング加工されていないブーツバンドの実施形態の変形例を示す断面図。
【図14】 コイニング加工されていないブーツバンドの実施形態のさらに別の変形例を示す断面図。
【符号の説明】
10…ブーツバンド
11…ボディ
13…第一端
14…第二端
21…外側重なり部分
22…内側重なり部分
30…第1の孔
31…係止縁部
35…第2の孔
36…係止縁部
50…第1の案内兼支持フック
51…前面壁
55…第2の案内兼支持フック
56…前面壁
60…第1の工具引掛け凸部
65…第2の工具引掛け凸部
70…ガイド用凸部
Claims (5)
- 両端が解放した金属製の帯状のボディをリング状に丸めかつ第一端が外側に位置し第二端が内側に位置するように重ねた状態で使用されるブーツバンドにおいて、
上記ボディの外側重なり部分に形成されかつ上記第一端寄りに係止縁部を有する第1の孔と、
上記外側重なり部分の上記第1の孔よりも第一端から遠い位置に形成されかつ上記第一端寄りに係止縁部を有する第2の孔と、
上記ボディの内側重なり部分に外側を向けて突設されかつ上記第一端の方向に突き出るオーバーハングした形状の前面壁を有していて上記第1の孔の係止縁部に接した状態においてバンドが広がる方向に動くときに外側重なり部分を内側重なり部分に引き寄せる方向に案内する機能を有するとともに上記第1の孔の係止縁部に対する外れ止め機能を有しかつバンド張力に耐える強度を有する第1の案内兼支持フックと、
上記ボディの内側重なり部分に上記第1の案内兼支持フックから離れた位置に外側を向けて突設されかつ上記第一端の方向に突き出るオーバーハングした形状の前面壁を有していて上記第2の孔の係止縁部に接した状態においてバンドが広がる方向に動くときに外側重なり部分を内側重なり部分に引き寄せる方向に案内する機能を有するとともに上記第2の孔の係止縁部に対する外れ止め機能を有しかつバンド張力に耐える強度を有する第2の案内兼支持フックと、
上記ボディの外側重なり部分の上記第1の孔と第2の孔との間に設けられかつ外方に突出する第1の工具引掛け凸部と、
上記ボディの長手方向中間部分に設けられかつ外方に突出する第2の工具引掛け凸部とを具備し、
上記第1の孔の係止縁部と第1の案内兼支持フックの前面壁とが互いに当接した状態において、上記第2の孔の係止縁部と第2の案内兼支持フックの前面壁とが当接しないように上記各フックが設けられていることを特徴とするブーツバンド。 - 上記第1の孔または第2の孔の少なくとも一方の係止縁部をコイニング加工することにより、孔の縁に向って厚みが漸減するテーパ面を形成したことを特徴とする請求項1記載のブーツバンド。
- 上記第2の孔がボディの長手方向に延びる長孔であり、この第2の孔にボディの内側重なり部分に設けた外向きのガイド用凸部が第2の孔の長手方向に移動可能に挿入されることを特徴とする請求項1記載のブーツバンド。
- 上記第1の孔の係止縁部のテーパ面の垂直方向の線分に対する傾斜角度θ1 を上記第1の案内兼支持フックの前面壁の垂直方向の線分に対する傾斜角度θ2 よりも大きくしたことを特徴とする請求項2記載のブーツバンド。
- 上記第2の孔の係止縁部のテーパ面の垂直方向の線分に対する傾斜角度θ1 を上記第2の案内兼支持フックの前面壁の垂直方向の線分に対する傾斜角度θ2 よりも大きくしたことを特徴とする請求項2記載のブーツバンド。
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