JP3509400B2 - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JP3509400B2
JP3509400B2 JP18517996A JP18517996A JP3509400B2 JP 3509400 B2 JP3509400 B2 JP 3509400B2 JP 18517996 A JP18517996 A JP 18517996A JP 18517996 A JP18517996 A JP 18517996A JP 3509400 B2 JP3509400 B2 JP 3509400B2
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英樹 橋本
智美 安田
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玲 堀口
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明負荷を制御す
る動作モードを複数種類から選択することができる照明
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、照明負荷の点灯・消灯や調光
といった点灯状態を手動で制御する動作モードとセンサ
やタイマの出力に基づいて自動で制御する動作モードと
を選択することができるようにした照明装置が種々提案
されている。
【0003】たとえば、人体から放射される熱線を焦電
素子により検知することによって人が所定の検知エリア
内に存在している間は照明負荷を点灯させ人が検知エリ
ア外に出てから一定時間後に照明負荷を消灯させる人体
検知センサを用いる照明装置が提案されている。この種
の照明装置は、照度センサも備えていることが多く、周
囲照度が所定レベル以上(つまり、明るい)であるとき
には検知エリア内に人が存在していても照明負荷を点灯
させず、周囲照度が所定レベル未満(つまり、暗い)と
きにのみ人体検知センサによる照明負荷の点灯・消灯を
行なうようにしてある。さらに、人が存在しているとき
であっても、映写機を使用するなどの目的で照明負荷を
消灯することが要求されることがあるから、照明負荷を
強制的に消灯させる操作部を設けたものがある。この種
の照明装置では照明負荷を強制的に点灯させる操作部も
設けられる。
【0004】一方、オフィス用の照明装置では、作業面
である机上面の照度を一定に保つように、周囲照度を検
出する照度センサを設け、周囲照度に応じて照明負荷の
輝度を調節するものがある。この種の照明装置では、周
囲照度の変化する昼間には照度センサによる検出照度に
基づく照明負荷の輝度の調節を行ない、周囲照度の変化
が少ない夜間には照明負荷の輝度の調節を行なわないよ
うにすることができる照明装置も提供されている。この
種の照明装置では、夜間における作業面の照度を昼間と
同じ照度に設定していると照度が低下したように感じる
から、夜間には照明負荷の輝度を昼間よりも高く設定し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の照明装置では、
人体検知センサおよび照度センサによって照明負荷を自
動的に制御している状態から強制的に点灯ないし消灯さ
せる状態に移行させた後には、移行させた状態を解除し
なければ照明負荷を自動的に制御する状態に復帰させる
ことができない。たとえば、照明負荷を強制的に点灯さ
せている状態であっても、使用者は照明負荷が自動的に
点灯・消灯するものと思い込んでいることが多いから、
照明負荷を点灯状態のままで退室ないし外出してしまう
ことがある。照明負荷を自動的に点灯・消灯させている
ときには、人が検知エリア内で検出されなくなってから
一定時間(点灯保持時間という)は照明負荷を点灯状態
に保つのが普通であるから、退室ないし外出したときに
照明負荷がすぐに消灯しなくても強制的に点灯状態にな
っていることに気づかないことが多い。つまり、照明負
荷の消し忘れが生じる。このように、検知エリアに人が
存在しなくなってからも照明負荷を一定時間は点灯状態
に保っているのは、何らかの原因で人体検知センサによ
る人の検出が途絶えることもあるからであって、このよ
うなときに検知エリア内に人がいるにもかかわらず照明
負荷が急に消灯すると不都合だからである。
【0006】逆に、強制的に消灯している状態で人が入
室ないし帰宅したときに照明負荷が点灯しないと、人体
検知センサが故障したと勘違いすることがある。とく
に、照明負荷を強制的に点灯ないし消灯させた人がいな
ければ、退室ないし外出後にも照明負荷の消灯しない原
因の発見に時間がかかり、また入室ないし帰宅後に照明
負荷が点灯しない原因の発見に時間がかかることにな
る。
【0007】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、複数の動作モードが選択可能な場合
に適宜の操作による操作モードに移行させた後に所定の
復帰条件で自動的に基本モードに復帰させるようにして
使い勝手を向上させた照明装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の動作モードが選択可能であって動作モードに応じて照
明負荷を制御する制御手段と、上記制御手段の動作モー
ドのうちの一部を操作モードとして選択可能な操作手段
とを備え、制御手段は、操作手段により操作モードが選
択された後に所定の復帰条件が満たされると動作モード
のうちあらかじめ定められた基本モードに自動的に復帰
し、基本モードへの復帰時に照明負荷を所定時間点灯さ
せるものである。
【0009】この構成によれば、操作手段により操作モ
ードを選択したとしても、所定の復帰条件が成立するよ
うになると基本モードに自動的に復帰するから、操作手
段により一時的に操作モードに切り換えたとしても、基
本モードに自動的に復帰させることができる。しかも、
基本モードに復帰したときに照明負荷を所定時間だけ点
灯させることによって、基本モードに復帰したことを知
らせることができ、かつ照明負荷が点灯することによっ
て給電系に断線などがなく故障が生じていないことを知
ることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記復帰条件を、電源の通電開始としているのであ
る。この構成によれば、操作モードの選択中に電源をオ
フにした場合や停電になったような場合に、給電を再開
すれば基本モードになるから、給電再開時には照明負荷
の状態を同じ状態にして待機させることができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記復帰条件を、上記操作手段による操作モードを
選択した後の所定時間の経過としているのである。こ
構成では、操作手段により操作モードを選択すると所定
時間後には基本モードに復帰するから、操作モードを選
択したことを忘れていても基本モードに自動的に戻すこ
とができる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、検知エリア内の人の存否に応じた出力を発生する人
体検知センサを備え、上記復帰条件を、人体検知センサ
により人が検知されなくなることとしている。
【0013】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、検知エリア内の人の存否に応じた出力を発生する人
体検知センサを備え、上記復帰条件を、人体検知センサ
により人が検知されなくなった後の所定時間の経過とし
ているのである。
【0014】請求項4、5の構成では、人体検知センサ
での人の検知の有無にかかわらず照明負荷を強制的に点
灯ないし消灯させる動作モードを操作モードとし、人体
検知センサでの人の検知の有無に応じて照明負荷を点灯
・消灯させる動作モードを基本モードとすれば、操作モ
ードでの操作後に基本モードに自動的に復帰させること
ができる。操作モードが消灯を選択するものであれば、
操作手段の操作によって照明負荷を強制的に消灯させる
ことで照明負荷が確実に消灯されたことを確認すること
ができ、しかも、次に照明負荷を点灯させる際には自動
的に点灯して何の操作も必要ないのである。
【0015】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、周囲照度を検出する照度センサを備え、上記復帰条
件を、照度センサにより検出される周囲照度が所定のレ
ベル以上になることとしている。
【0016】この構成では、たとえば、夜間に操作モー
ドに移行させた場合でも朝になって周囲照度が高くなる
と基本モードに復帰させることができる。つまり、翌日
は基本モードで動作させることが可能になる。
【0017】請求項7の発明は、請求項1の発明におい
て、周囲照度を検出する照度センサを備え、上記復帰条
件を、照度センサにより検出される周囲照度が所定のレ
ベル以下になることとしているのである。
【0018】この構成では、たとえば、昼間に操作モー
ドに移行させた場合でも夜になって周囲照度が低くなる
と基本モードに復帰させることができる。
【0019】請求項8の発明は、請求項4または請求項
5の発明において、上記操作モードを上記照明負荷を消
灯させるか点灯させるかのいずれか一方のみを指示する
強制モードとし、制御手段は強制モードでは上記人体検
知センサによる人の検知の有無にかかわらず上記操作手
段の指示に応じて上記照明負荷を消灯ないし点灯させ、
上記基本モードを上記人体検知センサによる人の検知の
有無に応じて照明負荷を点灯・消灯させるセンサモード
としているのである。
【0020】この構成によれば、操作手段により照明負
荷を強制的に点灯ないし消灯させることができ、その
後、人体検知センサによる人の検知の有無に応じて照明
負荷を点灯・消灯させるセンサモードに自動的に復帰す
るから、強制モードから基本モードに確実に復帰させる
ことができる。たとえば、退室ないし外出時に照明負荷
を強制的に消灯させた場合でもセンサモードに自動的に
復帰するから、次に入室ないし帰宅すると、自動的に照
明負荷を点灯させることが可能になる。
【0021】請求項9の発明は、請求項1の発明におい
て、上記操作モードを上記照明負荷を消灯させるか点灯
させるかのいずれか一方のみを指示する強制モードと
し、制御手段は強制モードでは上記人体検知センサによ
る人の検知の有無にかかわらず上記操作手段の指示に応
じて上記照明負荷を消灯ないし点灯させるのである。
【0022】この構成も請求項8の発明と同様に動作す
る。
【0023】請求項10の発明は、請求項1の発明にお
いて、検知エリア内の人の存否に応じた出力を発生する
人体検知センサを備え、上記操作モードを上記照明負荷
を消灯させるか点灯させるかのいずれか一方のみを指示
する強制モードとし、制御手段は強制モードでは上記人
体検知センサによる人の検知の有無にかかわらず上記操
作手段の指示に応じて上記照明負荷を消灯ないし点灯さ
せ、上記操作手段による強制モードの選択後に所定時間
が経過すると基本モードに復帰させるのである。
【0024】請求項11の発明は、請求項1の発明にお
いて、検知エリア内の人の存否に応じた出力を発生する
人体検知センサと、周囲照度を検出する照度センサとを
備え、上記操作モードを上記照明負荷を消灯させるか点
灯させるかのいずれか一方のみを指示する強制モード
し、制御手段は強制モードでは上記人体検知センサによ
る人の検知の有無にかかわらず上記照明負荷を消灯ない
し点灯させ、強制モードが選択された状態で照度センサ
により検出される照度が所定のレベル以上になると基本
モードに復帰させるのである。
【0025】請求項10および請求項11の発明は請求
項1の発明の望ましい実施態様である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下では、照明負荷を消灯させる
か点灯させるかのいずれか一方のみを指示する強制モー
ドを操作モードとし、基本モードをセンサ(人体検知セ
ンサと照度センサとの少なくとも一方)の出力により照
明負荷を点灯・消灯させるセンサモードとして説明す
る。
【0027】(基本構成1) 本例 は、基本的には図1(a)に示す構成を有し、図1
(b)に示す手順で動作する。
【0028】すなわち、従来の技術として説明したよう
に焦電素子などを用いて検知エリア内の人の存否を検出
する人体検知センサ1を備え、制御部2は人体検知セン
サ1の出力を用いて照明負荷3を制御する。また、照明
装置に付加するものであるから、操作部を接続するため
の配線を不要とするためにリモコン信号受信部4を設け
てあり、リモコン送信機5からの赤外線ないし電波を媒
体とするリモコン信号を受信するようにしてある。つま
り、リモコン送信機5が制御部2に指示を与える操作部
として機能する。本例におけるリモコン送信機5は照明
負荷3のオフのみを指示することができるものであっ
て、主として退室ないし外出時に操作するために用いら
れる。人体検知センサ1、制御部2、照明負荷3、リモ
コン信号受信部4は器具本体に設けられて照明器具Aを
構成する。
【0029】制御部2は基本的には図1(b)のように
動作する。すなわち、常時はセンサモードで動作し(S
1)、センサモードでは人体検知センサ1の出力に基づ
いて照明負荷3を点灯・消灯させる。センサモードの動
作は、人体検知センサ1の検知エリア内に人が存在する
ときに照明負荷3を点灯させ、人体検知センサ1により
人が検知されなくなると照明負荷3を一定時間後(この
時間を点灯保持時間という)に消灯させるというもので
ある。
【0030】リモコン送信機5からのリモコン信号をリ
モコン信号受信部4で受信することにより強制モードが
指示されると(S2)、制御部2はセンサモードから強
制モードに移行して(S3)照明負荷3を消灯させる。
つまり、人体検知センサ1の出力とは無関係に照明負荷
3を強制的に消灯させる。リモコン送信機5の操作によ
り照明負荷3を消灯させるときは、人体検知センサ1の
出力により照明負荷3を消灯させるときとは異なり、操
作直後に照明負荷3を消灯させる。この強制モードは、
人体検知センサ1により人が検知されている間は保たれ
ており、人が検知されなくなってから(S4)上述の点
灯保持時間が経過すると(S5)センサモードに復帰す
る(S1)。人が検知されなくなってから点灯保持時間
が経過した後にセンサモードに復帰させているのは、セ
ンサモードにおいて点灯保持時間を時限する手段を強制
モードからの復帰にも共用するためであり、時限手段の
共用が必要なければ、人体検知センサ1で人が検知され
なくなってから点灯保持時間よりも短い時間で照明負荷
3を消灯させるようにしてもよい。また、照明負荷3の
消灯後に人体検知センサ1で人が検知されなくなった時
点でただちにセンサモードに復帰させてもよい。
【0031】本例の構成では、使用者は外出時や退室時
にリモコン送信機5を操作することになる。この操作に
よって照明負荷3がただちに消灯するから、使用者は照
明負荷3が本当に消灯するかどうかという不安感や、室
外や屋外に出ているのに照明負荷3が消灯していないと
いう違和感などを懐くことがないのである。しかも、消
灯の操作をした後に、人体検知センサ1で人が検知され
なくなるとセンサモードに自動的に復帰するから、次に
帰宅ないし入室する際には照明負荷3を自動的に点灯さ
せることができる。つまり、外出時や退室時に消灯の操
作をするのみで、他の状態では照明負荷3が自動的に点
灯・消灯されるのである。したがって、入室ないし帰宅
したときに、前の退室時ないし外出時に強制的に消灯さ
せる操作をしていたことを忘れていたとしても、従来構
成のような強制的に点灯させるための操作やセンサモー
ドに切り換える操作は不要になる。その結果、照明負荷
3が点灯しないことによって故障したという不安感を懐
いたり、自動的に点灯させる機能があるにもかかわらず
点灯の操作が必要なのは不便であるという不満感を懐い
たりすることがなくなるのである。要するに、強制的に
消灯させ、自動的に点灯させるという使用者の要求を
によって満足させることができるのである。
【0032】なお、本例において、強制モードへの切換
をリモコン送信機5を用いることにより無線で行なって
いるが、有線で接続されたスイッチにより強制モードへ
の切換を行なうようにしてもよい。また、この切換の操
作は押釦スイッチのように操作後には元の位置に復帰す
る形式の操作部を備えるものが望ましい。
【0033】(基本構成2) 本例 は、基本構成1のように強制モードで照明負荷3を
消灯させるのではなく、強制モードで照明負荷3を点灯
させるようにしたものである。また、基本構成1では強
制モードにより照明負荷3を消灯させた後には人体検知
センサ1で人が検知されなってからセンサモードに復帰
させていたが、本例では強制モードで照明負荷3を点灯
させた後に一定時間が経過するとセンサモードに復帰さ
せるようにしてある。強制モードからセンサモードに復
帰させる時間は上述した点灯保持時間とすれば時限する
手段を別途に設ける必要がないが、時限時間にはとくに
制限はない。本例の動作によって、強制モードで照明負
荷3を点灯させた後にセンサモードに復帰させることが
できるのである。つまり、強制モードで照明負荷3を点
灯させた後に上述の一定時間内に人体検知センサ1で人
が検知され、かつ上述の一定時間後も人が検知されてい
れば、照明負荷3を点灯させ続けることができ、強制モ
ードで照明負荷3を点灯させても一定時間後には人体検
知センサ3で人が検知されない場合には照明負荷3を自
動的に消灯させることができる。その結果、照明負荷3
の消し忘れを防止することができる。
【0034】本例の構成を採用すれば、たとえば、部屋
が広く人体検知センサ1の検知エリアでは部屋の入口付
近までをカバーすることができない場合でも、照明負荷
3をあらかじめ強制的に点灯させてから入室することが
可能になる。
【0035】(基本構成3) 基本構成1 では、強制モードの後に人体検知センサ1で
人が検知されなくなってからセンサモードに復帰させて
いたが、本例では強制モードで照明負荷3を消灯させた
後に、人体検知センサ1での人の検知の有無にかかわら
ず一定時間が経過するとセンサモードに復帰するように
している。
【0036】この構成でも、強制モードでは照明負荷3
をただちに消灯させることができるから、基本構成1
同様に使用者に不安感や違和感を持たせることがない。
しかも、照明負荷3を消灯させてから一定時間内に人体
検知センサ1の検知エリアに人が入ると、一定時間が経
過してセンサモードに復帰した時点で照明負荷3が点灯
するから、人体検知センサ1の検知エリア内で強制モー
ドに移行させる操作をした後に忘れものに気が付いたよ
うな場合に、そのまま待っていれば、人体検知センサ1
の検知エリアから一旦出なくても照明負荷3を自動的に
点灯させることができるのである。他の構成および動作
基本構成1と同様である。
【0037】(基本構成4) 本例 は、図2に示すように、基本構成1と同様の構成に
周囲照度を検出する照度センサ6を付加したものであ
る。制御部2は、基本的には照度センサ6により検出さ
れる周囲照度が所定レベル以上であるときには人体検知
センサ1による人の検知の有無にかかわらず照明負荷3
を消灯状態に保つようにする。また、基本構成1と同様
に、リモコン送信機5からのリモコン信号により強制モ
ードを選択して照明負荷3を操作直後に消灯させる機能
を有している。ただし、制御部2は、強制モードの後に
人体検知センサ1の出力に呼応してセンサモードに復帰
させるのではなく、照度センサ6の出力に基づいてセン
サモードに復帰させるように構成されている。
【0038】つまり、本例では、周囲照度が所定レベル
以下である(つまり暗い)ときにのみ人体検知センサ1
の出力に呼応して照明負荷3を点灯・消灯させるのであ
るから、強制モードは照度センサ6により検出される周
囲照度が所定レベル以下であって、かつ人体検知センサ
1により人が検知されているときにのみ有効である。一
方、強制モードを選択すると照度センサ6の出力も無効
になる。つまり、強制モードでは、人体検知センサ1の
出力および照度センサ6により検出される周囲照度とは
無関係に照明負荷3は消灯状態に保たれることになる。
【0039】ところで、通常環境では周囲照度は1日単
位の周期性を持ち、周囲照度が所定レベル以下である状
態から所定レベル以上になり再び所定レベル以下になる
という変化を繰り返すことになる。ここで、周囲照度が
所定レベル以下である間に強制モードを選択して照明負
荷3を消灯させたとすると、その後に周囲照度が所定レ
ベル以上になっている期間には照明負荷3を点灯させる
必要がないが、周囲照度が再び所定レベル以下になった
時点では、人体検知センサ1の出力に呼応させて照明負
荷3を再び点灯・消灯させることが要求される。
【0040】しかして、本例の制御部2では、周囲照度
が所定レベル以下である期間に点灯状態である照明負荷
3をリモコン送信機5からの指示によって強制的に消灯
させた後、照度センサ6の出力の読み込みを続け、周囲
照度が所定レベル以上になった時点で、強制モードを解
除しセンサモードに復帰させるようにしているのであ
る。
【0041】この動作を図3に具体的に示す。図3では
照度センサ6により検出される周囲照度が、レベルTH
以上のときには照明負荷3を消灯状態に保ち、レベルT
H以下のときには人体検知センサ1の出力に呼応して照
明負荷3を点灯・消灯させるものとしてある。いま、時
刻tで強制モードとして照明負荷3を消灯させたと
する。周囲照度は朝方の時刻tでレベルTHに達す
るから、この時点でセンサモードに復帰するのである
が、以後は夕方の時刻tになるまでは周囲照度がレ
ベルTH以下にならないから、時刻tから時刻t
までは人体検知センサ1での人の検知の有無にかか
わらず照明負荷3は消灯状態に保たれる。夕方の時刻t
になると周囲照度がレベルTHになり、この時刻t
にはすでにセンサモードに復帰しているから、その
後に人体検知センサ1で人が検知されると照明負荷3が
点灯するのである。
【0042】ここにおいて、強制モードからセンサモー
ドに復帰する時点を、周囲照度がレベルTH以上になる
時刻tとしているが、時刻tから時刻t
間であればどの時点でもよく、時刻tまでにセンサ
モードに復帰していればよい。つまり、周囲照度がレベ
ルTHを一旦越えた後に再びレベルTHに戻ったときに
センサモードに復帰させるのである。
【0043】なお、基本構成1では人体検知センサ1の
出力に基づいてセンサモードへの復帰を行なっている
が、本例では照度センサ6の出力を用いてセンサモード
に復帰させるのであり、人体検知センサ1の出力はセン
サモードへの復帰に用いていない。これは、基本構成1
と同様に人体検知センサ1の出力に基づいてセンサモー
ドに復帰させるのであれば、照度センサ6の出力に基づ
いてセンサモードに復帰させる必要がないからである。
【0044】(基本構成5) 本例 は、図2に示した基本構成4の構成と同様の構成で
あって、制御部2の処理手順を変更したものである。す
なわち、基本構成4では強制モードにおいて照明負荷3
を消灯させていたが、本例では強制モードにおいて照明
負荷3を点灯させるのである。一般に、強制モードにお
いて点灯させる必要があるのは、周囲照度がレベルTH
を越えている場合であって、この間には照明負荷3は消
灯しているが、リモコン送信機5で強制モードを選択す
ることによって照明負荷3を点灯させることができる。
【0045】強制モードで照明負荷3を点灯させると、
以後は照明負荷3の点灯状態が継続することになる。そ
こで、本例では強制モードからセンサモードに復帰させ
る時点を、周囲照度がレベルTHを越える状態からレベ
ルTHまで下がった時点に設定してある。このことによ
り、昼間の明るいときに強制モードで照明負荷3を点灯
させると、夕方になって暗くなると強制モードが解除さ
れてセンサモードに移行するという動作になるのであ
る。
【0046】本例の動作は、たとえば、周囲照度がレベ
ルTHを越えている状態で強制モードを選択して照明負
荷3を点灯させた後に、周囲照度がレベルTH以下にな
ると、人体検知センサ1で人が検知されなくなるまで照
明負荷3を点灯させ続けることができるのである。した
がって、オフィスの照明のように昼間も点灯させている
場合に、周囲照度がレベルTH以下になって人が退室し
た後に照明負荷3を自動的に消灯させるというような用
途に使用することができる。他の構成および動作は基本
構成1と同様である。
【0047】(実施形態1) 本実施形態は、図4に示すように、基本構成1の構成を
有する照明器具Aが商用電源のような電源(商用交流電
源を示す)EからブレーカBを介して給電されているも
のである。強制モードは基本構成1と同様に照明負荷3
を消灯させるモードであって、リモコン送信機5により
指示することができる。
【0048】ところで、本実施形態の特徴は、強制モー
ドの期間中にブレーカBがオフになると(ブレーカBの
ハンドルを操作した場合や異常電流が流れた場合)、次
にブレーカBをオンにしたときに制御部2が以下のよう
なリセット動作を行なう点にある。つまり、制御部2
は、強制モードの期間中に電源が遮断されると、次に電
源が投入されたときに、人体検知センサ1での人の検知
の有無にかかわらず上述した点灯保持時間だけ照明負荷
3を点灯させ、その後にセンサモードになるというリセ
ット動作を行なうのである。このようなリセット動作に
よって、電源の再投入に伴って照明負荷3が一旦点灯す
るのであって、照明負荷3の点灯により照明器具Aが正
常に動作していると確認することができる。他の構成お
よび動作は基本構成1と同様である。
【0049】なお、上述の説明では強制モードにおいて
照明負荷3を消灯させる場合を示したが、強制モードに
おいて照明負荷3を点灯させる場合も、強制モード中に
ブレーカBがオフになると次にブレーカBをオンにした
ときに照明負荷3を一旦点灯させるようにすれば、照明
器具Aの動作確認が可能になるものである。照明器具A
基本構成4、5のように照度センサ6を備えるもので
あってもよいのはもちろんのことである。
【0050】(参考例1) 本例 は、基本的には図2に示した基本構成4と同様の構
成であって、強制モードからセンサモードへの復帰の手
順も基本構成4と同様である。基本構成4との相違点
は、制御部2が、照度センサ6により検出された周囲照
度に応じて照明負荷3の光出力を調節する点と、周囲照
度が上述したレベルTH以上である間には照明負荷3を
点灯状態に保ち、周囲照度がレベルTH以下になると人
体検知センサ1の出力に応じて照明負荷3を点灯・消灯
させる点である。
【0051】本例では、周囲照度がレベルTH以下のと
きにはリモコン送信機5により照明負荷3を消灯させる
強制モードの指示が可能であり、周囲照度がレベルTH
以上になると照明負荷3を点灯させる。また、照明負荷
3が点灯している間には、周囲照度の変化にかかわらず
作業面がほぼ一定の照度に保たれるように照明負荷3の
光出力が周囲照度に応じて制御される。ここで、周囲照
度がレベルTH以上の期間にはセンサモードに復帰して
いても人体検知センサ1の出力が無効になるのは基本構
成4と同様である。
【0052】周囲照度がレベルTH以下の期間には人体
検知センサ1により人が検知されている間には照明負荷
3を点灯させ、人体検知センサ1により人が検知されな
くなるか、リモコン送信機5によって照明負荷3の消灯
が指示されると、照明負荷3を消灯させるのである。こ
こに、周囲照度がレベルTH以上になってからレベルT
H以下になるまでの間に制御部2はセンサモードに復帰
する。
【0053】本例は主としてオフィスや商店の照明に有
効であって、周囲照度がレベルTH以上である昼間には
人がいないという状況が生じにくいから、人体検知セン
サ1による人の有無の検出は行なわずに照明負荷3を連
続して点灯させ続けてもとくに問題はない。つまり、人
体検知センサ1の出力により照明負荷3を自動的に点灯
・消灯させるのは、照明負荷3の消し忘れを防止するこ
とによって無駄な電力消費を防止することが主たる目的
であり、昼間は人が不在になることはほとんどないか
ら、昼間にこの種の目的のために人体検知センサ1を動
作させることにはほとんど意味がない。そこで、昼間に
は照度センサ6により検出された周囲照度に応じて照明
負荷3の光出力を制御することのみを行ない、照明負荷
3を連続して点灯させるのである。また、人体検知セン
サ1には一般に焦電素子が用いられており、焦電素子は
微分型のセンサであるから、上述した点灯保持時間の間
に人の動きがなければ、人が検知エリア内に存在してい
ても照明負荷3が消灯してしまうことがある。このよう
な動作が生じる機会は少ないとはいうものの起こり得る
ことであるから、上述のように昼間に人体検知センサ1
の出力とは無関係に連続点灯させておけば、昼間には人
がいるにもかかわらず照明負荷3が消灯してしまうこと
による不快感の生じるおそれがなくなるのである。夜間
には人が帰宅すると照明負荷3を点灯させておく必要が
なくなるから、人体検知センサ1の出力に呼応して照明
負荷3を点灯・消灯させるのはもちろんのことである。
他の構成および動作は基本構成1と同様である。
【0054】なお、昼間と夜間とを区別するための情報
として照度センサ6で検出する周囲照度を用いる代わり
にタイマを用いてもよい。すなわち、周囲照度がレベル
TH以上の期間に人体検知センサ1の出力を無視する点
は上述した構成と同様であるが、照明負荷3を連続して
点灯させる状態と人体検知センサ1の出力に呼応させて
点灯・消灯させる状態とを選択するための手段にはタイ
マを用いるのである。この種のタイマは、時計時刻を管
理するものでよいが、周囲照度に代えるものであるから
日の出や日暮れのような天文学的時刻を管理するいわゆ
るソーラタイマを用いるのが望ましい。また、タイマを
照明器具Aに内蔵するか照明器具Aとは別に設けるかは
適宜選択することができる。
【0055】(参考例2) 本例 は、図5に示すように、基本構成1の構成に昼夜検
出部7を付加した構成を有している。制御部2は、基本
的には夜昼の区別なく照明負荷3を人体検知センサ1の
出力に呼応するように点灯・消灯させる。また、リモコ
ン送信機5により強制モードを選択すれば照明負荷3を
ただちに消灯させることができ、その後、人体検知セン
サ1によって人が検知されなくなってからセンサモード
に復帰するようになっている。
【0056】ところで、制御部2は、人体検知センサ1
により人が検知されなくなってから照明負荷3を点灯状
態に保持する点灯保持時間を決めるためのカウンタ2a
を備え、このカウンタ2aは昼夜検出部7の出力に基づ
いて点灯保持時間を2段階に設定できるように構成され
ている。つまり、カウンタ2aはクロック信号を計数す
るものであって、点灯保持時間の切換は、カウンタ2a
のカウントアップ値を切り換えるか、クロック信号の周
波数を切り換えることによって行なう。このカンタ2a
はクロック信号を計数している間に、人体検知センサ1
から人の検知を示す信号が新たに入力されるとリセット
され、次のクロック信号から再びカウントするように構
成されている。つまり、人体検知センサ1は焦電素子を
用いたものであって、人が検知エリア内に存在している
間に動きがあると、そのたびにパルス状の信号を送出す
るように構成されており、この信号によりカウンタ2a
がリセットされるとカウンタ2aはクロック信号を計数
し始め、カウンタ2aがクロック信号を計数している間
に照明負荷3が点灯することになる。言い換えると、カ
ウンタ2aがリセットされてクロック信号の計数が開始
されると、その後にカウンタ2aがカウントアップする
までに人体検知センサ1から上記信号が入力されるたび
にカウンタ2aがリセットされて照明負荷3の点灯時間
が延長されるのである。したがって、人体検知センサ1
で人が検知されなくなってからカウンタ2aがカウント
アップするまでの時間が点灯保持時間となり、制御部2
は点灯保持時間の経過後に照明負荷3を消灯させるので
ある。
【0057】昼夜検出部7は、照度センサを用いて周囲
照度を検出することにより昼間と夜間とを区別するか、
あるいは参考例1で説明したタイマ(ソーラタイマが望
ましい)を用いて昼間と夜間とを区別する。点灯保持時
間は夜間よりも昼間のほうが長く設定されている。つま
り、センサモードであれば、図6に示すように、人体検
知センサ1により人が検知されている期間Tには夜
昼の区別なく照明負荷3を点灯させ、夜間には図6に実
線で示すように、人が検知されなくなってから時間T
の経過後に照明負荷3を消灯させる。一方、昼間に
は図6に一点鎖線で示すように、人が検知されなくなっ
てから時間T(>T)の経過後に照明負荷3を
消灯させるのである。
【0058】上述のように、点灯保持時間を昼間のほう
が夜間よりも長くなるように設定しているから、オフィ
ス空間などにおいて比較的人の出入りの多い昼間には、
人体検知センサ1により人が検知されない時間が多少長
くても照明負荷3を点灯状態に保つことができる。ま
た、夜間には人の出入りはあまりなく、照明を必要とす
る人がいる間だけ照明負荷3を点灯させておけばよいか
ら、点灯保持時間を比較的短くしているのである。
【0059】他の構成および動作は参考例1と同様であ
り、本例において説明したようにカウンタ2aを用いて
点灯保持時間を時限する構成は他の構成においても適用
可能である。
【0060】(参考例3) 本例 は、図7に示すように、基本構成1の構成に昼夜検
出部7を付加した構成を有している。制御部2は、基本
的には照明負荷3を人体検知センサ1の出力に呼応する
ように制御する。また、リモコン送信機5により強制モ
ードを選択すれば照明負荷3をただちに消灯させること
ができ、その後、人体検知センサ1によって人が検知さ
れなくなってからセンサモードに復帰するようになって
いる。
【0061】本例の特徴は、昼間には人体検知センサ2
で人が検知されなくなっても照明負荷3を消灯させずに
所定光量で点灯させ続ける点にある。強制モードの場合
は照明負荷3を消灯させるのであるが、センサモードで
は人が検知されない状態でも照明負荷3の光出力を小さ
くした状態で点灯させ続けるのである。ここに、照明負
荷3にはランプ3aを点灯させる点灯装置3bとして調
光可能なものを用い、人が検知されないときには点灯装
置3bで設定可能な最小の光出力が得られるように調光
する。
【0062】この構成によれば、昼間は人体検知センサ
2で人が検知されないときでも照明負荷3が点灯してい
るから、人が検知されたときには光出力を増加させるよ
うに制御すればよいのである。つまり、照明負荷3に広
く用いられている蛍光ランプは、消灯している状態で
は、予熱→始動→点灯という段階を経なければならない
から点灯までにやや時間がかかるが、本例では人が検知
されないときも照明負荷3を点灯させ続けているから、
消灯から点灯に移行させるよりは短時間で定格点灯状態
に移行させることができる。また、人体検知センサ1の
検知エリア内に人が存在するにもかかわらず、何らかの
原因で(たとえば、人の動きがまったくない場合など)
人体検知センサ1では人の存在が検出されなくなったと
きでも、照明負荷3が消灯する場合に比較すれば光量変
化が少なく、急激な光量変化による不快感が少ないもの
である。
【0063】なお、本例の一般的な使用場所は、参考例
と同様に、昼間は人の出入りがあり、夜間には照明を
必要とする人がいる間だけ照明負荷3を点灯させておけ
ばよいような場所である。また、主として昼間だけ使用
される空間であって昼間も照明を必要とするようなオフ
ィスや店舗で用いるのにも適している。
【0064】(参考例4) 上述した各構成は、いずれも人体検知センサ1を備える
ものであったが、本例は図8に示すように、人体検知セ
ンサ1を備えず照度センサ6を備えるものである。ま
た、リモコン信号は照明負荷3の点灯・消灯に用いられ
ている。本例では、昼間(周囲照度が所定レベルTH以
上のとき)には照度センサ6の出力に応じて照明負荷3
の光出力を制御することにより作業面の照度がほぼ一定
に保たれるようにし、夜間(周囲照度が所定のレベルT
H以下のとき)には照度センサ6で検出される周囲照度
にかかわりなく照明負荷3を一定の光出力で点灯させる
ように制御部2が照明負荷3を制御する。ここにおい
て、照明負荷3はランプ3aを点灯さえる点灯装置3b
として調光可能なものを用いているのはもちろんのこと
である。
【0065】本例では、昼間のように周囲照度の変化が
あるときには照度センサ6の出力に基づいて照明負荷3
の光出力を調節して作業面の照度をほぼ一定に保つので
あるが、夜間は外光がほとんどないから照明負荷3の光
出力を変化させると光出力の変化が目立つことになり不
快感が生じることがある。しかも、夜間には周囲照度の
変化がほとんどないのであるから、照度センサ6の出力
に従って照明負荷3の光出力を変化させることは無駄な
場合が多い。そこで、本例では夜間には照度センサ6の
出力にかかわりなく照明負荷3の光出力を一定に保つの
である。
【0066】なお、本例においても人体検知センサ1を
設け、人体検知センサ1の出力に呼応して照明負荷3の
点灯・消灯を行ない、かつ強制モードで照明負荷3を消
灯させる構成と組み合わせてもよい。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明は、複数の動作モードが
選択可能であって動作モードに応じて照明負荷を制御す
る制御手段と、上記制御手段の動作モードのうちの一部
を操作モードとして選択可能な操作手段とを備え、制御
手段は、操作手段により操作モードが選択された後に所
定の復帰条件が満たされると動作モードのうちあらかじ
め定められた基本モードに自動的に復帰し、基本モード
への復帰時に照明負荷を 所定時間点灯させるものであ
り、操作手段により操作モードを選択したとしても、所
定の復帰条件が成立するようになると基本モードに自動
的に復帰するから、操作手段により一時的に操作モード
に切り換えても基本モードに自動的に復帰させることが
できるのである。しかも、基本モードに復帰したときに
照明負荷を所定時間だけ点灯させることによって、基本
モードに復帰したことを知らせることができ、かつ照明
負荷が点灯することによって給電系に断線などがなく故
障が生じていないことを知ることができる。
【0068】請求項2の発明のように、復帰条件を電源
の通電開始とした場合に、操作モードの選択中に電源を
オフにした場合や停電になったような場合に、給電を再
開すれば基本モードになるから、給電再開時には照明負
荷の状態を同じ状態にして待機させることができる。
【0069】請求項3の発明のように、復帰条件を操作
手段による操作モードを選択した後の所定時間の経過と
した場合には、操作手段により操作モードを選択すると
所定時間後には基本モードに復帰するから、操作モード
を選択したことを忘れていても基本モードに自動的に戻
すことができるという利点がある。
【0070】請求項4の発明のように、検知エリア内の
人の存否に応じた出力を発生する人体検知センサを設
け、復帰条件を人体検知センサにより人が検知されなく
なることとしたり、請求項5の発明のように、検知エリ
ア内の人の存否に応じた出力を発生する人体検知センサ
を設け、復帰条件を人体検知センサにより人が検知され
なくなった後の所定時間の経過としたものでは、人体検
知センサでの人の検知の有無にかかわらず照明負荷を強
制的に点灯ないし消灯させる動作モードを操作モードと
し、人体検知センサでの人の検知の有無に応じて照明負
荷を点灯・消灯させる動作モードを基本モードとすれ
ば、操作モードでの操作後に基本モードに自動的に復帰
させることができる。操作モードが消灯を選択するもの
であれば、操作手段の操作によって照明負荷を強制的に
消灯させることで照明負荷が確実に消灯されたことを確
認することができ、しかも、次に照明負荷を点灯させる
際には自動的に点灯して何の操作も必要ないのであると
いう利点がある。
【0071】請求項6の発明のように、周囲照度を検出
する照度センサを設け、復帰条件を照度センサにより検
出される周囲照度が所定のレベル以上になることとした
ものでは、たとえば、夜間に操作モードに移行させた場
合でも朝になって周囲照度が高くなると基本モードに復
帰させることができる。つまり、翌日は基本モードで動
作させることが可能になる。
【0072】請求項7の発明のように、周囲照度を検出
する照度センサを設け、復帰条件を照度センサにより検
出される周囲照度が所定のレベル以下になることとした
ものでは、たとえば、昼間に操作モードに移行させた場
合でも夜になって周囲照度が低くなると基本モードに復
帰させることができる。
【0073】請求項8の発明のように、操作モードを、
照明負荷を消灯させるか点灯させるかのいずれか一方の
みを指示する強制モードとし、制御手段は強制モードで
は人体検知センサによる人の検知の有無にかかわらず操
作手段の指示に応じて照明負荷を消灯ないし点灯させ、
基本モードを人体検知センサによる人の検知の有無に応
じて照明負荷を点灯・消灯させるセンサモードとしたも
のや、請求項9の発明のように、操作モードを、照明負
荷を消灯させるか点灯させるかのいずれか一方のみを指
示する強制モードとし、制御手段は強制モードでは人体
検知センサによる人の検知の有無にかかわらず操作手段
の指示に応じて照明負荷を消灯ないし点灯させ、基本モ
ードへの復帰時には一定時間だけ照明負荷を点灯させる
ものでは、操作手段により照明負荷を強制的に点灯ない
し消灯させることができ、その後、人体検知センサによ
る人の検知の有無に応じて照明負荷を点灯・消灯させる
センサモードに自動的に復帰するから、強制モードから
基本モードに確実に復帰させることができる。たとえ
ば、退室ないし外出時に照明負荷を強制的に消灯させた
場合でもセンサモードに自動的に復帰するから、次に入
室ないし帰宅すると、自動的に照明負荷を点灯させるこ
とが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】基本構成1を示し、(a)はブロック図、
(b)は動作説明図である。
【図2】基本構成4を示すブロック図である。
【図3】基本構成4を示す動作説明図である。
【図4】実施形態1を示すブロック図である。
【図5】参考例2を示すブロック図である。
【図6】参考例2を示す動作説明図である。
【図7】参考例3を示すブロック図である。
【図8】参考例4を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 人体検知センサ 2 制御部 2a カウンタ 3 照明負荷 3a ランプ 3b 点灯装置 4 リモコン信号受信部 5 リモコン送信機 6 照度センサ 7 昼夜検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 玲 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−312186(JP,A) 特開 平4−296489(JP,A) 特開 平4−223090(JP,A) 特開 平8−96969(JP,A) 特開 平5−109488(JP,A) 特開 平8−31577(JP,A) 特開 昭61−156694(JP,A) 特開 昭61−126725(JP,A) 特開 昭55−150595(JP,A) 特開 平5−326156(JP,A) 特開 平7−114821(JP,A) 特開 平3−257792(JP,A) 特開 平1−289094(JP,A) 実開 昭63−162498(JP,U) 実開 昭63−99799(JP,U) 実開 平4−51796(JP,U) 実開 平3−35698(JP,U) 実開 平2−113297(JP,U) 実開 昭49−124975(JP,U) 実開 昭58−99795(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の動作モードが選択可能であって動
    作モードに応じて照明負荷を制御する制御手段と、上記
    制御手段の動作モードのうちの一部を操作モードとして
    選択可能な操作手段とを備え、制御手段は、操作手段に
    より操作モードが選択された後に所定の復帰条件が満た
    されると動作モードのうちあらかじめ定められた基本モ
    ードに自動的に復帰し、基本モードへの復帰時に照明負
    荷を所定時間点灯させることを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】 上記復帰条件は、電源の通電開始である
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 【請求項3】 上記復帰条件は、上記操作手段による操
    作モードを選択した後の所定時間の経過であることを特
    徴とする請求項1記載の照明装置。
  4. 【請求項4】 検知エリア内の人の存否に応じた出力を
    発生する人体検知センサを備え、上記復帰条件は、人体
    検知センサにより人が検知されなくなることであること
    を特徴とする請求項1記載の照明装置。
  5. 【請求項5】 検知エリア内の人の存否に応じた出力を
    発生する人体検知センサを備え、上記復帰条件は、人体
    検知センサにより人が検知されなくなった後の所定時間
    の経過であることを特徴とする請求項1記載の照明装
    置。
  6. 【請求項6】 周囲照度を検出する照度センサを備え、
    上記復帰条件は、照度センサにより検出される周囲照度
    が所定のレベル以上になることであることを特徴とする
    請求項1記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 周囲照度を検出する照度センサを備え、
    上記復帰条件は、照度センサにより検出される周囲照度
    が所定のレベル以下になることであることを特徴とする
    請求項1記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 上記操作モードは上記照明負荷を消灯さ
    せるか点灯させるかのいずれか一方のみを指示する強制
    モードであって、制御手段は強制モードでは上記人体検
    知センサによる人の検知の有無にかかわらず上記操作手
    段の指示に応じて上記照明負荷を消灯ないし点灯させ、
    上記基本モードは上記人体検知センサ による人の検知の
    有無に応じて照明負荷を点灯・消灯させるセンサモード
    であることを特徴とする請求項4または請求項5記載の
    照明装置。
  9. 【請求項9】 上記操作モードは上記照明負荷を消灯さ
    せるか点灯させるかのいずれか一方のみを指示する強制
    モードであって、制御手段は強制モードでは上記人体検
    知センサによる人の検知の有無にかかわらず上記操作手
    段の指示に応じて上記照明負荷を消灯ないし点灯させる
    ことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  10. 【請求項10】 検知エリア内の人の存否に応じた出力
    を発生する人体検知センサを備え、上記操作モードは上
    記照明負荷を消灯させるか点灯させるかのいずれか一方
    のみを指示する強制モードであって、制御手段は強制モ
    ードでは上記人体検知センサによる人の検知の有無にか
    かわらず上記操作手段の指示に応じて上記照明負荷を消
    灯ないし点灯させ、上記操作手段による強制モードの選
    択後に所定時間が経過すると基本モードに復帰させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  11. 【請求項11】 検知エリア内の人の存否に応じた出力
    を発生する人体検知センサと、周囲照度を検出する照度
    センサとを備え、上記操作モードは上記照明負荷を消灯
    させるか点灯させるかのいずれか一方のみを指示する強
    制モードであって、制御手段は強制モードでは上記人体
    検知センサによる人の検知の有無にかかわらず上記操作
    手段の指示に応じて上記照明負荷を消灯ないし点灯さ
    せ、上記操作手段により強制モードが選択された状態で
    照度センサにより検出される照度が所定のレベル以上に
    なると基本モードに復帰させることを特徴とする請求項
    1記載の照明装置。
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