JPH11223287A - ブーツバンド - Google Patents

ブーツバンド

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JPH11223287A
JPH11223287A JP10025862A JP2586298A JPH11223287A JP H11223287 A JPH11223287 A JP H11223287A JP 10025862 A JP10025862 A JP 10025862A JP 2586298 A JP2586298 A JP 2586298A JP H11223287 A JPH11223287 A JP H11223287A
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band
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wall
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Kichiji Kitamura
吉治 北村
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隆司 荻野
Yukihisa Tani
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付後の緊縛力に弛みを生じることがなく、
しかも組付作業性が良好なブーツバンドを提供する。 【解決手段】 ブーツバンド10は、第一端13と第二
端14を有する帯状の金属製バンドボディ11からな
る。このバンドボディ11は第一端13が外側に重なる
ようにリング状に丸めた状態で被締付部材17に設け
る。バンドボディ11は、組付時に塑性変形させる耳状
の塑性変形部30と、第一端13寄りの部位が内側重な
り部22から離れることを阻止するための係止孔40お
よび係止突起41と、係止部51を有する受け孔50
と、板厚方向にほぼ垂直に突出する縦壁55を有する凸
部56などを備えている。縦壁55は、バンドボディ1
1を所定の周長まで引締めたときに、係止部51に対し
てバンドボディ11の板厚方向から係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴムあるいは樹脂
などからなるブーツを接続相手部材に固定するのに用い
るブーツバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の一部品として、ゴムあるいは
樹脂などからなるブーツが使われている。この明細書で
言うブーツは、ホースあるいはチューブ等の円筒形の部
材も含む。このブーツを接続相手部材に固定するため
に、金属製の帯状部材からなるブーツバンドが従来より
用いられてきた。この種のブーツバンドの一例がUS
P.4,622,720(従来例)に示されている。
【0003】前記従来例はいわゆるカシメタイプのバン
ドと呼ばれている。この種のバンドは爪と孔以外に耳部
(塑性変形部)を備えている。この場合、バンドボディ
をブーツ等の被締付部材に巻き、爪を所定の孔に引っ掛
けたのち、治具によって前記耳部を塑性変形させ、バン
ドボディの周長を縮めることにより、被締付部材に対す
る緊縛力をバンドボディに与えるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したカシメタイプ
のブーツバンドの場合、耳部を塑性変形させることによ
ってバンドボディを所望の周長まで引締めても、耳部が
多少なりともスプリングバックを生じることから、緊縛
力を維持しにくいという問題がある。また、緊縛力を維
持するに足る剛性を耳部にもたせるには、耳部の板厚や
板幅をなるべく大きくすることが望まれる。その場合、
バンド全体としてみると耳部以外の部位の板厚や板幅が
過剰なものとなり、重量やコストが増加したり、加工が
困難化する原因となる。しかも耳部の剛性を高くする
と、耳部を塑性変形させるのに要する力(組付荷重)が
大となり、組付作業性が悪化する原因となる。従って本
発明の目的は、組付後の緊縛力に弛みを生じることがな
く、しかも組付作業性が良好なブーツバンドを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
の本発明は、請求項1に記載したように、第一端と第二
端を有する帯状の金属製バンドボディからなり、このバ
ンドボディを前記第一端が外側に重なるようにリング状
に丸めた状態で被締付部材に設けるブーツバンドであっ
て、前記バンドボディの外側重なり部の前記第一端寄り
の部位が内側重なり部から離れることを阻止する剥離防
止固定部と、前記バンドボディの外側重なり部に設けた
孔または凹部の内周縁の前記第一端寄りに位置する係止
部と、前記内側重なり部の前記第二端寄りの部位にバン
ドボディの厚み方向に突出する縦壁を有しこのバンドボ
ディを所定の周長まで引締めたときに前記縦壁が前記係
止部に対しバンドボディの厚み方向から係合する凸部
と、前記外側重なり部の前記剥離防止固定部と前記係止
部との間に設けられかつバンドボディの周長を縮める形
状に塑性変形させることの可能な塑性変形部とを具備し
ている。
【0006】このような構成の本発明のブーツバンド
は、塑性変形部を治具によって変形させると、バンドボ
ディの巻き径すなわち周長が縮まる。そしてバンドボデ
ィが所定の周長に至ったとき、凸部の縦壁が係止部に対
しバンドボディの厚み方向(ほぼ垂直な方向)に移動し
て係止部に係合することにより、緊縛力が縦壁と係止部
とによって支持されるようになる。
【0007】ここで、外側重なり部と内側重なり部は、
剥離防止固定部によって厚み方向に移動(剥離)するこ
とが阻止されているから、係止部が縦壁から外れる方向
(板厚方向)に移動することが抑制される。前記縦壁は
バンドボディの表面からほぼ垂直に立上がっているた
め、組付後にバンドボディが弛む方向に移動することが
ない。
【0008】剥離防止固定部の一例は、請求項2に記載
したように、内側重なり部と外側重なり部とを互いに分
離不能に固定する溶接またはかしめ加工による固定部が
採用される。
【0009】請求項3に記載したように、前記凸部の一
例はバンドボディの長手方向複数箇所に前記縦壁を断面
鋸歯状に形成してなり、前記係止部の一例は前記バンド
ボディを所望の周長まで引締めたときに前記複数の縦壁
のいずれかが係合する鋸歯状断面を有する形状である。
【0010】請求項4に記載したように、前記凸部はバ
ンドボディの一部をプレスによって板厚方向に打ち出し
たものである。この凸部は、バンドボディの厚み方向に
ほぼ垂直に立上がる前記縦壁と、この縦壁に連なる上面
壁と、この上面壁の両側部からバンドの本体部分に一体
に連なる側壁部とを有することにより、バンドボディの
長手方向および厚み方向に加わる荷重に対して大きな剛
性を発揮できる。
【0011】請求項5に記載したように、前記塑性変形
部は前記バンドボディの一部に成形された波形部を含
み、この波形部をバンドボディの長手方向に圧縮して塑
性変形させることにより、塑性変形部の突出高さを低く
してもよい。
【0012】請求項6に記載したように、バンドボディ
の長手方向中間部に、バンドボディが所望の周長まで引
締められたときに前記第二端が突き当たるストッパ壁を
設けてもよい。こうすれば、バンドボディの第二端がス
トッパ壁に突き当たったときに、凸部の縦壁が係止部と
係合するようになるから、組付時にバンドボディに過剰
な引締め力を与えてしまうことが回避される。
【0013】請求項7に記載したように、前記凸部の縦
壁の近傍に前記第二端の方向を向く立上がり壁を設け、
外側重なり部にはバンドボディが所望の周長まで引締め
られたときに前記立上がり壁が突き当たるストッパ壁を
設けてもよい。こうすれば、前記立上がり壁がストッパ
壁に突き当たったときに、凸部の縦壁が係止部と係合す
るようになる。
【0014】請求項8に記載したように、この発明は、
バンドボディの一部に、バンドボディの移動を案内する
ガイド溝を設けることも含んでいる。このような構成
は、凸部の縦壁を係止部に対してさらに確実に係合させ
ることを可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明のブーツバンドの一
実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
図1に示すブーツバンド10は、金属(例えばステンレ
ス鋼)製の帯状部材からなるバンドボディ11を有して
いる。バンドボディ11の長手方向の両端は、開放され
た第一端13と第二端14となっている。このバンドボ
ディ11は、第一端13が外側に位置するように被締付
部材17にリング状に巻かれる。被締付部材17の一例
は、自動車の動力伝達系の円筒状の接続相手部材18に
設けるゴムブーツである。
【0016】リング状に丸めたバンドボディ11は、第
一端13側に位置する外側重なり部21と、第二端14
側に位置する内側重なり部22と、これら重なり部2
1,22間に位置する長手方向中間部23(重なり合わ
ない部分)とを有している。バンドボディ11は、予め
ある程度リング状に成形されていると良い。
【0017】バンドボディ11の長手方向中間部23
に、耳状に突出する塑性変形部30が設けられている。
この塑性変形部30は、バンドボディ11の外周側に立
上がる前後一対の脚部31,32と、これら脚部31,
32間にわたる主部33とを含み、塑性変形させたとき
にバンドボディ11を引締めることのできる形状に成形
されている。この実施形態の場合、塑性変形部30の剛
性を高めるために、主部33の両側縁を折曲げることに
より補強リブ34が形成されている。
【0018】バンドボディ11の外側重なり部21の第
一端13寄りの部位に、バンドボディ11の長手方向複
数箇所(図示例は3箇所)に係止孔40が設けられてい
る。この係止孔40はバンドボディ11を板厚方向に貫
通している。内側重なり部22には、各係止孔40と対
応した位置に複数(図示例は3つ)の係止突起41が形
成されている。各係止突起41は外側重なり部21に向
って突出し、対応する係止孔40に挿入できるようにな
っている。
【0019】係止突起41の前面壁41aは、第一端1
3に向って突き出るように斜めにオーバーハングした形
状であり、しかも第一端13の方向に延出する先端部4
1bを有している。従ってこの係止突起41は、前面壁
41aが係止孔40の前縁部40aに係合した状態にお
いて、外側重なり部21が内側重なり部22から離れる
ことを阻止できる。すなわち係止孔40と係止突起41
は、外側重なり部21が内側重なり部22から離れるこ
とを阻止するための剥離防止固定部として機能する。
【0020】バンドボディ11の外側重なり部21に
は、塑性変形部30を挟んで前記係止孔40の反対側
に、板厚方向に貫通する受け孔50が形成されている。
この受け孔50の内周縁の第一端13寄りの部位は、図
3に示すようにバンドボディ11の板幅方向にほぼ直線
状に延びる係止部51を構成している。前記塑性変形部
30は、剥離防止固定部を構成する係止孔40と受け孔
50との間に位置する。
【0021】内側重なり部22の第二端14寄りの部位
に、バンドボディ11の板厚方向に突出する縦壁55を
有する凸部56が設けられている。この凸部56は、バ
ンドボディ11を所望の周長まで引締めたときに、縦壁
55が係止部51に対してバンドボディ11の板厚方向
から係合する位置に設けられている。つまりこの明細書
で言う「所定の周長」とは、縦壁55が係止部51に係
合できる長さを意味する。
【0022】図3に示すように、縦壁55はバンドボデ
ィ11の板幅方向にほぼ直線状に延びている。図3,図
4等に示すように、凸部56は内側重なり部22の一部
をプレス加工によって板厚方向に打ち出したものであ
り、外側重なり部21に向って板厚方向にほぼ垂直に立
上がる前記縦壁55と、縦壁55から第二端14の方向
に連なる上面壁57と、上面壁57の両側部とバンド本
体部分(プレス加工されていない部分)11aとに一体
に連なる側壁部58とを有している。
【0023】このような縦壁55と側壁部58とを有し
て箱形に打ち出された凸部56は、バンドボディ11の
長手方向に加わる緊縛力に対して十分な強度を有してい
るだけでなく、引締め時に板厚方向に加わる圧縮荷重に
対しても十分な強度(剛性)を有している。
【0024】凸部56の近傍から第二端14に至る領域
は、第二端14に向って板厚が減少するテーパ部60と
なっている。このようなテーパ部60を設けたことによ
り、バンドボディ11の長手方向中間部23の内周面2
3aと第二端14との間に実用上問題となるような段差
が生じることを回避でき、被締付部材17に対するブー
ツバンド10のシール性をさらに向上させることができ
る。
【0025】次に、前記ブーツバンド10の組付手順等
の作用について説明する。図1に示されるように、被締
付部材17を接続相手部材18に被せ、さらにその外側
に、予めある程度丸めておいたブーツバンド10を巻付
ける。そして係止突起41を係止孔40に挿入する。
【0026】このブーツバンド10は、バンドボディ1
1の弾性復元力によって、巻き径が広がろうとする。こ
のため、係止突起41の前面壁41aが係止孔40の前
縁部40aに引っ掛かるようになり、バンドボディ11
の巻き径がそれ以上広がることが阻止される。こうして
このブーツバンド10は、図1に示すように被締付部材
17に仮止めされた状態を維持できる。
【0027】塑性変形部30の脚部31,32を、図示
しない治具(例えばペンチ状の工具あるいは自動かしめ
機等)によって、例えば図2に示すように塑性変形させ
る。こうすることによりバンドボディ11の巻き径すな
わち周長が縮まり、図4に矢印Aで示す方向に外側重な
り部21が内側重なり部22に対して相対移動する。そ
してバンドボディ11が所定の周長に至った瞬間に、凸
部56が受け孔50に入り込むとともに、受け孔50の
係止部51に対して凸部56の縦壁55が板厚方向に移
動することにより、係止部51と縦壁55とが互いに係
合して組付けが完了する。
【0028】凸部56の縦壁55はバンドボディ11の
表面から実質的に垂直に延びているため、組付後にバン
ドボディ11が弛む方向に動いてしまうことがなくな
る。このため必要最小限の引締めストロークによって縦
壁55を係止部51に係合させることができるととも
に、組付後にバンドボディ11の緊縛力が弛むことを回
避できる。
【0029】このブーツバンド10は、組付後の緊縛力
を係止部51と縦壁55とによって受けるため、塑性変
形部30には緊縛力が作用しない。つまりこの塑性変形
部30は、係止部51と縦壁55とが板厚方向に移動し
ないように外側重なり部21を内側重なり部22に押さ
える程度の剛性を有していればよい。このため、従来の
ように塑性変形部(耳部)自体が緊縛力を受けていたも
のに比較して、塑性変形部30の板厚や板幅が小さくて
すむことになる。このため塑性変形部30以外の部位の
板厚や板幅が必要以上の過剰品質になることを回避で
き、ブーツバンド10の重量とコストの低減にも寄与で
きる。
【0030】なお、この発明は前記実施形態に制約され
ることはなく、以下に述べるように種々の形態で実施す
ることができる。なお、下記いずれの実施形態において
も、前記実施形態と共通する部位には前記実施形態と同
一の符号を付して説明は省略する。
【0031】図5と図6に示した実施形態は、バンドボ
ディ11の内側重なり部22の一部をプレスによって打
ち出すことにより、円形ダボ状の凸部56を形成し、か
つ、外側重なり部21に、凸部56が丁度入り込むこと
のできる凹部70を設けている。凸部56はバンドボデ
ィ11の板厚方向に突出する垂直な縦壁55を有し、凹
部70は、その内周縁の第一端寄りの位置に、縦壁55
が係合することのできる係止部51を有している。この
場合、外側重なり部21を矢印A方向に引締めてバンド
ボディ11が所定の周長に達したときに、凸部56が凹
部70に嵌合するとともに、縦壁55と係止部51とが
係合する。
【0032】図7と図8に示す実施形態の凸部56は、
その縦壁55がバンド本体部分(プレス加工されていな
い部分)11aに一体に連なるように、内側重なり部2
2の一部をプレスによって打ち出している。このように
成形された凸部56は、バンドボディ11の板厚方向に
加わる圧縮荷重に対してさらに大きな強度(剛性)を有
している。外側重なり部21の一部をプレスによって打
ち出すことにより、凸部56が丁度入り込むことのでき
る形状と大きさの凹部70が形成されている。この実施
形態も、外側重なり部21を矢印A方向に引締め、バン
ドボディ11が所定の周長に達したときに、凸部56が
凹部70に入り込むとともに、凸部56の縦壁55が凹
部70の係止部51に係合する。
【0033】図9と図10に示す実施形態は、内側重な
り部22の外周面側に断面鋸歯状の縦壁55を有する凸
部80を有し、外側重なり部21の内周面側に断面鋸歯
状の係止部51を有する凹部81を有している。この実
施形態の場合、バンドボディ11を所望の周長まで引締
めたときに、鋸歯状凸部80と凹部81とがバンドボデ
ィ11の長手方向の所望位置にて係合することができ
る。
【0034】図11に示す実施形態は、剥離防止固定部
として、かしめ加工される突起85が採用されている。
この突起85は内側重なり部22に設けられており、外
側重なり部21には突起85を挿入する孔86が形成さ
れている。この孔86に突起85を挿入したのちに、突
起85の先端側をかしめることにより、外側重なり部2
1と内側重なり部22とが固定される。なお、突起85
と孔86を用いる代りに、スポット溶接等の溶接手段に
より、外側重なり部21と内側重なり部22とを分離不
能に固定してもよい。
【0035】図12に示す実施形態は、バンドボディ1
1の外側重なり部21と長手方向中間部23との間に、
バンドボディ11の板厚Tに相当する段差90を設け、
この段差90の内側に第二端14が入るようにしてい
る。このような段差90を有するブーツバンド10であ
れば、第二端14近傍の内周面14aと長手方向中間部
23の内周面23aとの間に実用上問題となるような段
差を生じないため、シール性が向上する。
【0036】塑性変形部30は、図13(A)に示すよ
うにM状の波形部95aや、図13(B)に示すように
逆U状の波形部95b、あるいは図13(C)に示すよ
うにバンドボディ11の長手方向に複数の山と谷を交互
に設けた波形部95cなどでもよい。これらの波形部9
5a〜95cは、バンドボディ11の長手方向に圧縮さ
れ、2点鎖線で示すような形状に潰すことにより、バン
ドボディ11を所定の周長まで引締める。
【0037】図14(A)に示すように、一対のピン1
01,102を有する治具103によって、塑性変形部
30を図14(B)に示すように変形させることによ
り、バンドボディ11を所定の周長まで引締めるように
してもよい。
【0038】図15に示す塑性変形部30は、脚部3
1,32と主部33に補強リブ110を形成し、矢印P
1 で示す圧潰荷重を与えることにより、脚部31,32
を矢印P2 で示すように互いに近付ける方向に変形さ
せ、バンドボディ11を所定の周長まで引締める。
【0039】図16と図17に示す実施形態は、バンド
ボディ11を引締める際に凸部56の移動を案内するた
めのガイド溝120を設けている。このガイド溝120
は、凸部56が係止部51に向ってバンドボディ11の
長手方向にほぼまっすぐに移動できるようにするため
に、バンドボディ11の長手方向に沿って形成されてい
る。バンドボディ11の組付前はこのガイド溝120に
凸部56が入り込んでいる。このような構成によれば、
バンドボディ11を引締めたときに凸部56の縦壁55
を係止部51にさらに確実に係合させることができる。
【0040】図18と図19に示す実施形態は、バンド
ボディ11の一部をプレスによって打ち出すことによ
り、係止部51を有する凹部70と、ガイド溝120を
有する加工部130が形成されている。この場合も、バ
ンドボディ11を引締めたときに凸部56がガイド溝1
20に沿ってバンドボディ11の長手方向に案内される
ため、縦壁55を係止部51に確実に係合させることが
できる。
【0041】図20に示す実施形態は、バンドボディ1
1の長手方向中間部23に、バンドボディ11が所定の
周長まで引締められたときに第二端14が突き当たるス
トッパ壁140を設けている。
【0042】このようなストッパ壁140を有するブー
ツバンド10であれば、バンドボディ11が所望の周長
まで引締められたときに第二端14がストッパ壁140
に突き当たるとともに、凸部56の縦壁55が受け孔5
0の係止部51と係合する。このため、バンドボディ1
1を所定の周長に引締めることが容易となり、過剰な組
付力を必要としない。しかもストッパ壁140の高低差
Tをバンドボディ11の板厚と同等にすることにより、
第二端14の内周面14aと長手方向中間部23の内周
面23aとの間に実用上問題となるような段差を生じな
いため、シール性が向上する。
【0043】図21に示す実施形態においては、外側重
なり部21の一部をプレスによって打ち出すことによ
り、係止部51を有する凹部70を形成している。それ
以外の構成と作用・効果は図20に示す実施形態と同様
であるから、両者に共通する部位に共通符号を付して説
明は省略する。
【0044】図22から図25に示す実施形態は、受け
孔50の内周縁の第二端14側にストッパ壁140を設
けている。凸部56の縦壁55の近傍に、第二端14の
方向を向く立上がり壁150が設けられている。ガイド
溝として機能する受け孔50はバンドボディ11の長手
方向に沿っていて、組付前に立上がり壁150が受け孔
50に入り込んでいる。図24に示すように、縦壁55
と立上がり壁150との間の距離L1 は、係止部51か
らストッパ壁140までの距離L2 よりも僅かに短い。
【0045】この実施形態(図22〜図25)は、バン
ドボディ11を所定の周長まで引締めるとき、ガイド溝
として機能する受け孔50に沿って立上がり壁150が
ストッパ壁140の方向に移動する。そしてバンドボデ
ィ11が所定の周長に至った時点で図25に示すように
縦壁55も受け孔50に入り込み、立上がり壁150が
ストッパ壁140に突き当たるとともに、縦壁55が係
止部51に係合する。このためバンドボディ11を所定
の周長に引締めることが容易となり、過剰な組付力をブ
ーツバンド10に与える必要がない。しかもバンドボデ
ィ11を引締める際に、縦壁55を係止部51に向って
ほぼまっすぐに移動させることができるため、縦壁55
を確実に係止部51に係合させることができる。
【0046】図26から図29に示す実施形態は、前記
実施形態(図22〜図25)に示した受け孔50の代り
に凹部160を用いた例である。図26は組付前の状
態、図29は組付後の状態を示す。凹部160は、外側
重なり部21の一部をプレスによって打ち出すことによ
り形成されている。それ以外の構成と作用効果は前記実
施形態(図22〜図25)と同様であるから、共通の部
位に共通の符号を付して説明は省略する。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載した発明によれば、縦壁
と係止部とが係合したのちにバンドボディが弛む方向に
移動することがない。このため、組付時にバンドボディ
に与えた緊縛力が組付後も維持され、過剰な組付力を必
要としない。このブーツバンドは、組付後のバンドボデ
ィの緊縛力を凸部の縦壁と係止部とによって受け止める
ため、組付後の塑性変形部に緊縛力が作用することがな
くなる。従ってこの塑性変形部は、縦壁と係止部とが板
厚方向に動かないように外側重なり部を押さえる程度の
剛性を有していればよいから、従来のように塑性変形部
(耳部)自体が緊縛力を受けていたものに比較して、塑
性変形部の板厚や板幅が小さくてすむ。このため塑性変
形部以外の部位の板厚や板幅が過剰になることを回避で
き、ブーツバンドの重量とコストの低減にも寄与でき
る。
【0048】請求項2に記載した発明によれば、かしめ
加工等による剥離防止固定部によって、バンドボディの
第一端寄りの部位が内側重なり部から離れることを確実
に阻止できるから、縦壁と係止部との係合も確実に維持
される。請求項3に記載した発明によれば、バンドボデ
ィを所望の周長まで引締めた位置にて鋸歯状断面の縦壁
と係止部とが係合するようになるから組付作業性が良好
である。
【0049】請求項4に記載した発明によれば、剛性の
高い凸部の縦壁と係止部とによって緊縛力を受け止める
ため、バンドボディを引締める際に凸部が外側重なり部
によって強く圧迫されても、凸部が変形するなどの不具
合を回避できる。請求項5に記載した発明によれば、波
形部をバンドボディの長手方向に潰すため、塑性変形後
の突出高さを低くおさえることが可能である。
【0050】請求項6に記載した発明によれば、バンド
ボディを所定の周長に引締めるまでのストロークをスト
ッパ壁の位置に応じて管理できるため、バンドボディを
過剰に引締めてしまうことを回避でき、引締め時のスト
ローク管理が容易である。しかも第二端をストッパ壁に
突き当てるようにしているからバンドボディの構成が複
雑にならない。
【0051】請求項7に記載した発明によれば、バンド
ボディを所定の周長まで引締めたときに、立上がり壁が
ストッパ壁に突き当たるとともに縦壁が係止部に係合す
る。このため、バンドボディを所定周長に引締めるまで
のストロークをストッパ壁あるいは立上がり壁の位置に
応じて管理でき、バンドボディを過剰に引締めてしまう
ことを回避できる。この立上がり壁は第二端とは別の位
置に形成されるから、立上がり壁を設けても第二端の形
状や位置等が制約を受けない。
【0052】請求項8に記載した発明によれば、バンド
ボディを所定周長に引締める際に、縦壁を係止部に向っ
てほぼまっすぐに移動させることができるため、縦壁を
係止部に確実に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示すブーツバンドの
組付前の状態を示す断面図。
【図2】 図1に示されたブーツバンドの組付後の断面
図。
【図3】 図1に示されたブーツバンドの一部の平面
図。
【図4】 図3中のiv−iv線に沿う断面図。
【図5】 凸部の変形例を示すブーツバンドの一部の平
面図。
【図6】 図5中のvi−vi線に沿う断面図。
【図7】 凸部の他の変形例を示すブーツバンドの一部
の平面図。
【図8】 図7中のviii−viii線に沿う断面図。
【図9】 凸部のさらに別の変形例を示すブーツバンド
の一部の平面図。
【図10】 図9中のX−X線に沿う断面図。
【図11】 ブーツバンドの他の実施形態を示す断面
図。
【図12】 ブーツバンドのさらに別の実施形態を示す
断面図。
【図13】 塑性変形部の変形例を示すブーツバンドの
一部の正面図。
【図14】 塑性変形部の他の変形例を示すブーツバン
ドと治具の一部の正面図。
【図15】 塑性変形部のさらに別の変形例を示すブー
ツバンドの一部の正面図。
【図16】 ガイド溝を有するブーツバンドの一部の平
面図。
【図17】 図16中のF17−F17線に沿う断面図。
【図18】 ガイド溝を有するブーツバンドの変形例を
示す平面図。
【図19】 図18中のF19−F19線に沿う断面図。
【図20】 ストッパ壁を有する実施形態を示すブーツ
バンドの断面図。
【図21】 ストッパ壁を有するブーツバンドの変形例
を示す断面図。
【図22】 ストッパ壁を有するブーツバンドのさらに
別の変形例を示す断面図。
【図23】 図22に示されたブーツバンドの一部の平
面図。
【図24】 図23中のF24−F24線に沿う断面図。
【図25】 図22に示されたブーツバンドの組付状態
を示す断面図。
【図26】 ストッパ壁を有するブーツバンドのさらに
別の変形例を示す断面図。
【図27】 図26に示されたブーツバンドの一部の平
面図。
【図28】 図27中のF28−F28線に沿う断面図。
【図29】 図26に示されたブーツバンドの組付状態
を示す断面図。
【符号の説明】
10…ブーツバンド 11…バンドボディ 13…第一端 14…第二端 17…被締付部材 21…外側重なり部 22…内側重なり部 30…塑性変形部 40…係止孔(剥離防止固定部) 41…係止突起(剥離防止固定部) 51…係止部 55…縦壁 56…凸部 70…凹部 85…突起(剥離防止固定部) 120…ガイド溝 140…ストッパ壁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一端と第二端を有する帯状の金属製バン
    ドボディからなり、このバンドボディを前記第一端が外
    側に重なるようにリング状に丸めた状態で被締付部材に
    設けるブーツバンドであって、 前記バンドボディの外側重なり部の前記第一端寄りの部
    位が内側重なり部から離れることを阻止する剥離防止固
    定部と、 前記バンドボディの外側重なり部に設けた孔または凹部
    の内周縁の前記第一端寄りに位置する係止部と、 前記内側重なり部の前記第二端寄りの部位にバンドボデ
    ィの厚み方向に突出する縦壁を有しこのバンドボディを
    所定の周長まで引締めたときに前記縦壁が前記係止部に
    対しバンドボディの厚み方向から係合する凸部と、 前記外側重なり部の前記剥離防止固定部と前記係止部と
    の間に設けられかつバンドボディの周長を縮める形状に
    塑性変形させることの可能な塑性変形部と、 を具備したことを特徴とするブーツバンド。
  2. 【請求項2】前記剥離防止固定部は、前記内側重なり部
    と前記外側重なり部とを互いに分離不能に固定する溶接
    またはかしめ加工による固定部であることを特徴とする
    請求項1記載のブーツバンド。
  3. 【請求項3】前記凸部はバンドボディの長手方向複数箇
    所に前記縦壁を断面鋸歯状に形成してなり、前記係止部
    は前記バンドボディを所望の周長まで引締めたときに前
    記複数の縦壁のいずれかが係合する鋸歯状断面を有する
    形状としたことを特徴とする請求項1記載のブーツバン
    ド。
  4. 【請求項4】前記凸部はバンドボディの一部をプレスに
    よって板厚方向に打ち出したものであり、この凸部は、
    バンドボディの厚み方向にほぼ垂直に立上がる前記縦壁
    と、この縦壁に連なる上面壁と、この上面壁の両側部か
    らバンドの本体部分に一体に連なる側壁部とを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のブーツバンド。
  5. 【請求項5】前記塑性変形部はバンドボディの一部に成
    形された波形部を含み、この波形部をバンドボディの長
    手方向に圧縮して塑性変形させることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれか1項に記載のブーツバンド。
  6. 【請求項6】前記バンドボディの長手方向中間部に、バ
    ンドボディが所望の周長まで引締められたときに前記第
    二端が突き当たるストッパ壁を設けたことを特徴とする
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載のブーツバン
    ド。
  7. 【請求項7】前記凸部の縦壁の近傍に前記第二端の方向
    を向く立上がり壁を設け、かつ、外側重なり部にはバン
    ドボディが所望の周長まで引締められたときに前記立上
    がり壁が突き当たるストッパ壁を設けたことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか1項に記載のブーツバン
    ド。
  8. 【請求項8】前記バンドボディの一部に、バンドボディ
    を所定の周長まで引締める際に前記凸部がバンドボディ
    の長手方向に移動するように案内するガイド溝を設けた
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記
    載のブーツバンド。
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