JPH0738681A - デジタル画像処理装置 - Google Patents

デジタル画像処理装置

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Publication number
JPH0738681A
JPH0738681A JP5181552A JP18155293A JPH0738681A JP H0738681 A JPH0738681 A JP H0738681A JP 5181552 A JP5181552 A JP 5181552A JP 18155293 A JP18155293 A JP 18155293A JP H0738681 A JPH0738681 A JP H0738681A
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JP
Japan
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function
unit
error
fax
signal
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Pending
Application number
JP5181552A
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English (en)
Inventor
Katsuya Murakoshi
克也 村越
Nobuyuki Iwata
信之 岩田
Katsumi Watai
克己 渡井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の機能を同時に実行しているときにエラ
ーが発生した場合においてもエラーと関係のない他の処
理が実行でき、さらにオペレータにエラーの内容が分か
るようにして効率よく処理できるようにする。 【構成】 コピー機能とファックス機能とを融合し、コ
ピー中にファックス機能を実行可能なインターリーブ機
能を有するデジタル画像処理装置において、オペレータ
に所定の事項を通知可能な通知手段としてのアプリケー
ションエラー表示部と、インターリーブ時に、コピー機
能が使用しているスキャナ系にエラーが発生したときに
は(ステップS28−1)、コピー機能を停止させ(ス
テップS28−2)、ファックス機能における受信出力
は継続させ、さらに、その旨アプリケーションエラー表
示部に前記通知手段によって出力させる(ステップS2
8−8,9,10)制御手段(CPU)とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の機能を実行する
デジタル画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機能、ファクシミリ、プリン
タ、ファイル処理機能などを有する複合複写機において
は、必要に応じて種々のモードがあり、複写機能の使用
状態に応じて予め設定されたモードを実行するように設
定されている。そして、1つの機能のモードが動作して
いる時には別の機能のモードを動作させないようにして
いる。たとえば、複写機能とファクシミリとを有する複
合複写機においては、複写機能が一定時間以上使用され
なくてファクシミリに受信データがある場合にプリント
・モードをファクシミリの受信プリント・モードに切替
える機能や、複合複写機の前に人がいないことを検出す
る人体検知手段を備えていて複合複写機の前に人がいな
くてファクシミリに受信データがある場合にプリント・
モードをファクシミリの受信プリント・モードに切替え
る機能を有するものがある。また、複写機能やプリンタ
などを有する複合複写機においては、システム機器から
送られてきた文書ファイルのプリントを行うものがあ
る。また、光磁気ディスク装置を装備し、これをファイ
リング装置として使用できる複合複写機もある。
【0003】また、複写機能、ファクシミリ、プリン
タ、ファイル処理機能などを有する画像形成装置は、コ
ントローラが1つしかなく、複数の機能で1つのレーザ
プリンタを使ってデータをプリントするものや、複数の
システム機器から送られてきた文書ファイルのプリント
を1つのレーザプリンタにより行うもの、複数のファク
シミリで受信した複数の受信ファイルのプリントを1つ
のレーザプリンタにより行うものはない。また、画像形
成装置には複数の機能でネットワークを介して1つのレ
ーザプリンタを使ってデータをプリントするものがある
が、これは常に1つの機能でしかレーザプリンタにより
データをプリントすることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記複合複写機では、
複写機能、ファクシミリ、プリンタ、ファイル処理機能
など多くの機能が同時に存在してそれぞれの機能内でプ
リント、原稿の読み取りなどの種々のモードの動作を行
うことができるが、1つの機能のモードが動作している
時に別の機能のモードを動作させ得ないので、例えば複
写を取りにきたオペレータが複写を開始しようとした瞬
間にファクシミリでデータを受信してそのデータのプリ
ントが始まってしまった場合に複写を行えない状態とな
ってしまったり、複写を取り続けていた場合にファクシ
ミリで受信したデータのプリントが行えなくなったりす
るという問題が生ずる。また、ファイリングを行うため
にオペレータが原稿の読み取りを行うスキャナを使用し
て大量の原稿を光磁気ディスク装置により光磁気ディス
クに登録している場合、ファクシミリから送られてきた
受信データをプリントしようとしてもその受信データを
プリントできないというような問題も生じる。
【0005】また、上記複合複写機では、システム機器
から送られてきた文書ファイルのプリントを行っている
時には、複写機能、ファクシミリなど他の機能はプリン
トが行えなくて使用できないという問題が生ずる。一般
的にシステム機器から送られてくる文書ファイルは数百
枚、数千枚という場合が多く、この文書ファイルのプリ
ントが終了するまで長い時間にわたって別の機能が使用
できなくなる。
【0006】また、上記画像形成装置では、コントロー
ラが1つしかなく、複数のシステム機器から送られてき
た文書ファイルのプリントを1つのレーザプリンタによ
り行うものや、複数のファクシミリで受信した複数の受
信ファイルのプリントを1つのレーザプリンタにより行
うものがないので、1つのシステム機器から送られてき
た文書ファイルのプリントをレーザプリンタにより行っ
ている時には他のシステム機器から送られてきた文書フ
ァイルのプリントを行うことができず、1つのファクシ
ミリで受信した受信ファイルのプリントをレーザプリン
タにより行っている時には他のファクシミリで受信した
受信ファイルのプリントを行うことができない。
【0007】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、複数の機能を同時に
実行しているときにエラーが発生した場合においても、
エラーと関係のない他の処理が実行でき、さらにオペレ
ータにエラーの内容が分かるようにして効率よく処理す
ることができるデジタル画像処理装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の手段は、コピー機能とファックス機能とを融
合し、コピー中にファックス機能を実行可能なインター
リーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、オ
ペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、インタ
ーリーブ時にコピー機能が使用しているスキャナ系にエ
ラーが発生したときには、コピー機能は停止させ、ファ
ックス機能における受信出力は継続させ、さらに、コピ
ー機能が停止し、ファックス受信を継続させている旨前
記通知手段に出力させる制御手段とを備えていることを
特徴としている。
【0009】第2の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、インターリーブ時にプロッタ系のエラー
が発生したときには、コピー機能及びファックス機能に
おける受信出力を停止させ、さらに、コピー機能及びフ
ァックス受信出力が停止している旨前記通知手段に出力
させる制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0010】第3の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、所定の事項を表示可能な表示手段と、バ
ックグラウンドでファックス受信出力を出力し、フォア
グラウンドでコピー機能を使用中にバックグラウンドで
エラーが発生したときには、バックグラウンドのファッ
クス受信出力を停止させ、さらにその旨前記通知手段に
よってオペレータに通知し、フォアグラウンドに戻した
ときには前記表示手段にエラーの詳細を表示させる制御
手段とを備えていることを特徴としている。
【0011】第4の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、所定の事項を表示可能な表示手段と、バ
ックグラウンドでコピー機能を使用し、フォアグラウン
ドでファックス受信出力を出力中にバックグラウンドで
エラーが発生したときには、バックグラウンドのコピー
機能を停止させ、その旨通知手段でオペレータに通知
し、フォアグラウンドに戻したときには前記表示手段に
エラーの詳細を表示させる制御手段とを備えていること
を特徴としている。
【0012】第5の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、インターリーブ時にファックス読取送信
機能が使用しているスキャナ系にエラーが発生したとき
には、ファックス読取装置は停止させ、プリンタ出力は
継続させ、さらにその旨通知手段によって出力させる制
御手段とを備えていることを特徴としている。
【0013】第6の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、インターリーブ時にプリンタ出力機能が
使用しているプロッタ系のエラーが発生したときには、
プリンタ出力は停止させ、ファックス読取送信は継続さ
せ、さらにその旨通知手段によって出力させる制御手段
とを備えていることを特徴としている。
【0014】第7の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、所定の事項を表示可能な表示手段と、バ
ックグラウンドでプリンタ出力を実行し、フォアグラウ
ンドでファックス読取送信を使用中にバックグラウンド
でエラーが発生したときには、バックグラウンドのプリ
ンタ出力を停止させ、その旨通知手段によって出力さ
せ、フォアグラウンドに戻したときには表示手段にエラ
ーの詳細を表示させる制御手段とを備えていることを特
徴としている。
【0015】第8の手段は、同様の前提のデジタル画像
処理装置において、オペレータに所定の事項を通知可能
な通知手段と、所定の事項を表示可能な表示手段と、バ
ックグラウンドでファックス読取送信を実行し、フォア
グラウンドでプリンタ出力を使用中にバックグラウンド
でエラーが発生したときには、バックグラウンドのファ
ックス読取送信を停止させ、その旨通知手段によって出
力させ、フォアグラウンドに戻したときには表示手段に
エラーの詳細を表示させる制御手段とを備えていること
を特徴としている。
【0016】
【作用】第1の手段によれば、インターリーブ時にコピ
ー機能が使用しているスキャナ系にエラーが発生したと
きには、制御手段は、コピー機能は停止させ、ファック
ス機能における受信出力は継続させ、さらに、その旨通
知手段に出力させてエラーの状態をオペレータに通知す
る。
【0017】第2の手段によれば、インターリーブ時に
プロッタ系のエラーが発生したときには、制御手段は、
コピー機能及びファックス機能における受信出力を停止
させ、さらにその旨通知手段に出力させてエラーの状態
をオペレータに通知する。
【0018】第3の手段によれば、バックグラウンドで
ファックス受信出力を出力し、フォアグラウンドでコピ
ー機能を使用中にバックグラウンドでエラーが発生した
ときには、制御手段は、バックグラウンドのファックス
受信出力を停止させ、さらにその旨通知手段によってオ
ペレータに通知し、フォアグラウンドに戻したときには
表示手段にエラーの詳細を表示させてオペレータにエラ
ーの状態を明示する。
【0019】第4の手段によれば、バックグラウンドで
コピー機能を使用し、フォアグラウンドでファックス受
信出力を出力中にバックグラウンドでエラーが発生した
ときには、制御手段は、バックグラウンドのコピー機能
を停止させ、その旨通知手段でオペレータに通知し、フ
ォアグラウンドに戻したときには表示手段にエラーの詳
細を表示させてオペレータにエラーの状態を明示する。
【0020】第5の手段によれば、インターリーブ時に
ファックス読取送信機能が使用しているスキャナ系にエ
ラーが発生したときには、制御手段は、ファックス読取
装置は停止させ、プリンタ出力は継続させ、さらにその
旨通知手段によって出力させてエラーの状態をオペレー
タに通知する。
【0021】第6の手段によれば、インターリーブ時に
プリンタ出力機能が使用しているプロッタ系のエラーが
発生したときには、制御手段は、プリンタ出力は停止さ
せ、ファックス読取送信は継続させ、さらにその旨通知
手段によって出力させてエラーの状態をオペレータに通
知する。
【0022】第7の手段によれば、バックグラウンドで
プリンタ出力を実行し、フォアグラウンドでファックス
読取送信を使用中にバックグラウンドでエラーが発生し
たときには、制御手段は、バックグラウンドのプリンタ
出力を停止させ、その旨通知手段によって出力させ、フ
ォアグラウンドに戻したときには表示手段にエラーの詳
細を表示させてオペレータにエラーの状態を明示する。
【0023】第8の手段によれば、バックグラウンドで
ファックス読取送信を実行し、フォアグラウンドでプリ
ンタ出力を使用中にバックグラウンドでエラーが発生し
たときには、制御手段は、バックグラウンドのファック
ス読取送信を停止させ、その旨通知手段によって出力さ
せ、フォアグラウンドに戻したときには表示手段にエラ
ーの詳細を表示させてオペレータに対してエラーの状態
を明示する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施例に係るデジタ
ル画像処理装置としての複合デジタル複写機の内部構造
を示す概略構成図である。
【0026】この実施例に係る複合デジタル複写機は、
複写機本体11、自動原稿送り装置12、仕分け装置1
3及び両面反転ユニット14とから基本的に構成されて
いる。
【0027】複写機本体11は、スキャナ、画像処理部
及びプロッタなどを有し、スキャナは、光源15及び反
射鏡16と第1ミラー17とを装備し、原稿走査時にス
キャナサーボモータにより駆動されて一定の速度で移動
する第1キャリッジと、第2ミラー18及び第3ミラー
19を装備し、原稿走査時にスキャナサーボモータによ
り駆動されて第1スキャナの1/2の速度で移動する第
2キャリッジとからなる。この第1キャリッジ及び第2
キャリッジにより原稿台20上の図示しない原稿が光学
的に走査され、光源15及び反射鏡16により原稿台2
0上の原稿が照明されてその反射光像が第1ミラー1
7、第2ミラー18、第3ミラー19、色フィルタ21
及びレンズ22を介して一次元固体撮像素子23上に結
像されて光電変換される。
【0028】光源15は蛍光灯やハロゲンランプ等を使
用できるが、波長が安定していて寿命が長いなどの理由
から蛍光灯が使用されている。この実施例では1本の光
源15に反射鏡16が取り付けられているが、2本以上
の光源を使用することもできる。また、一次元固体撮像
素子23が一定周波数のサンプリングクロックにより動
作するので、蛍光灯15はその周波数より高い周波数で
点灯して画像への悪影響がないようにされている。一次
元固体撮像素子23にはCCDが用いられ、このCCD
23からの画像信号は図示しないA/D変換器によりA
/D変換されて画像処理部を構成している画像処理基板
24へ出力される。画像処理基板24はA/D変換器か
らの画像信号に種々の画像処理(2値化、多値化諧調処
理、変倍処理、編集など)を施して光点の集合に対応し
たデジタル信号に変換し、プロッタへ出力する。
【0029】この実施例では、スキャナでカラーの画像
信号を得るために原稿台20上の原稿からCCD23ま
での光路の途中に必要な色の光だけを透過する色フィル
タ21が出し入れ可能に配置されている。この色フィル
タ21は原稿台20上の原稿の走査に合わせて光路に出
し入れされ、これに対応して多重転写、両面複写などの
機能が働いて多種多様なコピーを作成するようになって
いる。
【0030】また、複写機本体11のプロッタにおいて
は、画像処理基板24からの画像処理後の画像信号が書
き込み部により感光体ドラム25へラスタ走査で光点の
集合の形で書き込まれる。この書き込み部においては、
図2、図3にも示すように半導体レーザ26が図示しな
い駆動回路で画像処理基板24からの画像処理後の画像
信号により変調駆動されてこの画像信号に対応した強度
を有するレーザ光を出力し、このレーザ光はコリメート
レンズ27により平行な光束に変えられてアパーチャ部
材28のアパーチャにより一定形状の光束に整形され
る。この整形されたレーザ光は第1シリンダレンズ29
により副走査方向へ圧縮された形でポリゴンミラー30
に入射する。
【0031】ポリゴンミラー30は正確な多角形をして
おり、ポリゴンモータ31により一定の方向へ一定の速
度で回転駆動される。このポリゴンミラー30の回転速
度は感光体ドラム25の回転速度と、この書き込み部の
書き込み密度と、ポリゴンミラー30の面数により決定
される。第1シリンダレンズ29からのレーザ光はポリ
ゴンミラー30により主走査方向へ偏向され、防音ガラ
ス32、fθレンズ33,34、ミラー35を介して感
光体ドラム25に入射する。fθレンズ33,34はポ
リゴンミラー30からの角速度一定の走査光を感光体ド
ラム25上を等速で走査するように変換して感光体ドラ
ム25上に最小光点となるように結像し、さらに、ポリ
ゴンミラー30の面倒れ補正も行う。また、fθレンズ
33,34を通過したレーザ光は画像領域外で周期検知
ミラー36により反射されて同期検知入光部37に導入
され、光ファイバー38により伝搬されて同期検知用セ
ンサにより検知される。この同期検知用センサからの信
号は主走査方向の頭出しを行うための同期信号として用
いられ、この同期信号から一定時間後に画像処理基板2
4からの画像処理後の画像信号が1ライン分出力されて
この画像信号により半導体レーザ26が駆動回路により
変調駆動される。この動作が繰り返されて1つの画像が
感光体ドラム25に書き込まれる。
【0032】感光体ドラム25は周面に感光層が形成さ
れており、この感光層としては半導体レーザ26からの
波長780nmのレーザ光に対して感度がある有機感光
体、α−Si、Se−Teなどがあるが、この実施例で
は有機感光体を使用している。一般に感光体ドラムへレ
ーザ光により書き込みを行う場合は、感光体ドラム上の
画像部に光を当てるネガ/ポジプロセスと、感光体ドラ
ム上の地肌部に光を当てるポジ/ポジプロセスとがあ
り、第1実施例ではネガ/ポジプロセスを採用してい
る。帯電チャージャ39は感光体ドラム25側にグリッ
ドを有するスコロトロン方式のものであり、感光体ドラ
ム25の表面を均一に負に帯電する。感光体ドラム25
はモータにより回転駆動されて帯電チャージャ39によ
り均一に帯電された後に書き込み部のミラー35からの
レーザ光が照射されて静電潜像が形成される。この場
合、感光体ドラム25は例えば、地肌部が−750V〜
−800V、画像部が−500V程度になる。
【0033】主現像器40、副現像器41は−500V
〜−600Vの現像バイアス電圧が現像ローラに印加さ
れ、感光体ドラム25上の静電潜像が主現像器40、副
現像器41のいずれかにより負帯電のトナーで現像され
て顕像となる。主現像器40は黒トナーとキャリアから
なる現像剤を現像ローラにより感光体ドラム25へ供給
し、トナー補給器42から黒トナーが補給される。副現
像器41は白色、黒色以外の色のカラートナーとキャリ
アからなる現像剤を現像ローラにより感光体ドラム25
へ供給し、トナー補給器43からカラートナーが補給さ
れる。主現像器40、副現像器41は感光体ドラム25
上の静電潜像を現像する現像位置へ選択的に駆動され、
通常は現像位置から退避している。主現像器40、副現
像器41の各現像動作がスキャナにおける色フィルタ2
1の切り替えによる原稿の読み取り色情報の選択や転写
紙搬送系の多重転写、両面複写機能と組み合わされて多
機能なカラー複写、カラー編集が実現される。感光体ド
ラム25上の静電潜像に対する3色以上の現像を行う場
合は感光体ドラム25の周囲に3つ以上の現像器を配置
する方式、3つ以上の現像器を回転させて切り換えて現
像位置へ移動させるレボルバー方式などを採用すればよ
い。
【0034】一方、複数の給紙カセット44,45,4
6はいずれか1つが選択され、操作部のスタートボタン
が押されると、その選択された給紙カセットから給紙コ
ロ47,48,49のいずれかにより転写紙を給紙す
る。この給紙は転写紙の先端がレジストローラ50に達
して紙先端検知センサ51で検知されるまで行われ、レ
ジストローラ50はその転写紙を感光体ドラム25上の
顕像に先端を合わせて送出する。この転写紙は転写チャ
ージャ52により正のチャージがかけられて感光体ドラ
ム25上の顕像が転写され、分離チャージャ53により
交流除電されて分離爪54により感光体ドラム25から
分離される。そして、転写紙は搬送装置55により搬送
され、定着ローラ及び加圧ローラを有する定着装置56
により顕像が定着される。
【0035】感光体ドラム25は残留トナーがクリーニ
ング装置58により除去され、残留電位が除電ランプ5
9により消去されて再使用可能となる。フォトセンサ6
0は主現像器40と転写チャージャ52との間に配置さ
れ、感光体ドラム25の表面の反射濃度を光学的に検知
する。上記書き込み部は所定のタイミングで真黒もしく
は網点のパターンを感光体ドラム25に書き込んでその
パターンの静電潜像を形成し、そのパターンの静電潜像
が主現像器40もしくは副現像器41により現像されて
パターンの顕像となる。このパターンの顕像に対するフ
ォトセンサ60の出力信号と感光体ドラム25の地肌部
に対するフォトセンサ60の出力信号との比から後述の
ように主現像器40もしくは副現像器41の現像能力が
判断され、その結果によりトナー補給器42もしくはト
ナー補給器43からトナーが主現像器40もしくは副現
像器41に補給されて主現像器40もしくは副現像器4
1の現像能力が一定に制御される。
【0036】また、定着装置56からの転写紙は、通常
の複写時には切換爪61により仕分け装置13側へ導か
れ、仕分け装置13へコピーとして排出される。多重複
写時には、定着装置56からの転写紙は切換爪61,6
2,63により下側へ導かれ、再給紙ループ64を通過
してレジストローラ50へ再給紙されて再び顕像の転写
及び定着が同様に行われる。両面複写時は、複写機本体
11のみで両面複写を行う場合と、両面複写ユニット1
4を使用して両面複写を行う場合とがあるが、複写機本
体11のみで両面複写を行う場合には、定着装置56か
らの転写紙は切換爪61,62,63によりトレイ65
へ導かれた後にローラ66の反転により逆方向へ送られ
て切換爪63により再給紙ループ64へ送られることで
表裏が反転され、レジストローラ50へ再給紙されて裏
面に顕像の転写及び定着が同様に行われる。
【0037】また、複写機本体11においては、通常の
モードでは、上述のように原稿を複写するが、通常のモ
ードでの複写途中で操作部にてオペレータにより割込み
モードに設定された場合には、オペレータが原稿台20
上の原稿を割込み複写すべき原稿と交換した後に操作部
の割込みキーを押すことにより原稿台20上の原稿が同
様に複写される。この割込み複写が終了した後にオペレ
ータが原稿台20上の原稿を元の原稿と交換して操作部
の割込みキーを押すことにより通常のモードでの複写動
作が再開される。
【0038】自動原稿送り装置12は原稿を1枚ずつ複
写機本体11の原稿台20へ給紙し、複写後に排出す
る。原稿は原稿給紙台67上に積層され、サイドガイド
68により幅方向が揃えられる。原稿給紙台67上の原
稿は給紙コロ69により1枚ずつ給紙され、搬送ベルト
70により複写機本体11の原稿台20上に送られる。
原稿台20上の原稿は設定枚数分の複写が終了すると、
搬送ベルト70により排紙トレイ71へ排出される。
【0039】複写機本体11のみで両面複写を行う場合
には1枚毎に両面複写を行うことになるが、両面複写ユ
ニット14を使用して両面複写を行う場合には複数枚の
原稿についてまとめて片面ずつ複写することができる。
【0040】両面複写ユニット14を使用して両面複写
を行う場合には定着装置56からの転写紙は切換爪6
1,62により両面複写ユニット14へ導かれ、排紙ロ
ーラ72によりトレイ73へ排出されて集積される。そ
の際に、転写紙は送りローラ74、両面揃えガイド75
により縦、横が揃えられる。トレイ73上に集積された
転写紙は再給紙コロ76により裏面複写時に再給紙さ
れ、切換爪62,63により再給紙ループ64へ送られ
てレジストローラ50へ再給紙された後に裏面に顕像の
転写及び定着が同様に行われる。
【0041】また、仕分け装置13は、複写機本体11
から排出されたコピーを各トレイ771 ,772 ,77
3 ・・・へ頁順に給送したり、コピーをトレイ771
772 ,773 ・・・へ頁毎に順次に給送したり、予め
設定されたトレイに選択的に給送したりする。この場
合、モータ78により搬送系79が駆動されてこの搬送
系79により複写機本体11からのコピーが搬送され、
各トレイ771 ,772,773 ・・・の入口付近にあ
る図示しない爪が選択的に切り換えられてこの爪により
コピーが各トレイ771 ,772 ,773 ・・・に選択
的に導かれる。
【0042】図4は複写機本体11の回路構成を示すブ
ロック図である。この複写機本体11の制御装置はシー
ケンス関係の制御を行うCPU81とオペレーション関
係の制御を行うCPU82とを有し、この2つのCPU
81,82はシリアルインターフェース(RS232
C)によって接続されて互いに信号の授受を行う。シー
ケンス関係の制御を行うCPU81にはプログラム及び
固定データが格納されているROM83、RAM・入出
力ポート(I/O)・タイマ84、I/O85,86、
USARP87、A/D変換器88、タイマ・カウンタ
89,90,91、アドレスエンコーダ92、アドレス
ラッチ93などが接続されている。
【0043】CPU81は、給紙カセット44,45,
46内の転写紙のサイズ及び向きを検知する紙サイズセ
ンサ94や、コピーの排出を検出する排紙センサ、紙先
端検知センサ51などの転写紙搬送に関するセンサ、定
着装置56のオイルエンドや現像器40,41のトナー
エンドなどサプライの有無を検知するセンサ、複写機本
体11のドアオープン、ヒューズ断など機械の異常を検
知するセンサ等のセンサ95、ディップスイッチ96か
らの信号をRAM・I/O・タイマ84を介して取り込
む。また、このCPU81はフォトセンサ60からの検
知信号や、定着装置56の温度を検出するための温度セ
ンサからの検知信号、書き込み部における半導体レーザ
26のモニタ信号、半導体レーザ26の基準電圧などの
アナログ信号をアナログ入力部97から取り込むと共
に、キーカードユニット98と信号の授受を行う。さら
に、CPU81は定着装置56の温度センサからの検知
信号により定着装置56の温度が一定になるように定着
装置56のヒータをオン/オフ制御(もしくは位相制
御)し、フォトセンサ60からの検知信号によりトナー
補給器42,43のトナー補給クラッチをオン/オフ制
御して現像器40,41内の現像剤のトナー濃度を制御
すると共に、そのトナー濃度からトナー補給器42,4
3のトナーエンドを検知する。
【0044】また、CPU81は両面複写ユニット14
における転写紙の有無を検知する紙有無検知センサ、側
面揃えガイド75がホームポジションにいることを検知
するホームポジションセンサ、転写紙搬送に関するセン
サなどからの信号をI/O85を介して取り込んで両面
複写ユニット14における側面揃えガイド75を駆動す
るモータ、再給紙コロ76を駆動する給紙クラッチ、転
写紙の搬送経路を偏向するためのソレノイドをI/O8
5を介して制御し、高圧電源ユニット99をI/O85
を介して制御する。高圧電源ユニット99は帯電チャー
ジャ39、転写チャージャ52、分離チャージャ53及
び現像器40,41の現像バイアス電極(現像ローラ)
へCPU81からのPWM信号によって得られたデュー
ティ比だけでそれぞれ所定の高圧電圧を印加する。
【0045】この実施例では転写紙搬送に関する各部を
ドライバ100により駆動するが、これらのドライバ1
00が駆動するものには給紙コロ47,48,49を回
転させる給紙クラッチ、レジストローラ50を回転させ
るレジストクラッチ、カウンタ、モータ、トナー補給器
42,43を動作させるトナー補給ソレノイド、パワー
リレー、定着装置56のヒータなどがある。CPU81
はドライバ100をI/O86を介して制御し、仕分け
装置13をシリアルインターフェース(USARP)8
7を介して制御することにより所定のタイミングでコピ
ーを搬送させて各トレイ771 ,772 ,773 ・・・
に排出させる。また、上記スキャナ及び書き込み部10
1は画像処理基板24を含む画像制御回路102と接続
され、CPU81がA/D変換器88を介して接続され
ている。CPU81は書き込み部の半導体レーザ26の
出力パワーを一定に調整するために、アナログ入力部9
7により入力される半導体レーザ26からのモニタ信号
が半導体レーザ26の点灯時に予め設定された基準電圧
(半導体レーザ26の出力パワーが3mWとなるような
値に設定されている)に一致するようにA/D変換器8
8を介して書き込み部内の半導体レーザ26の出力パワ
ーを制御する。
【0046】また、オペレーション関係の制御を行うC
PU82は複数のシリアルポート(USARP)10
3,104,105,106、カレンダーIC107、
ROM108、RAM109、アドレスデコーダ11
0、アドレスラッチ111、ゲートアレー112に接続
され、シリアルポート103〜106は操作部113、
スキャナ制御回路114、アプリケーション(CPU8
2と外部機器とのインターフェース)115、エディタ
ー116がそれぞれ接続されている。
【0047】操作部113はオペレータが入力を行うた
めのキー及びこの複写機の状態表示を行うための表示器
を有し、キー入力情報をシリアルポート103を介して
CPU82へシリアル送信により知らせる。CPU82
はそのキー情報により操作部113の表示器の点灯、消
灯を判断し、その結果をシリアルポート103を介して
操作部113へシリアル送信する。操作部113はその
CPU82からの情報により表示器の点灯、消灯を行
う。
【0048】スキャナ制御回路114はスキャナにおけ
るスキャナサーボモータの駆動制御及び画像処理、画像
読み取りに関する情報をシリアルポート104を介して
CPU82との間でシリアル通信すると共に自動原稿送
り装置12とCPU82との間のインターフェース処理
をシリアルポート104を介して行ってスキャナの制御
を行う。アプリケーション115はファクシミリ部、プ
リンタ部等の外部機器とCPU82との間のインターフ
ェースであり、予め設定されている情報内容をシリアル
ポート105を介して外部機器、CPU82とやり取り
する。エディタ116は編集機能を入力するユニットで
あり、オペレータの入力した画像編集データ(マスキン
グ、トリミング、イメージシフト等)をシリアルポート
116を介してCPU82にシリアル送信する。カレン
ダーIC107は日付と時間を記憶しており、CPU8
2はカレンダーIC107を随時呼び出して操作部11
3の表示器への現在時刻の表示やこの第1実施例の機械
のオン/オフをタイマ制御する。
【0049】ゲートアレイ112はCPU82からのセ
レクト信号により次の3方向に画像データ(DATA0
〜DATA7)と同期信号とを出力する。まず、ゲート
アレイ112は、スキャナ制御回路114から画像制御
回路102へ画像データを出力するが、この場合、スキ
ャナのCCD23からA/D変換器を介して8bitの
データ(ただし4bit、1bitにもできる)で連送
されてくる画像信号を書き込み部からの同期信号PMS
YNCに同期させて画像制御回路102へ出力する。ま
た、ゲートアレイ112はCPU82からのセレクト信
号によりスキャナのCCD23からA/D変換器を介し
て1bitのデータ(2値)で連送されてくる画像信号
をアプリケーション115へパラレルに出力する。アプ
リケーション115はそのゲートアレイ112からの画
像信号をプロッタ等の出力装置に出力する。さらに、ゲ
ートアレイ112は、CPU82からの接離セレクト信
号によりアプリケーション115からの画像信号を画像
制御回路102に出力するが、この場合、アプリケーシ
ョン115に接続されているファクシミリ部等の入力装
置からの1bitのデータ(2値)で連送されてくる画
像信号を書き込み部からの同期信号PMSYNCに同期
させて画像制御回路102へ出力する。
【0050】図5は上記スキャナの回路構成を示すブロ
ック図である。原稿台20上の原稿117が光源15及
び反射鏡16により照明されてその反射光がCCD26
に結像され、CCD26からのアナログ画像信号がイメ
ージプロセッサ118において信号処理回路119によ
り増幅されて光量補正される。この信号処理回路119
の出力信号はA/D変換器120によりデジタル多値信
号に変換され、シェーディング補正回路121によりシ
ェーディング補正されてイメージプロセスユニット(I
PU)122に印加される。
【0051】図6はIPU122の構成を示すブロック
図で、シェーディング補正回路121からの8bitの
画像信号はMTF補正回路123により高域が強調さ
れ、変倍回路124により電気的に変倍されてγ補正回
路125により入出力特性が機械の特性に合わせて最適
になるように補正される。γ補正回路125からの画像
信号は4bit化回路126により4bitの画像信号
に変換され、2値化回路127により予め設定された固
定しきい値と比較されて2値化される。また、デイザ回
路128はγ補正回路125からの画像信号より1bi
tのデータで面積諧調を作り出し、図7に示すような8
bitのデータ、4bitのデータ、2bitのデータ
という3タイプのデータが2値化回路127、4bit
化回路126、2値化回路127及びデイザ回路128
から得られる。これらのデータはデータ深さ切換機構を
構成するスイッチ129,130によりいずれか1つが
選択され、画像信号DATA0〜DATA7として出力
される。
【0052】スキャナ制御回路114はCPU82から
の指示に従って蛍光灯安定器131を介して蛍光灯15
のオン/オフ及び光量を制御すると共に、タイミング制
御回路132、IPU122内の変倍回路124、スキ
ャナサーボモータ133を制御する。スキャナサーボモ
ータ133の駆動軸にはロータリエンコーダ134が連
結されていてスキャナサーボモータ133の回転検出信
号をスキャナ制御回路114に出力し、位置センサ13
5は第1キャリッジ及び第2キャリッジが基準位置にい
ることを検知してその検知信号をスキャナ制御回路11
4に出力する。変倍回路124はスキャナ制御回路11
4によって設定された主走査側の倍率データに従って画
像信号の変倍を行う。タイミング制御回路132はスキ
ャナ制御回路114からの指示に従って各信号を出力す
る。即ち、タイミング制御回路132は原稿117の読
み取り時にCCD26に対して1ライン分の画像信号を
ホトエレメントからシフトレジスタへ転送させるための
転送信号と、シフトレジスタ内の画像信号を1bitず
つ出力させるためのシフトクロックパルスとを与え、ゲ
ートアレイ112へ画素同期クロックパルスCLK、主
走査同期パルスLSYNC、主走査有効期間信号LGA
TEなどを出力する。
【0053】画素同期クロックパルスCLKはCCD2
6に与えられるシフトクロックパルスとほぼ同一の信号
であり、主走査同期パルスLSYNCは書き込み部の同
期検知用センサからの主走査同期信号PMSYNCとほ
ぼ同一の信号であるが、画素同期クロックパルスCLK
に同期して出力される。主走査有効期間信号LGATE
は画像信号DATA0〜DATA7が有効なデータであ
るとみなされるタイミングで高レベルになる。この実施
例ではCCD26は1ライン当り4800bitの有効
データを出力する。
【0054】スキャナ制御回路114はCPU82から
原稿読み取り開始の指示を受けると、蛍光灯15を点灯
させてスキャナサーボモータ133の駆動を開始し、タ
イミング制御回路132を制御してCCD26に原稿1
17の読み取りを開始させる。また、スキャナ制御回路
114は副走査有効期間信号FGATEを高レベルにセ
ットし、原稿を副走査方向へ最大読み取り長さ(この例
ではA4サイズの長さ)を走査するに要する時間が経過
した時に副走査有効期間信号FGATEを低レベルにす
る。
【0055】図8は、複写機本体に設けられた操作部の
正面図である。操作部の中央には、各種の表示を行う表
示パネル141が設けられ、この表示パネル141の上
方にオペレータ検出装置の検出部142とガイダンス表
示部143とが設けられている。また、表示パネル14
1の下方には、自動濃度キー144、濃度調整キー14
5、自動用紙選択キー146、用紙選択キー147、等
倍キー148、拡大キー149、縮小キー150がそれ
ぞれ設けられている。さらに、表示パネル141の図示
右側には、テンキー151、エンターキー152、スタ
ートキー153、ガイダンスキー154等の各種キー
と、ガイダンスキー表示部155、タイマー表示部15
6、アプリケーションエラー表示部500の各種の表示
部を有するキー群・表示器群157等が配置されてい
る。
【0056】一方、表示パネル141の図示左側には、
400×256dotの液晶表示部(LCD)及びタッ
チパネルが設けられており、これは図10に示すように
メニューキー158、スクロールキー159、ユーティ
リティーキー160、ガイダンスキー161、コントラ
スト調整ツマミ162、拡張機能(アプリケーション
別)表示部LED163、タッチパネル164等からな
っている。このLCD187(図11)は通常、図9に
示すようなメニュー画面を表示している。この画面は、
機械に組み込まれている機能(アプリケーションの機
能)が全て表示されており、オペレータがその機能表示
部をタッチすることによりアプリケーションが選択でき
るように設定されている。また、このLCD187はエ
ラーもしくは動作中の状態を詳細にオペレータに知らせ
ることができるようになっている。なお、拡張機能(ア
プリケーション別)表示部163は、後述するが、それ
が指すアプリケーションがフォアグランドに選択されて
いるときに点灯すると共に、バックグランドに選択され
ていてプロッタ系を使用中であるときに点滅してオペレ
ータにそれを知らせるようになっている。なお、この例
では、符合163−1はファクシミリを、符合163−
2はプリンタを、符合163−3はコピーをそれぞれ示
す。
【0057】図11はこの実施例のシステム全体を示す
ブロック図である。このシステムは大きく分けて、コピ
ー部165とアプリケーション部に分かれ、アプリケー
ション部はアプリケーション・コントローラ部166、
ファイル部167、ファクシミリ部168、プリンタ部
169により構成されている。LCD部170は操作部
の一部であり、コピー部165は図4で説明した通りで
あって主制御部171、スキャナ部172、画像処理部
173、プロッタ部174及び操作部(LCD部170
と他の部分175からなる)に分けられる。主制御部1
71は上述のCPU82、ROM108、RAM109
と、ビデオ・インターフェース176及びシリアル・イ
ンターフェース177,178,179とにより構成さ
れる。スキャナ部172は上記スキャナを制御する部分
であり、画像処理部173は画像処理基板24を含む部
分であってスキャナからの画像信号の処理を上述のよう
に行う。プロッタ部174は上記プロッタを制御する部
分であり、CPU82はビデオ・インターフェース17
6及びシリアル・インターフェース171を介してスキ
ャナ部172、画像処理部173、プロッタ部174及
び操作部175を制御する。
【0058】LCD部170はCPU・SCI(シリア
ル・インターフェース)180、ROM・RAM18
1、VRAM182、LCDコントローラ(LCDC)
183、キャラクタ・ジェネレータ(CG)184、タ
ッチパネル入力回路185及びインターフェース(I
F)186により構成され、CPU(CPU・SCI1
80)はタッチパネル164からタッチパネル入力回路
185を介して入力された情報をSCI178を介して
CPU82へ送ると共に、CPU82からSCI178
を介して送られてきた情報によりCG184を用いてL
CDC183を介してLCD187に上述のような表示
を行わせる。また、CPU180はIF186を介して
アプリケーション・コントローラ部166と接続され、
タッチパネル164からタッチパネル入力回路185を
介して入力された情報をIF186を介してアプリケー
ション・コントローラ部166へ送ると共にアプリケー
ション・コントローラ部166からIF186を介して
入力された情報によりCG184を用いてLCDC18
3を介してLCD187に表示を行わせる。
【0059】アプリケーション・コントローラ部166
は、CPU188、ROM189、RAM190、タイ
マ191、割込み制御回路192、DMAコントローラ
(DMAC)193,194、イメージメモリ195、
CEP(コンプレッション・エクスパンション・プロセ
ッサ)196、バスアービタ197、画像回転を行うた
めの回転部198、ビデオ・インターフェース199、
SCI200が搭載され、ROM189上には複数のア
プリケーションを同時に実行できるようにマルチタスク
OS(オリジナル ソフトウェア)が搭載されている。
また、このROM189には、コピー部165の主制御
部171におけるSCI179からの画像データをビデ
オ・インターフェース199を介してイメージメモリ1
95に入力したり、イメージメモリ195から画像デー
タを出力したりする機能や、各アプリケーション間の調
停を行うシステム部も搭載されている。このアプリケー
ション・コントローラ部166はコピー部165及び各
アプリケーション167,168,169やLAN(L
ocal Area Network)187が接続さ
れている。
【0060】プリンタ部169は、マルチタスクOS上
で動作させるプリンタ・アプリケーション・ソフトウェ
アを格納したROM201と、外部システムからの文書
ファイルを受信するためのRS232C、セントロニク
スなどの通信デバイス202、CGROM203、フロ
ッピーディスク装置コントローラ(FDC)204、A
GDC(Advanced Graphic Disp
lay Controller)205が搭載されてい
る。CPU188はROM201内のプリンタ・アプリ
ケーション・ソフトウェア及びICカードからなるエミ
ュレーション・カード208により外部システムからの
文書ファイルをRS232C、セントロニクスなどの通
信デバイス204を介して受信し、CGROM203、
ICカードからなるフォントカード207を用いてイメ
ージメモリ195上に展開する。また、CPU188は
FDC204を介してフロッピーディスク装置206を
制御してフロッピーディスクから画像データを再生さ
せ、この画像データをFDC204を介してAGDC2
05によりイメージメモリ195上に展開させる。ファ
クシミリ部168は、マルチタスクOS上で動作させる
ファクシミリ・アプリケーション・ソフトウェアを搭載
したROM209、公衆回線を通じて送られてきたデー
タを受信するためのCCU(コミュニケーション・コン
トロール・ユニット)210、受信データを保持するた
めのSAF(スタック・アンド・フォワード)メモリ2
11、それらをコントロールするCPU212、RAM
213が搭載されている。CPU188はROM209
内のファクシミリ・アプリケーション・ソフトにより、
SAFメモリ211に保持された受信データをCEP1
96で伸長してイメージメモリ195上に展開したり、
スキャナからイメージメモリ195上に送られた画像デ
ータをCEP196で圧縮してSAFメモリ211に書
き込む動作を行う。また、CPU212は、公衆回線を
通じてCCU210に送られてきたデータをSAFメモ
リ211に書き込んだり、SAFメモリ211のデータ
を読み出して公衆回線に流したりする。
【0061】ファイル部167は、マルチタスクOS上
で動作させるファイル・アプリケーション・ソフトウェ
アを搭載したROM214と、光磁気ディスク装置(O
DD)215、ハードディスク装置216を接続するた
めのSCSIデバイスなどのインターフェース217、
変倍処理を行うLDC218が搭載されている。CPU
188はROM214内のファイル・アプリケーション
・ソフトウェアによりODD215でOD(光磁気ディ
スク)から読み取ったディスクをCEP196で伸長し
てイメージメモリ195上に展開したり、スキャナーか
らイメージメモリ195上に送られた画像データをCE
P196で圧縮してODD215によりODに書き込ん
だりする。
【0062】主制御部171のCPU82は、スキャナ
部172、プロッタ部174を介してスキャナ、プロッ
タ、画像処理部173、操作部170,175の管理を
行っており、同時にスキャナ、画像処理部173、プロ
ッタ、操作部170,175を使用してコピー・モード
の実行も行っている。アプリケーション・コントローラ
部166は、各アプリケーションの機能の実行、スキャ
ナ、プロッタと各アプリケーションとの画像データの受
け渡しをイメージメモリ195を介して行う調停を行っ
ている。
【0063】次に、このシステムの動作説明を行う。主
制御部171のメインCPU82は、スキャナ、プロッ
タ、操作部の管理、コピー・モードの実行を行ってお
り、コピー実行中にアプリケーションからの「プリント
・リクエスト」の信号がSCI179を介して入力され
ると、複数機能のプリントを同時に実行させるための機
能であるインターリーブ機能が設定されているかどうか
判断し、インターリーブ機能が設定されている場合には
次の給紙タイミングでアプリケーションからのデータが
プロッタに流れるようにゲートアレイ112をセットす
る。ここで、当然にメインCPU82は、どのアプリケ
ーションからの「プリント・リクエスト」で、どの機能
が優先されていて、それらの比率がどの比率に設定され
ているかの判断を行う。そして、メインCPU82は次
の給紙タイミングまでにアプリケーションからの「プリ
ント・リクエスト」の信号がSCI179を介して入力
されないと、コピー・モードによるプロッタの使用を続
ける。
【0064】この様子を図12に示す。これは、プロッ
タにてコピー・モードで連続4枚の複写を行っている間
に、アプリケーション(例えばファクシミリ部168)
からの「プリント・リクエスト」が入力された場合であ
る。メインCPU82は、まず、コピー・モードとして
の給紙信号をプロッタのシーケンス制御用CPU81に
送る。この場合、シーケンス制御用CPU81はどのア
プリケーションのプリントかは判らなくても良く、メイ
ンCPU82だけはどのアプリケーションのプリントか
が判っている。シーケンス制御用CPU81はその給紙
信号が来るとプロッタの給紙カセットに転写紙の給紙を
開始させ、転写紙がレジスト・ローラ50に到達したこ
とにより紙先端検知センサ51がオンして書き込み準備
ができたときに「プリント・レディ」の信号をメインC
PU82に返す。メインCPU82はコピー・モードを
実行しているので、スキャナに対して「スキャナ・スタ
ート」の信号を送信する。スキャナはその信号が来ると
駆動系がオンして原稿読み取り動作を開始し、画像デー
タを出力する。この時、画像データ選択用のゲートアレ
イ112は、メインCPU82により画像信号の転送方
向がスキャナから画像制御回路102への転送方向に設
定されており、スキャナからの画像信号は画像制御回路
102を介して書き込み部に転送されて感光体ドラム2
5に書き込まれる。スキャナから画像データが出力され
ると、シーケンス制御用CPU81はこれに合わせてプ
ロッタのレジスト・ローラ50を回転させ、上述のよう
に感光体ドラム25上の画像を転写紙に載せてコピーを
得る。
【0065】1枚目の転写紙が給紙カセットより給紙さ
れてから一定時間内にはアプリケーションからの「プリ
ント・リクエスト」の信号がSCI179から入力され
ないので、メインCPU82はコピー・モードで同様に
2枚目の転写紙の給紙をプロッタの給紙カセットから行
わせる。2枚目の転写紙もプロッタにて1枚目の転写紙
と同様のプロセスで画像が形成されて2枚目のコピーが
得られる。
【0066】2枚目の転写紙が給紙されてから一定時間
内にアプリケーション168よりアプリケーション・コ
ントローラ部166、SCI179を介してメインCP
U82に「プリント・リクエスト」の信号が入力される
と、メインCPU82はシーケンス制御用CPU81に
一定時間後にアプリケーション・モードでの3枚目の転
写紙の給紙をプロッタの給紙カセットより行わせる。こ
のとき、メインCPU82は、「プリント・リクエス
ト」の信号がどのアプリケーションからの信号かを判断
してそれがプリントすべきアプリケーション(インター
リーブ・モードとして設定されている機能で給紙できる
タイミングのアプリケーション)の場合は、アプリケー
ション・モードとしての給紙信号をシーケンス制御用C
PU81に送る。シーケンス制御用CPU81はその給
紙信号がメインCPU82から送られて来ると転写紙の
給紙をプロッタの給紙カセットより開始させ、転写紙が
レジスト・ローラ50に到達したことにより紙先端検知
センサ51がオンして書き込み準備ができたときに「プ
リント・レディ」の信号をメインCPU82へ返す。メ
インCPU82はアプリケーション・モードを実行して
いるので、アプリケーション・コントローラ部166に
対して「プリント・レディ」の信号を送信する。この
「プリント・レディ」の信号は、転写紙の給紙時点でプ
リントすべきアプリケーションとして判断したものに対
して送られる。アプリケーション・コントローラ部16
6のCPU188はこの「プリント・レディ」の信号が
来ると、メインCPU82によって指定されたアプリケ
ーション(この場合はファクシミリ部168)が画像デ
ータを展開しているイメージメモリ195からコピー部
165へビデオ・インターフェース199を介して画像
データを送出し、シーケンス制御用CPU81はこれに
合わせてレジスト・ローラ50を回転させて感光体ドラ
ム25上の画像を転写紙に載せてプリントを得る。この
時、画像データ選択用のゲートアレイ112は、メイン
CPU82により画像データの転送方向がアプリケーシ
ョンから画像制御回路102への方向に設定されてお
り、イメージメモリ195からビデオ・インターフェー
ス199,176を介して送出された画像データは画像
制御回路102を介して書き込み部へ転送されて感光体
ドラム25に書き込まれる。
【0067】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」の信号についてはアプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188上で動作している機能(こ
の場合はファクシミリ・アプリケーション・ソフトウェ
アにより動作している機能)が、イメージメモリ195
上に画像データを展開した時点で、アプリケーション・
システム全体をコントロールしているCPU188にま
ず「プリント・リクエスト」を掛け(この時、CPU1
88はファクシミリ・アプリケーション・ソフトウェア
により、画像データを展開したイメージメモリ195の
アドレスも同時に知る)、CPU188はその「プリン
ト・リクエスト」の信号を検出してメインCPU82に
SCI200,179を介して「プリント・リクエス
ト」の信号を送出する。アプリケーション・コントロー
ル部166のCPU188がメインCPU82からの
「プリント・レディ」の信号を受信した場合は、CPU
1188はファクシミリ・アプリケーション(ファクシ
ミリ部168)から指定されたイメージメモリのアドレ
スから順次に画像データをコピー部165へビデオ・イ
ンターフェース199を介して送出していく。
【0068】メインCPU82はプロッタで3枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーションか
らの「プリント・リクエスト」の信号がないため、コピ
ー・モードで同様にプロッタの給紙カセットに4枚目の
転写紙の給紙を行わせる。この4枚目の転写紙も1枚目
の転写紙と同様のプロセスで画像が形成されてコピーが
得られる。
【0069】メインCPU82はプロッタで4枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にアプリケーションか
らの「プリント・リクエスト」の信号がないため、同様
にシーケンス制御用CPU81を介してプロッタにコピ
ー・モードでの5枚目の転写紙の給紙を行わせ、5枚目
の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロセスで画像を形
成させてコピーをとらせる。この時点で、コピー・モー
ドとしての作業は終了している。メインCPU82はプ
ロッタで5枚目の転写紙が給紙されてから一定時間内に
アプリケーション(ファクシミリ部168)からの「プ
リント・リクエスト」の信号がSCI179を介して入
力されるため、アプリケーション・モードで同様にシー
ケンス制御用CPU81を介してプロッタに6枚目の転
写紙の給紙を行わせてプリントを得る。この6枚目の転
写紙もプロッタにて3枚目の転写紙と同様のプロセスで
画像を形成してプリントを得る。
【0070】メインCPU82はプロッタで6枚目の転
写紙が給紙されてから一定時間内にはアプリケーション
からの「プリント・リクエスト」の信号がSCI179
を介して入力されないため、シーケンス制御用CPU8
1に対して「プリント」の信号を送らずプロッタは動作
しない。しかし、その後、アプリケーション(ファクシ
ミリ部168)からの「プリント・リクエスト」の信号
が発生するため、メインCPU82はその時点でシーケ
ンス制御用CPU81に対して「プリント」の信号を送
出し、プロッタにアプリケーション・モードでの7枚目
の転写紙の給紙を行わせる。この7枚目の転写紙も3枚
目の転写紙と同様のプロセスで画像を形成してプリント
を得る。このようにして、スキャナから読み取られた画
像データとアプリケーションがイメージメモリ195上
に書き込んだ画像データとのインターリーブ機能が実現
される。
【0071】次に、複数のアプリケーションがイメージ
メモリ195上に書き込んだ画像データのインターリー
ブについて説明する。このインターリーブの様子を図1
3に示す。これは、ファイル・モードで連続3枚のプリ
ントを行っている間に、ファクシミリ部168からのプ
リント・リクエストが来た場合である。
【0072】CPU188はROM214内のファイル
・アプリケーション・ソフトウェアにより、ODD21
5にてODから再生した画像データをCED196によ
り伸長してイメージメモリ195に展開した後、「プリ
ント・リクエスト」の信号をファイル部167より受け
取る。そして、CPU188は、その信号によりファイ
ル・モードとしての「プリント・リクエスト」の信号を
SCI200,179を介してメインCPU82に送
る。メインCPU82は、その「プリント・リクエス
ト」の信号によりファイル・モードとしての給紙信号を
シーケンス制御用CPU81に送る。この場合、前述と
同様にシーケンス制御用CPU81はどのアプリケーシ
ョンのプリントかが判らなくても良く、メインCPU8
2だけがどのアプリケーションのプリントかを判ってい
る。
【0073】シーケンス制御用CPU81はその給紙信
号が来るとプロッタの給紙カセットに転写紙の給紙を開
始させ、転写紙がレジストローラ50に到達したことに
より紙先端検知センサ51がオンして書き込み準備がで
きたときに「プリント・レディ」の信号をメインCPU
82に返す。メインCPU82はファイル・モードを実
行しているので、アプリケーション・コントローラ部1
66に対して「プリント・レディ」の信号を送信する。
この「プリント・レディ」の信号は、転写紙の給紙時点
でプリントすべきアプリケーションとして判断したアプ
リケーションに対するものとして送られる。アプリケー
ション・コントローラ部166のCPU188はその
「プリント・レディ」の信号が来ると、メインCPU8
2によって指定されたアプリケーション(この場合はフ
ァイル部167)が画像データを展開しているイメージ
メモリ195から画像データをビデオ・インターフェー
ス199を介してコピー部165へ送出し、メインCP
U82はこれに合わせてレジストローラ50を回転させ
て感光体ドラム25上の画像を転写紙に載せさせる。こ
の時、画像データ選択用のゲートアレイ112は、メイ
ンCPU82により画像データ転送方向がアプリケーシ
ョンからプロッタへの方向に設定されており、イメージ
メモリ195からの画像データは画像制御回路102を
介して書き込み部に転送されて感光体ドラム25に書き
込まれる。
【0074】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」の信号についてはアプリケーション・コントロ
ーラ部166上で動作している機能(この場合はファイ
ル・アプリケーション・ソフトウェアによる機能)によ
り、ODD215からの画像データをイメージメモリ1
95上に展開した時点で(イメージメモリ195上に画
像データを展開しなくても、「プリント・レディ」の信
号ですぐにプリントするための画像データを出せるフォ
ーマットが作成されていればいい)、アプリケーション
・システム全体をコントロールしているCPU188に
まず「プリント・リクエスト」の信号がファイル・アプ
リケーション167から入力される。この時、ファイル
・アプリケーション167は画像データをイメージメモ
リ195に展開したアドレスも同時にCPU188に知
らせる。CPU188はその「プリント・リクエスト」
の信号を検出してメインCPU82に「プリント・リク
エスト」の信号を送出する。アプリケーション・コント
ロール部166のCPU188がメインCPU82から
の「プリント・レディ」の信号を受信した場合は、CP
U188はファイル・アプリケーションから指定された
イメージメモリ195のアドレスから順次に画像データ
をビデオ・インターフェース199を介してコピー部1
65へ送出して行く。
【0075】メインCPU82はプロッタで1枚目の転
写紙が給紙カセットから給紙されてから一定時間内にフ
ァイル・アプリケーション(ファイル部167)からの
「プリント・リクエスト」の信号がSCI200,17
9を介して入力されるため、シーケンス制御用CPU8
1にファイル・モードで2枚目の転写紙の給紙を行わせ
る。この2枚目の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロ
セスで画像を形成してプリントを得る。
【0076】CPU82はプロッタで2枚目の転写紙が
給紙されてからファクシミリ・アプリケーション(ファ
クシミリ部168)からの「プリント・リクエスト」の
信号がCPU188よりSCI200,179を介して
入力されると(ファクシミリ・アプリケーション168
は、公衆回線からのデータをCEP196により伸長し
てイメージメモリ195に展開した後、「プリント・リ
クエスト」の信号をCPU188に送る)、同時にファ
イル・アプリケーション167からの「プリント・リク
エスト」の信号もSCI200,179を介して入力さ
れるため、メインCPU82は、どのアプリケーション
からの「プリント・リクエスト」の信号であるかを判断
してプリントすべきアプリケーション(インターリーブ
・モードとして設定されている機能で、給紙できるタイ
ミングのアプリケーション)の場合は、給紙信号をシー
ケンス制御用CPUに送る。この場合、メインCPU8
2はファクシミリ・モードと判断してファクシミリ・モ
ードでの給紙信号を送る。シーケンス制御用CPUはそ
の給紙信号が来るとプロッタの給紙カセットより転写紙
の給紙を開始させ、転写紙がレジスト・ローラ50に到
達したことにより紙先端検知センサ51がオンしたこと
で書き込み準備ができたときに「プリント・レディ」の
信号をメインCPU82に返す。メインCPU82はフ
ァクシミリ・モードを実行しているので、アプリケーシ
ョン・コントロール部166に対して「プリント・レデ
ィ」の信号を送信する。この「プリント・レディ」の信
号は、転写紙の給紙時点でプリントすべきアプリケーシ
ョンとして判断したアプリケーションに対して送られ
る。アプリケーション・コントロール部166のCPU
188はこの「プリント・レディ」の信号が来ると、メ
インCPU82によって指定されたアプリケーション
(この場合はファクシミリ部168)が画像データを展
開しているイメージメモリ195から画像データをビデ
オ・インターフェース199を介してコピー部165に
送出し、メインCPU82はこれに合わせてシーケンス
制御用CPUにレジスト・ローラ50を回転させて画像
を転写紙に載せさせることによりプリントを行う。
【0077】3枚目の転写紙が給紙されてから一定時間
内には「プリント・リクエスト」の信号はないが、2枚
目の転写紙の給紙時に保留となったファイル・アプリケ
ーションからの「プリント・リクエスト」の信号がある
ため、メインCPU82はシーケンス制御用CPUにフ
ァイル・モードでの4枚目の転写紙の給紙を行わせる。
4枚目の転写紙も1枚目の転写紙と同様のプロセスで画
像が形成されてプリントが得られる。このようにして、
複数のアプリケーションがイメージメモリ195上に書
き込んだ画像データのインターリーブ機能が実現され
る。
【0078】次に、メインCPU82のプリント・スタ
ート・チェックルーチンについて図14のフローチャー
トを用いて説明する。これは、インターリーブ・モード
が設定されている場合にチェックするルーチンである。
メインCPU82はまず、割込みモードかどうかチェッ
クする(ステップS14−1)。割込みモードの場合
は、オペレータが緊急で処理したい場合に使用するの
で、インターリーブ・モードを実行することは、オペレ
ータにとって大きな障害となる。そこで、メインCPU
82は割込みモードの場合にはそのままリターンて、イ
ンターリーブの処理を行なわない。また、メインCPU
82は割込みモードでない場合には、「プリント・リク
エスト」の信号があるかどうかチェックし(ステップS
14−2)、「プリント・リクエスト」の信号がない場
合はリターンする。
【0079】メインCPU82は「プリント・リクエス
ト」の信号がある場合には、プロッタ内に既に給紙済み
の転写紙があるかどうか、すなわちプロッタ内に既に給
紙済みでまだプロッタから排出してない転写紙があるか
どうかをセンサからの信号などにより判断し(ステップ
S14−3)、プロッタ内に既に給紙済みの転写紙があ
る場合には、前の転写紙を給紙してから一定時間経過し
たかどうかの判断をする(ステップS14−4,5)。
この一定時間とは、プロッタの最高のプリントスピード
により予め決められた時間であり、書き込み部のレーザ
書き込み、もしくは感熱書き込みなどプロッタの作像プ
ロセス、転写紙の搬送方式によっても異なる。
【0080】この一定時間が経過した時には、メインC
PU82はプロッタ内に既に給紙済みでまだプロッタか
ら排出してない転写紙がないものと見做してプリント・
レディ(プロッタのプリント準備が完了したもの)と
し、どのモードで転写紙を給紙するかのチェックを行な
う。このチェックは、「プリント・モード設定」で設定
された内容に従って行なう。このチェックの内容は、イ
ンターリーブ・モードが設定されているアプリケーショ
ンの種類、プリント優先順位、プリント比率によって、
どのアプリケーションの給紙を行うかのチェックを行な
う。この給紙順番については、前に説明したので、ここ
では説明しない。メインCPU82は給紙がどのアプリ
ケーションの給紙か(コピー給紙、ファクシミリ給紙、
プリンタ給紙・・・のどれか)が分かれば(ステップS
14−6,7,8)、コピー給紙FLAG、ファクシミ
リ給紙FLAG、プリンタ給紙FLAG・・・のうちそ
のアプリケーションの給紙FLAGを1にセットして
(ステップS14−9,10,11)プロッタに給紙を
開始させる(ステップS14−12)。
【0081】次に、メインCPU82の画像データ・チ
ェックルーチンについて図15のフローチャートを用い
て説明する。これは、メインCPU82が転写紙がレジ
スト・ローラ50に到達して紙先端検知センサ51がオ
ンすることで書き込み準備ができてプリント・レディと
なった時に行うルーチンである。メインCPU82はま
ず、転写紙がレジスト・ローラ50に到達したかどうか
を紙先端検知センサ51からの信号によりチェックする
(ステップS15−1)。メインCPU82は転写紙が
レジスト・ローラ50に到達していない場合には、処理
を行なわずにリターンする。
【0082】また、メインCPU82は転写紙がレジス
ト・ローラ50に到達した場合には、転写紙の給紙スタ
ート時にセットした給紙FLAGのチェックをする(ス
テップS15−2)。そして、メインCPU82は「コ
ピー給紙FLAG=1」の場合にはコピー給紙FLAG
をリセットし(ステップS15−3)、スキャナに「ス
キャナ・スタート」の信号を送信する(ステップS15
−4)。また、「コピー給紙FLAG=1」ではない場
合には、「ファクシミリ給紙FLAG」をチェックし
(ステップS16−5)、「ファクシミリ給紙FLAG
=1」の場合にはファクシミリ給紙FLAGをリセット
し(ステップS15−6)、画像データ選択用のゲート
アレイ112の画像データ転送方向をアプリケーション
からプロッタへの方向に設定し(ステップS15−
7)、アプリケーション・コントロール部166に「プ
リント・レディ(ファクシミリ)」の信号を送信する
(ステップS15−8)。「ファクシミリ給紙FLAG
=1」ではない場合には、「プリンタ給紙FLAG」を
チェックし(ステップS15−9)、「プリンタ給紙F
LAG=1」の場合には、プリンタ給紙FLAGをリセ
ットし(ステップS15−10)、画像データ選択用の
ゲートアレイ112の画像データ転送方向をアプリケー
ションからプロッタへの方向に設定し(ステップS15
−11)、アプリケーション・コントロール部166に
「プリント・レディ(プリンタ)」の信号を送信する
(ステップS15−12)。メインCPU82は同様な
各アプリケーションのチェック及び処理を順次に行な
う。
【0083】図16はメインCPU82のスキャナ・ス
タート・チェックルーチンを示すフローチャートであ
る。このスキャナ・スタート・チェックルーチンは各ア
プリケーションからのスキャナ使用要求を判断してスキ
ャナにスタート要求を行うルーチンである。メインCP
U82は、まず、自動原稿送り装置(ADF)12が複
写機本体11上にセットされているか否かを検知するセ
ンサからの検知信号によりADF12を使用するかどう
かをチェックし(ステップS16−1)、ADF12を
使用する場合には原稿給紙コマンドをADF12に送っ
て原稿を給紙させる(ステップS16−2)。ADF1
2により原稿が複写機本体11の原稿台20上の読み取
り基準位置にセットされると(ステップS16−3)、
それがセンサにより検知されてこのセンサからの検知信
号によりメインCPU82がスキャナ使用要求を出した
アプリケーションに対して「スキャナレディ」の信号を
返す(ステップS16−4)。また、ADF12を使用
しない場合には原稿が複写機本体11の原稿台20上の
読み取り基準位置にセットされると、上記センサからの
検知信号によりメインCPU82がスキャナ使用要求を
出したアプリケーションに対して「原稿排紙コマンド」
の信号を返す(ステップS15−5,6)。
【0084】その後、メインCPU82はアプリから
「スキャナスタート」を要求する信号が来ると(ステッ
プS16−7)、その「スキャナスタート」を要求した
アプリケーションを判断してゲートアレイ12のデータ
転送方向を設定する。つまり、メインCPU82はコピ
ーモードでスキャナにより原稿を読み取る場合にはゲー
トアレイ12のデータ転送方向をスキャナから画像制御
回路102への方向に設定し(ステップS16−8,
9)、ファクシミリ送信モードでスキャナにより原稿を
読み取る場合にはゲートアレイ12のデータ転送方向を
スキャナからアプリケーションの方向に設定し(ステッ
プS16−10,11)、その他の場合にはゲートアレ
イ12のデータ転送方向をスキャナからアプリケーショ
ンの方向に設定する(ステップS16−12)。そし
て、メインCPU82はスキャナにスタート信号を送出
して原稿の読み取り動作を開始させる(ステップS16
−13)。ここに、スキャナ部172はどのアプリケー
ションからの使用要求かが分からなくてもよい。
【0085】図17はファクシミリ部168のCPU2
12が行う処理手順を示すフローチャートである。CP
U212は公衆回線を介して送られてきたデータがCC
U210により受信されると(ステップS17−1)、
そのデータを1頁分毎にSAF211に格納して(ステ
ップS17−2)「プリントリクエスト」の信号をアプ
リケーションコントローラシステム部(アプリケーショ
ン・コントローラ部166)に発行する(ステップS1
7−3)。
【0086】図18はアプリケーション・コントローラ
部166(図では、アプリ・コントローラとして示
す。)のファクシミリ部168に対する処理手順を示す
フローチャートである。アプリケーション・コントロー
ラ部166のCPU188はファクシミリ部168のR
OM209に搭載されているファクシミリ・アプリケー
ション・ソフトウェアによりファクシミリ部168のC
PU212から「プリントリクエスト」の信号が送られ
ると(ステップS18−1)、SAF211内のデータ
をイメージメモリ195上に展開し(ステップS18−
2)、メインCPU82に対してSCI200,179
を介して「プリント・リクエスト」の信号を送信する
(ステップS18−3)。アプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188はその後メインCPU82
からSCI179,200を介して「プリント・レデ
ィ」信号が返されると(ステップS18−4)、イメー
ジメモリ195上の画像データをビデオ・I/F19
9,176を介してゲートアレイ112へ出力する(ス
テップS18−5)。アプリケーション・コントローラ
部166のCPU188からメインCPU82へ送信さ
れた「プリントリクエスト」の信号はメインCPU82
により図13に示すようなファクシミリ給紙タイミング
としてチェックされ、「プリント・レディ」信号はメイ
ンCPU82により図14のプリント・スタート・チェ
ックルーチンによるプリント・レディの判断に基づいて
送信される。
【0087】図19はファイル部167のファイルプリ
ント要求処理を示すフローチャートである。ファイル部
167のSCIS217はROM214に格納されてい
るファイル・アプリケーション・ソフトウェアによりO
DD215にセットされているOD、ハードディスク装
置217内のハードディスクにファイルがあるか否かを
検出し(ステップS19−1)、ファイルがある場合に
は操作部によりプリントすべきファイルが指定されたか
否かをチェックし(ステップS19−2)、ファイルの
指定がファイル単位で行われると、操作部のプリントス
イッチのオンで(ステップS19−3)アプリケーショ
ン・コントローラ部166に対してその指定されたファ
イルについて「プリント・リクエスト」の信号を発行す
る(ステップS19−4,5)。
【0088】図20はアプリケーション・コントローラ
部166のファイルプリント処理を示すフローチャート
である。アプリケーション・コントローラ部166のC
PU188はファイル部167のROM214に格納さ
れているファイル・アプリケーション・ソフトウェアに
よりファイル部167の「プリント・リクエスト」信号
の発行で(ステップS20−1)ODD215またはハ
ードディスク装置217からの指定ファイルを1頁ずつ
イメージメモリ195上に展開した後(ステップS20
−2)、メインCPU82に対してSCI200,17
9を介して「プリント・リクエスト」の信号を送信する
(ステップS20−3)。アプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188はその後メインCPU82
からSCI179,200を介して「プリント・レデ
ィ」信号が返されると(ステップS20−4)、イメー
ジメモリ195上の画像データをビデオ・I/F19
9,176を介してゲートアレイ112へ出力する(ス
テップS20−5)。アプリケーション・コントローラ
部166のCPU188からメインCPU82へ送信さ
れた「プリントリクエスト」の信号はメインCPU82
により図13に示すようなファイル給紙タイミングとし
てチェックされ、「プリント・レディ」信号はメインC
PU82により図14のプリント・スタート・チェック
ルーチンによるプリント・レディの判断に基づいて送信
される。この動作は全ての指定ファイルについて行われ
る(ステップS20−6)。
【0089】図21はファイル部167のファイル登録
処理を示すフローチャートである。ファイル部167の
SCSI217はROM214に格納されているファイ
ル・アプリケーション・ソフトウェアによりファイル部
167で登録すべきファイルがあるか否かを操作部から
の信号により検出して(ステップS21−1)ファイル
がある場合には操作部によりそのファイルの登録が指定
されたか否かをチェックし(ステップS21−2)、フ
ァイルの指定がファイル単位で行われた場合には操作部
のプリントスイッチがオンすると(ステップS21−
3)、ADF12の原稿給紙台67上の原稿の有無を検
知するセンサからの検知信号により原稿給紙台67上の
原稿の有無をチェックする(ステップS21−4)。そ
して、SCSI217は原稿給紙台67上に原稿がある
場合には「原稿給紙リクエスト」信号をアプリケーショ
ン・コントローラ部166に対して発行する(ステップ
S21−5)。
【0090】その後、SCSI217は原稿が複写機本
体11の原稿台20上の読み取り基準位置にセットされ
たことにより「スキャナレディ」の信号を受けると(ス
テップS21−6)、「スキャナ・リクエスト」信号を
アプリケーション・コントローラ部166に対して発行
する(ステップS21−7)。さらに、SCSI217
はスキャナからの画像データがイメージメモリ195を
介して送られてくる(実際にはイメージメモリ195上
のポイントで指定される)と、その画像データをODD
215にODへ登録させ、またはハードディスク装置2
16のハードディスクへ登録させ(ステップS21−
8)、アプリケーション・コントローラ部166に対し
て原稿排紙信号を送り(ステップS21−9)、ADF
12の原稿給紙台67上の原稿の有無のチェックを上述
のように行って(ステップS21−10)原稿給紙台6
7上に原稿があれば同様な動作を繰り返す。SCSI2
17は原稿給紙台67上の原稿がなくなればアプリケー
ション・コントローラ部166のCPU188はODD
215またはハードディスク装置216で登録した画像
データのファイル名、頁数などを登録する(ステップS
21−11)。
【0091】図22はアプリケーション・コントローラ
部166のファイル登録処理を示すフローチャートであ
る。アプリケーション・コントローラ部166のCPU
188はファイル部167のROM214に格納されて
いるファイル・アプリケーション・ソフトウェアにより
ファイル部167から「原稿給紙リクエスト」信号が送
られてくると(ステップS22−1)、メインCPU8
2に対して「原稿給紙リクエスト」信号を発行してAD
F12に原稿給紙台67上の原稿を給紙させる(ステッ
プS22−2)。その後、アプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188はメインCPU82から
「スキャナ・レディ」信号を受け取ると(ステップS2
2−3)、ファイル部167に対して「スキャナ・レデ
ィ」信号を発行し(ステップS22−4)、ファイル部
167から「スキャナ・リクエスト」信号を受信すると
(ステップS22−5)、メインCPU82に対して
「スキャナ・リクエスト」信号を発行する(ステップS
22−6)。そして、アプリケーション・コントローラ
部166のCPU188はスキャナからゲートアレイ1
12を介してイメージメモリ195に画像データが転送
されると(ステップS22−7)、その画像データをC
EP196で圧縮してファイル部167へ渡す(ステッ
プS22−8)。これは実際にはメモリ上のポインタで
指定することにより行われる。
【0092】また、メインCPU82は操作部、オペレ
ータ検出装置等からの信号によりオペレータが機械の前
で実際に作業を行っているときには、バックグランドで
プリントを行っても(オペレータが使用していない機能
のプリントを行っても)操作部の表示をオペレータが使
用している表示とモードのままとなるように操作部を制
御する。オペレータがこの実施例に係る複写機を操作し
ているかどうかは、操作部からの最後のキー入力時点か
ら現在までの時間、オペレータ検出装置等からの信号に
よってメインCPU82で簡単に判断される。
【0093】また、メインCPU82はオペレータがこ
の実施例の複写機の前で実際に作業を行っていないとき
にバックグランドでプリントを行った場合も、操作部の
表示がバックグランドでプリントを行うアプリケーショ
ン以外のときには、操作部の表示切替をしない。これ
は、この複写機を使用するために来たオペレータがその
操作部の表示がバックグランドでプリントしている表示
となっている場合、当該複写機を使用できないものと判
断する可能性が高いためである。また、この複写機は各
モードでの複写途中で各モードの割込み複写を前述と略
同様に行える。
【0094】これまでの説明で明らかなように、この実
施例では、1つの機械の中に複数のアプリケーションが
存在するシステムにおいて、複数の機能のプリントを1
つのプロッタで同時に実行する(プロッタを連続的に休
まず動作させる)ので、プロッタの本来持っている最高
の性能(プリント速度)を常に出すことができるだけで
なく、オペレータは自分が使用しているアプリケーショ
ンの以外のアプリケーションを考える必要がなくなり、
常に機械が使用できる状態になる。また、同時にオペレ
ータが使用しているアプリケーション以外のアプリケー
ションも実行できるので、実施例に係る複写機に入力さ
れたデータをオペレータにタイムリーに提供できる。
【0095】また、割込みモードを使用した場合でも、
割込みで指定されたアプリケーションのプリントを優先
的に実行することができる。また、仕分け装置のトレイ
の数によりインターリーブできるアプリケーション数を
制限するので、各アプリケーション毎に同時にプリント
された転写紙を混ぜることがなく、オペレータの混乱を
防ぐことができる。オペレータはインターリーブを実行
できるアプリケーション、そのプリントの優先順位、比
率をそれぞれ選択できるので、オペレータ毎に最適な環
境を設定することができる。さらに、操作部の表示をオ
ペレータが使用している表示とモードのままとするの
で、オペレータは自分が使用しているアプリケーション
以外のアプリケーションを考える必要はなく、操作をス
ムーズに行うことができる。
【0096】主制御部171のメインCPU82は、ス
キャナ、プロッタ、操作部の管理、コピー・モードの実
行を行っており、コピー実行中にアプリケーションから
の「プリント・リクエスト」の信号がSCSI179を
介して入力されると、プリンタ部169を使用していな
い場合、シーケンス制御用CPU81に「プリント」の
信号を送ってプロッタの給紙カセットに転写紙の給紙を
開始させ、アプリケーションからのデータがイメージメ
モリ195よりプロッタへ流れるようにゲートアレイ1
12をセットしてアプリケーションからのデータをプロ
ッタにプリントさせる。また、メインCPU82はアプ
リケーションからの「スキャン・リクエスト」の信号が
SCSI179を介して入力されると、スキャナを使用
していない場合、スキャナ部172に「スキャン・リク
エスト」の信号を送ってスキャナに原稿台20上の原稿
を読み取らせる。
【0097】この様子を図23に示す。これは、ファイ
ル・モードで自動原稿送り装置(ADF)12を使用し
て原稿の画像データを連続的に登録している最中に、フ
ァクシミリ部168からの「プリント・リクエスト」の
信号がSCI179を介して入力された場合の例であ
る。オペレータがこの実施例に係る複写機の前に立って
LCD部170上の「ファイル」ボタンを押してタッチ
スイッチをオンさせると、このタッチスイッチからの信
号によりCPU188がROM214内のファイル・ア
プリケーション(アプリケーション・ソフトウェア)に
よる動作を開始する。ここで、オペレータがLCD部1
70上の「登録」ボタンを選択して押すことによりタッ
チスイッチをオンさせ、ADF12に原稿をセットして
操作部175のスタートキー(プリントスイッチ)15
3を押すと、メインCPU82はそのタッチスイッチ、
スタートキー153からの信号をSCI179,200
を介してCPU188に送る。CPU188はその信号
によりROM214内のファイル・アプリケーションに
従って「ADF給紙」信号をSCI200,179を介
してCPU82に送り、CPU82が「ADF給紙」信
号をスキャナ制御回路114を介してADF12へ出力
してADF12に原稿を原稿台20上へ送らせる。
【0098】ADF12が原稿を原稿台20上の読み取
り基準位置にセットしてそれがセンサにより検知される
と、このセンサからの信号が「スキャン・レディ」信号
として送られる。この「スキャン・レディ」信号はメイ
ンCPU82を介してCPU188へ送られ、CPU1
88がROM214内のファイル・アプリケーションに
より「スキャン・スタート」信号をメインCPU82へ
返送してメインCPU82がスキャナ制御回路114を
介してスキャナに原稿台20上の原稿の読み取りを開始
させる。そして、スキャナは原稿台20上の原稿を読み
取り、その画像データがインターフェース176,19
9を介してイメージメモリ195に格納される。原稿台
20上の原稿からスキャナにより全ての画像データが読
み取られると、CPU188はイメージメモリ195に
格納された画像データをCEP196により圧縮してO
DD215によりODに書き込む。2枚目以降の原稿も
同様にADF12による給紙、スキャナによる読み取
り、ODへの書き込みが予め決められたタイミングで順
次に行われる。
【0099】一方、ファクシミリ部168が公衆回線か
ら画像データを受信した場合CPU188はその画像デ
ータをSAFメモリ211から取り出してCEP196
で伸長してイメージメモリ195上に展開した後に、
「プリント・リクエスト」信号をメインCPU82へ送
る。メインCPU82はその「プリント・リクエスト」
信号が来ると、プリンタ部169を使用していない場合
シーケンス制御用CPU81へ「プリント」信号を送っ
てプロッタに転写紙の給紙を開始させる。この場合、メ
インCPU82はファクシミリ・モードで転写紙を給紙
させる。
【0100】シーケンス制御用CPU81はメインCP
U82から「プリント」信号が来ると、プロッタの給紙
カセットから転写紙を給紙させ、この転写紙がレジスト
ローラ50に達して紙先端検知センサ51がオンするこ
とにより書き込み準備ができたときに「プリント・レデ
ィ」信号をメインCPU82へ返す。メインCPU82
はファクシミリ・モードを実行しているので、「プリン
ト・レディ」信号が来ると、アプリケーション・コント
ローラ部166に対して「プリント・レディ(ファクシ
ミリ)」信号を送信する。CPU188は「プリント・
レディ(ファクシミリ)」信号が来ると、メインCPU
82によって指定されたアプリケーション(この場合は
ファクシミリ部168)からの画像データを展開してい
るイメージメモリ195からインターフェース199を
介してコピー部165のゲートアレイ112へ画像デー
タを送信する。これに合わせてメインCPU82はシー
ケンス制御用CPU81に信号を送ってプロッタの給紙
カセットから転写紙を給紙させる。
【0101】このとき、ゲートアレイ112はメインC
PU82によりイメージメモリ195からの画像データ
を画像制御回路102へ送るように設定されており、イ
メージメモリ195からの画像データが画像制御回路1
02を介して書き込み部へ送られて感光体ドラム25に
書き込まれた後に現像器で現像されて転写紙に転写され
る。
【0102】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」信号はアプリケーション・コントローラ部16
6上で動作している機能(この場合はファクシミリ・ア
プリケーションによる機能)がイメージメモリ195上
に画像データを展開した時点でアプリケーション・コン
トローラ部166に送られ、このときファクシミリ・ア
プリケーションはイメージメモリ195上に画像データ
を展開したアドレスも同時にアプリケーション・コント
ローラ部166に知らせ、アプリケーション・コントロ
ーラ部166のCPU188はその「プリント・リクエ
スト」信号を検出してメインCPU82に「プリント・
リクエスト」信号を送出する。また、アプリケーション
・コントローラ部166のCPU188はメインCPU
82から「プリント・レディ」信号は受信した場合には
イメージメモリ195に対してアプリケーション(この
ときはファクシミリ・アプリケーション)からアプリケ
ーション・コントローラ部166に知らせられたアドレ
スから画像データを順次に送出する。
【0103】この時、オペレータがファイルの登録用に
使用している操作部はメインCPU82によりファイル
の登録画面のままにされ、オペレータはバックグランド
で(オペレータによる使用の裏で)ファクシミリ受信文
書のプリントが行われていることとは関係なく作業を行
うことができる。また、スキャナ、プロッタという全く
別のデバイスのオペレータの使用するアプリケーション
と他のアプリケーションとで使用するため、それぞれの
パフォーマンスを落とすことなく本来機械が持っている
最高の速度でそれぞれのアプリケーションを実行でき
る。このように原稿を読み取るスキャナと、転写紙上に
画像を形成するプロッタとを全く別の機能によって同時
に別々の動作をさせることができる。
【0104】また、オペレータが機械の前で実際に作業
を行っているときは、バックグランドでプリントを行っ
ても操作部の表示はオペレータが使用している表示とモ
ードのままとするようにメインCPU82が操作部17
0,175を制御する。これは、例えばオペレータがフ
ァイルの連続的入力を行っているときに、操作部170
が一瞬ファクシミリのプリント画面に変わるとオペレー
タが混乱してしまうためである。メインCPU82はオ
ペレータが操作部170,175を操作しているかどう
かを最終のキー入力からの時間や、人体検出装置の検出
信号等によって判断し、操作部170の表示を上述のよ
うに制御する。
【0105】また、オペレータが機械の前で実際に作業
を行っていないときにバックグランドでプリントを行っ
た場合も、操作部170の表示がバックグランドでプリ
ントを行うアプリケーション以外のアプリケーションに
ついての表示であるときには、メインCPU82が操作
部170,175の表示の切替をしない。これは、機械
を使用するために来たオペレータが操作部170の表示
がバックグランドのプリントになっている場合、機械を
使用できないものと判断する可能性が高いためである。
【0106】この第1の実施例によれば、1つの機械の
中に複数の機能が存在するシステムにおいて、原稿を読
み取るスキャナと、転写紙に画像を形成するためのプロ
ッタとを全く別の機能によって同時に別々の動作をさせ
るので、効率良く使用することができる。また、オペレ
ータは自分が使用している機能の以外の機能を考える必
要がなく、オペレータが常に機械を使用できる状態を提
供できる。また、オペレータが使用している機能以外の
機能も実行されるので、実施例に係る複写機に入力され
たデータをオペレータにタイムリーに提供できる。さら
に、オペレータが使用している以外の機能でプリントを
行う場合、操作部の表示はオペレータが使用している表
示とモードを維持するので、オペレータは操作部がプリ
ント毎に切り替わることがないために混乱することなく
スムーズに作業を実行することができる。
【0107】図24は本発明の第2実施例の回路構成を
示すブロック図である。この実施例は、1つのレーザプ
リンタを使用して複数の機能を実行するものである。こ
の第2の実施例は大きく分けてレーザプリンタ部221
とアプリケーション部に分けられ、アプリケーション部
はアプリケーション・コントローラ部222、ファクシ
ミリ部223、プリンタ部224で構成されている。
【0108】レーザプリンタ部221はアプリケーショ
ン部からの画像データにより半導体レーザを点灯させて
プリントを行うものであり、CPU225、ROM22
6、RAM227、SCI228、ビデオ・インターフ
ェース229、レーザユニット230及び操作部231
が搭載されている。このレーザプリンタ部221は画像
データにより半導体レーザを点灯させてプリントを行う
周知のレーザプリンタ本体と、このレーザプリンタ本体
からのプリント(画像が形成された転写紙)を各アプリ
ケーション毎に仕分けしてトレイへ排出する仕分け装置
とを有する。このレーザプリンタ本体ではレーザユニッ
ト230がアプリケーション・コントローラ部222の
イメージメモリ239からビデオ・インターフェース2
43,229を介して送られたデータにより半導体レー
ザを変調駆動して感光体ドラムに画像露光を行う。この
感光体ドラムは駆動機構により回転駆動されて帯電器に
より均一に帯電され、上記画像露光で静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像は現像装置によって現像され、給紙
装置から給紙されてレジストローラによりタイミングを
とって送出された転写紙へ転写装置により転写される。
【0109】アプリケーション・コントローラ部222
にはCPU232、ROM233、RAM234、タイ
マ235、割込み制御回路236、DMAコントローラ
237、画像回転を行うための回転部238、イメージ
メモリ239、CEP240、バスアービタ241、D
MAコントローラ242、ビデオ・インターフェース2
43、SCI244が搭載され、ROM233上には複
数のアプリケーションを同時に実行できるようにマルチ
タスクOSが搭載されている。アプリケーション・コン
トローラ部222はレーザプリンタ部221、ファクシ
ミリ部223、プリンタ部224及びLAN220が接
続され、ROM233には画像データをイメージメモリ
239からビデオ・インターフェース243を介してレ
ーザプリンタ部221に出力する機能や、各アプリケー
ション間の調停を行うシステム部も搭載されている。
【0110】プリンタ部224には、マルチタスクOS
上で動作させるプリンタ・アプリケーション・ソフトウ
ェアを搭載したROM245、外部システムからの文書
ファイルを受信するためのRS232C、セントロニク
スなどの通信デバイス246、CGROM247、FD
C248、AGDC249が搭載されている。CPU2
32はROM245内のプリンタ・アプリケーション・
ソフトウェア及びICカードからなるエミュレーション
・カード250により外部システムからの文書ファイル
をRS232C、セントロニクスなどの通信デバイス2
46を介して受信し、CGROM247、ICカードか
らなるフォントカード251を用いてイメージメモリ2
39上に展開する。また、CPU232はFDC248
を介してフロッピーディスク装置252を制御してフロ
ッピーディスクから画像データを再生させ、この画像デ
ータをFDC248を介してAGDC249によりイメ
ージメモリ239上に展開させる。
【0111】ファクシミリ部223は、マルチタスクO
S上で動作させるファクシミリ・アプリケーション・ソ
フトウェアを搭載したROM253、公衆回線を通じて
送られてきたデータを受信するためのCCU254、受
信データを保持するためのSAFメモリ255、それら
をコントロールするCPU256、RAM257が搭載
されている。CPU232はROM253内のファクシ
ミリ・アプリケーション・ソフトにより、SAFメモリ
255に保持された受信データをCEP240で伸長し
てイメージメモリ239上に展開したり、スキャナから
イメージメモリ239上に送られた画像データをCEP
240で圧縮してSAFメモリ255に書き込む動作を
行う。また、CPU256は、公衆回線を通じてCCU
254に送られてきたデータをSAFメモリ255に書
き込んだり、SAFメモリ255のデータを読み出して
公衆回線に流したりする。
【0112】次に、この第2の実施例に係る複合デジタ
ル複写機の動作について説明する。アプリケーション・
コントローラ部222のCPU232はレーザプリンタ
部221の管理を行っており、あるアプリケーションが
レーザプリンタ部221を使用してプリントを行ってい
る最中に別のアプリケーションから「プリント・リクエ
スト」信号がアプリケーション・コントローラ部222
に出されると、CPU232はインターリーブ機能が設
定されているかどうか判断し、インターリーブ機能が設
定されている場合にはレーザプリンタ部221の次のプ
リントタイミングでその別のアプリケーションからのデ
ータをレーザプリンタ部221に転送してプリントさせ
る。ここで、CPU232はその「プリント・リクエス
ト」信号がどのアプリケーションからのもので、どの機
能が優先されていて各機能のプリントの比率がどのよう
な比率に設定されているかを判断する。CPU232は
レーザプリンタ部221の次の給紙タイミングまでにア
プリケーションからの「プリント・リクエスト」信号が
ないとレーザプリンタ部221のプリント動作を停止さ
せる。
【0113】この様子を図25に示す。これはプリンタ
・モードでプリンタ部224からのデータによりレーザ
プリンタ部221にて連続4枚のプリントを行っている
間にファクシミリ部223からの「プリント・リクエス
ト」信号が来た場合の例である。プリンタ・モードで連
続4枚のプリンタを行う場合にはアプリケーション・コ
ントローラ部222のCPU232により給紙カウンタ
が「4」にセットされる。CPU232は、まず、給紙
信号をSCI244を介してレーザプリンタ部221に
送り(どのアプリケーションのプリンタかはレーザプリ
ンタ部221が判らなくても良く、CPU232だけが
判っている)、給紙カウンタを「3」にする。レーザプ
リンタ部221ではCPU225はその給紙信号がSC
I228を介して送られて来ると、レーザプリンタ本体
に給紙を開始させ、レーザプリンタ本体で転写紙がレジ
ストローラに到達してレジストスイッチがオンすること
で書き込み準備ができたときに「プリント・レディ」信
号をSCI228を介してアプリケーション・コントロ
ーラ部222に返す。CPU232は、「プリント・リ
クエスト」信号がどのアプリケーションからのものであ
るかを判断してそのアプリケーション(プリンタ部22
4)がプリントすべきアプリケーション(インターリー
ブ・モードとして設定されている機能で給紙できるタイ
ミングのアプリケーション)である場合にはレーザプリ
ンタ部221から「プリント・レディ」信号をSCI2
44を介して受け取ると、そのアプリケーション(プリ
ンタ部224)からイメージメモリ239に展開された
画像データをビデオ・インターフェース143を介して
レーザプリンタ部221へ送ってそのデータのプリント
を実行させる。レーザプリンタ本体はこれに合わせてレ
ジスト・ローラを回転させ、アプリケーション・コント
ローラ部222からビデオ・インターフェース143を
介して送られて来た画像データによりレーザユニット2
30で半導体レーザを変調駆動して感光体ドラム上に画
像を形成し、これをレジストローラからの転写紙に転写
することで1枚目のプリントを行う。
【0114】CPU232は、レーザプリンタ部221
に対して1枚目の転写紙が給紙されてから一定時間内に
2枚目の転写紙を給紙させ、給紙カウンタを「2」にす
る。2枚目の転写紙は1枚目の転写紙と同様のプロセス
でプリンタ部224によりイメージメモリ239に展開
された画像データにより画像が形成される。
【0115】CPU232は2枚目のプリントが行われ
た後にファクシミリ部223からの「プリント・リクエ
スト」信号が送られてくると、給紙カウンタを1つ増や
して「3」とする。CPU232は2枚目の転写紙が給
紙されてから一定時間内にレーザプリンタ部221に対
して3枚目の転写紙の給紙を行わせるべく給紙信号をS
CI244を介してレーザプリンタ部221へ送出し、
給紙カウンタを「2」にする。レーザプリンタ部221
ではCPU225はアプリケーション・コントローラ部
222から給紙信号がSCI228を介して送られて来
ると、レーザプリンタ本体に給紙を開始させ、転写紙が
レジスト・ローラに到達してレジストスイッチがオンす
ることで書き込み準備ができたときに「プリント・レデ
ィ」信号をSCI228を介してアプリケーション・コ
ントローラ部222に返す。このとき、CPU232は
「プリント・リクエスト」信号がどのアプリケーション
からのものであるかを判断してそのアプリケーションが
プリントすべきアプリケーション(インターリーブ・モ
ードとして設定されている機能で給紙できるタイミング
のアプリケーション)である場合にはレーザプリンタ部
221から「プリント・レディ」信号をSCI244を
介して受け取ると、そのアプリケーション(ファクシミ
リ部223)からイメージメモリ239に展開された画
像データをビデオ・インターフェース143を介してレ
ーザプリンタ部221へ送ってそのデータのプリントを
実行させる。レーザプリンタ本体はこれに合わせてレジ
スト・ローラを回転させ、アプリケーション・コントロ
ーラ部222からビデオ・インターフェース143を介
して送られて来た画像データによりレーザユニット23
0で半導体レーザを変調駆動して感光体ドラム上に画像
を形成し、これをレジストローラからの転写紙に転写す
ることで3枚目のプリントを行う。
【0116】アプリケーションからの「プリント・リク
エスト」信号はアプリケーション・コントローラ部22
2上で動作している機能(この場合はプリンタ・アプリ
ケーション、ファクシミリ・アプリケーション)がイメ
ージメモリ239上に画像データを展開した時点で、ア
プリケーション・システム全体をコントロールしている
CPU232に「プリント・リクエスト」を掛け(この
時、プリンタ・アプリケーション、ファクシミリ・アプ
リケーションは、イメージメモリ239上の画像データ
を展開したメモリー・アドレスも同時にCPU232に
知らせ)、CPU232はこれを検出してSCI244
を介してレーザプリンタ部221に給紙信号を送出す
る。CPU232はレーザプリンタ部221からSCI
244を介して「プリント・レディ」信号を受信した場
合にはイメージメモリ239上のプリンタ・アプリケー
ション、またはファクシミリ・アプリケーションから指
定されたメモリー・アドレスから順次に画像データをビ
デオ・インターフェース243を介してレーザプリンタ
部221へ送出していく。
【0117】CPU232はレーザプリンタ部221に
おいて3枚目の転写紙が給紙されてから一定時間内に4
枚目の給紙を行わせるべく給紙信号をSCI244を介
してレーザプリンタ部221へ送出し、給紙カウンタを
「1」にする。レーザプリンタ部221ではCPU22
5はアプリケーション・コントローラ部222から給紙
信号がSCI228を介して送られて来ると、レーザプ
リンタ本体に給紙を開始させ、転写紙がレジスト・ロー
ラに到達してレジストスイッチがオンすることで書き込
み準備ができたときに「プリント・レディ」信号をSC
I228を介してアプリケーション・コントローラ部2
22に返す、CPU232は、レーザプリンタ部221
から「プリント・レディ」信号をSCI244を介して
受け取ると、そのアプリケーション(プリンタ部22
4)からイメージメモリ239に展開された画像データ
をビデオ・インターフェース143を介してレーザプリ
ンタ部221へ送ってそのデータのプリントを実行させ
る。レーザプリンタ本体はこれに合わせてレジスト・ロ
ーラを回転させ、アプリケーション・コントローラ部2
22からビデオ・インターフェース143を介して送ら
れて来た画像データによりレーザユニット230で半導
体レーザを変調駆動して感光体ドラム上に画像を形成
し、これをレジストローラからの転写紙に転写すること
で4枚目のプリントを行う。
【0118】CPU232はレーザプリンタ部221に
おいて4枚目の転写紙が転写されてから一定時間内に5
枚目の給紙を行わせるべく給紙信号をSCI244を介
してレーザプリンタ部221へ送出し、給紙カウンタを
「0」にする。5枚目のプリントは1枚目のプリントと
同様のプロセスで行われる。CPU232はレーザプリ
ンタ部221で5枚目の転写紙が転写されてから一定時
間内にアプリケーションから「プリント・リクエスト」
信号が送られて来ず、給紙カウンタも「0」であるの
で、レーザプリンタ部221にプリント動作を停止させ
る。
【0119】その後、CPU232はファクシミリ・ア
プリケーションとプリンタ・アプリケーションから同時
に「プリント・リクエスト」信号が送られてくると、1
枚目のプリントと同様にプリンタ部224からイメージ
メモリ239に展開されたデータをレーザプリンタ部2
21にプリントさせ、3枚目のプリントと同様にファク
シミリ部223からイメージメモリ239に展開された
データをレーザプリンタ部221にプリントさせる。こ
こでは、インターリーブの優先順位はプリンタ・アプリ
ケーションがファクシミリ・アプリケーションより高く
設定されているので、プリンタ部224からのデータの
プリントを行ってからファクシミリ部223からのデー
タのプリントを行う。
【0120】次に、CPU232のプリント・スタート
・チェックルーチンについて図26のフローチャートを
用いて説明する。これは、インターリーブ・モードが設
定されている場合にチェックするルーチンである。CP
U232は、まず、給紙カウンタが「0」であるかどう
かをチェックし(ステップS26−1)、給紙カウンタ
が「0」である場合にはリターンする。また、CPU2
32は給紙カウンタが「0」でない場合にはレーザプリ
ンタ本体内に既に給紙済みの転写紙があるかどうかをセ
ンサからの信号などにより判断し(ステップS26−
2)、レーザプリンタ本体内に既に給紙済みの転写紙が
ある場合には、前の転写紙を給紙してから一定時間経過
したかどうかの判断をする(ステップS26−3,
4)。この一定時間とは、レーザプリンタ本体の最高の
プリントスピードにより予め決められた時間であり、レ
ーザプリンタ本体のレーザ書き込み、もしくは感熱書き
込みなどの作像プロセス、転写紙の搬送方式によっても
異なる。
【0121】この一定時間が経過した時には、CPU2
32はレーザプリンタ本体内に既に給紙済みでまだレー
ザプリンタ本体から排出してない転写紙がないものと見
做してプリント・レディ(レーザプリンタ本体のプリン
ト準備が完了したもの)とし、レーザプリンタ部221
に給紙を開始させて(ステップS26−5)給紙カウン
タを1つ減算させる(ステップS26−6)。
【0122】次に、第2の実施例におけるCPU232
の画像データ・チェックルーチンについて図27のフロ
ーチャートを用いて説明する。これは、CPU232が
レーザプリンタ本体で転写紙がレジスト・ローラに到達
してレジストスイッチがオンしたことで書き込み準備が
できて「プリント・レディ」の信号がレーザプリンタ部
221からSCI244を介して送られて来た時に行う
ルーチンである。CPU232は、まず、レーザプリン
タ部221から「プリント・レディ」の信号がSCI2
44を介して送られてきたかどうかをチェックし(ステ
ップS27−1)、「プリント・レディ」の信号が送ら
れて来ない場合には処理を行わずにリターンする。
【0123】また、CPU225は「プリント・レデ
ィ」の信号が送られて来た場合にはレーザプリンタ部2
21によるプリントをどのモードで行うかをチェック
し、このチェックは図29のプリント・モード設定で設
定した内容に従って行う。CPU225はそのチェック
ではインター・リーブモードが設定されているアプリケ
ーションの種類、プリント優先順位、プリント比率によ
って、どのアプリケーションをプリントするかをチェッ
クする。CPU225はファクシミリ・モードでファク
シミリ部223からのデータをプリントする場合には
(ステップS27−2)イメージメモリ239において
ファクシミリ部223から指定されたメモリー・アドレ
スから順次に画像データをSCI244を介してレーザ
プリンタ部221へ送出していく(ステップS27−
3)。また、CPU225はファクシミリでない場合
は、プリンタをチェックする(ステップS27−4)。
プリンタの場合はプリント・モードでプリンタ部224
からのデータをプリントする場合にはイメージメモリ2
39においてプリンタ部224から指定されたメモリー
・アドレスから順次に画像データをSCI244を介し
てレーザプリンタ部221へ送出していく(ステップS
27−5)。
【0124】この第2の実施例では、制御手段が複数の
機能のプリントをレーザプリンタ部221で同時に行う
ので、レーザプリンタ部221が本来持っている最高の
性能を常に出すことができるのでレーザプリンタ部22
1を効率良く使用でき、データをオペレータにタイムリ
ーに提供できる。しかも、オペレータは自分が使用して
いる機能以外の機能を考える必要がなく、常にオペレー
タが使用できる状態を実現できる。また、同時に動作さ
せる機能の数を仕分け装置のトレイの数以下に制限する
ので、各機能毎にプリントされた記録シートを混ぜてし
まうことがなく、オペレータが各機能でプリントされた
記録シートを分ける必要がなくなり、これによってオペ
レータの混乱を防止することができる。また、同時に動
作させる機能を選択することにより、オペレータの不必
要なプリントを防ぐことでき、同時に動作させる機能の
優先順位を選択することにより、オペレータが最も必要
とする機能なプリントを一番先に手に入れることができ
る。さらに、同時に動作させる機能の動作の比率を選択
することにより、同時に複数の機能なプリントを行う場
合オペレータは最も必要とするプリントの比率を上げる
ことができ、オペレータが望む機能のプリントを一番先
に手に入れることができる。
【0125】引き続き、インターリーブ時におけるエラ
ー通知処理について説明する。操作部には、前述のよう
に大画面LCD187、アプリケーション別のLED1
63、エラー用LED500が設けられている。このエ
ラー用LED500はコピー機能、ファックス機能、プ
リンタ機能のいずれかにエラーが発生したときに点灯す
る。そこで、まず、インターリーブ動作により、コピー
機能とファックス機能が並列に動作しており、ファック
スは受信出力を行っている場合について説明する。
【0126】図28はスキャナ、プロッタ系のエラー処
理の処理手順を示すフローチャートである。この処理と
してはまず、スキャナ系のエラーが起こったかどうかを
検知し、検知されればコピー機能を停止させ、各エラー
の内容によりその旨をエラー用LED500及び大画面
LCD164に表示する。次にプロッタ系のエラーが起
こったかどうかを検知し、検知されればコピー機能及び
ファックス受信出力を停止させ、各エラーの内容により
その旨をエラー用LED500及び大画面LCD187
に表示する。LED500への表示は例えば一定間隔の
点滅であり、大画面LCD187への表示は例えば図3
1、図32に示すようなメッセージである。
【0127】また、コピーとファックス機能が並列に動
作しており、大画面LCD187にはコピー機能とファ
ックス受信出力のいずれかの詳細情報を表示選択可能と
し、現時点でファックス受信出力の詳細情報が表示され
ていたとする。このときコピー機能でエラーが起こった
場合、エラーLED500を点滅させ、大画面LCD1
87の表示はファックス受信出力の詳細情報そのままと
する。このときに大画面LCD187の表示をコピー機
能側に切替えれば、コピー機能で起こったエラーの詳細
が表示されるようにする。大画面LCD187の表示は
前述の図31、図32のようなものである。これによ
り、オペレータは現在使用している機能とは関係のない
エラーが起こったとき、そのエラー表示で大画面LCD
187の表示にわずらわされなくてすむ。
【0128】逆に、現時点でコピー機能の詳細情報が表
示されていたとする。このときファックス受信出力でエ
ラーが起こった場合、エラーLED500を点滅させ、
大画面LCD187の表示はコピー機能の詳細情報その
ままとする。このときに大画面LCD187の表示をフ
ァックス受信出力側に切替えれば、ファックス受信出力
で起こったエラーの詳細が表示されるようにする。ま
た、スキャナ、プロッタ系のエラー処理の手順におい
て、プロッタ系エラーである“用紙なしエラー”の発生
においては、ファックス受信出力とコピー機能とが別々
のトレイを使用していた場合には両方の機能を停止させ
る必要はなく、どちらか一方の“用紙なしエラー”の出
たほうの機能を停止させるだけでよい。以下、詳細に説
明する。
【0129】まず、ステップS28−1でスキャナ系の
エラーが検知されると、コピー機能を停止させ(ステッ
プS28−2)、さらに、エラーLED500を点滅さ
せる(ステップS28−3)。そして、読み取りエラー
かどうか、原稿なしエラーかどうか、さらに原稿ジャム
エラーかどうかチェックする(ステップS28−4,
5,6)。これらのエラー生じてなければプロッタ系の
エラーかどうかチェックする(ステップS28−7)。
なお、ステップS28−1でスキャナ系エラーでなけれ
ばそのままステップS28−7でプロッタ系エラーかど
うかチェックし、ステップS28−4で読み取りエラー
であれば、また、ステップS28−5で原稿なしエラー
であれば、さらに、ステップS28−6で原稿ジャムエ
ラーであれば、それぞれその旨LCD187に表示して
ステップS28−7に進む。
【0130】ステップS28−7でプロッタ系のエラー
が検知されたときには、まず、コピー機能を停止させ
(ステップS28−11)、次いでファックス受信出力
を停止させ(ステップS28−12)、さらにエラーL
ED500を点滅させた(ステップS28−13)後、
紙づまりエラーかどうかチェックする(ステップS28
−14)。そして、紙づまりエラーであれば、ステップ
S28−18で紙づまりエラーをLCD164に表示し
てステップS28−17でエラーが復旧されたかどうか
をチェックし、紙づまりエラーでなければ用紙ジャムエ
ラーかどうかチェックする(ステップS28−15)。
もし、用紙ジャムエラーであれば用紙ジャムエラーをL
CD164に表示し(ステップS28−19)、エラー
が復旧されたかどうかチェックする(ステップS28−
17)。用紙ジャムエラーでなければステップS28−
16で用紙なしエラーかどうかチェックし、用紙なしエ
ラーであれば用紙なしエラーをLCDに表示し(ステッ
プS29−20)、エラーが復旧されたかどうかチェッ
クする(ステップS28−17)。用紙なしエラーでな
ければさらにステップS28−17でエラーが復旧され
たかどうかチェックする。なお、ステップS28−7で
プロッタ系エラーが検知されないときには、ステップS
28−17に飛んで、エラーが復旧されたかどうかチェ
ックする。
【0131】そして、エラーの復旧が行われると、コピ
ー機能を開始し(ステップS28−21)、ファックス
受信出力を開始させる(ステップS28−22)。
【0132】引き続き、インターリーブ動作により、プ
リンタ機能とファックス機能が並列に動作しており、フ
ァックスが読取り送信を行っている場合について説明す
る。図29はプリンタ機能及びファックス機能が並列動
作している場合の、スキャナ、プロッタ系のエラー処理
の処理手順を示すフローチャートである。この処理とし
てはまず、スキャナ系のエラーが起こったかどうかを検
知し、検知されれば、ファックス読取り送信を停止さ
せ、各エラーの内容によりその旨をエラー用LED50
0及び大画面LCD187に表示する。次にプロッタ系
のエラーが起こったかどうかを検知し、検知されればプ
リンタ機能を停止させ、各エラーの内容によりその旨を
エラー用LED500及び大画面LCD187に表示す
る。LED500への表示及び大画面LCD187への
表示は前述のものと同様にして行われる。
【0133】また、プリンタとファックスの読取り送信
が並列に動作しており、大画面LCD187にはプリン
タ機能とファックス読取り送信のいずれかの詳細情報を
表示選択可能とし、現時点でファックス読取り送信の詳
細情報が表示されていたとする。このときプリンタ機能
でエラーが起こった場合、エラーLED500を点滅さ
せ、大画面LCD187の表示はファックス読取り送信
の詳細情報そのままとする。このときに大画面LCD1
87の表示をプリンタ機能側に切替えれば、プリンタ機
能で起こったエラーの詳細が表示されるようにする。大
画面LCD187の表示は前述のものと同様である。こ
れにより、オペレータは現在使用している機能とは関係
のないエラーが起こったとき、そのエラー表示で大画面
LCD187の表示にわずらわされなくてすむ。
【0134】また逆に、現時点でプリンタ機能の詳細情
報が表示されていたとする。このときファックス読取り
送信でエラーが起こった場合、エラーLED500を点
滅させ、大画面LCD187の表示はプリンタ機能の詳
細情報そのままとする。このときに大画面LCD164
の表示をファックス読取り送信側に切替えれば、ファッ
クス読取り送信で起こったエラーの詳細が表示されるよ
うにする。
【0135】以下、図29のフローチャートを参照して
詳細に説明する。この処理手順では、まず、ステップS
29−1でスキャナ系エラーが検知されたかどうかチェ
ックし、検知されればファックス読み取り送信を停止さ
せ(ステップS29−2)、エラーLED500を点滅
させ(ステップS29−3)、次いで読み取りエラーが
発生していないかどうか、また、原稿なしエラーが発生
していないかどうか、さらに原稿ジャムエラーが発生し
ていないかどうかチェックし(ステップS29−4,
5,6)、いずれも発生していなければステップS29
−7でプロッタエラーが検知されているかどうかチェッ
クする。なお、ステップS29−4で読み取りエラーが
発生していれば、ステップS29−5で原稿なしエラー
が発生していれば、さらに、ステップS29−6で原稿
ジャムエラーが生じていれば、それぞれその旨LCD1
64に表示して(ステップS−8,9,10)ステップ
S29−7でプロッタ系のエラーをチェックする。ま
た、ステップS29−1でスキャナ系エラーが検知され
たいときには、そのままステップS28−7に飛んでプ
ロッタ系のエラーをチェックする。
【0136】ステップS29−7でプロッタ系のエラー
が検知されたときには、プリンタ機能を停止させ(ステ
ップS29−11)、エラーLED500を点滅させ
(ステップS29−12)、紙づまりエラーが生じてい
ないかどうか、また、用紙ジャムエラーが発生していな
いか、さらには用紙なしエラーが生じていないかどうか
チェックする(ステップS29−13,14,15)。
そして、これらのエラーが生じていなければ、エラーが
復旧しているかどうかチェックし(ステップS29−1
6)、復旧していればファックス読み取り送信を開始し
た(ステップS29−17)後、プリンタ機能を開始さ
せる(ステップS29−21)。また、ステップS29
−13で紙づまりエラーが生じている場合、ステップS
29−14で用紙ジャムエラーが生じている場合、ステ
ップS29−15で用紙なしエラーが生じている場合に
は、それぞれその旨LCD187に表示させてステップ
S29−16に進んでエラーの復旧についてチェックす
る。また、ステップS29−7でプロッタ系エラーが検
知されない場合には、ステップS29−16に飛んで当
該ステップ以降の処理を実行する。
【0137】さらに、インターリーブ動作により、プリ
ンタ機能とファックス機能が並列に動作しており、ファ
ックスはメモリに蓄積されているデータの送信を行って
いる場合について説明する。
【0138】図30はプリンタ機能及びファックス機能
が並列動作している場合のプロッタ系のエラー処理の処
理手順を示すフローチャートである。この処理手順とし
ては、まず、プロッタ系のエラーが起こったかどうかを
検知し、検知されればプリンタ機能を停止させ、各エラ
ーの内容によりその旨をエラー用LED500及び大画
面LCD187に表示する。LED500への表示や大
画面LCD164への表示は前述と同様である。
【0139】以下、図30のフローチャートを参照して
詳細に説明する。この処理手順では、まず、ステップS
30−1でプロッタ系エラーが発生していないかどうか
チェックし、発生していればプリンタ機能を停止させ
(ステップS30−2)、エラーLED500を点滅さ
せた(ステップS30−3)後、紙づまりエラーが生じ
ていないかどうかチェックする(ステップS30−
4)。紙づまりエラーが生じていなければ用紙ジャムエ
ラーをチェックし(ステップS30−5)、このチェッ
クで用紙ジャムエラーが生じていなければステップS3
0−7でエラーの復旧の是非をチェックし、エラーが復
旧が行われていればファックス読み取り送信を開始し
(ステップS30−11)、引き続きプリンタ機能も開
始させる(ステップS30−12)。一方、ステップS
30−4で紙づまりエラーが生じているとき、ステップ
S30−5で用紙ジャムエラーが生じているとき、及び
ステップS30−6で用紙なしエラーが生じているとき
にはそれぞれ、紙づまりエラー、用紙ジャムエラー及び
用紙なしエラーをそれぞれLCD187に表示して(ス
テップS30−8,9、10)ステップS30−7以降
の処理を実行する。また、ステップS30−1でプロッ
タ系エラーが検知されないときには、ステップS30−
7に飛んで、以降の処理を実行する。
【0140】また、プリンタとファックスのメモリ送信
が並列に動作しており、大画面LCDにはプリンタ機能
とファックスメモリ送信のいずれかの詳細情報を表示選
択可能とし、現時点でファックスメモリ送信の詳細情報
が表示されているときにプリンタ機能でエラーが起こっ
た場合には、エラーLED500を点滅させ、大画面L
CD187の表示はファックスメモリ送信の詳細情報そ
のままとする。このときに大画面LCD187の表示を
プリンタ機能側に切替えれば、プリンタ機能で起こった
エラーの詳細が表示されるようにする。大画面LCD1
87の表示は前述の通りである。これにより、オペレー
タは現在使用している機能とは関係のないエラーが起こ
ったとき、そのエラー表示で大画面LCDの表示にわず
らわされなくてすむ。
【0141】また逆に、現時点でプリンタ機能の詳細情
報が表示されていたときにファックスメモリ送信でエラ
ーが起こった場合、エラーLED500を点滅させ、大
画面LCD187の表示はプリンタ機能の詳細情報その
ままとする。このときに大画面LCD187の表示をフ
ァックスメモリ送信に切替えれば、ファックスメモリ送
信で起こったエラーの詳細が表示されるようにする。
【0142】なお、エラー用LED500は、コピー機
能、ファックス機能、プリンタ機能のいずれかにエラー
が発生した場合に点灯し、アプリケーション別LED1
63は、それのさすアプリケーションがフォアグランド
に選択されている時に点灯すると共に、バックグランド
に選択されていてプロッタ系を使用中である時に点滅し
てオペレータにそれを知らせる。
【0143】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、上述
のように構成された本発明によれば、以下のような効果
がある。
【0144】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
インターリーブ時に、スキャナ系のエラーが発生した場
合でも、スキャナを必要としないファックス受信出力は
継続して動作しているので、動作可能のものが停止する
ことがなく、使用効率の向上を図ることができる。ま
た、エラーの状態を通知手段によって通知するので、オ
ペレータにエラーの状況を把握させることができる。
【0145】請求項2記載の発明によれば、インターリ
ーブ時に、プロッタ系のエラーが発生した場合に、プロ
ッタを必要とする機能を中断させ通知手段によってオペ
レータに知らせるので、オペレータはその通知に対応し
て迅速にリカバリ作業を行うことができ、効率的な使用
が可能になる。
【0146】請求項3、4、7及び8記載の発明によれ
ば、フォアグランドで動作中である機能の表示を遮るこ
となく、バックグランドで発生したエラーの詳細を知り
たい時にオペレータが知ることができ、これによってオ
ペレータは迅速にリカバリ作業を行うことができる。ま
た、エラーを発生していない側の機能はそのまま継続さ
れるので、使用効率の向上を図ることもできる。
【0147】請求項5記載の発明によれば、インターリ
ーブ時にスキャナ系のエラーが発生した場合でも、スキ
ャナを必要としないプリンタ出力は継続して動作できる
ので、使用効率の向上を図ることができる。また、エラ
ーの状態を通知手段によって通知するので、オペレータ
にエラーの状況を把握させることができる。
【0148】請求項6記載の発明によれば、インターリ
ーブ時にプロッタ系のエラーが発生した場合でも、プロ
ッタを必要としないファックス読取送信は継続して動作
させることができるので、使用効率の向上を図ることが
できる。また、エラーの状態を通知手段によって通知す
るので、オペレータにエラーの状況を把握させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るデジタル画像処理
装置としての複合デジタル複写機の内部構造を示す概略
構成図である。
【図2】図1における書込み光学系を示す平面図であ
る。
【図3】図2における書込み光学系を示す概略正面図で
ある。
【図4】第1の実施例に係る複写機本体の回路構成を示
すブロック図である。
【図5】第1の実施例に係るスキャナの回路構成を示す
ブロック図である。
【図6】イメージプロセスユニット(IPU)の構成を
示すブロック図である。
【図7】イメージプロセスユニット(IPU)から出力
される画像信号を示す説明図である。
【図8】複写機本体に設けられた操作部の正面図であ
る。
【図9】操作部の表示パネルの左側に設けられた液晶表
示部(LCD)のメニュー画面を示す正面図である。
【図10】操作部の表示パネルの左側に設けられた液晶
表示部を含むタッチパネルの正面図である。
【図11】第1の実施例に係る複写機のシステム全体の
構成を示すブロック図である。
【図12】プロッタでコピーモードで連続4枚の複写を
行っている間にファクシミリ部からプリント・リクエス
トが来た場合の動作を示す説明図である。
【図13】ファイルモードで連続3枚のプリントを行っ
ている間に、ファクシミリ部からのプリント・リクエス
トが来た場合の動作を示す説明図である。
【図14】メインCPUにおけるプリント・スタート・
チェックルーチンを示すフローチャートである。
【図15】メインCPUにおける画像データ・チェック
ルーチンを示すフローチャートである。
【図16】メインCPUにおけるスキャナ・スタート・
チェックルーチンを示すフローチャートである。
【図17】ファクシミリ部のCPUが行う処理を示すフ
ローチャートである。
【図18】アプリケーション・コントローラ部のファク
シミリ部に対する処理を示すフローチャートである。
【図19】ファイル部のファイルプリント要求処理を示
すフローチャートである。
【図20】アプリケーション・コントローラ部のファイ
ルプリント処理を示すフローチャートである。
【図21】ファイル部のファイル登録処理を示すフロー
チャートである。
【図22】アプリケーション・コントローラ部のファイ
ル登録処理を示すフローチャートである。
【図23】ファイル・モードで自動原稿送り装置を使用
して原稿の画像データを連続的に登録している最中に、
ファクシミリ部からのプリント・リクエスト信号が入力
された場合の動作を示す説明図である。
【図24】本発明の第2の実施例に係る複合デジタル複
写機の回路構成を示すブロック図である。
【図25】第2の実施例に係る複合デジタル複写機にお
いて、プリンタ・モードでプリンタ部からのデータによ
りレーザプリンタ部にて連続4枚のプリントを行ってい
る間にファクシミリ部からプリント・リクエスト信号が
入力された場合の動作を示す説明図である。
【図26】第2の実施例におけるCPUのプリント・ス
タート・チェックルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図27】第2の実施例におけるCPUの画像データ・
チェックルーチンを示すフローチャートである。
【図28】スキャナ及びプロッタ系のエラー処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図29】プリンタ機能及びファクス機能が並列動作し
ている場合のスキャナ及びプロッタ系のエラー処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図30】プリンタ機能及びファックス機能が並列動作
している場合のプロッタ系のエラー処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図31】エラーの詳細を表示したLCDの表示例を示
す図である。
【図32】他のエラーの詳細を表示したLCDの表示例
を示す図である。
【符号の説明】
11 複写機本体 12 自動原稿送り装置 13 仕分け装置 14 両面反転ユニット 81 (シーケンス関係の制御を行う)CPU 82 (オペレーション関係の制御を行う)CPU 83,108,189,201,209,214,22
6,233,245,253 ROM 84 RAM・I/O・タイマ 102 画像制御回路 109,190,213,227,234,257 R
AM 113 操作部 114 スキャナ制御回路 115 アプリケーション 118 イメージプロセッサ 122 イメージプロセスユニット(IPU) 141 表示パネル 142 検出部 143 ガイダンス表示部 157 キー群・表示器群 163 拡張機能(アプリケーション別)表示部(LE
D) 164 タッチパネル 165 コピー部 166,222 アプリケーション・コントローラ部 167 ファイル部(ファイル・アプリケーション) 168,223 ファクシミリ部(ファクシミリ・アプ
リケーション) 169,224 プリンタ部 170 LCD部(操作部) 171 主制御部 172 スキャナ部 173 画像処理部 174 プロッタ部 175 操作部 180 CPU・SCI 181 ROM・RAM 187 液晶表示部(LCD) 188,212,225,232,256 CPU 195,239 イメージメモリ 210,254 CCU 211,255 SAFメモリ 215 光磁気ディスク装置(ODD) 216 ハードディスク装置 221 レーザプリンタ部 230 レーザユニット 231 操作部 252 フロッピーディスク装置 500 アプリケーションエラー表示部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 インターリーブ時に、コピー機能が使用しているスキャ
    ナ系にエラーが発生したときには、コピー機能は停止さ
    せ、ファックス機能における受信出力は継続させ、さら
    に、その旨前記通知手段によって出力させる制御手段
    と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  2. 【請求項2】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 インターリーブ時に、コピー機能が使用しているプロッ
    タ系にエラーが発生したときには、コピー機能及びファ
    ックス機能における受信出力を停止させ、さらに、その
    旨前記通知手段によって出力させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  3. 【請求項3】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 所定の事項を表示可能な表示手段と、 バックグラウンドでファックス受信出力を出力し、フォ
    アグラウンドでコピー機能を使用中にバックグラウンド
    でエラーが発生したときには、バックグラウンドのファ
    ックス受信出力を停止させ、さらに、その旨前記通知手
    段によってオペレータに通知し、フォアグラウンドに戻
    したときには前記表示手段にエラーの詳細を表示させる
    制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  4. 【請求項4】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 所定の事項を表示可能な表示手段と、 バックグラウンドでコピー機能を使用し、フォアグラウ
    ンドでファックス受信出力を出力中にバックグラウンド
    でエラーが発生したときには、バックグラウンドのコピ
    ー機能を停止させ、さらに、その旨前記通知手段でオペ
    レータに通知し、フォアグラウンドに戻したときには前
    記表示手段にエラーの詳細を表示させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  5. 【請求項5】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 インターリーブ時にファックス読取送信機能が使用して
    いるスキャナ系にエラーが発生したときには、ファック
    ス読取装置は停止させ、プリンタ出力は継続させ、さら
    にその旨通知手段によって出力させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  6. 【請求項6】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 インターリーブ時にプリンタ出力機能が使用しているプ
    ロッタ系のエラーが発生したときには、プリンタ出力は
    停止させ、ファックス読取り送信は継続させ、さらにそ
    の旨通知手段によって出力させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  7. 【請求項7】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 所定の事項を表示可能な表示手段と、 バックグラウンドでプリンタ出力を実行し、フォアグラ
    ウンドでファックス読取送信を使用中にバックグラウン
    ドでエラーが発生したときには、バックグラウンドのプ
    リンタ出力を停止させ、その旨通知手段によって出力さ
    せ、フォアグラウンドに戻したときには表示手段にエラ
    ーの詳細を表示させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
  8. 【請求項8】 コピー機能とファックス機能とを融合
    し、コピー中にファックス機能を実行可能なインターリ
    ーブ機能を有するデジタル画像処理装置において、 オペレータに所定の事項を通知可能な通知手段と、 所定の事項を表示可能な表示手段と、 バックグラウンドでファックス読取送信を実行し、フォ
    アグラウンドでプリンタ出力を使用中にバックグラウン
    ドでエラーが発生したときには、バックグラウンドのフ
    ァックス読取送信を停止させ、その旨通知手段によって
    出力させ、フォアグラウンドに戻したときには表示手段
    にエラーの詳細を表示させる制御手段と、 を備えていることを特徴とするデジタル画像処理装置。
JP5181552A 1993-07-22 1993-07-22 デジタル画像処理装置 Pending JPH0738681A (ja)

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JP5181552A JPH0738681A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 デジタル画像処理装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0927880A (ja) * 1995-07-12 1997-01-28 Canon Inc 複合画像形成装置
US5790918A (en) * 1995-02-24 1998-08-04 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and related method of image forming
EP0762726B2 (en) 1995-07-19 2010-06-16 Océ-Technologies B.V. Image reproduction system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0927880A (ja) * 1995-07-12 1997-01-28 Canon Inc 複合画像形成装置
EP0762726B2 (en) 1995-07-19 2010-06-16 Océ-Technologies B.V. Image reproduction system

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