JP3438209B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3438209B2
JP3438209B2 JP27374494A JP27374494A JP3438209B2 JP 3438209 B2 JP3438209 B2 JP 3438209B2 JP 27374494 A JP27374494 A JP 27374494A JP 27374494 A JP27374494 A JP 27374494A JP 3438209 B2 JP3438209 B2 JP 3438209B2
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清人 長沢
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機,プリンタ等の
LCDあるいはCRT等からなる表示手段を有する画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置において、LCDあ
るいはCRT等の表示手段に表示される内容としては、
画像形成処理に必要な事項あるいは装置本体の各部の状
態に関するものであって、画像形成を行わない場合に
は、表示をオフ状態にしたり、画面焼き付き防止用の簡
単な図を表示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の表
示手段を有する画像形成装置では、その表示手段を充分
に有効利用しているとはいえなかった。
【0004】本発明の目的は、表示手段の有効利用が図
れる画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するた
め、本発明は、 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
モードを設定可能な手段と、人体検出手段と、この人体
検出手段からの人体検出信号を受けて前記モードによる
表示を前記表示手段に行わせる手段とを備えたことを特
徴とする。
【0020】また、記憶手段と、表示手段と、前記記憶
手段に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る
情報以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示さ
せるモードを設定可能な手段と、前記モードによる表示
を前記表示手段に行わせる表示開始キーとを備えたこと
を特徴とする。
【0021】また、記憶手段と、表示手段と、前記記憶
手段に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る
情報以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示さ
せるモードを設定可能な手段と、オペレータ識別コード
を設定するコード設定手段と、入力されたオペレータ識
別コードを識別するコード識別手段と、このコード識別
手段の識別結果に基づいて前記モードによる表示を前記
表示手段に行わせる手段とを備えたことを特徴とする。
【0022】また、記憶手段と、表示手段と、前記記憶
手段に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る
情報以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示さ
せるモードを設定可能な手段と、オペレータ識別コード
を設定するコード設定手段と、入力された単数あるいは
複数のオペレータ識別コードをグループとして識別可能
なコード識別手段と、このコード識別手段の識別結果に
基づいて前記モードによる前記表示手段における表示タ
イミングを設定する手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】また、記憶手段と、表示手段と、前記記憶
手段に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る
情報以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示さ
せるモードを設定可能な手段と、オペレータ識別コード
を設定するコード設定手段と、入力された単数あるいは
複数のオペレータ識別コードをグループとして識別可能
なコード識別手段と、識別されたオペレータ識別コード
ごとに前記モードによる前記表示手段での表示内容を変
える手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】また、特定のオペレータ識別コードの入力
時に前記記憶手段に対する記憶操作を可能にする手段を
備えたことを特徴とする。
【0025】また、記憶手段と、表示手段と、前記記憶
手段に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る
情報以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示さ
せるモードを設定可能な手段と、前記モードによる前記
表示手段での表示を終了させる表示終了キーとを備えた
ことを特徴とする。
【0026】
【0027】
【作用】前記構成の画像形成装置では、装置本体あるい
は画像形成処理に係る情報以外のお知らせ,伝言,コマ
ーシャル等の情報を記憶手段に記憶しておき、表示手段
に表示させることで、表示手段の利用範囲を広げられ
る。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】また装置にオペレータが近づいたときに、
前記表示を行うことでタイムリィな表示がなされること
になる。
【0035】また表示開始キーをオンすることで前記表
示を行わせることで、随時に情報を得ることが可能にな
る。
【0036】またオペレータ識別コードの設定,入力コ
ードの識別を行い、識別結果に基づいて前記表示をさせ
たり、表示タイミングを設定したり、表示内容を変えた
りすることで、特定のオペレータ,部門等に対応した情
報の提供が可能になる。
【0037】また特定のコード入力があった場合のみ記
憶手段の記憶内容に対する追加,削除,変更や登録,更
新等の操作を可能にすることで、情報の管理,秘密保持
が確実に行われることになる。
【0038】また表示終了キーをオンすることで前記表
示を止めさせることで、表示が不必要のときや表示され
ることが不都合の際に、すぐに表示を終了させられる。
【0039】
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0041】図1は本発明の一実施例であるデジタル複
写機全体の構成図、図2は図1の書込部の平面図、図3
は図2の書込部の側面図、図4は書込ユニットのレイア
ウト図、図5は書込ユニットの光路図である。
【0042】図1において、本デジタル複写機は、複写
機本体(I)と、自動原稿搬送装置(II)と、ソータ(III)
と、両面反転ユニット(IV)との4つのユニットから構成
されている。
【0043】前記複写機本体(I)は、後述するスキャナ
部,書込部,感光体部,現像部ならびに給紙部等を備え
ている。
【0044】スキャナ部Aは、反射鏡1と光源3と第1
ミラー2とを装備して一定の速度で移動する第1スキャ
ナと、第2ミラー4ならびに第3ミラー5を装備して前
記第1スキャナの1/2の速度で第1スキャナに追従し
て移動する第2スキャナを有している。この第1スキャ
ナならびに第2スキャナによりコンタクトガラス9上の
原稿(図示せず)を光学的に走査し、その反射像を色フィ
ルタ6を介してレンズ7に導き、一次元固体撮像素子8
上に結像させる。
【0045】前記光源3には蛍光灯やハロゲンランプな
どが使用されており、波長が安定していて寿命が長いな
どの理由から一般的に蛍光灯が使用されている。本実施
例では1本の光源3に反射鏡1が取り付けられている
が、2本以上の光源3を使用することもある。前記固体
撮像素子8が一定のサンプリングクロックを持っている
ため、蛍光灯はそれより高い周波数で点灯しないと画像
に悪影響を与える。
【0046】前記固体撮像素子8としては、一般的にC
CDが用いられている。固体撮像素子8で読み取った画
像信号はアナログ値であるので、アナログ/デジタル
(A/D)変換され、画像処理基板10にて種々の画像処理
(2値化,多値化,階調処理,変倍処理,編集処理等)が
施され、スポットの集合としてデジタル信号に変えられ
る。
【0047】カラーの画像情報を得るために本実施例で
は、原稿から固体撮像素子8に導かれる光路途中に、必
要色の情報だけを透過する色フィルタ6が出し入れ可能
に配置されている。原稿の走査に合わせて色フィルタ6
の出し入れを行い、その都度、多重転写,両面コピー等
の機能を働かせ、多種多様のコピーが作成できるように
なっている。
【0048】また、RGBの3つの情報を同時に得るた
めに3ラインのCCD等を用いて、カラー原稿の読み取
りを行う場合もある。
【0049】書込部Bにおいて、画像処理後の画像情報
は、レーザ光のラスター走査にて光の点の集合の形で感
光体ドラム40上に書き込まれる。図2〜図5において、
半導体レーザ20から発せられたレーザ光はコリメートレ
ンズ21で平行な光束に変えられ、アパーチャ32により一
定形状の光束に整形される。整形されたレーザ光は第1
シリンダレンズ22により副走査方向に圧縮された形でポ
リゴンミラー24に入射する。このポリゴンミラー24は正
確な多角形をしており、ポリゴンモータ25により一定方
向に一定の速度で回転している。この回転速度は、感光
体ドラム40の回転速度と書込密度とポリゴンミラー24の
面数により決定される。
【0050】ポリゴンミラー24に入射されたレーザ光
は、その反射光がポリゴンミラー24の回転により偏向さ
れる。偏向されたレーザ光はfθレンズ26a,26bに順次
入射する。fθレンズ26a,26bは、角速度一定の走査光
(レーザ光)を感光体ドラム40上で等速走査するように変
換されて、感光体ドラム40上で最小光点となるように結
像し、さらに面倒れ補正機構も有している。
【0051】fθレンズ26a,26bを通過したレーザ光
は、反射ミラー27で反射されて感光体ドラム40に入射
し、画像領域外で同期検知ミラー29により同期検知入光
部30に導かれ光ファイバによりセンサ部に伝搬され、主
走査方向の頭出しの基準となる同期検知を行い、同期信
号を出す。同期信号が出てから一定時間後に画像データ
が1ライン分出力され、以下これを繰り返すことにより
1つの画像を形成することになる。
【0052】感光体部Cの主要構成部材である感光体ド
ラム40の周面には感光層が形成されている。半導体レー
ザ(波長780nm)に対して感度のある感光層として有機感
光体(OPC),α−Si,Se−Teなどが知られてお
り、本実施例では有機感光体(OPC)を使用している。
【0053】一般にレーザ書き込みの場合、画像部に光
を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと、地肌部に光を
当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2通りがあり、本
実施例では前者のN/Pプロセスを採用している。
【0054】帯電チャージャ41は感光体側にグリッドを
有するスコロトロン方式のもので、感光体ドラム40の表
面を均一に(−)帯電し、画像形成部にレーザ光を照射し
てその部分の電位を落す。そうすると感光体ドラム40表
面の地肌部が−750〜−800V、画像部が−500V程度の
電位となって、感光体ドラム40の表面に静電潜像が形成
される。これを現像器42a,42bで現像ローラに−500〜
−600Vのバイアス電圧を与え、(−)に帯電したトナー
を付着して前記静電潜像を顕像化する。
【0055】現像部Dにおいて本実施例では、主現像器
42aと副現像器42bの2つの現像器を備えている。黒一色
の場合は、前記副現像器42bとトナー補給器43bを取り外
すようになっている。現像器を2つ有する本実施例で
は、主現像器42aとペアになるトナー補給器43aに黒トナ
ーを入れ、副現像器42bとペアになるトナー補給器43bに
カラートナーを入れることにより、1色の現像中には他
色の現像器の主極位置を変えるなどして選択的に現像を
行う。
【0056】この現像方法を用い、スキャナの前記色フ
ィルタ6の切り換えによる色情報の読み取り、さらに紙
搬送系の多重転写,両面複写機能等を組み合わせること
によって多機能なカラーコピー,カラー編集が可能とな
る。3色以上の現像は感光体ドラム40の周囲に3つ以上
の現像器を並べる方法、3つ以上の現像器を回転して切
り換えるリボルバー方式などによって達成できる。
【0057】現像器42a,42bで顕像化された画像は、感
光体ドラム40にシンクロして送られた紙面上に紙の裏面
から転写チャージャ44により(+)のチャージをかけられ
て転写される。転写された紙は、転写チャージャ44と一
体に保持された分離チャージャ45にて交流除電され、感
光体ドラム40から分離される。
【0058】紙に転写されずに感光体ドラム40に残った
トナーは、クリーニングブレード47により感光体ドラム
40から掻き落され、付属のタンク48に回収される。さら
に感光体ドラム40に残っている電位のパターンは、除電
ランプ49により光を照射して消去される。
【0059】現像がなされた直後の位置に、フォトセン
サ50が設けられている。このフォトセンサ50は発光素子
と受光素子とのペアからなり、感光体ドラム40の表面の
反射濃度を検出している。これは書込部Bで一定のパタ
ーン(例えば、真っ黒または網点のパターン)を、フォト
センサ50の読取位置に対応した位置に書き込み、これを
現像した後のパターン部の反射率とパターン以外の感光
体ドラム40の反射率の比から画像濃度を判断し、薄い場
合はトナー補給信号を出す。また、補給後も濃度が上が
らないことを利用してトナー残量不足を検知することも
できる。
【0060】給紙部Eにおいて、本実施例では3個のカ
セット60a,60b,60cを持ち、1度転写した紙を再給紙
ループ72に通し、両面コピーまたは再給紙が可能になっ
ている。
【0061】複数のカセット60a,60b,60cのうちから
1つのカセット60が選択された後、スタートボタンが押
されると、選択されたカセット60の近傍にある給紙コロ
61 (61a,61b,61c)が回転し、紙の先端がレジストロー
ラ62に突き当たるまで給送される。レジストローラ62は
このとき止まっているが、感光体ドラム40に形成された
画像位置とタイミングをとって回転を開始し、感光体ド
ラム40の周面に対して紙を送る。その後、紙は転写部で
トナー像の転写が行われ、分離搬送部63にて吸引搬送さ
れて、ヒートローラ64と加圧ローラ65の対からなる定着
ローラによって、転写されたトナー像を紙面上に定着す
る。
【0062】このようにして転写された紙は通常のコピ
ー時は、切換爪67によりソータ(III)側の排紙口へ導か
れる。一方、多重コピー時は、切換爪68,69により方向
を変えられソータ(III)側に排出されることなく下側の
再給紙ループ72を通過して、再度、レジストローラ62へ
導かれる。
【0063】両面コピーの場合は、複写機本体(I)のみ
で行う場合と両面反転ユニット(IV)を使用する場合の2
通りがあり、ここでは前者の場合について説明する。切
換爪67で下方に導かれた紙は、さらに切換爪68で下方に
導かれ、次の切換爪69で再給紙ループ72よりさらに下の
トレー70へ導かれる。そしてローラ71の反転により逆方
向に再度送られ、切換爪69の切り換えにより再給紙ルー
プ72へ導かれて、レジストローラ62に給送される。
【0064】また自動原稿搬送装置(II)は、原稿を1枚
ずつコンタクトガラス9上へ導き、コピー後に排出する
動作を自動的に行うものである。
【0065】原稿給紙台100に載置された原稿は、サイ
ドガイド101によって原稿の幅方向が揃えられる。載置
された原稿は給紙コロ104で1枚ずつ分離して給紙さ
れ、搬送ベルト102の回転でコンタクトガラス9上の所
定位置まで運ばれて、位置決めされる。
【0066】所定枚数のコピーが終了すると、原稿は、
再度、搬送ベルト102の回転により排紙トレー103へ排紙
される。なお、前記サイドガイド101の位置と原稿の送
り時間をカウントすることにより、原稿サイズの検知を
行うことができる。
【0067】ソータ(III)は、複写機本体(I)から排紙さ
れたコピー紙を、例えばページ順,ページごと、あるい
は予め設定されたビン111a〜111xに選択的に給送する装
置である。モータ110により回転する複数のローラによ
り送られるコピー紙が、各ビン111の入り口付近にある
爪の切り換えにより、選択されたビン111へ導かれる。
【0068】両面反転ユニット(IV)は、前述のように複
写機本体(I)が1枚ごとの両面コピーしかできないが、
この両面反転ユニット(IV)を付設することにより、まと
めて両面コピーをすることが可能である。
【0069】複数枚まとめて両面コピーをとるとき、排
紙コロ66で下方に導かれた紙は、次の切換爪68で両面反
転ユニット(IV)へ送られる。両面反転ユニット(IV)へ入
った紙は、排紙ローラ120でトレー123上に集積される。
その際、送りローラ121,側面揃えガイド122によりコピ
ー紙の縦,横が揃えられる。トレー123上に集積された
コピー紙は、再給紙コロ124により裏面コピー時に再給
紙される。このとき、切換爪69により再給紙ループ72へ
直接導かれる。
【0070】なお図1において、28は防塵ガラス、46は
分離爪、80はメインモータ、81はファンモータである。
【0071】図6は本実施例の電装制御部におけるメイ
ン制御部分の構成を示すブロック図であり、メイン制御
部は2つのCPU(中央演算処理部)200,201を有してお
り、第1CPU200はシーケンス関係の制御を行い、第
2CPU201はオペレーション関係の制御を行ってい
る。両CPU200,201はシリアル・インタフェースによ
って接続されている。
【0072】シーケンス制御について説明する。シーケ
ンスは紙の搬送のタイミングおよび作像に関する条件設
定,出力を行っており、紙サイズセンサ,排紙検知やレ
ジスト検知など紙搬送に関するセンサ202,両面反転ユ
ニット(IV),高圧電源ユニット等の各部におけるリレ
ー,ソレノイド,クラッチ,モータなどのドライバ20
3、ソータユニット204、レーザユニットやスキャナユニ
ット205などが接続されている。
【0073】センサ202関係では、給紙カセットに装着
された紙のサイズおよび向きを検知して、検知結果に応
じた電気信号を出す紙サイズセンサ,レジスト検知や排
紙検知など紙搬送に関するセンサ,オイルエンドやトナ
ーエンドなどサプライの有無を検知するセンサ、並びに
ドアオープン,ヒューズ断など機械の異常を検知するセ
ンサなどからの入力がある。
【0074】両面反転ユニット(IV)では、紙の幅を揃え
るためのモータ,給紙クラッチ,搬送経路を変更するた
めのソレノイド,紙の有無検知センサ,紙の幅を揃える
ためのサイド・フェンス・ホームポジション・センサ,
紙の搬送に関するセンサ等が備えられている。
【0075】高圧電源ユニットは、前記帯電チャージャ
41,転写チャージャ44,分離チャージャ45,現像バイア
ス電極の出力を、PWM(パルス幅変調)制御によって得
られたデューティだけ、それぞれ所定の高圧電力を印加
する。PWM制御はそれぞれの高圧電力の出力のフィー
ドバック値をA/D変換することによってデジタル値に
して、目標値と等しくなるように制御している。
【0076】ドライバ関係には、給紙クラッチ,レジス
トクラッチ,カウンタ,モータ,トナー補給ソレノイ
ド,パワーリレー,前記定着ローラ64,65のヒータ等が
ある。ソータユニット(ソータ(III))204とはシリアル・
インタフェースで接続されており、シーケンスからの信
号により所定のタイミングで紙を搬送し、前記各ビン11
1に排出させている。
【0077】アナログ入力には、定着温度,フォトセン
サ入力,前記半導体レーザ20のモニタ入力,半導体レー
ザ20の基準電圧,各種高圧電源からの出力値のフィード
バック値が入力されている。定着ローラ64,65にあるサ
ーミスタからの入力により、定着温度が一定になるよう
にヒータのオン/オフ制御もしくは位相制御が行われ
る。フォトセンサ入力は所定のタイミングで作られたフ
ォトパターンをフォトトランジスタにより入力し、パタ
ーンの濃度を検知することにより、トナー補給のクラッ
チをオン/オフ制御してトナー濃度の制御を行ってい
る。また、この濃度により、トナーエンドの検知も行
う。半導体レーザのパワーを一定にするために調整する
機構として、A/D変換器とCPUのアナログ入力が使
用される。これは予め設定された基準電圧(この電圧
は、本実施例ではレーザダイオードが3mWとなるように
設定する)に、半導体レーザ20を点灯したときのモニタ
電圧が一致するように制御されている。
【0078】次に、オペレーション関係の制御について
説明する。第2メインCPU201は複数のシリアルポー
トとカレンダIC209を制御する。複数のシリアルポー
トにはシーケンス制御用の第1CPU200の他に、操作
部ユニット210,スキャナ制御回路211,アプリケーショ
ン212,エディタ213等が接続されている。
【0079】後で詳述する操作部ユニット210は、オペ
レータのキー入力および複写機の状態を表示する表示器
を有し、キー入力の情報を第2CPU201にシリアル通
信により知らせる。第2CPU201は、この情報により
操作部の表示器の点灯,消灯,点滅を判断し、操作部に
シリアル送信する。操作部内CPUは、第2CPU201
からの情報により、表示器の点灯,消灯,点滅を行う。
【0080】さらに、得られた情報から機械の動作条件
を決定してコピースタート時に、シーケンス制御を行っ
ている第1CPU200にその情報を伝える。
【0081】スキャナ制御回路211では、スキャナ・サ
ーボモータ駆動制御および画像処理,画像読み取りに関
する情報を第2CPU201にシリアル送信処理および自
動原稿搬送装置(III)と第2CPU201のインタフェース
処理が行われる。
【0082】アプリケーション212とは、外部機器(ファ
クス,プリンター等)と第2CPU201のインタフェース
であり、予め設定されている情報内容をやりとりする。
【0083】エディタ213とは、編集機能を入力するユ
ニットであり、オペレータの入力した画像編集データ
(マスキング,トリミング,イメージシフト等)を第2C
PU201にシリアル送信する。
【0084】カレンダIC209は、日付と時間を記憶し
ており、第2メインCPU201にて随時呼び出せるた
め、操作部ユニット210の表示器への現在時刻の表示や
機械のオン時間,オフ時間を設定することにより、機械
の電源のオン/オフをタイマ制御することが可能とな
る。
【0085】信号切換ゲートアレイ214は、第2CPU2
01からのセレクト信号により、下記(1)〜(6)の複数方向
に画像データ(DATA0〜DATA7)と同期信号を出
力する。
【0086】(1)スキャナ制御回路211→画像制御回路20
6 この場合、スキャナ部Aからの8bitデータ(ただし4bi
t,1bitにもできる)で連送されてくる画像信号を、書
込部Bから同期信号PMSYNCに同期させ、画像制御
回路206に出力する。
【0087】(2)スキャナ制御回路211→アプリケーショ
ン212 この場合、スキャナ部Aからの8bitデータ(ただし4bi
t,1bitにもできる)で連送される画像信号をアプリケ
ーション212にパラレル出力を行う。アプリケーション2
12は入力した画像データを外部に接続されているプリン
タ等の出力装置に出力する。
【0088】(3)アプリケーション212→画像制御回路20
6 この場合、アプリケーション212が外部に接続されてい
る外部機器からの8bitデータ(ただし4bit,1bitにも
できる)で連送される画像信号を、書込部Bからの同期
信号PMSYNCに同期させ、画像制御回路206に出力
する。
【0089】この場合、外部機器からの画像信号が1bi
t,4bitの場合には、8bitデータに変換する処理を行
う必要がある。
【0090】(4)スキャナ制御回路211→操作部ユニット
210 この場合、信号切換ゲートアレイ214は、スキャナ部A
で読み取られた画像データをデータラインを通じて操作
部ユニット210に出力する。操作部ユニット210側では、
送られてきた画像データを画像データ格納用DRAMに
格納し、これをVRAM(VIDEO−RAM)に転送することで
表示器であるLCD上に表示する。
【0091】(5)アプリケーション212→操作部ユニット
210 この場合、信号切換ゲートアレイ214は、アプリケーシ
ョン212側の画像データをデータラインを通じて操作部
ユニット210に出力する。操作部ユニット210側では、送
られてきた画像データを画像格納用DRAMに格納し、
これをVRAMに転送することでLCDに表示する。
【0092】(6)操作部ユニット210→画像制御回路206 この場合、操作部ユニット210はLCDに表示している
VRAMの表示データをDRAMに転送し、信号切換ゲ
ートアレイ214が、操作部ユニット210側の表示データ
を、データラインを通じて画像制御回路206に出力す
る。
【0093】なお図6において、メモリ手段としてRO
M207,215、RAM208,216、ページメモリ217を有
し、218はページメモリ217とデータライン間に設けられ
た画像処理ユニット、I/Oはインプット/アウトプッ
ト・ポート、D/Aはデジタル/アナログ変換器、SC
Iはシリアル・コミニュケーション・インタフェースを
示している。
【0094】図7はスキャナ部Aの全体構成を示すブロ
ック図であり、前記固体撮像素子8からなるCCDイメ
ージセンサ250から出力されるアナログ画像信号は、イ
メージ・プリ・プロセッサ(IPP)251内部の信号処理
回路252で増幅および光量補正され、A/D変換器253に
よってデジタル多値信号に変換される。この信号はシェ
ーディング補正回路254によって補正処理を受け、イメ
ージ・プロセス・ユニット(IPU)255に印加される。
【0095】図8はイメージ・プロセス・ユニット(I
PU)255の概略構成を示すブロック図であり、IPU25
5に印加された画像信号はMTF補正回路260で高域強調
され、変倍回路261で電気変倍され、γ変換回路262に印
加される。γ変換回路262は入力特性を機械の特性に合
わせて最適になるようにする。γ変換回路262から出力
された画像信号は、データ深さ切換機構であるスイッチ
(SW1)で所定の量子化レベルに変換される。このSW
1は図9に示す3つのデータタイプに切り換える。4bi
t化回路263では4bitデータが出力され、2値化回路264
では、入力される8bitの多値データを予め設定された
固定しきい値によって2値データに変換し、1bitデー
タを出力する。ディザ回路265は、1bitデータで、面積
階調を作り出す。SW1は3つのデータタイプの1つを
選択しDATA0〜DATA7として出力する。スイッ
チ(SW2)は2値化回路264とディザ回路265の切換機構
である。
【0096】スキャナ制御回路211は、前記第2CPU2
01からの指示に従って光源であるランプ3のランプ制御
回路256,タイミング制御回路257,IPU255の変倍回
路261並びにスキャナ駆動モータ258を制御する。ランプ
制御回路256は、スキャナ制御回路211からの指示に従っ
てランプ3のオン/オフおよび光量制限を行う。
【0097】スキャナ駆動モータ258の駆動軸にはロー
タリエンコーダ259が連結されており、位置センサPS
は副走査駆動機構の基準位置を検知する。
【0098】変倍回路261はスキャナ制御回路211によっ
て設定される主走査側の倍率データに従って電気変倍処
理を行う。
【0099】タイミング制御回路257はスキャナ制御回
路211からの指示に従って各信号を出力する。すなわ
ち、読み取りを開始すると、CCDイメージセンサ250
に対しては1ライン分のデータをシフトレジスタに転送
する転送信号と、シフトレジスタのデータを1ビットず
つ出力するシフトクロックパルスとを与える。像再生系
制御ユニットに対しては、画素同期クロックパルスCL
K,主走査同期パルスLSYNC、および主走査有効期
間信号LGATEを出力する。
【0100】前記画素同期クロックパルスCLKは、C
CDイメージセンサ250に与えるシフトクロックパルス
とほぼ同一の信号である。また、主走査同期パルスLS
YNCは、書込部Bの同期検知入光部30のセンサが出力
する主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号であ
るが、画素同期クロックパルスCLKに同期して出力さ
れる。主走査有効期間信号LGATEは、出力データD
ATA0〜DATA7画有効なデータであるとみなされ
るタイミングで高レベルHになる。
【0101】なお、本実施例ではCCDイメージセンサ
250は、1ラインあたり4800ビットの有効データを出力
する。
【0102】スキャナ制御回路211は第2CPU201から
読み取り開始指示を受けると、照明用のランプ3を点灯
し、スキャナ駆動モータ258を駆動開始して、タイミン
グ制御回路257を制御し、CCDイメージセンサ250の読
み取りを開始する。また、副走査有効期間信号FGAT
Eを高レベルHにセットする。この信号FGATEは、
高レベルHにセットされてから副走査方向に最大読み取
り長さ(本実施例では、Aサイズ長手方向の寸法)を走査
するに要する時間を経過すると低レベルLとなる。
【0103】図10は図7におけるメモリシステムのブロ
ック図であり、メモリシステム270では、CCD8から
の画像信号は、シェーディング補正と黒レベル補正と光
量補正の機能を持つIPP251を通して8bitデータで出
力される。このデータは第1マルチプレクサ(MUX1)
で選択されて、空間周波数高域強調(MTF補正)機能,
速度変換機能(変倍),γ変換機能,データ深さ変換機能
(8bit/4bit/1bit変換)を持つIPU255で処理され
て、第3マルチプレクサ(MUX3)を通してプリンタ部
PRに出力される。
【0104】画像データ用のフレームメモリを持ったシ
ステムでは、一般的には図11のようにIPU255からの
イメージデータをメモリ装置(MEM)280に一旦格納
し、必要なときにMEM280から取り出してプリンタ部
PRに出力する構成にしていた。また、IPU255から
のイメージデータをPRに出力しながら、同時にMEM
280に格納して、2枚目以降のコピーをMEM280からの
イメージデータで行う方法も一般的であった。
【0105】本実施例は、IPU255からの処理された
データと生のデータのどちらもMEM280に取り込める
ように、図12に示すデータフローが可能な構成になって
いる。つまり、図10の3つのマルチプレクサ(MUX
1,MUX2,MUX3)の切り換えでデータフローを
変えられるように構成している。例えば、1回のスキャ
ナの走査で複数枚のIPU255のパラメータを変えたコ
ピーを出力する場合は、次に示す手順で達成できる。
【0106】(1)スキャナ走査時に第1マルチプレクサ
MUX1をAにして、第2マルチプレクサMUX2をB
に、また第3マルチプレクサMUX3をAにして1枚目
を出力する。このとき、生データが第2マルチプレクサ
MUX2を通してMEM280に入る。
【0107】(2)2枚目以降は第1マルチプレクサMU
X1をBにして、MEM280からのデータをIPU255に
入れて第3マルチプレクサMUX3を通してPRに出力
する。このとき、1枚コピーするたびにIPU255のパ
ラメータを変更する。
【0108】また、1bitデータのようなコンパクトな
データを保持する場合は、第2マルチプレクサMUX2
をAにしてIPU255の出力をMEM280に取り込む。こ
の場合、PRは2値データ(1bit)モードに切り換えて
コピーする。図10のEXT・IN,EXT・OUTは外
部からのイメージデータ入力信号と外部への出力信号で
ある。
【0109】図13はMEM280において、圧縮器(COM
P)281と伸長器(EXP)282をメモリユニット(Memory U
nit)283の前後に入れて、実データ以外に圧縮されたデ
ータも格納できるようにしたものである。この構成では
圧縮器(COMP)281はスキャナの速度に合わせて、ま
た伸長器(EXP)282はプリンタの速度に合わせて動作
する必要がある。実データを格納する場合は、第4,第
5マルチプレクサMUX4,MUX5をそれぞれAに
し、圧縮データを使う場合はそれぞれBにする。
【0110】図14は図13のメモリユニットの構成図であ
り、図15の3つのイメージデータタイプと、圧縮データ
であるコードデータを扱うためにデータ幅変換器285,2
86をメモリブロック(Memory Block)289の入出力部に持
っている。ダイレクト・メモリ・コントローラ(DMA
1,DMA2)287,288はパックされたデータ数とメモ
リデータ幅に応じてメモリブロック289の所定のアドレ
スにデータを書き込み,読み取り動作を行う。
【0111】図15のイメージデータのデータタイプにお
いて、通常、スキャナから、またはプリンタへのイメー
ジデータの転送速度は、8bitデータ,4bitデータ,1
bitデータに関らず一定である。つまり、1ピクセル(pi
xel)の周期は、装置において固定されている。本実施例
では、8本のデータラインのMSB側から1bitデー
タ,4bitデータ,8bitデータとMSB詰めで定義して
いる。
【0112】このデータをメモリブロック289のデータ
幅(16bit)にパックおよびアンパックするブロックが入
力データ幅変換器285と出力データ幅変換器286である。
パックすることによってデータ深さに応じてメモリを使
えるようになり、メモリ装置の有効利用が可能になる。
【0113】図16は前記MEM280における圧縮器(CO
MP)281と伸長器(EXP)282の代わりにピクセルプロ
セスユニット(PPU)をメモリユニット283の外に配置
したものである。PPUの機能は、イメージデータ間の
ロジカル演算(例えば、AND,OR,EXOR,NO
T)を実現するユニットで、メモリ出力データと入力デ
ータを演算してプリンタに出力することと、メモリ出力
と入力データ(例えば、スキャンデータ)を演算して、再
びメモリユニット283に格納することができる。出力先
のプリンタとメモリユニット283の切り換えはマルチプ
レクサMUX6,MUX7で行う。この機能は一般的に
は画像合成に使われ、例えば、メモリユニット283にオ
ーバーレイデータを置いておいて、スキャナデータにオ
ーバーレイをかぶせることなどに使用される。
【0114】図17は外部記憶装置を使用してイメージデ
ータを保存する構成を示したものである。イメージデー
タを外部記憶装置であるフロッピディスク290に保存す
るときは、図10のEXT・OUTからインタフェース
(I/F)291を通してファイル・コントローラ(File Con
troller)292が制御するフロッピディスク・コントロー
ラ(FDC)293出力し、フロッピディスク・ドライブ(F
DD)294上のフロッピディスク290に記憶する。
【0115】ファイル・コントローラ292の制御下に
は、ハードディスク・コントローラ(HDC)295と、ハ
ードディスク・ドライブ(HDD)296があり、ハードデ
ィスクの記憶媒体上にもリード/ライトできる構成にし
ている。
【0116】ハードディスク・ドライブ(HDD)296
は、通常よく使うフォーマットデータやオーバーレイデ
ータを記憶しておき、必要に応じて使用できるようにし
ている。
【0117】図18は圧縮と伸長の処理速度が間に合わな
かったときに100%リカバリできるようにした構成を示
すブロック図であり、メモリユニット283には、スキャ
ナ走査と同時に圧縮されたデータとイメージデータとが
入る。入ってきたデータはそれぞれ別のメモリエリアに
格納されるが、圧縮データはそのまま伸長器(EXP)28
2へ入り伸長される。1ページのデータが全てメモリユ
ニット283に入るまでに、圧縮器(COMP)281とEXP
282の処理時間が間に合って正常終了した場合は、圧縮
データのメモリエリアだけが残り、生データのエリアは
取り消される。もし、エラー検出回路(Error Detect)30
0がCOMP281またはEXP282からのエラー信号を検
出した場合は、直ちに圧縮データエリアが取り消され生
データが採用される。
【0118】メモリ管理ユニット(MMU)301は、メモ
リユニット283に対して2つの入力データと1つの出力
データが同時に入出力できるようにメモリを制御するユ
ニットである。このリアルタイムでの圧縮と伸長の検定
をすることで、高速性と確実性とメモリエリアの有効利
用が可能となった。本実施例におけるこの構成は、MM
U301によってメモリエリアのダイナミックなアロケー
ションができるようにしたが、生データ用と圧縮データ
用の2つのメモリユニットを持たせてもよい。
【0119】図18の構成は、電子ソーティングのように
複数のページを格納し、リアルタイムでプリンタに出力
するような、格納ページ数とプリント速度を両立させな
ければならないような用途に最適である。
【0120】アプリケーションユニットの一例を図19の
ブロック図にて説明する。
【0121】この例は、後述するAPL(ファイルユニ
ット)400,第2APL(FAXユニット)401,第3APL
(オン/オフ・プリンタユニット)402,第4APL(LA
N)403,表示ユニット(T/S(タッチスイッチ),LC
D)404を含んだシステムである。
【0122】ベース部405において、エンジンI/F406
はイメージデータシリアルで送られてくるので、ここで
パラレルに変換する。また、ページメモリ407のパラレ
ルデータは、エンジンI/F406でシリアルに変換して
EXT・INに送り出す。制御信号は、シリアルであ
り、エンジンI/F406およびSCI408を介してシステ
ムバスに接続する。
【0123】ページメモリ407は、この例ではA3サイ
ズで1ページ分のメモリ容量を持ち、ここでBITイメ
ージに変換すると共にEXT・IN,EXT・OUTの
データ速度とCPU410の処理速度の調停も行う。
【0124】変倍回路411は、ページメモリ407上のデー
タを、この回路411にて拡大あるいは縮小を行う、高速
処理を行うためにDMAC412を用いてCPU410を介さ
ないで高速に処理を行うようになっている。また回転制
御部413は、例えば、FAX送信で送り側の原稿がA4
縦で受信側がA4横の場合、送り側は自動的に71%縮小
して送信してしまい、受信側は見づらいものになる。こ
れを防止するために、前記のようなサイズのときには送
信原稿を90度回転させA4横に変換し、等倍送信するよ
うにする。もう1つの目的は受信出力するとき、受信サ
イズがA4横で、カセットのサイズがA4縦のときは回
転制御部413にて90度出力イメージを回転させてA4縦
に直して出力する。これによりカセット縦,横の区別が
要らなくなる。
【0125】さらに414はイメージデータの圧縮,伸
長,スルーの機能を持った回路であるCEP、416はA
GDC415からのデータをイメージバスに送ることやシ
ステムバス409に送る処理を行うバスアービタ、417は所
定のクロックを発生する機能を有するタイマ、418は時
計であり現在の時刻を発生するRTC、419は制御用の
端末であるコンソールであって、この端末によりシステ
ム内部のデータの読み出し,書き換え等に加え、内部の
OSの1機能であるディバッグツールを用いて、ソフト
の開発もできるようになっている。
【0126】また、420はOS等基本機能が入っている
ROM、421は主にワーキング用に使用するRAM、422
はデータ割り込み制御部である。このベース部405は本
システムの基本制御を行う部分である。
【0127】第1APL400において、SCSI425は、
HDD(ハードディスク)426,ODD(光ディスク)427,
FDD(フロッピディスク)428用のI/Fであり、RO
M429には、SCSI425を介してHDD426,ODD42
7,FDD428を制御し、ファイリングシステムとしての
ソフトが入っている。
【0128】第2APL401はファクシミリ(FAX)制
御用のユニットであり、次の部分からなる。すなわち、
G4FAXコントローラ430は、G4用のプロトコルを
制御するユニットであり、このコントローラ430でG4
のクラス1,クラス2,クラス3をサポートする。無
論、ISDNもサポートし、NET64においては2B+
1D(64KB×2+16KB)の回線となるので、G4/G4,
G4/G3,G3/G3,G4のみ,G3のみのいずれ
かが選択できるユニットである。G3FAXコントロー
ラ431は、G3用のプロトコルを制御するユニットであ
り、アナログ回線によるG3FAXのプロトコルと、デ
ジタル信号をアナログ信号に変換するモデムも有する。
【0129】NCU(ネットワーク・コントロール・ユ
ニット)432は、交換機を使用して相手と接続するとき、
または相手からの着信を受けるダイヤルする機能等を有
する。SAF(ストア・アンド・フォワード)433は、F
AXの送信/受信を行うときの画像データ(イマージデ
ータ,コードデータ等を含む)蓄積する。このユニット
のメモリ手段としては半導体メモリまたはHDD,OD
D等が使用される。
【0130】またROM434は、第2APL401をコント
ロールするためのプログラムが入っており、RAM435
は、それらのワーク用であると同時にバッテリ436にて
不揮発にしてあり、この中に相手の電話番号,相手先
名,FAX機能を制御するデータ等が入っており、表示
ユニット404のT/S(タッチスイッチ),LCDを用い
て容易に設定できるようになっている。
【0131】第3APL402は、オンラインプリンタ,
オフラインプリンタの制御ユニットである。FDC(フ
ロッピディスク・コントローラ)440はフロッピディスク
441の制御を行う。最近のフロッピディスク441はSCS
Iをサポートしているものもあり、ここではSCSI,
ST506I/Fをサポートする。SCI408はホスト
・コンピュータとの接続に使用する。セントロI/F44
2もSCIと同様である。
【0132】エミュレーションカード443は、次の働き
を行う。すなわち、ホストコンピュータからプリンタを
見たとき現状は多くのメーカから発売されており、それ
ぞれ仕様が変わっている。これらのプリンタの機能をホ
ストコンピュータから見て同じになるようにしなければ
ホストコンピュータで使用していたソフトが走らなくな
ることが生じる。これらをなくすためにエミュレーショ
ンカード443を設け、このカード内部に入っているソフ
トで見かけ上、ホストコンピュータから見たとき、各メ
ーカのプリンタとして動作するようにしている。
【0133】AGDC(アドバンスト・グラフィックス
・ディスプレイ・コントローラ)415はホストコンピュー
タより送られてきたコードデータをCGROM444,C
Gカード445内のFONTイメージを高速にページメモ
リ407に展開する。ROM446にはこれらを制御するソフ
トが入っている。
【0134】前記CGROM(キャラクタ・ゼネレータ
・ROM)444はコードデータに対応したFONTデータ
が入っているメモリであって、FONTの形式はアウト
ラインFONT等のデータが入っている。CGカード44
5は、外付けのCGFONTであり、内容はCGROM4
44と同様である。447,448はワークRAMとRAMであ
る。
【0135】第4APL403は、LANを制御するユニ
ットであって、CPUからなるLANコントローラ450
を有し、稼働中のLANであるインサーネット,オム
ニ,スターラン等を制御する。第2APL401と、第4
APL403は、他のAPLが動作中でもバックグランド
で働くようになっている。
【0136】表示ユニット404は、LCD460およびタッ
チスイッチ(T/S)461を制御する。LCD460はグラフ
ィック,キャラクタが表示でき、この中のCG462にA
NK,漢字の第2水準のコードが内蔵されている。TS
C463は、タッチスイッチコントローラであり、ここで
T/S461の制御を行う。T/S461は、X,Yの格子で
分けられており、オペレータが使用するときのスイッチ
のサイズは、TSC463により1つのキーに対する格子
の数を決めることで自由に設定できる。
【0137】またLCD460とT/S461は2層構造にな
っており、キーのサイズとLCD460のキーの枠が対応
できるようになっている。
【0138】LCDC464はLCD460のコントローラで
ある。さらに465,466はメモリ手段であるROMとRA
Mである。
【0139】図20は前記LCD460およびT/S461等か
らなる操作部ユニット210の外観図であり、操作部ユニ
ット210におけるフロントパネル500には、テンキー50
1,モードクリア・予熱/タイマキー502,割込キー50
3,ガイダンスキー504,プログラムキー505,スタート
キー506,クリア/ストップキー507,エリア加工キー50
8等のハードキーと、液晶画面上で表示内容に合わせて
キーエリアを設定し、キーエリア内の押下検出時に処理
を行うタッチパネルキー509と、ユーザ画面キー510や画
面出力キー511、さらにFAX送信キー512等により構成
されている。
【0140】図21は前記タッチパネルキー509のタッチ
パネル検出回路の一例を示す回路図であり、コントロー
ラ515は検出端子をハイ(High)状態にしてX1,X2,
Y1,Y2を図22のように設定する。Y1,Y2の回路
は抵抗Rでプルアップされているので、タッチパネルキ
ー509のオフのときY1は+5(V)になり、オンのとき
は0(V)になる。したがって、A/D変換器517の出力
からオン/オフの状態を確認する。コントローラ515
は、タッチパネルキー509のオンの状態を検知すると、
測定モードに切り替える。X方向のときはX1は+5
(V)、X2は0(V)になり、入力位置の電位がY1を通
してA/D変換器517に接続されて座標が算出される。
Y方向の座標も回路を切り替えて同様に算出される。こ
のような検出回路により、タッチパネル516(図23)の押
下位置が検出される。
【0141】図23は操作部ユニット210の制御系の一例
を示すブロック図であり、操作部ユニット210は、コマ
ンドのやり取りをするための前記シリアル通信、および
スキャナ制御回路やアプリケーション等から出力された
データを受け取るためのデータバスとでホスト複写機
(PPC)520と接続されている。
【0142】操作部ユニット210は、ホストPPC520側
からのコマンドを受け取ると、表示する画面データのビ
ットパターンをVRAM521上に展開し、LCDコント
ローラ522を介してLCD523上に画面を表示する。VR
AM521内の画面データのビットパターン展開エリア
は、いくつかに区切られ、現在表示されている画面とは
別の画面のビットパターンを展開しておくことができ、
VRAM521の表示エリアのアドレスを操作することに
より、画面を一瞬で書き換えることができる。これによ
り、LCD523上での画面展開が可能となる。
【0143】図23において、LCDコントローラ522
は、CPU524を初めとして、CGROM525,タッチパ
ネル516,LEDドライバ526で駆動されるキーボード52
7,アドレスデコーダ528,アドレスラッチ529等とデー
タの授受を行う。
【0144】CPU524は、アドレスラッチ529,ROM
530,不揮発性RAM531,システムリセット部532を介
してアドレスデコーダ528等とデータの授受を行ってお
り、さらにCPU524は、ホストPPC520と、画像デー
タ格納用DRAM533,画像データレベル交換部534,シ
リアル通信用の光トランシーバ535等を介してデータの
授受を行う。
【0145】図24は主として前記タッチパネルキー509
からなる液晶表示画面であるLCD523の一例を示す説
明図であり、画面上における自動濃度550,自動用紙選
択551,用紙指定変倍552,等倍・100%553,ソート55
4,スタック555,ステープル556,変倍557,両面/ペー
ジ連写558,消去/移動559,表紙/合紙560,特殊原稿
送り561等は各キーの液晶上表示であり、各表示の大き
さと同様の大きさのキーがタッチパネル516上に設定さ
れている。また、562はコピー枚数表示部、563はメッセ
ージ表示エリアである。
【0146】図25(a)〜(c)は前記タッチパネルキー509
の変倍キー557押下による画面展開の一例を示す説明図
である。変倍キー557が押下されると、LCD523下方か
ら変倍設定画面570がスクロールアップされ、変倍設定
画面570には定形変倍(あらかじめ変倍率が設定されてい
る変倍モード)用のキー571が設定されている。例えば、
71%の部分のタッチパネルキー509を押下すると、変倍
率71%が選択され、変倍率71%のコピーモードのコマン
ドがホストPPC520側に送信され、処理が行われる。
また、この画面には、定形変倍以外の変倍モードを選択
するためのズームキー572と寸法変倍キー573が画面左方
に設定されている。
【0147】液晶表示画面の展開はタッチパネルキー50
9からだけでなく、ハードキーによる画面展開も行われ
る。図26は図20で説明したハードキーのエリア加工キー
押下による画面展開の一例を示す説明図である。エリア
加工キー508が押下されると、エリア加工の種類選択画
面が表示され、クリエイティブ編集キー575とカラーリ
ング編集キー576が設定されている。どちらかのキー(例
えば、クリエイティブ編集キー575)が押下されると、図
26(c)のようにエリアの指定方法の画面表示577がなさ
れ、それ以後の設定画面へと展開されていく。
【0148】また既存のハードキーを組み合わせて使用
することにより、特殊画面への展開も行われる。例え
ば、モードクリア・予熱/タイマキー502の押下後にク
リア/ストップキー507を連続押下することで、ユーザ
の使い勝手に応じて個別に使用条件の設定を行うユーザ
プログラムモードへの画面展開が行われるようにもでき
る。
【0149】図27(a)〜(h)はユーザプログラム画面の例
である。メニュー画面(図27(b)〜(d))では項目ナンバー
にタッチパネルキー509が設定されており、このナンバ
ー押下により各項目へと画面が展開される。メニュー画
面の変更は、ハードキーの押下(例えば、モードクリア
キー502とクリア/ストップキー507との連続押下によっ
て行われる。メニュー画面において、例えば、5番目の
キーが押下されると操作部使用設定画面へ展開し(図27
(c),(f))、操作時のブザー音あり/なし,ユーザコー
ドモードを設定する/しない等、ユーザの使い勝手に合
わせて設定することができる。
【0150】また、他の例として、9番目のキーが押下
されると(図27(g))、ユーザコード(部門コード)が設定
できる画面へと展開する(図27(f))。ユーザコード(部門
コード)とはオペレータごとに登録されるナンバーのこ
とで、ユーザコードモードが設定されているときに(図2
7(f))、複写機のオペレータをユーザコード(部門コー
ド)登録者のみに限定したり、ユーザコード(部門コー
ド)ごとにカウンタを管理することでユーザコード(部門
コード)別のコピー枚数を管理するときなどに使用する
ものである。ユーザプログラムで設定された各内容は、
図23の不揮発性RAM531に記憶される。
【0151】次に任意時に、記憶手段に記憶された画像
形成装置や画像形成処理とは無関係で、かつ装置提供者
が任意の本装置利用者に対し、有意義な事項、例えば、
お知らせ,伝言,コマーシャル等(以下、ユーザ画面と
いう)を表示することを説明する。
【0152】図23において、あらかじめ記憶手段である
ROM530に記憶されたユーザ画面のデータを、CGR
OM(多数のビットパターンが記憶されており、コード
によりそれらを読み出すための記憶手段)525のコード等
を利用してVRAM521上に展開し、LCDコントロー
ラ522を通して表示手段であるLCD523に表示する。
【0153】ユーザ画面の表示内容を外部記憶手段であ
るアプリケーション(FD等)のデータで更新するとき
は、ホストPPC520から送られてきたアプリケーショ
ンのデータを画像データレベル変換部534を通してDR
AM533に一旦格納しておき、表示時にDRAM533から
VRAM521にデータを転送し、これをユーザ画面デー
タとしてLCD523に表示する。
【0154】またユーザ画面の表示内容を原稿内容読取
手段であるスキャナ部Aで読み込んだデータで更新する
ときは、ホストPPC520から送られてきたスキャナ部
Aで読み取ったデータを画像データレベル変換部534を
通してDRAM533に一旦格納しておき、表示時にDR
AM533からVRAM521にデータを転送し、これをユー
ザ画面データとしてLCD523に表示する。
【0155】またユーザ画面の表示内容を、例えば図29
に示すように、LCD523上に表示された入力手段580と
タッチパネルキー509により更新するときは、タッチパ
ネルキー509から入力された表示内容をCGROM525等
のコードを利用してVRAM521に展開し、これをユー
ザ画面としてLCD523に表示する。
【0156】さらにユーザ画面の表示内容をLCD523
上のタッチパネルキー509により更新するときは、例え
ば図30に示すように、タッチパネルキー509に対する押
下手段581による押下検出位置をビットパターンとして
VRAM521に展開し、これをユーザ画面としてLCD5
23に表示する。
【0157】上記のような方法で更新されたユーザ画面
の内容は不揮発性RAM531に記憶しておき、以後は不
揮発性RAM531からVRAM521にデータを転送するこ
とで再表示が可能となる。
【0158】前記ユーザ画面の内容は、図20の専用の画
面出力キー511を押下することで出力される。画面出力
キー511が押下されると、表示しているVRAM521の内
容をDRAM533に転送し、画像データレベル変換部534
を介してデータラインからホストPPC520側に送られ
る。ホストPPC520では信号切替ゲートアレイを通し
て画像制御回路206にデータを転送し、図1の画像形成
手段である現像部Dを経て画像出力される。
【0159】また、ホストPPC520側に送られたデー
タを画像信号とし、外部に接続されたプリンタにパラレ
ル出力を行い、画像出力することも可能である。同様
に、ホストPPC520側に送られたデータを、図17に基
づいて説明したような方法でフロッピディスク290内に
記憶可能である。
【0160】さらにユーザ画面の表示内容は、図20の専
用のFAX送信キー512を押下することでファクシミリ
送信される。FAX送信キー512が押下されると、表示
しているVRAM521の内容をDRAM533に転送し、画
像データレベル変換部534を介してデータラインからホ
ストPPC520側に送られる。ホストPPC520では信号
切替ゲートアレイを通して画像制御回路206にデータを
転送し、そのデータは、図19の第2APL(FAXユニ
ット)401を経て、送信先へ送られて画像出力される。
【0161】またFAX受信データによって、前記ユー
ザ画面を更新するようにもできる。すなわち、ホストP
PC520の第2APL401から送られてきた更新用の受信
データを画像データレベル変換部534を通してDRAM5
33に一旦格納しておく。そして、表示時にDRAM533
からVRAM521にデータを転送し、これをユーザ画面
としてLCD523に表示する。
【0162】更新されたユーザ画面の表示内容は、前述
したように、不揮発性RAM531に記憶する。
【0163】ところで、前記ユーザ画面に係る表示デー
タがLCD523の表示サイズに合わないときは、下記の
ような処理を行う。
【0164】(1) 表示内容の拡大・縮小 ユーザ画面用データをホストPPC520側に送信し、図1
3に基づいて説明した手順で圧縮,伸長を行い、処理終
了後、操作部ユニット210のCPU524側に送られたデー
タをVRAM521上に展開し表示する。図31は縮小処理
の説明図であり、表示データ600がLCD523の表示エリ
ア601より大きい場合、データ縮小処理602を施して、表
示エリア601に合わせる。
【0165】(2) スクロール表示 ユーザ画面用データの先頭から表示を開始し、LCDコ
ントローラ522のスクロール表示機能を使用して表示内
容をスクロールさせ、すべての内容を表示させ終える
と、再び先頭から表示を繰り返す。図32は表示データ60
0がLCD523の表示エリア601より大きい場合に、スク
ロール処理(左スクロール)605を施して、図32の(a)〜
(d)のスクロール表示を行う。
【0166】(3) キーによる画面送り LCD523上に方向を示すキー(例えば、上下左右の4方
向)を表示し、タッチパネルキーにて押下された方向に
従い、表示範囲を決定し指定された範囲を表示する。図
33は表示データ600がLCD523の表示エリア601より大
きい場合にページキー付加処理615を使用し、LCD523
上にページキー616を表示させ、キー操作にて表示デー
タを分けることによって、図33の(a)〜(c)のように表示
内容を複数に切り分けて表示する。
【0167】また、ユーザ画面を表示する際に、下記の
タイミング等で表示を開始する。各表示のタイミングを
図34〜図37のフローチャートを参照して説明する。
【0168】(1) コピー動作中(図34) ユーザがスタートキーを押下し、コピー動作が実行され
たとき(S34-1のYES)、ユーザ画面の表示を開始し(S34
-2)、コピー動作中、表示を続けるようにする(S34-
3)。
【0169】(2) 予熱モード中(図35) 予熱モードになったとき(S35-1のYES)、ユーザ画面の
表示を開始し(S35−2)、予熱モードの期間中、表
示を続けるようにする(S35-3)。
【0170】(3) 人体検知時(図36) 画像形成装置の前に人が存在していることを検知するセ
ンサを設け、そのセンサが人体を検知したとき(S36-1
のYES)、ユーザ画面の表示を開始し(S36-2)、センサが
人体を検知している期間、表示を続けるようにする(S3
6-3)。
【0171】(4) 一定時間キー操作がないとき(図37) ある任意の一定時間、操作部ユニットでのキー操作がな
いときに(S37-1のYES)、ユーザ画面を表示し(S37-
2)、次のキー操作が発生するまでの期間、表示を続ける
ようにする(S37-3)。
【0172】(5) 専用キーの押下 図20の操作部ユニットにおけるユーザ画面キー510が押
下された場合に、ユーザ画面の表示を開始させる。
【0173】図38はオペレータ識別コードであるユーザ
コード(部門コード)入力のLCD523における表示例の
説明図である。操作部ユニットのCPU524では、オペ
レータが入力したコードが登録されているものか否かを
判断し、登録されたコードであれば、利用対象者と判断
し、図25に示したような画像形成処理モード設定用画面
が表示され、登録されていないコードが入力された場合
は、再びユーザコードを入力する画面にて、オペレータ
からの入力を待つ。
【0174】前記ユーザコードとしては、複数のコード
を1グループ(部門)として識別するものも含み、この場
合、いわゆる部門管理が可能となる。
【0175】前記ユーザコード入力に係る制御を図39〜
図42のフローチャートを参照して説明する。
【0176】図39はユーザコード入力時の画面表示のフ
ローチャートであって、ユーザコード入力画面にて入力
されたコードを判断して登録されていれば(S39-1)、ユ
ーザ画面を表示する(S39-2)。
【0177】図40はユーザコードごとにユーザ画面表示
タイミングを設定するフローチャートであり、ユーザコ
ード入力画面にて入力されたコードを判断して登録され
ていれば(S40-1)、表示タイミングを設定するガイダン
スを表示し(S40-2)、図34〜図37に基づいて説明した指
定された表示タイミングを各ユーザコードごとに記憶す
る(S40-3)。
【0178】図41は各部門ごとにユーザ画面を表示する
フローチャートであり、ユーザコード入力画面にて入力
されたコードを判断し、登録されていれば(S41-1)、そ
のユーザコードがどの部門に分類されているかを判断し
(S41-2)、各部門ごとに登録された複数のユーザ画面の
1つを表示する(S41-3)。
【0179】図42は各部門ごとにユーザ画面内容を操作
するフローチャートであり、ユーザコード入力画面にて
入力されたコードを判断し、登録されていれば(S42-
1)、登録または更新するか、あるいは削除するかを選択
する(S42-2)。前者を選択した場合は(S42-2のYES)、
前述した入力方法に従い内容を入力し(S42-3)、そのユ
ーザコードが属する部門のユーザ画面用記憶エリアに登
録または更新する(S42-4)。後者を選択した場合は(S4
2-5)、そのユーザコードが属する部門のユーザ画面用記
憶エリアの内容を削除する(S42-6)。
【0180】図43〜図47はユーザ画面の表示を終了させ
るタイミングを示すフローチャートであり、下記のタイ
ミング等で表示を終了させる。
【0181】(1) 専用キー押下時(図43) ユーザ画面表示中、オペレータにより図20のユーザ画面
キー510が押下されたとき(S43-1)、表示を終了する(S
43-2)。
【0182】(2) 異常発生時(図44) ユーザ画面表示中、画像形成装置にジャム,故障等の異
常が発生したとき(S44-1)、表示を終了する(S44-2)。
【0183】(3) ドアオープン時(図45) ユーザ画面表示中、ユーザにより画像形成装置のドアや
圧板等の開閉動作が行われたとき(S45-1)、表示を終了
する(S45-2)。
【0184】(4) 消耗品補給発生時(図46) ユーザ画面表示中、用紙補給やトナー補給等の消耗品補
給が発生したとき(S46-1)、表示を終了する(S46-2)。
【0185】(5) キー操作発生時(図47) ユーザ画面表示中、操作部ユニットで何らかのキー操作
が行われたとき(S47-1)、表示を終了する(S47-2)。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、請求項1記載の発明によれば、従来、画像形成
装置において、LCDまたはCRT等の表示手段に表示
される内容は、画像形成処理に必要な事項や画像形成装
置に関する内容のみで、画像形成処理を行わない場合
は、表示をオフしたり、画面焼き付き防止用の簡単な図
を表示するだけであったが、画像形成装置内の記憶手段
に記憶した画像形成装置や画像形成処理とは無関係で、
かつ画像形成装置提供者または所有者が任意の本装置利
用者に対し、お知らせ,伝言,コマーシャル等を任意時
に表示手段へ表示できるので、表示手段の有効活用が可
能となる。さらに、人体検出装置が画像形成装置に利用
者が近づいたと判断した場合、前記表示をすることで本
装置利用者に対し効果的に表示することが可能となる。
【0187】
【0188】
【0189】
【0190】
【0191】
【0192】
【0193】
【0194】
【0195】
【0196】
【0197】請求項記載の発明によれば、表示開始の
ための専用キーを設けたことにより画像形成装置を使用
するしないに関らず、オペレータが表示モードに記憶さ
れた情報に興味を持ち、見たいときに表示できること
で、内容を効率的に利用者に伝えることが可能となる。
【0198】請求項記載の発明によれば、コード入力
時(後)に前記表示をすることで特定の利用者に対してだ
け前記モードの内容を公開することができ、特定利用者
固有の内容などを効果的に表示することが可能となる。
【0199】請求項記載の発明によれば、コードによ
る識別において単数または複数のコードを1つの関連グ
ループとした部門管理機能を実施し、各部門ごとに表示
タイミングを設定できるので、選択内容によっては表示
内容を部門外利用者にも公開したり、画像形成処理を行
う際の効率を考慮することも可能となる。
【0200】請求項記載の発明によれば、記憶エリア
を拡大することで各部門ごとに表示内容を設定して記憶
できるので、各部門内の固有の内容を限定された利用者
にのみ公開でき、内容を効率よくかつ効果的に利用者に
伝えることが可能となる。
【0201】請求項記載の発明によれば、各部門ごと
に記憶された前記モードの記憶内容に対して各部門に属
したコード入力者のみが登録,更新,削除等の操作を行
えるので、記憶内容を部門内で管理でき、記憶内容が部
外者にもれることや侵されることが防げ、秘密厳守し信
頼性の高い情報を提供することが可能となる。
【0202】請求項記載の発明によれば、表示終了の
ための専用キーを設けたことにより表示中のユーザ画面
モードの内容を、画像形成装置の利用者が不要と判断し
た場合、または内容の確認を終了した場合など任意に終
了できることで、効率よく本来の画像形成処理を行える
状態にし、利用者に提供することが可能となる。
【0203】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例であるデジタ
ル複写機全体の構成図である。
【図2】図1の書込部の平面図である。
【図3】図2の書込部の側面図である。
【図4】書込ユニットのレイアウト図である。
【図5】書込ユニットの光路図である。
【図6】メイン制御部分の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】スキャナ部の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図8】IPUの概略構成を示すブロック図である。
【図9】IPUの出力データの説明図である。
【図10】メモリシステムのブロック図である。
【図11】IPUとMEMの接続構成のブロック図であ
る。
【図12】IPUとMEMの接続構成のブロック図であ
る。
【図13】MEMの構成を示すブロック図である。
【図14】メモリユニットの構成図である。
【図15】イメージデータの説明図である。
【図16】MEMの構成を示すブロック図である。
【図17】外部記憶装置を用いてイメージデータを保存
する構成を示すブロック図である。
【図18】圧縮/伸長処理のリカバリをするための構成
を示すブロック図である。
【図19】アプリケーションユニットの一例を示すブロ
ック図である。
【図20】操作部ユニットの外観図である。
【図21】タッチパネル検出回路の説明図である。
【図22】タッチパネル検出データの説明図である。
【図23】操作部ユニットの構成を示すブロック図であ
る。
【図24】LCDの表示例の説明図である。
【図25】変倍キー押下時の表示変化の説明図である。
【図26】エリア加工キー押下時の表示変化の説明図で
ある。
【図27】ユーザプログラムモードの表示変化の説明図
である。
【図28】ユーザ画面表示の説明図である。
【図29】文字入力画面の説明図である。
【図30】メッセージ入力の説明図である。
【図31】表示サイズ変換の説明図である。
【図32】表示内容スクロールの説明図である。
【図33】表示エリア指定の説明図である。
【図34】ユーザ画面表示開始のタイミングのフローチ
ャートである。
【図35】ユーザ画面表示開始のタイミングのフローチ
ャートである。
【図36】ユーザ画面表示開始のタイミングのフローチ
ャートである。
【図37】ユーザ画面表示開始のタイミングのフローチ
ャートである。
【図38】ユーザコード入力のLCD表示の説明図であ
る。
【図39】ユーザコード入力のフローチャートである。
【図40】ユーザコード入力のフローチャートである。
【図41】ユーザコード入力のフローチャートである。
【図42】ユーザコード入力のフローチャートである。
【図43】ユーザ画面表示終了のタイミングのフローチ
ャートである。
【図44】ユーザ画面表示終了のタイミングのフローチ
ャートである。
【図45】ユーザ画面表示終了のタイミングのフローチ
ャートである。
【図46】ユーザ画面表示終了のタイミングのフローチ
ャートである。
【図47】ユーザ画面表示終了のタイミングのフローチ
ャートである。
【符号の説明】
401…第2APL(FAXユニット)、 512…FAX送信
キー、 516…タッチパネル、 520…ホストPPC(複
写機)、 521…VRAM(ビデオ・RAM)、 522…L
CDコントローラ、 523…LCD(表示手段)、 524…
CPU(中央演算処理部)、 525…CGROM(キャラク
タ・ゼネレータ・ROM)、 526…LEDドライバ、
527…キーボード、 528…アドレスデコーダ、 529…
アドレスラッチ、 530…ROM、 531…不揮発性RA
M、 532…システムリセット部、 533…画像データ格
納用DRAM、 534…画像データレベル変換部、 535
…光トランシーバ。
フロントページの続き (72)発明者 長沢 清人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 早川 国男 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 平3−31892(JP,A) 特開 平5−323888(JP,A) 特開 平5−19906(JP,A) 特開 平4−183060(JP,A) 特開 平5−191629(JP,A) 特開 平5−313610(JP,A) 特開 平6−20174(JP,A) 特開 平4−250591(JP,A) 特開 昭63−125982(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G06F 3/00 - 3/00 680 G09G 5/00 - 5/40

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、人体検出手段と、この人体
    検出手段からの人体検出信号を受けて前記モードによる
    表示を前記表示手段に行わせる手段とを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、前記モードによる表示を前
    記表示手段に行わせる表示開始キーとを備えたことを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、オペレータ識別コードを設
    定するコード設定手段と、入力されたオペレータ識別コ
    ードを識別するコード識別手段と、このコード識別手段
    の識別結果に基づいて前記モードによる表示を前記表示
    手段に行わせる手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、オペレータ識別コードを設
    定するコード設定手段と、入力された単数あるいは複数
    のオペレータ識別コードをグループとして識別可能なコ
    ード識別手段と、このコード識別手段の識別結果に基づ
    いて前記モードによる前記表示手段における表示タイミ
    ングを設定する手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、オペレータ識別コードを設
    定するコード設定手段と、入力された単数あるいは複数
    のオペレータ識別コードをグループとして識別可能なコ
    ード識別手段と、識別されたオペレータ識別コードごと
    に前記モードによる前記表示手段での表示内容を変える
    手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 特定のオペレータ識別コードの入力時に
    前記記憶手段に対する記憶操作を可能にする手段を備え
    たことを特徴とする請求項3,4または記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 記憶手段と、表示手段と、前記記憶手段
    に記憶された装置本体あるいは画像形成処理に係る情報
    以外の伝言,宣伝等の情報を前記表示手段に表示させる
    モードを設定可能な手段と、前記モードによる前記表示
    手段での表示を終了させる表示終了キーとを備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
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