JP3264710B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3264710B2
JP3264710B2 JP33163792A JP33163792A JP3264710B2 JP 3264710 B2 JP3264710 B2 JP 3264710B2 JP 33163792 A JP33163792 A JP 33163792A JP 33163792 A JP33163792 A JP 33163792A JP 3264710 B2 JP3264710 B2 JP 3264710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の機能を実行する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の機能を実行する画像形成装
置としては、複写機能だけでなくファクシミリ,プリン
タなどの機能を有する複合複写機がある。この複合複写
機においては、必要に応じて種々のモードが考えられ、
そのうちの予め設定されたモードが実行できるように設
定されている。例えば、複写機能とファクシミリの機能
を有する複合複写機においては、複写機能が一定の時間
以上使用されていなくてファクシミリ機能の受信データ
がある場合には、その受信データを記録するモードに切
換えたり、複合複写機の前にいる人を検知する人体検知
手段を備えていて複合複写機の前に人がいないことを人
体検知手段の出力信号から検出した場合にはファクシミ
リ機能の受信データがあれば、その受信データを記録す
るモードに切換えたりする手段を有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記複合複写機では、
複写機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能などの多く
の機能を有するので、それぞれの機能内で各モードの動
作(画像記録,画像読み取りなど)を行うことができた
が、1つの機能のモードの動作を行っている時に別の機
能の動作を行うようなシステムが考えられていない。こ
のため、例えば複写をとりに来たオペレータが複写を開
始しようとした瞬間にファクシミリ機能の受信データの
記録が始まってしまって複写をとれなくなってしまった
り、オペレータが複写を連続的にとっていた場合にはフ
ァクシミリ機能の受信データを記録できなくなったりす
るという問題が生ずる。
【0004】また、システム機器から送られてきた文書
ファイルの記録をプリンタ機能で行っている時には他の
複写機能などが使用できなくなるという問題が生ずる。
一般的にシステム機器から送られてくる文書ファイルは
数百枚,数千枚という場合が多く、このような多量の文
書ファイルの記録をプリンタ機能で行っている時には他
の複写機能などが長く使用できなくなる。
【0005】本発明は、上記欠点を改善し、複数のデー
タを記録手段で同時に連続的に記録させることができて
効率良く使用することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録シートに画像を記録す
る記録手段と、モードの設定及び表示を行う操作部とを
有し、複数の機能を実行する画像形成装置において、
記複数の機能のうちの一つにより前記記録手段が使用さ
れているときに他の機能からの記録要求があった場合、
前記操作部により予め選択された機能について、予め選
択された比率に基づいて、同時に連続的に前記記録手段
に記録させる制御手段を備えたものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記記録手段により画像が記録さ
れた記録シートを各機能毎にトレイに仕分けする仕分け
装置を有し、前記制御手段は、前記記録手段に同時に連
続的に記録を行わせる機能の数を前記仕分け装置のトレ
イの数以下に制限するものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像形成装置において、操作者が使用している機能
以外の機能で前記記録手段が画像を記録シートに記録す
る場合には、前記操作部の表示は操作者が使用している
機能における表示及びモードから変更しないものであ
る。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の画像形成装置において、複数の機能に
よる画像記録要求が同時に発生した場合には、前記制御
手段は、遅くとも記録シートが前記記録手段による画像
記録位置に到達した時点で前記記録手段に記録を行わせ
る機能の選択を行うものである。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、制御手段は、複数の
機能のうちの一つにより記録手段が使用されているとき
に他の機能からの記録要求があった場合、操作部により
予め選択された機能について、予め選択された比率に基
づいて、同時に連続的に記録手段に記録させる。従っ
て、記録手段の本来持っている最高の性能を常に出すこ
とができて効率良く使用することができ、かつ、オペレ
ータは自分が使用している機能以外の機能を考える必要
がなくて常に装置を使用できる状態が提供される。さら
に、オペレータが使用している機能以外の機能も実行さ
れ、入力されたデータをタイムリーに提供することがで
きる。
【0015】請求項2記載の発明では、仕分け装置は記
録手段により画像が記録された記録シートを各機能毎に
トレイに仕分けし、制御手段は記録手段に同時に連続的
に記録を行わせる機能の数を仕分け装置のトレイの数以
下に制限する。従って、画像が記録された記録シートを
混ぜずに各機能別に分けることが可能となり、オペレー
タは自分の使用している機能しか実行されていないと思
っているが、オペレータが使用している機能で画像が記
録された記録シートと,それ以外の機能で画像が記録さ
れた記録シートとを分けることができる。
【0016】請求項3記載の発明では、操作者が使用し
ている機能以外の機能で記録手段が画像を記録シートに
記録する場合には、操作部の表示は操作者が使用してい
る機能における表示及びモードから変更しない。従っ
て、オペレータは操作部の表示が画像記録毎に切り換わ
らないから混乱することがなくて自分が使用している機
能以外の機能を考える必要がなく、操作をスムーズに行
うことができる。
【0017】請求項4記載の発明では、複数の機能によ
る画像記録要求が同時に発生した場合には、制御手段
は、遅くとも記録シートが記録手段による画像記録位置
に到達した時点で記録手段に記録を行わせる機能の選択
を行う。従って、記録手段を効率良く使用できる。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】図は本発明の一実施例の概略を示す。この
実施例は請求項1〜記載の発明の実施例であって複合
デジタル複写機の例であり、複写機本体11,自動原稿
送り装置12,仕分け装置13及び両面反転ユニット1
4を有する。複写機本体11は、スキャナ,画像処理部
およびプロッタなどを有し、スキャナおいては、光源1
5及び反射鏡16と第1ミラー17とを装備していて原
稿走査時にスキャナサーボモータにより駆動されて一定
の速度で移動する第1キャリッジと、第2ミラー18お
よび第3ミラー19を装備していて原稿走査時にスキャ
ナサーボモータにより駆動されて第1スキャナの1/2
の速度で移動する第2キャリッジとを有する。
【0023】この第1キャリッジおよび第2キャリッジ
により原稿台20上の図示しない原稿が光学的に走査さ
れ、光源15及び反射鏡16により原稿台20上の原稿
が照明されてその反射光像が第1ミラー17,第2ミラ
ー18,第3ミラー19,色フィルタ21およびレンズ
22を介して一次元固体撮像素子23上に結像されて光
電変換される。
【0024】光源15は蛍光灯やハロゲンランプ等を使
用できるが、波長が安定していて寿命が長いなどの理由
から蛍光灯が使用されている。この実施例では1本の光
源15に反射鏡16が取り付けられているが、2本以上
の光源を使用することもできる。また、一次元固体撮像
素子23が一定周波数のサンプリングクロックにより動
作するので、蛍光灯15はその周波数より高い周波数で
点灯して画像への悪影響がない。
【0025】一次元固体撮像素子23はCCDが用いら
れ、このCCD23からの画像信号は図示しないA/D
変換器によりA/D変換されて画像処理部を構成してい
る画像処理基板24へ出力される。画像処理基板24は
A/D変換器からの画像信号に種々の画像処理(2値
化,多値化階調処理,変倍処理,編集など)を施して光
点の集合に対応したデジタル信号に変換し、プロッタ部
へ出力する。
【0026】本実施例では、スキャナでカラーの画像信
号を得るために原稿台20上の原稿からCCD23まで
の光路の途中に必要な色の光だけを透過する色フィルタ
21が出し入れ可能に配置されている。この色フィルタ
21は原稿台20上の原稿の走査に合わせて光路に出し
入れされ、これに対応して多重転写,両面複写などの機
能が働いて多種多様なコピーを作成するようになってい
る。
【0027】また、複写機本体11のプロッタにおいて
は、画像処理基板24からの画像処理後の画像信号が書
き込み部により感光体ドラム25へラスタ走査で光点の
集合の形で書き込まれる。この書き込み部においては、
半導体レーザが半導体駆動回路で画像処理基板24から
の画像処理後の画像信号により変調駆動されてこの画像
信号に対応した強度を有するレーザ光を出力し、このレ
ーザ光はコリメートレンズにより平行な光束に変えられ
てアパーチャ部材のアパーチャにより一定形状の光束に
整形される。この整形されたレーザ光は第1シリンダレ
ンズにより副走査方向へ圧縮された形でポリゴンミラー
30に入射する。
【0028】ポリゴンミラー30は正確な多角形をして
おり、ポリゴンモータ31により一定の方向へ一定の速
度で回転駆動される。このポリゴンミラー30の回転速
度は感光体ドラム25の回転速度と,この書き込み部の
書き込み密度と,ポリゴンミラー30の面数により決定
される。第1シリンダレンズからのレーザ光はポリゴン
ミラー30により主走査方向へ偏向され、fθレンズ3
3、ミラー35を介して感光体ドラム25に入射する。
【0029】fθレンズ33はポリゴンミラー30から
の角速度一定の走査光を感光体ドラム25上を等速で走
査するように変換して感光体ドラム25上に最小光点と
なるように結像し、さらに、ポリゴンミラー30の面倒
れ補正も行う。また、fθレンズ33を通過したレーザ
光は画像領域外で同期検知ミラーにより反射されて同期
検知入光部に導入され、光ファイバーにより伝搬されて
同期検知用センサにより検知される。
【0030】この同期検知用センサからの信号は主走査
方向の頭出しを行うための同期信号として用いられ、こ
の同期信号から一定時間後に画像処理基板24からの画
像処理後の画像信号が1ライン分出力されてこの画像信
号により上記半導体レーザが変調される。この動作が繰
り返されて1つの画像が感光体ドラム25に書き込まれ
る。
【0031】感光体ドラム25は周面に感光層が形成さ
れており、この感光層としては半導体レーザ26からの
波長780nmのレーザ光に対して感度がある有機感光
体,α−Si,Se−Teなどがあるが、本実施例では
有機感光体を使用している。一般に感光体ドラムへレー
ザ光により書き込みを行う場合は、感光体ドラム上の画
像部に光を当てるネガ/ポジプロセスと、感光体ドラム
上の地肌部に光を当てるポジ/ポジプロセスとがあり、
本実施例ではネガ/ポジプロセスを採用している。
【0032】帯電チャージャ39は感光体ドラム25側
にグリッドを有するスコロトロン方式のものであり、感
光体ドラム25の表面を均一に負に帯電する。感光体ド
ラム25はモータにより回転駆動されて帯電チャージャ
39により均一に帯電された後に書き込み部のミラー3
5からのレーザ光が照射されて静電潜像が形成される。
この場合、感光体ドラム25は例えば、地肌部が−75
0V〜−800V、画像部が−500V程度になる。
【0033】主現像器40,副現像器41は−500V
〜−600Vの現像バイアス電圧が現像ローラに印加さ
れ、感光体ドラム25上の静電潜像が主現像器40,副
現像器41のいずれかにより負帯電のトナーで現像され
て顕像となる。主現像器40は黒トナーとキャリアから
なる現像剤を現像ローラにより感光体ドラム25へ供給
し、トナー補給器42から黒トナーが補給される。
【0034】副現像器41はカラートナーとキャリアか
らなる現像剤を現像ローラにより感光体ドラム25へ供
給し、トナー補給器43からカラートナーが補給され
る。主現像器40,副現像器41は感光体ドラム25上
の静電潜像を現像する現像位置へ選択的に駆動され、通
常は現像位置より退避している。主現像器40,副現像
器41の各現像動作がスキャナにおける色フィルタ21
の切り替えによる原稿の読み取り色情報の選択や転写紙
搬送系の多重転写、両面複写機能と組み合わされて多機
能なカラー複写,カラー編集が実現される。感光体ドラ
ム25上の静電潜像に対する3色以上の現像を行う場合
は感光体ドラム25の周囲に3つ以上の現像器を配置す
る方式、3つ以上の現像器を回転させて切り換えて現像
位置へ移動させるレボルバー方式などを採用すればよ
い。
【0035】一方、複数の給紙カセット44,45,4
6はいずれか1つが選択され、操作部のスタートボタン
が押されると、その選択された給紙カセットから給紙コ
ロ47,48,49のいずれかにより転写紙を給紙す
る。この給紙は転写紙の先端がレジストローラ50に達
して紙先端検知センサ51で検知されるまで行われ、レ
ジストローラ50はその転写紙を感光体ドラム25上の
顕像に先端を合わせて送出する。
【0036】この転写紙は転写チャージャ52により正
のチャージがかけられて感光体ドラム25上の顕像が転
写され、分離チャージャ53により交流除電されて分離
爪54により感光体ドラム25から分離される。そし
て、転写紙は搬送装置55により搬送され、定着ローラ
及び加圧ローラを有する定着装置56により顕像が定着
される。
【0037】感光体ドラム25は残留トナーがクリーニ
ング装置58により除去され、残留電位が除電ランプに
より消去されて再使用可能となる。フォトセンサ60は
主現像器40と転写チャージャ52との間に配置され、
感光体ドラム25の表面の反射濃度を光学的に検知す
る。上記書き込み部は所定のタイミングで真黒もしくは
網点のパターンを感光体ドラム25に書き込んでパター
ンの静電潜像を形成し、このパターンの静電潜像が主現
像器40もしくは副現像器41により現像されてパター
ンの顕像となる。
【0038】このパターンの顕像に対するフォトセンサ
60の出力信号と感光体ドラム25の地肌部に対するフ
ォトセンサ60の出力信号との比から主現像器40もし
くは副現像器41の現像能力が判断され、その結果によ
りトナー補給器42もしくはトナー補給器43からトナ
ーが主現像器40もしくは副現像器41に補給されて主
現像器40もしくは副現像器41の現像能力が一定に制
御される。
【0039】また、定着装置56からの転写紙は、通常
の複写時には切換爪61により仕分け装置13側へ導か
れ、仕分け装置13へコピーとして排出される。多重複
写時には、定着装置56からの転写紙は切換爪61,6
2,63により下側へ導かれ、再給紙ループ64を通過
してレジストローラ50へ再給紙されて再び顕像の転写
及び定着が同様に行われる。
【0040】両面複写時は、複写機本体11のみで両面
複写を行う場合と,両面複写ユニット14を使用して両
面複写を行う場合とがあるが、複写機本体11のみで両
面複写を行う場合には、定着装置56からの転写紙は切
換爪61,62,63によりトレイ65へ導かれた後に
ローラ66の反転により逆方向へ送られて切換爪63に
より再給紙ループ64へ送られることによって表裏が反
転され、レジストローラ50へ再給紙されて裏面に顕像
の転写及び定着が同様に行われる。
【0041】また、複写機本体11においては、通常の
モードでは、上述のように原稿を複写するが、通常のモ
ードでの複写途中に操作部で操作者により割込みモード
に設定された場合には操作者が原稿台20上の原稿を割
込み複写すべき原稿と交換した後に操作部のキーを押す
ことにより原稿台20上の原稿が同様に複写される。こ
の割込み複写が終了した後に操作者が原稿台20上の原
稿を元の原稿と交換して操作部のキーを押すことにより
通常のモードでの複写動作が再開される。
【0042】自動原稿送り装置12は原稿を1枚づつ複
写機本体11の原稿台20へ給紙し、複写後に排出す
る。原稿は原稿給紙台67上に積層され、サイドガイド
68により幅方向が揃えられる。原稿給紙台67上の原
稿は給紙コロ69により1枚づつ給紙され、搬送ベルト
70により複写機本体11の原稿台20上に送られる。
原稿台20上の原稿は設定枚数分の複写が終了すると、
搬送ベルト70により排紙トレイ71へ排出される。
【0043】複写機本体11のみで両面複写を行う場合
には1枚毎に両面複写を行うことになるが、両面複写ユ
ニット14を使用して両面複写を行う場合には複数枚の
原稿についてまとめて片面づつ複写することができる。
【0044】両面複写ユニット14を使用して両面複写
を行う場合には定着装置56からの転写紙は切換爪6
1,62により両面複写ユニット14へ導かれ、排紙ロ
ーラ72によりトレイ73へ排出されて集積される。そ
の際に、転写紙は送りローラ74,側面揃えガイド75
により縦,横が揃えられる。トレイ73上に集積された
転写紙は再給紙コロ76により裏面複写時に再給紙さ
れ、切換爪62,63により再給紙ループ64へ送られ
てレジストローラ50へ再給紙された後に裏面に顕像の
転写及び定着が同様に行われる。
【0045】また、仕分け装置13は、複写機本体11
から排出されたコピーを各トレイ771,772,773
・・・へ各機能毎に別々に給送する。この場合、モータ
78により搬送系79が駆動されてこの搬送系79によ
り複写機本体11からのコピーが搬送され、各トレイ7
1,772,773・・・の入口付近にある図示しない
爪が選択的に切り換えられてこの爪によりコピーが各ト
レイ771,772,773・・・に選択的に導かれる。
【0046】図3は複写機本体11の回路構成を示す。
この複写機本体11の制御装置はシーケンス関係の制御
を行うCPU81とオペレーション関係の制御を行うC
PU82とを有し、この2つのCPU81,82はシリ
アルインターフェース(RS232C)によって接続さ
れて互いに信号の授受を行う。シーケンス関係の制御を
行うCPU81はプログラムおよび固定データが格納さ
れているROM83、RAM・入出力ポート(I/O)
・タイマ84、I/O85,86、シリアルインターフ
ェース(USARP)87、A/D変換器88、タイマ
・カウンタ89,90,91、アドレスエンコーダ9
2、アドレスラッチ93などが接続されている。
【0047】CPU81は給紙カセット44,45,4
6内の転写紙のサイズおよび向きを検知する紙サイズセ
ンサ94や、コピーの排出を検出する排紙センサ,紙先
端検知センサ51などの転写紙搬送に関するセンサ、定
着装置56のオイルエンドや現像器40,41のトナー
エンドなどサプライの有無を検知するセンサ、複写機本
体11のドアオープン,ヒューズ断など機械の異常を検
知するセンサ等のセンサ95、ディップスイッチ96か
らの信号をRAM・I/O・タイマ84を介して取り込
み、フォトセンサ60からの検知信号や、定着装置56
の温度を検出するための温度センサからの検知信号、書
き込み部における半導体レーザのモニタ信号、半導体レ
ーザの基準電圧などのアナログ信号をアナログ入力部9
7から取り込むと共に、キーカードユニット98と信号
の授受を行う。
【0048】CPU81は定着装置56の温度センサか
らの検知信号により定着装置56の温度が一定になるよ
うに定着装置56のヒータをオン/オフ制御(もしくは
位相制御)し、フォトセンサ60からの検知信号により
トナー補給器42,43のトナー補給クラッチをオン/
オフ制御して現像器40,41内の現像剤のトナー濃度
を制御すると共に、そのトナー濃度からトナー補給器4
2,43のトナーエンドを検知する。
【0049】また、CPU81は両面複写ユニット14
における転写紙の有無を検知する紙有無検知センサ、側
面揃えガイド75がホームポジションにいることを検知
するホームポジションセンサ、転写紙搬送に関するセン
サなどからの信号をI/O85を介して取り込んで両面
複写ユニット14における側面揃えガイド75を駆動す
るモータ、再給紙コロ76を駆動する給紙クラッチ、転
写紙の搬送経路を偏向するためのソレノイドをI/O8
5を介して制御し、高圧電源ユニット99をI/O85
を介して制御する。高圧電源ユニット99は帯電チャー
ジャ39,転写チャージャ52,分離チャージャ53お
よび現像器40,41の現像バイアス電極(現像ロー
ラ)へCPU81からのPWM信号によって得られたデ
ューティ比だけそれぞれ所定の高圧電圧を印加する。
【0050】この実施例は転写紙搬送に関する各部をド
ライバ100により駆動するが、これらのドライバ10
0は給紙コロ47,48,49を回転させる給紙クラッ
チ,レジストローラ50を回転させるレジストクラッ
チ,カウンタ,モータ,トナー補給器42,43を動作
させるトナー補給ソレノイド,パワーリレー,定着装置
56のヒータなどがある。
【0051】CPU81はドライバ100をI/O86
を介して制御し、仕分け装置13をUSARP87を介
して制御することにより所定のタイミングでコピーを搬
送させて各トレイ771,772,773・・・へ複写機
能,ファクシミリ機能などの機能毎に個別に排出させ
る。また、上記スキャナ及び書き込み部101は画像処
理基板24を含む画像制御回路102と接続され、CP
U81がA/D変換器88を介して接続されている。
【0052】CPU81は書き込み部の半導体レーザ2
6の出力パワーを一定に調整するために、アナログ入力
部97により入力される半導体レーザ26からのモニタ
信号が半導体レーザ26の点灯時に予め設定された基準
電圧(半導体レーザ26の出力パワーが3mWとなるよ
うな値に設定されている)に一致するようにA/D変換
器88を介して書き込み部内の半導体レーザ26の出力
パワーを制御する。
【0053】また、オペレーション関係の制御を行うC
PU82は複数のシリアルポート(USARP)103
〜106,カレンダーIC107,ROM108,RA
M109,アドレスデコーダ110,アドレスラッチ1
11,ゲートアレー112に接続され、シリアルポート
103〜106は操作部113,スキャナ制御回路11
4,アプリケーション(この機械に組み込まれている機
能)115,エディターユニット116が接続されてい
る。
【0054】操作部113は操作者が入力を行うための
キー及びこの複写機の状態表示を行うための表示器を有
し、キー入力情報をシリアルポート103を介してCP
U82へシリアル送信により知らせる。CPU82はそ
の情報により操作部113の表示器の点灯,消灯を判断
し、その結果をシリアルポート103を介して操作部1
13へシリアル送信する。操作部113はそのCPU8
2からの情報により表示器の点灯,消灯を行う。
【0055】スキャナ制御回路114はスキャナにおけ
るスキャナサーボモータの駆動制御及び画像処理,画像
読み取りに関する情報をシリアルポート104を介して
CPU82との間でシリアル通信すると共に自動原稿送
り装置12とCPU82との間のインターフェース処理
をシリアルポート104を介して行ってスキャナの制御
を行う。
【0056】アプリケーション115は予め設定されて
いる情報内容をシリアルポート105を介してCPU8
2とやり取りする。エディタユニット116は編集機能
を入力するユニットであり、操作者の入力した画像編集
データ(マスキング,トリミング,イメージシフト等)
をシリアルポート106を介してCPU82にシリアル
送信する。カレンダーIC107は日付と時間を記憶し
ており、CPU82はカレンダーIC107を随時呼び
出して操作部113の表示器への現在時刻の表示やこの
実施例の機械のオン/オフをタイマ制御する。
【0057】ゲートアレイ112はCPU82からのセ
レクト信号により次の3方向に画像データ(DATA0
〜DATA7)と同期信号とを出力する。まず、ゲート
アレイ112は、スキャナ制御回路114から画像制御
回路102へ画像データを出力するが、この場合、スキ
ャナのCCD23からA/D変換器を介して8bitの
データ(ただし4bit,1bitにもできる)で連送
されてくる画像信号を書き込み部よりの同期信号PMS
YNCに同期して画像制御回路102へ出力する。
【0058】また、ゲートアレイ112は、CPU82
からのセレクト信号によりスキャナのCCD23からA
/D変換器を介して1bitのデータ(2値)で連送さ
れてくる画像信号をアプリケーション115へパラレル
に出力する。アプリケーション115はそのゲートアレ
イ112からの画像信号をプロッタ等の出力装置に出力
する。
【0059】さらに、ゲートアレイ112は、CPU8
2からのセレクト信号によりアプリケーション115か
らの画像信号を画像制御回路102に出力するが、この
場合アプリケーション115に接続されているファクシ
ミリ部等の入力装置からの1bitのデータ(2値)で
連送されてくる画像信号を書き込み部からの同期信号P
MSYNCに同期して画像制御回路102へ出力する。
【0060】画素同期クロックパルスCLKはCCD2
6に与えられるシフトクロックパルスとほぼ同一の信号
であり、主走査同期パルスLSYNCは書き込み部の同
期検知用センサからの主走査同期信号PMSYNCとほ
ぼ同一の信号であるが、画素同期クロックパルスCLK
に同期して出力される。主走査有効期間信号LGATE
は画像信号DATA0〜DATA7が有効なデータであ
るとみなされるタイミングで高レベルになる。この実施
例ではCCD26は1ライン当り4800bitの有効
データを出力する。
【0061】図4は、上記操作部を示す正面図である。
操作部の中央には、各種の表示を行う表示パネル141
が設けられ、この表示パネル141の上方にオペレータ
検出装置の検出部142とガイダンス表示部143とが
設けられている。また、表示パネル141の下方には、
自動濃度キー144、濃度調整キー145、自動用紙選
択キー146、用紙選択キー147、等倍キー148、
拡大キー149、縮小キー150がそれぞれ設けられて
いる。さらに、表示パネル141の図示右側には、テン
キー151、エンターキー152、スタートキー15
3、ガイダンスキー154等の各種キーと、ガイダンス
キー表示部155,タイマー表示部156等の各種の表
示部を有するキー群・表示群157が配置されている。
【0062】一方、表示パネル141の図示左側には、
400×256dotの液晶表示部(LCD)およびタ
ッチパネルが設けられており、これはメニューキー、ス
クロールキー、ユーティリティーキー、ガイダンスキ
ー、コントラスト調整ツマミ、拡張機能表示部がある。
【0063】このLCDは通常、図5に示すようなメニ
ュー画面を表示している。この画面は、機械に組み込ま
れている機能(アプリケーション)が全て表示されてお
り、オペレータがこのボタンをタッチすることによりア
プリケーションが選択できるように設定されている。
【0064】図6はこの実施例のシステム全体を示すブ
ロック図である。このシステムは大きく分けて、コピー
部165とアプリケーション部に分かれ、アプリケーシ
ョン部はアプリケーション・コントローラ部166、フ
ァイル部167、ファクシミリ部168、プリンタ部1
69により構成されている。LCD部170は操作部の
一部であり、コピー部165は前述した通りであって主
制御部171,スキャナ部172,画像処理部173,
プロッタ部174及び操作部(LCD部170と他の部
分175からなる)に分けられる。主制御部171は上
述のCPU82,ROM108,RAM109と、ビデ
オ・インターフェース176およびシリアル・インター
フェース177〜179とにより構成される。
【0065】スキャナ部172は上記スキャナを制御す
る部分であり、画像処理部173は画像処理基板24を
含む部分であってスキャナからの画像信号の処理を上述
のように行う。プロッタ部174は上記プロッタを制御
する部分であり、CPU82はビデオ・インターフェー
ス176およびシリアル・インターフェース171を介
してスキャナ部172,画像処理部173,プロッタ部
174および操作部175を制御する。
【0066】LCD部170はCPU・SCI(シリア
ル・インターフェース)180、ROM・RAM18
1、VRAM182、LCDコントローラ(LCDC)
183、キャラクタ・ジェネレータ(CG)184、タ
ッチパネル入力回路185およびインターフェース(I
F)186により構成され、CPU180はタッチパネ
ルからタッチパネル入力回路185を介して入力された
情報をSCIを介してCPU82へ送ると共に、CPU
82からSCIを介して送られてきた情報によりCG1
84を用いてLCDC183を介してLCD187に上
述のような表示を行わせる。
【0067】また、CPU180はIF186を介して
アプリケーション・コントローラ部166と接続され、
タッチパネルからタッチパネル入力回路185を介して
入力された情報をIF186を介してアプリケーション
・コントローラ部166へ送ると共にアプリケーション
・コントローラ部166からIF186を介して入力さ
れた情報によりCG184を用いてLCDC183を介
してLCD187に表示を行わせる。
【0068】アプリケーション・コントローラ部166
は、CPU188、ROM189、RAM190、タイ
マ191、割込み制御回路192、DMAコントローラ
(DMAC)193,画像回転を行うための回転部19
4、イメージメモリ195、CEP(コンプレッション
・エクスパンション・プロセッサ)196、バスアービ
タ197、回転制御部198、ビデオ・インターフェー
ス199、SCI200が搭載され、ROM189上に
は複数のアプリケーションを同時に実行できるようにマ
ルチタスクOSが搭載されている。
【0069】また、このROM189には、コピー部1
65の主制御部171におけるSCI176からの画像
データをビデオ・インターフェース199を介してイメ
ージメモリ195に入力したり、イメージメモリ195
から画像データを出力したりする機能や、各アプリケー
ション間の調停を行うシステム部も搭載されている。こ
のアプリケーション・コントローラ部166はコピー部
165および各アプリケーション167,168,16
9やLAN(Local Area Network)
187が接続されている。
【0070】プリンタ部169は、マルチタスクOS上
で動作させるプリンタ・アプリケーション・ソフトウェ
アを格納したROM201と、外部システムからの文書
ファイルを受信する為のRS232C,セントロニクス
などの通信デバイス202、CGROM203、フロッ
ピーディスク装置コントローラ(FDC)204、AG
DC(Advanced Graphic Displ
ay Controller)205が搭載されてい
る。
【0071】CPU188はROM201内のプリンタ
・アプリケーション・ソフトウェアおよびICカードか
らなるエミュレーション・カード208により外部シス
テムからの文書ファイルをRS232C,セントロニク
スなどの通信デバイス204を介して受信し、CGRO
M203,ICカードからなるフォントカード207を
用いてイメージメモリ195上に展開する。また、CP
U188はFDC204を介してフロッピーディスク装
置206を制御してフロッピーディスクから画像データ
を再生させ、この画像データをFDC204を介してA
GDC205によりイメージメモリ195上に展開させ
る。
【0072】ファクシミリ部168は、マルチタスクO
S上で動作させるファクシミリ・アプリケーション・ソ
フトウェアを搭載したROM209、公衆回線を通じて
送られてきたデータを受信する為のCCU(コミュニケ
ーション・コントロール・ユニット)210、受信デー
タを保持するためのSAF(スタック・アンド・フォワ
ード)メモリ211、それらをコントロールするCPU
212、RAM213が搭載されている。
【0073】CPU188はROM209内のファクシ
ミリ・アプリ・ソフトにより、SAFメモリ211に保
持された受信データをCEP196で伸長してイメージ
メモリ195上に展開したり、スキャナからイメージメ
モリ195上に送られた画像データをCEP196で圧
縮してSAFメモリ211に書き込む動作を行う。ま
た、CPU212は、公衆回線を通じてCCU210に
送られてきたデータをSAFメモリ211に書き込んだ
り、SAFメモリ211のデータを読み出して公衆回線
に流したりする。
【0074】ファイル部167は、マルチタスクOS上
で動作させるファイル・アプリケーション・ソフトウェ
アを搭載したROM214と、光磁気ディスク装置(O
DD)215,ハードディスク装置216を接続するた
めのSCSIデバイスなどのインターフェース217、
変倍処理を行うLDC218が搭載されている。CPU
188はROM214内のファイル・アプリケーション
・ソフトウェアによりODD215でOD(光磁気ディ
スク)から読み取ったデータをCEP196で伸長して
イメージメモリ195上に展開したり、スキャナーから
イメージメモリ195上に送られた画像データをCEP
196で圧縮してODD215によりODに書き込んだ
りする。
【0075】主制御部171のCPU82は、スキャナ
部172、プロッタ部174を介してスキャナ、プロッ
タ、画像処理部173、操作部170,175の管理を
行っており、同時にスキャナ、画像処理部173、プロ
ッタ、操作部170,175を使用してコピー・モード
の実行も行っている。アプリケーション・コントローラ
部166は、各アプリケーションの機能の実行、スキャ
ナ,プロッタと各アプリケーションとの画像データの受
け渡しをイメージメモリ195を介して行う調停を行っ
ている。
【0076】この実施例では、各アプリケーションは共
通のイメージメモリ195を持つが、各アプリケーショ
ンのパフォーマンスを上げるためには各アプリケーショ
ンでそれぞれ専用のイメージメモリを持つようにすれば
よい。
【0077】次に、このシステムの動作説明を行う。主
制御部171のメインCPU82は、スキャナ、プロッ
タ、操作部の管理、コピー・モードの実行を行ってお
り、コピー実行中にアプリケーションからの「プリント
・リクエスト」の信号がSCI179を介して入力され
ると、インターリーブ機能(複数のプリント機能を同時
に実行させるための機能)が設定されているかどうか判
断してインターリーブ機能が設定されている場合には次
の給紙タイミングでアプリケーションからのデータがプ
ロッタに流れるようにゲートアレイ112をセットする
(ここで、当然にメインCPU82は、どのアプリケー
ションからの「プリント・リクエスト」で、どの機能が
優先されていて、それらの比率がどの比率に設定されて
いるかの判断を行う)。そして、メインCPU82は次
の給紙タイミングまでにアプリケーションからの「プリ
ント・リクエスト」の信号がSCI179を介して入力
されないと、コピー・モードによるプロッタの使用を続
ける。
【0078】この様子を図7に示す。これは、プロッタ
でコピー・モードで連続4枚の複写を行っている間に、
アプリケーション(例えばファクシミリ部168)から
受信データのプリントリクエストが来た場合であり、メ
インCPU82は給紙カウンタに「4」をセットしてい
る。
【0079】メインCPU82は、まず、コピー・モー
ドとしての給紙信号(プリント指令)をプロッタのシー
ケンス制御用CPU81に送る(シーケンス制御用CP
U81はどのアプリケーションのプリントかは判らなく
ても良く、メインCPU82だけはどのアプリケーショ
ンのプリントかが判っている)。この時点でメインCP
U82は給紙カウンタを「3」とする。シーケンス制御
用CPU81はその給紙信号が来るとプロッタの給紙カ
セットに転写紙の給紙を開始させ、転写紙がレジスト・
ローラ50に到達したことにより紙先端検知センサ51
がオンして書き込み準備ができた時に「プリント・レデ
ィ」の信号をメインCPU82に返す。
【0080】このとき、メインCPU82はアプリケー
ション(インターリーブ・モードとして設定されている
機能)からSCI179を介して「プリント・リクエス
ト」の信号が入力されるかどうかを判断してアプリケー
ションからの「プリント・リクエスト」の信号が入力さ
れればシーケンス制御用CPU81から「プリント・レ
ディ」の信号が入力された後にそのアプリケーションに
対して「プリント・レディ」の信号を返す。この場合、
メインCPU82はコピー・モードしか実行していない
ので、スキャナに対して「スキャナ・スタート」の信号
を送信する。
【0081】スキャナはその「スキャナ・スタート」の
信号が来ると駆動系がオンして原稿読み取り動作を開始
し、画像データを出力する。この時、画像データ選択用
のゲートアレイ112は、メインCPU82により画像
信号の転送方向がスキャナから画像制御回路102への
方向に設定されており、スキャナからの画像信号は画像
制御回路102を介して書き込み部に転送されて感光体
ドラム25に書き込まれる。スキャナから画像データが
出力されると、シーケンス制御用CPU81はこれに合
わせてプロッタのレジスト・ローラ50を回転させ、上
述のように感光体ドラム25上の画像を転写紙に載せて
コピーを得る。このコピーは仕分け装置13により複写
機能固有のトレイに排出される。
【0082】1枚目の転写紙が給紙カセットより給紙さ
れてから一定時間内にアプリケーションからの「プリン
ト・リクエスト」の信号がSCI179から入力されな
いので、メインCPU82はコピー・モードで同様に2
枚目の転写紙の給紙をプロッタの給紙カセットから行わ
せる。2枚目の転写紙もプロッタにて1枚目の転写紙と
同様のプロセスで画像が形成されて2枚目のコピーが得
られ、メインCPU82は給紙カウンタを「2」とす
る。2枚目のコピーも仕分け装置13により複写機能固
有のトレイに排出される。
【0083】2枚目の転写紙が給紙されてから一定時間
内にアプリケーション168よりアプリケーション・コ
ントローラ部166,SCI179を介してメインCP
U82に「プリント・リクエスト」の信号が入力される
と、メインCPU82は給紙カウンタを1つ増やして
「3」とするとともにアプリケーション(ファクシミ
リ)・モードとし、2枚目の転写紙が給紙されてから一
定時間以内にシーケンス制御用CPU81にアプリケー
ション・モードで給紙信号を送る。シーケンス制御用C
PU81はその給紙信号がメインCPU82から来ると
転写紙の給紙をプロッタの給紙カセツトより開始させ、
転写紙がレジスト・ローラ50に到達したことにより紙
先端検知センサ51がオンして書き込み準備ができたと
きに「プリント・レディ」の信号をメインCPU82へ
を返す。
【0084】この場合、メインCPU82は、アプリケ
ーションからの「プリント・リクエスト」の信号がどの
アプリケーションからの信号かを判断してそれがプリン
トすべきアプリケーション(インターリーブ・モードと
して設定されている機能のアプリケーション)の場合
は、シーケンス制御用CPU81から「プリント・レデ
ィ」の信号が入力された後にアプリケーション168に
対する「プリント・レディ」の信号をSCI179を介
してアプリケーション・コントラー部166に送信す
る。
【0085】アプリケーション・コントラー部166の
CPU188はその「プリント・レディ」の信号が来る
と、メインCPU82によって指定されたアプリケーシ
ョン(この場合はファクシミリ部168)が画像データ
を展開しているイメージメモリ195からコピー部16
5へビデオ・インターフェース199を介して画像デー
タを送出し、シーケンス制御用CPU81はこれに合わ
せてレジスト・ローラ50を回転させて感光体ドラム2
5上の画像を転写紙に載せてプリントを得る。このプリ
ントは仕分け装置13によりアプリケーション168固
有のトレイに排出される。この時、画像データ選択用の
ゲートアレイ112は、メインCPU82により画像デ
ータの転送方向がアプリケーションから画像制御回路1
02への方向に設定されており、イメージメモリ195
からビブオ・インターフェース199,176を介して
送出された画像データは画像制御回路102を介して書
き込み部へ転送されて感光体ドラム25に書き込まれ
る。
【0086】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」の信号についてはアプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188上で動作している機能(こ
の場合はファクシミリ・アプリケーション・ソフトウェ
アにより動作している機能)が、イメージメモリ195
上に画像データを展開した時点で、アプリケーション・
システム全体をコントロールしているCPU188にま
ず「プリント・リクエスト」の信号を送り(この時、C
PU188はファクシミリ・アプリケーション・ソフト
ウェアにより、画像データを展開したイメージメモリ1
95のアドレスも同時に知る)、CPU188はその
「プリント・リクエスト」の信号を検出してメインCP
U82にSCI200,179を介して「プリント・リ
クエスト」の信号を送出する。アプリケーション・コン
トロール部166のCPU188がメインCPU82か
らの「プリント・レディ」の信号を受信した場合は、C
PU1188はファクシミリ・アプリケーション(ファ
クシミリ部168)から指定されたイメージメモリ19
5のアドレスから順次に画像データをコピー部165へ
ビデオ・インターフェース199を介して送出してい
く。
【0087】メインCPU82はプロッタで3枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーションか
らの「プリント・リクエスト」の信号が無いため、コピ
ー・モードで同様にプロッタの給紙カセットに4枚目の
転写紙の給紙を行わせ、給紙カウンタを「1」とする。
この4枚目の転写紙もコピー・モードにて1枚目の転写
紙と同様のプロセスで画像が形成されてコピーが得ら
れ、このコピーは仕分け装置13により複写機能固有の
トレイに排出される。
【0088】メインCPU82はプロッタで4枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーションか
らの「プリント・リクエスト」が無いため、同様にプロ
ッタにコピー・モードで5枚目の転写紙の給紙を行わ
せ、5枚目の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロセス
で画像を形成させてコピーをとらせる。この時点で、メ
インCPU82は給紙カウンタを「0」とし、コピー・
モードとしての作業は終了する。5枚目の転写紙は仕分
け装置13により複写機能固有のトレイに排出される。
【0089】メインCPU82はプロッタで5枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーション
(ファクシミリ部168)からの「プリント・リクエス
ト」の信号がSCI179を介して入力される為、給紙
カウンタを「1」としてアプリケーション(ファクシミ
リ)・モードで給紙信号をシーケンス制御用CPU81
に出力し、同様にプロッタが6枚目の転写紙の給紙を行
って3枚目の転写紙と同様のプロセスでプリントが得ら
れる。この時点でメインCPU82は給紙カウンタを
「0」とする。6枚目の転写紙は仕分け装置13により
アプリケーション168固有のトレイに排出される。
【0090】メインCPU82はプロッタで6枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーションか
らの「プリント・リクエスト」の信号がSCI179を
介して入力されず、給紙カウンタが「0」であるから、
シーケンス制御用CPU81に対して「プリント」の信
号を送らなくてプロッタが動作しない。しかし、その
後、アプリケーション(ファクシミリ部168)からの
「プリント・リクエスト」の信号が発生する為、メイン
CPU82はその時点でアプリケーション(ファクシミ
リ)・モードでシーケンス制御用CPU81に対して給
紙信号を送出してプロッタに7枚目の転写紙の給紙を行
わせる。この7枚目の転写紙も3枚目の転写紙と同様の
プロセスで画像が形成され、仕分け装置13によりアプ
リケーション168固有のトレイに排出される。
【0091】このようにして、スキャナから読み取られ
た画像データとアプリケーションがイメージメモリ19
5上に書き込んだ画像データとのインターリーブ機能が
実現される。
【0092】次に、複数のアプリケーションがイメージ
メモリ195上に書き込んだ画像データに対するインタ
ーリーブについて説明する。このインターリーブの様子
図8示す。これは、ファイル・モードで連続3枚のプ
リントを行っている間に、ファクシミリ部168からの
プリント・リクエストが来た場合である。
【0093】CPU188はROM214内のファイル
・アプリケーション・ソフトウェアにより、ODD21
5にてODから再生した画像データをCEP196によ
り伸長してイメージメモリ195に展開した後、「プリ
ント・リクエスト」の信号をファイル部167より受け
取る。そして、CPU188は、その信号によりファイ
ル・モードとしての「プリント・リクエスト」の信号を
SCI200,179を介してメインCPU82に送
る。
【0094】メインCPU82は、その「プリント・リ
クエスト」の信号により給紙カウンタを「1」とし、フ
ァイル・モードとして給紙信号をプロッタのシーケンス
制御用CPU81に送る(シーケンス制御用CPU81
はどのアプリケーションのプリントかが判らなくても良
く、メインCPU82だけがどのアプリケーションのプ
リントかを判っている)。この時点で給紙カウンタを
「0」とする。
【0095】シーケンス制御用CPU81はその給紙信
号が来るとプロッタの給紙カセットに転写紙の給紙を開
始させ、転写紙がレジストローラ50に到達したことに
より紙先端検知センサ51がオンして書き込み準備がで
きたときに「プリント・レディ」の信号をメインCPU
82に返す。メインCPU82はアプリケーションから
の「プリント・リクエスト」の信号がどのアプリケーシ
ョンからの信号かを判断してそれがプリントすべきアプ
リケーション(インターリーブ・モードとして設定され
ている機能のアプリケーション)の場合は、シーケンス
制御用CPU81から「プリント・レディ」の信号が入
力された後にアプリケーション・コントローラ部166
に対して「プリント・レディ」の信号を送信する。
【0096】アプリケーション・コントローラ部166
のCPU188はその「プリント・レディ」の信号が来
ると、メインCPU82によって指定されたアプリケー
ション(この場合はファイル部167)が画像データを
展開しているイメージメモリ195から画像データをビ
デオ・インターフェース199を介してコピー部165
へ送出し、シーケンス制御用CPU81はこれに合わせ
てレジストローラ50を回転させて感光体ドラム25上
の画像を転写紙に載せさせる。
【0097】この時、画像データ選択用のゲートアレイ
112は、メインCPU82により画像データ転送方向
がアプリケーションからプロッタへの方向に設定されて
おり、イメージメモリ195からの画像データは画像制
御回路102を介して書き込み部に転送されて感光体ド
ラム25に書き込まれて1枚目のプリントが得られる。
このプリントは仕分け装置13によりファイル機能固有
のトレイに排出される。
【0098】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」の信号についてはアプリケーション・コントロ
ーラ部166上で動作している機能(この場合はファイ
ル・アプリケーション・ソフトウェアによる機能)によ
り、ODD215からの画像データをイメージメモリ1
95上に展開した時点で(イメージメモリ195上に画
像データを展開しなくても、「プリント・レディ」の信
号ですぐにプリントする為の画像データを出せるフォー
マットが作成されていればいい)、アプリケーション・
システム全体をコントロールしているCPU188にま
ず「プリント・リクエスト」の信号がファイル・アプリ
ケーション167から入力される(この時、ファイル・
アプリケーション・ソフトは画像データをイメージメモ
リ195に展開したアドレスも同時にCPU188に知
らせる)。
【0099】CPU188はその「プリント・リクエス
ト」の信号を検出してメインCPU82に「プリント・
リクエスト」の信号を送出する。アプリケーション・コ
ントロール部166のCPU188がメインCPU82
からの「プリント・レディ」の信号を受信した場合は、
CPU188はファイル・アプリケーション・ソフトか
ら指定されたイメージメモリ195のアドレスから順次
に画像データをビデオ・インターフェース199を介し
てコピー部165へ送出していく。
【0100】メインCPU82はプロッタで1枚目の転
写紙が給紙カセットから給紙されてから一定時間内にフ
ァイル・アプリケーション(ファイル部167)からの
「プリント・リクエスト」の信号がSCI200,17
9を介して入力されるため、給紙カウンタを1つ増やし
て「1」とし、シーケンス制御用CPU81にファイル
・モードで2枚目の転写紙の給紙を行わせる。この時点
でメインCPU82は給紙カウンタを「0」とする。2
枚目の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロセスで画像
が形成され、仕分け装置13によりファイル機能固有の
トレイに排出される。
【0101】CPU82はプロッタで2枚目の転写紙が
給紙されてから一定時間内にファイル・アプリケーショ
ン167からの「プリント・リクエスト」の信号もSC
I200,179を介して入力され、給紙カウンタを
「1」とする。同時にCPU82はファクシミリ・アプ
リケーション(ファクシミリ部168)からの「プリン
ト・リクエスト」の信号がCPU188よりSCI20
0,179を介して入力されると(ファクシミリ・アプ
リケーション168は、公衆回線からのデータをCEP
196により伸長してイメージメモリ195に展開した
後、「プリント・リクエスト」の信号をCPU188に
送る)、給紙カウンタを1つ増やして「2」とする。
【0102】その後、メインCPU82は、プロッタで
2枚目の転写紙が給紙されてから一定時間以内にシーケ
ンス制御用CPU81にファクシミリ・モードで給紙信
号を送って3枚目の転写紙の給紙を行わせる。この時点
でメインCPU82は給紙カウンタを「1」とする。シ
ーケンス制御用CPUはその給紙信号が来るとプロツタ
の給紙カセットより転写紙の給紙を開始させ、転写紙が
レジスト・ローラ50に到達したことにより紙先端検知
センサ51がオンしたことにより書き込み準備ができた
ときに「プリント・レディ」の信号をメインCPU82
に返す。
【0103】メインCPU82はどのアプリケーション
からの「プリント・リクエスト」信号かを判断してプリ
ントすべきアプリケーション(インターリーブ・モード
として設定されている機能のアプリケーション)の場合
は、「プリント・レディ」の信号をアプリケーション・
コントロール部166に送信する。この場合、ファイル
部167からの「プリント・リクエスト」信号がファク
シミリ部168からの「プリント・リクエスト」信号よ
り先に送信されたが、後から「プリント・リクエスト」
信号が送信されたファクシミリ部168の方が先に「プ
リント・リクエスト」信号が送信されたファイル部16
7より優先順位が高く設定されているので、メインCP
U82はその優先順位に従ってまずアプリケーション・
アプリケーション(ファクシミリ)・モードとしてコン
トロール部166に対してファクシミリ部168の「プ
リント・レディ」の信号を先に送る。
【0104】アプリケーション・コントロール部166
のCPU188はその「プリント・レディ」の信号が来
ると、メインCPU82によって指定されたアプリケー
ション(この場合はファクシミリ部168)が画像デー
タを展開しているイメージメモリ195から画像データ
をビデオ・インターフェース199を介してコピー部1
65に送出し、メインCPU82はこれに合わせてシー
ケンス制御用CPUにレジスト・ローラ50を回転させ
て画像を転写紙に載せさせることによりプリントを得
る。このプリントは仕分け装置13によりファクシミリ
機能固有のトレイに排出される。
【0105】メインCPU82は給紙カウンタが「1」
となっていて2枚目の転写紙が給紙されてから一定時間
内に「プリント・リクエスト」の信号が無いが、3枚目
の転写紙の給紙時に保留となったファイル部167から
の「プリント・リクエスト」信号がある為、3枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にシーケンス制御用C
PUにファイル・モードで4枚目の転写紙の給紙を行わ
せる。4枚目の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロセ
スで画像が形成されてプリントが得られ、このプリント
は仕分け装置13によりファイル機能固有のトレイに排
出される。このようにして、複数のアプリケーションが
イメージメモリ195上に書き込んだ画像データのイン
ターリーブ機能が実現される。
【0106】次に、インターリーブ機能の設定について
図9を用いて説明する。これは、ユーザまたはサービス
マンが操作部により設定するものである。ユーザまたは
サービスマンがSP(サービスマン・プログラム)モー
ドなどの設定モードに入ると、メインCPU82は操作
部からの入力信号をチェックしてアプリケーションが付
いていない場合にはリターンとなる。この時、メインC
PU82は一定時間、ガイダンス表示部143に 「アプリケーションは有りません」 という表示を行わせてモードを抜ける。
【0107】また、メインCPU82はアプリケーショ
ンが付いてる場合にはガイダンス表示部143に「イン
ターリーブを設定しますか? 0:No 1:Yes
_ 」という表示を行わせる。
【0108】そして、メインCPU82は操作部からの
信号をチェックして操作部により「0」が選択された場
合にはモードを抜け、「1」が選択された場合にはガイ
ダンス表示部143に「インターリーブMAX値は××
アプリケーションです。インターリーブを行なうアプリ
ケーションを設定して下さい。 1:コピー 2:ファ
クシミリ 3:プリンタ 4:ファイル _ 」とい
う表示を行わせ、かつインターリーブを行なえるMAX
値××(仕分け装置のトレイの数)と、インターリーブ
が付いているアプリ(アプリケーション)もガイダンス
表示部143に表示させ、インターリーブを付けるアプ
リと,そのプリントを収納する仕分け装置13のトレイ
の数をユーザまたはサービスマンに操作部で設定させて
それを操作部からの信号により記憶することでインター
リーブの設定を行う。
【0109】ここで、仕分け装置13が無くて複写機本
体11に仕分け装置13の代りに1つのトレイがセット
されている場合にはメインCPU82は仕分け装置13
とトレイとを識別するセンサからの信号によりガイダン
ス表示部143に「仕分け装置が無いためインターリー
ブはできません。」という表示を行わせてモードを抜け
る。
【0110】メインCPU82はこのようにインターリ
ーブの設定を各アプリについて順次に設定していき、仕
分け装置13の使用可能なトレイの数がMAX値となっ
た場合、又はインターリーブの設定を終了した場合は、
ガイダンス表示部143に「インターリーブの優先順位
を設定して下さい。 1:コピー 2:ファクシミリ
3:プリンタ 4:ファイル _,_,_,_ 」と
いう表示を行わせ、各アプリのインターリーブの設定を
仕分け装置13の使用可能なトレイの数と同数又はそれ
より少なく優先順位の高い順番に設定する。
【0111】メインCPU82はインターリーブの設定
が終ると、ガイダンス表示部143に「インターリーブ
の比率を設定して下さい。 コピー:ファクシミリ:プ
リンタ:ファイル =_:_:_:_ 」という表示を
行わせ、インターリーブの比率をコピー(複写機本体1
1),ファクシミリ,プリンタ,ファイル(ファイル処
理機能)についてユーザまたはサービスマンに操作部で
設定させてそれを操作部からの信号により記憶すること
でインターリーブの比率をコピー,ファクシミリ,プリ
ンタ,ファイルについて設定する。この比率は、複写機
本体11,ファクシミリ,プリンタ,ファイルで同時に
「プリント・リクエスト」の信号が発生した場合に、そ
れらのプリントを実行する比率である。
【0112】例えば、優先順位を「コピーファクシ
ミリプリンタファイル」と設定し、比率を「コピ
ー:ファクシミリ:プリンタ:ファイル =3:1:
2:1」と設定した場合、メインCPU82はその設定
されたインターリーブのアプリケーションと,その優先
順位(プリントを行う順位)及び比率に従ってコピー・
モードと各アプリケーション・モード(ファクシミリ・
モード,プリンタ・モード,ファイル・モード)で各ア
プリケーションからのデータのプリントを順次に上述の
ように行わせる。すなわち、メインCPU82は、まず
コピー・モードでのプリントを3枚行わせ、次にファク
シミリ・モードでのプリントを1枚行わせ、次にプリン
タ・モードでのプリントを2枚行わせ、次にファイル・
モードでのプリントを1枚行わせ、次に再びコピー・モ
ードでのプリントを3枚行わせるというように指定され
た比率でプリント動作を実行させる。この例では、各モ
ードのプリントは3枚、1枚、2枚、1枚と順番に実行
するが、コピー1枚、ファクシミリ1枚、コピー1枚、
プリンタ1枚、ファイル1枚、コピー1枚、プリンタ1
枚というように分割してプリントしても比率が設定値と
同じであれば良い。以上のようにして、プリント・モー
ドの設定が行われ、メインCPU82はその設定に従っ
てプリント・モードを実行し、つまりインターリーブの
設定された複数のアプリケーションによりイメージメモ
リ195に展開された画像データのプリントを各アプリ
ケーションからのプリント・リクエストにより優先順位
及び比率に応じて前述のように同時に連続的に行わせ
る。
【0113】次に、メインCPU82のプリント・スタ
ート・チェックについて図10を用いて説明する。これ
は、インターリーブ・モードが設定されている場合にチ
ェックするルーチンである。メインCPU82はまず、
割込みモードかどうかチェックする。割込みモードの場
合は、ユーザが緊急で処理したい場合に使用するので、
インターリーブ・モードを実行することは、ユーザにと
って大きな障害となる。そこで、メインCPU82は割
込みモードの場合にはそのままリターンしてインターリ
ーブの処理を行なわず、割込みモードの機能のみの処理
を実行する。また、メインCPU82は割込みモードで
ない場合には、給紙カウンタが「0」かどうかをチェッ
クし、給紙カウンタが「0」の場合は「プリント・リク
エスト」の信号が無いものとしてリターンする。
【0114】メインCPU82は給紙カウンタが「0」
で無い場合には「プリント・リクエスト」の信号がある
ものとして、プロッタ内に既に給紙済みの転写紙が有る
かどうか(プロッタ内に既に給紙済みでまだプロッタか
ら排出してない転写紙が有るかどうか)をセンサからの
信号などにより判断し、プロッタ内に既に給紙済みの転
写紙がある場合には、前の転写紙を給紙してから一定時
間経過したかどうかの判断をする。この一定時間とは、
プロッタのプリントスピードを最高にできるための予め
決められた時間であり、書き込み部のレーザ書き込み、
もしくは感熱書き込みなどプロッタの作像プロセス、転
写紙の搬送方式によっても異なる。この一定時間が経過
した時には、メインCPU82はプロッタの給紙を上述
のように実行させて給紙カウンタを1つ減らす。
【0115】次に、メインCPU82の画像データ・チ
ェックについて図2を用いて説明する。これは、メイン
CPU82が転写紙がレジスト・ローラ50に到達した
ことにより紙先端検知センサ51がオンして書き込み準
備ができたときに「プリント・レディ」の信号をアプリ
・コントロール部166に返すルーチンである。メイン
CPU82はまず、転写紙がレジスト・ローラ50に到
達したどうかを紙先端検知センサ51からの信号により
チェックする。メインCPU82は転写紙がレジスト・
ローラ50に到達していない場合には、処理を行なわず
にリターンする。
【0116】また、メインCPU82は転写紙がレジス
ト・ローラ50に到達した場合には、どのモードでプリ
ントを行うかをチェックをする。このチェック内容はイ
ンターリーブ・モードが設定されているアプリケーショ
ンの種類,プリント優先順,プリント比率によってどの
アプリケーションのプリントを行うかのチェックであ
る。プリントの順番は上述の通りである。コピー・モー
ドで複写を行う場合にはメインCPU82は画像データ
選択用のゲートアレイ112の画像データ転送方向をス
キャナからプロッタへの方向に設定し、スキャナに「ス
キャナ・スタート」の信号を送信する。
【0117】また、メインCPU82はコピー・モード
ではない場合には、ファクシミリ・モードのプリントか
否かをチェックする。メインCPU82はファクシミリ
・モードのプリントの場合には画像データ選択用のゲー
トアレイ112の画像データ転送方向をアプリケーショ
ンからプロッタへの方向に設定し、アプリケーション・
コントロール部166に「プリント・レディ(ファクシ
ミリ)」の信号を送信する。ファクシミリ・モードのプ
リントではない場合には、メインCPU82はプリンタ
・モードのプリントか否かをチェックする。
【0118】そして、メインCPU82はプリンタ・モ
ードのプリントの場合には、画像データ選択用のゲート
アレイ112の画像データ転送方向をアプリケーション
からプロッタへの方向に設定し、アプリケーション・コ
ントロール部166に「プリント・レディ(プリン
タ)」の信号を送信する。メインCPU82は同様な各
アプリケーションのチェック及び処理を順次に行なう。
【0119】また、メインCPU82は本実施例の前に
いるオペレータを検知するオペレータ検出装置や操作部
等からの信号により、オペレータが機械の前で実際に作
業を行っているときには、バックグランドでプリントを
行っても操作部の表示をオペレータが使用している表示
とモードのままとなるように操作部を制御する。オペレ
ータがこの実施例を操作しているかどうかは、操作部か
らの最後のキー入力時点から現在までの時間、オペレー
タ検出装置等からの信号によってメインCPU82で簡
単に判断される。
【0120】また、メインCPU82はオペレータがこ
の実施例の前で実際に作業を行っていないときにバック
グランドでプリントを行った(オペレータが使用してい
ない機能でプリントを行った)場合も、操作部の表示が
バックグランドでプリントを行うアプリケーション以外
のときには、操作部の表示切替をしない。これは、本実
施例を使用する為に来たユーザが本実施例の操作部の表
示がバックグランドでプリントしている表示となってい
る場合、本実施例を使用できないものと判断する可能性
が高いためである。また、本実施例は各モードでの複写
途中で各モードの割込み複写を前述と略同様に行える。
【0121】これまでの説明でも明らかなように、本実
施例では、1つの機械の中に複数のアプリケーションが
存在するシステムにおいて、複数の複写プロセス機能
(プリント機能)を同時に実行させるので、プロッタの
本来持っている最高の性能(プリント速度)を常に出す
ことができるだけでなく、オペレータは、自分が使用し
ているアプリケーションの以外のアプリケーションを考
える必要がなくなり、常に機械を使用できる状態にでき
る。また、同時にオペレータが使用している以外のアプ
リケーションも実行できるので、複合複写機に入力され
たデータをユーザにタイムリーに提供できる。
【0122】また、割込みモードを使用した場合でも、
割込みで指定されたアプリケーションのプリントを優先
的に実行することができる。仕分け装置のトレイの数に
よりインターリーブできるアプリケーション数を制限す
るので、各アプリケーション毎に同時にプリントされた
転写紙を混ぜることがなく、オペレータの混乱を防ぐこ
とができる。ユーザはインターリーブを実行できるアプ
リケーション、その優先順位,比率をそれぞれ選択でき
るので、ユーザ毎に最適な環境を設定することができ
る。さらに、操作部の表示をオペレータが使用している
表示とモードのままとするので、オペレータは自分が使
用しているアプリケーションの以外のアプリケーション
を考える必要はなく、操作をスムーズに行うことができ
る。
【0123】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、記録シートに画像を記録する記録手段と、モードの
設定及び表示を行う操作部とを有し、複数の機能を実行
する画像形成装置において、前記複数の機能のうちの一
つにより前記記録手段が使用されているときに他の機能
からの記録要求があった場合、前記操作部により予め選
択された機能について、予め選択された比率に基づい
て、同時に連続的に前記記録手段に記録させる制御手段
を備えたので、記録手段の本来持っている最高の性能を
常に出すことができて効率良く使用することができ、か
つ、オペレータは自分が使用している機能以外の機能を
考える必要がなくて常に装置を使用できる状態が提供さ
れる。さらに、オペレータが使用している機能以外の機
能も実行され、入力されたデータをタイムリーに提供す
ることができる。
【0124】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記記録手段により画像が
記録された記録シートを各機能毎にトレイに仕分けする
仕分け装置を有し、前記制御手段は、前記記録手段に同
時に連続的に記録を行わせる機能の数を前記仕分け装置
のトレイの数以下に制限するので、画像が記録された記
録シートを混ぜずに各機能別に分けることができる。
【0125】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の画像形成装置において、操作者が使用してい
る機能以外の機能で前記記録手段が画像を記録シートに
記録する場合には、前記操作部の表示は操作者が使用し
ている機能における表示及びモードから変更しないの
で、オペレータは操作部の表示が画像記録毎に切り換わ
らないから混乱することがなくて自分が使用している機
能以外の機能を考える必要がなく、操作をスムーズに行
うことができる。
【0126】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3のいずれかに記載の画像形成装置において、複数の
機能による画像記録要求が同時に発生した場合には、前
記制御手段は、遅くとも記録シートが前記記録手段によ
る画像記録位置に到達した時点で前記記録手段に記録を
行わせる機能の選択を行うので、記録手段を効率良く使
用できる。
【0127】
【0128】
【0129】
【0130】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略を示す断面図である。
【図2】同実施例におけるCPUの他の処理フローを示
すフローチャートである。
【図3】同実施例における複写機本体の回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】同実施例における操作部を示す平面図である。
【図5】同操作部の一部の表示例を示す正面図である。
【図6】同実施例のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図7】同実施例の動作例を示すタイミングチャートで
ある。
【図8】同実施例の他の動作例を示すタイミングチャー
トである。
【図9】同実施例におけるCPUの処理フローを示すフ
ローチャートである。
【図10】同実施例におけるCPUの他の処理フローを
示すフローチャートである。
【符号の説明】13 仕分け装置 165 コピー部 166 アプリケーション・コントローラ部 81、82 CPU 167 ファイル部 168 ファクシミリ部 169 プリンタ部 174 プロッタ部 170、175 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シートに画像を記録する記録手段と、
    モードの設定及び表示を行う操作部とを有し、複数の機
    能を実行する画像形成装置において、前記複数の機能の
    うちの一つにより前記記録手段が使用されているときに
    他の機能からの記録要求があった場合、前記操作部によ
    り予め選択された機能について、予め選択された比率に
    基づいて、同時に連続的に前記記録手段に記録させる制
    御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記記録手段により画像が記録された記録シートを各機能
    毎にトレイに仕分けする仕分け装置を有し、前記制御手
    段は、前記記録手段に同時に連続的に記録を行わせる機
    能の数を前記仕分け装置のトレイの数以下に制限するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、操作者が使用している機能以外の機能で前記記録手
    段が画像を記録シートに記録する場合には、前記操作部
    の表示は操作者が使用している機能における表示及びモ
    ードから変更しないことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形
    成装置において、複数の機能による画像記録要求が同時
    に発生した場合には、前記制御手段は、遅くとも記録シ
    ートが前記記録手段による画像記録位置に到達した時点
    で前記記録手段に記録を行わせる機能の選択を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
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