JPH0810166Y2 - インバータ用トランス - Google Patents

インバータ用トランス

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JPH0810166Y2
JPH0810166Y2 JP2991091U JP2991091U JPH0810166Y2 JP H0810166 Y2 JPH0810166 Y2 JP H0810166Y2 JP 2991091 U JP2991091 U JP 2991091U JP 2991091 U JP2991091 U JP 2991091U JP H0810166 Y2 JPH0810166 Y2 JP H0810166Y2
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JP
Japan
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flange
lead wire
winding
secondary winding
flanges
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2991091U
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JPH04117421U (ja
Inventor
修 渡辺
具夫 中島
晴彦 佐藤
弘 宇佐美
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
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  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は小型のインバータ用トラ
ンスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトランスのコイルボビン20は
図7に示すように、2次側が複数のフランジ21〜24
により多分割構造になっている。図中25は1次側巻
線、26は2次側領域に巻回された2次側巻線であり、
その巻終わりの引出線26aは各フランジ22〜24等
を介して巻線26の上方部分に張られ、外部に引き出す
構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】したがって2次巻線2
6の巻終わりの引出線26aと2次巻線26とが接近し
ているため、絶縁性の面で問題があった。
【0004】本考案は上記のことに鑑み提案されもの
で、その目的とするところは、引出線と2次巻線間との
絶縁を十分確保し得るインバータ用トランスを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、胴部2の両端にそれぞれ外側のフランジ
5,6が形成され、その間に複数の第1〜第4の中間フ
ランジ7〜10が形成され、前記胴部2上に巻回される
2次巻線12が多分割構造となっているインバータ用ト
ランスにおいて、前記外側のフランジ5寄りから反対側
のフランジ6側に引出される前記2次巻線12の巻終わ
りの引出線12bを、前記第2の中間フランジ8〜第4
の中間フランジ10の一端部側の延設部に形成された引
出線引出用の案内溝8a〜10aを介して引出し、これ
らの案内溝8a〜10aはフランジ6側に向かって順次
外方位置に形成して構成したことに特徴を有している。
【0006】
【作用】本考案では、上記のように2次巻線12側に間
隔を介して適数設けられた各中間フランジ8〜10の外
側に延設された一端部側に設けられる引出線引出用の案
内溝8a〜10aを2次巻線12の高電位側に向かう程
徐々に外方の位置とし、この引出線引出用の案内溝8a
〜10aを介し巻終わりの引出線12bを外部に引出す
ようにしたため、引出線12bと2次巻線12との距離
が高電位側にいくにしたがって離れるので、十分な絶縁
を確保できる。
【0007】
【実施例】図1は本考案の1実施例にかかるコイルボビ
ンの平面図、図2はその側面図、図3は底面図を示す。
これらの図中1は中空状の胴部2の両端に、それぞれピ
ン端子3,4が植設された肉厚部5a,6aを有する外
側のフランジ5,6が形成されたコイルボビンで、胴部
2の外周には第1〜第4の中間フランジ7〜10が好ま
しい間隔でもって形成されている。
【0008】また、一方の側の外側のフランジ5と、こ
のフランジ5と間隔を介して対向配置された第1の中間
フランジ7の間には仮想線で示すように、一次巻線11
が巻回される。また、第1の中間フランジ7と間隔を介
して配置された第2の中間フランジ8や、その他、順次
間隔を介して設けられた第3,第4の中間フランジ9,
10、他方の側の一番外側のフランジ6の間には、同じ
く仮想線で示すように、2次巻線12が巻回される。な
お、図示の実施例では中間フランジ数が全部で4つ設け
られたものについて示したが、必要に応じ適宜増減可能
である。
【0009】しかして、図3に示すように、コイルボビ
ン1の底面において、2次巻線12間に配置される第2
〜第4の中間フランジ8〜10の外方に延設された底面
側の一端部の端縁には2次巻線12の巻終わりの引出線
12bを案内するための引出線引出用の案内溝8a〜1
0aがそれぞれ形成されている。
【0010】これら引出線引出用の案内溝8a〜10a
の位置は、2次巻線12の高電位側に向かう程、すなわ
ち、第2の中間フランジ8から他方の側の外側のフラン
ジ6に向かうにしたがって、徐々に外方位置に形成さ
れ、2次巻線12と離れるように構成されている。した
がって、図3に示すように、2次巻線12の引出線12
bは2次巻線12の高電位側に向かうにつれて徐々に2
次巻線12と離れるため、両者間において十分な絶縁を
図ることができる。
【0011】また、コイルボビン1の第2〜第4の中間
フランジ8〜10の引出線引出用案内溝8a〜10aが
ある一端部と反対側の他端部には第2〜第4の中間フラ
ンジ間に2次巻線12を移行して巻回していくための巻
線案内用の切欠きaがそれぞれ形成され、これらの切欠
きaの切込みは胴部2にまで切欠かれている。
【0012】図4〜図6は本考案のインバータ用トラン
スの分解斜視図を示す。組立てにあたっては、まず、図
1〜図3に示したように、コイルボビン1の一方の側の
外側のフランジ5と、これと対向する第1の中間フラン
ジ7間に1次巻線11を巻回する。この1次巻線11の
引出線11aはフランジ5の底面(図3参照)に形成さ
れた引出線案内溝11bを介し引出されており、適宜の
ピン端子3に絡げ付けられる。
【0013】また、2次巻線12の巻始めの引出線12
aは他方の外側のフランジ6に形成された引出線案内溝
6bを介し胴部2側に案内されて巻回されてゆく。フラ
ンジ6と第4の中間フランジ10間に所定数回後は、第
4の中間フランジ10の切欠きaを介し引出線は隣の領
域に案内され、巻回される。このようにして巻回後巻終
わりの引出線12bは第1の中間フランジ7の部分から
フランジ6側に引出される。
【0014】この場合、その巻終わりの引出線12bは
各中間フランジ8〜10の引出線引出用の案内溝8a〜
10aを介し外部に引出される。これらの各引出線引出
用の案内溝8a〜10aは、前述のように、第2の中間
フランジ8からフランジ6側に向かって徐々に外方の位
置に設けられているため、引出線12aはフランジ6側
に向かうにしたがい、引出線12bと、巻回された2次
巻線12と間の距離は大きくなるように構成されてい
る。
【0015】なお、所定の各ピン端子3,4に絡げ付け
られた引出線11a,12a,12bの接続部分は半田
付けされる。そして、図4に示すように、このような組
立体Aに、各巻線11,12や各フランジ5〜10部分
を覆う箱状の収納部13aと、その外周において水平方
向に延設された矩形の枠状のフランジ13bを有する合
成樹脂製のカバー13を冠着すればコイルボビン1の表
側を覆うことができる。
【0016】ついで、この組立体Aの両側から、フェラ
イトから成るE・E型鉄心14を組込み、かつ図5に示
すように、ほぼコ字状をなす合成樹脂製の保護カバー1
5を、例えば図示の状態において左側から、保護カバー
15のほぼ矩形の底板15aと側板15bとにて組立体
Aの下部および側部を覆うようにし、かつ保護カバー1
5の上方おいて内方に折曲された上端部15cを鉄心1
4の上面の側部に位置させれば、図6に示すように、簡
単に装着することができ、コイルボビン1の裏側をも覆
うことができ、このようにしてインバータ用トランスを
完成させることができる。
【考案の効果】以上のように本考案によれば、外部に引
出される2次巻線12の巻終わりの引出線12bが2次
巻線12の高電位側に向かうにしたがい2次巻線12か
ら離れるようにしたため、その引出線12bと2次巻線
12間の絶縁を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコイルボビンの平面図であ
る。
【図2】同上のコイルボビンの側面図である。
【図3】同上のコイルボビンの底面図である。
【図4】本考案のインバータ用トランスの分解斜視図で
ある。
【図5】本考案のトランス本体に保護カバーを取付ける
状態を示す説明図である。
【図6】本考案のインバータ用トランスの組立状態の斜
視図である。
【図7】従来例である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 2 胴部 3 ピン端子 4 ピン端子 5 フランジ 6 フランジ 7 中間フランジ 8 中間フランジ 9 中間フランジ 10 中間フランジ 11 1次巻線 12 2次巻線 12b 巻終わりの引出線 13 カバー 14 鉄心 15 保護カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宇佐美 弘 埼玉県坂戸市千代田5丁目5番30号 株式 会社タムラ製作所 埼玉事業所内 (56)参考文献 実開 昭61−27218(JP,U) 実開 平1−113321(JP,U) 実開 昭54−19925(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部2の両端にそれぞれ外側のフランジ
    5,6が形成され、その間に複数の第1〜第4の中間フ
    ランジ7〜10が形成され、前記胴部2上に巻回される
    2次巻線12が多分割構造となっているインバータ用ト
    ランスにおいて、前記外側のフランジ5寄りから反対側
    のフランジ6側に引出される前記2次巻線12の巻終わ
    りの引出線12bを、前記第2の中間フランジ8〜第4
    の中間フランジ10の一端部側の延設部に形成された引
    出線引出用の案内溝8a〜10aを介して引出し、これ
    らの案内溝8a〜10aはフランジ6側に向かって順次
    外方位置に形成されていることを特徴としたインバータ
    用トランス。
JP2991091U 1991-04-02 1991-04-02 インバータ用トランス Expired - Lifetime JPH0810166Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2991091U JPH0810166Y2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 インバータ用トランス

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JP2991091U JPH0810166Y2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 インバータ用トランス

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JPH04117421U JPH04117421U (ja) 1992-10-21
JPH0810166Y2 true JPH0810166Y2 (ja) 1996-03-27

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JP2991091U Expired - Lifetime JPH0810166Y2 (ja) 1991-04-02 1991-04-02 インバータ用トランス

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