JP3700547B2 - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両のステアリングを制御する電動式パワーステアリング装置において、特にフェールセーフに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両のステアリングを制御する電動式パワーステアリングシステムでは、フェールセーフ機能により異常発生時、制御を停止することがある。この制御停止は、電動機によるステアリング回転運動を停止し、ドライバーの操作によるマニュアル作動に切り換えることにより、車両の操向性を確保するものである。制御停止の具体例としては、補助トルクを出力するモータに流れる電流を遮断するため、モータ駆動回路を停止するのみならず電源供給を遮断するために電力供給用のリレーを開成させるものである。しかし、このリレーの接点が溶着し開成できなくなる恐れがあり、このリレーの機能をチェックする必要が生ずる。特許登録2715473号公報にはこのリレー溶着を検出する方法が提案されている。
【0003】
以下に図8に基づき説明する。1は操舵トルクを検出するトルクセンサ、2aはこのトルク情報を基に補助トルクを演算し、制御信号を出力する制御量演算手段でマイクロコンピュータ(以下CPUという)である。13はこのトルク情報をCPU2aに伝達するインターフェース回路1である。3はステアリング系に配設され補助トルクを発生する電動機(モータ)で、スイッチング素子4〜7により駆動される。8は主にこれらスイッチング素子4〜7で構成された第1の駆動回路である。9aはCPU2aからの制御信号によりスイッチング素子4〜7を駆動する第2の駆動回路である。10aはモータ3の両端の電圧を検出する電圧監視回路であり、この出力はCPU2aにE1、E2として入力されている。
20はモータ3及びスイッチング素子4〜7へ電源を供給するリレーであり、CPU2aの信号に依存しスイッチ駆動回路21により駆動されている。
【0004】
次にリレー20の溶着方法について説明する。まずスイッチ駆動回路21によりリレー20の接点を開成しておく。スイッチング素子4、又は5を駆動し、その結果を電圧監視回路10aからCPU2aが入力する。ここで電圧監視回路はトランジスタ素子によるインバータ回路とし、各駆動モードを図9に示す。
【0005】
スイッチング素子4をオンし、素子5をオフした場合、E1、E2の信号が共にhigh(以下Hという)の場合正常である。その他の場合はすべて異常となる。また、スイッチング素子4をオフし、素子5をオンした場合も同様にE1、E2両信号ともHであれば正常、その他は異常となる。この図9から明らかなように、正常以外はリレーの接点が溶着していることになる。ただし、駆動回路9a、電圧監視回路10a他は正常としている。
【0006】
一方、特開昭62−231871号公報には、リレーを駆動回路とモータとの間にも介挿した提案がされている(以下モータリレーという)。図10にモータリレー12がモータ3に直列接続されている構成ブロックを示した。スイッチング素子4〜7には並列にダイオードが挿入されており、リレー20(以下電源リレーという)を開成したとしても、運転者がステアリングを回すとモータも回転させられ、これらダイオードにより回生電流が流れることになる。そのため、スイッチング素子の1個が短絡故障した場合、ステアリング又はモータの回転方向によってはステアリング回転方向の負荷が異なる状態が発生し、スムーズにステアリングを回すことができなくなる。そのためにモータリレー12を追加したものである。
【0007】
以上の2つの発明を合わせることは容易に想到できるものであるかもしれないが、しかし、実際のコントロールユニット(以下ECUという)には、さらにフェールセーフ機能が内蔵されており、簡単にはモータリレーをチェックできないという問題が発生する。例えば、CPU2aの故障を考慮すると、CPUとは別にモータの駆動を禁止する手段が必要となる。この駆動禁止手段がリレーのチェックを困難にしていた。つまり、この駆動禁止手段がモータ駆動状態であれば、モータリレーチェックはできるが、モータ駆動禁止中であれば、モータリレーをチェックしてもスイッチング素子を駆動できず、モータリレーが不良か否かを判断できない。
【0008】
これを図10を用いて説明する。駆動禁止回路18gはステアリングがほとんど回転されていない場合、つまりトルクがあまり発生していない場合、駆動回路9aを非作動にするように作用する。また、右回転中は左用、逆に左回転中は右用スイッチング素子を停止させる。図11にトルクとトルクセンサの出力の関係を示すグラフを表している。ここでトルクTq2以下では右回転させるスイッチング素子4又は7を停止させ、トルクTq1以上ではスイッチング素子5、又は6を停止させる。トルクセンサ出力電圧でv2〜v1の範囲はトルク発生が少ない。そのためこの範囲はモータ3を回転させる必要がない。そこで、CPU2aとは別に駆動回路9aを非作動するように作用する駆動禁止回路18gを付加している。図10の駆動禁止回路18gは具体的には、トルクセンサ出力電圧がv1、v2以内にあるか否かを2個のコンパレータ18b、18cで比較している。
そしてトルクセンサ出力がv1以上の場合、トランジスタ18dはオンし、スイッチング素子5、又は6をオフする。逆にトルクセンサ出力がv2以下の場合、トランジスタ18eがオンし、スイッチング素子4、又は7をオフするように接続されている。駆動禁止回路18gが作動している場合、つまりトランジスタ18d、又は18eがオンしている場合、スイッチング素子4、5又は6、7はCPU2aが制御信号を出力してもオフ状態を保持し続ける。従って、この状態であればモータリレー12のチェックは不可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来装置では、リレーをチェックしようとすると、駆動禁止回路がじゃまになり簡単にリレーのチェックができないという問題点があった。
【0010】
この発明は、以上のような問題点を解決するためになされたもので、フェールセーフ機能を充実させ、不具合の検出を可能にした電動式パワーステアリング装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、操舵トルクを検出するトルク検出手段、このトルク情報から電動機による車両の操向を行う制御量を演算する制御量演算手段、この制御量を受け、複数のスイッチング素子により前記電動機を駆動する駆動手段を有する電動式パワーステアリング装置において、前記制御量演算手段とは別に前記トルク情報から前記駆動手段の作動の少なくとも一部を制限する駆動制限手段と、前記電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、前記電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段とを備え、前記制御量演算手段は、前記トルク情報の大きさ、方向、又は前記駆動制限手段の状態に基づき、前記駆動制限手段が作用を停止していると判断した場合、又はその機能の一部が制限されていると判断した場合、前記駆動手段の少なくとも一部を作動し、かつ電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とするものである。
【0012】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、制御量演算手段は、駆動制限手段と接続され、この駆動制限手段からの情報に基づき、駆動制限手段の作動が停止、又は一部制限されている場合、第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とするものである。
【0013】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、操舵トルクを検出するトルク検出手段、このトルク情報から電動機により車両の操向を行う制御量を演算する制御量演算手段、この制御量を受け、複数のスイッチング素子により前記電動機を駆動する駆動手段を有する電動式パワーステアリング装置において、前記制御量演算手段とは別に前記トルク情報から前記駆動手段の作動の少なくとも一部を禁止する駆動禁止手段と、前記電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、前記電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段と、前記駆動禁止手段の作動を一時無効にする無効化手段とを備え、前記制御量演算手段は、無効化手段により駆動禁止手段の作動を停止している間に、前記駆動手段を作動し、かつ前記電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とするものである。
【0014】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、無効化手段は、トルク検出手段の電源を制御することにより駆動禁止手段を無効にすることを特徴とするものである
【0015】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、無効化手段は、トルク検出手段による信号を制御することにより駆動禁止手段を無効にすることを特徴とするものである。
【0016】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、無効化手段は、駆動禁止手段の出力信号を制御することにより駆動禁止手段を無効にすることを特徴とするものである。
【0017】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、第1スイッチ手段の機能検査は、駆動手段のスイッチング素子の駆動と電圧監視手段による電圧との関係から、第1スイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査することを特徴とするものである。
【0018】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段を有し、制御量演算手段は第2のスイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査することを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段と、この第2のスイッチ手段と並列に擬似電源供給手段とを有し、制御量演算手段は第1のスイッチ手段の機能検査を行う場合、前記擬似電源供給手段により電源を供給するようにしたことを特徴とするものである。
【0020】
さらにまた、この発明に係る電動式パワーステアリング装置では、第1又は第2のスイッチ手段の機能が異常と判明した場合、運転者に報知する手段を有することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。図1は、電動式パワーステアリング装置の構成を示したブロック図であり、電動機3、ECU17、センサ1等から構成されている。1は操舵トルクを検出するトルク検出手段でトルクセンサであり、13はこのトルク信号を波形整形、又はフィルタリングするインターフェース回路1である。2はトルク情報の大きさ、方向から補助トルクを算出する制御量を演算する制御量演算手段であり、CPUで構成されている。3はステアリング系に配設され、補助トルクを発生する電動機であり、モータで構成されている。モータの回転によりステアリング及びタイヤを操向させるものである。4〜7はトランジスタ又はFETによるスイッチング素子であり、いわゆるHブリッジ回路をなし、第1の駆動手段8を構成している。駆動モードは4と7、5と6が組となって駆動される。9は第2の駆動手段であり、CPU2から出力された制御信号を受け、第1の駆動手段を制御するように作動する。第1及び第2の駆動手段8、9で駆動手段を構成している。
【0022】
10はモータ3の端子電圧を監視する電圧監視手段であり、モータ3の両端電圧をそれぞれ検出し、CPU2に入力している。11は駆動制限手段であり、CPU2とは別にトルク情報からモータ駆動手段8、又は9の作動を禁止できるものである。12はモータ3と直列に接続された第1のスイッチ手段であり、リレーで構成されている。このモータリレー12は接点を閉成すると電流が流れ、開成すると電流を遮断できるものであり、これはスイッチ駆動手段16により制御できる。14は車速を検出する車速センサであり、15はこの車速情報を波形整形するインターフェース回路2である。
【0023】
次に図1のように構成されたECU17の動作を説明する。CPU2は、ドライバーの操作するステアリングのトルク信号をトルクセンサ1から受け、トルク情報を入力し、また車速センサ14から信号を受け、車速を演算する。トルクと車速とから、これら入力信号に見合ったトルクを発生するようにモータ3を駆動する制御量を演算し、スイッチング素子4〜7を駆動する制御信号を出力する。
スイッチング素子の駆動によりモータに電流が流れて回転し、ドライバーの操向の補助、又はステアリングを自動的に回転させることができる。特に第2の駆動手段9はスイッチング素子4〜7を駆動する初段駆動回路であり、またスイッチング素子の駆動方法がPWM制御である場合、PWM回路を構成していてもよい。
【0024】
通常状態では、CPU2の制御信号は、モータリレー12を接続するようにスイッチ駆動手段16に出力する。ここでスイッチング素子4及び7をオンすると、電源26から電流が流れ、モータ3は一方向に回転する(右回転とする)。逆にスイッチング素子5及び6をオンするとモータ3は逆回転する(左回転とする)。各スイッチング素子4〜7にはダイオードがそれぞれ並列に接続、又は内蔵されている。このダイオードは、いわゆるフライホイールダイオードで、スイッチング素子がオンからオフに切り替わったとき、モータのコイルに誘起される逆起電力を吸収するものである。
【0025】
また、ECU17にはCPU2が正常判断できないようになったとしても、モータ3の回転を停止することができるようにCPU2とは別に、駆動制限手段11が内蔵されている。この駆動制限手段11は図10で説明した駆動禁止手段18gと基本的には同等で、トルク情報の方向又は大きさに応じて、逆方向の回転を禁止している。またトルク信号が比較的小さい場合、すべての回転を停止するように作用する。図11のトルク発生電圧値に対して発生トルクの絶対値が大きくなる場合と、小さくなる場合とで、ヒステリシスを設けることも可能である。
駆動制限手段11の出力は第1又は第2の駆動手段8、9に作用し、最終的にはスイッチング素子4〜7の内少なくとも1個をオフするように機能する。
【0026】
次に図2を用いて、駆動手段8、又は9の駆動を禁止する方法について説明する。図2(a)は、第2の駆動手段9がAND回路30で構成されており、駆動制限手段11からの信号とCPU2との制御信号の論理積で出力する。従って駆動制限手段11が禁止信号を出力している場合(LOW出力)、スイッチング素子4〜7はオフとなる。図2(b)は、第2の駆動手段9がトランジタ31で構成されており、駆動制限手段11の最終段出力もトランジスタ32で構成されている。このトランジスタ32がオンするとHブリッジのスイッチング素子6、又は7がオフとなる。図2で示したように、駆動制限手段11は駆動手段8、又は9の一部、又は全部を作動禁止することでモータに流れる電流を遮断することが、CPU2とは別個にできる。
【0027】
次にモータリレー12のチェック方法について説明する。基本的にはスイッチング素子4〜7を駆動し、モータ3の両端に表れる電圧を電圧監視手段10による信号E1、E2によりCPU2が判断する。図3にすべての入出力の組合せを記載した。特に丸印を付けた組合せが検査に必要な項目となる。ここで電圧監視手段10は図8と同等の回路で構成されているとしている。つまり、モータ端子電圧が高いとE1、又はE2はL、逆に電圧が低いとHとなるインバータ回路機能としている。例えばNO4ではスイッチング素子4のみオンし、その他をオフとし、電圧監視手段11の出力がE1=L、E2=Lとなると、モータリレー3の接点は閉成(溶着)されている可能性がある。またNO8ではスイッチング素子5のみオンし、E1=L、E2=Lとなると、両者からモータリレー12は閉成されていると判断できる。このように図3記載のスイッチング素子の駆動組合せによりモータリレー12の溶着を簡単にチェックできる。さらにモータリレー12のチェックの他、スイッチング素子のチェックとしてもこの組合せ表に記載のとおりチェックできることが可能である。さらに電圧監視手段11は、インバータ機能でなくても電圧を直接読みとれるタイプ、たとえばA/D(アナログディジタル)変換器であっても同一の機能を有する。
【0028】
前述の方法によりモータリレーのチェックが可能であるが、これには駆動制限手段11が作用していない場合に限る。つまり、駆動制限手段11が作用していると、CPU2がスイッチング素子4〜7を駆動しても、全く駆動できない。そのため前述のようなチェックを行うことが不可能であるばかりでなく、誤判定にも成りうる。そこで、モータリレー12をチェックする際には、駆動制限手段11が作用していない場合に制限される。作用していない状態を検出して、又は作用していない状態を強制的に作り出してチェックを行う2通りの方法が考えられる。まず駆動制限手段11が作用していない状態を検出する方法について説明する。駆動制限手段11がトルクの方向によりスイッチング素子の内1個又は2個のみをオフするように作用する場合、具体的には図11のトルクTq1以上では左回転を行うスイッチング素子5又は6をオフするように、図2に示した電子回路が作用するので、トルク情報からCPU2が判断し、スイッチング素子4、7を駆動させてモータリレー12の溶着をチェックする。
【0029】
溶着の可能性がある場合は、運転者に視覚、聴覚に訴えて警告する。運転者への報知手段28、例えばランプ、ブザーにより知らしめることができる。27は報知手段28を駆動する駆動部である。そしてパワーステアリング非制御中であれば、さらにパワーステアリング機能自体を停止することも可能であり、運転者に報知すると共に安全を確保する。なお、モータリレー12のみ異常の場合は運転者には報知するが、制御を停止しなくてもよい。なぜならばさらに不具合発生時、スイッチング素子、又は駆動制限手段により制御を停止できる手段が残存しているためである。
以上のように、CPU2により駆動制限手段11の状態を判断することにより、この状態に応じて駆動させるべきスイッチイング素子を選択することにより、モータリレー12をチェックする。
さらには、図3に示した組合せによりモータリレー12のみならず、スイッチング素子の不具合もチェックでき、より多くのシステムの異常を検出できるものである。
【0030】
実施の形態2.
次に実施の形態2ついて図1を用いて説明する。駆動制限手段11の状態をCPU2が判断する別の方法として、駆動制限手段11からCPUに信号を送信することにより簡単に実現できる。駆動制限手段11はトルクセンサ1の信号を入力し、その大きさ、方向を絶えず把握している。具体的には、図1の破線11aを利用し、駆動制限手段11からCPU2に現在駆動制限を実施していない状態である信号を送信する。CPU2はこの信号を入力すると、モータリレー3をチェックすべくスイッチング素子の一部を駆動する。
【0031】
このように駆動制限手段自体からモータリレーのチェック可能な時期を教えることにより、より簡単にCPU2はチェック可能となる。また、その機能の追加も配線1本の追加のみで済み、実現が容易である。また、駆動制限手段は、モータリレーチェックのために、一時的に自己の機能を停止することにより、システムが作動開始する前にCPU2にモータリレーチェックを行わさせることもでき、より安全性を向上できる。
【0032】
実施の形態3.
次に実施の形態3について図4を用いて説明する。図1と図4との相違は、駆動禁止手段18とトルクセンサの電源供給手段29であり、同一符号は同一又は相当部分を示している。駆動禁止手段18は駆動手段8、9の駆動を強制的に停止するものである。一方トルクセンサの電源は、電源供給手段29により供給されている。CPU2は所定の状態、又は時期になるとこの電源供給手段を停止する制御信号を出力する。すると電源供給が停止し、トルクセンサは電源がないため、発生電圧は0Vとなる。次に駆動禁止手段18はトルク発生電圧が0Vを検出し、例えばスイッチング素子のオフ作動を停止する、又は右回転のみを停止させるように作用する。そのため、CPU2はトルクセンサ電源を遮断した後、駆動停止手段18がスイッチング素子のオフを停止し、その遅れ分を見越して、CPU2はモータリレーチェックのためにスイッチング素子を駆動する。
【0033】
以上のように、駆動禁止手段18を無効化する手段として電源供給手段29を備えたので、CPU2に依存しセンサ電源を遮断することにより、任意のタイミングで、任意の期間駆動禁止手段の作用を強制的に停止でき、CPU2の都合で任意の時間にモータリレーをチェックできる効果がある。また、電源供給手段29により電源遮断の場合について説明したが、電源電圧を所定値に変更することで、トルクセンサ出力が駆動禁止手段18を作動させるレベルになるものであってもよい。
【0034】
実施の形態4.
次に実施の形態4について図5を用いて説明する。図5と図4との相違は、無効化手段が駆動禁止手段18の前後に存在する手段19a、又は19bであり、同一符号は同一又は相当部分を示している。まず19aの手段について説明する。
この手段19aも駆動禁止手段18を強制的に停止するものである。19aはトルクセンサの信号を所定値に固定するトルク情報固定手段であり、例えばトルク信号が0〜5Vまで出力される場合、0V、又は5Vに固定するものである。
トルク信号が0、又は5Vになると、駆動禁止手段18は当然一方向の回転のみ禁止し、他方向回転は禁止しない。5V固定のトルク信号とした場合、図11より右回転を許可し、左回転禁止となるので、スイッチング素子4、7を許可、5、6禁止となる。そこで、CPU2はこの場合、スイッチング素子4、又は7を駆動することによりモータリレー12をチェックする。さらに、トルク情報固定手段19aはCPU2により固定すべき制御信号を入力することにより(19c)、モータリレーチェックのタイミング、期間を把握することが簡単になる。
【0035】
トルク信号を固定する方法として、0V又は5Vに固定する方法、つまりトルク出力電圧を固定するもので説明を行った。しかし、トルクセンサの種類によっては、別の方法、例えば駆動パルスによりその出力信号を発生させるタイプであれば、駆動パルス信号を変調(例えば、デューティ50%で駆動している場合、デューティを20%にして駆動する)することにより、出力値を固定する方法であってもよい。トルク出力値を固定する方法により駆動禁止手段18を一時的に非作動とすることにより、モータリレーのチェックを行うことが簡単に実現できる。
【0036】
実施の形態5.
次に図5の示した実施の形態5について説明する。駆動禁止手段18を強制的に停止させる別の方法として、駆動禁止阻止手段19bを用いる。この駆動禁止阻止手段19bはCPU2からの制御信号(19d)により、一時的に駆動禁止信号の駆動手段9への伝達を遮断するように作用するものであり、信号を遮断、又はその信号レベルを変換(LならばH、HならばLレベルにする)するものである。この駆動禁止阻止手段19bをCPU2により作動させることにより、任意のタイミング、任意の時間にモータリレーチェックを行うようにしたものである。
【0037】
ただし、実施の形態5及び6では、CPU2の故障により駆動禁止手段18が常時非作動となる恐れがあり、CPU2の信号に対してタイマ機能を付加することによりCPU2が故障しても常時駆動禁止手段18が非作動にならないような対応をとることが望ましい。
【0038】
実施の形態6.
次に実施の形態6について図6を用いて説明する。図6と図1との主な相違は、電流検出用抵抗22と、電流検出手段23と、駆動制限手段11aとであり、同一符号は同一又は相当部分を示している。22、23はモータ3に流れる電流を抵抗の電圧ドロップにより検出しようとするものである。一方駆動制限手段11aは、トルク信号が例えば図11のTq2〜Tr1の間に存在する場合、その間は駆動手段を禁止するのではなく、電流制限を付けて流すことができるようにしたものである。通常パワーステアリングで使用されるモータ電流は数十アンペアになるので、ここでの電流制限は数アンペア程度までは流すことができるような範囲である。従って、たとえ電流が流れたとしても、ステアリングが自転したり、アシスト力に影響するようなレベルの電流ではない。さらにいえば、モータリレー12、スイッチング素子4〜7等をチェックすることができる程度の電流を流すことができればよい。
【0039】
また、CPU2はトルク・車速からモータ3に流す電流を制御量として出力している場合、この電流検出手段(22、23)はECUに内蔵されている。いわゆる電流フィードバック制御タイプのECUであれば、この電流検出手段は追加する必要がない。従って駆動制限手段に機能追加で済むことになる。
以上のように制限電流機能付きの駆動制限手段11aを利用した場合、トルクセンサの発生信号がどの状態であろうとも、パワーステアリング非制御中であれば、いつでもモータリレー12のチェックを行うことができる。実施の形態1〜5であれば、モータリレー12のチェックではモータリレー溶着の可能性を考慮して、モータ3に流れる電流が大きくならないようにスイッチング素子の駆動を工夫する必要があった。しかしトルク発生が小さい範囲(Tq2〜Tq1)では、たとえモータリレー12が溶着していても、モータ3に流れる電流が制限されているため、ステアリングが自転する恐れもなく安易にチェックできる効果がある。
【0040】
実施の形態7.
次に実施の形態7について図7を用いて説明する。図7と図4との相違は、第2のスイッチ手段(電源リレー)20が駆動手段8と電源26との間に直列に配設されており、スイッチ駆動回路21はこの電源リレー20を駆動し、さらに電源リレー20と並列に擬似電源手段22を備えている。図中同一符号は同一又は相当部分を示している。電源リレー20の主な目的は、この電源リレー20より下流にある電気素子の短絡、地絡による不具合に対して、電源供給を遮断するものである。つまりスイッチング素子4と6が短絡、又は地絡した場合に接点を開成することにより、電源を遮断する。電源リレー20より下流の電気素子の故障が発生しているか否かは、電源を投入してみないと検出できないが、故障の可能性がある場合に電源を十二分に供給することは、さらに故障を引き起こす可能性があるため、まず擬似電源手段22により制限を付けた電源を供給し、モータリレー12、スイッチング素子4〜7等をチェックした後、電源リレー20を閉成するように作用するものである。
【0041】
モータリレー12をチェックする際、まずスイッチ駆動回路21により電源リレー20を開成する。そして擬似電源手段22を駆動し、制限された電流源を有する電源を下流に供給する。この擬似電源手段22は例えば、プリチャージ回路であってもよいし、最も簡略な回路としては電源に抵抗でプルアップした回路であってもよい。電源リレー20のように許容電流が大きくなく、電気素子、モータ3の断線、短絡等をチェックできる程度の電流供給源でよい。この擬似電源により、モータリレー12、又はスイッチング素子4〜7をチェックし、その結果正常であれば、電源リレー20を閉成する。電源リレー20のチェックは同様にスイッチング素子4〜7の駆動と、電圧監視手段10により可能であるが、直接ライン24で電圧を検出してチェックしてもよい。
【0042】
以上のように擬似電源手段により、下流で故障が発生している場合、電流制限を付加したのでさらに2次故障を起こす可能性を減少させることが可能となった。
【0043】
【発明の効果】
この発明の電動式パワーステアリング装置は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0044】
この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、制御量演算手段とは別にトルク情報から駆動手段の作動の少なくとも一部を制限する駆動制限手段と、電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段とを備え、前記制御量演算手段は、トルク情報の大きさ、方向、又は前記駆動制限手段の状態に基づき、前記駆動制限手段が作用を停止していると判断した場合、又はその機能の一部が制限されていると判断した場合、前記駆動手段の少なくとも一部を作動し、かつ電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査するようにしたので、駆動制限手段を有している装置であっても、第1スイッチ手段の機能を的確に検査できる効果がある。
【0045】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、制御量演算手段は、駆動制限手段と接続され、この駆動制限手段からの情報に基づき、駆動制限手段の作動が停止、又は一部制限されている場合、第1スイッチ手段の機能を検査するようにしたので、簡単にスイッチ手段の機能を検査できる効果がある。
【0046】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、制御量演算手段とは別にトルク情報から駆動手段の作動の少なくとも一部を禁止する駆動禁止手段と、電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段と、前記駆動禁止手段の作動を一時無効にする無効化手段とを備え、前記制御量演算手段は、無効化手段により駆動禁止手段の作動を停止している間に、前記駆動手段を作動し、かつ前記電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査するようにしたので、駆動禁止手段を有している装置であっても、第1スイッチ手段の機能を的確に検査できる効果がある。
【0047】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、無効化手段は、トルク検出手段の電源を制御することにより駆動禁止手段を無効にするようにしたので、駆動禁止手段を簡単に、任意の時期に無効化できる効果がある。
【0048】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、無効化手段は、トルク検出手段による信号を制御することにより駆動禁止手段を無効にするようにしたので、駆動禁止手段を簡単に、任意の時期に無効化できる効果がある。
【0049】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、無効化手段は、駆動禁止手段を制御することにより駆動禁止手段の出力信号を無効にするようにしたので、駆動禁止手段を簡単に、任意の時期にできる効果がある。
【0050】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、第1スイッチ手段の機能検査は、駆動手段のスイッチング素子の駆動と電圧監視手段による電圧との関係から、第1スイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査するようにしたので、スイッチ手段の機能検査が簡単にできる効果がある。
【0051】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段を有し、制御量演算手段は第2のスイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査するようにしたので、第2のスイッチ手段をもその機能を簡単に検査することができる効果がある。
【0052】
また、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段と、この第2スイッチ手段と並列に擬似電源供給手段とを有し、制御量演算手段は第1のスイッチ手段の機能検査を行う場合、前記擬似電源供給手段により電源を供給するようにしたので、第2のスイッチ手段以下の下流で故障が発生している場合であっても、電流制限を付加でき、2次故障の誘発を防止できる効果がある。
【0053】
さらにまた、この発明の電動式パワーステアリング装置によれば、第1又は第2のスイッチ手段の機能が異常と判明した場合、運転者に報知する手段を有するようにしたので、故障を運転者に知らしめることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1及び2による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図2】 実施の形態1による駆動手段の内の部分回路図である。
【図3】 実施の形態1によるスイッチング素子と電圧の関係図である。
【図4】 実施の形態3による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図5】 実施の形態4、及び5による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図6】 実施の形態6による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図7】 実施の形態7による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図8】 従来装置による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図9】 従来装置によるスイッチング素子と電圧の関係図である。
【図10】 従来装置による電動式パワーステアリング装置のブロック図である。
【図11】 トルクセンサの発生トルクと発生電圧の関係図である。
【符号の説明】
1 トルクセンサ(トルク検出手段)、2 CPU(制御量演算手段)、3 モータ(電動機)、4〜7 スイッチング素子、8,9 駆動手段、10 電圧監視手段、11 駆動制限手段、12 モータリレー(第1のスイッチ手段)、18 駆動禁止手段、20 電源リレー(第2のスイッチ手段)。

Claims (10)

  1. 操舵トルクを検出するトルク検出手段、このトルク情報から電動機による車両の操向を行う制御量を演算する制御量演算手段、この制御量を受け、複数のスイッチング素子により前記電動機を駆動する駆動手段を有する電動式パワーステアリング装置において、
    前記制御量演算手段とは別に前記トルク情報から前記駆動手段の作動の少なくとも一部を制限する駆動制限手段と、前記電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、前記電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段とを備え、前記制御量演算手段は、前記トルク情報の大きさ、方向、又は前記駆動制限手段の状態に基づき、前記駆動制限手段が作用を停止していると判断した場合、又はその機能の一部が制限されていると判断した場合、前記駆動手段の少なくとも一部を作動し、かつ電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  2. 制御量演算手段は、駆動制限手段と接続され、この駆動制限手段からの情報に基づき、駆動制限手段の作動が停止、又は一部制限されている場合、第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とする請求項1記載の電動式パワーステアリング装置。
  3. 操舵トルクを検出するトルク検出手段、このトルク情報から電動機により車両の操向を行う制御量を演算する制御量演算手段、この制御量を受け、複数のスイッチング素子により前記電動機を駆動する駆動手段を有する電動式パワーステアリング装置において、
    前記制御量演算手段とは別に前記トルク情報から前記駆動手段の作動の少なくとも一部を禁止する駆動禁止手段と、前記電動機と駆動手段との間に配設され接続・遮断可能な第1のスイッチ手段と、前記電動機の端子電圧を監視する電圧監視手段と、前記駆動禁止手段の作動を一時無効にする無効化手段とを備え、前記制御量演算手段は、無効化手段により駆動禁止手段の作動を停止している間に、前記駆動手段を作動し、かつ前記電圧監視手段の電圧情報により前記第1スイッチ手段の機能を検査することを特徴とする電動式パワーステアリング装置。
  4. 無効化手段は、トルク検出手段の電源を制御することにより駆動禁止手段を無効にすることを特徴とする請求項3記載の電動式パワーステアリング装置。
  5. 無効化手段は、トルク検出手段による信号を制御することにより駆動禁止手段を無効にすることを特徴とする請求項3記載の電動式パワーステアリング装置。
  6. 無効化手段は、駆動禁止手段を制御することにより駆動禁止手段の出力信号を無効にすることを特徴とする請求項3記載の電動式パワーステアリング装置。
  7. 第1スイッチ手段の機能検査は、駆動手段のスイッチング素子の駆動と電圧監視手段による電圧との関係から、第1スイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  8. 電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段を有し、制御量演算手段は第2のスイッチ手段が遮断可能、及び又は接続可能を検査することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
  9. 電動機に電源を供給又は遮断する第2のスイッチ手段と、この第2スイッチ手段と並列に擬似電源供給手段とを有し、制御量演算手段は第1のスイッチ手段の機能検査を行う場合、前記擬似電源供給手段により電源を供給するようにしたことを特徴とする請求項8記載の電動式パワーステアリング装置。
  10. 第1又は第2のスイッチ手段の機能が異常と判明した場合、運転者に報知する手段を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動式パワーステアリング装置。
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