JPH09312715A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09312715A
JPH09312715A JP8128855A JP12885596A JPH09312715A JP H09312715 A JPH09312715 A JP H09312715A JP 8128855 A JP8128855 A JP 8128855A JP 12885596 A JP12885596 A JP 12885596A JP H09312715 A JPH09312715 A JP H09312715A
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data
unit
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image
memory
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JP8128855A
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Masayuki Otani
雅之 大谷
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 拡張ボードを追加することにより,複合機能
の拡張が可能な画像形成装置において,簡単かつ安価な
構成で操作部制御を高速に行えるようにする。 【解決手段】 各種情報の表示および入力を行うための
操作部625と,メイン制御板701上に配置され,操
作部625を制御する操作部制御IC2601と,拡張
ボード検知手段および操作制御切換手段としての信号切
換部IC1〜IC3と,を備え,信号切換部IC1〜I
C3によって,拡張ボード(アプリケーションシステ
ム)624の接続有無を検知し,拡張ボードが接続され
ていない場合には,操作部制御IC2601による操作
部625の制御が有効となるように切り換え,拡張ボー
ドが接続されている場合には,拡張ボードによる操作部
625の制御が有効となるように切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,拡張ボードを追加
することにより,複合機能の拡張が可能な画像形成装置
に関し,より詳細には,複合機能を拡張した場合におけ
る操作部制御を安価で高速に行えるようにした画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,拡張ボードを追加することによ
り,複合機能を実現可能な画像形成装置(例えば,デジ
タル複写機)の操作部制御には,次の,の2種類の
方法が用いられている。
【0003】 メイン制御部が操作部制御を行い,拡
張ボード側で操作部が必要な場合には,一旦コマンド等
でメイン制御部にデータを渡して,操作部制御を行って
もらう方法。換言すれば,メイン制御部で複合機能の全
操作部制御を行う方法。
【0004】 操作部側にメイン制御部側とのI/F
(インターフェース)と拡張ボード側とのI/Fを独立
して設け,拡張ボード側で操作部が必要な場合には,直
接,拡張ボードから操作部制御を行う方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,以下の問題点があった。
【0006】メイン制御部で複合機能の全操作部制御
を行う方法によれば,メイン制御部はメイン制御と拡張
機能用の操作部制御の両方をリアルタイムで実行しなけ
ればならないため,操作部への描画速度等のパフォーマ
ンスが十分にとれない場合があるという問題点があっ
た。
【0007】また,操作部側に2系統のI/Fを設け
る方法によれば,メイン制御部側または拡張ボード側
で,描画やキースイッチの調停を行う必要があるため処
理が煩雑になるという問題点や,コネクタ/ハーネスが
2種類必要となるため,コストアップを招来するという
問題点があった。
【0008】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,拡張ボードを追加することにより,複合機能の拡張
が可能な画像形成装置において,簡単かつ安価な構成で
操作部制御を高速に行えるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る画像形成装置は,拡張ボードを追
加することにより,複合機能の拡張が可能な画像形成装
置において,各種情報の表示および入力を行うための操
作手段と,メイン制御板上に配置され,前記操作手段を
制御する操作制御手段と,前記拡張ボードの接続有無を
検知する拡張ボード検知手段と,前記拡張ボード検知手
段の検知結果に基づいて,前記拡張ボードが接続されて
いない場合には,前記操作制御手段による前記操作手段
の制御が有効となるように切り換え,前記拡張ボードが
接続されている場合には,前記拡張ボードによる前記操
作手段の制御が有効となるように切り換える操作制御切
換手段と,を備えたものである。
【0010】また,請求項2に係る画像形成装置は,請
求項1記載の画像形成装置において,前記操作制御切換
手段が,前記操作制御手段からの制御用信号または前記
拡張ボードからの制御用信号の何れかを選択して前記操
作制御手段へ出力する選択出力手段と,前記操作制御手
段からの制御用信号を前記操作手段側または前記拡張ボ
ード側の何れかに切り換える切換手段と,を備え,前記
拡張ボードが接続されていない場合には,前記操作制御
手段からの制御用信号を前記操作手段に出力し,前記拡
張ボードが接続されている場合には,前記操作制御手段
からの制御用信号を前記拡張ボードに出力し,さらに前
記拡張ボードからの制御用信号を前記操作手段に出力す
るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下,本発明の画像形成装置をデ
ジタル複写機に適用した場合を一実施の形態として,図
面を参照して詳細に説明する。なお,説明を簡単にする
ために以下に示す目次の順序で説明する。
【0012】〔目次〕 1.実施の形態に係るデジタル複写機(画像形成装置)
の概略構成 1.1 全体構成 1.2 スキャナ部 1.3 光書込部 1.4 感光体部 1.5 現像部 1.6 給紙部 1.7 原稿自動送り装置(ADF) 1.8 ソータおよび両面反転ユニット 1.9 電装制御部 1.9.1 シーケンス制御 1.9.2 画像データの処理 1.9.3 アプリケーションユニット 1.9.3.1 APL1について 1.9.3.2 APL2について 1.9.3.3 APL3について 1.9.3.4 APL4について 1.9.4 ファクシミリ動作 2.操作部(本発明の要部) 2.1 操作部のパネル構成 2.2 操作部制御の具体例
【0013】1.実施の形態に係るデジタル複写機(画
像形成装置)の概略構成 1.1 全体構成 図1は,本実施の形態に係るデジタル複写機(画像形成
装置)の概略構成を示し,デジタル複写機は,大別し
て,原稿から画像データを読み取るスキャナ部150
(図2参照)を備えた複写装置本体100と,所定の画
像読取位置に原稿を一枚ずつ搬送する自動原稿送り装置
(ADF)200と,画像が形成された記録紙を仕分け
するソータ300と,両面コピーを行う際に使用する両
面反転ユニット400との4つのユニットから構成され
ている。
【0014】図2は,複写装置本体100の構成を示
し,スキャナ部150,光書込部,感光体部,現像部,
および,給紙部等を備えている。以下,これらの各部の
構成,および動作を詳細に説明する。
【0015】1.2 スキャナ部 スキャナ部150は,反射鏡101,光源102,およ
び,第1ミラー103とを装備して一定の速度で移動す
る第1スキャナと,第2ミラー104および第3ミラー
105を装備して前記第1スキャナの1/2の速度で第
1スキャナに追従して移動する第2スキャナとを有して
いる。この第1スキャナおよび第2スキャナによりコン
タクトガラス106上の原稿(図示せず)を光学的に走
査し,その反射像を色フィルタ107を介してレンズ1
08に導き,1次元固体撮像素子109上に結像させ
る。
【0016】光源102には,蛍光灯やハロゲンランプ
等が使用されており,特に波長が安定していて寿命が長
い等の理由から一般に蛍光灯が使用されている。本実施
の形態では,1本の光源102に反射鏡101が取り付
けられているが,2本以上の光源102を使用すること
もある。前述した固体撮像素子109が一定のサンプル
クロックをもっているため,蛍光灯はそれより高い周波
数で点灯しないと画像に悪影響を与える。
【0017】固体撮像素子109としては,一般にCC
Dが用いられる。固体撮像素子(以下,CCD撮像素子
と記載する)109で読み取った画像信号はアナログ値
であるので,アナログ/デジタル(A/D)変換され,
画像処理基板110にて種々の画像処理(例えば,2値
化処理,多値化処理,階調処理,変倍処理,編集処理
等)が施され,スポットの集合としてデジタル信号に変
えられる。
【0018】カラーの画情報を得るために本実施の形態
では,原稿からCCD撮像素子109に導かれる光路途
中に,必要色の情報だけを透過させる色フィルタ107
が配設されている。なお,R(レッド),G(グリー
ン),B(ブルー)の2つの情報を同時に読み取るため
に3ラインのCCD等を用いて,カラー原稿の読み取り
を行う場合もある。
【0019】1.3 光書込部 画像処理後の画像情報は,光書込部において,レーザ光
のラスター走査にて光の点の集合の形で感光体ドラム1
11上に書き込まれる。
【0020】図3(a),(b)は,この光書込部の平
面図および側面図を示し,半導体レーザ112から発せ
られたレーザ光はコリメートレンズ113で平行な光束
に変えられ,アパーチャ114により一定形状の光束に
整形される。整形されたレーザ光は,第1シリンダーレ
ンズ115により副走査方向に圧縮された形でポリゴン
ミラー116に入射する。
【0021】このポリゴンミラー116は,正確な多角
形をしており,ポリゴンモータ117により一定方向に
一定の速度で回転している。この回転速度は,感光体ド
ラム111の回転速度と書き込み密度とポリゴンミラー
116の面数によって決定される。
【0022】ポリゴンミラー116に入射されたレーザ
光は,その反射光がポリゴンミラー116の回転によっ
て偏向される。偏向されたレーザ光はfθレンズ118
a,118bに順次入射する。fθレンズ118a,1
18bは角速度の一定の走査光を感光体ドラム111上
で等速走査するように変換して,感光体ドラム111上
で最小光点となるように結像し,さらに面倒れ補正機構
も有している。
【0023】fθレンズ118a,118bを通過した
レーザ光は,画像域外で同期検知ミラー119により同
期検知センサ120に導かれ,主走査方向の頭出し信号
を出す同期信号が出てから一定時間後に画像データが1
ライン分出力され,以下これを繰り返すことにより1つ
の画像を形成することになる。
【0024】1.4 感光体部 図2に戻って,感光体部について説明する。感光体ドラ
ム111の周囲には感光層が形成されている。半導体レ
ーザ光(波長780nm)に対して感度のある感光層と
して有機感光体(OPC),α−Si,Se−Te等が
知られており,本実施の形態では有機感光体(OPC)
を使用している。一般に,レーザ書き込みの場合,画像
部に光を当てるネガ/ポジ(N/P)プロセスと,地肌
部に光を当てるポジ/ポジ(P/P)プロセスの2通り
があり,本実施の形態では,前者のN/Pプロセスを採
用している。
【0025】帯電チャージャ121は,感光体側にグリ
ットを有するスコロトロン方式のもので,感光体ドラム
111の表面を均一に(−)帯電し,画像形成部にレー
ザ光を照射してその部分の電位を落とす。そうすると感
光体ドラム111表面の地肌部が−750〜−800
V,画像部が−500V程度の電位となって,感光体ド
ラム111の表面に静電潜像が形成される。これを現像
器122a,122bで現像ローラに−500〜−60
0Vのバイアス電圧を与え,(−)に帯電したトナーを
付着させて,該静電潜像を顕像化する。
【0026】1.5 現像部 本実施の形態のデジタル複写機は,カラー複写機であ
り,図示の如く,主現像器122aと副現像器122b
の2つの現像器を備えている。黒一色の場合は,副現像
器122bとトナー補給器123bを取り外すようにな
っている。現像器を2つ有する本実施の形態では,主現
像器122aとペアーになるトナー補給器123aに黒
トナーを入れ,副現像器122bとペアーになるトナー
補給器123bにカラートナーを入れることにより,同
時に2色の印刷が可能となる。
【0027】このような現像器を,スキャナの色フィル
タ107の切り換えによる色情報の読み取り,さらに紙
搬送系の多重転写,両面複写機能等を組み合わせること
によって多機能なカラーコピー,カラー編集が可能とな
る。3色以上の現像は感光体ドラム111の周囲に3つ
以上の現像器を並べる方法,3つ以上の現像器を回転し
て切り換えるリボルバー方式等によって達成することが
できる。
【0028】現像器122a,122bで顕像化された
画像は,感光体ドラム111にシンクロして送られてき
た記録紙上に紙の裏面から転写チャージャ123により
(+)のチャージをかけられて転写される。転写された
記録紙は,転写チャージャ123と一体に保持された分
離チャージャ124にて交流除電させ,感光体ドラム1
11から分離される。
【0029】一方,記録紙に転写されずに感光体ドラム
111上に残ったトナーは,クリーニングブレード12
5により感光体ドラム111から掻き落とされ,付属の
タンク126に回収される。さらに,感光体ドラム11
1に残っている電位のパターンは,除電ランプ127に
より光を照射して消去される。
【0030】現像がなされた直後の位置に,フォトセン
サ(図示せず)が設けられている。このフォトセンサは
発光素子と受光素子とのペアからなり,感光体ドラム1
11表面の反射濃度を検出している。これは光書込部で
一定のパターン(例えば,真っ黒または網点のパター
ン)をフォトセンサ読み取り位置に対応した位置に書き
込み,これを現像した後のパターン部の反射率とパター
ン部以外の感光体ドラム111の反射率の比から画像濃
度を判断し,薄い場合はトナー補給信号を出す。また,
補給後も濃度が上がらないことを利用してトナー残量不
足を検知することもできる。
【0031】1.6 給紙部 本実施の形態では,複数のカセット128a,128
b,128cを有し,1度転写した記録紙を再給紙ルー
プ129に通し,両面コピーまたは再給紙が可能になっ
ている。
【0032】複数のカセット128a,128b,12
8cのうちから1つのカセットが選択された後,所定の
スタートボタンが押下されると,選択されたカセットの
近傍にある給紙コロ(130a,130b,130c)
が回転し,記録紙の先端がレジストローラ131に突き
当たるまで給送される。この時,レジストローラ131
は停止しているが,感光体ドラム111に形成された画
像位置とタイミングをとって回転を開始し,感光体ドラ
ム111の周囲に対して記録紙を送る。その後,記録紙
は転写部でトナー像の転写が行われ,分離搬送部132
にて吸引搬送されて,ヒートローラ133と加圧ローラ
134の対からなる定着ローラによって,転写されたト
ナー像が記録紙上に定着される。
【0033】このようにして転写された記録紙は,通常
のコピー時は,切換爪135によりソータ300側(図
1参照)の排紙口へ導かれる。一方,多重コピー時は,
切換爪136,137により方向を変えられることなく
下側の再給紙ループ129を通過して,再度レジストロ
ーラ131へ導かれる。
【0034】また,両面コピー時は,複写装置本体10
0のみで行う場合と,両面反転ユニット400(図1参
照)を使用する場合の2通りがあり,ここでは前者の場
合について説明する。切換爪135で下方に導かれた記
録紙は,さらに切換爪136で下方に導かれ,次に切換
爪137で再給紙ループ129よりさらに下のトレイ
(図示せず)に送られた後,ローラ138の反転により
逆方向に再度送られ,切換爪137の切り換えにより再
給紙ループ129へ導かれて,レジストローラ131に
送給される。
【0035】1.7 原稿自動送り装置(ADF) 図4は,ADF200の構成を示す。ADF200は原
稿を一枚ずつコンタクトガラス106上へ導き,コピー
後に排出する動作を自動的に行うものである。原稿給紙
台201に載置された原稿の積層体(図示せず)は,サ
イドガイド202によって原稿の幅方向が揃えられる。
載置された原稿は給紙コロ203で一枚ずつ分離して給
紙され,搬送ベルト204の回転でコンタクトガラス1
06上の所定位置まで運ばれて,位置決めされる。
【0036】所定枚数のコピーが終了すると,原稿は再
度搬送ベルト204の回転により排紙トレイ205へ排
紙される。尚,詳細は省略するが前記サイドガイド20
2の位置と原稿の送り時間をカウントすることにより,
原稿サイズの検知を行っている。
【0037】1.8 ソータおよび両面反転ユニット 図5は,ソータ300の構成を示す。ソータ300は,
複写装置本体100から排紙された記録紙を,例えば,
ページ順に仕分けしたり,ページ毎に仕分けしたり,或
いは,予め設定されたビン301a〜301xに選択的
に送給する装置である。モータ302で回転駆動される
複数のローラにより搬送される記録紙が,各ビン301
a〜301xの入口付近にある爪(図示せず)の切り換
えにより,選択されたビン301a〜301xへ導かれ
る。
【0038】図6は,両面反転ユニット400の構成を
示す。前述したように複写装置本体100側では,一枚
毎の両面コピーしかできないが,両面反転ユニット40
0を付設することにより,まとめて両面コピーを行うこ
とができる。
【0039】複数枚まとめて両面コピーをとる時,複写
装置本体100(図2参照)において,定着処理を終え
た記録紙は,切換爪135,および,切換爪136を介
して両面反転ユニット400へ送られる。両面反転ユニ
ット400へ入った記録紙は,排紙ローラ401でトレ
イ402上に集積される。この際,記録紙は,送りロー
ラ403,および,側面揃えガイド404によって縦・
横が揃えられる。トレイ402上に集積された記録紙
は,再給紙コロ405により裏面コピー時に再給紙され
る。この時,複写装置本体100側へ送り出された記録
紙は,切換爪136,および,切換爪137(図2参
照)により直接再給紙ループ129へ導かれる。
【0040】1.9 電装制御部 図7は,本実施の形態に係るデジタル複写機の電装制御
部を示す回路図である。図において,601はシーケン
ス関係の制御を行うCPU(a),602はオペレーシ
ョン関係の制御を行うCPU(b)であり,CPU
(a)601とCPU(b)602とはシリアルインタ
ーフェイス(RS232C)によって接続されている。
【0041】また,図における主な構成を説明すると,
610は前述の図3の構成よりなる光書込部,615は
画像制御回路,620は画像データを格納するメモリ・
ユニット,623はスキャナ制御回路,624は外部機
器(ファクシミリ装置,プリンタ等)とCPU(b)6
02のインターフェイスであり,予め設定されている情
報に基づいて信号を出力するアプリケーションシステ
ム,625は後述する操作部,626は画像編集用のエ
ディタ,630は所定の画像処理を実行する画像処理ユ
ニットである。
【0042】図8は,本実施の形態に係るデジタル複写
機における電装制御系の全体構成を示すブロック図であ
る。図において,図7と同一の個所には同一符号を付す
他,701は本デジタル複写機の全体的な制御を行うメ
イン制御板,702はADF200の制御を行うADF
制御板,703はソータ300の制御を行うソータ制御
板,704は両面反転ユニット400の制御を行う両面
制御板,705は給紙部の各種制御を行う給紙制御板で
ある。
【0043】1.9.1 シーケンス制御 デジタル複写機の電装制御部における動作を説明する。
先ず,シーケンス制御について説明する。シーケンスは
紙の搬送タイミングおよび作像に関する条件設定,出力
を行っており,紙サイズセンサ,排紙検知やレジスト検
知等の紙搬送に関するセンサ,両面ユニット,高圧電源
ユニット,リレー,ソレノイド,モータ等のドライバ
ー,ソータユニット(ソータ300),レーザ・スキャ
ナユニット(光書込部610)等が接続されている。
【0044】センサ関係では,給紙カセットに装着され
た紙のサイズ及び向きを検知し,検知結果に応じた電気
信号を出す紙サイズセンサ,レジスト検知や排紙検知等
の紙搬送に関するセンサ,オイルエンドやトナーエンド
等のサプライの有無を検知するセンサ,並びに,ドアオ
ープン,ヒューズ断等の機械の異常を検知するセンサ等
からの入力がある。
【0045】また,両面制御板704には,記録紙の幅
を揃えるためのモータ,給紙クラッチ,搬送経路を切り
換えるソレノイド,先端に記録紙を寄せるコロを上下動
させるソレノイド,紙有無センサ,紙幅を揃えるための
サイドフェンスのホームポジションセンサ,記録紙の搬
送に関するセンサ等からの入力がある。
【0046】高圧電源ユニットは,帯電チャージャ,転
写チャージャ,分離チャージャ,現像バイアス電極の出
力をPWM制御によって得られたデューテイだけそれぞ
れ所定の高圧電力を印加する。PWM制御はそれぞれの
高圧電力の出力のフィードバック値をA/D変換するこ
とによってデジタル値にして,目標値と等しくなるよう
に制御されている。
【0047】ドライバー関係は,給紙クラッチ,レジス
トクラッチ,カウンター,モータ,トナー補給ソレノイ
ド,パワーリレー,定着ヒータ等がある。ソータユニッ
ト(ソータ300関係)とはシリアルインターフェース
で接続されており,シーケンスからの信号により所定の
タイミングで紙を搬送し,各ビンに排出されている。
【0048】アナログ入力には,定着温度,フォトセン
サ入力,レーザダイオードのモニタ入力,レーザダイオ
ードの基準電圧,各種電圧電源からの出力値のフィード
バック値等が入力されている。定着部にあるサーミスタ
からの入力により,定着部の温度が一定になるようにヒ
ータのオン/オフ制御もしくは位相制御が行われる。フ
ォトセンサ入力は所定のタイミングで作られたフォトパ
ターンをフォトトランジスタにより入力し,パターンの
濃度を検知することにより,トナー補給のクラッチをオ
ン/オフ制御してトナー濃度の制御を行っている。ま
た,この濃度により,トナーエンドの検知も行う。
【0049】レーザダイオードのパワーを一定にするた
めに調整する機構として,A/D変換器とCPUのアナ
ログ入力が使用される。本実施の形態ではレーザダイオ
ードを点灯したときのモニタ電圧と予め設定された基準
電圧が一致するように制御されている。
【0050】次に,オペレーション関係の制御について
説明する。CPU(b)602(メインCPU)は,複
数のシリアルポートとカレンダーIC627を制御す
る。この複数のシリアルポートにはシーケンス制御のC
PU(a)601が接続されている他に,操作部62
5,スキャナ制御回路623,アプリケーションシステ
ム624,エディタ626等が接続されている。
【0051】操作部625は,オペレータによるキー入
力および複写機の状態を表示する表示部を有し,キー入
力情報をCPU(b)602にシリアル送信し,CPU
(b)602はこの情報により表示部の点灯,消灯,点
滅を判断し,操作部625にシリアル送信する。操作部
CPU(図示せず)はCPU(b)602からの情報に
より表示部の点灯,消灯,点滅を行う。さらに得られた
情報から機械の動作条件を決定してコピースタート時
に,シーケンス制御を行っているCPU(a)601に
その情報を伝える。
【0052】スキャナ制御回路623ではスキャナサー
ボモータの駆動制御,画像処理および画像読取に関する
情報のCPU(b)602に対するシリアル送信処理
と,ADF200とCPU(b)602のインターフェ
イス処理を行う。
【0053】アプリケーションシステム624は,外部
機器(ファクシミリ装置,プリンタ等)とCPU(b)
602とのインターフェイスであり,予め設定されてい
る情報をやりとりする。エディタ626は,編集機能を
入力するユニットであり,オペレータの入力した画像編
集データ(マスキング,トリミング,イメージシフト
等)をCPU(b)602にシリアル送信する。カレン
ダーIC627は,日付と時間を記憶しており,CPU
(b)602にて随時呼び出せるため,操作部625の
表示部への現在時刻の表示や,機械のオン時間,オフ時
間を設定することにより,機械の電源のオン・オフをタ
イマー制御することが可能となる。
【0054】1.9.2 画像データの処理 次に,画像データの処理の流れについて説明する。画像
処理ユニット630は,CPU(b)602からのセレ
クト信号により,下記の(1)〜(3)の3方向に画像
データ(DATA0〜DATA7)と同期信号を出力す
る。
【0055】(1)スキャナ制御回路623→画像制御
回路615 この場合,スキャナからの8ビットデータ(ただし,4
ビット,1ビットにもできる)で連送される画像信号を
光書込部610からの同期信号PMSYNCに同期さ
せ,画像制御回路615に出力する。
【0056】(2)スキャナ制御回路623→アプリケ
ーションシステム624 この場合,スキャナからの8ビットデータ(ただし,4
ビット,1ビットにもできる)で連送される画像信号を
アプリケーションシステム624にパラレル出力を行
う。アプリケーションシステム624は入力した画像デ
ータを外部に接続されているプリンタ等の出力装置に出
力する。
【0057】(3)アプリケーションシステム624→
画像制御回路615 この場合,アプリケーションシステム624が外部に接
続されている入力装置(ファクシミリ等)からの8ビッ
トデータ(ただし,4ビット,1ビットにもできる)で
連送される画像信号を光書込部610からの同期信号P
MSYNCに同期させ,画像制御回路615に出力す
る。ただし,このとき,外部からの画像信号が1ビット
または4ビットの場合には8ビットデータに変換する処
理を行う必要がある。
【0058】図9は,本実施の形態に係るデジタル複写
機におけるスキャナ部150の構成を示すブロック図で
ある。図において,801はスキャナ制御回路623か
らの指示に基づいて各信号を出力するタイミング制御回
路,802は画像信号の増幅および光量補正処理を行う
信号処理回路,803はアナログデータをデジタルデー
タに変換するA/D変換器,804は画像データの歪み
補正を行うシェーディング補正回路である。
【0059】CCD撮像素子109から出力されるアナ
ログ画像信号は,イメージプリプロセッサ(IPP)7
41内部の信号処理回路802で増幅および光量補正さ
せ,A/D変換器803によってデジタル多値信号に変
換される。この信号はシェーディング補正回路804に
よって補正処理を受け,イメージプロセスユニット(I
PU)743に印加される。
【0060】図10は,イメージプロセスユニット(I
PU)743の詳細構成を示すブロック図である。図に
おいて,901は画像信号のボケや劣化を補正するMT
F補正部,902は画像信号を指示された倍率に基づい
て電気変倍する変倍処理部,903は画像信号の入出力
特性を作像プロセスの特性に対して最適となるように補
正するγ変換部,904は4bit化回路905,2値
化回路906,ディザ回路907,切替スイッチ90
8,切替スイッチ909からなるデータ深さ切換機構部
である。
【0061】以上のように構成されたイメージプロセス
ユニット(IPU)743のデータ処理動作について説
明する。イメージプリプロセッサ(IPP)741より
入力された画像信号はMTF補正部901で高域強調さ
れる。次に,変倍処理部902で所定の倍率に電気変倍
され,γ変換部903により画像信号の入出力特性を作
像プロセス特性に対して最適化処理される。γ変換部9
03から出力された画像信号は,データ深さ切換機構部
904に入力され,所定の量子化レベルに変換される。
【0062】このデータ深さ切換機構部904は4bi
t化回路905によって4bitDATAを出力する。
2値化回路906では入力される8bitの多値データ
を予め設定された固定閾値によって2値データに変換し
て1bitDATAを出力する。ディザ回路907は1
bitDATAにより面積階調を形成する。このとき切
替スイッチ909は2値化回路906あるいはディザ回
路907の出力を選択して出力する。そして,切替スイ
ッチ908は,これらの3つのデータ(8bitDAT
A,4DATA,1bitDATA)のデータ形式の1
つを選択してDATA0〜DATA7を出力する。
【0063】再び図9に戻り,スキャナ部150の画像
読取動作を説明する。スキャナ制御回路623はプリン
タ制御部(図示せず)からの指示に基づきランプ制御回
路737,タイミング制御回路801,IPU743の
電気変倍回路およびスキャナモータ735を制御する。
ランプ制御回路737はスキャナ制御回路623からの
指示に基づき露光ランプのオン・オフおよび光量制御を
行う。スキャナ駆動用モータ735の駆動軸にはロータ
リーエンコーダ736が連結されており,位置センサ7
38は副走査方向駆動機構の基準位置を検知する。
【0064】また,IPU743の電気変倍回路はスキ
ャナ制御回路623によって設定される主走査側の倍率
データに基づいて電気変倍処理を行う。
【0065】また,タイミング制御回路801はスキャ
ナ制御回路623からの指示に従って各信号を出力す
る。すなわち,原稿の読み取りがスタートするとCCD
撮像素子109に対し1ライン分のデータをシフトレジ
スタに転送する転送信号と,シフトレジスタのデータを
1ビットずつ出力するシフトクロックパルスを出力す
る。また,像再生系制御ユニット(図示せず)に対し画
素同期クロックパルスCLK,主走査同期パルスLSY
NCおよび主走査有効期間信号LGATEを出力する。
【0066】この画素同期クロックパルスCLKは,C
CD撮像素子109に入力されるシフトクロックパルス
とほぼ同一の信号である。また,主走査同期パルスLS
YNCは,光書込部610の同期センサが出力する主走
査同期信号PMSYNCとほぼ同一の信号であるが,画
素同期クロックパルスCLKに対して出力される。主走
査有効期間信号LGATEは,出力データDATA0〜
DATA7が有効なデータであるとみなされるタイミン
グでHレベルとなる。この場合,CCD撮像素子318
は,1ライン当たり4800ビットの有効データを出力
する。
【0067】また,スキャナ制御回路623はプリンタ
制御部(図示せず)から読取開始指示を受けると,露光
ランプを点灯し,スキャナモータ735を駆動開始し,
タイミング制御回路801を制御して,CCD撮像素子
109による読み取りを開始する。また,副走査有効期
間信号FGATEをHレベルにセットする。この副走査
有効期間信号FGATEは,Hレベルにセットされてか
ら副走査方向に最大読取長さ(この場合,Aサイズの長
手方向の寸法)を走査するに要する時間が経過するとL
レベルとなる。
【0068】図11は,上記イメージプロセスユニット
(IPU)743におけるデータ深さ切換機構部904
により切り換えられる出力データ形式を示すものであ
る。ここでは,8bitDATA,4bitDATA,
1bitDATAの3つ形式によりIPU743から出
力されるようになっている。
【0069】図12は,本実施の形態に係るメモリシス
テムを示すブロック図である。図において,1101〜
1103は複数個の入力データを選択して切り換えるマ
ルチプレクサMUX1,MUX2,MUX3であり,図
中のEXTINは外部からのイメージデータ入力信号を
示し,EXTOUTは外部への出力信号を示している。
【0070】以上のように構成されたメモリシステムの
動作例を説明する。例えば,スキャナ部150の一回の
露光走査で複数枚のイメージプロセスユニット(IP
U)743のパラメータを変えたコピーを出力する場合
には,まず,スキャナ走査時にMUX1をA,MUX2
をB,MUX3をAにセットして1枚コピーを出力す
る。このときの生データはMUX2を介してメモリ装置
(MEM)744に入力される。
【0071】次に,2枚目以降はMUX1をBにセット
して,メモリ装置(MEM)744からのデータをイメ
ージプロセスユニット(IPU)743に入力し,MU
X3を介してプリンタ(PR)に出力する。このとき1
枚コピーを行う毎にイメージプロセスユニット(IP
U)743のパラメータを変更する。また,1bitD
ATAのようなコンパクトなデータを保持する場合は,
MUX2をAにセットして,イメージプロセスユニット
(IPU)743の出力をメモリ装置(MEM)744
に取り込む。このとき,プリンタ(PR)は2値データ
(1bit)モードに切り換えて複写処理を実行する。
【0072】図13は,本実施の形態に係るメモリシス
テムにおけるデータの流れを示すブロック図である。図
において,画像データ用のフレームメモリを持ったシス
テムでは,IPU743からのイメージデータを,一
旦,メモリ装置(MEM)744に格納し,必要なとき
にメモリ装置(MEM)744から取り出してプリンタ
(PR)に出力する。また,IPU743からのイメー
ジデータをプリンタ(PR)に出力しながら,同時にメ
モリ装置(MEM)744に格納して2枚目以降のコピ
ーをメモリ装置(MEM)744からのイメージデータ
を用いて行う方法も一般的に行われている。
【0073】図14は,本実施の形態に係るメモリシス
テムにおけるデータの流れを示すブロック図である。上
記の図12で説明した処理によるデータの流れを示して
いる。このようにイメージプロセスユニット(IPU)
743により処理されたデータと生データの両方共にメ
モリ装置(MEM)744に取り込むことを可能にして
いる。
【0074】すなわち,図12の3つのマルチプレクサ
(MUX1,MUX2,MUX3)1101,110
2,1103の切り換えによりデータフローを変えられ
るよう構成している。例えば,1回のスキャナ走査で複
数枚のIPU743のパラメータを変えたコピーを出力
する場合は,次に示す手順で行われる。
【0075】スキャナ走査時にマルチプレクサ110
1をA,マルチプレクサ1102をB,マルチプレクサ
1103をAにして1枚目を出力する。このとき,生デ
ータはマルチプレクサ1102を通してメモリ装置(M
EM)744に入力される。 2枚目以降はマルチプレクサ1102ををBにし,メ
モリ装置(MEM)744からのデータをIPU743
に入力し,マルチプレクサ1103を通してプリンタ
(PR)に出力する。このとき,1枚コピーする毎にI
PU743パラメータを変更することができる。
【0076】また,1ビットデータのようなコンパクト
なデータを保持する場合,マルチプレクサ1102をA
にし,IPU743の出力をメモリ装置(MEM)74
4に取り込む。この場合,プリンタ(PR)は2値デー
タ(1ビット)モードに切り換えてコピーを行う。な
お,図12におけるEXTIN,EXTOUTは外部か
らのイメージデータ入力信号と外部への出力信号であ
る。
【0077】図15は,上記メモリ装置(MEM)74
4の内部構成の一例を示すブロック図である。図におい
て,1301はデータの圧縮処理を行う圧縮器(COM
P),1302はイメージプロセスユニット(IPU)
743と圧縮器(COMP)1301から入力されるデ
ータを選択して切り換えるマルチプレクサMUX4,1
303は実データの他に圧縮器(COMP)1301で
処理された圧縮データを格納するメモリユニット,13
04はデータの伸長処理を行う伸長器(EXP),13
05はメモリユニット1303と伸長器(EXP)13
04から入力されるデータを選択して切り換えるマルチ
プレクサMUX5,1306は圧縮器(COMP)13
01と伸長器(EXP)1304のエラー信号を監視す
るエラー検出器である。
【0078】以上のように構成されたメモリ装置(ME
M)744は,圧縮器(COMP)1301をメモリユ
ニット1303の前に配置し,伸長器(EXP)130
4をメモリユニット1303の後に配置させ,さらに,
マルチプレクサMUX4およびマルチプレクサMUX5
を各々メモリユニット1303に接続して設けることに
より,実データと圧縮データの格納が選択的に可能とな
る。すなわち,実データをメモリユニット1303に格
納する場合は,マルチプレクサMUX4とマルチプレク
サMUX5を各々Aにセットする。また,圧縮器(CO
MP)1301で処理されたデータをメモリユニット1
303に格納する場合は,マルチプレクサMUX4とマ
ルチプレクサMUX5を各々Bにセットする。なお,上
記の構成において,圧縮器(COMP)1301はスキ
ャナ部150のスキャン速度に合わせたメモリ処理を行
い,伸長器(EXP)1304はプリンタ(PR)の速
度に合わせて処理を実行する。
【0079】図16は,上記のメモリユニット1303
の内部構成の一例を示すブロック図である。図におい
て,1401はイメージデータと圧縮データであるコー
ドデータを処理する入力データ幅変換器,1402はパ
ックされたデータ数を格納するメモリブロック,140
3はイメージデータと圧縮データであるコードデータを
処理する出力データ幅変換器,1404は入力データ幅
変換器1401によりパックされたデータ数とメモリデ
ータ幅に対応してメモリブロック1402の所定アドレ
スにデータの書き込み動作を行う集約位置指定手段とし
てのダイレクトメモリコントローラ(DMC1),14
05は出力データ幅変換器1403によりパックされた
データ数とメモリデータ幅に対応してメモリブロック1
402の所定アドレスにデータの読み取り動作を行うダ
イレクトメモリコントローラ(DMC2)である。
【0080】以上のように構成されたメモリユニット1
303は,メモリブロック1402の入力側と出力側に
各々入力データ幅変換器1401,出力データ幅変換器
1403を配設し,3つのイメージデータタイプ(図1
7参照)と圧縮器(COMP)1301からの圧縮デー
タであるコードデータを処理する。ダイレクトメモリコ
ントローラ(DMC1)1404およびダイレクトメモ
リコントローラ(DMC2)1405は,入力データ幅
変換器1401および出力データ変換器1403により
パックされたデータ数とメモリデータ幅に応じてメモリ
ブロック1402の所定アドレスにデータの書き込み・
読み取りの処理を実行する。
【0081】また,読み込んだ画像データをIPU74
3で縮小し,メモリブロック1402の所定のアドレス
にDMC1,DMC2によって書き込み,読み出しを実
行することにより複数枚の原稿の画像データを1枚の記
録にまとめる集約機能が実現される。
【0082】図17は,上記図15で処理されるイメー
ジデータの形式を示す説明図である。(a)タイプ1は
1bitデータ,(b)タイプ2は4bitデータ,
(c)タイプ3は8bitデータを各々示している。通
常,スキャナ部150からのイメージデータの速度,あ
るいはプリンタへのイメージデータの速度は,1ピクセ
ルの周期が装置において固定されているため8bitデ
ータ,4bitデータ,1bitデータに関わらず一定
である。すなわち,1ピクセルの周期は,装置において
固定されている。
【0083】また,本実施の形態においては,8本のデ
ータラインのMSB(Most Siginifica
nt Bit:データの最上位にあるビット)側から1
bitデータ,4bitデータ,8bitデータとMS
B詰めで定義してしている。このデータをメモリブロッ
ク1402のデータ幅(16bit)にパック,アンパ
ックするブロックが入力データ幅変換器1401と出力
データ幅変換器1403である。したがって,パック処
理することによりデータの深さに対応してメモリブロッ
ク1402が使用できるのでメモリ装置(MEM)74
4の有効利用が可能となる。
【0084】図18は,圧縮器(COMP)1301と
伸長器(EXP)1304の代わりに,ピクセルプロセ
スユニット(PPU)をメモリユニット1303の外に
配置した構成例を示すブロック図である。図において,
1601はイメージデータ間の論理演算(例えば,AN
D,OR,EOR,NOT)を実行するピクセルプロセ
スユニット(PPU),1602はイメージプロセスユ
ニット(IPU)743とピクセルプロセスユニット
(PPU)1601から入力されるデータを選択して切
り換えるマルチプレクサMUX6,1603はピクセル
プロセスユニット(PPU)1601とメモリユニット
103から入力されるデータを選択して切り換えるマル
チプレクサMUX7である。
【0085】以上のように図15で示すメモリ装置74
4の内部構成に対して,圧縮器(COMP)1301と
伸長器(EXP)1304の代わりにピクセルプロセス
ユニット(PPU)1601をメモリユニット1303
の外に配設する構成とした。このような構成において,
ピクセルプロセスユニット(PPU)1601によりメ
モリ出力データと入力データを論理演算してプリンタ
(PR)に出力する。また,メモリ出力と入力データ
(例えば,スキャナ部150からのデータ)を論理演算
し,再度,メモリユニット1303に格納することがで
きる。また,出力先のプリンタ(PR)とメモリユニッ
ト1303の切り換えは,マルチプレクサMUX6およ
びマルチプレクサMUX7により行う。このような機能
は,一般的に画像合成処理に,例えば,スキャナデータ
にオーバーレイを重ね合わせる等の画像合成処理に使用
される。
【0086】図19は,外部記憶装置745を使用して
イメージデータを保存する構成を示すブロック図であ
る。図において,1701はイメージデータの入出力を
制御するインターフェイス(I/F),1702はフロ
ッピィディスクドライバ(FDD)1703を制御する
フロッピィディスクコントローラ(FDC),1703
は記憶媒体となるフロッピィディスク(FD)を駆動す
るフロッピィディスクドライバ(FDD),1704は
ハードディスク(HDD)1705の書き込み・読み出
しを制御するハードディスクコントローラ(HDC),
1705は書込・読出可能なハードディスク(HD
D),1706はフロッピィディスクコントローラ(F
DC)1702およびハードディスクコントローラ(H
DC)1704を制御するファイルコントローラ(F
C),1707はインターフェイス(I/F)1701
に対し制御するラインドロワ(LD)である。
【0087】以上のような構成において,イメージデー
タを外部記憶装置745により保存する動作について説
明する。イメージデータをフロッピィディスク(FD)
に保存する場合,図12に示したEXTOUTからイン
ターフェイス(I/F)1701を介して,ファイルコ
ントローラ(FC)1706が制御するフロッピィディ
スクコントローラ(FDC)1702に出力し,フロッ
ピィディスクドライバ(FDD)1703上のフロッピ
ィディスク(FD)に記憶する。また,ハードディスク
コントローラ(HDC)1704は,ファイルコントロ
ーラ(FC)1706の制御に基づいてハードディスク
(HDD)1705上に書き込み・読み出しを実行す
る。なお,ハードディスク(HDD)1705には汎用
的に使用するフォーマットデータやオーバーレイデータ
を記憶させ,必要に応じて使用できるものとなってい
る。
【0088】図20は,イメージデータの圧縮および伸
長の処理速度が間に合わなかった場合に100%リカバ
リーできるようにした構成を示すブロック図である。図
において,1801はメモリユニット1303に対して
2つの入力データと1つの出力データを同時に入出力可
能にしてメモリ制御するメモリ管理ユニット(MM
U),1802はメモリユニット1303と伸長器(E
XP)1304からの入力されるデータを選択して切り
換えるマルチプレクサ(MUX8)である。
【0089】以上の構成において,メモリユニット13
04にはスキャナ走査と同時に圧縮器(COMP)13
01により圧縮処理されたデータとイメージデータが入
力される。該メモリユニット1303に入力されたデー
タは各々別のメモリ領域に格納され,圧縮データはその
まま伸長器(EXP)1304に入力して伸長処理が行
われる。1ページ分の全データのメモリユニット130
3に対する入力が完了するまでに圧縮器(COMP)1
301と伸長器(EXP)1304による処理時間が間
に合って,正常に処理が終了した場合には圧縮データの
メモリ領域を残し,生データの領域を解除する。
【0090】ここで,エラー検出器1306により圧縮
器(COMP)1301あるいは伸長器(EXP)13
04からのエラー信号を検出すると,直ちに圧縮データ
のデータ領域を取り消して生データを採用する。このよ
うに圧縮器(COMP)1301と伸長器(EXP)1
304の検定処理を行うことにより,高速で確実なデー
タ処理と,メモリ領域の有効な利用が実現できる。
【0091】なお,上記のようにメモリ管理ユニット
(MMU)1801によりメモリ領域のダイナミックな
アロケーションを可能としたが,この他の方式として生
データ用と圧縮データ用の2つのメモリユニットを配設
しても同様な処理が行える。このような構成は,電子ソ
ーティングのような複数のページを格納し,リアルタイ
ムでプリンタ(PR)に出力するような格納ページ数と
プリント速度を両立する条件を満足させなければならな
いような用途に使用すると効果的である。
【0092】1.9.3 アプリケーションユニット 図21は,本実施の形態に係るアプリケーションシステ
ムの構成を示すブロック図であり,図において,このア
プリケーションシステムは,ベースユニット2001
と,ファイルユニットのAPL(1)2002と,FA
XユニットのAPL(2)2003と,オン/オフプリ
ンタユニットのAPL(3)2004と,LAN用のA
PL(4)2005と,T/S(タッチスイッチ)およ
びLCD(液晶)等からなる表示ユニット2006とか
ら構成されている。以下,これらのユニットの細部構成
およびその動作について説明する。
【0093】先ず,ベースユニット2001の説明を行
う。図において,2007はエンジンI/F,2008
はページメモリ,2009はSCI(スモール・コミュ
ニケーション・インターフェイス),2010はイメー
ジバス,2011はシステムバス,2012はCPU,
2013はDRAMを用いた変倍回路,2014はバス
アビータ,2015は所定のクロックを発生する機能を
有するタイマ,2016は現在時刻を発生させるRT
C,2017はコンソール,2018はOS等の基本機
能プログラムが格納されているROM,2019は主に
ワーキングメモリとして使用されるRAM,2020は
DMAC,2021は回転制御部,2022はCEPで
ある。
【0094】このベースユニット2001は,本システ
ムの基本制御を実行するユニットである。エンジンI/
F2007は,イメージデータがシリアルデータで送信
されてくるためパラレルデータに変換すると共に,反対
に,ページメモリ2008からのパラレルデータをエン
ジンI/F2007によりシリアルデータに変換し,E
XTINに送り出す。また,制御信号はシリアルである
ため,エンジンI/F2007からSCI2009を介
してシステムバス2011に接続される。
【0095】また,ページメモリ2008は,本実施の
形態では,A3で1ページ分のサイズデータを格納する
容量を備え,ここでビットイメージに変換すると共に,
EXTIN,EXTOUTのデータ速度とCPU201
2の処理速度の調停も実行する。また,変倍回路201
3はDMAC2020を用いてCPU2012を介さず
に高速でページメモリ2008上のデータを拡大あるい
は縮小処理を実行する。
【0096】また,回転制御部2021は,例えば,F
AX送信による送信原稿がA4縦で,受信側がA4横の
場合,送信側は自動的に71%縮小して送信し,受信側
は該縮小により画像が見づらくなるため,送信原稿を9
0度回転させてA4横に変換し等倍で送信する。さら
に,回転制御部2021は,受信出力を行うとき,受信
サイズがA4横でカセットのサイズがA4縦である場合
に,出力イメージを90度回転させてA4縦に直して出
力することにより,カセットの縦,横の区別を不要にし
ている。
【0097】また,CEP2022では,イメージデー
タの圧縮,伸張,スルーの処理を実行する。バスアビー
タ2014はAGDC2015からのデータをイメージ
バス2010やシステムバス2011に送る処理を実行
する。また,タイマ2015は所定のクロックを発生
し,RTC2016は現在の時刻を発生させる。さら
に,制御用の端末として接続されているコンソール20
17は,システム内部のデータの読み出しや書換え等の
処理に加え,内部OSの1機能であるディバックツール
を用いてソフトの開発を実行することも可能になってい
る。
【0098】1.9.3.1 APL1について このAPL(1)2002はファイルユニットである。
図21において,2023はSCSI(スモール・コン
ピュータ・システム・インターフェイス)であり,HD
D(ハードディスク・ドライブ)2024,ODD(光
ディスク・ドライブ)2025,FDD(フロッピィデ
ィスク・ドライブ)2026用のインターフェイスであ
る。また,2027はROMであり,SCSI2023
を介してHDD2024,ODD2025,FDD20
26を制御するファイリングシステムの制御プログラム
が格納されている。
【0099】1.9.3.2 APL2について このAPL(2)2003はFAX制御用のユニットで
ある。図21において,2030はG4FAXコントロ
ーラであり,G4用のプロトコルを制御し,G4のクラ
ス1,クラス2,クラス3をサポートするユニットであ
る。また,G4FAXコントローラ2030は,ISD
Nもサポートし,NET64においては2B+1D(6
4KBx2p+16KB)の回線となるので,G4/G
4,G4/G3,G3/G3,G4のみ,G3のみのい
ずれかが選択可能なユニットである。
【0100】また,2031はG3FAXコントローラ
であり,G3用のプロトコルを制御し,アナログ回線に
よるG3FAXのプロトコル,デジタル信号をアナログ
信号に変換するモデムも備えている。また,2032は
NCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)であ
り,交換機を使用し,相手先と接続するとき,あるいは
相手先からの着信を受けるときのダイヤル機能等を備え
ている。
【0101】また,2033はSAF(ストア・アンド
・フォワード)であり,FAXの送信,受信を実行する
ときの画像データ(イメージデータ,コードデータ等を
含む)を蓄積するため,半導体メモリ,HDD,ODD
等が用いられる。また,2024はAPL(2)を制御
するためのプログラムが格納されているROM2,20
25はワーキングメモリとして使用されるRAMであ
り,バックアップ電源として不揮発性バッテリが接続さ
れ,相手先電話番号,相手先名,FAX機能を制御する
データ等が格納されており,表示ユニット2006のT
/S,LCDを用いて容易に設定可能に構成されてい
る。
【0102】1.9.3.3 APL3について このAPL(3)2004はオンラインプリンタ,オフ
ラインプリンタの制御ユニットである。図21におい
て,2040はフロッピィディスク2041の制御を実
行するFDC(フロッピィディスクコントローラ)であ
る。また,この最近のフロッピィディスクはSCSIを
サポートしているものもあり,ここではSCSI,ST
506インターフェイスをサポートする。また,204
2はHOSTコンピュータとの接続に使用するSCI
(シリアル・コミュニケーション・インターフェイス)
である。また,同様に,2043はHOSTコンピュー
タとの接続に使用するセントロI/Fである。
【0103】また,2044はエミュレーションカード
であり,次のような機能を備えている。すなわち,HO
STコンピュータからプリンタの仕様をみた場合,現状
は,例えば,NEC製,EPSON製等多くのメーカか
ら発売されており,各々仕様が異なるため,これらのプ
リンタの機能をHOSTコンピュータからみて同じにな
るようにしなければHOSTコンピュータで使用してい
たソフトウェアが動作しなくなる。上記不具合を解消す
るため,エミュレーションカード2044を装着し,そ
の内部に格納されているソフトウェアによりみかけ上に
おいてHOSTコンピュータからみたときに各メーカの
プリンタとして動作させるようにする。
【0104】また,2015はAGDC(アドバンスト
・グラフィックス・ディスプレイ・コントローラ)であ
り,HOSTコンピュータから送られてきたコードデー
タをCGROM2046,CGカード2047内のFO
NTイメージを高速にページメモリ2008に展開する
ものである。また,2048はこれらの制御プログラム
が格納されているROM3である。なお,CGROM
(キャラクタ・ゼネレータ・ROM)2046はコード
データに対応したFONTデータが格納されていおり,
また,CGカード2047は外付けのCGFONTであ
り,内容はCGROM2046と同様である。
【0105】1.9.3.4 APL4について このAPL(4)2005は,LANを制御するユニッ
トである。図において,2050はLANコントローラ
であり,現在稼動中のLANであるインサーネット,オ
ムニ,スターラン等を制御する。また,上記APL
(2)2003のFAX,APL(4)のLANは,他
のAPLが動作中であってもバックグランドで働くよう
になっている。
【0106】1.9.4 ファクシミリ動作 以上の構成におけるアプリーケションの動作について,
ファクシミリ動作を例に説明する。本実施の形態におけ
るファクシミリは,MF,G2,G3,G4規格に対応
する機能を備えている。また,3.85,7.7,1
5.4本/mm,さらにG4用として200,240,
300,400dpiをサポートし変倍機能を用い,相
互に密度変換を行うことができる。さらに,SAFメモ
リ2033を使用してメモリ送受信,中継,親展受信,
ポーリング等を実現し,送信原稿のメモリ蓄積中にメモ
リ送信,メモリ受信,受信出力等を同時に行うことがで
きる。
【0107】次に,送信動作について説明する。原稿を
セットし,スタートキー2501(図25参照)を押下
することにより,APL2のRAMに格納されている相
手先へ,ダイヤルし相手を呼び出す。相手がFAXであ
ることが判ると原稿の読み取り動作が開始される。も
し,原稿がない状態でスタートキー2501を押下する
と,原稿の再セットを促す表示を出力する。原稿読取動
作の開始により,スキャナが動作し,原稿を読み取り,
図21に示す個々の回路を介して,EXTOUTの端子
にデータが出力される。
【0108】このとき,MUX1,MUX3を選択する
ことにより,IPU743を使用/不使用を選択するこ
とができる。さらに,IPU743の内部の機能は,プ
ログラムにより自由に選択することができる。この信号
は図21に示すエンジンI/F2007に入力され,ペ
ージメモリ2008のビットサイズに合わせてイージメ
モリ2008に格納していく。なお,EXTOUTは1
画素8ビットの多値で送られてくる。これに対しページ
メモリ2008は16ビット対応になっており,ビット
の構成が異なるので,ここで合わせる。
【0109】また,スキャナ部150からのデータがペ
ージメモリ2008に入力されると,このデータを圧縮
しながらAPL2のSAFメモリ2033に蓄積しなが
ら送信することにより,次の特徴が得られる。
【0110】すなわち,スキャナ部150からの読み取
りは,A3サイズ1枚を約2秒で読むことができる。こ
れに対し,G3で送信する時間はA4サイズを約9秒か
かって送信する。このように送信の時間は読み取りの約
4.5倍かかっていることになる。
【0111】複写機,FAX,プリンタ等と複合して使
用できる装置において,例えば,FAX送信中に次の人
がコピーを取りたい場合,FAX送信の仕事を速く終わ
りたいが,FAX送信は相手機の性能により,早く送信
できたり遅れて送信させることがある。このため,本実
施の形態では,読取データをSAFメモリ2033へ蓄
積しながら送信することにより,見かけ上の送信速度を
上げることができるようになっている。また,送信原稿
がSAFメモリ2033に蓄積されているので,送信途
中でエラーが発生した場合や,回線が切れた場合等にお
いて,再送,再発呼して正しく画像を送ることができ
る。このように,SAFメモリ2033へ蓄積されたデ
ータはシステムバスにより,G3FAX,あるいはG4
FAXユニットからアクセスすることができる。
【0112】図23は,図22に示すIPU743の内
部構成を示すブロック図である。本構成は図10に示し
た構成に,多値化回路2301,マーカ編集部部230
2,アウトライン処理部2303,誤差拡散回路230
4等を付加したものである。
【0113】次に,画情報の受信について説明する。図
24は,画情報の受信処理部分の構成および画像情報の
流れを示すブロック図である。図において,2401は
受信画像データをデジタル信号に変換するモデム,24
02はDCR,2403は変倍回路である。
【0114】図24において,受信画像データはモデム
2401にてデジタル信号に変換される。これをDCR
2402を介して生データに復調し,さらに該生データ
を圧縮してSAFメモリ2033に蓄積する。なお,こ
こでDCR2402により生データに戻してから再度圧
縮するのは,通常,受信データには回線上のエラーが含
まれており,このままの状態でSAFメモリ2033に
すると,ハードのエラーか,データのエラーかの区別が
つかなくなるからである。また,再圧縮するときには,
メモリ効率のよい方式を採用する。SAFメモリ203
3に蓄積されたデータは,ページ毎にプリント出力す
る。また,この場合,モードの設定により1ファイル分
蓄積してから出力することもできる。
【0115】また,SAFメモリ2033から出力する
には,図21のページメモリ2008を他のAPLが使
用しておらず,さらに複写機も空いていることが必要と
なる。これらの条件が満足されると,SAFメモリ20
33のデータをCEP2022を介して生データに戻し
ながらページメモリ2008へ展開していく。展開が終
了してから最適な紙サイズを選択する。このとき,ペー
ジメモリ2008のデータはA4縦で,最適な記録紙が
A4横である場合は,回転制御によりページメモリ20
08のデータを90度回転され,選択された記録紙に出
力される。
【0116】この機能により,今まではA4横の記録紙
にA4縦の画像を出力し,余白が出ていたことを防止で
きる。また,この機能は受信出力のみでなく,送信モー
ドにおいても相手機に合わせて読み取った画情報を90
度回転できる。例えば,送信原稿がA4横で受信側がA
4縦の場合,今までは71%縮小して送っていたが,9
0度回転を行うことにより等倍で送れるようになり,受
信側でも見やすい画像が得られる。
【0117】ここで,SAFメモリ2033の代わりに
HDD1705を使用する場合,SAFメモリ2033
をバッファにし,APL1のSCSIインターフェイス
を介してHDD1705をドライブすることで可能とな
る。以上でファクシミリの基本動作を説明した。
【0118】2.操作部(本発明の要部) 2.1 操作部のパネル構成 図25は,本実施の形態に係る操作部625のパネル構
成を示す説明図である。キー入力用の固定キーとして,
コピー枚数等を設定する10キー2501と,コピース
タートを実行させるためのスタートキー2502と,ソ
ートモード選択を行うソートキー2503と,両面モー
ドの選択を行う両面キー2504と,倍率の設定を行う
変倍キー2505と,用紙を選択するための矢印キー2
506とが備わっている。
【0119】表示部としては,コピー枚数表示2507
とセット枚数表示2508が固定表示となっている。そ
の他の表示はLCD2509で行い,ファンクションキ
ー(2503,2504,2505)の何れかの押下に
より,該当する機能毎の表示を行う。
【0120】2.2 操作部制御の具体例 図26は,本実施の形態の操作部制御を示すための説明
図である。なお,ここでは,説明を簡単にするために,
メイン制御板701およびアプリケーションシステム6
24上の構成のうち操作部制御に関係する部分(要部)
のみを図示する。
【0121】本実施の形態において,アプリケーション
システム624が拡張ボードに相当するが,このアプリ
ケーションシステム624は,図21に示したように,
ベースユニット2001と,ファイルユニットのAPL
(1)2002と,FAXユニットのAPL(2)20
03と,オン/オフプリンタユニットのAPL(3)2
004と,LAN用のAPL(4)2005とを備えて
いる。したがって,ここでは,拡張ボードが具体的には
ベースユニット2001に相当することになる。
【0122】メイン制御板701上には,操作部625
を制御する操作制御手段としての操作部制御IC260
1が実装されている。
【0123】また,メイン制御板701上には,本発明
の拡張ボード検知手段および操作制御切換手段としての
信号切換部IC1〜IC3が実装されており,拡張ボー
ドが実装されていない時には,検知用信号SELがHレ
ベルとなり,信号切換部IC1がアクティブに,また,
信号切換部IC2と信号切換部IC3がハイインピーダ
ンスになることにより,メイン制御板701上の操作部
制御IC2601からの出力がそのまま操作部625に
出力される。一方,拡張ボードが実装されると検知用信
号SELがLレベルとなることにより,信号切換部IC
2と信号切換部IC3がアクティブとなり,信号切換部
IC1がハイインピーダンスとなり,操作部制御IC2
601からの信号は拡張ボードを経由してさらに信号切
換部IC3から操作部625へ出力されることになる。
【0124】換言すれば,上記の構成および動作によっ
て,拡張ボードから直接,操作部625を制御できるの
で,メイン制御板701上の操作部制御IC2601の
負荷が軽減でき,操作部への描画速度等のパフォーマン
スを十分にとることができる。また,メイン制御板70
1上の操作部制御IC2601側または拡張ボード側
で,描画やキースイッチの調停を行う必要がなくなるた
め,処理の煩雑化を回避できる。さらにメイン制御板7
01側に2種類のコネクタ/ハーネス等を配設する必要
がなくなるため,コストアップを回避することができ
る。
【0125】前述したように本実施の形態によれば,拡
張ボードを追加することにより,複合機能の拡張が可能
な画像形成装置において,簡単かつ安価な構成で操作部
制御を高速に行うことができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る画像
形成装置(請求項1および請求項2)は,拡張ボードの
接続有無に基づいて,拡張ボードが接続されていない場
合には,操作制御手段による操作手段の制御が有効とな
るように切り換え,拡張ボードが接続されている場合に
は,拡張ボードによる操作手段の制御が有効となるよう
に切り換えるため,拡張ボードを追加することにより,
複合機能の拡張が可能な画像形成装置において,簡単か
つ安価な構成で操作部制御を高速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタル複写機(画像形成
装置)の概略構成図である。
【図2】図1に示した複写装置本体の構成を示す説明図
である。
【図3】本実施の形態の光書込部の構成を示す説明図で
ある。
【図4】図1に示したADFの構成を示す説明図であ
る。
【図5】図1に示したソータの構成を示す説明図であ
る。
【図6】図1に示した両面反転ユニットの構成を示す説
明図である。
【図7】本実施の形態に係るデジタル複写機の電装制御
部を示す回路図である。
【図8】本実施の形態に係るデジタル複写機における電
装制御系の全体構成を示すブロック図である。
【図9】本実施の形態に係るデジタル複写機におけるス
キャナ部の構成を示すブロック図である。
【図10】本実施の形態に係るイメージプロセスユニッ
ト(IPU)の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】本実施の形態に係るイメージプロセスユニッ
ト(IPU)におけるデータ深さ切換機構部により切り
換えられる出力データ形式を示す説明図である。
【図12】本実施の形態に係るメモリシステムを示すブ
ロック図である。
【図13】本実施の形態に係るメモリシステムにおける
データの流れを示すブロック図である。
【図14】本実施の形態に係るメモリシステムにおける
データの流れを示すブロック図である。
【図15】本実施の形態に係るメモリ装置(MEM)の
内部構成の一例を示すブロック図である。
【図16】本実施の形態に係るメモリユニットの内部構
成の一例を示すブロック図である。
【図17】図15で処理されるイメージデータの形式を
示す説明図である。
【図18】本実施の形態に係るメモリユニットにピクセ
ルプロセスユニット(PPU)を接続した構成例を示す
ブロック図である。
【図19】外部記憶装置を使用してイメージデータを保
存する構成を示すブロック図である。
【図20】本実施の形態に係るイメージデータの圧縮お
よび伸長の処理速度が間に合わなかった場合に100%
リカバリーできるようにした構成を示すブロック図であ
る。
【図21】本実施の形態に係るアプリケーションシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図22】本実施の形態に係るメモリシステムの構成を
示すブロック図である。
【図23】図22に示すIPUの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図24】画情報の受信ブロック図である。
【図25】本実施の形態に係る操作部のパネル構成を示
す説明図である。
【図26】本実施の形態の操作部制御を示すための説明
図である。
【符号の説明】 100 複写装置本体 200 自動原稿送り装置(ADF) 300 ソータ 400 両面反転ユニット 625 操作部 624 アプリケーションシステム 701 メイン制御板 2001 ベースユニット 2002〜2005 APL(1)〜APL(4) 2601 操作部制御IC IC1〜IC3 信号切換部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 拡張ボードを追加することにより,複合
    機能の拡張が可能な画像形成装置において,各種情報の
    表示および入力を行うための操作手段と,メイン制御板
    上に配置され,前記操作手段を制御する操作制御手段
    と,前記拡張ボードの接続有無を検知する拡張ボード検
    知手段と,前記拡張ボード検知手段の検知結果に基づい
    て,前記拡張ボードが接続されていない場合には,前記
    操作制御手段による前記操作手段の制御が有効となるよ
    うに切り換え,前記拡張ボードが接続されている場合に
    は,前記拡張ボードによる前記操作手段の制御が有効と
    なるように切り換える操作制御切換手段と,を備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において,
    前記操作制御切換手段が,前記操作制御手段からの制御
    用信号または前記拡張ボードからの制御用信号の何れか
    を選択して前記操作制御手段へ出力する選択出力手段
    と,前記操作制御手段からの制御用信号を前記操作手段
    側または前記拡張ボード側の何れかに切り換える切換手
    段と,を備え,前記拡張ボードが接続されていない場合
    には,前記操作制御手段からの制御用信号を前記操作手
    段に出力し,前記拡張ボードが接続されている場合に
    は,前記操作制御手段からの制御用信号を前記拡張ボー
    ドに出力し,さらに前記拡張ボードからの制御用信号を
    前記操作手段に出力することを特徴とする画像形成装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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