JPH0723211A - 複数原稿一括複写装置 - Google Patents

複数原稿一括複写装置

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JPH0723211A
JPH0723211A JP5161835A JP16183593A JPH0723211A JP H0723211 A JPH0723211 A JP H0723211A JP 5161835 A JP5161835 A JP 5161835A JP 16183593 A JP16183593 A JP 16183593A JP H0723211 A JPH0723211 A JP H0723211A
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JP
Japan
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original
reading
image
originals
unit
Prior art date
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Application number
JP5161835A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Sumita
浩康 住田
Toshiya Tagawa
敏哉 田川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿が所定の枚数より少ない場合にユーザが
白紙の原稿を読み込ませることなく複数枚の原稿の画像
を1枚の転写紙に一括して作像する。 【構成】 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所
定の集約枚数Pと実際の原稿枚数Oが別個に設定され
る。原稿読み込み回数Sを集約枚数Pで割り、その余り
が「0」の場合、および余りが「0」でない場合であっ
ても最終原稿の場合にページメモリ812の画像のプリ
ントを開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数枚の原稿の画像を
1枚の転写紙上に一括(集約)して作像する複数原稿一
括複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ式の複写機では、自動原稿供給
装置(ADF)にセットされた原稿を2枚順次フィード
インすることにより2枚の原稿の画像を1枚の転写紙に
一括して作像することができるが、原稿の搬送方向に並
べて一括して作像するのみであり、4枚や8枚のような
枚数の原稿の画像を縦横に並べて作像することはできな
い。
【0003】他方、画像をディジタル的にメモリに格納
し、複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像
する装置としては、例えば特開昭61−265964号
公報に示されている。この種のディジタル式の複写機で
は、原稿枚数は2枚とは限らず、例えば図36に示すよ
うな4枚、8枚の原稿の画像を縦横に並べて1枚の転写
紙に一括して作像することができ、また、両面複写機能
を有する場合には16枚の原稿の画像を1枚の転写紙の
表裏に一括して作像することができる。なお、作像の手
順としては、1枚の転写紙に作像される全ての原稿の画
像をスキャナにより読み込んで全てが揃った時点で作像
が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複写機では、4枚、8枚のように所定の枚数の原稿
の画像を縦横に並べて1枚の転写紙に一括して作像する
のみであるので、例えば3枚、7枚のように原稿が所定
の枚数より少ない場合には、ユーザが白紙の原稿を読み
込ませなければならないという問題点がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑み、原稿が
所定の枚数より少ない場合にユーザが白紙の原稿を読み
込ませることなく複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に
一括して作像する複数原稿一括複写装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、原稿を読み取る原稿読み取り手段と、
1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所定の集約枚
数を予め設定するための集約枚数設定手段と、前記集約
枚数設定手段を介して予め設定された集約枚数に応じ
て、前記原稿読み取り手段により読み取られた複数枚の
原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像されるように
記憶する画像メモリと、前記画像メモリから読み出され
た複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像す
る画像形成手段と、1枚の転写紙に一括して作像される
原稿の枚数を予め設定するための原稿枚数設定手段と、
前記集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数と前
記原稿読み取り手段により読み取られた原稿枚数が一致
した場合、および前記原稿枚数設定手段を介して設定さ
れた原稿枚数と前記原稿読み取り手段により読み取られ
た原稿枚数が一致した場合に前記画像形成手段が作像す
るように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】第2の手段は、原稿を読み取る原稿読み取
り手段と、1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所
定の集約枚数を予め設定するための集約枚数設定手段
と、前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約
枚数に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られ
た複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像さ
れるように記憶する画像メモリと、前記画像メモリから
読み出された複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括
して作像する画像形成手段と、原稿を1枚ごとに読み取
らせるための読み取り開始キーと、前記読み取り開始キ
ーの操作により前記原稿読み取り手段の原稿読み取り時
からの経過時間を計測するタイマ手段と、前記タイマ手
段の計測時間が所定の時間を越えた場合に前記画像形成
手段が作像するように制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】第3の手段は、第2の手段において前記制
御手段が、1枚以上の原稿を読み取った後に所定の時間
を越えた場合に前記画像形成手段が作像するように制御
することを特徴とする。
【0009】第4の手段は、原稿を読み取る原稿読み取
り手段と、1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所
定の集約枚数を予め設定するための集約枚数設定手段
と、前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約
枚数に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られ
た複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像さ
れるように記憶する画像メモリと、前記画像メモリから
読み出された複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括
して作像する画像形成手段と、原稿を1枚ごとに読み取
らせるための読み取り開始キーと、前記原稿読み取り手
段の原稿台上の原稿を検出する原稿検出手段と、原稿読
み込み開始キーが操作された場合に前記原稿検出手段が
原稿を検出した否かを判別し、検出した場合に原稿を読
み込み、検出しない場合に前記画像形成手段が作像する
ように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】第5の手段は、第4の手段において前記原
稿読み込み開始キーと出力開始キーが同一であることを
特徴とする。
【0011】第6の手段は、原稿を読み取る原稿読み取
り手段と、1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所
定の集約枚数を予め設定するための集約枚数設定手段
と、前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約
枚数に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られ
た複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像さ
れるように記憶する画像メモリと、前記画像メモリから
読み出された複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括
して作像する画像形成手段と、原稿を1枚ごとに読み取
らせるための読み取り開始キーと、原稿の読み込みを終
了するための原稿読み込み終了キーと、前記原稿読み込
み開始キーが操作された場合に原稿を読み込み、前記原
稿読み込み終了キーが操作された場合に前記画像形成手
段が作像するように制御する制御手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】第7の手段は、第6の手段において前記制
御手段が、少なくとも1枚の原稿読み取り後に原稿読み
込み終了キーが操作された場合に前記画像形成手段が作
像するように制御することを特徴とする。
【0013】
【作用】第1の手段では、集約枚数設定手段を介して設
定された集約枚数と原稿読み取り枚数が一致した場合、
および原稿枚数設定手段を介して設定された原稿枚数と
原稿読み取り枚数が一致した場合に画像メモリから読み
出しが行われて画像形成装置により出力が行われる。し
たがって、集約枚数設定手段を介して設定された集約枚
数と原稿枚数設定手段を介して設定された原稿枚数が異
なる場合にも出力が行われるので、ユーザが集約枚数よ
り少ない原稿枚数を設定することにより白紙の原稿を読
み込ませることなく複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙
に一括して作像することができる。
【0014】第2の手段では、タイマ手段の計測時間が
所定の時間を越えた場合に画像メモリから読み出しが行
われて画像形成装置により出力が行われる。したがっ
て、集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数より
少ない枚数の原稿が読み取られた場合にも出力が行われ
るので、ユーザが上記所定の時間待機することにより白
紙の原稿を読み込ませることなく複数枚の原稿の画像を
1枚の転写紙に一括して作像することができる。
【0015】第3の手段では、1枚以上の原稿を読み取
った後に所定の時間を越えた場合に画像メモリから読み
出しが行われて画像形成装置により出力が行われる。し
たがって、集約枚数設定手段を介して設定された集約枚
数より少ない枚数の原稿が読み取られた場合にも出力が
行われるので、ユーザが上記所定の時間待機することに
より白紙の原稿を読み込ませることなく複数枚の原稿の
画像を1枚の転写紙に一括して作像することができる。
また、1枚も原稿を読み取っていない状態では出力が行
われないので用紙が無駄になることを防止することがで
きる。
【0016】第4の手段では、原稿読み込み開始キーが
操作された場合、原稿が検出されないときに画像メモリ
から読み出しが行われて画像形成装置により出力が行わ
れる。したがって、ユーザが白紙の原稿をセットするこ
となく原稿読み込み開始キーを操作することにより複数
枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像すること
ができる。
【0017】第5の手段では、原稿読み込み開始キーと
出力開始キーが同一であるので、ユーザが白紙の原稿を
セットすることなく出力開始キーを操作することにより
複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像する
ことができ、したがって、キーの数を減少することがで
きる。
【0018】第6の手段では、原稿読み込み終了キーが
操作された場合に画像メモリから読み出しが行われて画
像形成装置により出力が行われる。したがって、原稿読
み込み終了キーを操作することによりユーザが白紙の原
稿をセットすることなく複数枚の原稿の画像を1枚の転
写紙に一括して作像することができる。
【0019】第7の手段では、少なくとも1枚の原稿読
み取り後に原稿読み込み終了キーが操作された場合に画
像メモリから読み出しが行われて画像形成装置により出
力が行われる。したがって、ユーザが白紙の原稿をセッ
トすることなく原稿読み込み終了キーを操作することに
より複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像
することができる。また、1枚も原稿を読み取っていな
い状態では出力が行われないので用紙が無駄になること
を防止することができる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る複数原稿一括複写装置の一実
施例が適用されるディジタル複写機の全体構成を示す側
面図、図2は図1の書き込み部の詳細な構成を示す平面
図、図3は図2の書き込み部を示す側面図、図4は図1
のディジタル複写機の制御ユニットを示すブロック図、
図5は図4の制御ユニットを有する電装制御部の全体構
成を示すブロック図、図6は図4および図5の制御ユニ
ットにおける具体的な表示/操作パネルを示す説明図、
図7は図1のイメージスキャナ部の詳細な構成を示すブ
ロック図、図8は図7のイメージプロセスユニットの詳
細な構成を示すブロック図、図9は図8のデータ深さ切
換回路の動作を示す説明図、図10は図4のページメモ
リと図8のイメージプロセスユニットを備えたメモリシ
ステムを示すブロック図、図11は図10のメモリシス
テムにおける画像データの流れを示す説明図、図12は
図10のメモリシステムにおける画像データの他の流れ
を示す説明図、図13は他のメモリシステムを示すブロ
ック図、図14は図13のメモリユニットの詳細な構成
を示すブロック図、図15は図14のメモリユニットの
入力データを示す説明図、図16は他のメモリシステム
を示すブロック図、図17は図5の外部記憶装置の詳細
な構成を示すブロック図、図18は他のメモリシステム
を示すブロック図、図19は図5におけるアプリケーシ
ョンシステムの詳細な構成を示すブロック図、図20は
図19のアプリケーションシステムが接続される複写機
のイメージスキャナ部を示すブロック図、図21は図2
0のイメージプロセスユニットの詳細な構成を示すブロ
ック図、図22は図20のファクシミリユニットの詳細
な構成を示すブロック図、図23は画像データの編集処
理を機能的に示すブロック図、図24は集約モードの基
本画面を示す説明図、図25は第1の実施例における原
稿枚数入力画面を示す説明図、図26は第1〜第4の実
施例における原稿セットと読み込み開始画面を示す説明
図、図27は第1の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0021】図1〜図22を参照して本実施例の複数原
稿一括複写装置が適用されるディジタル複写機の全体構
成を説明すると、このディジタル複写機は、複写機本体
(I)と、自動原稿送り装置(ADH)(II)と、ソー
タ(III)により概略的に構成されている。複写機本体
(I)は、スキャナ部と、書き込み部と、感光体部と、
現像部と、給紙部等を備えており、以下、詳細に説明す
る。
【0022】スキャナ部は、反射鏡1と、光源3と第1
ミラー2が装着されて一定の速度で副走査方向に移動す
る第1スキャナと、第2ミラー4と第3ミラー5が装着
されて第1スキャナの1/2の速度で副走査方向に移動
する第2スキャナを有する。この第1スキャナと第2ス
キャナによりコントタクトガラス9上の原稿(図示せ
ず)が光学的に走査され、その反射光が色フィルタ6と
レンズ7を介して一次元固体撮像素子8の受光面に結像
される。
【0023】なお、このスキャナ部の解像度としては、
例えば主走査方向に15.4ドット/mm、副走査方向
に15.4ライン/mm(400ドット/インチ)に設
定されている。この解像度はファクシミリ装置の標準的
な解像度(主走査方向が3.85ドット/mm、副走査
方向が7.7ライン/mm)に対して、主走査方向が2
倍、副走査方向が4倍であり、高解像度のものに対して
は主走査方向および副走査方向共2倍である。
【0024】光源3としては蛍光灯やハロゲンランプ等
が用いられるが、波長が安定していて寿命が長い等の理
由により蛍光灯が一般的に用いられる。なお、この実施
例では1本の光源3に対して反射鏡1が用いられている
が、2本以上の光源3を用いることもある。また、固体
撮像素子8が所定のサンプリングクロックを有するの
で、蛍光灯はこのクロックより高い周波数で点灯しない
と画像に悪影響を与える。
【0025】また、固体撮像素子8としては一般に、C
CDが用いられる。固体撮像素子8により読み取られた
画像信号は、アナログであるのでA/D変換され、画像
処理基板10に実装された処理回路により2値化、多値
化階調処理、変倍処理、編集等の各種処理が施される。
なお、色フィルタ6はカラー信号を得るために光路から
出し入れ自在に配置されるが、この色フィルタ6は、原
稿の走査に合わせて光路から出し入れされて多重転写、
両面コピー等の多種多様なコピーが行われる。また、3
ラインのCCD等を用い、RGBの3つの色情報を同時
に得ることによりカラー原稿を読み取る場合もある。
【0026】後述するように画像処理された画像情報
は、図2および図3に詳しく示すような書き込み部のレ
ーザ光のラスタ走査により、光の点の集合の形式で感光
体40上に書き込まれる。半導体レーザ20から出射し
たレーザ光は、コリメータレンズにより平行な光束に整
形され、アパーチャを通過して一定形状の光束に整形さ
れ、次いで、第1シリンダレンズ22により副走査方向
に圧縮されてポリゴンミラー24の反射面に入射する。
【0027】ポリゴンミラー24は、正確な多角形で形
成され、ポリゴンモータ25により所定の方向に一定の
速度で回転する。なお、この回転速度は、感光体40の
回転速度と、書き込み密度とポリゴンミラー24の面数
により決定される。ポリゴンミラー24の反射面に入射
したレーザ光は、等角速度偏向され、次いで、f−θレ
ンズ26a、26bにより、感光体40上で等速度走査
するようにかつ最小光点になるように補正される。尚、
f−θレンズ26a、26bは、面倒れ補正機能も有す
る。
【0028】f−θレンズ26a、26bにより補正さ
れたレーザ光は、画像域外で同期検知ミラー29により
同期検知板30に導かれ、光ファイバによりセンサに導
かれる。そして、この検出信号に同期した主走査方向の
頭出し信号から所定の時間後に、1ライン分の画像デー
タが出力され、以下、この動作を繰り返すことにより二
次元の画像の静電潜像が感光体40上に形成される。
【0029】感光体40の周面には、静電潜像を形成す
るための感光体層が形成されている。波長が780nm
の半導体レーザに対して感度を有する感光体層として
は、有機感光体(OPC)や、α−SiやSe−Te等
が知られているが、本実施例では有機感光体(OPC)
が用いられている。ここで、半導体レーザ20により書
き込む場合、画像部に光を照射するネガ/ポジ(N/
P)プロセスと、地肌部に光を照射するポジ/ポジ(P
/P)プロセスの2通りが知られているが、本実施例で
はN/Pプロセスにより書き込みが行われる。
【0030】図1に示す帯電チャージャ41は、感光体
40側にグリッドを有するスコロトロン方式が用いら
れ、感光体40の表面を均一に(−)に帯電する。そし
て、図2および図3に示す書き込み部により画像形成領
域にレーザ光を照射してその領域の電位を低下させる
と、感光体40上の原稿地肌領域の電位が−750〜−
800Vになり、他方、原稿画像領域の電位が−500
V程度になるので、静電潜像が感光体40の表面に形成
される。
【0031】現像器42a、42bは、現像ローラに−
500〜−600Vのバイアス電圧が印加され、(−)
に帯電したトナーを感光体40の画像領域に付着させて
静電潜像を可視像化する。本実施例の現像部は、主現像
器42aと副現像器42bの2つを備え、主現像器42
aに対応するトナー補給器43aに黒のトナーを充填
し、副現像器42bに対応するトナー補給器43bにカ
ラーのトナーを充填し、1色の現像中に他色の現像器の
主極位置を変更等することにより選択に現像することが
できる。なお、黒一色で現像する場合には、副現像器4
2bとトナー補給器43bが取り外される。
【0032】また、このような現像方法を用いるととも
に、スキャナの色フィルタ6を切り替えて各色の情報を
読みとり、また、紙搬送系の多重転写や両面複写機能等
を組み合わせることにより、多機能のカラーコピーやカ
ラー編集が可能となるが、この種のコピーは3以上の現
像器を配置する方法や、3以上の現像器を回転して切り
替えるリボルバ方式によっても実現することができる。
【0033】転写紙は、感光体40に同期して転写チャ
ージャ44の位置まで搬送され、現像器42a、42b
により可視像化されたトナー像は、転写チャージャ44
が転写紙の裏面を(+)に帯電することにより転写紙に
転写される。トナー像が転写された転写紙は、分離チャ
ージャ45により交流除電されて感光体40から分離さ
れる。感光体40上の残存トナーは、クリーニングブレ
ード47により除去され、タンク48内に回収される。
また、感光体40上の残存電荷は、除電ランプ49が感
光体40上を照射することにより除電される。
【0034】尚、現像器42a、42bの下流には、感
光体40上の反射濃度を検出するためのフォトセンサ5
0が設けられ、このフォトセンサ50は、上記書き込み
部により形成されて現像された例えば真っ黒又は網点等
のパターンの濃度とこのパターン以外の濃度を読み取
り、トナー像の濃淡を検出して薄い場合にトナー補給信
号を出力したり、トナー残量不足信号を出力する。
【0035】給紙部は、複数のカセット60a〜60c
を有し、また、一旦転写された紙を再給紙ループ72を
介して転写位置に導くことにより、両面コピーや再給紙
を行うように構成されている。このカセット60a〜6
0cの1つが選択された後コピースタートボタンが押さ
れると、対応する給紙コロ61a〜61cの1つが回転
し、転写紙は、先端がレジストローラ62に当接するま
で搬送される。そして、レジストローラ62は、感光体
40上のトナー像と転写紙が同期するように回転を開始
し、前述した転写が行われる。
【0036】感光体40から分離された転写紙は、分離
搬送部63により吸引されて搬送され、定着ローラ6
4、65によりトナー像が定着される。そして、この転
写紙は、通常の片面コピーの場合にはソータ(III )側
の排紙口に導かれ、多重コピーや後述するようなメッセ
ージ付加モードの場合には、切り換え爪68、69によ
りコピー面が変更することなく下方の再給紙ループ72
を介してレジストローラ62の位置に戻る。また、両面
コピーの場合には、複写機本体(I)又は両面反転ユニ
ット(IV)によりコピー面が反転される。前者の場合、
切り換え爪68、69、71により再給紙ループ72の
下のトレー70に導かれ、ローラ71の反転により逆方
向に戻され、切り換え爪69の切り換えにより再給紙ル
ープ72に導かれて反転され、レジストローラ62の位
置に戻る。
【0037】ADF(II)は原稿を1枚ずつコンタクト
ガラス9上に導き、スキャナによる読み取り後に排出す
る動作を自動的に行う。すなわち、原稿給紙台100上
に載置された原稿束は、呼出しローラ104により呼び
出され、次いでお互いに圧接するプルアウトローラ10
5、106と、プルアウトローラ105に巻回された分
離ベルト107により重送を防止され、1枚当てガイド
板108に沿って搬送される。
【0038】そして、ガイド板108に沿って搬送され
た原稿は、ベルト搬送装置125によりコンタクトガラ
ス9上を搬送されて所定の露光位置で停止する。なお、
ベルト搬送装置125は駆動ローラ109と従動ローラ
110に巻回され、固定ローラ111により原稿の挿入
位置を設定し、加圧ローラにより原稿をコンタクトガラ
ス9上に圧接するベルト102を有する。
【0039】ソータステープラ(III)は、複写機本体
(I)から排出された転写紙を例えばページ順、ページ
毎、又は予め設定されたビン1350に選択的に排出
し、用紙束に対してステープル、パンチ等を行う。複写
機から排出された受入れ口Aには入口ガイド板110
1、1102が設けられ、この入口ガイド板1101、
1102に続いて切り換え爪1103が設けられてい
る。
【0040】切換爪1103より上側の経路は、入口ガ
イド板1101、ガイド板1110,1114、搬送コ
ロ1108、従動コロ1109、排出コロ1111、従
動コロ1115及びプルーフトレイ1116が設けられ
た上搬送部1100となっている。また切り換え爪11
03より下側の経路は、斜向部ガイド板1205、斜向
部従動ガイド板1217、下搬送部ガイド板1308、
従動ガイド板1309,1310、斜向部受け入れコロ
1201、斜向コロ1202、斜向部排出コロ120
3、従動コロ1214,1216、球1215、搬送コ
ロ1301,1302、従動コロ1305,1306を
通り偏向部B経路に続く傾斜部1200となっている。
【0041】前記偏向部B経路の各ビン1350に対応
する位置には偏向爪1312及び偏向部排出コロ130
4が各々設けられており、偏向部排出コロ1304とコ
ピー縦搬送経路を挟んで従動コロ1307が圧接してい
る。前記搬送コロ1108、排出コロ1111はプルー
フモータ1117によって駆動され、また斜向部受け入
れコロ1201、斜向コロ1202、斜向部排出コロ1
203、搬送コロ1301,1302、及び偏向部排出
コロ1304はドライブモータ1313により駆動され
る。
【0042】なお、ステープラ機構、パンチ機構などの
後処理ユニット及び両面反転ユニットについては説明を
省略する。また、46は分離爪、80はメインモータ、
81はファンモータである。
【0043】次に、図4および図5を参照して複写機本
体(I)の制御部と全体の回路構成を説明する。図4に
示す制御ユニットは、シーケンス関係の制御を行うCP
U601と、オペレーション関係の制御を行うメインC
PU602を有し、CPU601、602はシリアルイ
ンタフェース(RS232C)により接続されている。
シーケンス関係の制御を行うCPU601は、紙の搬送
タイミングや作像に関する条件設定、出力を行い、特に
紙サイズセンサや、排紙検知やレジスト検知等の紙の搬
送に関するセンサ603と、両面反転ユニット(IV)や
高圧電源ユニット(図示省略)と、リレー、ソレノイ
ド、モータ等のドライバ606と、ソータユニット(II
I )と、図2および図3に示すようなレーザビームスキ
ャナユニット608と画像制御回路609等が接続され
ている。レーザビームスキャナユニット608は、画像
制御回路609からの画像データにより書き込みを行
う。
【0044】センサ603は、給紙カセット60a〜6
0cに装着された転写紙のサイズと向きを検出し、ま
た、排紙検知やレジストの他に、オイルエンドやトナー
エンド等のサプライの有無や、ドアオープン、ヒューズ
断等の機械的な異常を検知する。作像剤検知センサ60
3aは使用トナー(作像剤)の種類、特に消去トナーが
使用されているか否かを検出する。更に、両面反転ユニ
ット(IV)は、紙の幅の揃えるためのモータとサイドフ
ェンスホームポジションセンサや、給紙クラッチや、搬
送径路を変更するためのソレノイドや、紙の有無検知セ
ンサの他、紙の搬送に関するセンサを有する。
【0045】高圧電源ユニットは、図1に示す帯電チャ
ージャ41、転写チャージャ44、分離チャージャ4
5、現像器42a、42bのバイアス電極に対して、P
WM制御により得られたデューティの時間所定の高圧電
力を印加する。ドライバ606は、給紙クラッチ、レジ
ストクラッチ、カウンタ、モータ、トナー補給ソレノイ
ド、パワーリレー、定着ヒータ等により構成されてい
る。ソータユニット(III)は、CPU601に対して
シリアルインタフェースを介して接続され、CPU60
1からの制御信号により所定のタイミングで紙を搬送
し、各ビンに排出する。
【0046】CPU601に入力するアナログ信号とし
ては、定着温度、濃度検出用のフォトセンサ50の検出
信号、レーザダイオード20のモニタ電流や基準電圧が
入力する。定着温度は、定着機構(ローラ64、65)
のサーミスタにより検出され、一定になるようにヒータ
がオン、オフ制御又は位相制御される。濃度検出用のフ
ォトセンサ50の検出信号は、所定のタイミングで感光
体40上に形成されたパターンをフォトトランジスタに
より読み取ることにより検出され、トナー補給用のクラ
ッチがオン、オフ制御され、また、トナーエンドが検知
される。レーザダイオード20のモニタ電流は、基準電
圧(例えば3mW)と一致するように制御される。
【0047】次に、オペレーション関係の制御を行うメ
インCPU602について説明すると、このメインCP
U602は、複数のシリアルポート(SCI)と、カレ
ンダIC610と画像処理ユニット621等を制御し、
複数のシリアルポートには、上記CPU601の他に、
操作部ユニット611と、スキャナ制御回路612と、
アプリケーション部613と、エディタユニット614
等が接続されている。
【0048】操作部ユニット611は、操作者用のキー
入力装置と複写機の状態を表示する表示器を有するタッ
チパネルで構成され、キー入力情報をシリアル通信でメ
インCPU602に知らせる。メインCPU602は、
このキー入力情報により操作部ユニット611の表示器
の点灯、消灯状態を判断し、表示命令をシリアル通信で
操作部ユニット611に知らせる。操作部ユニット61
1は、この表示命令により表示器を点灯、点滅又は消灯
する。スキャナ制御回路612は、スキャナサーボモー
タの駆動制御、画像処理、画像読み取りに関する情報を
シリアル通信でメインCPU602に知らせたり、AD
F(II)とメインCPU602の間のインタフェース処
理を行う。
【0049】ここで、操作部ユニット611は特に、図
6に示すように各種メッセージを表示するためのフルド
ットのLCD表示器410と、テンキー430と、プリ
ントスタートキー431と、ユーザが所望の機能を設定
可能な機能キー432〜434と、コピー枚数表示器4
35とセット枚数表示器436を有する。LCD表示器
410上にはタッチパネルが重畳され、このタッチパネ
ルがソフトキーとして機能するように構成されている。
【0050】アプリケーション部(システム)613
は、ファクシミリや外部プリンタ等の外部機器とメイン
CPU602の間のインタフェース処理を行い、所定の
情報をやり取りする。また、図4に示すエディタユニッ
ト614は、操作者が入力したマスキング、トリミン
グ、イメージソフト等の画像編集データをシリアル通信
でメインCPU602に送信する。カレンダIC610
は、現在の日付と時間を記憶して随時メインCPU60
2に知らせ、したがって、操作部ユニット611の表示
器に現在時刻を表示したり、複写機のオン時間やオフ時
間をタイマで制御することができる。
【0051】つぎに、図4における画像データの流れに
ついて説明すると、スキャナ制御回路612の制御によ
り読み取られた画像データは、そのままゲートアレイ6
15に流れる場合と、ページメモリ620上で処理され
た後ゲートアレイ615に流れる場合で切り替えられ、
ページメモリ620に記憶された画像データは、画像処
理ユニット621からの指示にしたがって種々の画像処
理が施される。
【0052】ゲートアレイ615は、メインCPU60
2からのセレクト信号により画像データをスキャナ制御
回路612(またはページメモリ620)から画像制御
回路609へ、スキャナ制御回路612(またはページ
メモリ620)からアプリケーション部613へ、又は
アプリケーション部613から画像制御回路609へ選
択的に出力する。スキャナ制御回路612またはページ
メモリ620から画像制御回路609へ出力される場合
には、スキャナからの8ビットデータ(4ビット、1ビ
ットの場合もある)の画像データがレーザビームスキャ
ナユニット608からの同期信号PMSYNCに同期し
て伝送される。
【0053】また、スキャナ制御回路612またはペー
ジメモリ620からアプリケーション部613へ出力さ
れる場合には、スキャナからの8ビットデータ(4ビッ
ト、1ビットの場合もある)の画像データのパラレル信
号が出力され、アプリケーション部613から画像制御
回路609へ出力される場合には、8ビットデータ(4
ビット、1ビットの場合もある)の画像データがレーザ
ビームスキャナユニット608からの同期信号PMSY
NCに同期して伝送される。なお、外部からのデータが
1ビットや4ビットの場合には8ビットに変換されて画
像制御回路609に出力される。
【0054】つぎに、図7を参照してイメージスキャナ
部の詳細な構成を説明する。CCDイメージセンサ8か
ら出力されるアナログの画像信号は、イメージプリプロ
セッサ(IPP)451〜453内の信号処理回路45
1により増幅および光量補正され、A/D変換器452
によりディジタルの多値信号に変換され、シェーディン
グ補正回路453によりシェーディング補正され、図8
に詳しく示すようなイメージプロセスユニット(IP
U)454に印加される。
【0055】IPU454では図8に示すように、画像
データはまず、MTF回路501により高域が強調さ
れ、変倍回路502により電気的に変倍され、γ変換回
路503により入力特性に応じてγが補正される。そし
て、このγ変換回路503により補正された画像データ
は、スイッチSW1、SW2、回路504〜506によ
り所望のデータ深さに応じて4段階の量子化レベルで選
択的に出力される(出力データDATA0〜DATA
7)。
【0056】4ビット化回路504は図9(a)に示す
ような8ビットデータを、図9(b)に示すような上位
4ビットデータで出力し、2値化回路505は、図9
(a)に示すような8ビットデータと閾値を比較するこ
とにより、図9(c)に示すような1ビットで出力す
る。ディザ回路506は1ビットデータで面積階調処理
を施し、2値化回路505またはディザ回路506から
のデータは、スイッチSW2、SW1を介して出力され
る。
【0057】図7に戻り、スキャナ制御回路612はメ
インCPU602からの制御にしたがって蛍光灯3の光
量を安定するためのランプ制御回路458と、タイミン
グ制御回路459と、IPU454内の電気変倍回路5
02とスキャナ駆動モータ(M)465を制御する。ラ
ンプ制御回路458はスキャナ制御回路612の制御に
より、蛍光灯3をオン、オフしたり、光量制御を行う。
スキャナ駆動モータ465の駆動軸にはロータリエンコ
ーダ466が連結され、また、位置センサ462はスキ
ャナの副走査方向の基準位置を検出する。なお、電気変
倍回路502はスキャナ制御回路612により設定され
る倍率に応じて画像を主走査方向に変倍する。
【0058】タイミング制御回路459はスキャナ制御
回路612からの指示にしたがって各種信号を出力し、
例えばスキャナが読み取りを開始すると、CCDイメー
ジセンサ8に対しては1ライン分のデータをシフトレジ
スタに転送する転送信号と、シフトレジスタのデータを
1ビットずつ出力するためのシフトクロックパルスを出
力する。なお、この実施例では、CCDイメージセンサ
8は1ライン当たり4800ビットの有効データを出力
する。タイミング制御回路459はまた、像再生系に対
しては画素同期クロックパルスCLKと、主走査同期パ
ルスLSYNCと、主走査有効期間信号LGATEを出
力する。
【0059】画素同期クロックパルスCLKは、CCD
イメージセンサ8に印加されるシフトクロックパルスと
ほぼ同一の信号であり、主走査同期パルスLSYNC
は、前述した画像書き込み部のビームセンサが出力する
主走査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号である
が、画素同期クロックパルスCLKに同期して出力され
る。主走査有効期間信号LGATEは、画像データDA
TA0〜DATA7が有効なデータとみなされるタイミ
ングでハイレベルになる。
【0060】また、スキャナ制御回路612はメインC
PU602からの読み取り開始指示を受けると、蛍光灯
8を点灯させ、スキャナ駆動モータ465の駆動を開始
させ、また、タイミング制御回路459を駆動すること
によりCCDイメージセンサ8に読み取りを開始させる
が、この場合に副走査有効期間信号FGATEをハイレ
ベルに設定する。そして、この副走査有効期間信号FG
ATEは、スキャナの副走査方向の最大読み取り長さ
(例えばAサイズ長手方向の寸法)を走査する時間が経
過するとロウレベルになる。
【0061】図10は図9に詳しく示すIPU454と
図4に示すページメモリ(MEM)620を備えたメモ
リシステムを示す。CCDイメージセンサ8により読み
取られた画像信号は、前述したようにシェーディング補
正と、黒レベル補正と光量補正の各機能を有するIPP
451〜453により処理された後8ビットデータとし
てこのメモリシステムに入力する。このデータは通常の
場合には、マルチプレクサMUX1により選択され、前
述したように空間周波数高域強調(MTF補正)と、速
度変換(変倍)機能と、γ変換機能とデータ深さ変換機
能を有するIPU454により処理された後、図11に
示すようにマルチプレクサMUX3により選択されて書
き込み部(プリンタ部PR)に出力される。
【0062】他方、ページメモリ620上で画像処理を
行う場合には、図11に示すようにIPU454により
処理された画像データがマルチプレクサMUX2により
選択されてページメモリ620に記憶され、前述した画
像処理ユニット621により認識、加工、編集され、必
要なときに読み出されてマルチプレクサMUX3により
選択され、書き込み部に出力される。なお、この構成で
は、1枚の原稿を複数部コピーする場合、原稿を1回読
み取ってメモリシステムに格納することにより1回の読
み取りで複数部コピーすることができる。
【0063】また、このメモリシステムではマルチプレ
クサMUX1〜MUX3により、図12に示すような画
像データの流れを実現することができる。すなわち、例
えばスキャナの1回の走査で複数コピーのパラメータを
変更して出力する場合、まずマルチプレクサMUX1の
入力端子A、マルチプレクサMUX2の入力端子B、マ
ルチプレクサMUX3の入力端子Aを選択して1枚の画
像データを書き込み部に出力し、また、IPU454に
より処理されない生データをページメモリ620に格納
する。
【0064】そして、2枚目以降を出力する場合には、
マルチプレクサMUX1の入力端子Bを選択し、ページ
メモリ620に格納された生データを読み出してIPU
454により処理し、コピーごとにIPU454のパラ
メータを変更し、このIPU454により処理された画
像データを書き込み部に出力する。
【0065】また、1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合には、マルチプレクサMUX2
の入力端子Aを選択し、IPU454により処理された
画像データをページメモリ620に格納することができ
る。そして、外部からのデータを保持、出力する場合に
は、それぞれマルチプレクサMUX2の入力端子C、マ
ルチプレクサMUX3の入力端子Bが選択される。
【0066】図13は圧縮器(COMP)701と伸長
器(EXP)702をそれぞれ、図14に詳しく示すメ
モリユニット700の前後に設け、マルチプレクサMU
X4、MUX5により実データ以外に圧縮データを格納
するようにした場合を示す。なお、この構成では圧縮器
701はスキャナの速度に合わせて、また伸長器702
はプリンタPRの速度に合わせて動作しなければならな
い。
【0067】メモリユニット700では図14に詳しく
示すように、図15に示すような3種類のデータと圧縮
データであるコードデータをそれぞれ処理するためのデ
ータ幅変換器711、712が16ビット幅のメモリブ
ロック710の入出力側に設けられている。そして、ダ
イレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)71
3、714はそれぞれ、パックされたデータ数とメモリ
ブロック710のデータ幅に応じてデータをメモリブロ
ック710の所定のアドレスに書き込み、読み出す。
【0068】ここで、通常のスキャナからのイメージデ
ータの速度と、プリンタへのイメージデータの速度は、
8ビットデータ、4ビットデータ、1ビットデータにか
かわらず一定であり、1ピクセルの周期は装置において
固定されている。図13ないし図15に示す例では、8
本のデータラインの最上位ビットMSB側から1ビット
データ、4ビットデータ、8ビットデータのように最上
位ビットMSB詰めで定義し、データ幅変換器711、
712によりそれぞれ、メモリブロック710のデータ
幅にパック、アンパックする。したがって、このメモリ
システムではデータをパックすることにより、データ深
さに応じてメモリブロック710を有効に利用すること
ができる。
【0069】図16は上記圧縮器701と伸長器702
の代わりに、ピクセルプロセスユニット(PPU)72
0をメモリユニット700の外側に設けた例を示す。P
PU720は入力データとメモリユニット700の出力
データ間のロジカル演算(例えばAND、OR、EXO
R、NOT)を行ってプリンタに出力する機能を有し、
この切り換えはマルチプレクサMUX6、MUX7によ
り行われる。この機能は一般的に、画像合成のために用
いられ、例えばメモリユニット700に予めオーバレイ
データを格納し、スキャナにより読み取られたデータに
このオーバレイデータをかぶせることにより合成するこ
とができる。
【0070】図17は外部記憶装置を用いてイメージデ
ータを保存する例を示す。イメージデータ(図示EXT
OUT)をフロッピディスク721に保存する場合に
は、インタフェース(I/F)722、フロッピディス
クコントローラ(FDC)723、フロッピディスクド
ライブ装置(FDD)724を介してフロッピディスク
721に記憶され、また、フロッピディスクコントロー
ラ(FDC)723はファイルコントローラ725によ
り制御される。ファイルコントローラ725はまた、ハ
ードディスクコントローラ(HDC)726とハードデ
ィスクドライブ装置(HDD)727を制御することに
よりイメージデータをハードディスクに保存することが
できる。なお、ハードディスクには、使用頻度が高いフ
ォーマットデータやオーバレイデータを予め格納し、必
要に応じて読み出すことができる。図18は上記圧縮器
701と伸長器702の処理速度が間に合わない場合に
リカバリする例を示す。メモリユニット700にはスキ
ャナの走査と同時に圧縮データと生データが入力する。
圧縮データと生データはメモリユニット700の別のエ
リアに格納され、圧縮データはそのまま伸長器702に
より伸長されて出力される。そして、1ページのデータ
が全てメモリユニット700に入力するまでに、圧縮器
701と伸長器702の処理が間に合って正常に終了し
た場合には圧縮データのみがメモリユニット700内に
残り、生データは消去される。他方、圧縮器701また
は伸長器702の処理が間に合わない場合にはエラー検
出器731により検出され、直ちに圧縮データが取り消
され、生データが採用される。
【0071】メモリ管理ユニット(MMU)730はメ
モリユニット700に対して、2つの入力データと1つ
の出力データが同時に入出力するように制御する。した
がって、この例では圧縮と伸長を監視することにより、
データの高速性と確実性を確保することができ、また、
メモリユニット700のエリアを有効に利用することが
できる。なお、この例ではメモリ管理ユニット(MM
U)730により1つのメモリユニット700のエリア
をダイナミックに割り当てるようにしたが、圧縮データ
と生データ用の2つのメモリユニット700を用いても
よい。このメモリシステムは電子ソーティングのよう
に、複数のページデータを格納してリアルタイムでプリ
ンタに出力する場合に格納ページ数とプリント速度を両
立させなければならない用途に好適である。
【0072】図19はアプリケーション部613を有す
るシステム例を示し、このシステムはベースユニット8
10と、ファイルユニット(APL1)830と、ファ
クシミリユニット(APL2)840と、オンライン、
オフラインプリンタユニット(APL3)850と、L
ANユニット(APL4)860と表示ユニット870
を有する。
【0073】ベースユニット810はこのシステムの基
本制御を行い、エンジンI/F811は図20および図
21に示すような複写機の回路からシリアルで送られて
くるイメージデータ(図示EXTOUT)をパラレルに
変換してページメモリ812に格納し、また、ページメ
モリ814のパラレルデータをシリアルに変換して上記
複写機に送り出す(図示EXTIN)。上記複写機との
間の制御信号は、シリアルであり、エンジンI/F81
1、SCI(シリアルコミュニケーションインタフェー
ス)815を介してシステムバス816に接続される。
【0074】ページメモリ812は例えばA3サイズを
1ページ分記憶するサイズを有し、BITイメージに変
換するとともに、入出力データEXTOUT、EXTI
Nのデータ速度とCPU817の処理速度の調停を行
う。変倍回路813はページメモリ812上のデータを
拡大または縮小し、また、DMAC814を用いてCP
U817を介することなく高速処理を行う。
【0075】回転制御部818は縦用紙1ページ分の画
像情報を90度回転して横用紙の画像情報に変換した
り、逆に横用紙の画像情報を90度回転して縦用紙の画
像情報に変換する。すなわち、例えばファクシミリ送信
において送り原稿がA4縦であって受けがA4横の場
合、この回転を行わないと自動的に71%に縮小して送
信して受信側で見にくくなるが、送信原稿を90度回転
してA4横に変換し、等倍で送信することができる。ま
た、ファクシミリ受信において受信サイズがA4横であ
ってカセットのサイズと方向がA4縦の場合には、A4
横をA4縦に回転することによりカセットの方向を区別
する必要がなくなる。
【0076】CEP819はイメージデータの圧縮、伸
長、スルーする機能を有し、バスアービタ820はオ
ン、オフプリンタユニット(APL3)850のAGD
C(アドバンストグラフィックスディスプレイコントロ
ーラ)851からのデータをイメージバスやシステムバ
ス816に送り出す処理を行う。タイマ821は所定の
クロックを発生する機能を有し、RTC822は時計で
あって現在の時刻を発生する。
【0077】コンソール823は制御用の端末であり、
この端末823によりシステム内部のデータの読み出し
や書き込みを行う。なお、この端末823はまた、シス
テム内部のOS(オペレーティングシステム)の1機能
であるデバッグツールを用いてソフトウエアを開発する
ことができるように構成されている。ROM824には
予め、OS等の基本プログラムが格納され、RAM82
5は主にCPU817のワーキング用として用いられ
る。
【0078】つぎに、ファイルユニット(APL1)8
30の構成を説明すると、SCSI831はHDDや、
ODD(光ディスクドライブ装置)やFDD用のインタ
フェースであり、ROM832には予め、SCSI83
1を介してHDDや、ODDやFDDを制御してファイ
リングシステムとして機能するためのソフトウエアが格
納されている。
【0079】ファクシミリユニット(APL2)840
は図22に詳しく示すようなG4FAXコントローラ8
41と、G3FAXコントローラ842等を有する。G
4FAXコントローラ841はG4用の通信プロトコル
を制御し、G4のクラス、1、2、3をサポートする。
このコントローラ841はまた、ISDN(総合サービ
スディジタル網)をサポートし、NET64においては
2B+1D(64KB×2+16KB)チャネルの回線
に対し、G4/G4、G4/G3、G3/G3、G4の
み、G3のみのいずれかを選択することができる。
【0080】G3FAXコントローラ841はアナログ
回線におけるG3用の通信プロトコルを制御し、また、
ディジタル信号をアナログ信号に変換するモデムを有す
る。NCU(ネットワークコントロールユニット)84
3はアナログ交換機に対して自動着信したり、回線を閉
結してダイヤル等する機能を有する。
【0081】SAF(ストアアンドフォワード)メモリ
844はファクシミリ送信、受信時に画像データ(イメ
ージデータの他コードデータ等を含む。)を蓄積する。
ROM845には予め、ファクシミリユニット(APL
2)840を制御するためのプログラムが格納され、R
AM846はワーキング用として用いられ、また、電池
によりバックアップされて相手先の電話番号や、相手先
名や、ファクシミリ機能を制御するためのデータ等を記
憶する。なお、RAM846内のデータは、表示ユニッ
ト870(タッチスイッチT/S、LCD)を用いて設
定される。
【0082】オンライン、オフラインプリンタユニット
(APL3)850におけるFDC852は、フロッピ
ディスク853を制御し、また、SCCIやST506
インタフェースをサポートする。SCI854とセント
ロI/F855は、ホストコンピュータとの接続に用い
られる。エミュレーションカード856は各メーカのホ
ストコンピュータおよびソフトウエアに対応させるため
に、ホストコンピュータに対して見かけ上そのプリンタ
として動作するように用いられる。
【0083】前述したAGDC851はホストコンピュ
ータから送られてきたコードデータに応じてCG(キャ
ラクタジェネレータ)ROM857またはCGカード8
58内のフォントデータを高速でページメモリ812上
で展開するために用いられる。なお、CGROM857
とCGカード858には予め、コードデータに応じたア
ウトライン形式等のフォントデータが格納され、CGカ
ード858は外付けである。ROM859には予め、こ
のオンライン、オフラインプリンタユニット(APL
3)850を制御するためのプログラムが格納されてい
る。
【0084】LANユニット(APL4)860は、現
在稼働中の例えばイーサーネット、オムニ、スタートラ
ン等のLAN(ローカルエリアネットワーク)を制御す
る。なお、このLANユニット(APL4)860とフ
ァクシミリユニット(APL2)840は、他のユニッ
ト810、830、850、870が動作中の場合にも
バックグラウンドで動作するように構成されている。
【0085】表示ユニット870はタッチスイッチT/
SとLCDを制御するために用いられ、タッチスイッチ
T/SとLCDは2層で構成されてタッチスイッチT/
SのキーのサイズとLCDのキーの枠が対応している。
LCDはグラフィックとキャラクタを表示可能であり、
LCD内のCGには予め、ANK、漢字の第2水準のコ
ードが内蔵されている。タッチスイッチT/SがX、Y
方向の格子で分けられ、タッチスイッチコントローラ
(TSC)872により制御される。なお、オペレータ
が使用する際のタッチスイッチT/Sのサイズは、タッ
チスイッチコントローラ(TSC)872により1つの
キーに対応する格子の数を決定することにより自由に設
定することができる。
【0086】図19に示すベースユニット810の画像
処理は図23に示すような機能ブロックで表すことがで
き、画像処理ユニット208がビットマップページメモ
リ812にアクセスする。ビットマップページメモリ8
12は元の原稿画像を残すためには複写可能な最大原稿
サイズの2枚分の容量を有することが望ましく、この場
合には207の領域Aには原稿の元の画像データがセッ
トされ、領域Bには画像処理ユニット208により処理
された画像データがセットされる。なお、画像処理ユニ
ット208には画像データ(ビデオ)バス500のデー
タと画像処理コマンド501が入力する。
【0087】画像データバス500は8ビットのデータ
バスであり、このデータは1画素毎に8ビットすなわち
256の濃度階調を有する。また、画像処理コマンド5
01は図5にしめすCPU602からシステムバスを介
して入力し、画像処理の機能う毎にコードが割り当てら
れていて例えば画像シフトの場合にはシフトコードと、
シフト方向とシフト寸法が入力する。また、変倍コマン
ドは変倍コードと、X軸変倍率とY軸変倍率より成り、
通常の変倍の場合には当然、X軸変倍率コードとY軸変
倍率は同じ値になる。その他、回転コマンドには回転角
度が付加され、逆スキャンコマンドにはミラー軸が付加
される。
【0088】つぎに、複数枚の原稿の画像を1枚の転写
紙に一括して作像する場合の動作を説明する。本実施例
の操作および表示部611はフルグラフィックで構成さ
れ、操作部611自体が外部からキー描画コマンドを受
けるとLCD410の画面上にキーを描画し、LCD上
に重畳されたタッチパネルの押下座標とキー表示座標を
比較して、オペレータが押下したキーを判断し、また、
そのキーイベント名称をメインCPU602に発行す
る。
【0089】先ず、電源のオンにより操作部611自体
が基本画面を描画し、この基本画面に表示されている集
約コピーキーが押下されるとキーイベント「集約コピー
キー押下情報」がメインCPU602に発行され、メイ
ンCPU602はこれに対して「集約枚数入力キー描画
要求」コマンドを操作部611に発行する。操作部61
1はこのコマンドのコマンドにより、図24に示すよう
に1枚の転写紙に何枚の原稿画像を一括して作像するか
指定するための「2枚」キー412と、「4枚」キー4
13と「8枚」キー414(図では表裏も可能な「16
枚」キー)等をを有する集約モード基本画面411を描
画する。
【0090】オペレータがこの3つの集約モードから1
つを選択すると、操作部611から集約コピー枚数情報
が発行され、メインCPU602は原稿枚数入力画面描
画コマンドコマンドを操作部611に発行する。操作部
611はこのコマンドのコマンドにより、第1の実施例
では図25に示すような原稿枚数入力画面415を描画
する。そして、オペレータが原稿の所望の枚数を入力
し、データ確定キー(#キー)416を押下すると、原
稿枚数情報が操作部611からメインCPU602に送
られ、メインCPU602は操作部611に対して図2
6に示すような「1枚目の原稿をセットして下さい」の
メッセージ417と原稿読み込み開始キー418を表示
させるための描画コマンドを発行する。
【0091】ついで、オペレータが1枚目の原稿をセッ
トして原稿読み込み開始キー418を押下すると、1枚
目の原稿が原稿が読み取られてメモリに格納され、つい
で、「2枚目の原稿をセットして下さい」のメッセージ
を表示させるための描画コマンドを発行し、以下、原稿
の指定枚数分だけ上記動作を繰り返して指定枚数分を読
み込むと1枚の転写紙上に集約して出力する。また、指
定枚数の最後の原稿を読み込む場合には、指定枚数を集
約枚数で割った余りが1以上の場合には、指定枚数の原
稿を読み込むと1枚の転写紙上に集約して出力する。
【0092】図27はメインCPU602の動作を示
し、操作部611とメインCPU602の間では次のよ
うな情報がやり取りされる。
【0093】(1)キーイベント名称(操作部611→
メインCPU602) 集約コピーキー押下情報 集約コピー枚数情報 原稿枚数情報 原稿読み込み開始キー押下情報 プリントキー押下情報 (2)描画情報(メインCPU602→操作部611) 集約枚数入力キー描画要求 原稿枚数入力画面描画要求 N枚目の原稿セット要求画面描画要求 コピー開始画面描画要求 また、以下のような条件が判断されて出力が開始され
る。
【0094】 S(can) :スキャナの原稿読み込み回数 O(riginal):オペレータの原稿枚数(オペレ
ータの原稿枚数入力値) P(rint) :集約モードの1枚にプリントす
べき原稿枚数 ・S/Pの余りが0になった時の原稿読み込み終了時 ・SがOと等しくなった時の原稿読み込み終了時 上記のどちらか一方でも満足する際に、画像メモリに蓄
積された情報を転写紙に出力開始する。
【0095】図27においてステップ100では、操作
部611上の集約コピーキーが押下されたかをチェック
し、集約コピーキーが押下されない場合は、以下の全て
の処理を行わない。集約コピーキーが押下されると、ス
テップ101において操作部611に対して集約枚数入
力キー412〜413等の描画要求を行い、続くステッ
プ102では操作部611上に表示された集約コピー枚
数キー412〜413の入力待ちを行い、集約枚数が決
定するとステップ103において、指定された集約枚数
をPに保存する。なお、Pはメモリ上のあるエリアに確
保された1バイトデータである。
【0096】この集約枚数Pを記憶すると、ステップ1
04ではオペレータがコピーしようとしている原稿枚数
を入力するための画面を描画させるために原稿枚数入力
画面415、416の描画要求を操作部611に発行
し、続くステップ105ではこの原稿枚数入力画面画面
におけるオペレータの原稿枚数入力を待つ。そして、原
稿枚数が決定すると、指定された原稿枚数をOに保存す
る(ステップ106)。
【0097】原稿枚数Oを記憶すると、スキャナ原稿読
み込み回数を初期化するためにスキャナ原稿読み込み回
数Sを「0」にセットし(ステップ107)、ついでス
テップ108では、何枚目の原稿をこれから読み込むか
管理するためにスキャナ原稿読み込み回数Sに「1」を
加え、続くステップ109では操作部611に対して
「S枚目の原稿をセットしてください」の表示417を
行わせる。なお、ここでのSは、前述のスキャナ原稿読
み込み回数Nである。
【0098】そして、ステップ110において読み込み
開始キー418の押下を待ち、読み込み開始キー418
が押下されるとスキャナが原稿画像を読み込みを開始し
て読み取り画像がページメモリ812に格納される。ス
キャン終了判断(ステップ111)によりスキャン終了
と判断されると、原稿読み込み回数Sを集約枚数Pで割
り、その余り{=MOD(S/P)}を求める(ステッ
プ112)。
【0099】余りが「0」の場合は、ページメモリに格
納された画像の出力を開始し(ステップ113)プリン
トが開始されると、現在のスキャン回数Sがオペレータ
の指定した原稿枚数Oと等しいか判断をする(ステップ
114)。そして、比較の結果が等しくなければ、次の
原稿があるので再度ステップ108に戻る。他方、余り
が「0」でない場合は、ステップ115に分岐してスキ
ャン回数Sと原稿枚数Oが等しいか判断し、等しい場合
には最終原稿であるのでページメモリ812の画像のプ
リントを開始し(ステップ116)、等しくない場合に
はステップ108に戻る。
【0100】したがって、この実施例によれば、集約枚
数Pと原稿枚数Oが異なる場合にも出力が行われるの
で、ユーザが集約枚数Pより少ない原稿枚数Oを設定す
ることにより白紙の原稿を読み込ませることなく複数枚
の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像することが
できる。
【0101】つぎに、図28を参照して第2の実施例の
メインCPU602の動作を説明する。この実施例では
上記原稿枚数Oの代わりにタイマにより出力を開始する
ように構成され、また、操作部611とメインCPU6
02の間では次のような情報がやり取りされる。
【0102】(1)キーイベント名称(操作部611→
メインCPU602) 集約コピーキー押下情報 集約コピー枚数情報 原稿読み込み開始キー押下情報 プリントキー押下情報 (2)描画情報(メインCPU602→操作部611) 集約枚数入力キー描画要求 N枚目の原稿セット要求画面描画要求 コピー開始画面描画要求 すなわち、ステップ120では操作部611上の集約コ
ピーキーが押下されたかをチェックし、集約コピーキー
が押下されない場合は、以下の全ての処理を行わない。
そして、集約コピーキーが押下されるとステップ121
において操作部611に対して集約枚数入力キー412
〜414の描画要求を発行し、続くステップ122では
操作部611上に表示された集約コピー枚数キー412
〜414の入力待ちを行い、集約枚数が決定するとタイ
マ値を初期化(=0)するとともに、スキャナ原稿読み
込み回数を初期化するためにスキャナ原稿読み込み回数
Sを「0」にセットする(ステップ123)。なお、こ
のタイマはタイマ割り込み内でカウントアップされる。
【0103】そして、ステップ124では何枚目の原稿
をこれから読み込むか管理するためにスキャナ原稿読み
込み回数Sに「1」を加え、続くステップ125では操
作部611に対して「S枚目の原稿をセットしてくださ
い」の表示417を行わせる。ステップ126では読み
込み開始キー418の押下を待ち、読み込み開始キー4
18が押下されるとスキャナが原稿画像の読み込みを開
始して読み取り画像がページメモリ812に格納され
る。
【0104】ついで、スキャン終了判断(ステップ12
7)によりスキャン終了と判断されるとタイマ値を初期
化し(ステップ128)、次の原稿を読み込むためにス
テップ124に戻る。他方、ステップ126で読み込み
開始キー418が受け付けられない間にはステップ12
9に分岐し、プリントスタートキー431が押下された
か否かをチェックし、押下されない場合はステップ13
0に進み、タイマ値と予め決められたタイムアウト
(T)とを比較する。そして、プリントスタートキー4
31が押下された場合、およびステップ130の比較の
結果、タイマ値の方が大きい場合にプリント開始処理を
行う。(ステップ131)したがって、この第2の実施
例によれば、集約枚数より少ない枚数の原稿が読み取ら
れた場合にも出力が行われるので、ユーザが上記所定の
時間(T)待機することにより白紙の原稿を読み込ませ
ることなく複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括し
て作像することができる。
【0105】図29は図28の実施例の変形例を示し、
操作部611とメインCPU602の間では同様なキー
イベント名称(1)−、、、と描画情報(2)
−、、がやり取りされ、また、タイマが用いられ
ている。
【0106】すなわち、ステップ140では操作部61
1上の集約コピーキーが押下されたかをチェックし、集
約コピーキーが押下されない場合は、以下の全ての処理
を行わない。そして、集約コピーキーが押下されるとス
テップ141において操作部611に対して集約枚数入
力キー412〜414等の描画要求を発行し、続くステ
ップ142では操作部611上に表示された集約コピー
枚数キー412〜414の入力待ちを行い、集約枚数が
決定すると、タイマー割り込み内でカウントアップされ
るタイマ値を初期化(=0)するとともに、スキャナ原
稿読み込み回数を初期化するためにスキャナ原稿読み込
み回数Sを「0」にセットする(ステップ143)。
【0107】そして、ステップ144ではスキャナ原稿
読み込み回数Sに「1」を加え、続くステップ145で
は操作部611に対して「S枚目の原稿をセットしてく
ださい」の表示417を行わせる。そして、ステップ1
46では読み込み開始キー418の押下を待ち、読み込
み開始キー418が押下されるとスキャナが原稿画像の
読み込みを開始して読み取り画像をページメモリ812
に格納する。ついで、スキャン終了判断(ステップ14
7)によりスキャン終了と判断されるとタイマー値を初
期化し(ステップ148)、次の原稿を読み込むために
ステップ144に戻る。
【0108】他方、ステップ146で読み込み開始キー
418が受け付けられない場合はステップ149に分岐
し、現在何枚目の原稿の読み込み待ちをしているを示す
Sが「1」か否かを判断する。S=1の場合は、1枚も
画像を読み込んでいないのでステップ144に戻り、S
が2以上の場合にはページメモリ812に何かしら画像
データが入っているので、まずプリントスタートキー4
31が押下されたか否かをチェックし(ステップ15
0)、押下されない場合はステップ151に進み、タイ
マ値と予め決められたタイムアウト値(T)とを比較す
る。そして、プリントスタートキー431が押下された
場合、および比較の結果、タイマ値の方が大きい場合に
プリント開始処理を行う(ステップ152)。
【0109】したがって、この変形例によれば、1枚以
上の原稿を読み取った後に所定の時間(T)を越えた場
合に出力が行われるので、用紙が無駄になることを防止
することができる。
【0110】図30は第3の実施例を示し、この実施例
では操作部611とメインCPU602の間では同様な
キーイベント名称(1)−、、と描画情報(2)
−、、がやり取りされ、また、コンタクトガラス
9上に原稿が有るか無しかを示す原稿有無情報が用いら
れている。
【0111】ステップ140aでは操作部611上の集
約コピーキーが押下されたかをチェックし、集約コピー
キーが押下されない場合は、以下の全ての処理を行わな
い。そして、集約コピーキーが押下されるとステップ1
41aにおいて操作部611に対して集約枚数入力キー
412〜414の描画要求を発行し、続くステップ14
2aでは操作部611上に表示された集約コピー枚数キ
ー412〜414の入力待ちを行い、集約枚数が決定す
るとスキャナ原稿読み込み回数Sを「0」にセットする
(ステップ143a)。ステップ144aではスキャナ
原稿読み込み回数Sに「1」を加え、続くステップ14
5aでは操作部611に対して「S枚目の原稿をセット
してください」の表示417を行わせる。
【0112】そして、この実施例では、ステップ146
aにおいて読み込み開始キー418の押下を待ち、読み
込み開始キー418が押下されるとステップ147aに
進み、図示省略の原稿センサの情報によりコンタクトガ
ラス9上に原稿が有るか否かをチェックする。コンタク
トガラス9上に原稿が有ることが確認された場合にステ
ップ149に進んで画像読み込み処理を行い、一方コン
タクトガラス9上に原稿が無いと判断されるとメモリ8
12に貯えられた画像データのプリント開始処理を行う
(ステップ150a、189a)。
【0113】したがって、この第3の実施例によれば、
原稿読み込み開始キー418が操作された場合、原稿が
検出されないときに出力が行われるので、ユーザが白紙
の原稿をセットすることなく原稿読み込み開始キーを操
作することにより複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に
一括して作像することができる。
【0114】ここで、1枚の原稿を1枚の転写紙にコピ
ーする通常コピー動作時には、図31に示すようにプリ
ントキー431の押下によりセット枚数のコピーを行っ
ている(ステップS1〜S3)。そこで、図32に示す
変形例では、プリントキー431が画像読み込み開始キ
ー418を兼用して画像読み込み開始キー418が省略
されている。
【0115】図32を参照して説明すると、先ず上記実
施例と同様にステップ160では操作部611上の集約
コピーキーが押下されたかをチェックし、集約コピーキ
ーが押下されない場合は、以下の全ての処理を行わな
い。そして、集約コピーキーが押下されるとステップ1
61において操作部611に対して集約枚数入力キー4
12〜414等の描画要求を発行し、続くステップ16
2では集約コピー枚数キー412〜414の入力待ちを
行い、集約枚数が決定するとスキャナ原稿読み込み回数
Sを「0」にセットする(ステップ163)。ステップ
164ではスキャナ原稿読み込み回数Sに「1」を加
え、続くステップ165では操作部611に対して「S
枚目の原稿をセットしてください」の表示417を行わ
せる。
【0116】そして、この変形例では、ステップ166
においてプリントキー431の押下を待ち、プリントキ
ー431が押下されるとステップ167に進み、図示省
略の原稿センサの情報によりコンタクトガラス9上に原
稿が有るか否かをチェックする。コンタクトガラス9上
に原稿が有ることが確認された場合にステップ169に
進んで画像読み込み処理を行い、一方コンタクトガラス
9上に原稿が無いと判断されるとメモリ812に貯えら
れた画像データのプリント開始処理を行う(ステップ1
68)。したがって、この変形例によれば、プリントキ
ー431が画像読み込み開始キー418を兼用するので
キー数を減少することができる。
【0117】つぎに、図33〜図35を参照して第4の
実施例を説明する。この実施例では図33に示すように
原稿終了キー419が設けられ、また、操作部611と
メインCPU602の間では同様なキーイベント名称
(1)−、、と描画情報(2)−、、がや
り取りされるとともに、キーイベント名称として原稿終
了キー押下情報が追加されている。
【0118】図34に示すステップ180では操作部6
11上の集約コピーキーが押下されたかをチェックし、
集約コピーキーが押下されない場合は、以下の全ての処
理を行わない。そして、集約コピーキーが押下されると
ステップ181において操作部611に対して集約枚数
入力キー412〜414の描画要求を発行し、続くステ
ップ182では集約コピー枚数キー412〜414の入
力待ちを行い、集約枚数が決定するとスキャナ原稿読み
込み回数Sを「0」にセットする(ステップ183)。
【0119】ステップ184ではスキャナ原稿読み込み
回数Sに「1」を加え、続くステップ185では図33
に示すように操作部611に対して「S枚目の原稿をセ
ットしてください」のメッセージ417と、読み込み開
始キー418と原稿終了キー419の表示を行わせる。
【0120】そして、この実施例では、ステップ186
において読み込み開始キー418が押下されたか否かを
判別し、読み込み開始キー418が押下されるとステッ
プ187に進み、原稿を読み取ってページメモリ812
に格納する。そして、ステップ186において読み込み
開始キー418が押下されていない場合にはステップS
188に分岐して読み込み終了キー419が押下された
か否かを判別し、読み込み終了キー419が押下されな
い場合にはステップ184に戻り、押下された場合には
メモリ812に貯えられた画像データのプリント開始処
理を行う(ステップ189)。
【0121】したがって、この第4の実施例によれば、
原稿読み込み終了キー419が操作された場合に出力が
行われるので、原稿読み込み終了キー419を操作する
ことによりユーザが白紙の原稿をセットすることなく複
数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像するこ
とができる。
【0122】つぎに、図35を参照して第4の実施例の
変形例を説明すると、ステップ200において集約コピ
ーキーが押下されると、ステップ201において操作部
611に対して集約枚数入力キー412〜414の描画
要求を発行し、続くステップ202では集約コピー枚数
キー412〜414の入力待ちを行い、集約枚数が決定
するとスキャナ原稿読み込み回数Sを「0」にセットす
る(ステップ203)。
【0123】ステップ204ではスキャナ原稿読み込み
回数Sに「1」を加え、続くステップ205では操作部
611に対して「S枚目の原稿をセットしてください」
の表示417を行わせる。ついで、ステップ206にお
いて読み込み開始キー418が押下されたか否かを判別
し、読み込み開始キー418が押下されるとステップ2
10に進み、原稿を読み取ってページメモリ812に格
納する。
【0124】そして、この実施例ではステップ206に
おいて読み込み開始キー418が押下されていない場合
にはステップS207に分岐して現在何枚目の原稿の読
み込みをしているを示すSが「1」か否かを判断する。
S=1の場合は、1枚も画像を読み込んでいないのでス
テップ204に戻り、他方、Sが2以上の場合にはペー
ジメモリ812に何かしら画像データが入っているので
原稿終了キー419を表示させ、原稿終了キー419が
押下されるたかをチェックし(ステップS208)、押
下されない場合はステップ204に戻り、押下された場
合にはプリント開始処理を行う(ステップS209)。
【0125】したがって、この変形例によれば、少なく
とも1枚の原稿読み取り後に原稿読み込み終了キー41
9が操作された場合に出力が行われるので用紙が無駄に
なることを防止することができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数と
原稿読み取り枚数が一致した場合、および原稿枚数設定
手段を介して設定された原稿枚数と原稿読み取り枚数が
一致した場合に画像メモリから読み出しが行われて画像
形成装置により出力が行われるので、集約枚数設定手段
を介して設定された集約枚数と原稿枚数設定手段を介し
て設定された原稿枚数が異なる場合にも出力が行われ、
したがって、ユーザが集約枚数より少ない原稿枚数を設
定することにより白紙の原稿を読み込ませることなく複
数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像するこ
とができる。
【0127】請求項2記載の発明は、タイマ手段の計測
時間が所定の時間を越えた場合に画像メモリから読み出
しが行われて画像形成装置により出力が行われるので、
集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数より少な
い枚数の原稿が読み取られた場合にも出力が行われ、し
たがって、ユーザが上記所定の時間待機することにより
白紙の原稿を読み込ませることなく複数枚の原稿の画像
を1枚の転写紙に一括して作像することができる。
【0128】請求項3記載の発明は、1枚以上の原稿を
読み取った後に所定の時間を越えた場合に画像メモリか
ら読み出しが行われて画像形成装置により出力が行われ
るので、集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数
より少ない枚数の原稿が読み取られた場合にも出力が行
われ、したがって、ユーザが上記所定の時間待機するこ
とにより白紙の原稿を読み込ませることなく複数枚の原
稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像することができ
る。また、1枚も原稿を読み取っていない状態では出力
が行われないので用紙が無駄になることを防止すること
ができる。
【0129】請求項4記載の発明は、原稿読み込み開始
キーが操作された場合、原稿が検出されないときに画像
メモリから読み出しが行われて画像形成装置により出力
が行われるので、ユーザが白紙の原稿をセットすること
なく原稿読み込み開始キーを操作することにより複数枚
の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像することが
できる。
【0130】請求項5記載の発明は、原稿読み込み開始
キーと出力開始キーが同一であるので、ユーザが白紙の
原稿をセットすることなく出力開始キーを操作すること
により複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作
像することができ、したがって、キーの数を減少するこ
とができる。
【0131】請求項6記載の発明は、原稿読み込み終了
キーが操作された場合に画像メモリから読み出しが行わ
れて画像形成装置により出力が行われるので、ユーザが
白紙の原稿をセットすることなく原稿読み込み終了キー
を操作することにより複数枚の原稿の画像を1枚の転写
紙に一括して作像することができる。
【0132】請求項7記載の発明は、少なくとも1枚の
原稿読み取り後に原稿読み込み終了キーが操作された場
合に画像メモリから読み出しが行われて画像形成装置に
より出力が行われるので、ユーザが白紙の原稿をセット
することなく原稿読み込み終了キーを操作することによ
り複数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像す
ることができる。また、1枚も原稿を読み取っていない
状態では出力が行われないので用紙が無駄になることを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複数原稿一括複写装置の一実施例
が適用されるディジタル複写機の全体構成を示す側面図
である。
【図2】図1の書き込み部の詳細な構成を示す平面図で
ある。
【図3】図2の書き込み部を示す側面図である。
【図4】図1のディジタル複写機の制御ユニットを示す
ブロック図である。
【図5】図4の制御ユニットを有する電装制御部の全体
構成を示すブロック図である。
【図6】図4および図5の制御ユニットにおける具体的
な表示/操作パネルを示す説明図である。
【図7】図1のイメージスキャナ部の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図8】図7のイメージプロセスユニットの詳細な構成
を示すブロック図である。
【図9】図8のデータ深さ切換回路の動作を示す説明図
である。
【図10】図4のページメモリと図8のイメージプロセ
スユニットを備えたメモリシステムを示すブロック図で
ある。
【図11】図10のメモリシステムにおける画像データ
の流れを示す説明図である。
【図12】図10のメモリシステムにおける画像データ
の他の流れを示す説明図である。
【図13】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図14】図13のメモリユニットの詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図15】図14のメモリユニットの入力データを示す
説明図である。
【図16】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図17】図5の外部記憶装置の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図18】他のメモリシステムを示すブロック図であ
る。
【図19】図5におけるアプリケーションシステムの詳
細な構成を示すブロック図である。
【図20】図19のアプリケーションシステムが接続さ
れる複写機のイメージスキャナ部を示すブロック図であ
る。
【図21】図20のイメージプロセスユニットの詳細な
構成を示すブロック図である。
【図22】図20のファクシミリユニットの詳細な構成
を示すブロック図である。
【図23】画像データの編集処理を機能的に示すブロッ
ク図である。
【図24】集約モードの基本画面を示す説明図である。
【図25】第1の実施例における原稿枚数入力画面を示
す説明図である。
【図26】第1〜第4の実施例における原稿セットと読
み込み開始画面を示す説明図である。
【図27】第1の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図28】第2の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図29】第2の実施例の変形例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図30】第3の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図31】通常のコピー動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図32】第3の実施例の変形例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図33】第4の実施例における原稿セットと読み込み
開始および終了画面を示す説明図である。
【図34】第4の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図35】第4の実施例の変形例の動作を説明するため
のフローチャートである。
【図36】集約画像の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
(I) 複写機本体 412〜414 集約枚数キー 415 原稿枚数入力画面 418 原稿読み込み開始キー 419 原稿読み込み終了キー 602 メインCPU 609 画像制御回路 612 スキャナ制御回路(読み取り装置) 812 ページメモリ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読み取る原稿読み取り手段と、 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所定の集約枚
    数を予め設定するための集約枚数設定手段と、 前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約枚数
    に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られた複
    数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像される
    ように記憶する画像メモリと、 前記画像メモリから読み出された複数枚の原稿の画像を
    1枚の転写紙に一括して作像する画像形成手段と、 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の枚数を予め設
    定するための原稿枚数設定手段と、 前記集約枚数設定手段を介して設定された集約枚数と前
    記原稿読み取り手段により読み取られた原稿枚数が一致
    した場合、および前記原稿枚数設定手段を介して設定さ
    れた原稿枚数と前記原稿読み取り手段により読み取られ
    た原稿枚数が一致した場合に前記画像形成手段が作像す
    るように制御する制御手段と、 を備えた複数原稿一括複写装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読み取る原稿読み取り手段と、 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所定の集約枚
    数を予め設定するための集約枚数設定手段と、 前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約枚数
    に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られた複
    数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像される
    ように記憶する画像メモリと、 前記画像メモリから読み出された複数枚の原稿の画像を
    1枚の転写紙に一括して作像する画像形成手段と、 原稿を1枚ごとに読み取らせるための読み取り開始キー
    と、 前記読み取り開始キーの操作により前記原稿読み取り手
    段の原稿読み取り時からの経過時間を計測するタイマ手
    段と、 前記タイマ手段の計測時間が所定の時間を越えた場合に
    前記画像形成手段が作像するように制御する制御手段
    と、 を備えた複数原稿一括複写装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、1枚以上の原稿を読み
    取った後に所定の時間を越えた場合に前記画像形成手段
    が作像するように制御することを特徴とする請求項2記
    載の複数原稿一括複写装置。
  4. 【請求項4】 原稿を読み取る原稿読み取り手段と、 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所定の集約枚
    数を予め設定するための集約枚数設定手段と、 前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約枚数
    に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られた複
    数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像される
    ように記憶する画像メモリと、 前記画像メモリから読み出された複数枚の原稿の画像を
    1枚の転写紙に一括して作像する画像形成手段と、 前記原稿読み取り手段の原稿台上の原稿を検出する原稿
    検出手段と、 原稿を1枚ごとに読み取らせるための読み取り開始キー
    と、 前記原稿読み込み開始キーが操作された場合に前記原稿
    検出手段が原稿を検出した否かを判別し、検出した場合
    に原稿を読み込み、検出しない場合に前記画像形成手段
    が作像するように制御する制御手段と、 を備えた複数原稿一括複写装置。
  5. 【請求項5】 前記原稿読み込み開始キーと出力開始キ
    ーが同一であることを特徴とする請求項4記載の複数原
    稿一括複写装置。
  6. 【請求項6】 原稿を読み取る原稿読み取り手段と、 1枚の転写紙に一括して作像される原稿の所定の集約枚
    数を予め設定するための集約枚数設定手段と、 前記集約枚数設定手段を介して予め設定された集約枚数
    に応じて、前記原稿読み取り手段により読み取られた複
    数枚の原稿の画像を1枚の転写紙に一括して作像される
    ように記憶する画像メモリと、 前記画像メモリから読み出された複数枚の原稿の画像を
    1枚の転写紙に一括して作像する画像形成手段と、 原稿を1枚ごとに読み取らせるための読み取り開始キー
    と、 原稿の読み込みを終了するための原稿読み込み終了キー
    と、 前記原稿読み込み開始キーが操作された場合に原稿を読
    み込み、前記原稿読み込み終了キーが操作された場合に
    前記画像形成手段が作像するように制御する制御手段
    と、 を備えた複数原稿一括複写装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、少なくとも1枚の原稿
    読み取り後に前記原稿読み込み終了キーが操作された場
    合に前記画像形成手段が作像するように制御することを
    特徴とする請求項6記載の複数原稿一括複写装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005111797A (ja) * 2003-10-07 2005-04-28 Seiko Epson Corp 印刷装置、印刷方法、プログラム及び印刷システム
JP2010130561A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成方法および画像形成プログラム
US8654391B2 (en) 2010-07-28 2014-02-18 Kyocera Mita Corporation Image forming device, information processing device, and recording medium storing N-up printing program

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