JP3402099B2 - トラックフレーム - Google Patents

トラックフレーム

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JP3402099B2
JP3402099B2 JP33304196A JP33304196A JP3402099B2 JP 3402099 B2 JP3402099 B2 JP 3402099B2 JP 33304196 A JP33304196 A JP 33304196A JP 33304196 A JP33304196 A JP 33304196A JP 3402099 B2 JP3402099 B2 JP 3402099B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等のようにクローラ式の下部走行体上に上部旋回体を
旋回可能に設置した車両において、下部走行体の構造体
を構成するトラックフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】クローラ式の下部走行体上に上部旋回体
を旋回可能に設置した車両としては、例えば油圧ショベ
ルがある。油圧ショベルとしては、主に鉱山で露天掘り
等の作業を行う大型の油圧ショベルと、一般の土木・建
築作業を行う中型の油圧ショベルと、都市における路地
等、狭い現場で作業を行う小型の油圧ショベルとに大別
することができる。
【0003】そこで、図5に小型の油圧ショベルの全体
構成を示す。図中において、1は下部走行体、2は上部
旋回体である。下部走行体1は、左右一対のクローラ走
行ユニット3を有し、このクローラ走行ユニット3は駆
動輪4及び従動輪5と、これら駆動輪4及び従動輪5間
には履帯6を巻回して設けることにより構成される。そ
して、一般的に、進行方向前方に従動輪5が配置され
る。また、上部旋回体2には、オペレータが搭乗する運
転室7が設置されると共に、ブーム,アーム,フロント
アタッチメントからなるフロント作業機構8、エンジン
や油圧ポンプ等の機器を内蔵した機械室9等が設けられ
ている。
【0004】下部走行体1は、前述したように、左右一
対からなるクローラ走行ユニット3を有するが、このク
ローラ走行ユニット3における駆動輪4と従動輪5と
は、サイドフレーム10の両端に取り付けられる。そし
て、図6及び図7に示したように、両サイドフレーム1
0間にはセンタフレーム11が設けられており、これら
一対からなるサイドフレーム10と両サイドフレーム1
0間のセンタフレーム11とによってトラックフレーム
12が構成される。そして、センタフレーム11の中央
部には旋回装置を構成する旋回輪13、具体的にはその
内輪、が固定して設けられており、上部旋回体2の全荷
重が旋回輪13を介してセンタフレーム11に伝達さ
れ、さらにこの荷重はサイドフレーム10に伝達される
ことになる。従って、サイドフレーム10及びセンタフ
レーム11からなるトラックフレーム12は下部走行体
1における構造体となっている。
【0005】センタフレーム11には高い強度を持たせ
る必要があることから、所定の厚みを有する鋼板により
ボックス構造としている。そして、特に小型の油圧ショ
ベルの場合には、センタフレーム11もコンパクトな構
造となっており、しかも全体構造の簡略化、軽量化等の
見地から、センタフレーム11は上板14と下板15及
び前後の側板16,17からなるボックス構造として構
成する。上板14及び下板15は方形の部材であって、
上板14には旋回輪13がボルトで固定されており、上
板14の両端と下板15の両端は、サイドフレーム10
の側面中間部に溶接手段で固着される。そして、上板1
4と下板15との間を連結するために、その間には前後
の側板16,17を掛け渡すように設けられて、溶接手
段によって側板16,17の上下の端部が上板14及び
下板15に固着される。また、上板14には、直接旋回
輪13の荷重が作用することから、この旋回輪13の下
部位置において、上板14と下板15との間には円環状
に形成した支持ドラム18を設けて、この支持ドラム1
8の上下の端部を上板14及び下板15に溶接手段で固
着される。
【0006】ここで、前述した油圧ショベルのトラック
フレーム12に作用する力は、上部旋回体2の全荷重で
あり、しかもこの荷重には、フロント作業機構8の作動
時に生じる衝撃荷重等を含むものである。そして、この
荷重はセンタフレーム11に直接作用するが、さらにサ
イドフレーム10に伝達されて、履帯6を地面に圧接す
る方向の力として受承される。このために、センタフレ
ーム11に対する上方からの荷重によって、上板14及
び下板15が下方に向けて凹状に反るように変形させ
て、左右に設けられるサイドフレーム10を図7に矢印
で示した方向にずらせて、全体としてトラックフレーム
12を押し潰そうとする力が加わる。このために、上板
14及び下板15が上方から最大荷重が作用しても、反
ったり、湾曲したりすることがない程度の強度を持たせ
している。また、特に上板14を押圧変形させようとす
る方向に大きな力が作用することから、側板16,17
間の部位に、側板16,17と平行に1または複数枚の
補強板を設けるようにしたものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧ショベ
ルが作動する作業現場は、車両が走行するのに条件の悪
い場所、地面に凹凸や段差が生じていたり、岩石や瓦礫
その他の障害物が散在している場所が多い。従って、地
面の突出部や障害物を乗り越えるようにして走行するこ
とになるが、例えば前進走行時には、履帯6において、
従動輪5に巻回されている部位から乗り越えることにな
る。サイドフレーム10にはその途中の部位にセンタフ
レーム11が連結されており、このセンタフレーム11
からはサイドフレーム10を下方に押圧する力が作用し
ているが、サイドフレーム10の両端側は自由状態にな
っているから、従動輪5側が突出部や障害物に乗り上げ
る際には、サイドフレーム10は下方への押圧力が働い
ているセンタフレーム11への連結部から先端側が上方
に曲がるように変形しようとする。このために、サイド
フレーム10におけるセンタフレーム11との連結部に
応力が発生することになり、このセンタフレーム11の
サイドフレーム10への溶接部分に過大な応力が作用す
る。また、後進時には、サイドフレーム10の駆動輪4
側に上方への曲げ力が作用することになり、さらに窪み
や段差を下降する際には、サイドフレーム10における
センタフレーム11の連結部から車両の進行方向の後方
側に曲げ力が作用することになる。このように、サイド
フレーム10のセンタフレーム11への連結部から自由
端側の部位に繰り返し曲げ力が加わると、このセンタフ
レーム11の連結部に繰り返し作用する応力によって、
やがては溶接部分に亀裂を発生させる等といった事態が
生じるおそれがある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成によっ
て、極めて高い強度を有する構造のトラックフレームを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、履帯が巻回して設けられる駆動輪及
び従動輪を連結した左右のサイドフレームと、これら両
サイドフレームを連結すると共に、上部旋回体が設置さ
れる旋回装置の旋回輪を装着したセンタフレームとから
構成され、センタフレームは、前記旋回輪が設置される
上板と、この上板に対して所定の間隔を置いて設けた下
板と、これら上板と下板との間の前記旋回輪の下方部位
に設けた円環状の支持ドラムと、この支持ドラムと両サ
イドフレームとの間に設けられ、センタフレームをボッ
クス形状とするための4枚の側板とからなり、前記上板
及び下板は前記支持ドラムへの連結側から前記両サイド
フレームに向けて広がるように延在させて、これら各サ
イドフレームの前後の端部乃至その近傍を含むようにほ
ぼ全長に及んで突き当てられて、この突き当て部分の少
なくともその両端を含む大半の部位でこれら上板及び下
板がサイドフレームに固着されており、前記支持ドラム
と左右のサイドフレームとの間に前記上板、下板及び各
一対の側板とによって、略台形の形状をしたボックス構
造部を形成する構成としたことをその特徴とするもので
ある。
【0010】即ち、センタフレームの構造体として、旋
回装置の部分を支持する円筒形の支持ドラムと、この支
持ドラムから左右のサイドフレームへの連結部となる台
形ボックス形状の構造部とから構成し、上板及び下板を
駆動輪及び従動輪の取付部にできるだけ近づけるように
しているが、ここでサイドフレームとしては、サイドフ
レーム本体部の両端に駆動輪取付部と従動輪取付部とを
それぞれ端板を介して連結する構成としている場合に
は、センタフレームを構成する上板及び下板は、各端板
の位置まで延在させ、また各側板は、これら端板または
サイドフレーム本体の端板近傍に固着するのが好まし
い。さらに、上部旋回体の荷重は、センタフレームを構
成する上板に直接作用し、下板には支持ドラムを介して
伝達されることになるから、上板と下板とを比較する
と、上板の方が高い強度を要求される。そこで、上板の
厚みを下板の厚みより大きく、具体的には1.2倍から
1.4倍程度の厚みとする。これによって、荷重により
上板が凹湾曲形状に変形するのを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、以下の説明にお
いては、本発明のトラックフレームを図5に示した小型
の油圧ショベルに設けるようにしたものとして説明する
が、トラックフレームはクローラ式走行体上に上部旋回
体を旋回可能に設置した車両に設けられるものであっ
て、油圧ショベル以外の作業機にも、また油圧ショベル
であっても、小型のものに限定されるものではない。
【0012】而して、図1はトラックフレームの平面
図、また図2及び図3はそれぞれ側面図及び正面図、さ
らに図4は図1のX−X位置での切断部の端面図であ
る。図1及び図2から明らかなように、トラックフレー
ム20は、左右のサイドフレーム21と、両サイドフレ
ーム21を連結するセンタフレーム22とから構成さ
れ、両サイドフレーム21には、一端側に油圧モータ2
3により回転駆動される駆動輪24が取り付けられ、他
端側には従動輪25が取り付けられており、図示は省略
するが、駆動輪24と従動輪25との間には履帯が巻回
して設けられる。
【0013】サイドフレーム21は、サイドフレーム本
体26の両端に端板27a,27bを溶接手段により固
着して設け、これら端板27a,27bには、それぞれ
駆動輪24及び従動輪25を回転自在に支持する駆動輪
取付部28及び従動輪取付部29が連結されている。端
板27a,27bは、サイドフレーム本体26より幅の
広い板体であり、特に駆動輪取付部28を連結した側の
端板27aは、油圧モータ23を装着する関係から、サ
イドフレーム本体26よりかなり幅の広いものとなって
いる。端板27a,27bにおけるサイドフレーム本体
26から内側にはみ出しており、これによって車幅が大
きくなるのを抑制している。
【0014】センタフレーム22は、両サイドフレーム
21間に設けられ、かつ上部旋回体を旋回可能に支持す
る旋回輪30が固定されている。センタフレーム22
は、それぞれ鋼板からなる上板31と下板32及び4枚
の側板部33、さらに支持ドラム34とから構成され
る。上板31及び下板32は、中央部分が平坦で、左右
の両側の部分は斜め下方に傾斜する形状となっている。
そして、中央部分の平坦な部位には旋回輪30、具体的
にはその内輪が上板31にボルト等により固定されてい
る。このように、上板31には旋回輪30が直接固定さ
れる関係から、図4から明らかなように、上板31は下
板32より1.2〜1.4倍の厚みを持たせて、その強
度を向上させている。
【0015】そして、上板31と下板32との間には、
旋回輪30の下部位置に支持ドラム34が溶接手段等で
固着して設けられている。ここで、支持ドラム34の上
板31への固着部は、旋回輪30の厚み方向の中心位置
から、旋回輪30の外周縁部から外れない位置、特に支
持ドラム34の厚み方向の中心が旋回輪30の外周に位
置する部位に固着される。さらに、4枚の側板部33
は、一端が支持ドラム34の外周部に接合され、上板3
1及び下板32の前後の端部に沿って外方に延在するよ
うに配置されている。そして、各側板部33は、支持ド
ラム34に溶接手段等で固着されると共に、その上下の
端部はそれぞれ上板31の下面と下板32の上面とに溶
接等の手段により固着されている。
【0016】センタフレーム22は以上のように構成さ
れるものであって、このセンタフレーム22は、その上
板31と下板32との間が3つのボックス構造部に区画
形成される。即ち、支持ドラム34により区画形成され
る円筒状のボックス構造部と、この支持ドラム34を境
にして左右に上板31,下板32及び各一対の側板33
からなり、略台形の形状をした2箇所のボックス構造部
となっている。
【0017】センタフレーム22の左右の両端部はそれ
ぞれサイドフレーム21に溶接等の手段で固着される。
ここで、サイドフレーム21はサイドフレーム本体26
の両端に端板27a,27bを連結して設けたものであ
り、センタフレーム22における上板31及び下板32
の端面が突き当てられる部位は、両端板27a,27b
を含み、サイドフレーム21の全長に及んでいる。これ
ら上板31及び下板32の端部は、その全長または少な
くとも端板27a,27bへの当接部を含み大半の部位
の突き当て部分が溶接等により固着されている。また、
上板31と下板32との間に設けられ、斜め前方及び斜
め後方に延在させた側板33の端部は、サイドフレーム
21のサイドフレーム本体26における両端板27a,
27bへの連結部近傍に突き当てられて、溶接等の手段
により固着されている。
【0018】なお、上板31及び下板32は、必ずしも
端板27a,27bに突き当て・固着する必要はなく、
またサイドフレーム21に端板27a,27bが設けら
れていない場合もあるが、要は駆動輪24及び従動輪2
5が設けられている位置に可及的に近い位置に固着され
ておれば良い。また、側板33は、サイドフレーム本体
26の端部近傍か、または端板27a,27bに突き当
てて固着することもできる。
【0019】このように構成したトラックフレーム20
は、その駆動輪24と従動輪25との間に履帯を巻回し
て設け、また旋回輪30の内輪に上部旋回体を連結して
設けることによって、図5に示した油圧ショベルが構成
される。この油圧ショベルにおいては、トラックフレー
ム20には上部旋回体の全荷重が作用する。特に、土砂
の掘削等の作業を行う際には、フロント作業機構の作動
によって衝撃等により、瞬間的には極めて大きな荷重が
作用する。このような荷重は旋回輪30を介してセンタ
フレーム22、特にその上板31に伝わる。上板31に
おける旋回輪30を設けた部位の下部には支持ドラム3
4が設けられており、この支持ドラム34を介して下板
32に伝達される。ただし、直接荷重を受承する上板3
1と上板31から支持ドラム34を介して荷重を受ける
下板32とでは、当然上板31の方が大きな荷重の作用
を受けることになる。従って、上板31の方を厚肉とす
ることによって、この上板31が変形することなく有効
に荷重を受承させ、下板32の肉厚をそれより薄くする
ことにより、全体としてのトラックフレーム20の軽量
化が図られる。
【0020】センタフレーム22に作用する図2の矢印
F方向の荷重は、このセンタフレーム22が連結されて
いるサイドフレーム21に伝達されるが、この時にセン
タフレーム22が、その中央部分が下方に湾曲するよう
に変形すると、サイドフレーム21は同図の矢印R方向
に拡開しようとする。しかしながら、センタフレーム2
2は3つのボックス構造部に区画形成されており、しか
も旋回輪30が装着されている平坦な部位の左右両側の
部分は斜め下方に傾斜しているから、上下方向への曲げ
に対する強度は著しく高くなっており、特に上板31に
は十分な厚みを持たせているから、衝撃的な荷重が作用
しても、センタフレーム22が下方に向けて湾曲変形す
るおそれはない。なお、超小型の油圧ショベル等にあっ
ては、センタフレームの寸法も小さくなり、また作用す
る荷重も小さいことから、3つのボックス構造部だけで
曲げに対する十分な強度が得られる。従って、この場合
には、上板及び下板は全体が平坦なものとすることもで
きる。
【0021】上板31及び下板32は中央部から左右両
側に向けて連続的に広がる略台形の形状となっており、
サイドフレーム21への連結部は最も長尺になってい
る。従って、センタフレーム22とサイドフレーム21
とを固着するための溶接ラインを長くすることができ
る。上板31及び下板32は必ずしも全長にわたって溶
接する必要はないものの、連結強度を十分持たせる長さ
にわたって溶接を行うことが可能になる。従って、サイ
ドフレーム21とセンタフレーム22との連結強度が向
上する。また、車両が走行中に凹凸部を乗り越える際に
は、駆動輪24または従動輪25が図3の矢印U方向に
持ち上げられるようになるが、サイドフレーム21のセ
ンタフレーム22との連結部には、上方からの荷重が作
用しているから、この連結部から先の部分に曲げ力が作
用する。センタフレーム22のサイドフレーム21への
連結部は駆動輪24及び従動輪25に極めて近接する位
置まで延在されて、この連結部から先の自由部分の長さ
が著しく短くなっているから、曲げに対する強度も極め
て高くなり、この連結部に応力が極端に集中するおそれ
はない。以上のことから、センタフレーム22のサイド
フレーム21への連結部の強度が極めて高くなり、溶接
部分に亀裂が発生する等のおそれはない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はセンタフ
レームを構成する上板及び下板とを、両サイドフレーム
の両側に設けた駆動輪及び従動輪の取付部近傍にまで延
在させて、各サイドフレームの前後の端部乃至その近傍
を含むようにほぼ全長に及んで突き当てられて、この突
き当て部分の少なくともその両端を含む大半の部位を固
着する構成としたので、サイドフレームに自由部分がで
きるだけ生じないようにし、もってセンタフレームのサ
イドフレームへの連結強度が著しく向上する等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すトラックフレームの平
面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図1のX−X線に沿う切断部端面図である。
【図5】クローラ式車両の一例としての油圧ショベルの
外観図である。
【図6】従来技術におけるトラックフレームの平面図で
ある。
【図7】図6の右側面図である。
【符号の説明】
20 トラックフレーム 21 サイドフレーム 22 センタフレーム 24 駆動輪 25 従動輪 26 サイドフレーム本体 27a,27b 端板 30 旋回輪 31 上板 32 下板 33 側板 34 支持ドラム
フロントページの続き (72)発明者 野末 明靖 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社土浦工場内 (56)参考文献 実開 昭61−180250(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 21/18 E02F 9/06

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履帯が巻回して設けられる駆動輪及び従
    動輪を連結した左右のサイドフレームと、 これら両サイドフレームを連結すると共に、上部旋回体
    が設置される旋回装置の旋回輪を装着したセンタフレー
    ムとから構成され、 センタフレームは、前記旋回輪が設置される上板と、こ
    の上板に対して所定の間隔を置いて設けた下板と、これ
    ら上板と下板との間の前記旋回輪装着部の下方部位に設
    けた円環状の支持ドラムと、この支持ドラムと両サイド
    フレームとの間に設けられ、センタフレームをボックス
    形状とするための4枚の側板とからなり、前記上板及び下板は前記支持ドラムへの連結側から前記
    両サイドフレームに向けて広がるように延在させて、こ
    れら各サイドフレームの前後の端部乃至その近傍を含む
    ようにほぼ全長に及んで突き当てられて、この突き当て
    部分の少なくともその両端を含む大半の部位でこれら上
    板及び下板がサイドフレームに固着されており、 前記支持ドラムと左右のサイドフレームとの間に前記上
    板、下板及び各一対の側板とによって、略台形の形状を
    したボックス構造部を形成する 構成としたことを特徴と
    するトラックフレーム。
  2. 【請求項2】 前記上板及び下板は中央部分が平坦で、
    左右の両側の部分が斜め下方に傾斜するものであること
    を特徴とする請求項1記載のトラックフレーム。
  3. 【請求項3】 前記サイドフレームには、サイドフレー
    ム本体部の両端に駆動輪取付部と従動輪取付部とをそれ
    ぞれ端板を介して連結し、前記センタフレームを構成す
    る上板及び下板はこれらの端板にも固着する構成とした
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のトラッ
    クフレーム。
  4. 【請求項4】 前記センタフレームの上板を、下板の厚
    みより肉厚に形成する構成としたことを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のトラックフレーム。
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